平城京の進撃、いまだ勝利の鐘は響かず(作者 baron
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#平安鬼妖地獄変  #鎮宅霊符神社に向かえ  #平城京 

『……』
『……』
 立派な道が縦横に走っていた。
 建物も創建で、煌びやかな色を塗られた建物も多い。
 とつ国を参考にした都大路は盛大であり……そこには物言わぬナニカが立哨していた。
『なんだ面白くもなんともねえなあ』
 向こうの方でどこかの妖怪が意味もなく暴れ出す。
『警告警告……鬼と言えど、町を破壊する許可は出て居ません。速やかに元の配置に……』
 すると立哨して居たそのナニカが動き出した。
 がしゃんがしゃんと地響き立てて鬼を殴打して動きを止める。
 パラドクスではないから傷もつかないが、不気味なその姿に鬼も悪さを止めて何処かに行ってしまった。
 そこには不思議ちな秩序と、そして暴力が渦巻いていた。

「巨大東大寺の制圧が完了しました。まずはお疲れ様と申し上げます」
 南河・緋奈子(人間の陰陽師・g03255)が地図と資料を手に説明を始めた。
「最短とは申しませんが、十二分に平城京への突入までの時間が短くできました。そこで平城京へ突入し探索を進める事ができそうですね。あまり早過ぎても困りますので、案外丁度良かったかもしれません」
「魏やらなにやらジェネラル達と戦ってたもんな。尊敬できる強敵相手だったから悪くはなかったけど」
 緋奈子の言葉に仲間の一人が笑った。
 ディアボロスは世界のあちこちで戦いている為、状況というのも流動的である。
 もちろん六月中に終われば話は別だったかもしれないが、それはそれで仲間たちは別の選択をしただろう。
「ともあれまずは、攻略旅団の提案に従い、陰陽師ゆかりの神社『鎮宅霊符神社』の場所へと向かってください。平城京内には多くのクロノヴェーダで溢れており、その敵を駆逐しながら移動する必要があるでしょう」
 もちろんクロノヴェーダと戦いながら移動すれば、当然、敵に察知されてしまう。
 ディアボロス撃退に出撃してくるアヴァタール級の部隊とも戦闘をする必要があるだろう。
 その上で何を見つけるかが重要かもしれない。

「平城京には一般人の姿は見えず、代わりに大量の妖怪や鬼の姿があります。おそらく、これまでに京都周辺で発生した妖怪や鬼を集めて、戦力化していたのでしょうね」
「感情のエネルギーを都で収集して平城京へ。んで同時に戦力として湧いた連中を連れ込むと」
「なるほど……都が無事だった理屈は判るね」
 緋奈子の言葉にディアボロス達は色々と推測を浮かべた。
 鬼と妖怪で溢れている世界でありながら、京の都が廃れていない理由が判った気がする。
「平城京の街並みはあまり破壊されていないのですが、最近になって暴れる妖怪や鬼によって一部破損している箇所もあるようです。この破壊は、つい最近になって発生しているようなので、敵側にも何かあったのかもしれませんね」
「速く攻め込めたことで上が下を洗脳する時間が無くなったのか」
「それとも強化し過ぎて暴走でもしてんのかね。マ行きゃ判るか」
 それまで統制が取れて居たはずの平城京で最近になって暴力行為が増えたらしい。
 安定したペースを上回るほどに妖怪を集めてしまったのか、それとも他に何か理由があるのか?
 ひとまずここで推測しても答えは出ないだろう。
「目的地である鎮宅霊符神社は、東大寺の南西1km程の場所にあります。平城京の中心地である平城宮などとは方角が違うので、有力な敵と遭遇する事は無いでしょう。……ただ、ディアボロスが平城京に侵入したと判れば、ディアボロスを撃退する為の部隊が派遣されてくるので、戦闘は激しくなるのは間違いがありません。そこにだけは注意が必要です」
 敵を撃破しつつ目的地に到着すれば、その施設の探索が可能になる。
 ただし、平城京は敵の根拠地である為、長時間の探索は不可能だろう。
 ある程度探索した後は、急ぎ撤退して脱出を行って欲しいと緋奈子は忠告した。

「危険な任務になるが、平安鬼妖地獄変というディヴィジョンの根幹に関わるような情報を得る事が出来るかもしれません。もちろん空振りになるかもしれません、逆に一気に喉元へ迫れる情報を手に入れるかもしれません。しかしそれもみなさんあっての事。無理しない範囲でお願いしますね」
「むわーかせて」
「頑張っちゃうよー」
「右に同じ」
「以下略!」
「それ何も言ってないでしょー」
 とか何とか言いながらディアボロスが賑やかに相談を始めると、緋奈子は資料を置いてそっと見守るのであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【セルフクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV4 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV3

●マスターより

baron
baronと申します、よろしくお願いしますね。
今回は平城京の探索になります。

●順番。
③巡回中のトループス級を倒す。
②討伐隊のトループス級を倒す。
④討伐隊を率いるアヴァタール級を倒す。
①鎮宅霊符神社で謎の陰陽師と会話する。
となって居ます。
なお角が生えた個体は④のアヴァタールだけなので、③②に角のある個体は居ません。

●注意。
①謎の陰陽師との会話(終了条件)。
 一・二名の採用のみであり、複数の質問を行う事が出来ません。
これはbaronの裁量外ですので、増えることはありませんし、最も良いプレイング1つで終わる可能性もあります。
またプレイングと相手の対応にも寄りますので、注意が必要です。
なおこの選択肢は終了条件であり、採用数の問題で、初期に良いプレイングが送られても流れる可能性はあります。

②討伐隊の『魔人』
侵入したディアボロスを駆逐するために派遣された戦力です。

③巡回する『まじんさん』
平城京の街を守る戦力です。形式番号とかはとくにありません。

④配下である②の部隊を率いるアヴァタール級です。
しかし終了条件ではありませんので、倒してシナリオは終了しませんので注意が必要です
128

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


オスカー・メギドューク
・心情
敵の拠点への突入とはまた面白い事態になったものだ
では、ひとつ露払いといこうか
……さて、一体何が待ち受けているのやら?

・戦闘
残留効果の≪トラップ生成≫で敵の動きを阻害する網等のトラップを設置して、【臨機応変】に【撹乱】しよう
山を穿つ一撃なんぞ、当たりたくはないからね?
そこで、敵に隙ができたら、パラドクス『槍牙旋撃』を放ち攻撃しよう

・その他
アドリブ等は大歓迎だよ


獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

敵を倒しながら鎮宅霊符神社まで行けばいいんだな。分かりやすくていいな。思い切り体を動かさせてもらおうか。

鎮宅霊符神社に向かって最短距離を【ダッシュ】で【突撃】する。
向かって来る魔人たちの攻撃は【残像】でかわして、【忍耐力】で耐える。
【強打】【衝撃波】【フェイント】を駆使して蹴散らしながら進む。



 東大寺から鎮宅霊符神社は、直線距離で1kmくらい。
 その境内もまたクソデカであることを覗けば、それほど遠くは無い。
 むしろあちこちに居る妖怪たちを避け、巡回たちだけを倒せば良いタイミングを測る方が難しかった。
「なるほど色々注意がありはするが……敵を倒しながら鎮宅霊符神社まで行けばいいんだな」
 まずは先発組が東大寺の境内から様子を伺う。
 獅子堂・崇(破界拳・g06749)は幾つかの事件を思い出し、人好きのする笑みを浮かべた。
 世界を渡り歩いた男が、面倒ごとに巻き込まれた時に浮かべる笑顔である。
「分かり易くていいな。思い切り体を動かさせてもらおうか」
 余計な事は要らない。
 それがどんな問題であろうとも、拳一つで片が付くなら問題ない。
 それがどんな危険であっても、自分一人の危険で済むならば安いものだ。そんな風に誰かと笑い、誰かと戦って過ごして来た日々を思い出す。
「敵の拠点への突入とはまた面白い事態になったものだ」
 オスカー・メギドューク(“槍牙卿”・g07329)は今の状況に少しだけ羨ましいものを感じた。
 故郷であるロマノフはまだ介入を始めたばかりだ。
 この平城京が本当に本拠地なのか、それとも部隊を集めた策源地なのかは知らない。しかし解放まで手が届く感覚というものに一抹の羨ましさを感じたのだ。
「では、ひとつ露払いといこうか。ひとまずは埴輪だが……さて、目的地には一体何が待ち受けているのやら?」
 この地を取り戻す協力をすることで、故郷の奪還にはまだ遠くとも己に誇りを取り戻す。
 オスカーは己の魂に誓って、今回の戦いに協力することを誓った。
「ひとまずあそこの連中を倒すとするか」
「少し待ってくれ。罠を仕掛けておきたい。動きを制限するにせよ、目の前の敵に専念する方がやりやすかろ?」
 鎮宅霊符神社に向かって最短距離を進む中、崇が見つけた埴輪に挑もうとうするのをオスカーは少しだけ止めた。
 パラドクスはその場で成立する物ではないし、少し時間がかかる物もあるのだ。

 そして道の一部に網やワイヤーを設置し、敵が動きを止める瞬間を待つ。
 それは同時に一度に襲い掛かられないタイミングでもある。
『……? 状況確認。妖怪の悪戯ではなく侵入者の罠を判断。戦闘力測定……』
「その前に倒させてもらおう。山を穿つ一撃なんぞ、当たりたくはないからね?」
 罠でダメージは与えられないし、嵌ったとしても一瞬で解除できる。
 しかし隙ができるのは間違いがないので、避け易くなるだろうとオスカーは攻め掛かった。
「さっさと潰してもう片方を落すよ」
「そうするとしよう」
 オスカーは先祖伝来の槍を構えて突入し、崇は攻撃的な赤い闘気を全開にしてダッシュする。
 狙うは動きを止めた埴輪の片方、それを一息に仕留めるためだ。
「……廻って穿て、我が牙よ!」
 オスカーは槍の周囲に魔力をまとわせた。
 それは回転を始めてドリルのようにはのワのボディを削っていく。
『戦闘行動を開始します。見敵必滅」
「やれるものならば……やって見せるが良い」
 埴輪が掲げたのはとてつもない剛力で叩き付ける大剣。
 網に掛かって機動半径が低い事から、オスカーは軽やかなステップで下がりつつ槍を斜めにして受けた。
 ガシンと響く衝撃は一瞬、斜めに受け流せば残りは全て大地へと。
「少し頭を下げてろ。……これは避けられないぜ」
『警告警告。周囲に展開する防衛隊は、可及的速やかに集合せよ。急々将来……』
 ここで崇の冗談回し下痢が炸裂する!
 オスカーと戦って居た個体も、もう一体の個体も蹴り飛ばすほど!
 彼が世界を回って身に着けた武術が我流であるが、基礎を重視した物だ。その拳は大地を割り、その蹴りは天を引き割くという。蹴りの巻き起こす旋風が、敵が爆発することで飛んでくる破片ですら跳ね飛ばしたのである。
「ふむ。スイッチだ。私は向こうに行こう。これほどの威力ならば次の攻撃でまとめて倒せる」
「俺はどっちでも構わないぜ。敵が居たら倒すだけだ」
 オスカーと崇は拳と拳を打ち合わせて交代。
 少し遅れて動き出した敵にドリル状の魔力で穿ちに向かい、崇は残像で爆発をかわしながら戦い続けた。

