リプレイ
クィト・メリトモナカアイス
タウエレト・マー。
そういえばネフェルタリ? がどうとか言ってたっけ……
誰かは知らないけど。会ったらしばく。
水底のお散歩ができるとか。けれど。
今日の我は泳ぎたい気分。
【水中適応】を使って水中遊泳。浮遊球形ガジェット「モナカ」たちとのんびり泳ぎながら進む。
いくら潜っても苦しくない。よきよき。
今の我ならナイルパーチにもナイルワニにも負けぬ。
いるかな? いないかー。
仕方ない。また今度に楽しみは取っておく。
今日は白くて野生化した王妃のペット(仮)の鰐でかんべんしてあげる。
●
アスワン城壁が見下ろすナイル川は穏やかな表情を見せていた。
大放水まではまだ時間があるのだろう、落ち着いた流れの川にクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が足をつけ、ゆっくりと沈んでいく。
水底の散歩が出来ると聞いていた。けれども、今日のクィトは泳ぎたい気分だったのだろう。
川底に足をつけたクィトはすぐにその足を動かし、水中を優雅に泳ぎ始める。
彼女の周囲には可愛らしい猫耳の球体――浮遊球形ガジェット『モナカ』たちが浮かび、クィトの周りを囲むようにして一緒に泳いでいた。
のんびりと、ゆったりと、ナイル川の優しい水中遊泳の始まり。
「そういえばネフェルタリ? がどうとか言ってたっけ……」
決戦でぶつかった相手である河馬の女神タウエレト・マー。倒れる間際に口にしていた名前をクィトはふと思い出していた。
「誰かは知らないけど。会ったらしばく」
物騒な言葉がクィトの口から零れると、それは泡となって水上に浮かんでいく。
長い間潜り続けても苦しくならないのは【水中適応】のおかげだ。
今のクィトならナイルパーチにもナイルワニにも負けないと自負できるのだろう。だが、クィトと浮遊球形ガジェットがいる辺りには太陽の光の煌めきと小魚しか見当たらない。
遠くの方に目を凝らせば、なんとなく白い塊がそこかしこを揺蕩っているようにも見える。
脅威となるものは近くにいないが、クィトはそれはまた次の楽しみになる、と優雅な水中遊泳を楽しむのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)と行動
アドリブ歓迎
マントや腰帯を外した動き易い軽装姿で
ナイルの川底!
泳ぐの好きで結構川で遊んだ覚えがあるけど
まさか水底を歩くとは思ってもみなかったな
特に潜るの大好きで息を吐ききって沈んで遊んだりもしてたなぁ~
鰐には要注意だけど
なんて、エトヴァの手を引いて雑談交じりに川底を歩く
一応警戒は怠らず周囲の気配に気を配り
水中適応、完全視界使用で大城壁の近付ける所まで行く
途中うずうずして素潜りの要領で泳いで遊んでるかも
水中ならできる事沢山あるよね
旋回してみたり一回転してみたり
風の推進力を使って急速移動とか。練習も兼ねて
飛翔もあるけど…エトヴァみたいに自由に飛び回るの憧れがあったんだ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)と行動
アドリブ歓迎
装備のドライスーツとゴーグル
水中適応使用、完全視界で見通す
髪が、翼が水の浮力に馴染んでなびくよう
ラズと一緒に水中散歩
手を繋いで、底まで潜っていこう
……速いな
魚みたいだ
エジプトでも、よく遊んでいたのか
……そして、鰐もいたのか。心配だな
楽しげな姿に笑み返して
雑談しながら水底を歩こう
偵察しつつ野生の白鰐に警戒しておく
一緒に泳いで楽しもう
ゆるやかに水を蹴って、翼を羽搏かせるように一回転
飛翔の要領で水中姿勢が取れる
ラズは泳ぎが得意なのだな
泳ぐ姿に目を細め、真似をしてみたり
風を纏う姿に見惚れたり
手を取りコツを教えてもらおうか
……そうなのか?
