リプレイ
冰室・冷桜
さーて、どんな仕掛けで秘密の扉とやらが開くのやら
とりま、時間も合わせてーってことで早朝にこっそりと忍び込んでしまいましょ
ついにでだいふくを【召喚】して【ハウスキーパー】も発動
快適さで店主さんの眠りもちっとは深くなるかもですし
怪しいのは人形とピアノ
毎回人形を動かしてる店主さんが扉を見つけてねーんだから、多分人形の位置は関係ないか、それだけじゃ意味がない
だから、肝はピアノ……よね
弾く人は居ない、調律もしてないってんなら仕掛けも仕込みやすいでしょうし
お店の名前がヒントになるってんなら、子守歌でも弾いてみるか?
ドイツの子守歌とか知らんけど、調べればでてくるでしょ
ちゅーわけでピアノで子守歌を弾いてみるわ
●早朝に響く子守唄
ベルリンの一角にある小さなドールショップに、近づく人影があった。
眼鏡をかけた少女は、店主が起きだしてこないうちに店の中に忍び込む。
「さーて、どんな仕掛けで秘密の扉とやらが開くのやら」
冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)は無数の人形たちが並ぶ店内をながめる。
店主が起きてくるまでそう時間はないはずだ。ゆっくりしている暇はない。
「だいふく、この店の中を快適にしてあげて」
メーラーデーモンを召喚して、冷桜は命令する。
(「快適さで店主さんの眠りもちっとは深くなるかもですし」)
少しでも調査する時間を稼いで、彼女は人形たちが並ぶ店の中を調べ始めた。
「怪しいのは人形とピアノよね」
それほど広くはない店内で、大きな存在感を主張しているのが、黒いピアノだ。
人形たちが普段とどう違っているのかわからないが――。
「毎回人形を動かしてる店主さんが扉を見つけてねーんだから、多分人形の位置は関係ないか、それだけじゃ意味がない。だから、肝はピアノ……よね」
黒く塗られた木製のカバーを持ち上げる。
「弾く人は居ない、調律もしてないってんなら仕掛けも仕込みやすいでしょうし」
ただ、見ただけではどんな仕掛けがしてあるかわからない。
鍵盤を押すと、ピアノの音が店の中に響いた。
「お店の名前がヒントになるってんなら、子守歌でも弾いてみるか? ドイツの子守歌とか知らんけど、調べればでてくるでしょ」
呟いて、冷桜はゆっくりと子守唄を弾き始める――。
だが、1曲弾き終えても、店の中にはなにも変化は起きなかった。
「この曲ではないってことかしらね……」
呟いたところで、彼女は今、調律もしていないはずのピアノが正しい音色を響かせたことに、気づいた。
やはり、機械化ドイツ帝国は彼女の読み通りこのピアノに仕掛けをしているのだ。そして、わざわざ正しい音を出すようにした以上、それが鍵だということだ。
カバーを下ろす。
よく見れば、人形の値札がついている。本来ここにも人形が置いてあるのに、ピアノを弾くためにずらしたのだ。
もっとも、まだこのピアノをどう鳴らせばいいのかまではわからない。
上階で、物音がし始めたことに、冷桜は気づいた。
店主が起きてこようとしているのだろう。
「今のところはここまでね」
わかったことを他のディアボロスにも伝えれば、隠し扉を見つけやすくなるはずだ。
冷桜は店主に気づかれないように、そっと店から出ていった。
成功🔵🔵🔴
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
テクトラム・ギベリオ
迷宮までの秘密の出入り口か。
店であるなら話は早い。客を装い店主に話を聞くとしよう。
しかしビスクドール…人形か。幼い子供への誕生日プレゼントを買い求めてきた、と言う事にしよう。
まずは店主へプレゼントを買いに来たと伝え、店内を見させてもらう。
ふむ…人形の良し悪しがあまりわからないな…。
ショーケースに入っている物は高価なのだろうか?扉のスイッチと言っていたし、何か動作できる物はあるだろうか。
そして気になるのは『人形の子守唄』と言う店名とピアノ。元になる音楽があるのだろうか?
それにしては店主はあまりピアノに触れないな。
【プラチナチケット】でピアノを少し触らせてもらおうか。
アドリブ歓迎
マティアス・シュトローマー
地下迷宮の入り口がこんな所に、ねえ……。
まずは店主に話を聞いてみよう。
特に変装はせず、貴族の子供として店内へ。
こんにちは、妹へのプレゼントを買いに来たんだけど……。
【友達催眠】を使いながら店主に話し掛ける。打ち解けた所で本題へ。
ところで、最近何かおかしな事は起きてない?店の物が勝手に動いてるとか。
家の馴染みのドールショップが泥棒に入られてさ、何だか心配になったんだ。
【演技】しながら店内の様子を【情報収集】。
このピアノ、しばらく使われてないね。昔は演奏する人がいたのかな?
店名の由来、子守唄の楽譜についても確認できればいいんだけど。
為叶・幸咲
(サポート)
はいはいどうも。ちょっとお邪魔しますよ。
私に出来ることなら出来る限りさせていただきます。
出来ることを、出来る範囲で、出来るだけ、ね?