 二人はその後にも駆けつけた増援込みで蹴散らしていった。
 決して無傷では無かったが、軽快に暴れ回り仲間たちが策を打つ時間を稼ぐ為に敵の目を引き付けて行ったという。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

先日、貴船神社の探索で玄武の痕跡が見つかった…ならば南側である平城京のどこかに朱雀の痕跡もあるかもしれないな。

さてとまずは『鎮宅霊符神社』を目指すわけだが…符をばら撒いて式神で敵は掃討していくにしても、まあ出来るだけ戦闘を控えるに越したことはないか…鳥を【使い魔使役】していつものように片目のみ視界をリンク。上空から俯瞰して敵の少ないルートで進んでいこう。
戦闘時間が少なくなれば、その分平城京内を観察する余裕も出てくるだろう。
警戒ついでに式神も使って破壊の様子や破壊された物、それらの場所の法則性など見てとれれば、最近行われている破壊行為の理由等、敵内情も何かわかるかもしれないな


十野・樞
アドリブ連携歓迎

奈良の陰陽師、か
さて、何が出てくるやら

魔神の行動を見るに
街の破壊は上層部の本意でなく、
制御しきれてねえ下っ端の暴走なのかね

残る建物の陰に潜みつつ敵巡回経路を観察
時間が惜しいから押し通りてえところだが
下手に残しゃ増援を呼ばれ続けかねねえ
仲間と連携し奇襲、早期殲滅をはかる

結界術と風使いで戦闘音を軽減

飛翔と空中戦で機動力を高めるが
遠方から発見され難いよう高度は出さねえ

目からビーム、ってことは少なくともこちらを向く必要があるだろう
そんな敵パラドクス展開の兆候を観察・看破し
それよりも早くこちらもパラドクス展開
なるべく多くの敵を巻き込み倒すよう仲間と協力


文月・雪人
アドリブ連携歓迎

いよいよ平城京への突入戦だね
そしてこの先に陰陽師の関連施設があるという
ディアボロスとしては勿論だけど、一介の陰陽師としても気になるところ
しかしここは敵本拠地、簡単に通してはくれないよね
【パラドクス通信】で仲間と連携して
フォローし合いながら、油断なく速やかに進もう

わらわらわらと大群で、なるほど魔人の行進だ
でも彼らの巨躯も、東大寺の巨大化怪人……もとい、巨大化鬼妖達を見た後だと何だか小さく感じるよ
とはいえこの数の多さ、早急に何とかしなければ

駆けながら竜笛の音を響かせる
幽玄の霧に捕らえて敵を撹乱しつつ
【命中アップ】の斬撃で速やかに破壊する

ここで止まってはいられない、押し通らせて貰うよ



 気たるべき未来、京都奪還に向けてディアボロスたちは平城京をひた走っていた。
 平安鬼妖決戦そのものはまだまだ先と思われるが、ここで情報を掴み陰謀をくじく成り、重要拠点を制圧すれば状況が大きく変わって来るからだ。
「いよいよ平城京への突入戦だね。そしてこの先に陰陽師の関連施設があるという」
「奈良の陰陽師、か。さて、何が出てくるやら」
 先発隊が敵を引き付けている間に文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)や十野・樞(division by zero・g03155)たちは飛び出した。
 目指すは鎮宅霊符神社であるが、ここは二重の意味で重要である。
 陰陽師が最も重要視する神が、いずれ祀られる場所。
 そして時代的にはまだ存在しないがゆえに、そこには『この時代の陰陽師の重要施設がそのまま存在するのではないか?』とみなされていたのだ。
「そこも気になるんだが……。先日、貴船神社の探索で玄武の痕跡が見つかった……ならば南側である平城京のどこかに朱雀の痕跡もあるかもしれないな」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)には他にも気になる事があった。
 北方の護りとして玄武が存在したのだ。玄武とは四霊に属する霊獣であり、冬の玄帝と同一視される存在である。
「痕跡ねえ。魔神の行動を見るに街の破壊は上層部の本意でなく、制御しきれてねえ下っ端の暴走なのかね」
 樞はその言葉に制御力の低下を想像した。
 排斥力が下がったのはディアボロスの行動の影響だが、その結果で北から攻め込まれているのは玄武の元に封印されていたナニカが解放されたせいかもしれない。そしてソレは南でも……と思わなくも無かった。
「玄武は気配もあったし居るだろうって話だったけどね。我々の知る朱雀なのかはともかく、四方将神の『南の位置』は存在するはずだ。だからこそ調べたいのさ。東西の線は微妙だし色んな意味で最も調べ易いのは此処だからな」
 四霊というのは獣としての概念だが、四方将神として捉えれば別の存在を括って居る可能性もある。
 実際に他の四霊を見たという話もあれば、いいや違うという噂もある。しかし結界として機能している以上、何かが存在するだろうと運命は語った。その意味で南にある都であり、陰陽師の重要施設があるという意味でも今回で調べられる可能性は高かったのである。
「我々の知る……か。そう言えば亀甲紋があったって話だよね。時間をかけて時先案内人経由で聞いたら、俺たちの知ってる亀甲紋だったらしいけど」
 その言葉に雪人は友人の言葉を思い出した。
 彼女は長岡京の陰陽師に貴船神社で見つかった紋様が亀甲紋なのか尋ねたのだ。
 改竄世界史との相違で勘違いするのを避けるために時先案内人に情報をまとめて話、それを精査するという話であったが、結果として亀甲紋であった。しかし朱雀が別の鳥なり炎の象徴になっていたり、単純に武将やら術師なり僧侶に入れ替わっている可能性もなくはなかった。
「さてと、まずは『鎮宅霊符神社』を目指すわけだが……。符をばら撒いて式神で敵は掃討していくにしても……」
「ディアボロスとしては勿論だけど、一介の陰陽師としても気になるところ。しかしここは敵本拠地、簡単に通してはくれないよね」
 運命は呪符を一枚取り出して片目を閉じ、雪人は両目を閉じて意識を集中させた。
 すると近くに居た鳥が運命の前に飛んできたり、雪人の念じた言葉が皆の脳裏に浮かんだりし始める。
「上空から俯瞰して敵の少ないルートで進んでいこう。戦闘時間が少なくなれば、その分平城京内を観察する余裕も出てくるだろう」
「それなら俺は足音立てずに先行して探る役で良さそうだな。飛んで観察しても良かったが、ここは分担と行こう」
 運命が閉じた片目を開けると眼鏡に取りの視界が写り、樞は同じような役をする事が多かったがここは鳥に譲った。
 魔術師にとって気を付ける言葉に例えるならば……発見し易いという事は、発見され易いという事だ。
 ゆえに今回は代わりに建物の陰に飛翔して滑り込み、皆に先行して敵巡回経路を確かめる。

 大福帳の様な呪符の束を鳥が運び始めると、一同は一息に行動を開始した。
 そして先行していた樞がある建物の影で動きを止める。
「何かあった樞兄さん?」
「クソデカ東大寺で見た奴が居たぜ。見たとこ少数だし時間が惜しいから押し通りてえところだが……」
 雪人からの通信に樞は苦笑じみた反応を返して来た。
 詳しく見なくても肩をすくめているのが判りそうだ。
「下手に残しゃ増援を呼ばれ続けかねねえ。早期殲滅が必要だな。こっちは音を消す準備してるから、上からの情報を頼まあ」
 樞はそう言って変身を切ったが、結界を構築し風を操って戦闘音を軽減する準備を始めた。
 同時に上空からの情報管制を経て、皆が静かに集まって来る。
「わらわらわらと大群で、なるほど魔人の行進だ。でも彼らの巨躯も、東大寺の巨大化怪人……もとい、巨大化鬼妖達を見た後だと何だか小さく感じるよ」
 とはいえこの数の多さ、早急に何とかしなければ。
 駆けつけて来た雪人は懐から竜笛を取り出すと、周囲に結界が張ってあるのを確認して奏で始めた。
 音と共にゆるゆると玄妙なる霧が幽かに現れ始める。
「こっちは何時でも行けるぞ。監視も同時にやるから切った張ったは難しいが」
「それはこっちで担当するよ。……ここで止まってはいられない、押し通らせて貰うよ」
 運命の言葉に雪人は白銀の刀を抜いて飛び出した。
 相手の意識外から幽玄の霧に紛れて襲い掛かる。
『侵入者です。侵入者です。至急……』
「おおっとそこまでだ。Omnia vanitas ――樹は幹より切り倒せ。樹の根は腐れ落ちよ。その痕跡は虫に達によって喰われ全ては無かったことに……一足早く冬の時代に飲み込まれるがいい」
 切られた場所から爆発して反撃を開始める埴輪に対し、樞は存在情報を食らって対抗した。
 その音を消し、衝撃を消し、爆発した痕跡を消そうとする。
『急々将来。急々将来!?』
 猛烈な冷気で形を崩壊させながら埴輪は目から怪光線を放った。
 ビュンと光線が仲間を貫き……その姿は俄に崩れて呪符の塊となってバラバラと散り始める。
「おおっと。危ない危ない……警戒ついでに式神も使って破壊の様子や破壊された物、それらの場所の法則性など見てとれれば、最近行われている破壊行為の理由等、敵内情も何かわかるかもしれないな」
 少し離れた場所に居た運命の本体は、他人事のように周辺の光景を眺めていた。
 そして散った呪符たちは地面に落ちると、それぞれ鳥となって敵を食らい羽ばたいていったのである。

 平城京の探索行はまだ始まったばかり。
 目的地までは遠く、そこで何が見つかるかも不明であった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

瀧夜盛・五月姫
はにぃ。はにゃぁ。はっぬゎー。

埴輪が闊歩、する都。まるでいつかみたボードゲームの上、姫、立たされてるみたい。
平安京よりも鬼妖だらけの、平城京。こんな状況で、ヒト、いたり、する、のかな……?
これだけ鬼妖、徘徊していたら、住むどころか、散歩すら、死と隣り合わせ。
正気、いられるとは、到底……。

ん、そんなことより、まずは埴輪の殲滅、だね。

薙刀を構えて、大剣を受け流し、敵を【両断】しよう。
東クソデカ寺で、まみえた時は、力(POW)で戦えなかった、から、ね。
思う存分、切り刻んであげる、よ。


シル・ウィンディア
はにわ…。はにぃ…。
…なんで量産されてるの、これ?
ま、まぁ、がんばる…

飛翔で警戒されないラインまで上空に舞い上がってから、空中戦機動を開始っ!
相手の動きをよく見て、敵のビームには、背中に発現した光の翼を使って防御して、ダメージを防いでいくよ。
反撃は忘れず、撃ち抜いていくから。

まさかのビームって…。はにぃのくせにぃ~
それじゃ、天翔残影砲、最大稼働で行きますっ!

撹乱をしつつ、ターゲットマルチロック…
さぁ、乱れ撃たせてもらうからねっ!!

威力はちょっと減っているかもしれないけど、それでもまだまだ押し通せるくらいだからっ!!

