リプレイ
瀧夜盛・五月姫
怨霊に憑かれた5歳の女の子(?)です。
【ぱーてぃー】、一里塚(g04979)と連携ぞ。
はっはっは! われこそは、われこそは――!
ときのこえあげぃ! つるぎたちをかかげよ!
たみくさを、そやな やからからまもるのだぁ!
なんだ、おぬし。
そんなところで おびえ、いかとする?
どこかだと? われにもわからん!
だがなんだ?
ここんとうざい てんじょうてんげ。
われここにあり、ゆえに、われここにあらんぞ!
ひとりはいやか? ならばたてぃ!
たたねばさきへ、ゆけんだろ。
しにたくない? ならばついてこい!
ともにあらば、きさまのきょーふ きりふせてやらんぞ。
はーっはっは!
ぬしもこれで、りっぱな“はんぎゃくしゃ”なかまよ!
飛鳥・遊里
【ぱーてぃー】
5歳ぐらいの俺か…多分今と変わらないな
以下5歳児プレイ↓
ダンボール、はさみ、ガムテープ、画用紙、etcの工作フルセットを駆使していろんなものを作っている
『よし!えくすかりばーと、いーじす、できた!』
ダンボールで作った聖剣エクスカリバーと、イージスの盾の出来栄えにご満悦。これで悪いやつらを討伐するのだ
『でも、ひとりじゃあぶないな。やっぱり、【ぱーてぃー】くまないと…』
幾ら自分が最強の勇者といえども、一人では無理がある。やはり頼れる仲間がいてこそだ
『そうだ!まずはなかまのぶんのぶきもつくらないと!』
で、今度は仲間の武器を作る為ダンボールとにらめっこ。
果して旅立つことはできるのか?
安藤・優
【ぱーてぃー】
※アドリブ連携歓迎
3〜5歳くらいまで幼児退行するのか…当時の僕が戦力になるか分からないから、ひとまずアウロラに頑張ってもらおう…
【3歳児性格】
ぼんやりしていてあまり喋らない、自分からあまり行動しようとしない。興味を持ったものをじっ…と見つめてる。実にマイペースだ
【3歳児行動】
ぼーっとしていて、興味のあるものをただ見てるだけ。さーばんとのアウロラに手を引かれてとことこ歩いて移動してる。たまにアウロラに抱えられて移動してる。
誰かの作ったおもちゃの武器をみつけて「ぉ〜」とぼやきながらながめてる。作成者を見つけたアウロラに連れられて、武器が出来ていく様子を楽しそうにながめてる。「ゎは〜」
呉鐘・承李
【アドリブ・連携歓迎】【ぱーてぃー】で参加
5歳辺りまで幼児化する世界、か。
……まぁ、精神が引きずられたとて、戦えないことにはまさかならないだろう。
【5歳児設定】
精神が絵画世界にひきづられて逆行。一人称は僕。常におどおどしており、現在からはとても想像できない真逆のような性格で、とても戦えるような状態ではない。
が、皆から離れるのも怖いので一緒に居る。
【5歳児行動】
あ……あれ、なんで僕、こんなところにいるの……?
あっちにおろおろ、こっちにおろおろ。
みんなどこいくの……?
おいていっちゃやだよ……!
みんなについていったら、ぶきやさん?をみつけるよ
わ、わ、かっこいいね……?
月下部・小雪
【ぱーてぃー】
お姉ちゃん(g00960:義姉)や仲良しさんと一緒にお仕事にきてみると
み、みんながちっちゃくなっちゃいました!
ボ、ボクがみんなのおねえちゃんになってみせます!
【5歳児設定】
性格はあまりかわらずおどおどしてるけど、おねえちゃんとしてがんばる!
パラドクスでおっきくふくらんだコダマは幼児をダメにしそうだけどまけません!
【5歳児行動】
おねえちゃ、えっと、たまきちゃんが、ら、らくがきをしてまわってます!
あわわ、こ、このままじゃいけません、ボクがきちんとちゅういしてあげなきゃです。
きちんとちゅういしたら、たまきちゃんをつれてみんなのところにもどりますね。
※アドリブや連携も大歓迎
月下部・鐶
小雪ちゃん(g00930)といっしょに突入!
おねーちゃんは心までちっちゃくなったりしないぞ!
・ちび化
瞳に輝く好奇心のひかり!
ポシェットにクレヨンを詰め込んで、シャツにズボンのちびっこモード!
周囲をキョロキョロ見回して、タマキお絵描きする!と宣言すると、ようしゃないらくがきが建物やオブジェをおそう!
だめーってこゆきちゃんにひっぱられて、もうちょっとーとダダをこねちゃうけど
うったえる目に思わずきゅっとなってごめんなさいするね
急にさびしくなってきたから、こゆきちゃんに手をつないでもらって【ぱーてぃー】に合流させてもらったよ
わあああタマキ、武器にかっこいーおえかきする!
アドリブ、連携、大歓迎!
一里塚・燐寧
【ぱーてぃー】
五月姫ちゃん(g00544)と連携
復讐者として蘇ってからずっと、死にたいと思ってる
あたしが生きてることが、いなくなった人たちに申し訳ないから
でも小さな頃は、ちゃんと死ぬのが怖かったんだ
こいつを利用してやれば、どんな気持ちか思い出せるかな
そんな想いを抱いて絵画に突入するよぉ
【5歳児状態】
病弱で死に怯えていた臆病な精神に立ち戻る
口調も暢気ではなくおどおど
【5歳児行動】
ふぇ、ここはどこ……?
父さんもママもいないみたい
もしかしてここって「さんずのかわ」?あたしこのまま死んじゃうのかな
……うう、やだよぉ、死にたくないよぉ
このまま、さいごまでひとりなのかな
だれか、助けてくれる子、探さなきゃ…
断頭革命グランダルメにあるルーブル美術館の、立ち入り禁止地区。
これまで何度も大勢の仲間達が赴いているためか、順路を逸れた先でたやすく発見することができたディアボロス達。
そこは、『絵画が1枚だけ飾られた部屋』へと通じる路。
そして秘密の部屋へと足を踏み入れた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が見つめるのは、子供が描いたかのようなカラフルでポップな絵画。
そんな幼い子供が描いたかのようなこの作品は、淫魔絵画と呼ばれるクロノ・オブジェクトで。
中へと吸い込まれれば、たちどころに誰しもその姿が変化するのだという。
3歳から5歳程度の、小さな子供に。
けれどだからこそ、燐寧は試してみたくなったのだ。
(「復讐者として蘇ってからずっと、死にたいと思ってる。あたしが生きてることが、いなくなった人たちに申し訳ないから」)
今の自分は、死にたいと、そうずっとこんなにも願っているのに。
でも……小さな頃はそうではなかった。ちゃんと死ぬのが怖かったのだ。
だから燐寧はもう一度、眼前の淫魔絵画へと視線を向けて思う。
――こいつを利用してやれば、どんな気持ちか思い出せるかな、って。
もしかしたら思い出すかもしれないと。死ぬことが怖いという、今の自分とは正反対の忘れてしまった感情を。
そんな想いを心に抱きながらもいざ、絵画の世界へと突入する燐寧。
けれどこの淫魔絵画の中へと赴いたのは、勿論彼女だけではなく。
「はっはっは! われこそは、われこそは――!」
高らかに声を上げている、怨霊に憑かれた5歳の女の子……?
「ときのこえあげぃ! つるぎたちをかかげよ! たみくさを、そやな やからからまもるのだぁ!」
そうご機嫌に口上を述べていた怨霊に憑かれた5歳女児こと瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)は。
ぱちりと視線が合った、同じ5歳の女の子の様子にこてりと首を傾げて。
「なんだ、おぬし。そんなところで おびえ、いかとする?」
とことこと近寄って声を掛けてみれば、びくりと怯えたような涙目の視線が返ってくる。
「ふぇ、ここはどこ……?」
そしておどおどきょろりと周囲を見回す幼女――5歳児状態の燐寧は、不安げにそうっと紡ぐ。
……父さんもママもいないみたい、と。
見回してみても、知らない場所。そして目の前には、知らない子。
「ここはどこかだと? われにもわからん!」
そんな目の前の子も、ここがどこかはわからないというから。
ますます不安になる燐寧だけれど。
「だがなんだ? ここんとうざい てんじょうてんげ。われここにあり、ゆえに、われここにあらんぞ!」
「てんじょう……? このまま、さいごまでひとりなのかな。だれか、助けてくれる子、探さなきゃ……」
自分は病弱で、いつ死んでも、いつが最後の日となっても、おかしくないことを小さな燐寧は知っていて。
だからとっても死ぬことが怖くて、考えたら怯えてしまうし。
「ひとりはいやか? ならばたてぃ! たたねばさきへ、ゆけんだろ」
さきって、どこなんだろう。
何だかすごく自信満々な三つ編みの子が言っていることは、よくわからない。
けれど瞬間、ハッと燐寧は円らな瞳を見開いて。ふと頭によぎったことを口にする。
「もしかしてここって「さんずのかわ」? あたしこのまま死んじゃうのかな」
きょろり見回してみても、石も川も今のところは見当たらないのだけれど。
でも死んじゃったら……目の前の子が言う先、「さんずのかわ」に本当にたどり着いてしまうかもしれない。
そう思えば、途端に恐怖が襲ってきて。
「……うう、やだよぉ、死にたくないよぉ」
ぺたりとしゃがみこんで、えぐえぐと泣きべそをかいてしまう。
けれど。
「しにたくない? ならばついてこい! ともにあらば、きさまのきょーふ きりふせてやらんぞ」
「……ついていったら、死なないの?」
パパでもなくママでもなく、今目の前にはこの子しかいないし。
なんだか、助けてくれそうな気もしてきて。
そうっととりあえず言われた通りに立ち上がった燐寧は、五月姫にそうっとついていってみることにする。
ひとりはやっぱり、怖くて心細いから。
そんな燐寧の様子に、満足気に五月姫は笑って。
「はーっはっは! ぬしもこれで、りっぱな“はんぎゃくしゃ”なかまよ!」
「……はんぎゃくしゃ?」
まさに旅は道連れ……? とことことふたり、絵画の世界を歩きだす。
いや、話には聞いていたのだけれど。
「み、みんながちっちゃくなっちゃいました!」
同じ頃、同じように絵画の中に吸い込まれた月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、思わずびっくり。
一緒にお仕事にきたお姉ちゃんも仲良しさんも、幼児になっちゃったのだから。
けれど小雪は、ぐっと頑張って気合を入れる。
――ボ、ボクがみんなのおねえちゃんになってみせます! って。
ちっちゃくなった自分とは逆に、ぷくーっとおっきくふくらんで毛玉巨大風船と化したコダマは、わーいと幼児をダメにしそうな気しかしないけれど。
そんなもふもふおっきな毛玉のゆうわくには、まけません!
けれどやはり、おねーちゃんは己の矜持。
「おねーちゃんは心までちっちゃくなったりしないぞ!」
絵画に入りたての時は、そう力強く断言していた月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)だけれど。
瞬間、ピカンッと瞳に輝くのは、わくわく好奇心のひかり!
ぎゅぎゅっとポシェットいっぱいにクレヨンを詰め込んで、シャツにズボンのちびっこモード!
煌めく円らな瞳でキョロキョロと周囲を見回して、たたたーっといきなりダッシュ。
そしてしゃきんっとクレヨンを取り出して、うきうきと宣言する。
――タマキお絵描きする! って。
そんなタマキちゃんのターゲットは。
『! わぁっ、ぼくたちのおうちがー!?』
お絵描きにはある意味最適な、真っ白なシロクマさんのおうち。
派手な虹色にぬりぬりしつつ、シロクマさんのお友達にと謎のゆるきゃらもきゅきゅっと追加。
そんな、ようしゃないらくがきがあっという間に建物におそいかかっているのを見て。
「おねえちゃ、えっと、たまきちゃんが、ら、らくがきをしてまわってます!」
……あわわ、こ、このままじゃいけません、ボクがきちんとちゅういしてあげなきゃです、と。
慌てて小雪は、るんるんお絵描きいているタマキちゃんのもとに駆け寄って。
「おねえ……い、いや、たまきちゃん! かってにかいちゃ、だめーですよ!」
「えーこゆきちゃん、もうちょっとー」
ぐいっとひっぱられた鐶はそうダダをこねちゃうけれど。
「たまきちゃん……シロクマさん、こまっています」
うったえる小雪の目に思わずきゅっとなったから。
「う……こゆきちゃん、シロクマさん、ごめんなさい」
ぺこりとちゃんと、ごめんなさいを。
そんなちょっぴりしゅんとするタマキちゃんを、よしよししてあげてから。
おててを繋いでふたり歩き出すのは、一緒にこの世界に入り込んだおともだちのもとへ。
そんなおともだちのひとり、呉鐘・承李(剣鬼・g06193)くんは。
「5歳辺りまで幼児化する世界、か」
……まぁ、精神が引きずられたとて、戦えないことにはまさかならないだろう、って。
絵画に入るまでは、そう言っていたはずなのだけれど。
「あ……あれ、なんで僕、こんなところにいるの……?」
クールな皮肉屋はどこへやら。精神が逆行してしまい、本来の彼からはとても想像できない真逆のような性格に。
おどおどときょろり、ぷるぷるしている姿を見れば、全く戦えるような状態ではない。
でもひとりだと、怖くてもっといやだから。
ぺたんとお耳を寝かせて、あっちにおろおろ、こっちにおろおろとわたわたしつつも。
「みんなどこいくの……?」
おともだちが歩き出したことに気づいて、お耳をぴこりと立ててから。
――おいていっちゃやだよ……!
すてんと転びそうになって涙目になりながらも、迷子にならないよう歩き出す承李くん。
そんな1ミリたりとも余裕のない承李くんとは逆に。
あまりにもマイペースすぎて、一生懸命引っ張るアウロラに手を引かれつつも。
きょろきょろとことこと歩いているのは、3歳児な安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)。
そんな優はふと急に立ち止まって。
歌うお花さんにちょこんととまった、七色ちょうちょさんを見つければ。
特に何か言うこともなくただ、じっ……と。お花とちょうちょさんをひたすら、しゃがみこんで見つめて。
結局、動かなくなってしまったその様子を見かねたアウロラに抱えられて移動する始末。
いや、この淫魔絵画の世界に入る前に。
「3〜5歳くらいまで幼児退行するのか……当時の僕が戦力になるか分からないから、ひとまずアウロラに頑張ってもらおう……」
そう何となく幼児化した自分のことを、彼女にお願いしておいたから。
そして抱えられても変わらず、ぼーっとしたまま、アウロラに運ばれていた優であったが。
慌てて皆についていく承李を後目に、またふと何かを見つけて。
「ぉ〜」
そうぼやきながらもまたじっと眺めるのは、誰かが作ったおもちゃの武器。
それをふりふり、なんとなく振ってみたりしながらも。
やはり自主的には先に進まなそうだから、アウロラはまたその手を引いて。
引っ張られるまま、優はあくまでのんびりとことこ、再び歩き出す。
そんな、随分普段とは印象の違う幼児が多い中で。
「5歳ぐらいの俺か……多分今と変わらないな」
そう絵画に入る前から言っていた、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)であったが。
――しゃきーん!
「よし! えくすかりばーと、いーじす、できた!」
めっちゃ恰好良いダンボール製の、聖剣エクスカリバーとイージスの盾を完成させていました!
しかも本人ご満悦なのも頷けるほどの出来栄え。
そう……5歳児の遊里もやはりぶれない。
ダンボール、はさみ、ガムテープ、画用紙、etcの工作フルセットを駆使していろんなものを作っていたのだ。
そして、すちゃっと聖剣エクスカリバーとイージスの盾を装備して、ちょっぴりドヤァ。
これで悪いやつらを討伐するのだ、と自慢の装備で意気揚々。
けれどふと、こてりと首を傾けて5歳児は考える。
「でも、ひとりじゃあぶないな。やっぱり、ぱーてぃーくまないと……」
幾ら自分が最強の勇者といえども、一人では無理があることを、幼児も分かっているのだ。
やはり頼れる仲間がいてこそ……そう、わるいやつらをやっつけるためには、たのもしいなかまがひつようです!
けれど、じゃあどうやって仲間を見つけるか。
そういう出会いの場所の定番である酒場的なものは、この子供の世界にはなさそうだし。
うーんうーんと暫し頭を悩ませていたちびっこ勇者であったが。
テーブルに置かれた工作フルセットを見た瞬間、ハッと閃く。
「そうだ! まずはなかまのぶんのぶきもつくらないと!」
ということで『ぶきこうぼう・あすか』という看板をまずは作ってみて、ちょこんと立ててみてから。
勇者兼武器屋という何気に万能すぎる5歳児は、今度は仲間の武器を作ることにするのだった。
そして――そんな看板に気づいたのは。
「ぶきこうぼう? わ、わ、かっこいいね……?」
そう尻尾をゆらゆら、みんなに頑張ってついていっていた最中であった承李と。
拾った武器がお気に入りな様子の優を引っ張る、アウロラであった。
そして急にさびしくなってきたから、ぎゅうとつないで貰ったこゆきちゃんの手を握って歩くタマキちゃんも。
ぶきやさんを見つければ、再び瞳がキラキラ。
それから、つるぎたちをかかげよ! とそういえばいっていた五月姫も、燐寧を連れてやってきて。
勇者で武器屋な遊里は、途端に大忙し!
「ゎは〜」
「わあああタマキ、武器にかっこいーおえかきする!」
武器が出来ていく様子を楽しそうにわくそわ眺めるそんな優と鐶に、ちょっぴりだけ得意げになりながらも。
勇者兼武器屋のもとに集いし仲間たちのために、再び遊里はダンボールとにらめっこ。
というか――果して『ぱーてぃー』は旅立つことはできるのか?
悪いやつらを討伐するちびっこたちの冒険はまだ、始まったばかり。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV2が発生!
【植物活性】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
三苫・麻緒
【ミント】
わぁーっ、おもしろそー!いっぱいあそぶー!
…まおがいくちゅかって?さんしゃい!(立てた指は2本)(中身まで幼児化)
見て見て、おかしが木になってるよ!
いつもたべてるおかしもおいしいけど、もぎたてのおかしはもっとおいしいのかな?
木によじのぼってたしかめてみよー!
木のぼりすれば、いっぱいうごいたことになるよね
うごいたあとはおやつをたべていい
つまり、もぎとったらおりずにたべてもいいってことだよね!
蕙くんもおいでー!
エリルちゃんと翠くんがはしゃいでるの、上から見るのたのしいよー!
いっぱいたべたら…おりるのめんどうだなぁ
そうだ、とびおりちゃえ!
下でなにかいってるみたいだけどきっとだいじょーぶ!
エリル・ウィスタリア
【ミント】※外見も中身も3歳児です。
わあ、わあ、お人形さんがたくさん。ぬいぐるみもたぁくさん。
ついてくるの?いいよ。ぬいぐるみさん私についてこーい!と走り出す。
沢山笑って走り回ってるわ。手には途中で拾った木の枝装備よ。
走りつかれたら少し休憩。
おかしが木にいーっぱい。でも手がとどかないなぁ。こまったなあ。
だれか抱っこしてくれないかな。ちらっ。
こわいから木に登れないの。おかしほしいなぁ。
あのね、あのね、おべんとうあるの。おこさまらんちー!
たこさんウィンナーに、うさぎさんりんご。
あのね、あのね、とぉってもたのしいの。おいしいごはんなの。
おとうとと食べたらもっとおいひい…(口の中一杯に詰め込んでる)
葉古森・莱
【ミント】
わ、本当に小さくなってる…!
けだまはかわってないから少し大きく感じるね…あれ、麻緒さん?エリルさんも?
まさか…ねえ、君たち、今いくつ?
け、けだま、もしかしたらぼくたちが頑張らないといけないのかも…!
とにかく三人を追いかけっ(躓いて転んで)…けだま、転びそうになったら受け止めてくれる?
泣かないけど、なんかじわじわ痛くなってくるの…!
エリルさんは翠さんのところにいるからきっと大丈夫…って、麻緒さん、そこから飛び降りちゃダメエエエ!?
お、お弁当ぼくも食べるぅ…!
こういうお弁当ははじめてかも
色鮮やかで、たくさんはいってて、いいなぁ…
(たこさんウインナーをつつきながら)蕙くん、これって妖怪?
五百雀・翠
【ミント】
おー、見事に小さくなってるな。ええと、見た目5歳くらいか?
中身は変わってないみたいでホッとし…(友人たちの惨状を二度見している)
莱と蕙は中身まで変わってないな。
お、おう?あまり走り回るなよ!?迷子に…(ぺしょっと転ぶ)いってぇ。
やっとエリルと麻緒と蕙に追い付いた。オイコラ、木の上はあぶな…なんだエリル。お菓子欲しいのか。ほら、抱っこしてやるから…はしゃぐな!?
って、麻緒は飛び降りるなぁぁぁ!?蕙も真似しちゃいけません!
…疲れた。猛烈に疲れた。俺、弁当食べる。くたくた。
って弁当もお子様ランチ仕様か。懐かしいな。弟たちをよくデパートの食堂に連れて行ったっけ。旗を集めるんだー!とか言って。
枸橘・蕙
【ミント】
ちびっこって言われるのはヤだけど、『あーと』と聞いて走ってきたぜ
いんすぴれーしょん、げっとだぜ!
……あれ、なんでにーちゃんとねーちゃんも小さくなってるんだ?
ということで、おべんと入ったリュックサックせおって、みんなと一緒にぼーけんタイムだ!
木の棒もとい『でんせつのけん』をぶんぶんしながら、どんどん行くぞ!
おれたちーディアボロスー、わるーいー敵をーやっつけるー!(大声で適当な節つけて歌いつつ)
あ、まおねーちゃん楽しそうなことしてる!おれもする、おれもするー!
おなかがすいたらごはんタイム
おべんとって言ったらコレだよな、かーちゃんのおにぎり!なかみ知らないけど、おかかとシャケだといいなー!
時の列車が停車した世界は、断頭革命グランダルメ。
そしてこっそり忍び込んだルーブル美術館の秘密の部屋で。
1枚だけ飾られている、まるで幼児が描いたようなカラフルな絵画の前に立てば……確かに、話に聞いていた通りなのだけれど。
葉古森・莱(迷わし鳥・g04625)は円らな青の瞳を、思わずぱちくり。
「わ、本当に小さくなってる……!」
吸い込まれた絵画の世界は、全員が幼児になるというのだから。
そして自分がちっちゃくなっちゃったから。
「けだまはかわってないから少し大きく感じるね」
いつもならば両腕にもきゅっと収まるけだまも、両腕をいつもよりうんと伸ばさないと抱っこできなさそう。
いや、ちびっこになったのは勿論、莱だけではなくて。
「おー、見事に小さくなってるな。ええと、見た目5歳くらいか?」
そうゆうらりふかふか尻尾を揺らして、可愛いらしいお耳をぴこりとさせながら。
自分の姿を確認するように見遣る五百雀・翠(天つ風・g03977)も、絵画の中では幼児なのです。
でも、自分も莱も、変わったのはどうやら見た目だけのようで。
共に絵画の世界へとやってきた皆へと改めて視線を向けた翠は。
「中身は変わってないみたいでホッとし……」
「わぁーっ、おもしろそー! いっぱいあそぶー!」
「わあ、わあ、お人形さんがたくさん。ぬいぐるみもたぁくさん」
思わず二度見してしまう。
きゃあきゃあ無邪気にはしゃいでいる、中身までおこちゃまになっている友人たちの惨状を。
そんな三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)とエリル・ウィスタリア(雪を待つ花・g00912)の様子に、莱も気が付いて。
「……あれ、麻緒さん? エリルさんも?」
瞳を瞬かせながらも、こう訊いてみる。
「まさか……ねえ、君たち、今いくつ?」
そして向けられた質問に、麻緒はびしっと指を立てて、えっへん!
「……まおがいくちゅかって? さんしゃい!」
ちなみに、得意げに立てられたちっちゃな指さんは2本です。かわいい。
そんな、すっかり身も心も幼女になっているふたりであるが。
「ちびっこって言われるのはヤだけど、『あーと』と聞いて走ってきたぜ」
そう言って狐耳尻尾をぴこぴこ揺らす枸橘・蕙(そらを描く・g02980)は。
「いんすぴれーしょん、げっとだぜ!」
「莱と蕙は中身まで変わってないな」
見た目が若干ちっちゃくなった程度で、中身はいつも通りの彼です。
そして、いんすぴれーしょんをげっとすることに気を取られていたから、何気にこれまで気づかなかったけれど。
「……あれ、なんでにーちゃんとねーちゃんも小さくなってるんだ?」
皆がちっちゃくなっていることにようやく気が付いて、こてんと首を傾ける蕙。
そんな皆の状況を把握し終えれば、莱はけだまと思わず顔を見合わせて。
「け、けだま、もしかしたらぼくたちが頑張らないといけないのかも……!」
そう言った矢先に。
「ということで、みんなと一緒にぼーけんタイムだ!」
おべんと入ったリュックサックをせおって、いざ、ぼーけんにしゅっぱーつ!
麻緒とエリルも、そんな蕙の言葉にこくこく頷いてから。
「見て見て、おかしが木になってるよ!」
「ついてくるの? いいよ。ぬいぐるみさん私についてこーい!」
「……!?」
3人それぞれ、別々の方向にダッシュ!
そんな早速自由すぎる中身まで幼女なふたりと何気に通常仕様な男児の行動に、莱はあわあわ。
「とにかく三人を追いかけっ」
――すてんっ。
慌てて追いかけようとして、躓いて転んじゃいました……!?
でも中身は11歳だから転んでも泣きません。泣かないけれど。
「……けだま、転びそうになったら受け止めてくれる?」
なんかじわじわ痛くなってくるの……! とじんじんしてきた膝小僧をそうっとふーふー。
そして翠も、いきなり走り出した幼児あるあるに、瞳を見開いて。
「お、おう? あまり走り回るなよ!? 迷子に……」
――ぺしょっ。
ちっちゃな身体は慣れないからか、やっぱり転んじゃいました、ええ。
そして19歳だから転んでも泣きません。泣かないけれど。
「……いってぇ」
転んだら、何歳でも痛いものは痛いです。
そんな転んじゃったふたりを後目に、どんどん行くぞ! と絶好調な蕙。
そして、しゃきんとその手に持っているのは、木の棒……もとい『でんせつのけん』!
男児のお手本のように、木の……いえ、『でんせつのけん』をぶんぶんしながらも。
「おれたちーディアボロスー、わるーいー敵をーやっつけるー!」
大声で歌うのは、適当な節をつけたゆうしゃの戦歌!
そして沢山きゃっきゃと笑って走り回っているエリルは、ぬいぐるみさんを率いつつも。
そんな蕙の『でんせつのけん』をじいと見遣った後。
きょろりと視線を巡らせ、すちゃりっ。
「わるーいー敵をーやっつけるー」
何気に彼と同じように、拾った木の枝をすかさずその手に装備しました!
でも最初から色々飛ばしすぎたので、ちょっぴり走り疲れちゃったから。
麻緒がさっき見つけたお菓子の木の下で、少し休憩を。
「……やっとエリルと麻緒と蕙に追い付いた」
翠はそんなようやく走るのはやめた3人に追いついて、はぁっと一息つくも。
「いつもたべてるおかしもおいしいけど、もぎたてのおかしはもっとおいしいのかな?」
じっとお菓子の木を見上げ、こてりと首を傾げた麻緒は。
「木によじのぼってたしかめてみよー!」
よじよじ、木登りを始めました!?
エリルも同じように、お菓子の木をじっと見上げつつも。
「おかしが木にいーっぱい。でも手がとどかないなぁ。こまったなあ。だれか抱っこしてくれないかな」
――ちらっ。
「オイコラ、木の上はあぶな……なんだエリル」
「こわいから木に登れないの。おかしほしいなぁ」
偶然本当にたまたま目が合った翠に、そうちょっぴり甘えたようにお願いしてみれば。
「お菓子欲しいのか。ほら、抱っこしてやるから……」
「わあ、わあ、たかぁいっ」
「……って、はしゃぐな!?」
何せ翠の身体も今ちっちゃいから、ちょっぴりゆらゆらよたよた。
その隙に、うんしょっと木に登った麻緒は、あまーいお菓子たちに瞳を輝かせるも。
少しだけ考えるように、こう呟きを落とす。
「木のぼりすれば、いっぱいうごいたことになるよね」
――うごいたあとはおやつをたべていい、と。
今は幼女であるのだから、無邪気におやつをいっぱい食べたっていいのだろうけれど。
しかしそうしなかったのは、乙女の潜在意識からだろうか。
でも……木登りといえば運動。運動といえば、したあとは食べていい。
ということで!
「つまり、もぎとったらおりずにたべてもいいってことだよね!」
やっぱり木に登ったまま、いただきまーす!
そんな嬉々とした声と甘いお菓子の香りに誘われるように、蕙もタタッと木の下へと駆け寄ってきて。
「あ、まおねーちゃん楽しそうなことしてる! おれもする、おれもするー!」
「蕙くんもおいでー! エリルちゃんと翠くんがはしゃいでるの、上から見るのたのしいよー!」
しゅたっと早速木を登り始めた蕙を手招きながらも。
あっちにゆらゆら、こっちによたよた、エリルを抱っこした翠の多分きっと楽し気なその様子に麻緒もきゃっきゃ。
それから色んなお菓子を沢山、もぐもぐと食べて満足すれば。
「……おりるのめんどうだなぁ」
ぽつりとそう呟きを落とす麻緒。
「エリルさんは翠さんのところにいるからきっと大丈夫……」
まだちょっとだけ転んだ膝小僧は痛いけれど、莱はまずはエリルの所在を確かめてから。
ふと、木の上にいるもうひとりの中身まで幼女へと目を遣れば。
瞬間、再び大きく瞳を見開いて瞬きをする。
だって目を向けた彼女が何をしようとしているかが、一瞬でわかったから。
「そうだ、とびおりちゃえ!」
「……って、麻緒さん、そこから飛び降りちゃダメエエエ!?」
「って、麻緒は飛び降りるなぁぁぁ!?」
翠も状況を察し、驚愕しつつも声を上げるけれど。
「下でなにかいってるみたいだけどきっとだいじょーぶ!」
「まおねーちゃん、それたのしそうだな! おれもするー!」
「蕙も真似しちゃいけません!」
翠はそうびしっと言って聞かせつつも、もしもの時はふわふわ尻尾で受け止める構えを。
それからようやくみんなでちょこんと集まって座って。
「あのね、あのね、おべんとうあるの。おこさまらんちー!」
エリルがわくわくぱかりと蓋を開けたのは、お子様ランチ弁当!
「お、お弁当ぼくも食べるぅ……!」
「……疲れた。猛烈に疲れた。俺、弁当食べる。くたくた」
何気に疲労感が垣間見える莱と翠も、お弁当タイム。
「たこさんウィンナーに、うさぎさんりんご。あのね、あのね、とぉってもたのしいの。おいしいごはんなの」
「こういうお弁当ははじめてかも。色鮮やかで、たくさんはいってて、いいなぁ……」
「って弁当もお子様ランチ仕様か。懐かしいな」
うきうきとたこさんやうさぎさんに瞳を輝かせるエリルの言葉に、莱と翠もお子様ランチ弁当を見つめてほっこり。
そしてそっと翠はケチャップライスに立った旗を摘まんで、柔く瞳を細めながらも続ける。
「弟たちをよくデパートの食堂に連れて行ったっけ」
……旗を集めるんだー! とか言って、って。
エリルもこくこく頷きつつ、はむはむもぐもぐ。
「おとうとと食べたらもっとおいひい……」
口の中一杯に詰め込んでいます。だって美味しいんだもん。
それから沢山ぼーけんもして、みんなと同じようにおなかもすいたから。
蕙が満を持して、背負っていたリュクサックからわくわく取り出すのは。
「おべんとって言ったらコレだよな、かーちゃんのおにぎり!」
……なかみ知らないけど、おかかとシャケだといいなー! って、ひとくちはむり。
そしてみんなの分のデザートも、お菓子の木で麻緒がちゃんと沢山調達しているから。
ごはんの時間も、とっても美味しくて楽しい。
それからほこほこと、はじめてのお子様ランチ弁当をいっぱい堪能していた莱だけれど。
ふと、またけだまと顔を見合わせつつも、こてりと首を傾けてから。
……やった、おかかとシャケだ! なんて喜んでいる隣の彼に、そうっと聞いてみるのだった。
「蕙くん、これって妖怪?」
何だか真っ赤で足が8本もあるウインナーを、つんつんつつきながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV2が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV3になった!
【託されし願い】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
プターハ・カデューシアス
【賽】
醸し出すいいとこの坊ちゃん感
縮んだ体に驚き戸惑う古代エジプト男児
裸でも平気だけど
一応、元の服を巻き付けておこう
時間を追う毎、思考も幼児化
「積み木が…わぁ!アレをこうして」
夢中で無闇にレベル高い建造物組み立て始める
あ、ナディのくしゃみで…うん、しょうがないよね(にこ)
だが何度目かの子狐の体当たりで派手に崩壊、キレる
「せっかく!もうすこしでかんせいなのにっ、ひどいですっ!
らいじゅう、やっちゃえ!」と攻撃
…あれ? 子猫でた。(雷獣も子供化)
子猫が皆と遊びだすと、羨ましくなって…
シャムくんの仲介で、自分も遊びの輪に加る
ソレイユくん、寝ちゃった?
