ルクソール近郊の黄金都市探索

 攻略旅団の提案により、ルクソール神殿のオベリスクの台座の再調査を行う事になりました。
 さらに、同じく攻略旅団の提案で調査を進めようとしていた『黄金都市』が、ルクソール近郊に存在する事が判明したため、オベリスクの台座の再調査を行った後、『黄金都市』の探索を実行します。
 少人数での調査となるため、できるだけクロノヴェーダに接触せず、可能な範囲で調査を行います。
 発見されたら、そのクロノヴェーダを撃破した後に帰還してください。
 ここで得られた情報を元に、新たな提案を行う事も可能でしょう。

彼等は黄金都市に何を見るか(作者 陸野蛍
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#獣神王朝エジプト  #ルクソール近郊の黄金都市探索  #大いなるトート  #雷斗からの依頼 


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●獣神王朝エジプト攻略旅団
「ルクソール神殿、オベリスクの台座を徹底的に再調査したいよね」
 ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)がディアボロス達にそう言葉を発した。
「何らかの、情報の送受信をしていないか? もし本当に情報の通信があるなら、その件数や内容を知ることが出来ればと思うんだけど、どうかな?」
 ルクソール神殿のオベリスクについては未だ謎が多く、調査を希望する意見も多かったが、具体的な調査方法が出てこないままだった。
 しかし、先日、断頭革命グランダルメ攻略旅団から『コンコルド広場のオベリスクが、何らかの通信を行っている可能性が示唆される』という報告が来た為、何らかの方法を用いて調査、もしくは写真や音声データ等を新宿島に持ち帰ることが出来れば、解析出来る可能性も僅かながらにある。
「なら、ボクは、黄金都市の探索を提案するのだ!」
 大きな声を響かせたのは、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だった。
 ルクソール近郊に存在する事が判明した『黄金都市』、都市なのであれば人々も住んでいるだろうし、エンネアドがこの都市に関わっている可能性も高い。
 調査する価値は十分にあるだろう。
 獣神王朝エジプト攻略旅団の提案は、時先案内人へと伝達され、1人の時先案内人がパラドクストレインの出発を知らせることとなる。

●ルクソール神殿と未だ見ぬ黄金都市
「獣神王朝エジプトへ向かうパラドクストレインの案内を始めるぞ。確り聞いてもらいたい」
 新宿駅グランドターミナルに姿を見せた、日向・雷斗(デジタルサマナー・g03297)は、ディアボロス達を見回すと説明を始める。
「攻略旅団の提案で、ルクソール神殿のオベリスクを再調査することになった。それと同時に、攻略旅団の提案で行われていた『黄金都市の探索』に関して、有力な手掛かりがルクソール近郊で発見された為、これも併せて調査と探索を行いたいと思う」
 パラドクストレインが必ずしも都合よく現れる訳ではないが、予知されたということは、このパラドクストレインに乗る意味があるということなのだろう。
「オベリスクの再調査を行った後、黄金都市に向かい、黄金都市の探索を行って欲しい。但し、ルクソール神殿及び黄金都市は、獣神王朝エジプトの首都である『テーベ』に近い為、目立つ行為を避けて行動してほしい」
 仮に『黄金都市』がエンネアドにとって重要な都市であった場合、騒ぎを起こせば、直ぐに彼等の耳に入ってしまう恐れがあるからだ。
「黄金都市には巡回警備のクロノヴェーダが居るから、見つかったら、その時点で黄金都市の探索は中断せざるを得ない。黄金都市の探索は、巡回中のクロノヴェーダに発見されるまで行い、クロノヴェーダに発見された場合は、遭遇したクロノヴェーダを撃破した後、素早く撤退して欲しい」
 門番を含む街の人々は、ほぼ一般人であり、商人の出入りもある為、派手な騒ぎを起こしたり、目立つ行動をしなければ、黄金都市の内部を調べることは、難しくないだろうと雷斗は言う。

「改めて今回の作戦の流れな。まずは、ルクソール神殿でオベリスクの再調査を行って欲しい。前回の調査で、現場で判明する情報については調査済だから、動画の撮影の他、赤外線や電波の測定など、データを取得する事がメインになると思う。一般人に訊ねても得られる情報はおそらくないから、新宿島でデータを解析出来たらと思う」
 機材については、新宿島の専門家から借りる事が出来る為、手荷物で運べる範囲内で機材を用意して調査にあたってほしいと雷斗が続ける。
「ディアボロスには『違和感を与えにくい』って言う特性ががあるけど、機材を目立つ所に設置する等、あからさまに怪しい行動を行った場合は、クロノヴェーダに気付かれる危険があるので、注意して行動してくれな」
 もし、クロノヴェーダに見つかったのなら交戦せずに、撤退もしくは直ぐに身を隠すようにとも雷斗は言う。
 エンネアドに警戒されれば、その後の『黄金都市』の調査の難易度が格段に上がってしまうからだ。
「次に、ルクソール近郊で確認された黄金都市だけど、黄金で都市が作られているとか、黄金が豊富にあるという訳では無いみたいだ。都市出入り口の警備は、一般人の兵士が行っているから、潜入する事も難しく無い筈だ。まずは、怪しまれないように潜入して、その後、街の内部の様子を確認して調査を行ってくれ」
 何よりも今必要な情報は、黄金都市が何の為に存在しているのか、どんな建造物があるのかである為、それらをディアボロス達それぞれの目で確認し、新宿島に情報を持ち帰ってほしいとのことだ。
 一般人から得られる情報は少ない可能性が高いが、住人に話を聞くのも良いかもしれない。
「クロノヴェーダに発見された場合は、遭遇したクロノヴェーダを撃破しつつ、素早く全員撤退してくれな」
『黄金都市』には巡回警備として、トループス級『雪豹神群』と彼女達を率いる、アヴァタール級『調凶師ダリヴー』が居るとのことだ。
 散らばって巡回している彼女達も騒ぎが起こればすぐに、その場に集まってしまうだろう。
 そして、彼女達との戦闘を始めてしまえば、それ以上の調査は行えない……新宿島に帰還するしかないのだ。

「今回の調査は、1部隊少人数になるから、出来る事には限りがあると思う。だけど、今回の『黄金都市』の探索については、複数の幸運、そして、みんなの強い想いが重なった事で、実行出来たみたいなんだ。この機会を……この幸運を逃さない為にも、確り調査、探索して来て欲しい。頼んだぜ、みんな!」
 強い瞳を真っ直ぐ向け、雷斗はディアボロス達を送り出すのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
3
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【操作会得】
3
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV3(最大) / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

陸野蛍
 はい、ディアボロスの皆様、こんにちは。
 まだ見ぬ『黄金都市』探索&『ルクソール神殿』再調査のご案内に参りました、陸野でございます。

 今回は、発見された『黄金都市』の内部調査及び『ルクソール神殿』のデータ収集が主目的となります。
 推奨選択肢順は②→①→③→④となっておりますが、各選択肢にロックは掛かっていませんので同時並行で作戦を進めて頂いても構いません。
 但し④クリアでシナリオ終了、④クリア時に③が未クリアの場合はディアボロスが黄金都市に現れたことが上位エンネアド(おそらくジェネラル級)に直ぐに報告されます。

