リプレイ
ベアトリス・リュウフワ
戦に参じるのはこれで二回目。
一度は羽虫(天使)との戦い。
そして、二度目は焦熱と硝煙の世界。
鉄屑ごときに、わたくしの誇りが失われることは決してない、ということを教えて差し上げます。
長距離砲撃は非常に厄介ですが、裏を返せば、近づいてしまえば良いということ。
全速で走り抜けるのは基本として、弾道をしっかりと【観察】し、回避方法を素早く見極めます。
山なりに撃つならば前へ奔走し、弾道の内側に潜り込むように回避し接近。
まっすぐ撃つならば、素早く横に跳躍して回避。【飛翔】もございますので、諸々の動作の補助になりえれば幸いです。
パラドクスにより肉薄できそうならば、そのまま接近し、砲身を優先して破壊し制圧を。
ナディア・ベズヴィルド
アドリブ・共闘歓迎
我々の動きがあるだろうと敵方は予想しているでしょうね
まあ…その通りなのだけども
《風使い》《砂使い》を用いて、砂嵐を起こし敵の視界を阻害し接敵を試みる
ほんのひと時でも移動するには充分
弾丸の雨を掻い潜り我らの牙を突き立てようではないか
【セルフクラフト】で弾除けを作り、PDで攻撃を
全てのクロノヴェーダは我が怨敵。視界に入る者は全て滅してくれようぞ
我が光は守りの光。災い成す者から護る光の驟雨は貴様らに滅びを与えん
ある程度的にダメージを与えたら、即撤退を
今は、数を減らすだけ我慢しておくとしよう
あとは本番までの楽しみに。
丹尾・水葵
あと一歩、ここまで来たのに邪魔しようなんて許さないよ。
ドイツ奪還の為にも、邪魔する悪いやつはここで倒しとかないとね!
ハッキングで≪クリエイティブモード≫を発動。
空間を書き換え、縦横無尽に塹壕やトンネル、トーチカを創り射線を遮り、
木々を生やして視界を遮って敵の攻撃や連携を妨害しながら接近。
創った防御設備を味方に提供しつつ、道を「悪魔の翼」で飛んで進み、
飛び掛かる土砂や銃弾は「常設防御」でシャットアウト。
接近と同時に姿を現し「悪魔の羽根」や「魔力刀」で攻撃を浴びせ、
「魔榴弾」を放り込んでの一撃離脱をあちらこちらで遊撃的に掻き回しちゃおう。
アドリブ連携歓迎
軍勢の最後尾に配置されたフラックシュッツェ・トラバント達は、常に背後を警戒していた。それ自体は当然の行動なのだが、やはりエルヴィン・ロンメルの指示もあったのだろうか?
ナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)が隆起する地面の陰で身を屈めながら戦場の様子を窺う。
(「我々の動きがあるだろうと、敵方は予想しているのでしょうね。まあ……その通りなのだけども」)
一瞬の隙を突いて物陰を飛び出すと進行方向にコンクリートの立方体を出現させた。多少なりとも突撃の時間をさらに稼ぐため、巻き上がっていた土煙に対して風を起こす。
「全てのクロノヴェーダは我が怨敵。視界に入る者は全て滅してくれよう」
襲撃に動じず機銃で乱雑にコンクリートの壁を破壊してきたフラックシュッツェ・トラバント達。ちょっとした妨害を意に介さなかったのかと思えば……そんなわけでもない。王を失った挙句、自軍の運命が決まる戦いに介入されたゆえに、単なる壁を攻撃するだけの射撃は若干ヤケクソ気味だったのだ。
「弾丸の雨を掻い潜り、我らの牙を突き立てようではないか」
フラックシュッツェ・トラバント達に大量の煙幕を噴射されたナディアは、ディアボロスには正確無比な一斉射撃を凌いでみせると接敵した。
「聴きたもれ聴きたもれ、血の盟約により我が声に応えよ。第25星宿、古の異光、現世に顕現せし力」
その長き詠唱を最後まで紡いでいく。
「光臨の儀、『サダクビア』――光を刻め!」
空から光の雨が降り出し、それは輝く槍へと変じてフラックシュッツェ・トラバント達を屠った。
「我が光は守りの光。災い成す者から護る光の驟雨は貴様らに滅びを与えん」
