【第一次東京奪還戦】THIRD SCRAMBLE(作者 月夜野サクラ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #【第一次東京奪還戦】首都高速1号ファーストアタック  #第一次東京奪還戦  #大田区  #ピグマリオン  #ファーストアタック 

 年の瀬も差し迫る十二月の半ば。
 大都市東京の南東に緩やかな弧を描く東京湾は、冬の陽射しに寒々と青い光を照り返していた。その輝きを右手に、都心の遠景を左手に湾岸エリアを突き抜ける首都高速1号線――その路上に、白く無機質な軍勢がひしめいている。
 アスファルトの車道の上、低空を滑るように移動するのは『静謐のピグマリオン・プッティ』。鎖を纏う彫像の天使達は夥しい数で列を成し、北上する。港区へと続く道の向こう側には、遥か東京タワーの赤が冬空を突いて聳えていた。

●白亜の行軍
「皆さん、お疲れ様です。いよいよ、この時がやってきましたね」
 赤い眼鏡のブリッジをついと押し上げ、綿抜・カスミ(サイボーグのサウンドソルジャー・g01177)はいつにない真剣な表情でディアボロス達を見渡した。
 ほどなく訪れる決戦の時を前に、新宿駅グランドターミナルを出入りするパラドクストレインの動きはいつも以上に忙しない。
「ご存知のとおり、皆さんが港区の支配者だったハルファスを撃破したことで、港区を最終人類史に奪還する『第一次東京奪還戦』が可能になりました。支配者不在となった港区を支配しようとして、既に隣接する五区の大天使やアークデーモンが、東京タワーに向けて進軍を開始しています」
 それらの軍勢に対して戦争直前に攻撃を仕掛け、戦力を削る。それがこのファーストアタックだ。成功すれば着実に、戦争の機先を制することができるだろう。とはいえ、無理は禁物――敵の勢力をすべて駆逐することはできなくとも、今は充分な打撃を与えて撤退すればそれでいい。

 港区に侵攻しようとしている敵の軍勢に先制攻撃を仕掛け、これを撃滅することができれば、他区を支配するジェネラル級を引き摺り出すことも可能かもしれない。
「この戦いは、最終人類史奪還に向けた大きな一歩になります。絶対に、負けるわけには行きません――ですから、どうか」
 ご武運を、と紡いで、カスミはディアボロス達を送り出した。2013年の東京――すべてを取り戻す復讐者達の戦いが、今まさに始まろうとしている。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV3 / 【リザレクション】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

月夜野サクラ
 お世話になっております、月夜野です。
以下依頼の補足となります。
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●選択肢について
 集団戦①のみのシナリオとなります。
 集団戦ではありますが、戦争の前哨戦ということで、港区奪還にかける皆様の想いなどがあれば積極的に描写していきたいと思います。

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●時間帯と場所
 時間帯は日中。
 東京湾を右手に望む首都高速1号線上での戦いとなります。

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●諸注意
・お寄せ頂くプレイングが必要成功数🔵を大幅に上回る場合、プレイングの内容に問題がなくても採用できない場合がございます。何卒ご容赦ください。
・プレイングの採用は、先着順ではありません。受付状況についてはMSページも合わせてご確認ください。
・基本的に「選択肢ごとにまとめて採用、まとめてリプレイ」ですが、人数が多い場合や行動がばらつく場合、ある程度分割するかもしれません。特定の同行者以外の方との絡みがNGの場合は、お手数でもプレイング中でお知らせ下さい。
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それでは、皆様のご参加をお待ちしております!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


グレン・ゲンジ
今日までの戦いがいよいよ実る!いつまでも東京を戦争の舞台にさせてたまるか!

まず大声で挑発だ!
オラァ!クロノヴェーダども、かち割りに来たぞコラァ!!!
ディアボロスを恐れねぇなら、ご立派な翼で飛んできてみろ!!!
空飛ぶ石像とは面白いぜ!わざわざ飛んできてくれるなら、ホームランにしてやるぜッ!
大金棒を構えて、念動力を滾らせる!思い切り振り抜いてかっ飛ばすぜ!ブッ飛んだ石像を敵の軍勢にぶちこみ、纏めて粉砕してくれるわ!

ホールインワンを何回叩き込めるかチャレンジしたいところだが、本番にパワーを残しておくのも大事だ!
適当に暴れて帰るか!
なぁ〜に すぐにまたブチのめしに来てやるぜ!楽しみにしてやがれ!