遊び疲れたんだね
余ってた服を掛けておこう
アドリブ歓迎
ナディア・ベズヴィルド
【賽】
体も精神年齢も4歳児になっちゃった
ぱっちりとした大きな瞳で同行するお兄ちゃんズを見てぽやん
でも大丈夫。人懐こい性格なので物怖じすることなくてけてけ寄っていくよ
あそぼ?
ナディね、おいかけっこすきなんだよあとね、あとね、かくれんぼも!
わあ~竜のお兄ちゃん(プターハさん)すごく高く積んですごいねぇ…はっくしゅ(振動で積み木が崩れる)
黒い服のお兄ちゃん(シャムスさん)足がはやそうだねぇ
まってナディもいくー
ね、ピアノを弾いているお兄ちゃん(ソレイユさん)も一緒にいこ?
その時に子狐化しているラズさんを捕まえて抱っこして
うん、いっしょにもふもふしよ。かぁいいね、きもちちいいね
みんなでお城まで競争だねぇ
シャムス・ライラ
【賽】の仲間と
きょろきょろと見回す、黒いぶかぶかお洋服の五歳児シャムス君(見た目の性別が不明)
恥ずかしがり屋らしく、木の影に隠れていたが
そろそろと出てきて仲間の輪に混ざる
ナディ(ナディア殿)は、おっかけっこが好きなの?
うん、良いよ、競争!
プーちゃん(プターハ殿)お家作ってるの?
あっ子猫
子猫可愛い!なでなで
ね、プーちゃんも一緒に追いかけっこしよう?
建造物(?)を壊されぷんぷんな彼を宥め
綺麗なピアノの音が聞こえてきて
ソレイユ(ソレイユ殿)ピアノしてるの?
わぁ、上手だね(ぱちぱちぱち)
ね、一緒に行こう?
ね、狐さん(ラズロル殿)、僕にももふもふさせて?
もふもふ
可愛い、可愛い、ねと小首をかしげにこっと
ラズロル・ロンド
【賽】と参加
視線が低くて子供の頃の思い出とマッチして
童心が沸き上がる懐かしい5歳児
嘗ては人だけど妖狐のままか~
モフモフ大きな尻尾をフリながら
耳を引張り悪くないと楽天的
あの頃は見る物全てキラキラして見えて
好奇心の塊であれなぁに?あっちは?これは?と全部指さして聞く騒がしいい子
ソレイユ君のピアノを覗いて1音鳴らしてみたり
プー君の積木うっかり崩したり
ナディ君シャム君と追いかけっこしてると
いつの間にか狐変身で子狐化
シュタタッと走り抜け
そしてプー君の積木をバーンと崩す
怒ったプー君にごめんってば~と謝るが
雷獣召喚にピャッ!となるも子猫姿にプハッと笑う
大人しくナディ君やシャム君に掴るよ
ちょっと反省ちびっ狐
ソレイユ・クラーヴィア
【賽】の皆さんと
アドリブ歓迎
ええと、幼児になる世界ですか
おそらく今とそう変わらない筈
紛れもなく5才児化
おもちゃに紛れたトイピアノを叩いてご満悦
デタラメの音色でも、上手にできたでしょ!
と言わんばかりに満面の笑み
シャムスに褒めてもらえたら、益々嬉しくなっちゃう
子狐さん(ラズロル)もぴあの上手だねー、と一緒に鳴らし
ナディとシャムスの後に続いてお城まで競争だ
運動はそう得意では無いので
二人の後をとてとて
僕も子狐の抱っこしてみたいなぁ
ふかふか尻尾がすごく可愛いもの
あっちにはネコ(プターハの)もいるの?
背中なでなで、してもいい?
お城までの道は動物さんでいっぱいだね
ふもふしてたら、なんだか眠くなってきちゃった
絵画の中に取り込まれた者は、みんな誰でも例外なく。
全員、幼児になってしまうという。
でも小さくなることは同じでも、どのような幼児なのかは、その子それぞれ。
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)くんはぐぐっと低くなった視線に、童心がむくむく。
そんな懐かしい子供の頃の思い出とマッチした5歳児になっているラズロルなのだけれど。
でも実際5歳だった時の彼とは、大きく違うところも。
それは……もふもふ、ぴこぴこ。
「嘗ては人だけど妖狐のままか~」
5歳の時にはなかったはずの大きな狐尻尾を振りながら、びよーんと狐耳を引っ張ってみたりするけれど。
でも――悪くない、と楽天的。
一方、そろーりきょろきょろ。黒いぶかぶかお洋服の5歳児は、シャムス・ライラ(極夜・g04075)くん。
木の陰にそうっと隠れている彼は、恥ずかしがり屋さんみたい。
けれど、そろそろと出てきてそっとみんなの輪に混ざってみて。
縮んじゃった体に驚き戸惑う古代エジプト男児は、プターハ・カデューシアス(エジプトの龍人・g03560)。
そんな彼は小さい幼児なのだけれど、醸し出す雰囲気はいいとこの坊ちゃん感。
だから裸でも平気なのだけれど。
「一応、元の服を巻き付けておこう」
己が着ていたぶかぶかの服を体にぐるぐる。
絵画に吸い込まれれば幼児化することは聞いていたのだけれど。
「ええと、幼児になる世界ですか。おそらく今とそう変わらない筈」
小さくなる前は、こんなことを言っていたソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)だけれど。
――ぽんぽんっ、じゃかじゃか、ぽろーんっ。
おもちゃに紛れたトイピアノを叩いてご満悦。
それは本能のままに幼児が鳴らしたデタラメの音色だけれど。
本人は、上手にできたでしょ! なんて言わんばかりの、満面の笑みです!
そんなお兄ちゃんズをぱっちりとした大きなおめめで見つめて、ぽやん。
4歳児のナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)ちゃんは、思い思いに行動している彼らをくるりと見回した後。
てけてけーと物怖じすることなく彼らに寄っていく。大丈夫、ナディアちゃんは人懐こい性格なのです!
そして、じりじりと少しずつ何気にみんなと距離を詰めているシャムスお兄ちゃんに、にぱっ。
「ナディね、おいかけっこすきなんだよあとね、あとね、かくれんぼも!」
「ナディは、おっかけっこが好きなの?」
そうきょとりと首を傾けるシャムスに、ナディアはこくりと頷いてから。
――あそぼ?
そう無邪気に誘いを掛ければ。
恥ずかしがり屋さんの彼も、嬉しそうにこくり。
「うん、良いよ、競争!」
「黒い服のお兄ちゃん、足がはやそうだねぇ」
早速あっちの積み木の森まで、よーいどん!
……まってナディもいくー、って。
タタッと駆け出したお兄ちゃんに負けじと駆け出すナディア。
そして、ラズロルは狐耳をぴこり。
確かにこのくらいの年の頃は、目に映る物全てがキラキラして見えて。
「あれなぁに? あっちは? これは?」
気になるものを全部、片っ端から指さしては聞きまくる好奇心の塊。
そんな彼を、既に駆け出しているふたりが手招けば……かけっこが、追いかけっこに。
それから、楽しそうに走っているみんなの背中をほわほわと視線で追ったプターハであったけれど。
刹那、瞳をはっと見開いて、とてとてと見つけたもの目掛けて駆け出す。
そんな彼のお目当ては。
「積み木が……わぁ! アレをこうして、ここをそうやって……」
そう、森に転がっている沢山の積み木!
プターハは瞳をきらきらさせて、うきうきと夢中で組み立て始める。
無闇にレベルの高い建造物を。
そんな巧みに積み木をつんでいっている彼に気づいて。
「プーちゃん、お家作ってるの?」
「わあ~竜のお兄ちゃん、すごく高く積んですごいねぇ……」
積み木の森までかけっこしていたシャムスとナディアも興味津々……だったのだけれど。
「……はっくしゅっ」
「! あ、ナディのくしゃみで……」
くしゃみの振動で、がらがらーと崩れちゃった積み木の建造物。
でも、小さなプターハが纏う空気感はいいとこの坊ちゃん。
「……うん、しょうがないよね」
こんなくらいで怒ったりしませんよ、ええ!
むしろ、にこ、と逆に積み木をうっかり崩しちゃったナディアちゃんへと笑んで返す紳士ぶり。
そして再び、無闇にレベル高い積み木の建造物をプターハが黙々と作成し直す中で。
――ぽろんぽろん、ぼんぽーんっ。
シャムスは今度は、聞こえてきた綺麗な音色のする方へと視線を向けて。
「ソレイユ、ピアノしてるの?」
ぱちぱちぱちと一生懸命拍手しながらもこう口にする――わぁ、上手だね、って。
そう褒めてもらえたら、益々嬉しくなっちゃって。
ぽんぽんぽーんって、より軽快に鍵盤を叩くソレイユ。
それから、タタッとシャムスとナディアに追いついたラズロルだったけれど。
「……あっ」
追いついたのが嬉しくて、ゆうらり揺らしちゃった狐尻尾がプターハの積み木の建造物にうっかり当たっちゃって。
またもや、がらがらーっ。
でも、プターハから感じるのはいいとこの坊ちゃん感。怒りませんよ?
そしてめげずに再々チャレンジして建造物を作り始めるプターハを後目に。
いつの間にか狐変身で子狐化しているラズロルは、そうっと前足をちょこり。
ソレイユのピアノを覗いて、ぽんっと1音鳴らしてみたり。
そんなおとが、ソレイユはとっても嬉しくて。
「子狐さんもぴあの上手だねー」
一緒にぽんぽん、トイピアノを鳴らして演奏会!
そしてシャムスとナディアは、ソレイユにも誘いの声を掛ける。
「ね、ピアノを弾いているお兄ちゃんも一緒にいこ?」
「ね、一緒に行こう?」
運動はそう得意では無いのだけれど、でもソレイユはこくりと頷いて返して。
「みんなでお城まで競争だねぇ」
再び、よーいどん! 今度はお城まで競争です!
タタターッとあっという間にダッシュして駆けてゆくシャムスとナディアの後に続いて、ソレイユも二人の後をとてとて。
子狐さんなラズロルも負けじとシュタタッと走り抜け……ようと、した瞬間。
「あっ、あああ!」
またまたうっかり、プターハの積木をバーン!
そんな体当たりでまたまた派手に崩れる、無闇にレベルの高い建造物。
でもプターハはいいとこの――。
「せっかく! もうすこしでかんせいなのにっ、ひどいですっ!」
さすがにこれで何度目かだから、ぷちんっとキレちゃいました!
ぷんすか怒ったそんなプターハに、ごめんってば~ってラズロルも謝るけれど。
「らいじゅう、やっちゃえ!」
プターハが展開するのは、雷獣召喚!?
落雷から生じる電撃が、ガオーッて強い獣を喚ぶ……はずだったのだけれど。
雷獣召喚にピャッ! となったラズロルも、ぷんぷん攻撃を仕掛けたプターハ本人も、揃ってきょとり。
「……あれ? 子猫でた」
ぴょこんっと出てきた雷獣も子供化していたのだから。
そんなにゃんこ姿な雷獣に、ラズロルは思わずプハッと笑って。
「あっ子猫、子猫可愛い!」
シャムスは雷獣な子猫ちゃんをなでなで。
それからナディアは、故意的じゃなくうっかりなのだけれど。
ぷんすこ彼を怒らせた子狐ラズロルをすかさず捕まえて、もふもふ抱っこ。
「ね、狐さん、僕にももふもふさせて?」
「僕も子狐の抱っこしてみたいなぁ。ふかふか尻尾がすごく可愛いもの」
「うん、いっしょにもふもふしよ。かぁいいね、きもちちいいね」
シャムスとソレイユも一緒に、もふもふもふ。
そんなみんなにもふもふされているラズロルは、ナディアの腕の中に大人しく捕まってちょこり。
ちょっと反省している、ちびっ狐です。
そんなちびっ狐さんをなでなでしながらも。
「可愛い、可愛い、ね」
シャムスは小首をこてりとかしげ、にこっと笑んで。
ソレイユはふと、もう一匹の存在に気づく。
「あっちにはネコもいるの? 背中なでなで、してもいい?」
「あっ子猫、子猫可愛い!」
プターハが喚んだ雷獣な猫さんに。
そしてなでなでごろごろ、子猫が皆と遊びだ出すのを見れば、プターハは羨ましくなってそわりとするけれど。
「ね、プーちゃんも一緒に追いかけっこしよう?」
高レベルな建造物を何度も壊されてぷんぷんだった彼をシャムスは宥めつつも、子猫をなでなでしながら手招けば。
プターハはほわほわ嬉しくなって、とてとてとみんなの遊びの輪に加わって。
「お城までの道は動物さんでいっぱいだね」
子狐さんも子猫ちゃんも、どっちもなでなでしていたソレイユは、ふわふわした心地に。
――ふもふしてたら、なんだか眠くなってきちゃった、って。
そしてねむねむな彼は、あったかいもふもふ達をぎゅうと抱っこしたまま、うとうとすやぁ。
そんな夢の国に誘われた姿に、瞳をぱちりと瞬かせてから。
「ソレイユくん、寝ちゃった?」
プターハは、すぅすぅ健やかに寝息を立てるソレイユへと、余っていた服をそうっと掛けてあげながらも瞳を細める。
――遊び疲れたんだね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV4になった!
【活性治癒】がLV2になった!
【狐変身】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
天夜・理星
(5歳頃の自分なあ…。
無色のパジャマに長い髪。
ここまではうっすら覚えてる。
でも。
この5歳児は現実主義で、アタシと真逆の性格。
無愛想で冷たくて、でもよく人と一緒に遊ぶ…
なんでこんな、明るいはずの昔の記憶と明らかに矛盾してるんだ?)
あら、あやねちゃん(g00868)、わたしとあそびたいの?
しかたないわね…。
(こんな調子で仲良く遊んで。話はよく聴くけれど。
…もしかしてアタシ、ほんとはこんな子だったのかな。
そうだったら、尚更!)
ねえ?
わたしは、だあれ?
ちゃんとりっぱなおとなに、なれる?
(アタシは、王様になりたいはずだ!
でもこの5歳児はどうも、)
あなたもそうだといいわ。
(そうじゃないらしい…!!)
一ノ瀬・綾音
リゼさん(g02264)とー。
(幼くなった自分の姿見て)そういえば綾音ちゃん幼いころこうだったな。昔から緑の長髪で、他の皆とはなんか違う感じがして。綾音ちゃんは昔から大好きだったゲーム構えながら友達作りに行っていたけど、でもやっぱりなんか親御さんに警戒されたりで引き離されたりして。凄く寂しかった…
きっとリゼさんと仲良く遊んでいるんだろうね。
綾音ちゃんは楽しそうに、でもどこか心はリゼさんと乖離していて。多分綾音ちゃんがゲームとかに憧れる夢想主義の積極的な子でリゼさんが現実主義で無愛想だから…
今でこそリゼさんとは気が合ってるけど、昔は違う意味で友達になれたのかもね…?
……リゼさんはリゼさん、だよ。
ルーブル美術館の隠し部屋に、1枚だけ飾られた絵画。
その前にふたり並んで立てば……吸い込まれた先の世界は、子供だけしかいない国であった。
それもそのはず、此処は誰しも必ず幼児になってしまうという絵画世界なのだから。
そして見た目は全員幼児になることがこの世界のルールではあるのだけれど。
外見だけ子供で、中身はいつもと変わらないという人も珍しくはなくて。
(「5歳頃の自分なあ……」)
天夜・理星(復讐の王・g02264)は記憶が余りないながらにも、幼い頃どうだったかと……そっと糸を手繰り寄せてみれば。
無色のパジャマに長い髪――ここまでは、うっすらと覚えている。
「そういえば綾音ちゃん幼いころこうだったな」
幼くなった自分の姿を見つつもそう口にする一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)も、己の過去をふと思い返す。
(「昔から緑の長髪で、他の皆とはなんか違う感じがして」)
でもそれでも、昔から大好きだったゲーム構えながらも。
(「綾音ちゃんは友達作りに行っていたけど」)
しかし、皆とは何かが違うと。
(「やっぱりなんか親御さんに警戒されたりで引き離されたりして」)
それを子供以上に突き付けてきたのは、大人であった。
それに何よりも、凄く寂しかった……って。
あの時から変わらない己の髪の色を、改めてそっと見つめてみる。
理星も、幼くなったちっちゃい自分を見て思う――でも、と。
(「この5歳児は現実主義で、アタシと真逆の性格。無愛想で冷たくて、でもよく人と一緒に遊ぶ……」)
そこまで思ってから、ふと首を傾ける理星。
――なんでこんな、明るいはずの昔の記憶と明らかに矛盾してるんだ? って。
それから自分を見つめる彼女の視線に気づいて、こう返す。
「あら、あやねちゃん、わたしとあそびたいの?」
しかたないわね……なんて、続けて。
理星のその言葉を聞いて、とてとてと彼女の傍まで歩み寄りながらも綾音は思うのだ。
(「きっとリゼさんと仲良く遊んでいるんだろうね」)
いつもみたいに、ゲームを構えながらも。彼女とも友達になりたいと。
そして理星と遊んでいる自分は、きっと楽しそうであるだろう。
でも、同時に――どこか心は彼女と乖離していて。
綾音はその理由をふと考えてみれば。
(「多分綾音ちゃんがゲームとかに憧れる夢想主義の積極的な子でリゼさんが現実主義で無愛想だから……」)
それからちらり、真逆な性格だという5歳児の理星を見遣って思う。
今でこそ彼女とは気が合っていると言えるのだけど。
――昔は違う意味で友達になれたのかもね……?
そう、そっと青い瞳を綾音が細めてみせれば。
理星はやはり、うーんと首を傾けつつも過去の自分を模索する。
(「こんな調子で仲良く遊んで。話はよく聴くけれど」)
……もしかしてアタシ、ほんとはこんな子だったのかな、なんて。
でも、だからこそ。
(「そうだったら、尚更!」)
理星は自分を見つめる綾音へと視線を返しながらも投げかける。
「ねえ? わたしは、だあれ?」
――ちゃんとりっぱなおとなに、なれる? と。
そして綾音は、彼女の問いにこう答えを出す。
「……リゼさんはリゼさん、だよ」
いや、理星は王様になりたいはずなのだ。自分でもわかっている。
でも……この5歳児はどうも。
「あなたもそうだといいわ」
理星はそう返してみせながらも、内心こう思わずにはいられないのであった。
――そうじゃないらしい……!! って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
御森・白露
真輝(g04665)と一緒に。
こいつ、子供に戻っても何にも変わらねーぞ。ふにゃふにゃの顔しやがって。
うわっ、とと。ちっせえ身体には慣れねえや。
おら、行くぞ真輝!あっちにつみきの森、が……?
あー!どこいくんだ!あぶねーだろ!
真輝を追いかけて手を掴む。目を離すとどっか行くからちゃんと握っとかねーとな!
手のかかるやつだ!まったく。
つみきの森で遊んでお昼の弁当を食べる。
腹減ったー、ごはんごはん。
丸いおにぎり、大きなからあげ。
甘い卵は渡さねーからな!……え、トマト食べられねーのか?
仕方ねーな……(ぱくりと一口)
ったく、好き嫌いしてると成長しないぞ!
お、じゃあこれやるよ。真っ赤な苺、酸っぱくないといいな。
矢木・真輝
※中身は昔からほぼ不変
白露(g05193)と、一緒。
兄弟に、見えるかな?
本当は、人間、だったけど、今は妖狐の、ままだね。
周りの物、全部、おっきく見える……。
移動するときは、迷子、ならないように、手、つなごうね。
えへへ、ちっちゃい白露、元気で、かわいい、ね。
わ、見て見て! ぬいぐるみが、歩いてる!
※走り出して白露に捕まる
つみきの森? いいよ、行こ!
お弁当、なにかな?
そぼろご飯に、あまーい卵焼き。たこさんウインナーも!
むむ……ミニトマト……白露に、あげる。
食べれるけど……きらい……。
あ、リンゴのうさぎだ! えへへ、一緒に食べよ?
いちご! ん~、ちょっとだけ、すっぱいけど、甘くて、おいしい♪
絵画世界に入れば、言われていた通り身体も小さくなったけれど。
矢木・真輝(風を奏でる放浪者・g04665)は尻尾をそわりと揺らしながらも。
同じく幼児になっている、御森・白露(放浪する転寝狐・g05193)をちらり。
――兄弟に、見えるかな? なんて。
そんなほわほわ嬉しそうな彼に視線を返しながらも、白露は思う。
(「こいつ、子供に戻っても何にも変わらねーぞ」)
……ふにゃふにゃの顔しやがって、なんて。
いや一応、変わってはいるのだ。
(「本当は、人間、だったけど、今は妖狐の、ままだね」)
幼い頃には実は生えていなかったという狐耳を、真輝はぴこりとさせて。
くるりのんびり周囲を見回してみれば、瞳を思わずぱちくり。
「周りの物、全部、おっきく見える……」
逆に白露は、とてとてと先へと進もうとしたけれど。
「うわっ、とと。ちっせえ身体には慣れねえや」
短くなった足がもつれて、思わずすてんと転びそうになって。
「えへへ、ちっちゃい白露、元気で、かわいい、ね」
「おら、行くぞ真輝! あっちにつみきの森、が……?」
自分を微笑まし気に見つめるを促しながらも、気を取り直して目指す積み木の森へと……向かっている、はずなのだけれど。
真輝はご機嫌に白露と手を繋ぎつつ、ふと見つける。
「わ、見て見て! ぬいぐるみが、歩いてる!」
たったかと行進しているキュートなぬいぐるみさんたちを。
そして瞳をキラキラ、狐尻尾をゆうらりさせがらも。
「あー! どこいくんだ!あぶねーだろ!」
そう興味の赴くままぬいぐるみさんの方へと走り出した真輝を、白露は慌てて追いかけてから。
伸ばした小さなおててで、がしっと。同じく小さくなっている彼の手を、すかさず捕まえることに成功。
「目を離すとどっか行くからちゃんと握っとかねーとな!」
「移動するときは、迷子、ならないように、手、つなごうね」
ふたりで仲良く手をつなげば、これでもう迷子になりません。
そんな並んでおてて繋いで歩くふたりが向かう先は。
「つみきの森で遊んでお昼の弁当を食べる」
「つみきの森? いいよ、行こ!」
お弁当を食べるのにも良さそうな、楽しいつみきの森です。
そして早速、きゅぅとおなかのむしも思わず鳴っちゃうから。
「お弁当、なにかな?」
「腹減ったー、ごはんごはん。丸いおにぎり、大きなからあげ」
「そぼろご飯に、あまーい卵焼き。たこさんウインナーも!」
ぱかりと蓋をあけたお弁当の中身に、真輝ははしゃいじゃうけれど。
瞬間、急に神妙な面持ちに早変わり。
「甘い卵は渡さねーからな!」
「むむ……ミニトマト……白露に、あげる」
「……え、トマト食べられねーのか?」
苦手なミニトマトがお弁当箱の中にいるのを見つけて。
いや、食べられないわけではないのだ。
「食べれるけど……きらい……」
食べようと思えば食べられるけれどそう、嫌いなのである。
そして自分の弁当箱へと、さり気にひょいっとミニトマトをパスする真輝に。
「仕方ねーな……ったく、好き嫌いしてると成長しないぞ!」
ぱくりと一口食べてあげれば、瞬間、再びぱっと花開く真輝の笑顔。
「リンゴのうさぎだ! えへへ、一緒に食べよ?」
わくわくとリンゴのうさぎさんを、ふたりで一緒にはむり。
それから白露は、ミニトマトと交換こ。
「お、じゃあこれやるよ。真っ赤な苺、酸っぱくないといいな」
「いちご! ん~、ちょっとだけ、すっぱいけど、甘くて、おいしい♪」
幸せそうにほわほわ、同じ赤でも甘酸っぱくて美味な一粒を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
レジーナ・ネイサン
【CANVAS】
わあっ、ぎぃーすが小さくなっちゃった
ふふーん。今なら背も同じくらいだね
わたしのちっちゃいころってこんななのかな?
おぼえてないけど
小さくなっても言うことあんま変わんないね…ぎぃーす
ぶらしは、ぜんぜん変わってない?
なでてもらってうれしそうだし、まあいっか
ねえねえ、何してあそぶ?
わたしはねえ、あれやりたい。あすれちっく!
天井から下がるお花のツタにしがみついて
ターザンロープみたいで楽しー!
転んだぎぃーすにあわてて近よって手をだし
だいじょうぶ?ケガは?
よかった
クレヨンみっけ!
マルっと顔かいて赤で目と髪をぐりぐりー
お絵かき!ぎぃーすとぶらしだよ!
木登りいつのまに
それじゃ、おやつにしよっか
ギィース・エレクレ
【CANVAS】
おぉ!!レジーナちゃんがちっちゃい!
本当だ、目線が一緒だね。レジーナちゃん可愛い!
ブラシちゃんはそのままで大きく感じるね?いいこいいことなでなでしてみる
あすれちっくだね!やろうやろう!
レジーナちゃん上手!
えっと、俺もよいしょと登って足を滑らせて
わぁーーー!!いたたっ
手を握って立ち上がり、ありがとう
うん!大丈夫!びっくりしたけど楽しかった!
おえかき?
ん?それ俺?わぁ、ありがとう
とても似てる!嬉しいな
ぐぅぅぅと鳴いてお腹すいちゃた
みてみて、さっき木登りしてお菓子たーくさん
ふふっ、レジーナちゃんもぶらしちゃんも一緒に食べよう!
わぁーい!オヤツ!!
いつもは、その顔をうんと見上げているのだけれど。
「わあっ、ぎぃーすが小さくなっちゃった」
レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)は、ちいさくなっているギィース・エレクレ(サキュバスのデーモンイーター・g02447)に瞳をぱちくりと瞬かせてから。
じい、と彼を見つめてこう続ける。
「ふふーん。今なら背も同じくらいだね」
「おぉ!! レジーナちゃんがちっちゃい!」
「わたしのちっちゃいころってこんななのかな? おぼえてないけど」
ギィースも幼女になっている彼女の姿に、そう声をあげた後。
「本当だ、目線が一緒だね。レジーナちゃん可愛い!」
今日は視線の高さが一緒で、何だかとても新鮮。
だけどやっぱり。
「小さくなっても言うことあんま変わんないね……ぎぃーす」
幼児になっても、言っていることはいつものギィースです。
そして、もきゅっと鳴く声が聞こえれば。
「ぶらしは、ぜんぜん変わってない?」
「ブラシちゃんはそのままで大きく感じるね?」
ちょっぴり背伸びして、そのままの大きさのブラシをいいこいいことなでなでしてみるギィース。
そんな二人の様子を見つめながらも、レジーナはこう口にするのだった。
……なでてもらってうれしそうだし、まあいっか、って。
そして気を取り直して、彼へとこう訊いてみるレジーナ
「ねえねえ、何してあそぶ?」
それからきょろりと視線を巡らせれば、発見!
「わたしはねえ、あれやりたい。あすれちっく!」
「あすれちっくだね! やろうやろう!」
楽しそうなアスレチックの森を。
そしてしゅたっと天井から下がるお花のツタに、ぎゅうとしがみついて。
「ターザンロープみたいで楽しー!」
びゅんっと風を切る感覚に、きゃっきゃはしゃいじゃう。
「レジーナちゃん上手!」
そんな彼女の姿に、ギィースは褒めてから。
……えっと、俺もよいしょ、と。
ギィースも登って見様見真似でみれば――こてんっ。
「わぁーーー!! いたたっ」
「だいじょうぶ? ケガは?」
転んじゃった彼ににあわてて近よって小さな手を差し出すレジーナ。
そんな彼女の手を握って立ち上がり、ありがとう、と告げながらも。
「うん! 大丈夫! びっくりしたけど楽しかった!」
転ぶことさえも、楽しいひととき。
それからひょいっとレジーナが拾って手にしたのは。
「クレヨンみっけ!」
そして早速、ぐるりとマルっと顔かいて。
赤で目と髪をぐりぐりー。
一緒に、まんまる可愛いもふもふを並べて描けば。
「お絵かき! ぎぃーすとぶらしだよ!」
「おえかき? ん? それ俺? わぁ、ありがとう。とても似てる! 嬉しいな」
ちっちゃくなってもさすがの画力です!
そして、アスレチックもおえかきも、わいわくキャッキャ楽しんでいれば。
ぐぅぅぅと鳴ったのは、おなかのむし。
それからすかさずギィースは、色々な甘いものを取り出しながらも。
「みてみて、さっき木登りしてお菓子たーくさん」
「木登りいつのまに」
「ふふっ、レジーナちゃんもぶらしちゃんも一緒に食べよう!」
いつの間に取ったのかは謎であるが、調達しておいた美味しそうなお菓子たちをお裾分けして。
「それじゃ、おやつにしよっか」
「わぁーい! オヤツ!!」
これから始まるのは、もくもぐお楽しみのおやつタイムです!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
紀・雪名
小さい頃の記憶は…同じ子供たちと一緒にいた事が殆無かったですね
※『5幼児』人見知り、口数少、萎縮した、アドリブ絡み歓迎
ボクもまじってもいいかな…いやいや、されないかな…
周りの子供の輪に入っていけず、寧ろ大人のそばの方が安心する
楽しそうな空間に戸惑いながらも、空間には徐々に慣れ始め
ぬいぐるみの行進に目が釘付け、列の後ろを付いてまわったり静かに楽しむ
気に入りのぬいぐるみを貰って抱きしめながら
お弁当を目に(中はごくごく普通の内容、お任せ)
デザートも口いっぱいに含んで幸せ胸いっぱいに
はこいっぱいのごはんに、あまい…おかし、おいししそう
ふわふわの、きらきらの、あまあまの、たのしいおとに、嬉しそうにすやぁ
吸い込まれた者は例外なく、たちまち幼児へと変わってしまうのだという淫魔絵画。
そんな絵画の世界へと身を投じる前に、紀・雪名(雪鬼・g04376)はふと首を傾けつつも記憶の糸を手繰ってみるけれど。
(「小さい頃の記憶は…同じ子供たちと一緒にいた事が殆無かったですね」)
小さかった自分以外に、周囲に子供の姿はほぼなかったから。
その頃のように幼くなった絵画の中の雪名は、おともだちの姿を遠目からそろりと眺めることだけで精一杯。
楽しそうなおともだちと一緒にあそびたい、そうは思っても。
「ボクもまじってもいいかな……いやいや、されないかな……」
子供の輪には入っていけず、寧ろ大人のそばの方が安心する……そんな子供であったから。
おずおず、きょろりとおめめを周囲に巡らせてみれば、ここはオモチャやぬいぐるみさんもいっぱいな子供だけの世界。
最初こそ、そんな楽しそうな空間にも戸惑いを覚えていた雪名であったが。
おともだちに話しかける勇気はなかなか出ないけれど、でも周囲の様子には徐々に慣れ始めて。
とっとこ愉快に通りかかったぬいぐるみさんたちの行進に、じぃっと目が釘付けに。
そしてそうっと静かに列の後ろを付いてまわって、行進の仲間入りをして。
自分とお揃いみたいな色をした白猫さんのぬいぐるみをぎゅうと抱きしめながらも。
とことこいっぱいぬいぐるみさんたちと歩いたから、ちょっとひとやすみ。
ちょこんと白猫さんと並んで座って、ぱかりと開いたのは。
「はこいっぱいのごはんに、あまい……おかし、おいしそう」
思わずわくわくしちゃうような、お子さまランチのお弁当。
ケチャップ味のごはんに立っている車柄の旗を嬉しそうにふりふりと手にしてみて。
おなかもきゅぅ、と待ちきれずに鳴ったから……いただきます!
雪名くん、はむりとごはんは残さずに、沢山ちゃーんと綺麗に食べられるんです。
そしてキラキラ真っ赤なイチゴが乗ったあまいプリンも、もぐもぐ口いっぱいに含めば。
ほわほわと、胸もおなかも幸せいっぱいに。
そしてそんな、ふわふわの、きらきらの、あまあまの、たのしいおとに、嬉しそうにすやぁ。
白猫さんと仲良く今度はお昼寝タイム、うとうとすやすや夢の中へ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV5になった!
効果2【ダブル】がLV2になった!
クロスタール・ガイゼル
アドリブ歓迎
「…ふむ。」
(「確かに背丈は小さくn…うわ、人間だった頃かと思えば妖狐のままで…?」)
(妖狐は耳をピコピコさせたり、アホ毛をゆらゆらさせたりしてみる)
「これは、おどろきました。」
(「…漢字がないくらいに舌足らず!?うーむ体は幼児、心は大人…
いや、僕14歳でしたね」)
武装を確認
…なんと武装まで小さくなってますね
杖…よし
相棒のパンスネ…よし
一通りありますか
試運転は…と
レガリアスシューズで地面を小突くと
小突いた周りに花が咲き乱れては散っていきます
問題なしっとと、うわぁ!
