リプレイ
無堂・理央
こっちは碓井の名を奪った鬼なのか。
連携されると厄介だし、分断が利いてる間に片を付けさせてもらうよ!
無双馬『クロフサ』に騎乗していざ出陣!
なんだけど、集落を救いに行った人達が戻ってくる時間稼ぎも兼ねて情報の引き出しを狙ってみようっか。
「ボク達の側は集落を救いに行った仲間が来るまで、そちらは鬼馬軍団本隊が距離を取る為、ちょっとしたお話で時間を潰さない?」
「例えば、大江山の北にあるディヴィジョンの将の名前とか人数とか戦い方とかさ」
「詳しく教えてボク等と北の敵を喰い合わせるとかしたら、平城京で鬼馬軍団の態勢を立て直す時間とか作れるかもね」
もっとも、その平城京も絶賛攻略中とかは絶対に言わないけどさ!
●強敵の名は
鬼馬四天王が一人――碓井・光雪。
彼女はおそらく、正史に聞く碓井の名を奪った鬼なのだろう。坂田・金次と信頼関係や連携力を強みとする光雪の軍は今、殿部隊の後方支援に移ろうとしていた。
しかし、駆け付けた復讐者達が連携そのものを阻止するべく動いている。
同時に攻め込むことによって両軍を見事に分断した現在、復讐者達にとっての追い風が吹いていた。
「――いざ出陣!」
撤退する鬼馬軍団の後を追い、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は駆ける。
無双馬のクロフサに騎乗した彼女は強い意志を抱き、風の如く疾走った。襲われている集落への対応は他の仲間達が行ってくれている。彼らに思いを託した理央は先陣を切るが如く、碓井・光雪の元に馳せ参じた。
クロフサが響かせる蹄の音が響く。
自分達の軍勢とは違う気配が訪れたと察知した光雪は振り返り、理央に視線を向けた。
「やはり訪れましたね、ディアボロス」
両者の間に一陣の風が鋭く吹き抜けていく。
光雪の周囲には彼女を護衛する鬼馬武者が控えており、すぐには近付けない。しかし、お互いに声は届く距離だ。
鬼馬武者は復讐者が攻撃を仕掛けるまでは手を出してきそうにない。おそらく、襲われた上での反撃以外はするなと光雪に命じられているのだろう。
「追走しないってわけにはいかないからね」
理央の狙いは集落を救いに行った者達が敵を倒し、追いついてくるまでの時間稼ぎ。相手の方も本隊の撤退までの時間を稼ぐ必要があるので会話は互いの理に適う。
理央はクロフサの手綱を強く握りながら、そのことを言葉にした。
「ボクが一番乗りだけど、少なくともまだ攻撃する気はないよ。ボク達の側は仲間が来るまで、そちらは鬼馬軍団本隊が距離を取る為、ちょっとしたお話で時間を潰さない?」
「それはありがたいことですね」
理央の提案に対し、光雪は静かに双眸を細めた。
集落の方にディアボロスの手が割かれていることを知れたので、自分の策が上手く巡ったと悟ったのだろう。冷静さを崩さぬのは理央も光雪も同じ。
情報を引き出すため、理央は光雪に語りかけていく。
「足止めされてるのは承知の上だからね、何か情報を貰えると助かるな。例えば、大江山の北にあるディヴィジョンの将の名前とか人数とか戦い方とかさ」
理央は敢えて嘘や偽りを混ぜなかった。
相手の状況や考えがある程度わかっている今、虚偽を述べることよりも正直に話す方が利になる。すると、いいでしょう、と頷いた光雪が返答を行った。
「我らが相対していた武将は――『山名宗全』という者です」
「宗全……! それって断片の王なのかな」
光雪から直接語られた、新たな敵の名に理央が一瞬だけ息を呑む。復讐者の興味を引けたと感じたらしい光雪は更に詳しい情報を言葉にしていった。
「いいえ、我こそが戦国の世を生み出したのだ――と嘯いていましたが、山名宗全は王ではありません」
なるほどね、と呟いた理央は情報が正しいことを読み取った。
光雪達も敵対している勢力であるからか、今しがた語られたことは本当のようだ。会話の間、護衛の鬼馬武者が強い威圧感を放ってきていたが、理央は怯まずにいた。
「じゃあその戦力はどれくらい? ボク達に詳しく教えておいて損はないと思うよ」
「何故にそう言い切れるのですか?」
理央が更に踏み込んだことを語ると、光雪は疑問を抱く。
「北の敵とボク達を喰い合わせる状況をそっちが作ったら、平城京で鬼馬軍団の態勢を立て直す時間とか作れるかもね」
無論、平城京も絶賛攻略中であるのだが――。
理央はそのことについては絶対に言わない誓いを立てていた。
「然様ですか……。残念ながら、それを判断し実行するのは私の役目ではありません。ですが、あなたがたに奴らの情報くらいはくれてやりましょう」
そして、光雪は山名宗全が率いていた軍勢について話していく。
雑兵の数は多く、数え切れないほど。
しかも、かなり戦慣れしているようだったとのことだ。
それゆえに鬼馬軍団との戦闘もかなり激しかったであろうことが感じられた。
「彼ら――鉄の体躯を持つ武士共があれほどの力を持っているのは、戦国の世とやらの影響なのでしょうね」
「鉄の武士に戦国の世……?」
「ええ。これ以上は聞かれぬ限り話したりはしませんが……興味はありませんか?」
新たな情報が入ってきたが油断は出来ず、理央は慎重に相手との間合いを計った。光雪は不敵に問いかけながら、如何に時間を稼ぐか考えを巡らせているようだった。
此処から先はお互いの行動や思惑の読み合いだ。
会話を行い過ぎれば、碓井・光雪達は撤退する好機を見出すだろう。相手は此方とは交戦しない方がいいと考えているので、会話を行えば行うほど敵の思う壺になってしまう。
それでも敢えて情報を引き出しておくか。それとも、決して逃さぬよう一気呵成に畳み掛けて撃破するか。
その選択は、この場に訪れた復讐者達に委ねられている。
大成功🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
園田・詠美
ええ、ええ、とても興味がありますとも!
"Morgan"に跨り、飛翔しながらやって来ると共に光雪さんの言葉に頷きを示しましょう
大地の奪還においての敵はそのディビジョンだけでなく、その周囲もまた敵となり得るのはドイツで目にしましたから
それに備える情報はいくつあっても足りません
鬼馬軍団はその宗全と鉄の武士たちを大江山まで押し返した、と聞いています
つまり、逆を言えば押し返す前には攻め込まれたということ
平安京や長岡京でそのようなことは聞きませんでしたから、大枝山の辺りまで攻め込まれたということでしょうか
私たちと同じように断片の王が健在であるディビジョンの排斥力を突破し、軍勢と共にディビジョンへ侵入したと
音羽・華楠
……今はまだ、こちらも光雪と会話し、『時間稼ぎ』をした方が良いです。
会話を重ねることで、同時に残留効果も重ねられますから。
相手はジェネラル級、残留効果を充分重ねてからでないと有利に戦えません。
ここは堅実に【ガードアップ】ですね。
……大江山の北で、あなたたちは他の改竄世界史の歴史侵略者と戦ったんですね、光雪?
その地で『霧』は見ませんでしたか?
鬼の眼でも見通せない、パラドクスでも晴らすことが出来ない霧です。
……平城京の南にも、グランダルメのフランスとイタリアの国境にも霧が発生してました。
あの霧は、改竄世界史同士の境界線に生じるものかもしれません。
ただ、霧が出ない場合もあるようで?
そこを確認したく。
アンゼリカ・レンブラント
力を合わせれば撃破は刻限までに間に合うと信じ
話をして情報を引き出しを狙おう
自分の容姿通りの好奇心を前面に
興味があるという体で臨む
鉄の体躯を持つ武士達がいる戦国の世、興味はあるね
その改竄世界史の名前や、彼らの支配地域、
そして「断片の王」を知っているかい?
戦国という言葉からして、王の候補が複数いるのかもしれないが
鉄の体躯とのことだがどのような武器を使うのか
体が鉄なだけか、いわゆる近代兵器なのか
この日本でも、東京―武蔵の国と言えばいいか?
そのあたりはお前達と全く違う存在が支配しているからね
情報を引き出せるなら、TOKYOエゼキエル戦争の情報も開示して
しかしなぜ日本だけこんなに細切れになっているのかな
●北部の侵攻状況
「――ええ、ええ、とても興味がありますとも!」
光雪からの問いかけに強く答えたのは、園田・詠美(社畜(元)系魔法少女・g05827)だ。
魔法発動デバイスとしての機械化された魔法使いの杖に跨ってやってきた詠美は、光雪の言葉に頷きを返している。
「そう追っしゃてくれるならば助かります。こちらとしても望ましい返答ですから」
光雪は引き続き、静かに双眸を細めた。
今回は会話を行った分だけ相手に撤退の好機を与えてしまうことになる。だが、大地の奪還においての敵について考えるならば、どんな情報も大切になっていくだろう。
(そのディヴィジョンだけでなく、その周囲もまた敵となり得るのはドイツで目にしましたから……!)