鬼歯・骰
【KB】2人
ここじゃねぇ東京で何も分からねぇまま奪われたんだ
少しでも取り戻せるなら
悪趣味な天使像ぐらい、幾らでも解体してやる

ツリガネ後ろ任せた
それだけ言って後は振り返らず
目に付いた敵を鱶で思いきりぶん殴っていく
避けようとする奴は鎖掴んで引き止めて
きっちり死んでもらおうか

急降下してくるなら狙いやすくて丁度いい
全力で打ち返すようにして破壊してやる
天使だ悪魔だ知ったこっちゃねぇんだよ
ここは人間の街だ、さっさと退け

前だけ見て殺せば良いんなら気だけは楽だ
多少の怪我なら奪った相手の命で補って
可能な限り暴れてやる

殲滅するんじゃねぇのは残念な限りだ
動けなくなる前には撤退を
帰るぞと後ろにいる奴もちゃんと拾ってく


鐘堂・棕櫚
【KB】2人で参加

人間を差し置いてパイを切り分けようとする
その傲慢のツケは存分に命で贖って貰いますよ

できるだけ敵陣の中に食い込んでから戦闘開始したいですね
此方も死角は任せて迎え撃つ気でしたから
骰さんの呼びかけには、背中合わせに立つ事で応えます

軽口は本日休業で
眼前の彫像共に集中できるなら
敵の不意打ちには幾らか対応しやすくなるでしょうか

【復讐の刃】で具現化させる得物は
短いモーションで投げ易いスローイングナイフ
駆け抜けようとする敵に、隙を窺う敵に、目に付く敵全てに
返せと叫ぶ代わりに腕を振るって刃を届かせようと

殺せば殺すだけ、元通りの世界が近づくならと
骰さんに回収されるまではきっと、前のめり過ぎるまま


朔・璃央
双子の妹のレオ(g01286)と

さぁ、行こうかレオ
私たちの、俺達の東京を取り戻すために
小さな一歩を大きな歩みにする為に
露だろうが何だろうが、払いとってやりましょう
絶対に、勝ちましょう

悪魔の配下で天使の像ですか
一粒で二度おいしいなんてお得な敵ですね
あわせて倍は頑張れそうです

首都高の上だと目立つ姿に見えますね
飛び掛かってこられる前に先手を打ちましょう
まずは一発、レオと呼吸を合わせて『破軍衝』でのご挨拶を
残りは一匹ずついきましょうか
残った奴らをよく観察して
レオを狙ってる奴を優先的にぶっ飛ばしてやりましょう

俺達に授けて頂いた翼のお礼参りは
まだまだ終わってないですからね
次に備え、動けるうちに撤退を


朔・麗央
双子の兄リオちゃん(g00493)と

私達の東京を取り戻す第一歩
勝つんだ、絶対に!
今までの戦いで手を抜いていた訳では無いけれど
今回は凄く力が入っちゃう
やだな、柄にも無く緊張してるのかも

行こうリオちゃん、私達なら絶対にできるよね
大天使でもアークデーモンでもどっちだって関係ない
この街の空から消えて貰うね

こそこそと景色に隠れて溶け込んでいる子はだぁれ?
リオちゃんとタイミングを合わせて
契約召喚で魔法を打ち込むね

2人で合わせて攻撃することで
確実に一体ずつ減らしていきたいね
だから悪魔の力だって利用するんだ
ある程度敵を削れたら無理はせず退くよ

私達は…
リオちゃんと私は
翼を与えられたが故に翼持つアナタ達が憎いの


ノスリ・アスターゼイン
翅蟻の大群みたい
それとも白蟻?

