リプレイ
桑原・雫
「幽銃のシズク様の御通りだ!
簡単にくたばるんじゃねぇぞ!!」
シズクは、鬼と妖怪が好きな女の子。
性格は粗暴で短気な性格ですが、涙脆く人情に厚いです。
シズクの妖怪伝承書と猟書により、妖怪を調べる事を得意とします。
塩おむすびや三色団子、暖かい麦湯が大好物。
攻撃方法
POW:幽銃による攻撃を行います。指から霊力によるビーム攻撃です。
【砲撃】のような威力を持ち
【誘導弾】が敵を追尾【追跡】して敵を逃しません
アドリブ・連携歓迎します。
好戦的な性格です。多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
どの依頼も好んで参加します。
ファーストアタック頑張っていきたいです。よろしくお願いします。
喩・嘉
※アドリブ、連携歓迎
合戦とは、始まる時にはおおよその勝敗はついているもの
来る日に万全の態勢を整えるべく
今日、この日の戦いにも勝つ
姫の忠実なる僧兵か
こういった手合いとは、正面切って組み合うよりも一斉に押し流してしまった方が何かと早い
仲間と連携をしながら、敵の様子や位置を伝えて指示
敵に囲まれる様子などがあったら頃合いを見計らい、
羽扇を振るい「青龍水計」を使用。
突如として現れる怒涛の水流で敵を押し流す
そうして距離をあけ、安全に速やかに撤収
渦中・浪刃
※連携・アドリブ歓迎
このディヴィジョンが売り渡されるなど、冗談ではない
しかし、今ここで気持ちばかり急いても意味はない
目の前の障壁を削ることを第一に考えましょう
敵の動きを[観察]し[情報収集]
集団の綻び、又は最もダメージの与えられる箇所を[看破]
あえて狙いとは別方向へ片影を[投擲]し
敵の注意がそちらに向いた隙に、狙いを定めた方へ【廻風一陣】
どいて頂けぬなら力尽くで動かすのみ
境鳥よ、立ちはだかる者共を吹き飛ばせ
次の戦いを有利にする為に一体でも多く削りましょう
深追いはせず、頃合いを見て離脱
ここはまだ道半ば
真に奪還を願うならば冷静に動かねば
必ず成し遂げる
この世界の人々の為に
そして恐らくは、己自身の為に
守都・幸児
※アドリブ、連携歓迎
この僧兵鬼どもとも、何度も戦ったなあ
相変わらず主のためなら死も厭わねえのか
そういうとこは嫌いじゃねえんだが
てめえらに譲れねえもんがあるのと同じように
俺たちもこの平安の世をてめえらに譲ってやるつもりはねえ
いくぞ
俺は武器の鉄骨を振り回して敵軍の中に【突撃】して
ぎっしり並ぶ敵の隊列を少しでも乱して綻びを作るぞ
鉄骨自体は本来パラドクス効果のねえ鉄の塊なんだがよ
そこに陰陽符をたくさん貼っておいて
敵に当たった瞬間「執」を発動させる
打撃の勢いに乗せて鳥の姿をした式が敵を貫くって寸法だ
そのまま式に次々敵を攻撃させて
敵軍を【撹乱】してやる
頃合いを見て陰陽符を全部式に変えて
皆と式に紛れて撤収だ
エアハルト・ヴィオレ
大切な相棒の大切な故郷。絶対取り返して見せますとも。
大事な前哨戦。頑張って行きますよ。さて相手にするのは精強なる僧兵軍団ですか。
【飛翔】にて空へと飛び上がり、【戦闘知識】にて敵の炎の範囲外を保ちます。敵集団に向かって【電撃使い】で雷属性を纏わせて、【両断】で斬れ味鋭くした光の輪を【弾幕】のように【連射】。【吹き飛ばし】も付けて撹乱を狙いましょうか。
敵の攻撃はいつでも【残像】で回避出来るように。
生まれ故郷の奪還は相棒の雅の切なる願い。売り渡しなどさせません!!
本戦前に大怪我はしてはいけないので、頃合いになったら撤退を。
椋井・矢一
■アドリブ・連携歓迎
■心情
さぁ、三度目の戦争だ。
前哨戦、張り切っていこうか。
ひとつでも多くの首を貰っていく……!
