リプレイ
峰谷・恵
「砂漠でも川の中なら結構快適だね」
水中適応効果で川底に身を潜めながらアスワン大城壁へ接近していく。
野生のクロノヴェーダに対しては見つからないよう注意して距離を取る。
クロノヴェーダに見つからない範囲でアスワン大城壁に接近できたら放水を待ちながら水質や川の生物を観察、最終人類史との違いがないかチェックしていく。
ある程度観察が済んだら竜骸剣の素振りやLUSTクンフーブーツの蹴り型確認、LUSTオーラシールドを展開しての水中移動を行い、水中適応効果を発動した状態で水中での動きが地上とどれくらい違うか確認しておく。
「ぶっつけ本番にならないように水の影響を確認しておかないとね」
●川の流れに逆らって
「砂漠でも、川の中なら結構快適だね」
ナイル川の中へと入り、川底に潜って身を潜めた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は、ひんやりした水を心地よく感じていた。
「……気づかれてない。かな?」
川の中を悠々と泳ぐ野生の白鰐神群の気配を探りながら、彼らとは距離を置くように静かに泳ぐ彼女は、
「特に変わったことはなさそうだね」
川の水質や魚などを観察し、本来の歴史の記録と異なることはなさそうだと結論づける。
「ぶっつけ本番にならないように、水の影響を確認しておかないとね」
しばらくして、川に慣れてきた恵は、竜骸剣を何度か素振りして、その影響を確かめる。
水中戦に適応したため、違和感なく剣を扱えることを確認すると、LUSTクンフーブーツによるキックや、LUSTオーラシールドを構えての防御態勢も試していった。
「剣、蹴り型、オーラシールド。問題ないね。けど……」
すべて問題なく動くことができた恵だが、少し考え込んで、
「抵抗が強い分、服は気をつけなくちゃ」
激しい流れの中で戦う際の服装に悩むのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
近衛・悠
知り合いで弟分のミシェル(g03431)と参加
ナイルの川の上を飛んだ事はあるが、潜るのは初めてだな。まあ、役目上、水泳は出来る。あ、ミシェルはナイル川付近にくるのも始めてか。じゃあ、俺の後について来い。離れるんじゃないぞ。
【完全視界】の効果で視界は良好だな。川底に直に降りて、【情報収集】【観察】で歩いて観察してみるか。【水中適応】の効果は有り難く使わせて貰う。ミシェルの様子は常に気をつけて置いて危なそうなら助ける。
ある程度の川底の観察が出来たら、アスワン大城壁付近で放水まで待機。すぐ動けるよう心構えしておかないとな。事前に武器での水中での使い心地を確かめておく。ミシェル、行けそうか?
ミシェル・ラークリーズ
知り合いで兄貴分の悠お兄さん(g02300)と参加
オアシス都市には行った事あるんだけど、ナイル川周辺には足を踏み入れたことないんだよね。大人しく悠お兄さんの後に付いてく。僕一人では確実に迷子になるし。
水中に入ったら清水の妖精さんを呼び出して【水中適応】で援護して貰う。
基本的に悠お兄さんについて行くけど僕なりに【情報収集】【観察】で周辺の様子を調べてみる。川底歩くなって滅多にないから。パラドクスって凄い。
川底の探索がひと段落したらアスワン大胸壁付近にお兄さんと待機。うん、いけるよ。武器もいつもどおり使えそうだし。お兄さんと頑張るよ。
「いざという時、すぐ動けるよう心構えしておかないとな」
恵が動きの確認をするのを見ていた近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)は、
「俺たちも確認しておこう」
と、弟分のミシェル・ラークリーズ(彩光のグレイス・g03431)に声をかける。
「うん」