口笛まじりに嘯くけれど
見据える眼差しは猛禽の鋭さ

家路を奪われた友の為に
「おかえり」と迎えてくれる筈の皆の家族を取り戻す為に
凶事を好機に変えてみせるよ

飛翔し
上空から戦況を把握

声を掛け合い
死角を補い
無駄なき手数での討伐を目指して連携

ほら、空中での戦いも粋じゃないの
悪魔の翼は憎々しいかい?
煽れば冷静さを欠かせて不意打ちの機会を奪えるかな

真っ向ぶつかるなら
水晶のナイフで切り裂き
逆手に持ち替え
深く突き入れて仕留める

離脱もさせてやらないよ
魔弾が決して逃がしやしない

だが
去り際の見極めも大事ってね
皆に疲労が出始めたなら
深追いはしないさ

声を嗄らすにも
息切れするにも
未だ未だ早いだろう


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携、アドリブ歓迎

気がつけば奪われ
気がつけば取り残され……
取り戻すことが、全ての始まりならば
ここに最初の礎を刻もう

【飛翔】し立体的戦闘を仕掛ける
敵情の偵察と観察を行う
大群には、統率をかき乱そう
仲間と連携を取り、機動力を活かして多方向から攻撃し撹乱
隙を看破次第、リングスラッシャーの貫通撃を叩き込んでいく

反撃には地形の利用し、構造物に突撃をぶつけたり、飛翔速度で回避
防御には魔力障壁を展開

海辺の街が戻ってくるなら
そこの生活や景色に触れてみたいものだ
俺は異邦人だが……
待ち望んだ人々との再会は、何物にも替えがたいものだろう

適度な戦果で、仲間と機を揃えて撤退
負傷者は救助
Bis bald、すぐに会えるまで


アンゼリカ・レンブラント
すべてを取り戻すための戦いのはじまりだ。
港区、そして多くの大地を人々に返さないと。
クリスマスを幸せなものにしないといけないよね
みんな、やろう!

仲間と共に気合い十分に進撃
【呼吸法】で力を整え、
力強く光剣のパラドクスの一撃をお見舞いっ!
一撃で倒せなくっても、反撃を【オーラ防御】で
厚くした防具と共に凌ぎ、前衛を務める

知りえた情報は逐次仲間と共有しつつ、
数を減らしていくよ

囲まれないよう常に動き
有利な位置取りを心がける
そして叩き込む時は一気に行くよ~
【貫通撃】【両断】と力強く打ち込む!

熱く戦いつつも無理は禁物で、
消耗が激しくなったり多数に囲まれたら退くね
敵集団に取り残される仲間がもしいたら救出して引くよ


竜城・陸
これが歴史奪還の第一歩だ、というのなら
手を尽くさぬ理由はない
まして、悪辣なるクロノヴェーダの暴虐を許しておく理由もない
――いかな世界に於いてであろうともね

数を頼みに来るのならば、こちらも数で応戦するとしよう
【飛翔】して空から生み出すは無数の光剣
彫像の天使たちを迎え撃つよう投射して射線を開いてゆくよ

次いで生み出すのは光の魔力と[浄化]の力束ねた光の槍
抉じ開けた射線を通して[投擲]し、本体を穿つ
必要なのは攻略の足掛かりを作ること
味方と連携して標的を合わせ、確実に数を減らすことを優先

また、引き際を見誤らないよう留意して
必要に応じ味方と声を掛け合い
孤立した味方へは援護・救助を行い
協働して離脱するよ


歌川・ヤエコ
ン〜、やっぱ海の見えるとこはいいね
キレイというかなんというか、広々してる!
開放的な気分になってさ、港区とっちゃるぞ〜的な気持ちもアゲアゲだぜ
…なのにさぁ、天使ちゃんの像ワラワラいると景観ブチ壊しじゃね?
あーしのやる気もガン萎えじゃね?
も〜!さっさとおかえりくださいっての!

「槍衾」で勝負しちゃる
対多数の技は未熟なあーしじゃまだまだ使えない
だからってなんもしない、なんてのは無しっしょ
一回の技でひとりをきっちしかっちし仕留める!
これをたくさんやればたくさん倒せる!
あーしサイコーに頭いいな!
見てろよ見てろよ〜?
河南流…じゃなくてギャル神拳の本気、あんたに魅せちゃるぜ!

囲まれてやばそうになったら退散〜!