私は中後衛での支援やゲームメイクをするバックアップタイプですね。
"言葉"を遣うパラドクスにより、
周辺の情報収集を行う、味方を鼓舞する、対象を惑わす、といった搦手がメインとなるかと。
ご覧通り非力ですけれど、つらつらとあることないこと宣う口先だけは達者なもので。
他の方との絡みやアドリブは歓迎です。
軽率に口説いたりもしますが、ただのコミュニケーションなので塩対応されても結構。
嘘はわりと吐きませんよ。嘘の"言葉"って苦くて不味いですし。
ただ、本当のことを言わないだけです。
●人形の店の異変
開店時間になった店を、2人のディアボロスが訪れる。
「地下迷宮の入り口がこんな所に、ねえ……」
オレンジ色の髪をした、マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)はけして広くない店をながめて呟いた。
「どこにあるか、見てもわからんな。だが、店であるなら話は早い。店主に話を聞くとしよう」
テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)は、中年の店主へと近づいていく。
店主は目を丸くしてディアボロスたちを見ていた。
「いらっしゃいませ。こんな朝早くからお客さんが来たのは久しぶりですよ」
「そうなのか。普段はこういう店には来ないものでな。子供の誕生日プレゼントにいいものがないかと思ってきたんだが……」
にこやかに話しかけてくる店主に、テクトラムは客を装って言葉を交わす。
ところ狭しと置いてある人形をながめながら、青年は店主から話を聞き出していく。
「ふむ……人形の良し悪しがあまりわからないな……」
「普段から見慣れていないとそうかもしれませんね。お子さんの歳にもよりますけど、このあたりなんかはいかがでしょう」
「そうだな……ああ、あのショーケースの中身は高価なものなのかな?」
振り向いた店主は、少しの間、ガラスケースの中をながめた。
「そうですね。あそこにあるのはうちにある中では貴重な品物です。だから鍵もかかってるんですがねえ」
なにか動かせるものがないかと、テクトラムはショーケースの中を探るが、それらしいものは特になさそうだ。
「へえ、あれは高価なものなんだ」
マティアスも、横から口を挟んだ。
「え、ええ……そうですね。興味がおありですか?」
「そうだなあ……妹へのプレゼントを買いに来たんだけど……」
語りながら、マティアスは幻想を鏡に映し出し、店主に催眠をかける。
「ところで、最近何かおかしな事は起きてない? 店の物が勝手に動いてるとか。家の馴染みのドールショップが泥棒に入られてさ、何だか心配になったんだ」
「ああ……そうですね、ピアノに並べてる人形がちょくちょく場所が動いてるんですよねえ。それに……ショーケースもなにか変わってる気がして……」
「それはまた、奇妙な話ですねえ」
いつの間に入ってきたのか、為叶・幸咲(言葉狩り・g02778)が言った。
言葉遊びを得意とする幸咲は、店主に違和感を抱かせることなく、するりと彼との会話に入り込んだ。
マティアスと店主の会話にうまく話を合わせて、店主の口が軽くなるよう仕向ける。
柔和な笑顔を浮かべた銀髪の青年は、仲間たちをフォローして、その情報収集の手助けをし始めた。
「なるほどね……心配になるねえ」
ショーケースと、ピアノ。やはりこの2つが鍵なのだろう。
ガラスの向こうに閉じ込められた人形たちに、目立った異変はない。
ピアノの近くには楽譜がない。
「このピアノ、しばらく使われてないね。昔は演奏する人がいたのかな?」
「ええ、妻がいたころは人形たちやお客さんに聞かせていましたよ。私は音楽のことはさっぱりなので、妻が亡くなってからは一度も弾いていませんけどね」
店主はショーケースに視線を向けた。ケースの端に、楽譜が飾ってある。
「あれが奥さんが弾いていた曲の楽譜なの?」
「ええ。子守唄でしてね。子供がいないので、代わりに人形たちに聞かせていました。店の名前の由来にもなっているんですよ」
半ば予想していた返答に、マティアスは頷く。
「子守唄……か」
話を聞いていたテクトラムが、楽譜をながめた。
(「子守唄にしては、少し奇妙なように思えるが……弾いてみれば、なにかわかるか?」)
店主が弾く様子がない理由は、マティアスとの会話でわかった。
だからこそ、テクトラムはピアノを弾いてみようと考える。
「ピアノを少し弾いてみてもかまわないかな?」
「ああ、そうですね……あなたなら、いいですよ」
パラドクスによってテクトラムを関係者だと認識している店主は、快く頷く。
「それじゃ、弾いてる間に私の相談に乗ってもらえませんかね。そこにある人形のことなんですが……」
幸咲が店主の注意をピアノからそらす。
弾いた結果、なにかが起きても、店主がそれに気づかないようにしているのだ。
ピアノから引き離した状態で、幸咲は店主の説明が途切れないよううまく相槌を打って話をさらに進めさせる。
(「少しは役に立てそうですかね……ご覧通り非力ですけれど、つらつらとあることないこと宣う口先だけは達者なもので」)
うまく会話を誘導しながら、幸咲は心の中で呟いた。
テクトラムはピアノのカバーを開けて、鍵盤に触れる。
彼が楽譜通りに鍵盤を奏でると、響いた曲は子守唄ではなく――ただ、すべて弾き終わったところで、カチリと小さな音がした。
次いで、静かな音と共に棚の1つが動き、そこに扉が現れる。
おそらくはピアノに仕掛けをするとともに、楽譜をすり替えていたのだろう。楽譜が読めない店主は、違和感を覚えつつもそれに気づかなかったのだ。
今や秘密の扉の開け方を知ったディアボロスたちは、他の仲間たちにも伝えた後、店主の気をそらしているうちに、そこからベルリンの地下迷宮へと降りて行った。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
冰室・冷桜
んじゃ、次は迷宮探索ーっと……おっじゃま、しまーす……
抜き足差し足忍び足……なんてね
とりあえず、マッピングが目的なんだし速さよりも確実性をとってじっくりやてきましょ
まずはだいふくを【召喚】して警戒の目を増やしつつ、敵の接近とか不自然なとこがあったらすぐに教えるように指示しておくわ
ついでに【通信障害】を発生させて、万が一見つかった時には仲間を呼べない、ようにと
適当に歩き回ってよりもある程度指針があった方が後で情報もまとめやすいかしら
分かれ道とかがあった時は基本は一番右手にある道を行く、と決めていきましょうか
例外は隠し通路とかあった時ねーというわけで道中、壁とか床に不自然なとこがないかも探しましょ
●ベルリン地下迷宮へ忍び込め!
