リプレイ
光道・翔一
……やれやれ、秘密の地下施設か。如何にも悪の組織様々って感じだな
…とりあえずまずは入り口探し、だな
といっても、怪しそうな部分はちらほらあっても鍵はコレだって断言できそうな部分が少なくとも俺には見当がつかん
公園の様子を一般客に混ざって観察、周辺も含めた人形行進の様子なんかも【記憶術】で頭に叩き込みつつ、得た情報を元に周辺道路込みの公園の全体図でも作って、図から怪しい部分を【看破】してみるか
人通りがあるし日中の誤作動は避けそうなモンだが、お得意の違和感シャットアウトでどうとでもなる範疇なのか?
人形行進に何かしらルールがあるとか、明らかに用途不明な施設が見つかりゃ、話は早いんだがな
※アドリブ連携歓迎
陣・頼人
まずは焼き栗をぱくつきながら人形たちのパレードを見物する。
そして「人形たちが入っていった場所と、そこに入った人形の法則性」をメモしておく。
パレードが終わったら公園を散策しながら公園全体の地図を作る。
夜になって人目がなくなったら、人形が入っていた入り口を調査して扉を開くための仕掛けが無いか探してみる。
例えば、太鼓を持った人形が入った入り口なら同じリズムで太鼓を【演奏】してみるとか。
●
「……やれやれ、秘密の地下施設か。如何にも悪の組織様々って感じだな」
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)は頭をかきながら問題の公園にやって来た。
人々は平和に寛いでいるのだが、こんな場所に秘密の施設などあるというのだろうか?
時間が来ると人形が動き、楽器を鳴らす。その程度の場所に?
「……とりあえずまずは入り口探し、だな」
「そうだね。まずは地図を作りながら、法則性を調べてみようか」
探し始めるとしても、特にこれと言ってヒントがあるわけではない。
翔一の言葉に陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)は頷いて、時間合わせをして集合時間を決めておいた。
人形の行進で時間は判るし、特に間違えることはないだろう。
「おじさん。栗を一袋おくれよ」
「あいよ」
ドイツでは栗に何も掛けないので、日本の様な水飴を使った甘栗ではない。
そういえばフランスの方でも似たような話を聞いたことがあるので、何も使わないのは地域性と言うやつだろう。
(「ん……一種類じゃないのか。まあこの範囲を全部動かす仕掛けなんて、大き過ぎるからなあ」)
声には出さず、栗を摘みながら見ていると……。
頼人は明らかに違う人形と、似ているけれど違う人形が見えた。
フルートを使う人形の代わりにアコーディオンの人形に成ったり、弦楽器の人形も現れたりする。
それはそれとして太鼓やシンバルの人形の予備もあり、メインはそれらということだろうか。
(「怪しそうな部分はちらほらあっても……鍵はコレだって断言できそうな部分が少なくとも俺には見当がつかん」)
翔一もまた声には出さず、公園の様子を観察し記憶。
食事に行っている間にメモ付きの地図としてまとめ、気が付いたことをメモ部分に記載し始めた。
そして指定時間になったら集まって、情報を交換したり地図を見せ合ったりする。
「人形行進に何かしらルールがあるとか、明らかに用途不明な施設が見つかりゃ、話は早いんだがな」
「施設は全部時間を表す位置だったよ。後は人形が複数あるね。基本的にコースは全部同じで公園の中央を回ってる」
翔一の話に頼人はまず自分の地図を見せた。
そこには人形の持つ楽器の種類と、幾つかは同じ形状だけど別物だと記載してある。
おそらくは地下が半円ずつ構成されており、パっと見る程に地下は大きな仕掛けではないと意味していた。
「俺の方は周囲も含めて記載してみた。この辺に料理屋はなく、北と東に大きな道がある。カーブが急だから車はゆっくりしているとも言えるな」
「料理屋が無いのか。だから栗も売れてるのかもね」
そんな風に二人は地図と記載されたメモを交換し合って、お互いの気付きを埋め合っていく。
そんな中……。
「なあ。人通りがあるし日中の誤作動は避けそうなモンだが、お得意の違和感シャットアウトでどうとでもなる範疇なのか? さっき料理屋も無いと言ったが、無いと言えば街灯も少ない」
「ここの前にはあるけど……公園であることを示し、中に誰かいるかを見易くするためかな?」
翔一の言葉を聞けば、なんとなく判る事もあった。
この公園は夜になると人が出入りし難く、それでいて誰が中に居るのか、外から何が近づくかを判り易くなるのだ。
それは即ち、特殊能力ではなく単純なギミックで出入りして居るから、見られたくないということではないだろうか?
「怪しいのは音かな? キーワードは音かと思ってたけど……逆なのかもね」
そんな中で今もボンポンバンバンと人形たちが陽気に、見方を変えれば不気味に行進していた。
少なくとも一杯酒をひっかけ、休んで行こうなどとは思うまい。
頼人はそういって、太鼓などの楽器を用意すると夜の公園に入って、念のために演奏してみるのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
シル・ウィンディア
各ディビジョンで迷宮を作るのが流行っているのかな?
まぁ、がんばっていきますか…
入口はわかっていても入れないのなら…。
まずは、その周辺を探してみるか。
人形たちが出ていったら、その施設に入って探索
何か手がかりないかなー
楽器を持った人形がっていうことなら、何かしらの音楽か、音に反応すると思うんだよね
一通り調べたら、一緒に探している人達と合流して情報共有
その後、情報を整理して、怪しいところを中心に捜索
それらしいところを見つけたら、パラドクス通信で呼びかけてみんなを呼ぶね
後は、鍵になりそうな仕草とか音とかを片っ端から試みるかな?
さぁ、どうなることやら?
●
「各○○○○○○で迷宮を作るのが流行っているのかな?」
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)も公園の中へと向かう。
他の仲間も時折伺えるが、一緒に動いたり馳せず、時々パラドクス通信で連絡を取り合いながら別々に調査を行っていた。
「仕草や音を片っ端から試みるかな? ……って逆? 隠すためかも? まぁ、がんばっていきますか……」
シルは情報を精査している中で、音で開くという説と、音は隠すためだという説を教えてもらった。
どちらの案もありえるので、両方試してみるべきだろう。
(「楽器を持った人形がっていうことなら、何かしらの音楽か、音に反応すると思うんだよね」)
言葉には出さずシルは無造作に人形が入っていた施設に近寄っていく。
こういう時は子供年齢であることに感謝だ。
他にも子供がはしゃいで人形を触ったり施設をペタペタしているが、違和感がない。
(「殆どはダミーとしても……怪しいのは施設のどれかだと思うんだよ。入口はわかっていても入れないのならまずは……」)
シルは静かに耳を澄ませてみる。
時折に『ゴー』っという地下鉄が足元を走るような音だけだ。
地下迷宮は地下鉄にあるという事なので、これだけでは判別がつかない。
(「此処って結構、足元が薄い?」)
だが地下鉄の音が聞こえるという事は、この部分は底が薄いという事である。
下から上を伺う事も可能かもしれないし、そもそも出入りするならばこういう場所の方が良いのは確かだ。
(「施設は時計と同じで十二あるけれど、殆どは格納じゃなくて風雨を避ける為だけの場所。ということはあの辺じゃないのは確かだよね」)
シルがここを調べようとしたのも、一度格納してから人形たちが出て行くからだ。
屋根だけという施設を除き、格納する場所は十二分の四つだけ、全てが出入り口とは思えないので、ここからさらに絞るべきだろう。
(「音で隠すにしろ、音を真似るにしろ弦楽器はないよね。上から戻って来る時に音を出して空けさせるとしたら、真似やすい場所?」)
さあ、残り四つの内……本命はどれだろうか?
