リプレイ
シルヴァーナ・ガラッシア
ついに河馬の女神さまを引っ張り出せそうなんですね!
私も微力ながらお力添えしますっ
新宿島からサーフボードを持ち込んで移動に使いますね
暴風で転覆しないように基本はパドリング
敵に接近したときに、波に乗って勢いのまま切りかかるイメージで行きます
同じく板切れに乗ってくるマミー暗殺兵を水月で攻撃
敵がナイフを携えて足場が不安定なうちに
流れの速いところへ逃げ込んで反撃を躱したいです
難しそうなら、急所への直撃だけは防げるように私も剣でパリィングです!
もしも転覆しちゃったときのリカバリが効くように【水面歩行】を発動するので
敵だけ一方的に沈められそうなら狙っちゃいましょうっ
ラウム・マルファス
決戦のためにも情報のためにも、頑張らなきゃネ
まぁ、まずはミイラからダ
トラップ生成で、水上にバリケードのような板を多数設置
可能なら川底から生えたしっかりしたモノ
ムリなら重りを付けて流されにくくしたモノ
敵の殺到を防ぎつつ、川の流れを多少緩やかにし、壊されてもそのままでも足場にもなるヨ
ボクもバリケードの1つに乗っておク
敵が近付いてくれるなら、残像を観察で看破してギリギリまで近付いて貰ウ
敵の攻撃を避けると同時、早業(見るだけ)で足場にしていたバリケードの影に爆弾を設置して爆破するヨ
ホルスとかセベクってのもこの先に居るのカナ
何にせよ、こんなとこで止まってられないよネ
●
ナイル川を吹き抜ける風はまるで悲鳴のように轟いている。
強く叩きつけるような暴風に、川は大きな飛沫を上げ、白い泡を立てながら激流となって侵入者を排除しようと荒れ狂う。
「ついに河馬の女神さまを引っ張り出せそうなんですね!」
新宿島から持ち込んだサーフボードに乗り、転覆しないようにパドリングするシルヴァーナ・ガラッシア(スイーツハンター・g02348)が、荒れ狂う波の間で声を上げる。
「うん、決戦のためにも、頑張らなきゃネ。まぁ、まずはミイラからダ」
それに答えたのはラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)だ。
ラウムはナイル川の水上に沢山のバリケードのような板を設置し、少しでもマミー暗殺兵が殺到するのを防いでいこうという作戦だ。
波に呑まれ、流されて壊れたとしてもそれらは足場にも活用できる。
「私も微力ながらお力添えしますっ」
波に呑み込まれそうになりながらも、両手で水を掻くシルヴァーナに、板切れと流木を乗りこなしたマミー暗殺兵が次々とナイル川から下りくる。
彼女たちはディアボロスたちを嘲笑っていた。それは彼らなど敵ではないという余裕からなのだろうか。
「そちらが波に乗るのなら、わたしだって波に乗ってみせます!」
吹き荒れる風の中、サーフボードに足をかけ、マミー暗殺兵のように波に乗り接敵する。転覆しても大丈夫なように【水面歩行】の残留効果を残すシルヴァーナが、納刀している宝石剣の柄を撫でた。
シルヴァーナの琥珀色の瞳がしっかりとマミー暗殺兵捕らえ、曇天の空の下に煌めく宝石の輝きが一閃。
波に揺れ動く中での居合斬りだったためか、威力がうまく乗らずマミー暗殺兵に深手を負わせることができなかったシルヴァーナが歯噛みする。
「なまくらか? 我らのナイフの方が切れ味がいいかもしれないな!」
「それは、どうかしら!」
2体のマミー暗殺兵の振るう毒を纏ったナイフから距離を取る為、シルヴァーナが流れの早いところへ逃げ込むが、
「っ!」
「おお、直撃は避けるか」
眼前に迫った斬撃を宝石剣の刀身で受け流すが、それでも切っ先の僅かな部分がシルヴァーナの白い肌に赤い花を咲かせる。
マミー暗殺兵の勢い、いや士気が高揚しているということだろうか。せせら笑うマミー暗殺兵が再びナイフを振りかざした瞬間。
「彼女一人じゃないのは理解してるかナ?」
壊されたバリケードの一つを足場にしたラウムが、今まさにシルヴァーナを切り裂こうとしているマミー暗殺兵に知的な皮肉を含んだ笑みを浮かべていた。
近くにバリケードがいくつも流れている。まさにバリケードに囲まれているといった状況が今この場に生まれていたのだ。
「近づいてくれるなんて、感謝してもしきれないかナ」
「なにを言っている」
「これからわかるヨ」
まずいと思ったマミー暗殺兵はすぐに無数の残像を出現させた。
――もう少し、そのまま来イ。
ナイフをぎらつかせるマミー暗殺兵が、ラウムの創り出したバリケード群に勢いよく滑り込んでくる。飛沫を上げ、にやにやと浮かべるその余裕はいつまで待つかな? と、ラウムはほくそ笑む。
「何がわかると……!」
ギリギリまで引き寄せた残像をラウムは身を捻って避け、急所を狙うナイフの切っ先を寸前まで引き付ける。
ラウムは足場に使っていたバリケードから他のバリケードに飛び移り、ナイフの間合いから退く。その動きにマミー暗殺兵は眉根を寄せた。わざわざ自分たちが近づいてくるのを待っていたようなラウムの動き。
何か怪しいと危惧した通り、マミー暗殺兵のすぐ近くにあるバリケードが凄まじい音を立て爆発したのだ。
「嫌がらせは得意サ。なんてネ」
バリケードの影に潜ませていた爆弾。シルヴァーナを狙っていたマミー暗殺兵はその爆風を諸に受け、バランスを崩すと荒れ狂うナイル川に沈んでいく。
「ラムウ君! ありがとうございます!」
「どういたしましテ。まだまだお代わりはいっぱいいるから油断できないかナ」
機を窺い目配せするマミー暗殺兵を、ラウムは眼鏡越しに見つめていた。
「ホルスとかセベクってのもこの先に居るのカナ」
「どうでしょうか……先に進めばわかりそうな気もしますが」
「まぁ、何にせよ、こんなとこで止まってられないよネ」
この先にいるもの――タウエレト・マーとその子供たちであるタウエレト。そこに進む為には水上にいるマミー暗殺兵を一掃しなければならないのだ。
「シルヴァーナ、準備はいいカナ」
「勿論です!」
凪いだ水面に二人は立ち、川を下ってくるマミー暗殺兵へ各々の力を見せつけるために行動を再開させた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水面歩行】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
シル・ウィンディア
かばさん、また変な加護を使っちゃって…
水上戦、がんばりますっ!
新宿島からサーフボードを持ち込んでいくよ
スピードを出すために、風使いで少しだけ背中を押す風を生み出せたら
それを利用していくよ
ダメでも、水面の波の動きを見て、うまく移動するようにしてっと…
世界樹の翼type.Cからの誘導弾を連射して、敵に対しての牽制と、敵の足場を崩していくよ。やるなら、機動力から奪っていかないとね。
味方が取り付いたら、敵の周囲を旋回して高速詠唱
味方の死角から迫ってくる敵に対して、乱撃精霊砲!
まとめてなぎ払わせてもらうからっ!!
敵パラドクスに対しては積極的に反撃を行うよ
こんなところで立ち止まれないのっ!!
一・百
板切れを複数持ち込んで川に浮かべて足場に
その上を漆黒の狐に変身し
ジンのキューコン(銀狐型)と敵の狙いを定めさせないよう板を渡りながら敵に近付く
ワイが来たで!
せやけど、お相手はワイちゃうねん
ジンで注意を引きつつ飛び出すと同時に変身を解き紅玉姫を抜きPDで攻撃
「行こう、紅玉姫…」
舞うように刀を振るい、無数の刃で斬り刻む
攻撃がくれば再び狐に戻り的を急に小さくしてかわす
間に合わない時はジンが剣に体当りし軌道を反らす
「川に揺られて、眠く…」
アホか、サーフミイラのおねーちゃんが、まだおんねん
ちゃんと働きやー
「…すぐ、散らす」
本人は言葉数少なくジンが代わりによく喋る
※連携、アドリブ歓迎
向かい風は依然強いまま。勿論ナイル川も獰猛な流れで濁流を生んでいた。
マミー暗殺兵は身を包む包帯の端々を強風に遊ばせ、次から次へと板切れを器用に操り川の流れを利用して、ディアボロスへと迫ってくる。
空も水中も、神々の加護に満ちたこのナイル川という場所。
「かばさん、また変な加護を使っちゃって……」
サーフボードに身を預けたシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は、ため息と共にそう零す。
暴風と波がシルの体を打っていくこの場所は、本来なら穏やかなはずなのだ。それをこんな風に凶悪なものに変えてしまうような加護。ため息の一つや二つ、零れてしまうものかもしれない。
それでも水上戦に挑むシルの心はしっかりと決まっている。この場にいるマミー暗殺兵をしっかり倒し、先にいるタウエレト・マーと子供たちを倒すと。
「まずは、敵の足場を崩させてもらうね!」
世界樹の翼を魔力銃の形に変えて誘導弾を連射していく。狙いはマミー暗殺兵の足下の板と流木。機動力を奪っていく作戦のようだ。
バラバラと崩される足場にマミー暗殺兵は視線を交わし、新しい板に乗り移っていく。崩されたのなら、違う足場に移動すればいいだけのことだと、マミー暗殺兵はにたりと笑う。
吹き抜けていく風を逆手に取りながら、確実に移動するスピードを上げるシルは牽制をし続けていく。すると、シルの周囲にはラウムが仕掛けたバリケードとは別の板がいくつも浮かんでいた。
その上をふわふわの銀色と漆黒の狐が二匹、波に呑まれて浮かんでは沈む板を走り渡っていく。軌道はメチャクチャだった。その理由は単純明快、敵の狙いを定めないようにするためだ。
一・百(気まぐれな狐・g04201)のジンのキューコンが、マミー暗殺兵の目の前に飛び出していく。
「ワイが来たで! せやけど、お相手はワイちゃうねん」
もふりとした毛並みを水濡れにしたキューコンが突如目の前に現れ、マミー暗殺兵は舌打ちを零すと、鈍い輝きを灯したナイフを横に振るおうと腕を振る。だが、それも叶わずにマミー暗殺兵の足下が波に、いやシルの撃ちだす誘導弾で崩されていく。
「チッ、小癪なマネを……!」
マミー暗殺兵の忌々し気な声がナイル川に落ちる。
シルは銀狐が気を引いている理由を知ってすぐに、マミー暗殺兵の周囲を旋回し始めていたのだ。
「行こう、紅玉姫……」
キューコンと入れ違う様に、今度は漆黒が躍り出る。もふもふの毛並みが変わる、狐耳がふるりと震えた。
赤い、紅い刃が空気ごと切り裂く。
百は舞うように妖刀を振り抜いて、無数の刃でマミー暗殺兵を切り刻んでいった。高まる妖気で刃は紅玉のように輝き、振るう度に帯びた妖気が花弁のように舞い散る姿はまるで妖。
荒れ狂う世界に不釣り合いな、まるで美術品――絵画の様な世界が広がっていた。
風に煽られ花は舞い、見えない場所にまで飛ばされていく。その花の行く末は分からないが、自分たちの行く道は自分たちで拓かなければ。
死の影を纏うナイフが百へ向かってくると、再び漆黒の毛並みの狐に変身してナイフを躱して木の板を小さな足で走り抜けていく。
そうしてまた隙を見つけては紅玉姫で斬り込んでいく百。
百の死角からマミー暗殺兵がナイフを振りかざせば、今度は眩い光がマミー暗殺兵を射抜いていった。
「まとめてなぎ払わせてもらうからっ!!」
仄暗い死の影すらも、シルの高威力魔力砲撃で払ってみせようというのか。
百とキューコンの視界の端に広がる派手な砲撃、この場所にいるのは一人ではない。先に行ったラウムもシルヴァーナも同じ前線で戦っている。
大きく揺らめく川の流れにシルはさらに速さを乗せ、ナイフの切っ先を避けて砲撃を続けていく。
掠めるナイフに痛みなんて感じる暇はない、強く吹き荒れる向かい風に恐れなんて感じない。
「こんなところで立ち止まれないのっ!!」
シルは凛とした声で紡いで、砲撃を撃ち放った。
どぶん、と重たい音を立てマミー暗殺兵がまた1体ナイル川へ還る。荒波を生み続けるナイル川、その水を飲んだものはナイル川に帰るということわざがあるが、彼女たちもそうなのだろうか。
揺れる波に揉まれる百がナイフをひらりと躱して、違う板に着地する。
「川に揺られて、眠く……」
「アホか、サーフミイラのおねーちゃんが、まだおんねん。ちゃんと働きやー」
マミー暗殺兵に体当たりし、攻撃の軌道を反らしたキューコンが呆れたように言った。
百はうん、と小さく呟いて人へと戻り、赤く染まる妖刀を構えて、マミー暗殺兵に肉薄する。
「……すぐ、散らす」
振り抜いた妖刀は赤い一閃と共に花弁を舞い散らせ、マミー暗殺兵を沈めた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
なんかカバがたくさんいる……
ほんもののカバはどれだろう。カバ当てげーむ。
モナカ突撃型を水上に浮かべてそれに「騎乗」。
水上を滑るように移動しながらマミー暗殺兵と戦う。
どれが残像かな? あっちかな? こっちかも。
我の勘ではきっとこっち。
ナイルの流れに乗って動いているなら木の板の上に乗っているものの質量で動きは変わる。
他と比べてなんか動きが違うのがたぶん本物。
「突撃のラガマフィン」で水上を駆け、残像じゃないマミー暗殺兵たちを跳ね飛ばす。
黄金猫拳打棒は防御用。近づいて攻撃してくる相手を払うのに使う。
この先に進みたいというのもあるはあるけど。
ナイルの川と恵みはこの国そのもの。濫りに私利に使うこと許さず。
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)はひらひらと舞い散る赤い花弁を眺め、それからすぐに魔力砲撃と爆発の光が満ちるナイル川へ視線を戻す。
「ほんもののカバはどれだろう。カバ当てげーむ」
乱戦のナイル川、マミー暗殺兵が揺蕩うその奥にいるカバ、もといタウエレト・マーと子供たちを見据えたクィトはモナカ突撃型に跨り荒波を行く。
水しぶきを全身に受け、肌に張り付く純白の布地の感触に眉を寄せ、クィトはマミー暗殺兵を倒すべく進む。
この先に進むためにも乗り越えなければならないものは多い。だが、クィトの場合は先に進みたい思いはあれど、この国そのものであるナイルの川と恵みを、濫りに使った事が許せなかった。
新手が来たと叫ぶマミー暗殺兵が銀色のナイフを振りかざすのなら、クィトは黄金に輝く鈍器――黄金猫拳打棒で向かい打つまで。
「どれが残像かな? あっちかな? こっちかも」
クィトは近づいて攻撃してくるマミー暗殺兵のナイフを黄金猫拳打棒で受け止め、『モナカ』突撃型でマミー暗殺兵を轢く……いや、跳ね飛ばしていく。
打ち上げられるマミー暗殺兵が宙に跳んだ瞬間に、魔力砲撃がその体を穿った。いくら士気が上がろうとも、連携するディアボロスの敵ではないのかもしれない。
クィトはうんうんと一人頷いて、黄金猫拳打棒を握り直すと、マミー暗殺兵へ突撃していく。
成功🔵🔵🔴
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
イシュア・アルミゴス
あはははははは、すっごめっちゃカバがいる!