 冬の柔らかな日差しの中、海面を滑るようにユリカモメが飛んでいく。
 高速道路に並走するモノレールの軌道の向こうには、千々に煌めく青い海。左手には林立するビルの森。テレビの中でしか見たことのなかった東京湾岸の光景を前に、歌川・ヤエコ(ギャル神拳免許皆伝・g01595)は歓声を上げた。
「ン~、やっぱ海の見えるとこはいいね! 開放的な気分になってさ~!」
 甘い桃色の長い髪をいつものツインテールではなく一本に結い上げ、膝上のレギンスに白が基調のスポーツウェアを身に纏う今日の彼女は、ギャルというよりスポーツ選手のように見える。もっとも中身はそのまま、底抜けに明るく元気な声もいつも通りのヤエコだが――。
「……なのにさぁ」
 視界を左右に突っ切る高速道路の行く手遥かに蠢く、灰色がかった白い波。路上に降り立った復讐者達に向け粛々と前進する彫像の天使達を臨んで、少女は露骨に眉を寄せ、がっくりと肩を落とした。
「天使ちゃんの像ワラワラいると景観ブチ壊しじゃね? あーしのやる気もガン萎えじゃね?」
「ぷっ」
 思わず吹き出す声がして、ヤエコはむっと顔を上げる。声の出所を探して上方を仰ぐと、ごめんごめんと悪びれた風もなく、道路に張り出した標識の上でノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)が笑っていた。
「面白いこと言うものだからさ。……確かに、あれじゃ翅蟻か白蟻の大軍みたい」
「も~! アリンコはさっさとおかえりくださいっての!」
 憤慨したように両腕を空に突き上げて、ヤエコは叫ぶ。シュッシュッとすぶりを始めたその姿を微笑ましげに一瞥して、ノスリは再び道の先へ目を戻した。迫りくる天使達の精緻な輪郭が明らかになるに連れ、その瞳は獲物を狙う猛禽の鋭さを帯びていく。
 手にした大鋸をアスファルトに突き立てて、鬼歯・骰(狂乱索餌・g00299)が言った。
「こちとら、何も分からねぇまま奪われたんだ。……少しでも取り戻せるなら悪趣味な天使像ぐらい、幾らでも解体してやるよ」
 ここより少し未来の東京で、彼と仲間が失ったものは数え上げればきりがない。いつも以上に険しい男の面立ちをじっと見つめて、鐘堂・棕櫚(七十五日後・g00541)はすいと視線を逸らした。
「そうですね。……人間を差し置いてパイを切り分けようとする傲慢のツケは、存分に払ってもらいますよ」
 その命で――贖わせる。
 呟くように続けた声は自分でも驚くほどに冷たく、さりとて誤魔化す余裕もなくて、棕櫚は顔を俯けた。空と同じ色をした瞳は眼鏡の反射に遮られ、よく見えない。
「気がつけば奪われ、気がつけば取り残され……難儀なものだね」
 癖のない空色の髪を海風に流して、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は言った。
「取り戻すことが、すべての始まりならば、ここに最初の礎を刻もう」
 彼らの反撃は今日、ここから始まる。ああと静かに頷いて、竜城・陸(蒼海番長・g01002)も同意した。
「これが歴史奪還の第一歩なら、手を尽くさない理由はない。クロノヴェーダの暴虐を許しておく理由もね」
 遥かな国と、遥かな人々。あの日世界が奪われなければ、交わることもなかっただろう世界であっても――捨て置くわけにはいかない。
 そうだよと努めて明るく重ねて、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は両の拳を握り締める。
「港区も、それ以外も全部取り返して、幸せなクリスマスを迎えるんだ。みんな、やろう!」
 力強い言葉に、ある者は笑みで、ある者は視線で頷いた。生まれも育ちも、目指す場所もそれぞれに異なる仲間達だけれど――世界を取り戻したいという想いは、皆同じだ。
「今日までの戦いがいよいよ実る。いつまでも東京を戦争の舞台にさせてたまるか!」
 白い牙を覗かせて、グレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)が唸る。そして迫りくる彫像の群れを正面に向き直ると、少年は燃えるように紅い竜の手で金棒を振り翳した。
「オラァ! クロノヴェーダども、かち割りに来たぞコラァ!!」
「そうだコラァー! 港区とっちゃるぞ~!!」
 準備万端、意気軒高。我先にと走り出したグレンとヤエコを追いかけて、復讐者達が動き出す。そんな中、後方で一人――。
(「――なん、だろ」)
 ブラウスの袖口から覗く白い掌を見つめて、朔・麗央(白鉄の鉤・g01286)は動けずにいた。今更、戦うのが怖いわけではない。ただ兄と、家族と共に生きた東京を取り戻せるかどうかの瀬戸際だと、そう思うと力が入り過ぎて、どうしていいか分からなくなる。
「行こうか、レオ」
 立ち竦む少女の肩に、細く白い手が触れた。はっとして振り返った少女にこの上なく優しい笑みを向けて、朔・璃央(黄鉄の鴉・g00493)は続ける。
「私達の――俺達の東京を、取り戻すために」
 小さな一歩を大きな歩みに変えるため、露も火の粉も払ってみせる。差し出された手に手を重ねれば、触れた指先から緊張が解けて流れていく。
 うん、と力強く頷いて、麗央は言った。
「行こう――リオちゃん」
 二人なら、絶対に取り返せる。確かな想いと決意を胸に、双子の天使と悪魔はしっかりと手を繋ぎ、真っ直ぐに伸びる首都高の車線を駆けていく。


