リプレイ
一里塚・燐寧
エルドラードの終盤戦でも、前にマッコイと交渉した時も、あたし達にはフーディーニの脱出を阻止する手立てがなかったよねぇ
だからこそ慢心が生まれるってワケ
その心の隙、ばっちり突かせてもらうよぉ?
まず、サンフランシスコへの侵入を本気で防ぐ心算だって所を見せつけよう
市内の主要な入口に簡易的なものでもいいから誰かしらが常駐できる検問所を設けて、細い抜け道は土嚢で塞いでおく
市境に近い建物の屋上には、最終人類史から持ち込んだサーチライトや機銃を設置しとこう
機銃は勿論敵にダメージを与えられるものではないけど、実際に撃たれてみなきゃわからないことだし、「もしかしたら」って警戒心を煽れればオッケイ!
後はハッタリの部分だねぇ
遠目にも目立つ高い建物に、アルカトラズの方角を狙う砲台みたいなオブジェを作って取り付けるとかどうかなぁ?
ハリボテでも高所にあれば細部が分かりづらいし、断片の王の居所を狙う兵器を設置予定だと見せかければ、この街を死守する理由を想像させやすくなるでしょ?
んふふ。もっと近くで見に来ていいんだよぉ?
「エルドラードの終盤戦でも、前にマッコイと交渉した時も、あたし達にはフーディーニの脱出を阻止する手立てがなかったよねぇ」
何人かのディアボロスとともにサンフランシスコに到着し、ジェネラル級ワイズガイ『脱出王フーディーニ』について回想するのは一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)だ。
『エルドラード奪還戦』に『サンフランシスコの談合作戦』。ディアボロスはフーディーニの大脱出にはなす術がなかった。
「だからこそ慢心が生まれるってワケ。その心の隙、ばっちり突かせてもらうよぉ?」
そう言って、燐寧は軽薄そうに笑う。
そう。今回は違う。ここでうまくジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』を誘引し、その間に別動部隊がフーディーニを倒すことができれば、フーディーニの大脱出を永遠に封じた上で、マッコイを倒すことができるはずだ。
「まず、サンフランシスコへの侵入を本気で防ぐ心算だって所を見せつけよう」
そうして、燐寧は他のディアボロス達と協力して、防衛準備を開始する。
まず、市内の主要な入口に簡易的なものでもいいから誰かしらが常駐できる検問所を設けて、細い抜け道は土嚢で塞ぐ。
続いて、市境に近い建物の屋上には、最終人類史から持ち込んだサーチライトや機銃を設置。
クロノヴェーダとの戦いにおいて、機銃による攻撃は一般法則破壊で防がれるばかりか逆説連鎖戦による反撃を誘発する危険な攻撃となるが。
「機銃は勿論敵にダメージを与えられるものではないけど、実際に撃たれてみなきゃわからないことだし、『もしかしたら』って警戒心を煽れればオッケイ!」
という「ハッタリ」の一環としての用意である。
「後はハッタリの部分だねぇ」
これだけでは単なる防衛設備。マッコイの注意を惹くには当たらないだろう。
「遠目にも目立つ高い建物に、アルカトラズの方角を狙う砲台みたいなオブジェを作って取り付けるとかどうかなぁ?」
それは、『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の須弥山攻略時でも使った手だ。
「ハリボテでも高所にあれば細部が分かりづらいし、断片の王の居所を狙う兵器を設置予定だと見せかければ、この街を死守する理由を想像させやすくなるでしょ?」
過去にディアボロスは『アルカトラズ』と呼ばれる場所に断片の王がいるのを見た。アルカトラズといえば、順当に考えれば、サンフランシスコのアルカトラズ島であろう。これを狙うと見せかければ、マッコイも無視できないはずだった。
「んふふ。もっと近くで見に来ていいんだよぉ?」
満足気に建設開始した砲台を見ながら、燐寧は笑った。
「サンフランシスコはやはり、ディアボロスによって防衛の準備始まっているか」
マッコイがサンフランシスコに到着し、双眼鏡でサンフランシスコの街を偵察する。
「まず、外縁部の主要道路には検問所か。防衛設備というには、少し心許ないな、防衛の為のものではなく、ディアボロスが常にその場にいる為の施設か。そうすると、市内の排斥力の影響を低下させるのが目的か?」
マッコイは検問所を見てそう分析する。そのまま双眼鏡を動かし、サーチライトと機銃に視線を向ける。
「そうなると、気になるのは連中が持ち込んだと思われるのがこれらの装備だな。固定式の武器、おそらく、低位のクロノ・オブジェクトだろう。攻撃力が多少上昇するかもしれないが、恐らく脅威では無いな」
そう言いながら、双眼鏡で偵察を続けると、土嚢を発見した。
「これは……トループス級の進路を特定しようしているのか? 何も命令を受けていなければ、誘導されていたかもしれないな。だが、土嚢を無視して直進するように命令しておけば、効果は失われる。これは威力偵察に来て正解だった」
満足気にマッコイが頷く。
「そして、やはり何よりも目を引くのは、あれか……」
そうして、最後にマッコイが視線を向けるのは遠くからでもよく見える建設中の砲台。
「作成中のクロノ・オブジェクトか? あの大きさが、こけおどしで無ければ、脅威かもしれない。問題は何故、砲身をあんな方向に向けているのか、だが……。まぁいい。まずは、完成前に、あれを破壊しておこう」
そう言って、マッコイが双眼鏡をしまい、トループス級ワイズガイ『フライングボーイズ』達に指示を出す。
「行くぞ、ボーイズ。空襲開始だ。あの、厄介そうなクロノ・オブジェクトを破壊するぞ」
かくしてマッコイはフライングボーイズを引き連れ、まんまとハッタリの砲台へと進軍を開始した。よく惹きつけて戦闘を開始すれば、目的は達成されたと言っていいだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
一里塚・燐寧
んふふ。仕掛けておいた餌にキョーミを持ってくれたみたいだねぇ?