じゃあ今度、空へ連れていこう
「よっし! 準備は終わった! エトヴァ行けるかな?」
「ああ、問題ない」
マントや腰帯を外し、動きやすい軽装姿になったラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)と、ドライスーツとゴーグルを身に付けたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、互いの準備が終えたことを確認し合うとすぐにナイル川の川底目指してその水中に身を落とす。
口中から零れる泡が、二人の体が沈んでいくのとは裏腹に水面へ向かっていく。
前は酷い荒れようだったナイル川も、今はこんなにも穏やかでなんだか不思議な感覚がした。
「泳ぐの好きで結構川で遊んだ覚えがあるけど、まさか水底を歩くとは思ってもみなかったな」
「エジプトでも、よく遊んでいたのか」
「うん、特に潜るのは大好きで息を吐ききって沈んで遊んだりもしてたなぁ~。鰐には要注意だけど」
「……鰐もいたのか」
水底に沈みきり、ゆっくりと真上を見上げると空はもう見えない。
揺れる水が太陽の光を吸い込んで、二人を照らしていた。
なんてことの無い雑談を水中で交わすことができ、なおかつ呼吸の心配がいらないのも【水中適応】のおかげだ。
ラズロルがエトヴァの手を引いて水底をゆったりとした足取りで歩きだす。
手を引かれるエトヴァもラズロルの歩みに合わせて水底を歩き、ゆらりとゆらめく青空を映した様な髪と翼が水に馴染んでなびくような感覚にエトヴァは目を細めた。
ラズロルは終始楽しそうに声を弾ませて、エトヴァもそんな彼の様子に相槌と時折笑みを零し、川底の水中散歩を堪能していく。
勿論警戒を怠るなんてことを二人はしなかった。【完全視界】で視界を確保しつつ、遠目に泳ぐ白い鰐の群れを偵察する。
ラズロルは不意にエトヴァの手を離した。離れていくラズロルの手にエトヴァは静かに視線を向けると、ラズロルが「よっ!」と言いながら水中で一回転してみせる。
くるりと回って、それから素早く水中を動いて泳いでいく。
「……速いな、魚みたいだ」
大きな白い尾を持つ魚とは、とも思うが、エトヴァの言葉にラズロルは嬉しそうな表情を浮かべていた。
「ラズは泳ぎが得意なのだな」
「まぁ、散々川で遊んでいたしね」
エトヴァはラズロルの泳ぐ姿に目を細めて、ゆるやかに水を蹴ってみせる。翼を羽搏かせるように一回転。
水の中ではあるが、まるで空を飛んでいるかのような姿勢となると、今度はラズロルが目を細めていた。
「飛翔もあるけど……エトヴァみたいに自由に飛び回るの憧れがあったんだ」
「……そうなのか?」
零れたラズロルの呟きを掬いあげ、ラズロルの手をそっと握った。
「じゃあ今度、空へ連れていこう」
水中でできる事がたくさんあるならば、空中でもできる事がたくさんあるはずだ。
それに、風を纏い楽し気に泳ぐラズロルに泳ぎのコツを教えてもらい、エトヴァは逆に空への散歩も共に行ければと、青い空を映した瞳に優しい光を輝かせた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV2になった!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
薬袋・透
ちょっと早めの水着解禁よ!
【水中適応】【完全視界】を使い水中観光を楽しむわ
尾を舵に動かし羽を縮めて抵抗を小さくして泳ぎましょう
珍しい魚や生き物を見つけても驚かせないようになるべく静かに、泡をたてないように遠くから観察するわ
アドリブ絡み歓迎
「ちょっと早めの水着解禁よ!」
意気揚々と水着姿になった薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)がナイル川に潜っていく。
【水中適応】【完全視界】を使っての水中観光を楽しむ気満々の透。
いつもなら空を飛ぶための羽を、今は小さく縮めて水中の抵抗を減らしていた。長く艶やかな尾は舵代わりだ。
母なるナイル川の腕に抱かれるように、透はゆっくりと川底を泳ぎ進んでいく。
目標は大城壁に近付くことだが、時先案内人が勧めていたのだから観光しても罰は当たらないはずだ。
「綺麗ね、魚もたくさんいるし……」
透は魚たちを驚かせないよう、なるべく静かに泳いで観察していた。
穏やかなナイル川を悠々と泳ぐ魚たち。一匹で泳いでいたり、群れていたりと様々だった。
魚たちからさらに遠くの方には白い鰐がおり、揺蕩うように川底に張り付いていた。
(「白鰐神群はこっちに気付いてないみたいね」)
このまま先手を打つか、大放水まで待つか……悩ましいところではあるが、透はとりあえず刺激しないことに越したことはないと、白鰐神群を迂回するように透は尾を動かし泳いでいく。
このまま平和に水中観光をしたい。大城壁に近付いて大放水が始まってしまえば、こんな優雅な観光は出来なくなってしまうのだから。
透は両手で水をかいて、空中観光をしばらく楽しんでいくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【完全視界】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
王妃のペット(仮)見っけ。
汝に恨みはない……ないかな? たぶんないけどこれもさだめ。
モナカたちの新しい仲間。モナカ衝撃型、ごー。
「浮遊球形ガジェット『モナカ』衝撃型」をふよふよと漂わせたら【水中適応】を使って水中を自在に泳ぎ、モナカ衝撃型の周りをまわるようにして噛み付こうとする白鰐たちからひたすら逃げる。
そして逃げながらカウントダウン。
3……2……1……0。どーん。
モナカ衝撃型からの「衝撃波」『衝撃のコラット』で白鰐たちを吹き飛ばす。
んむ。よきかなよきかな。
……水流の中ではモナカが流されそうだし、あっちでは使えなさそうかな?