他の勢力について備えるため、情報はいくつあっても足りないはずだ。
では、と前に進んだ詠美はこれまでの状況から察したことを確かめるように、光雪に語りかけていく。
「鬼馬軍団はその宗全と鉄の武士たちを大江山まで押し返した、と聞いています」
「そうです」
「つまり、逆を言えば押し返す前には攻め込まれたということ」
「……ええ」
首肯した光雪は詠美が何を聞きたいのか見極めるべく、必要以上の口を挟まなかった。
相手に聞く意思があるのだと理解した詠美は更に言葉を続けていく。
「平安京や長岡京でそのようなことは聞きませんでしたから、大枝山の辺りまで攻め込まれたということでしょうか。私たちと同じように断片の王が健在であるディビジョンの排斥力を突破し、軍勢と共にディビジョンへ侵入したと――」
推論を語っていく詠美。
彼女に対し、光雪はそっと口を開いた。
「我らがディヴィジョンの形はあなた方も知っていましょう。京都府の北部――其処で隣接しているディヴィジョンと争奪戦が発生している状況です」
「ということは、やはり私の考えは間違っていないのですね」
「大まかにはそうです。大江……枝の方ではなく、江の字を書く方ですね。その大江山までの北部一帯が奪われたあと、私達が大江山まで取り返したと思って頂いて構いませんよ」
どちらも、おおえやま、という少し紛らわしい呼び名であることで混乱しそうだが、光雪はその点も含めて話してくれた。この情報もやはり嘘ではなく、事実を述べてくれているようだ。
「なるほど、わかりました」
詠美は光雪に礼を告げた後、考えを巡らせた。
復讐者が連勝している状況だが、鬼馬軍団も決して弱いわけではない。だが、一度は北部を奪った別ディヴィジョンの勢力が存在している。鬼馬軍以上の敵がいるということは、つまり――。
「わかってはいましたが……私達の戦いはまだまだ、続いていくということですね」
詠美は強い思いを抱き、そっと独り言ちた。
●霧と海について
光雪は撤退までの時間を稼いでいる。
撃破を狙うことを考えると、この状況は綱渡りをしているようなもの。しかし、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は冷静に思案していた。
(ですが……今はまだ、こちらも光雪と会話し、『時間稼ぎ』をした方が良いです)
会話を重ねること不利になることもあるが、逆に有利な状況を重ねられることもある。無論、それもまた協力して戦うことが前提の作戦ではあるが、華楠は仲間の懸念は少しも持ち合わせていなかった。
(それに相手はジェネラル級。油断していては後れを取る可能性もありますから――)
華楠は自分の前に光雪に話しかけた仲間の会話が終わるまで待っていた。そうして、質問が終わった頃を見計らった華楠は光雪に話しかけるべく前に出ていく。
「聞きたいことがあります」
「私としては、あなた方が攻撃を止めてくれている状況は好ましいことです。さぁ、どうぞ」
光雪は何も偽らなかった。
復讐者が会話を行うことは、自分を逃がす好機を作っていることだと示している。会話に気を取られてみすみす自分を逃すような輩なのか、それとも分かっていて情報戦を仕掛けてくる者なのかを見極められているようでもあった。
華楠は意を決し、語りかけていく。
「……大江山の北で、あなたたちは他の改竄世界史の歴史侵略者と戦ったんですね、光雪?」
「はい、先程も語りましたが、敵に北部一帯が奪われたあと、私達が大江山まで取り返しました」
「その地で『霧』は見ませんでしたか?」
「霧、ですか?」
「そうです。鬼の眼でも見通せない、パラドクスでも晴らすことが出来ない霧です」
「当たり前に存在していましたが、それがどうかしましたか?」
すると光雪はどうしてそんなことを聞くのかといったように首を傾げた。しかし、華楠としては霧があったかどうかこそか確かめたかったことだ。
「……平城京の南にも、グランダルメのフランスとイタリアの国境にも霧が発生していました」
「グランダルメ……それについて、私は存じていませんが」
「あの霧は、改竄世界史同士の境界線に生じるものかもしれません。ただ、霧が出ない場合もあるようで?」
華楠が語った言葉に対し、光雪はあまり関心を寄せなかった。
他のディヴィジョン、それも隣接していない場所についてのことは本当に知らないのだろう。
「そうなのですか。私が戦っていた北部のことしか詳しく知りませんが、知っていることだけでも教えましょう」
「ええ、そこを確認したく」
「霧は常に発生していて、大江山の向こうは海になっています。鉄の体躯を持つ武士達は海から上陸してきており、我らが軍団で食い止めておりました」
「そうですか、わかりました」
霧についてはこれ以上の情報は出ないだろう。
そう判断した華楠は光雪との会話を区切り、海と霧について考えていった。
●武者達の正体
じわじわと、それでいて確実に敵の時間稼ぎが行われている。
アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は光雪の軍勢が撤退する可能性が高まってきていると感じていた。会話が続けば、まともに戦うことすら出来ないかもしれない。そんな嫌な予感が巡っていた。
だが、アンゼリカは信じている。
皆で力を合わせれば、光雪の撃破は刻限までに間に合う。それゆえにギリギリまで話をして情報の引き出しを狙いたい、というのがアンゼリカの考えだった。
アンゼリカは自分の容姿通りの好奇心を前面に押し出し、心から興味があるという体で臨んでいく。
「すごいね! 鉄の体躯を持つ武士達がいる戦国の世、興味はあるね」
「我らとは敵対している相手です。あなた方が知りたいのでしたら、知っている限りのことは話しましょう」
光雪はアンゼリカに視線を向け、薄く笑む。
こうして復讐者が話に気を取られている現状、光雪は本隊を逃がす時間が稼げていると感じているようだ。アンゼリカは敵の思惑も理解していながら、敢えて言葉を投げかける。
「じゃあ聞かせてよ。その改竄世界史の名前や、彼らの支配地域、そして――『断片の王』を知っているかい?」
光雪から出た言葉は『戦国の世』というもの。
その響きからして、王の候補が複数いるのかもしれないとアンゼリカは考えたが、聞いておくに越したことはない。
対する光雪は少し考え、そういえば、と話し始めた。
「断片の王は、確か――『魔王』を名乗っているらしいと耳にしましたよ」
「魔王!」
正史でも聞いたことのある響きだと感じたアンゼリカは大いに興味を示した。そして、更なる問いを重ねる。
「鉄の体躯ってことだけど、敵はどんな武器を使うの? 体が鉄なだけか、いわゆる近代兵器なのか」
それが気になるとアンゼリカ話すと、光雪は順番に答えていく。
「そうですね、武器は火器を扱うものが多かった印象です。勿論、刀剣類を使う者もいましたよ」
敵は銃を使っていたようだが近代兵器ではない。
いわゆる火縄銃のようなものを武器として使っていたようだ。
そして、敵の様子だが――。
「あなた方にわかりやすい言葉で言うならば、絡繰……機械武者といった様相です」
「え……カラクリ? つまり、武者ロボットとか武士メカみたいなものってこと?」
「そういうことになるでしょうか」
光雪から齎されたのは、北部を奪いに訪れている隣接ディヴィジョンの新たなる情報だった。光雪は確実に、敵が『ロボット』だと断言できる物言いをしたので機械的なものが跋扈しているのは間違いないだろう。
そして、アンゼリカは更に情報を探るべく話を続ける。
「武者ロボットかぁ……もっと色々聞きたいな。この日本でも、東京――武蔵の国と言えばいいか? そのあたりはお前達と全く違う存在が支配しているからね」
「東京……武蔵……。そうなのですか?」
「しかしなぜ日本だけこんなに細切れになっているのかな」
もし情報を引き出せるなら、TOKYOエゼキエル戦争の情報も開示しようと思っていたが、こちらに関しては光雪の反応が著しくなかった。疑問を呈するように語ってみたが、光雪も首を傾げているだけだ。
「私は存じません。我らは攻め込まれる側でしたので、相手側の情報は戦闘から読み取った事柄のみですから」
「そっか、それもそうだよね。情報ありがとう!」
アンゼリカは納得して頷き、光雪を見つめる。これまでの情報に虚偽はないようだ。
すべて信じていい話ではあったが――話した分だけ、光雪はかなりの時間稼ぎを行えている状況だ。
●選択すべき道は
ひとまずの会話は終わりを告げた。
ある程度の情報を引き出せたのは僥倖だ。しかし、これ以上の会話を行えば碓井・光雪の撃破が叶わなくなる可能性が跳ね上がってしまう。
攻撃を仕掛けていき、撃破を目指すか。
逃走を許す隙を与える覚悟で会話を続けるのか。
二者択一の状況だ。続く復讐者の選択によって、今後の展開は如何様にも変わっていくだろう。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
一方、その頃――。
無辜の民が住む集落へ向かっている悪しき鬼達に対抗すべく、別の復讐者達が動き出していた。
終之蝶・椿姫
相手の時間稼ぎと分かっていながらも、助けぬ訳にはいきんせん
暴れるだけの獣の集団ほど、民草にとっての脅威はありんせんからね
行動:SPD
「淫靡纏う紋章。具現し・舞い・妖美たる身を晒す蝶よ。瞬く間に顕世を偽り、その演舞を以て敵を屠れ。風孕遊女『妖蝶惑乱』」
胸元に刻まれた揚羽蝶の紋に己の呪力を通すことで、強力な誘惑効果がある鱗粉を撒き散らす揚羽蝶に変化させて敵を【誘惑】。敵が終之蝶の舞う姿に見惚れている隙に暗器『飛花落葉』に仕込んである苦無による【暗殺】を用いて縦横無尽に投擲し攻撃
戦闘終了後:
わっち達が見逃せぬと見越しての計略。
見事であり、歯がゆくはありんすが、民草を犠牲にするわけにはいきんせん。
奉利・聖
…まったく、こちらの善意を策に組み込んでくるとは
大いに効くのは間違いないとはいえ、癪ですね
いいでしょう…たくらみに乗ったうえで、全て叩き潰せばいい
最後には暴力で解決してやりましょう そちらの流儀でもあるのだから
先手必勝、拙速は巧遅に勝る
倒して脅威から遠ざける──『暗夜ノ風』
他にも派手にやる人は居るでしょうから、ちょうどいい
私は闇に紛れて、影から討ち果たしましょう
まずは一体、龍骨を振りかぶって頭を破壊してやります
そして一人やられたことで戦場は大きな緊張状態になる
焦ってる間にもう一人、今度は馬を叩き潰して落とし…頭を踏み砕く
そして持っていた鉞を<投擲>
脳天に突き刺して、屠ってあげます
瀬鍔・頼門
鬼馬軍団の将を討ち取れる機会はものにしたいが、人の命を失うのは本懐ではない。速やかに集落を救援し、碓井光雪へ追い縋ってみせよう
無双馬を駆り、集落へと突っ込みながら重藤の弓で高音鳴らす鏑矢を鬼馬達のいる方向の上空へ放ち【挑発】して【勇気】を込めた大音声で注意を引き付ける
「抵抗なき者達を狙うは鬼馬軍団の心も所詮は獣同然!碓井光雪もその配下もこの期に及んで欲に駆られるばかりと見える!いざや太刀打ち付き合え、いざ!」
敵の注意は引き付けつつも仲間との連携を意識し敵を釣り引き込む。挑発に釣れた敵を太刀で【滝口の露祓い】により攻撃。
手が空き次第、集落周辺を駆け回り襲撃される人がいないか確認、応戦していく
白水・蛍
アドリブ/連携○
犠牲者は出せません。
救助の方に参りましょう。
手は出させません!
相手の隙を<観察・看破>で見切って、けん制に<演奏・演説>にて言葉・音の魔力を増幅させて攻撃しつつ<撹乱>。
隙を作るのに、<念動力・砂使い>で目つぶしも狙ってみましょう。
隙を見つけたら、パラドクス使用。
スパーライトと共に魔力塊を呼び出して多数の破片に分割。その破片を弾丸のように飛ばして敵を貫いてみせますわ。
反撃や途中の攻撃は魔力障壁にて受け止めます。
足止めされたとお思いでしょうが、戦力を分割し勝てる機を少なくしたのはそちらです。
さあ、お覚悟を!