 一番シンプルな攻略手順は下記になるかと思われます。
・ルクソール神殿の調査を行う。
・巡回警備クロノヴェーダに発見されるまで、黄金都市の調査を行う。
・巡回警備クロノヴェーダの中心であるアヴァタール級を撃破して撤収する。

 調査、探索に関して注意点です。
・持ち込める機械機器は2021年新宿島で手に入る程度の物になります(パラドクスを用いた機械の場合は例外が発生する場合があります)。
・技能が無い場合より、技能があった場合の方が調査効率が上がる可能性はありますが、技能の組み合わせだけでは、エフェクトやパラドクス以上の効果を発揮することはありません。
・普通に動く限り、一般人はディアボロスに違和感を覚えませんが、少しでも騒ぎを起こせば直ぐに巡回警備クロノヴェーダが現れます。
・順調に情報収集を進めても時間経過(選択肢クリア)で巡回警備クロノヴェーダが現れる為、その時点で調査、探索は、終了となります。

 少人数での調査となる為、可能な範囲での調査となりますが、得られた情報を元に、新たな提案を行う事も可能になるかと思います。

 それでは、ディアボロスの皆様の未来へ繋がるプレイングを心よりお待ち致しております!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ノイン・クリーガー
[人物像]
基本的に作戦中は必要なこと以外は話さない仕事人。
隠密行動などが得意。

[心境]
ルクソール神殿のオベリスクねぇ。
一体何があるのやら。
とりあえず行ってみないことにははじまらないな。

[行動]
シギントデバイスを擬装したまま観測できる細工を施した鞄などに入れ 、現地服を着用して【モブオーラ】を纏いながら巡礼者に紛れ、ルクソール神殿に向かう。

オベリスクまでたどり着いたら祈りを捧げるフリをしながらシギントデバイスで【情報収集】を行う。
何らかの通信を行っている可能性があるようなので、映像の他に通信の傍受、電磁波、赤外線の測定などを重点的に行う。


ラズロル・ロンド
アドリブ連携歓迎

徹底調査!
何が解るか期待が止まらないが
今は敬虔な信徒のフリ
オベリスクの台座に祈りを捧げようと近づこう
淡い光を放つ台座神々しい
と変に思われても敬虔さを押して行こう

PDの操作会得を使い
台座を徹底的に調べる
魔術知識で魔術的な流れ読取りを試み
ハッキング、偵察、情報収集を用いて是迄の経験も合せて考察、予測、敵の目的を割出そう
世界各地にあるというオベリスク…エジプトは何がしたい?
件数は本数と一致するのか?
送受信先の割出しはできないかな?
パリのオベリスクで見た違和感の正体も気になる
破壊したオベリスクの様子も見つつ
情報収集を徹底的にしよう

使えればモブオーラで目立たぬよう
不穏な空気になれば撤収を


プターハ・カデューシアス
信者に紛れオベリスクと台座に近づく

手荷物に新宿島入手の小型カメラを仕込み
熱心に礼拝する振りで
全方向から至近距離で動画を撮影
可能なら赤外線機能(熱量測定)もある物を選びましょう

以前に持ち物検査があった事があるので慎重に
時代に馴染むよう工夫を施す
現代機器操作法は【操作会得】で確認済

機器で撮せない事柄
特にエネルギーの流れ的なモノ等は
「命運の鍵」を使い台座の近くで一休みする振りして
台座に接触させ解析を試みる

力の「質」と方向が気になる
送受のどちらか。それとも両方?

グランダルメ捕虜がいると仮定し
彼らの力の源が必要ならば?

偽神の持つ蘇りの能力は
生命力を奪う自動人形には垂涎な力の筈
と想定し調査

アドリブ連携歓迎


ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ・連携歓迎

パリのオベリスクの何か関係があるのか、とても興味深い
グランダルメ攻略の手がかりも掴めれば良いのですが

砂色のマントを羽織り
一般人に紛れオベリスクへ接近
警戒されない程度の距離まで来たら
疲れたフリをして座りマントの下で機材をセット

指向性集音マイクと広帯域無線受信機をオベリスクに向け
クロノヴェーダが現れるまで観測を行います
光学迷彩で隠れ怪しまれないようにしておきましょう

私達が聞き取れない音で交信を行っている可能性もありますし
暗号化されているかもしれません
音波の波形や無線の信号を仲間が撮影している映像データと併せて解析すれば何か分かるかも
どんな微細な音も聞き漏らさない様じっと観察します


●ディヴィジョンのオベリスク
「ルクソール神殿の徹底調査! 何が解るか期待が止まらないよ!」
 パラドクストレインを降りると、アメジストに光る瞳を輝かせながら、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)が興奮気味に言う。
 事実、今回の調査はラズロルの提案が無ければ実行に移せず、調査する機会もずっと後になっていた可能性が高かった。
 何故なら、新宿島のディアボロス達は『機械化ドイツ帝国奪還戦』を終えたばかりであり、吸血ロマノフ王朝のクロノヴェーダ『ヴァンパイアノーブル』との戦闘も始まったばかりである。
 他ディヴィジョンでもジェネラル級との決戦が複数同時に行われている現状では、単一ディヴィジョンの調査というのは、ディアボロスの人員が足りなくなる為、パラドクストレインの出現も減ってしまうのかもしれない……こればかりは、予知出来る時先案内人達にも原因が判明していないことらしい。
「パリのオベリスクに何か関係があるのか、とても興味深い」
 そう呟くのは、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)だ。
 ソレイユは『断頭革命グランダルメ攻略旅団』の所属だが、今回調査に参加したのには、当然理由がある。
「グランダルメ攻略の手掛かりも、掴めれば良いのですが」
 断頭革命グランダルメに存在する『コンコルド広場のオベリスクが何らかの通信を行っている可能性が示唆される』と言う情報はディアボロス達にも共有されている。
 ディヴィジョン同士の繋がりや対立があるのだとすれば、情報の伝達や情報取得などが各ディヴィジョンで行われていてもおかしくないのだ。
 実際、『機械化ドイツ帝国奪還戦』では、グランダルメ、キングアーサー、ロマノフ王朝という3ディヴィジョンの戦争介入があったのだから。
『断片の王集う《七曜の戦》』に関して、ディアボロス達は、ほぼ何も情報を入手出来ていないが、既に各ディヴィジョンの間では《七曜の戦》の準備が進められている可能性もある。
 ソレイユのようにそれぞれのディヴィジョンの情報と自身が攻略を目指すディヴィジョンの情報、両方に目を向けることも必要なのかもしれない。
 ルクソール神殿の敬虔な信徒の出で立ちで歩くラズロルと砂色のマントを羽織るソレイユ、奇妙な組み合わせとも思えるが、ディアボロスには一般人に違和感を与えにくいという能力が発動される為、全く問題は無い。
 ラズロルは目的のオベリスクの台座まで行くと、神を讃える祈りを行う……神と言っても、勿論このディヴィジョンの神である『エンネアド』に対してではないが。
(「今はあくまで、敬虔な信徒のフリをしておかないとね」)
 淡い光を放つ神々しい台座のオベリスク……クロノオブジェクトである以上、何らかの目的の為に作られたのだろう。
 オベリスクの傍に居られる時間は多くない、だが、ラズロルはエフェクトと自身の魔術知識を活用し、オベリスクの台座を観察をする。
 だが、それで得られる情報は既に新宿島のディアボロスが有している情報のみ、新たに得られる情報は無い。
(「現地であるこの場で得られる情報はこれ以上ないってことなのかな? 以前に調べた方法で再度行ってもダメなのかな……」)
 思いつつもラズロルは自身の頭の中で、オベリスクの考察、推測、予測を巡らせる。
({世界各地にあるという『オベリスク』……獣神王朝エジプトエジプトは、何がしたい?」)
 このディヴィジョンにあるオベリスクの数、確定してはいないが伝達機器の可能性もある……なら、その送受信先は?
(「パリのオベリスクを見た時の違和感の正体も気になるよね」)
 だが、調査方法を変えるか、新たなデータが入手出来なければこれ以上のオベリスクの調査は、進まないのかもしれない。
 一方、ソレイユは一般人に紛れ、オベリスクへと接近していた。
 エンネアドに気付かれれば、今回の調査全てが、その時点で終わってしまうからだ。
 敬虔な信徒に紛れ礼拝するのは時間はかかるが、警戒されないに越したことはない。
 時間をかけ、少し疲れた振りをしながら、その場に座り込むと、ソレイユはマントの中で新宿島から持ち込んだ機材を取り出す。
 用意したのは、指向性集音マイクと広帯域無線受信機の2つ。
 それをオベリスクに向けセットする。
(「あとは、隠れて怪しまれないようにしておきましょう。新宿島帰還時に回収して、音波の波形や無線の信号を解析すれば何か分かるかもしれません」)
 時先案内人からは、データを収集出来れば解析班が何らかの成果を出してくれるかもしれないと聞いている。
 だからこそ大きく動く必要はないのかもしれない……それでも。
(「どんな微細な音でも聞き漏らすつもりはありませんが」)
 ソレイユは静かに人々の声に耳を澄ましていた。