何?繁殖期?かわいくないね!エンネミアドだから?
多分そうだね。
っと、悪い悪い。まずは君等だったね。さあ、行くよ。
大変だね。でも安心してよ。倒すときは一撃で決めるから、さ。
パラドクスを発動しバリアを水面歩行で足場を確保
相手が残像を出して素早く迫るなら僕も僕を弾いて狙いを定めさせないよう
加速する。加速を利用し相手の狙いを外させその隙に
宣言通り鋏で切り裂く。
油断せず、確実に。煽るときは煽る。やるときはやる、ってね。
君等には高い授業料だったかな。
凪いだ水面に足をつけ、強風に揺れる髪を押さえながらイシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)は嗤う。
遠くにいるタウエレトの集団へ、琥珀色の瞳を向けていた。
「何? 繁殖期? かわいくないね!」
イシュアがカバの群れを一瞥すると、視界の端に薄汚れた布が揺らめく。
「っと、悪い悪い、まずは君等だったね。さあ、行くよ」
剣戟の音や爆発音、魔力砲撃の眩しい光、紅い花弁が絶えず溢れるナイル川。イシュアは装甲剥離生体鋏『セルケトクロウ』を構え、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべるマミー暗殺兵にほくそ笑む。
荒れ狂う嵐の中、あれだけ自信ありげにディアボロスたちをナイル川に沈めようとしていたマミー暗殺兵だったが、今や見る影もない。
分が悪いと分かっていても、マミー暗殺兵に引くと言う選択肢はないのだろう。
曇っていくナイフをそれでも振りかざすマミー暗殺兵に、イシュアは大変だねと零すとパラドクスを発動させた。
展開させた『アヌビスの守護』、バチバチと弾く音を立てながら、イシュアは前へ……マミー暗殺兵に迫る。
「弾いて飛んで目の前に。バチンと切るね」
煽る言葉を口にすれば、マミー暗殺兵はそれに答えるように残像を出現させた。はためく包帯が蛇の舌のように蠢き、執念深い金色の瞳がイシュアを射抜く様に睨みつけてくる。
混じりけのない純粋な殺意をイシュアは鼻で笑うと、物々しい鋏でマミー暗殺兵を切り裂く。倒すときは一撃で決めるからと告げた通りに一撃でイシュアは仕留めてみせた。
最後のマミー暗殺兵の肉が断たれ、真っ赤な雫を振り撒くそれらが水しぶきを立ててナイル川に呑み込まれていく様を見下ろしながらイシュアはぽつりと呟いた。
「君等には高い授業料だったかな」
大成功🔵🔵🔵
効果1【水面歩行】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ・絡み歓迎
サーフボードを持ち込み、体勢を維持しつつマーに向かう
ドイツ断片の王戦の報告書に復讐者を他ディビジョンからの尖兵と誤解したとの記載がありました
もし既にナポレオンと交戦経験があるなら、グランダルメの尖兵を装えば
何か反応するのではないかと考えます
攻撃は届かないものの、宙に鍵盤を展開し月虹を演奏
グランダルメっぽさをアピールしてみます
エジプトのディビジョンがナポレオン閣下の手に落ちるのも時間の問題です
私の如きグランダルメ尖兵に喉元まで攻められている様では
子共々、早々に降伏した方が利口では無いですか?
会話中はマーの反応を観察
正誤の推測を行います
激高した場合は無理せず退いて立て直しましょう
●
白い泡を立たせ、ナイル川が激しく波打つ。
騒々しい風が頭上を吹き抜けて、この先へ進む事を赦さないと告げているようだった。
金糸の髪が水分を含んで顔に張り付き視界を狭める度に、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は手でかき上げていく。
サーフボードに乗り、体勢を崩さぬよう近づいたその先に、目的のモノがいた。
「そう、マミー暗殺兵を倒したというのね」
宙に鍵盤を展開させたソレイユに、タウエレト・マーは静かに呟いた。周囲にいる子供たち……タウエレトが心配そうに見上げ、或いは敵意を剥き出しにしてソレイユにすぐにでも攻撃しようとしていたが、タウエレト・マーはそれを窘める。
「エジプトのディヴィジョンがナポレオン閣下の手に落ちるのも時間の問題です」
視線を交わし合う中で、先に口火を切ったのはソレイユだった。
「私の如きグランダルメ尖兵に喉元まで攻められている様では……」
ソレイユは言いながら鍵盤に指を乗せる。それに対してタウエレト・マーはぶるりと体を震わせた。傍にいたタウエレトが震える母に寄り添い、事の成り行きを見守っていると、
「口だけは達者だね。ジェネラル級を送り込めていない時点で、排斥結界が有効なのは隠せてないのだよ」
冷ややかな声音だが、その奥底には燃える何かがあった。タウエレト・マーの一言一句を聞き逃さぬよう、ソレイユは意識を集中させた。
「アヴァタールやトループスだけでは寝返ってしまうから、お前達を送り込んだのだろう」
「寝返る……」
「奴らにとって、あんたらも捨て駒さ」
「……子共々、早々に降伏した方が利口では無いですか?」
ソレイユの言葉をタウエレト・マーが鼻で笑うと、近くにいた子供たちを抱き寄せていく。
その瞳は慈愛に満ちた優しい光を湛えているが、すぐにソレイユへ顔を向け、
「お前達こそ、降伏した方がいいんじゃないかい? 降伏するなら、立派なエンネアドに生まれ変わらせてあげるよ」
「何を……!」
タウエレト・マーが射抜くようにソレイユの言葉をそのまま返すと、その手をソレイユに向けた。まるで、この手を取れと言うかのように。
ソレイユが青色の瞳を眇め、鍵盤を叩こうと指を浮かせた直後、
「ママをいじめるなああ!!」
タウエレト・マーの近くにいた1体の子供が叫ぶやいなや、膨大な水流をソレイユに放ってきたのだ。
ソレイユはこれ以上の会話はできないと判断し、急いでそこから撤退するのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
ア・ンデレ
アンデレちゃん、サーフボードに乗って登場。
「カバのこどもがいっぱいだ。でも、おやにくらべたらよわそうだな」
アンデレちゃんは敵が強ければ強いほど燃える性格。
弱そうなタウエレトたちを見て少しがっかり。
でも、タウエレト・マーを撃破するために、戦わないわけにはいかない。
アンデレちゃんは水面歩行の残留効果を使い、水面に立つ。
そして口を開けると、アンデレちゃんの口から白のブレスが放たれる。
ブレスはよく見ると、全てシマエナガの群れでなされている。
圧倒的な数の暴力が、タウエレトを襲う。
タウエレトを襲うシマエナガを確認したアンデレちゃんはタウエレト・マーを見てニヤリと笑う。
「きょうのばんごはんはカバなべだね。」
クィト・メリトモナカアイス
今日はかば祭り。
母親を守る。ほうほう。
その気持ちは我もわかる。
母上と父上と……ついでに愚弟もちょびっとだけ、我も大事。
故に。
我は汝らを赦さず。
マミーたちが使っていた板切れを「地形の利用」してぴょんぴょんと飛び移り足場にして水流攻撃を避けていく。
もし足場が近くになければそのときは【水面歩行】で水面を足場にする。
敵の攻撃を避けたらモナカ砲撃型を呼び出して「砲撃のソコケ」。砂塵砲でタウエレトを吹き飛ばす。
母上と父上と、ついでに愚弟を狂わせた汝らに赦しはない。
ゼット・ノアール
「敵性存在…タウエレト・マーの『子供達』。決戦の障害となるなら排除する」
…母を守ろうとする事自体は良いが、こちらは既に一度奪われた側だ
神が付いていようが関係ない。全て剥がすだけだ
鋼の神を喚び、合体して超硬機人ダイゼットとなる
ゼウスの大槌で粉砕勝負といくか?