 冷たく光る石の翼で風を切り、白い彫像の群れが復讐者達へ殺到する。戦列の最前線へ躍り出て、グレンは唸るように言った。
「来たな、石像ども!」
 わざわざあちらから突っ込んでくるのだから、その勢いを利用しない手はあるまい。物々しい形の大金棒を両手に持ち替えて、竜は重心を低く身構える。握り締めた指の先から迸る念動力を金棒の先まで滾らせて――そして。
「ホームランにしてやるぜッ! オラァッ!」
 突っ込んでくる敵の一体を身体の正面に捉え、荒々しくも勇ましく振り抜いたフルスイング――棘だらけの金棒の先端は轟音と共に彫像の腹にめり込み、吹き飛ばした。飛び散る残骸に天使達の足並みは俄かに乱れ、敵と味方が瞬く間に入り混じっていく。
「数を頼みに来るのなら、こちらも数で応戦するよ」
 滑空する竜の翼が、残像を残して宙を裂く。彫像の群れにぶつかる寸前で反転し、陸は空の高みへ舞い上がる。天使達を見下ろすほどに上昇すれば、足元には真っ直ぐに続く道路と立体的に重なるジャンクションの曲線、入り組んだ大都会の街並みが広がっていた。それは、今は遥かな故郷の竜域とは似ても似つかぬ世界だけれど。
(「……それでも」)
 それでもそこに生きる人々の命の重さに変わりはない。眼下に臨む東京をその手の届く限り取り返す、そのための力は惜しまない。
 胸の前に掲げた手を左から右へ、舞うが如くにひと振りすれば、トランプのカードを広げるように光の刃が展開する。その一本を手に取って、陸は言った。
「見過ごすわけにはいかないんだ」
 来たるべき決戦の日の足掛かりを作るため――着実に仕留める。
 音もなく、無駄もなく、流れるような仕種で送り出す光の槍は次々と彫像の天使達へ降り注ぎ、硬く冷たいその羽根を散らしていく。崩れゆく天使達を横目にひゅー、と唇を尖らせて、ヤエコは感嘆の声を上げた。
「みんなやっるー!」
 敵味方、入り乱れての大混戦。敵の数の方が圧倒的に多い以上、こちらとしてはどうしても、一度に複数を相手どらざるを得ない。得ないのだが――。
(「対多数の技は、未熟なあーしじゃまだまだ使えない」)
 爽やかなスカイブルーの眸に一瞬、驚くほど真摯な光が揺れた。しかし、できないからと言ってさっぱり背を向けられるほど、諦めのよいヤエコではない。向かってくる敵を前に腰を落とし、両手の指をぴったりと揃え固めて、少女は言った。
「だからって――なんもしない、なんてのは無しっしょ!」
 ひゅ、と風を切る音がした。目にも止まらぬスピードで繰り出す貫手は槍衾のように隙間なく、白い彫像に無数の孔を穿っていく。そうして一体を突き崩し、ヤエコはにっと口角を上げた。
「ひとりをきっちしかっちし仕留める! これをたくさんやればたくさん倒せる! あーしサイコーに頭いいな!」
 難しいことを無理にする必要はない。今自分にできることを、やれるだけやる――今も昔も、彼女の毎日はその連続だ。間を置かず襲い来る彫像達に向き直って、ヤエコは再び両手を固め、身構えた。
「さーさー、どっからでも掛かっといで! 河南流……じゃなくてギャル神拳の本気、あんたに魅せちゃるぜ!」