ずべしゃぁっ
足が縺れて地面にキス
心なしか涙脆く半泣きで堪えます
これは戦うまでに何とかしないと
ヨロヨロと立ち練習開始
吸い込まれた絵画の中で、クロスタール・ガイゼル(良い狐・g01139)がまずチェックしているのは。
「……ふむ」
ぐんと背丈が縮んで幼児となった己の変化。
ちいさくなるということは、事前に話を聞いていたのだけれど。
クロスタールはふとお耳をぴこぴこ。
(「確かに背丈は小さくな……うわ、人間だった頃かと思えば妖狐のままで……?」)
それは人間だった頃には勿論ついていないはずの、狐さんのお耳。勿論ゆうらり尻尾もあります。
そしてついでにアホ毛も、ゆらゆらさせてみたりしてみながらも。
「これは、おどろきました」
お喋りしてみれば、また驚いたようにきょとり。
(「……漢字がないくらいに舌足らず!?」)
もしも文字で書いたら、ひらがなばかりになりそうな舌足らずさに。
けれどどうやら思考は幼児化していないようだ。
ということは、これはあれです。
(「うーむ体は幼児、心は大人……いや、僕14歳でしたね」)
そう一通り自分の幼児化を確認すれば、次は武装を確認。
話によれば、小さくなっても戦闘には支障はないということらしいが。
「……なんとぶそうまでちいさくなってますね」
何だかいつの間にか得物も、おもちゃみたいなちょっとかわいいミニサイズ。
(「杖……よし。相棒のパンスネ……よし。一通りありますか」)
微風を冠する時計仕掛けの杖も、天才たる所以と銘打たれたパンスネも、ちっちゃくなっているけれどちゃんとばっちり。
それから、試運転は……と、こつんっ。
レガリアスシューズで地面を小突くと、その周りにぶわっと咲き乱れては散ってゆく花たち。
そんな乱れ咲いて散る花や花びらを目にし、こくこくと頷いて。
「もんだいなしっとと、うわぁ!」
――ずべしゃぁっ。
刹那足が縺れてバランス崩して、こてんっ。豪快に地面にキスするクロスタール。
やっぱり小さくなりたてだから、まだ少し色々案配がわかりません。
いや、中身は14歳……かと思っていたけれども。
心なしかぐすりと涙脆くなっていて。
でも顔面強打しても、膝小僧擦りむいても、半泣きで何とか堪えます……!
けれどクロスタールは転んでじんじんする足や顔面の痛さを感じながらも、ヨロヨロと立ち上がって。
だって、このままではまた、ぺちょりと転んでしまいそうだから。
……これは戦うまでに何とかしないと、と。
敵がいるというお城に到着するまでにこの身体に慣れるべく、頑張って練習開始です!
大成功🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
シル・ウィンディア
幼児…。ええと、どうなるんだろ?体は小さくなっちゃうよね…
まぁ、なるようになるか
幼児化:元気一杯は変わらず、少しやんちゃな感じになります。
あはは、すごーいすごーいっ!楽しそうなのがいっぱいあるー♪
わ、これ、どうやるんだろ?
と、アスレチックで元気一杯にはしゃぎまわっちゃう。
何もないところでつまずいて、わんわん泣いたり
おいしそうなお菓子を見つけたら、おいしそうに食べたり
表情はころころ変わるの
お弁当、どんなものかなー♪
開くと、オムライス(ピーマン入り)
器用にピーマンだけのけて食べるけど、間違って一口食べちゃうそう…
うなぁ、にがいの~
と、ちょっと涙目に
ご飯食べたら、お城に向かって出発ー♪
まるで幼稚園児が描いた落書きのようにも見えなくはない、眼前の1枚の絵画。
足を踏み入れた秘密の部屋に唯一飾られているそれを見遣りつつも、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)はふと首を傾ける。
いや、話には聞いているのだ。この絵画に吸い込まれたら起こる現象のことは。
「幼児……」
そう、それは幼児です!
この絵はただの絵画ではなく、淫魔絵画。
絵画の世界に入り込んだら、誰もが幼児になってしまうということらしいが。
「ええと、どうなるんだろ? 体は小さくなっちゃうよね……」
幼児になりますと言われても具体的にどういうことが起こるのかは、結局は入ってみないとわからないから。
……まぁ、なるようになるか。
とりあえず言われた通り絵画の前に立てば。いざ、こどもだけの世界へ!
そして聞いていた通りちっちゃくなったシルは、相変わらず幼女になっても元気一杯。
「あはは、すごーいすごーいっ! 楽しそうなのがいっぱいあるー♪」
それにプラス、少しやんちゃな感じも加わっているみたい。
「わ、これ、どうやるんだろ?」
そういうやいなや、早速果敢によじよじと登ってみるのはアスレチック。
でも、のぼったりおりたり滑ったり、とっても楽しくて。元気一杯に、はしゃぎまわっちゃいます!
かと思えば――こてんっ、と。
何もないところでつまずいて転んだ時には、わんわん泣いちゃったり。
見つけた美味しそうなお菓子をはむりと食べてみれば、ほっぺたが落ちそうな味に、にこにこご機嫌に。
そんな、ころころ表情が変わるお転婆幼女だけれど。
たくさん動いたら、やっぱりおなかのむしも鳴っちゃいそうだから。
「お弁当、どんなものかなー♪」
ぱかりと、わくわくお弁当箱の蓋をあければ――今日のお弁当は、幼児大好きオムライス!
でもその中に、緑色なあの天敵が入っていることを察知して。
ささっと器用に、天敵……ピーマンだけをのけて食べるシルだけれど。
「うなぁ、にがいの~」
ぱくぱくご機嫌に口に運んでいたら間違って一口、ピーマンも一緒に食べちゃったみたい。
そして口に広がる苦さに、思わずちょっと涙目になったりしながらも。
おなかもいっぱいになれば、また元気に出発進行!
目指すお城に向かって、たったかてくてく、歩き出します。
大成功🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
阿良々木・蘭
ドリブ、連携、大歓迎
身長70cmくらいのぷにぷにした3歳児の姿になる
相棒のモーラットのわっふるを抱き抱えている
モーラットは30cmくらいが基準だから幼くなっても大きさは変わらない
とてとてとみんなの後をついて回る
好奇心旺盛で興味津津
あっちフラフラこっちフラフラ
目的地までは周りに気になるものがあっていろいろと寄り道して遅れちゃう
追いかけようと走るけどわっふるを抱いているので足元が見えないで躓いて転んじゃう
泣かないよ目的地はわかってるからそこに向かって歩いて行く
エイティーンで成長したらどうなるのだろうと考える
試してみたいけど最悪の場合を想定して自重
でも使ってみたくてうずうずしてる
パステルカラーな虹色の空に、そこかしこに置かれてある遊具、甘いお菓子が生る木などなど。
足を踏み入れた絵画の中の世界は、こどもたちがはしゃいじゃうものでいっぱい。
そんなポップな風景をとことこ歩くのは、身長70cmくらいのぷにぷにした3歳児。
そして3歳になった阿良々木・蘭(エデンズイノベイター・g02198)がぎゅうと抱っこしているのは、相棒のモーラットのわっふる。
モーラットは30cmくらいが基準だから、たとえ幼くなっても大きさは変わらない……のだが。
もふっと抱きしめれば、ぽかぽかもふもふ、お昼寝したくなるような心地に。
けれどまずは頑張って、とてとてみんなの後をついて回る蘭。
でも気づいたらいつも遅れちゃうのは、あっちフラフラこっちフラフラ、その興味津々な好奇心旺盛さ故に。
合唱するお花さんたちの歌声をじいっと聴いてみたり、森に転がっている積み木で遊んでみたり、お空にお絵描きしてみたり。
目的地……敵の淫魔たちがいるというお城まで、周りに気になるものが沢山あるから。
いろいろと目移りしたり遊んでみたり、ついつい寄り道しては遅れちゃう蘭。
それに一生懸命、ディアボロスなおともだちに追いつかんと走ってみたりもするのだけれど。
わっふるを抱っこしているものだから、なかなか足元が見えなくて。
――すてんっ。
躓いて、転んじゃいました……!?
でもちょっとまだ痛いけれど……泣かないよ、って。
蘭はそうぐっと堪えて今は我慢。
だって、向かうべき場所がどこかは、わかっているから。
頑張ってわっふると一緒に、お城に向かってとことこと歩いて行く蘭。
そしてその道中、ふと過るのは、こんな疑問や好奇心。
(「エイティーンで成長したらどうなるのだろう」)
こどもだけの絵画の世界で、大きくなったらどうなるのだろうか。
そう思えば、試してみたいところだれど……この絵画の中では、幼児であることがルールだし。
必然的にみんな幼児になっちゃうという空間だから。
気にはなるけれど、蘭は最悪の場合を想定して自重する。
とはいえ、でもやっぱり……使ってみたくて、うずうずしちゃいます。
大成功🔵🔵🔵
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
5歳というと、あまり記憶に無いわね。
大人しくは無かった気はするけれど……
わんぱく5歳児
子供特有の無尽蔵の体力で辺りを跳びはね駆け回る
好奇心のままあっちこっちへ
ひろーーーーーい!
どこにいくの?むこう?あっち?
それじゃいくよーーー!
木を駆け上がり枝を飛び移り
野生児のごとくシュバババっと
お弁当も好き嫌いせず美味しく食べます
いじめっこはこらしめないとダメってせんせいにおそわったよ!
わたしにまかせて!!
ぜんぶけっとばしちゃうよーーー!!
人の記憶というものは実にあいまいで。
それが随分と昔の幼児時代となれば、なおのことであるのだが。
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は絵画の世界に赴く前に、ふと思い返してみる。
「5歳というと、あまり記憶に無いわね」
大人しくは無かった気はするけれど……なんて。
そう小さく首を傾けつつも、アイネリスも他の仲間に続き、淫魔絵画の中へ。
そして身体がちっちゃくなった、5歳のアイネリスちゃんは。
「ひろーーーーーい!」
めっちゃわんぱく5歳児であった。
子供特有の無尽蔵の体力でぴょこぴょこと辺りを跳びはね、縦横無尽に駆け回って。
「どこにいくの? むこう? あっち?」
……それじゃいくよーーー! って。
わくわくと好奇心が向くままに、あっちへこっちへと。
木をしゅたたんっと駆け上がり、ぴょんっと枝を飛び移り、野生児のごとくシュバババッと。
語感だけ聞けば、忍者か何かかな? みたいな身体能力の高さである。
それにお弁当だって、好き嫌いせず美味しく何でも食べる、偉い子です!
というか確かに、ええ、大人しくは無かったです。
それにこの世界には、小さい子をいじめる悪いやつがいるって聞いたから。
アイネリスはかけているナイス眼鏡をキランと輝かせて。
「いじめっこはこらしめないとダメってせんせいにおそわったよ!」
――わたしにまかせて!!
そう頼もしい声とともに、絵画世界をやはりシュバババッ。
「ぜんぶけっとばしちゃうよーーー!!」
いじめっこは、げしげしみーんな蹴っ飛ばしてお仕置きです!
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV4になった!
効果2【ダメージアップ】がLV7になった!
群・家豪
(絡み・アドリブOK)
うへえ。ネメシス形態でガキになっちまうのは経験してきたが
今回はそれをさらに下回る姿か……
とりあえず、装備は使えそうだな
本でも読んでるフリをして、まずは全身をスキャンだ
身体能力を把握しとかないとな
……ちっちぇ(何かのデータを見つつ
ともかく、この身体能力じゃ正確なショットは望むべくもないな
となると……次は広場の動物を【使い魔使役】で1匹こっそり従えて
そいつと戯れるフリをしつつ、手分けして淫魔達を観察して、データ解析
対抗プログラムを構築していくぜ
お、弁当か。中身は青椒肉絲だな
この歳になってピーマンなんて……にっが!?
その淫魔絵画に吸い込まれてしまったら、誰も抗うことなどできない絶対的なルール。
いや、群・家豪(百歩蛇王の落胤・g00098)にとっては、何も初めてのことではないのだけれど。
「うへえ。ネメシス形態でガキになっちまうのは経験してきたが、今回はそれをさらに下回る姿か……」
そう……それは、年齢が下がって子供になってしまうという現象。
しかし今回の変化は、子供は子供でも、小さな子供。
つまりは、いわゆる、幼児になってしまうというのである。
そして家豪は幼児らしく『もふもふさんのだいぼうけん』というゆるふわ絵本をふむふむと読んでいるフリをしながらも。
(「まずは全身をスキャンだ。身体能力を把握しとかないとな」)
一応ちっちゃくなっても戦闘に支障なく動けるということは言われてはいるものの。
やはり、ある程度色々と把握して臨んだ方が、きっとより良いだろうと。
何かのデータを見てチェックしてみた家豪は、こう呟きを落とさずにはいられない。
「……ちっちぇ」
ええ、幼児ですから……!
(「ともかく、この身体能力じゃ正確なショットは望むべくもないな」)
家豪は、データと引き続きにらめっこしながらも。
ちらりと何気に見遣るのは、先ほど読んでいたゆるふわ幼児絵本。
(「となると……次は広場の動物を、使い魔使役で1匹こっそり従えて。そいつと戯れるフリをしつつ、手分けして淫魔達を観察して、データ解析。対抗プログラムを構築していくぜ」)
そしてそんな、もふもふを駆使した作戦を立てつつ。
次に足を運ぶのは、もふもふ動物さんと沢山戯れることができる、ふれあい動物広場に決定。
でもまずはその前に腹拵えをと、ぱかりと弁当箱の蓋を開けてみれば。
「お、弁当か。中身は青椒肉絲だな」
家豪はまじまじと、箸で摘まんでみたそれをじいっと見遣りつつも。
ぱくりとひとくち、食べてみれば。
「この歳になってピーマンなんて……にっが!?」
ばっちり味覚も、お子様舌になっています……!?
大成功🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
ブロス・ブラッドハート
ひとりで(冒険)できるもん!
3歳児の本能で動く犬系男児
絵本みたいに夢溢れる絵画の世界をだいぼうけん!
お花畑の音階に足をとめ、地面に寝そべり歌うお花にご挨拶
おれもうたうのだいすき!なーなー、おまえらもいこーぜ
歌の上手な赤薔薇と白薔薇を誘って歌声つれてずんたかたー♪
みんなで歌えばどんなものでもへっちゃら
もふもふおっきい動物さんも
手を伸ばしたお化けみたいな木も
川にかかった小さな橋も
歌と一緒ならぜーんぶ楽しめちゃう!
お菓子の生る木の下でお弁当
おにぎりむしゃむしゃ、手もぺろぺろ
薔薇さんにはお菓子の木から水飴の雫をとってあげる
さぁ、城まであと少し
だけどおなかいっぱいでねみ…んぁ……
アドリブ・連携歓迎だー!
ルーブル美術館に隠された秘密の部屋。そしてそこに飾られているのは、1枚の絵画。
その絵画の前に立てば、絵の中へと吸い込まれてしまうという。
誰もが例外なく、ちっちゃな子供……いわゆる、幼児になってしまうという世界に。
けれど、ブロス・ブラッドハート(腹ぺこにやん・g03342)はちっちゃくなっても何のその。
――ひとりでできるもん!
今のブロスは、くるくると本能で動きまわる犬系3歳男児なのです。
そしていざ出発するのは、絵本みたいに夢溢れる絵画の世界のだいぼうけん!
けれど、ぐるぐると絵画世界を駆け回っていたブロスは、ふとその足を止めて耳を澄ましてみる。
聴こえてくるのは……そう、お花畑の音階。
だから、ごろんと地面に寝そべって、歌うお花さんたちにまずは元気にご挨拶!
「おれもうたうのだいすき!」
それからブロスは、歌の上手な赤薔薇と白薔薇へとこんなお誘いを。
「なーなー、おまえらもいこーぜ」
そして愉快な冒険へと薔薇さんたちも一緒に踏み出しながら、歌声つれてずんたかたー♪
みんなで歌えば勇気も元気も百倍、どんなものでもへっちゃら!
もふもふおっきい動物さんだって、楽しい歌に合わせて道を開けてくれたし。
手を伸ばしたお化けみたいな木も、川にかかった小さな橋も、リズムに合わせてぴょんっと超えれば全然こわくなんてない。
「歌と一緒ならぜーんぶ楽しめちゃう!」
それからお菓子の生る木の下で広げるのは、お弁当。
おにぎりむしゃむしゃ、手もぺろぺろ、ひとやすみして英気を養いつつも。
お菓子の木から薔薇さんたちにと取ってあげるのは、喉にも良さそうな水飴の雫。
そしてみんな、おなかいっぱいになったら。
「さぁ、城まであと少し!」
勇ましくも楽しい歌を歌いながら、いざ冒険再開……と、いきたいところだけれど。
「おなかいっぱいでねみ……んぁ……」
ブロスはふわっと、大きなあくびをひとつ。
でも冒険には休憩も必要だから――子守歌のようにすぴーと健やかな寝息をたてながら。
みんなですやぁと、しばしお昼寝タイムに。
大成功🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
マティアス・シュトローマー
【箱】旅団の5人で
シュガー、ラト、エトワール、紘希
サーヴァントはショコラさん、レオン
容姿は今のまま小さくなった感じ
セーラーに半ズボン、門閥出身の幼児らしい服装
口調はステシの2つめ、やんちゃな性格
ちぇーまおうはシュガーか
なら俺はゆうしゃする!
積み木の上を移動しつつラトに手を貸す
…しょうがないなあ。俺がひっぱってあげるよ
えっエトワールはレオンにのるの?ずるい!
でもまけないから!くらえっ、レーヴァテイン!
紘希の描いてくれたエフェクトに目を輝かせながら新聞紙の剣をぐるぐる振り回す
やった!紘希のおかげでかてたよ、ありがとう!
空に手を振りつつラトを振り返る
…えっ、シュガーとショコラさんを倒したのって…
エトワール・ライトハウス
【箱】
マティアス、シュガー、ラト、不知火と
呼び名は和洋問わず前の名前にさん付け
●容姿
極端に色白の肌、華奢な手足、病弱な頃の姿
病弱なのは見た目だけ
末っ子である反動で周りにお兄さんぶる
口調は第二口調のですます調
サーヴァントはそのままサイズ
●行動
すごい! レオンがすごく大きいです!
おや、みんなで戦いごっこですか?
私はお兄さんですからね! ちゃんと付き合ってあげましょう!(ウキウキ)
ふふふ、おおきなレオンに乗った私はむてき!
さあ、このシンブンシ・スピアーで……なんで止まるんです? レオン?
いや、こう言いたいのですね?
――てきとーな所で負けてあげるとお兄さんっぽい、と!
流石、レオンはやっぱり賢い!
シュガー・カトレア
【箱】の皆さんと
呼び方は名前にさん付け
容姿
ふわふわのツインテール
ショコラさん(大きさそのまま)を抱えている
さ行がうまく言えない
負けず嫌い
行動
積み木の森でごっこ遊びをする
ごっこ遊びといえば勇者と魔王
私が魔王なのでしゅ!
できるだけ高くて広さのある場所に行き
チャンバラで勝負する
持参した新聞紙で作った剣をクレヨンで色塗り
ショコラさんと一緒に勇者と戦う
戦う時はショコラさんの肉球での優しいパンチと
新聞紙の剣で戦う
チャンバラは新聞紙の剣が頭に当たったら仲間になる
というルールで遊ぶ
途中でラトさんの新聞紙の剣が飛んできたので当たって負ける
負けたので泣いて悔しがりつつ
ショコラさんになぐさめてもらってから仲間になる
ラト・ラ
【箱】
マティアス、紘希、エトワール、シュガー
下の名で呼び捨て
状態 /
背中ほどの長さの髪を一つ結びに
服装は貧しさ残るシンプルで質素なもの
首から木製とビーズのロザリオを下げる
面倒見のいいしっかりもの… になりたいお年頃
行動 /
戦いごっこ…?
あぶないことをするとシスターに怒られちゃう
みんな、ものをこわさないようにきをつけて
まごついているところをマティアスに手を引かれ
しぶしぶ積み木の上を進む
まほうつかいがよかったなあ
新聞紙の剣を握り、魔王をチラ見
レオンのおうまさんは大きくてかわいいし
紘希のエフェクトもとてもすてきね!
目移りしながら適当に剣を振ったら
手から離れて ぽーんっとシュガーへ飛んでった!
あら…?
不知火・紘希
【箱】の皆と
呼び方:マティアスお兄さん、ラトお姉さん、エトワールさん、シュガーさん
☆状態・容姿
今より10cm低い
両親が離婚し、兄とも離れ、忙しい父のため近所に世話になっている
喜”怒哀”楽が豊かで怖がり、寂しがり屋
☆行動
エトワールさんのれおんくんおっきいねぇ!空にお絵かきできるの?僕、やってみたい!
なんて言いながら森へ
みんな、ちゃんばらやるんだ。面白そう!
でも、戦うの怖いしなあ……
そうだ!僕、えんしゅつやってあげる!
高いところに登って、皆の上空にゲームみたいな効果を描いて盛り上げるよ
シュガーさん、ショコラさんとマティアスお兄さんの戦いだ!
「どっちもがんばえー!」
結果は……え、ラトお姉さん…!?
皆で一緒に吸い込まれたのは、秘密の隠し部屋に飾られた不思議な絵画の中。
けれど不思議なのは、こどもの落書きみたいな絵画の中に入っただけではなくて。
みーんな揃って、ちっちゃな幼児になっちゃいました……!
極端に色白の肌に華奢な手足、病弱に見える男の子は、エトワール・ライトハウス(Le cabotin・g00223)。
でもそう見えるだけで、絵画世界をみんなととことこ進むエトワールくんはげんきだし、それに。
「すごい! レオンがすごく大きいです!」
なんてったって、とっても大きなお馬さんのレオンが一緒なのです!
「エトワールさんのれおんくんおっきいねぇ!」
不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)も、いつもよりも大きく見えるレオンを見上げる。
いや、レオンが大きくなったわけではなくて。幼児になった紘希が、いつもより10cm背が低くなっちゃっているのです。
それから紘希は、いつもよりうんと首を伸ばして空を仰ぎながら。
「空にお絵かきできるの? 僕、やってみたい!」
お絵描きできるというお空に何を描こうかとわくわくしつつも。
みんなと一緒にやってきたのは、つみきの森。
そして、積み木がつみあげられたひらけた森の広場に差し掛かれば。
んしょんしょっと、ふわふわのツインテールを揺らしながらつみきの上をよじよじのぼったシュガー・カトレア(泡沫の海・g00679)は、いつもよりも大きく感じるショコラさんを抱っこしたまま。
びしっと、こう宣言するのであった。
「私が魔王なのでしゅ!」
魔王爆誕の瞬間である!
だって、ごっこ遊びといえばやっぱり、勇者と魔王ですから。
というわけで、積み木の森ではじまるのは……幼児たちのチャンバラ勝負!
そして、魔王が爆誕したのならば。
「ちぇーまおうはシュガーか。なら俺はゆうしゃする!」
勇者も爆誕です!
セーラーに半ズボン、門閥貴族っぽい服装をしたマティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)くんには勇者がぴったり。
本当は魔王の方がよかった、って……? きっと気のせいです!
そんな魔王と勇者の声に、ひとつ結びにした背中ほどの長さの髪を揺らしながら、こてりと首を傾けつつも。
「戦いごっこ……?」
……あぶないことをするとシスターに怒られちゃう、って。
何処か貧しさ残るシンプルで質素な服を纏い、首から木製とビーズのロザリオを下げた幼女、ラト・ラ(*☽・g00020)はちょっぴりまごまご。
でも、積み木の上の決戦の舞台に張り切ってのぼっているみんなに、こう声をかける。
「みんな、ものをこわさないようにきをつけて」
そんな彼女は、面倒見のいいしっかりもの……になりたいお年頃。
けれど、積み木の下でまごついていたら。
「……しょうがないなあ。俺がひっぱってあげるよ」
たたっと移動してきた勇者、マティアスが手を伸ばして引いてくれたから。
ラトもよじよじ、いざ積み木の上へ。
何だかちょっとしぶしぶに見えるけれど……一緒に、積み木の上を進んで。
「みんな、ちゃんばらやるんだ。面白そう!」
紘希はそう声を上げるものの、すぐにぽつりと呟きを落とす。
「でも、戦うの怖いしなあ……」
楽しそうではあるのだけれど、でも、たたかいに参加するのはちょっぴりこわい。
そう思っていた紘希は瞬間、ピカンッと名案をひらめく。
「そうだ! 僕、えんしゅつやってあげる!」
そして高いところに登って、お空に手を伸ばして。
小さなおててで握ったクレヨンで皆の上空に描き描きするのは、わくわく楽しいゲームみたいな効果たち。
えんしゅつかとして、描いてたたかい盛り上げます!
ということで!
――シュガーさん、ショコラさんとマティアスお兄さんの戦いだ!
「どっちもがんばえー!」
そうどっちの応援も忘れずに、紘希は手をふりふり。
そしてたたかいには、つよくてかっこいい武器が必要だから。
シュガーは持参した新聞紙をくるくる、作った剣をクレヨンで塗り塗りしてから。
しゃきんっと魔王の剣を手にして、ゆるふわ肉球パンチを放てるショコラさんと一緒に、勇者と戦う準備万端です!
でもそれは勿論、勇者側も同じ。いざ、たたかいの準備を整えるけれど。
「まほうつかいがよかったなあ」
新聞紙の剣を握りつつも、ちらり。魔王を何気にチラ見するラト。
そんなけっせんのルールは、新聞紙の剣が頭に当たったら仲間になるというもの。
そんな、張り切っていたり、ちょっぴりしぶしぶだったりするみんなの様子をくるりと見回して。
「おや、みんなで戦いごっこですか?」
エトワールが見せるのは、ねんちょうしゃとしての余裕。
「私はお兄さんですからね! ちゃんと付き合ってあげましょう!」
ええ、うっきうきで。
そして、お兄さんだから。
「ふふふ、おおきなレオンに乗った私はむてき!」
すちゃっと、おっきなレオンに騎乗します!
「えっエトワールはレオンにのるの? ずるい!」
末っ子である反動で周りにえっへんお兄さんぶっている、幼児だけど大人げないそんなお兄さんに、マティアスは思わず抗議の声を上げるけれど。
「でもまけないから!」
だって、勇者ですから!
ぐっと、新聞紙のでんせつの剣を握り締めて。
――くらえっ、レーヴァテイン!
ぶんぶんっと勇ましく振るえば、ぶわわーっと空に燃え盛る炎!
紘希が描き描きしてくれるそんなかっこいい炎にキラキラ目を輝かせながらも、マティアスは意気揚々、新聞紙の剣をぐるぐるー!
だが、それを迎え撃つのは。
「さあ、このシンブンシ・スピアーで……」
しゃきんっと新聞紙の得物を構えるエトワールだけど。
ふと、こてりと首を傾ける。
「……なんで止まるんです? レオン?」
何故かレオンがぴたりと止まっちゃって。
でも、エトワールはお兄さんだから。
「いや、こう言いたいのですね?」
ええ、ちゃーんと分かるのです。
――てきとーな所で負けてあげるとお兄さんっぽい、と!
ということで!
「うぐっ、さすがは勇者、やーらーれたー」
こてんっと、エトワールは積み木の上に倒れて。
空気を的確に読んで、ひひーんと鳴いてから、ぱたりと同じ様に倒れたレオンをそっと見つつもこくこく。
……流石、レオンはやっぱり賢い! って。
そして、たたかいを見守っていたラトも、ほわほわ。
「レオンのおうまさんは大きくてかわいいし、紘希のエフェクトもとてもすてきね!」
そんな楽しい対決や演出に、きょろきょろと目移りしながらも。
一応、適当にぶんぶーんっと剣を振ってみたら。
――ぽーんっ。
「あら……?」
手の中にあった剣が、なくなっています??
そして、飛んでったラトの剣行方は。
「強い魔王がみーんなじゅうりんするのでしゅ! ……っ!?」
えいえいっと剣を振るっていた魔王へとまっしぐら!
そして――こつんっ。
「!!」
飛んできたラトの剣が、シュガーにヒット!
そんな思いがけない驚愕の出来事に、瞳を大きく見開いた後。
わぁんっと泣いちゃう元魔王。だって、当たって負けちゃったのが悔しくて。
けれど、ふにふに肉球でよしよしぽむぽむショコラさんになぐさめてもらったから……勇者たちの仲間になります!
そして、勇者マティアスは。
「やった! 紘希のおかげでかてたよ、ありがとう!」
強敵エトワールを、レオンと一緒に無事に勇者の仲間にできたから。
ぶんぶんと協力してくれた空の紘希に手を振って、そう言った後。
ふとラトを振り返ってみれば――瞬間、思わずきょとん。
「……えっ、シュガーとショコラさんを倒したのって……」
「……え、ラトお姉さん……!?」
紘希も、いつの間にかついていた決着に瞳をぱちくり。
魔王を見事打ち倒したラトと、まだちょっぴり涙目な元魔王のシュガーを交互に見つめながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
【悲劇感知】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
うーん……
(お絵描き出来る空。つまり、自然なものではない空)
…………つまんないなこのそら
(ため息混じりでぼんやり眺めながら道なりを行きます)
ふわふわしたくもも……
ぱたぱたしてるとりも……
……なんかうそつきみたいですきじゃないや
(5歳の身体にはとても大きい氷晶剣を引きずりながら進んで行きます)
(チラリチラリと目に入るお菓子の誘惑には抗えず)
おかしがいっぱいたべれるのはちょっとうれしいけど…………
だれもみてないなら、ちょっとくらい……いいよね……
(なるべく目立たないところになってるお菓子を複数ぱくつき)
ん〜〜、おいひい…………
(誰かに見られてたら慌てて顔を隠しながら逃亡します)
やって来た世界は一見、楽しそうにみえるけれど。
高い高いお空を見上げてみた眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)は、こてりと首を傾ける。
「うーん……」
じいっと見つめているのは、お絵描きが出来る空。
けれどそれって、つまりはこういうこと。
「…………つまんないなこのそら」
そう、自然なものではない、つくりものの空。
それから、みんなと同じようにちいさくなった人鳥はとことこ。
ため息混じりでぼんやりと絵画の世界を眺めながら、道なりに歩いていって。
(「ふわふわしたくもも……ぱたぱたしてるとりも……」)
ふるりと首を横に振って、ちらりと見ただけでそれらを通り過ぎる。
……なんかうそつきみたいですきじゃないや、って。
見た目は楽し気ではあるのだけど、でも実際はちっとも、わくわくしないから。
図鑑や本物のペンギンや動物達を見た時みたいに、わぁって、全然思わない。
そしてずるずると、ちっちゃい5歳の身体にはとっても大きい氷晶剣をんしょんしょと引きずりながら進みつつも。
「おかしがいっぱいたべれるのはちょっとうれしいけど…………」
人鳥は、美味しそうなお菓子がなっている木を、チラリチラリ。
そんな目に入る甘ーい誘惑には抗えずに。
てくてくおもむろにお菓子の木に近づいて、きょろりと周囲を見回した後。
「だれもみてないなら、ちょっとくらい……いいよね……」
そろり、ちいさくなった手を伸ばしてみる。
そしてなるべく目立たないところになっているマカロンやチョコレートなどをそうっと取って。
「ん〜〜、おいひい…………」
いくつかぱくついてみれば、思わずその美味しさに、ほわり。
けれど、シュババッと元気な女の子がすぐ傍を勢いよく駆け抜けていくのを目にすれば。
見られたかどうかは分からないけれど、人鳥は大慌て。
あわあわと顔を隠しながらも、お菓子の木からタタタッと逃亡しちゃいました。
大成功🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV4になった!
坂登・悠日理
惺音g03409と
ほわぁ
さとねもおれもちっちゃい!
小さい手で背比べ
さとねのほうがおっきい!
にししと笑い
性格はそう変わらず
今以上に好奇心旺盛
集中する時はする3歳児
よおししゅっぱーつ!
片手に惺音の手
片手に今と変わらぬレオの手を握り出発してすぐ
あーきれいな石がある!
この石なんだろー
しゃがみクレヨンの石しげしげ
おれこの石
だってさとねの色だもん!
嬉しそうに
さとねおえかきしよ!
何かくー?
おれどうぶつ!
もふもふいっぱいだからいっぱいかく!
区別のつかない動物を沢山描いて
これレオだぞー
うわぁさとねじょうず!
はなまるだからごほうび!
周囲きょろり
ドーナツをぴょんと取り渡し
はんぶんやったー
レオにてた?
どや顔でぱくつく
森瀧・惺音
ゆぅ君g04140と
ゆぅ君を見れば私より目線が下で
ゆぅくん、わたしよりちいさかったっけ…
真面目な3歳児
少しお姉さんだからゆぅ君の世話をしようと思い
振り回される
姿に引き摺られて3歳頃の記憶は明確
ゆぅ君と今と変わらぬユキミとも手を繋ぎ
ほんとだ、たくさんの色があるよ
え…じゃあ、わたしはこの石
もじもじ恥ずかしそうに
柔らかな茶色のクレヨンを取り
わたしも、もふもふかこうっと
ねこさんにー…ひよこさん
猫は耳と尻尾で分かる程度の
ひよこは茶色の所為で銘菓のよう
はなまる?
やったぁ
嬉しそうに貰ったドーナツは、半分こ
はい、ゆぅくんもはなまる
うん、つのとかそっくり
食べる前にこっそり
進む方向へ矢印を書くのは忘れない
迷子防止
絵画の中に入れば、そこは摩訶不思議なこどもだけの世界。
だからここは、こどもしかいない場所だから。
「ほわぁ、さとねもおれもちっちゃい!」
坂登・悠日理(叡智の眼・g04140)も森瀧・惺音(眠れる森の魔女・g03409)もぐぐっと背丈が縮んで、ちいさな幼児に。
ぱちくりと悠日理は瞳を瞬かせた後。
ちっちゃなおててで惺音と背比べしてみれば、にししって笑っちゃう。
「さとねのほうがおっきい!」
だって、いつもならば見つめる視線は下なのに。今は、惺音を見上げるかたちになっているのだから。
惺音も隣の彼を見れば、自分よりも目線が下で。
「ゆぅくん、わたしよりちいさかったっけ……」
いつも見上げている彼が、今は自分よりも小さくて。
だから真面目な3歳児は、こくりとひとつ頷きながらも思うのだった。
……少しお姉さんだからゆぅ君の世話をしよう、って。
けれど悠日理くんは、元から旺盛な好奇心が無邪気にパワーアップ。
集中する時はする、3歳男児であるから。
「よおししゅっぱーつ!」
片手に惺音の手、片手にいつもより大きく感じる普段通りのレオの手を握って。
いざ出発! ……して、すぐ。
「あーきれいな石がある! この石なんだろー」
見たことのない色々な色の石たちに、早速興味津々!