●今は分からずとも
 オベリスクの台座の前、敬虔な信者に紛れ礼拝する青い髪のドラゴニアンの姿があった。
 プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)だ。
 プターハは、巡礼する信者の体で手荷物を幾つか抱えていた。
 その中には、新宿島から持ち込んだ、小型カメラを仕込んでいる。
 熱心に礼拝する信者を演じるのは、エンネアドの為では無い……確りと、この年代に存在しない機械でデータを収集する為だ。
 全方向から、至近距離での動画撮影……現地では気付くことが出来ないモノが映る可能性もある。
(「以前は、持ち物検査がありましたから、慎重に動くつもりでしたが、今回はそう言ったことは無いようですね。なら、これも試せます」)
 赤外線を測定する為に用意したアタッチメントもカメラにはセット済みだ。
(「機器で撮せない事柄もあるかもしれませんからね」)
 思考しつつプターハは錫杖『命運の鍵』を使い、台座の解析を試みるが、分かるのは現状で新宿島にあるデータ程度のことで、特に新たなエネルギーの流れのようなものを見つけることは出来ない。
(「力の『質』と方向が気になるのですが……。グランダルメの物と同じとは限りませんが、受信機と仮定したのなら、『送』『受』のどちらなのかですね。それとも、新宿島の『すまほ』のようにに両方だったりしませんでしょうか?」)
 プターハとしてもグランダルメのオベリスクとの関係は気になっている。
だからこそ、この獣神王朝エジプトに居ない筈の『自動人形』の姿や、グランダルメの捕虜等の噂があればとも思っていたが、もし居たとしても、こちらの調査をする時は今ではないのだと悟り、データの収集に努めた。
 そしてもう1人……パラドクストレインから降りた後、単独で隠密に現地の人々に紛れデータ収集をするのは、ノイン・クリーガー(ゴースト・g00915)だった。
(「ルクソール神殿のオベリスクねぇ。……一体何があるのやら。何にしても調査してみないことには、始まらないな」)
 プターハと同じように情報収集機器を鞄に仕込み偽装し、エフェクトで注目されることも避けている。
 ディアボロスとしての仕事である以上、不要に目立つ必要もない。
 静かに迅速にオベリスクのデータを集めることにのみ意識を集中させる。
(「……何らかの通信を行っている可能性があるとのことだったな。映像の他に通信の傍受、電磁波、赤外線の測定……俺も可能な限り、『記録』として残せるデータを新宿島に持ち帰らせてもらおう」)
 エンネアドに気付かれる前に、可能な限りのオベリスクのデータを集め新宿島に持ち帰る……解析結果次第で『獣神王朝エジプト攻略旅団』の方針……ディアボロス達のこれからやるべきことも変わるかもしれない。
 そんなことを想いながら、ノインは街人達に気付かれることなく、オベリスク前から姿を消したのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【操作会得】LV2が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

フルルズン・イスルーン
エジプトって言ったら黄金!
ま、ボクが本当に探したいのは錬金術だけど。
じゃ、無難に現地の人っぽい格好して砂避けのホッカムリして【モブオーラ】!

旅人なんだよー。ん? 迷子? うんうん、勘違いは利用しよう。
商人の出入りがあるんだし、欲しい物探しに立ち寄って、ついでに補給の為にあちこち寄る口実で入るのだ。

で、入っちゃいけないところとか、あまり近づかないほうがいい所とかも聞いておこう。ボクは良い子だから近づかない!
うそつきました。
勿論、重要調査目標になるね。

ともあれ、ボクは【書物解読】と伝承知識で解読しつつ、
拠点構築の流用でおかしな建物が無いか確認しつつマッピングだ。

商人が来る程に往来を許してる。貿易?


平良・明
さあ!さあ!さあ!やってきました黄金都市!旅行者冥利に尽きます!
……とは。思いつつも。冷静に行きましょう。

黄金とは、何でしょう、往々にしてそれは「価値のあるもの」
形があるものか、無いものかによっても解釈は色々
所によっては、信仰そのものを黄金と表現する事もあります
そして、警備が居るなら「モノ」「場所」「人物」が関わるはずです

よく観光……調査して行きます
信仰を求める旅人として潜入
商人さんに話しかけて情報収集
食料など、沢山仕入れれば口も軽くなってくれそうです
この都市の信仰の特徴などをたずねて
気になる事があれば
【狐変身】して路地を抜け、怪しい所を嗅ぎまわり

見るもの見させて頂きます、タダでは帰りませんよ


冰室・冷桜
さーて、お仕事の時間と行きますかぁ
で、建物が黄金じゃない、黄金があるわけでもない、でも黄金都市と呼ばれている、と
何の由来もねーのに、こんな呼び方はしねーよなぁ?
てーことは、実は見えないとこに黄金とか黄金の建築物が隠されているとか、もしくは何か別の物を例えて黄金って言っているのか……交易が盛んとか?

ま。これから調べてけばヒントも見つかる、か
見習い商人として、売れそうなもんとか色々調べにきましたーって感じでいきましょ
お店とか酒場があれば、そこで【友達催眠】を使いながら【情報収集】
あとは、こっそりスマホで建物とか道を撮影したりしときましょ
……そいや、都市の名前とかはあるのかしらね


ヴォント・クライヴ
●心情
おっしゃぁぁあ!来ましたよ黄金都市!
生前、盗賊業していた頃から気になっていたのですよ。黄金の名を聞いて!
しかし、黄金のない黄金都市とは一体何…?
黄金に代わる価値のあるものが存在するのでしょうか。気になりますねぇ…お宝ぁ…
黄金=蜂蜜酒なんてオチではないと信じてますよ!