「裁きの光よ、我が手に集いて剣となり――」
 胸の前に掲げた手の中に、全身を取り巻く光の帯が収束していく。編み上げられるのは光の剣――身の丈ほどもあろうかという長剣をしっかりと両手に握り締めて、アンゼリカは勝気な笑みを浮かべた。そして迫りくる彫像の一体に向けて、引き締まった身体を大きく振り被る。
「一気に行くよ! そー、れっ」
 気合十分に呼吸を整え、上から下へ。斬るというよりも叩きつけるような豪快な一撃は、精緻な彫像を粉砕する。しかし敵の数は夥しく、一体倒したかと思えばすぐさま戦列の後方から真新しい像が迫り出してくる。囲まれないよう絶えず動き回ってはいるが、一瞬たりとも気は抜けそうにない。
 広げた翼の強打を身に纏う魔力の障壁で受け止めて、アンゼリカは言った。
「それにしても、凄い数だね!」
 どれくらいいるのと声を張ると、上空でノスリが小さく肩を竦めた。
「悪いけど、なんとも言えないな。とにかく沢山、としか」
 道の遥かに連なる天使達の隊列は整然としてはいるが、それでも先端部は突出して、鏃のように復讐者達へ向かっていた。高みから見下ろす男の存在に気づいたのか、突端から舞い上がった天使達が数体、こちらに向かって昇ってくる。
「おや、見つかったか」
 手にしたナイフの水晶の刃を指先でついとなぞり、言葉とは裏腹、焦る様子は微塵も見せずにノスリは笑んだ。ここは狩場だ――大空を翔る猛禽からすれば、わざわざ群れを離れて近づいてくる小鳥は格好の獲物でしかない。割れた石のように鋭利な翼の一撃をするりといなし、逆に敵の背に回り込んで、男は白い頸筋に透明な刃を突きつけた。
「悪魔の翼は憎々しいかい?」
 艶やかな声音が試すように問う。煽れば或いは不意打ちの一つも狙えるのではないかと思ったが、言葉を知らない彫像に、答えることはできないらしい。
 無口だなと嘯いて、ノスリは続けた。
「空の戦いも粋だけど、ずっとこうしても居られないんだ」
 硬い物を鑿で叩くような、局所的なノイズ。黒く輝く魔弾が頸の後ろの一点を貫けば、浮力を失った彫像がやけにゆっくりと落ちていく。
「逃げも帰しもさせてやらないよ」
 手数が同じでは相手にならないということを悟ったのだろう。今度は数体の天使達が揃って空へと舞い上がるが、その羽根はノスリの喉に届く前に、エトヴァの光環によって射ち墜とされる。
 どうも、と片手を挙げるノスリに同じく片手で応じて、エトヴァは周囲を見渡した。地平がわずかに湾曲する高さからは、東京の街が一望できる。
「海辺の街、か。俺は異邦人だが――できることならこの街の生活や、景色に触れてみたいものだ」
 戦いを共にする復讐者達の中には、この街の出身という者もあるだろう。或いは掛け替えのない誰かを、この街と共に失った者もあるかもしれない。しかしもし、この地を取り戻せたなら。
 髪と同じ色のその瞳は、戦いの最中にありながら涼やかに前を見据えている。怒りでも、哀しみでも、憐れみでもない――強いて言えば慈しむような眼差しで広がる町を見渡して、エトヴァは言った。
「待ち望んだ人々との再会は、何物にも替えがたいものだろうな」
「……だろうね」
 だからこそ今、一体でも多くの敵を土に還そう。足元の敵に目を向けて、ノスリは冷ややかに瞳を細めた。
 家路を奪われた友のため、『おかえり』と迎えてくれる彼らの家族を取り戻すために、この凶事を好機に変えてみせる。それができるのは、彼ら復讐者だけなのだから。