モリオン・スモーキー
連携/アドリブ歓迎
……人々を助ける方へ参ります。
人々を見捨てるわけにもいきませんから。
それに戦力を分割するのであれば相手も苦しいはずです。
頑張りましょう。
敵に向かって≪ブレード≫と≪ショートソード≫を引き抜きつつ【飛翔】で空へ走ります。
敵に対して空から≪ダガー≫を<誘導弾・砲撃>として投げつつ牽制。
<連射>も出来ます。
直接真っすぐ来るならそれも好機ですね。パラドクスを使用します。
風の宝石を解放して、斬撃の軌跡を刃として相手にぶつけます。
多数の敵をこれで薙ぎ払いましょう。
敵の反撃や途中の攻撃は【飛翔】<残像・ダンス>での回避を試みます。
直接受けるのは大変そうですから。
●襲撃と迎撃
鬼馬に乗った者達によって無辜の民が虐殺される。
そのような未来を引き起こさせないため、復讐者達は集落に向かっていた。
「……まったく、こちらの善意を策に組み込んでくるとは」
「相手の時間稼ぎとは分かっていますが、危機が迫っていると知って助けぬ訳にはいきんせん」
「復讐者相手に大いに効く作戦で間違いないとはいえ、癪ですね」
「えぇ、暴れるだけの獣の集団ほど、民草にとっての脅威はありんせんからね」
奉利・聖(クリーナー/スイーパー・g00243)と終之蝶・椿姫(徒花・g00531)は状況を聡く察知しながら、周囲の気配を探っていく。少し遠くから聞こえてくる幾つもの蹄の音を聞き、モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)と瀬鍔・頼門(あかときの影ぼうし・g07120)、白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)も身構えた。
鬼馬軍団の将を討ち取れる機会はものにしたい。だが、それだけを優先して人の命を失うのは本懐ではなかった。
「集落はあちらで、敵軍は此方か。今なら中間地点で迎え撃てるな」
頼門は的確に位置関係を把握し、罪なき人々に被害が出ない位置取りにつく。速やかに集落を救援していき、かつ碓井光雪へ追い縋る。それが頼門の願いと狙いだ。
「……人々を助ける方に行くしかありませんよね。見捨てるわけにもいきませんから」
頑張りましょう、と皆に告げたモリオンは迫ってくる敵影を見据えた。
幸いにも集落に続く道は一本。
敵は山や川辺を迂回してくるルートなど取らず、真っ直ぐに突っ込んでくるだろう。
逆に道ではないところに移動させてしまう策を取ったとしたら、敵が何処から訪れるかが読めなくなる。それゆえに今回は敢えて自分達の身ひとつで迎撃する作戦が望ましかった。
蛍は仲間達に信頼を抱き、勇ましく呼びかける。
「犠牲者は絶対に出ません。これより先、一切の手は出させません!」
「何だァ?」
「おい、邪魔する奴らがいるぞ」
「構わん、突っ込め!」
鬼馬軍団の鉞兵達は勢いのままに駆けてくる。
椿姫とモリオンが駆け込んでいき、頼門とモリオンも迎撃体勢を整えた。
聖も鉞兵達を強く見据え、不敵に言い放った。
「いいでしょう。たくらみに乗ったうえで、全て叩き潰せばいいだけですから。最後には暴力で解決してやりましょうか」
それが向こうの流儀でもあるのなら――。
馬の嘶きと下卑た笑い声が周囲に響いた瞬間、護るための戦いが幕開けた。
「――淫靡纏う紋章。具現し・舞い・妖美たる身を晒す蝶よ」
凛と響き渡ったのは椿姫の声。
詠唱と共に胸元に刻まれた揚羽蝶の紋に呪力が通されていく。
「瞬く間に顕世を偽り、その演舞を以て敵を屠れ。風孕遊女――『妖蝶惑乱』!」
言の葉が紡がれ終わった瞬間。呪力は美しい揚羽蝶に変化していき、強力な誘惑効果を齎す鱗粉を撒き散らしていった。誘惑の力が目の前に迫ってきた三体の敵に巡り、その動きが一瞬だけ止まった。
されど椿姫にとっては瞬く間だけで十分。
敵が終之蝶の舞う姿に見惚れている隙を狙い、暗器を取り出した彼女はひといきに攻勢に入った。飛花落葉に仕込んである苦無が宙を舞い、その後も縦横無尽に投擲され続けていく。
「うわああ! 何だ今のは
……!?」
「惑わされるな、行け!」
鉞兵達は苦しみ流れも反撃に移っていく。
椿姫は一瞬たりとも怯まずに迫りくる鬼馬を真正面から見据えた。あちらは此方を蹂躙するつもりらしいが、椿姫の苦無捌きと身のこなしにがあれば、受けきることも出来るものだ。
「わっちらの実力、甘く見ると――」
後悔することになるのだと告げながら、椿姫は鉞兵を相手取っていった。
その間、仲間達もそれぞれの敵と相対していく。
頼門は鬼馬に対して無双馬の綾目草を駆り、鉞兵に挑発を行っている。
集落へと突っ込みそうだった敵兵の目を引くため、頼門は重藤の弓で高音を鳴らす鏑矢を放った。鬼馬軍団が移動する位置をよく見計らい、上空へ放った矢は一気に降り注いだ。
「上からの攻撃!?」
「矢だ、気をつけろ!」
騒ぐ敵兵に対し、頼門は勇気を最大限に込めた大声で呼び掛けていった。
「抵抗なき者達を狙うは誰だ。鬼馬軍団の心も所詮は獣同然!」
「あ? 好き勝手言いやがって!」
「碓井・光雪も、その配下もこの期に及んで欲に駆られるばかりと見える! いざや太刀打ち付き合え、いざ!」
「生意気な口を聞きやがるな」
「いけ、殺しちまえ!」
頼門の物言いに激昂した兵達が勢いよく走ってきた。だが、それこそが頼門の狙いだ。敵の注意をお引き付けつつ仲間との連携を意識している彼は一気に敵を引き込む。挑発に反応した数体に向け、太刀を差し向けた頼門。
彼が滝口の露祓いの一閃を見舞った刹那、モリオンが攻撃を放つ。
敵に向かって魔法再現型試作ガジェットを同時に引き抜いたモリオンは、一気に飛翔していた。
相手も空への対抗は可能だが、モリオンはそれよりも疾く動くことが出来る。鉞兵に対してショートソードを振るったモリオンは、空からダガーを投げ放った。
パラドクスではない一閃は敵にダメージを与えることは出来ないが、一瞬の牽制になることもある。
数を打てば幾撃かは役立つと考え、モリオンはそのまま刃を連射していく。
「直接敵に真っすぐ来るならそれも好機ですね」
モリオンはパラドクスを使うことを決め、風の宝石を解放する。
――風の宝石・残刃舞踏。
彼は斬撃の軌跡を刃として敵にぶつけていく。これで多数の敵を薙ぎ払える。その間、頼門も敵を切り裂いていった。
「禍事あらば、清めの太刀にて祓い切らん」
潔斎の心を以って太刀で斬り払う一撃。それはただの力任せでもなく、技巧に頼るでもなく――己の心と周囲とを浄することを旨として振るう清廉なる一閃だ。
仲間達によって敵が倒されていく中、聖も素早く立ち回っている。
先手必勝、拙速は巧遅に勝る。
そのように語られるように、既に聖は何体かの敵を鬼馬から落としていた。パラドクスで構築されていた鬼馬が消え去ったことが鉞兵の息の根を止められた証だ。
倒して脅威から遠ざける――暗夜ノ風。
(他にも派手にやる人は居るでしょうから、ちょうどいい。私はこのまま闇に紛れて――)
影から討ち果たしましょう、と胸中で呟いた聖の動きは無駄がない。
隠密高機動を活かした立ち回りをしていく聖の活躍は目立ちはしないが、それこそが彼の戦法。一体目は龍骨を振りかぶって頭を破壊してやった。二体目が焦った様子を見せたことで聖は馬から敵を落とし、その頭を踏み砕いた。
更に今、敵が手にしていた鉞を投擲することで三体目の脳天に刃を突き刺した。
無論、聖をはじめとした復讐者に反撃も繰り出されている。
「この……っ!!」
「詰めが甘いですね。突き刺して、屠ってあげます」
聖は攻撃を受け止めながらも致命傷を避け、反撃をいなしつつ更なる一撃を放った。
猛攻が続き、集落には一体たりとも敵を通していない。
蛍は道を逸れて迂回しようとした敵に狙いを定め、人々に被害が出ないように立ち回っていった。
「決して通しません」
蛍は相手に隙が出来る瞬間を観察している。看破しようとして見切りを狙う蛍は演奏を始めていた。言葉と音の魔力を増幅させて攻撃していく蛍は真剣な眼差しを敵に向けている。
「我が音に応えて来たれ。これ即ち応じて変ずる魔力の砲撃!」
――喚来変応魔力砲撃。
相手は下っ端とはいえど軍団の一部。隙を作るには待っているだけではいけないと察した蛍は、念動力と砂使いの力を巡らせ、目潰しを狙った。
「はっ! こんなもんで俺達を止められると思ったのかよ!」
「そうですか。ならば――」
だが、パラドクスではない攻撃ではダメージを与えられず、対処も一瞬で終えられてしまう。それでも全くの隙が出来ないわけではなく、蛍は更なる力を巡らせた。その間の反撃は魔力障壁で受け止めて痛みに耐える。
其処からスパーライトと共に魔力塊を呼び出した蛍は、それらを多数の破片に分割した。破片を弾丸のように飛ばして敵を貫いていく蛍は集中力を高めていく。
鉞による強力な一撃、鬼馬による蹂躙、岩石を飛ばしてくる攻撃。敵のパラドクスも激しかったが、誰も押し負けはしなかった。蛍と椿姫が協力しあい、モリオンと頼門、聖が連携を重ねることで敵の数はあっという間に減っていく。
そして、蛍は残った二体に強い視線を向けた。
「足止めされたとお思いでしょうが、戦力を分割し勝てる機を少なくしたのはそちらです」
「何の話だ?」
「分割? 光雪様の作戦がそんなことになるわけねぇだろうが!」
どうやら鬼達は集落を襲えとしか命じられてなかったらしい。それに加えて、光雪がどんな策を取ろうとも成功するという信頼を抱いているようだ。
「戦力を分割することで向こうが不利になったと思っていましたが……そういうことでしたか」
モリオンは敵の様子を悟り、納得したように頷いた。
愚直で荒々しい配下達には作戦の全貌を知らせぬ方がいい。そのように判断した光雪は、敢えて鬼達にこれがディアボロスの足止めであることをわざと教えなかったかもしれない。また、集落に向かわせた鬼達は元から撤退のための戦力として数えられていなかったに違いない。
「なるほど、あなた方は捨て駒だったというわけですか」
「何だと!!」
「お可哀そうに。戦いもここまででありんす」
聖も頷き、攻撃の手を強めていく。椿姫も花弁を舞い散らせて敵を惑わせていった。
鉞兵は怒り狂っているが復讐者は相手にもしない。敵の反撃に対して飛翔していき、残像を纏う舞を踊ったモリオンは攻撃を受け止めた。頼門は仲間の援護に周りながら、集落の様子を確かめる。
誰にも被害はなく、寧ろ襲撃に気付いていない住民もいるだろう。それほどに復讐者の行動は迅速だった。
「終わらせようか」
頼門が残りの敵を倒すため果敢に応戦していく中、蛍も更なる攻勢に入っていく。
「今の状況をご存知ないということですか。それでも――さあ、お覚悟を!」
魔力砲撃に重なる妖蝶惑乱。
錬結気功の一撃、露祓いの剣戟に残刃舞踏。
復讐者達の攻撃は激しさを増し、鬼馬兵を完全に打ち倒した。ぴくりとも動かなくなった鬼の亡骸を見下ろし、椿姫は静かに思いを馳せていく。
「わっち達が見逃せぬと見越しての計略。見事であり、歯がゆくはありんすが、民草を犠牲にするわけにはいきんせん」
計略は今、見事に打ち破られている。
彼女達の迅速な行動と活躍は功を奏した。つまり、この戦いは復讐者にとって足止めにすらならなかったということ。
今頃、先んじて駆けていった別働隊は碓井・光雪の軍勢に迫っている頃だろう。
風向きは良好。この決戦の流れはディアボロス達にとって、徐々に有利な状況へ動き始めていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV2が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】LV2が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
ブランク・ヴァラック
※連携・アドリブ 歓迎
敵さんも中々痛い所を突いてくる
そりゃあオレ達、一般人をむざむざ見殺しになんてしねーもんなぁ……
でもオレ達、手分けして頑張るって熱血っぽい性質でもあんだよな
だからオレぁ、本丸への道を拓く方に手を出させてもらうぜ
っても流石、護衛ってだけあって精鋭だろう
出来りゃ攻めだけに専念したいがそうも自由にさせてくれないだろうなぁ……
馬が突進してくんの真正面から見たら滅茶苦茶コエーが、こっちも退けねえ
オレの魔術は精確な狙いは付けない
けど馬か騎手かって雑なばら撒きなら得意なんだぜ
足を無くすか乗り手を無くせば、他の仲間の助けになるかもしんねえ
やるだけの足掻きを受けてみな
シル・ウィンディア
集落は任せて、逃がす前に削り取るっ!