悠日理といつもと同じ大きさのユキミ、ふたりと手を繋いで歩かんとしていた惺音は、姿に引き摺られてか3歳頃の記憶は明確だけど。
「ほんとだ、たくさんの色があるよ」
彼の好奇心に振り回されちゃって、一緒にその足を止めて。
悠日理はちょこんとしゃがんで、きれいな石……クレヨンの石をしげしげと見つめてから。
「おれこの石」
ひょいっとさほど迷わずに選んだ色は、みどりいろ。
それから嬉しそうににぱっと笑って続ける。
……だってさとねの色だもん! って。
そんな彼の言葉と握る緑色のクレヨンを見て、瞳をぱちりと瞬かせてから。
惺音もそうっとひとつ、小さなその手に取る。
「え……じゃあ、わたしはこの石」
もじもじ恥ずかしそうに、柔らかな茶色のクレヨンの石を。
そしてお互いに、相手の色のクレヨンを手にすれば。
「さとねおえかきしよ! 何かくー? おれどうぶつ!」
悠日理はぐるぐるーっとお空にお絵描きを。
……もふもふいっぱいだからいっぱいかく! って。
「これレオだぞー」
本人にしか区別がつかない動物さんを沢山描き描き。
そんな彼が描いているもふもふ動物さんたちを見て、惺音も一緒にお絵描き開始。
「わたしも、もふもふかこうっと。ねこさんにー……ひよこさん」
お耳と尻尾でわかる猫さんと、色味的にちょっぴりお菓子みたいな感じのひよこさんを。
そして真面目に描き描きしている惺音の、猫さんやひよこさんを見て。
「うわぁさとねじょうず!」
悠日理はそう言ってから、周囲をきょろり。
ドーナツをぴょんっと取って惺音に差し出す。
「はなまるだからごほうび!」
なんていったって、上手なはなまるですから!
「はなまる? やったぁ」
惺音は嬉しそうに瞳を細めてから、貰ったドーナツは半分こ。
「はい、ゆぅくんもはなまる」
だって、悠日理もはなまるだから、ごほうびです。
「はんぶんやったー。レオにてた?」
「うん、つのとかそっくり」
惺音は、どや顔ではなまるごほうびのドーナツをぱくつく彼の言葉に、こくこくと頷いてから。
彼と半分こしたドーナツを食べるその前に、きゅきゅっと忘れず描いておく。
迷子になっちゃったら大変だから……迷子防止に、進む方向へ矢印を。
だってちょっぴりだけ、自分の方がお姉さんなのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】がLV2になった!
【飛翔】がLV6になった!
効果2【アヴォイド】がLV5になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
クラーラ・シャーフ
【ガレージ】
イツカ→イッカ
子火→しぃ
・容姿
5歳くらい、お転婆
黒髪短髪ふわふわ癖毛
シンプルな長袖シャツとパンツ
・行動
イッカ、しぃ、はぐれないように手を繋いで行こう
めざすはもふもふ広場!
わぁ、いろんなもふもふがいっぱい
一番もふなの誰かな
会うもふ会うもふぎゅーっと優しく抱き締めて圧縮
さわり心地はイッカのキットちゃんが断トツかも
かっこ良さはハヤグリが一等賞ね
はっ、あそこにいるのは羊さん!
頭を突き合わせてご挨拶
……てごわい、でも負けない
頭突き対決は押し倒されたけど、応援の分私の勝ち!
ごはん楽しみね
しぃ、お肉のサンドウィッチ分けてあげる
ふたりとも、お野菜ちゃんと食べるんだよ
お姉さん風を盛大に吹かせて見守る
イツカ・ユメ
【ガレージ】
・幼児時
3歳児くらい
おかっぱ頭、スモックとかぼちゃぱんつ
ちょっぴり怖がりで甘えん坊
モーラットは通常サイズ
うぴゃあ!どうしよ、ちっちゃくなっちゃった!
しぃちゃ、くららちゃ、まってまってー(むぎゅっと手を繋ぐ)
おてて繋いでもふもふ広場をたんけんするお!
ひよこやうさぎ、ちっちゃなもふもふと行進だー!
おっきいもふもふは怖いから、きっとや、はやぐりの後ろにかくれちゃう
くららちゃは羊さんとたたかうの?がんばえーっ!
あそんだらおなかぺこぺこ!
おべんと持ってきたからみんなで食べお!
たこさんういんなと、たまごやきと……む?しぃちゃ、お野菜にがて?
しょうがないなぁ、ピーマン以外はわたちが食べてあげゆ!
篝・子火
【ガレージ】
・外見
ちょんまげ髪
甚兵衛
無双馬は子馬化
イッカとララ(クラーラ)。おもかげがあって可愛らしいな。
ゆだんせずに絵の中をたんさくしよう。
(離れないよう手をギュッ)
やわらかな毛玉がたくさんだ。ふとんにしたい。
ふわふわということは…キットのなかまか?可愛い。
あ、すねるなハヤグリ号。おまえはふわふわでないがかっこいい。
ララと羊のたいけつ。応援だ。
白熱したいいしあい…頭つきは痛くなかったか?
おつかれさまだ。めしにしよう。
しかはこめがすきだ。おにぎりたくさん。
イッカのおかず…タコの形をしてるのか!
ララのは…さんどいっち。肉とはごうかだ。たべていいのか?
やさいは…イッカにあげる。
やさいはにがてだ。
みんなで仲良く飛び込んだのは、秘密の隠し部屋に飾られた絵画の中。
そして、みんな仲良くお揃いで。
「うぴゃあ! どうしよ、ちっちゃくなっちゃった!」
ちっちゃい幼女になっちゃいました!
そう、はわわっとびっくりしちゃったイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は、スモックとかぼちゃぱんつ姿におかっぱ頭の3歳児くらいに。
イツカの傍に居るキットは、今のみんなにはちょっぴり大きく見えるけれど、でもいつもと変わらないみたい。
そんなイツカから、篝・子火(天高し・g02594)は今度は、シンプルな長袖シャツとパンツ姿の黒髪短髪ふわふわ癖毛な5歳くらいの女の子……クラーラ・シャーフ(白日夢の陥穽・g06521)へと目を向けて。
(「イッカとララ。おもかげがあって可愛らしいな」)
ちっちゃくなったふたりをじいと見ては、大きな時の面影を見つけてこくりと頷く。
そんな子火も勿論、甚兵衛にちょんまげ髪の幼女なのです。
そして絵画のまほうで、幼女になっちゃった3人は。
「しぃちゃ、くららちゃ、まってまってー」
「イッカ、しぃ、はぐれないように手を繋いで行こう」
「ゆだんせずに絵の中をたんさくしよう」
みんなで離れないように、むぎゅっとしっかりおてて繋いで。
いざ、絵画の世界をたんさくです!
そして、てくてく目指して、がんばって辿り着いたのは。
「もふもふ広場をたんけんするお!」
「わぁ、いろんなもふもふがいっぱい」
たくさんのもふもふ動物さんたちがいる、もふもふ広場です!
「やわらかな毛玉がたくさんだ。ふとんにしたい」
そう子火は、お昼寝に最適そうなふわもこたちを見つめて。
「ひよこやうさぎ、ちっちゃなもふもふと行進だー!」
ちっちゃなもふもふさんたちと、とことこイツカは大行進!
クラーラはきょろりと広場を見回してから。
「一番もふなの誰かな」
全く人見知り……いや、もふ見知りせずに、ぎゅぎゅうっ。
会うもふ会うもふ、ぎゅーっと優しく抱き締めて圧縮して、そのもふ具合を確かめる。
そんな動物さんたちを、やっぱりじいっと見ながらも。
「ふわふわということは……キットのなかまか? 可愛い」
ほわりと子火が口にすれば、クラーラは迷わず一番のもふを確信する。
「さわり心地はイッカのキットちゃんが断トツかも」
もこもこふわふわまんまるな、キットの優勝です!
そして、えっへんもきゅっと、ちょっぴり得意げなキットだけれど。
その傍で、前足で地面をてしてしっとしている子馬さんの姿が。
そんな子馬さん……ちっちゃくなっている相棒の様子に気付いて。
「あ、すねるなハヤグリ号。おまえはふわふわでないがかっこいい」
子火が言えば、クラーラもこくり。
「かっこ良さはハヤグリが一等賞ね」
キットはもふもふ一等賞、ハヤグリ号はかっこ良さ一等賞です!
そんな一等賞なふたりの後ろに、ささっと隠れちゃうイツカ。
ひよこさんやうさぎさんみたいな小さい子は大丈夫だけれど、おっきいもふもふさんはちょっぴり怖いから。
でも、キットやハヤグリの後ろからそうっと顔を覗かせるイツカは、おっかなびっくりだけれど。
「はっ、あそこにいるのは羊さん!」
クラーラはお転婆……いえ、お姉さんだから。
もふもふおっきな羊さんにタタッと近寄って、すかさずご挨拶!
こつんっと、頭を突き合わせて。
そして、メェッと挨拶を返してくる羊さんと。
「……てごわい、でも負けない」
両者一歩も退かない、頭突き対決!?
「くららちゃは羊さんとたたかうの? がんばえーっ!」
「ララと羊のたいけつ。応援だ」
イツカと子火も、羊さんとたいけつするクラーラを一生懸命全力で応援です!
そして――こてんっと。
クラーラは羊さんに押し倒されちゃったけれど、でも、羊さんも一緒にころんっと転がったし。
何より、ふたりの応援があったから。
「応援の分私の勝ち!」
この勝負、3人の勝利です!
「白熱したいいしあい……頭つきは痛くなかったか?」
子火はたたかいを終えたクラーラに声を掛けて、そうっとよしよし労ってから。
「おつかれさまだ。めしにしよう」
「あそんだらおなかぺこぺこ! おべんと持ってきたからみんなで食べお!」
「ごはん楽しみね」
みんなで、ごはんタイムに!
「しかはこめがすきだ。おにぎりたくさん」
わくわくと子火が手にするのは、たくさんのおにぎり。
イツカはぱかりと開いたお弁当を見つめて、おかずさんたちに瞳をキラキラ。
「たこさんういんなと、たまごやきと……」
「イッカのおかず……タコの形をしてるのか! ララのは……さんどいっち。肉とはごうかだ」
はむはむとおにぎりを食べながらも、子火はふたりのごはんを覗き込んで瞳をぱちくり。
「しぃ、お肉のサンドウィッチ分けてあげる」
「たべていいのか?」
クラーラは、そんな彼女にもお肉のサンドイッチをお裾分けして。
子火も、イツカにお裾分け……?
「やさいは……イッカにあげる」
「……む? しぃちゃ、お野菜にがて?」
「やさいはにがてだ」
きょとりと首を傾けるイツカに、こくこく子火は頷いて。
「しょうがないなぁ、ピーマン以外はわたちが食べてあげゆ!」
そうドヤッと子火の分のお野菜を食べてあげるけれど。
イツカのお弁当箱には、ピーマンがそっとよけてあります。
そしてそんなふたりを見守りつつも、こう声を掛けるクラーラ。
「ふたりとも、お野菜ちゃんと食べるんだよ」
きちんと野菜を食べてみせつつ、お姉さん風を盛大に吹かせながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV6になった!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
ミシェル・ロメ
淫魔絵画っていうと、もっとおどろおどろしいものを予想していたんだけど、
この絵の中の世界は何だかほのぼのとしてて
夢や童話のような世界は、ここが敵の術中だということを忘れてしまいそう
体に合わせて小さくなった翼で
同じ5歳ぐらいの姿のリリコと一緒に空を飛んでみる
空に浮かぶ白い雲のベッドは綿のようにふかふかで
寝転がっておひさまの光を浴びながら小鳥さんと一緒に歌うんだ
お腹がすいたら木陰でお昼にしよう
お弁当はハムとチーズとレタスを挟んだサンドウィッチ
おやつは「お菓子が生る樹」から摘み取ったマカロンの実
子供が子供らしく無邪気に過ごせるって
本当はとってもたいせつなことなんだ
だから僕……がんばらなくちゃ!
足を踏み入れた秘密の部屋に、1枚だけ飾られている絵画。
だがそれはただの絵画ではなく、ルーブル美術館の立ち入り禁止区域に飾られた『淫魔絵画』である。
そして、その絵の前に立てば、たちどころに吸い込まれてしまうのだという。
淫魔が支配する絵画の中に。
いや、吸い込まれるだけではなくて……入った者は誰もが例外なく、小さな幼児になってしまうというのだ。
それは勿論、ミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)も同じ。
ぐんっと低くなった目線を、そっと周囲に巡らせて。
(「淫魔絵画っていうと、もっとおどろおどろしいものを予想していたんだけど」)
ちいさくなったミシェルは、絵画の中の世界を眺めつつも思う。
淫魔の支配する世界と聞けば、何だかよからぬものという印象が強いけれど。
この絵の中は、こどもだけの世界。
だからか、何だかほのぼのとしていて……つい、忘れてしまいそうになってしまう。
夢や童話のような世界、ここが敵の術中だということを。
でも、小さい子が好きだというこの絵画を支配する淫魔の趣味も、良いものではないのは確かだから。
ミシェルはふわりと体に合わせて小さくなった翼を広げて。
ぱたぱたと同じ5歳ぐらいの姿になっているリリコと一緒に、敵がいるお城を目指して、お空の冒険に。
画用紙のような空は、ディアボロスのおともだちが描いたクレヨンの鳥さんたちが楽しそうに飛んでいて。
空に浮かぶ白いもくもく雲のベッドは、綿のようにふかふかで。
そうっと寝転がってみれば、おひさまの光がぽかぽか。
そんな優しくて温かい陽光を浴びながら、ミシェルは小鳥さんと一緒にお歌を歌えば。
すぐ下にあるお花畑のお花さんたちも歌い出して、みんなで楽しく大合唱に。
そしてお腹がすいたら、木陰でお昼ごはんを。
ハムとチーズとレタスを挟んだサンドウィッチをはむり。
食後のおやつには、お菓子が生る樹から摘み取った甘くて色とりどりなマカロンの実を。
そんな絵画の中の冒険は、わくわく楽しくて。
ミシェルはひとやすみした後、再びリリコと一緒にぱたぱたとお空を飛びながらも思う。
(「子供が子供らしく無邪気に過ごせるって、本当はとってもたいせつなことなんだ」)
ここは淫魔の支配する、本当の世界ではない絵の中ではあるのだけれど。
でも自分のわくわく楽しい今の気持ちも、この世界で遊ぶみんなのキラキラした顔も、それは本物には違いないから。
――だから僕……がんばらなくちゃ! って。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV7になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
観月・遙
【はな組】
わぁいみんなこども
きょうはわたし年下じゃないよ
尻尾は一本だけになったけど、喜びに目一杯ふわふわ
崖飛びこえよう
みあき真ん中ならこわくない?
いっしょじゃなきゃ、やー
おててつないで
わー!
お花さんがうたってる(後ずさり
よいちおどるの?見たい見たい
お花さんうたってのど乾くかな。お水あげる。おべんとうもたべる?
ありがとう、みんな一緒にたべよ
大丈夫だよみあき、木になってるおやつとってくるから受けとって
はっ、あそこにおおきい生き物が…!(初めて白熊を見た)
動物たちを巻き込んでおいかけっこ大会
からの全身ふかふかに埋もれて一休み
みんなふかふか好きなんだぁ
力を合わせればもって帰れるかも
あったかい、おねむ…
砂子・深彰
【はな組】
「わたし…みそじじゃないのかぁ…」
こんなかんじが、うれしい、なのかな…
ぬいぐるみかうごいて、花がうたってる…
変なの
高いところは、こわい
でも行かなきゃおいていかれちゃう
…?
おいて、いかないの?
「手…つなぐ…」
…変なの
わたしを、見ないフリしない人たち
すききらいはないよ
だからわたしは、おやつのゼリーをあげるね
よいちとはるかも、ほしかったかな…
おどるの、上手
わたしも上手にキャッチする…
ふかふかあそびにそっとまざって
わたしはお姉ちゃんだから
がんばって走るし
おねむも、がまんできるよ
できるよ…(すや
(無口で存在感を消しがち。ほぼ心の声
子供でも諦観気味
外見はそのまま小さくなって、眼鏡が無い感じです)
花塚・夜壱
●はな組
おぉ…ふたりとも可愛い、可愛い(思わず拍手)
そおだな、みんなおんなじだな
はるか、うれしそう
みあきは?みあきはうれしい?
崖?いいよ、飛ぼお
お手てつなぐ?じゃあ、みあきが真ん中!
動くのはとくい、跳ねるのも、かけっこも
お花が歌ってるーすごいねぇ
なんの花?なんの歌?よいちもおどって良い?
はるかが分けっこするなら、よいちのはるかに分けてあげる!
はるか、きのぼり上手?みあき、キャッチ、できる?
すごいなぁ、すごい、すごい(拍手)
白熊とおいかけっこ、よいちもまぜてね
ふかふかには、じーんと感動
ずっとふかふか触る、ふかふか
ふたりが寝たら、ふかふか毛布掛けてあげる
みあきを真ん中にね、はさんで寝るよ、川の字!
吸い込まれた絵画の先に広がるのは、まるで夢の中みたいに楽し気な世界。
でもここは、こどもだけの世界だから。
「わぁいみんなこども」
そう、みんなこども。みーんな、誰もが幼児になっちゃう世界なのです。
九本あった尻尾は一本だけになっちゃったけれど。
……きょうはわたし年下じゃないよ、って。
喜びに目一杯ふわふわ、観月・遙(須臾・g00126)の尻尾もご機嫌にゆうらり。
そんな遙の姿は勿論幼児のこぎつねさん。
「おぉ……ふたりとも可愛い、可愛い」
ぱちぱちーと、ちっちゃくてふにふに柔らかくなったおててで、そう思わず拍手して。
「そおだな、みんなおんなじだな」
こくこく頷きながらも、やっぱり遙と同じようにちいさくなった花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は瞳を細める。
……はるか、うれしそう。そうゆらゆらふわふわの尻尾を、ほわほわ見つめて。
そんなふたりと共に絵画世界にやってきた砂子・深彰(烏有・g00137)も。
「わたし……みそじじゃないのかぁ……」
身体がちいさくなってもどこか諦観気味で、掛けていた眼鏡はないけれど。
この世界ではみそじではなく、幼女なのです。
そんな元のそのまま小さくなった外見の深彰へと、夜壱は視線を移してから。
「みあきは? みあきはうれしい?」
そうこてりと首を傾げつつ訊いてみれば。
深彰も夜壱と一緒に、こてり。
(「こんなかんじが、うれしい、なのかな……」)
それから、そうっと周囲を見回してみれば。
(「ぬいぐるみがうごいて、花がうたってる……」)
うれしい、のかはわからないけれど。少なくとも多分、いやではなくて。
でも絵画の中の不思議な世界に、やはり深彰はこう首を傾げるのだった――変なの、って。
そしてとことこ、みんなで一緒に歩き出せば。
目の前は、崖になっていて行き止まり……?
いえ、崖にあるのは、向こう側にジャンプできるトランポリン。
「崖飛びこえよう」
「崖? いいよ、飛ぼお」
そうさっそくよじよじトランポリンにのぼってみて、ぽんぽんきゃっきゃと跳ねてみる遙と夜壱であったが。
深彰はちょっぴり躊躇してしまう……高いところは、こわい、って。
(「でも行かなきゃおいていかれちゃう」)
きっとこのままでは、楽しそうなふたりは自分のことなど気づかずに、ぽーんって向こう側に飛んでいっちゃうだろう。
高いのはこわいけれど、おいていかれるわけにはいかない……思っていたら。
ふいに差し出されたのは、ちいさいけれど優しいおてて。
「お手てつなぐ?」
そうにぱっと笑んで言った夜壱と一緒に、遙もおててを伸ばして。
「みあき真ん中ならこわくない?」
ぱちくりと自分達を見ている深彰へとこう続ける。
いっしょじゃなきゃ、やー、って。
(「……? おいて、いかないの?」)
無口で存在感を消しがちな自分は、一生懸命ついていかなかったらすぐにおいていかれちゃうって、そう思ってたけれど。
目の前のふたりのおててを、深彰はそうっと取る。
「手……つなぐ……」
「じゃあ、みあきが真ん中!」
夜壱は、跳ねるのもかけっこも、動くことはとくいだから。
遙と一緒に深彰のおててを引いてあげつつ、えっへんちょっぴり得意げに、一緒に飛んであげる。彼女がこわくないように。
そしてそんなふたりと、そっとおててを繋ぎながらも。
深彰はやっぱり思うのだった――変なの、って。
自分を、見ないフリしない子たちに。
それから、遙は3人でおててつないだまま……せーので、ぽーん!
「わー!!」
思わず声を上げちゃうけど、見事崖を飛び越えて。みんなと一緒で、とっても楽しい。
そしてふと目の前を見れば、そこはお花畑で。
ぱちくり瞳を瞬かせた後、じりっと思わず後ずさりする遙。
「お花さんがうたってる」
そんなお耳をぺたんとちょっぴり警戒気味のこぎつねさんとは逆に。
「お花が歌ってるーすごいねぇ」
てけてけ、うたうお花さんへと近寄って。
ひょいっとお花さんたちと同じ目線に屈んで、夜壱はこう訊いてみる。
「なんの花? なんの歌? よいちもおどって良い?」
「よいちおどるの? 見たい見たい」
ちょっぴりびびり気味だった遙も、ぴょこりとお耳を立てて。
ふりふりぴょこぴょこ楽しそうに踊り出した夜壱を深彰もじいっと見つめる。
……おどるの、上手、って。
そしてこれまでのぼうけんに、ちょっぴりおなかもすいたから。
3人がお花畑でぱかりと開くのは、おいしそうなお弁当。
遙は、歌うお花さんたちにも分けてあげる。
「お花さんうたってのど乾くかな。お水あげる。おべんとうもたべる?」
水筒にはいったお水とお弁当のおかずも。
「はるかが分けっこするなら、よいちのはるかに分けてあげる!」
「ありがとう、みんな一緒にたべよ」
そう、はい! っておかずを分けてくれる夜壱に、遙はほわりと笑んで。
深彰もすききらいはないから、おやつのゼリーをお花さんたちにあげるけれど。
ふとふたりをちらりと見て、はたと思うのだった。
よいちとはるかも、ほしかったかな……って。
でも、そんな彼女の様子に気が付いて。
たたっと遙が駆け寄るのは、甘いお菓子がたくさん生る木。
「大丈夫だよみあき、木になってるおやつとってくるから受けとって」
「はるか、きのぼり上手? みあき、キャッチ、できる?」
んしょんしょと木に登り始めた遙と、隣の深彰を交互に見つつ、夜壱がそう声を掛ければ。
木の上を見上げながらも、深彰は彼の言葉にこくり。わたしも上手にキャッチする……って。
そして、ふわっと遙が降らせてくれるマカロンやチョコレートのお菓子たちを、深彰はキャッチ!
「すごいなぁ、すごい、すごい」
そんなふたりの連携プレイに、夜壱もいっぱい拍手しちゃう。
それからおなかも元気も、ほくほくいっぱいになって。
またみんなでてくてく歩いていれば……ふいに大きく見開かれる遙の瞳。
だって、見つけたのだから。
「はっ、あそこにおおきい生き物が……!」
それは初めて見る、まっしろなクマさん。
いや、シロクマさんだけでなくて、いろんな動物さんたちがいる広場で。
みーんな巻き込んではじめるのは、ぐるぐるおいかけっこ大会!
「白熊とおいかけっこ、よいちもまぜてね」
夜壱もタタタッとおいかけっこに参戦!
深彰は、よちよちぴよぴよ走るふかふかひよこさんを、そろりと抱っこしてあげてから。
(「わたしはお姉ちゃんだから、がんばって走るし」)
ふかふかあそびにそっとまざって、スタタッ。
けれどいつの間にかおいかけっこ大会が、もふもふ大会に変わっちゃって。
ぽふりっと、遙は全身ふかふかに埋もれてひとやすみ。
夜壱もキラキラと瞳を輝かせて、じーんと感動しながらもさわさわ。ずっと、ふかふかもふもふ。
「みんなふかふか好きなんだぁ。力を合わせればもって帰れるかも」
遙はそうふわふわに身を委ねながらも、ふわりとひとつ大きなあくび。
――あったかい、おねむ……、って。
深彰ももふもふ、ふかふかに埋もれているけれど。
でも、お姉ちゃんだから。
(「おねむも、がまんできるよ」)
できるよ……って、ひよこさんを抱っこしたまま、すやぁ。
そしてひたすらふかふかしながらも、夜壱はすぅすぅとお昼寝しちゃったふたりを見て。
そうっと、ふかふか毛布を掛けてあげた後。
ふたりと一緒に、ころん。
(「みあきを真ん中にね、はさんで寝るよ」)
もふもふに、ぽふんと埋もれて……すやぁ。
みんなで仲良く――川の字! って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV8になった!
シャトン・ヴォロンテ
【クナド】
見目も精神も5歳当時のそれ
アンタ達ずいぶんちぢみましたのね?
今はアタシの方がおねーさん見たいですわ…
…アタシが……おねーさん…
…うふふふー!
(※凄く良い気分になって来た)
ミショー!羽根が重そーだしわたしが手をつないであげますわ!
ほらえんりょしないの!リューノジョーも!こっちの手!
あすれちっくに行くのよね?
まずはアタシが見本を見せたげる!
だっておねーさんだから!(ドヤァ)
(で)
…キュウ
(見事に転びアスレチックから落ちてベシャリ)
うう……何でよぅ…おねーさんなのにぃ……(ベソベソ)
お弁当?
…えー、お菓子の方が良いですわ!
ブリオッシュ!甘いやつ!(ド直球我儘)
アタシにんじんきらいですのっ!
一角・實生
【クナド】
外見3歳
中身は現在
翼が重い
ちしじゅみたん、ろろんてしゃ、たいじょぶ?
……滑舌も悪い
もり?
それならつみきのもりにいこっか
(アスレチックは時折飛翔しやり過ごす気満々)
繋いだ手を握り返してみる
おねーさん……きょうだいってこんな感じかな
ろろんてしゃ!
たいじょぶ、よしよし。いたいのいたいのとんでけー
ちしじゅみたんまって、いかないで
追いかけようとして今度は俺が顔面からベシャリ
……なかないよ(涙目)
眺めの良い場所でランチタイムに
あ、はんばーぐはいってう
ろろんてしゃはにんじんためなんだ
じゃあさ、すきなのもにがてなのもわけっこしようよ
ちしじゅみたんのおにぎい、おにいさんともいつかわけっこできたらいいね
地鎮・竜之丞
【クナド】
幼い頃は兄にべったりで
どこに行くにもついていったもんだ
今はもう
消えてしまったが
見た目も精神も4歳になった影響か、刻逆で消えた兄弟たちや家族がまだ生きていると思い込む
兄ちゃん…?
りゅー、兄ちゃん探さなあかん、うん
お友だちと森にいく
兄ちゃんもそこにいる気がする…
みしょ、しゃと、お手手つないで行こね
あっ
しゃと、あぶないっ!
兄ちゃんも、コケて泣いてるかも…?
はやく見つけなきゃ…っ!
(走り出すも燃費の悪さゆえ腹減りですぐ蹲るだろう)
(ぐう)
ごはん…(泣)
わけっこ?
たべていいの?
えへ、ありがとう
りゅーのおにぎり要る?
兄ちゃんどこいったのかな
母さんにね
りゅー、兄ちゃんの傍に居たげて
って言われてるの
隠された部屋に飾られた、1枚の絵画。
幼い子が描いた落書きみたいなその絵を見遣り、ふと地鎮・竜之丞(安全第七・g01075)は思い返す。
(「幼い頃は兄にべったりで、どこに行くにもついていったもんだ」)
眼前の絵画の中に入り込んだらその頃みたいな幼児になると、そう聞いているから。
そして……吸い込まれた絵画の世界で。
大きな背中の翼が重くて、よろり。
一角・實生(黒頭鷲・g00995)は思わずよろけながらも、きょろりと視線を巡らせて。
「ちしじゅみたん、ろろんてしゃ、たいじょぶ?」
口を開けば、可愛らしくて舌ったらずな声。
(「翼が重いし……滑舌も悪い」)
そう――今の實生は、中身は18歳、でも外見は3歳なのだから。
そして實生の言葉に、4歳児になった竜之丞も周囲をきょろきょろ。
「兄ちゃん……? りゅー、兄ちゃん探さなあかん、うん」
今はもう、消えてしまったのだけれど。
見た目だけでなく精神も4歳になった影響か、刻逆で消えた兄弟たちや家族がまだ生きていると思い込んでいる様子の竜之丞。
そして、そんなふたりを交互に見遣りながら。
「アンタ達ずいぶんちぢみましたのね?」
見た目も中身も5歳なシャトン・ヴォロンテ(enfant perdu・g04732)は、はたと気付く。
實生は3歳児、竜之丞は4歳児、自分は5歳――つまり、これって。
(「今はアタシの方がおねーさん見たいですわ……」)
そう、3人の中で今いちばんシャトンがお姉さんなのです。
シャトンは改めて、自分よりもちいさいふたりを見つめて。
「……アタシが……おねーさん……」
そうぽつりと呟きを落とした後。
……うふふふー!
シャトンは思わず笑み零してご機嫌に。
凄く良い気分になって来たから。だって……ええ、おねーさん!
そんなるんるんなシャトンと、翼に振り回され気味でよろよろしている實生を見て。
「森に行こ。兄ちゃんもそこにいる気がする……」
言った竜之丞の言葉に、きょとりと首を傾けてから。
「もり? それならつみきのもりにいこっか」
實生もそうこくこくと頷いて、とことこ歩き出そうとしたけれど……やっぱりまだ、よろよろ。
そんなちいさな彼に、すかさずシャトンは声を掛ける。
「ミショー! 羽根が重そーだしわたしが手をつないであげますわ!」
そして反対の手を竜之丞へと差し出して。
「ほらえんりょしないの! リューノジョーも! こっちの手!」
ふたりのちっちゃなおててを、ぎゅぅっ。
ちいさなふたりが迷子になっちゃったら大変だから、おねーさんがしっかり手をつないであげるのです!
そして實生は、つないでくれたシャトンの手をそうっと握り返してみつつも思う。
(「おねーさん……きょうだいってこんな感じかな」)
竜之丞も、すちゃりとみんなで一緒に。
「みしょ、しゃと、お手手つないで行こね」
しっかりと手を繋いで、つみきの森へ。
兄ちゃんとみたいに、お友だちとは逸れないように。
それからつみきの森へと到着すれば、ころがるつみきとアスレチックが。
「あすれちっくに行くのよね? まずはアタシが見本を見せたげる!」
――だっておねーさんだから!
そうドヤァと意気揚々アスレチックに向かった、おねーさんなシャトンであったが。
「あっ。しゃと、あぶないっ!」
咄嗟に向けられた竜之丞の声も空しく、こてーんっ。
――ベシャリ。
「……キュウ」
見事に転んでアスレチックから落ちたシャトン。
そして三角座りしてぐすん、涙目でベソベソ。
「うう……何でよぅ……おねーさんなのにぃ……」
「ろろんてしゃ!」
そう駆け寄るのは、何気にアスレチックは時折パタパタと飛翔してやり過ごしていた3歳児。
それからちっちゃいおててを、んしょっと一生懸命伸ばして。
「たいじょぶ、よしよし。いたいのいたいのとんでけー」
凹んでいる彼女の頭をなでなで、擦りむいちゃった膝小僧もふーふーしてあげる實生。
そして、そんなちょっぴり泣いちゃったおねーちゃんの姿を見て、竜之丞はハッとする。
「兄ちゃんも、コケて泣いてるかも……?」
それから、急いで森の奥へと走り出す。
――はやく見つけなきゃ……っ! って。
そんないきなりダッシュした彼に気が付いて。
「ちしじゅみたんまって、いかないで」
實生は咄嗟に追いかけ……ようとするも。
――ベシャリ。
今度は自分が、顔面から転んじゃって。
「……なかないよ」
ぐすんと思わず涙目になるけれど……でも、泣かない!
そして勢いよく走りだしたものの。
――ぐう。
「ごはん……」
ちょこんと瞬間、やっぱり涙目になって蹲る竜之丞。
燃費の悪さゆえに、おなかがすいちゃって。
ということで、眺めの良い場所でランチタイムに。
「あ、はんばーぐはいってう」
ぱかりとお子様ランチ弁当のふたを開けた實生は、にこちゃん顔のハンバーグを見つけて。
ぱあっと瞳をキラキラさせるけれど。
「お弁当?」
ようやく少し持ち直したシャトンは大きく首を傾けてみせてから。
「……えー、お菓子の方が良いですわ! ブリオッシュ! 甘いやつ!」
不満たらたら、そんなド直球の我儘を。
だって、お弁当よりも甘いブリオッシュが食べたいし……それに何よりも。
「アタシにんじんきらいですのっ!」
お弁当に、きらいなにんじんが入ってるのがみえたから!
「ろろんてしゃはにんじんためなんだ」
そんなきらいなにんじんにぷいっとしているおねーさんに、こてりと實生は再び首を傾けた後。
ふたりを交互に見て、こんな提案を。
「じゃあさ、すきなのもにがてなのもわけっこしようよ」
「わけっこ? たべていいの?」
竜之丞はそうほわりと實生に笑みを返して。
「えへ、ありがとう。りゅーのおにぎり要る?」
早速、仲良く交換こです!