「後ろは任せた」
「…………」
 任されてもいいですけど、後で文句は言いっこなしですよ――。
 なんて、冗談交じりに笑う声が聞こえたような気がした。けれども真実はそうではなく、骰は微かに眉をひそめる。
 硝子を隔てるような距離で合わせた背中の微かな熱だけが、無言で道の先を見つめる男の答えを教えてくれる。多分、元よりそのつもりだったのだろう――返らぬ軽口に一瞬、心が波立つのは気づかなかったことにして、骰は言った。
「行くぞ」
 その言葉一つだけで、もう振り返る必要はない。
 車道を縁取る遮音壁から彫像達が抜け出して来るのを見て取って、棕櫚は上向けた右手に復讐の刃を練り上げる。スナップを利かせて手首をひと振りすれば、扇状に広げた何本ものスローイングナイフが指を離れ、彫像達の胸に額に突き刺さった。
(「返せ」)
 石の翼を砕くたび、艶やかな表面に深い亀裂を穿つたび。頭の中で血を吐き叫ぶ声がする。向かってくる者も、そうでない者も区別はない――目につく敵のすべてを屠らぬ限り、この喚声が止むことはないのだろう。
 四方から迫りくる彫像の群れをぐるりと睨みつけ、骰は大鋸を握り締める。大きく振り被れば降下する天使の翼が横へぶれるのを目敏く見つけて、男は長い腕を伸ばした。
「逃げんなよ」
 眼鏡の奥の双眸には、いつになく兇暴な光が揺れていた。天使の身体に絡みついた鎖を掴んで大きく引き倒し、無防備な後ろ頭へ鋸刃の腹を叩きつける。いつもより少し力の加減が利かないのは、大抗争を前にして少なからず昂っているのかもしれない。
(「前だけ見て殺せば良いんなら、気だけは楽だ」)
 敵の疾さは諸刃の剣だ。突っ込んでくるスピードが速ければ速いほど、狙いはぶれず、ぶつかった時の衝撃も大きい。打ち返す腕は衝突のたびにびりびりと痺れたが、構うものか――もはや『普通』ではありえない彼らにとって、多少の怪我は問題にもならないのだ。
「天使だ悪魔だ、知ったこっちゃねぇんだよ――」
 この街は、誰のものでもない。何者の支配も受けることなくただそこにある、人間の居場所だ。叩きつける刃は獰猛な鮫のように獲物の腹へ噛みついて、その生気を奪い取っていく。
「悪魔の配下で天使の像ですか。一粒で二度おいしいなんてお得な敵ですね」
 あわせて倍は頑張れそうです、とこれ以上はない皮肉を込めて、璃央は言った。
 見た目だけは優美な彫像は、都会を貫く無機質な道路の上では取り立てて目立つ。しかしいかんせん数が多いため、こちらも互いにフォローし合わなければならない。その点において、双子の連携は強力な武器だ。
 レオ、と呼べば隣に並ぶ少女はこくりと頷いて、花色の唇を引き結ぶ。
「勝つんだ、……絶対に!」
 大天使も、アークデーモンも関係ない――この街の空を穢す翼は、すべて射ち落とす。そのために、この場所へ還ってきたのだ。合わせた視線で頷いて、二人は一気に路上を駆け抜ける。
「こそこそと景色に隠れている子は、だぁれかな?」
 交差する道を支える柱に、側壁、標識、分離帯。高速というところは見通しがよいようでいてその実、意外に物がある。わずかな違和感も見逃さない――視線を走らせれば今にも動き出そうとしている彫像達を見つけて、麗央はぎゅっと奥歯を噛んだ。
(「私達は――リオちゃんと、私は」)
 兄は天使の。妹は悪魔の。望まぬ翼を与えられたあの日を、忘れることは生涯ないだろう。たとえ世界を取り戻しても、憎しみの記憶が消え失せるわけではない。
(「アナタ達が、憎いの」)
 すべてを奪った有翼の侵略者達が、憎くて、憎くて堪らない。けれど二人の東京を取り戻すためならば、すべて飲み込んで歩き出せる――何より憎むべきこの翼さえ、復讐の糧にして。
「リオちゃん!」
 契約の悪魔を呼び出して、麗央は兄の名を呼んだ。解き放つ魔弾の輝く軌跡に並行して、璃央は白い彫像達に躍り掛かる。
「頂いた翼のお礼参りは、まだまだ終わってないですからね」
 ふ、と短く息を吐いて突き出した掌は衝撃を生み、弾ける魔法の光と共に彫像達を打ち砕いた。まずは一匹と乱れた髪を背に流し、璃央はいたって真顔で告げる。
「それから――レオを狙うつもりなら、優先的にぶっ飛ばしますからね」
 ご参考まで、と付け加え、返すその手で見舞う拳撃は、嘆きの彫像を白く意味のない破片に変えていく。