悠は自分の言葉に頷いたミシェルとともに、一通り武器を扱った後、
「ミシェル、行けそうか?」
「いけるよ。武器もいつもどおり使えそうだし」
2人で連携して戦う際の動きの確認も行い、声を出しあった。
「清らかなる水の妖精さん、力を借りるよ」
動きの確認を終えた2人は、ミシェルの呼び出した清水の妖精さんの力で水中により適応して、川底を歩き始める。
「ナイルの川の上を飛んだ事はあるが、潜るのは初めてだな」
という悠は、
「オアシス都市には行った事あるんだけど、ナイル川周辺には足を踏み入れたことないんだよね」
ナイル川自体が初めてで、迷いそうで不安げなミシェルに、
「じゃあ、俺の後について来い。離れるんじゃないぞ」
そう言って手をつなぎ、彼を先導する。
「ありがとう悠お兄さん」
ミシェルは迷子にならないように、悠の手をしっかり握って彼の後に付いていった。
「視界は良好だな」
澄んだ水の流れは、川底からの眺めをより良いものに変え、悠はその眺めを楽しみながら、敵が襲ってきたときに気をつけなくてはならないと感じる。
「川底歩くなんて滅多にないから。不思議な体験だね」
ミシェルは川底を足で踏んだときの感触に驚きながら、こんなことを可能にしてくれた清水の妖精さんに感謝した。
「あれがアスワン大城壁だ」
やがて、目的の城壁の近くまで来た2人は、目の前の、本来この時代のものではなさそうな巨大な建造物に圧倒される。
「ここを超えないといけないんだね。あとは放水の時間まで待機だけど……」
息をひそめるように気配を消すミシェルは、周囲に居る白鰐神群が、作戦時に邪魔になりそうだと感じていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【水中適応】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダブル】がLV2になった!
峰谷・恵
「さて、放水始まる前に片付けておかないと」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
飛翔効果で川底から爪先がギリギリ離れるくらいの高さで飛行、アスワン大城壁から見えないように立ち回る。川から出ないと飛翔効果が使えない場合飛翔効果は使わない。
川底の地形に隠れて敵に接近し、【精神集中】して狙いを定め【突撃】して距離を詰めて魔気裂空弾を撃ち込み反転離脱する。
敵の反撃はとにかく距離を取って避ける。飛翔効果が有効なら地面のぬかるみを飛行で無視する。避けきれない反撃はLUSTオーラシールドで防ぐ。
その後は再度【突撃】し、LUSTクンフーブーツでの蟹挟みで敵の口を挟んで口を閉じさせ、隙をみて目に竜骸剣を突き刺す
リズク・バウワーブ
アドリブ、絡み歓迎。
ナイル川の川底にはワニは前からいたが、随分とまぁ立派になったものだな。
野生として生きている以上、目の前に獲物がいれば食らい付くのは奴らの習性。
だと分かっているが邪魔をする以上は倒させてもらおう。
気付かれていない間に【光学迷彩】を使って奇襲を仕掛ける準備を。
騒いでアスワン大城壁の奴らに気付かれると厄介だ。
ケペシュの斬撃、『守護』や【ダブル】で積極的に攻撃
戦闘知識と臨機応変を活かしてラウンドシールドで可能な限り攻撃は受け流す。
アスワン大城壁に近すぎる場合は、少し離れる様に誘導を。
●獲物を見れば喰らいつく
「随分とまぁ立派になったものだな」
ナイル川に棲むワニのことを思い出しながら、リズク・バウワーブ(探求者・g00193)は今目の前にいるワニ型のクロノヴェーダ。白鰐神群たちを観察する。
「野生として生きている以上、目の前に獲物がいれば食らい付くのは奴らの習性……」
彼らが餌となりそうな魚を見つけ、大きな体で迫り、瞬く間に捕食していく姿に、リズクは彼らも生きるために動いているのだと理解はする。