ドールショップに隠された秘密の入り口を見つけたディアボロスたちは、そこから迷宮へ降りて行った。
そして、ディアボロスたちはそれぞれのやり方でベルリン地下迷宮を探索する。
「んじゃ、次は迷宮探索ーっと……おっじゃま、しまーす……。抜き足差し足忍び足……なんてね」
冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)はサーヴァントのメーラーデーモン、だいふくと共に硬い音を立てて地下通路を進む。
この広いベルリンの地下に、どれだけこの地下迷宮が広がっているかわからない。
どこか湿ったような、地下の臭いを嗅ぎながら、彼女はマッピングを始める。
「だいふく、敵が近づいてきたり、なにかおかしなところがあったら、すぐ教えてね」
サーヴァントに指示を出すと、電磁槍を手にした悪魔は片眼をつむってそれに応じる。
「それと、電磁槍で通信障害を起こしておいて。万が一敵に見つかった時に、仲間を呼べないようにね」
命令に対して、二又の電磁槍をだいふくは回し始めた。
情報を撹乱する電磁波は、目には見えないものの地下迷宮へと広がっているはずだ。
薄暗がりに、炎のようにデーモンの翼を揺らめかせながら、冷桜は地図を描く。
重要なのは速さよりも確実性だ。できるだけ正確な地図を描けるように心がけながら、冷桜は迷路の中を進んでいった。
「適当に歩き回ってよりもある程度指針があった方が後で情報もまとめやすいかしら」
少しだけ地図を描いたところで、冷桜は自分が描いたものを見返した。
「……そうね。分かれ道とかがあった時は基本は一番右手にある道を行く、と決めていきましょうか」
方針を決めると、冷桜は改めて探索を始めた。
静まり返った地下迷宮に、彼女の足音だけがかすかに響く。
幸いなことに、今のところ敵の姿は周囲に見当たらない。
「隠し通路とかもあるのかしらね。壁や床に不自然なところがないか、気をつけなきゃ。だいふくも、なにかあったら教えてね」
機械化ドイツ帝国の作った迷宮に、なにが隠されているかはまだわからない。慎重に、そして確実に……冷桜は地図作りを進めていった。
成功🔵🔵🔴
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
テクトラム・ギベリオ
よし、上手く扉が開いたな。さてここからが迷宮の本番だ。
サーヴァント『毛玉』を呼び出し、光を収束させ【照明】とする。
これだけ遠くの見通しが良ければ迷宮もただの曲がりくねった道だ。
だが、やはり案内人が言っていたように広いな…。
詳細なマップをおこすには少し骨が折れるが【臨機応変】に【情報収集】を行う。
他の者が作成した物と照合すれば、多少抜けていてもある程度予測で埋められるだろう。
主要となる道、枝道などポイントをおさえるようにする。
迷宮と言えば、罠はあるのか?私の【罠使い】で解除するか、難しければマップに記そう。
警備する敵も居ると聞いた。警戒しつつ速やかに行う。
アドリブ歓迎
●迷宮を照らす明かり
他のディアボロスたちも、それぞれに探索を続けていた。
「さてここからが迷宮の本番だ」
テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)は薄暗い地下迷宮をながめる。
前方を照らすのは、スフィンクスの『毛玉』が放つ照明だ。敵の精神を惑わすその明かりで、彼は地下の通路を見通していた。
「これだけ遠くの見通しが良ければ迷宮もただの曲がりくねった道だ。だが、やはり案内人が言っていたように広いな……」
灰色をした硬い通路に歩を進めながら、テクトラムは地図を作り上げていく。
「詳細なマップをおこすには少し骨が折れるが臨機応変に行くとしよう」
迷宮の構造は複雑だが、テクトラムはその中でも主要の通路と枝道を見分けて地図を作っていった。
(「他の者が作成した物と照合すれば、多少抜けていてもある程度予測で埋められるだろう。ポイントをおさえていくのがいいだろうな」)
毛玉をともない、テクトラムは慎重に歩いていく。
硬い床と靴がぶつかる音が、地下の通路にかすかに響くが、今のところ敵はまだいないようだった。
「迷宮と言えば、罠はあるのか?」
移動用の通路だということを考えれば多くはないだろうが、警戒するに越したことはない。重要なポイントにはなにかしかけがあることも考えられる。
……前方から、足音が聞こえてきた。
(「味方のものではないな……」)
そう判断して、テクトラムは毛玉に明かりを消すよう命令を下す。
息をひそめていると、足音は別の方向に行ったようだった。
「聞いているとおり、警備する敵もいるようだな。速やかに仕事を進めるとしよう」
いずれ敵も侵入に気づくだろうし、避ける間もない状況で遭遇する可能性もある。それまでに、テクトラムは少しでもマップを作るべく、行動を続けた。
成功🔵🔵🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
ディアナ・アインホルン
偵察はそれなりに得意だし頑張ろう。
灯りが有れば何よりだけど、照明は敵に気付かれるかもしれないから使わずに、迷宮内は足元に罠や仕掛けも有るかもしれないから飛行して移動するね。下手に解除したら侵入に気付かれるかもだし。
魔術で迷宮内の風の動きを感じて、概要と他の出口等の関係性を把握するね。
また、他に動く存在を感じたら敵であると判断して離れたり蜃気楼で身を隠したりして先に進む。
戦闘が避けられないなら身を隠した状態からの不意打ちで迅速に対処する。
敵が多く居る場所は重要な場所だろうから忘れずにマッピング、可能なら近付いて詳細を偵察。
逆に敵の動きが少ない場所も今後の侵入経路に使えそうだからこちらも忘れずに。
●暗闇の中で
ディアボロスたちによる地下迷宮のマッピングは、今のところ順調に続いていた。
「偵察はそれなりに得意だし頑張ろう」
ディアナ・アインホルン(夜空を切り裂く流星・g01791)は、日焼けした彼女の肌よりもはるかに黒い、闇の中に浮かんでいる。
背負った大型の飛行補助装置で、広くはない地下道を器用に浮きながら移動していた。
敵に見つかるのを避けるため、ディアナは明かりを使わずに移動していた。多少移動に時間がかかるが、それは仕方がない。
風塵魔術師である彼女は、迷宮内の空気の流れを感じ取って、探索を行っているのだ。
もっとも、どうやら出口も入り口も1つや2つではないようだ。近くにあるドールショップの扉ははっきりとわかるが……。
それでもいくらか参考にはなる。
「罠にも注意して移動しなきゃね」
飛行して移動しているので、少なくとも足元にある罠にかかることはないはずだが……。
時折離れた場所で聞こえる足音は、おそらく警備のゾルダートだ。それも、けっして少なくはない。