成功🔵🔵🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ヒース・クリフ
「秘密の入り口ね…そういうのは得意ではないんだが…」
【無限の武具】で一般人の服を作り変装する。いくら違和感を与えないディアボロスでもそのまま敵に見つかったら警戒されそうだしな
とは言え、何かアテがあるわけでもない…しかし、ここが敵の拠点ってならそれっぽいものが置いてあったら対処しなきゃならねえかもな?
と言うわけで【無限の武具】で武器や防具が入った箱を作って、置いておく。
そして遠巻きにベンチにでも座って観察。対処を始めたら気づかれないように尾行してギミックやら出入口を確認するぜ。
一緒に入っちまうのも手だが、後続のディアボロス達のためにも確認したら一旦離れて手に入れた情報を共有しよう。
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
秘密の……入口……ね……。
……そんなものが……あるなんてね……。
公園に入る前にコーヒーとチョコレートを買って、位置探しに【フライトドローン】を飛ばして、ぶらぶらしながら時間を待つよ。【光学迷彩】があれば、目立たずに探せるんだろうけど……。
おそらくだけど……人形が公園を一周する。人々はそれを見ている。他の事に全く気が付かずに……。
ということは……このタイミングで……扉が開くんじゃないかな……?
そのタイミングを狙って、秘密の入り口に近づいて開けてみようかしら……。
これで開いたら、儲けものね……。
位置を発見した場合は、【パラドクス通信】を借りられれば使うね。
連携、アドリブは歓迎。
●
「秘密の入り口ね…そういうのは得意ではないんだが…」
「……そんなものが……あるなんてね……」
ヒース・クリフ(達人【生き方】・g00411)とベアストリア・ヴァイゼンホルン(ジャンカー系眼鏡女子・g04239)は怪しい場所を探し出すために公園の捜索を始めた。
幸にも仲間がある程度の特定は行っているが、どこが本命なのか、どうやって開けているのかが判らない。
時計を示す十二の方向に施設があり、その上を渡って人形が行進している。
「コーヒーならあるが、チョコレートは薬局か菓子屋に行った方が早いよ」
ベアストリアが地味にショックを受けたのはチョコレートが売っていない事だった。
栗を販売しているオジサンは、他の業者に頼まれてコーヒーは売ってくれるがチョコレートは売ってくれなかった。残念。
「栗で……良いわ……」
「悪いね。サービスしとくからさ」
ベアストリアはガックリ来て、フラフラとベンチに座りこける。
そして自分自身は動かず、ドローンを飛ばして代わりに上空から確認するのであった。
そんな彼女とは別に、最初からベンチに座っている者も居る。
(「さてと、種は撒いたが反応するかな?」)
ヒースは武器や防具の入った箱を作り出すと、怪しいとされた施設の近くに置いた。
格納できる四つの施設の内、音の小さな楽器に入れ替わる場所は避けて残り二つ。
この二か所の傍に荷物を置いて、武器反応か何かを検知して取り除きに来るのを見張ろうとしたのだ。
この周囲で見かける一般人の服を装い、変装して眺めるという念の入れようである。
そうやって二人が公園の中心部を見ていた中、ふと思いついた者が居た。
(「おそらくだけど……人形が公園を一周する。人々はそれを見ている。他の事に全く気が付かずに……」)
ベアストリアは上空から下を見ることで、人数分布に気が付いた。
誰もが行進する人形を見ようと、中心方向を見ているのだ。
時計台代わりになっていることもあり、施設の上側というべきか。
(「ということは……このタイミングで……扉が開くんじゃないかな……? 合図なんかなくても、このタイミングなら常に開いている?」)
中央上側を眺めるということは、外側下方というのは誰も見ない。
仮に外を確認する為の覗き窓があったり、センサーが稼働したとしても誰も気にしない可能性があった。
施設が一番遠く、人々が人形に注目している時に死角となる場所は何処だろうか?
(「……うん。焼き栗売ってるおっさんが箱を動かしてるな。ゴミ箱の近くに移動させるのは判るが……向こうは放置してるのに?)
その時、ヒースは置いておいた荷物を焼き栗販売のおじさんが移動させたのに気が付いた。
既に夕刻で帰宅するところなのだろうが、どうして一つだけ動かしたのだろうか?
(「あのおっさんから見て確認できる場所はあそこくらいだが、歩けば見ないわけでもない。頼まれてるか、操られて動かしたのか?」)
栗を売っておいた叔父さんは入り口近くに陣取っているが、彼が動かしたのはその入り口方向にある施設である。
普通ならばそのまま屋台を引いて出て行くのだろうが、彼は施設の傍に置いた荷物の位置まで移動して、わざわざゴミ箱の方に移動させたのだ。
操られているにしろ、『邪魔なものが有ったら処分してくれ』と頼まれているにせよ、あの場所が一番妖しいのは間違いが無かった。
「ねえ……あなたも……気が付いた?」
「同じ回答じゃないかもしれないけどな」
二人が注目した施設は、人形が出発する基点の場所だ。
ここは他の場所から最も遠いし、他の理由もあるのだろうが最も遠くて一番大きい。
そしてついでに言うと……L字になった道路の片方に面しているのだ。
「そういや俺の良く知ってる敵は、飛行機みたいに動くんだよな。ソレを考えりゃ、滑走路に丁度いいぜ」
「なるほど……。じゃあこことして……音が鳴っている時で……かつこの場所に人形が無い時? 時間指定なのか、音の指定なのか判らないけど……それは実験してみれば良いだけの話よね」
そうして無造作に開けに行くと開かない。
しかし特定の時間や、似た音を鳴らしている時のどちらでも扉が開くのが判った。特定の時間はこの場所が注目されない時で、昼間も悪戯小僧も触りに来ない時間帯である。
敵は特定の時間に戻って来れば何時でも入れるし、そうでなくとも楽器の音が鳴って居れば開けられるのであれば、ゾルダートならば開けるのは難しくないだろう。
こうして地下施設への入り口が見つかったのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
公園の各所にある十二の施設。
その上をコトコトと人形が行進し、時間が来ると賑やかに音を立てる。
それだけならば何のことか分からないが、この下に地下鉄がある事を聞けば想像する者も居るだろう。
施設は駅をモチーフとし、格納できる大きな駅を四つ、屋根しかない粗末な駅が八つとイメージしているのかもしれないと。
そして誰もが人形に注目し、うるさい音を立てている時に下から様子を伺っているモノが居る可能性を一般人は知らない。
とはいえ基本、動くのは夜だろう。誰も通り掛からない時、それは光が無い時だ。
車の明かりがあれば隠れて伺うだけ、真っ暗な時、人形の音に紛れて出撃するのかもしれない。
帰る時も出来れば音に紛れて規則正しく、自分たちのダイヤグラムを編成し、用事があればその時に合わせてお出かけ。
もし帰りの便で遅れても人形が近くに無い時間帯ならば、音を鳴らせば大丈夫。
道を滑走路にそいつらは、出たり入ったり飛行機の様に出入りするのであった。
飛鳥・遊里
まずはダンジョン攻略の基本、マッピングだな
【マイクロカメラドローン】を先行して飛ばして、構造把握を行う
【完全視界】があれば多少暗くても問題はないだろう
必要とあらば、PCでプリントアウトして配布する
トラップの類に関してはさすがに見ただけじゃ何とも…とにかく最大限警戒するしかないな
後は、施設内の巡回警備の体制とかローテーションを知りたいな
おそらく詰所、待機所みたいなところがあるだろうから、その辺に
アタリを付けておく
次に、重要区画の調査
特に、施設内電源、動力区画の情報は出来るだけ調べておきたい
何かあった時、ここを掌握できればだいぶ有利になる
構造把握は得意分野だ。施設内の弱点は全部余さず暴いてやろう
無堂・理央
地下迷宮か~。
技術レベルを考えると、エレベーターで階層移動とかあるかも?