「……だがな、分かっているが邪魔をする以上は倒させてもらおう」
そして、それを理解した上で、リズクは作戦の障害になる彼らを排除する選択をした。
「امل」
まず、白鰐神群たちに気づかれないよう距離を詰め、ケペシュを静かに構えて、水が流れるようになめらかな動きでワニの腹を掻っ捌き、
「アスワン大城壁の奴らに気付かれると厄介だな」
そう考え、水面に浮かび上がらないよう細工をしてから川下へと流す。
積極的に白鰐神群の群れに飛び込み、彼らを倒していくリズク。
「あまり音を立てないようにしないとな」
彼はそう言うと、自分を喰らおうと襲いかかるワニたちの攻撃をラウンドシールドでうまく受け流し、
「ボクも手伝うから。こっちに連れてきてよ」
少し下流で待ち受ける、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)の方へと彼らを誘導した。
水中で動きやすい服装に着替えた恵は、川底から爪先がギリギリ離れるくらいの高さに浮かび上がり、川の流れを無視して前後左右に滑るように動き回る。
「裂き貫けッ!」
そして、近づいてくる白鰐神群の群れに向けて、彼女の両翼から徹甲弾を高速で放った。
「!!??!!」
魔力と闘気で固められた弾丸は、クロノヴェーダの鱗の守りを破って体内に侵入し、恵の強化されたサキュバスフェロモンが暴れまわり、彼らを狂わせる。
「ボクはここだよ!」
言葉で挑発しながら、背中を向けて下流へと向かう恵に対し、食欲を性欲で上書きされたワニたちは、彼女を喰らわんと一直線に迫ってきた。
「単純な動きだね!」
恵はクロノヴェーダたちの動きを完全に予測して、彼らの尻尾を悠々避けると、LUSTクンフーブーツを纏った脚を開き、先頭のワニの口を蟹挟みで閉じさせる。
「!!!!!」
慌ててもがこうとするワニだったが、恵が太ももで締め付ける力のほうが強く、振りほどけないうちに彼女の持つ竜骸剣で目を突き刺され、
「?!?!」
トドメとばかりに剣から流し込まれた強化サキュバスフェロモンに脳を灼かれて、無言のまま川に流されていった。
「さて、放水始まる前に片付けておかないと」
恵は呆れるほどに単調な動きで彼女に迫る白鰐神群たちを、同じ要領で倒していく。
「これで一通り終わりだな。そして、丁度タイミングも良いようだ」
リズクも自分に向かってきた白鰐神群をあらかた斬り終わり、周囲の平穏が確保できた頃、アスワン大城壁の水門が開かれる大きな音が聞こえ始めるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】がLV3になった!
近衛・悠
知り合いで弟分のミシェル(g03431)と参加
白鰐は他の復讐者が片付けてくれたようだな。俺達も最後の障害を排除する為に動くか。動きにくい中での戦いだ。流されないように気をつけろよ、ミシェル。
ミシェルが姿を消すんで、俺は前で囮になるか。【観察】で飛んでくる球の動きを読み、【神速反応】【残像】で回避。そのまま【ダッシュ】で近づいて言って、【早業】で【毒使い】【呪詛】【両断】の効果を併せた【斬撃】【連撃】で素早く切り裂く。後はダメ押しで【グラップル】【吹き飛ばし】で蹴っ飛ばしてやるか。
ミシェル、無事か?さあ先行こうぜ。(肩を叩く)
ミシェル・ラークリーズ
知り合いで兄貴分の悠お兄さん(g02300)と参加
白鰐がいなくなったね。僕らも最後に障害となる群れをやっつける為に加勢するよ。うん、確かにすごい勢いの流れだけど、僕も体力ついたし、流されないように踏ん張る。頑張るよ。悠お兄さん。
僕の体格では吹っ飛ばされそうなので、【光学迷彩】で姿を消したまま悠お兄さんの後を追って敵の群れに近づく。接近したら悠お兄さんの斬撃に追撃
として【斬撃】【連撃】【両断】で切り裂く!!