 戦いの余波を受けめくれたアスファルトの上に、白い欠片が降り積もる。
 また一体を叩き壊して道の先を望み、アンゼリカは大きく息を吐いた。額に掛かる金色の髪は汗に張りついて、長時間にわたる戦いの烈しさを物語っている。
「そろそろかな」
「ああ。みんな大分散り散りになってきたし……」
 これ以上は孤立しそうだと、陸が応じた。敵の数は依然として多く、南へ続く道路の先には既に新たな大隊が続いているのも見える。
「協働して離脱しよう。声を掛け合って、安全なラインまで撤収する」
「らじゃ! ここで囲まれたら元も子もないかんね」
 撤収だ撤収だーと両手を振り回して、ヤエコは仲間達の元へ駆けていく。その姿はまだまだ元気にも見えるが、今日はあくまで前哨戦――無理は禁物というものだ。それに戦いの疲労というものは得てして、すべてが終わった後にまとめてやってくる。
 透き通る黒琥珀の翼で路面へ舞い降りて、ノスリが言った。
「深追いはしないさ。去り際の見極めも大事ってね」
 声を嗄らすのも、息を切らすのもまだ早い。
 その呟きを耳に留め、けれども骰は低い声に消せない苦さを滲ませる。
「だが、殲滅するんじゃねぇのは残念な限りだ。……連中が目の前に居るってのによ」
 見つめる瞳の先では、まだ戦いが続いている。
 骰さん、と呼ぶ声のする方を振り返ると、見知った顔の双子がこちらに向かって駆けてくるのが分かった。大きく手を振りながら呼び掛けるのは、麗央の方だ。
「棕櫚さんも、撤退だって! 私達もそろそろ――」
 続く言葉の先を呑み込んで、麗央ははっと目を瞠った。倒れた彫像を踏みつけにした知己の腕が、ひしゃげたバールを振るう。慟哭するでもなく、罵声を浴びせるでもなく、ただ執拗に敵を打つその耳に、彼女の声は聞こえていないようだった。その姿に微かな違和感を覚えて、瑠央は首を傾げる。
「……鐘堂さん?」
 すぐ傍らで、聞こえるほどの溜息がした。がりがりと髪を掻いて瓦礫の山を踏み、骰は白いシャツの首根っこを鷲掴みにする。すると憑き物が落ちたように、空色の瞳がぱちりと瞬いた。
「帰るぞ、ツリガネ」
「…………骰さん」
 この場所を訪れた瞬間から、目の前の敵しか見えていなかった。殺せば殺すだけ元の世界が近づくのだと、そう思ったから。
 翼の白に埋め尽くされていた視界の中、覗き込む男の瞳だけが金色だった。もう一度ゆっくり瞬きすれば、世界に色と音とが戻ってくる。
 案ずるでもなく無言で手を放した男を追って、棕櫚はふらりと歩き出した。大丈夫かと尋ねる仲間達の声は、それでもまだどこか遠くから聞こえてくるかのようだ。
「これで全員だな」
 路面が見えないほどに折り重なった彫像達の残骸を見渡して、エトヴァは言った。すべての敵を倒すには到底及ばないものの、特段の負傷者も出なかったことを考えれば十分な戦果と言っていいだろう。
「まあ、どうせまたすぐに会えるさ」
 Bis bald――短く告げて、青い天使は羽ばたいた。そうだなと応じて、グレンは遥かな天使の群れを振り返り、勝利への意欲に燃える双眸で笑う。
「本番にパワーを残しておくのも大事だよな。すぐにまたブチのめしに来てやっから、楽しみにしてやがれ!」
 追い縋らんとする彫像達に力いっぱい啖呵を切って、竜もまた冬空へと舞い上がった。
 十二月十九日――退かず、退けない決戦の日は、もうすぐそこにまで迫っている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【飛翔】LV3が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV3が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2021年12月17日

【第一次東京奪還戦】首都高速1号ファーストアタック

 このシナリオは【第一次東京奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 港区の東京タワーに攻め寄せる隣接区のクロノヴェーダの軍勢に戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、首都高速1号を使って北上する、大田区のアークデーモン、創造のピグマリオンの軍勢で『ピグマリオン・プッティ』と戦闘を行います。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑤ガラテア・ガイアソード」の敵残存率を低下させます。

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#TOKYOエゼキエル戦争
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#ピグマリオン
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#ファーストアタック


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選択肢👾大群のトループス級『ピグマリオン・プッティ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。