●
穏やかなナイル川に身を委ね、優雅な水中遊泳を楽しんでいたクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は遠くで固まる白いものへひっそりと近付いていた。
王妃のペット(仮)――もとい白鰐神群。
遠くからでも分かりやすい大きさとそのフォルム、クィトは見つけたと小さく零して、浮遊球形ガジェット『モナカ』衝撃型を漂わせる。
【水中適応】を使い、自在に水中を泳ぐクィトに隙はなかった。むしろ隙だらけなのは白鰐神群の方だろう。
野生化したとはいえ、近づいてくるディアボロスの存在に気付いていないのだから。
「モナカたちの新しい仲間。モナカ衝撃型、ごー」
クィトは白鰐神群に向けて『モナカ』衝撃型を漂わせると、白鰐神群はびくりと反応を示した。
どうやらようやくクィトの姿に気付いたらしい白鰐神群は、威嚇するように口を大きく開き、鋭い牙を見せつける。
「そんな牙如き、我が恐れるわけもない」
噛みつこうとする白鰐神群から逃げるように、クィトはモナカ衝撃型の周囲を泳ぐ。
野生の白鰐神群に恨みはない……ないかな? と小首を傾げたクィト。多分ないけど、これもさだめだと一人納得し、クィトは逃げながらカウントを取る。
「3……2……」
白鰐神群が水中をかき乱す様をクィトは見つめたまま――。
「1……0。どーん」
クィトがモナカ衝撃型の後ろへ移動した瞬間、そのカウントは0を迎え、すぐにすさまじい衝撃波が放たれた。
衝撃波は凄まじく、波一つない水中が激しい渦を作り上げながら白鰐神群を吹き飛ばしていったのだ。
「んむ。よきかなよきかな」
良い感じに吹き飛んでいった白鰐神群にクィトはどこか満足気に目を細めていたが、
「……水流の中ではモナカが流されそうだし、あっちでは使えなさそうかな?」
本命は大放水での戦闘。クィトは漂う浮遊球形ガジェットを見つめ、悩まし気に眉を寄せるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
龍統・光明
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』
ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード
特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う
基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う
常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている
『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』
よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)
激しい水流は渦を巻き、それはやがて収まっていく。
クィトの起こした衝撃波がみるみる遠くに消えていくと、衝撃波が通ったあとでは白鰐神群が腹を真上にし、息絶えていた。
獰猛な牙を剥く白鰐神群は、仲間であろうその白い死肉を蹴って、やってきたディアボロスを退けようと水中を泳ぎだしていく。
だが、迫りくる白い軍勢に対して鋭い視線を向けるディアボロスが一人。
「その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……」
ナイル川が飲み込んだ太陽の光が、龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)の白い翼の鱗を瞬かせた。
白鰐神群の隙を狙うように光明は二振りの刀を構え、水中を進んでいく。差し込む光は光明の翼を輝かせるように、神刀の刀身を煌めかせた。
確実に狙いを定める為、光明が白鰐神群の体を蹴りつけると、すぐさま白鰐神群は急激に加速しながら距離をつめてくる。
鋭い牙が光明の眼前に迫る一瞬――。
「ロック完了。射ち貫け!」
白い竜翼に重なるように羽形ブラスターが展開。同時に二振りの神刀『天羽々斬・布津御霊』は二丁銃へと代わり、光明の体に展開された砲台の銃口が白鰐神群に向けられる。
光明の言葉はまるでトリガーだった。
言い終わるか否か、撃ち出されたフルブラストは全弾白鰐神群の体を射抜いたのだ。
光明がクィトと共に白鰐神群を一掃し終えると、まるでタイミングを見計らったかのように轟音が響き渡った。
「水門が開いたか」
光明は展開させていた二丁銃と羽形ブラスターを収めると、轟音が聞こえてくる方へ視線を向ける。
アスワン大城壁の放水が始まった。つまりは激流の中での戦いが始まるということだ。
優雅な水中観光を楽しんでいたディアボロスたちも、その音に気付き表情を引き締めると、大放水の激流へ挑む覚悟を決めるのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
(手元の「モナカ」たちの顔をしげしげと眺める)
(雌獅子神群の顔を見る)
(ドヤ顔)
我のモナカの方がかわいい。
我によいあいでぃあがある。
おっきければきっと流されない。
(そんなはずはない)
(だがそれはそれとしてパラドクスなので普通に使える)
でっかいさいずのモナカ衝撃型を召喚。しがみついて突撃ー
モナカ衝撃型にしがみついたまま【水中適応】で水流に逆らいながらて突撃、敵の斬撃を避けていく。敵より上流を取ったら流れに乗って吶喊。モナカの体当たりと衝撃波でふっとばす。