うん、少し大変だったけどまだいけるよ。悠お兄さん。先に行こう。
●敵を払い、急いで遡上せよ
白鰐神群と戦っていた仲間たちは、戦うために下った、少し下流の地点から泳いで戻ってくる。
「俺達も動くか」
その間に、より城壁近くに居た近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)は、開かれた水門から滝のように流れる水の根本にたどり着いた。
「白鰐がいなくなったからね。今がチャンスだ」
悠の後ろにぴったりとついてきた、ミシェル・ラークリーズ(彩光のグレイス・g03431)はそう言うと、はるか上方の水門を見上げて、流れに負けないように水を搔いて滝登りを始める。
「流されないように気をつけろよ、ミシェル」
「頑張るよ。悠お兄さん」
2人が声を掛け合いながら水流に逆らって上っていくと、
「ミシェル、来るぞ」
悠は上からクロノヴェーダたちが滑り落ちてくるのを見つけ、ミシェルに警戒するよう伝えた。
「さあ、どこからでもかかってくるんだな」
上から襲いかかるクロノヴェーダ『転がす者ども』の攻撃の矢面に立つように、悠の声が水の中に響き、注目を集めると、
「!!!」
彼らは黄金色の球を投げつけながら、自らも丸くなって突撃してくる。
「残念。外れだ」
しかし、悠は秘められた陰の魔力で自らの姿に揺らぎを発生させ、残像のような現象を作り出してその攻撃を躱していく。
「まあ、こういう芸当も出来る訳さ」
悠に体当たりし損ねたクロノヴェーダたちは、水の流れに乗ったまま、勢いよく下流へと流されていき、
「僕もこれぐらいの事は出来るんだよ」
目立つ悠の姿を隠れ蓑にして、姿を消すことでチャンスを伺っていたミシェルが、続けて攻撃してこようとする転がす者どもたちを、静かに剣で斬っていく。
「ミシェル、行けるか?」
下流に流されたクロノヴェーダたちが戻ってくる前に、できる限り先に進もうと考えた悠は、ミシェルに先行するよう頼み、
「うん、少し大変だったけどまだいけるよ」
彼に肩を叩かれたミシェルは、笑顔で先へと進むのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【神速反応】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV3になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
宮尾川・ライラ
(サポート)
アタシはデーモンイーターの宮尾川ライラ
髪と右目が肉体変異してるの
オノマトペをよく使っちゃうわ
戦闘以外だと、普段通り明るくきさくに振る舞うようにしてるわね
難しいことは解らないけど、力仕事ならお手伝いできるかも!
食料を運んだり、拠点用の資材を運んだり、子供やお年寄りを運んだりね
戦闘スタイルはガンガン前に出るタイプ!
ド派手に動くことが多いから、陽動役が向いてるかもね?
周りの皆と連携するように動きつつ、持ってるパラドクスはなんでも使うからね
負傷するのは仕方ないわ、それが戦いだもの…全力でぶつかるわ!
NGはお下品なこと、公序良俗を乱すこと、他の皆に迷惑をかけること!
以上……それじゃあ、やってやりましょ!
一方、滝の根本に落ちてきたクロノヴェーダたちは、悠を狙って遡上しようとしていた。
「あら。どこに行こうとしてるの? ピカピカ光った……フンコロガシたち?」
しかし、そこへやってきた宮尾川・ライラ(蛇姫・g03335)が彼らに立ちはだかり、長い金髪を水になびかせながら、蛇髪の魔女の瞳を赤く光らせる。
「!!!!!!」
すると、彼らは一斉にライラに注目し、彼女の丸くて光るものへと、熱い視線を送った。
「なんか、良くないこと考えてそうね。いずれにしても……やってやりましょ!」
ライラは彼らから少しだけ間合いを取り、クロノヴェーダたちが狙う彼女の右目を囮にして、彼らを自分の目の前に誘導すると、
「メッタ斬りにしてあげるわ!」
蛇髪の魔女の呪いを纏った美しい金髪が、虫たちを切り刻む凶刃と化し、彼らを寄せ付けない。
「!!」
だが、転がす者どもたちは数体が連携して巨大な黄金色の球を作り出すと、ライラに向けて転がっていき、
「アタシの目はあげないけど、相手にはなってやるわよ!」
ライラは彼らが先を行く仲間たちの背後を突かないように、この場で食い止めようと戦い続けた。