侵入前にマッピング道具を用意しないとね。
方眼紙!筆記用具!コンパス!クロフサ(無双馬)!
準備がOKなら、いざ、地下迷宮へ。
迷宮の天井が高ければ、クロフサに騎乗して、無理そうならクロフサと並んで歩く形で歩いてくよ。
マッピング中の警戒はクロフサにお願いしよう。
方眼紙一目盛りをクロフサ一馬身分と設定して、コンパスで方角を随時確認しながらマッピングしてくよ。
進む方向は左折>直線>右折で左側中心に調査してこう。
【スーパーGPS】も発動して、マップ上の自分の位置を確認すれば迷い難いかな?
【パラドクス通信】も使える範囲なら使ってこう。
●
「地下迷宮か~。技術レベルを考えると、エレベーターで階層移動とかあるかも?」
無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)はウキウキしながら地下鉄を流用した迷宮に挑む。
こういった場所に挑み、困難を克服するというのは実に心が躍るものだ。
「まずはダンジョン攻略の基本、マッピングだな」
「もっちろん!」
飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)が声を掛けると理央はニコリと笑って方眼紙を取り出した。
筆記用具とコンパスと、忘れちゃ駄目だよ相棒のクロフサだ!
無双馬にまたがり体力を温存し、長距離になったり背が低い場所では降りて一緒に歩くんだもんね。
「準備は?」
「こいつを先行させたら終わりだな」
遊里はそう言いながらマイクロカメラ付きのドローンを飛ばした。
暗視自体は可能だし、自分よりも先に行動できる物があればイザという時も困らないからだ。
「準備がOKなら、いざ、地下迷宮へ!」
ディアボロス達は意気揚々と施設の中を通って、地下迷宮へと侵入した。
まず最初に目が付いたのは、大きな通路と通常の仕掛けである。
通路は奥に続いているだけだが、仕掛けは地上部分へと繋がっている。
「トラップの類に関してはさすがに見ただけじゃ何とも……。こいつは上の人形を動かす仕掛けだと思うが、とにかく最大限警戒するしかないな」
「ちょっと待ってね。上と位置を照合してみる。うん、やっぱりそうだ」
遊里が地上部分に連なる場所をコンコンと叩くと、理央は地上部分の地図の座標を照らし合わせた。
彼女は東西南北だけではなく、上下階層もあると思っていたので準備万端である。
なお単位は一クロフサ。無双馬一頭分のサイズで一歩の計算であったそうな。
そして直進する道は奥へと繋がっているようだが、左右への分かれ道に出くわした。
上の地図で見ると、仲間が四分割されていると判断した場所である。
「OKOK。仲間の話だとこの辺で見かけた敵は飛行機みたいだし、ここはカタパルトなのかな。左・直線・右くらいの優先度で行こうか。左優先で右側は帰りに確かめればいいかな」
理央は地上と地下のリンクを達成すると、左手の法則で進むことを提案した。
もちろん仲間たちはそれぞれの目的に応じて調査を行うのだが、どんな法則で探していると告げる事は有効だ。
他の仲間たちも参考にしたり、逆に誰も行っていない場所を探しても良いのだから。
「できれば施設内の巡回警備の体制とかローテーションを知りたいな。おそらく詰所、待機所みたいなところがあるだろうから、その辺に気を付けよう。……これがカタパルトなら、どこかに格納用のエレベーターでもあるのかね」
遊里は頷きつつビルの構造やら、空母の構造を思い出していた。
完全に同じはずはないが、何らかの参考にはできるだろう。
少なくとも警備室やら、巡回ルートの参考にはできるはずだ。
「そこを把握して何時でも警戒できるようになったら、次に重要区画の調査か。何かあった時、ここを掌握できればだいぶ有利になる」
戦争でも襲撃時の優先順位と言うのは決まってるそうだ。
警備施設を警戒して真っ先に叩き、施設内電源や動力区画を落として片を付ける。
こういった構造把握は得意な事もあり、施設の弱点を暴こうと探索していくのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
施設に行けたはいいけど、ここからが本番だね。
さて、どうしていくかな
マッピング用の道具を用意して探索だね。
道幅、途中の部屋の位置、気になるものを逐一記入して情報を取っていくよ
んー、やみくもに動くのもなぁ…
例えば、風の動く方向があれば、そちらに向かっていくのもいいかもしれないね。
地下ってことは、風の動きが限られると思うからね
入ってきたところと逆に風が動いているなら、何かあると思うしね
気になるものがあれば、パラドクス通信でほかの人に情報共有をしつつ、わたしは先に先に進んで、道の先に進むようにしていくね
行き止まりとかあったら、壁を叩いて空洞があるかどうか確認していくよ
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
さて……地下探索……だね……。
コーヒーを片手に、【フライトドローン】を主に使用して探索するね。
【スーパーGPS】と【完全視界】を借りて、技能は【情報収集】と【看破】【臨機応変】を使用して、複数のドローンの情報と皆の情報を自分の装備のノートパソコンとスマホに纏めるね。
手に入れた情報は【パラドクス通信】を使って、皆で共有できるようにするとして、マッピング中に怪しい箇所があればそこの探索をお願いしたりするね。
さて……怪しい所は……あったり……するのかしら……?