かわいい、おっきい、つよい。我のモナカの勝ち。
●
滞留していた水は、開かれた水門により激しい勢いをつけて放たれていく。
響き渡る水流の叫びがナイル川に飲みこまれる最中、水中を泳ぎ、白鰐神群を蹴散らしてきたクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が大城壁まで難なく辿り着いていた。
「さあ! 訓練の続きだ!」
放流の中で雌獅子神群はショテルを構え、訓練へと身を投じていく。
そんな雌獅子神群の顔を見つめていたクィトは、手元の『モナカ』たちへと視線を移してしげしげと眺めた。
そうしてまた雌獅子神群の顔に視線を戻すと、クィトは一人で満足気に頷いた。
(「我のモナカの方がかわいい」)
ドヤァ! と効果音が聞こえてきそうな表情を浮かべるクィトはふと、手元の『モナカ』に視線を落とす。
抱えることの出来るこのサイズでは、大放水の勢いでは流されてしまう。
「おっきければきっと流されない」
いくら大きくとも流れる水には勝てるはずはないが、クィトは妙案だと言わんばかりの表情を浮かべ、直径1mほどの大型浮遊球形ガジェット『モナカ』衝撃型を召喚。
クィトは召喚した『モナカ』衝撃型にしがみつくと、すぐに水門からとめどなく押し寄せる水流へと突撃していった。
強く激しい水流は通常なら遡ることはできるはずもない。だが今は、残留効果のおかげで難なく遡ることができる。
水流の中、ショテルを構える雌獅子神群が炎を吐き出しているのが見えた。
クィトは『モナカ』衝撃型で突撃しながら、その炎を押し返す為に衝撃波を放ち、雌獅子神群の上流へと移動する。
それからすぐに雌獅子神群に向かっていき、突撃と共に衝撃波で雌獅子神群を跳ね飛ばしていった。
「かわいい、おっきい、つよい。我のモナカの勝ち」
弾きだされた雌獅子神群を見て、クィトは得意げに声を弾ませた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
ラズロル・ロンド
連携アドリブ歓迎
【水中適応】を使い
うっかり激流の外へ出ないように注意
投げ出されそうになった時は風使いの推進力で激流内に留まろう
激流の下から滝登りの要領で滝の中を泳いで行く
ドルフィンキ~ック+風圧
雌獅子を見つけたら思わず水中戦の訓練ご苦労様と言ってしまいそう
加護や水中適応が無ければとてもじゃないけど激流の中泳ぐのは難しいだろう
敬意を持って迎え撃とう
PDを使い風をかまいたちのように放ち、風刃に触れた先から砂塵化させれば…ぜんぶ流れちゃいそうだね。
流れちゃったら回復も難しそうだ…ご愁傷様。
反撃は魔障壁で剣の軌道をそらし避ける
攻防を繰返し上流側へ身を置きたい
水流にかPDのまいたちを混ぜ一気に一掃だ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)をディフェンス
連携アドリブ歓迎
放流が始まった……
敵方ながら見事な技術だな
だが、その先に用がある
流れを遡って泳ごう
ラズの泳ぎを眺めて、器用だなと思いつつ
ドライスーツ等着用
フィンは泳ぎの補助に
水中適応、完全視界を使用
周囲を偵察、観察
味方とできれば手分けし
敵の接近に注意し、気づけば伝達
先手を取らせない
後方も定期的に警戒を
敵接近時は神速反応で構え、水中戦で迎撃
パラドクス使用しライフルで水中狙撃
囲まれないよう牽制行いつつ
弱った敵を狙い、確実に撃破していく
毛並みが濡れないのだろうか……
敵方も特訓とは熱心な事だ
味方の背を守り死角からの襲撃を阻止
反撃には魔力障壁を展開、急速転換し追跡を回避
「あれはクィト君の『モナカ
』……?」
押し寄せる水流の先へ進んでいたラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)が、猫耳が付いた球体に跨るクィトの後ろ姿に気付き声を上げた。
ちょうど雌獅子神群を吹っ飛ばした瞬間を目撃し、ラズロルは目を丸くさせる。
激流から飛び出していく雌獅子神群、きっとその後には虹でも出ているんじゃないかと想像してしまう。
ナイル川に入る前に見た空には美しい青が広がっていたから、虹も綺麗に見えそうだ。
「水中戦ご苦労様」
ラズロルは見えなくなった雌獅子神群に思わずそうこぼして、自身も激流の外に投げ出されないよう慎重に泳いでいく。
同じように流れを遡って泳ぐのはエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)だった。
ラズロルの泳ぎを眺め、器用だなと感想を抱きつつ後方から付いていくエトヴァ。
放流が始まり、敵方ながら見事な技術だと嘆息しつつも、エトヴァたちの用があるのはその先だ。
エトヴァは周囲を観察しながら泳ぎ続けていく。時折水中に煌めく不穏な光にはすぐさま反応し、ラズロルへ伝える。
「ラズ、右から来る」
「了解!」
エトヴァの声にラズロルは素早く魔障壁を発動させ、ショテルの軌道をそらし避けると続けざまに雌獅子神群を蹴り、激流の中へ押し返していく。
敬意を持って迎え撃とうか、とラズロルはカラカラと笑って言うが、その表情にはどこか好戦的な色があった。
先手を取らせない為に、後方も定期的に警戒しようとエトヴァはラズロルと背中合わせになるとライフルを構える。
「エトヴァ、後方は任せたよ」
「ああ」
ラズロルの言葉にエトヴァは力強く頷き、ライフルの銃口を正面へ向けて引き金を引く。
一発、二発、牽制するために激流の中に弾丸を撃ち込む。
「歌?」
「下から上がってきているな」