ここまで来て、逃がしはしないよっ!!
飛翔の効果で上空に舞い上がってから、残像を生み出しての空中戦機動を開始するよ。
くるくる、ロールを行いつつ、世界樹の翼type.Cからの誘導弾を敵の周りに撃ち込んで、怯ませることを試みつつ高速詠唱
集団をマルチロックしてから、天翔残影砲でまとめて撃ち抜くっ!
さぁ、乱れ撃つよっ!!
敵の攻撃は、光の翼を前面に展開しての防御(ガードアップ)で防ぐよ
薄くても、無いよりはましだからね。
後は、敵攻撃に対しても反撃をしっかりしつつ、攻撃重視で動くよ
…簡単に逃がすとか思わないことだよ?
覚悟、いいよねっ!!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します
集落を襲えば手がそっちに割かれるっていう予想は見事だけど……、
そんな事してアタシ達がどう思うかは考えなかったのかしら!
皆助けた上でアナタも倒す!
それがディアボロスってものよ!
鉞兵の方は任せて、アタシは護衛の方を倒していくわよ!
杖兼マイクの「レゾネイト」から【誘導弾】を【連続魔法】で連射するわ!
ダメージは入らないけど、狙いは目眩まし!
敵の攻撃や馬の走りを乱していきつつ、視線をアタシに集中させるわ!
視線が集まった所で、【羨望と幻惑の最大光量!】を【全力魔法】で叩き込むの!
ふふん、視線を受けるのは嬉しいけど、そんなに見てたら灼かれちゃうわよ?
アンゼリカ・レンブラント
ジェネラルの鬼馬四天王…腕が鳴るね
まずは護衛から崩していこうかな
踏み込むタイミングを仲間と合わせ
パラドクスの突撃戦法で切り込むよ!
一撃離脱を心がけ徐々に敵陣を崩していこう
相手からの反撃も身を包む光とオーラ操作で凌ぐね
一度に多くの攻撃を受けないよう、囲まれないよう注意
なるべく馬の前に立たず側面から突撃して攻撃だ
相手よりも小兵なのを十分に生かす
フェイントも駆使した撹乱も併用するよ
注意を惹きつけ仲間に攻撃してもらおう
逆に自分から注意がそれるようなら
めいっぱい力強く攻撃。臨機応変に動くよ!
弱った個体を優先的に倒し、数を減らしていこう
呼吸を整え、力を最大まで溜めた
《光輝勇突撃》で粉砕するね。どうだーっ!
無堂・理央
話だけで事を済ませれれば良いけど、こちらはそうじゃないからね。
そろそろ始めよっか、戦をさ。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して駆け抜けるよ。
馬上槍を構え、パラドクスで雷を纏ったら、鬼馬武者集団に真正面から突っ込む!
馬上槍で貫き薙ぎ払って敵の連携を崩してくよ。
相手は精鋭と言われてる鬼馬軍団の中でも更に精鋭。
多少どころでは無いダメージを覚悟してぶつからないと押し負けかねない。
けど、ここで負けるつもりはさらさらないよ!
互いに騎兵だし、脚を止める事無く戦場を駆け巡りながら槍を交わらせる事になるかな?
兎に角、他の人と協力しながらも攻めて攻めて攻め続けて、敵を素早く壊滅に追い込まないと!
●護衛との戦い
空気が張り詰め、一触即発の雰囲気が漂い始めている。
本隊が撤退していく時間を稼ぐため、碓井・光雪はディアボロス達の問いかけや言葉に本気で答えていた。嘘を話さないことで興味を引く作戦だったのだろう。
だが、これ以上の時間を許せば、本隊どころか光雪にすら撤退を許してしまうことにも繋がる。
「話だけで事を済ませられれば良いけど、こちらはそうじゃないからね」
無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は光雪を見つめてから、周囲に控えている鬼馬武者に視線を巡らせた。
彼らは光雪の護衛として常に目を光らせているようだ。誰かが一人でも攻撃行動に出れば、即座に応戦するよう命令されているはずだ。
そのことを先程から感じ取っていた理央は敵を見渡した後、真っ直ぐに告げた。
「そろそろ始めよっか、戦をさ」
彼女の言葉が響き渡った瞬間、身構えていた復讐者達が一気に動き出す。光雪が僅かに瞼を伏せ、そうですか、とだけ答えた。刹那、鬼馬武者達も一斉に武器を構え出す。
それに対抗するべく、ブランク・ヴァラック(腹黒狐・g05765)とシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が駆け出し、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)とアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)も鋭い攻勢に入ってゆく。
「敵さんも中々痛い所を突いてくるもんだ。そりゃあオレ達、一般人をむざむざ見殺しになんてしねーもんなぁ……」
「だけど、集落は任せて、逃がす前に削り取るっ! ここまで来て、逃がしはしないよっ!!」
「そうそう。オレ達、手分けして頑張るって熱血っぽい性質でもあんだよな。だからオレぁ、本丸への道を拓く方に手を出させてもらうぜ!」
ブランクとシルは向かって右手側の敵に狙いを定めた。
同時にソラとアンゼリカは左手側へ、理央は中央の護衛配下に視線を向けていく。
「集落を襲えば手がそっちに割かれるっていう予想は見事だけど……、そんな事してアタシ達がどう思うかは考えなかったのかしら!」
「ジェネラルの鬼馬四天王……腕が鳴るね。だからまずは、この護衛から崩していこうかな!」
素早く布陣した鬼馬武者の向こう側にいる光雪に向け、ソラが強く呼び掛けた。アンゼリカは踏み込むタイミングを仲間と合わせていき、四天王と戦う前の露払いに向けての思いを言葉にする。
そして、理央は無双馬に呼びかけた。
「クロフサ!」
目には目を、ならば馬には馬を。騎乗したまま戦場を駆け抜けていく理央は馬上槍を構えていた。
パラドクスの力を巡らせ、自身や無双馬に雷を纏わせた彼女は槍を強く握る。鬼馬武者は集団だが、一切怯まずに真正面から突っ込む理央は勇敢そのもの。
馬上槍が振るわれる様は文字通り、疾駆迅雷と称するに相応しい。
貫き、薙ぎ払い、放電することで敵の連携を崩していく理央は、決して油断しないと決めていた。
「怯むな、光雪様をお護りしろ」
「返り討ちにしてやろう」
相手は精鋭と言われている鬼馬軍団の中でも、更に精鋭とされる者達。理央の全力を込めた一撃を受けてもなお、冷静に此方に対抗してきていた。此方を蹂躙しようと迫ってくる勢いも、其処から感じられる気迫も相当なものだ。
しかし、復讐者達は彼らを更に分断しようと狙っていた。
「流石、護衛ってだけあって精鋭だな」
ブランクは敵の攻撃の軌道を見極めながら、魔術を練り上げていく。
出来れば攻めだけに専念したい。されど、この状況では此方ばかり自由に動ける様子はない。
「思い通りにはさせてくれないだろうなぁ……。ってか滅茶苦茶コエー」
ブランクは鬼馬が突進してくる姿を見据えた。
真正面から見る鬼馬と武者の勢いは恐ろしいほど。もし一般人が見たとしたら気絶してしまうかもしれない。
「けど、こっちも退けねえ」
神成・一振雷公――トールレス・トールオン。
ブランクが発動させた雷撃魔術が一気に周囲に広がった。彼の魔術は元より精確な狙いは付けない。此度は馬に当たっても騎手に当たっても効果的に巡るだろう。
「くっ……!」
「見たか、雑なばら撒きなら得意なんだぜ」
その一撃が武者に直撃したことでブランクは得意気に笑む。しかし、其処から反撃が来ることも予想済み。
身を翻したブランクが敵の射線上から退いた瞬間、シルの誘導弾が落下してきた。
シルは仲間が敵の注意を引いている間に空に舞い上がってから、残像を生み出して空中戦機動を開始していたのだ。
「どんどんいくよ!」
くるくると回転しながら、光の精霊の力で光の翼を展開させたシル。ダメージにはならないと分かっていても、先に敵の周りに撃ち込んでおいた誘導弾で怯ませることを試みていた。
其処から高速詠唱を行ったシルが解き放っていくのは天翔残影砲。集団をマルチロックしてから、行動に移っていくシルは威勢のいい声を響かせた。
「まとめて撃ち抜くっ! さぁ、乱れ撃つよっ!!」
「こっちだって全力でいくわ! 皆を助けた上でアナタも倒す! それがディアボロスってものよ!」
ソラも杖としても用いられるマイク、レゾネイトから誘導弾を放っていった。シルと同じく目眩ましが目的であり、一瞬でも隙を突くための行動だ。
その間、ソラはは予感を覚えていた。集落に向かった鉞兵に当たった仲間達は今頃、勝利しているはず。
光雪は後方で何かの準備を整えているようだが、すぐに突破する気概もある。
アタシ達も頑張らなきゃ、と強い思いを抱いたソラは敵の攻撃や馬の走りを乱した。視線を自分に集中させることで、共に戦うアンゼリカに攻撃の機を与える狙いもある。
上手く立ち回るソラの動きに合わせ、アンゼリカもパラドクスを発動していく。
彼女が取るのは突撃戦法。
「容赦なく切り込むよ! そっちが倒れるまで全力で!」
光輝勇突撃――ブレイブ・チャージ。
仲間がいてくれるからこそ一撃離脱の戦法が取れる。アンゼリカは相手からの反撃は身を包む光で晦ませ、オーラを操作することで少しでも軽減しようとしていた。
心がけるべきことは一度に多くの攻撃を受けないということ。そして、自分を含む誰かが囲まれないよう注意していくことも大切だ。更に、出来る限りは馬の前に立たないように側面からの突撃も重要だとアンゼリカは考えていた。
敵よりも小兵であること。それは上手く利用すれば利点にもなる。
光剣の一撃にフェイントを混ぜたアンゼリカもまた、注意を引くことで仲間に合図を送った。
「こっちだよ!」
自分から注意が逸れぬよう、めいっぱいに力強く攻撃を続けるアンゼリカは勇猛果敢だ。刀に槍、それに弓。邪悪なる鬼武者達は高速の刺突や連撃で復讐者を襲ってきたが、誰も押し負けてなどいなかった。
「痛ってぇ……」
「大丈夫? もう少しで倒せるから頑張って!」
「そうだよ、あとちょっと……!」
ブランクが傷の痛みに耐える中、ソラが仲間に敵の様子を伝えていく。アンゼリカも敵が弱っていると感じながら、守られている光雪を見据えていた。やはり光雪は何やら術を使おうとしているらしいが、今は護衛を倒すことが先決。
その間にシルが光の翼を前面に展開していき、防御体勢を取った。
「薄くても、無いよりはましだからね。今のうちに……!」
「ここで負けるつもりはさらさらないよ!」
シルの呼び掛けに答えた理央も鬼馬武者に向かっていく。余計な言葉は発さず、ただ光雪を守護するためだけに動く彼らの忠義は見事なものだ。多少どころではないダメージを覚悟してぶつからなければ、此処からでも押し負けかねない。
理央はこれまでの攻防で受けた傷の痛みを堪えながら、クロフサを駆る。
此方とあちらは互いに騎兵。それゆえに脚を止めることなく、戦場を駆け巡る理央は槍を振るい続けた。交錯する視線と得物、衝突し合う戦いの火花。
「攻めて攻めて攻め続けて……光雪、君とも刃を交える!」
理央の声が紡がれた刹那、仲間達も一斉に動き始めた。
ブランクは更なる雷撃魔術を解き放ち、ソラが巨大なステージライトを召喚していく。
「やるだけの足掻きを受けてみな」
「ふふん、視線を受けるのは嬉しいけど、そんなに見てたら灼かれちゃうわよ?」
ソラが巡らせた羨望と幻惑の最大光量に重なる形でブランクの雷撃が轟音を響かせながら広がった。シルも再び翼をはためかせ、止めを差すべく攻勢に入る。
「簡単に逃がすとか思わないことだよ? 覚悟、いいよねっ!!」
「これで……どうだーっ!」
シルが力いっぱいに放った天翔残影砲に続き、光を纏うアンゼリカの突撃が繰り出されていった。
そうして、護衛の鬼武者達がすべて倒れ伏す。
「ああ、力が……及ばず――」
「……光雪様、申し訳、なく……」
復讐者達に倒された配下達を見遣り、光雪は「ご苦労様でした」と小さく呟いた。
シルとソラ、ブランクにアンゼリカ、そして理央。此処に集ったディアボロス達は残る光雪に視線を向ける。誰もが今、この場においての最後の戦いが始まることを感じ取っていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV3になった!