●行動
何はともあれ、まずは調べないと
商人の衣服と品物を用意し、布を売りに来た設定で侵入しましょう
目立たないようにモブオーラ
落ち着いた振る舞いを演じ、目立たないように市民に紛れます
「黄金都市と聞き、初めてきたんです。しかし、なぜ黄金の街と呼ばれるのでしょう」
など由来や本当の街の名前、どのような街か調査ですね
敵の動きに警戒も


●本当にあった!? 黄金都市!!
『黄金都市の探索を提案するのだ!』
 最終人類史に於ける西暦2022年4月、『獣神王朝エジプト攻略旅団』にて声高にこう『調査・探索依頼提案』をしたのは、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だった。
 提案の理由は、『エジプトって言ったら黄金!』と言う割とシンプル及び大胆なものだったが、ルクソール近郊で本当に『黄金都市』と呼ばれる都市があることが予知されたのだから、調査に向かうしかないのだ!
「ま、ボクが本当に探したいのは錬金術だけど」
 パラドクストレインを降り、フルルズンは言いつつも現地人の装いをし、砂避けのホッカムリをして、自身が注目されないようにエフェクトを発動させるも忘れない。
 そして、ディアボロス達はそれぞれ黄金都市へと歩みを進める。
 都市出入り口の警備は、一般人の兵士だった為、特に気に留められることも無く都市の内部への潜入に成功する。
『黄金都市』と言う名ながら、輝く黄金で彩られた都市ではないと時先案内人は言っていた。
 事実、ディアボロス達が目にした都市は黄金の都市ではなかった……だが、一般人の行き交うその都市は不思議な街並みとなっていた。
 街の至る所に、10分の1以下の大きさで再現された、ピラミッドやオベリスクなどの建造物が建ち並んでいたのだ。
「ほぇぇー」
 フルルズンが思わず声を上げると、街人が『お嬢ちゃん迷子かい?』と声を掛けて来る。
「ん? 迷子? うんうん、ボク迷子なんだよねぇ。補給の為に寄ったら、みんなとはぐれたんだよねぇ」
「なら、水とか食料がある場所に一緒の人がいるかもしれないね、連れて行ってあげよう」
 そう言って人の好さそうな女性はフルルズンの手を取る。
 身なりは、獣神王朝エジプトではよく見る平民の服で、特に華美と言った様子もない。
「ボクは、この街初めてなんだけど、入っちゃいけない所とか、あまり近づかないほうがいい所とかあるのかい? ボクは良い子だから近づかないから、教えてほしいんだ」
 明らかに演技なのだが、フルルズンはにっこりと笑って女性に訊く。
「そうだねえ、此処は色んな建造物があるから、造っていたり、調べたりしている人達の邪魔にならないようにはしなきゃいけないね」
「そうなんだねぇ」
 ニコッと笑い答えながらも、フルルズンは『黄金都市』の異質さにきな臭さを感じていた。
(「おかしな建物が無いか確認しつつマッピングするつもりだったけど、ミニチュアのピラミッドやオベリスクがあちこちに建てられている都市なんて、おかしな所だらけじゃない!」)
 女性の横を歩きながらフルルズンは、この『黄金都市』の構造を可能な限り記憶していくのだった。

●え? これが黄金都市!?
『おっしゃぁぁあ! 来ましたよ! 黄金都市! 生前、盗賊業をしていた頃から気になっていたのですよ。黄金の名を聞いて!』
『さあ! さあ! さあ! やってきました! 黄金都市! 旅行者冥利に尽きます!』
 若干高め(ウザめとも言う)のテンションでパラドクストレインを降りた、ヴォント・クライヴ(盗賊うさぎ・g06449)と平良・明(ダイヤのK・g03461)だったが目の前に広がる『黄金』ではないが異質な街並みに一瞬言葉を失う。
「……黄金のない、黄金都市とは一体? とは思ってましたけど、小型ピラミッドが大量にある街とか聞いてないんですけど」
 ヴォントがぐるりと街中を見れば、奴隷であろう人間が小型ピラミッドを黙々と建築していたり、研究者らしき人間が透明なオベリスクの中を通るエネルギーを観察している。
「黄金に代わる価値のあるものが存在するのかと、気になっていましたが……ある意味お宝ですね。蜂蜜酒なんてオチでも無かった……小型クロノ・オブジェクトが立ち並ぶ都市なんて」
 ヴォントの言葉に明もごくりと唾を呑む。
「何にしても、冷静に行きましょう。『黄金』が『価値のあるもの』を示しているのなら、形があるものか、無いものかによって解釈が変わるとは思っていましたが、獣神王朝エジプトの『信仰』そのものを増幅させる、建造物だらけの場所だったとは」
 完成しているものも建造中のものも、街の至る所に小さくされた『クロノ・オブジェクト』が並んでいるのだ。
 まるで、歴史改竄前のエジプト版ミニチュアタウンである。
「警備は一般人のみで、エンネアドが多く巡回している様子は無いですね。よく観光……いえ、調査に行きましょう」
 言って明は、ヴォントと別れると旅人として街の商人に話しかける。
「食料を仲間分、大量に仕入れたいのですが」
「おう、兄ちゃん旅人かい? この街は初めてか?」
 そう言う、商人の売っている品に特に怪しいものは無いと判断すると、明も軽く言葉を返す。
「ええ、噂に聞く『黄金都市』を見ておきたくてですね。この都市で信仰なさってる神様なんかも知っておきたいなと思っています」
「そうなのかい? なら、この黄金都市の殆どの人間は『大いなるトート』様を信仰しているよ。
「『大いなるトート』様ですか……」
 ジェネラル級エンネアドの名前を繰り返し、明はこの街には何かしらの大きな意味があるのだと感じ取った。
(「見るもの、見させて頂かないと、帰れませんね。これは」)
 明とは逆に布を売りに『黄金都市』に来た行商人として都市に入ったヴォントは、まずは気配を街の人々に紛らせながら、都市を見て回った。
(「透明なオベリスクを小型で作っているのは、エネルギーの流れを目で見えるようにでしょうか?」)
 エンネアドの姿は見えず、人間が指示し、人間が造り、人間が研究……いや、実験かも知れない、10分の1サイズ以下の建造物型クロノ・オブジェクトが立ち並ぶ『黄金都市』……エンネアドが関わっていない訳が無い。
「つかぬことをお聞きしますが、『黄金都市』と聞き、初めてこちらに来たんです。しかし、なぜ黄金の街と呼ばれるのでしょう?」
 始めて見る商人であるヴォントの品を見ようと布を手に取っている少し裕福そうな男に、ヴォントが訊く。
「そりゃあ、この都市が『大いなるトート』様に護られている街だからだよ。トート様は美しい黄金の翼を持っていらっしゃるからね」
(「『大いなるトート』ですか、これは警戒しながら調査しないとまずいですね」)
 思いつつも表情には出さず、ヴォントは商人として笑みを崩さず調査を続けるのだった。