自分の周りは常にドローンを巡回させて、安全を確保。敵の接近に備えるね。
アドリブ、連携は歓迎するよ。
●
「施設に行けたはいいけど、ここからが本番だね」
「うん……地下探索……だね……」
シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)が先行して入っていくと、ベアストリア・ヴァイゼンホルン(ジャンカー系眼鏡女子・g04239)はコーヒー片手に地下迷宮へ。
複数のフライトドローンを飛ばして情報収集に努めた。
「さて、どうしていくかな。んー、やみくもに動くのもなぁ……」
そう言うとシルは指に唾を付けてみた。
直線通路を歩きつつ、最初の四つ辻に立って指を立てる。
「風が……複数あるね。こっちは……?」
指を濡らしたのは風向きを調べる古典的な方法である。
もちろんシルは精霊遣いなのでそんなことをする必要はない。
地下探索はロマンだそうなので、付き合ってみた感じである。
「……えっと風向きの情報ね。了解了解……そっちは地下鉄本体だって。念の為に……僕のドローンを飛ばすね」
ベアストリアは送られてきた情報を、他の情報と組み合わせて精査。
複数飛ばしているドローンの一つを操り、無駄な行動をしなくても進める様に代行していた。
「はーい。じゃあ、わたしは反対に行ってみるね。風向きはこうで、こうっと。地下ってことは、風の動きが限られると思うから、みんなも注意してみてね」
シルは地図に風向きを書き込むと、パラドクス通信でみんなに情報を送った。
その情報をもらった仲間からも、同様に別口の情報が送られてくる。
情報管制をベアストリアがやってるため、無駄なく・被りなく探査できているのは大きかったかもしれない。
「うーん。ここに大きな扉があるよ。風が漏れる音はするけど風はないかな? しゅっしゅとか、しゅーって機械的な音。まあ地下だから送風機とかかもしれないけど。後……この向こうは少し広いみたい」
シルは分かれ道の一つに扉があるのを見つけた。
途中で素材やら鉄板の倉庫とか、ボルトにナットやらの倉庫も見つけた後だ。
「……敵の居る詰め所とか……ゾルダートの整備室なのかも? ……近くに居る他のメンバーにも時間合わせて集合掛けとくね」
それらの情報を総合して、ベアストリアはゾルダートの格納庫とか整備室ではないかとアタリを付けた。
仲間からも、詰め所の類は報告して欲しいと連絡を受けている。
そちらの仲間からは電源を見つけたそうなので、この周囲に小規模な基地があるのは間違いなさそうであった。
「さて……残りの時間でもう少し調べたいけど……怪しい所は……あったり……するのかしら……?」
ベアストリアは自分の守りに用意したドローンにも移動指示を出し、自らもまた移動を始めるのであった。
「あ……やっぱり敵の詰め所だね。巡回チームが出て行ったよ」
やがてディアボロス達は今回の的が居る場所を発見する。
少なくとも秘密組織一つ分のアジトは見つける事が出来た。
しかし地下鉄自体は当初案よりもかなり広く設計されており、ありえない区画がある事は判っている。
見つけたのは氷山の一角。まだまだ探すべき場所はあるが……今回は戦いで締めくくるとしよう。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
陣・頼人
安心して戦える様に憂いは断っておきたいからね。
僕はこっちを先に叩く事にするよ。
メンテナンスのために敵が整備室に戻って来たところを狙って奇襲を仕掛け、【早業】で【トラップ生成】と【罠使い】で周囲にワイヤーを張り巡らせて敵の空中機動を阻害する。
そして動きが鈍ったところへ【屠竜撃】の【砲撃】と【誘導弾】を叩き込んで撃破。
※連携・アドリブOKです
ヒース・クリフ
「おい」
物陰に隠れた状態で双雷を短く呼び止め、奇襲する。
一体目は飛び立つ前に片腕を掴むと、魔力流入型電磁手袋【超電磁圧】に魔力を流し込み、【破壊の創造】で強化した電撃を食らわせつつ、同時に強化した腕力と脚力を利用して、背負い投げをする。
二体目は敵の落雷をギリギリでかわして真横から思いっきり殴りつける。双雷の推進力は高いが、それ故に最高速度で真横から攻撃されると脆いのを利用する。
三体目はまた落雷をギリギリでかわすが今度はそのまま攻撃に移り、落雷の如き踵落としを食らわせる。敵の攻撃後に隙が出来るのを利用する。
四体目は三体目を盾にし、味方機に攻撃が当たらないように攻撃を中断したとこに電撃で攻撃する。
飛鳥・遊里
こっちは地面走ることしかできないんでな、わざわざ相手の土俵で戦うのは愚の骨頂だ。そんなわけで、奴らには墜ちてもらおうか
接続不良・反転迷路を起動。連中を不思議の迷宮にご招待だ
フラフラ飛んでるやつらに向かって、【信号拳銃】で、照明弾、閃光弾、煙幕弾フルセットで叩き込む。反転した世界で、これらの対処をしながら逆転操作に対応できるかな?
地面に落ちて動けなくなった奴は、マルチツールガントレット【ヘパイストス】で、動力部かその接続先の部分をバラして完全に動きを止める。無理なら、とりあえず脚かブースター使えなくして、後でまとめてスクラップにしてやればいい。他の仲間が倒した奴も、念のため入念に動きを止める
●
「巡回しているのかそれとも他に入り口があるのか知らないが、確かに見た奴だ」
「ならここで間違いない。広さ的に整備室と詰め所を兼ねた……格納庫というところかな」
ヒース・クリフ(達人【生き方】・g00411)が敵の姿を確認すると、飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)はおおよその構造を把握した。
戻って来るトループス級の姿がこの地で見かけ、ヒースが以前に見かけたこともある敵だと聞いて一同はここで戦う決意を固めた。
「こっちは地面走ることしかできないんでな、わざわざ相手の土俵で戦うのは愚の骨頂だ。そんなわけで、奴らには墜ちてもらおうか」
「安心して戦える様に憂いは断っておきたいからね」
遊里の主張に対して陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)は頷いて大剣を構えた。
相手が縦横無尽に動く高機動タイプであるならば、その利点を活かさせるべきではない。
戦いの鉄則であり、大いに納得できる話だったからだ。
「初動の時間は重要だ。手分けしようか。僕はこっちを先に叩く事にするよ」
「任せる。ここは全部叩いておきたい。敵も、場所もな」
頼人の提案にヒースは頷き、敵陣を一気に急襲することにした。
ディアボロス達は敵の移動に合わせて割り込み、巡回を終えたらしき敵を攻撃しつつ部屋の中に押し入ったのである。
「おい」
『っ!?』
ヒースは敵の探知圏外にある物陰に隠れた状態で、短く呼び止め奇襲するを敢行した。
殲滅戦なので声を掛ける掛けないの意味などはない。
どうせクロノヴェーダならば時間を曲げて最低限の対応はすると判って居るからだ。
むしろ扉が開き、自分達のアクションを一手間も無駄にせず、同時に他のディアボロへの合図代わりにした方が無難だと踊り掛かったのである。
「それ!」
ヒースは一体目はこちらに気が付いた敵が飛び立つ前に片腕を掴むと、手袋越しに魔力を流し込んだ。
それは魔力によって電磁力を発生させパラドクスにより強化した電撃を食らわせつつ、強大化した腕力と脚力で背負い投げを掛けた。
そいつは吹っ飛んだまま態勢の変更が追い付かず、大きくバウンドしていく。
『敵襲。総員出撃。可能な限り速やかに迎撃せよ』
『ヤヴォール! コマンダン』
そこは広い部屋で、損傷した機体は釣り上げられて修理。
エネルギーをパイプか何かで補給しつつ、奥にある狭い部屋に陳列でもされているような感じで押し黙っていた。
人間ならば不平の一つもあろうが、ゾルダートには関係ないのか行儀よく並んでいたのだ。
『出撃。ドライ・ツヴァイ・アイ……』
「おおっとそうはいかないな。不思議の迷宮にご招待だ……コントロール・リバース!」
遊里は出撃しようとする敵に対しグレネードを放った。
中にはナノマシンが詰め込まれ、コマンドコードを逆転させる効果がある。
右は左に加速はブレーキにと、機能は反転し全力を出すつもりの意思を明後日の方向に導くのであった。
「悪いけど、そのまま閉じこもっていてよね」
頼人は出撃前の敵の周囲に罠を張り、ワイヤーを伸ばして軽く引っかけに入った。
もちろん急場しのぎの罠で敵は倒せない、これは敵の瞬発性を妨げ、動きを止めて空中戦を躊躇わせるものだ。
そして単調になった所で、大剣を振りかぶって敵の移動先から逆行するように切りつけたのである!