【飛翔】がLV3になった!
【友達催眠】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】がLV3になった!
🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎
●決戦、碓井・光雪
護衛の鬼馬武者が倒された。
それによって碓井・光雪は一瞬だけ表情を曇らせた。しかし、すぐに冷静に状況を判断した彼女は復讐者達に鋭い眼差しを向けてくる。空気が凍りつくような感覚がしたと思った刹那、光雪の周囲に式神が出現した。
「足止めすらものともせず、会話にも必要以上に乗らず、私の可愛い精鋭達も蹴散らす……。見事なものです。やはり、私が直々に相手をしなければなりませんね」
陰陽の力と呪術で呼び出されたのは、巨大な氷蛇と毒蛇の式神だ。
おそらく護衛が戦っている間に式を組み、復讐者と戦う準備をしかと整えていたのだろう。用意周到に力を巡らせたのは復讐者の戦いを直接見たことで、その実力を認めたからに違いない。
「金次……!」
此方から視線を逸らさぬまま、光雪は坂田・金次の名を呼ぶ。だが、ディアボロスによって軍団が分断されている現状では声すら届かないようだ。もし、彼女達二人を連携させてしまえば此方の勝ち目が危うくなるところだった。
されど、今はこうして復讐者に有利な状況が巡っている。
「仕方がありません。あなた達を早々に倒し、無理矢理にでも金次と合流します」
しかし、光雪も負ける気などないらしい。
また、追い詰められた現状では彼女が会話に応じることもない。光雪はこれまでの鬼馬武者とは違い、圧倒的な力で以て此方を打ち倒そうとしてくるだろう。
光雪が騎乗する白き鬼馬が嘶き、蛇の式神達が威嚇の声をあげている。
「いざ、尋常に勝負を。鬼馬軍団が四天王、碓井・光雪――参る!」
強く凛とした声が響き渡り、氷の薙刀が振り上げられた。その瞬間、激しい戦いの火蓋が切られた。
🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎 🐎
音羽・華楠
尋常に勝負――望むところです、碓井・光雪!
ただの鬼馬兵であるなら、興味など持ちませんでした。
まさか鬼馬軍団の四天王に、ここまでの実力を持つ陰陽師が居たとは!
私も陰陽師の端くれ、術比べと参りましょう!!
光雪の側が用意周到に準備を整えて術式を展開したんです。
私も自身の最強の術で応じなければ無作法というもの。
魅せましょう、我が『赫雷』――《雷幻想・閃耀》!
魔術的荷電粒子砲を光雪の氷蛇へ真っ向から叩き込みます!!
妖精たちも充分な数を【召喚】し、術の補助をお願いしましょう。
光雪の反撃も、避けず守りに入らず受けて立ちます。
凍える息吹が何だ!
それごと貫き、荷電粒子の灼熱で蒸発させてあげます、光雪!!
瀬鍔・頼門
集落は無事救援できた。碓井光雪が智将たる者だろうと一つとして思い通りにはさせぬ
まして後に戦わねばならぬだろう鬼馬軍団本隊、そしてこのディビジョンの向こうに侵略を企てる者達がいるかもしれぬのなら、碓井は越えねばならない一つに過ぎぬ
無双馬を駆り、突撃し重藤の弓による【岩清水ノ託閃】で騎射攻撃
大毒蛇がくるならば【飛翔】し太刀で【薙ぎ払い】ながら飛び回り【撹乱】する
そこに碓井が薙刀で斬りにくるならそれこそが狙いだ。大毒蛇をかい潜り碓井本体へ【捨て身の一撃】の勢いで攻撃する
仲間との連携は意識し、連携の機会には攻撃を畳みかけることも心掛ける
鬼馬軍団の将だろうと我ら復讐者なら討ち漏らさぬことをここで示す…!
白水・蛍
アドリブ/連携○
使用出来る残留効果は全て使用。
相まみえましたね碓井・光雪!
私は白水・蛍。いざ勝負!
敵の相手の隙を<観察・看破>で見切って、けん制に<演奏・演説>にて言葉・音の魔力を増幅させて攻撃しつつ<撹乱>。
隙を作るのに、<念動力・砂使い>で目つぶしも狙ってみましょう。
隙を見つけたら、パラドクス使用。
我が身に宿れ。英雄の御業。その一端を此処に!
武に長けた英雄をこの身に降ろしてその一撃を貴女に振り下ろしますっ!
反撃や途中の攻撃は魔力障壁にて受け止めます。
味方と密に連携しつつ必ずや仕留めますわよ!
●全力を賭して
宣戦布告と共に紡がれたのは戦いへの意志。
強敵たる鬼馬四天王がひとり、碓井・光雪を見据えた復讐者達は其々の思いを胸に抱く。
音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)と白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)は光雪を真っ直ぐに見つめ返し、真剣勝負を行う気概を言の葉に変えていった。
「尋常に勝負――望むところです、碓井・光雪!」
「やっと相まみえましたね碓井・光雪! 私は白水・蛍。いざ勝負!」
「智将たる者だろうと一つとして思い通りにはさせぬ」
名乗りをあげた蛍に続き、瀬鍔・頼門(あかときの影ぼうし・g07120)も意思を声にする。彼は無双馬の綾目草に乗って駆けつけてきており、仲間達に集落のことを伝えていた。
襲われかけていた集落は頼門達が完璧に救ってきた。後は光雪だけ、と思いたいところだが――更にこの後に戦わなければならない鬼馬軍団本隊もいる。そして、このディヴィジョンとは違う時代に新たな敵がいるという。
侵略を企てる者達がいるのならば、光雪は越えねばならない壁のひとつでしかない。頼門は先のことへ思いを馳せながら、光雪との距離を計った。
同様に華楠も光雪の動きに注意しながら、攻勢の機会を窺っている。
相手がただの鬼馬兵であるなら、華楠は興味など持たなかっただろう。しかし、まさか鬼馬軍団の四天王にこれほどの実力を持つ陰陽師がいたとは。
「私も陰陽師の端くれ、術比べと参りましょう!!」
「容赦は致しませんわ」
華楠と一緒に蛍も思いを告げていく。
そして、蛍は相手の隙を観察することを決めた。光雪の動きを看破できればいいのだが、相手の隙を見つけるのは想像以上に困難そうだった。ならば、牽制に演奏と演説による言葉と音の魔力を増幅させていけば撹乱できるだろうか。蛍が言の葉と音を紡ぐと、相手が訝しげな顔をした。
「その程度で惑うと思われているのならば心外ですね」
対する光雪は蛍を一瞥する。
しかし、それと同時に無双馬を駆った頼門の突撃が敵に迫った。重藤の弓を引き絞った彼は、ひといきに雁股の矢を射ち放つ。矢は一条の光と成り、標的を撃ち射抜く。
岩清水ノ託閃は鋭く光雪の身を貫いた。しかし相手も四天王の鬼。痛みは与えたが、まだ怯む様子などない。
「なかなか遣り手のようですが、お返しです」
光雪は呪術で生み出した巨大な毒蛇の式神を頼門に嗾けていく。
されど此方は一人ではない。頼門が蛇を引き付けている間に華楠が術式を巡らせた。
光雪も配下に戦わせている間に用意周到に準備を整えて術式を展開したのだろう。それならば華楠としても、自身の最強の術で応じなければ無作法というものだ。
「魅せましょう、我が『赫雷』――《雷幻想・閃耀》!」
響き渡った華楠の声と共に魔術的荷電粒子砲が轟いてゆく。それは光雪の傍に顕現している氷蛇に向かって真っ直ぐに解放された。叩き込まれた一閃は氷蛇の式神を穿つ。
妖精達も充分な数を召喚しており、術の補助を願っていた。だが――。
「何処を狙っているのですか」
氷蛇が消滅したかと思った次の瞬間、光雪の声が響き渡った。印を組んでいた光雪は再び氷蛇の式神を呼び出し、華楠に凍結の息吹を吐き出してきた。おそらく式神は相手の力が続く限り、何度でも万全な状態で呼び戻せるのだろう。
その間、蛍は敵の隙を作り出すために念動力を巡らせ、砂を舞わせる。目潰しを狙っての行動だったが、パラドクスではない攻撃はジェネラル級の相手には通じなかった。
ただ馬を駆る所作だけで念動力と砂を捻じ伏せた光雪は、容赦のない反撃に入っていく。
「金次ほどの怪力はなくとも、私には彼らがいます」
陰陽道で生み出した巨大な氷蛇は蛍にも息吹を解き放ち、身も凍るほどの冷たさを宿してきた。蛍と華楠に向けて薙ぎ払われた鋭い薙刀の一閃が地を散らす。
それでも復讐者達は痛みに耐え、更なる攻撃に入っていった。
頼門は綾目草と共に飛翔することで駆ける範囲を大きく広げる。機動力を活かし、敵の大毒蛇の狙いから少しでも外れる狙いだ。それと同時に頼門は鞍馬安綱の太刀で毒蛇を薙ぎ払い、素早く飛び回る。
その間もずっと光雪の殺意を感じていた。おそらく撹乱されているのは此方側なのだろう。
しかし、頼門はそれすらも計算に入れていた。
「――覚悟!」
「いや、其れは此方の台詞だ」
光雪が薙刀で斬りにくるならば逆に好機。大毒蛇を掻い潜った頼門は捨て身の勢いで一撃を入れに向かった。風を切り、鈍く光る刃。鞍馬山の天狗が佩いたと伝わる太刀の一閃は光雪の薙刀と衝突しあった。
鍔迫り合うように拮抗する刃と刃。
仲間の果敢な切り込みに続くべきだと感じた蛍は横合いから光雪に迫っていく。
「我が身に宿れ。英雄の御業。その一端を此処に!」
武に長けた英雄を己の身に降ろした蛍。勢いのままに敵との距離を詰めた蛍は、その一撃を全力で振り下ろす。それに対して式神が襲いかかってきたが、蛍は魔力障壁を展開した。
刹那、障壁を貫くほどの冷気が復讐者達を包み込んでいく。されど誰も押し負けたりはしない。
「必ずや仕留めますわよ!」
痛みを堪えた蛍は仲間達に呼びかける。勿論です、と頷いた華楠は光雪の反撃に対して避けも守りもしなかった。敢えて全てを受けて立つことで相手の力量を自ら知れるからだ。