そんじゃ食いついた所を華麗に釣り上げちゃお
砲台やその周辺のハリボテ機材の影に身を隠しながら、接近してくる敵を待ち受けるよぉ
【未来予測】を発動し、相手があたし達の存在や砲台がハリボテだってことに気付く前に、確実に仕留めにかかれるよう準備
砲台の全容が未だわからず、なおかつ撤退を選ぶには踏み込みすぎてる……って所まで惹き付けてから一斉攻撃で迎え撃とう
攻め時が来たら砲撃開始!
『闇雷収束咆・殲尽破』を発動し、≪DCブラスター≫の銃口から大量のホーミングレーザーをブッ放すよぉ
仲間が放つ槍が敵の頭上を塞いでくれるのに対して、あたしはレーザーの軌道をぐにゃりと曲げて下方や側面から当ててく
複数方向の逃げ場を潰して回避や防御を困難にしちゃおう
相手が反撃で旋回を繰り返しても、あたしのレーザーはしつこく追いかけるよぉ
全員が後ろを取られないように仲間と死角をカバーし合い、銃弾をブラスターの回転鋸刃で斬り払いながら迎撃しきろう
さ、次は主賓を迎えにいこっか
ラキア・ムーン
建物の屋上、サーチライトの付近に伏せて身を隠しながらマッコイたちの接近を待つ
砲台の街の外側から砲台に向かってのルートを確認し、そこから少しズレた場所で索敵
平穏結界を使用し、周囲から発見し辛い状態を作りそこで双眼鏡でマッコイたちの動きを見守ろう
あのどう見ても飛びますな見た目の奴等を連れているんだ
此方より更に高所を取られる事を警戒し、対処に当たる
【Call:Invisible_Javelin】起動
不可視の槍を周囲に展開して、敵の動きを予測
なるべくギリギリまで気付かれない様に引き寄せ、山なりの軌道で不可視の槍を射出
フライングボーイズ達の上から降り注ぐような軌道で槍を放ち、攻撃を叩き込んでいこう
Emu【E.S】展開
敵の射撃を魔術障壁で受け流しながら、移動
十分な十字砲火の態勢を整えさせない様に、狭い道へと建物から飛び降り敵の軌道を制限
敵が攻撃できる方位を減らし、ダメージコントロール
例えどれだけの技術を持っていようと、飛ぶ空が不自由なら万全には動けん
そこを突かせて貰う
アドリブ連携等歓迎
「来たようだな」
ややピンクがかかった銀髪をまとめたスタイリッシュなデーモンのディアボロス、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が砲台に向けて進み始めるトループス級ワイズガイ『フライングボーイズ』を双眼鏡で発見し、呟く。
ラキアは、サンフランシスコの街の外側から砲台に向かってくるだろうことを想定し、あえてそこからズレた場所に設置されたサーチライトの影に伏せて身を隠している。
「んふふ。仕掛けておいた餌にキョーミを持ってくれたみたいだねぇ?」
砲台の周辺に配置したハリボテ機材の影から、フライングボーイズの接近を見て、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が微笑む。
「そんじゃ食いついた所を華麗に釣り上げちゃお」
そう笑いながら、フライングボーイズの接近を待つ。
「あのどう見ても飛びますな見た目の奴等を連れているんだ。此方より更に高所を取られる事を警戒し、対処に当たろう」
現在、この戦場には【パラドクス通信】のパラドクス効果が残留していない。だから、待ち構えている2人は互いの状況をきちんとは把握できていない。それでも、2人はお互いがそれぞれきちんと適切に動くだろうことを信じていた。
フライングボーイズが着実に接近してくる。
「まだ、まだだよ……」
サンフランシスコのディアボロス達はマッコイを足止めする必要がある。
そのためには、惹きつけすぎず、遠すぎずの距離で敵集団を襲撃する必要があった。
まず、遠すぎる場所で襲撃をかければ、あっさりと撤退されてしまう恐れがある。
そして、惹きつけすぎた場所で襲撃をかければ、襲撃するより先に砲台がハリボテだとバレてしまう。
(「だから、砲台の全容が未だわからず、なおかつ撤退を選ぶには踏み込みすぎてる……って所まで惹き付けてから一斉攻撃で迎え撃とう」)
【未来予測】のパラドクス効果を併用し、バレるギリギリのタイミングを伺う。
そして、その時が訪れる。
「怨み募りし魂よ、群がり集いて荒れ狂え。汝ら、只滅びる定めにはあらず。仇を滅し冥府へ下らん……な~んてね、デデーンっていくよぉ!」
二枚の回転鋸刃を銃剣の如く備えた巨砲、DCブラスターがフライングボーイズに向けられる。
発動するパラドクスは『闇雷収束咆・殲尽破』。
怨念を魂が宿る器として適した「リターナー」つまるところ「死体」である燐寧の体へと吸い込み、それが成仏する際に生じるエネルギーをホーミングレーザーとして放つパラドクスだ。
「エンゲージ・ディフェンシブ! 攻撃を受けた!」
フライングボーイズが素早くそれに反応し、回避機動に入る。
砲台の近くからディアボロスが防御攻撃に出てくるのはフライングボーイズ達とて予想済み。だから、その対応は早かった。
しかし、それ以上にホーミングレーザーはフライングボーイズを追い回す。
「ふ、振り切れない!!」
「落ち着け、シュヴァルムを作って、互いを補いながら戦うんだ」
悲鳴をあげるフライングボーイズに、ジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』が叱責する。
それで、フライングボーイズは二機一組の所謂「ロッテ」を組んだ複数の編成で燐寧に攻撃を仕掛ける。
「いいよいいよ、もっともっと惹きつけて……」
銃弾を回転鋸刃で切り払い、致命傷を避けながら、燐寧は、さらにフライングボーイズを惹きつける。
そして。
「静かなる槍よ、来たれ」
突如として、周囲の景色に溶け込む不可視の槍が、フライングボーイズの側面や背後に降り注ぐ。
ラキアが自身の周辺に顕現させ、山なり軌道で射出したものだ。
パラドクス『Call:Invisible_Javelin』である。
対するフライングボーイズはその一部をラキアに振り分け、十字砲火を浴びせようと機動するが、ラキアは素早く建物の間に飛び降りて、軌道を制限することで、この攻撃の成立を可能な限り避けた。
そして、山なりの槍は射出され続ける。