「なるほど、スピードを逆用してワイヤーでね。なら俺もそうさせてもらうかな」
ヒースは敵の事をよく研究したがゆえに、その対応策を一瞬で見抜いた。
敵の放つ雷撃をギリギリで避けながら、真横から思いっきり殴りつけたのだ。
高いスピードを持つ突進力を、逆用して攻撃を浴びせたのである。そのまま次の個体を目指してカカト落しを浴びせ、あるいは蹴り飛ばした敵に隠れて雷撃に対抗したのである。
「そら、追加のデザートだ。高かったんだからとくと味わってくれ」
遊里は次々と迫る敵に対し、照明弾や閃光弾に煙幕弾といった弾を発射した。
こちらの動きに対応しようとしたところで、ソレを乱すのは当然のことだ。
相手の過敏なセンサーを逆用し、混乱させてから工具に変形する籠手でひっつかんで分解していったのである。
こうしてクロノヴェーダとディアボロスの戦いは始まった。
戦いそのものは互角ながら、高機動タイプの足を止めたことでディアボロスは優位に立ったのである。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【迷宮化】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
●
『ラッシュ』
敵の動きはまさに疾風迅雷だった。
一瞬、相手から雷撃が飛んだと思ったがそうではない!
敵は空中から宙返りし、突撃していたのだ!!
『急降下』
カっと膨大な電力をまといながら急降下を掛け、ジグザグに落下する姿はまさしく雷撃。
そうかと思うとUターンを掛け、二機一組で乱射を始める。
しかも防御録を高め、射撃戦で優位にたつべく氷の力で自身を補強していた。
『ルート』
バラバラと撃ち込まれる弾丸は恐ろしい程の精密性で、乱雑に撃っているようで味方や施設を狙ってはいない。
『ラッシュラッシュ』
基地に雷撃が落ち、Uターンすることでようやくゾルダートであると判るほどであった。
変形しながら近接戦を挑み、あるいは射撃戦を繰り広げる高機動タイプ。
これに対しディアボロス達は、機先を制し速度を逆用し、あるいは速度に対し自らもスピードで対抗するのであった!
その戦いはかなり広いはずの区画を、狭く感じる程の勢いであったという。
そういった意味で、空の下ではなく地下で戦い、地形を把握して相手の動きを先んじたことでディアボロス達は優位に立ったのかもしれない。
プニ・プティフルニエ
■外見
笑顔(糸目)のシスター
一人称は「プニ」
■心情
(敵を見つけて)なにこれなにこれー!おもしろーい!飛行機みたいだねー?
えー、プニたちの邪魔するのー?
…じゃ、敵だね!
■行動
パラドクス【罪と罰】で呼び出した巨大な鎚で、殴りかかります。
「プニ、意外とやるんだよー♪」
「いくら暴れてもいいんだね!うれしーい!」
■その他
アドリブや連携歓迎です。
シル・ウィンディア
空戦型かー。わたしも空中戦なら負けないっ!!
飛翔で天井とか障害物に気をつけながら飛ぶよっ!
左手の創世の小剣で接近しての斬撃!
そのまま吹き飛ばしを狙うね
攻撃後は、成功失敗問わずにそのまま抜けて離脱
ヒット&アウェイだね
しばらくはそれを繰り返して攪乱しつつ…
隙を見つけたら、高速詠唱で光精瞬殺剣っ!
一気に目の前に出て、精霊の力を纏って斬撃で斬り裂いていくよっ!
敵の攻撃は、残像を生みつつ、空中を後方へダッシュしつつ、バレルロールもして回避していくね
残像がデコイになれば儲けもの
そうでなくても、攪乱はできるでしょっ!
攻撃をしのいだ後は、隙を見ては光精瞬殺剣で斬りつけていくね
さぁ、あとは大物だけかな?
光道・翔一
……マッピングは他の奴に任せた分、敵掃討は気張らせてもらいますかね。
敵が速度の落差を利用した攻撃を図るなら、その落差にいちいち対処する必要の無いよう攻撃すりゃいい
…てことで、パラドクスの効果で自身の周囲一帯を【氷雪使い】をフルに使った氷結領域にしてしまうか
領域内の敵本体は当然、ミサイルランチャーも加減速する間もなく過冷却して凍りつかせてしまえば良い訳だ
加えて冷気で敵の排熱機能も相殺ないし弱体させて残像を作り出す余裕も潰していく
…本体がギリ凍結してなくても過冷却で機能を大幅に鈍らせる位はできるはずだし、そうして生き残った分には氷柱針でも生成して、死角から【不意打ち】で突き刺してとどめを刺すか
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
……よし……それじゃあ……蹴散らすね……。
コーヒーの……お代わりは……あるかな?
という勢いでコーヒーカップを持ったまま戦闘に入るよ。
空中が混雑しないように、【地形の利用】で上手く障害物に隠れながら敵の死角と隙を狙い、地上からパラドクスの誘導弾を撃ち込みつつ、空中戦を展開している味方の援護を【臨機応変】に行うね。
回避行動を取る時は、【飛翔】を使って軽く飛んで避けるようにするね。
新しく見るタイプの敵だから、戦闘中の動きを【情報収集】しておくね。
少しでも次の戦いに活かせるように、記録を取るのは大事だね。
コーヒーの……お代わりも……出ないなんて……ルフトヴァッフェも……ダメね……。
●
「空戦型かー。わたしも空中戦なら負けないっ!!」
航空機の降下攻撃を雷撃と言うが、まるで雷撃の様な雷撃!