それともグラップルで握り潰すか…どちらでも構わない
バリア機構で耐えながら敵の守護を排除していこう
※アドリブ大歓迎です
●
轟々と鳴く風は強さを増していく。
暴れるように吹き抜く風に合わせて、ナイル川の波もより一層激しさを増して、空中も水中も何人たりとも通すものかとディアボロスたちに告げているようだった。
強風の中、母と慕うタウエレト・マーを守る為に、数十体の子供たち――タウエレトが、頭上にある赤き燃える羽根をはためかせ、口々に母を、大神殿を守ると口にする。
「敵性存在……タウエレト・マーの『子供達』。決戦の障害となるなら排除する」
ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)が金色の瞳を、すぐにでも襲いかかってきそうなタウエレトたちへと向ける。
「カバのこどもがいっぱいだ。でも、おやにくらべたらよわそうだな」
「母親を守る。ほうほう。その気持ちは我もわかる」
ゼットと同じように、獰猛に唸るカバの群れに視線を向けるア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は母親と比べると弱そうな子供たちに肩を落とし、隣にいるクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、親を思う気持ちはわかると頷いていた。
それぞれの反応は違えども、目的が同じことにかわりはないだろう。
「ママを守れ!」
「ちかづけさせるな!」
1体のタウエレトが叫び、それに呼応するようにまた1体と、タウエレトは猛然とディアボロスに向かってナイル川を進み始めた。
もともと激しかった波は、タウエレトの動きで更に激しく揺れていく。だが、残留効果があるアンデレたちの足下は凪いだ水面となり、歩くのに支障はない。
水面にしっかりと足をつけたアンデレが大きく息を吸うと、そのまま口を開けた。強風が吹き荒れる中、そんな事をすれば呼吸もままならない可能性もあるが、アンデレは躊躇なく口を開き続ける。すると、アンデレの口から白のブレスが放たれたのだ。
白いブレス、それはまさかのシマエナガの群れだった。
「きょうのばんごはんはカバなべだね」
無数のシマエナガの群れが、タウエレトの大きな体目掛けてぶつかっていくが、母を守る気持ちが勝るのか、タウエレトたちはアンデレの攻撃に怯むことなくハンマーを大きく振りまわす。
シマエナガがタウエレトにぶつかっていく様にニヤリと笑っていたアンデレに、四本のハンマーが風を圧し潰しながら迫った。
アンデレの小柄な体を軽々と吹き飛ばすのは、子供といえどアヴァタール級の戦闘力を持つ故か。
「油断は禁物だな」
「いててて……せっかくのカバなべがー」
アンデレの体を受け止めたゼットはそう呟くと、すぐにダイゼットを発動させる。それに合わせるようにクィトもモナカ砲撃型を呼び出した。
「母上と父上……ついでに愚弟もちょびっとだけ、我も大事」
故に、我は汝らを赦さず。クィトの心が燃える。
暴れまわる風を身に受けても、前に進む事は諦めない。ナイル川の恵みもこの国そのものなのだから。
思いは強い力となるのだ。それはディアボロスもタウエレトも同じ。どちらも譲れない思いを掛けている。
「『モナカ』砲撃型、砂塵砲発射」
「アクセス。……俺は守護神となる」
凄まじい音を上げて放たれるクィトの砲撃がタウエレトの肉を削ぎ、続けざまに大きな力と硬さを纏ったゼットがタウエレトに猛攻する。
タウエレトが纏う金が歪み、真っ赤な血を振り撒きながらも、母を守ると言い続けるのをゼットは冷めた瞳で見つめていた。
(「……母を守ろうとする事自体は良いが、こちらは既に一度奪われた側だ」)
叩き潰したタウエレトからゼットは飛びのくと、すぐさま振り下ろされたハンマーをバリア機構で受け止めようとするが、やはり力はタウエレトの方が上。
クィトも流れる板切れに乗って水流攻撃を避けようと移動するが、膨大な水流の勢いと質量に体を打ち付けられてしまった。
それでも何とか立っていられるのは、先を見据える思いがあるから。タウエレトを倒し、その先にいるタウエレト・マーを倒す為の活路を切り開くため、攻撃の手を緩めるわけにはいかないのだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
平良・明
※連携、アドリブ歓迎
このナイル川の先、歩み行くためにも、退いてもらいます
歴史侵略者である前に、カバは地上最強生物の一角、舐めてはかかりません
波に乗り、時には水面歩行して立ち向かいます
カバは漢字で書くと河に馬、水陸どちらでもいけるのが強みです
なら私も応えましょう、「折り紙」で作り出すのはカエルの群れです
水の中を進み、水面を奔り、襲いかかれ、カエルの大軍
像でも蟻の大軍には勝てないのです
つまりカバもカエルの大軍には……
私は、この先に進まなければいけないのです、若きタウエレト達よ
杏・紅花
……あたしの知ってるカバと違う……
おかあさんを守るために立ちはだかる子どもに攻撃するの、そんなに気が進まないと思ってたんだけど
目に見えるものだけ見よう。子どもらしくない見た目で助かった
水面歩行を利用して、戦闘中は敵の体や頭も踏み台にする
体温奪われるのは厄介だなあ
しっかり精神集中して、相手の動きをよく観察して、盾を向けられたら素早く回避するようにしたい
避けるのはそう難しくなければ、当たるフリして残像つくるほど素早く避けてフェイント
鉤爪でざっくん
カバの汗って赤いんだっけ
……いや、カバと思わない方が、あたしの中のカバのイメージが崩れないかもお
アドリブ、連携歓迎っ
アンゼリカ・レンブラント
事前に準備のサーフボードと
水面歩行を駆使し足場を確保
1体1体確実に倒すね!
可能なら仲間と攻撃タイミングを合わせ
培った戦闘知識に鍛えた体
そして心に灯した勇気と共に!
パラドクスの打撃を打ち込むよ!
力強い一撃をお見舞いした後、敵の反撃を凌ぐ
相手は多数、決して孤立せず死角を作らないよう注意!
親離れしてない個体もいるし
敵を分断・混乱させるよう仲間と位置取りしていきたいなっ
私に意識が集中するようなら敵に取りつき
注意を惹きつけ、仲間に攻撃入れてもらおう
仲間に注意が向いているなら、隙を突くよう打ち込む
無茶はしないで臨機応変に動くね
瀕死の個体は確実に呼吸法で力を溜めた
《光獅子闘拳》で仕留めるよ!
これでどうだぁ!
園田・詠美
この数は流石に圧巻ですね……!
ですが、これくらいで怯んではいられません!
無事に大型業務を遂行しましょう!
新宿島から持ち込んだサーフボードで波に乗りながらカバさんたちが密集している地点へと魔法を打ち込み、ひたすらに【弾幕】を張りますよ!
元より実力は一歩遅れている身、できることをやらせてもらうわ
敵の目的はタウエレト・マーの守護、それなら安易に攻撃を避けたりして、守護対象に攻撃を通してしまうなんてことはできない筈
私の弾幕の目的は足を止めさせること……いかに強く、数が多くても動かないというのなら、味方の皆さんならきっと仕留めてくれる筈
では……業務、執行!
鋼がぶつかる音が鈍く響き、白い鳥が飛び立つ。砂と塵を混ぜこぜにしながら、激しい風は天高く吹き抜けていく。
このナイル川の先へ歩み行くためにも、カバの群れには退いてもらわなければならない。平良・明(時折の旅行者・g03461)は水面を歩きながら、その手に包み込んだ折り紙を捧げるように持ち上げた。
「カバは漢字で書くと河に馬、水陸どちらでもいけるのが強みです」
「……あたしの知ってるカバと違う」
じとりと、ハンマーを振り回し水流を放つカバを見つめるのは杏・紅花(金蚕蠱・g00365)だ。
母を守る為に立ちはだかる子供に攻撃するなんて、と気が進まないと思っていた紅花だったが、子供らしい見た目でないタウエレトにほっと息をついていた。愛らしい姿をして母を守っているのなら、攻撃し辛くもなるのだろう。
紅花がタウエレトの動きを見つめ、攻撃の隙を見つけようと精神を集中させていると、明の手に包まれていた折り紙が震えた。
「『折り紙』で作り出すのはカエルの群れです」
曇天の下で、様々な色の折り紙がひらりと舞った。意志を持ったようにひらひらと踊り、黒灰の生き物の群れの中へ飛び込むそれらはカエル。
象でも蟻の大軍には勝てない。つまりはカバもカエルの大軍も同じだと、明はカエルを象った折り紙を風に乗せる。
勿論タウエレトがその大軍に恐れをなすことはない。大きな体を大仰に揺らして、応戦するように盾をかざしていた、
ナイル川のしぶきに混ざる奇妙な液体が降り注ぎ、急激に体温が下がる感覚に明は眉根を寄せるが攻撃の手は緩めない。
「私は、この先に進まなければいけないのです、若きタウエレト達よ」
決意を込めた明の言葉に呼応するかのように、タウエレトは母への愛を唱え続けている。両者譲らぬ中で、タウエレトの背中に影が一つ。
「大きな体だとやっぱり動きも大きくなるのかな?」
紅花はカバの背に足を掛けると、すぐさま袖に忍ばせた鉤爪を振り払う様に薙いだ。
タウエレトの厚い皮膚を裂く感触が鉤爪を伝うと、紅花はくるりと水面に着地してタウエレトへ薄青の瞳を向ける。
流れ出る血がぽたぽたと川に吸い込まれていく様に、
(「カバの汗って赤いんだっけ?」)
なんて疑問が紅花の頭に浮かんだ。今は、カバと思わない方がいいやと紅花は慌てて頭を振って、タウエレトが向けてくる盾を回避しようと身を捻る。
カエルの大軍と鉤爪による切り傷から流れる血液が飛び散る最中、紅花はなんとか盾との接触は避けられたが、体温を奪う液体までは避けきれずに、紅花は眉根を寄せた。
「この数はさすがに圧巻ですね……!」
折り紙舞う灰色の川、サーフボードで波に乗りながら園田・詠美(社畜(元)系魔法少女・g05827)は、タウエレトが密集する地点へ魔法を撃ち込み、弾幕を張り続けていた。
少しでもタウエレトを牽制できるように、母と慕われる女神への活路を広げる為に、詠美はタウエレトが撃ち出す水流が来ても、怯むことなく魔法陣から魔力で生成した弾丸をばら撒いていく。
この大型業務を無事に遂行する為にと意気込む詠美の傍ら、足場を確保しながらアンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)がタウエレトへ迫っていた。
詠美の弾幕の中を進み来るタウエレトを混乱させ、なおかつ分断させるようにと動き回る。
周りで戦う仲間たちも同様に、タウエレトの守護を切り崩すべく戦っているのだ。
アンゼリカも、培った戦闘知識に鍛えた体、そして心に灯した勇気と共にナイル川を進む。
「詠美さん! そのまま弾幕お願い!」
「お任せください!」
明と紅花がダメージを与えたタウエレトへ、アンゼリカが拳を向ける。その拳を包む戦姫闘拳『Shine Fist』から生み出されたオーラが黄金獅子状に。
「さぁ受けてみろ、黄金獅子の一撃をっ!」
仲間に注意が向かぬよう、隙を突くようにアンゼリカはタウエレトの体を穿つ。
切り傷だらけの黒灰の体は赤く染まり、アンゼリカの拳を受け止めたまま川へずるりと落ちていく。
「数は多いですが、落ち着いてかかれば大丈夫でしょう」
「そうだね! 近距離はあたしとアンゼリカさんに任せて!」
紅花はアンゼリカと視線を交わすと、一緒にタウエレトの群れへ向かっていく。ならばと、明は詠美に援護致しましょうと告げ、詠美も頷きさらなる弾幕を撒いていくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
シル・ウィンディア
さて、突破はできたから、このまま行っちゃうよっ!
まずは、子供達からっ!!
サーフボードに継続して乗りながら、風使いで追い風を生みだして動いていくよ
波に乗って、ジグザグに動きつつ…
右手に持った世界樹の翼type.Cから誘導弾を連射して、敵に対しての牽制を行うね
味方が取り付いたら、誘導弾は中止
そのまま接近していって、サーフボードから飛び降りて
水面に浮かんでいるフローター(浮遊物)をぴょんぴょん跳んでいくよ
敵に接近したタイミングで、高速詠唱からの精霊収束斬っ!
そのまま離脱して、フローターが無ければ水面歩行の効果も使って
水の中に落ちないようにしていくね
…ふぅ、いつもと勝手が違うから疲れるぅ~
天夜・理星
…カバがいますね。
なんで???
ま、なんでもいっか。
そっちがアタシたちを赦さないなら、アタシたちもあなたたちを赦さない。
放っておいたら世界壊れるし。
『……意味が無いことなんてしない方が身の為だから。』
…またなんか聴こえましたね。
まあいいや。能力値アップいきまーす。
その辺の板切れをサーフボードとして使用。
親離れしていない敵に対象を絞り、声をブレスとして放って焼くよ。
反撃も聖剣をブレスと共に振るって弾く。炎の勢いは火炎使い技能で増やす!
水面歩行は転落対策で借りるよ。
家族って失われる運命なんですかね、どんな形でも。
終わりを提供する側に回るのも、それはそれで…赦せないが…。
今は、目の前の侵略者を!
カルン・ティミド
水上戦は苦手ですがカバ神様を倒すためなら頑張ります。
邪魔な子供は一掃します!
水面歩行と浮遊を使って、戦場にあるものを跳ねて近づきます。
仲間の船とか板とかも借りれそうなら借りたいですね!
攻撃は思い切り尻尾で薙ぎ払いです!
ロプト様の魔力を込めて、水面に並んだカバ目掛けて広範囲に攻撃しますよ!
倒すよりはダメージを与えたり隙を作る感じで、止めは誰かにおまかせします!
タウエレトの涙は当たらないように薙ぎ払いの風圧で吹き飛ばしたいですね。
ヤバそうなら逃げます!安全第一です!
頼れそうな人や物は全部頼りますよ!助けてください!