「例えどれだけの技術を持っていようと、飛ぶ空が不自由なら万全には動けん。そこを突かせて貰う」
「あはは、さっきまでの勢いはどうしたのぉ!」
燐寧も再び反撃に転ずる。
結局、フライングボーイズは最初の勢い以外は良いところがほとんどないまま、2人のディアボロスの連携により撃墜されていったのであった。
「さ、次は主賓を迎えにいこっか」
そう言って、燐寧が砲台から地面に着地する。
「あぁ、迎えはいらない、もうここにいるからな」
そう言って帽子を押さえながら、マッコイが燐寧の前に躍り出る。
「流石はディアボロスだ。トループス級をちょっと動員したくらいでは相手にならないか。だが、俺が相手ならどうだ」
そう言って、マッコイがトンプソンビームライフルを構える。周囲に黄色く輝く十字模様が浮かび上がる。
(「撤退はフーディーニに任せりゃ良いからな。ここは戦いながらでもあの砲台の情報を集めさせてもらうとしようか」)
そう独白しながら、戦いの火蓋は切られようとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
ラキア・ムーン
割とお前と取引するのは嫌いでは無いんだがな
しかしまあ、結局は敵味方だ
やり合う方が性に合う
限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現
槍に魔力を込めて、マッコイとの距離を詰める
狙撃型の敵である以上、距離を離していても意味があるまい
前に距離を詰めるように踏み込むと同時に【Call:Blazeing_Impact】起動
術式による推進力で更に加速、一気に接近しその勢いのまま槍を突き出して槍の一撃でマッコイを穿つ
距離を置かずに近距離を維持
ライフルを槍で牽制
構えて照準をしっかり合わせさせないよう、銃口付近に槍を当ててブレさせしていく
Emu【E.S】展開
魔術障壁で放たれたビームの進路を逸らして直撃しないようにする
ビームの余波でダメージを受けるようにしていこう
我々の間には信頼は無いが、お前なら取引の場に出て行くと信用していたさ
出張ご苦労様だ、お陰で悠々とサンフランシスコを貰い受けられた
後は、貴様の首を貰えばそれで終いだ
アドリブ連携等歓迎
「割とお前と取引するのは嫌いでは無いんだがな」
そう言って、前に出るのはラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「お前は、確か、太平洋でも、このサンフランシスコでも、交渉の場にいた奴だな。バンクーバーでは残念だったが、太平洋では、お互い良い取引が出来たよな? 今回もそうだといいんだが……」
ラキアの言葉にジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』が笑う。
「しかしまあ、結局は敵味方だ。やり合う方が性に合う」
だが、ラキアの続く答えはマッコイからすれば釣れないものだった。
「限定解除、形状変換。再誕の槍よ更なる先へ……」
リミッターを解除した再誕の名を冠した突撃槍、《RE》Incarnation:Extendを構えるラキア。
「あぁ、そうかい。全く、俺は戦士じゃないんだがな」
マッコイが帽子を押さえてそう呟いてから、トンプソンビームライフルを構える。
(「狙撃型の敵である以上、距離を離していても意味があるまい」)
ならば答えは一つだ。
(「マッコイとの距離を詰める」)
槍を手に、ラキアが地面を踏み込む。
マッコイがそれに応じるようにトンプソンビームライフルの引き金を引く。
綺羅星の如く輝く光線が、ラキアに向けて放たれる。
「突撃術式展開、ブースト……オン」
だが、ラキアも同時にパラドクス『Call:Blazeing_Impact』を発動。炎と風の複合術式によって、一時的に高推進力を得て、一気にマッコイに向けて突撃を敢行する。
突撃するラキアは同時にEmu【E.S】による防壁を展開し、ビームの軌道を逸らして、直撃を避ける。
ビームがパラドクスとエルダーサインにより歪曲され、周囲の地面に落ち、光の破片となって消える。その余波が僅かにラキアにダメージを与えるが、直撃した時のことを思えば、大したものではない。
「我々の間には信頼は無いが、お前なら取引の場に出て行くと信用していたさ。出張ご苦労様だ、お陰で悠々とサンフランシスコを貰い受けられた」
鋭い突きの一撃がマッコイを貫く。
「そうかい、俺は見事に裏切られた形だけどな」
「後は、貴様の首を貰えばそれで終いだ」
そう言って、ラキアは更なる攻撃の備えを取る。
「へぇ、俺の首? ディアボロスは勇ましいね」
マッコイは飄々とトンプソンビームライフルを取り回し、ラキアを狙う。
(「この余裕はなんだ? 俺がフーディーニの『大脱出』の庇護下にあることくらい、ディアボロスは想像できそうなもんだが……」)
だが、一方でマッコイは違和感も覚えていた。
(「それに、この一人だけでかかってくるのも妙だ。聞いた話じゃ、ディアボロスはもっと多人数で攻撃してくるイメージだったんだがな。……何か、タイミングを待っているのか?」)
マッコイの警戒が強まる。
だが、まさかフーディーニが今この時襲撃を受けており、撃破するまでの時間稼ぎをしているなどとは、まだマッコイの想像の範疇にない状態であった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
んふふ、久しぶりだねぇマッコイくん!
手下に任せずちゃーんと自分で来てくれて嬉しいよぉ
それもフーディーニが大脱出を仕込んでくれてるお陰かなぁ?
今までこっちは『最悪罠にハメられて孤立無援で死ぬかもしれない』って、覚悟キメて敵地に交渉に来てたんだけどさ
きみは安全な状況でしかお話してくれないじゃない?
ずっとお互い賭ける命の重さが違ってたし、それできみは決断を避ける態度を取り続けられたワケ
だからねぇ……フーディーニ、ブッ殺しちゃったよぉ
オークランドの秘密酒場。巣穴の調べさえつけば一瞬だったねぇ
ご覧の通りここはあたし達の陣地
迷い猫を駆除するのは難しくないんだけどさ
折角の縁を簡単に手放すのも勿体ないから……取引をしようよぉ
南極から来た『お客様』
あいつについて知ってる事、出し惜しみせず全部聞かせて?