それから、はむはむとお弁当を美味しく口に運びながらも……兄ちゃんどこいったのかな、って。
呟きを落としてから続ける。
「母さんにね、りゅー、兄ちゃんの傍に居たげてって言われてるの」
そして、ブリオッシュはお弁当には入っていなかったけれど。
實生は、シャトンのお花さん型のにんじんと甘いハートの玉子焼きを交換こしてあげた後。
もらったおにぎりをちいさなお口でちまちま食べつつも、竜之丞にほわりと紡ぐ。
……ちしじゅみたんのおにぎい、おにいさんともいつかわけっこできたらいいね、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【飛翔】がLV8になった!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
【アヴォイド】がLV6になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!
朔・彗藍
【雪星】
はっ いづがおおきなきつねさん!
なんというかわゆさ……ふかふかなのです
あれ?ちぢんじゃいました
ふふ、きよりもちいさくてかわいいですよう!
みてみてきより
おそらにおえかきしませんか?
おきにいりのおえかきどうぐももってるのですよ
わぷっ……!
燥いで走ってぺしゃり転んで
いたいのとんでけー!
魔法の言葉に泣き止むよ
おかし?すいもー!あまいのあるかな?
今度は転ばないように雪璃の手を確り握って
わあもふもふさんがたくさん!
ここはさんくちゅありですね?
飛び込めばちっさい身体が溺れそう
ふふー、きよりのもふもふがいちばんすき!
えいっと雪璃の尻尾に抱きついて
いづもいっしょにぬくぬくしたら
ねむくなってきちゃいました
茜來・雪璃
【雪星】
んん?いづ、おっきくなった?
ぺふぺふ、もふもふ
わあぉ、すいがちっちゃい…かわいい!
んえ?わたしも?ぇええ!なんで!?
んーと、なにしてあそぼっかあ
そらに?おえかきする!じゅんびばんたんだね!
ふわ!?すい、だいじょぶ?
い、いたいのいたいのとんでけー!
慌てて唱える魔法の呪文
ばんそーこー、はる?
すい、すい!
おかしがなるきだ!
あまいのいーっぱいあるよ!
片手は彗の手、反対はいづのしめ縄を握りしめ、あっちこっち
もふもふの、うみ…
え?さんく…?
あわわわ、すいがしずんじゃう!
…わたしのほーがもふもふだもん
しっとなんかしてないもん
ぺふっと彗に尻尾を押しつけちゃお
んむむ、ぬくぬくぅ…みんなでおひるねしちゃお
ここは、とっても不思議な絵画の世界。
高い空、広い森、たくさんのおもちゃ、立派なお城……そして。
茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)は青空のような大きな青の瞳をぱちくり。
「んん? いづ、おっきくなった?」
なんだか、いつも一緒にいるいづがおっきくなっちゃったみたい……?
そう雪璃はゆうらり尻尾を揺らして、ぺふぺふ、もふもふ。
そんな声に、朔・彗藍(ベガ・g00192)も宙色のおめめを瞬かせてから。
「はっ いづがおおきなきつねさん! なんというかわゆさ……ふかふかなのです」
星のようにキラキラなおめめを向けて、ふかふかなでなで。
いや、いづがおっきくなっちゃったのではありません。
「わあぉ、すいがちっちゃい……かわいい!」
「あれ? ちぢんじゃいました。ふふ、きよりもちいさくてかわいいですよう!」
「んえ? わたしも? ぇええ! なんで!?」
ふたりがちっちゃくなっちゃったのです。
吸い込まれた絵画の中は、こどもだけの世界。
だからみーんな、ちいさくなってしまうのです。
そんな世界を、みんなで一緒にとことこ進みながらも。
きょろりと周囲を見回して、雪璃は首をこてん。
「んーと、なにしてあそぼっかあ」
幼児の心をくすぐるような、楽しそうなものがたくさん。
彗藍は色々目移りしてしまう彼女と一緒にくるりと視線を巡らせた後……みてみてきより、って。
「おそらにおえかきしませんか?」
ふと見上げてみるのは、いくらでもお絵描きできるような広い広いお空。
それに、しゃきんって取り出すのは。
「おきにいりのおえかきどうぐももってるのですよ」
いろんな色がたくさんある、カラフルなお絵描き道具。
「そらに? おえかきする! じゅんびばんたんだね!」
そして彗藍の言葉に、もちろん雪璃も大賛成!
一緒にキャッキャ、好きな色を手にして。
いざ、お絵描きの始まり……かと思ったら。
「わぷっ……!」
――ぺしゃり。
おえかきがとっても嬉しくて、とてとてと。
わくわくはしゃいで走っちゃった彗藍が、転んじゃいました……!
「ふわ!? すい、だいじょぶ?」
雪璃は、ふぇぇと泣きそうになっちゃっている彗藍に慌てて駆け寄って。
ちょっぴり擦りむいちゃった膝小僧をふーふーってしてあげながらも、一生懸命唱える。
「い、いたいのいたいのとんでけー!」
そんな、魔法の呪文を。
その優しい呪文の効果は抜群。彗藍も、いたいのとんでけー! って一緒に唱えてみれば。
嬉しくて楽しくて、泣き止んでほわほわの笑顔に。
そしてふとお耳をぴこり、雪璃が見つけたのは。
「すい、すい! おかしがなるきだ!」
とっても美味しそうなお菓子が、たくさん生る木!
「おかし? すいもー! あまいのあるかな?」
「あまいのいーっぱいあるよ!」
マカロンにチョコレート、キャンディー。
いっぱいの甘いお菓子に、ふとりで瞳キラキラ、はしゃいじゃうけれど。
雪璃と彗藍は、しっかりちいさなおてて同士を繋いで。
雪璃の反対のおてては、いづのしめ縄をぎゅうと握りしめ、あっちこっち。
今度は彗藍も誰も、転ばないように。
そしてはむりとあまくておいしいお菓子をいっぱい食べたら。
「わあもふもふさんがたくさん! ここはさんくちゅありですね?」
「もふもふの、うみ……え? さんく……?」
もふもふさんたちがいっぱいの、さんくちゅあり!
ちょっと幼女にはむずかしい言葉だけれど、もふもふさんの聖域です!
だから早速、てけてけと歩み寄って――ぽふんっ。
彗藍がもふだまりにぴょこんと飛び込めば、ちっさい身体がもっふり溺れそう。
「あわわわ、すいがしずんじゃう!」
雪璃はもふもふのうみに沈みながらもたゆたう彗藍に、瞳をぱちくりさせるけれど。
じいとその様子を見つめながら、もふもふな尻尾をゆうらりゆらり。
「……わたしのほーがもふもふだもん」
……しっとなんかしてないもん、って。
彗藍に自分のもふもふ尻尾をぺふっと押しつける。
そんなぬくぬくなもふもふ尻尾を、えいっと。彗藍は抱きしめてぎゅうってしながらも。
「ふふー、きよりのもふもふがいちばんすき!」
いづも一緒にぬくぬくもふもふ、仲良く3人でぎゅぎゅっとしあえば、ふわふわほわほわ。
おおきなおめめもとろん、ごしごしとちいさなおててでこすりながらも、ぽつり。
「ねむくなってきちゃいました……」
それはもちろん、雪璃もおんなじ。うとうと、とってもあったかくて気持ち良くなってきたから。
「んむむ、ぬくぬくぅ……みんなでおひるねしちゃお」
仲良くすやぁっと、お昼寝タイムです。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】がLV2になった!
【活性治癒】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
ニーニ・ネーネ
絵画に飛び込むと、心身共に3歳当初に。
常に姉について周り、末っ子として家族に甘やかされ育ち、とても人見知りな3歳児。
「ねぇちゃ、ぱぱ、まま、どこ?」
見当たらず。
「ゔっゔっ…」
泣きかけたところで右手の人形に気づき、ギュッと抱きしめ堪える。
「まいごは、うごいちゃ、めっ」
辺りを見回すと子供が沢山いることに気づく。
「みんな、おむかえ、まってる?」
人見知りだが一人は不安で、皆からつかず離れずの存在を気づかれない距離から様子を伺う。
「あのこ、すごいね」『そうだね』
「おはな、かわいいね」『そうだね』
拙い操りで人形とだけお喋りをして、今は失われた家族のお迎えが来ると信じてじっと待ち続けます。
アドリブ等大歓迎!
くるりと見回す絵画の中の世界は、子供心をくすぐるようなたのしそうなものでいっぱいなのだけれど。
でも……それよりも何よりも。
「ねぇちゃ、ぱぱ、まま、どこ?」
きょろきょろしながらもそう呟きを落とすのは、3歳くらいの女の子。
ニーニ・ネーネ(粉砕人形・g06662)にとっては、知らない場所はとっても不安で。
いつも後ろをついて回っていたお姉ちゃんも、パパもママも、いくら探しても見当たらなくて。
ひとりぼっちだということに、気付いたから。
「ゔっゔっ……」
思わず、泣いちゃいそうになるけれど。
でも、はたとよくよく見遣れば、ひとりぼっちではなかったから。
何とか泣かないでギュッと抱きしめるのは、一緒にいる右手の人形さん。
「まいごは、うごいちゃ、めっ」
ひとりじゃなくて、お人形さんも一緒だから、って。
ニーニはそう泣いちゃわないように、頑張って堪えながら。
「まいごは、うごいちゃ、めっ」
ちょこんと切り株のお椅子に座って、言われていた通りいい子に、じいっとその場に留まりつつも。
そうっともう一度、つぶらな瞳を巡らせてみれば……同じくらいの年の子が、たくさん。
「みんな、おむかえ、まってる?」
こてりとそう小さく首を傾けながらも、人見知りだから声はかけられないけれど。
でも、やっぱりひとりは不安で……だから、おともだちの姿がみえるだけでも、ちょっぴりほっとするから。
みんなからつかず離れず、存在を気づかれない程度の距離をそっと保って。
「あのこ、すごいね」『そうだね』
「おはな、かわいいね」『そうだね』
様子を伺いつつも、ちょっぴり覚束ないような手つきで、一緒にいるお人形さんとだけお喋りを。
そして迷子にならないように、じっとニーニは待ち続ける。
今は失われた家族のお迎えが来ると、信じながら。
大成功🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】LV1が発生!
●お城のいじわる門番
絵画の中の世界は、色々なものがたくさんあるけれど。
この世界の最奥にあるは、どこからでも見えるくらい立派な大きなお城。
ちびっこディアボロスたちは、人見知りだったりヤンチャだったりと、色々な子がいる。
でもみんな、不思議とこれだけは分かっているのだ。
――あのお城に行かなきゃ、って。
そしてとことこ頑張って、辿り着いたお城なのだけれど。
ガシャーンガシャーン、って、機械の音が。
それからきょとりと見てみれば、城の入口に立ち塞がっているのは、何だかおもちゃのロボットさんみたいな存在。
やっぱりこどもの世界だからか、何だか機会人形さんたちも心なしかちっちゃい気もするけれど。
でも、おもちゃではなくて……ちびっこディアボロスのみんなを通せんぼしていじわるする、敵であった。
だって、この世界を支配するアレクシアに、取り巻きのヴォルティジュールドールたちは言われているから。
小さい子たちに意地悪して、怖がらせて泣かせちゃって、って。
ちっちゃな子たちが無邪気に遊ぶ姿も可愛いのだけれど。
でも……こまっちゃったり泣いちゃったりこわがったりする幼児たちは、とーっても可愛いから。
●マスターより
絵画の中ですので、引き続き皆様幼児で臨んでいただきますが。
身体能力や、得物やパラドクスの使用に関しては、判定的には小さいから不利になるということはありません。
ですが勿論幼児的な行動は大歓迎、ご自由にたたかう幼児してくだされば、いい感じに書きたいと思っています。
人数次第では全員採用はもしかしたらできないかもですが、あまり人数気にせずご参加くだされば嬉しく思います。
ですが人数次第で早めに執筆開始となるかもしれませんので、進行状況はMSページやTwitterの告知をご確認ください。
紀・雪名
寝ぼけ眼でおはようを白猫さんと、たしかやるべきことが―…
足元がおぼつかないままにお城へ近づいていくの
(ガシャーンって音に驚)…っ?!こわいおとする、あそこにいかなきゃいけないのに
こわごわ近づいて、おもちゃのロボットさんに見つかっちゃった
だめだめされて、おいかけられたり、おどろかされたりすると怖くなっちゃって
それでも泣くことだけはせずに、不安そうに周りの子達をみて
ボクがみんなを守るんだって頑張って前に
みんなをいじめるキミはわるいコ、ボクがゆるさないんだから
白猫さんとお揃いの白虎がロボットさんに向かって突進
主が小さくなっても白虎2匹は大きな姿で健在、親子の様に入れ替わりで守りながら片時も離れない
三苫・麻緒
(引き続き中身も幼女化中)
おっしろー、おっしろー
…むむっ、いじわるそーなおにんぎょうさんはっけん!
とおせんぼはいけないんだよ!おかあさんにいいつけられちゃうんだよーっ!
【飛翔】でわるいおにんぎょうさんよりたかいいちをとるよ
≪空中戦≫ならまおもとくいだから、お空からおにんぎょうさんにめってするね
おにんぎょうさんだってあちちはいやなはず
火のうごきはまおがきめるけど、そのときわるいおにんぎょうさんだけがあちちってなるように気をつけるね
いじめてくるとき、まおの上にくるのはわかってるんだからね
だから、火のうずの≪誘導弾≫でかえりうちにしちゃうよ
ひっさつ…まおふぁいやー!
せいぎはかぁーつ!(決めポーズ)
セフィー・ステラ
アドリブ&連携歓迎です
意地悪するロボットなんて許せない!
アン、一緒に絵画の中に行きましょう!
<外見と精神年齢は3歳程度の泣き虫に 知能とアンはそのまま>
―本当に小さくなった!?
ふぇ…さっきまでは怖くなかったのに…
で、でもがんばらないと!
えっとね機械は電気で壊れるかも?
楽器を【演奏】して電撃でビリビリさせちゃうよ!【電撃使い】
そこを通ちて!
まだ倒れないの?(小さくなったから演奏が下手になってる?)
ひゃあっ!?飛んで驚かせないで…
ぐすっ…意地悪しないでよぅ…
―アン?勇気づけてくれるの?
(そうだね!自信をもとう!)
ちょっと下手になったかもだけど、今度はもっとすごい演奏するよ!
英雄さんたち力をかちて!
ミシェル・ロメ
※アドリブ共闘歓迎
うわあっ! 何だか怖そうなのが出てきたよ!
あのナイフみたいな腕に当たったら痛そうだし、空まで飛んでくるし
でも僕だってディアボロス
ここに来たのは淫魔の悪事を止めるためだってことは忘れてない
僕だって、みんなを守るんだ!
空中戦なら僕たち天使だって負けてはいない
一生懸命翼をはためかせ、敵に負けないように空を飛んで攻撃を避ける
リリコ、僕から離れちゃだめだよ
怖いけど……勇気を出して……
絵の中のおひさまさん、僕に力を貸して
祈りと共にてのひらに溢れる、温かく眩しい光を
精いっぱい抱え上げ、力の限り敵に向かって解き放つ
お ひ さ ま あ た ー っ く !!
ルーブル美術館の秘密の部屋に飾られてある、1枚の絵画。
だが、この絵画はただの絵ではなく淫魔絵画。目の前に立てば、たちまち中に吸い込まれてしまうという。
そして、絵の中で今起こっていることを耳にしてやって来たのは、セフィー・ステラ(星の魔力をもつエルフの小さき演奏家・g06416)。
「意地悪するロボットなんて許せない!」
絵画の魔法でちびっこになった仲間達に、機械人形・ヴォルティジュールドールが通せんぼの意地悪をするのだという。
セフィーは気合十分、アンジェリカと頷き合ってから。
「アン、一緒に絵画の中に行きましょう!」
ちびっこになった仲間達の元へ……絵画の中へと、いざ飛び込んでいく。
でも、絵画の中に入った人は、みーんなちっちゃくなるから。
――本当に小さくなった!? って。
驚きながらも、周囲をきょろりとすれば。
「ふぇ……さっきまでは怖くなかったのに……」
ちょっぴり泣き虫さんな3歳程度の幼女に、セフィーも大変身。
アンジェリカは影響を受けていないみたいでそのままのようだが。
涙がたまったおめめをごしごしと吹いた後。
「で、でもがんばらないと!」
とことこと、セフィーは頑張ってお城へ向けて歩き出す。
その頃――まだちょっぴり寝ぼけ眼で、ぺこりと白猫さんとおはようをした後。
紀・雪名(雪鬼・g04376)は首をこてんと傾ける。
「たしかやるべきことが――……」
それから、まだちょっと足元がおぼつかないままにふらり、お城へ近づいていけば。
――ガシャーンッ!
「……っ!?」
突然聞こえた大きな音に、思わずぴやっと驚いてしまう。
それから、物陰からそうっと様子を窺いつつも困ったように紡ぐ。
「こわいおとする、あそこにいかなきゃいけないのに……」
けれど、このガシャーンという音を聞いたのは、雪名だけではなくて。
「うわあっ! 何だか怖そうなのが出てきたよ!」
同じようなタイミングでお城の前に辿り着いた、ミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)もびっくり。
そしてこわごわと近づいてみた雪名が、ヴォルティジュールドール……ロボットさんに見つかっちゃっちゃいました!
お城にさり気なく入ろうとすれば、だめだめされて。
ガシャガシャおいかけてきたり、刃の両腕を大きく振り上げられて、驚かされちゃう雪名。
(「あのナイフみたいな腕に当たったら痛そうだし、空まで飛んでくるし」)
ミシェルも、いじわるするロボットさんたちをじいっと見遣る。
雪名はそんなロボットさんたちにびっくりさせられて怖くなっちゃうけれど。
それでも泣くことだけはせずに、そろりと不安そうに周りの子達をみてみれば。
「おっしろー、おっしろー……むむっ、いじわるそーなおにんぎょうさんはっけん!」
元気にやって来た三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)は、おともだちに意地悪しているロボットたちを見つけて。
たかたかーっとすかさず駆けてきて、びしいっと言い放つ。
「とおせんぼはいけないんだよ! おかあさんにいいつけられちゃうんだよーっ!」
「いじわるしちゃ、だめ! そこを通ちて!」
駆けつけたセフィーもそう言いながら、しゃきんっと取り出した楽器を演奏して。
(「えっとね機械は電気で壊れるかも?」)
電撃でビリビリさせちゃう……はずだったのだけれど。
こてりと首を傾げてしまう。
「まだ倒れないの?」
いつもみたいに、ビリビリーってしたのに。
(「小さくなったから演奏が下手になってる?」)
外見と精神年齢は3さいだが、知性は元のままであるセフィーはそう思い至るのだけれど。
――ガッシャーン!
「ひゃあっ!? 飛んで驚かせないで……」
ちびっこたちをわざと怖がらせるかのように、びょんっと飛ぶロボットたち。
けれど、全然いやなことをやめてくれないから。
「ぐすっ……意地悪しないでよぅ……」
思わず、泣きそうになっちゃうセフィー。
ミシェルはそんな泣きそうな子の姿を見つけて、心に決めたようにこくりと頷く。
眼前のロボットたちは、痛いことやいやなことをしてくる、意地悪なクロノヴェーダだけれど。
(「でも僕だってディアボロス。ここに来たのは淫魔の悪事を止めるためだってことは忘れてない」)
ちびっこになっても、ディアボロスとしてやるべきことは、ミシェルにはきちんとわかっているから。
そして雪名も、自分よりももっとちいさな3さいの女の子たちが、こわいロボットにちゃんとダメって言ったのを見て。
……ボクがみんなを守るんだ。
そう勇気を振り絞って、頑張ってみんなの前に立って。
「みんなをいじめるキミはわるいコ、ボクがゆるさないんだから」
「僕だって、みんなを守るんだ!」
ミシェルも一緒に、こわいロボットたちに立ち向かう。
刹那、いさましくロボットたちへと突進するのは、雪名がぎゅうと大事に抱っこしている白猫さんとお揃いの白虎。
大きな姿のままの頼もしい白虎が牙を剥き、もう意地悪なんてできないように、敵をげしげしっと跳ね飛ばしてやって。
集団で急激に接近し反撃してきたロボットの攻撃から守ってくれるのは、もう1体の白虎。
親子の様に交互に入れ替わりでちいさくなった主を守りながらも、片時も離れない。
そしてミシェルは、びょんっとバネで空へと飛んだロボットの攻撃に対抗するべく、ぱたぱたと。
一生懸命頑張って翼をはためかせ、ひらり。
「リリコ、僕から離れちゃだめだよ」
敵に負けないように空を飛んで、リリコにも声を掛けながらも。
(「怖いけど……勇気を出して……」)
ロボットの意地悪に負けないように、攻撃を躱すべく空を翔けて。
麻緒も空中戦なら得意だから。ミント色の翼をぱたぱた、えいっと飛翔して。
「おにんぎょうさんだってあちちはいやなはず」
『……!?』
あちちな揺らめく赤い炎で、わるいおにんぎょうさんよりもたかいお空から、めっ!
でも勿論、迸る炎禍でお仕置きするのは、わるいおにんぎょうさんのみ。
火のうごきだって、ちゃんと麻緒はきめられるから。あちちってなるのは、わるいこだけ。
そんなおともだちの姿を見ていたセフィーは、よしよししてくれるアンジェリカへとつぶらな夜空色の瞳を向けて。
「――アン? 勇気づけてくれるの?」
一生懸命励ましてくれているその姿をみれば、涙さんはもうさよなら!
ちっちゃくなったばかりだから、さっきはちょっぴりだけ下手だったかもしれないけれど。
(「そうだね! 自信をもとう!」)
じゃあだったら、と自分にしっかり自信を持って。
「今度はもっとすごい演奏するよ!」
――英雄さんたち力をかちて!
『! ギギ……ッ』
こわい大きな機械の音だって、雄々しき楽曲を頑張って歌い上げる、星の魔法のようなキラキラした歌声がかき消して。
幻影の英雄さんたちが、意地悪なロボットをやっつけます!
けれどまだ倒していないロボットたちがまた意地悪するべく、全身をバネのようにして勢いよく飛び上がるけれど。
「いじめてくるとき、まおの上にくるのはわかってるんだからね」
「絵の中のおひさまさん、僕に力を貸して」
刹那、麻緒が成すのは火のうずの誘導弾。祈るそのてのひらに溢れミシェルが抱え上げるのは、温かく眩しい光。
それぞれ、自分に向かって頭上から鋭い突きをしてきた悪い機械人形へと、反撃の衝撃を精いっぱい力の限り、お見舞いしてあげる。
――ひっさつ……まおふぁいやー!!
――お ひ さ ま あ た ー っ く !!
『ギ、ギャッ……!』
『……ッ!!』
そして、すとんっと地に戻ってきた麻緒はすかさず、決めポーズ!
「せいぎはかぁーつ!」
天へとびしっと掲げたのは、今度は上手に3本指――そう、3しゃい!
それから、1体の白虎に守られ、もう1体の白虎がげしげしっとロボットたちをお仕置きしている間に。
こわい気持ちもいつの間にか小さくなって、そっとほわほわな気持ちになる雪名。
だって、いやいやされるどころか……みんなで今、がんばっているのだから。
自分と同じくらいの年の、こどものおともだちと一緒に。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】がLV2になった!
【避難勧告】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV9になった!
安藤・優
【ぱーてぃー】
※アドリブ連携歓迎
貰ったダンボールの剣をかじったり、振り回したりしながらアウロラと一緒にみんなについて行くと、道を塞ぐなんか変なロボット?に出会った。
【行動】
道を塞ぐロボット?をわくわくしながらじっ…と見つめてる。
その辺に落ちてる枝をおもむろにロボット?の関節の隙間に突き刺して……あ、枝が折れた。
ロボット?が襲いかかって来たら、さーばんとのアウロラが【拒絶の祈り】で守りに入るよ。そのままアウロラは主に鈍器として扱っている朽ちた剣でロボット?を殴りに行くよ
「がんばぇあうろら〜、がんばぇみんな〜」
まるでヒーローショーでも観ているように楽しそうに応援してます。
終わる頃には飽きて寝てます
月下部・鐶
【ぱーてぃー】といっしょにぼうけんにしゅっぱつ!
ともだちがいるから、タマキは安心してもらったダンボールの武器を手にごまんえつ
でも、ガシャーンガシャーンの音が聞こえると、あわてて小雪ちゃん(g00930)の後ろに隠れちゃう
なにが出てきたかと思ったら、おもちゃのロボットみたいな……かっこいいやつ!
ぺかー!って目が輝くと、さっそくクレヨンをもちだして、かっこいいロボのお絵描きをはじめちゃう
でもお絵描きしてたらロボットがあばれてる!
小雪ちゃんいじめた!
わるいロボット、きらい!!
せっかく描いたロボットに涙目でバッテンを描くとパラドクス発動!
バッテンの描いたばしょもいっしょにこわれちゃう
アドリブ連携歓迎!
月下部・小雪
【ぱーてぃー】
だんぼーるのまほうのつえも装備して、じゅんびばんたん。
み、みんなとおしろにしゅっぱつ、です!
せ、せっかくきたのにとおせんぼ、されました!?
あのあの、ボクたち、おしろにいかなきゃだめなので、と、とおしてほしい、です!
わわっ、とおせんぼだけじゃなく、あばれはじめました!
ボ、ボクがおねえちゃんなのでみんなをまもらなきゃ、です!
びょーんとバネで飛び上がったロボットを【双翼魔弾】でう、うちおとします。
みんなこわがるからこっちにきちゃ、ダメです!
※アドリブや連携も大歓迎
瀧夜盛・五月姫
怨霊に憑かれた5歳の女の子(?)です。
【ぱーてぃー】、一里塚(g04979)と連携ぞ。
たちはだかるか、たみのてきよ。
“こがらすまる”の さびにしてくれるっ!
なに? これは、えくすかりばーだと?
わからん。“こがらすまる”というたら“こがらすまる”ぞ!
さて、おぬし。
しぬのがこわい と、いっておったな。
おそろしかろう。し は、みえぬばけものゆえに。
だがなんだ。し とは あゆまぬものにだけ、おそいかかる ひきょうものよ。
そんな こそくなやつに、ぐろうされるは くやしくないか?
なあに。われがあのきょうふは、はらってくれよう。
だがふみださねば、きゃつはふたたびおそいくるぞ。
さあ、ともに はんぎゃくせんぞ!
一里塚・燐寧
【ぱーてぃー】
五月姫ちゃん(g00544)と連携
え、だんぼーるのぶき、もたないとダメ?
じゃあこのチェーンソーってやつにする
いたそうなやつが、いちばんつよそうだから……
そして出てきたへんなロボット
手がおっきなナイフで、おかおがなくて、すっごくこわい
やだぁ、ころされちゃうよぉ……!
こわがるあたしのまえに立つのは
さっきから手を引いてくれた、あかい目のおんなのこ
しょーじき、いってるいみはわかんない……でもなんだかおちつく
それに……ひとりになるのは、死んじゃうのと同じぐらいイヤ!
そう思ったら力がわきあがって
チェーンソーがむらさきのおにびをまとい
パラドクスで風みたいにかけぬけながら
ロボットをきっていくよ!
呉鐘・承李
【ぱーてぃー】【アドリブ歓迎】
*引き続き幼児化。一時覚醒。
あっちにおろおろこっちにおろおろ、一人でいるのが怖いから、どこに行くのかわからないけどお姉ちゃんたちについていく。
ふぇ……なにかいる……?
皆戦ってるの?……やだ……怖いよ……!
……あっ、お、おねえちゃ、斬られて……!?
だ、だめええぇぇぇぇぇ!
絶叫と共に身体が炎に包まれる。
"黒かった"瞳が銀色に変わると共に、どこからか現れた精霊刀「残火」を引き抜くと、まるで人が変わったかのように……"大人に戻ったかのように"冷徹になり、戦場を駆け敵を切り伏せる。
その姿に、先程までの面影は無い。
戦闘が終わると何も覚えておらず、その場に黒焦げで倒れている。
飛鳥・遊里
【ぱーてぃー】で参加
勇者として旅立つ前に仲間を集め、武器を作り、準備は万全
いよいよ悪いやつらを退治に行く時が来た。戦いの前に何か名乗りでもあげるべきだろうか。…よし
『わたしこそ、しんのゆうしゃだ!』
まずは悪い兵隊たちを倒さなければ。勇者は仲間の力を最大限に発揮できるように動かなければ。一人で何もかもできるわけではないのだ。ここは、魔法をどーんと使って、みんなをサポートするべきだ。
ゆうしゃは ふりっぷ・ふろっぷ を となえた!
『このまほうは…えっと…そう、てきをこんらんさせてしまうまほうなんだ!てきがおかしくなってるあいだに、みんなでやっちゃえ!』
そう、勇者は万能ではない、だから仲間を頼るのだ
たくさんの仲間が集って、ついに結成されたぱーてぃー。
でも、果たして旅立ちまでこぎつけられるかどうかが、ちょっぴりだけ不安ではあったのだけど。
飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は工作フルセットをフル稼働、みんなの分のダンボール武器をさすがの手際で作ってあげて。
自らも、ダンボールの聖剣エクスカリバーとイージスの盾をすちゃりと装備してから。
(「勇者として旅立つ前に仲間を集め、武器を作り、準備は万全」)
そして勇者兼武器屋は、こくりと満足気に大きくひとつ頷く。
――いよいよ悪いやつらを退治に行く時が来た、と。
そんな遊里から、ダンボールの武器もちゃんと受け取って。
「ぱーてぃーといっしょにぼうけんにしゅっぱつ!」
「み、みんなとおしろにしゅっぱつ、です!」
おともだちもいっぱいいるから、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)もひと安心。
もらった武器を手に、るんるんのごまんえつで、いざしゅっぱつ!
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)もダンボールのまほうのつえを装備して、準備もばっちり。
そしてダンボールの武器をそれぞれ手にする、同じくらいの子たちの様子をそろりとうかがいつつも。
「え、だんぼーるのぶき、もたないとダメ?」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はきょろりと武器屋さんが作ったダンボールの得物たちを見回してから。
「じゃあこのチェーンソーってやつにする」
そうっと手に取ったのは、ちいさいギザギザの刃がいっぱいついているチェーンソー。
「いたそうなやつが、いちばんつよそうだから……」
いたそうでつよそうな、凶器感つよつよ武器です!
安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)も、もらったダンボールの剣をがじがじ、ぶんぶん。
楽し気にかじったり振り回したりしながらも、アウロラに誘導されつつ、みんなと一緒にぼうけんにしゅっぱつ!
そんなマイペースすぎる優とは逆に、余裕など全くなくぷるぷると。
「あ……あれ、みんな、どこいくの……? わ、まって……!」
あっちにおろおろこっちにおろおろしつつも、一生懸命みんなに慌ててついていくのは、呉鐘・承李(剣鬼・g06193)。
みんながどこに行くのかわからないけれど、でも、一人でいるのは怖いから。
そしてわいわいにぎやかに、ぱーてぃーみんなでフィールドを頑張っててくてく歩いていけば。
目の前には、大きなお城が。いえ、ちびっこでもぱーてぃーはみんなディアボロス。
本能的に、このお城に悪いやつがいるって、わかったから。
いざ、ダンボールの武器を掲げ、お城へと乗り込……もうとした、その時だった。
「ふぇ……なにかいる……?」
おしろおっきいねーなんて、みんな上の方を向いている中で。
そろりと何かが門の前にいることに気付いたのは、承李くん。
そしてみんなもようやくお城の入口へと目を向けてみれば。
――ガシャーン、ガシャーン!
「……!?」
急に大きな音がして、慌てて小雪ちゃんの後ろに隠れちゃう鐶ちゃん。
それから、なにが出てきたのかと、そうっと音の正体を探ってみれば。
「おもちゃのロボットみたいな……かっこいいやつ!」
瞬間、ぺかー! っておめめが輝けば、もちだしたクレヨンをしゃきんっと手に取って。
わくわく始めるのは、かっこいいロボットのお絵描き!
そんな現れたロボットたちを、同じ様にわくわくわくわくしながらも。
じっ……としばらく見つめていた優だったけれど、ふと、ちょっとだけしゃがんで。
落ちている枝を拾うと、てててっとロボットへと駆け寄って……ぷすりっ。
――ぽきっ。
「ぁ~」
1体のロボットの関節の隙間に突き刺してみた枝、折れちゃいました。
いや……このロボットたちは実は、『ヴォルティジュールドール』という、幼児が言えなさそうすぎる名前のにんぎょうなのである……!
そんなロボットたちで遊ぶのもいいけれど、でも目的地はあくまでお城だから。
この場ではおねえちゃんな小雪が、中へと入るべく一歩踏み出すも。
「せ、せっかくきたのにとおせんぼ、されました!?」
ガチャーンと、通せんぼのいじわるをするヴォルティジュールドール……幼児には難易度が高すぎるので以下ロボット。
そんないじわるロボットさんに、小雪はこうお願いしてみるけれど。
「あのあの、ボクたち、おしろにいかなきゃだめなので、と、とおしてほしい、です!」
――ギギギ……ガチャッ、ガチャーン!
返って来たのは、ぶんぶんと振り回される刃。
「わわっ、とおせんぼだけじゃなく、あばれはじめました!」
そんなロボットの様子に、小雪は思わずびっくり声を上げちゃうけれど。
でも、ぐっと勇気を出して。ダンボールのまほうのつえを握り締め、頑張ってみんなの前に立つ。
――ボ、ボクがおねえちゃんなのでみんなをまもらなきゃ、です! って。
そう……ついに、たたかいのひぶたがきっておとされるのだ。
そこで、武器屋でもあるけれど、勇者でもある遊里は考える。
(「戦いの前に何か名乗りでもあげるべきだろうか」)
それから……よし、とこくりと頷いた後。
今こそ高らかに、悪いやつらへと言い放つ――!