幾ら敵を減らしたところでナディアの戦意は衰えない。だが本番は楽しみにとっておき、敵陣深くに向かわないで即時撤退できそうなポジションを維持した。やってきた仲間達に表情が判る薄地のフェイスベール越しで笑いかける。
「あなた達も無理はしないで」
ベアトリス・リュウフワ(強欲と傲慢のミルフィーユ・g04591)と丹尾・水葵(小悪魔ハッカー・g00080)が攻撃開始の前にナディアと3人で固まって背を預けた。皆を囲もうとするフラックシュッツェ・トラバント達に機銃を地上掃射されないように……長く言葉を交わす余裕は無いだろう。
「鉄屑ごときに、わたくしの誇りが失われることは決してない、ということを教えてきて差し上げますわ」
「ドイツ奪還のためにも、邪魔する悪いやつは倒しとかないとね!」
フラックシュッツェ・トラバント達の視界を遮らんと、世界にハッキングを行う水葵。自由な発想で空間を書き換え、敵の周囲に木々を生やしてトーチカも設置させていった。
「あと一歩、ここまで来たのに邪魔しようなんて許さないよ」
エフェクトの『迷宮化』は屋外とて地形が複雑であれば可能ながら、今の場所では攻撃時に設置するのが精一杯らしい。
もっとも――今回はそれで良かった。
煩わしい木々を薙ぎ倒そうと体当たりしたフラックシュッツェ・トラバント達が大破する。創造物は敵の想像以上に頑丈で自滅に至ったのだ。ディアボロスの装備と同様で攻撃に支障を来たす損傷は免れていた両腕部の機関砲を水葵にぶっ放してきた。
ベアトリスは自身が羽虫と呼ぶ大天使との『戦』を経験しており、今度も焦熱と硝煙の世界における『戦』に参じるつもりでいる。
(「長距離砲撃は非常に厄介ですが……裏を返せば、近づいてしまえば良いということのはず」)
下がっているフラックシュッツェ・トラバント達の高射砲に注意を払い、ことごとく攻撃目標に定められてしまわないために全速力で敵と敵の間を走り抜けた。1発の高初速の砲弾が放たれて瞬時に横へと跳躍して被弾を避けるも、可憐な少女の頬をかすめる。己に巣食う巨大な感情を黒の瘴気として解き放った。
「――黙れ」
爆発的な加速を得ると弾丸のごとく1体のフラックシュッツェ・トラバントに肉迫して力任せの連撃を打ち込む。その連撃は得物である剣に留まらず、四肢すら用いて対象者をねじ伏せて付近の敵達に鮮烈な印象を残した。実は体の負荷が大きいのだが、不利な情報をくれてやる義理など無い。
あくまで長距離砲撃が目的だと言わんばかりにキャタピラの走行音を響かせて戦場の奥に後退する一部の敵を目撃した。
「逃がしませんわ」
弾道が山なりになることを見越して放物線の内側に潜り込もうと、道をふさぐ敵の頭上を飛翔によって越える。ナディアの忠告を念頭に置いて深追いには気をつけておこう。
水葵も悪魔の翼で飛び、『魔力刀』と『魔榴弾』にてフラックシュッツェ・トラバント達にちょっかいを出していった。障害物の陰から出てきて鉢合わせした敵を攻撃するついでに、また他の障害物に衝突させる。
「僕の世界で、いっぱい遊んでいってね♪」
まるでゲームを攻略していく要領で……随時、障害物を創りながら敵達を翻弄するのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
シアン・キャンベル
目眩がしそうなほどに臭うな。螺子とオイルでは私の腹は満たせぬ――人型。ならば脳髄は有るのか確かめねば
煙幕を張ってくる面倒な奴等。ならば、昆虫種たる脚力(ジャンプ)を活かし『煙が昇る前に』上から連中の位置と数を確認
射撃のこないだろう場所を把握して其処を接近(たた)く
もしも射撃が当たりそうな場合は『硬い部位』をなるべく前にして凌ぐ
さて――辿り着けたならば私の餌場だ。装甲を蹴り砕いて――貴様等の頭の中、記憶だけでも、記録だけでも問題ない。私の為に摘出(ひら)き給えよ。冷えているアイデアはとても信仰的だろう?