サーフボードに乗るのも慣れてきたころだろうか。シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は波に乗り、タウエレトの周囲を旋回し、上流から吹く風を利用してサーフボードの速度を上げていく。
世界樹の翼type.Cからは絶えず誘導弾を繰り返し撃ち込んで、タウエレトを牽制する。
魔力銃を握る手は川の水に晒され冷えてくるが、シルはそれでもこの先に待ち受けるタウエレト・マーへの道を切り開くために仲間と協力して、立ちふさがるタウエレトを倒そうと力を尽くしていた。
「……カバがいますね。なんで??」
数多の撃ち込まれる誘導弾の先にいるカバの群れを黒い瞳が射抜く。天夜・理星(復讐の王・g02264)は「ま、なんでもいっか」と零し、聖剣を構え板切れをサーフボード替わりにして、ハンマーを振り下ろすタウエレトへ急接近。
ママ、ママと呟く親離れしていないタウエレトを見据え、感情の聖剣を振るう。
どんな形でも、家族とは失われる運命なのだろうか。
奪い、奪われる、時の中でそれでも、理星は目の前の敵を屠る為に熱く燃え滾る思いを込めて炎を放つ。
激情に揺れる炎がタウエレトの皮膚を焦がす匂いがあがる。理星が炎を浴びせたタウエレトが気丈にもハンマーを振り下ろしてくるのが見えた。
理星は聖剣でハンマーを弾こうともう一度振るうが、カバらしい強い膂力に聖剣ごと弾き飛ばされてしまった。
追い打ちをかけるように別のタウエレトが理星の視界に映り込むが、シルが誘導弾で牽制してくれたおかげで追撃されずにすんだ。
ディアボロスたちの力は少しずつでも増えているはずなのに、母を思う気持ちはそれを上回ってしまうのか。
「邪魔な子供は一掃します!」
カルン・ティミド(略奪竜カルン・g00001)は、風を切る音をあげながら尻尾を思いきり振り、水面に並ぶタウエレトを薙ぎ払っていく。
タウエレトの金装飾が砕けると同時に、カルンはすぐに身をひるがえした。彼女の目的は倒す事よりもダメージと隙を作ることだった。
浮遊の効果で身を浮かせようとしたカルンが流れてくる板切れに飛び移ろうとしたその瞬間――。
ゴォ! とひと際大きな音をあげる強い風が、何人も滞空する事は許さないと言わんばかりにカルンの体を押さえつけるように吹き抜ける。
「!!」
慌てて、水面歩行の残留効果でカルンは水面に足をつけたが、その背中を酷く冷たい液体の感触が伝う。カルンはもう一度尻尾を振るい、薙ぎ払いの風圧で液体を少しでも吹き飛ばしながらタウエレトから逃げる為に足を動かした。
ヤバそうなら逃げる、安全第一。
「助けてください!」
なんて叫べば、すぐさまシルが誘導弾で援護する。
一瞬でも空中へ身を移そうとすれば、ホルス神の加護が満たされる空から強い風が襲ってきてしまう。
ディアボロスたちを嘲笑うかのように風は勢いを増していた。ナイル川の強い流れも、吹き荒れる強風も、タウエレト・マーを倒さない限り収まる事はないということだろう。
シルは肌を叩くように吹き付ける風に顔を顰め、それでもしっかりとタウエレトに近づいて詠唱を口ずさむ。
「炎よ、水よ、風よ、大地よ……」
詠唱に気付いたタウエレトが盾をかざすが、それよりも早くシルは詠唱を終わらせて、
「集いて光の剣となり、すべてを斬り裂けっ!!」
眩い光を放つは剣。
全ての憂いを斬り裂く光の剣をシルは、盾をかざしていたタウエレトへ一閃。
シルが振るう光の剣はタウエレトの皮膚を貫き、その先にある肉と骨まで容赦のない一撃で切断する。
流れるタウエレトの血液は、息絶えた体ごとナイル川の波が飲み込み、すぐに見えなくなった。
「……ふぅ、いつもと勝手が違うから疲れるぅ~」
波に揺れ、いまだ母を守るタウエレトの姿を見ながらシルは呟いた。
タウエレトの数はまだ多いが、うまいこと仲間たちが分断しているおかげで、タウエレト・マーへと続く道は広がっている。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】がLV2になった!
【浮遊】LV2が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
シアン・キャンベル
さて――漸く出会えたな、女神様よ。或いは大母神(マグナマーテル)とでも呼ぶべきか。兎も角
此処に至れば我等、成すべき事は打倒で有り、贋作(うそ)吐きへの撃鉄と言えよう
翅――この際、ジャンプと飛翔も合わせてみようか――を羽ばたかせ嫌な音と共に『蹴りのタイミングを掴ませない』
奴が怪力ならば此方は技だ、最も――流星も中々に正面突破(ざつ)だがな
躱されたら、もしくは『力(パラドクス)で押し通された』ら蛆鞭を揮い足を掬ってやる。次の復讐者が攻撃し易いようにな(トラップ生成)
多少の傷は仕方がない、先に繋げるのが先決だ
脳味噌を満たしているのは本物か冒涜か、ひどく気になる。可能で在れば奴の頭の中を舐ってみようか
●
タウエレトたちが騒ぐ。母を守ると鼓舞する子供が水しぶきをあげ、背中に風を受けてディアボロスを追い返す為に戦っている。
これが親子の愛とでもいうのだろうか。
シアン・キャンベル(妖蟲・g01143)はタウエレトの守護を崩していく仲間の間を潜り抜け、母と慕われるタウエレト・マーに肉薄する。
「さて――漸く出会えたな、女神様よ」
或いは大母神(マグナマーテル)とでも呼ぶべきか、とシアンは薄ら笑みを浮かべ、背にある翅を震わせた。
「ああ、耳障りな虫だこと!」
「この音はお気に召さないか。ならどんな音が好みなのだろうか?」
翅をもいでいきそうなほどの強風の中、シアンは笑みを張り付けたまま、くつくつと嗤う。暴風がやまぬ限り、空を飛ぶことは叶わないのだが、シアンはそんなことを気にする事もなく音が消えぬように翅を震わせ続けると、タウエレト・マーの頭上に足を高く上げた。
耳に残る羽音を振り払うことに必死だったタウエレト・マーの脳が揺れるほどの衝撃が走り、見開いた目でその元凶を辿った。
「脳味噌を満たしているのは本物か冒涜か、ひどく気になる」
くつくつと喉奥から溢れる嗤いが、震える羽音が、タウエレト・マーの脳を更に揺する。不快な音が粘度を保ち、ナイル川を侵食するような感覚を払拭しようと、タウエレト・マーは眩暈起こす体を無理やり動かして、その手に雷槍を作り上げてシアンに向けて投げ放った。
放たれる槍がナイル川の上を走り、先端がシアンの肌を刺す。散る血液にシアンはまた嗤うと、その傷すら厭わないと言う様に身をひるがえした。
すべては先に繋げるためなのだから。
大成功🔵🔵🔵
効果1【落下耐性】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
白水・蛍
【賽】で参加
アドリブ連携歓迎
WIZ苦手な方にはディフェンスに入ります。
小さくとも油断は出来ませんわよね。さあ、参りましょうか。
事前にサーフボードを用意。足場にします。
サーフボードと【水面歩行】で足場を確保。
味方と同じ敵を後方から<妖弓琴>で矢と<演奏・歌唱>で魔力攻撃を。
また、味方が攻撃する相手に対して私も【パラドクス】を発動。
――我が音に応えて来たれ。全てを吹き飛ばす魔力の波動!
魔力を声に、音に乗せ。相手にぶつけます!
相手の反撃は<墨流しの奏刀>・<詠唱符陣図>で魔力障壁を二重で張り防御します。
避けるのは難しいでしょうし、致命傷を避けつつ防御を重ねます。
一体一体確実に仕留めていきましょう!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎
同じ戦場の方と連携重視
川も空も荒れているな……凄まじいことだ
タウエレト・マーには何度挑んだのか……大神殿への道、今度こそ拓かせて頂こう
……ここを通してもらいたい
何も言うまい、戦いだ
サーフボードを操り進行、水面歩行と柔軟に併用
数名程で包囲に寄せる位置取り
着実に切り崩して、道を拓いていく
戦場全体を偵察、観察、敵味方の動きを把握し
仲間と狙いを合わせて、一体ずつ確実に仕留めていこう
隙を看破し貫通撃、二射目で爆破
囲まれている味方がいれば援護を優先
反撃は魔力障壁を展開し防御、フェイントをかけて回避
回避時は、水面歩行も活用し足場を広くとる
一・百
【賽】情報共有、連携
引き続き板を浮かせ漆黒狐に変身し突撃
百は低めの死角より接近
親離れできへんって、マザコンかい!
ないわー、まじないわー、あの顔で?
「…俺に、きくな」
キュー(ジン)は目立つ位置で騒ぎ挑発
ママーって、助けて貰わんと何もできないんかワレ?
グランダルメから来てるのが1人やと思たか?
群れから1体ずつ誘い剥がし
仲間の攻撃間合いへ孤立させPD攻撃
銀を纏い伸縮する尾で引き倒し押さえつつ敵の体をも足場に刀で斬る
でかい図体やから丁度えぇ足場やな
仲間へのSPD反撃は出来る限りキューが盾と化し受け止め
一度散っても元の銀狐に戻りドヤッと引き続き挑発
百は狐変身し板や水上歩行着地回避
「倒した子供足場に…」
ソレイユ・クラーヴィア
【賽】の仲間と連携
W技が受けられるなら相互ディフェンス
引き続きサーフボードで体勢を立て直し
宙に展開した鍵盤で月虹を演奏
呼び出した月の化身で攻撃
基本は一撃離脱
反撃の水流は魔力障壁で受け流すように
水に落ちたら素直に泳ぎます
飛翔レベルが十分(レベル5以上)であれば、それも試し
百とラズが分断した子をプターハやシャムスと連携して集中攻撃
数を減らすことを最優先
子達の反応を観察し、他のものより戦闘慣れしていないと思わしき個体を狙うようにします
…この子らも、一部はグランダルメのアヴァタールが寝返った姿なのでしょうか
家族愛が強い様子なので、本当に血縁のみかもしれませんが…
まだまだ情報収集が必要そうですね
シャムス・ライラ
【賽】の仲間と情報共有、連携
飛翔を重ね、敵の加護に対応出来れば幸い
不可能な場合は万一の時用にサーフ―ボードも持参し足場に
水上艇ハイダー格好良い!
地形の利用、情報収集で戦場の概要を把握
全体を見つつ、戦闘に有利な位置取り
敵の数が多いので死角が出来ぬよう仲間と役割分担
位置的にも能力的にも倒し易そうな個体から
仲間と狙いを合わせ、一体ずつ確実に倒す
むしろ倒した敵を足場にするのも可
あれが…ノリツッコミ!
百殿に感心
敵反撃にはジャンプと一撃離脱で損害を可能な限り減らす
仲間の不得意能力はディフェンス
有効そうな残留効果は使用
母を思う子の心は美しいが
…いかんせん子に見えない
迷惑行為、困ったものです
アドリブ等歓迎
●
叩き込まれた一撃をディアボロスたちはしっかりと見届けた。
ここにきて初めて与える事ができたタウエレト・マーへの開戦を告げるかのような一撃。ディアボロスが攻勢に転じたその流れを決して崩さぬように、彼らは子供たちを抑え込む為にもナイル川を行く。
「大神殿への道、今度こそ拓かせて頂こう」
川と空が恐ろしい程荒れ狂っている中、過去に何度も挑んだ戦いに再度身を投じるのはエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)だった。
隣では親離れできへんって、マザコンかい! なんて騒ぐ声が聞こえる、その正体は黒と銀の狐……一・百(気まぐれな狐・g04201)だ。
群れの中を引っ掻きまわすように狐が川を駆けまわる、それに追随するようにエトヴァはサーフボードを操り川を進んでいく。
「小さくとも油断は出来ませんわよね。さあ、参りましょうか」
白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)がそう口にすると、シャムス・ライラ(極夜・g04075)とソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は首肯し、それぞれサーフボードと水面歩行を使いながら、タウエレトを分断しつつ、戦力を少しでも分散させるために動いていった。
彼らの連携により、うまいこと分断されていくタウエレト。ママーと叫ぶ子供の中には親離れができていない個体もいるようで、百のジンであるキューコンが尻尾を振りながらタウエレトを挑発していく。
母親に対しての言葉は子供に効果的なのだろう、タウエレトは鼻息荒くしながらハンマーを掲げていた。
人とは比べ物にならないほどの膂力でハンマーを振り回し、ときに振り下ろすタウエレトの攻撃に、すぐさまエトヴァは特注のクロスボウを構え、狙いを定める。
二匹の狐が跳ねる川、それを狙うは一匹のカバ。
「――Blühe.」
孤立し、隙ができたタウエレトの背後で、黄金の光が薄暗い川に線を描いた。その軌跡は黄金の薔薇を描きながら、タウエレトの肉を射抜いていく。
あの顔でマザコン? と問うように、キューコンは百の顔をちらりと窺うと、
「……俺に、きくな」
ため息とともに百はそう呟いて変身を解き、後ろから射抜かれて驚きながらも水流を放つタウエレトの懐へ、するりと潜り込む。
「キュー、出番だ」
刀を鞘から引き抜く百はまるで、九尾の狐の毛皮を羽織ったような、いや全身に雪を積もらせたような、そんな姿に見えた。
銀雪の一部のような百は、タウエレトの体目掛けて刀を横薙ぎに振るうと、すぐさま盾をかざすタウエレトから距離を取る為に狐へと変身する。
くるりと着地するは板切れの上。
魔力障壁を駆使するエトヴァと狐となってタウエレトを翻弄する百を視界の端に捕らえながら、蛍は妖弓琴で矢を放ち、分断させたタウエレトが合流しないように牽制していた。
飛翔は重ねれど、この風の中を飛ぶ事はやはり叶わず、サーフボードを足場にしてシャムスは全体を見ながら、仲間へ声を掛け一撃離脱を繰り返していた。
「母を思う子の心は美しいが……いかんせん子に見えない」
タウエレトの姿にげんなりしながらシャムスは思わず零してしまう。流れていくタウエレトの亡骸を踏み台にしながら、シャムスは確実に倒しやすそうな個体を探し、打撃と蹴り技の乱舞を魅せる。
「我が声に応えて来たれ全てを吹き飛ばす魔力の波動!」
シャムスが攻撃していたタウエレトに、蛍がその艶やかな声で魔力を乗せた。
空気を震わせる音、蛍の声に乗る魔力が爆発すると、その波動はシャムスが打撃で押し出したタウエレトへぶつかっていく。
タウエレトから漏れ出るギャ! という悲鳴はピアノの音に上書きされた。
鳴り響くピアノの音色、それを奏でるのはソレイユだ。
宙に展開された鍵盤に指を滑らせ、奏でられるのは月の調べ。
家族愛が強いタウエレト、だがその愛は本物であるのか……それは誰にもわからない。知っているのはきっと母と子だけなのだろう。
闇夜を照らし出す月光、闇照らす光からタウエレトは逃げ切る事ができず、ぷつりとその命が尽きてナイル川へ落ちていく。
確実にタウエレトを潰していくディアボロスたち、切り拓かれていく道にタウエレト・マーは何を思うのだろうか。
タウエレトの必死の抵抗に、蛍は忍ばせていた詠唱符陣図と墨流しの奏刀を駆使して応戦する。振り下ろされるハンマーの威力を少しでも軽減しながら魔力を籠めた声を放ち、ソレイユは戦闘慣れしてなさそうな個体を探すと、見つけ次第シャムスたちに伝達していく。
飛び交う水流に黄金が混ざり、戦場は派手さを増す。確実にタウエレトの数は減っているはずだが、それでも未だにカバの群れがある。
「一体一体確実に仕留めていきましょう!」
「やったるでー! じゃんじゃん挑発しといたるわ!」
キューコンが飛び出し、タウエレトをバカにするように挑発し、群れを分断することを繰り返しながら、ディアボロスたちは未来を切り開くことができるかもしれない激闘を繰り広げていくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV4になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
【浮遊】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV5になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
サーフボードでマーの近くへ
先行の流れに乗って
俺もグランダルメから来たが、「お隣同士」仲良くやりたいものだな
ナポレオン様の大陸軍は世界を席巻している
ここ、エジプトにも来た事があるだろう
貴女はその時会わなかったのか?