「わたしこそ、しんのゆうしゃだ!」
そんなゆうしゃの声に、お絵描きしていた鐶がふと顔を上げれば。
「ロボットがあばれてる!」
「みんなこわがるからこっちにきちゃ、ダメです!」
びょーんとバネで飛び上がったロボットに対抗して翼でばさりと飛翔しながらも、小雪が放つのは、敵を追いかける魔力の弾丸。
そして刃の両腕を振り回し、ロボットも衝撃波を飛ばして反撃してくれば。
鐶は大きくぶんぶんと首を振って、いじわるロボットへと叫ぶ。
「小雪ちゃんいじめた! わるいロボット、きらい!!」
それから涙目で、せっかく描いたロボットに――バッテン!!
『……ッ!』
瞬間、絵の通りにロボットにもバッテンのキズが生まれて。
バッテンを描いたばしょもいっしょに、こわれちゃう。
そして冷静に、遊里は戦況を把握するようにきょろりと見回して。
……まずは悪い兵隊たちを倒さなければ。
暴れるロボットたちの群れを見遣って、悪いやつらを成敗するべく、エクスカリバーをしゃきんと掲げる。
でも、遊里はちゃんとしっているから。
(「勇者は仲間の力を最大限に発揮できるように動かなければ」)
一人で何もかもできるわけではないのだ、って。
だから、自分がやることもわかっている。
(「ここは、魔法をどーんと使って、みんなをサポートするべきだ」)
ということで!
――ゆうしゃは ふりっぷ・ふろっぷ を となえた!
「このまほうは……えっと……そう、てきをこんらんさせてしまうまほうなんだ!」
……こんとろーる・りばーす!
そう上手に言えれば、刹那炸裂するのは、設置され投擲されたグレネード。同時に散布されたナノマシンがあらゆる行動を反転させ、ターゲットの動きを狂わせる。
とにかく、てきをこんらんさせるまほうなのです!
『ギギギ……!』
「てきがおかしくなってるあいだに、みんなでやっちゃえ!」
なんてったってじぶんたちは、ぱーてぃーなのだから。
すかさず皆へと、迷いなく遊里は声を上げる。
……そう、勇者は万能ではない、だから仲間を頼るのだ、と。
だから優だって、そんな遊里に作って貰ったお気に入りの剣をぶんぶんと振って。
「がんばぇあうろら〜、がんばぇみんな〜」
アウロラが自分やぱーてぃーのみんなを守ってくれるバリアをはるべく拒絶の祈りを捧げたり、主に鈍器として扱っている朽ちた剣で襲い掛かってきたロボットを殴っている間に、全力で一生懸命応援します!
まるでヒーローショーでも観ているかのように、とても楽しそうに。
そして、引き続き怨霊に憑かれた5歳の女の子・瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)もしゃきんっと刃をいざ抜き放つ。
「たちはだかるか、たみのてきよ。“こがらすまる”の さびにしてくれるっ!」
武器屋で作って貰ったこの、こがらすまるを手にすれば、ひゃくにんりき――。
「そのぶき、えくすかりばーなんだけど……」
「なに? これは、えくすかりばーだと?」
やはり作り手としては譲れないところなのか、そうすかさず言った遊里に、五月姫もこてりと一瞬首を傾けるけれど。
まじまじと手に握る得物を見つめた後、言い放つ。
「わからん。“こがらすまる”というたら“こがらすまる”ぞ!」
ええ、これは、えくすかりばーな“こがらすまる”です!
そんな問答を、自分を引っ張ってきてくれた五月姫がしている中で。
出てきたへんなロボットへと目を向けた燐寧は、大きく瞳を見開いてしまう。
(「手がおっきなナイフで、おかおがなくて、すっごくこわい」)
そう思えば、途端に恐怖が襲ってきて。
「やだぁ、ころされちゃうよぉ……!」
おどおどと、ただ震えるばかりだったけれど。
「さて、おぬし。しぬのがこわい と、いっておったな。おそろしかろう。し は、みえぬばけものゆえに」
ふと耳に聞こえたそんな声に、そろりと顔を上げれば。
「だがなんだ。し とは あゆまぬものにだけ、おそいかかる ひきょうものよ」
……そんな こそくなやつに、ぐろうされるは くやしくないか?
こわがる自分の前に立ってそう紡ぐのは、真っ直ぐに自分のことを見つめている子。
さっきから手を引いてくれた、あかい目のおんなのこ。
それから返ってきた燐寧の視線に、胸を張って続ける五月姫。
「なあに。われがあのきょうふは、はらってくれよう。だがふみださねば、きゃつはふたたびおそいくるぞ」
――さあ、ともに はんぎゃくせんぞ! と。
そしてそんな五月姫の言葉を聞きながら、燐寧は思うのだった。
(「しょーじき、いってるいみはわかんない……」)
何を言っているのかは、さっきからずっと、実はさっぱりわからないのだけれど。
燐寧はそうっと五月姫を見つめ、小さく首を傾けつつもその心に紡ぐ。
……でもなんだかおちつく、って。
あんなにさっきまではこわくてたまらなかったのに、何だかちょっぴり、大丈夫そうな気がしてきて。
あかい目のこの子は、自分の手を今までずっと引いていてくれたから。
だから、ひとりじゃなかった。
今の燐寧にとって一番怖いのは、目の前のへんなロボットなんかじゃなくて。
(「――それに……ひとりになるのは、死んじゃうのと同じぐらいイヤ!」)
ひとりぼっちに、なっちゃうこと。
そしてそう思ったら、何だかむくむくと力がわきあがってきたから。
ぐっと握るチェーンソーが紫の鬼火を纏い、呪詛の力を解き放ったその凶刃は齎す――相手に、死を。
そして戦場を風の如く駆け抜けながら、目にも止まらぬ殲滅攻撃でロボットをばっさばっさとぶった斬っていく燐寧と同時に。
「うむ。さぁいまこそ、はんげきのとき、ぞ!」
えくすかり……こがらすまるを振るい、敵の意表を突くかのように立ち回る五月姫。
そんな、ぱーてぃーとロボットたちの戦いをおろおろと見つめながら。
「皆戦ってるの? ……やだ……怖いよ……!」
思わずふるりと承李は震えつつ、お耳をぺたりとさせちゃうけれど。
刹那、つぶらな瞳を大きく見開いてしまう。
「……あっ、お、おねえちゃ、斬られて……!?」
チェーンソーとこがらすまるを果敢に振るうお姉ちゃんたちへと、集団で急激に接近したロボットたちの刃が向けられたから。
瞬間、戦場に轟き燃え盛るのは。
――だ、だめええぇぇぇぇぇ!
承李の絶叫と、その小さな身体を包む激しい炎。
同時に、"黒かった"瞳が銀色へと変じれば、その手がすらりと引き抜くは、どこからか現れた精霊刀『残火』。
そして、人が変わったかのように。
『……ギ、ギィ!!』
戦場を駆け、刃先に全ての炎を集めた残火の終炎をもって、敵を切り伏せていく承李。
そう、まるで――"大人に戻ったかのように"冷徹に。
その姿に最早、先程までのおどおどした彼の面影は一切無い。
でも、燃ゆる刃に斬れぬモノは無いのだけれど。その刀身は焼け焦げ、持つものを焼き焦がす呪いを持つから。
自分達の周囲にいる敵を、みんなと一緒に全て叩き斬った後……ぱたりと。
戦闘のことなど全く記憶に留めぬまま、その場に黒焦げで倒れる承李。
「みんな、だいじょうぶですか!? く、くろこげになってます!?」
そんな倒れている承李へと、小雪が心配気に慌てて駆け寄る間に。
「わるいロボット、みんなでやっつけたね!」
「なに、これからが、はんぎゃくのほんばん。みな、こころしてかかろうぞ」
(「……あたし、死なない、のかな? ひとりじゃ、ない?」)
燐寧は、わいわいと勝利に湧く鐶や五月姫たちをそっと見回して。
いつの間にか飽きて寝てしまった優ががじがじした剣をはじめ、皆の武器を、携帯用工具セットで抜かりなく補強しておく遊里。
まだ他の子のところにはいじわるロボットがいるみたいだけど、そんなみんなもロボットになんて負けていないから。
いざ先へと進まんとするぱーてぃー。立派なお城の中へと、みんなで仲良く一緒に。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【飛翔】がLV9になった!
【神速反応】LV1が発生!
【温熱適応】がLV3になった!
【迷宮化】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【ロストエナジー】がLV4になった!
イツカ・ユメ
【ガレージ】
ふわぁ……お腹いっぱいになったら、ねむたく、なってきちゃった。
睡魔とのたたかいにも、わるい子とのたたかいにも、負けない……まけにゃい、もんっ!(半分うとうと)
【ダッシュ】でぱたぱたぽてぽて走り回って、
隙を見つけたらぽかぽか殴るお!
とおせんぼでいじわるされたら、怖くなってぷるぷる震えちゃう。
びぇえええん!たーすーけーてーっ!
飛び回ってがんばっているくららちゃに勇気をもらったから、いっぱいいっぱい応援すゆよ!
ふれー、ふれー、がんばえーっ!
悪い子たちをやっつけたら大喜びでばんざーい!
くららちゃ、だいじょぶ?
おけがしてたら、わたちがなおしてあげゆ!
いたいのいたいの、とんでけー!
クラーラ・シャーフ
【ガレージ】
羊さんとの頭突き対決で体も温まったし
お腹もいっぱい、準備万端よ
おねむのイッカを励ましながら出発進行
いじめっこには制裁を
仲良く出来ないのは仕方ないけど
意地悪なんてダメダメだもの
しちゃいけないことを教えてあげるのも
おねえさんの役目です!ふふん!
私の背には金色の翼があるのよ
フライトデバイスは今の私には大きいけど
【飛翔】を駆使して上昇、急降下、突撃!
羊飼いの杖でぽこぽこしたら捕まる前に離脱
イッカ、私が守ってあげるからね
思ったより敵が大きくて涙目なのは秘密なの
怖くないって虚勢を張るのはおねえさんのプライド
イッカの応援があれば百人力よ
頑張ったわね、私達
痛いのも怖いのも飛んでいったわ
ふわふわ短い黒の癖毛を躍らせながら、颯爽とてくてく歩むのはクラーラ・シャーフ(白日夢の陥穽・g06521)。
羊さんとのごっつん頭突き対決で、ぽかぽか体も温まったし。
(「お腹もいっぱい、準備万端よ」)
ちょっぴりお転婆な5歳の女の子は、ちょっと休めば元気も一杯。
そんないまにも駆けだしそうなクラーラと並んで歩きながら、ふわぁ……と。
大きなあくびをするのは、何だかとろんとしたおめめのイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)。
「……お腹いっぱいになったら、ねむたく、なってきちゃった」
もふもふさんと大行進して、クラーラを全力で応援して。
たこさんウインナーも玉子焼きも野菜もいっぱい食べたから、ちょっぴり……いや、とってもねむねむ。
けれど、おかっぱ頭をふるふると首を横に大きく振ってがんばるイツカ。
「睡魔とのたたかいにも、わるい子とのたたかいにも、負けない……」
……まけにゃい、もんっ!
そうぐっと気合を入れるけれど、何だかまだ半分うとうと……?
「イッカ、お城はもうすぐよ」
クラーラはお姉さんらしく、そんなおねむのイツカを励ましながら手を引いてあげて。
イツカも頑張ってとことこ歩いていれば――辿り着いたのは、大きなお城。
けれど門の前には、こわーいロボットがガシャガシャと大きな音を立てて。
先に着いていた子たちを、通せんぼして意地悪しています……!
そして自分達にも意地悪しようと、ヴォルティジュールドールことロボットが向かってくるのがみえたから。
イツカとクラーラは、顔を見合わせてこくりと頷いてから。
意地悪される前に、すかさずダッシュ!
ぱたぱたぽてぽて走り回り、見つけた隙目掛けて、えいえいっ。
意地悪なロボットをイツカがぽかぽか殴れば。
『ギギ、ギーッ!』
「びぇえええん! たーすーけーてーっ!」
とおせんぼでいじわるされちゃって、怖くなってぷるぷる震えちゃう。
「仲良く出来ないのは仕方ないけど、意地悪なんてダメダメだもの」
クラーラは、そんな泣いちゃったイツカをよしよししてあげてから。
「しちゃいけないことを教えてあげるのも、おねえさんの役目です!」
そう、ふふん! とおねえさん顔して。
――いじめっこには制裁を!
刹那、ばさりと空へと広げる魔法は、重力の軛を解く夜の夢。
「私の背には金色の翼があるのよ」
淡く煌く黄金の翼は、今のクラーラにはちょっぴり大きいけれど。
でも、黄金にかけられた魔法は、身体をふわりと軽くしてくれるから。
使える力を駆使して飛翔すれば――上昇、急降下、突撃!
『ギ、ギ……ッ!』
さらに、振り下ろした羊飼いの杖でぽこぽこ!
それにお転婆な5歳児は、おにごっこだって得意だから。悪い機械人形になんて捕まりません!
そんな空を飛び回ってがんばっているクラーラを見て、イツカも勇気をもらって。
「ふれー、ふれー、がんばえーっ!」
いっぱいいっぱい、お歌とダンスで応援を!
ぽてぽてふりふり一生懸命、キュートなダンスと元気いっぱいの歌を響かせれば。
「イッカ、私が守ってあげるからね」
「くららちゃ、いっぱい応援すゆよ!」
無邪気ににぱっと笑むイツカを守るように立ち回るクラーラ。
いや、今の彼女もちいさな5歳児……実は、思ったより敵が大きくて涙目なのは、秘密。
でもクラーラは、空を翔けるのを決してやめない。
だって、おねえさんなのだから!
怖くないって虚勢を張るのはおねえさんのプライド。
それに、さっきと同じように。
「イッカの応援があれば百人力よ」
応援の分、自分の勝ちって、決まってる。
羊さんにはちょっと押されたけれど……悪いロボットになんか絶対に負けないから。
集団で急激に接近して素早く斬りつけてくる敵へとお見舞いする反撃は、急降下突撃からの強烈な一撃!
『……! ギ、ギ……ッ!』
残りの意地悪ロボットたちも、ふたりで戦場を駆けまわって、歌って応援して、ぽこぽこ殴って、突撃して。
悪い子たち、みーんなやっつけます!
そして自分達に意地悪してきたロボットたちを全部お仕置きすれば――大喜びでばんざーい!
でもすぐにイツカは、てててっとクラーラに駆け寄って。
「くららちゃ、だいじょぶ? おけがしてたら、わたちがなおしてあげゆ!」
――いたいのいたいの、とんでけー!
ちょっと怪我しちゃったところを、ふーふーしてあげれば。
「頑張ったわね、私達」
クラーラは、ふたりで頑張って掴んだ勝利に笑み宿しながらも、そっと心の中だけで紡ぐ。
……痛いのも怖いのも飛んでいったわ、って。
痛かったり怖かったり思っていたなんてことは、内緒。
だって、やっぱり自分は、おねえさんなのだから!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【飛翔】がLV10になった!
効果2【アヴォイド】がLV7になった!
シャトン・ヴォロンテ
【クナド】
アイツらがこっちを泣かせたいなら話は簡単
さそってやりますのよ!おとり作戦ですの!
(サキュバスミストを放ちながら)
これならひかくてき逃げ回りながら攻撃もし易いし、ついでになんかゆうわく効果あるからいっそうアタシにひき寄せれますわ!
やーいやーいアンタたちんちにっじげんせっかいー!
くやしかったらこっちへきてごらんなさーい!おしーりペーンぺん!!
『両腕を高速で振る』って事は少なくとも両腕は使いますし、うまくすれば遠距離のアタシに意識も持ってかれるはず!
後はそのスキを他の子がつけば…!
…ちょっとしんぱいですけれども。
(尚、攻撃を受けたら泣く。ビエー!って泣く。だって痛いし。子供は泣くものです)
一角・實生
【クナド】
グラナトゥムを構え……られない
ふぎゅっ(バランスを崩して転倒)
うぅ、(トリガーに手が届かない)
……(俯きグラナトゥム地面に放置。翼しんなり)
黒曜銃を両手で使おう
なかせうっていわれうとれったい(絶対)なきたくない
そえになかみはじうはっさい
しかしヴォロンテさんは小さくても口が達者だな
地鎮さんも俺も、口では今の彼女にさえ勝てないんじゃないか
彼女が敵を引きつけてくれている間にパラドクスを発動
【泥濘の地】で敵の足を遅くしながら熱波を当てよう
【飛翔】で側に向かいつつ地鎮さんに合図を
ちしじゅみたん、いまたっ!(今だ)
ろろんてしゃはえらい、なかないで
小さい分普段より翼を動かしたし
……ねむくなってきた
地鎮・竜之丞
【クナド】
おまえ、わるいやつだな。
わるいやつ…ゆるさない……ッ!
身長よりも大きなシャベル(スコップ)を背負っていざ出陣
戦うのは基本好きではないし、幼児の頃は特におとなしい方だったと聞いていたが…今の俺は小さくともディアボロスだ
クロノなんちゃらに対し湧き上がる憎悪
激しい怒りに突き動かされることだろう
俺は相棒のシャベルを使った泥臭い戦い方しかできない
それは体と心が幼くなってもきっと変わらない
シャトンが囮になって、實生が敵の動きを絡め取ってくれている
当たりにくい俺の大振りな攻撃も当てやすかろう
重たいシャベルを怪力無双でぶん回して確実にぶっ壊していこうか
兄ちゃんを返せ!
このぜんまいぐるぐる!!
いっぱい遊んで、たくさん食べて。ほわほわ、気持ちもおなかも大満足。
だから、ぼうけんも再開! とことことみんなで目指すのは、おおきなお城。
その道中、シャトン・ヴォロンテ(enfant perdu・g04732)は勿論、ぽてぽて歩く一角・實生(黒頭鷲・g00995)ときょろきょろ周囲を見回している地鎮・竜之丞(安全第七・g01075)と再び手をつないであげる。
だっておねーさんだから! 小さい子の面倒をみてあげるのが、おねーさん!
そう再び気分良くえっへん、ドヤァとしばらく進んでいれば――目的地のお城についに到着。
けれど3人の足は門の前でぴたりと止まってしまう。いや、正確に言うと止められてしまったのだ。
――ガシャーン!
意地悪な機械人形・ヴォルティジュールドールに通せんぼされて。
そんなヴォルティジュールドール……幼児には、かなり難しいおなまえです。
見回せば、自分達の行く手を阻む難しいおなまえのロボットたちは、先に到着している仲間のみんなも通せんぼしていて。
ぶんぶんとあぶない刃を振り回し、小さい子たちに意地悪している。
だから、それを見た竜之丞は確信する。
「おまえ、わるいやつだな」
通せんぼして、みんなに怪我をさせようとしている。それはやっちゃダメなこと。
みんなディアボロスだから、小さくても負けずにえいえいってしているけれど、中には泣いちゃっている子や怖がっている子もいるから。
竜之丞は、すちゃっとお星さまのついた安全帽をちゃんとかぶって。
身長よりも大きな、使い古された青いシャベルをよいしょっと背負えば。
――わるいやつ……ゆるさない……ッ!
今はちっちゃいから難しいことは知らないし、目の前のロボットはわるいやつだとしか分からないけれど。
その心に湧き上がるのは、眼前のクロノなんちゃらに対する憎悪。
戦うのは基本好きではないし、ちっちゃい今の竜之丞はおとなしめな子だけれど。
でも小さくても、その胸に渦巻く思いは変わらない。
……今の俺は小さくともディアボロスだ、と。
そんな竜之丞と共に、見た目は一番ちっちゃいけれど中身は大きいままな實生も、続こうとするも。
んしょっと取り出した大口径のセミオート式狙撃銃を構え……ようとすれば。
(「グラナトゥムを構え……られない」)
いや、それどころか。
「ふぎゅっ」
バランスを崩して、こてんっ。
でも転んじゃっても頑張って、今度はぐっとちいさな手を伸ばしてみるけれど。
「うぅ、」
トリガーにおててが届かない。
そして、そうっと。
「…………」
しゅんと俯いてグラナトゥムを地面に放置する實生。おおきな翼もしんなり、しょぼん。
でも幸い、中身はちびっこではないから。
(「黒曜銃を両手で使おう」)
全長25cm程の黒曜銃ならば、3さいの両手で何とかいけそうです。
そしてちらりとヴォルなんとかドールを見遣れば、自分達を驚かすかのように、ガチャンガチャンと意地悪してくるから。
負けないように實生は黒曜銃をじゃきんっと構えて、ふるふる首を横に振りつつも言い放つ。
「なかせうっていわれうと、れったいなきたくない」
泣かせようとしてくるいじめっ子の思い通りになんて、絶対泣きません!
いえ、そもそも。
「そえになかみはじうはっさい」
実は18歳ですから。
そしてシャトンも、驚かせて泣かせようとしてくるロボットたちを見遣りつつ。
「アイツらがこっちを泣かせたいなら話は簡単」
……さそってやりますのよ! おとり作戦ですの!
むしろそれを逆手に取って立ち回るべく、サキュバスミストを放ちながら戦場を巧みにちょろちょろ。
(「これならひかくてき逃げ回りながら攻撃もし易いし、ついでになんかゆうわく効果あるからいっそうアタシにひき寄せれますわ!」)
それから、ガシャンッとまんまと誘われて向かってくるロボットへと、すかさず言い放つシャトン。
「やーいやーいアンタたちんちにっじげんせっかいー!」
両腕を高速で振るって衝撃波を飛ばしてくる二次元世界の人形の攻撃も、ひょいっと避けながら。
「くやしかったらこっちへきてごらんなさーい! おしーりペーンぺん!!」
『……ギ、ギィ……!』
そして實生は、的確に敵を煽りつつも戦場を駆けまわっている彼女の姿をじいっと見つめつつも思うのだった。
(「しかしヴォロンテさんは小さくても口が達者だな」)
……地鎮さんも俺も、口では今の彼女にさえ勝てないんじゃないか、って。
さすが女の子はおませさんです……?
いや勿論、ただ敵を揶揄っているだけではない。
(「『両腕を高速で振る』って事は少なくとも両腕は使いますし、うまくすれば遠距離のアタシに意識も持ってかれるはず!」)
――後はそのスキを他の子がつけば……!
そうばっちりな作戦を思い描いているシャトンであるのだけれど。
でも、ちらりと。自分よりもちびっこになっている彼らへと目線を向けてみる。
……ちょっとしんぱいですけれども、なんて。
いえ、きっとだいじょうぶ! ちいさくてもみんなディアボロス!
竜之丞はわるいやつを見据え、いつもよりも大きく感じる使い込まれた青いシャベルをぐっと握りしめる。
自分はこの相棒を使った泥臭い戦い方しかできない。
けれどそれは体と心が幼くなってもきっと変わらない。
それに――何よりも。
囮になってくれているシャトンへと意識が向いているロボットの動きが、刹那、明らかに鈍くなる。
それは、一生懸命大きな翼をぱたぱたとはばたかせ、呪詛まみれの大熱波を放つ實生のグランドヒートの仕業。
いや、戦場に起こる現象は熱く猛る高温の波だけではなく。
敵の周辺をぬかるませた大地へと変じさせ、その足を絡め取る。
そして、思うように動けなくなった相手に隙が生じれば。
「ちしじゅみたん、いまたっ!」
びしっと實生が発した合図と同時に、竜之丞は小さな身体で重たいシャベルを大きく振り上げて。
怪力無双を駆使し、思い切り敵へと目掛け、ぶん回す。
単純で重い一撃は大振りゆえに当たりにくいけれど、ふたりのおかげで随分と狙いやすくなっているから。
『! ギッ、ギギ……!』
ちいさな竜之丞の腹も据わった。だから小さくたって、心の底に閉じ込め続けたこの怒りを今、自由にしてやるのだ。
「兄ちゃんを返せ! このぜんまいぐるぐる!!」
確実に、眼前のぐるぐるしたわるいやつら……敵の群れを残らず、ぶっ壊していくために。
そんな自分達に意地悪してきた周辺のロボットは、力を合わせてみんなで全部お仕置きしてやっつけたけれど。
突如、ビエー! と泣いちゃうシャトン。
逃げ回っている時に、ロボットからちょっと攻撃されちゃったから。
だって痛いものは痛いし。何より、いくらおねーさんだって、子供は泣くものですから。
そして實生は、てててっとシャトンへと駆け寄って。
「ろろんてしゃはえらい、なかないで」
いたいのとんでけ、って、お怪我したところを一緒にふーふーしてあげる。
けれど3歳な實生も小さい分、普段よりも翼を動かしていっぱい頑張ったから。
「……ねむくなってきた」
何だかとっても、ふわふわとした心地になって……うとうと、こてん。
竜之丞に身体を預けて、すやぁとおねんねしてしまう。
そんな弟の様に小さな實生を起こさないように、しばらくそうっとしておいてあげながらも。
お昼寝が終わってまた元気満タンになったら、みんなで一緒に、今度はお城の中へと出発です!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】がLV2になった!
【泥濘の地】がLV2になった!
【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV5になった!
【能力値アップ】がLV9になった!
天夜・理星
(本来ならあれをぶっ壊すのは一瞬だ。
…でも)
あ……あぁ……!
(ま、怖いって思うのが普通だわな。
この5歳児も一般人だ。
あーあ、すっかり震えちゃって…)
うぅ〜…!!
(『泣けばいいものを、無様な私はそれさえできな……』
……え?
違うだろアタシ。そんなこと一片も……)
……
(でも。
綾音ちゃん(g00868)の声が、そんなわたしを、前に突き動かす。)
まほうしょうじょだなんて…そんなゆめみたいなこと……!
(足止めがもらえたら。
感情の波、決定打にぶつけますか。
綾音ちゃんと2人で一緒に。乗り越える。)
……できちゃった!
わたし、わたし、
(笑顔になれるね、5歳のアタシもきっと、
『世界が輝いて見えたのが初めてだから』)
一ノ瀬・綾音
――幼いころから、魔法少女ってものに憧れていた。
自分が皆と違う緑髪だったのを、選ばれし者だと勘違いして。
それは幼少期だからこその勘違い。優しい嘘と言えばそれまでの物。
でもそれは、昔の『私』には、甘い蜜だった。まるで、禁断の果実を口にしたような。
リゼさん(g02264)と。
確かにこんな化物怖いよ。怖くて当たり前だ。
でもね。私が憧れた――憧れていた――魔法少女ってのは、こういうのをいとも軽く蹴散らしていたんだ。
リアライズペイントIIで相手を描きつつ突撃させる。幼児化のせいか絵の出来が幼稚だけど、突撃させれば足止めとかはできると思う。
後は決定打――
リゼさん。力を貸して。
1人でできなくても、2人なら!
ふたりの幼女がてくてく歩くのは、不思議な絵画の中の世界。
淫魔の作り出したものだって、わかってるんだけれど。
でももしかしたら、こんな世界ならば……もしかしたら、叶うかもしれない。
一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)は、今くらい小さかった頃のことをふと思い返す。
……幼いころから、魔法少女ってものに憧れていた、って。
皆と違う緑色の髪、他の子とはなんだか自分は違うって――。
(「選ばれし者だと勘違いして」)
それはまだ幼かったからこその勘違い。
そして優しい嘘と言えば、それまでの物なのだけれど。
(「でもそれは、昔の『私』には、甘い蜜だった」)
夢見がちな幼い少女にとって、そう……まるで、禁断の果実を口にしたような。
そんなことを思い出しながらも、とことこと歩いていた小さな綾音だけれど。
一緒に隣を歩いている天夜・理星(復讐の王・g02264)の足がぴたりと止まったことに気付いて。
こてりと小さく首を傾け、ふと懐古していた思考を元に戻せば。
いつの間にか、目指していたお城はすぐ目の前で。
でも――お城には、入れない。
だって、理星のつぶらな黒の瞳に映っているのは……お城の前で通せんぼしている、ヴォルティジュールドールの姿。
いや、分かっているのだ。
(「本来ならあれをぶっ壊すのは一瞬だ」)
……でも。
「あ……あぁ……!」
小さい理星はぷるぷる、進む足も竦んでいる。
元の自分だったら、あんなロボットたちに臆するなんてこともなく蹴散らすだけなのだけれど。
(「ま、怖いって思うのが普通だわな」)
だって今の理星は5歳児だし、一般人なのだから。
あーあ、すっかり震えちゃって……なんて、自分のことながらもどうするか見ていれば。
「うぅ〜……!!」
こわくて今にも泣きそうのに、でも、泣かずに必死に堪えているから。
(『泣けばいいものを、無様な私はそれさえできな……』)
だが刹那、……え? と。
思わず自分で自分の『声』に、ふるりと首を横に振る理星。
(「違うだろアタシ。そんなこと一片も……」)
記憶も曖昧で、何だか色々取っ散らかっていて。頭痛がしたりも、確かにしていたけれど。
でも――。
「確かにこんな化物怖いよ。怖くて当たり前だ」
瞬間、ふと耳に届いたその声に、理星はハッと顔を上げて。
そして、視線を向ける。声を掛けてくれた綾音の方へと。
そんな理星へと、綾音は改めて行く手を塞ぐ機械人形たちを見遣って続ける。
「でもね。私が憧れた――憧れていた――魔法少女ってのは、こういうのをいとも軽く蹴散らしていたんだ」
「まほうしょうじょだなんて……そんなゆめみたいなこと……!」
ぱちりと瞳を瞬かせて、理星は思わずそう声を上げるけれど。
でも……そんな綾音の声が、彼女が一生懸命描き始めた色たちが、理星を前に突き動かす。
綾音が空中に素早くさらさら描くのは、眼前の相手の姿。
幼児化のせいか絵の出来はちょっぴり幼稚だけれど、でもきっと十分。
(「突撃させれば足止めとかはできると思う」)
けれど、それだけでは、敵を倒すことはできない。憧れていた魔法少女のように。
でも、魔法少女たちがひとりでは敵を倒せない時どうしていたか、綾音は知っているから。
くるりと理星を見つめ、そして綾音は彼女へと紡ぐ。
足止めができれば、後は決定打――。
「リゼさん。力を貸して」
リアライズペイントIIで描いた絵を、立ち塞がる機械人形たちへと突撃させながら。
「1人でできなくても、2人なら!」
『! ギ、ギィ……ッ』
瞬間、敵に生まれたのは、僅かな隙。
同時に理星は地を蹴り、“刻源”を一度逆流させて『創生』する。
(「感情の波、決定打にぶつけますか」)
ひとりじゃない、自分達はふたりなのだから。
――綾音ちゃんと2人で一緒に。乗り越える。
理星は、生じた新しい心の波を光に変えて。さっきまではこわかった敵へとぶちかまして貫く。
それは創造の復讐、自分たちにとっての可能性を増やす決定打。
そして。
『ギ、ギギ……!』
完全に動きを止めて壊れた機械人形を見た後。
ぱあっと小さな理星の顔に宿るのは。
「……できちゃった! わたし、わたし、」
嬉しさをいっぱいに咲かせた、満面の笑顔。
そんな綾音と一緒に喜ぶ小さな自分に、理星は思う……笑顔になれるね、と。
だって、こんなにキラキラ眩いくらいに――『世界が輝いて見えたのが初めてだから』。
5歳の自分も、きっと。
だって、ひとりじゃなくてふたりなら……いや、ふたりだからこそ、できたのだから。憧れの魔法少女みたいに。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV4になった!
【液体錬成】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV4になった!
ギィース・エレクレ
【CANVAS】
んー、ほんとうにお腹いっぱいだねー
ふふっ、眠たそうにしてるれじーなちゃん可愛いなぁと頭をなでなで
そうだね!早く終わらせてゆっくりおやすみしよう!
あれー?あのロボットさん何かなぁ?
なるほどとうせんぼか
俺たちを泣かせるの?
むぅ、女の子や子供泣かせるのいけないだー
そうだー!れじーなちゃんや俺たちも負けないぞ!
おぉ!ロボットがぴょんぴょんしてる!
れじーなちゃんの手を繋いで
あっちやこっちへと逃げていく
跳ねて下りた時を見計らって
妖刀などでゴンゴンするぞー
後は魔骸連刃で分解ダーー!
ばらばらにしちゃうぞー
れじーなちゃんを泣かせる奴はめっするのだ!
ブラシちゃんもそうだよね?
レジーナ・ネイサン
【CANVAS】
おやつも食べておなかいっぱい
ちょっとねむい
ううー、なでられるともっとねむくなるよ
だから早くおしごと終わらせておやすみしたいのに
ロボットが通せんぼしてる……
もー!ひとがイヤっていうことしちゃダメなんだよ
それに私泣いたりしないもん
ぶらしもぎぃーすも、負けないからね
ぎぃーすに手をひかれ走りながら
赤茶のクレヨンでぐりぐりお絵かき
トンカチとスパナを描くよ
とんでいってトンカチでカンカンたたいて
ぎぃーすが分解するのに合わせて
スパナでネジをとっちゃうの
ロボがびょーんってしてきたら逃げろー!
トンカチでゴツン!ってするからね
ぶらしがドーンって体当たり
私泣いてないったら!
ね、ぶらしもそう思うでしょ?