…しかし、気の抜ける外見とは違って強い。
ちょっと気合入れなおすか…


音羽・華楠
……歴史侵略者の巣窟を潜り抜ける依頼です。
守りはいくら固めても損はありません。
【ガードアップ】を使い、それに頼りましょう。

……巡回する『まじんさん』とやらは、平城京の建物が壊されるのを止めてるみたいですね。
なら、建物を盾にする、或いはその巨大な剣をこちらに向かって振るうと建物も巻き込む位置取りを意識すれば、向こうの攻撃を制限し、見切り易くなるかもしれません。

私からは《雷幻想・煉獄》を浴びせてやりましょう。
……このトループス級自体はそこまで水分子を含んでないかもしれませんが、周囲の大気や地面の水分子で充分な熱量は発生出来るはずですから。

走り続ける依頼です。
【呼吸法】を駆使して体力の温存も。


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

長岡京の人達がここに来られなかったのは、逆に良かったかも知れませんね。
この有様では、到底無事に済まなかったはずです。

さて、私達は私達に出来る事を。速やかに突破し目的地に向かいます。

機動力確保で飛翔はしますが、目立たぬよう低空飛行、戦闘は必要最小限に、です。

戦闘方針は『極光の波動』での射撃戦。
精霊達と歌を紡いで波動を放ち、前衛の援護をしつつ、道中の敵を吹き飛ばします。
何やら「まじんさん」なる名前らしいですが、違いが分かりませんので気にしない方向で……。
敵の光線放射は、波動で勢いを弱めつつ、味方を巻き込まぬようにしつつ回避を試みます。

その他、味方への誤射や孤立化にも注意します。



「はにわ……。はにぃ……」
「はにぃ。はにゃぁ。はっぬゎー」
 はにはに五段活用。
 あ、一言被ってますね。四段活用でした。
「……なんで量産されてるの、これ?」
「平安鬼妖脅威のマギ・ニズム?」
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼/大怨霊の愛し姫・g00544)の返事に苦笑した。
 なにが一番苦労するかというと会話という物はキャッチボールだからだ。
 IQゼロ・モードで語り合えば続きに詰まろう。
「ま、まぁ、がんばる……」
 仕方がないのでシルはプカプカ浮いて妖精さんのように漂った。
 ともあれIQゼロで居られるのは此処までだ。
「……埴輪が闊歩、する都。まるでいつかみたボードゲームの上、姫、立たされてるみたい」
 五月姫は猫が何もない場所を観察するかのように空を眺めた。
 しかし脳裏ではこの平城京を碁盤の様なボードとして捉えている。
 集められた鬼妖たち、それらを管理するに打ってつけの駒である埴輪兵。そして暴走する鬼妖たち。どこまでが計算で、どこからが計算ではないのか?
「平安京よりも鬼妖だらけの、平城京。こんな状況で、ヒト、いたり、する、のかな……? これだけ鬼妖、徘徊していたら、住むどころか、散歩すら、死と隣り合わせ。正気、いられるとは、到底……」
「長岡京の人達がここに来られなかったのは、逆に良かったかも知れませんね」
 五月姫が新宿で寂しくなっても殺されたりはしないが、ここは危険だという言葉にフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は頷いた。
 なにが問題かといって、この平城京に長岡京に逃げ込んだ正義の陰陽師たちは合流するつもりだったのだ。
「この有様では、到底無事に済まなかったはずです」
「食べられてしまうか、それとも妖怪に改造されてしまうか……。どちらにせよただでは済まないでしょう」
 フィーナの呟きを音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が拾った。
 これまでの鬼妖達の所業を考えれば危うい所だっただろう。
 都の人々は恐怖を吸収される存在だったが、それ以外の人々は酷い物だ。まして妖怪で溢れる平城京を訪れたらどんな目に合うか。
「さて、私達は私達に出来る事を。速やかに突破し目的地に向かいましょう。残るは後少しです」
「そだねー。わたしたちが出来る事って今はそのくらいだもんね。一つ一つこなしていこっか」
 フィーナが戦いを促すとシル達は覚悟を決めた。
 情報を集めようにも敵が群がって来るのだ。今は戦うしかあるまい。
「その前に二つ。……これは歴史侵略者の巣窟を潜り抜ける依頼です。守りはいくら固めても損はありません」
 ここで華楠は防御結界……ガードアップの構築を申し出た。
 敵はまだまだ居り、陰陽師の重要施設に辿り着いたとしても何が起きるか判らない。
 連戦への対応ができるだろうし、もしもの時に備えることもできるのだ。
「いいと思うよー。二つ目は?」
「……巡回する『まじんさん』とやらは、平城京の建物が壊されるのを止めてるみたいですね。なら、建物を盾にする、或いはその巨大な剣をこちらに向かって振るうと建物も巻き込む位置取りを意識すれば、向こうの攻撃を制限し、見切り易くなるかもしれません」
 シルが続きを促すと華楠は平城京の建物を流し見た。
 あの埴輪たちが警備システムの一環であるならば、守るべき建物を背にすることで危険を少しでも抑えられるのではないかという提案である。
「なるほど一理ありますね。見つかり難いという意味でも低空飛行して足音を消しつつ、建物の陰に隠れる方が良いかもしれません」
「じゃあ、あんまり飛び回るのは危険だねー。低空での空中機動に専念しとこっと」
 フィーナの他にも同様の意見を口にしたものが居るということで、シルとしてもその事を否定する気はない。
 警戒されないラインで上昇を止めれば良いだけの話である。
「ところで、何やら『まじんさん』なる名前らしいですが」
「顔。少し、笑ってる、気がする、よ」
 ふとフィーナが疑問に思った事を口にすると五月姫が即答した。
 これまでの道中で倒れた敵の顔は笑っていただろうか?
「違いが分かりませんので気にしない方向で……」
 もし曲がるなら120度くらい回転しそうなほど首を傾げそうになったフィーナである。

 ともあれ目的地の近くに成れば警備も密になるのかもしれない。
 どうしても避けては通れないグループを見つける。
「ん、そんなことより、まずは埴輪の殲滅、だね」
 埴輪以上に判り難いが五月姫も秘かにウッキウッキであった。
 新宿で美味しい御菓子でも見つけたのか、あるいはお友達と一緒にオニューの水着でも買いに行ったのかもしれない。
「東クソデカ寺で、まみえた時は、力で戦えなかった、から、ね。思う存分、切り刻んであげる、よ」
 と思ったらむしろストレス解消的な意味合いであったそうな。
 薙刀を横に構えて、何時戦いが始まっても良いように呼吸を整えている。
 自身の体を縦の線に、薙刀が真横になってまるで戦場に立つ十字架の様だ。
「では援護しますね。……精霊達よ、どうか、私に力を貸して」
 まずフィーナがゆっくりと歌を紡ぎ始め、精霊たちを呼んで援護射撃の準備を始める。
 合わせて他の仲間の詠唱も始まり、一気に叩き付けるべく魔力や闘気を高めていった。
「激しい大いなる怒りの姿をされる不動明王よ……」
「共に歌を紡ぎ、その想いをもって極光の導きと成し、我が敵を討ち果たせ……!」
 華楠えの詠唱が佳境に入った所で一足先にフィーナの術が先に発動した。
 地上にオーロラが現れ戦場を彩ると、三種の精霊たちが踊っているのが見えるかもしれない。
 精霊たちとフィーナの旋律が重ね合う時、極光は邪悪を砕く光となった。
『侵入者発見。戦闘に移行します。緊急機動開始』
 周辺を照らす光の中、埴輪たちは目から怪光線を放った。
 その隙に仲間達は突入を始め、精霊たちの祝福の中で走り抜ける。
「迷いを打ち砕き給え、障りを除き給え、所願を成就せしめ給え……! 急急如律令!!」
 華楠は雷電を放つ術に火行の術と不動明王の加護を組み入れた。
 大陸渡りの五行思想に神や仏を組み込む日本の概念的な融合をすり合わせた形だ。
 埴輪は土行、雷の位置する木行とは相性は悪くない。土は水も黒鉄(金)も含むからだ。そしてそこから相性の良い火へと移行し、『魔人』を焼き払うために不動明王の力を借りたのである。強大なマイクロ波は水分子を蒸発させて摩擦が内側から焼いていくだろう。要するに電子レンジを妖精さんの力とか魔術で再現したと思えばOK。
『排除します、排除します』
「左手には五色の索! 右手には倶利伽羅の剣! 退散せよ!」
 燃える熱気の中で繰り出される大きな剣に、華楠は建物の方へ飛びながら印を切った。
 防御結界が起動し回避したこともあり、かなりの部分を受け止める。
 華奢な指二本が大剣を受け止めたなど信じられようか?
『侵入者排除。侵入者排除。見敵必殺』
「まさかのビームって……。はにぃのくせにぃ~ターゲットマルチロック……さぁ、乱れ撃たせてもらうからねっ!! 光よ、我が手に集いて、すべてを撃ち抜く力を……」
 ビュッと繰り出される怪光線。
 その中を駆け抜けながらシルは光を放っていた。
 二対の光の羽が防御膜と成り、時には周囲に広がって仲間を守る光の翼となる。
「威力はちょっと減っているかもしれないけど、それでもまだまだ押し通せるくらいだからっ!! それじゃ、天翔残影砲、最大稼働で行きますっ!」
 シルは残像それぞれから光を放つかの如く魔力砲撃を放った。
 その一撃を受けるたびに埴輪たちは各座し、あるいは砕け散り、体力が無いモノは消滅するだろう。
「……でも、気の抜ける外見とは違って強いね。ちょっと気合入れなおすか……」
「大丈夫。少なくとも、守っている相手は、もういない、よ」
 シルが息を吐いて深呼吸した時、五月姫は己の攻撃で真横に埴輪を真っ二つ。
 右に左に攻撃を繰り返し、三連打で落ちて来る脛・胴・首を次々に斬り裂いたところであった。
「あ、これじゃ、はにぃじゃなくて……マトシェリーカ、だっけ?」
「それを言うならダルマ~!?」
 そっかとか言いながら、切り掛かって来た埴輪を反撃で沈めて最後の一体を葬ったのである。
「もう終わりかな?」
「いえ。こっちに向かって来る討伐隊が居るはずですね」
 シルの言葉に華楠が戦いはまだ終わらぬことを告げた。
 あくまで巡回部隊を倒しただけだ。
「めんどう」
「まじんさんと顔比べてみます?」
 憮然とする五月姫にフィーナは緊張を解すように他愛ない言葉を掛けた。
 こうして一つの戦いが終わったが、怒涛の様に迫る敵集団が迫りくる!
 目指す陰陽師の拠点に入るには、もう少しだけ時間が掛かりそうであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【グロリアス】がLV2になった!

オスカー・メギドューク
・心情
さて、増援が来たようだね
では、引き続き蹴散らしていこうじゃあないか

・戦闘
残留効果の≪飛翔≫や≪エアライド≫を用いて縦横無尽に【撹乱】しつつ、≪トラップ生成≫で引き続き網やロープを発生させて隙を作っていこう
敵の攻撃は、建物もうまく盾にしつつしのぎ、パラドクス『槍牙呪怨』を叩き込むとしようか

・その他
アドリブ等は大歓迎だよ


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

流石に敵の本拠地だけあって、増援が速いです。
これ以上敵集団が駆け付けてくる前に、速やかに退治しましょう。

そういえば、結局彼らと道中のハニワさん達って、どんな違いがあったのでしょうか?
名前だけなんてことはないですよね?

機動力確保で飛翔はしますが、目立たぬよう低空飛行です。

戦闘方針は引き続き『極光の波動』での射撃戦。
精霊達と歌を紡いで波動を放ち、弱った敵から確実に仕留めましょう。
また、前衛への援護射撃や敵の移動阻害もしつつ、戦場の把握に努めます。

敵の光線放射に対しては、波動で勢いを弱めつつ、味方を巻き込まぬようにしつつ回避を試みます。

その他、味方への誤射や孤立化にも注意します。


獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

敵の増援が速いな。それだけ重要な場所なんだろうが、だとしたらこの先に待っているのはなんなんだ?