●黄金では無い黄金とは?
「さーて、お仕事の時間と行きますかぁ」
 黄金都市の道を歩きながら、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が軽く伸びをする。
(「で、建物が黄金じゃない、黄金があるわけでもない、でも黄金都市と呼ばれている、と……何の由来もねーのに、こんな呼び方はしねーよなぁ?」)
 パラドクストレインの中でも思っていたことを繰り返し思うが、冷桜の目にもこの都市が何故、『黄金都市』等と言う仰々しい名前で呼ばれているのか分かった。
「見えないとこに黄金とか、黄金の建築物が隠されているとか、そんな浪漫のある都市でも無かったかあ。この都市そのものがエンネアドの黄金……クロノ・オブジェクトの建築都市だったとはね。けど、どれも実物より、かなり小さいね。それでも、それぞれ力はあるみたいだし。目的は……。ま、これから調べてけばヒントも見つかる、か」
 若い商人を装いバザールを歩く冷桜は威勢よく食べ物を売る商人に気安く声を掛ける。
「この都市、『黄金都市』って聞いたけど、本当の名前は何なのか教えてほしいな」
「『黄金都市』は『黄金都市』さ。他の名前なんてある訳ないじゃないか。面白いこと言うな、姉ちゃん」
(「あ、そっか、ディアボロスが『黄金都市』って認識したら、自動翻訳で変換されるのか。通訳要らずだけど、此処はこれからも『黄金都市』って名前で共有するしかなさそうね」)
 思いつつ、冷桜は都市の内部を自身のスマホでこっそり撮影する。
 記録は情報収集の基本だ。
 そして気付く、街の中心部……ミニチュアサイズのピラミッドが立ち並ぶ中、普通の大きさの『神殿』があることに。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【書物解読】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!

プターハ・カデューシアス
【モブオーラ】利用し旅人に紛れ黄金都市へ潜入
街の様子を見て回りましょう

まず着目すべきは、神殿関連施設
王はテーベと聞き及びましたが
神殿には王や配下ジェネラルの偽神が祀られているはず
その系統や外見を確認するのも良いかと思います

街の位置関係もマッピングしておきましょう
【書物解読】で神殿内壁画などの記述も詳しく解れば…
オベリスクで利用した小型カメラも継続利用し
情報を持ち帰ります

なにより、他ディヴィジョンのクロノヴェーダが闊歩していないか?
グランダルメは勿論
中東方面にも未知のディヴィジョンがある可能性もあります
そこからの捕虜的立場の者が居ないか調べたいです

有効な効果・技能は全て利用し
必要なら仲間と連携を


ラズロル・ロンド
黄金都市…なにが黄金なのか気になるなぁ〜

確か史実では一時一神教になった地だとか…
エンネアドには忌わしい地じゃ?
レジスタンス居たりして?

久し振りに行商人に成りすまし…というのも幼少期はキャラバンに居た身
新しい街に行けばその街の風土や生活振りに興味津々で
こっそり探索する日々だったんだ〜。懐しい

そのノリで
この都市を調べ尽くそう
僕は蜂蜜を献上・売買する商人って体で良い売り場の情報収集中って事で

情報収集、偵察、演技、追跡を駆使し
奥様の世間話や
商人の情報交換場や酒場に足を運び
世間話や気になる話を聞こう

クロノヴェーダはモブオーラで
やり過ごしたいが
見つから無ければ様子も探ろう

不穏な空気になればソっと姿を眩ます


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
アドリブ歓迎
有用な効果は活用
手分けや連携し調査

モブオーラ、友達催眠用い情報収集
移動や調査時は光学迷彩、平穏結界を
現地の物に近い衣装を準備

正史の発掘資料で都市の街路や施設を大雑把でも把握していく

俺は施設周りから
信仰や、神殿や遺跡等を調べる

信仰する神の名と、最も偉大な神殿の存在を聞ければ、そこへ向かい
隠密で周辺、可能なら内部調査
地下や水路などもあれば確認

街の様子も情報収集
広場や市など噂に耳を澄まし、聞き込み
支配者はいるか、その名は
アメンホテプ3世や
アクエンアテン、ツタンカーメン王の名は知られているだろうか

ほか
国際交流の痕跡
墳墓群の存在
オベリスク含むクロノオブジェクトの存在
に注意しておく

危険時は中断


●黄金の中心の神殿とは?
(「黄金都市……なにが黄金なのか気にはなっていたけど」)
 改竄された『獣神王朝エジプト』に於いても異質な都市に圧倒されながら、行商人の風体で都市を視回しながら歩くのは、ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)だ。
(「ルクソールは一時、一神教になった地って聞いていたから、エンネアドには忌わしい地でレジスタンスが居たりって可能性も考えていたけど……どう見ても、クロノヴェーダ側の都市だよね」)
 過去のキャラバンでの生活の経験から、初めて足を踏み入れたこの都市を興味深く思いはする。
 それでも、ディアボロスとしてこの都市に来た以上、多くの情報を持ち帰らなければならない。
 ラズロルは、持ち込んだ蜂蜜を手にこの都市の主要人物と接触出来ればと考えていた。
「ねえ、聞いてもいいかな? 僕、蜂蜜をこの都市で売ろうと思うんだけど、この都市で商売をするのに、先に許可を取ったり、献上しておいたりした方が良い方っているかな?」
 日用品を売る青年に生来の気安さで、ラズロルが訊ねれば、青年も軽く答える。
「へ~、蜂蜜かい。蜂蜜を用意出来るなんて歳の割に、出来る商人なんだな、あんた。蜂蜜は『神の涙』だもんな。バザールで商売するのは長に話を通せば大丈夫だろうが、買えるのは此処で不思議な建物の建造を指示している奴とか、造った建物の状況をトート様に伝えるくらいに頭の良さを買われた奴くらいじゃないかな」
(「トート……『大いなるトート』……ジェネラル級エンネアドがクロノ・オブジェクトの実験をして、データを集めているってことかな」)
「商材を献上して確り商売したいなら、トート様の神殿に持っていくといいさ。神殿の中には入れないけど、トート様の部下の方に渡せば、トート様のお口にも届く筈さ」
 言うと、青年は街の中心部にある普通のサイズの神殿を指差す。
 ミニチュアサイズのクロノ・オブジェクト群の隙間から見える神殿……大いなるトートが居るとすれば、その神殿内なのだろう。
(「神殿か、プターハ君が神殿があれば向かうって言ってたな。……嫌な、予感がするね」)
「ありがとう。それじゃ神殿に献上に伺ってみるよ」
 ラズロルは、軽く挨拶をすると神殿へ歩みを進めた。