アスレチックやお絵描きでいっぱい遊んで、美味しいお菓子も仲良くもぐもぐ食べ終わったから。
さぁいざ、冒険のつづき……なのだけれど。
「おやつも食べておなかいっぱい」
……ちょっとねむい、って。
とろんとしたおめめをごしごしと擦るのは、レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)。
満腹になったら、幼児的にはお昼寝をしたいところなのだけれど。
冒険の目的は大きなお城に行くことだから、眠たいけれど、頑張っててくてく。
「んー、ほんとうにお腹いっぱいだねー」
ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)もこくりとレジーナに頷いてから。
今は同じくらいの目線の彼女を見て、にこにこ。
……ふふっ、眠たそうにしてるれじーなちゃん可愛いなぁ、なんて。
そしてちいさなおててを伸ばして、眠そうだけど頑張って歩いている彼女の頭をなでなで。
でも、小さいけれどあたたかいおててでよしよしされたら。
「ううー、なでられるともっとねむくなるよ」
ぽかぽか気持ち良くて、もっと眠くなっちゃう。
けれどちゃんと寝ないで歩いたから、目指すお城の前に辿り着いたふたり。
それでもやっぱり、まだちょっぴり眠たくて。
「だから早くおしごと終わらせておやすみしたい」
「そうだね! 早く終わらせてゆっくりおやすみしよう!」
帰ってお昼寝したいって、そう思うのだけれど。
ギィースはふと足を止めて、こてりと首を傾ける。
「あれー? あのロボットさん何かなぁ?」
ガシャンッて大きな音を立てながらお城の門の前にいるロボットたちを見つけて。
彼の視線を追ったレジーナは、じいとロボットみたいなそれを見て、むぅと呟きを落とす。
「早くおやすみしたいのに、ロボットが通せんぼしてる……」
「なるほどとうせんぼか」
改めてロボットたちへと視線を向けたギィースは、レジーナの言葉にこくこくと納得。
お城の中に入れてくれない上に、大きな音や危ない刃で驚かして、小さい自分達を泣かせようとしているようだ。
けれど、ここで怯むふたりではありません。
とことこと、お城の中に入れないかと進んでみるけれど。
やっぱりロボット――ヴォルティジュールドールが、すかさず通せんぼ。
「もー! ひとがイヤっていうことしちゃダメなんだよ」
「俺たちを泣かせるの? むぅ、女の子や子供泣かせるのいけないだー」
そうふたりでわーわー抗議するけど。
ガチャンッと怖がらせてくるばかりで、退いてくれる気配はないロボットたち。
でも、いくらそんな意地悪されたって。
「それに私泣いたりしないもん。ぶらしもぎぃーすも、負けないからね」
「そうだー! れじーなちゃんや俺たちも負けないぞ!」
ふたりもブラシも、一歩も引きません!
けれど、一向に怖がらないふたりの様子に、びょーんっと。
『ギギギ……!』
「おぉ! ロボットがぴょんぴょんしてる!」
全身をバネのようにして、勢いよく空へと飛び上がるロボット。
ギィースはそうぴょこぴょこ飛び始めた姿にぱちくりと瞳を瞬かせた後。
そっと優しくレジーナの手を取れば、あっちやこっちへと。
ちょろちょろ駆けまわって、痛いことしようとしているロボットから逃げていく。
でも勿論、ただ逃げているだけではありません。
跳ねて下りた時を見計らって、ギィースは妖刀でゴンゴン。
「魔骸連刃で分解ダーー! ばらばらにしちゃうぞー」
鋭利な刃を生成し、ロボットを切り刻んで解体します!
そんな彼に手を引かれ走りながら、レジーナもしゃきんっと赤茶のクレヨンを取り出して、ぐりぐりお絵描き。
お空のキャンバスに描いたのはトンカチとスパナ。
びゅんっと飛んでいって、トンカチでカンカンたたいて。
ギィースが分解するのに合わせて、レジーナはすかさずスパナでネジを取っちゃいます。
そしてバラバラになったロボットを余所に、びょーんってしてきた、また別のロボットへと。
――ドーン! もきゅー! ゴツン!
ブラシが果敢に、もきゅっと体当たりして。
レジーナも持ってるトンカチを敵へと、えいっと振り下ろす。
ギィースもびょんびょん飛ぶロボットたちが着地した隙を狙って、どんどん機械人形を解体していきながらも。
「れじーなちゃんを泣かせる奴はめっするのだ! ブラシちゃんもそうだよね?」
強烈なもきゅもきゅアタックを敵にお見舞いしているブラシに、ふとそう聞いてみれば。
きゅぴ! と良いお返事が、返ってきたのだけれど。
当のレジーナは、ギィースの言葉に、大きく首を横に降ってぶんぶん。
「私泣いてないったら!」
そして、むーっと。やっぱり彼と同じ様に、ブラシに聞いてみるのだった。
トンカチで敵をえいっと殴りつつ――ね、ぶらしもそう思うでしょ? って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV5になった!
【泥濘の地】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV10(最大)になった!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
アグレッシブ5歳児
【ヨアケ】
おおー……なにあれ。
ははーん、さてはいじめっ子だな!
ぜんぶけっとばして、こらしめないと!
【号令】をかけるよ!
【勇気】はわれらにありー!いくぞーー!!
【ダッシュ】でいじめっ子をけりにいくよ!
パラドクスをくらえ!
ほかの子がいじめられないように、どんどんけっていくね!
わたしもいじめられないように【地形の利用】して
ぴょんぴょんにげるよ
おっとっと、上にとんでくるんだ?
それならかんたんだね!
おちてくるところをねらってパラドクスでけりあげるぞ!おりゃー!
どけどけー!
まじょさまのおとおりだー!!
よーし、どんどんいこう!
あれ、おかしくれるの?ありがとう!
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】
(びっくりしたけど、自分に与えられた役目はちゃんと覚えている)
(意地悪人形を倒さねば……と思ったら、早速何だか暴れてるのが目に入るし)
あぶないなぁ……
(よく見たら知ってる顔じゃないか?闘い方は身体が覚えてる、掌から強化魔力糸を伸ばして立体機動、後を急いで追おう)
ちょっとまってよ!ぼくもてつだうから!
(なら、一緒に攻撃だ。ボルテック・スマッシャー!びりびりする魔力を拳に纏って、キックの後には思いっきりパンチ!)
ふぅ、すこしおちつきなよ……
……えーと、そうだ、これ……たべる?
(全部終わったら、ポケットに隠してしまったマカロンを差し出そうかな)
う、うん……どういたしまして
この絵画世界を隅から隅まで、シュタタッと駆けまわって。
大きなお城のそばまでやって来たアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は、ふとその足を止める。
「おおー……なにあれ」
何だかガチャガチャいっている、ロボットみたいなものを見つけて。
でも、よくよくじいっと見てみれば、他のおともだちを通せんぼしていたり、刃をぶんぶん振り回したりしているから。
アイネリスは、理解したと言わんばかりに、こくこくと頷く。
「ははーん、さてはいじめっ子だな!」
さっき噂に聞いたいじめっ子に、違いないと。
ということで!
「ぜんぶけっとばして、こらしめないと!」
全く恐れることなどなく、タタタッと。
ロボットたちが立ち塞がっているお城の門まで、すかさず近寄ってから。
――勇気はわれらにありー! いくぞーー!!
颯爽と元気な声で、そうびしっと号令をかけた瞬間。
「パラドクスをくらえ!」
『ギギ!? ギャ……ッ!』
いじめっ子の元へとダッシュ、回転の勢いを乗せた後ろ蹴りでげしげしっ。
ほかの子がいじめられないように、どんどんロボットをけってはぶっ飛ばしていきます!
そして、ちょっとさっきはびっくりしたけれど。
眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)も自分に与えられた役目はちゃんと覚えているから、とことこお城へとやって来て。
お城に入れてくれない意地悪人形を見て、倒さねば……なんて思っていたら。
「そのいっさいを――けりとばーす!」
「あぶないなぁ……」
早速何だか暴れているのが目に入って、思わずぽつり。
そしてロボットが飛び上がれば、いじめられないようにじょうずに地形の利用をしつつも、ぴょんぴょんと。
逃げているその子をじいっと見ていた人鳥はふと、こてりと首を傾ける。
……よく見たら知ってる顔じゃないか? って。
それにあの子みたいに、自分だって、闘い方は身体が覚えているから。
「ちょっとまってよ! ぼくもてつだうから!」
おててから強化魔力糸をびょんっと伸ばして、立体機動。
言動こそわたわたしている幼児だけれど、しゅたんっと急いで後を追う人鳥。
そしてアイネリスは、バネみたいにより空高く飛んだロボットを見上げて。
「おっとっと、上にとんでくるんだ?」
……それならかんたんだね! って、無邪気に言った瞬間。
「おりゃーー!!」
『ギ……ッ!?』
おちてくるところをよーくねらって。どかーんっと、ライオットシュート!!
そして人鳥も、ぎゅうと握ったおててに、びりびりする雷の魔力を纏わせて。
……なら、一緒に攻撃だ、と。
強烈なキックの後にお見舞いするのは、ボルテック・スマッシャー! 思いっきりパンチ!!
何だかとっても息もぴったり、ふたりに蹴り飛ばされてぶん殴られた意地悪人形は呆気なく壊れて動かなくなって。
「どけどけー! まじょさまのおとおりだー!!」
アイネリスは刃でつけられた切り傷も何のその、残り僅かな数となったロボットも容赦なく全力で蹴り散らせば。
人鳥も彼女が蹴っ飛ばした人形を、びりびりのパンチでぼこぼこに。
そして、ぜーんぶわるいロボットをやっつければ。
「よーし、どんどんいこう!」
いざ、張り切ってお城の中へ……!
けれどそんな前のめりに元気な彼女へと声を掛ける人鳥。
「ふぅ、すこしおちつきなよ……」
そして、ごそごそと取り出して、アイネリスへとそうっと差し出したのは。
「……えーと、そうだ、これ……たべる?」
ポケットにさっき隠してしまった、マカロン。
そんな目の前のマカロンに、ぱちくりと瞳を瞬かせてから。
「あれ、おかしくれるの? ありがとう!」
「う、うん……どういたしまして」
元気にお礼を告げつつもマカロンを受け取ったアイネリスに、人鳥はそう頷いて返してから。
「それじゃ、おしろにいこう!」
「あっ、まってよ……!」
邪魔者がいなくなった大きな門を堂々とくぐり、早速スタタッと駆け出した彼女を追って。
一緒に、お城の中へと慌てて入っていくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】がLV3になった!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV6になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
●ちびっこディアボロスのだいけっせん!
わーわーきゃーきゃーと城門から聞こえる、たくさんのちびっこたちの声に。
「ああ、なんて可愛いんでしょう」
城の女王の間の窓から外の様子を見つめていた女は、うっとりと瞳を細める。
そんな彼女こそ、この絵画世界を統べる淫魔・アレクシアであった。
無邪気に遊んだり、お菓子やお弁当をもぐもぐ食べる姿は、キュンとくる可愛さだったし。
ヴォルティジュールドールのことを怖がったり泣いちゃう子たちも、とても愛らしいし。
それに……ヤンチャな子だって、とっても大好きなのだ。
「ふふ、元気なのはとっても可愛いけれど。でもね……ちゃんとお仕置きして、しつけもしてあげなくちゃ」
だってヤンチャな子が、ごめんなさいもうしませんって。
恐怖に震えて泣きながら許しを乞うなんて……とっても最高だもの、って。
アレクシアは心躍らせながら、薔薇の花を一輪手に取って微笑んだ後。
小さい子たちが迷子にならないように、こっちよ、って。
導くかのように、手にしたヴァイオリンを奏で始める。
その姿は一見すると、貴族のお嬢様のように優雅であるけれど。
「可愛いあなたたちは、どのような愛らしい顔をしてごめんなさいするのかしら」
元のクロノス級ともまたきっと違った歪んだその趣向に浸るように、笑みを浮かべながらも待つ。
可愛くて泣かせたくて、躾するべくちょっと痛めつけて許しを乞わせたいような。
そんな愛らしくも生意気なちびっこたちがここに来るのを、今か今かと。
クラーラ・シャーフ
【ガレージ】
親玉ね
一緒に門番と戦ってくれた妹分からも応援を受け取ってきたわ
闘志溢れるしぃは頼もしいし、今回も、勝つ!
騎乗するしぃの隣を【飛翔】で伴走しましょ
あっ(しぃ転落)わぁ、大丈夫?
ごめん、私が急に翼を広げた所為ね
しぃをハヤグリに乗せ直して……よし、行こう
私も一撃離脱戦法だから、しっかり連携
しぃが離脱するタイミングで私が急降下突撃するの
『Los los los!』
いじめっこ反対、這い蹲って許しを乞うのはあなたの方!
あなたは優越感に浸りたいだけの意地悪おばさんよ
怖くも何ともないから、泣いてなんかやらないわ
大好きな子には笑っていてほしいと思う
その温かい気持ちを知らないなんて、可哀想なおばさん!
篝・子火
【ガレージ】
親玉だな。
肉のさんどいっちの恩もある。お腹いっぱいで気合いはじゅうぶんだ。
ララたちはがんばった。
今度はしかが守るぞ。
はやぐり号に騎乗して突撃だ。
……のれん。かがめ。もっと。
あ、急にたちあがるな!(転落)
うう…ララはお姉さんみたいだな。
ありがとう、かんぺきだ。
連結して攻撃。
戦場を駆けつつ、騎馬槍での一撃離脱を繰り返す。
こちらに気を惹いて音楽に集中できないようにしよう。
ちいさいものはかわいい。
わかるぞ。ララはとても可愛い。
おまえの言いぶんはよくわかるがな。
ちいさな子どもを悪だくみにまきこむのは、だめだぞ。
眼前にそびえるお城は、小さな目線で見たらもっともっと大きく感じるけれど。
でも全く臆することなく、お城の中へといざ足を踏み入れるちびっこディアボロスたち。
道を遮る意地悪な門番はみんなの力でやっつけたし。
(「一緒に門番と戦ってくれた妹分からも応援を受け取ってきたわ」)
いちばん小さな3さいだから、ちょっとお昼寝タイムに入っちゃった妹分は寝かせてあげて。
「親玉ね」
「親玉だな」
改めてお城の中へと果敢に進まんと気合を入れつつも、呟いたクラーラ・シャーフ(白日夢の陥穽・g06521)に。
篝・子火(天高し・g02594)もちょんまげ髪をぴょこっと揺らしながら、こくり。
米が大好きな子火だけれど、でも貰った肉のサンドイッチも美味しかったから。
その恩もあって、お腹もいっぱい、だから気合いもじゅうぶん!
「ララたちはがんばった。今度はしかが守るぞ」
そう闘志溢れる子火の言葉をとても頼もしくクラーラは思うから。
――今回も、勝つ!
はやぐり号に騎乗する彼女に空を飛んで伴走するべく、ぱたぱた翼を広げて、いざ突撃!
……と思ったのだけれど。
颯爽と、はやぐり号の上に。
「…………」
うんと背伸びするけれど……乗れない子火。
はやぐり号も子馬にはなっているとはいえ。
「……のれん。かがめ」
言われてちょっぴり身を屈ませたはやぐり号に、さらに子火は続ける。
……もっと、と。
そして、んしょんしょと何とか乗れそう……かと、思ったのだけれど。
「あ、急にたちあがるな!」
――こてんっ。
「あっ。わぁ、大丈夫?」
転落してしまった子火に、クラーラは駆け寄って。
「ごめん、私が急に翼を広げた所為ね」
転んじゃったその手を取って起こしてから、ちょこんとハヤグリに乗せ直してあげて。
「……よし、行こう」
「うう……ララはお姉さんみたいだな。ありがとう、かんぺきだ」
これでばっちり、今度こそいざ出発です!
そして並んで、ぱかぱか、ぱたぱた。
お城の中をすいすい進んでいれば、とても大きな部屋に辿り着いて。
『あらまぁ、何て可愛らしいのかしらっ』
その場にいたひとりの女性……いや、淫魔『アレクシア』はふたりの姿を見て興奮気味にそう口にした後。
『でも、門番を倒しちゃうなんて悪い子ね。お仕置きが必要だわ』
スッと構えるのは、バイオリン。
そして素早く激しいバイオリンの演奏で夢中にさせ、茨でぎゅうっと締め付けてお仕置きしようとしてくるけれど。
でも、そう簡単に捕まるわけにはいかないから。
はやぐり号に乗って、子火は縦横無尽、その心に灯る怒りとともに戦場を駆け抜けて。
突き刺すことに長けた長柄の騎馬槍を淫魔目掛けて馬上から全力で振えば、即座に素早く距離を取る。
そんな一撃離脱を繰り返せば。
『……くっ』
敵の意識もこちらへと向くから。
素早く激しいバイオリンの演奏に集中できないように、子火は仕向けて。
子火が離脱する絶妙のタイミングで、アレクシアへと急降下の突撃!
同じ一撃離脱戦法だから、しっかり息を合わせて連携をはかって――Los los los! って。
クラーラは、より高みから、より疾く、渾身の一撃を敵へとお見舞いする。
「いじめっこ反対、這い蹲って許しを乞うのはあなたの方!」
まさに驕り高ぶる、目の前の淫魔へと。
『元気なのはいいけれど……暴れる子は、お仕置きよ』
アレクシアはちびっこたちの思わぬ反撃に微か顔を顰めながらも、ふるりと首を横に振るけれど。
クラーラはお転婆な女の子、素直に頷いたり怖がったりなんて決してしません。
むしろ、びしっとアレクシアへと言い放つ。
「あなたは優越感に浸りたいだけの意地悪おばさんよ。怖くも何ともないから、泣いてなんかやらないわ」
『な、意地悪おばさん、ですって?』
「ちいさいものはかわいい。わかるぞ。ララはとても可愛い」
おばさんと言われて少なからずショックを受けている様子の淫魔に、子火はそこの部分は同意の気持ちを示すけれど。
でも、それとこれは、別。
「おまえの言いぶんはよくわかるがな。ちいさな子どもを悪だくみにまきこむのは、だめだぞ」
子火は逆に、だめなことをする大人へとそれを教えてあげて。
『悪だくみ? いいえ、私は大好きな小さな子たちを躾して……』
「大好きな子には笑っていてほしいと思う」
クラーラは分からずやの淫魔の言葉を遮って、全力で言い放ってやる。
……その温かい気持ちを知らないなんて、可哀想なおばさん! って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV11になった!
【スーパーGPS】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV8になった!
ミシェル・ロメ
※アドリブ、共闘歓迎
何だかこのお姉さんこわい……
顔は子供好きな風でニコニコしてるのに
言ってることは不穏だし何より目が笑ってない
それに、僕は以前にも同じ顔をした淫魔と戦ったことがある
この絵の中の世界は夢いっぱいでとても楽しかったけど
悪いことに利用するつもりなら、絶対に止めなくちゃ
リリコ、一緒に頑張ろ!
僕たち、いっぱい冒険してきたんだ
小さくたって、力を合わせれば絶対に負けないんだから!
【聖花光臨】で光と共に沢山の花を降らせて
百合に鈴蘭、フリージア
薔薇の香りに負けないように色とりどりの花の香りを纏い
誘惑の魔力を聖なる光で浄化する
勇気をいっぱい出して、空にうかぶ太陽さんの力も借りて、意地悪な門番をみんなでやっつけてから。
とことこと、リリコと一緒に広いお城の中を進んでいたミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)だけれど。
広い部屋にふと到着すれば、そこには優しそうなお姉さんが……?
『うふふ、可愛い子。泣かせちゃいたい……いえ、私が躾してあげるわ』
「何だかこのお姉さんこわい……」
ミシェル・ロメ(とわにひびくうた・g04569)は、ふるふると首を横に振ってそのお姉さん――淫魔『アレクシア』をじいっと見遣る。
その顔は子供好きな風でニコニコしているのに。
『どうしたの? いらっしゃい、可愛い子。早くこないとお仕置きよ』
(「言ってることは不穏だし何より目が笑ってない」)
ミシェルは歪んだその趣向に、恐怖を感じるけれど。
ふと、こわい笑顔を宿すその顔を改めて見つめてみれば。
(「それに、僕は以前にも同じ顔をした淫魔と戦ったことがある」)
けれど、その時の『アレクシア』と今目の前にいる『アレクシア』は別個体で。
元の『アレクシア』とも、きっと違うものだろう。
そしてこの『アレクシア』が作り出した絵画の中の世界を、ミシェルはふと思い返す。
白い雲のベッドのようなふかふかの雲に、一緒にお歌をうたった小鳥さん。
お弁当やお菓子も美味しくて、子供らしく無邪気に過ごした時間。
……でも。
(「この絵の中の世界は夢いっぱいでとても楽しかったけど」)
ミシェルは改めて目の前のこわいお姉さん……敵を見遣ってから、今やるべきことをちゃんとその心に紡ぐ。
――悪いことに利用するつもりなら、絶対に止めなくちゃ、って。
いや、楽しかったからこそ。
「リリコ、一緒に頑張ろ! 僕たち、いっぱい冒険してきたんだ」
この大冒険を花丸の大成功で終わらせるために。
……小さくたって、力を合わせれば絶対に負けないんだから!
強いラスボスを倒すべく、もう一度勇気を出す。
『さぁ、おいで。小さい子は大好きよ』
刹那、優しげな声と同時に響くのは、美しい薔薇の花と香りを乗せた緩やかなバイオリンの音色。
でも戦意を奪うような甘い誘惑に負けないように、ミシェルはリリコへとお願いして、ひらりふわりと降らせる。
棘を隠し持った真っ赤な薔薇を覆うように……百合に鈴蘭、フリージア。
聖なる光と共に、色とりどりの沢山の花を。
そしていっぱい咲かせた花の香と光で、きれいに浄化する。人の心を誘惑する悪しき魔力を。
大成功🔵🔵🔵
効果1【植物活性】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
紀・雪名
仲間を守れたし、一緒になにか出来た事に至極満足
ちょこっと気を抜いていたら、聞こえる音の音色に誘われて
ふわわ、ふしぎなねいろ…さそってるのかな。そうかも。
なんて、いつもなら簡単についていかないけど”音”にならいっかって
白猫さんをぎゅってして、ふらふら、ふわふわ、音とお姉さん(敵)の方へ誘われちゃった
ちょっと白虎さんは不安そうにしながら付いて来てくれるかな
はっ…わ!(お仕置きにびっくり)
ボクわるいことしてない…だから、やなの…
やだやだと、怖いお姉さんや茨から逃げながら
捕まったり、痛いことするならしっかりとお返しはするよ
だって、分かっちゃった。ここが夢心地な訳を…でも戻らなきゃいけないんだよ、僕。
こわくて悪い門番のロボットも全部、えいえいってやっつけたし。
何より……仲間を守れたし、一緒にみんなとなにか出来た事が、とても嬉しくて。
ほわほわ至極満足な様子で、るんるんとお城の中を歩いていた紀・雪名(雪鬼・g04376)であったが。
ふと何かに気付いて一瞬足を止め、小さくこてりと首を傾ける。
「ふわわ、ふしぎなねいろ……さそってるのかな。そうかも」
そしてとことこ、再び進み始める。聞こえる音色に誘われるままに。
なんて……いつもならば簡単についていかないのだけど。
でも今の雪名はちっちゃい幼児だし、それにとってもご機嫌だから。
ちょこっと気を抜いて――”音”にならいっかって。
白猫さんをぎゅっとしながらも、ふらふら、ふわふわ。
ちょっぴり不安そうにしつつも付いてきてくれる白虎さんも一緒に歩いて行けば。
誘われちゃった音の先にいたのは、なんだか見た目は優しそうなお姉さん。
でも、そのお姉さん……淫魔『アレクシア』は。
『ふふ、可愛い子は大好きよ。でも門番を倒す様な悪い子は、ぎゅっと締め付けてお仕置きね』
そう言うなり、素早く激しいバイオリンの演奏をはじめて。
「はっ……わ!」
雪名は思わず瞳をぱちくり、びっくりしちゃう。
だって、いきなりお仕置きの茨がはえてきたのだから。
けれど雪名はちゃんと、やだやだと、首をふるふる振りながらお姉さんに伝える。
「ボクわるいことしてない……だから、やなの……」
でも相手は淫魔、茨で捕まえようとして、痛いことをやめようとせずに。
『だって、こうやって逃げていることも悪いことでしょ? 大人の言うことを聞かないんだもの』
そんな意地悪なことを言うから……逆に、悪いお姉さんへとしっかりと仕返しです!
刹那、がうっと白虎が牙を剥いて敵へと襲い掛かり、そして雪名の身を守ってくれて。
『! やっぱり悪い子ね、その白い虎ともども、躾がなっていないわ』
そう言うこわいお姉さんの茨に捕まらないように、ひょいっと逃げながらも雪名は考える。
この絵画の中のこどもの世界は、確かに楽しかったけれど。
同時に、分かっちゃったのだ。ここが夢心地な訳を。
けれど……こうもちゃんと知っているから、お姉さんへとはっきりと雪名は告げる。
――でも戻らなきゃいけないんだよ、僕、って。
大成功🔵🔵🔵
効果1【エアライド】がLV3になった!
セフィー・ステラ
※お仕置きの内容はお任せ
しつけ?おしおき?
お姉さんがしてもらってくだちゃい!
意地悪なのは、めっ!だよ!
バラの花があぶなそう…
【演奏】してカチンコチンにするよ!【氷雪使い】
あれ?お姉さんも演奏?
いいにおいが?
―だんだん力がぬけてくるよぅ…
(アンも元気がなくなってきてる?)
ふぇぇ…おしおきやだよぅ…
(力が…)
きゃっ!やだやだ!やめてよぅ…
(おしおきから逃げたいのに、このままじゃ!)
だれかたすけてぇ!【使い魔使役】
(あれ?お姉ちゃんの後ろに動物?)
お姉ちゃんの演奏をじゃまして!
<演奏を妨害できたら>
やった!演奏が止んでいる内に!アン一緒に反撃だよ!
ボクも【演奏】で光の浄化の効果を高めるよ!【光使い】
一生懸命がんばった演奏も、だいせいこう!
意地悪するロボットもみんなで倒して、お城の中に入れるようになったから。
セフィー・ステラ(星の魔力をもつエルフの小さき演奏家・g06416)はてくてく広い城内を進んで。
『うふふ、待っていたわ。でも門番を壊したり、躾がなってないようだから……私がお仕置きしてあげるわね』
広い部屋で待っていたお姉さんの言葉に首をこてんと傾けつつも、瞳をぱちり。
だって、わるいことなんてしていないから。
「しつけ? おしおき? お姉さんがしてもらってくだちゃい!」
……意地悪なのは、めっ! だよ! って。
逆に、わるいお姉さんに教えてあげるのだけれど。
『そんな生意気なところも可愛いけれど……でも、大人の言うことを聞かない子は、悪い子よ』
真っ赤で鋭い棘がある薔薇をお姉さんが手にしたのを見て。
「バラの花があぶなそう……」
何だか痛そうだから、演奏してカチンコチンにしちゃいます!
でも、セフィーが演奏を始めるよりも早く。
「あれ? お姉さんも演奏?」
バイオリンを弾き始めるお姉さん。
それと同時にふわり、薔薇の花と香りが穏やかな旋律に乗って届いて。
(「いいにおいが? ――だんだん力がぬけてくるよぅ……」)
ふにゃり、立ち向かう気力がなくなるような気がして。
(「アンも元気がなくなってきてる?」)
何だか同じ様に、大人しくなっているアンジェリカ。
だから、ふるふると懸命に首を振って。
「ふぇぇ……おしおきやだよぅ……きゃっ! やだやだ! やめてよぅ……」
『あら、暴れちゃだめよ? 薔薇の茨でぎゅうっとしちゃえば、言う事を聞くかしら?』
抵抗したいのに、やっぱり力が入らなくて。
(「おしおきから逃げたいのに、このままじゃ!」)
――だれかたすけてぇ! って。
声を上げればその瞬間、にゃあ、と顔をのぞかせたのは、猫さん。
セフィーはその猫さんに、使い魔使役の力でお願いしてみる。
「お姉ちゃんの演奏をじゃまして!」
残留効果だけでは上手に動物さんは操れないのだけれど……ここは不思議なこどもの国。
にゃーにゃー猫さんの声が、バイオリンの演奏の邪魔をして。
『静かにしてちょうだい!』
そうお姉さん……淫魔が声を荒げて手を止めた、その隙をついて。
「やった! 演奏が止んでいる内に! アン一緒に反撃だよ!」
セフィーはアンジェリカと一緒に、反撃開始!
『……!』
ひらりとお空から降らせる聖なる光の花の浄化の力を、いっぱい高めるべく。
セフィーも頑張って演奏して、ふたりで力を合わせて。悪い淫魔に、お仕置きです!
大成功🔵🔵🔵
効果1【植物活性】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV6になった!
三苫・麻緒
(引き続き中身も幼女化中)
たーのもーっ!
まお、さんしゃい!
おしおきってなにをする気なの?おしりぺんぺんとか!?やだーっ!
こんかいも【飛翔】して、とくいな≪空中戦≫でいくよ
おねえちゃんはバイオリンでこうげきするのがとくいみたい
でもそのおとはわるいおとみたいだから、さいしょはうでをぷすぷすーってしちゃうね
≪誘導弾≫でお花もぷすってしてびりびりーってしたら、お花からわるいにおいがしなくなるかな?
さいごはうでいがいもぷすぷすして、いっきにびりびりさせてたおしちゃおー!
おねえちゃんのこうげきはびゅんびゅんとんで、すこしでもかぜをおこすよ
そうすればお花もかおりもすこしは≪吹き飛ばし≫できるよね?
通せんぼしていたロボットたちも、おともだちと一緒に。
すごくあちちな、まおふぁいやーで退治したから。
入れたお城の中をたたたっと駆けてから、大きなお部屋に誰かいることを見つめて。
三苫・麻緒(ミント☆ソウル・g01206)は、ちゃんと良い子にご挨拶!
「たーのもーっ! まお、さんしゃい!」
そう、ぴっとえっへん掲げたのはまた2本指……からの、さり気にぴょこりと1本増やした、3しゃいポーズ!
『可愛く上手にできたわね』
お姉さんもそう褒めてくれたから、ドヤァと得意顔になる麻緒だけれど。
『でも門番を倒しちゃったり、お城の中を走るのは悪い子よ。だから……お仕置きしなきゃ』
「おしおきってなにをする気なの? おしりぺんぺんとか!?」
びっくりしたように瞳を瞬かせた後、大きく首を横にぶんぶん。
やだーっ! って、いやいやするけれど。
『元気すぎるのも可愛いけれど、でもまずはちょっと大人しくしてもらおうかしら?』
優しくないこわいお姉さん……淫魔『アレクシア』は、バイオリンを構える。
でも、麻緒はちっちゃくなる前に、ちゃんとお話を聞いていたから知っている。
この敵のお姉ちゃんが、バイオリンで攻撃するのが得意だということを。
だから、ぴょんってお空におおきく飛び上がって。今回も得意な空中戦で対抗します!
アレクシアが響かせる演奏は、ふわふわ良い香りと心地よい音色なのだけれど。
でも、それが悪い音みたいだって、麻緒は思ったから。
最初に魔力の翼の一部をえいっと伸ばして、ぷすぷすーってしちゃうのは、バイオリンを弾くために使っている腕。
『! 演奏を邪魔する子は、とっても悪い子よ』
でも、ちくちくぷすーっとするだけじゃなくて。
翼から魔力を一気に流し込んで、誘惑のわるい香りを振りまくお花も誘導弾でぷすっとして、びりびりーっ。
『……きゃっ!』
最後は腕だけじゃなくて、ぜーんぶ一気にびりびり攻撃!
それでもお仕置きしようとバイオリンを弾いて仕返ししてくるわるいお姉ちゃんだけれど。
お空をびゅんびゅん飛んで風をおこして、お花も香りも吹き飛ばして。
やっぱり――正義は勝ぁつ!!
わるいものはぜーんぶ、ばいばいしちゃいます!
大成功🔵🔵🔵
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV7になった!
天夜・理星
(OK。
これはアタシだけどアタシじゃない。
綾音ちゃん(g00868)と一緒におままごとしたいってのに、
静かにすっごくキレてて。
…右手の甲にアタシの知らない時計まで宿しちゃって。)
えくす、くろっく。
(パラドクスを発動、時間を剥奪。
『こいつ』はごめんなさいさせたいんだよ。
怒りが止まらない、癇癪起こすみたいに。
だから敵をアタシたちと同じ子供まで逆行させ返す不思議をしでかすんだ)
ひとがされていやなことをしないで。
わるいことはぜんぶ、じぶんにかえってくるわ。
《ごめんなさい、してよ……!!》
(…満足できる答えでも、そうでなくても。)
……あやねちゃん。
《おねがい。》
(最後は、綾音ちゃんに任せた。)
一ノ瀬・綾音
引き続きリゼさん(g02264)と
折角そんな風に誘ってくるんだし、綾音ちゃんは一緒に遊びたい。なぜなら極度の寂しがり屋だから。それは今も昔も変わりはしない。
だからきっと、彼女をおままごとに誘うと思う。回避とか反撃とか荒いことを考えないで。
でも現実は残酷できっと傷つけられそうにされて。
でも、あれ?