■行動
混戦場。ならばひしめくその上を取ろう。
【飛翔】を用いて頭上より〈突撃〉強襲。
飛び込む先は敢えて密度の濃い場所へ。
使用パラドクスは『ブレイクマン・カタパルト』。
〈念動力〉で自身をブン投げて宙を翔ける荒業。
ピンボールじみた無茶な軌道で、速度の乗った『解体者の肉斬包丁』を叩き込む!
〈殺気〉を撒き散らし、〈捨て身の一撃〉上等で暴れて敵陣営を内側から〈撹乱〉――引っ掻き回してやる。
味方陣営と足並みを合わせたタイミングで離脱。
【飛翔】頼りに橋から身を投げつつ、告げよう。
「――応報の時間だ」
一ノ瀬・綾音
なるほどねー、こんな陣を作って通せんぼだなんて、どこの弁慶だろう。
まぁ、押しとおるんだけどね?
距離はロングレンジをキープし、相手の薙刀の射程圏内に入らないように。
相手も炎を使ってくるけど、そんなのちゃんちゃら弱い弱い。
本物の炎を見せてあげるよ。高速詠唱から全力魔法の【Finis mundi Supernova】発動だ。
僧兵たちに向かってガンガンぶち当てていくよ。橋壊れないか心配だけど……まぁ大丈夫でしょ!
程よく倒したら撤退で。
橋を通るのは今日じゃない。その日が来るのを楽しみに待つんだね、橋姫?
長月・夜永
仲間の【飛翔】を拝借、ボクは念の為【水面歩行】を活性化
「いくぞぉ〜断ち切れ!!」
「天狗落とし」に対し
水面ぎりぎりを飛翔しながら「忍法・水断脚」を使用
ドバンッ!!!
ど派手な音を響かせ、音速で水面を蹴り上げることで、死神の鎌のような水圧カッターを、遠距離から叩きつけます。
ダブルが発動できればラッキー
早業、両断、空中戦、誘導弾、連続魔法の効果を載せます。
混戦になるのは目に見えて居るので、正面、空中、更に川側から攻めることで優位に立ち回ります。
撃破できそうな敵を優先し、確実に減らしていきます。
仲間と連携して戦える場合は、優先して援護します。
過度な破壊など今後の行動に不利にするような行動は極力しません。
伏見・しろがね
「伏見の鬼斬り稲荷とはわらわのことじゃ」
クダギツネ『くろがね』を連れた老獪な女狐の鬼狩人です。
普段の口調は「古風(わらわ、おぬし、じゃ、のぅ、じゃの、かえ?)」です。
残留効果に【狐変身】があれば、白狐の姿のまま人語を介することもあります。
基本的には攻略旅団の調査・探索依頼内容に則った活動を行います。
刀術(【斬撃】)の腕前は一般人の達人並みですが、刀を使う復讐者と比べると見劣りするレベルです。
戦闘は刀(小狐丸白銀)、狐火(幻術)、クダギツネ、九尾(【貫通撃】)、ハッタリ(【挑発】)、騙し討ち(【フェイント】)を組み合わせた、狐らしい戦い方(【不意討ち】)をします。
葛葉・狐狛
平安京も大一番、ご同道の皆様とも連携して頑張るとしよう。
狐に縁の在る稲荷山と伏見大社もあるし。
さて、はしを通してくれないなら、真ん中を通るさ。
一般人が巻き込まないように事前に確認。
戦闘中は【看破】【偵察】で出方を見極めて、【不意打ち】【フェイント】【暗殺】で弱いところを【追跡】する【針雨招来】をねじ込むよ。橋を相手に五行の金剋木が成立すりゃ、なお良しだ。
負傷者が出れば【時間稼ぎ】で撤退支援するし、自分も深傷を負ったら仲間の負担にならないうちに下がるよ。
なので、乱戦の中でも【完全視界】で撤退ルートは常に捉えておく。
誰か一人が残ったりしないように、一斉退却の合図はトレイン内で共有しておこうかね。
十野・樞
アドリブ連携歓迎
仲間と情報共有
さてさて、安倍晴明の打った大博打。
大胆なのは嫌いじゃねえが、性質が悪過ぎるな
しっかり潰させてもらうぜ
俺は酒が不味くなるような話は大嫌いなんでね
風使い・光使いで己と仲間の音を消し姿を周囲に溶け込ませ接近を悟られにくくする
敵が橋上を埋め尽くすなら、こちらは飛翔で上空から橋の横に回り込むぜ
高速詠唱で敵が気付く前にパラドクス展開