ふむ。オマケに浄化(あら)うのも悪くない。真っ白な脳味噌でも皺は在るのだ
は、は、は
端正な顔立ちながらも無表情のシアン・キャンベル(妖蟲・g01143)が、戦場に漂う臭いを嗅いで呟く。
「目眩がしそうなほどに臭うな。螺子とオイルでは私の腹は満たせぬ」
殆ど人の形を成さぬフラックシュッツェ・トラバント達にシアンは捕捉された。彼女の眼にも人間の形状を残す敵の頭部が映り、歯を見せて小さく笑う。
「――人型。ならば、脳髄は有るのか確かめねば」
目が据わった狂気を滲ませる笑顔は不気味。いわゆる残念な美人というタイプだが、フラックシュッツェ・トラバント達に備わる煙幕噴射装置の存在を確認すると、良い意味で人目を引く最初の雰囲気に戻った。
「あぁ、煙幕を張ってくる面倒な奴らだったな」
基になっている昆虫は蝿のはずとはいえ、インセクティアとしての身体能力でバッタのような凄まじい脚力によって高々とジャンプする。硬い手足を前に出して守りを固めておいた。滞空状態の最中に攻撃されてしまうかもしれないためである。
(「私の餌場はどこだ?」)
眼下に見えるフラックシュッツェ・トラバント達について数と位置を把握した。獲物を見繕って着地すると、目星をつけた標的に襲いかかっていく。
「貴様らの頭の中、記憶だけでも、記録だけでも問題ない。私の為に摘出(ひら)き給えよ」
2体のフラックシュッツェ・トラバントは急いで装置から煙幕を発生させてシアンに機銃を撃ってきたものの、彼女に命中することはなかった。
「冷えているアイデアはとても信仰的だろう?」
並ぶフラックシュッツェ・トラバント達へと接近して頭を蹴り砕くシアン。
「オマケに浄化(あら)うのも悪くない。は、は、は」
どうも笑うのが最高にヘタクソで常人が見れば畏怖されかねないあの笑顔になった。これより冒涜的な……ありとあらゆる方法で敵達の脳(精神)を侵し尽くしてやるのだ。
ソレデハ――イタダキマス。
大成功🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
奴崎・娑婆蔵
●POW
敵は戦車か
いや、戦車か……?
まあ戦車みてえなモンでござんすね
よござんす、相手に取って不足無し
あの履帯に装甲にと、いっぺん斬ってみてえと思ってたんでさァ
この地獄、そのキャタピラで踏破出来ると思うなら掛かって来なせえよ
殺人領域――『闇火暗天闇冥処』
・パラドクス発動――黒い焔を広く撒き、敵勢へ悪視界を押し付けると共、敵機の排熱機構へ負荷を掛けることを目論む
・黒い焔の間隙を縫って、敵勢へと地表を疾走し【突撃】
・【勇気】任せに恐れず接近、敵戦車の砲身へ『妖の槍』を投げ込んだり『チャカ』の弾丸を放り込んだり、砲弾誘爆も狙う
・黒焔を巻きつつ『トンカラ刀』を抜刀、履帯を的確に【両断】し機動力を削ごう
奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)がなまじ人型要素を有するフラックシュッツェ・トラバント達をまじまじと見る。
「敵は戦車か。いや、戦車か……?」
あれ程に機械化されていれば、もはや戦車と人型のどちらで認識するかは個人によるとしか言えないだろう。
「まぁ、戦車みてえなモンでござんすね。よござんす、相手にとって不足無し」
結論が出て戦車だと認識したフラックシュッツェ・トラバント達を改めて見据えると身構えた。
「あの履帯に装甲にと、いっぺん斬ってみてえと思ってたんでさァ」
新宿島においては任侠の看板を掲げる面倒見が良い親分肌な侠客――と見せかけて、その本性は『巧く斬る』ことに執着がある戦闘狂の男だったりする。顔の上半分を除いて足先に至るまで包帯を巻く怪人の風貌という彼の表情はイマイチ読み取れない。
ちなみに、履帯とはキャタピラの別称である。
娑婆蔵には戦車認定されたフラックシュッツェ・トラバント達は、履帯を喧しく唸らせて散開していた。
「この地獄……履帯で踏破出来ると思うなら、かかって来なせえよ」
ドス黒い殺気からなる『黒い焔』を放出させて戦場を駆けずり回る娑婆蔵。それは無尽蔵に溢れ出てくるもので惜しみなく振り撒いていき、黒焔に触れたフラックシュッツェ・トラバント達の履帯や装甲を溶かしてやった。
フラックシュッツェ・トラバント達が溶けない高射砲で娑婆蔵をロックオンしてくる。
しかし、娑婆蔵は高射砲に『妖の槍』を投擲した上で、リボルバー拳銃の『チャカ』も使って微かに狙いを逸らさせた。側の地面に砲弾が着弾すると顔に目がけて飛散してきた土を右腕で防ぐ。その手で左腰の『トンカラ刀』を抜刀した。呪詛を宿す妖刀の刃に黒い焔を纏わせていく。
「八ツ裂きにしてやりまさァ」
2体のフラックシュッツェ・トラバントの履帯を両断し、体勢を崩した敵達を容赦なく斬り捨てた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【温熱適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
園田・詠美
戦争の前哨戦……大型物件の前ではやはり武者震いしてしまいますね!