●謎多き黄金都市
(「小さなクロノ・オブジェクトが並ぶ都市。都市の街路や施設を把握出来れば、今後の役に立つな」)
 黄金都市のの平民服を身に纏い、近寄れる範囲でクロノ・オブジェクト建造物を観察しながら、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、思考する。
 黄金都市でまず、『大いなるトート』が多くの信仰を集めていること、は分かった。
 ジェネラル級エンネアドが関わっている以上、それ以上の情報が欲しい。
「少し、聞きたいのだがアメンホテプ3世やアクエンアテン、ツタンカーメン王、そう言った名前に聞き覚えは無いだろうか」
 休憩中と思われる、クロノ・オブジェクトの建造を仕事にしているだろう男達にエトヴァは尋ねるが、男達は顔を見合わせ、見慣れぬ青年に答える。
「なんだそりゃ? 人の名前かい? 俺達にゃ分かんねえよ。聞いたこともねえ」
 何を言っているか分からない……彼等の言葉に嘘は無いだろうと、エトヴァもそれ以上のことは尋ねない。
 アメンホテプ3世の在位が紀元前1386-1349、アメンホテプ4世が紀元前1362-1333年で、ツタンカーメン王が紀元前1341-1323と改竄前の世界では記録されていた。
 そして、『獣神王朝エジプト』の基準時間軸は紀元前-2565年と言われている。
 彼等の名前が出るのは、千年以上後ということになる。
 だが、ナセル湖の前例もある。
『獣神王朝エジプト』がディヴィジョンとなった際に、エンネアドが彼等の名前を騙っている可能性が否定された訳でもない。
 一般の街人には、分からないのだ。
「それでは、神殿の中に入るのは……」
「そりゃあ、無理だよ兄ちゃん。あの中に入れるのは、トート様にお仕え出来る選ばれた人間だけだからなあ」
 これ以上の、情報を彼等から聞き出すのは無理そうだと思った時、男達が造っている建物が他の建造物に比べて人数が多くあてがわれているのに気づく。
「あなた達は今、何を作っているんだ?」
「これか。確か、拒絶儀式の小ピラミッドって言ってたかな? 俺達にはよく分からんがトート様のご神託なのかね。この前までは、アスワンの巨大城壁ってのを造ってたな。結構人数居たのに、機構の一部にしかなってないって言われた時は、神様の偉大さが分かったよなあ」
『拒絶儀式の小ピラミッド』そして『アスワンの巨大城壁』この都市では、どのようなデータが取られたのか……エトヴァは気にしつつも、男達に礼を言いその場を去った。

●黄金都市の神殿にて
 旅人に紛れ黄金都市へ潜入した、プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)は、小さなクロノ・オブジェクトが並ぶ都市の様子を記憶に残しながら、街の中心部にあると言う『神殿』へと足を向けた。
(「王は、テーベと聞き、神殿には、配下ジェネラルの偽神が祀られている筈とは考えておりましたが『大いなるトート』が祀られている都市でしたとは、拒絶儀式とも関係があるやもしれませんね」)
 ルクソールの調査で使用した小型カメラも手荷物の中で絶えず、この都市の記録を撮っている。
 これを持ち帰れば、新たな提案・探索の依頼も出来るかもしれない。
 プターハが街を行く中、人間以外の種族はほとんど見られない……遠目からクロノ・オブジェクトの建造をしている奴隷の中にリターナーが少数居るのが確認できる程度だろうか。
(「グランダルメや中東方面の未知のディヴィジョンのクロノヴェーダが居るやもと思ったのですが、姿は無いですね。捕虜として居るなら、テーベの可能性もありますでしょうか」)
 そして、プターハは黄金都市中心部の神殿の側で足を止める。
 黄金都市の出入り口の警備は、一般人の兵士だけだった。
 だが、神殿周囲には、トループス級『雪豹神群』の警備も見られる。
(『これは迂闊に内部潜入は出来ませんね。ですが、この警備が『神殿』の重要性を証拠づけていますね」)
 プターハがそう思っていた時だった。
「そこの者! この都市の者では無いな!」
『雪豹神群』を多数連れた、金の毛並の獣頭のエンネアド『調凶師ダリヴー』が背後から、プターハに強く言葉を投げる。
「いえ、私は……」
「ディアボロスだな。都市の研究者から見慣れぬ人間が今日に限って多く見られると、報告を受けている。何故、この『黄金都市』に辿り着いた!」
 反論を赦さないダリヴーの怒気の篭った言葉に、プターハも時間切れを認識する。
「問答無用! 雪豹神群! こいつを叩きのめ……っ!?」
 ダリヴーの言葉が不意に途切れる。
「プターハ君、大丈夫みたいだね。敵を撃破して撤退しよう」
 割って入ったのは、自身の『トート』の名の入ったパラドクスでダリヴーに一瞬の隙を作ったラズロルだった。
「そうですね。黄金都市の秘密はまだ多くありそうですが、今回の情報だけでも十分な成果になるでしょう」
 黄金都市に散らばっていた、ディアボロス達も神殿の周囲に集まっていた。
 情報の共有は、ダリヴー達を倒してからだ。
 今回の調査の情報は、必ず新宿島に持ち帰らなければならない。
 ディアボロス達は、それぞれ得物を構えるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【アクティベイト】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

フルルズン・イスルーン
んむ、そろそろ突っ込んだ調査をしてるのがバレそうな頃合いかな?
トートか別のエンネアドかわからないけど、もう少しだけ騒ぎを抑えておきたいところなのだ。

コフィン・ゴーレム。あの者たちを密かに棺に納めよう。

【光学迷彩】と【モブオーラ】でヒソヒソと行動。
巡回に動きがあれば、浮遊する船葬墓を送り出して、宿っている霊体戦乙女ゴーレムにて強襲だ。
槍をもてー! 突撃ー!
はい、倒したら中に詰めて詰めてー。適当なところで爆破しちゃおうね。

名乗りかぁ、フィリュギャコナかヴォルヴァのどっちがいいかな?
ちなみにボク三回くらいヴァイキングだぞー、ってやったけど即ディアボロスってバレたね。


●黄金都市の雪豹達
(「んむ、そろそろ突っ込んだ調査をしてるのがバレそうな頃合いかな?」)
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は、親切な女性と別れ、黄金都市の一部のマッピングをし、中心部に建つ『神殿』の周囲で声が上がっていることに気付いた。
「あら、もう始まってるねえ。トートか別のエンネアドか分からないけど、もう少しだけ騒ぎを抑えておきたいところなのだ。ボク達の潜入で警備が固くなったら困るからねぇ」
 呟き、フルルズンは戦場域の端からパラドクスを発動する。
「"魂は 翼を 広げる" コフィン・ゴーレム。あの者たちを密かに棺に納めよう」
 集団戦になる以上、奇襲も策の1つ。
 浮遊する船葬墓を幾つも出現させ、雪豹神群の集団に送り出す。
 船葬墓の中に宿りし霊体戦乙女ゴーレムが姿を現し、勇猛果敢に雪豹神群に挑んで行く。
「槍をもてー! 突撃ー!」
 フルルズンが大声を上げれば、一部の雪豹神群から氷点下の息吹を浴びせられるが、フルルズンの身体を凍結させるほどではない。
 戦乙女ゴーレムが止めを刺した雪豹神群は、棺に収め爆破する。
「おのれ! ディアボロス!」
「ありゃりゃ、もうディアボロスってバレてる。他の名乗りも考えていたんだけどなぁ」
 言いつつ、フルルズンは再度、船葬墓を雪豹神群に向け放った。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

平良・明
いいもの見せてもらえたので、やる事やって行きます

遭遇戦に備えるのに越したことはないので
モブオーラや物陰で光学迷彩を使って忍びつつ
調査する仲間たちが気づかれたらすぐ攻撃へ移れるように警戒

殴りがとても強そうな相手ですから、私も拳でいきましょう
闘気の「重門」を展開しつつ「灼」による強烈な一撃をぶちかまします
先手必勝が旨ですが、対応してくるようなら一歩踏み込んでカウンター

名乗れと言われたら、誤魔化しましょう
今日の私は、ほら、あれです、観光客


ヴォント・クライヴ
ネメシス、ウサギモード!
大きさは肩のり兎できるサイズ
仲間との連携、アドリブ歓迎です

●心情
あー楽しかった。
しかしまだ調査の甲斐はありそうですね。

戦闘は嫌いなんですが、少しくらいは加勢しておきましょう。
ふ、豹が相手でも僕は怖くありませんよ。…怖くないったら。…だから手を離して!(逃走前に仲間に捕まるネタ

●行動
予めネメシス発動。
隠れながら仲間の跡を追い、仲間が敵に見つかったら攻撃に転じます。

影法師と影縫で敵の足を狙う。
影に念を送り、
鞭にして足を絡め取ったり、影の槍を敵足元に出現させ貫き攻撃&足止め。
足元がおろそかですよ?