特に、入口から離れるほど、警備が厳しいように思える。
(「いずれ避けきれなくなるわね」)
機械化ドイツ帝国の警備は厳しい。だからこそ、少しでも多くの情報を得なければならない。
「それに、敵が多い場所ほど重要なものがあるかもしれないもの」
情報を得られそうなら、リスクを背負って接近することも、必要だろうとディアナは考える。
逆に、手薄そうな印象を受ける場所も、確認するのは忘れない。それはそれで、ディアボロスたちが手を出す隙になるからだ。
……不意に、敵がすぐ近くにいる気配をディアナは感じた。
人形のような姿の兵士が、少し先に見えている。
「幻に抱かれて彷徨え!」
小さく叫ぶと、地下道にかすかに風が吹く。その風で、ディアナは蜃気楼を作り出して敵が自分を発見するのを遅らせる。
滑空して一気に接近した彼女は、高速ですれ違いざまに敵を斬る。
痛打を受けながらも敵は反撃してきたが、手傷を負った相手などディアボロスの敵ではない。
「そろそろ限界みたいね」
入口から離れるにつれ増えてきた敵を、そろそろかわしきれなくなってきている。
それは、ディアナだけでなく他のディアボロスも同じだ。
だが、それは迷宮の情報をディアボロスたちが得たことの証明でもあった。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
セレスティン・ウィンディア
戦闘前に先行者のマップを確認
多分に【地形の利用】に役立てようと思うの
さて、この人形を撃破すればいいのね
追い詰められて行き止まりなんてことはごめんだけれども、敵に仕掛けるには面白いわね
そんなことを頭の隅に入れておきつつ
迷宮の立地を生かす方向で
時には迷宮や罠そのものを【解体】しその残骸でストリートストライクをかましてやるわ
見惚れるくらい息ぴったりね
ふふ、こういうのって取り乱してる様を見たくなるの
えぇ、派手にやっちゃいましょう
バールのようなものを手にサーベルを受け止めたり、蹴り飛ばしたりして不規則な動きを繰り出して敵の混乱を誘うわよ
さぁかかっていらして?
残骸を手に舌なめずり
壊すのはゾクゾクしちゃうわ
グランアレグリア・ヴィクトリアマイル
…今のうちに仕事しておきましょうか。
まぁ人知れず一仕事して帰りますけど。
恐らく倒しきるのは無理だしどの道後続が撃破の為に攻撃していくだろうことを前提に
相手を捕縛して動きを鈍らせておき時間を稼いでおく罠に近い運用で動いておいた方がいいでしょう。
撃破は二の次、とにかく相手の妨害を大前提に…そして
まぁ数が多ければ多いほど捕縛は成功しやすいからあとはやり方次第かな
●地下迷宮の攻防
ベルリン地下に広がる迷宮の中で、ディアボロスたちの活動は続いていた。
マッピングしていたディアボロスたちに、警備するゾルダートたちが接近してくる。
この敵を撃退しなければ、脱出はできそうにない。
「さて、この人形を撃破すればいいのね」
セレスティン・ウィンディア(エルフのデーモンイーター・g06011)は青い瞳でトループス級のゾルダートたちをながめた。
まるで人形のような姿の兵士たち……だが、そのサイズはとても人形とは言えない。
異形の顔で、『くるみ割り人形』の兵士たちがセレスティンを追ってくる。
「追い詰められて行き止まりなんてことはごめんだけれども、敵に仕掛けるには面白いわね」
先行した者たちが作ったマップを頭に入れて、彼女は硬い地下通路を走る。
ゾルダートと戦っているディアボロスは彼女1人ではない。
スタイルの良い体を、迷宮の暗がりにひそめているエルフの女性。
「……今のうちに仕事しておきましょうか」
グランアレグリア・ヴィクトリアマイル(エルフの航空突撃兵・g05879)は、呟いた。
「まぁ人知れず一仕事して帰りますけど」
剣劇の音が響く中、彼女は静かに活動を開始する……。
その間に、セレスティンはバールのようなものを構えて『くるみ割り人形』たちの突撃をさばいていた。
「突撃ー!」
統率の取れた攻撃を、バックステップで回避する。
だが、かわしきれない剣撃がセレスティンの体に傷をつける。
どうにか距離をとりながら、彼女は鉄製のねじまがった棒で迷宮の壁をひっかいた。
重たい音を立てて残骸が地面に落ちる。
それを気に留める様子もなく、『くるみ割り人形』たちは整然とした動きでセレスティンへと迫ってくる。
「見惚れるくらい息ぴったりね」
けれど、そんなゾルダートたちの中央に、セレスティンは残骸を弾いて放り込む。
「ふふ、こういうのって取り乱してる様を見たくなるの」
隊列が崩れたところに、バールのようなものを構えて飛び込む。
サーベルと金属の棒がぶつかりあい、硬い音を立てたかと思うと、次の瞬間セレスティンの白い脚が閃いた。
蹴り飛ばしたサーベルがゾルダート自身を切り裂いている。動揺した隙にさらにもう1体を砕く。
「隊列を立て直せ!」
ゾルダートたちが後方へと下がろうとした。
だが、動いた敵の1体の足元から、蔓状の植物が飛び出した。
(「うまく踏み込んでくれましたね」)
忍び寄っていたグランアレグリアが、動きの鈍った敵を確かめて、心の中で呟く。
グランアレグリアの役目は、敵を縛って時間を稼ぐことだ。敵の動きを止めれば、他のディアボロスが撃破してくれるだろう。
そして、予定どおり彼女の捕縛した敵を、セレスティンがとどめを刺してくれた。
「他にも敵がいるぞ! 油断するな! 進軍せよ!」
数を減らした『くるみ割り人形』が、統率を立て直して今度はグランアレグリアへと進軍していく。
混乱から回復した敵はグランアレグリアの動きをとらえてサーベルで貫く。
たが、彼女は落ち着いて、紫の髪に隠れていない側の目で敵の動きを確かめ、捕縛しながら距離を取る。
「数も減ったから、後は任せよう。罠は敵が多いほど有効ですから」
グランアレグリア自身が敵を撃破するのは、二の次だ。
「とにかく相手の妨害を大前提に……そして」
それよりも、彼女は敵の動きを止めることを重視して、暗い地下迷宮を動き回る。
「まぁ数が多ければ多いほど捕縛は成功しやすいからあとはやり方次第かな」
他にも残っている『くるみ割り人形』のもとへと、グランアレグリアは影に潜んで移動する。
残っていた『くるみ割り人形』たちは、セレスティンに誘導されて……グランアレグリアが逃げた先ではなく、行き止まりへと追い込まれる。
「さぁかかっていらして?」
片手にバールのようなもの、もう片手に自分が砕いた壁の残骸を手にして……敵を追い詰めたセレスティンが舌なめずりをする。
これから敵を破壊する。その刺激的な感覚が、彼女の体を走り抜ける。
壁際に追い詰めた敵が、どうにか統率を取って突撃してくるのをバールのようなもので受け止める……。