目的とか、本当の名前とか、合計で何人いるのか或いは一人だけなのかとか……知ってる話は洗いざらい!
今日は『命が懸かった話』だからさ
真剣に考えた方が身のためだよぉ
(……と言いつつ、生きて帰すなんて約束はしてない)
「んふふ、久しぶりだねぇマッコイくん! 手下に任せずちゃーんと自分で来てくれて嬉しいよぉ」
そういって、次に『艦長『リアル・マッコイ』』の前に姿を晒すのは一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)だ。
「あぁ、お前も、過去の取引で何度か会ってるな。まぁ、こう言うのは、直接見てこそだからな」
燐寧の態度を訝しみながらも、応じる。
「それもフーディーニが大脱出を仕込んでくれてるお陰かなぁ?」
「はは、そうだな、それは間違いなくあるな」
保険無しでお前たちの前に立ちたくはない、とマッコイが笑う。
(「やはり、フーディーニのことはちゃんと認識してやがんのか、なら、何を考えていやがる?」)
その裏で、冷静にマッコイはディアボロスの意図を考える。
「今までこっちは『最悪罠にハメられて孤立無援で死ぬかもしれない』って、覚悟キメて敵地に交渉に来てたんだけどさ、きみは安全な状況でしかお話してくれないじゃない?」
「確かに、そう言う意味ではアンフェアな取引ではあったかもな」
続く燐寧の言葉に、マッコイは首肯する。
「ずっとお互い賭ける命の重さが違ってたし、それできみは決断を避ける態度を取り続けられたワケ」
さらに燐寧は続ける。
「だからねぇ……フーディーニ、ブッ殺しちゃったよぉ」
「なんだと!?」
思わぬ言葉に流石のマッコイも動揺する。
「オークランドの秘密酒場。巣穴の調べさえつけば一瞬だったねぇ」
(「あってる。場所が特定された以上、ディアボロスの実力なら奴を倒すのは難しくないだろう、と言うことはこれは、ハッタリじゃねぇ、ってわけか」)
燐寧の軽薄そうな笑いに、マッコイは思わず帽子を押えて目元を隠しながら思案する。
「ご覧の通りここはあたし達の陣地。迷い猫を駆除するのは難しくないんだけどさ。折角の縁を簡単に手放すのも勿体ないから……取引をしようよぉ」
だが、もちろん、燐寧の話の本題はここからだ。
「南極から来た『お客様』。あいつについて知ってる事、出し惜しみせず全部聞かせて? 目的とか、本当の名前とか、合計で何人いるのか或いは一人だけなのかとか……知ってる話は洗いざらい! 今日は『命が懸かった話』だからさ。真剣に考えた方が身のためだよぉ」
そういって、燐寧は笑う。
もちろん、生きて返す約束はしていないので、この後、倒すつもりである。
「何が取引だ。復讐者が復讐対象を黙って生かして返すとは思えない。だが、はは、そうだな。こうも見事に作戦失敗したら、流石に褒美くらいは渡さないと不義理か」
そういって、マッコイも燐寧に釣られるように笑う。
「『お客様』の話の前に、まずは、 コーサノストラのワイズガイについて前提を話しておこう。コーサノストラのワイズガイは、おおきく2派閥に別れていた……、ここまではいいか?
一つが、我らが断片の王『アル・カポネ』の派閥だ。
生粋のギャングだけじゃねぇ、経済を牛耳ってエネルギーを集めるのも、この派閥だぜ」
俺も当然この枠だな、とマッコイが言う。
「それは分かったけど、『お客様』の話になんの関係が?」
「まぁ聞けよ。そして、もう一つが、空想科学を奉じる『科学者や小説家』達だ。この『科学者や小説家』を連れてきて合流させたのが『お客様』というわけさ」
つまり、空想科学の要素は『お客様』が連れてきたものだ、とマッコイは言っているのだろうか、と燐寧は考えた。
「それで、肝心の目的は? 名前は? 数は?」
「残念ながら、そこまで詳細には知らねぇな。とはいえ、コーサノストラを《戴冠の戦》に勝利させるために動いていたのは間違いねぇ。ワイズガイが《戴冠の戦》の勝利者にならなければ、無意味な戦いの後、再び人類史は絶滅する……と主張していた。お前達の方こそ、何か心当たりは無いか?」
そう、逆にマッコイは質問を返してきた。
「……ま、答えなくともいいさ、これはこれまでの取引の総決算みたいみたいなもんだからな」
と、ふとマッコイが思い出した、というようにさらに口を開く。
「そうそう、お前達から預かった『巨大神像の心臓』だが、もう、俺には使い道は無さそうだ。あれは、オークランドの秘密金庫に置いてあるから、必要ならば探して持っていくがいいさ」
と、マッコイが続ける。
「こんなところでいいか? じゃあ、俺は『大脱出』に頼らず、逃げるから、まぁ、せいぜい追ってきてくれ」
(さっきまで以上に本気を出したディアボロス相手に『大脱出』なしで逃げられるとは思えないが……、だからと言って諦める理由にはならないな)
そういって、マッコイが素早く踵を返した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
最期の最後に随分とサービス精神があるじゃないか
ならば後は決着を付ける、それだけだ
良き取引をありがとう、此方が与える対価は終焉だ
G.O.C召喚
ネメシスの力を左腕に
重ねて融合脚【C.E.S】……換装
四脚駆動形態、顕現
右手に《RE》Incarnation:Extendを
左手には鉤爪を構え、四脚で地を蹴り再度マッコイに仕掛ける
【Call:Elder_Lance.Ex】起動
両武器に魔力を込める
多脚の脚力で一気に跳び上がり、突き下ろすように槍を構えてマッコイに叩き込む
そこから槍を払い上げ、敵の上体を持ち上げるようにして下から左手の鉤爪で斬り上げ槍と爪の連撃で攻め立てる
放たれた光線はガードアップで基礎防御を上げ、槍と鉤爪を盾替わりに胴体を守りつつ四脚の後ろ足でも蹴り払って直撃を回避
生身の部分に当たらない様に、当たる部位を調整してダメージコントロール
必要以上には受けないよう、駆けて光線との距離も取ろう
交渉遊びも悪くは無かったさ
だがやはり、戦う事こそが宿命だ
逃走の刻は尽きた、覚悟せよ
アドリブ連携等歓迎
マティアス・シュトローマー