気合を入れ直して戦いに挑むか。
迎撃に来た魔人たちに【衝撃波】を叩き込み、反撃は【残像】でターゲットを絞り込ませないように立ち回る。

門の前で戦った巨大化した奴らよりは戦いやすい。何体でも相手にしてやる。掛かってこい。



 その時、突如として天空よりナニカが飛来した。
 ズン……と音を立てて一本の樹が降り注ぐ。
 その樹の枝がガシャンガシャンと手足に変形し始める頃には、遅れて埴輪が浮遊しながらやって来る。
「さて、増援が来たようだね」
 オスカー・メギドューク(“槍牙卿”・g07329)が敵の増援が到着した事や、タイミングに差がある事に気が付いた。
 変形中の樹が人型になるのにはもう少し時間が掛かりそうだ。ならば……。
「では、引き続き蹴散らしていこうじゃあないか。一足先にあいつからかな」
 そういって担いでいた槍を構え直し、仲間たちに先駆けて前衛に立つ。
 そしてオスカーの様に足止めして来た仲間や、最後の巡回グループを倒して来た仲間もまた到着し始めた。増援が現れるのは敵だけではない。
「流石に敵の本拠地だけあって、増援が早いです。それにしても……」
「馬鹿みたいに早い。それだけ重要な場所なんだろうが、だとしたらこの先に待っているのはなんなんだ?」
 フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)と獅子堂・崇(破界拳・g06749)は来援の早さとその理由に注目した。
 敵が大集団を操るのはいつもの事だが、平城京に入ってから特に早い気がする。
 妖怪たちの拠点というだけではなく、何かあるのだろうか?
「指揮所なり妖怪配備センターなのか、それとも……まあいい。気合を入れ直して戦いに挑むか」
 まず崇はシンプルに向かってる先が雑魚を操っている可能性を考えた。
 平城京は東大寺からしか侵入できないので、入り口に近い場所へ指揮所があるのは理にかなっている。
 それとも他に理由があるのかと考え始めたところで、自分の性には合わんなとひとまず意識を戦いに集中させた。推測が出来ない訳ではないが、戦い方が似合いって居ると思うのだ。
「そうですね、色々考えられますが……。これ以上敵集団が駆け付けてくる前に、速やかに退治しましょう」
 フィーナもここで思考をいったん打ち切る。
 精霊使いであり術師でもある彼女から見れば、幾つか考えられることはあるのだ。
 平安京から送られてくる感情エネルギーを陰陽道でコントロールして配分するとか、結界であるとか妖怪たちの制御などなど。しかし現段階で得られる情報は少ない。せめて目的地に辿り着くまではお預けした方が良いかもしれないと、彼女もまた戦いに専念したのである。
『侵入者を発見。戦闘行動開始まで二十……十……』
「カウントダウンは必要ないぜ。こっちから行ってやるよ!」
 そして崇は無造作にやって来る埴輪に対して歩み出た。

 間合いを測って一足早く間に入り込み、次々に衝撃波を浴びせ始めたのである。
『侵入者を排除します』
「やっぱりな! 門の前で戦った巨大化した奴らよりは戦いやすい。何体でも相手にしてやる。掛かってこい……まとめて蹴散らしてやる!」
 崇はすれ違いざまに最初の一体を殴りつけるが、次の主観には衝撃波で別の個体を狙っていた。
 これぞ幾度も繰り返した正拳突きのなせる技! 打撃のみではなく闘気を練り込んだ衝撃波となって暴れまわるのだ。そして残像を残しながら相手の大剣は回避し、あるいは受け止めていく。
「我が怒りは、呪いとなりて牙となる。我が一撃は報復成り!」
『反撃、反げ……』
 最初に敵を認めてから少し間を開けていたオスカーは、ここにも罠を張って居た。
 地上に網やロープを発生させ、自らは爆発の中を飛翔して突撃を掛けたのである。
 先祖伝来の槍は一族に降り掛かった厄いや、世界に対する支配への怒りを露わにする。その怒りを呪いとして開放し、貫いた埴輪の中を侵食していくのだ。
「あまり突出しないでください! できれば防御結界と建物を利用して可能な限りの回避を!」
「心得た! 麗しき乙女を煩わせるつもりはないよ」
 フィーナはオスカーの芝居掛かった台詞に苦笑に似た微笑みを浮かべる。
 そういえば女性だけで行う劇団があったそうだが、奪還したのだろうかと他愛ない考えが脳裏を通り過ぎた。
 ゴホンと咳払いして喉の調子を確かめると、軽やかに歌い出したのである。
「精霊よ。私に力を貸して。雪の精霊、氷の精霊、そして光の精霊。我らの協賛する歌は遥かな彼方にまで響きたり」
 低空を横っ飛びしてバタバタと棚引くマントの下に翼が現れる。
 そして周囲に光のケープが現れたかと思うと、周囲に広がってオーロラとなった。
 交じり合う精霊の力が溢れ出したのだ。
「天を彩る極光。地を照らす慈光。我が元に集いて我が仲間の道を照らし、我が敵を葬る輝きとならん。我は一人であれど一人に非ず。一人にして支え合うと友垣なり」
 それは仲間たちが攻撃した敵を貫き葬り去った。
 次なる敵を探し光の帯を伸ばせば、今度は彼女がフィーナの援護を果たすだろう。
『総員傾注。火力を動員して個を倒すべし』
『了解。包囲します』
『りょ、りょうか……にんむ、かんりょ、う』
 変形を終えた敵アヴァタール級が到着までにあと数分。
 その数分を無駄にすまいと敵集団は一気に襲い掛かって来た。
「おっと。そうはいかないよ。だけど間に合うかな?」
「僅か数分だが……その数分が多きいはずだ。だが間に合わずとも持ちこたえて見せるなどとは言わん。先に撃破すればいい」
 敵集団は自爆攻撃をオスカーに集中して来た。
 反撃しながら建物側に飛びのく彼女をカバーしに崇が飛び出して敵に攻撃を放とうとする。
「ディアボロスにとって一分あれば十分な事もありますからね。落ち着いていきましょう」
 パラドクスを用いた逆連鎖戦は僅か数分の間に決着がつくこともある。
 一介の行動で一分あれば十分なのだから。それゆえに新しく手に入った防衛ラインという力などは考え様によるだろう。最初から逃げに徹する敵はともかく、そうでなければ飛翔と組み合わせて回り込むのは簡単なのだから。
「そういえば、結局彼らと道中のハニワさん達って、どんな違いがあったのでしょうか? 名前だけなんてことはないですよね?」
「少しばかり賢いというか、集団戦に慣れている感じかな? 外見で判るよな子猫ちゃんは居なさそうだけどね」
「後は……とりあえずホバーだな」
 そんな感じで緊張を解すために他愛のない事を口にし合い、ディアボロス達は残りの敵に向かい合ったのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【腐食】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

アンゼリカ・レンブラント
※アドリブ・連携どんとこいだよ!

ディアボロスを駆逐のための討伐隊とはね
そんな連中に倒される私たちじゃないさ
さぁドーンと行くよ!

踏み込む機を仲間と合わせパラドクスの砲撃!
めいっぱい衝撃波を叩き込んだら
反撃を障壁とオーラで凌ぎつつ
一撃離脱して囲まれないように!
ダメージがあっても動きは止めないよ
まだまだ、勇気と腹筋は尽きないから!

巨躯の軍団だからこちらはスピードを駆使し
翻弄させるよう動ければいいかな
隙を作って仲間に突いてもらい
私も隙を見てはパラドクスの砲撃っ!
弱った個体から倒して数を減らしていこう

消耗している相手を中心にして
呼吸を整えめいっぱい力溜めた《天輪輝星》で
粉砕するよっ!これで、どうだーっ!


リュウ・ターレン
アドリブ・連携○
使える効果1・2は全部使用。

さてと、どーんと壊しに行こか。
蹴散らすのは何とかなるやろ。
通常攻撃しつつ、機を見てパラドクス使うで。
反撃は【飛翔】【エアライド】で見切って回避。受け止めるんは……きついそうやしな。避け優先で。

・通常攻撃
<魔晶筆>を取り出して空中に文字を書き悪魔の力で文字の力を引き出し攻撃。
①「弾」の字で相手に魔力の弾丸を飛ばして牽制。(アート・誘導弾)
②「拳」の字で拳出してそのまま殴る。不意打ちも辞さない。(アート・グラップル)

・パラドクス演出
<魔晶筆>を取り出して空中に書く。書く字は「砕」・「連」。
即ち相手を連撃で倒しつつその身砕く。相手の剣?それごと砕いたるわ!


百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

「さてと次から次へと来るな。符の追加発注と行こうか」

懐から符の束を追加で取り出して展開、先程までに展開していた群鳥の符も併せて使用し、石壁牢を発動、無数の石版を戦場に生み出して、やってきた埴輪擬きを閉じ込めるようにして足止めする。

「さて、とは言ってもこの程度すぐに突破してくるだろうけど、まあそれも織り込み済みだ」

敵を閉じ込めた石壁の厚さを変えておくことで(こちらに近い敵ほど薄く)、敵が時間差で襲いかかってくるように、あとは戦いながら直線的な道を移動し敵を縦に引き延ばす。直線的に並べば、魔砲使いが一掃できる。