成功🔵🔵🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
リズク・バウワーブ
アドリブ、絡み歓迎。
漸く放水が始まったか。
激流を遡るなんて初めてだが、激流にもトループス級にも負ける訳にはいかない。
出来る限り【光学迷彩】で水中の中で隠れつつ近づき、気付かれるまで奇襲を仕掛けよう。
戦いに向けて訓練をする姿勢は悪くはないが、無駄に終わることだろう。
ケペシュの斬撃、『守護』や【ダブル】で積極的に攻撃。
戦闘知識と臨機応変を活かしてラウンドシールドで可能な限り攻撃は受け流したり押し流す。
投擲を使って投げナイフも使いつつ一気に蹴散らして行く。
撃退後は【水中適応】と【飛翔】を使って、一気に水門の中へ移動。
アイツを逃がす訳にはいかないのでな。
峰谷・恵
「筋肉質なスカラベ頭と放水遡りながら水中戦。クロノヴェーダの異常性を伝える逸話には適してそう」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
上で見ているアヴァタール級に気付かれにくいよう常時光学迷彩、水中適応を使い、放水から出ないよう飛翔効果を使い放水を遡る。
敵を見つけたら【精神集中】して狙いをつけ【突撃】、可能な限り気付かれる前に不意打ちで魔気裂空弾で攻撃。
敵の反撃は飛翔+飛行魔術式による【空中戦】で回避、避けきれないものはLUSTオーラシールドで受け流す。回避、防御の際は放水から外れてアヴァタール級に見つからないよう注意。
その後は魔気裂空弾を警戒させる形で【撹乱】し、隙を見て竜骸剣で敵を【両断】する
そして、遅れて滝の根本にたどり着いたリズク・バウワーブ(探求者・g00193)と峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)は全力で泳ぎ、一気に水門超えを狙う。
「激流を遡るなんて初めてだが、激流にも奴らにも負ける訳にはいかない」
そんなリズクの視線には、水門を操作するクロノヴェーダの姿が映り、泳ぐ手足に力が入る。
悠とミシェルの2人を追い越したところで、転がす者どもたちが彼めがけて上から近づいてくると、
「戦いに向けて訓練をする姿勢は悪くはない」
リズクはケペシュを構え、彼らが自分に気づく前に素早く斬撃を放ち、
「だが、無駄に終わることだろう」
そうつぶやきながら、滝の外へと弾き飛ばしていく。
「そいつを叩き出せ!」
ここで、ようやく襲撃者の存在に気づいた盗賊頭・ガシェーは、転がす者どもたちにそう命令しながら、急いで水門を閉じはじめ、
「ちっ」
捨て身で彼に向かって降り注ぐ敵をラウンドシールドで防ぎながら、リズクは舌打ちした。
「ここはボクに任せてよ。親分さんを追いかけるのは任せたからね」
そんな彼を援護するように、恵は水中で翼を広げ、リズクを止めようとするクロノヴェーダを狙って徹甲弾を放つ。
「さあ、お前たちの相手はボクだよ!」
サキュバスフェロモンをこめた弾丸を身に受け、彼女に興奮した転がす者どもたち。
恵の丸いラインが彼らを惹きつけ、LUSTオーラシールドから発せられる、丸くピンク色の光が彼らを引き寄せる。
「!!!!」
一直線に彼女へ向かってくる敵に、恵は狡猾な動きで有利な間合いを維持し、魔気裂空弾で貫く。
身体を蝕むサキュバスフェロモンによって、彼らはますます馬鹿になり、悪循環に陥った。
「筋肉質なスカラベ頭と放水遡りながら水中戦。クロノヴェーダの異常性を伝える逸話には適してそう」
次々と敵を撃ち落として行く恵はそうつぶやきながら、弾幕を抜けて接近してくる転がす者どもを竜骸剣で一刀両断に切り捨て、彼らを全滅させる。
その間にリズクは水門まで泳ぎきり、盗賊頭・ガシェーの元へとたどり着いた。
「ちっ、すばしっこいやつだ」
ガシェーは舌打ちして苦々しくリズクを睨むと、
「貴様を逃がす訳にはいかないのでな」
リズクはそう言いながら、彼が逃げたり、水門を閉じたりできないように牽制しながら間合いを詰めた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】がLV4になった!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
宝心・ライラ
(サポート)
全世界の人々のハッピーエンドを夢見る陽気なピエロ