ですが、そのプレッシャーを跳ね除けてこそ結果も得られるというものです!
あれだけの大群……一体一体相手をしていてはキリがありませんね……!
あの砲による攻撃、確かに強力そうではありますが動き回れば狙いも簡単には付けられない筈……!
魔法弾を【弾幕】としてばら撒いて妨害しながら、左右へと動いて狙いを付けさせないようにして攻撃を続けます
あの頑丈そうな体も攻撃を続ければ、破れるはず……!
砲塔を中心に狙い、砲塔そのものを壊せれば儲けものです!
業務、執行……!
フラックシュッツェ・トラバント達を片や人型、片や戦車と扱い戦っているディアボロス達。
前哨戦はすでに中盤を迎えており、園田・詠美(社畜(元)系魔法少女・g05827)が右手に持つ機械化された魔法使いの杖を握り締める。
「大型物件の前では、やはり武者震いしてしまいますね。ですが、そのプレッシャーを跳ね除けてこそ結果も得られるというものです!」
刻逆以前、勤め先のブラック企業で与えられていた不毛な仕事なんかとは責任の重大さを比較できない。
戦力を減じさせているはずのフラックシュッツェ・トラバント達だが、いまだどこもかしこも敵だらけである。
「……あれだけの大群、1体1体を相手にしていてはキリがありませんね」
詠美は魔力で弾丸を生成するべく魔法陣を展開した。
「業務、執行!」
フラックシュッツェ・トラバント達の長砲身の存在感は大きいため、連射させた魔力弾による弾幕の有効性を過信しないで東に西に戦場を動き回る。もちろん、弾幕を張る合間に攻撃も仕かけていった。
詠美に隙を作らせようと煙幕を噴射し、6体のフラックシュッツェ・トラバントが鶴翼の陣で射撃してくる。
「魔法連弾、プログラム1番展開。目標数選択、出力選択……」
左半分からの銃撃を魔力弾で相殺すると同時に3体を撃破した詠美は、奇妙な時の流れを感じた。相殺しなかった銃撃を躱して間髪を容れずに右半分の3体を掃討する。
「……!」
確かな手応えに達成感を覚えながら、前哨戦の終盤に突入する前に気を引き締めた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
バルタン・ディエチ
アドリブ連携歓迎であります。
本番前の下拵えでありますな。
了解であります。一撃痛打を与えて、無理せず撤退する。
ヒットアンドアウェイであります。
他の方と移動経路を同じくして、接近するであります。
そして、両手のヘヴィキャノンによる砲撃でゾルダートの陣地を吹き飛ばすであります。
敵の放つ砲撃は、我輩の砲撃による弾幕で迎撃するであります。
攻撃後は素早く後退を。
長居をして包囲爆撃されては困るのでありますゆえ。
必要ならば攻撃よりも防御を重視、片方のキャノンをシールドに替えて、味方をかばう方針に転換するであります。
砲撃の扱いならば長けているがゆえに、どこから狙うかわかるのであります。
光道・翔一
…いよいよ戦争の時間、か。
…ロンメル軍団長、正直どんな奴か妙なくらい気にかかる所ではあるが……
今の所は目的を果たしてさっさと退くだけだな。
戦線の混乱に生じた『不意打ち』を狙って動く
淫魔軍、或いは他の復讐者との戦いによる乱戦状態の中、『精神集中』して不意打ち可能な個体を『看破』
狙いを定めた標的に『ダッシュ』で接近、懐に潜り込み【飛翔】効果も利用して『ジャンプ』し敵上空を取る
そのまま『早業』で反撃の機会を与えずパラドクスを使い攻撃、背中の主砲を巻き込むように得物を叩きつける
敵の深追い等はせず、特に包囲はされないよう立ち回る
最終撤退は余力を持って、出来れば他の復讐者と連れ立って行う
アドリブ、連携歓迎
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
残留効果は相互活用
ロンメル麾下の部隊には増援阻止で会ったな……
短いようで……あまりに長かった