「まあ、そうでなくても一対多より一対一を繰り返す方が危険も少ないだろう」



 討伐隊の第一陣は退けた。
 間もなく敵アヴァタール級が動き出し、戦列に参加し危機となるかもしれない。
 一足先に集結を完了したディアボロス達は、敵の包囲網が整う前に殲滅を決意する。
 僅か数分の猶予、だがその刹那の時間があれば十分過ぎると笑って飛び出したのだ。
「さてと次から次へと来るな。符の追加発注と行こうか」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)は左手で懐から符の束を取り出す。
 右手は親指を傷口に当て、その血を束の端から端に滲ませることで即席の準備を終えた。
「さて、とは言ってもこの程度すぐに突破してくるだろうけど、まあそれも織り込み済みだ。となればやる事は一つだし、一つであるべきだな」
 運命は術師であり、剣士であり、同時に軍師でもある。
 それらすべてに共通する言葉は一つだけ、シンプルイズベスト。
 余計な判断は要らない、こういう時にやるべきことは一意専心。ただ目の前の敵を総力を持って倒し、的にはそうさせないという単純な理屈である。
「まあ、そうでなくても一対多より一対一を繰り返す方が危険も少ないだろう……礫ヲ結ビテ石壁ト如セ」
 そう言って展開すると、先ほどまで群鳥として展開していた符も含めて石壁になった。
 無数のモノリスが乱立し、中でも大きい物は1立法mくらいの大きさがある。
 それらはクロノヴェーダにとって他愛のない障害や盾でしかないが、だからこそ突入タイミングに差をつけ仲間たち守ることができるのかもしれない。
「なるほど。後は一体一体倒していくだけやな。判り易くてええわ」
「ん。了解! さぁドーンと行くよ!」
 リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)とアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は石板で出来た簡易迷路の中を突き進む。
 あるいは石板を破って通り抜けようとする敵に横入りするのだ。
『障害物を排除します』
「流石討伐隊……判断は速いな。任せるよ」
 埴輪の目から怪光線が発射され、石板の一枚がバリンとガラスの様に割れる。
 貫いて運命を傷つけたがソレで十分だ、欲しいのはタイミングであり、割れた破片で敵を傷つけるのは彼にとってオマケでしかない。
「ディアボロスを駆逐のための討伐隊とはね。そんな連中に倒される私たちじゃないさ」
 アンゼリカは石居たが割れたことでショートカットした敵に狙いを変え、力を合わせて倒すことにした。
 石板が刺さった部分目掛けて衝撃波を放つ。
 その一撃は光を伴い周辺を染めていくのだが、まるで地上に降りた星のようである。
『侵入者討伐』
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
 反撃として迫る大剣に恐れることなく、アンゼリカはそのまま態勢を回転!
 光は半周して他の敵にも突き刺さる。どんなピンチにも恐れず立ち上がる姿、それこそが彼女の勇気の証だろう。
「さてと、どーんと壊しに行こか。他にもお仲間おる事やし蹴散らすのは何とかなるやろ」
 そんな中でリュウは泰然として一体一体潰していくことにした。
 囲まれないように離れつつ、倒し易い個体を見定める。
 さらに空を飛んで右に左に移動しながら魔性の筆を取り出し、その場に描く文字、そして飛翔を使って移動する経路自体にも一筆書きの要領で大きな文字を用意し始めた。
「我空にえがく。その字は砕と連。即ち、砕きて連なる。さてなんやろな? まずは御手を拝借!」
 まず発動したのはその場で描く文字の方だ。
 魔性の筆で直に『砕』『連』と描いて近くに居た敵を殴りつけ、ストレートに倒せそうな奴を先に叩き潰した。
 同時に放たれる反撃は逆連鎖戦ならではだが、そんな物は読んでいるから回避し易い。
 もし上空から彼の移動経路を眺めて居たら、『拳』という文字に見えただろう。左右への移動は、ジグザグに回避するためではなく、この大きな文字を描く為だったのだ。
『侵入者排除』
「土の剣? それごと砕いたるわ! お次はこれやで!」
 今度は『弾』という文字を描く為に、上から下へ高速移動。
 急上昇を掛けて空中でタタラを踏んだ。
 そして最後まで描き切る為にもう一度降下して、先ほどと同じように『砕』『連』と描いていく。今度はそれ程傷付いてはいないが、倒しきれるだろうか?
「あんまり無茶をしないでね! 一撃離脱して囲まれないように!」
「そういうあなたの方が傷ついている様にみえるね。ま、ここはお互いさまやな」
 良く見ればアンゼリカは集中攻撃でも受けたのか、それとも前衛に立っていたからか傷ついていた。
 リュウの指摘に笑顔で返すが、勇気と腹筋で支えているように見える。
 スピードで翻弄しながら避けられない攻撃は防御したのだろう。
「まあ仲間が防御結界を敷いてくれたしね。見た目ほどは傷ついてない筈さ」
「そういうこと! 弱った個体から倒して数を減らしていこう。粉砕するよっ!これで、どうだーっ!!」
「あかんなあ。朱に交われば赤くなるんやで?」
 そんな事を言いながら何とか一同は埴輪たちを倒しきったのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【照明】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】LV1が発生!


 みょおおん。
 ミシ、ミシ。
 アヴァタール級クロノヴェーダである『木霊』は存在感ある動きで歩き始めた。
 しかし重量感のある音ではなく、思ったよりも軽いようだ。
『戦闘力測定第一段階。敵の単純排除は難しいと判断』
 木霊は周囲に生えている木々に手を伸ばし、それを自らの剣と縦へ変形させた。
 ミシリ、ミシリ。
 木々に蔦が入り込み、内側から強化しながら我がものとする。
『戦闘力測定第二段階まで移行しつつ、第二群・第三群へ提供するための情報計測の為、戦闘行動を開始する』
 木々から蔦が顔を出し、刃と盾の表面を構成。
 木霊はそのまま躊躇せず、ディアボロスたちに戦いを挑んだのである。
シル・ウィンディア
はにぃから、今度は木人?
まぁ、なんにせよやることは一つ…
ここをクリアーしないと、先には進めないなら…
無理やりでも推し通るっ!!

飛翔で低空飛行。
ホバー移動のように平面移動を重視で動いていくよ
残像も生み出して、攪乱を行いつつ、パラドクス砲撃をぼんぼん撃っていくね。

敵パラドクスは、光の翼で防御(ガードアップ)を行いつつ…
上空に舞い上がることを解禁っ!
三次元の空中戦機動で攪乱しつつ、高速詠唱を開始!
味方のタイミングに合わせて、全力魔法の六芒星精霊収束砲!!

さぁ、全力の一撃を遠慮せずに持っていけーーっ!!

…まぁ、これで終われば苦労はしない、か。
それじゃ、あとは任せまーす!

ふよふよ飛んで離脱を行うね


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
※ネメシス形態使用

歴戦の戦士という風貌ですが、式神の一種ですかね?
後続部隊も来るようですが、その前に貴方を倒して目的地に行くまでです。

まずは飛翔して機動力確保。敵が力業なら、こちらは技と速さで全力勝負です。

戦闘の基本方針は『戦乙女の瞬撃』での遠近両用の攻撃。
精霊達の加護を武器に纏わせてパラドクスの一撃とします。

闇雲に突っ込んでも根の盾に防がれる可能性が高いので、基本は弓で魔力矢の狙撃を撃ち込んで足止め兼前衛の援護です。
その上で隙あらば、敵の死角から細剣での刺突に依る一撃離脱の突撃です。

敵の突撃には、ギリギリまで引き付けてから身を翻して受け流し、その背中に細剣を突き刺します。


獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

あいつの戦闘準備も完了したみたいだな。相手になってやるぞ。
盾による突撃か。大地の力とやらで強度が増しているらしいが、
その盾、砕かせてもらうぞ。

【突撃】、【ジャンプ】からの必殺の一撃を盾を構えた木霊目掛けて叩き込む。防御は考えない。【捨て身の一撃】だ。

この先にいるのが誰なのかは知らないが、俺たちを止められるとは思わないことだ。



 討伐隊のトループス級を倒し、残すはアヴァタール級のみとなった。
 ここまで時間の勝負が続くが、半ばを越えたことで一息吐く。
「はにぃから、今度は木人?」
「歴戦の戦士という風貌ですが、式神の一種ですかね?」
 シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)もの言葉にフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)が少し前の光景を思い出した。
 一本の大きな木がこの地に落着し、そこから手足が生えたのだ。
 元から生えていたわけでは無い事を考えれば、樹に呪文を彫り込んで式神として宿らせたというう方が逸れっぽい気がする。
「どちらかと言えばロボットに思えたがな。まあ平安京にロボがいる訳で無しただの一致だろうが」
 二人の話に獅子堂・崇(破界拳・g06749)は笑って答えた。
 新宿ではこの手の存在を扱う特撮・漫画・アニメの類は多い。
 しかし昔から式神・護法童子・使い魔などと様々なジャンルで出てくる同様の存在は多い。名前などラベルのようなものだろうと世界を旅して来た男は語る。
「ともあれ、あいつの戦闘準備も完了したみたいだな。相手になってやるぞ」
「そだねー。まぁ、なんにせよやることは一つ……。ここをクリアーしないと、先には進めないなら……」
 無理やりでも推し通るっ!!

 そう言いながら崇とシルはそれぞれの方法で進み出た。
 低空飛行で滑るように進むホバーモードのシルと、力強く走り抜ける崇である。
「後続部隊も来るようですが、その前に貴方を倒して目的地に行くまでです。参りましょうか」
 フィーナもそれに続いて飛翔し、マントを棚引かせて浮かび始めた。
 排斥力の高い場所に突っ込むので、場合によってはそのまま退散と言う事になる。
 ならば目の前の敵を倒すまでの苦労だと速戦を心がけ、目的地である神社……には見えないお屋敷をチラリと伺った。最悪の場合、倒してあそこにタッチダウンすれば良いだろう。
「敵が力業なら、こちらは技と速さで全力勝負です」
 フィーナはそのままの態勢で弓を弾き絞り魔力の矢を紡ぎ上げた。
 彼女が望むことはそう多くない。困っているのを見勝てたら助けるのは当たり前だし、仲間が傷つくのは見たくない。
 精々がそんな物だ。普通に好きな物はあるが、必死になって望むとしたらそのくらい。そんな彼女だからこそ精霊たちは力を貸してくれるのかもしれない。
「この一撃は、私の信じるもののための一撃、精霊達に込めた願いの一撃です……!」
 フィーナは矢を放つと同時に前方へと飛び抜ける。
 手にあるのは既に弓で反歌う白銀の剣!
 精霊と合一しその加護を受けて放つ技! 憑依した精霊の力で神速すら発揮して迫ったのだ!
『飛来物接近、高速詠唱開始。我が一撃は巌の盾。我こそはこの都を守る防人成り。顕現せよ、根の国より成る魂が一撃』
 敵アヴァタール級である『木霊』は拾い上げた木々の中に通した根に力を通した。
 我が身を差し込んでいるがゆえにその強化は一瞬。
 大地を通して供給される力を、そのまま盾に注ぎ込んだのである。
「盾攻撃!? 危ない!」
「もうかわしてる! このままいくぜ!」
 人間には不可能な判断速度で行われる盾による殴りつけ。
 気が付いた時には回転どころか腕が伸びておりシルが忠告を飛ばすのだが、格闘家である崇の目には危ない所で避けたのが見えたのだ。
「盾による突撃か。大地の力とやらで強度が増しているらしいが、その盾、砕かせてもらうぞ」
 これまで地面を走っていた崇であるが、ここに来て急に飛び上がった。
 何も無い場所を蹴って飛びあがり、そのまま近くの建物を蹴って宙を舞う。
 空を飛ぶのは此処から、急降下の為だけに飛翔能力を使い切った!
「この先にいるのが誰なのかは知らないが、俺たちを止められるとは思わないことだ」
 これまで威力増強に使って来た念動力を移動のために費やした一撃。
 急加速に縦への急な機動にも関わらず、まるで意を介さない姿は完成を無視したかのようだ。
 そして降下しながら飛翔能力に上乗せすることで、周囲には赤い光がラインを引いて追いすがるかのようだ。
『我が一撃は……』
「誰であろうと敵は蹴り貫く!」
 対抗して繰り出される敵の盾!
 凄まじい反射速度であるが崇のソレはさらに上を行く。
 直撃の瞬間に今までの慣性操作を逆向きのベクトル向きで利用し、衝撃を発生させないのではなく、相手を貫く為に使用したのである。赤い光が盾に呑み込まれた時、その威力は既に敵を貫いていた。
「やはり本職の格闘家は違いますね。私だと憑依状態ならともかく、素では無理です」
「あ、大丈夫だった? それなら、わたしもそろそろ行くね」
 フィーナが戻ってきたところでシルも攻撃に参加。
 残像が出る程の速度で移動を行い、六種類の砲撃を連続で仕掛けた。いずれも彼女が契約した精霊の力からである。
『ピューイ♪』
 それに対して木霊は口笛の様な高音を発した。
 その瞬間に周囲が騒めき始め、木々の葉がこすれる音かと思ったが……。
 ブーンと高速振動する葉っぱであり、異様な色彩の蔦が伸びているのだ。
「うわっ。気持ち悪いなあ。でもだからこそ倒さないとね。闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ……。六芒星に集いて全てを撃ち抜きし力となれっ!」
 シルの詠唱と共にこれまで放っていた精霊の力が収束していく。
 そしてある程度融合した所で背中に青白き二対の羽が生まれ……ここにきてシルは高空への飛翔を解禁した。
 これまで敵に見つかるまいと避けていたのだが、コイツを倒せば問題ないのであれば使うべきだろう。
「さぁ、全力の一撃を遠慮せずに持っていけーーっ!!」
『我は谺、我は木魂、我は古多万。我は木霊と号する守り人(森人)成り。山より現れて世界に還る存在成り。文明よ、森へと還れ』
 高空に登ったことでシルは反動でふっとんでも問題が無くなった。
 溢れ替え得る魔力を束ねて放ち、翼の魔力で逆制動を掛ける砲撃モード。
 これに立ち塞がるのは蔦を束ねて作り上げた巨大ボディだ。見れば仲間たちの血も、周囲の魔力も吸収しながら自信を強化している。
「崩れた? やったか?」
「いえ。あれは合体させた蔦たちだけです。本体はいまだ健在な様ですね」
「……まぁ、これで終われば苦労はしない、か。それじゃ、あとは任せまーす!」
 崇の懐疑的な声に専門の術師であるフィーナが首を振る。
 崩れ去った後には元の姿の敵が居り、大穴が空いて焼け焦げた跡があちこちに見受けられるが問題無さそうだった。
 一同は一度離脱するべく、ある者は己の足で、あるものはふよふよと飛んで立ち去っていく。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
【落下耐性】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV4になった!