……おかしいな? 戦利品を持ち帰られるほどの敗北を喫したなら
ジェネラル級……あるいは王の侵入を許したのか
それから懲りて、排斥力を強化したのか?
確かに勝利したと言い張るなら、我が国から得た戦利品もあるはずだろう
……たとえばグランダルメの情報や品
この時代にないはずの知識
様子を観察
鎌をかけつつ、単語ごと、文章ごと、反応を見る
反応こそが情報。相槌と挑発を交え、相手に語らせる
交戦の気配で、即撤退
ソレイユ・クラーヴィア
アドリブ・絡み歓迎
再びサーフボードで足場を確保しマーの許へ
エジプトがグランダルメの配下を取り込んでいる様に
グランダルメはエジプトの品物を戦利品として接収しているのではと考え
先程と同じくグランダルメ尖兵を装いカマをかけてみます
だいぶ見通しが良くなりましたね
グランダルメ配下を降伏させたと強がった所でこの程度
排斥結界などナポレオン閣下の前では多少の足止めにしかなりません
2本目のオベリスクに貴方の首を付けて閣下に献上すれば良い手土産になるでしょう
私にはガラクタにしか見えませんが、閣下はお好みの様ですから
相手の反応には注意し、危険な徴候が見えたら無理せず撤退
戦利品はエジプトにとって屈辱の筈
そこを煽ります
●
タウエレトの群れを押しのけ掻い潜り、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)とソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)はサーフボードを足場にしながらタウエレト・マーの近くまで来ると、攻撃されるよりも早くエトヴァが口火を切った。
「俺もグランダルメから来たが、『お隣同士』仲良くやりたいものだな」
ナポレオン様の大陸軍は世界を席巻している。ここ、エジプトにも来た事があるだろう。
雷槍を手にしたタウエレト・マーは、語るエトヴァをじぃっと見つめる。真意を確かめるように、不審な色を瞳に浮かべながら。
「貴女はその時会わなかったのか?」
聞きたいことは山ほどある。燻る疑問を全てタウエレト・マーが答えてくれるかどうかすらも分からない。
それでもエトヴァは少しでも情報を得ようとタウエレト・マーを見つめ、言葉を重ねていく。
「お前達も本当にこりないねぇ……」
やれやれと、タウエレト・マーはため息を零して額に手をあてる。
手にしていた雷槍はいつの間にか消えていた。どうやら、会話には乗ってくれるらしい。
「……戦利品を持ち帰られるほどの敗北を喫したなら、ジェネラル級……あるいは王の侵入を許したのか……。それから懲りて、排斥力を強化したのか?」
タウエレト・マーの表情を窺いながら、慎重にエトヴァは話を続けていく。
「お前達の皇帝は、そんな事も教えてないのかい。なら、本当に、ただの捨て駒にされてるんだね」
タウエレト・マーは憐れむような視線を二人に向けて、子供たちになった方が幸せになれるよと額に当てていた手を彼らに向けた。
エトヴァはその手を取る訳もなく、タウエレト・マーが言った言葉を反芻する。
タウエレト・マーが言う皇帝はナポレオンの事だろう。その口ぶりからして、ナポレオンと面識がある可能性が高いと見た。
(「つまり、ナポレオンは、獣神王朝エジプトに遠征していた……」)
タウエレト・マーの言葉を飲み込みエトヴァはそう考え、ソレイユへちらりと視線を投げると、ソレイユは小さく頷いて彼もまた聞ききれなかった事を口にする。
「排斥結界などナポレオン閣下の前では、多少の足止めにしかなりません」
タウエレト・マーの子供たちの守護が崩されていくナイル川、カバの群れで溢れていた場所は少しずつ見通しが良くなっていく。
自身の子が倒されていくのは胸が痛む光景ではあるが、タウエレト・マーは覚悟をすでに決めてここに居る。
二人に差し出していた手を胸に寄せ、タウエレト・マーはゆるりとまばたきを繰り返して二人を見据えた。
「使い捨ての兵士が知らぬ事を知っている。お前達が、ディアボロスの指揮官という事かい?」
真実を知っているとでも言うような声音だった。
「2本目のオベリスクに貴方の首を付けて閣下に献上すれば良い手土産になるでしょう」
私にはガラクタにしか見えませんが、閣下はお好みの様ですからと、ソレイユは金と青の瞳を細めて、タウエレト・マーを煽る。
カマをかけ、反応を読む。二人は確実に情報を引き出す為に言葉を選んでいく。
それに対してタウエレト・マーは憐れむ表情を向けたまま、深く息を吐いてその手に雷槍を形成し直していた。
「お前達に施すものなど何もありはしないよ。騙されて利用されているだけならば慈悲もかけようが、お前達にはその必要は無さそうだね」
(「施すものなど何もないと言っていますが、この言葉に嘘は無さそうですね」)
オベリスクはグランダルメにとって重要なアイテムなのは、自分たちで創り出せないからだが、エンネアドは自分たちに創れるのだから、絶対に守るべきものでは無いという事なのかもしれない。
少なくとも、グランダルメのオベリスクを奪還しようとは考えていないように思われる……タウエレト・マーの話と反応を合わせながらソレイユは考えを纏めていくと、
「ソレイユさん、一旦退こう」
エトヴァがそう言って、ソレイユの肩を叩いた。
バチバチと弾ける雷槍の矛先が自分たちに向き、なおかつタウエレト・マーの周囲にタウエレトが集まってきており、いつ戦端が開かれてもおかしくない状況となっていた。
ソレイユは「ええ」と短く返事をして、足場にしていたサーフボードに乗りエトヴァと共にその場を離れることにしたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【グロリアス】がLV3になった!
アルマース・ハーズィン
ジェネラル級を倒すために『子供たち』に手をかけないといけないとはな。
少々罪悪感が無いわけではないが、それでも手は抜かない。
全力で討伐してやろう。
戦場では【水面歩行】を使用し、水上でも戦闘を出来るようにする。
まずはこちらが攻撃する対象を絞れるように挑発して誘い出そう。
「親離れ出来ていない者もいるようだな。その程度の奴がまともに戦えるのか?」とでも言っておこう。
敵を釣り出せたら『骸烏』を取り出し、【呪刀魔術:神蝕呪刃】を使用。
呪詛を武器に纏わせ、敵陣に突っ込む《捨て身の一撃》だ。
こちらの攻撃が成功したら、素早く敵陣からは離脱。
相手の攻撃は回避するよう努めるが、避けきれないものは受けることにしよう。
イシュア・アルミゴス
よくもまあこれだけ集まったね。こんなにいるのに
壁にしかなれないってちょっと同情するよ。親離れできなかったせい?
…エンネミアドの親ってなんだ?もしかして…家族ごっこでもしてるの?
ひとまず煽る。徹底的に煽る。怒らせるのは大事だからね。
水面歩行で足場は確保できた、さあ神速ってやつを味わってくれ。
走って、駆けて、加速する。盾を構えるならばその盾ごと貫こう。
貫いたなら電撃放出。謎の液体をその電熱で蒸発させ槍を押し込み
敵を貫く。痺れるかい?
さあ、自立する時間だよ。親から離れて独り立ち。
ただし出るのは社会じゃなくて冥界だけどね
シルヴァーナ・ガラッシア
敵はつよつよ集団ですから無闇に突っ込んで囲まれると危険ですね
サーフボードは一旦近くに浮かべて、攻撃射程まで【水面歩行】で挑みます!
砕球で一体へ攻撃して、確実に削りを行いますねっ
ハンマーの反撃は姿勢を低く防御を構え振り下ろしが来るよう仕向けます
インパクトの瞬間【水面歩行】を一瞬自分の足元だけ解除して
沈み込むように衝撃を下方へ逃します!
(残留効果で逆に呪いのように泳げなくなるとか…ないですよね…?)