勝機が無いと見るや、即座に逃げの姿勢に転じるとはね
俺達を倒すくらいの気概を持って立ちはだかって欲しかったけど――その損切りの早さが、君がここまで生き長らえて、ワイズガイの中でも確固たる地位を築き上げられた理由なんだろうな
救援機動力で現場に駆け付け、仲間と向かい合うようにマッコイを挟撃出来る位置につこう
敵を目視したら逃走を阻止するようにパラドクスを発動。瞬時に張り巡らせた蜘蛛の巣状のトラップ(効果1ではなくフレーバー)で敵の動きを封じ、構えたP08から弾丸を放ちながら肉薄
次いでダッシュの勢いをのせた回し蹴りをお見舞いしよう
あの脱出王サマにもお見舞いした一撃さ
君も気に入ってくれるといいんだけど
反撃として放たれる光線は、急所を貫かれないよう体を捻って回避を試みる
反応し切れないものは、【ガードアップ】の効果を纏いながら、構えたライオットシールドでその軌道を逸らしたい
取引の総決算、ねえ
君の義理堅いところ、嫌いじゃなかったよ
だからといって逃しはしないけどね
「勝機が無いと見るや、即座に逃げの姿勢に転じるとはね」
『大脱出』を失い、逃げに転じた『艦長『リアル・マッコイ』』に対し、パラドクスが閃く。
指を鳴らす合図と共に、蜘蛛の巣状のトラップが張り巡らされ、マッコイの逃げ場を塞ぐ。
「俺達を倒すくらいの気概を持って立ちはだかって欲しかったけど――その損切りの早さが、君がここまで生き長らえて、ワイズガイの中でも確固たる地位を築き上げられた理由なんだろうな」
救援機動力で駆けつけてきた人間のディアボロス、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)によるパラドクス『シュピネファーデン』である。
「生憎、こちとら元々偵察のつもりで来たんでね」
逃げ場を塞がれたマッコイが声の主の方に振り向きながら、トンプソンビームライフルを構える。
マティアスとマッコイ。両者が互いの銃で射撃をするのは同時だった。
拳銃弾と綺羅星の如く輝く光線が両者の間でぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
だが、マティアスにとってはその射撃すら牽制に過ぎない。
その間に体を捻って光線を回避しながら、一気にマッコイへ肉薄したマティアスはその回し蹴りをマッコイにお見舞いし、マッコイを派手に吹き飛ばす。
「あの脱出王サマにもお見舞いした一撃さ。君も気に入ってくれるといいんだけど」
「ゴホゴホ、そうかい、フーディーニと戦ったのか。流石、ディアボロスってのは機動力があるな」
感心したように頷きながら、マッコイが帽子を押さえながら、体を起こし、戦闘体制を取り直す。
「随分いろいろ話してくれたな。最期の最後に随分とサービス精神があるじゃないか」
その間に、最初から戦場にいたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が追いついてくる。
「まぁな。言ったろ、総決算だって」
「取引の総決算、ねえ。君の義理堅いところ、嫌いじゃなかったよ。だからといって逃しはしないけどね」
ラキアの言葉に苦笑するマッコイに、マティアスが呟く。
「あぁ。後は決着を付ける、それだけだ。良き取引をありがとう、此方が与える対価は終焉だ」
そういって、ラキアは新たに二つの装備を解禁する。ネメシス形態の力を制御する為の鉤爪型特殊兵装、G.O.Cと、ネメシスの力を宿した、融合型の四脚機動装備、融合脚【C.E.S】だ。これにより、ラキアは右手に突撃槍、左手に鉤爪、脚部に四脚を装備した人の見た目のままに異形と化した。
「おっと、総決算とは言ったが、まだ黙ってやられてやるつもりはないぜ」
トンプソンビームライフルと全身のビーム発射口から大量の光線が放たれ、ラキアの出足を鈍らせる。
しかし、ラキアもその攻撃には怯まず、【ガードアップ】を併用しつつの両手の武装で防御しながら、一気に跳躍する。
「術式解凍。我が魔力により、ヌトセ=カームブル神の神意を此処に代行する」
エルダーサインから圧縮された魔力が《RE》Incarnation:ExtendとG.O.Cに注がれ、二つの武器を銀色に輝かせる。
そのまま、ラキアは《RE》Incarnation:Extendを突き下ろすようにマッコイに一撃を叩き込む。
「っ!」
マッコイは回避を試みるが、既に退路はマティアスが先のパラドクスとライオットシールドを構えた地震によって塞いでいる。
「一瞬の隙さえ作り出せれば充分さ」
自分の意図に気付いたらしいマッコイに、イタズラっぽくマティアスが笑う。
「交渉遊びも悪くは無かったさ。だがやはり、戦う事こそが宿命だ。逃走の刻は尽きた、覚悟せよ」
そう言って、ラキアの連続攻撃がマッコイを飲み込む。
こうして、マティアスとラキアがマッコイを釘付けにしている間に、他のディアボロス達が少しずつ配置についていく。
マッコイはまだ本人がそうと知らない間に、マッコイは追い詰められつつあった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
シャルロット・アミ
アドリブ連携歓迎です
救援機動力で合流しましょう
待っててね、私のワイズガイの推しマッコイさん
逃げる前に推しの顔くらい見せていただきましょう
奪還戦のあの時から気になっていたのよ
ワイズガイ1のかっこよさ、切れ者、度胸のよさ
それが、脱出マジックに裏付けられてたなんて
この気持ちをどうすればいいのかしら、なんて
ヤンデレ精神を隠すこともなくバイオリンを弾きましょう
その体内から蝕むこのメロディ
ああ、でも一里塚さんにしっかり話を通したのは
カッコいいと思ったのよ?
引き際を知っている、そのための情報も撒く
貴重な情報として受け取らせていただくわ、でもね
私ね、カッコいい男の人が無様に許しを乞うのも好きなの
ねえ、どんな風に振る舞うのかしら
最期までその顔をしっかり見せて頂戴
覚えておいてあげるわ、貴方のこと
逃げ道があったからこそ余裕で振る舞えた人
さあ、この行き止まりの中、一緒に踊りましょう?