十分に広いはずのスペースを迫使徒飛び回る敵に対し、シル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)は颯爽と空を翔けて対抗した。
光の剣を掲げ、聖なる魔力を叩きつける!
「倒しきれてない!? 任せたよ、わたしは向こうに行くから!」
シルの斬撃は敵を叩き落としたが、それでも一撃必殺ではなかった。
あくまで牽制打であり、やはり倒すならば本命のパラドクスを叩きつけるべきだろう。
「……ん。了解……」
ベアストリア・ヴァイゼンホルン(ジャンカー系眼鏡女子・g04239)は武器を片手で構えながら、ふと思った。
「コーヒーの……お代わりは……あるかな?」
ないよね? 無いなら仕方ないよね。
上で買ったコーヒーカップを持ったまま、仕方なくこのまま戦闘を続行する。
「……よし……それじゃあ……蹴散らすね……」
ベアストリアは地下施設でお空が狭い事、そして敵も味方も飛び始めて確認し難いので、空を飛ばずに隠れて戦う事にした。
どうやら敵は地下施設に気を使っているようであり、障害物くらいにはなるだろう。
「さぁ……行きなさい……サーカスを……見せてあげましょう……」
ベアストリアのスカートから無数の弾……ドローンだろうか?
ソレがミサイルの様に飛んでいく。
しかし不思議な事にスカートがめくれることはなく、絶対領域を保ってすらいた!
「なにこれなにこれー! おもしろーい! 飛行機みたいだねー? それにおねーちゃんの攻撃、まるでサーカスみたい!」
プニ・プティフルニエ(花蜘蛛・g06025)はその光景を見て思わずハシャイだ。
空を航空機が飛び交い、ディアボロスが迎撃し、あるいは無数のミサイルが踊るように飛んでいく。
知っているだろうか? とあるアニメーターはこの動きを理解するために、風船を飛ばして自分は自転車で追いかけたという!!
『攻撃開始』
「えー、プニたちの邪魔するのー? 転…じゃ、敵だね!」
プニは相手の動きを見て、まったく欠片も躊躇することなく反撃に出た。
その間、細い目はまるで動くことはなく笑顔のまま攻撃し続けたのである。
「ああ……我が主……恵みに報ゆるすべなきこの身……身と魂捧げ……額くほかなし……」
その言葉と共に、プニの影からナニカが出て来る。
ナニカは奇妙な形をしていたが、人間には十字架の様にしか見えなかった。
プニはその地からでゾルダートを捻じ曲げて、鉄槌か何かを振り下ろしたかのように粉砕していくのだ。
「やるね。このまま敵を倒していこうかな」
「プニ、意外とやるんだよー♪」
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)は少女の笑顔に振り向きもせず、そのまま腕を広げる様に攻撃を放った。
見ようによっては少女を庇ったように見えるかもしれないが、決してそうではない。
「……マッピングは他の奴に任せた分、敵掃討は気張らせてもらいますかね。避けれるものなら避けてみな」
翔一は凍気のフィールドを広げていった。
高速機動? 爆撃? そんなものはまとめて凍らせてしまえばよいのだ!
「……ちったぁ、頭でも冷やしとけ」
翔一は相手の動きに対処するのではなく、領域全体を我が物にすることでまとめて攻撃したのである。
凍れる世界に引きずり込んでしまえば、攻撃も防御も同時に行えるのだ。
「このまま倒そうと思えば倒せるが、押さえつけとく。さっさと倒しといてくれるかい?」
「おっけー! まとめて面倒見てあげるね!」
翔一の言葉にシルは一撃離脱を中止し、どう移動すべきかを計算し始めた。
此処から先は相手以上の移動力を見せつける時だ!
相手が雷の移動力であるならば、シルが見せるのは光の速度!
「光の精霊よ……、我が身に宿りて、すべてを斬り裂けっ!」
シルは光の精霊の力を我が身に宿すと、短距離転移を行って斬撃を浴びせた。
敵から見れば突如目の前に光の刃が現れたように感じただろう。
光の屈折と起動速度の差により、元の場所にはまだシルの残像が残っている。その動きは無数のシルが現れ、敵を切り裂き続けているかのようであった。
「みんなこのまま倒していくよ!」
「いくら暴れてもいいんだね! うれしーい!」
シルの言葉にプニは大喜びで、ドッカンバッタンと鉄槌のようなナニカを振り回すのであった。
「おいおい。適当な所で切り上げといてくれよ? 帰り道が無くなったら大変だからな」
「はーい」
翔一の言葉にプニは判ったのか、判らないのか気の無い返事。
攻撃することに夢中になっているのでした。
「あー……楽。このままま見てよっかな……っと!? 敵と一緒に巻き込まないで……」
ベアストリアは物陰から攻撃しつつ、仲間に任せていたが敵がこっちに飛んでくるのを見た。
正確にはその後ろから鉄槌が迫り、大事になりそうな予感も共にあったのである。
「焦って喉乾いちゃった。コーヒーの……お代わりも……出ないなんて……ルフトヴァッフェも……ダメね……」
ベアストリアはミサイルで敵を撃墜しながら、コーヒーのお代わりを所望した。
しかしながら雇われた屋台の叔父さんは此処にはおらず、ルフトヴァッフェもまだ設立して居ないのか反応がない。
というかチョコレートの量産も空軍もまだなんだってばさ。
「さぁ、あとは大物だけかな?」
「多分な」
シルが確認すると、翔一は凍り漬かせて倒した個体を眺めながら面倒くさそうにトドメが必要かを確認していたのである。
こうして飛行機に変形して戦う画期的なゾルダートは……。
自らの性能を活かせぬままに倒れたのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【使い魔使役】LV1が発生!
【フライトドローン】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
プニ・プティフルニエ
■外見等
大人を舐めたような生意気な態度の子供シスター
一人称は「プニ」
■行動
あとはボスだけ~?意外にらくらく~♪
パラドクス【空の聖堂】で~蜃気楼の山をいっぱい生やして攻撃しちゃお♪
「変な飛行機はまともに飛べなかったし~♥らくしょ~♥変形中の攻撃が効かないのはゲームだけ~♥」
あとはボスだけだからナメきって挑発しちゃえ♪
「腕ドリルって実用性無し~♥だっさぁ~♥お尻からドリル生やしてバックした方がつよそう~♥」
■その他
アドリブや連携歓迎です
ベアストリア・ヴァイゼンホルン
さて……最後の……相手だね……。
ここまでコーヒーカップは無事だったけど……どうなるかな?
敵の舞台で戦うのは流石に良くないだろうけど、今回は付き合ってあげましょう。
【フライトドローン】に乗って、荷電粒子砲で焼き尽くすようにしようかな。
敵の攻撃は【神速反応】で避けるように努力するよ。どうしても攻撃が避けられない時は、ドローンを一機犠牲にして受け止めようかな。
また、【地形の利用】で構造物を盾にすることも考えるよ。崩壊は……しないよね?