長く、濃密な戦いに終止符を打つ時
……取り戻す為。翔け抜けよう
【飛翔】し空中戦
戦場を偵察、観察し敵の布陣と数を把握
また、引き際の見極めも行う
高射砲に注意し高度を低めに維持
機動力を活かし移動、的を絞らせない
味方と連携し、可能なら敵部隊の一部を包囲か集中攻撃
隙を看破した相手から撃ち
味方と狙いを合わせて数を減らす
反撃には魔力障壁を展開し、攻撃動作を観察、看破し
飛翔で立体回避
・撤退
程良く戦力削減するか、囲まれるなどの不利の気配、または味方が深手を負う前に撤退
撤退時は負傷者の移動を補助し援護を行う
アンゼリカ・レンブラント
ようやくドイツを奪還できるぎりぎりまで来たんだ
みんなの頑張り、人々の想いを無にしない
負けられないよ!
星形状のパラドクスを広域に放出、
敵をなぎ倒していくよ
共に作戦に臨む仲間と即興の連携をして
効率的に闘えると嬉しいよねっ
弱っている相手、孤立している相手を集中して叩き、
数を減らしていこう
敵の反撃も手痛いと思うけど、
勇気で満たした鍛えた体に防具に障壁、
オーラ操作も駆使して凌ぎたい
ダッシュでゾルダートの砲撃の内側に入って
攻撃を叩き込むよ
呼吸法で力を溜め、全力の《天輪輝星》ッ!
これで、どうだーっ!
十分敵陣に打撃を与えたと思えば、
無理せず撤退タイミングを仲間と合わせ退こう
取り残される仲間がいないよう注意だね
(「ロンメル麾下の部隊には王宮の増援阻止で会ったな……」)
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は攻撃の的にならないように向上させた飛行能力によって低高度で偵察していた。対空兵器の揃っているフラックシュッツェ・トラバント達を相手に――上空で飛翔するのは自殺行為ゆえの低空飛行だ。
(「短いようで……あまりに長かった。長く、濃密な戦いに終止符を打つ時」)
地上の仲間達に高射砲を炸裂させそうな敵達を発見し、先手を打とうと天使の翼を羽ばたかせて強襲する。
飛来するエトヴァを見上げたフラックシュッツェ・トラバント達が、やや遅れて煙幕を散布させて機銃を乱射してきた。
(「……取り戻すために最後まで翔け抜けよう」)
煙幕のせいで攻撃動作は看破できないものの、乱射という甘い攻撃にもなっていて立体的に飛翔するエトヴァに弾が当たらずに済む。煙幕が晴れてくると、回転する無数の光の輪を出現させて敵群を斬り裂いた。
(「一先ず大丈夫そうだな」)
「助かったよー!」
律儀に声を上げてきたのは立派な腹筋の持ち主である少女で、子供ながらも頼っていい仲間へと軽く手を振る。
エトヴァに長砲身の照準を合わせようとしている連中に気づき、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が大地を踏みしめてダッシュして一気にフラックシュッツェ・トラバント達との距離を縮めた。
「ようやくドイツを奪還できるギリギリまできたんだ。みんなの頑張り、人々の想いを無にしない」
特殊な呼吸法で力を蓄積させていく。
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
極限まで溜めた力を解放し――己が勇気の結晶たる星形状の裁きの光を広域に拡散させた。
「これで、どうだーっ!」
輝く星々を次々と叩き込んで爆破して重量感のある敵達を吹き飛ばす。
4体のフラックシュッツェ・トラバントは爆破の勢いを利用するとアンゼリカから離れ、高射砲で彼女を砲撃してきた。
勇気の満ちた鍛え上げられし肉体で砲弾を回避するアンゼリカ。ラスト1発はオーラを纏った両拳でつかみ取って不発に終わらせて砲弾を地面に転がした。
「こんなところで負けられないよ!」
礼を述べるように近くを飛んできていたエトヴァに、1回のみ片手を元気に大きく振って拳を握り直す。