ハンマーの大振りの隙を見て継戦せずに大人しく撤退しましょう
撤退して仲間と入れ替わる時は流れに任せて下流に向かうと
すぐ離脱できそうですね
まだ浮いてる板切れやボードがあれば活用しますっ
●
ソレイユとエトヴァの二人が、タウエレト・マーから早々と撤退していくのをタウエレトたちが猛烈な勢いで追いかけていた。
振り回されるハンマーが物騒な風切り音を鳴らしながら、タウエレトたちは唸り声をあげてナイル川の水を跳ね飛ばしていく。
母を守ると意気込んでいたのに、迂闊にもディアボロスを母のもとにいかせてしまったことを悔やんでいるのか、口の端々から涎を零しながらタウエレトは叫んでいた。
「一球入魂! 妖精さん、コース調整お願いします!」
そんな子供らの思いなぞ、ディアボロスには関係がなかった。
(「敵はつよつよ軍団ですから、無闇に突っ込んで囲まれると危険ですね」)
攻撃射程まで水面を歩き、目標――ディアボロスを追うタウエレトを琥珀色の瞳で捉えたシルヴァーナ・ガラッシア(スイーツハンター・g02348)。
黄金の妖精と共に挑むナイル川、蝶の翅をふるりと震わせたシルヴァーナは空中に手をかざした。魔力を籠めた金属の様な球を生成し、シルヴァーナは掛け声とともにタウエレトに向けて投げつける。
暴風を受けても狙いの揺らがない金属の球。
球がタウエレトの頭部にぶつかり破裂すると、シルヴァーナはそのまま魔力を流し込む。横っ面に攻撃を食らったタウエレトは短い悲鳴をあげると、すぐさま仕返しとばかりにシルヴァーナ目掛けてタウエレトがハンマーを振り上げた。
シルヴァーナはすぐさま姿勢を低くして防御姿勢をとり、ハンマーが振り下ろされる位置に誘い込む。
衝撃を和らげる為に、シルヴァーナはナイル川に沈みこんでいった。
(「残留効果で逆に呪いのように泳げなくなるとか……ないですよね……?」)
ざぶんと、川に沈んだシルヴァーナは不安を胸に抱きながらも、なんとか浮上して軽く咳き込みながら近場にある板切れを掴んだ。
どうにか溺れることなく下流への川の流れに身を任せていると、入れ替わるようにアルマース・ハーズィン(遺物使い・g04123)とイシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)が飛び込んでくる。
その姿にほっとシルヴァーナが息をついていると、
「こんなにいるのに壁にしかなれないってちょっと同情するよ。親離れできなかったせい?」
なんて、イシュアの煽る言葉が聞こえてくる。
その言葉がシルヴァーナの耳に届いたということは、もちろんタウエレトにも届いているという事。
鼻息荒く息巻くタウエレトの姿が視界にうつり、アルマースは少しの罪悪感を覚えつつも全力を尽くそうと藍色の瞳に強い意志を宿す。
「ママをバカにするディアボロスなんて死んじゃえ!!」
「もしかして……家族ごっこでもしてるの?」
水面に降り立ち、細められた琥珀色の瞳がタウエレトを射抜くように見つめた。
イシュアの手には対物貫通生体槍尾『セルケトテイル』が握られている。
「家族ごっこじゃない! ママはボクたちの大切な家族だよ」
「ふぅん? 守られているだけの母親なのに? 母親って子供を守るものじゃないの?」
煽る。煽る。煽る。
煽られたタウエレトは怒りで黒灰の肌を濃くさせていく。イシュアの目論見通り怒りに染まるタウエレトたちに笑みを零し、イシュアは水面を蹴った。
跳ねる水滴が落ちるよりも早く、イシュアはセルケトテイルを振り抜いてタウエレトの体を貫くと、そのまま電撃で追撃する。
「さあ、自立する時間だよ。親から離れて独り立ち」
ただし出るのは社会じゃなくて冥界だけどね、とイシュアはタウエレトの体を足で推しながらセルケトテイルを引き抜くと、すかさず盾を構えるタウエレトが現れる。
「親離れ出来ていない者もいるようだな。その程度がまともに戦えるのか?」
盾を構えたタウエレトを今度はアルマースが挑発していく。
群れているのなら、攻撃しやすいように誘い出せばいい。対象を絞る為にタウエレトを自身に引き付けると、アルマースは『骸烏』の切っ先を向けた。
数多の呪詛が蓄積された妖刀。黒く滲んだ刀身は呪詛のせいだ。
「我が遺物よ。呪詛を纏った刃をもって、我に害なすものを斬り蝕め」
猛進してくるタウエレトに向けて、アルマースは黒い刀身を振りおろす。黒き剣閃を魅せ、捨て身の一撃の如き一閃。
肉を切り裂く感触がアルマースの手に伝わり、背後に散る鮮血が鉄錆のようなにおいを放ち、ナイル川に飲まれて消える。
呪詛を纏った妖刀で斬られた傷は酷く痛むのだろう、タウエレトは奇声をあげながらもそれでもなんとか応戦しようと盾を構え液体を放ってくる。
アルマースはどうにか身を捩って回避を試みるが、全てを避けきることはできなかった。急速に奪われていく体温に顔を顰めながら、しかし動きを止めたりはしない。ここは戦場なのだから。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【腐食】LV1が発生!
【操作会得】がLV2になった!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
天夜・理星
《ああ、もう我慢の限界……》
アタシ、ネメシスになってる。
両の瞳に赤い丸、激しい頭痛、不完全な復讐神…
《私ね。さっきから気に入らないの。
世界を奪い壊す癖に、自分たち親子の絆は本物ですと言って疑わないようなその貌が。》
水面歩行を使ってマーに向かって歩いてく
精神集中による冷静な判断、そしてそこから敵の攻撃の回避に繋げる神速反応…
なんでアタシ、こんなこと言ってんだ!?
《赦さない、赦さない……!!》
パラドクス発動、
怪力無双と能力値アップを一撃に込めて、空間ごと破壊するつもりで、
《あなたたち家族は、無意味に終わるわ。
私たちディアボロスとやらが…潰すらしいから。
終わりを楽しんでね、精々》
……アタシは、
ゼット・ノアール
「敵性存在、首魁『タウエレト・マー』。…全てが虚構とは言わない。
守りたい物があるのはどのような存在であれ、実在するのだろう。
だからこそ、奪われた俺達の義憤は本気でお前を滅ぼす」
「赦せない心」と「単なる怒り」は別物だ
自分を見失うな天夜。今度は俺が支援しよう
フルアーマー形態(ネメシス)へ移行しつつバリアシステムにてディフェンスする(g02264)
【水面歩行】や【浮遊】を使い分けて戦場に立つ
念動力の鎖を使い、不規則に動きながら敵の突進に対応しつつ
ゼットンを解放する。破壊力なら負けない
ミサイル等で仲間の攻撃の援護しながら
確実に傷を負わせていく
※アドリブ大歓迎です
●
「私ね。さっきから気に入らないの。世界を奪い壊す癖に、自分たち親子の絆は本物ですと言って疑わないようなその貌が」
体温を奪う液体が飛び交う川に、ぽつぽつと言葉が落ちた。
どこか氷の様に冷たい声音で、答えを求めるでもなく、ただ呟かれる言葉。
ふらりと、水面を歩く天夜・理星(復讐の王・g02264)は、激しい頭痛に苛まれ眉を寄せる。
黒曜石のような瞳は、今は赤く燃えるような色に変わっていた。
打ち付ける強い風が、濁流を生む川が、向かってくるタウエレトが、理星にはまるでスローモーションで流れるように見える。
仲間が抑え込むタウエレトの悲鳴が木霊する世界に、理星は黒い時計盤の針を動かした。
「赦さない、赦さない……!!」
なんでアタシ、こんなこと言っているんだと思いながらも、理星の口からは言葉が零れ続けていく。
動かした針が12時方向に向いた。
「あなたたち家族は、無意味に終わるわ。私たちディアボロスとやらが……潰すらしいから」
――終わりを楽しんでね、精々。
赤い瞳を眇めた理星は、そう言って微笑んだ。
タウエレト・マーを、いやその周囲の空間ごと叩き壊すかのような強い一撃を理星は放つ。
「ぐっ! うあああああ!!」
痛みに叫ぶタウエレト・マーは理星を腕で払いのけると、すぐさま雷槍を創りだす。
振り払われた理星は、よろけながらもタウエレト・マーに向いている視線を逸らすことはなく、そうであれば自然と槍も視界に入る。
タウエレト・マーの手を離れた槍が一直線に理星を貫こうと向かってきていた。敵の狙いは的確だ、回避しなければダメージは免れない。そうわかっていながらも、振り払われた衝撃は思いのほか大きく、回避行動に移る為の動作がとれなかった。
守護女神の聖槍が体に突き刺さる痛みを想像し、覚悟を決めて歯を食いしばる……だが――、
「敵性存在、首魁『タウエレト・マー』」
理星に届いたのは痛みではなく、金属音だった。
「……全てが虚構とは言わない。守りたい物があるのはどのような存在であれ、実在するのだろう」
「……アタシは、」
「自分を見失うな天夜。今度は俺が支援しよう」
タウエレト・マーの槍を理星の代わりに受けたゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)は、理星を肩越しに見つめて彼女の気持ちを落ち着かせる。
「赦せない心」と「単なる怒り」は別物なのだ。
フルアーマー形態へ姿を変えるゼットは理星の頭にそっと手を乗せると、すぐにタウエレト・マーへ鋭い視線を向けた。
「だからこそ、奪われた俺達の義憤は本気でお前を滅ぼす」
「ぬけぬけと言ってくれるねぇ。私はこの命が尽きても、この先にお前達を近寄らせはしないと誓ったのだよ!」
タウエレト・マーは叫ぶ。子を守る母として、この先にある大神殿を子と共に守る為にも倒されるわけにはいかないと。
ゼットは理星から離れ、水面を歩き、板切れを蹴りながら進む。金色の瞳を眇め、己の身体に流れる全ての力を収束させていく。
「全エネルギー収束。最大パワー……」
耳鳴りのような音が広がり、眩い光が溢れていくようだった。
「吹き飛べ」
ゼットの声と共に、全ての力を体外に集めた高熱の球体を放つ。
その球体がタウエレト・マーにぶつかった瞬間、光は一層眩しさを広げ激しい音を立てて爆発した。
「ゼット君……」
「いけるか、理星。一人じゃない、俺達がいる」
静まっていく光の中でゼットは理星に問う。
理星はただ小さく頷くだけだったが、ゼットにはそれで十分だった。
「この程度で、いきがるんじゃないよ!!」
ゼットンを食らったタウエレト・マーは水面を走る。濁流の波すらも物ともしない勢いで、カバの体格と強烈なパワーのある体当たりがゼットの体にぶつかっていく。
強い勢いに息を飲みながらも、ゼットはそれを耐え抜き、理星が攻撃しやすいようにミサイルを撃ち放った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【建造物分解】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
ネリリ・ラヴラン
ママの為なだけで良い悪いで戦ってるんじゃないかもだけど…。
ごめんね、道を開けて貰うよ。
いるかボートを浮かべて【水面歩行】で波を穏やかにすることで、足場を作るよ。入り乱れての戦いになる前に”蠱惑の追走曲”を【高速詠唱】して、遠くから先手を狙いにいくね。
呼び出した蝙蝠爆弾のうち、陽動の蝙蝠は水面に撃ち込んで爆発させて水飛沫の舞い上げるよ。脅しなだけだけど、怯まず進んで来る先頭の子を【未来予測】で先読みして攻撃用の蝙蝠を飛び込ませるわ。
【連続詠唱】も駆使して、積極的に撃ち合いしながら、近づかれる前に全力で叩いていくよ。
アドリブ・連携は歓迎だよ。
不知火・紘希
いよいよマーさん戦う気持ちになったんだね!
仲間からたくさんお話は聞いてるよ。こんなに子どもがいたんだ…。
大切なものを傷つけられたときの気持ちも、子どもの気持ちもわかるよ。
でも、川で大暴れしていい理由にはならないよね?
新宿島で作ったサーフボードを持ち込んで、波を乗りこなしていどむよ!
水の勢いでくるなら、こちらもそれを逆に使って、波の間を抜けるみたいに移動しながら戦おう
やるなら確実に、だね。パラドクスを発動して、まず観察しながら攻撃はうまくかわすよ。
そっちじゃないよ、こっちだよ!
当たりそうなときは水面歩行を借りて急ターン。不意をついて、描き出した敵のそっくりさんで攻撃だよ!
アドリブ連携◎
●
鮮烈な光はまるで太陽のように輝いた。
曇天がまるで一瞬晴れたようなそんな光に、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)と不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は眩しそうに目を細めながらも、じりじりとにじり寄るタウエレトから視線を外すことはなく。
「ママの為なだけで良い悪いで戦ってるんじゃないかもだけど……ごめんね、道を開けて貰うよ」
ネリリは沈んだ声音で呟くと、すぐに小型の蝙蝠群を周囲に作りだしていく。
これ以上入り乱れての戦いにならないように、ネリリは蝙蝠をタウエレトに向けて放つ。
まずは水面へ。
何匹か向かわせた蝙蝠が爆発して、水飛沫を舞い上げる。これは脅しで、この爆発に怯まず進んでくるタウエレトに次の蝙蝠を飛ばすためだった。
「紘希ちゃん、攻撃隊の蝙蝠が爆発したら続いてね」
「まかせて!!」
荒波をサーフボードで乗りこなしながら紘希が進む。タウエレトが水の勢いでくるなら、こちらもそれを使って挑ませてもらおうと。
波の間を抜け、ネリリの蝙蝠群が爆発して水飛沫を飛ばしていく場所を紘希はひと時も見逃さないように見つめる。
タウエレトの間合いに入りそうになる度、紘希は水面歩行で向きを変え、そうしてまたサーフボードに乗ってを繰り返していると、爆発に怯まなかったタウエレトが水飛沫の中を掻い潜ってくるのが見えた。
ネリリはそれに攻撃隊の蝙蝠をけしかけ爆発させると、攻撃のチャンスを待っていた紘希は絵筆を取り出して空中に筆を走らせる。
描き出すのはタウエレトの姿。
「そっくりさんで攻撃だよ!」
鮮やかな色で描かれたタウエレトが、黒灰色のタウエレトに向かう。
端から見れば仲間割れのような光景だが、これも立派な紘希の攻撃なのだ。
数十体いたタウエレトは、少しずつではあるがじわじわとその数を削られている。確実にタウエレトの守護を壊していくディアボロスたちは互いに連携を取り、攻撃を重ね続けていった。
拓かれていく母と呼ばれるモノへの道。
「道は開いた……」
「うん、マーさんと戦うための道が!」
仲間からたくさん聞いていた話。タウエレト・マーにはたくさんの子供がいた。
大切なものを傷つけられたときの気持ちも、子供の気持ちも理解が出来る。だがそれはここで大暴れしてもいい理由にはならない。
それに、ディアボロス達は立ち止まってはいられないのだ。この先へ進み、ナイル川を支配する母なるものを退けなければならないのだから。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
平良・明
※連携、アドリブ歓迎
若きタウエレトもろともに、復讐者がナイルを遡るいしずえになっていただきます
この流れに依るべが小さな板きれとは
なんとも心もとないものですが
ボードでも木のかけらでも、ありがたく乗りこなして立会います
「凍火」の枝を手から伸ばし、タウエレト・マーを締め上げ捕縛して
全力で踏ん張り向き合います
やはり質量も馬力…河馬力?も桁違い
限界が近いなら枝を弾き飛ばして身軽になり、速やかに離脱
水面歩行して立て直し
被害を最小限に抑えます
皮が厚くとも力を重ねれば抉れます
仲間たちとはよく連携し
チャンスがあれば大きな一撃に繋げます
シル・ウィンディア
子供を思う母っていうのはわからないでもないけど
わたし達にも引けない理由があるからっ!