先のディアボロス二名が逃げるマッコイの逃げ場を塞ぐように交戦を開始した頃、もう一人のディアボロスが、救援機動力で駆けつけてきていた。
「待っててね、私のワイズガイの推しマッコイさん。逃げる前に推しの顔くらい見せていただきましょう」
そう特徴的なソプラノボイスで歌うように呟くのは、漆黒の髪に緑色の瞳が妖しく輝くサキュバスのディアボロス、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)だ。
「奪還戦のあの時から気になっていたのよ。ワイズガイ1のかっこよさ、切れ者、度胸のよさ」
再び逃走を開始したジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』の前に歩み寄るように近づきながらそう声をかける。
「それが、脱出マジックに裏付けられてたなんて、この気持ちをどうすればいいのかしら、なんて」
愛用のバイオリン、シャコンヌを構えながらシャルロットがそう呟く。
「おいおい、その奪還戦ってのが、『幻想竜域キングアーサー』でのことなら、大脱出には頼ってないぜ。あの時は、俺自慢の大型円盤『カティ・サーク』号に乗ってたからな」
片手で帽子を押さえつつ、マッコイもまた、もう片手でトンプソンビームライフルを構え直す。
シャルロットの胸にマッコイの狙撃標的を示す黄色く輝く十字模様が浮かび上がるのと、シャルロットが楽器の演奏を奏でるのは同時だった。
演奏によって体内からその肉体を崩壊させるシャルロットのパラドクス『グレイトレゾナンス』と、マッコイの十字模様を寸分違わず狙い撃つ曲がるパラドクス光線が同時に放たれる。
何もない空中で、本来ぶつかるはずのない音波とビームがぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
時空を書き換えるパラドクス同士がぶつかり合い、書き換えあっているのだ。
「ああ、でも一里塚さんにしっかり話を通したのは、カッコいいと思ったのよ?」
シャルロットは演奏しながら、発話を続ける。
「引き際を知っている、そのための情報も撒く。貴重な情報として受け取らせていただくわ、でもね」
にっこりと、シャルロットが笑う。
「私ね、カッコいい男の人が無様に許しを乞うのも好きなの」
「はっ、それは洒落てるな」
シャルロットの言葉にマッコイが再び帽子を押さえて目線を隠しながら応じる。
「ねえ、どんな風に振る舞うのかしら。最期までその顔をしっかり見せて頂戴」
「残念だが、期待には添えない。俺はギャングだ。この商売、舐められたら終わりでね。死後に舐められるのもごめんなんだ。だから、逃げきれないとしても、俺は最後まで諦めたりはしない」
そう言って、再びマッコイが黄色の十字模様をシャルロットの胸に浮かび上がらせる。
「覚えておいてあげるわ、貴方のこと。逃げ道があったからこそ余裕で振る舞えた人。さあ、この行き止まりの中、一緒に踊りましょう?」
「逃げ場を確保して取引に望むのは基本だぜ。この業界、いつ裏切られるのか分からねぇからな。そして、踊るのはごめん被る!」
再び音波とビームが両者の間で踊る。
互いに距離を取りながらパラドクスをぶつけ合う二人は、側から見れば十分に踊っているようであった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
レイラ・イグラーナ
【乾杯】
幻想竜域キングアーサーの奪還戦では、貴方のUFOに乗っていた「お客様」ともお会いしました。
いえ、「会った」と言っていいかも分かりませんが……確かに私は彼らを認識し、そして恐らく、彼らからも認識されました。
あの頃から「お客様」に関する情報は増えましたが……私たちが復讐者で貴方がクロノヴェーダであり、倒すべき相手なのは変わりありません。お覚悟を。
銀の針を手にリアル・マッコイと戦闘を。
正面から攻め込むのではなくエトヴァ様と分かれ、リアル・マッコイの両側から攻撃を仕掛けていきます。
全身のビーム射出口から放たれる光線の直撃を潜り抜けながら接近、多少被弾しようと足を止めず、エトヴァ様の弾丸に敵が対応している隙も狙い、こちらの間合いまで一気に入り込みましょう。
トンプソンビームライフルの強烈な一撃を避けると同時にすれ違うようにしてリアル・マッコイの硬質の体に【手製奉仕・縫】。銀の針を突き立てます。
祝杯をあげるのは私たちが、それとも貴方か。二つに一つです。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【乾杯】
洒落っ気のある黒スーツとタイで決めていこう
やあ、リアル・マッコイ。久しぶりだ
キングアーサー奪還戦の取引では世話になったな
あの時の約束が生きてるなら、おもてなししてくれるかな?