え、僕は何者かって?
そうですね。ウサギです。
…誰が食用だ!
君は土でも食べやがれ!


(「あー楽しかった。しかし、まだ調査のし甲斐はありそうですね」)
 思いつつ、ヴォント・クライヴ(盗賊うさぎ・g06449)は、復讐に特化したディアボロスの姿、ネメシス形態へと姿を変える。
「ネメシス、ウサギモード!」
 ヴォントは雪豹神群の前でつぶらな紅い瞳の黒兎へと姿を変える……『雪豹に狩られる得物かな?』と他のディアボロスが思ったとしても、まあ仕方ない。
 明らかにネメシスになってからの方が小さいのだから!
「戦闘は嫌いなんですが、少しくらいは加勢しておきましょう。え、僕は何者かって? そうですね。ウサギです。……誰が食用だ! 君達、雪豹は土でも食べやがれ!」」
 黒兎……いや、ヴォントが格好良い感じで言うが、傍から見たら喋る小動物である。
 いまいち決まらない。
「ふ、豹が相手でも僕は怖くありませんよ。……怖くないったら。……だから手を離して!」
 脱兎の勢いで逃げそうなヴォントを片手で捕まえるのは、フルルズンだ。
 外見ロリっ子に鷲掴みにされ、ヴォントも腹を括る。
「罪人は影と共に」
 雪豹神群の足元を狙い、自身の影を操り絡め取り、刺し貫く。
「足元がおろそかですよ? えっ!? うわっと!?」
 調子に乗っていたヴォントの真上から雪豹神群の氷の拳が振り下ろされるが、すれすれで避けたヴォントは兎の身体に冷や汗をかく。
 それでも、ヴォントは、エジプトの陽光の元、影を操り続ける。
(「良いもの見せてもらえたので、やる事やって行きますかっ!」)
 気配を消し、雪豹神群に接敵し拳を打ち据え続けているのは、平良・明(ダイヤのK・g03461)だ。
 雪豹神群の氷の拳は武器にも盾にもなる。
 それを承知で、明も世界に干渉する力或いは敵に叩き込む質量を闘気として展開する。
 ただ、手のひらを固く握り締め、灼熱を手中に込めて爆ぜるように雪豹神群に拳を叩き込む。
 周囲を囲まれれば、明とて氷結のダメージは避けられない。
 だからこそ、その分熱く拳を振るい続ける。
 退くことなく、更に一歩踏み込んでカウンターを狙い続ける。
「今日の私は、ほら、あれです、ただの観光客なんですけどね」
 これだけ、大暴れしてしまえば説得力ゼロなのだが、明は不敵に笑って言った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

●黄金都市脱出最後の壁
 ディアボロスと雪豹神群の乱戦は、太陽の角度がほんの少し変わる時間に決着していた。
 神殿を警護していた雪豹神群は全て地に伏していた……勿論、これ以上時間をかければ増援もあるだろう。
 この黄金都市がエンネアドにとって重要な都市であることは間違いないのだから。
 だが、今のディアボロスの撤退を阻む者は、『調凶師ダリヴー』だけとなっていた。
 ダリヴーは赤い瞳をギラつかせて鞭を鳴らす。
「貴様達の相手など、私だけで十分。貴様達が、『黄金都市』から出ることは無い!」
 ディアボロスの『黄金都市』調査は、金の毛並の獣頭のエンネアドを倒せねば、終えることは出来ない……。
プターハ・カデューシアス
見破られましたか、では。
神殿内にいるかもしれない、ジェネラルに気取られぬよう
即座に【平穏結界】【通信障害】を展開

戦闘を始めましょう
データは必ず持ち帰ります

雪豹を倒すまでの持久戦を覚悟
撃破後は遠慮無くネメシス化し全力で参ります

向ってきた鞭をわざと武器に絡め
引き寄せられる振りで「運命の鍵」ごと敵に体当たり
鍵で体に触れ、この敵個体の弱点を解析しましょう
弱点が分れば、仲間と共有を

敵が奴隷をけしかけてきたら、こちらも鞭「メルセゲル」で捕縛し
場外へ放り投げます
敵の影響下から逃れられるといいですが…

ラズロルにディフェンス
有効に使える残存・技能は全て活用

戦闘終了後は人波に紛れ各自散って速やかに撤退をしましょう


ラズロル・ロンド
プターハ君、エトヴァにディフェンス
息の合った連携を

早々にネメシス化し早期決着を目指そう
青い炎が口から漏れ出すと頭、脚、腕が白狐半獣人化
鋭く伸びた爪で切り裂き攻撃を繰り出します

もう少し黙ってる時間が長いと良いのに
【平穏結界】【通信障害】で隔離し
プターハ君が体当たりを放つ直ぐ後に続き
アサシネイトキリングで追撃を与え
距離を置く為にも吹き飛ばしを狙う
弱点があれば聞き狙って行こう
モブオーラで気配を消し暗殺で着実にダメージを狙う

反撃の鞭はよく見て軌道を読み魔障壁で躱そう
雪豹がまだ残っていれば
どちらかが攻撃に専念できるよう
妨害行動を

必ず生きて黄金都市を出られるよう尽力を
撤収時はモブオーラを使い迅速に行う


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎

……速く、と
仲間のもとへ駆けつける

何とも謎の多い都市だな
無事に情報を持ち帰ろう

平穏結界、通信障害を展開し、戦場を隔離
一般人を遠ざけ、敵方へも気配を潜めよう
周囲に人がいれば退避させる

飛翔の機動力を活かし、死角を取り多方向から攻撃
飛び回り鞭捌きを撹乱
仲間を援護し、隙に一撃を見舞う

Eis-Spiegelを空気中に配置し、鞭の動きを阻害し勢いを削いで
仲間の守護に

反撃には魔力障壁を展開し、鞭の軌道を観察し看破
回避、軽減に努める
ラズ(g01587)をディフェンス

話は適当にはぐらかし傍聴対策
迷い込んだ旅人を襲うとは、手荒な歓迎だな
あれは名産品か? 見事だ
神殿の礼拝もしそこねてしまったな……


平良・明
左様なら、黄金都市。また来る日まで

ようし、お土産持って帰れば次に繋がります

あなたの相手など、私一人で十分……なわけないでしょう
仲間とよく連携して挑みます

調教はお断り、自由を奪われるのも、お断りです
なんか、鞭使いがすごいですが
捕らえられても、指先さえ自由なら問題なし

「凍火」の枝で敵を捉え、振り抜いて叩きつけ、凍てつかせます


ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎

黄金都市は中々に興味深い場所でしたが、きな臭くなってきましたね
疾く倒して撤収しましょう

平穏結界と通信障害で増援が来るまでの時間を稼ぎながら
仲間と連携して攻撃を叩き込み
早期撃破を目指します

宙に展開した鍵盤で河神の戯れを演奏
喚び出した幻想の乙女から繰り出す清流でダリヴーを流してしまいましょう
邪悪のみを押し流す清流ですから
反撃の奴隷や猛獣には水を浴びせかける程度になるはず
攻撃重視で行きますから多少のダメージを受けるのは仕方ないですね
速攻とはそういうものです