最後はコーヒーカップを敵の眼前に投げつけ、気が逸れたら……荷電粒子砲でカップごと貫いてあげる。
いけない……これじゃ……お代わりも……返すことも……出来ないね……。
光道・翔一
……あとはコイツを潰せばいいって所か。
…ボサっとしてねーでさっさと倒すかね。
(武器入れにしている亜空間から偃月刀を取り出しながら)
手持ちの得物の中じゃリーチも取り回しも十分、空中からのドリル攻撃にも差し合いでリーチ勝ちできそうだが…
…まぁそんな博打じみた馬鹿正直な手段をとるきなんかありゃしねぇ
偃月刀を突き出した先と敵の背中真後ろ、この2か所に亜空間への「穴」を形成、これをトンネル代わりにして背後から【不意打ち】で刃をブッ刺してやるか
最低でも背中の動力部の【破壊】で飛行能力に大きなダメージを負わせれば、制空権を削ってこっちの有利にできるだろ
●
「あとはボスだけ~? 意外にらくらく~♪」
プニ・プティフルニエ(クジャク蜘蛛・g06025)はいつもの笑顔を浮かべた。
生意気盛りの子供がそのまま育ったような微笑み。
おっと彼女は七歳だ。そのまま子供だったね。
「変な飛行機はまともに飛べなかったし~♥ らくしょ~♥ 変形中の攻撃が効かないのはゲームだけ~♥」
『言ってくれますね。お子様風情が』
プニの挑発にアヴァタール級であるトルナード・ヘクセは許せぬと思った。
いかなる邪知暴虐を駆使してでも、応報せねばならぬと。
一言でいうと『判らせたい、この笑顔』と言う所だろうか。
「なるほどな……あとはコイツを潰せばいいって所か」
「うん……最後の……相手だね……」
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)の言葉にベアストリア・ヴァイゼンホルン(ジャンカー系眼鏡女子・g04239)が答える。
そのこと自体は良い。だが翔一は思わずベアストリアの手に視線が向いた。
そこには彼女が上にある公園から持ち込んだコーヒーカップがあった。
「入れ物を……持って来たら安くて……無かったらカップごと買うの。ここまでコーヒーカップは無事だったけど……どうなるかな?」
ベアストリアが言うには公園にいたオジサンはあくまで栗売りが本業で、コーヒーは委託販売。そしてコーヒーだけを売るのが役目で中身を売るが、器は別売りだそうだ。なのでカップを持って行ってお代わりを要求すれば、中身だけ売ってくれるそうな。
「そ-かい。……ボサっとしてねーでさっさと倒すかね」
翔一はそうですかと苦笑しながら、亜空間から偃月刀を取り出した。
そして身構えながら、徐々にトルナード・ヘクセへと迫る!
『来なさい。嵐の魔女の力、とくと思い知らせてさし上げます!』
「ふわー。自分で自分のことを、嵐の魔女とかいっちゃうんだー.
うわー」
トルナード・ヘクセとは嵐の魔女と言う意味である。
無数の光を放つ彼女に対し、プニはナチュラルに煽り続ける!
世代間のギャップと言う物があるから仕方がないね。
「敵の舞台で戦うのは流石に良くないだろうけど、今回は付き合ってあげましょう。
ベアストリアは少しだけ敵が可哀そうになった。
日本に来てから『濁音格好良い。ドイツ語凄い』などと言われて良く判らない文化の差に戸惑ったことがある。鉛筆はクーゲルブリッツというのだが、その響きが格好良いと感心された時は驚いた物である。
まあ、それだけでもないが、空中戦の用意くらいはしてあるのだ。荷電粒子砲をぶっ放して対空砲火に変える!
それから暫し、光の乱舞が周辺を埋め尽くした。
飛行型の敵が集う基地である、整備場と詰め所を兼ねてそれなりの広さがあるので空中戦を行うのは十分だ。
レーザーと荷電粒子法が飛び交う射撃戦であった。
「ビームの雨霰ってやつか。こいつなら手持ちの得物の中じゃリーチも取り回しも十分、空中からのドリル攻撃にも差し合いでリーチ勝ちできそうだと思ったんだが……」
翔一は偃月刀を構えて白兵戦を挑んでいたが、ビームの乱射を避けて一時距離を取った。
真正直に攻撃してもドリルで迎撃される。
無理にでも特攻して押し込みに行くべきなのか? いいや、そうではない。
「……まぁそんな博打じみた馬鹿正直な手段をとるきなんかありゃしねぇ」
ならば一手か二手ほど上回るべきだろう。もちろんその準備はしてきたのだ。
そして光の切れ間に飛び込んで、切るのではなく突いて見せた!
『少しくらい速度を上げたところで無駄ですよ!』
「突いたんじゃな! もっと周りを見とけよ」
翔一は切るのに向いた偃月刀で突くというフェイントをしたように『見せ』ていた。
だがその実態は突撃にあらず!
『後ろ!?』
「超能力物だと古典だぜ。この時代にあるのかしらねえけどな……特筆すべき技じゃねえ」
翔一は二つの亜空間を繋げたワームホールを通して、偃月刀を相手の背中から出現させて見せた。
敵は突きというフェイントを見切ったことで安心し、そのアイデアを出発点であることを理解できなかったのだ。
もちろん翔一が最初から転移攻撃を仕掛ければ対応できたであろうが、だからこそ彼は突きと組み合わせたのである。
「腕ドリルって実用性無し~♥ だっさぁ~♥ お尻からドリル生やしてバックした方がつよそう~♥」
その様子にプニは小首を傾げながら可愛らしく微笑んで見せた。
残り一体だからと言って、非常に舐め腐った態度である。
まあ、ワザとなんだけどさ。
『ば、ば、あば、馬鹿にして!』
「わー。こわ~い。なんちゃって。……岩なる我が主……守りたまえ」
プニは敵の攻撃に対して足元から、いや、正確には陰から岩を出現させた。
岩は盛り上がりながら尖塔を築き、トルナード・ヘクセを串刺しにする!
「せっかくなので……盾にしちゃおう。崩壊は……しないよね?」
「うんうん。だいじょうぶじょぶじょぶ♥」
ベアストリアは岩の影に潜り込みながら攻撃を仕掛けた。
この技は盾としても使うそうなので一安心だろう。
そして手にしたナニカを手榴弾の様に投げつけたのである。
『そこ! ……ティーカップ?」
「すべてを……粉砕する……雷神の鎚……受けてみなさい
……!!」
それはベアストリアが持っていたティーカップだ。
奇襲だと思った敵はそれに対して攻撃し、そこをベアストリアはティーカップごと荷電粒子法で攻撃を掛けたのである。
臨界に達した青白い閃光が、猛烈な圧力すら感じられるほどの勢いで放出され、周辺ごと貫いたのであった。
「いけない……これじゃ……お代わりも……返すことも……出来ないね……」
まあサービスじゃないし買ったんだから良いか……と思いつつ、ベアストリアは後で高級店のチョコレートかでも買いに行こうかと思うのであった。
「やったの?」
「ああ。これだけ大きなダメージを負わせれば、制空権を削ってこっちの有利にできるだろ」
閃光と煙が乱舞する戦場に翔一は油断なく偃月刀を構えた。
アヴァタール級が強いのは当然、ならばここから優位を保ちつつ勝利をもぎ取りに向かったのである。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
【修復加速】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
珠々院・アンジュ
※連携・アドリブ可能です。
「敵ですね。殺しましょう」
無表情で淡々と喋りますが無口ではありません。
他の人ともコミュニケーションは取れます。
敵に対しても淡々とした口調ですが荒くなります。
成功のため自身の持てる技能は惜しみ無く使います。
表情には出しませんが、相手を呪詛で侵食することに愉悦を感じています。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。自身の怪我は疎く気にしません。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
シル・ウィンディア
さぁ、アヴァタールさん、いらっしゃい。
自慢の配下さん達はそこで倒れているからね
それじゃ、やらせてもらうよっ!