「凍える息吹が何だ! それごと貫き、荷電粒子の灼熱で蒸発させてあげます――光雪!!」
式神の力も光雪自身の刃も鋭く痛いものだが、華楠は決して膝をつかないことを心に決めていた。どれほど身体が痛もうとも、幾度も式神が召喚されようとも妖精達と共に立ち向かう。
華楠が光雪の名を強く呼んだことで、蛍と頼門も己の奮い立たせていく。
「鬼馬軍団の将だろうと、陰陽と呪を極めし者だろうと、我ら復讐者なら討ち漏らさぬことをここで示す……!」
頼門の凛とした声が戦場に響き渡る。清浄と勝利への祈念は今もなお変わらず、この胸の裡に宿っているのだから。決して退かず、戦い抜く気概がある。
そして――此処から更に、激しい攻防が繰り広げられていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
御須統・昴
【十星連】
アドリブ/連携歓迎
使える効果1・2は全て使用。
「十星連。御須統昴です。さて、碓井・光雪。逃げるのは此処で終わりにしましょう。逃げるなら冥土にでもお逃げなさい。」
十星連の証たる陸昴鏢を取り出します。
では昧、いきましょうか。当たらないように気を付けてくださいね。
――陸昴鏢、解放。(昴が持つ六連星の意匠がある鏢です)
昧の背中を護りつつパラドクス発動。
陸昴鏢を投影。幾つものそれが長雨の如く相手に襲い掛かります。
さて、雨の如く振り続ける刃の雨。避けられるなら避け続けてください。
避け続けられなかった時その雨がその身を削り、命を断つ。
味方と共に。傷を惜しまず攻め続けます。
その命を断つ為に。
曖明・昧
【十星連】
「十星連。曖明昧だ。星の力を受ける者として、お前を倒す。
星に代わってお仕置きというやつだ。よくわかんないけど。」
星の力を持つ武器、天廻器。
そのひとつである肆妖断を両手で持っている。
肆妖断は巨大な生きる鋏だ。
「ダン、暴れてもいいぞ。馬ごと、断ってしまえ。」
肆妖断(ダン)はその言葉を聞き、開放後の禍々しい姿へと変形する。
「昴と一緒に戦うのも、もう何回目かわからなくなってきたな。
昴と僕は星で繋がっている。
もう、目を瞑っても連携できそうだ。よくわかんないけど。」
同じ十星連の昴と共に、敵の命を断ちにいく。
文月・雪人
碓井光雪、流石は鬼馬四天王の一人だ
馬捌きも薙刀使いも、やはり並の腕ではない
金次との連携を断ったとはいえ、さあどこまで食い下がれるか
だが負ける気など毛頭ない
仲間と共にいざ行かん!
【パラドクス通信】も使い仲間と連携
油断なく観察して攻撃を看破する
厄介なのはあの機動力
何とか動きを止めて隙を作りたい
密かにクダ吉を放ちつつ、刀を構えて対峙
退く気は無いと示して攻撃を誘う
鬼馬を走らせる瞬間を狙って、クダ吉の不意打ち
『管狐影縛法・閃』にて、敵の影に牙を立てて捕縛する
止めきれぬ攻撃は【ガードアップ】で凌ぎつつ
一瞬でいい、動きの乱れた隙を狙い
全力のパラドクスの力を刀に込めて
【命中・ダメージアップ】な斬撃で、斬る!
●星と刃の攻防
戦いの火蓋は切られ、式神と薙刀が暴威を振るっていく。
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は光雪を見つめ、感じたままの思いを声にした。
「碓井光雪、流石は鬼馬四天王の一人だ」
馬捌きも薙刀の扱い方も、式神の力も並の腕ではない。坂田・金次との連携を断った状態とはいえど、彼女ひとりを相手取るのに復讐者が何人必要だろうか。雪人は巡る戦いに身を投じながら、状況をしかと見極めていた。
「さあ、どこまで食い下がれるか」
敵の実力を認めてはいるが負ける気など毛頭ない。仲間と共に、いざ――行かん。
雪人が見渡した先には、御須統・昴(十星連・陸昴『六連星の守り人』・g06997)と曖明・昧(十星連・肆妖『無知蒙昧』・g06110)の姿もある。
「十星連。御須統昴です」
「同じく、十星連。曖明昧だ」
二人は光雪が尋常に勝負だと語ったことに対して、自分達も名乗りを上げることで真剣勝負を挑む意思を伝えていた。
「さて、碓井・光雪。逃げるのは此処で終わりにしましょう」
「星の力を受ける者として、お前を倒す」
十星連の証たる陸昴鏢を取り出した昴に続き、昧は星の力を持つ武器、天廻器。のひとつである肆妖断を両手で構える。すると光雪は復讐者達を一瞥した。
「いいえ、私はあなた方を倒して本隊に合流します」
首を横に振った光雪は復讐者を屠るつもりでいるようだ。不利であることは分かっているがゆえ、油断も容赦もしないという意思表示なのだろう。
「逃げるなら冥土にでもお逃げなさい」
「それなら、星に代わってお仕置きというやつだ。よくわかんないけど」
「では昧、いきましょうか。当たらないように気を付けてくださいね」
昴と昧はそれぞれの思いを言葉に変え、光雪へと得物を差し向けた。
――陸昴鏢、解放。
六連星の意匠が刻まれた鏢を振り上げれば、パラドクスが発動していく。その間に雪人は数歩後ろに下がり、油断なく相手を観察する準備を整えた。
何とか攻撃を看破したいものだが、相手はジェネラル級。自然に出来た隙を見つけ出すことは困難だろう。
(「厄介なのはあの機動力かな。何とか動きを止めて隙を作りたいけど……」)
雪人は密かにクダギツネのクダ吉を解き放ち、白銀の刀を構えた。雪月花の名を持つ刃の刀身は光雪の姿を映し込んでおり、鋭い敵意まで反射しているかのようだ。
光雪の視線は一瞬、雪人に注がれる。二人の間に言葉はなかったが意思は通じていたかもしれない。
――退く気はない。
両者とも、目指す方向や信じるものは違っても同じ思いを抱いているからだ。雪人は敢えて自分に攻撃を誘うために光雪の元へと駆けていく。
その間、昴と昧も果敢に切り込み続けていた。
昴は昧背中を護りつつ、幾度もパラドクスを巡らせている。空中に飛ぶことで鬼馬を引き付けていなしつつ、陸昴鏢を幾つも投擲する昴。それらは長雨の如く相手に襲い掛かり、力を削っている。
対する光雪も此方を跳ね飛ばす勢いで迫り、鬼馬を駆っていた。だが、昴の攻撃の隙間を埋めるようにして昧が連撃を叩き込んでいっている。
彼の肆妖断は巨大であり、生きているとも言える鋏。昧はそれのことをダンと呼び、自由自在に扱っている。
「ダン、もっと暴れてもいいぞ。あの馬ごと、断ってしまえ」
肆妖断は昧の言葉を聞いているかのように、禍々しい力を巡らせていた。力を解放したダンは普段よりもキレやすく、何でも断てると昧は思っている。
その力はまさに勇猛果断。反撃の鬼馬の勢いも物凄いものだったが、昴も昧も決して怯まなかった。
二人の連携を頼もしく、力強く感じた雪人も攻勢に入っている。
(「クダ吉、行くよ!」)
光雪が鬼馬を走らせる瞬間を狙って動いた雪人は、クダ吉に視線で呼び掛けた。自分だけに注意を向けさせていることでクダ吉は不意打ちに近い一撃を打ち込めるというわけだ。
――管狐影縛法・閃。
敵の影にクダ吉が牙を立てれば、光雪の動きが僅かに止まった。そのまま捕縛する勢いで刃を振るった雪人は昴と昧も合図を送った。仲間の動きを察した二人は同時に動いていく。
その際、昧は昴を見遣った。
「昴と一緒に戦うのも、もう何回目かわからなくなってきたな」
「そうでしたね、昧」
「もう、目を瞑っても連携できそうだ。よくわかんないけど」
視線を交わした昴と昧はそのまま駆けていく。昴と自分は星で繋がっている。だから大丈夫、と感じた昧は肆妖断と共に標的を切り刻んでいった。
昴もその隙を狙い、更なる力を解放する。
「さて、雨の如く振り続ける刃の雨。避けられるなら避け続けてください」
避けられなくなったとき。
それこそが光雪の最期を導く瞬間であり――この雨が敵の身を削り、命を断つ道筋を描いていくことになる。そして、二人は果敢に攻め続けていった。
傷を惜しまず、痛みを堪え、仲間と力を重ね合わせて。ただ、敵の命を断ちに。
雪人も光雪を見つめ、クダ吉と共に立ち回る。相手の動きを永続的に止め続けることは不可能だと解っている。それゆえにたった一瞬でもいい、動きを乱れさせられれば。
全力を巡らせた雪人は雪月花を強く握り、パラドクスの力を刀に込める。
「――斬る!」
力強い宣言と同時に繰り出された一閃が光雪を切り裂いた。
徐々に、しかし着実に光雪の戦う力は削られている。雪人は揺るがぬ意志を抱き、この先も戦い続ける覚悟と思いを固めていった。昴は途切れぬ雨を降らせ、昧は肆妖断を振るってゆく。
鬼馬四天王を此処で必ず打ち倒すべく、復讐者達は真っ直ぐに前を見据えていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV5になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
終之蝶・椿姫
はてさて、如何ほどの力量か
油断は禁物でありんすね
行動:SPD
戦闘:
鬼馬の突進を躱すためにも、舞い散る花弁と暗器『飛花落葉』で敵の視線を遮りながら、鋼糸で自身を模した囮を創り出して、その幻影に攻撃を加えるように【誘惑】して絡め取り、急激に締め上げる
「万象惑わす散椿。舞い遊び・戯れ・映すは緩怠たる我が身。その妖艶たる象、自壊し・纏い・罰する者を掻き毟れ。口説欺心中『傾城髪切』」
戦闘終了後:
わっち達の思考を呼んだ上での作戦、見事でありんす
ただ、その掌で転がされるだけで終わるわけにはいきんせん
侮れぬ相手ではありんすが、一手先を取りたいところでありんすね
月下部・小雪
鬼馬四天王との決戦、です!
集落を襲って足止めしようとか、ひ、卑怯な作戦を立てる人達になんて負けません!