トドメを刺している間にも、グランアレグリアは別の場所にいる敵を捕縛している。
迷宮を守るトループス級のゾルダートは、ディアボロスたちの動きにより確実に数を減らしていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
マティアス・シュトローマー
地下迷宮のマッピングは仲間が上手い事してくれたみたいだし、俺は警備とちょっと遊ぼうかな
仲間と情報を共有し、警備が利用している通路に待機。【地形の利用】【忍び足】で身を隠し、こちらに近付いてくるタイミングを見計らってアーマイゼン・レーヴェを使用
気付いた時にはもう手遅れ……ってね
【泥濘の地】の効果で敵を足止めし、ダメージを与える。悪戯好きの【罠使い】にかかればこんなものかな
反撃の斬撃・群も足を取られていればそこまで脅威ではないはず。刀の軌道を【飛翔】を使ってできる限り躱し、間に合わないものは銃で迎撃
増援だって?残念。【通信障害】で先手は打ってあるんだ
言ったろ?気付いた時にはもう手遅れだって
ディアナ・アインホルン
マッピングで調べた敵の数が多い地域から少し離れた手薄な場所にいる敵を狙って攻撃を仕掛けるね。
撃破も目的だけど、ボスのいる場所から邪魔になる相手を少しでも多く引き付けるのが目的。
見回りからの報告がないことが続けば更に確認に来るだろうし、そいつらも同じように奇襲して倒す。
そうやって敵の数を削いで、私が居る場所に引き寄せていくよ。
敵の動きは確認し続けているのである程度大きな増援が来るなら、やってくるタイミングに合わせて、向こうの出会い頭に全弾一斉発射して先手を取るよ!
そのまま攻撃し続けて目の前の敵を掃討するか、ある程度の数を減らせたらそのまま飛んでボスの方に向かうね。
「これで役目は果たせたかな?」
●割れたくるみ割り人形
ベルリンの地下で、ディアボロスたちの戦いは続く。
ドールショップの扉から入れるエリアを警備するゾルダートたちは、もうすべて動き出しているようだった。
いずれは近隣のエリアから増援も来るだろう。そうなる前に敵を撃破して脱出しなければならない。
「地下迷宮のマッピングは仲間が上手い事してくれたみたいだし、俺は警備とちょっと遊ぼうかな」
マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)はうそぶいて、近づいてくるゾルダートを待ち構えていた。
「連絡が途絶えたチームがいるぞ。警戒せよ」
玩具の兵士のような姿に改造されたゾルダートは、サーベルを抜き放ったままで巡回を続けている。
うまく身を隠しているつもりだが、あの様子では見つかるかもしれない。
それでも、敵が彼を見つけるまでに、すでにマティアスは準備を終えていた。
「気付いた時にはもう手遅れ……ってね」
地面にかざしていた手を下ろす。
進んでいたゾルダートたちが、突然つんのめる。
硬い床が突然泥濘へと変わってゾルダートたちの脚をとったのだ。
蟻地獄にはまった敵を、持っていたハンドガンで撃ち抜く。
「悪戯好きの罠使いにかかればこんなものかな」
「犠牲を恐れるな! 侵入者を殺せーっ!」
順に敵を片付けていくマティアスへ、仲間の残骸を乗り越えて、残っていたゾルダートたちが接近してくる。
常人なら震え上がりそうな敵の形相を見ても、マティアスは肩をすくめただけだった。
本来なら統率が取れていたはずの攻撃も、足場が悪い状態では一歩遅い。
攻撃の軌道を見極めて、地下道の中でマティアスの体が浮き上がる。
それでもなお命中しそうな攻撃を銃で弾きながら、さらに何体かを撃ち抜いた。
残っていた敵の1体はどこかへ通信しようとしているようだった。だが、それももう手遅れだと、マティアスは知っている。
通信には、とうに妨害をかけているのだ。
「言ったろ? 気付いた時にはもう手遅れだって」
そう告げて、マティアスは残った敵を撃ち抜いた。
同じことを幾度か繰り返し、マティアスは敵を待ち伏せて減らしていく。
やがて、敵の動きは明確に侵入者を探すものへと変わっていった。
だが、そうなることを狙っていた者もいる。
ディアナ・アインホルン(夜空を切り裂く流星・g01791)は、敵の頭をめがけてハンマーを叩きつけた。
くるみ割り人形の頭が、爆発して飛び散る。
「敵がだんだん近づいてきましたね」
そして、素早くその場から離脱する。
彼女は先ほどまで使っていたマップを生かして、敵がなるべく少ない場所で戦っていた。
報告が途絶えた場所に、敵が集まってくるのを期待しているのだ。
「探せ! 侵入者はこのあたりにもいるはずだ!」
そして、また1部隊、獲物が近づいてくる。彼らは仲間の残骸を目にしても慌てずに、整然と捜索態勢を整えて動き出す……。
「悪いけど、あなたたちも同じ目にあってもらいますね」
頭に入れた地図を頼りに、背後から忍び寄る。
そして、爆撃鎚や刀を手に、彼女は一気に空中を駆けて、敵を片付けにかかった。
まずは先頭にいた1体。
「敵襲! 迎げ……ぐわあああー!」
気づいた敵が最後まで言い終える前に、彼女は素早くその敵を断つ。
「ひるむな! 機械化ドイツ帝国のために奮戦せよ!」
統率の取れた動きで迫ってくるくるみ割り人形たちの剣のうちいくらかは彼女の色黒の肌をかすめたが、ほとんどの攻撃は暗い迷宮の空中を斬っただけだ。
ディアナの速度についてこられず、敵は倒れていく……。
その時、更に多くの敵が接近している音が、彼女の耳に聞こえてきた。
「最後の攻勢ってところですね」
先手を取って一気に倒すべく、ディアナは身構える。
迷宮を揺らして迫ってくるくるみ割り人形人形たちが……視界に入ったところで、一斉につんのめった。足元が泥濘へと変わったのだ。
「この距離、決めてみせる…………フィニッシュ!」
格納空間から、彼女は無数の武器を取り出した。
多弾頭のミサイルランチャーがまず着弾し、さらに壁や兵士に突き刺さったダガーナイフが次々に爆発。
それでも手を止めずに、ディアナはさらに攻撃を加えた。
一瞬明るくなった迷宮が再び暗くなったとき、もはや動いている敵はどこにもいなかった。
「これで役目は果たせたかな?」
呟いて、フライトユニットでディアナはボスがいるであろう方向へと飛んでいく。
飛んでいく彼女を、マティアスが見送っていた。
「余計な手出しだったかな。敵もほとんどいなくなったみたいだし、俺も行こうか」
彼もそのまま移動し始める。
迷宮内で戦っていたディアボロスたちは、いずれもくるみ割り人形の最後の攻勢をしのいでいた。
もう、このエリアにはボス以外、ほとんど敵は残っていないはずだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
リューロボロス・リンドラゴ
ううむ……。
なんなのだ、この珍妙なクロノヴェーダは?