ネメシスモード開放っ!
銀の髪に銀色の瞳の天使モードっ!
さ、それじゃ始めましょうか?
サーフボードでサーフィンしながら…
世界樹の翼type.Cの誘導弾で味方の攻撃が開始されるまで援護射撃
追撃阻止にも使っていくよ
風使いで風を生みつつ、追い風状態でサーフィンで敵の周りを動いていくよ
たまに残像を生みつつ、攪乱していって…
そのまま、高速詠唱を行って隙を減らしてから…
世界樹の翼をtype.Aに戻して、味方のは慣れるタイミングを見計らって
全力魔法の六芒星精霊収束砲!
さぁ、これがわたしの全力だ…
さぁ、全部持っていけーーっ!!
アンゼリカ・レンブラント
礼儀として全力でお相手するね
ネメシス!天使風の姿に
サーフボードと水面歩行を駆使し足場を確保
仲間と攻撃タイミングを合わせ
パラドクスの光剣で斬るよ!
相手は強いけど私は一人じゃない
積み上げた残留効果の恩恵を受け、
命中させ、反撃を凌いでみせる
接近戦で戦いながら遠距離の仲間が
必殺の一撃を打ち込みやすいよう
注意を惹き付け隙を作り出す
逆に他の仲間に敵が気を取られているか、
大ダメージを受けた直後には
全力の一撃を叩き込む
お前の慈悲と愛情はきっと本物だ
けれど温かな愛も、悲しみの記憶も
私達の生きていた全てを
奪ったことを許しはしない
必ず返してもらうから!
今こそ最大に輝け光剣収束斬!
これが、私の全てを籠めた一撃だーっ!
●
深く、深くナイル川に沈む。数多の子供たちはナイル川に眠る。
ディアボロスたちが切り開いたナイル川の上で、タウエレト・マーは痛む体を庇いながら呻き声を漏らしていた。
たくさんの子供たちが母を守る為に、この川に沈んだことを嘆いているのだろうか。
心許ない板切れに足を掛けた平良・明(時折の旅行者・g03461)が、タウエレト・マーに手を伸ばした。
「さきみだれ」
灰色の世界に火花が咲き乱れる。
明の五指に幾重にも絡みついた霧氷が、冷たく弾けながらタウエレト・マーの体へ放たれた。
熱を奪い鈍らせる――。
分厚い皮であっても、力を重ねれば抉れるはずだと、一人の力では難しいことであっても、ここには沢山の仲間が集まっている。
その証拠に、凍火でタウエレト・マーの体をきつく締めあげた明の横を、2人の天使が通っていく。
「礼儀として全力でお相手するね」
「わたし達にも引けない理由があるからっ!」
金と銀の髪が交わり、白い翼が全てを浄化させんとばかりにはためいた。
金の天使――アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)が積み上げた残留効果の恩恵を受け、しっかりと大剣を握り先行する。
アンゼリカは、凍火でタウエレト・マーを捕まえた明の行動が無駄にならないよう、そして銀の天使――シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が攻撃しやすいように、タウエレト・マーの注意を惹き付け、隙を作り出そうと動いたのだ。
シルも勿論同じ考えなのだろう。互いの攻撃がしやすいようにと、シルもまた世界樹の翼type.Cで援護射撃をしていく。
「お前の慈悲と愛情はきっと本物だ。けれど温かな愛も、悲しみの記憶も、私達の生きていた全てを奪ったことを許しはしない」
タウエレト・マーの懐に潜り込んだアンゼリカは、低くそう呟いた。
幾重にもある思いを燃やして、その手に構築するのは身の丈以上の巨大な光剣。
水面にひたりとついた足が冷たい、だけれどもこの胸に秘めた思いは熱く燃えている。
「必ず返してもらうから!」
最大に輝けと、アンゼリカは光剣を振るう。
自分自身の全てを籠めた一撃を振り抜いて、アンゼリカはタウエレト・マーの体に剣戟を叩き込んだ。
タウエレト・マーは短い悲鳴を上げながらも、突進を繰り出して反撃に出る。
それでも明とアンゼリカは攻撃の手を緩める事はしない。
「さぁ、これがわたしの全力だ……」
追い風を利用し、サーフィンでタウエレト・マーの周りを動き回っていたシルは、アンゼリカの光輝く光剣の一撃に合わせて、詠唱を口にしていた。
世界樹の翼type.Aへと戻し、アンゼリカがタウエレト・マーから離れた瞬間に、シルは両手を前へかざす。
「さぁ、全部持っていけーーっ!!」
シルの声がナイル川に響き渡ると、六芒星が浮き上がりそこから青い光がタウエレト・マーに放たれた。
ナイル川に超高出力の魔法砲撃の光が満ちていく。
「っ……! やはり質量も馬力……河馬力? も桁違い」
アンゼリカとシルの一撃を受けたタウエレト・マーがのた打ち回る。その衝撃か、拘束から脱け出そうとするせいか、引っ張られる強い力に明は顔を顰めると、凍火の枝を弾き飛ばして離脱していく。
「これしきのことで……私が倒れるとでも思っているのか!!」
咆哮と共にタウエレト・マーは目を焼くような光の中で叫び、ディアボロスたちを退けようと彼らに手のひらを向けていくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
瀬島・大輝
■アドリブ歓迎
ちっ…、覚悟を決めた母親か…
手前ェのガキが先に逝くのを見てどう思ったよ?
守れたかもしれねェ… 己に力があればって思ったか?
…俺は。その機会すら無かったよ
何もかもが一瞬で。知らない内に。認識する前に…
消えた虚無感は解らねェよなぁ!?
閻魔の判決を待つまでもなく
怨魔の千切で粉砕してやる…
ぶつかって来いよ。受け止めた上で、逃げられねェように刺し抉る
気合(結界術)で耐えながら、地獄の閻魔の力を刻んでやるぜ
シルヴァーナ・ガラッシア
女神様とガチの殴り合いです!
意外と見た目に反するスピード系かもしれないので、油断しないように全力で参りますね!
引き続き水面歩行とサーフボードを併用しますっ
移動の勢いを乗せて、砕球を真正面から派手にぶちかましましょう!
死角から奇襲を行う仲間への援護にもなりますしねっ
反撃の体当たりには【未来予測】で軌道を読み
【神速反応】で待ち構えます
当たる直前、身一つ分で躱せるように集中しますね!
もし鈍足で来るなら、背へ回って首を絞め、味方への連携を促します
本当は戦いたくなかったのかもしれませんが…
自分が手を汚したくないだけだったなら、あまりにも俗っぽい慈愛でしたね
「ちっ……、覚悟を決めた母親か……」
子供たちがディアボロスの手によって倒されていくのを目の当たりにしたタウエレト・マー。河馬の女神の本心など、こちらには理解する事はできない。
眩しい光と冷たい火花が弾け咲いた場所へ、瀬島・大輝(怒りし地獄の閻魔・g06270)は、グラス越しの赤い瞳をタウエレト・マーに向けた。
「本当は戦いたくなかったのかもしれません……」
追い詰めたタウエレト・マーに向けられた視線は大輝だけではない。シルヴァーナ・ガラッシア(スイーツハンター・g02348)もまた同じように琥珀色の瞳を暴れまわる河馬の女神に向けて、ぽつりとそう漏らしていた。
女神様とガチの殴り合い、このまま油断しないように全力でいかなくてはとシルヴァーナは気合を入れ直すと、そのままサーフボードでナイル川を進んでいく。
波間を進む勢いを乗せ、シルヴァーナは砕球を真正面からタウエレト・マーに叩きつける。
(「反撃は……このタイミングです!」)
強い風が何度も吹き抜け荒れる波の中、シルヴァーナはタウエレト・マーの突進に対して身を捻ることでダメージを軽減し、大きな背中に回り込んだ。
「自分が手を汚したくないだけだったら、あまりにも俗っぽい慈愛でしたね」
「な、にを!! 私の大切な子供たちは母を思い行動した! ならば、私はそれに精一杯応えるだけだ! それを、バカに……!」
背中から首に腕を回して、シルヴァーナは必死にしがみついていた。
振り回されそうになりつつも、怒り狂うタウエレト・マーから落ちないようにしながら、シルヴァーナは大輝へと叫んだ。
いくら戦いが苦手と言えども、タウエレト・マーはジェネラル級。甘く見ていい相手ではなく、味方との連携が大事だと皆がわかっているのだ。
「大輝さん! お願いします!」
シルヴァーナの声に応えるように、大輝は篭手を付けた拳を打ち付け合う。
「手前ェのガキが先に逝くのを見てどう思ったよ? 守れたかもしれねェ……己に力があればって思ったか?」
大輝の言葉にタウエレト・マーが瞠目する。
タウエレト・マーの口が何かを言おうと開いて閉じられていく。堪えるようにパタパタと忙しなく小さな耳が揺れた。
「……俺は。その機会すら無かったよ」
何もかもが一瞬で、知らないうちに、認識する前に、無くなったのだ。
食いしばる歯がぎしぎしと鳴るのを大輝は感じていた。目の前の敵を屠るまでは、その心の中に燃える火を絶やすことはないのだろう。
「ふ、ふふふ……あはははは!! 母は子を思い、また子は母を思う。互いの思いがあってこそよ」
タウエレト・マーが嗤う度に、シルヴァーナの体が揺れた。それでも尚、必死に襟飾りを引っ張り首を絞め続けていく。
「閻魔の判決を待つまでもねェな……」
息を肺いっぱいに吸い込んだ大輝が拳を振り上げた。そして、咆哮と共に怒りと怨みを籠めた一撃、魂を込めた拳がタウエレト・マーの顔面へとめり込んでいく。
水飛沫を上げて吹っ飛んでいくタウエレト・マーから、シルヴァーナは素早く離れて大輝の隣にふわりと着地してみせる。
ふらふらと立ち上がるタウエレト・マーに残っていた子供たちが駆け寄ろうとした、その時だった。
「離れていなさい……これ以上、大切な子供たちをディアボロスの手にかけさせたくないの」
母としての思いからか、タウエレト・マーはボロボロの体になってなお、タウエレトにそう言ったのだ。
タウエレトたちの「ママ」と呼ぶ声がナイル川に消えていく。
自分の命を賭してもなお、ディアボロスたちを北上させる訳にはいかない。タウエレト・マーは、子供たちを守りたいという思いも胸に抱きながら、傷ついた体でナイル川の上に立ちふさがった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【建造物分解】がLV4になった!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV9になった!
激しい物音と吹き荒れる風が混ざり合うナイル川の水上。タウエレト・マーは焦燥感に駆られながらも、気丈にもディアボロスたちを睨みつける。
追い詰められても、河馬の女神はディアボロスたちの行く手を阻む為に水流を放ち、時には雷槍を投げてみせた。
「私は女神であり、母である」
強く自分の心を奮い立たせるようにタウエレト・マーは呟いた。だが、その気持ちだけで、ディアボロスはどうにかできる相手ではない。
それに追い詰められたタウエレト・マーは気付くことはなかった。その証に彼女の周りを囲う様に影が落ちたのだから。
ラズロル・ロンド
ついにこの時が来た
今までの小手調べと同じに思うな
大神殿、進ませてもらうぞ!
【賽】の仲間と全方位囲み
自分から気が逸れた所を狙い
仲間に合わせ不意打ちで攻撃を仕掛け続ける
攻撃後は挑発を入れ気を引き仲間の攻撃支援に
隣の仲間にディフェンス
一撃離脱を基本に適度な距離を置き囲み続ける
僕はサーフボードに乗り水面歩行も利用
場に留まり全体の戦況把握に努める
攻撃の間は仲間の判断に任せ
負傷度が高い人に離脱を促す
開いた場所は詰め範囲を狭める
マーが攻撃の意図を察したら
更にタイミングをずらし攻撃
サーフボードを操りその首に致命的な一撃を
反撃の雷槍は魔障壁が破られてでもいなしすり抜ける
ただ倒したいその想いで渾身の一撃を叩き込む
プターハ・カデューシアス
【賽】
全方位囲を囲み不意を突ける人から攻撃
隣同士で相互ディフェンスを
使える効果・技能は全て利用
もう後が無いですね、女神よ
いい加減、路を開けて頂きますよ
貴方にも守るべきモノがあるのでしょうが
此方にも通すべき意地があります
人々の歴史を、命を、信仰を…そして仲間の大切なモノを
先に奪ったのは貴方達、偽神
償いにその首差し出して頂きましょうか!