しかしライラにとってのハッピーエンドとは、相手を幸せの価値観を自分の尺度で勝手に解釈した上で最良と思った結末を押し付ける物
クロノヴェーダは相手の『幸せな結末』を勝手に解釈し、
「これがあなたのハッピーエンド!めでたしめでたし」と納得しながら無情に命を奪う
呼称は呼び捨てで元気な口調
調査フラグメントでは民間人との対話を重視して【情報収集】
戦闘フラグメントではオリジナルパラドクスを使用し、サーカスを意識したスタイルで戦う
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
アドリブや連携も大歓迎
●その嘆きを乗り越えて
「ハロー!」
リズクがガシェーのことを睨み、はやる気持ちを落ち着けながら冷静にと努めているところへ、陽気な声の少女が、弾け飛ぶように2人の前へと現れる。
「2人とも顔が硬いよ! 笑顔が一番!」
彼女、宝心・ライラ(ミス・ハッピーエンド・g01071)はそう言って、さり気なくガシェーが逃げられないよう背後を取ると、
「ねえガシェー? あなた、みんなで泳ぎたかったんじゃない?」
部下たちの、そしてディアボロスたちの泳ぐ姿をずっと見ていたガシェーに微笑んだ。
「ほら、邪魔な服は脱いじゃって、一緒に水と戯れましょう!」
違う。俺は水着姿の……と反論しようとしたガシェーが言葉を発する前に、ライラは二の句を継いで、極採色のペンキが蓄えられたバケツを放り投げた。
「この野郎! てめぇらやっちまえ!」
カラフルなペンキをその身に受け、水着姿にペイントされたガシェーは、手下を呼び出しライラを襲わせる。
「やっぱりみんなで水浴びしたいのね! ガシェーのハッピーエンド、付き合ってあげる!」
それに対して、ライラは笑顔を崩さずガシェーを水の中へと引き込んで、襲いかかる手下たちも引き連れながら、水の中で楽しく戦い続けた。
成功🔵🔵🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
峰谷・恵
「逃がすつもりはない。ここで終わってもらう」(口調は殺意表出の方)
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
光学迷彩+水中適応+飛翔で水中を迂回し敵の後ろを取って城壁に上がり、味方のパラドクスに敵が対応する瞬間を【精神集中】で狙い飛翔の速度を乗せて【突撃】、闘気を集中させた竜骸剣で胴を【両断】するようにパラドクスを敵に叩き込む。
敵の反撃は飛翔で距離を取りつつ【空中戦】で左右にランダムに動いて敵の狙いを散らし回避、避けきれない斬撃はLUSTオーラシールドと【オーラ操作】で前方180度に集中させた魔闘気で防ぐ。
その後はLUSTビームマシンガンの連射を差し込んで【撹乱】し味方の攻撃が当たりやすい状況を作る
気づけば、城壁の上に戻っていた水着姿のガシェー。
「そこ!!」
一息ついていた彼の不意をついて、峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が素早く懐に潜り込み、竜骸剣で胴を薙ぐ。
「ちっ」
腹を真っ二つにされるのは避けたが、剣の刃に傷を負わされたガシェーは舌打ちして、恵に素早く不可視の斬撃を放ち、
「お前も水の中で遊んで見るか?」
水の中に落とそうとしたり、上着を破ろうとしてきた。
「逃がすつもりはない。ここで終わってもらう」
恵は左右にランダムに動いて敵の狙いを散らし、避けきれない斬撃はLUSTオーラシールドで弾き返す。
「……」
そして、そのままガシェーのことをじっと見つめていると、最初の一撃にのせた濃密なフェロモンと魅了の力が彼の集中力を奪い、
「このまま死ぬといい」
単純になったガシェーの動きを避けながら、LUSTビームマシンガンを連射。
フェロモンの力が込められたセクシービームは、クロノヴェーダをますます興奮させ、天国から地獄へ叩き落とす準備が整えられていくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
アドリブ連携歓迎
盗賊頭がダムで真面目に管理職ってのも、可哀想なもんだねぇ
ほんとは遺跡荒らしとか隊商襲撃とかやりたいんじゃないのぉ?
んふふ。あたし達が、向いてない仕事からきみを解放したげるよぉ
【水中適応】状態で浮上していき
水面を出た瞬間から最高速の【飛翔】で空へと昇っていくよぉ!