ヴァイナハツマンはサンタとして、うにうにとはなんなのだ?
謎のプリン推し的にはプリンのことなのか?
まあ考えても詮無し。
サンタの格好をしておるのだ。
クリスマスにろくでもないことをしでかすに決まっておる。
幼子達が目を輝かせるクリスマスに、貴様のような悪のサンタはお呼びでないわ。
ところで我、記憶がないのだが。
思い出せるクリスマスもないぞ。
どうなるのだ、これ。
まあプリンが勝手に出てくるくらいだ、捏造されるやもだよな。
は、歌には歌よ!
勇猛な歌で戦意を保ちつつ、我が羽撃きの風の音で敵の歌を聞こえにくくしてくれるわ!
さすれば後は我が尾で叩き潰すのみよ!
一里塚・燐寧
共闘・アレンジ大歓迎
うわ。でっかいプリンと会うのは二度目だぁ
まーたクリスマスの思い出スライドショー見るのも癪だしー
今回はスピード勝負でぶった切っちゃうよぉ
『呪式:慟刻技刃』を発動
巨大鎖鋸剣『テンペスト・レイザー』に宿った呪詛の力を全開にするよぉ
『ベシェールングうにうに』で投擲してくるプリンは
パラドクスで強化された得物で斬り払い
走って敵に近づいて行こー
【毒使い】の作用によってプリンは急激に腐敗してまずくなるから
もし【粉砕】した破片が口に入ったとしてもへっちゃらだよぉ
敵に肉薄したら【飛翔】で機体下部のソリ部分を乗り越えて
プリン部分に鋸刃を突き刺して高速回転させるよぉ
グチャグチャになっちゃえー!
マティアス・シュトローマー
残るはアヴァタール級の撃破だけ
ええと……プリンとクリスマス?……敵の策略かもしれない、気を引き締めて戦おう
よし、掛かった!どんな敵が相手でも油断はしないよ
まずは【泥濘の地】で敵の移動速度を低下させ、仲間の攻撃と連携しながらアイゼンハントを使用。【飛翔】の効果に【エアライド】を加えた素早い動きで敵を翻弄する
ここで宙返り、加速して……。その一瞬が命取り!
狙うのはもちろん、仲間の攻撃を受けて脆くなった部分。隙を突いて衝撃波を伴った拳を叩き込む
反撃で投擲されたプリンは躱すか銃で迎撃する
生憎落ちている物を食べる趣味は無いからなあ。いつか洋菓子屋のショーウィンドウで会えるといいね
龍統・光明
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』
ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード
性別:男
口調:俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?
特徴:基本冷静沈着。但しノリは良い。
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う。
基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う
常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!(NG:ギャグ・コミカル)
テクトラム・ギベリオ
ツリー、ご馳走様、讃美歌…クリスマスと言う文化を本で読み、知識として蓄えたつもりだったが「うにうに」は初めて聞く単語だ。
これもクリスマス…?
いや、クロノヴェーダであるならやることは1つ。
撃破するのみ。それがプリンであろうとも。
急に気温が下がったな。あの見た目で氷雪使いか…。侮れん。
だが私のサーヴァント『毛玉』の光で雪を溶かそう。
【精神集中】し、一点に攻撃を加える。あの柔そうなプリン部分に【貫通撃】だ。
毛玉、幻光閃螺 光の槍を放て!
アドリブ連携歓迎
ディアナ・アインホルン
……そもそもこんな地下で何を企んでたんだろ?
でも、こんなのが街に出たら大変だし、ここにいる間に壊してしまわないと。
……クリスマスプレゼントと言えば靴下に入っててほしいけど……プリンが靴下に入ってるのは嫌だなぁ。
地下でも飛べるスペースはあるだろうし、空中戦を挑むよ。
プリンの射程範囲に留まらないように一撃離脱を繰り返す。
飛行軌道も読まれないように不規則に移動したり、全力で突撃したりと変化を付けるね。
プリン部分は削っても補充されそうだしイチゴっぽい場所とか特徴的な所から狙っていこうかな?