オスカー・メギドューク
・心情
さて、これがアヴァタール級かな?
樹木で出来ているとはまた驚きだが……道は、文字通り斬り開かせてもらおうか

・戦闘
残留効果の≪泥濘の地≫や≪トラップ生成≫による縄で敵の動きを鈍らせ、こちらは≪飛翔≫や≪エアライド≫で仕掛けようか
敵の攻撃が盾を構えた突撃だというのなら、動きを鈍らせて初動をわかりやすくすれば回避は問題なくできるだろうさ
後は、盾を避けるように回り込んで、パラドクス『槍牙激哮』を叩き込むだけだ

・その他
アドリブ等は大歓迎だよ


リュウ・ターレン
アドリブ・連携○
使える効果1・2は全部使用。
ネメシス使用。(左手に辞書程度の大きな本を持ち、悪魔の羽と悪魔ダンタリアンに引っ張られて口調が丁寧に)

ほう。木霊と。こういうのは初めて見るね。
この身の持ち主についてきて正解だ。色々な物が見れる。
さて、この一撃に君は何処まで耐えられるか。見せてもらおうか!
パラドクス発動!
反撃は【飛翔】【エアライド】で見切って回避。受けるよりも避け優先で。


・パラドクス演出
<魔晶筆>を取り出して空中に書く。書く字は「描」「刃」。
空間に現れるは刃そのもの。君がいくつもの植物たちを出そうとも。
その全て諸共切り刻んであげようではないか。



「さて、これがアヴァタール級かな?」
 オスカー・メギドューク(“槍牙卿”・g07329)は剣と盾を持って構えるクロノヴェーダを眺めた。
 木製に見えるが強固な肉質と意志を感じる。
 更に言えば人間には不可能な可動域を、その植物性を持って再現している個体と言えた。
「ほう。木霊と。こういうのは初めて見るね」
 リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)はニィと目を細めた後で顔と言葉が柔らかくなる。
 いや、言葉使いは元から柔らかいのだが、どこか『形式的』な慇懃さが見え隠れし始めた。
(「この身の持ち主についてきて正解だ。色々な物が見れる」)
 あえて言うならば、このような感じでリュウの意識が引きずられていた。
 何に? そんな野暮なことは言いっこなし。
 左手に辞書の様な本、そして悪魔の羽が見え隠れした所で……それ以上の変化をリュウは食い止めた。ネメシスモードとして制御下に置く為、ここまでは解放を許容したと言える。
「情報と言うが……こちらも情報が欲しいね。色々と試させてもらおう」
 そういってリュウは魔性の筆を一回転させて、まるでペンの様に回転させた。
 その時にまるでインクは流れないのだが、元の位置に戻した時……禍々しい色彩があふれたような気がする。
「樹木で出来ているとはまた驚きだが……道は、文字通り斬り開かせてもらおうか」
 ここでオスカーが槍で地面を一突きすると、地面が泥濘に変化していく。
 そして槍が潜り切らぬうちに引き抜くや、一足早く空中を駆け抜けて前に出たのだ。
 騎士として前衛を務め、仲間たちに変わって前線を支えるためである。
『顕現せよ、根の国より成る魂が一撃』
「っ! そこだ!」
 オスカーの槍が放つ呪力と、木霊の受け止めた盾の衝撃がお互いを行き交う。
 敵の足元がブルンと震えた瞬間に、オスカーはそれ以上の傾注を避けた。
 叩きつけた盾の衝撃が登って来る前に離脱し、こちらの攻撃は通常レベルだが、相手の攻撃で重傷化する未来を踏破する。彼女の工夫が危険を察知し大怪我を負わずに済ませたのだろう。
「今のは……最小限の動きで最大級のカバー範囲だったな。人間には不可能な動きとはあれか……だが、何とかできない訳ではないね。強い事は強いが、ジェネラル級のコダマとなるにはまだ遠いかな。うん、興味深い」
 いつものリュウは狡猾さは見え隠れすれど、観察に回る方ではない。
 しかし今回はしみじみと楽しそうに敵を眺め、その動きをとくと見ていた。
 そして新ためて筆を動かし始めたのだ。それは敵を倒すというよりも、相手を知るための動きである。
「さて、この一撃に君は何処まで耐えられるか。見せてもらおうか!」
 リュウが描いた文字は『描』と『刃』である。
 すなわちそれは現象として結果を元に相手を切り裂くのではなく、刃を作るという儀式過程を間に入れることで火力を増強させたのだ。例えるならば水をぶつけるよりも、凍らせて氷の槍でも放つ方が威力が強いような物だ。
『文明よ、世界へと帰れ。我は守り人(森人)成り』
「ふふふ。空間に現れるは刃そのもの。君がいくつもの植物たちを出そうとも。その全て諸共切り刻んであげようではないか」
 攻撃を当てるだけならば、結果を押し付けた方が早い。
 しかし刃を作ったのには二つ意味があった。一つは先ほどの、火力を増強する為。
 そしてもう一つは、家庭を眺めることで知識欲を満たすためであった。植物が絡み合い、更にその力を吸収することで増強する。しかしこの方法ならばダイレクトに効くだろうと笑顔でその流れを見つめたのだ。
「ううむ。まだまだピンピンしているね。興味深いが、もう少しひっかきまわして見せないと。次は打撃で押し込んでみようか」
「どちらでも良いがな。、どうせ此処で引く選択肢はない。……勇気と誇りをこの牙に!」
 リュウは楽しそうに巨大な拳を作り上げ、そしてオスカーは槍を旗の様にして掲げながら味方を鼓舞するのだ。
 その対象はまず自分自身から。勇気を胸に立ち上がり、何度でも牙を突き立ててやろうと強敵相手に騎士としての矜持で挑む。

 その時、アヴァタール級との戦いは半ばへ。
 そして全体の戦況としては佳境に差し掛かっていたのである。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!


『……殿。……殿』
『おかしら。葉鳴りによるコダマ返しです』
『む』
 振動が駆け抜け、木々が騒めいている。
 平城京を疾駆する男たちは走りながらその音に耳を傾けた。
 いわく、彼らは走れば十里を容易く駆け抜ける。
 いわく、彼らの耳は三里向こうに落ちた針の音を聞きつけるとか。
『……るちゃ・どうら殿』
 さわさわと葉っぱがこすれ合い、声の様な物を再現していた。
 どうやら同格であるアヴァタールからの通信であると思われた。
『む。これはコダマ殿。いかがした? 相手の様子が判ったのか?』
 平城京を駆けていた精鋭部隊の頭目が被っていた深編笠を挙げた。
 その間もまったく足を止めず、そればかりか下半身の力だけで走り抜けている。
 脇を固めているのも似たような影七つ。
『きゃつらは、でぃぼろす。……を……とし、……を……』
『……むう。どういう事だ。コダマ殿。これではまるで判らんぞ……』
 その言葉は途中でぷつりと消えた。
 もちろん深編笠の男たちが全力疾走していることもあるだろう。
 だが本来の木霊であれば、この程度の伝言はこなせるはずであった。
『仕方あるまい。もう少し近くまで行けば判ろう。者ども、急ぐぞ。右翼は包囲に回れ、左翼はワシに着いて来い』
『『『ソイヤ!!!!』』』
 頭目が声をかけて間にある屋敷を越えて大ジャンプ。
 応ずるかのように跳んだ男たちは……。
 七人どころか無数の影が存在していたのだ!

 間もなく恐るべき増援として、第二群・第三群が現れる。
 ディアボロス達はそれまでに、目の前の敵を突破できるのであろうか?
音羽・華楠
……討伐隊の魔人の相手を、他の皆さんに任せてしまいましたね……。
それのお詫びも含めて――木霊との戦いでは力を尽くしますよ。

私とは方向性が違いますが……木霊も『木行』使い。
真っ向勝負で下したくなるのが、同じ木行使いたる私の矜持。
ぶつけましょう……私の最強の木行陰陽術!

――《雷幻想・閃耀》!!

……木行だけでなく、火行、土行、金行も混ざってるのは、まぁ、ご愛敬で。
普段より沢山の妖精たちを【召喚】し、万全の補助をお願いしましょう。
私の全力、炸裂させてあげます!

木霊が生み出した食人・吸血植物の群れは、むしろそれごと貫いて木霊を撃ち抜くつもりで。
この平城京にまずは一条の『赫雷』……刻み付けてあげます!!


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

木霊というか、雰囲気は木像ロボ?
巨大化して中が空洞だったら、ちょっとばかり乗ってみたい気も……というのは置いといて
クダ吉、行くよ!

素早く敵の動きを観察し、その攻撃を看破する
木造は本体のみならず木の剣に根の盾か
耐性強化しているようだけど
五行で言えば木剋土、根が大地から力を吸い上げるのもまた道理だね
ならばこちらも、金剋木の理に則って斬り込んでいくとしよう

雪月花の刀を手に対峙
【トラップ生成】で足下に金属ワイヤーの罠を仕掛けつつ
【飛翔】のスピードも利用して、クダ吉と共に木霊を撹乱
ワイヤーに敵の気が逸れた一瞬の隙を突き
盾も体も諸共に『斬妖閃』のパラドクスで両断する

速やかに倒してその先へ


十野・樞
アドリブ連携歓迎

アヴァタール級のお出ましか
星辰の彼方から飛来した異形の樹木人みてえななりで、木霊――木神を標榜するとは久久能智神も呆れるだろうさ

機動力確保のため、低空での飛翔と空中戦駆使し敵攻撃に対応
防御のそなえとして結果術で結界を張る

収集された戦闘情報を送られても面倒だ
仲間と連携して集中攻撃
高機動と高速詠唱にて情報を集め送る暇も与えねえほどの速攻を
ネメシス形にてパラドクス展開
木霊も食人植物も吸血植物も、すべてまとめて呑み込み引き裂く怒濤で
【彼方】の大河に押し流す

水生木と言いてえだろうが、ものには限度ってものがあるぜ
水の恵みと恐ろしさを一番良く知るのは、てめえら木霊だろう?