少しの間不規則に飛び回って先を読ませないよう振る舞ってから
太陽を背にするような軌道で敵に落ちていき『屠竜技:神滅落月斬』を放つねぇ
さぁ、肉を斬り裂いてっ!そのまま骨も断つっ!
反撃の不可視の刃は再び【飛翔】して回避を試み
避けきれない分は≪テンペスト・レイザー≫を盾代わりにして受けたり
ルートを予想し【斬撃】で斬り払うよぉ
「盗賊頭がダムで真面目に管理職ってのも、可哀想なもんだねぇ」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は城壁の上でしゃがむようにして、恵の攻撃に精神をかき乱されるガシェーを見下ろしながら、
「ほんとは、遺跡荒らしとか隊商襲撃とかやりたいんじゃないのぉ?」
くすりと笑みを浮かべ、彼の欲求をくすぐる。
「むっ!」
図星を突かれたガシェーが少女に視線を合わせると、
「んふふ。あたし達が、向いてない仕事からきみを解放したげるよぉ」
燐寧は舌で唇を舐める仕草をして挑発しながら、軽い足取りで空高く舞い上がった。
「攻撃がぬるいよぉ? ガシェーちゃん。か弱い女の子に遠慮しちゃってるのぉ?」
ガシェーの不可視の斬撃を、不規則に飛び回ることで回避した燐寧は、
「さぁ、肉を斬り裂いてっ! そのまま骨も断つっ!」
彼に自分の姿を直視させないように、太陽を背にするような軌道で翔びかかり、屠竜技:神滅落月斬と呼ばれる位置エネルギーを利用した力強い斬撃で、彼の胸に深々と傷をつける。
「これで仕上げだよぉ」
続けて体勢を低くして、武器を横薙ぎに払うことでガシェーを吹き飛ばすのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
リズク・バウワーブ
アドリブ、絡み歓迎。
逃亡を防げたな、このまま逃さずに一気に畳みかけよう。
コイツの前ではあるが、冷静に。
ここで取り乱しては、奴を討とうにも討てないのだから。
コイツの企みを打ち砕くのが俺の使命なのだから。
貴様の企みもここまでだ。
この大城壁は突破させてもらう、貴様を倒してな。
ケペシュの斬撃、『嘆き』や【ダブル】で積極的に攻撃。
戦闘知識と臨機応変を活かしてラウンドシールドで可能な限り攻撃は受け流す。
回避の際には【飛翔】や【神速反応】を使用。
戦闘後は【光学迷彩】を使いアスワン大城壁を調べる。
危険が無い程度まで。危なければ撤退する。
「貴様の企みもここまでだ」
仲間が彼と戦う間に、冷静な心をしっかりと持ったリズク・バウワーブ(探求者・g00193)は、手負いの敵に油断なく、ケペシュを構える。
「けっ。俺とやり合いたいって溢れんばかりの殺気はどこへ行ったんだよ!」
そんなガシェーの安い挑発に、リズクは動じない。
(「コイツの企みを打ち砕くのが俺の使命。ここで取り乱しては、奴を討とうにも討てないのだから」)
力を抜くことの大切さは、ライラの笑顔が教えてくれた。
心を乱す危うさは、恵の攻撃が見せてくれた。
そして、燐寧が作ったチャンスを、後は冷静に仕留めるだけだ。
「この大城壁は突破させてもらう、貴様を倒してな」
リズクはそう言うと、守りたかったものを守れなかった。そんな嘆きの感情を己の武器にこめ、
「ملكي」
取り戻すために、護るために、奪われないために……嘆きの想いを載せて剣を振るう。
「ぐぁ……」
その刃に彼の喉は貫かれ、このまま絶命する……かに思えた。
しかし、最後の力を振り絞ったガシェーは愛用のナイフを手に、刺し違える覚悟でリズクの身体へ斬撃を放つ。
「ふんっ」
だが、その攻撃はリズクの持つラウンドシールドが丁寧に弾き、クロノヴェーダはそのまま息絶える。
「これでまた一つ、先へ進めたのだろうか?」
喧騒が途絶え、水の音が戻ってきたダムを前に、リズクはぽつりとつぶやくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!