「すれ違った奴らが、上がってきているってことかな」
「かもしれないな……敵方も特訓とは熱心な事だ」
この激流の中を泳ぎながらの戦闘訓練はきっと骨が折れる事だろう。エトヴァたちも【水中適応】がなければこんな激流を遡ることなどできなかったのだから。
近づいてくる複数の歌声に対し、エトヴァは再びライフルを構えて狙撃する為の準備に入った。
確実に近づく歌声、ショテルの銀色が水中で反射し雌獅子神群の姿が見えた瞬間。
「――Guck mal.」
撃ちだされた弾丸は真っ直ぐに、雌獅子神群に向かう。
水中軌道に残る軌跡は水の青や空の青を織り交ぜた色で、花模様を描いていた。
「エトヴァのパラドクス、綺麗だよね」
有機的な幻想の世界が作り上げられる様子に、ラズロルは目を細める。
エトヴァのMalerei im Wasser(マーレライ・イム・ヴァッサー)で雌獅子神群は、悲鳴を上げ激流に押し流されていった。だがその後ろにはまだ複数の雌獅子神群が遡ってきている。
歌声と共に振り上げられたショテルを、エトヴァは魔力障壁を展開させ、その切っ先をいなしていく。
「風触れし者、我が手触れし者、砂塵と化せ」
エトヴァに襲い掛かっていた雌獅子神群に向け、ラズロルが言葉を紡ぎ、風をかまいたちのように放つ。
その風は強く、触れた者全てを砂に変える風だった。
「……ぜんぶ流されちゃいそうだね」
水流に混ぜた風――タグィエルラムルは雌獅子神群のショテルから、衣服から、肉体までをも砂塵に変えていく。
風塵魔法をまともに食らった雌獅子神群は、悔しそうにラズロルを睨みつけながら砂となって流されていった。
睨みつけられた当の本人は涼しい顔をして、まだいるであろう雌獅子神群へ集中する。
「このまま一気に片しちゃおうか」
ラズロルの言葉にエトヴァは大きく頷き、二人は互いにフォローしながら雌獅子神群を迎え撃つのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【水中適応】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV2になった!
九十九・静梨
敵ながら激流を使い自ら特訓するのは関心致しますわ!
ですがこちらもこの先に用がある身
筋肉と全ての力を使い激流での戦いをするとしましょう!
【完全視界】と【水中適応】により水中での視界と活動を確保
後は筋肉による水泳で激流を進みますわよ!
この過負荷、確かに訓練には良いですわね!
水中では武器よりはガントレットの螺旋砕腕と魔晶刃腕が良いでしょう
パラドクスで全身の筋肉を強化
水中適応があっても動きはあちらが上
ですがパラドクスにより水に撃ちこんだ脚から◆爆破を起こし一気に推進
肉薄し拳で◆強打と共に更に爆破を発生
◆吹き飛ばしで他の敵も巻き込む
爆破推進は回避にも使い水中を予測不能の動きで移動
機を見て攻撃と爆破を使用
先陣を切るディアボロスたちが次々と大放水の中で雌獅子神群を倒していき、九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)も参戦すべく激流を昇るように泳いでいた。
「敵ながら激流を使い自ら特訓するのは感心致しますわ!」
この激流の中での特訓は、過負荷が掛かり良い訓練だと静梨は思ったのだ。筋肉に鞭を打ち、更なる高みを目指す事はいいことだ。
だが、静梨や他のディアボロスたちが、用があるのはこの先にある。
水中をかき分け進む腕には、スピリットガントレット『螺旋砕腕』とデーモンガントレット『魔晶刃腕』が装備されている。
この激流の中で戦うならば、動きやすいガントレットの方が良いと静梨は判断しての装備だった。
強い流れが押し寄せ、細かな白い泡が水中に溢れようとも、【完全視界】のおかげで視界は良好。迫りくる雌獅子神群の姿を静梨はしっかりと見る事ができる。
静梨は全身の筋肉を強化し、足元を大きく爆破させて一気に水流を遡り、雌獅子神群に肉薄していく。
雌獅子神群は予想だにしなかった静梨の動きに戸惑いながらも火を噴き応戦するが、静梨は炎が届く前にガントレットを身に付けた拳で雌獅子神群の体を強く打ち、そのまま更に爆破を発生させて吹き飛ばしていった。
「我が筋肉に宿りし闘気、巻き起こすはド派手な爆発でしてよ!」
吹き飛ばされた雌獅子神群は仲間を巻き込みながら激流に流されていく。悲鳴をあげる暇もなく視界から遠ざかっていった雌獅子神群には目もくれず、静梨が再び爆破を起こし予測不能の動きで次々と雌獅子神群を倒していくと――、
「あれは水門でございませんこと?」
激流を昇り切ったその先に水門が姿を現した。静梨が戸惑うことなく水門をくぐっていくと、静梨の赤い瞳と調凶師ダリヴーの赤い瞳がかちあった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
●
水門を管理していた調凶師ダリヴーは、驚きで目を丸くしていた。
まさか、こんなところからディアボロスが昇ってくるなど考えもしなかったのだ。水中訓練をしていた雌獅子神群は1体も戻ってこず、小言の一つでもぶつけてやろうと思っていたのに、まさかまったく違う……むしろ自分たちの敵である奴が来るなど誰が想像していただろうか。
ダリヴーは招かれざる客がこれ以上増えないよう、水門を閉じる為に操作を開始するが、一定の作業をこなさなければ水門を閉じきることはできない。
どうしたものかとダリヴーは考え、水門をいち早く閉じる事を優先したのか、唇を噛みしめ水門の操作を優先させた。
クィト・メリトモナカアイス
どばーん。泳いで参った!