えと、月下部・小雪とコダマ、ま、参ります!
光雪を過去にやっつけて四天王の景虎と同じ場所に送ってやりましょう!
【飛翔】でお空を飛んで、「アクマ印の魔法爆弾」を投げつけて牽制、です。
も、もう一人の四天王の元には向かわせません!
鬼馬蹂躙になんて負けません!
みんなの……鬼馬四天王を倒すんだという思いを集めて、【コダマ・サンシャイン】です!
コダマは明日を照らす太陽なのです。これがボク達の全力全開、正面から焼き尽くしちゃってください!
※アドリブ連携大歓迎
モリオン・スモーキー
連携/アドリブ歓迎
碓井・光雪。いざ勝負。
貴女を逃がすわけには行きませんから。
……行きます!
敵に向かって≪ブレード≫と≪ショートソード≫を引き抜きつつ走ります。
敵に対して≪ダガー≫を<誘導弾・砲撃>として投げつつ牽制。
<連射>も出来ます。
直接真っすぐ来るならそれも好機ですね。パラドクスを使用します。
風の宝石を解放して、風の魔力の刃を相手にぶつけます。
相手をこれで薙ぎ払いましょう。
敵の反撃や途中の攻撃は【飛翔】<残像・ダンス>での回避を試みます。
直接ぶつかるのは大変そうですから。
味方と連携し、敵を斬りはらい、少しずつでも前に進みましょう。
少しずつ少しずつ、未来を手に取る為に。
我々は貴女を倒します。
●未来に進むため
勇猛果敢に攻め込んでいく復讐者達。
先陣を切った仲間と同時に、別の方向から踏み込んでいく者達がいた。光雪が宣戦布告をした直後、終之蝶・椿姫(徒花・g00531)は双眸を鋭く細めていた。
「はてさて、光雪とやら……如何ほどの力量か」
「碓井・光雪。いざ勝負」
「集落を襲って足止めしようとか、ひ、卑怯な作戦を立てる人達になんて負けません!」
モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)と月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)も鬼馬四天王のひとりとの決戦への思いを強めている。
小雪はモリオンが名乗り返したことに気付き、自分も尋常なる勝負を宣言したいと感じた。
そして、少女は真っ直ぐに名乗る。
「えと、月下部・小雪とコダマ、ま、参ります!」
「貴女を逃がすわけには行きませんから。……行きます!」
「油断は禁物でありんすね」
続けてモリオンも強く言い放ち、椿姫も戦いへの思いを言葉にしていった。光雪の周りに渦巻いている式神の蛇達は復讐者を威嚇するような声をあげている。
「あの式神さん達は、こ、こわいですが……いきますっ!」
小雪は式神を警戒しながら、飛翔の力を解き放った。そのまま空を飛んだ小雪だけが目立ってしまって狙われぬよう、モリオンがすかさず動き出す。
普段通り、慣れた手付きでブレードとショートソードを引き抜きながら走っていくモリオン。
敵に対してショートソードを振れば、ダガーが誘導弾めいた動きで迫っていく。されど、ジェネラル級相手にはそれは牽制にすらならなかった。モリオンはダガーを連射していったが、光雪はそれらを刃で弾き返す。普段通りの戦い方だけでは太刀打ち出来ないことがわかった。
「甘く見ないで頂きたいものですね」
「く……これは……。ですが、直接真っすぐ来るならそれも好機ですね」
モリオンは敵の薙刀を受けながら痛みを堪える。流れる血を散らしつつも、モリオンはパラドクスを巡らせていく。
――風の宝石・残刃舞踏。
「風の宝石。解放。風と共に我は舞う。刃は残り、共に舞う」
先程よりも強い力を込めたモリオンは風の宝石に込められた魔力を解放した。軌跡を刃として留め、相手に向かって発射していくことに合わせて、ダガーも操作していく。
舞うように刃を解き放っていくモリオンに続き、椿姫も光雪の攻勢をしかと見つめた。
鬼馬の突進を完全に躱すことは不可能に近い。
だが、威力をいなすことは出来るだろう。そのためにも、舞い散る花弁と暗器の飛花落葉を放った椿姫は、鋭い眼差しを敵に向け続けていた。敵の視線を遮りながら、鋼糸で自身を模した囮を創り出す。
そして、その幻影に攻撃を加えるように絡め取ろうと狙う。
「万象惑わす散椿。舞い遊び・戯れ・映すは緩怠たる我が身。その妖艶たる象、自壊し・纏い・罰する者を掻き毟れ。――口説欺心中『傾城髪切』」
標的を急激に締め上げる一撃が巡ったが、光雪は即座に刃で細糸を切り刻んだ。本来ならば簡単には切れないものを断ち切るほどの力を持っているらしい。
だが、椿姫は手を緩めたりはしない。断ち切られたとしても幾度でも力を巡らせればいい。
勝つための戦いとはそういうものだ。
そこへ更に小雪とコダマによる連携攻撃が放たれていく。
「みんなの願いを一つに! ひ、必殺、コダマ・サンシャイン、です!」
「もきゅ!」
コダマが小さな太陽となって敵に向かっていく最中、小雪がアクマ印の魔法爆弾を投げつけていく。爆弾はいとも簡単に光雪によって切り払われたが、本命はコダマの方だ。
体当たりが光雪を貫いていく様を見つめ、小雪は強い思いを声にしていった。
「も、もう一人の四天王の元には向かわせません!」
「……金次」
すると光雪が後方にいる坂田・金次の名を呼んだ。その瞳が一瞬だけ憂いを帯びたようだが、小雪に容赦は出来ない。きっと敵の間でもそれぞれの関係や絆があるのだろう。
されど、思いを馳せても今は何にもならないことも分かっていた。
モリオンは反撃を受けながらも、果敢に切り込んでいく。更に風の宝石を解放していき、魔力の刃を相手にぶつけていくモリオンは真剣そのものだ。
「薙ぎ払ってみせましょう」
宣言と共に舞い上がったモリオンは残像を纏い、ダンスを踊りながら回避を試みていった。相手の跳躍からの一閃のすべてを躱すことは出来なかったが、直接ぶつかるよりはいいはず。
椿姫も何度も力を紡ぎ、光雪の力を削っている。少しずつではあるが相手の体力を減らしていることは確かだ。
「わっち達の思考を呼んだ上での作戦、見事でありんす」
「見事に乗ってくれたようですが……あなた方には足止めにもならなかったようですね」
「甘く見ていたのそちらでありんす。ただ、その掌で転がされるだけで終わるわけにはいきんせん」
光雪と椿姫の視線と言葉が重なり、意志が交錯する。
鬼馬軍団は決して侮れぬ相手。一手先を取りたいところでありんすね、と呟いた椿姫は光雪の戦いだけではなく、この先にも続いていくであろう鬼馬軍団との戦いについて考えていた。
数多の攻撃を受けても、光雪は抵抗し続けている。小雪も鬼馬の蹂躙を受けてしまい、ふらついてしまった。
しかし、少女の思いは最初と変わらぬまま。
「負けません!」
小雪は鬼馬四天王を倒すという思いを集め、更なるコダマ・サンシャインを放つ準備を巡らせる。
「コダマは明日を照らす太陽なのです。これがボク達の全力全開、正面から焼き尽くしちゃってください!」
バチバチとプラズマが弾けていく中、椿姫とモリオンが連撃を仕掛けていった。
幻影の五色八重散椿の花弁が舞い、風の宝石から魔力が解放されていく。仲間達と力を重ね合うことでひとりでは不可能だったことも可能になっていく。
敵を斬りはらい、一歩ずつ、たとえ少しずつでも前へ。
「未来を手に取る為に。我々は貴女を倒します」
モリオンの言葉が響き渡った瞬間、仲間達の怒涛の連撃が敵に叩き込まれていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【託されし願い】がLV3になった!
【飛翔】がLV6になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV8になった!
無堂・理央
ここでもう言葉は不要。
碓井・光雪、全力で討たせて貰うよ!!
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して決戦!
馬上槍を構え直し、正面から碓井に突っ込む!
槍と薙刀、突きと斬りの違いはあれど間合いはほぼ同じ。
騎獣だってクロフサは強いけど、赤兎馬とは方向性は違うがジェネラル級の鬼馬も十分に力を持ってるはず。
ボクが碓井に勝れる点があるとすれば、【飛翔】でクロフサに宙を駆けさせての三次元で戦える事ぐらい。
なら、かつて戦った関羽の様に三次元で戦場を駆けて死力を以って槍を討ち込む!
肉を切らせて骨を断つ覚悟を持ち。
死中に活路を見出す心構えで。
小細工を考えずにクロフサを駆けさせ、馬上槍を討ち込むのみ!
シル・ウィンディア
ふふ、そう簡単に倒せるかな?
ここは越えさせはしないからね。
それじゃ、行こうかっ!!
飛翔で上空に舞い上がってから、空中戦機動を開始。
そのまま、世界樹の翼type.Cにしてから、誘導弾を敵の進行方向に向かって撃っていくよ。
通用しても一度だけ…。
でも、その一度でみんなは喰らいついてくれるはずだからっ!
上空を移動しつつ、敵の動きをしっかり見て…
味方の攻撃が始まったら、高速詠唱で隙を減らしつつ
世界樹の翼をtype.Aに変形させて、パラドクス通信で射線上にいる味方には警告を発してから、全力魔法での六芒星精霊収束砲!
さぁ、これがわたしの全力…
遠慮せずに持っていけーーーっ!!
ふぅ、なんとかなったかな?
アンゼリカ・レンブラント
尋常に勝負しようか
ネメシス!天使風の姿となるね
仕掛けるタイミングをなるべく仲間と合わせ
【飛翔】の最大スピードで空を駆け
渾身のパラドクスの斬撃をお見舞いするっ
相手が弱るまではその場に留まらず一撃離脱!
反撃は逃れられないけどしっかり光のオーラを張り凌ぐね
こちらの残留効果も溜まっている、一撃で致命になるもんか
耐えたら再度飛翔で飛び回り、小回りを生かしかく乱しては
隙を突いて仕掛けていく
体躯は小さいけれど、だからこそ生かせるものもあるよ!
相手の消耗が分かれば捨て身の覚悟と共に、
至近距離まで間合いを詰め
人々からの【託されし願い】を胸に、
全力全開の《飛翔光剣斬》で決着を狙う
光剣よ、今こそ最大まで輝けぇーっ!
ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!
さ、トリはアナタね、碓井・光雪!
アタシ達はこの先へ進まなくちゃいけないの!
邪魔はさせないわ!
おっきな蛇は脅威だけど、【飛翔】の速度と【空中戦】の経験で対抗よ!
立体的に飛び回ることで的を絞らせないわ!
避けきれない場合は、魔力障壁でなんとか耐えるの!
飛んでる最中にも「レゾネイト」からの【誘導弾】を【連続魔法】で連射して、相手の視界を奪うわ!
光雪が消耗してきたら、息吹の隙を突くわ!
【高速詠唱】からの【熱狂と湧然の四元光芒!】でフィニッシュよ!
その式神ごと、消し飛ばしてあげるんだから!
此処がアナタのラストステージ!
力量を認めてくれたアナタには、【全力魔法】で応えてあげる!