その邪炎、『冬』そのものに太刀打ちできると思うなよ
氷獄たる紅蓮地獄、それうぃ一足先に体験するんだな
敵攻撃は観察・看破で見極め空中戦と飛翔で得た機動力で回避
グロリアスで回復、継戦するが
敵が本格的に反転攻勢に出て包囲されそうになれば無理せず撤退
宇治川の空は戦火に燃えていた。
明瞭な言葉も知らぬ『僧兵鬼』は仕えるべき橋姫への忠誠心のみによって突き動かされるばかりだ。それは本能に近い、純粋なる戦いの動機となる。そんな彼らの操る妖気の炎が大気を燃やして、赤々と空を染めているのだった。
「まったくどこの弁慶ですかね?」
戦場の端にまで下がった一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)に薙刀を届かせるにはもっと近付くことが必要だ。しかし僧兵鬼にはこの橋を守るという使命がある。ゆえに攻撃は封じられたも同然だった。
「相変わらずだなあ、てめえらも」
万感の思いを込めて守都・幸児(祥雲・g03876)が笑う。何度見えても変わらぬ敵に懐かしささえ覚えるのは多分、これが最後になると知っているからだ。
「そういうとこは嫌いじゃねえ。だがよ、俺たちもこの平安の世を譲ってやるつもりはねえ」
「このディヴィジョンが売り渡されるなど冗談ではありませんね」
渦中・浪刃(渦隠・g02250)は真顔で言った。
「安倍晴明もやってくれる」
「大胆なる大博打ってとこだな」
軽く嘆息する十野・樞(division by zero・g03155)。
「実現すりゃ、美味い酒も不味くなる。しっかり潰さねえと」
「んじゃ、真ん中を通っていこうか。……はしを通してくれないならさ」
頓智を利かせた葛葉・狐狛(狐憑き・g00840)は周囲に一般人がいないのを確かめる。あとは偵察だ。狐狛、浪刃、喩・嘉(瑞鳳・g01517)、桑原・雫(幽銃のシズク・g05979)が敵軍の情報収集に回っている。
「姫の忠実なる僧兵か。一斉に押し流してしまった方が早そうだ」
嘉の呟きに雫は妖怪伝承書をめくりながら「なるほどな」と頷いた。
「とにかく重要なのは『一斉に』ってところだな。物量には物量でいくか」
「敵の布陣は何の工夫もない縦深陣……つまり、橋に対してぎっしりと隙間なく陣で埋めた状態だ。前にいるのを倒せば後ろが出てくる」
「そんなの消耗戦にしかならないのにね。味方を潰しても上等ってところか」
狐狛の言う通り、僧兵鬼はその身を盾にして橋を守り抜く姿勢だ。敵に掴まらないように水面すれすれを飛翔する長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)は蹴りによる水圧カッターをお見舞いすることで相手の意表を突いた。
「いくぞぉ〜断ち切れ!!」
激しい水音が響き、両断された敵の四肢が飛ぶ。
反対側の欄干からは風と光で気配を紛らわせた樞が既に橋の真横まで迫っていた。まるで蛇か何かのようにうねりながら飛来する妖炎を器用に躱す。エアハルト・ヴィオレ(宵闇のエヴァンジル・g03594)を狙った炎はただの残像を穿つばかりだ。
「大切な相棒の大切な故郷……売り渡すなど言語道断ですよ。恥を知りなさい」
炎の範囲外にまで抜けたエアハルトは同じくロングレンジを保持する綾音とタイミングを合わせて反撃に出た。
片や光輪、片やエネルギーを凝縮した球体。
「いきますよ」
「綾音ちゃんの全力だ! くらえー!」
電撃を纏いながら弾幕のように連続射出される光輪に触れた敵はその反動で吹っ飛んだ。体勢を崩したところへ投げ込まれる綾音のスーパーノヴァは臨界点寸前。敵にぶち当たると同時に新星爆発を引き起こす。
「お見事。集団に綻びが生まれました」
浪刃は目ざとく、戦況の変化を看破する。
「それに台風の目はもうひとつ……」