交渉相手としては信頼がおけると思ってた
情報には礼を言う。だが逃がせない
仲間達とPD通信で連携
包囲網を敷き、壁際に追い詰める等退路を断つ
逃げるなら背を撃つだけ
レイラさんと挟撃に仕掛け、行くも戻るもしづらいよう釘付け
敵の動きを観察し把握
敵が逃げる間は、足取りを抑えるよう銃撃し、立ちはだかってレイラさんや仲間の側へ隙を作る
戦いに真剣になれば、相手を見据え、囲うよう移動しながら戦闘
両手両足の挙動を縫い留めるよう、双銃でPD攻撃
最後の弾丸は、喉か左胸のガードのないほうを狙い
レイラさんの攻撃に繋ぐ
敵の攻撃には、胸に浮かぶ模様にSegenの魔力盾をぴったり重ね、十字の中心から身を逸らし急所は外す
威力は強化コートで軽減
五つの弾丸に描く、十字を刻み返そう
残念だ。あんたの『扱う』酒で酌み交わしてみたかったよ
祝杯はこちらが頂こう
先のディアボロスと踊るような攻防を繰り広げている間に、二名のディアボロスが市街地の左右からジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』を挟撃するように迫っていた。
「やあ、リアル・マッコイ。久しぶりだ。キングアーサー奪還戦の取引では世話になったな。あの時の約束が生きてるなら、おもてなししてくれるかな?」
洒落っ気のある黒スーツとタイで決めた天使のディアボロス、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、あえてマッコイの前に姿を晒す。
「おぉ、『端的に、「お客様」について情報がほしい』って言ってきた奴だな? 久しぶりだな。あれは、ファミリーを訪ねてきたら、って約束だろ? 今は真逆だ。
それとも、ここを見逃してくれるのか? それならファミリーでおもてなしするくらいはさせてもらってもいい」
そう言ってマッコイが笑う。
「交渉相手としては信頼がおけると思ってた。情報には礼を言う。だが逃がせない」
「だろうな」
エトヴァの言葉にマッコイは帽子を深く被って頷く。
そして、逃げ道を確保しようと背後を確認して、ギョッとした。いつの間にか、背後にメイド服を身に纏った吸血鬼のディアボロス、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が立っていたのだ。
「幻想竜域キングアーサーの奪還戦では、貴方のUFOに乗っていた『お客様』ともお会いしました。
いえ、『会った』と言っていいかも分かりませんが……確かに私は彼らを認識し、そして恐らく、彼らからも認識されました。
あの頃から『お客様』に関する情報は増えましたが……私たちが復讐者で貴方がクロノヴェーダであり、倒すべき相手なのは変わりありません。お覚悟を」
「そうだな。俺はこれ以上お前らに情報は渡せない。取引不成立。元通りのディアボロスとクロノヴェーダの関係に戻った、ってわけだ」
レイラの言葉にマッコイが頷く。
同時、マッコイが素早くエトヴァの胸に黄色く輝く十字模様を出現させトンプソンビームライフルから曲がるビームを放ち、さらに全身のビーム発射口から大量の光線を放った。
会話をしながらの攻撃により、ディアボロスの不意を突こうとした形だが、マッコイの一挙手一投足を警戒していたエトヴァもレイラもそれには怯まず、素早く攻撃行動に移行する。
まず動いたのはエトヴァ。出現した十字模様が白銀のガントレット、Segenとぴったり会うように身を逸らし、飛んできた曲がる光線から致命傷を避ける。
「――結束を力と成せ」
そのまま、双銃で、マッコイの両手両足の挙動を縫い止めるように攻撃する。
その間にレイラは銀の針を片手に、光線を回避しながら一気にマッコイに距離を詰める。
マッコイはこれに対処しようとトンプソンビームライフルをレイラに向けて追加の射撃をしようとしたが、これは先のエトヴァのパラドクス『Sternenkreuz』によって妨害された。
「滲む一滴、擦れる凩。銀の野薔薇が狭間を透かす」
そして、動きを止めたマッコイの僅かな隙を見逃さず、レイラはそのマッコイの急所目掛けて銀の針を突き立てる。
「祝杯をあげるのは私たちが、それとも貴方か。二つに一つです」
「おいおい。俺はもう敗走中だ。祝杯はそっちで勝手にあげてろ」
「そうだな。あんたの『扱う』酒で酌み交わしてみたかったよ、残念だ。祝杯はこちらが頂こう」
レイラとマッコイ、そしてエトヴァの言葉が交差する。
エトヴァの『Sternenkreuz』がもう一度閃き、マッコイの体に銃弾の十字が刻まれる。まるで、エトヴァに浮かび上がった十字模様を刻み返したかのように。
🎖️🎖️🎖️🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
一里塚・燐寧
【🦖💀🐈】
いやー、色々教えてくれてありがと
あたし達の戦いって、大体初顔合わせでトドメまで刺しちゃうからさぁ
何度も会って思惑をぶつけ合った敵って、中々いないんだよねぇ
この不思議な縁も今日で最後。悔いなく終わらせようじゃん
≪テンペスト・レイザー≫を肩に担ぎ、全速力で駆けだす
今にも真っ向勝負を挑みそうな姿で敵の注目を浴びた上で――二人に奇襲して貰うよぉ
仲間の技が余力を奪った直後、満を持してあたしの一撃をぶちこむ
卑怯なんて言わないでよねぇ
特別な獲物はベストな面子で、全力出して狩らなきゃ
クィトちゃん、五月姫ちゃん!一緒にぶちかましてくよぉ!
紫の鬼火を纏わせた得物を振り下ろし、『呪式:業鬼火断』を仕掛ける
重たい刀身で装甲を割り、内側を回転鋸刃で削り取ってからの鬼火大爆発!
イカしたボディの中身まで粉砕したげるよぉ!
光線には、胸を丸ごと覆うように得物を盾代わりに構える
【ガードアップ】も使って耐えきるよぉ
もう二度と逃がしやしないよぉ
――支払って貰うんだから。悪魔(ディアボロス)との取引の代価をねぇ!
クィト・メリトモナカアイス
【🦖💀🐈】
んむ。汝は……なんか何年か前にキングアーサー奪還戦にいた人!