序盤よりフラックシュッツェ・トラバント達と戦う仲間達の撤退を援護するべく、エトヴァとアンゼリカはある程度の力を温存させていた。そして、支援者になるのは……2人だけではない。
撤退の際には協力者と速やかに合流するバルタン・ディエチ(突撃のバトルメイド・g01433)が、アンゼリカの移動経路を辿っていく。
「本番前の下拵えでありますな」
乱れ続ける陣形の穴埋めに現れたフラックシュッツェ・トラバント達に遭遇すると、ヒットアンドアウェイで攻撃を繰り出した。彼女が両手に持つ携行式火砲は片腕で操作可能な代物だ。
フラックシュッツェ・トラバント達は直撃させれば――高い貫通力を発揮する砲弾を撃つことができる高射砲でバルタンを狙おうとしてきた。
新宿島に流れ着く以前から人生を戦場に費やしてきた兵士のバルタンであり、砲口を向けられても顔色1つ変えない。手慣れた操作の『レフトアーム・ヘヴィキャノン』と『ライトアーム・ヘヴィキャノン』によって砲弾を砲弾で迎撃していく。
「長居をして包囲爆撃されては困るのであります」
砲弾の撃ち合いを制し、フラックシュッツェ・トラバント達を蹴散らすと素早く先に進んだ。
やがて戦線の変化を見逃さず、バルタンが片方のヘヴィキャノンを背負っていた大楯に持ち替えて味方を庇う戦闘方針に切り替える。
「撤退の頃合いであります」
(「ロンメル軍団長……正直どんな奴か、妙なくらい気にかかるが……」)
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)の覇気は薄く、仲間達にも知られないで心をざわつかせていた。だが出身のディヴィジョンを踏まえるとエルヴィン・ロンメルに面識など無い。この感情は共鳴した誰かのものだろう。
撤退を始めた者達がいるとはいえ、先程までの攻撃のおかげで現在も戦線は混乱中である。
(「今のところは目的を果たしてさっさと退くだけだな」)
射程内の撤退者を攻撃しようとするフラックシュッツェ・トラバント達に目を光らせた翔一は、不意打ちできそうな個体の背中に回り込んでいった。一層高めた飛翔の力を活用して敵の真上へとジャンプする。
「……上側、ガラ空きだ」
フラックシュッツェ・トラバントが翔一の言葉を否定したいのであれば、最も強力な高射砲の出番か。
しかし、翔一はフラックシュッツェ・トラバントの砲撃が間に合うよりも先に急速落下していた。重力を上乗せさせる攻撃に選び抜いて構えた大剣と鋼鉄製の杖を叩きつけ――強烈な一撃で敵を粉砕する。
不意に背筋が凍る程の殺気を感じた全てのディアボロスが、一様にある地点に注目する。指揮を執りに赴く途中だったか、あるいは丘に帰還する途中だったか……視線の先にいるのは彼の名将『エルヴィン・ロンメル』だ!
「目障りだな」
邂逅したからには看過できないディアボロス達を排除するべく威圧的に歩を進めてくるエルヴィン・ロンメル。
バルタンは重い大楯を手に防御を重視して立ちふさがったにもかかわらず、エルヴィン・ロンメルの鉄拳にて軽々と殴り飛ばされてしまって片膝を突いた。
皆で力を合わせて足止めする必要があるため、エトヴァが異常な威力の殴打をくらったバルタンの元に降り立って手を差し出す。
「平気だろうか?」
「感謝であります……」
「みんな、早く撤退だよ!」
アンゼリカは撤退中の仲間達に呼びかけ、現況では敵わないのを承知の上でエルヴィン・ロンメルに皆と挑みかかった。
この戦場にいるディアボロスが4人だけになると、エルヴィン・ロンメルが猛攻を一時中断してきた。どうやら戦場の端も間近のようで、退くのならば追撃する気は無いということだろうか。
(「……決着は戦争で、か」)
翔一は何者かの怒りを抑えながら、3人と共にエルヴィン・ロンメルと睨み合ったまま全員で撤退した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】がLV3になった!