椋井・矢一(マグマ・g04848)が敵の密集地帯に突撃強襲をかけたのはその直後。まるでカタパルトから人間弾頭を撃ち出したかのような、予測もできない登場であった。敵の意表をつけたことににやりと笑み、空中で構えた肉斬包丁を鈍器の如く叩きつける。
「アンタの薙刀と俺の包丁、どっちの切れ味が上かね?」
極上の殺気に吸い寄せられるように、捨て身で戦う矢一の周囲に僧兵鬼の二重三重の壁ができあがった。
それは即ち、彼らの注意が前から逸れたことを意味する。
「今なら食い込めそうじゃ」
クダギツネを肩に乗せた伏見・しろがね(鬼斬り稲荷🦊・g01292)は素早く戦況を読み、機先を制するべくクダギツネを差し向ける。その幻術に囚われた僧兵鬼は自分がなぜ倒れたのかを自覚する暇もなく九尾に貫かれて逝った。
ここが勝負どころと思い切りよく突っ込んだのは他でもない幸児である。鉄骨はそんじょそこらの武具よりよほど幸児の手に馴染み、敵を倒すための仕掛けが施されている。
「ただの鉄骨だとでも思ったか?」
よく見ると何枚もの陰陽符が張り付けてあった。それらは敵と接触した途端に鳥の式となって襲いかかる。
驚いた僧兵鬼はたたらを踏んだ。後ろにいた仲間にぶつかって一緒に倒れる。これが三つ目の綻びとなった。
「幽銃のシズク様の御通りだ! 簡単にくたばるんじゃねぇぞ!!」
どこまでも敵を追い詰め、逃がさない雫の攻撃は指先から放たれる光条だ。それは銃の形に構えた指先から迸り、敵を貫いた。胸や頭を撃たれて倒れる僧兵鬼。新手が顔を出す傍から撃ちまくって屍の山を築いてゆく。
幸児の式に攪乱され、こちらの姿を見失った相手の首を矢一の包丁が斬り飛ばした。ひとつでも多くの首を貰うため、決して動きを止めない。
三度目の戦争――その前哨戦、気合が乗らないわけがなかった。
「どいて頂けぬなら力尽くで動かすのみ」
混乱の最中、僧兵鬼が投げ込まれた片影に気を取られてしまったのは当然の流れだったろう。それが浪刃の仕掛けた罠であり、真なる攻撃は真反対から来ると知った時にはもう、天狗の起こす廻風にやられた後の祭りであった。
「ウォウ、ォウォ!!」
焦りから生まれた妖炎はあっけなく樞の呼ぶ『冬』に駆逐される。高速にて紡がれる禁呪は僧兵鬼たちを閉じ込めた氷像を橋上に創り上げてしまうのだった。
「氷獄たる紅蓮地獄の体験はどうだ? まあ、そうなっては口を利くこともできんだろうが」
戦況はこちらが有利。僧兵鬼たちはそれでも数に任せて橋上を進軍する。あっという間に隙間が埋まり、見た目こそ最初と同じような状態に戻った。
「だけど、確実に数は減ってるもんね。後ろにいたのを前に押し出しただけなんだから、陣形としての厚みはなくなってるよ!!」
夜永は休むことなく水面を蹴りあげ、側面からの奇襲を繰り返す。鋭い水圧刃の攻撃と雫の幽銃が組み合わさるとまるで隙がない。
「シズク様の幽銃から逃げられるとでも思ったか!!」
蜂の巣にされた僧兵鬼が仁王立ちしたまま仰向けに倒れた。最期に見たのは天より降り注ぐ雨――否、針だ。なぜこんなものが降って来るのか僧兵鬼には理解できまい。
「意表をつけたかい? 橋の木に対して針の金だ。相剋の理が勝利を導いてくれるだろうさ」
ここぞ、というタイミングで針雨を差し向けたのは狐面の狐狛であった。気付けば急所を貫かれて倒れる僧兵鬼たち。
かろうじて免れたものもエアハルトの叩きつける光輪によって止めをさされた。相棒たる雅の切なる願いを叶えるためならば、エアハルトは鬼にもなろう。
「伏見の鬼斬り稲荷とはわらわのことじゃ。覚えておくのじゃな」
狐火の幻惑を従え、しろがねは鷹揚な微笑みさえ浮かべて僧兵鬼と対峙した。殊この状況では僧兵鬼の死すらも恐れぬ忠誠心は仇ともなる。
征けば、倒される。
恐怖の欠片もあれば突撃も自重できようが、橋姫への命すらも捧ぐ忠誠心が彼らを前へ前へと引き摺り出した。
そして幸児の式に貫かれる、浪刃の境鳥に吹き飛ばされる、矢一のピンボールみたいに無軌道な動きに引っ掻き回される。