「こういう兵器を作って、何か大きな行動を起こそうとでもしてたのかな? 壊すことは変わらないけど」
●その名はヴァイナハツマンうにうに
脱出するために、残った敵はただ1体。このエリアを守る警備部隊のリーダーであるアヴァタール級のクロノヴェーダだ。
だが、その姿を前にしたとき、ディアボロスたちの多くは戸惑った顔を見せた。
「ええと……プリンとクリスマス?」
マティアス・シュトローマー(ザ・フール・g00097)は言った。
「うわ。でっかいプリンと会うのは二度目だぁ」
嫌そうな声で一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)も言葉を吐き出す。
それは、どう見ても、ソリに乗って、サンタの帽子を被った、プリンだった。
「ううむ……」
リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が首をひねる。
「なんなのだ、この珍妙なクロノヴェーダは? ヴァイナハツマンはサンタとして、うにうにとはなんなのだ? 謎のプリン推し的にはプリンのことなのか?」
敵は疑問に答えない。ただ、無感情な瞳を向け続けるだけだ。
クロノヴェーダは『うにうに』としか表現しようのない動きでディアボロスたちに近づいてくる。
「ツリー、ご馳走様、讃美歌……クリスマスと言う文化を本で読み、知識として蓄えたつもりだったが「うにうに」は初めて聞く単語だ。これもクリスマス……?」
テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)も思案顔を見せる。
目的も、意図も、なにもかもわからないが、それでも近づいてくるならまずは撃退しなくてはならない。
「……そもそもこんな地下で何を企んでたんだろ? でも、こんなのが街に出たら大変だし、ここにいる間に壊してしまわないと」
ディアナ・アインホルン(夜空を切り裂く流星・g01791)は作り出したマップを思い返しながら呟いた。
果たして、機械化ドイツ帝国がなんのためにこんな地下迷宮を作ったのか……いずれ、迷宮の全容がわかれば見えてくるのだろうか。
だが、それには今回だけではなく、今後も探索を繰り返さねばわからないことだ。
「どんな珍妙な姿をしていようと、あれがアヴァタール級なことは間違いないんだ。ここで片付けなければな」
龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)が静かな言葉とともに、得物を構える。
「うむ。クロノヴェーダであるならやることは1つ。撃破するのみ。それがプリンであろうとも」
「……あの姿も敵の策略かもしれない、気を引き締めて戦おう」
テクトラムやマティアスが彼の言葉に同意し、身構える。
「考えても詮無し。サンタの格好をしておるのだ。クリスマスにろくでもないことをしでかすに決まっておる」
リューロボロスが言い切った。
「まーたクリスマスの思い出スライドショー見るのも癪だしー」
燐寧が手にした巨大な鎖鋸剣がうなりを上げる。
「今回はスピード勝負でぶった切っちゃうよぉ」
その言葉が、開戦の合図となった。
接近してくるディアボロスに向けて、ヴァイナハツマンうにうにが攻撃態勢に入る。
だが、先陣を切った燐寧に向けて、多数のプリンが降り注ぐ。邪悪なるクリスマスプレゼントの雨が、彼女の行く手を阻む。
「このまま戦ったら、あたしときみ、どっちが先に壊れるんだろうねぇ?」
リミッターを解いた鎖鋸剣『テンペスト・レイザー』が、激しい唸り声を上げた。
いや、音だけではない。刃全体が禍々しい紫の鬼火に包まれている。込められた呪いを現すかの如く、それは激しく燃えている。
自らの体すら蝕むその剣で、燐寧は降り注ぐプリンを薙ぎ払う。
破片が口に入るが、毒によって腐ったプリンはもうその味を失っている。
「こんなまずいプリンを食わされたってへっちゃらだよぉ」
腐食したプリンを無視して彼女はうにうにを間合いへ捉えた。
ソリの部分に足をかけて、飛翔する。
「グチャグチャになっちゃえー!」
プリンへと突き刺した鋸刃が回転して、うにうにの体を削り取る。
だが、敵もアヴァタール級、ただではやられない。攻撃を浴びながらも、残っていたプリンを燐寧の口に至近距離からプレゼントして、動きを封じてくる。
ヴァイナハツマンうにうには傷口からプリンを撒き散らしながら追撃しようとしたが、そこに他のディアボロスたちも攻撃を仕掛けた。
「その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……」
光明はArmd Systemを展開し、高速でうにうにへと接近した。
加速とともに羽が周囲に散る……いや、それは羽ではない。羽の形をした、自律砲台だ。
無数の輝線でうにうにを牽制しながら、彼は両手の銃で狙いをつける。
「ロック完了。射ち貫け!」
高速で接近しながら敵をロック。
ヴァイナハツマンうにうには、プレゼントのプリンを光明にも投げてくる。
だが、光明はそのプリンをも素早くロックしていた。
羽型砲台からの射撃がプリンを撃ち抜き、両手に構えた『絶』による射撃が過たずうにうにを貫く。
そのまま、光明は高速で地下を滑るように移動する。うにうにのプリンは、彼の動きを追尾するように連続で投げつけられる。
「さすがに早いな……どこまで回避しきれるか……」
いずれプリンをプレゼントされることは避けきれないだろう。冷静に射線を見切りながらも、光明は呟いた。
ディアボロスからの攻撃をいくら受けてもヴァイナハツマンうにうには、ただ無言で攻撃を続けるだけだった。
どこかコミカルなその姿が、逆に不気味さをかもしだす。
ディアボロスたちに向かって、ソリが進んでくる。
その先端が、唐突に床へと沈んだ。
「よし、掛かった!」
マティアスが口の端を上げる。
泥濘へと変わった地面にヴァイナハツマンうにうにのソリが沈み込み、速度が落ちた。
飛翔した彼は、地下迷宮の天井と床の間を滑るように移動する。
色白のその腕を、いつの間にか鋼鉄の篭手が覆っていた。
動きが鈍った敵の周囲を飛び回りマティアスはうにうにを翻弄する。