水面歩行の効果と浮き板を足場に臨機応変に対応
完全龍化し昇龍舞での一撃離脱戦を
マーが包囲網から逃れようとしたら、仲間の攻撃しやすい位置まで喰らい付き引き戻す
反撃は身を翻し回避
アヴォイドと幸運を祈ります
心強い仲間がいれば、大丈夫
先に進みましょう
新しい運命の鎖を掴む為に!
白水・蛍
【賽】
アドリブ・連携歓迎
この地に生きる者達、生きた者達にお前達の様な者はいりません。
共に明日を、共に生きようとせぬのであれば私はお前を否定・拒絶します!
終わらせますわよ!ネメシス発動!
【賽】の仲間と全方位を囲みます。隣の仲間をディフェンス。
水面の浮遊物と【水面歩行】で足場を確保。
<妖弓琴>で矢と<演奏・歌唱>で魔力攻撃で味方の攻撃の隙を作ります。
反撃は<墨流しの奏刀・詠唱符陣図>で二重の魔力障壁で致命傷を避けつつ防御を重ねます。
隙を見せたら【パラドクス】発動。
――これ即ち全てに響き渡る音の一撃!
喰らいなさい。私の最大の砲撃!
倒せるなら、止めをさせるなら……神だって倒してみせます!!
ア・ンデレ
【賽】のみんなと協力して戦う。
持ってきたサーフボードを使って移動しながらみんなでカバを囲む。
「さあさあクライマックスだ。
バカなカバをぼこぼこにしちゃおう。
こんやはみんなでカバやきパーティーだ!」
アンデレちゃんはネメシスモードにより、腕が2本増えて4本となる。
「バカカバ!バカカバ!バカカバ!」と叫んでカバの気をひきながらサーフィンで近づいて、4本の腕で全力パンチをお見舞いする。
腕4本のパンチは通常のパンチの4倍の威力。強い。
殴ったらすぐ離れて隙を伺い、また殴りに行く。
倒したら、倒したカバを持ち上げて大きく叫ぶ。
「カバとったああああ!!!」
ネリリ・ラヴラン
【賽】の皆と一緒に戦うよ。
傍の子へのWIZ攻撃には積極的にディフェンスするね
みんなでマーさんの周囲を囲むように位置取り。
【水上歩行】で波を和らげ、ボートの上でバランスを取るわ。
【未来予測】と【神速反応】を宿した瞳は、マーさんだけを追い、みんなの攻撃に呼応するそぶりをみせたら、【高速詠唱】で瞬時に魔方陣を作り上げていくわ。
あなたが、本物でも偽物でも関係はないの。
私は、神様より、わたしを友達と言ってくれるみんなを信じるだけだよ!
声をあげ、”壊ヘ至ル十ノ門”を【全力魔法】で放つ。注意をひこう、なんて考えないわ。仕留める気で放って、やっと振り向かせられる。そのくらいの差はあるよ、きっと。
アドリブ歓迎ね
シャムス・ライラ
【賽】で共闘
マーを全方位囲み、連携
相互ディフェンス
地形の利用、情報共有で戦場の概要を把握
足場はサーフボードを持参
水上歩行、浮き板等、他にも何かあれば臨機応変に
未来予測やマーの挙動で攻撃方法、方向を確認
仲間の攻撃が通るようジャンプも使用しボウガンで攪乱、引付
敵攻撃には神速反応、一撃離脱で間合いを取り損傷を減らし、包囲を崩さぬよう
敵が別方向へ攻撃する瞬間の隙を突き
仲間と呼吸を合わせネメシスモード
スコルピオスティングで毒を纏った捨て身の一撃を
マーよ
被害を長引かせるだけの、小出しの戦いを繰り返すべきではなかった
貴女とお会いするのもこれで最後と
冥府へと送ろう
…子ども達も待っているのだろう?
アドリブ等歓迎
「もう後が無いですね、女神よ」
意志の強さを感じるその低い声は、プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)の声だった。
ディアボロスの攻撃を受け、反撃をして、そうして繰り返していた時間を酷く長いように感じていたタウエレト・マー。
この先にあるものを守るために子供達と戦っていたナイル川には、もうタウエレト・マーの逃げ場所もなくなっていた。
周囲をぐるりと囲むディアボロスたちは一様に鋭い視線をタウエレト・マーに向けている。
「誘導されていたというの……?」
これまで戦っていたディアボロスたちの手で追い詰められたタウエレト・マーは、逃げるつもりはなかった。しかし、形勢は確実に不利だったことからどうにかして有利な場所を探しナイル川の上を動いていたはずだった。
だが、結果はどうだろうか。
「今までの小手調べと同じに思うな。大神殿、進ませてもらうぞ!」
プターハの隣に立ち、タウエレト・マーに武器を向けてそう言ったのはラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)だった。
これまで幾度となく、このナイル川でタウエレト・マーと戦い、その度にこの女神は撤退し続けていた。
今回は逃げることは許さない。
ラズロルたちディアボロスは、この先へ進むためにも、もちろんこの荒れ狂ったナイル川の場所を元の姿に戻すためにも、タウエレト・マーを倒さなければならない。
「さあさあクライマックス。バカなカバをぼこぼこにしちゃおう」
タウエレトマーを囲む6人。最初に動いたのはア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)だ。
ネメシスモードで腕を四本に増やしたアンデレは、「こんやはみんなでカバやきパーティーだ!」と叫ぶと四本の腕を振り回してタウエレト・マーを殴りつけていく。
異形巨大化させたアンデレの四本の腕。大きさもだが、力も勿論上がっている。
「バカカバ! バカカバ! バカカバ!」
タウエレト・マーの気を引くように叫びながら、サーフィンで近づいては全力のパンチを叩き込み、そしてまたすぐに離れるという、ヒット&アウェイ戦法。
突進で反撃を試みるタウエレト・マーだが、ダメージと疲労が募る体は思う様に動かなかった。
「あなたが、本物でも偽物でも関係ないの」
アンデレへの反撃に集中していたタウエレト・マーの斜め後方、そこに灰色が揺れた。
連続詠唱を口にし、複数の魔法陣が宙に浮く。その中で揺れる波を穏やかにさせてバランスを取るのは、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)だ。
バカカバと言いながら気を引いたアンデレのおかげで、詠唱を滞りなく唱え終わったネリリは、赤い瞳の中に炎を灯して声高らかに叫ぶ。
「私は、神様より、わたしを友達と言ってくれるみんなを信じるだけだよ!」
その言葉に呼応するように一斉に放たれたのは魔力の矢。ネリリとタウエレト・マーの間には十枚の魔法陣が浮かび、放たれた魔力の矢はその陣の魔力を吸収し、タウエレト・マーの厚い皮膚を貫いていく。
ちょっとやそっとの攻撃では貫けなかったかもしれない。だが、何人もの仲間がこうして道を切り開き、ダメージを蓄積した功績だった。
ならばこの積み上げたものを無駄にしないようにするだけ。
「この地に生きる者達、生きた者達にお前達の様な者はいりません」
アンデレとネリリに続くのは白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)だ。
ネメシスを発動し、妖弓琴で矢を放ち、タウエレト・マーをさらに追い詰めていく。
共に明日を生きようとしないだろうタウエレト・マーを否定し拒絶すると、蛍は黒い瞳を輝かせた。
川を泳ぐ板切れを足場に、タウエレト・マーに詰め寄り、放つのは音。
「喰らいなさい。私の最大の砲撃!」
倒せるなら、止めをさせるなら……神だって倒してみせる。
蛍は周囲を自身の魔力を通した音で満たし、そこに更なる音と魔力を増幅させ、強大な音の魔力をタウエレト・マーに向けて放ったのだ。
じりじりと皮を引き裂いていく攻撃に、タウエレト・マーは為す術がなかった。
生み出した水流を放てども、魔力障壁で致命傷を避けられる。歯噛みするタウエレト・マーへの攻撃の手は止まらない。
「マーよ。被害を長引かせるだけの、小出しの戦いを繰り返すべきではなかった」
「お前たちが来なければ……こんなことには!」
蛍の音が鳴りやむと、そこに流れるように姿を見せたのはシャムス・ライラ(極夜・g04075)。
タウエレト・マーの行動をボウガンで攪乱し続けたシャムスは、集った仲間の動きに合わせてネメシスを発動させる。
「貴女とお逢いするのもこれで最後。冥府へ送ろう」
河馬の女神を囲む包囲を崩さぬように最大の注意を払いながら、シャムスは板切れと水面を交互に踏み抜いた。
黒い薄布の下で銀色がふわりと揺れ、青い瞳が輝きを増す。
「……子ども達も待っているだろう?」
タウエレト・マーの懐に潜り込んだシャムスが静かに呟いた。
その言葉にタウエレト・マーが息を飲んだ。シャムスはその音を聞き届けながら、猛毒を宿らせた武器を強く振るう。
切り開いた道が途絶えぬよう次へ繋ぐために。
「あああああああああ!!!!!!!!!!」
シャムスの捨て身の一撃を食らったタウエレト・マーが激しい声をあげながら、雷の槍を形成させた。
愛する子供たちを、大神殿を、全てをタウエレト・マーは守るのだと体を叱咤させて槍を放つ。
強風をも切り裂く雷槍はシャムスに向けられて投げられた……はずだった。
「大事な仲間に、そんな危ないもの投げるのやめてくれないかな?」
サーフボードでナイル川の波を駆け抜け、シャムスの前で雷槍を受けたのはラズロルだった。ラズロルの肌に赤い傷が花開き、散っていく。
シャムスがラズロルへありがとうと口にすると、白い尻尾がシャムスの目の前で大きく揺れた。
「プターハ君いける?」
「ええ、問題ありません」
頬に出来た傷口から流れた血を親指で拭ったラズロルは、周りの状況を逐一仲間へ共有し、開いた場所は詰めるように常に促し続けていた。
攻撃のタイミングはそれぞれ仲間の判断に任せながらも、この絶対の包囲は崩させなかったのだ。
タウエレト・マーは荒い呼吸を繰り返し、ディアボロスたちの絆の強さを酷く感じさせられていた。
「貴方にも守るべきモノがあるでしょうが、此方にも通すべき意地があります」
ラズロルに合わせてプターハが板を蹴り、タウエレト・マーに向かう。青き龍が曇天へ舞い上がる姿は美しかった。
タウエレト・マーは焦点の合わない目で必死に二人を見つめ、手のひらを向ける。だが、それすらも読まれていたのだ。
襟飾りで見えないはずの首に、ラズロルが魔晶の短剣を横薙ぎに振るった。
ナイル川の上流へ進む為に、河馬の女神を倒したいという想いを籠めたラズロルの渾身の一撃は、襟飾りごとタウエレト・マーの首を切り裂いていく。
「プターハ君、今だよ!」
温かな血を被ったラズロルが叫んだ。
心強い仲間と共に駆けたナイル川を龍となったプターハが進み、血泡を吐くタウエレト・マーに急降下突撃を叩き込む。
強烈な痛みがタウエレト・マーの体を走り、河馬の女神は最期の覚悟を決め、目を閉じた。
「ネフェルタリ様、残された子供たちの事を、どうぞよろしくお願いします!」
母としての言葉を叫んだタウエレト・マーはそう叫ぶと、ぷつりと糸が切れた人形の様にその場に崩れていく。
その瞬間、ナイル川が今までよりも一層強い波をあげ、水飛沫を飛ばしてディアボロスたちの体を濡らした。
「皆、大丈夫……?!」
「ええ、大丈夫です!」
揺れる波にひっくり返りそうになったネリリが慌てて皆の無事を確認すると、蛍が最初に答え、それに続いてアンデレたちも大丈夫だと声をあげる。
強い波を立てたナイル川は次第に落ち着きを取り戻し、それと同時にあれだけ飛ぶ事を拒むように吹き抜けていた強い風が柔らかな風へと変わっていった。
「……穏やかなナイル川へ戻ったということでいいんでしょうか?」
全てを拒むように凶暴な牙を剥いていたナイル川の変わりように、シャムスは確かめるような声色で思わず呟いていた。
灰色に染まっていた空には澄んだ青が広がり、彼らの頬を撫でる風は優しい。残留効果がなければ静かな水面を得られなかった場所は、何事も無かったかのように穏やかさを取り戻していた。
こうしてディアボロスの前に立ちふさがっていた『河馬の女神タウエレト・マー』を、誰一人欠けることなく倒すことができた。
新しい運命の鎖を無事にディアボロスたちは掴み、彼らは道を切り開いたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【飛翔】がLV6になった!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【水源】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV6になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
最終結果:成功 |
| 完成日 | 2022年04月22日 |
| 宿敵 |
『タウエレト・マー』を撃破!
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