なにしろ平安京の大一番。稲荷山と伏見大社の存在はいつも以上に狐狛のやる気を引き出したようだ。何事も準備が肝心なのは間違いない。嘉は万全の体勢で戦争を迎えるため、その頭脳を最大限に活用する。
さあ、いつだ。こちらの損耗と敵の勢いがつり合い、戦況が逆転するぎりぎりの機会を見極めるためにじっとその目を細めた。
(「そろそろか?」)
樞も退くタイミングを窺っている。あまりグロリアスに頼り過ぎるのも危険だろう。余裕のあるうちに決断すべきだ。
そう、例えば敵が本格的に反転攻勢に出て包囲されそうになった瞬間とか――。
「いまだ」
それはまったく何の前触れもなく起こった。
否、あるとすれば嘉の広げた羽扇のゆらめき。彼を取り囲んだ相手は一瞬だけ勝利を期待したに違いない。
まさか、それが覆されて己が激流に押し流されようとは。青龍水計。突如として出現した滝のような水流が一気に相手を押し流して攻勢の勢いを挫いた。
「退くぞ!!」
その水流を合図として幸児が声を張り上げる。残る陰陽符を全て式と変え、敵の目を紛らわすために解き放った。
水と鳥に塗れた僧兵鬼はがむしゃらに四肢を動かしている。藁をも掴む思いとはまさにこのことか。綾音はとびきり大きなエネルギー球体を置き土産のようにお見舞いしてやった。
「橋を通るのは今日じゃない。その日が来るのを楽しみに待つんだね、橋姫?」
どこかでこれを見ているだろう橋姫への宣戦布告を残し、戦場から離脱する。彼女のいる場所からも超新星の派手な爆発がきっと見えたに違いなかった。
「戦果は上々! 帰ったらうまい三色団子が食えそうだぜ」
続いて雫が退き、エアハルトが続いた。
本番前に大怪我などをすれば本末転倒。引き際を見極めることが前哨戦においては重要であるとよくわかっている。
「雅……あと少しですね」
長かった道のりもあと僅かを残すのみ。
矢一は帽子を手で抑え、ふわりと背中から下の川に飛び降りた。上着が風にはためき、口元には微かな笑みが。
「――応報の時間だ」
川に落ちる前に飛翔で向きを変え、戦域から離れる。いつの間にか夜永の姿もなかった。荒れた水面だけがさっきまで彼女がここで戦っていた証を思わせる。
「うむ。ここは退くぞえ」
しろがねはクダギツネに頷き、音もなく戦場から去る。
「撤退するなあっちの方角へ! 遅れないように、一斉退却するさ」
あらかじめルートを捉えていた狐狛は仲間たちを誘導するため、大きく手を振り回す。逃げ遅れた者がいないか目を光らせるのも忘れない。
幸い、怪我人もいないようだ。
「どうやら、うまくいったかな」
「ああ、充分だろう」
空から舞い降りた樞は軽く息をついた。疲労はあるが、それを上回る達成感がある。浪刃は肩越しに戦場を振り返った。
「ここはまだ道半ば……決着は後日に」
無論、心が急かぬわけがない。
あとすこしでこの指先が届くのだ。ディヴィジョンの奪還、これまでの戦いの総ざらい。だからこそ冷静であれと己に言い聞かせる。
大願を必ず成し遂げるために。
それはこの世界の人々の為であると同時に、己自身のためでもあった。
撤退するディアボロスと橋を守る僧兵鬼の間に流れる水流が深追いを許さず、両者を完全に分断している。ようやく嘉が羽扇を閉じたのは、戦場から遠く離れた後のことであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【飛翔】LV3が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【水面歩行】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV3が発生!
【反撃アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!