飛翔して空中戦で戦闘を開始
敵の攻撃は、結界術で防御していくよ
直撃しそうな場合は、斜めに展開して受け流すように結界を張るね
敵のパラドクスは、風使いで結界術に風属性を付与して防御っ!
全力、そんなもの?
こちらの攻撃は、世界樹の翼type.Cにしてから、誘導弾を連射っ!
吹き飛ばしで体勢を崩すことをメインに動くよ
味方の攻撃が通り始めたら、世界樹の翼をtype.Aに変形させてから詠唱。
高速詠唱で隙を減らして、敵の隙を見つけたら…
全力魔法の精霊収束砲っ!
わたしの全部、遠慮せずにもってけーっ!
陣・頼人
さて、何を企んでいるのか興味深いところだけど。
今はそれを潰すのが先決だね。
アームドフォートの【誘導弾】で煙幕弾を放ち敵の視界を遮りレーザー攻撃を阻止し、僕は【完全視界】で視界を確保しながら奴の背後の天井を【砲撃】で【破壊】して瓦礫を【念動力】で操作して背後から瓦礫を叩きつけて注意を分散させ、その隙に【トラップ生成】と【罠使い】で空中の敵をワイヤーネットで絡め取り、動きを封じたところで【飛翔】して死角から【突撃】し、【インベイデッド・ユア・テリトリー】の全力の一撃を叩き込む。
※連携・アドリブOKです
●
『くっ……邪魔です!』
敵アヴァタール級、トルナード・ヘクセは腕から発生する嵐で煙を吹き払った。
視界を遮っていた煙が晴れ、乱戦状態だった周辺が落ち着けば状況がはっきりして来る。
「敵ですね。殺しましょう」
「そうだね。さぁ、アヴァタールさん、いらっしゃい。自慢の配下さん達はそこで倒れているからね」
遅れてやって来た珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)は敵を認め、周辺を確認していたシル・ウィンディア(虹色の精霊術士・g01415)はトドメを刺し終わったことを説明する。
敵を挑発すると同時に、新たな仲間へ目の前に専念しても大丈夫だと告げたのだ。
「さて、何を企んでいるのか興味深いところだけど。今はそれを潰すのが先決だね」
陣・頼人(武装騎士ヴィクトレオン・g00838)は敵が煙を払った事に注目する。
相手は高速機動方であり、空中戦を得意とする以上は視界が開けている方が良いのだろう。
加えてレーザーを武器としたり、奇襲を食らったりしているので注意しているのに違いない。
「援護するよ」
「りょーかいっ! それじゃ、やらせてもらうよっ!」
頼人が背負った携帯式の砲門で煙幕弾を使って改めて視界を制限すると、シルは白銀の杖で銃の様に魔力を放ち始めた。
『ええい、またですか! うっとおしい! まとめてくらいなさい!!」
「全力、そんなもの?」
シルは周囲に風邪の結界を張った。
嵐巻き起こすと知ってるならば、それを受け流すように風を導くまでだ。
そして頼人ともども誘導弾を連射して牽制しつつ、相手の隙を伺って接近戦を挑む。
しかしながら近接打撃で殴り合うつもりはなかった。
「跳べ!」
『ちぃ!』
代わりにアンジュが飛び込んで打撃戦。
蹴り飛ばして後ろの壁に叩き付けようとした。
敵はそこで宙返りして事なきを得ようとするのだが……。
「今だ! 動きを止める!」
頼人はここで砲弾を浴びせて置いた後ろの壁自体をワイヤーで引っ張った、ついでに用意しておいたトラップを全部起動し、相手の動きを拘束する。
ワイヤー自体は破られても良いし、崩した壁を避けられても良い。
重要なのは動くルートを固定して、相手にこちらの『陣営』の攻撃を当て易くすることである。
「……悶えろ、苦しめ、無様に這いずり回れ」
その間にアンジュは身に宿る呪いを開放し始めた。
侵食する呪いを肉体の表面に集め、活性化させた上で蹴りと共に打ち込むのだ!
彼女の表情自体は変わらないが、言葉の端に、その勢いにどことなしに弾む物を感じた。
『ぐうう! だが、まだまだ! ……っ!?」
「だから、僕が、此処に居る! お前を倒すために!」
トルナード・ヘクセは頼人に築くのが少しだけ遅かった。
彼はトラップを仕掛けたが、それはあくまで呼び水なのだ。牽制攻撃の後に本命を仕掛けるのは当然!
一連の攻撃は仲間と共に連携し、陣営全体で単騎である相手を葬り去る為の流れなのである。
「もらったよ!」
頼人は思いっきり大剣を振り抜いて、飛び込んで来る敵をブン殴る!
後ろの方で『ホームラン!』とか言いながら、詠唱を開始する声が聞こえた。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ……。混じりて力となり、全てを撃ち抜きし光となれっ!!」
シルは詠唱しながら精霊たちの力を借りた。
そして満ち溢れた力を取り込むと、魔力の翼が現れ出でる。
「わたしの全部、遠慮せずにもってけーっ!」
至近距離から放つ精霊砲は一点に集中している。
その事が判ったのは、敵の腹に大穴が開いたからであった。
『無念……です』
転がり落ちるトルナード・ヘクセは、体のど真ん中ら崩れ落ちる様に全体が崩壊していったのである。
「一杯壊したからどれだけ保つか怪しいけど、できるだけ資料を持って逃げようか」
「そうですね。手伝います」
頼人が周辺の資料を漁り始めると、静さを取り戻したアンジュがそれを手伝った。
「此処は結構広かったけど、まだまだ広いなんてね。面倒くさそうだなあ」
その様子を見ながらシルは、空飛ぶ敵が地下で運用されていた事実に思い至り苦笑いを浮かべるのであった。
本来ならば別方面から少しずつ詳細把握したのであろうが、攻略旅団の提案での作戦が上手く行き過ぎて、いきなりベルリンの地下迷宮を探し当ててしまった影響だろう。
だがしかし、それは大いなる前身の結果なのである。
ここで地道に探索し、クロノヴェーダの陰謀を砕くことでまた一歩前進するだろう。
その時まで戦えディアボロス! 負けるなディアボロス!
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV2になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!