我的に流れに逆らって泳ぐのに飽きてきたのでそろそろ陸地がいい。
我を無視するとかよい度胸。
水門を操作しようと我から目を離したところで「喧騒へ捧ぐ宵の峰」。
【光学迷彩】と合わせて姿を隠し、足音を消す。
一度注意を切ったダリヴーが再度我を見つけようとしてもそう簡単には見つかってあげない。
音もなく忍び寄り、鞭の間合いよりも懐に入り込んで、「黄金猫拳打棒」でぶん殴ってふっとばして、水門の操作する何かから引き離す。
ほうほう。これで水門の操作が……叩いたら壊れたりする?
●
「どばーん。泳いで参った!」
激しい水流の中、逆らって泳ぎ続けていたクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が水の中から飛び出した。
泳ぐのにそろそろ飽きてきた頃、ようやく両足が地面に触れていつも通りに立てることにクィトはどこか嬉しそうだったが、彼女の目の前にいるダリヴーが目を見開き驚いていた。
「もう! すでに入り込んでいるなんて……!」
ダリヴーは焦りながらも、水門を閉じる為の操作を進めようとクィトから視線を逸らした。
「我を無視するとかよい度胸」
操作に集中するダリヴーにクィトはむっと頬を膨らませると、喧騒へ捧ぐ宵の峰を発動させ、【光学迷彩】と合わせて姿を消す。
ひたりと、水に濡れていれば聞こえるはずの足音も同時に消したクィト。
気配が急に消えた事に気付いたダリヴーは、警戒するように周囲を見回していくが、隠れてしまったクィトを捉える事はできない。
「汝に我を見ること聞くこと能わず」
クィトの声が響いた瞬間、黄金の光が一閃し、水門の操作をしていた場所からダリヴーは吹っ飛ばされていく。
「ほうほう。これで水門の操作が……叩いたら壊れたりする?」
ダリヴーを殴った黄金猫拳打棒を再度振り上げたクィトが、水門を操作する箇所とダリヴーに交互に視線を送る。すると、ダリヴーは小さな唸り声をあげながら、鞭を大きく振るったのだ。
鞭の先端にある刃物を意のままに操りながら、ダリヴーはクィトを水門の操作箇所から遠ざけようと必死になっていた。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしは単なるウィザードでさぁ……』
『あ? バレた? イイネェ、たまんねぇなぁ!』
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」
他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが演技です。騙せそうであれば格下を装い油断させ隙をついて攻撃します。
相手に演技が通じない時やバレたりしたら、好戦的になり一人称も「オレ」になります。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します。卑怯者ですが、迷惑をかける行為はしません。例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「イヒヒヒ、そんな必死になるなんて……よっぽど水門を閉めたいんですか?」
クィトが黄金猫拳打棒で鞭をいなしていると、黄金の翼を広げたレオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)が笑い声をあげて姿を見せた。
ダリヴーはこれ以上ディアボロスが来るのを阻止したいが、もう水門を操作する隙がないことに歯噛みする。
「邪魔をするなら、お前も切り裂いてあげるよ!」
「ヒィ! それは怖い……」
レオネオレはぶるりと身震いし、大きな体を丸めてみせた。
なんだが弱そうなディアボロスもいたのね、なんてダリヴーは鼻で笑い、これなら水門の操作に戻ることもできそうだと判断する。
その油断こそがレオネオレの狙いとは気づかずに。
「ほら、どきなさい!」
脅すように鞭を打ち鳴らしたダリヴーにレオネオレは笑う。
「サファー、グリーフ、リグレット」
丸めていた体をそらせ、両腕を大きく広げたレオネオレ。その両手の指に結ばれた魔力の糸がデヴリパッチワークドール『ヴァリアント』を動かしていく。
くるりと踊り、炎が浮かぶ。
油断しきっていたダリヴーに容赦ない攻撃が降り注ぐと、その度に舞い散る火の粉が蝶のように舞い、儚く散っていった。
「イヒヒヒ、不死蝶の輪舞曲はいかがでさぁ」
「最悪よ!!」
レオネオレが操るドールにダリヴーは翻弄され、それでも鞭を振るう。
しなる鞭が地面を叩き、刃物が生き物のように動きレオネオレを切り裂いていく。どうにか水門を閉じる為の作業に戻りたいダリヴーだったが、クィトとレオネオレはそれを阻止する為に攻撃を続けていくのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
※残留効果適応
【水中適応】を借り<地形の利用>しながら水中を<ジャンプ>で移動
先行している仲間に合流出来たら
攻撃が途切れないに連携して畳みかける