見ればリゼさんが不思議な力使って、ここで見たあの人らしくしっかり者的な発言をしてて。
それで最後を任せられたなら……誘って『ごめんなさい』される側として、少しは圧をかけないと申し訳がたたない。
【綺羅星の星光】。
すぐには発射せず、圧をかけるように、自分の気持ちを表すようにチャージして……相手を焼きに行くよ。
――ふたりで、ちゃんとできた。
それが嬉しくて、だから小さい体には広すぎるお城の中も、頑張って一緒に進んで。
やって来たお城で一番部屋にいたのは、一見優しそうなお姉さん。
『可愛い子。さぁ、一緒に遊びましょ?』
そしてふわふわ、美しい薔薇の花と香りが舞って。耳に聞こえるのは、バイオリンの音。
一ノ瀬・綾音(綺羅星の如く・g00868)は今、小さな幼児だから……いや、幼児だからとか、関係なく。
折角そんな風に誘ってくるんだし、一緒に遊びたいって、そう思う。
だって、極度の寂しがり屋だから。今も昔も変わらずに、ずっと、綾音はそうだから。
――遊ぼ、って。
彼女をおままごとに誘う綾音。
向けられた怠惰への誘いに対しての回避とか反撃とか、そんな荒いことなんて考えないで。
でも……目の前の大人は、自分たちみたいに純粋でも無邪気でもないから。
現実は、残酷で。
『けれどあなたたちは、門番を倒しちゃったでしょ? お仕置きしなきゃ』
楽しい遊びどころか、傷つけられそうになって。
(「OK。これはアタシだけどアタシじゃない」)
天夜・理星(復讐の王・g02264)はそう自覚しながらも。
けれど幼児の彼女の心は、静かにすっごくキレている。
だって、綾音ちゃんと一緒におままごとしたいってのに……それを邪魔するんだから。
それに小さな理星が右手の甲に宿しているのは、今の理星が知らない時計。
「えくす、くろっく」
――そのじかんは……わたしのもの。
そう小さな理星が紡げば、それは復讐の王にあるまじき簒奪。
そして『e-XC:9/Time』――エクスナインが発動すれば、より強力な時間改変へと移行する。相手の時間を剥奪するべく。
『……なっ!?』
理星には分かっているから。
(「『こいつ』はごめんなさいさせたいんだよ。怒りが止まらない、癇癪起こすみたいに」)
だからそんな敵に、しでかすのだ。
(「アタシたちと同じ子供まで逆行させ返す不思議を」)
それから小さな理星は、アレクシアへときっぱり言い放つ。
「ひとがされていやなことをしないで。わるいことはぜんぶ、じぶんにかえってくるわ」
――ごめんなさい、してよ……!! って。
『ごめんなさいするのは、あなたたちのほうでしょ?』
でも……そんなことを言って。
さっきみたいにまた、それでもまだ自分達を傷つけようとしてくるアレクシア。
そして理星が使った不思議な力に、ここで見たあの人らしくしっかり者的な発言に――あれ? って。
きょとりと首を傾げていた綾音だけど。
理星は彼女へと、ふと視線を向けて。
(「……満足できる答えでも、そうでなくても」)
告げることは、どのみち同じ。
「……あやねちゃん」
その名を呼んで。それから――おねがい。って、そう託す。
(「最後は、綾音ちゃんに任せた」)
そんな届いた理星の声を聞いて、最後を任せられたならば。
こくりと頷いて返す綾音。
だって……誘って『ごめんなさい』される側として、少しは圧をかけないと申し訳がたたないって。そう思ったから。
小さな幼児だからいつもよりももっと、よろよろって、よろけてしまうかもしれないけれど。
すぐには発射せず、圧をかけるように、自分の気持ちを表すようにチャージして……綾音が解き放つのは、キラキラ綺羅星のような光。
その星光は相手に届くまで止まることのない、綾音全力の光魔法。
そしてそれはまるで、理星の願いを聞き入れた流れ星のように。
『うぐっ……あなたたち、悪い子ね……!』
勝手なことばかり言って、遊びたかったおままごとの邪魔をした本当の悪い子を、容赦なく焼きに行く。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】がLV2になった!
【操作会得】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】がLV7になった!
【ダブル】がLV3になった!
眉立・人鳥
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】
(危ないものは無いか、観察しながら後を追いかけます)
おとがする……あんまりさきにいかないでよ
きっと、わるいやつのおやだまだよ
(と言ってもあの子は元気一杯で突撃するんだろうなぁ、とちょっと苦笑。フォロー出来るかな?)
はぁ、まあいいか……
やっつけなきゃいけないんだもんな……
(剣を担いで相手を見据え)
んー……ちょっとよくわからない……
おしおきされるようなことしたおぼえはないし……
(半身で構えて、魔凰滅翔炎を発動。黒炎を纏い)
だから……ごめんなさいはしない……
(近寄られる前に、羽ばたいて偽物の太陽に届く程の勢いで体当たりだ)
あーー……おかしはかってにもってきちゃったか……
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
【ヨアケ】
アグレッシブ5歳児
はやくはやく、のんびりしてたらいじめっ子がにげちゃう!
あせらずいそぐんだよ!
いじめっ子どこだー!おとがしてるほうかな?
あっちかな?
いたーー!!
こらしめにきたぞいじめっ子!
え?いじめっ子にごめんなさいするのはよくないよ!
わるいことしてないもんね!
だから、けっとばしちゃうよ!
うおおおりゃーーー!!
・攻撃の動作を【観察】し刺突を回避
・執拗に脛を狙いパラドクスを放ち【一撃離脱】
・隙を突いて土手っ腹にパラドクスを撃ち込む
わるいことしてるのは、そっちだよね!
みんなに『ごめんなさい』するんだよ!
できるまで、けるのをやめないからね!
行く手を塞いでいた意地悪門番は、全部ぶっ飛ばしたけれど。
足を踏み入れたお城の中を、危ないものは無いか、眉立・人鳥(鳥好き兄ちゃん・g02854)はきょろりと用心深く観察しながらも。
「はやくはやく、のんびりしてたらいじめっ子がにげちゃう!」
……あせらずいそぐんだよ! って。
自分を手招きするアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)の後を、とことこ追いかける。
それから、びくりと一瞬身を震わせてから。
「おとがする……あんまりさきにいかないでよ」
……きっと、わるいやつのおやだまだよ、なんて。
聞こえてきた音がする方角へと、そうっと恐る恐る目を向ける人鳥だけれど。
逆にアイネリスは音のする方へと、たったか。
「いじめっ子どこだー! おとがしてるほうかな? あっちかな?」
むしろ今までよりも、積極的に駆けていく。
いや、ちいさくても人鳥にはなんとなく分かっていたから。
……と言ってもあの子は元気一杯で突撃するんだろうなぁ、と。
そしてちょっぴり苦笑しながら引き続き彼女を追いかけつつも、フォロー出来るかな? なんて首を傾けるけれど。
「はぁ、まあいいか……やっつけなきゃいけないんだもんな……」
溜息をひとつついた後、ふと顔を上げた人鳥は。
「いたーー!! こらしめにきたぞいじめっ子!」
やって来たお城の広いお部屋に入るやいなや、びしいっと早速言い放つアイネリスの近くまで急いでわたわたと駆け寄る。
そんなふたりを見て、部屋の中にいる女――淫魔『アイネリス』は楽し気に笑う。
『元気がいい子も可愛いけれど、ちゃんと躾してあげなきゃ。ごめんなさいが言えるような子になるように、悪いことする子はお仕置きよ』
人鳥は、んしょっとキラキラした剣を担いで相手を見据えながらも、こてりと首を傾ける。
「んー……ちょっとよくわからない……おしおきされるようなことしたおぼえはないし……」
だって、悪いことなんて、していないから。
そしてそれは、アイネリスも同じで。
「え? いじめっ子にごめんなさいするのはよくないよ! わるいことしてないもんね!」
やっぱり悪いことはしていないから、言わなくていいごめんなさいのかわりに。
「だから、けっとばしちゃうよ! うおおおりゃーーー!!」
『!? なっ』
いじめっ子に、ライオットシュートのきょうれつキックをお見舞い!
いや、元気いっぱい何も考えていない脳筋ちびっこに見えるけれど。
きちんと相手の動きは観察して、踊りながらバイオリンの弓を突き刺してこようとする仕返しもひょいっと避けて。
ちいさなからだを利用して、しゅたっと低いところに潜り込んで、執拗に脛を狙ってキック!
蹴り飛ばしたら、ちょろちょろっと素早く逃げて一撃離脱。
人鳥もすちゃっと半身で剣を構えて、ちょっとちっちゃいけれど格好良い鳥さんの形をした黒炎をぼぼぼっと纏えば。
「わるいことしてないから……ごめんなさいはしない……」
優雅な動きで近寄られて弓で刺されるその前に、まるで大好きな鳥さんのように、ばさりと羽ばたいて。
画用紙の空に浮かぶ偽物の太陽に届く程の勢いで、どーんと体当たり!
鳳凰さんの黒き魔炎が、わるいいじめっこを焼滅させんと燃え盛って。
その衝撃でできた隙を見逃さず、アイネリスは敵の土手っ腹へと、回転の勢いを乗せた後ろ蹴りをドコォッ!
『ぐっ、悪い子たちね……! ごめんなさいしなさい!』
「わるいことしてるのは、そっちだよね! そっちこそ、みんなに『ごめんなさい』するんだよ!」
アイネリスは逆にそう、びしぃっといじめっこに教育的指導!
……できるまで、けるのをやめないからね! って。
そして元気いっぱい、うおおりゃー! と再び突撃するアイネリスに続こうとした人鳥だけど。
ポケットに何か入っていることに気付いて、ふと取り出した後。
「あーー……おかしはかってにもってきちゃったか……」
このおかしくださいって、そう言えばだれにも言っていないことを思い返して。
慌ててそれをそそくさと隠しつつも、とりあえず黒炎の鳥さんで敵を燃やそうと、げしげし相手を蹴りまくっている彼女に続くのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV12になった!
【完全視界】がLV4になった!
効果2【ロストエナジー】がLV8になった!
一角・實生
【クナド】
ふあ……よくねた
ちしじゅみたん、ろろんてしゃ
まっててくえてあいがと
おしおきもしつけも、いあないよ(要らないよ)
だってなんにもわうい(悪い)ことしてない
黒曜銃を手に言い放つ
牽制の魔弾を放ちながら背中の翼をぷるぷるさせ、強がっている感を演出してみよう
ろろんてしゃ、つおい……
ヴォロンテさんの口撃にはぱかんと口が開いてしまう
やっぱり口ではどうやっても勝てなさそうだ
それに意識が行って敵の優雅さに気付かないかも
パラドクスを発動し弓を躱しながら反撃するよ
ちしじゅみたん、がんばえ!
正面から立ち向かう地鎮さんには応援を
身体に精神年齢が引っ張られたかな
うまくいったら満面の笑みで翼をぴょこらせてしまうかも
地鎮・竜之丞
おひるねは、もうおしまい
わるいやつをやっつけて
兄ちゃんを連れてかえるんだ!
星のマークの安全帽をかぶり直していざ出陣
……子供の頭にはまだ少し大きくて不格好だろうがな
ダンスを誘う優雅さ、とやらは子供の俺にはよく分からんだろうな
仮に何か思ったとしても(なんかフラフラしながらお姉さんが近づいてくる…こわ…)ぐらいなもんだろう
さて【神速反応】は使えるだろうか?
単純な刺突なら対応できるんじゃないか
向こうから近づいてくるなら攻撃も当て易そうで好都合だ
敵の攻撃を正面から見据えて避けるんだ
幼心に相当怖かろうが…
勇気を出して立ち向かおう
大丈夫、俺には幸運のお守りがついてるんだ
兄貴が描いてくれた……幸運の星がな
シャトン・ヴォロンテ
【クナド】
そうね、ミショーの言うとーり。
ごめんなさいは悪いことをした時にするものですわ?
なのにごめんなさいさせたいとか、何を言ってるんですのおば様。
あ、アレですの?
お年でモーロクされまして? おば様?
(パラドクスによる一撃を狙う)
可愛いから好きだなんて…
子供以外には相手にしてもらえないダケではアリマセンの?
弱い者イジメしかできない人って、ヨースルにオクビョーモノですわよね。
(同上)
キレイなエンソーですわね。それに良い香り。
ふらついちゃうカモだけど、でもソレで戦意マデ捨てませんわ。だって、キライですもの。
アタシね、アンタ見たいなヒトは大キライ。
自分のツゴーで世界を歪める卑怯者。
オマエラは皆ソーだ
いじわる門番を、えいっとやっつけた後、疲れちゃってちょっぴりお昼寝したけれど。
「ふあ……よくねた」
ぱちりとおめめを開いて、むくりと起き上がった一角・實生(黒頭鷲・g00995)は、元気も再び満タン!
幼児は疲れても、お昼寝しちゃえば復活するが早いのです。
「ちしじゅみたん、ろろんてしゃ。まっててくえてあいがと」
實生は真面目にぺこりん、そう待っていてくれたふたりにお礼を言って。
「おひるねは、もうおしまい」
すっかり元気になった實生に、地鎮・竜之丞(安全第七・g01075)はこくりと頷いて返しつつも。
すちゃっと、再び星のマークの安全帽をかぶり直して。
「わるいやつをやっつけて、兄ちゃんを連れてかえるんだ!」
気合も再び十分、いざ出陣!
(「……子供の頭にはまだ少し大きくて不格好だろうがな」)
4歳にはぶかぶかな帽子も、ご愛敬。
ぺかっと描かれたお星さまが、竜之丞に元気と勇気をくれるから。
そして門をくぐり、お城の中をとことこみんなで探検していれば……辿り着いたのは、大きくて豪華なお部屋。
そこで皆を待ち構えていたのは。
『ふふ、遊びにきてくれたの? でも、ヴォルティジュールドールを倒しちゃうなんて、イケナイ子たちね』
この淫魔絵画の世界を統べる『アレクシア』、つまりはラスボスである。
それからアレクシアは楽しそうに紡ぐ。
……そんな悪い子たちは、お仕置きしてごめんなさいさせなきゃ、って。
その言葉に、實生はふるふると首を振って。
黒曜銃を小さな両手でぎゅっと握りながらも。
「おしおきもしつけも、いあないよ。だってなんにもわういことしてない」
お仕置きは要らないと、牽制の魔弾と共に、アレクシアへと頑張って言い放つ。
だって、悪いことなんて何もしていないのだから。
そして實生は、背中の大きな翼を一生懸命ぷるぷる。
こわくなんてないんだぞと主張するように、強がっている感も演出してみる。
そんな實生の言葉に大きく同意するように頷くのは、シャトン・ヴォロンテ(enfant perdu・g04732)。
「そうね、ミショーの言うとーり。ごめんなさいは悪いことをした時にするものですわ?」
けれど自分達はやっぱりどう考えても、謝るようなことなどしていない。
だから、シャトンは敢えて大きく首を傾けてみせつつも、アレクシアへとずばりと口にする。
「なのにごめんなさいさせたいとか、何を言ってるんですのおば様」
『おば様!? まぁ、誰のことかしら』
あくまで優雅な笑顔を装いながらも、ちょっぴりぴくりと相手が反応したことを見逃さずに。
すかさずシャトンが畳みかけるのは、煽声口撃!
聞く者の精神に影響を与え易い声と発音をもって。
「あ、アレですの? お年でモーロクされまして? おば様?」
的確に動揺を誘う言葉で畳みかければ。それによって生じた隙を突いて、おば様へと一撃をお見舞い!
そして、さらに。
『……あら、口が減らない悪い子ね? 私は小さい子が可愛くて好きで仕方がないだけよ?』
「可愛いから好きだなんて……子供以外には相手にしてもらえないダケではアリマセンの?」
シャトンはふるりと首を振ってから、口撃と攻撃の追撃をここぞと繰り出す。
「弱い者イジメしかできない人って、ヨースルにオクビョーモノですわよね」
『何ですって……?』
そして、ちょっとカチンときた様子を垣間見せる、おば様もといアレクシアの反応を見遣りながらも。
「ろろんてしゃ、つおい……」
シャトンの的確な怒涛の口撃に思わずぱかんと口が開いてしまいつつ、實生は改めてそっと思うのだった。
きっと大きな自分達であっても、小さなシャトンには、やっぱり口ではどうやっても勝てなさそうだ、なんて。
そして繰り広げられるのは、女の闘い……?
アレクシアも口が達者な5歳児へと、大人げなく反撃を。
瞬間、戦場に響き渡るのは、美しい薔薇の花と香りを乗せたバイオリンの音色。
包み込まれたふわりと漂う甘香に、シャトンは思わず瞳を細めて。
「キレイなエンソーですわね。それに良い香り」
ふらりと、ふらついてしまいそうになるけれど。
「でもソレで戦意マデ捨てませんわ」
そして続ける――だって、キライですもの、って。
『……え?』
「アタシね、アンタ見たいなヒトは大キライ」
『!』
それは、煽りでも何でもない。シャトンの心からの感情。
そして小さな子を病的に愛しているアレクシアにとって、幼児からの完全なる拒絶は大きな衝撃であったようだ。
けれどすぐに、大きく横に首を振ってから。
『キライだなんて、そんなこと有り得ないわ……そうね、照れているのね、きっと。じゃあ一緒にダンスなんてどうかしら?』
幼児に大キライだと言われた事実を受け入れられず、アレクシアは勝手にひとりでそう納得した後。
バイオリンの弓を手に、ひらりゆらりと優雅にダンスを踊り始める。
それは大人であれば、魅力的なものなのかもしれないけれど。
(「なんかフラフラしながらお姉さんが近づいてくる……こわ……」)
ダンスを誘う優雅さ、なんて子供にはまだよくわからないから。
近寄ってくるアレクシアを、むしろ首を傾けつつも避ける竜之丞。
そして3歳だけれど中身は18歳な實生も、淫魔の優雅さには何気に気付いていない。
それよりも、大人顔負けに口が達者なシャトンの方に断然気を取られて。
むしろ、手に持ったバイオリンの弓を突き刺さんと、彼女曰くお仕置きしてこようとすれば。
背中の翼を一生懸命ぱたぱた、お空へと飛んで弓を躱しながらも、ばんばんばきゅーん!
反撃の引き金を頑張って引いて、敵へと連射して狙い撃ち!
竜之丞もタタターッと神速の反応をみせながら戦場を駆ける。
単純な刺突なら対応できるんじゃないか、なんて本能的に思ったし。
むしろ、ふらふら動いているお姉さんをじいっと見据えてみる。
お仕置きしようとしてくる大人の敵は、幼心に相当怖いけれど……でも。
「ちしじゅみたん、がんばえ!」
實生の応援にも後押しされて、竜之丞は勇気を出して立ち向かう。
向こうから近づいてくるのならば、攻撃も当て易そうで好都合であるし。
それに何より――竜之丞には、幸運のお守りがついてるのだから。
(「兄貴が描いてくれた……幸運の星がな」)
だから、絶対に大丈夫。
刹那、ぐっと力強く地を踏みしめ、アレクシア目掛けて大きな青いシャベルをぶん回す竜之丞。
『! ……あぐっ!』
心の底に閉じ込め続けた怒りを乗せて、純粋で単純な重い一撃をお見舞いする。
そして、モロにぶん殴られて思わず声を上げた敵を見て、ぴょこっ。
(「身体に精神年齢が引っ張られたかな」)
中身は18歳だけど……でも今はやっぱり、3歳だから。
實生は満面の笑みで、大きな翼をぴょこらせてしまう。うまくいったことが、嬉しくて。
それから、堪らず上体を大きく揺らすアレクシアへと視線を投げ、シャトンは言い捨てる。
「自分のツゴーで世界を歪める卑怯者」
……オマエラは皆ソーだ、って。
だから大キライなのだ。小さくても、大きくても。
そして、そんな卑怯者と卑怯者が作ったこの絵画世界を壊すこと。
それが自分たち、ちびっこディアボロスが今やるべきことだって、小さくたってちゃんと知っているから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV13になった!
【怪力無双】がLV3になった!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【アクティベイト】がLV3(最大)になった!
一里塚・燐寧
【ぱーてぃー】
五月姫ちゃん(g00544)と連携
お城のつうろをすすみながら、ふときづく
たくさんたすけてもらったのに、この子のおなまえをしらない!
「そーいえば……おなまえ、なんてゆうの? ……あ、あたしは、りんねだよ。いちりづか・りんね」
こーゆーときはじぶんからなのるって、アニメで見た!
やがてお城の大きなおへやに入るよ
こわさはきえない、でも、にげない
びょうきにも、わるものにも負けないよ
……友だちといっしょなら、がんばれるもん!
パラドクスでチェーンソーをつつむほどおにびをもやす
息をととのえ心をしずめて、いたさもがまんして
【ひしょう】でギュンっとブッとべば
もえるチェーンソーを、わるものにつきさすよ!
瀧夜盛・五月姫
怨霊に憑かれた5歳の女の子(?)です。
【ぱーてぃー】、一里塚(g04979)と連携ぞ。
ん、なまえか?
いちりづか……りんね(輪廻)か。
ほう、なんどでもよみがえる。ふくつで、そしてえんぎのいいなだ。
われのな……。そうさな、われのなは●●●●ぞ。(体の名ではない、取り憑きし魂の名を名乗る)
ゆくぞ。ともがらどもよ。
きゃつめをこらしめるぞ!
“こがらすまる”をかまえ、あっき(クロノヴェーダとかいったか?)にとっしん。
はん、おしおき?
こらしめられるべきは、きさまぞ。あっきめ。
ゆみは“こがらすまる”のつばでとめてくれるわ。
さぁともよ。りんねよ。
いまぞ、ひきょうものをうちとるべきは。
きょうふを“きり”ぬけい!
月下部・小雪
【ぱーてぃー】
お、おしろのなかを探索、です。
きっと、おしろには悪い魔女さんとかがいるにちがいありません。
あぅあぅ、お城の中には魔女じゃなくていじめっこおばさんがいました。
い、いじめっこはきらい、です。で、でも、お姉ちゃんなボクがみんなのこと、守ります!
いっしょうけんめい「魔力障壁」を張って、みんなの盾になります。
うぅぅ、こ、攻撃が怖いけど、頑張って耐えてたら、ぷくーと大きく膨らんだコダマが【巨大毛玉墜とし】で敵を押しつぶしてくれました!
※アドリブや連携も大歓迎
月下部・鐶
【ぱーてぃー】
みんなといっしょにおしろ探索
悪い魔女!? こわい…… 食べられちゃう……
魔女なんてクサリでつかまえちゃうもん
もらった武器にクレヨンでうにうにクサリを描いて、怖いのをまぎらわせて
ほんとに出てきた悪い魔女!思わず目をぎゅっとして丸くなっちゃうけど、魔女はやってこない?
みんなが戦ってる
びっくりしながらみんなを見て、手の中のものを思い出す
作ってもらったダンボールの武器、剣にぐるぐる巻いたクサリを、ぶんぶん振って、えい!
クサリが魔女に絡みついたら、みんな、今がチャンスだよ!
ぜんぶおわったら、いっしょに冒険したぱーてぃーのみんなを、スケッチブックにおえかきするね!
アドリブ、連携、大歓迎!
安藤・優
【ぱーてぃー】
※アドリブ連携歓迎
アウロラに運ばれて遂にボスまで辿り着けたのだ!(寝てた)
……寝起きで現状を確認中
アウロラが朽ちた剣を振り回して頑張って戦ってるから、僕も応援するんだよ
でもアウロラはだんだん押され気味…だから応援だけじゃなくて、チカラを合わせる事にした!
朽ちた剣をアウロラと2人で持って……
……えっと、なんだっけ?思い出さなきゃ…
「んー…?んー!…はしれひかいよ、あぅばれっさあー!」
朽ちた剣改め、灯火の聖剣に子供達の願いと希望の光を束ねて、イジワルなおばさんに閃光の一撃をぶっ放す!
ぐっすり眠れたから無駄にテンションが高いぞっ!
怠惰への誘い如きで元気百倍な幼児を止められると思うなよ!
いじめっこの門番もやっつけたから、いよいよ大きなお城の中へ。
お城の中はちびっこたちには広くて、あっちにうろうろ、こっちにとことこ。
そんなお城はとっても豪華で、バラの花も飾られていて綺麗なはずなのだけれど。
(「お、おしろのなかを探索、です」)
何だかちょっと不気味な気がするお城の中をそろり、こわごわ見回す月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は。
いつもよりやっぱりちょっぴり大きい気がするコダマをぎゅうと抱きしめながらも、こうぽつり。
「きっと、おしろには悪い魔女さんとかがいるにちがいありません」
「悪い魔女!?」
そんな言葉に、ぴやっと声を上げたのは、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)。
そして小雪のお洋服の袖をそうっと掴んで、ぷるぷる。
こわい……食べられちゃう……、って。
でも、すちゃっとすかさず小さなおててに再び取ったのは、クレヨン。
「魔女なんてクサリでつかまえちゃうもん」
そして、おともだちにもらったダンボールの武器に。
うにうに描いて付け足したのは、魔女をつかまえるクサリ。
これでもしも魔女が出てきても大丈夫だと、鐶は小雪やおともだちと一緒に、怖いのをまぎらわせつつも頑張って前へと進む。
そんな怖いけれど一生懸命お城を探索するふたりに続くのは、安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)。
いや、正確に言えば……すやぁっとすっかり寝ちゃっている優をんしょんしょと運んでいるアウロラ。あくまでマイペースな3歳児である。
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)もお城の通路をとことこ進んでいたのだけれど。
ふと気付いて、ちらりと隣に目を向ける。
自分と一緒に並んで歩いているのは、あかい目のおんなのこ。
ずっと手を引いてくれているのだけれど……たくさんたすけてもらったのに、この子のおなまえをしらない! って。
だから、燐寧は隣の子――瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)にこう訊ねてみるけれど。
「そーいえば……おなまえ、なんてゆうの? ……あ、あたしは、りんねだよ。いちりづか・りんね」
ちゃんと自分のおなまえから教えます!
だって、燐寧は知っているから。
(「こーゆーときはじぶんからなのるって、アニメで見た!」)
そんな燐寧の問いと名乗りに、五月姫は彼女へと視線を改めて向けて。
「ん、なまえか?」
そうこてりと小さく首を傾けつつも、すぐにこくこくと頷いてみせる。
「いちりづか……りんね、か。ほう、なんどでもよみがえる。ふくつで、そしてえんぎのいいなだ」
輪廻――今まで一緒に冒険してきた子の名を、口にして。
そして五月姫も、名を告げる。
「われのな……。そうさな、われのなは――」
それは体の名ではない。名乗ったのは、取り憑きし魂の名。
だって今の五月姫は、怨霊に憑かれた5歳の女の子なのだから。
5歳児な燐寧も特に何の疑問も持たずに、その声を聞きながら……ふと辿り着いたのは、今まででいちばん大きなおへや。
そして、そこにいたのは。
『あら、また可愛くてヤンチャな子たちがやってきたのね』
――ほんとに出てきた悪い魔女!
だからとてもこわくなって、思わず目をぎゅっとして丸くなっちゃう鐶。
そんな鐶と一緒に、びっくりしちゃう小雪だけれど。
『ふふ、ヤンチャな子の躾をするのも、オトナの役目ですもの』
「あぅあぅ、お城の中には魔女じゃなくていじめっこおばさんがいました」
よくみれば、黒い服を着ていないし箒にも乗っていないから……魔女じゃなくて、いじめっこおばさんでした!
そんな小雪の言った、いじめっこおばさんというワードに。
ぴくりと反応を示しながらも、『アレクシア』は大きく首を傾げてみせる。
『私はあなたたちのような小さい子の、音楽の先生よ? そういうことを言う子も、お仕置きね』
作ったような笑顔は絶やさぬまま。
目が笑っていないアレクシアの表情に、やはりこわさを感じながらも。
「い、いじめっこはきらい、です。で、でも、お姉ちゃんなボクがみんなのこと、守ります!」
小雪はそう皆の前に立ちふさがる。お姉ちゃんなのだから!
「ゆくぞ。ともがらどもよ。きゃつめをこらしめるぞ!」
五月姫も恐れるどころか勇敢に、すらりと抜いた、えくす……いえ、“こがらすまる”をかまえて。
その声に、燐寧もこくりと頷く。
正直、まだこわさはきえないけれど。
(「でも、にげない」)
きっと、少し前の彼女であれば、ふえぇっと死への恐怖に震えて泣いていただろうけれど。
「びょうきにも、わるものにも負けないよ」
ぎゅうとダンボールのチェーンソーを握り締めて、目の前のいじわるおばさんを見遣る。
……友だちといっしょなら、がんばれるもん! って。
そして悪鬼に果敢に突進する五月姫に続いて、燐寧もタタッと戦場を駆けていけば。
優の保護者をしていたアウロラも、淫魔を倒すべく朽ちた剣を振り回す。
そんな戦闘の火蓋が切って落とされた中で。
「……ぁ」
ようやくお昼寝から目覚めた優は、むくりと起き上がって周囲をきょろり。
寝起きで現状を確認すれば、アウロラやおともだちたちが、悪のラスボスと戦っているのが目に入ったから。
「がんばぇ〜、がんばぇあうろら~みんなもがんばぇ〜」
一生懸命、応援します!
けれど瞬間、大きな瞳をぱちくり。
『ふふ、オトナの言うことは聞かないとダメよ?』
美しい薔薇の花と香りを乗せたアレクシアの緩やかなバイオリンの音に戦意を奪われ、だんだん押され気味になるアウロラを見て。
だから、優はてけてけとアウロラの元へと歩み寄って。
(「……えっと、なんだっけ? 思い出さなきゃ……」
応援だけじゃなくて、チカラを合わせる事にしたのである!
そして、朽ちた剣をアウロラと2人で持って……。
「んー……? んー! ……はしれひかいよ、あぅばれっさあー!」
いや、朽ちた剣であった灯火の聖剣に束ねる。子供達の願いと希望の光を。
刹那、イジワルなおばさんへとお返しにとぶっ放されたのは、閃光の一撃!
『なっ!? く……っ!』
そんな思わぬ極光の斬撃に、アレクシアは思わず顔を顰めるけれど。
(「怠惰への誘い如きで元気百倍な幼児を止められると思うなよ!」)
そう……エネルギーチャージが完了した幼児を舐めてはいけません。
ぐっすり眠れたから無駄にテンションが高いぞっ!
そして魔女がこわくて丸くなっちゃっていた鐶も。
(「……魔女はやってこない?」)
ぎゅっとしていた目を、そうっと開けてみれば。
今度はみんなを見て、またびっくり。
おともだちが、こわい魔女と……もとい、いじわるおばさんと戦っていて。
小雪もいっしょうけんめい「魔力障壁」を張って。自分の、そしてみんなの盾になってくれていたから。
(「うぅぅ、こ、攻撃が怖いですけど……!」)
優雅なダンスに誘うように近寄ってきて、手に持ったバイオリンの弓を突き刺さんとするおばさんの攻撃は泣きたくなっちゃうくらい怖いけれど。
でも、お姉ちゃんだからと、頑張って耐えていたら。
もっきゅうー! と勇ましい鳴き声とともに、ぴょこんっと空高く飛び上がったコダマが。
『えっ? きゃあっ』
ぷくーと大きく膨らんで――どーん!
落下してきて、いじわるするおばさんを押しつぶして仕返しです!
そしてみんなの戦いを見つつめていた鐶はふと、自分の手の中のものを思い出して。
すかさず、ぐっと勇気を振り絞って……ぶんぶん、えい!!
おともだちに作ってもらったお気に入りのダンボールの剣にぐるぐる巻いたクサリを、思いっきり敵へと放つ。
それは、アクマを縛りつけるいっぱいのクサリ。
暴れて誰かを傷つけるような悪いことをするアクマを、こうして、こうやって。
いっぱいのクサリで、暴れないように縛りつけるのだ。これ以上、みんなに痛いことをさせないために。
そしてクサリが魔女に絡みついたら、目一杯おともだちに合図を!
「みんな、今がチャンスだよ!」
『くっ! 本当に悪い子たちね……! きつくお仕置きしなきゃいけないわ』
「はん、おしおき? こらしめられるべきは、きさまぞ。あっきめ」
踊る様な優雅所作でも、小さい子へとバイオリンの弓を突き刺してくるアレクシアは、間違いなく悪鬼であるから。
危ない弓は、“こがらすまる”のつばで確りと受け止めて。
五月姫は、共にここまで様々なことを乗り越えてきた友へと声を掛け、託す。
「さぁともよ。りんねよ。いまぞ、ひきょうものをうちとるべきは」
――きょうふを“きり”ぬけい! と。
敵が振るう攻撃はやっぱり痛いけれど。でも、友、おともだち……そんな言葉が、嬉しくて。
燐寧は息をととのえ心をしずめて、痛さだって我慢して。
刹那、おともだちが作ってくれたチェーンソーを包むほどの激しい紫の鬼火を燃やす。
『な……ッ、!?』
みんなが頑張って溜めた力をいっぱいに使って、お空をギュンッとブッとんで。
燐寧はその刃をわるものに全力でつきさす。ぐちゃぐちゃに、壊しちゃうくらいに。
そして、アレクシアは大きく上体を揺らした後。
『ぐっ、こんなに私は……小さい子が好き、なのに……っ!』
いきすぎた幼児趣味をちびっこディアボロスたちにお仕置きされて、どさりと崩れ落ちたのだった。
刹那、ゆうらりと歪む絵画の世界。
もうすぐ、このこどもの世界も破壊されちゃうから、みんなでたかたか急いで、てっしゅう!
でも、その前に――鐶はスケッチブックをぱらりと広げて、クレヨンですらすら。
いっしょに冒険したぱーてぃーのみんなを、おえかきします!
ちびっこディアボロスのだいぼうけんは、ちょっぴりこわかったけれど。
ドキドキわくわく、とってもたのしかったから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV2が発生!
【託されし願い】がLV4になった!
【飛翔】がLV15になった!
効果2【ロストエナジー】がLV10(最大)になった!
【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!
【ガードアップ】がLV8になった!