 未来において鎮宅霊符神社が立てられる予定になっている場所。
 そこには一見、貴族か何かの屋敷があった。
 しかし後少しの所で邪魔が入り、しかも二の手・三の手までが迫るという。
「……討伐隊の魔人の相手を、他の皆さんに任せてしまいましたね……」
 音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は苦渋に満ちた表情を浮かべ彼方を見つめた。
 まだもう少し時間があるはずだが、恐るべき敵が迫っているような気がする。
「それのお詫びも含めて――木霊との戦いでは力を尽くしますよ」
 そう言って華楠はキュっと唇を結んだ。
 状況的に好転する訳でも無し、彼女とて問題のある行動をしたわけではない。
 単純にこの平城京の守りが分厚いだけなのである。きっと寒気のするほどの気味悪さも、迫る相手が強大であるからに違いない。
「木霊というか、雰囲気は木像ロボ? まあ何というか、新宿で見た驚きに比べたらどうと言う事はないよ」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)もまたニャフフと笑った。
 頭の中ではどうやったら再現できるかなーとか思い浮かべている。
 フランスがドイツの技術を学びエジプトのクロノオブジェクトを持って帰ったと聞くが……。
 平安鬼妖がどこかのディヴから技術を奪う成り、交流でもしたらできるのだろうか? と他愛ない事を考えていた。
「気にすんなってことだな。しかし、星辰の彼方から飛来した異形の樹木人みてえな成りで、木霊――木神を標榜するとは久久能智神も呆れるだろうさ」
 十野・樞(division by zero・g03155)は笑って木の神の名前を思い出した。
 そして雪人の言葉で途中から苦笑に笑みの種類が変わる。
「巨大化して中が空洞だったら、ちょっとばかり乗ってみたい気も……というのは置いといて。クダ吉、行くよ!」
 着ぐるみマニアの中でもモフモフ好きな雪人は少し悩んだ。
 あれを服として再現できるとしたら着込みたいか?
 そんな事を考えながら、途中で意識を切り替えて戦いに専念すべく管狐のクダ吉に声をかけ空を翔けたのだ。
「何と言うか……見慣れたな。偶にああいうロクでもないのが出て来る」
 古事記に曰く、神様凄い。実際、凄い。その眷属である精霊もまた凄い。
 しかし古事記の何処にも、木の精霊があんな姿であるとは書いていなかったのだ。
 何でもかんでも古事記に書いてあるとか言う言いがかりはヤクザめいて酷い。
 樞としてはニヒルに決めるとはいかずとも、酒でも飲んで書物と戯れたいのに、ああいうのを見ると思考が流れて苦笑しか出くなって来る。
「私とは方向性が違いますが……木霊も『木行』使い。真っ向勝負で下したくなるのが、同じ木行使いたる私の矜持。ぶつけましょう……私の最強の木行陰陽術!」
「まっ。そのくらいで考えておくといいさ。どうせクロノヴェーダは倒しちまう相手だ」
 華楠と樞は顔を見合わせると溜息ついて気合を入れ直した。
 能天気吹っ切れ方で突如として意識が切り替わる雪人と比べて、二人は冷静に積み上げるタイプである。

 ここはさっさと気分を切り替えた方が得策だと、気合を入れ直したのだ。
「収集された戦闘情報を送られても面倒だ。結界を張ったら即座に動くぞ」
 樞は低空を飛び回りながら周囲に結界を張った。
 真正の妨害手段が欲しくなるがそうもいくまい、僅かにでも遮断できれば良いとしながら、同時に防御用にも張り巡らせていく。
「了解だよ。……木造は本体のみならず木の剣に根の盾か、耐性強化しているようだけど……。五行で言えば木剋土、根が大地から力を吸い上げるのもまた道理だね。ならばこちらも、金剋木の理に則って斬り込んでいくとしよう」
 パラドクス通信によって雪人の考えた行動が脳裏に浮かびあがる。
 その時、二人はこれが出来るならば最初からやってくれと気の抜けそうな意識を無理やりに引き締める。
『我は防人(森人)。山より現れて森に還る成り。文明よ、文明よ、森に還るべし』
「やらせません! ト ホ カ ミ エ ミ タ メ――汝、至高なる雷の神威を識れ……!!」
 華楠は十万ともに十万ともされる契約妖精たちを呼び出した。
 個々は強くないモノを含めてであるため、総力としては強い方ではない。
 しかしここから様々な属性を組み込み、場合によっては術を変成させるのが彼女の真骨頂である。
「――《雷幻想・閃耀》!! ……木行だけでなく、火行、土行、金行も混ざってるのは、まぁ、ご愛敬で」
 木気である雷は、金に吸い込まれてアースされてしまう。
 しかし彼女はこの法則を逆利用して、火行・土行・金行と間を挟むことにより、重金属粒子を核に帯電させてビームとして射出するのだ。いわゆる荷電粒子砲というやつであり、灼熱のエネルギーが敵を焼く。
「お、判って来たね。いつだってディアボロスはマイペースじゃなくちゃ」
「……いえ、そういう訳ではなく。この平城京にまずは一条の『赫雷』……刻み付けてあげます!!」
 雪人のノリにすっかり流されてしまった華楠であるが、危うい所で元のペースに回帰した。
 そんな彼女の思いを知ってか知らずか、雪人は白銀の刀を手に敵へと迫る。
『……? 障害物を発見。排除。侵入者の排除を継続』
「このタイミングを待ってたよ! じゃっいこうか!」
 敵の動きが一瞬止まった。
 雪人が時間をかけて仕掛けていたワイヤーに引っかかったのだ。
 三人の中で真っ先に飛び出した彼が動いて居なかったのは、この準備の為である。
「一刀……両断」
『我が一撃は巌の盾成り。我が一撃の前に両断は能わず』
 雪人の振るった刃は月の様に鋭く斬り裂こうとしたが、途中で植物の根によって遮られる。
 そのまま根は千切れかけた腕を再構築し、腕が伸びたままの状態で彼を殴打した。
「大丈夫か? あんな動きも出来るとはな。だいぶえげつねえ相手だ。油断するなよ」
「問題ないよ。受けた瞬間に全力でバックしたからね。紙一重で避けたわけじゃないから、少し離れすぎたけど」
 樞が痛み止めの酒が入った瓢箪を投げつけると、雪人はそれを受け取って懐に入れた。
 ここで飲むわけにはいかないし、飲兵衛の樞に悪いと思ったからだ。
「水生木と言いてえだろうが、ものには限度ってものがあるぜ。水の恵みと恐ろしさを一番良く知るのは、てめえら木霊だろう? 過ぎたるは厄成り……思い出せ、太古の地球は殆ど海だったんだ」
 樞は天より、空間より無数の水を呼び出していった。
 過去に放逐された水を思い出させ、そのまま未来へと放逐する。
 己が認識ない物をルール外へと追い出し、穢れと共に消し去る水無月の大祓にも似ていた。
「すべてまとめて呑み込み引き裂く怒濤を受けるがいい。Mors certa, hora incerta――彼方は直ぐそこだ」
 結局のところ、川は終末へと行きつく存在だ。
 生命の根源もまた死へと、無へと移り変わり、それが別の存在へと転化して行く。
 ゆえに全てのモノは一度消え去り、彼方へと消えゆくのだと聖なる河、あるいは忘却の河であり、あらゆる苦悩と物品を置いていく三途の川を再現して消し去っていくのだ。
「っ痛? ……なんだ? 痕跡ごと消したつもりだったが」
「いえ、見てください。蔦で造った分体をあんなところに。胞子かなにかで攻撃したのでしょう」
「対して力は残ってない筈だけど時間稼ぎのつもりかな? 力に生命力に頭脳まで。こいつは厄介だね」
 不意に血を吐く樞であったが、華楠や雪人に心配はないとハンカチで口元を拭って見せた。
 終わった……そう思った時に現われる異様に生命力の強い存在。

 問題なのは奴を倒すことではない。
 増援到着までに倒しきれるか、神社があるはずの場所で調査が可能であるのか?
 ディアボロス達の前に、最後の関門が立ち塞がる!
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

百鬼・運命
アドリブ絡み歓迎

「仕込みは十分。それじゃあ大技と行こうかな?」

魔砲使い第一人者のシルさんもいる事だ。下手な威力は出せないな

「…群鳥ノ簇ガリテ鶉如シ…礫ヲ結ビテ石壁ト如ス…戦場二舞ウ数多幾多ノ符ヲ束ネ『舞ヒ集ハリテ白鳳ト如セ』」

長文詠唱と共に三つ目の符の束を使用。更には今迄で戦場にばらまいてきた符を自身を中心に渦を巻くように集め、盾にしつつも右手の指先へ

「さて、久しぶりに使うが、今の段階でどの程度の火力が出るか…試し撃ちにはちょうどいい的だな」

集い束ねた無数の符が指先に形作るは巨大な一羽の白き大鳥。指先を拳銃に見立てて質量弾として音速超過で発射する。

「連鎖符術の真骨頂。その身で試してもらおうか」


アンゼリカ・レンブラント
あとはこのごつい木をやっつけるだけだねー!
ネメシス形態になり勝負するよ!

攻撃タイミングを仲間に合わせパラドクスの突撃っ!
思い切り強打を浴びせたところで
消耗させるまでは一撃離脱!
今度は囲まれる数はいないけど攻撃が重いものね
しっかり反撃をガードアップで高めた防御で凌ぐね!

飛翔を生かし高速で飛び回り攻撃を重ねるよ
ネメシスは普段より小さくなってるし、
小回りを生かし捕まえられないように隙を突くよ
ほらほら、こっちっ!

【トラップ生成】【泥濘の地】も生かし
足を引っかけたり動きを鈍らせたりなど臨機応変に闘う

敵の消耗が分かれば一斉攻撃に合わせ
私も十分に力を溜めた《光輝勇突撃》をお見舞いだーっ!
つーらーぬーけーっ!



『我は木霊。我は山より来たりて現れるただの木霊。死してなおこの地を守る防人なり』
 ゾロゾロと現れた無数の人影。
 それらは全て蔦や発破で出来た人影であった。
 それらは少しずつ集まり、今度は大きさではなく密度を増していく。
「まだ死なないのか。流石植物だな。人間には不可能な事をやってのける」
 百鬼・運命(人間のカースブレイド・g03078)はその生命力に呆れつつ、頭の中で素早く計算した。
 ここは突破力よりも打開力のある攻撃だろう。
 効率よりも、確実に葬れる力が欲しい。
「あとはこのごつい木をやっつけるだけだねー!」
「それが難しい……というか、制限時間内に倒すのが難しいって事だけどな。まあいいや、仕込みは十分。それじゃあ大技と行こうかな」
 アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)がさわやかな笑顔でネメシス形態に合った時、運命は静かに視線をそらせた。
 可愛らしい女の子があられもない姿をしている。
 光が仕事をして居なければ色んな意味で大変だったところだ。
「少し長いのを唱えるよ、時間を稼いでくれるかな? ……群鳥ノ簇ガリテ鶉如シ……礫ヲ結ビテ石壁ト如ス……戦場二舞ウ数多幾多ノ符ヲ束ネ『舞ヒ集ハリテ白鳳ト如セ』、来たれ我が元へ」
 運命は少し離れた空中に逃れて距離と光度を稼ぎ、長い長い詠唱と共に、改めて符の束を取り出した。
 合計で三つ目の呪符帯であり、その声に応じて周囲から符が集まって来る。
 それは鳥であり、石壁であり、あるいは……力を込めた符そのものであった。
「了解! 一撃離脱でブンなぐる!」
 この周囲に放った全ての呪符を呼び集めるには、まだまだ時間が掛かりそうだ。
 アンゼリカはその時間を稼ぐべく、いつもより柔らかな笑顔と存在しないはずの筋肉を固めて飛び出した。
 既に筋肉は彼女の一部、見えているかいないかなど意味はない。心に燦然と輝くのだから。
「ほらほら、こっちっ!」
 アンゼリカは一回り小さくなった体で飛び回りながら高速で突撃していく。
 植物の体を叩き潰し、盾の攻撃を避けつつ殴りつけては去っていく。
 偶に攻撃を食らうがそんなものは忘れよう、痛みで心が震えても、勇気はもっと奮えているのだから!
 いつもと違う事は、トラップや泥濘を活かして戦う機転がある事だ。いつもよりも縦横無尽に動くだけではなく、時に回り込み、時に無謀に突っ込んでは押し込んでいく!