「押し通らせてもらうぞ!」
俺達が行きたいのは、この壁の向こう側にある真実
友の世界を取り戻す一歩を、閉じさせるわけにはいかない
ソレイユ殿の挑発に、なかなか言うと内心笑みが浮かび
呼応するように攻勢をさらに強める
多少の傷なら問題ない
偃月刀に朱殷の闘気を纏わせ龍頭を象れば
【神速反応】で鞭の太刀筋を<看破>し偃月刀で受け厄介な得物を嚙み砕く
<衝撃波>で妨害も忘れずに
ソレイユ殿には相互ディフェンス
仲間が危なければ身体を割り込ませよう
ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ連携歓迎
水門閉鎖をさせるわけにはいきません
途中からではありますが、助力させて頂きましょう
宙に展開した鍵盤で「凱歌」を演奏
空を翔ける馬上の騎士を喚び、錬晏と連携して突撃攻撃をかけます
閉門操作でがら空きの背中を遠慮なくとらせて頂きましょう
錬晏と相互ディフェンスし、大ダメージを防ぎつつ攻勢をかけていきます
水門を守る者が、どれほどの猛者かと思いきや
この程度の攻撃とは、大したことはありませんね
と軽く挑発を交え
此方への注意を引き、水門操作の遅延も狙いますが
やはり速攻こそが肝要でしょう
仲間と連携して速攻撃破を狙います
この巨大な水門の先がナセル湖…
もう少しで手が届きますね
その地へ至る日が楽しみです
火の粉が舞い、黄金が踊る。
閉じることができなかった水門からは絶えず水が流れ、激しい音を上げていた。
鞭を打ち付ける鋭い音はまるでダリヴーの苛立ちを現しているかのように荒々しく、それはクィトとレオネオレが攻撃の手を休ませていないということでもあった。
「押し通らせてもらうぞ!」
偃月刀を振り上げ、水の中から飛び出した夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)の力強い声が部屋に通る。
部屋といっても、周りを石で囲ったような造りの場所だ。ところどころ石片が飛び散っているのは鞭のせいか、はたまた黄金猫拳打棒のせいか……。
どちらにせよそれを気にするよりも、攻撃が途切れぬよう畳みかけることのほうが大事なのだ。
自分たちが行きたいのは、この壁の向こう側にある真実。
(「友の世界を取り戻す一歩を、閉じさせるわけにはいかない」)
振り上げた偃月刀を掴む手により一層力を込め、錬晏はそう胸中に零す。
「あーもー!! ここから出ていって!」
ダリヴーの大きな尻尾が激しく揺れる。水門を閉めたいと思いながら、思うように水門の操作にうつれないもどかしさに、ダリヴーは一心不乱に鞭を振り回していた。
「水門を守る者が、どれほどの猛者かと思いきや……この程度の攻撃とは、大したことありませんね」
地団駄を踏み、だだをこねる子供のようにがむしゃらなダリヴーに向けられた言葉。
目を吊り上げたダリヴーが、その声が聞こえてきた方向に顔を向けると、そこにいたのは鍵盤を宙に展開させたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)だった。
にこやかな笑みを浮かべるソレイユは、軽い挑発めいた言葉を並べ、青と金の双眸を細める。
この巨大な水門の先がナセル湖。もう少しでその先に手が届く。
その地へ至る日が楽しみだと、高鳴る思いを奥底にしまい、ソレイユは鍵盤に指をのせた。
奏でるは勝利の凱歌。
「高らかに謳え、その歌を」
鍵盤の上を踊る指を止めることなく、ソレイユは演奏を続けながら錬晏に合図するように視線を送る。
ソレイユの挑発に対し、なかなか言うなと内心に笑みを浮かべていた錬晏は合図にすぐに反応し、偃月刀に朱殷の闘気を纏わせ龍頭を象っていく。
「我が刃は牙の如く――」
ソレイユの演奏が明るく激しく高らかに流れ出し、その旋律に乗った駆ける幻影の騎士がダリヴーへ向かっていく。
幻影の騎士に、龍の頭、それぞれがダリヴーを倒す為にその刃と牙を向ける中――ダリヴーとて黙ってそれを受け入れるつもりはないのだろう。
蠢く鞭は錬晏の体を拘束するように巻き付き硬化し、それと同時にソレイユには呼び出した猛獣をけしかける。
調凶師の名は伊達ではないと知らしめるようなダリヴーの攻撃ではあるが、二人にはそれらの攻撃すら取るに足らなかった。
戦いを共にする仲間、互いに信頼し、連携を重ねゆっくりとダリヴーを追い詰めるように凱歌は奏でられていく。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
ラズロル・ロンド
【モブオーラ】を使い
こっそり水中から出て
水門を操作するダリヴーに隠れながら近づき背後から襲う
アサシネイトキリングで短剣の一閃を
一撃入れたら即離脱を
先に見つかったら仲間に合図し戦闘開始だ
エトヴァ(g05705)をディフェンス
反撃の鞭は魔障壁でいなし短剣で打ち払う
仲間と連携しながら着実にダメージを与えていこう
仲間との戦闘が始まればモブオーラで仲間に紛れ不意打ちを狙う
さて、アスワン大城壁内には何があるのかな?