さらにディアナもフライトデバイスで薄暗い地下迷宮を飛び回る。本来地下鉄が通るはずだった地下道の天井は、それなりの高さがある。
「……クリスマスプレゼントと言えば靴下に入っててほしいけど……プリンが靴下に入ってるのは嫌だなぁ」
不規則な軌道を描き、彼女は連続で投げつけられるクリスマスプレゼントを回避する。
プリンのプレゼントの多くは、誰にも受け取られることなく、地下迷宮の壁や床を薄黄色と焦げ茶色のまだらに汚すばかりだった。
とはいえ、プリンがディアボロスに命中して動きを止められることもある。
幸い、致命的なダメージを受けている者はいなかったが。
(「プリン部分は削っても補充されそうだしイチゴっぽい場所とか特徴的な所から狙っていこうかな?」)
そう判断し、ディアナは敵へと急降下突撃をかけた。
高速で敵と交差しながら、硬度を優先して鍛えられた刀で、ヴァイナハツマンうにうにの瞳がついたイチゴをぶった切る。
プリンから生えていた触手が、大きく揺れた。
「こういう兵器を作って、何か大きな行動を起こそうとでもしてたのかな? 壊すことは変わらないけど」
機械化ドイツ帝国の狙いを考えながら、ディアナは一気に加速して離脱する。
そのディアナを傷ついた眼で覆うとした時、マティアスが別の方向から接近した。
「ここで宙返り、加速して……。その一瞬が命取り!」
風に乗って華麗な宙返りを決めると、彼は篭手で覆った拳をヴァイナハツマンうにうにへと向ける。狙うは今断ち切られ、傷ついた敵のイチゴだ。
「Leck mich am Arsch! ……なんてね」
嵐を思わす、衝撃波をともなった一撃が、傷ついたうにうにのイチゴを半欠けにする。
反撃とばかりに、ヴァイナハツマンうにうにはさらに激しくプレゼントのプリンを投げつけてくるが、マティアスは銃でそれを素早く撃墜した。
「生憎落ちている物を食べる趣味は無いからなあ。いつか洋菓子屋のショーウィンドウで会えるといいね」
砕け散るプリンを見下ろして、マティアスは呟いた。
ディアボロスたちの攻撃は確実にヴァイナハツマンうにうにのボディを削り取っていたが、アヴァタール級のクロノヴェーダはそれでもなお倒れなかった。
無言を貫いていたヴァイナハツマンうにうにから、突然歌声が聞こえてきた。
地下に響くのは、クリスマスを祝う歌。
どこか懐かしさを感じさせる、優しいクリスマスソング。
ここが機械化ドイツ帝国の地下迷宮で、歌っているのが帝国の作り出した平気でなければ、ゆっくりと聞き入ってしまいそうになる歌声だった。
ただ、聞き入ってしまわなくとも、思わず過去の思いにふけってしまって、動きが止まりそうになる。
クロノヴェーダの精神攻撃だ。
「我は記憶がないのだが。思い出せるクリスマスもないぞ」
リューロボロスは歌声を聞きながら、言った。
「どうなるのだ、これ……む?」
心の中から、奇妙な感情がわきあがってくるのを、リューロボロスは感じた。
記憶には確かにないはずなのに、想起される懐かしい思い出。プリンのかぐわしい香りまではっきり思い出せる。
ないはずの記憶なのに――戦意がくじけそうになる。
「は、歌には歌よ!」
勇壮な歌を、リューロボロスは歌い始めた。ただの歌声でパラドクスは完全には防げない。なおも存在しない記憶が彼女の心を蝕む。
それでも、動く意志がいくらか戻ってきた。
大きな音を立てて羽撃き、その音でも歌声を阻害する。そして接近。
「さすれば後は我が尾で叩き潰すのみよ!」
歌声に負けぬ風切り音を立て、リューロボロスの羽撃きがソリごと敵を空中に打ち上げる。
浮かんだヴァイナハツマンうにうにに続いて、リューロボロス自身の体も宙に舞う。
「地に堕ちよ。天空征すは竜である」
身をひねると、小柄な体に不釣り合いに巨大な竜の尾が風を切る。
柔らかく弾力のあるプリンの体を、迷宮内の床へとリューロボロスの尾が叩きつける。
空中でも続いていたうにうにの歌声は、ようやく止まった。
――だが、アヴァタール級クロノヴェーダはまだ戦闘能力を残していた。
空がない空間に白いものが降ってくる。雪だ。
冷たい地下の空気が、痛みを感じるほどに、さらに冷やされていく。
「急に気温が下がったな。あの見た目で氷雪使いか……。侮れん」
それがクロノヴェーダの次なる攻撃であることを察して、テクトラムは呟いた。
「だが、ならば私のサーヴァント『毛玉』の光で雪を溶かそう」
主の意に応じて、豊かな毛を持つスフィンクスの毛玉が動き出す。
むき出しになっている褐色の肌に、雪が積もっていく。そこから体温が奪われる。
凍えそうになる中で、テクトラムは意識を集中する。
ヴァイナハツマンうにうにに与えたダメージは、けっして少なくない。敵の体力がいつまでも続くはずはない。
精神を集中し、テクトラムは狙うべき場所を見定める。
「毛玉、幻光閃螺。光の槍を放て!」
スフィンクスの翼から光が生まれる。生まれた光は周囲を漂い、集まり……そして、最後には螺旋を描く槍と化す。
降り注ぐ雪を焼き尽くしながら一直線に迷宮内を貫いた光の槍は、ヴァイナハツマンうにうにに大きな穴を穿つ。
直後、うにうにの触手が大きく広がった。それはおそらく苦痛に対する反応だ。
好機と見て、ディアボロスたちが一気に攻撃に移った。
光明の自律砲台による無数の輝線の中を、テクトラムに命じられた毛玉が放つ光の槍が再び駆け抜ける。
急降下したディアナの刀と、衝撃波を放つマティアスの拳、リューロボロスの巨大な尾に、呪いの鬼火をまとう燐寧の鎖鋸剣……それらが、ほぼ同時にクロノヴェーダを狙う。
引き裂かれ、砕け散り、イチゴとプレゼントと、プリンが迷宮に飛び散る……。
そして、機械化ドイツ帝国の兵器ヴァイナハツマンうにうには、ただの残骸と化した。
もはやディアボロスたちの脱出を阻む者はいなかった。
とはいえ、交戦したことは気づかれているだろう。別のエリアの警備部隊がほどなく集まってくるはずだ。
作り上げたこのエリアのマップを手に、ディアボロスたちは脱出していく。
ディアボロスたちは、ベルリン地下迷宮の全容解明に、また一歩近づいたのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!