●尋常なる対決
「その言葉通り、いざ尋常に勝負しようか!」
「さ、トリはアナタね、碓井・光雪! アタシ達はこの先へ進まなくちゃいけないの!」
光雪と退治した復讐者達、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)とソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は真正面から宣言する。
アンゼリカは十歳ほどの天使めいた姿へと変わり、ソラは拡声杖のレゾネイトを強く握り締めた。
「容赦はしません。私は……いえ、私達はあなた方を倒して本隊に戻ります」
「ふふ、そう簡単に倒せるかな? ここは越えさせはしないからね」
光雪の言葉に対し、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は敢えて明るく笑って答える。そして、地を蹴ったシルはひといきに飛翔していった。
「それじゃ、行こうかっ!!」
「邪魔はさせないわ!」
上空に舞い上がったシルが空中戦機動を開始していく中、続いたソラも光雪に宣言する。邪魔しているのはどちらですか、と呟いた光雪は金次の戦場を気にしているらしい。
復讐者達が両軍を分断している今、光雪は本来の力を発揮できずにいる状態だ。その視線を目で追いながら、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は首を横に振った。
「ここまで来ればもう余計な言葉は不要だね。――碓井・光雪、全力で討たせて貰うよ!!」
無双馬のクロフサの手綱を握り、理央は駆ける。
鬼馬に対抗しうる速さを持つクロフサに身を預けた少女は、馬上槍を構え直した。今はただ正面から碓井・光雪に突撃していくだけでいい。その先で勝利を掴む未来を思い描きながら、理央は敵に迫っていく。
シルは世界樹の翼、ユグドラシル・ウィングを魔力銃モードに帰る。理央に向かっていく光雪に狙いを定めたシルは、誘導弾を敵の進行方向に向かって撃っていった。
これが通用したとてもたった一度だけだろう。それゆえにシルは全力で魔力弾を打ち放つ。相手はジェネラル級であり、生半可な攻撃では届かない。現に今も弾丸は一閃の元に弾かれてしまっている。
(「でも、その一度でみんなは喰らいついてくれるはずだからっ!」)
仲間を信じたシルは弾き返される魔力を見遣りながら、皆に視線を巡らせた。刹那、アンゼリカが魔力弾の合間を縫うように翔け抜けていく。
仕掛けるのは仲間と共に。タイミングを計ったアンゼリカは最大スピードで空を駆けていた。
ジェネラル級相手に通常攻撃での牽制は通じないとわかっている。此方の一手を消費して反撃を受けるだけになるのならば、最初から全力でパラドクスを打ち込む方が確実だ。
「裁きの光よ、空を翔ける翼と共に剣となり、全てを斬り裂けぇっ!」
――飛翔光剣斬。
アンゼリカは光の大型剣を両手に構え、同時に背中には光の翼を構築していく。飛翔からの降下と共に一閃を見舞ったアンゼリカは、翼を大きく広げた。纏う光のオーラで毒蛇を退けたアンゼリカは更に高く飛び上がる。
追いすがった光雪の薙刀がアンゼリカの身を裂いたが、致命傷ではなかった。
「こっちからもお見舞いするわ!」
ソラはこれまで立体的に飛び回ることで的を絞らせない戦法を取っていた。されど相手から繰り出される攻撃のすべてを避けきることは難しい。魔力障壁でなんとか耐えていたソラは、一瞬の隙を狙った。
「おっきな蛇は脅威だけど……これでどう!?」
レゾネイトからの誘導弾を連続魔法の力で連射していくソラの狙いは、相手の視界を奪うこと。しかし、光雪はソラの攻撃から上手く視線を逸すことで対抗している。
だが、式神の方は若干ながらも影響を受けているようだった。式神を倒しても光雪が再び召喚するだけだろう。ならば、敢えて倒さずに怯ませておけば少しは優位に立てるかもしれない。
あくまで狙うべきは光雪。理央はそのことを決して忘れておらず、果敢に光雪と刃を交えた。
槍と薙刀。突きと斬り。戦法の違いはあれど、両者の間合いはほぼ同じ。クロフサと鬼馬までもが拮抗しあっているかのような激しい剣戟が、鋭く響き渡っていた。
光雪と理央、交錯する視線と刃。二人の間に言葉はないが、刃から意思は伝わっている。
その間、理央は嘗て経験した戦いのことを思い返していた。赤兎馬とは方向性が違うが、ジェネラル級の鬼馬も十分に力を持っているはずだ、と。
(「ボクが碓井に勝れる点があるとすれば――」)
飛翔でクロフサに宙を駆けさせ、三次元的に戦場を駆けて戦えることくらいだ。そのように感じていた理央は以前の関羽との戦いのように、死力を以って槍を討ち込むと決めていた。
衝突した刃同士が甲高い音を立てる。
真正面から挑む理央を支え、好機を生み出すべくアンゼリカとソラ、シルが次々に更なる攻勢に入っていく。
しっかり光のオーラを張って凌いでいるアンゼリカはすべてを信じていた。これまでに皆が重ねてきた力がある以上、一撃を受けても堪えきることが出来る。
「厳しいけれど……絶対に倒れてなんてやるもんか!」
痛みと衝撃に耐えたらならば再び飛翔の力を巡らせる。アンゼリカは自分の身体が小回りがきくと自覚していた。体躯は小さくとも、それゆえに活かせるものがある。僅かに生まれた隙を突いて仕掛けていくことが勝利への道だ。
その間に他の仲間達もそれぞれの全力を紡いでいた。
縛呪毒蛇の攻撃に加え、鬼馬による蹂躙が繰り出される。光雪が陰陽道で生み出した巨大な氷蛇の式神は絶えず息吹を此方に吹き掛けてきたが、誰も怯みなどしなかった。
それから攻防は長く続いた。
そして――互いにかなりの消耗を感じ始めたとき。
「そろそろフィニッシュよ! 最後はその式神ごと、消し飛ばしてあげるんだから!」
最初に動いたのはソラだった。
息吹の隙を突き、高速詠唱から巡らせていくのは――熱狂と湧然の四元光芒。杖を天に掲げたソラは上空に出現した魔法陣から四大元素のエネルギーを集中させていく。
火に水、風と地。すべての力が重なった魔力砲を放とうとするソラに合わせ、シルが行動に移っていった。
世界樹の翼を風翼の装飾と杖頭に藍鉱石の蕾を鏤めた白銀の長杖に変形させた彼女は、射線上にいる味方がいないことを確かめる。そして、全力魔法による六芒星精霊収束砲を発動させた。
「さぁ、これがわたしの全力……遠慮せずに持っていけーーーっ!!」
それは複合精霊魔法。火と水と風、土と光と闇の六属性を一点に収束させて放つ、超高出力砲撃系精霊魔術だ。増幅魔法としての六芒星増幅術――ヘキサドライブ・ブーストを使用して発動できる、シルにとっての最大威力の砲撃魔法。
二対の青白い魔力翼が展開していく最中、轟音が響き渡った。
更に其処へ、アンゼリカは捨て身の覚悟と共に至近距離まで間合いを詰める。此処で放つのは、これまで以上に全力全開の飛翔光剣斬。一撃必殺を狙うべく、光の大型剣が身の丈以上のサイズに変貌していった。
「光剣よ、今こそ最大まで輝けぇーっ!」
「此処がアナタのラストステージ! 力量を認めてくれたアナタには、全力で応えてあげる!」
アンゼリカの光斬が輝いた刹那、ソラの砲撃の影響で周囲に水が出現する。
「な……これほど、とは……」
その瞬間、よろめいた光雪の周囲から式神が完全に消えた。術式を組めばまた召喚できるのかもしれないが、まともに魔砲と剣閃を受けた光雪は対応しきれないでいた。あと一撃で彼女は倒れるはずだ。
「――碓井、覚悟!」
クロフサを駆って突撃していくのは理央だ。光雪は一瞬だけ息を呑んだが、薙刀を構え直して鬼馬を走らせた。
「せめて貴女だけでも――いざ、勝負!」
己の死期が近いことを悟っていたのだろう。光雪は少なからず何かの縁を感じた理央だけを見据え、最後の大勝負に出た。敗北が近いと知っていても、最期まで全力で。それが鬼馬四天王としての矜持なのかもしれない。
対する理央も真剣だ。肉を切らせて骨を断つ覚悟を持ち、死中に活路を見出す心構えで挑む。
小細工など不要。
寧ろ、それこそが何よりも強い一閃を繰り出せる道筋に違いない。
「クロフサ! それから皆が繋いでくれた道を……ここから繋げていくよ!」
後はただ、馬上槍を討ち込むのみ。
戦騎は疾駆する。この戦いを終わらせ、次の舞台に進んでいくために。
そして――馬上槍と薙刀が交差した、一瞬後。
鬼馬が大きく揺らぎ、其処から人影が転がり落ちていく。小さな悲鳴と共に力を失った碓井・光雪が地面に倒れ伏す様を、復讐者達が静かに見守っていた。
●光雪の最期
「最初に伝えた言葉通り、全力で討たせて貰ったよ……碓井・光雪」
理央は地に伏した光雪を見下ろしながら勝利宣言を行った。共に戦った仲間も自分達が勝ったことを確信しながら、光雪の最期を見つめている。これが皆で掴んだ勝利であることを、誰もが悟っていた。
式神は跡形もなく消え去り、鬼馬も動かなくなっている。光雪の瞳は昏く濁っており、死の間際であることが窺えた。
「私の、負けですね……お見事です……」
光雪は己の敗北を認め、何も映らぬ瞳を復讐者達に向ける。
無駄な抵抗はしないのか、それとも身動きすら取れないのか。光雪は倒れ伏したまま動かない。しかし、その意識は此処ではない場所に向けられていた。
「金次……。やはり、もう声すら届かないのですね……」
震えながら絞り出した声からは口惜しさが感じられた。己が死ぬことよりも、名を呼んだ相手への思いが強いようだ。
ふ、と掠れた声で笑った光雪は小さく語っていく。
「あなたが突進して……私が援護に入る。あなたが来てから、ずっとこうでしたね……。時に振り回されもしましたが……ふふ、思い返せばなかなか、楽しかったですよ……金次……」
光雪は誰にも届かぬとわかっていながら、最期の思いを紡いでいた。その言葉を聞く復讐者はただ、じっとその声を聞いている。敵であれど、止めることは出来なかった。否、してはいけないと感じていたからだ。
そして、力を振り絞った光雪は彼方に手を伸ばした。その方向は鬼馬軍団の本隊が撤退していった方向のようだ。
「あぁ、頼光様……。どうか、私達の分まで――」
言葉は途中で途切れる。
事切れた碓井・光雪の瞳から完全に光が消えたことで、戦いは完全なる終わりを迎えた。
こうして、復讐者達は鬼馬四天王のひとりを討ち倒した。
大江山を越えた先に潜む新たな敵の情報や、未だ交戦していない鬼馬軍団の首魁。そして、この時代の行方。様々な思いや出来事が巡っており、此処からも戦いは続くだろうが、此処でひとつの終幕を齎したことは確かだ。
碓井・光雪、討ち取ったり。
この先にはどのような未来が続いていくのか。駆けゆく道の先は、果たして――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【飛翔】がLV7になった!
【水源】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
最終結果:成功 |
完成日 | 2022年08月11日 |
宿敵 |
『『鬼馬四天王』碓井・光雪』を撃破!
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