宝箱を開ける前みたいでドキドキするよ
エンネアドは何を隠しているのか?
水の中に沈めなきゃいけないもの?
それとも……
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
全員とよく連携
アドリブ歓迎
ラズ(g01587)をディフェンス
さあ、ナセル湖まであと少しだ
ネフェルタリ王妃……神殿……そして
その先に、用があるんだ
スーツ、マスク着用
水中適応、完全視界で泳ぎ移動
頼もしい仲間達と合流だ
敵の動きを偵察、観察
水門を閉めている所悪いのだが……な
ラズが一撃加えたら、その隙を突き畳みかけよう
悪いが、手を止めていただこう
水門とダリヴーとの間に割り込むように攻撃を仕掛ける
多方向からパラドクスで一撃離脱を重ねて
仲間と速攻で畳みかけよう
仲間の苦手はディフェンスを
反撃は鞭の先の刃物を観察し神速反応
Eis-Spiegelを撒いて鞭の動きを阻害し
魔力障壁を展開しつつ回避
ラズに鞭は届かせない
繊細な旋律が鼓膜を揺らす。
聞こえてくる美しい音色にラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は、人知れず口角をあげた。
仲間がいるということは、こんなにも心に余裕をもたらしてくれるものなのだろうか。
共に激流を遡ったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)も、頼もしい仲間たちと合流したことによりラズロルと同じ気持ちを抱いていた。
ナセル湖まであと少し。タウエレト・マーが口にしたネフェルタリ王妃の名、神殿……ディアボロスたちは先へ進むためにも、待ち受ける障害をねじ伏せていくしかないのだ。引き返すなど、彼らの中には一切ないのだ。
ソレイユたちの連携攻撃に対応することに必死になっているダリヴーに悟られないよう、ラズロルは気配を消して背後に回る。
魔晶の短剣をくるりと手の中で回して構えたラズロルは、素早く石造りの床を蹴って短剣を翻す。
握った短剣からは肉を切り裂く生々しい感触が伝わってくる。ラズロルは短剣を振り抜いて、すぐにダリヴーから距離を取る為に体を捻ると、その瞬間に伸縮自在の鞭がラズロルに向かって振り下ろされた。
獲物を確実に狙う刃物を魔障壁でいなし、ラズロルが床を転がり態勢を整えれば、その隙を埋めるようにエトヴァがダリヴーとラズロルの間に割り込んでいく。
「――青い、夢を視るか」
エトヴァの青い翼がラズロルの眼前で羽搏いた。
軽やかに床を蹴り、ダリヴーの隣をすれ違っていく。音もなく、ただ蒼穹の光の羽が舞う幻を残し、ダリヴーの肌をくすぐるように撫ぜた。
息を飲んでしまうような、静謐な一撃。
ディアボロスたちの攻撃を受け続けた痛みと疲弊がダリヴーの判断を鈍らせていたのは確かで、ラズロルの一撃を合図にして追撃してきたエトヴァの攻撃を捌く余力などダリヴーには残っていなかった。
だけれども、このままやられてたまるか、とダリヴーは最期の力を振り絞って鞭を振るい続ける。
「ラズに鞭は届かせない」
「もちろんエトヴァにも鞭はいかせないよ!」
互いに連携し、重ねる攻撃は重く強い。
絶えずラズロルは短剣を振り下ろし、エトヴァはEis-Spiegelを撒いて鞭の動きを阻害していく。
「アスワン大城壁内には何があるのかな?」
宝箱を開ける前みたいでドキドキする、とラズロルはこぼす。ダリヴーはラズロルの言葉に反応する余裕もなく、がむしゃらに鞭を操るがその軌道はもはや定まっていない。
魔障壁でいなした鞭をラズロルは短剣で打ち払うとすぐさま走り出していく。それをフォローするようにエトヴァが三度青い翼を羽搏かせてダリヴーにパラドクスを放った。
「これで、終わりだよ!」
踏み込んだ床を力強く蹴り、ラズロルは魔晶の短剣を一閃。
ラズロルは煌めく銀色でダリヴーの体に鮮やかな赤色を咲かせて、崩れ落ちるダリヴーを背にして魔晶の短剣に纏わりついた血を振り払った。
「ようやくナセル湖の探索が叶うのだな」
「だね。次は何が待ち受けているのかな?」
アスワン大城壁を突破したことを喜びつつ、次に立ちはだかるものは何かと考えながら、彼らはナセル湖に至る道を切り拓いたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!