 そして術式が完成する。
「さて、久しぶりに使うが、今の段階でどの程度の火力が出るか……試し撃ちにはちょうどいい的だな」
 運命が人差し指を横に掲げると、そこへ呪符が集まって来る。
 渦を巻いて現れ、一話の白き大鳥に変化する。
 そして相手の方へと指鉄砲を構えたのだ。
「連鎖符術の真骨頂。その身で試してもらおうか……今一度、我が元へ来たれ。舞ひ集う白鳳よ」
 最期の言葉と共に砲弾が撃ちおろされる!
 翼を持った白い砲弾。大きな白い鳥は自ら羽ばたいて軌道修正しながら敵へと降下していった。
 そして大量の符で造られた弾丸は、その質量そのものが重力そのものが威力と化す!
『我は、我は、我は……われわれわれわれ……。我はコダマ、この都を守るさきもりなり!』
 その一撃を受けて滅びかけた敵は、全ての生命力を凝縮した。
 余剰の光を攻撃として叩き込みつつ、巨大ロボめいた体から、木製甲冑レベルのサイズまで身を縮めて対抗したのだ。
 だがしかし、その時の事!!
「つーらーぬーけーっ!」
 この時、アンゼリカは考えるのを止めた。
 その体を動かすのは勇気そのもの、行動指針は正義そのもの。
 水滴上の光に包まれて、白い大鳥型質量弾の上に降り立ったのだ!!
 一回転してからのボディアタックが、質量弾を押し込んで決着をつけた!!
「やった! 倒したよね?」
「考えている暇はない。行くぞ!」
 意識を取り戻し喜ぶアンゼリカを連れて運命たちは屋敷へと飛び込んでいった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【エイティーン】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!


 そこには鎮宅霊符神社はまだ創建されておらず、貴族の屋敷が存在した。
 妖怪たちに荒らされている風もなく、住人が居るようにも見えない。
 ディアボロス達は妙に重苦しい感覚を引きずりながら、何かの気配がする奥を目指す。
『お頭! 中へは……』
『暫し待て。こういう時の為に……』
 その時、増援のクロノヴェーダが現れた。
 しかし何故か躊躇した後、頭目が袋を取り出して中身を確認した。
『ディアボロス……お命頂戴』
 中には巻き物があり……頭目はそれを覗き込んだ。
 それに効果があったのか、それとも単純に許可証であったのか、僅かな時間の後にディアボロス達をクロノヴェーダの追撃隊が追って行った。

 そこには人影があった。
 しかし肉体は見えず、強烈な意思が残留思念のように感じられる。
『お前達は……ディアボロスであるな?』
『ディアボロスは、平安鬼妖地獄変のディヴィジョンを滅ぼそうとする侵略者。だが……』
『この『賀茂黎瞑』に、お前達と戦う意思は無い』
『そうさな……我らや陰陽師の働きも、地獄変の物語も、鬼馬軍団の奮戦も全てに意味は無かったのだから』
 これらの言葉は誰もが聞き取れたわけではない。
 意志の強い者がそれぞれに断片を聞き取り、繋ぎ合わせたらこうなったであろうという認識に過ぎない。
 それほどにこの地の排斥力は強く、それでもなお届くほどに、相手の意思が圧倒的であった。
『我らは騙されたのだ』
 その言葉を投げた時、賀茂黎瞑と名乗った人影の姿が僅かにクッキリと見えた。
 平然としているようで怒り憂き沈んだのか、あるいは無念であったのか。
『いや、我らだけではない。平安鬼妖地獄変の為に身を捨てて尽くした、北の玄武殿も、東の将門公も、西の道真公も……、その献身を利用され穢されたのだ』
 この地に、この男に圧倒されそうな状況。
 今にも追手がやって来そうなその時……。
 ディアボロスたちは何を問いかけるのだろうか?
 問いを重ねるような生半可な言葉は届くまい。
 相手に問いたいと思う強烈な意思、意味があると信じるその言葉。
 この地に圧倒されず、この男の意思に圧倒されない言葉が必要だろう。
文月・雪人
流石の排斥力の強さだな、まるで王の怒りを感じる様だ。
賀茂黎瞑、彼の言葉を仲間に聞いた。
安倍晴明が、私欲によって断片の王の地位を恣にしていると。

クロノヴェーダは本来、断片の王には逆らえない。
それでも彼はここに居る。
残留思念となってでも、拭いきれぬ怒りがあるのだろうか。
それはまるで復讐者の様に。

前に蘆屋道満は、ディアボロスの力について、
妖怪どもと同質の様に思うと評したけれど、
そうだね、俺もそう思うよ。

クロノヴェーダとディアボロス、求めるものは違うだろう。
それでも真正面から受け止めたい。
彼の怒りを、魂の言葉を。
故に、問いかける。

「それほどの怒りを抱かせるとは。安倍晴明に、一体何を騙されたのですか?」



 屋敷の中の奥の間、その場を埋め尽くす圧倒的な排斥力。
 その中でなお、己の意思を保つ残留思念。
 時折に消えかけては点灯するフィラメントのようでありながら、その心は煌々と燃えていた。
(「流石の排斥力の強さだな、まるで王の怒りを感じる様だ。あるいは賀茂黎瞑……彼の怒りか」)
 奥の間へ辿り着いた文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は意識を整える。
 そうでもしないと圧力に負けそうになる自分を感じ、言葉を紡げそうにない。
「賀茂黎瞑、彼の言葉を仲間に聞いた。安倍晴明が、私欲によって断片の王の地位を恣にしていると」
『……』
 クロノヴェーダは本来、断片の王には逆らえない。
 それでも彼はここに居る。
 残留思念となってでも、拭いきれぬ怒りがあるのだろうか?
 それはまるで復讐者の様に。
(「前に蘆屋道満は、ディアボロスの力について、妖怪どもと同質の様に思うと評したけれど、そうだね、俺もそう思うよ」)
 クロノヴェーダとディアボロス、求めるものは違うだろう。もちろん違うとも。
 それでも真正面から受け止めたいと雪人は思った。
 彼の怒りを、魂の言葉を。故に、問いかけるとしよう。
「それほどの怒りを抱かせるとは。安倍晴明に、一体何を騙されたのですか?」
『……っ!』
 雪人の言葉へ如実に反応があった。
 同じような質問をした仲間よりも彼の方へ答えるのはそう大きな差ではない。
 切羽詰まった状況で、間に行動や挨拶を入れないだけ彼の方が早く、そして安倍晴明への怒りゆえである。

 いずれにせよ、ここではディアボロスの行動には意味がない。
 そして驚愕の事実の前には、誰の言葉が届いたかなど意味も無かったのだ。
『安倍晴明は平安鬼妖地獄変の全てを売り渡そうとしているのだ』
「はっ?」
 思わず我が耳を疑う。
 これまでの間、人によって聞こえた範囲に差もあっただろう。
 残留思念と波長の合う合わないで影響に差が出ることもあっただろう。
 しかし、この言葉は誰の耳にも届いた。
『……晴明は……その……全てを、売り渡そうとしているのだ!』
 それだけ込められた怒りが凄まじく、即座に認識できるほどにその行動は異常であった。
 断片の王が他ディヴィジョンに降伏するというのは、本来ありえない事だ。
 そのディヴィジョンは彼らの価値観、そして献身的な行動で編み上げられ保存された世界である。
 だからこそ、クロノヴェーダの価値観に置いて安倍晴明は完全な異常者で、許しがたい裏切り者なのだろう。
「まって、問いたいことが……」
 そも裏切ったとしてそれが通用する価値観の相手なのか? 鬼馬軍団はなんのために戦わされていたのか?
 問いたいことはまだまだ一杯あるが、もう届かない!
 賀茂黎瞑の力が尽きて再び話せるまで時間が掛かりそうだ。
 この時点で、一つの質問の中に工夫して二つの意味を持たせようとした者の言葉が間に合わないことが判ったくらいだろうか?

 ディアボロスたちは脱出したのか、それとも排斥されたのか記憶があいまいだ。
 だが混迷の中に生じた衝撃の事実があり、それは新に謎を呼んだのは間違いがないだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2022年07月24日

鎮宅霊符神社に向かえ

 東大寺を突破し平城京に突入したディアボロスは、攻略旅団の提案に従って、現代地球において陰陽師ゆかりの神社と伝わる『鎮宅霊符神社』があった場所に向かいます。
 本来の歴史において『鎮宅霊符神社』が創建されたのは『1117年』である為、『鎮宅霊符神社』そのものはありませんが、その元となったと思われる、陰陽師に関わる施設が存在しており、陰陽師に関わる重大な情報を得る事が出来るかもしれません。
 平城京内部には、無数のクロノヴェーダが犇めいていますが、それを突破して『鎮宅霊符神社』の場所に向かってください。

 目的の場所に辿り着く事が出来れば、陰陽師に関わる重要な存在と接触することが出来るかもしれません。


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#平安鬼妖地獄変
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#平城京


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選択肢『陰陽師に関わる重要な存在との接触』のルール

 巨大東大寺を突破し、平城京に突入したディアボロス達は、攻略旅団の提案に従って、鎮宅霊符神社が創建される地へと向かいます。
 多くの敵と戦い突破する事で、この地で、陰陽師に関わる重要な存在と接触する事が可能です。
 どのような存在に出会う事になるかまでは判りませんが、状況を判断して、接触を成功させてください。
 相手がどんな存在で、ディアボロスにどのような態度をとってくるかなどは、リプレイで確認してください。

※追加ルール
 この選択肢を成功させる事で、このシナリオは成功となります。
 この選択肢のプレイングの採用プレイングは『1~2』までとなります。
 それ以上は、敵が集まってきてしまうので、行う事は出来ません。
 他のシナリオの情報なども確認し、有効な接触と出来るように工夫していきましょう。
 1つのプレイングで、行える質問や要求は1つのみとなります。
 複数の質問や要求などを行った場合、プレイングは不採用となりますので、注意してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾大群のトループス級『丑三つ刻の怪異・『魔人』の行進』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との戦闘『木霊』のルール

 事件解決の為に、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破するだけでは事件を解決できないので、戦闘終了後、必要な行動を行ってください。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※このボスの宿敵主は「冰室・冷桜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。