撃破後は増援が来る前に人混みに紛れて脱出します
この侵入で警備が増強されるであろう事は想像に難く無いですが
いつか攻略してみせますよ


●黄金の毛並の鞭使い
(「黄金都市は、中々に興味深い場所でしたが……きな臭くなってきましたね。疾く倒して撤収しましょう」)
『調凶師ダリヴー』怒りの様相を視界に入れつつ、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は思考する。
 エフェクトを使用することで増援の到着を遅らせることは出来るが、戦闘に時間がかかり増援が戦闘域に入ってしまえば、意味を無くしてしまう……だからこそ、多くの打撃を一気に与えて撃破し即時撤退が望ましい。
 この場に居るディアボロス全員がそう考えている。
 ソレイユは宙に展開したピアノの鍵盤を流麗に奏で、悪戯好きな河神の乙女の踊りの調べを戦場に響かせる。
「清き流れの祝福を」
 美しい旋律は、幻想の乙女をその場に喚び出し、乙女の舞いを彩るように浄化の清流が、ダリヴーの邪悪を押し流すように
涌き出でる。
 ダリヴーも水流に押し流される前に地を鞭で叩き、複数の獅子を呼び出しソレイユへと牙を向けさせる。
 水流の中でもダリヴーに隷属する獣達は恐れを知らずそれ以上の恐怖に支配され、ソレイユに傷を付けまいとその歯牙で襲い掛かった。
 幾重もの歯牙全てを防ぐことは、ソレイユにも出来ず、その身に傷を作るがソレイユ自身覚悟もしていた。 
(「攻撃重視である以上、多少のダメージを受けるのは仕方ないことです……速攻とはそういうものなのですから」)
 痛みの表情を見せず、ソレイユは鍵盤にその両指を躍らせ続ける。
「私達の相手など、あなただけで十分ですか。それなら、あなたの相手など、私一人で十分……な訳ないでしょう! 皆さんと協力して、確り倒させてもらいますよ!」
 ダリヴーの背後から言葉を投げ、平良・明(ダイヤのK・g03461)が強襲の姿勢を取る。
 五指に幾重も絡む凍てる炎をダリヴーの背中に明が打ち据え、奇襲は成功したかに見えたが、『逆説連鎖戦』故にダリヴーの鞭が即座に動き、明の身体を拘束する。
「くっ! ……調教はお断り、自由を奪われるのも、お断りです。あなたの鞭使いが凄いのは認めますが……こちらは指先さえ動けば、あなたにダメージを与えれるんですよ」
 身体の自由を奪われながらも、明は相手の熱を奪い鈍らせる変幻自在の凍火を指先だけで操り、ダリヴーに隙を作ってみせる。
(「神殿内にいるかもしれない、ジェネラル……トートの可能性が高いですが、それ以外が居ないとも言い切れませんね。気取られぬうちに終わらせましょう」)
『黄金都市』で得た情報は、データとして必ず持ち帰らなければならない……その思いで、ネメシス形態となった、プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)はダリヴーに一気に接敵するが、その身にダリヴーの鞭が斬撃の勢いで襲い掛かった。
 だが、プターハは手にした『命運の鍵』を眼前に出し、ダリヴーの鞭を絡め動きを止める。
 処刑の鞭の先をダリヴーが自身の元に戻そうと力を入れるタイミングで、プターハはダリヴー目掛けて飛び、体当たりさながら、『命運の鍵』を『解析』の為にダリヴーに打ち付ける。
「開示せよ!」
 パラドクスの力を持った解析は、電流を帯びダリヴーにダメージを与える。
 だが、ダリヴーの鞭はエンネアドの意志の元、再びプターハの胸を刺し貫こうと動いた。
『避けきれない』とプターハが悟った時、割って入ったのは、ネメシス形態となったラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)だった。
 青い炎を纏った白狐の半獣人と化したラズロルは、その手に鋭く伸びた爪をギラリと陽光に光らせる。
 そして、勢いのままダリヴーの首筋を掻っ切るようにラズロルは鋭い爪を横に薙ぎ、大きなダメージを与えたと判断すると、ダリヴーの身体を蹴り距離を取る。
 吹き飛ばされてもなお、ダリヴーは更に怒りを滾らせた形相で大きく鞭を振るった。
 ラズロルは、すかさず『太陽と月の魔障手甲』を構えるが、そこに衝撃は無い。
「……エトヴァ!」
 駆け付けた、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、完全な形でダリヴーの攻撃を防いでいたのだ。
「どうにか間に合ったようだな。もっと……速くと思っていたんだがな。それにしても謎の多い都市だな……無事に情報を持ち帰ろう」
 言うとエトヴァは、青い翼を搏かせ宙へと飛ぶ。
 絶好の攻撃タイミングを計るように、エトヴァは戦場に鏡の如き氷片をばら撒き、ダリヴーの意識を分散させていく。
 太陽の光と共にダリヴーが一瞬エトヴァの姿を見失う……その瞬間をエトヴァは見逃さなかった。
「――青い、夢を視るか」
 青き翼を大きく羽搏かせ音が立つ間すらないスピードでダリヴーへとエトヴァは急降下する。
 青の光弾となったエトヴァの一撃は、ダリヴーに鞭を振る暇すら与えず、その命を奪った。
 青い羽根が舞い散る中、ディアボロス達は誰とも無く大きく息を吐いた。

●獣神王朝エジプトの黄金都市
 ダリヴー撃破後のディアボロス達の動きは迅速なものだった。
 黄金都市の人々に気付かれないようにエフェクトを発動させ、新宿島へと帰還するパラドクストレインへと一気に駆けた。
「さようなら、黄金都市。また来る日まで……」
「今回の侵入で、警備が増強されるであろう事は、想像に難く無いですが……何時か攻略してみせますよ」
 遠くなる黄金都市に向け言葉を残す明、そして……次の黄金都市への来訪の難度が変わってしまう可能性を思考するソレイユ。
「神殿の礼拝も、し損ねてしまったな……」
 だが多くの情報を得ることが出来た。
 記録を残せたものもある。
 ルクソール神殿のオベリスクと共に、解析班へとデータを渡せば、新たな何かが分かるかもしれない。
 そして、プターハやラズロル達『獣神王朝エジプト攻略旅団』の団員達の提案次第で、この黄金都市へと再び来る未来が開けるのかもしれない……。
 様々な思いを抱えつつディアボロス達は『黄金都市』から新宿島へと帰還するのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】がLV3になった!
【モブオーラ】がLV3になった!
【飛翔】がLV2になった!
【避難勧告】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】がLV3(最大)になった!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2022年05月21日