我はコーサノストラでの汝との交渉がどういう流れを辿ったかは知らぬけれど。
あの戦いで我らはワイズガイの強さを知った。
それを示した汝の力量に疑いがあるわけもなく。
んむ、やるぞー。
黄金猫拳打棒を手に「震わすは鬣なき獣」。浮遊球形ガジェット「モナカ」たちはお休みさせて近接戦闘に全力を注ぐ。
燐寧が駆け出し、注目を引くと同時に我はすいーっと向かって右に移動。
五月姫と挟むようにリアル・マッコイの左手側から攻撃を仕掛ける。
こっそり近づくよりも一気に接近して、万全の迎撃体勢を取られる前にぶん殴れるように。
接近ができたら黄金猫拳打棒の肉球で頭部を狙った一撃、さらに胴体や足などに連撃を加え、防御を抜いてダメージを与え、体勢を崩して燐寧の攻撃に繋げよう。
なかなかイカしたびーむ……けれども。びーむを必要とせぬ暴力がここにあり。後は任せたー。
反撃に飛んでくるビームライフルや全身からのビーム攻撃は飛び退きつつ黄金猫拳打棒の肉球部分で防御。
瀧夜盛・五月姫
【🦖💀🐈】
大脱出……。たしかそんな名前の映画、あったね。
たしかアメリカ軍兵士たちが、ドイツ軍の捕虜施設から逃げるため、ながいながいトンネル、掘るってやつ。
テーマになってる軽快な行進曲が有名で、事実を基にした、如何にもアメリカ人大好きそうな、名作……あれ? あれは脱走、か。
え、じゃあ、あなた、何の人? はじめまして。
勘違いはしたけど、倒さなきゃいけない、ジェネラル級なのは違いない。
姫は、かわいい狼たちを召喚して、燐さんと、クィトさんと一緒に、戦う、よ。
狼の名は大口真神。行って、とお願いするよ。
狼の狩りは、とても、賢い。
クィトさんが左手側なら、右手側にまわりこんで、逃げ道をなくして追い詰めて、がぶり。
一度、手傷を負わせた敵を、狼たちは決して逃さないよ。
そうしてしつこくしつこくして、本命の燐さんの攻撃に、襷を託す、よ。
たくさんのビームは、【大薙刀無銘瀧夜叉一振・改】を手に、まとめて薙ぎ払う。
もちろん、それだけでは、身を守りきれないから、【ガードアップ】に頼って、倒れないように、頑張るよ。
「いやー、色々教えてくれてありがと。あたし達の戦いって、大体初顔合わせでトドメまで刺しちゃうからさぁ。何度も会って思惑をぶつけ合った敵って、中々いないんだよねぇ」
先のディアボロスとの攻防からなんとか逃れようとしたジェネラル級ワイズガイ『艦長『リアル・マッコイ』』の前に、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が立ち塞がった。
「チッ、追いついてきやがったか。あぁ、お前らはそういう奴だよな。貴重な一例になれて光栄だ」
燐寧に向けて、マッコイが笑う。
「この不思議な縁も今日で最後。悔いなく終わらせようじゃん」
そう言うと同時、マッコイは妖刀の性質を帯びた巨大鎖鋸剣、テンペスト・レイザーを構えて全速力で駆け出した。
「真っ向勝負か。苦手な部類だが……」
と、呟きながら、マッコイは燐寧の胸に黄色の十字模様を出現させ、トンプソンビームライフルを構える。
(「よしよし、完全にこっちが真っ向勝負を仕掛けてるものと思い込んでるねぇ」)
だが、内心で燐寧はほくそ笑んだ。
もし、マッコイがここまでの交戦で弱っていなければ、マッコイもこの場面で燐寧がジェネラル級相手にディアボロスが単身突撃してくることに違和感を覚えただろう。
だが、ここまでの交戦で弱り、判断力の落ちたマッコイにはその僅かな違和感に気付けなかった。
パラドクス『呪式:業鬼火断』。呪詛と怨念が具現化した紫色の鬼火を纏ったテンペスト・レイザーが振り上げられる。
同時、マッコイのトンプソンビームライフルから曲がる光線が放たれる。
光線とチェーンソーがぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
その直後、左右に建物の影から、2人のディアボロスが飛び出してきた。
「大脱出……。たしかそんな名前の映画、あったね」
そんなズレたことを呟きながら飛び出してくるのは白い髪と色白の肌をした人間のディアボロス、瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)だ。
「たしかアメリカ軍兵士たちが、ドイツ軍の捕虜施設から逃げるため、ながいながいトンネル、掘るってやつ。テーマになってる軽快な行進曲が有名で、事実を基にした、如何にもアメリカ人大好きそうな、名作……あれ? あれは脱走、か。え、じゃあ、あなた、何の人? はじめまして」
五月姫の背後から現れた人の背丈ほどある二匹の狼が、マッコイに襲いかかる。パラドクス『怪怨召喚『大口真神』』だ。
「あぁ、はじめまして。だが、俺は大脱出を利用している側で大脱出の人、と言われるべきなのはフーディーニの方だろ」
と、マッコイは律儀にもツッコミを返す。
「んむ。汝は……なんか何年か前にキングアーサー奪還戦にいた人!」
その反対側から、銀髪に茶色の肌がよく映えるリターナーのディアボロス、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が言う。
「我はコーサノストラでの汝との交渉がどういう流れを辿ったかは知らぬけれど。あの戦いで我らはワイズガイの強さを知った。それを示した汝の力量に疑いがあるわけもなく。んむ、やるぞー」
そう言いながら、クィトは黄金猫拳打棒でマッコイに殴りかかる。
「おぉ、そうなんだ。勘違いはしたけど、倒さなきゃいけない、ジェネラル級なのは違いない。燐さんと、クィトさんと一緒に、戦う、よ」
「まさか、お前を囮にして挟撃してくるとはな。しかもあの語りかけから入っておいて、因縁のない奴二人を連れてくるってのも皮肉が効いてるぜ」
「卑怯なんて言わないでよねぇ」
燐寧が軽薄に笑う。
「言わねぇさ。勝つためには全ての策を講じるのは当然のことだ」
「だよねぇ、特別な獲物はベストな面子で、全力出して狩らなきゃ。クィトちゃん、五月姫ちゃん!一緒にぶちかましてくよぉ!」
「だが、俺にもまだ手はある!」
マッコイのトンプソンビームライフルは今、燐寧への攻撃に使われている。
だが、全身のビーム射出口から大量の光線を放つ事は出来た。
マッコイが四方八方に光線を乱射し、クィトと五月姫の接近を阻む。
だが、燐寧が連れてきた二人のディアボロスも実力者である。クィトは黄金猫拳打棒、五月姫は大薙刀無銘瀧夜叉一振・改でそれぞれビームを切り払い、接近を続ける。
「なかなかイカしたびーむ……けれども。びーむを必要とせぬ暴力がここにあり」
鋭い黄金猫拳打棒の一撃、パラドクス『震わすは鬣なき獣』がマッコイの頭部を襲い、マッコイの意識を一瞬奪う。
「後は任せたー」
「うん、姫に任せて」
その隙を逃さず、五月姫の使役する二匹の狼がマッコイに噛みついた。
「一度、手傷を負わせた敵を、狼たちは決して逃さないよ」
「チッ、まずい、ここで動きを封じられたら」
二匹の狼に両腕を抑えられ、動きを封じられたマッコイは次の展開を理解した。
当然、理解しただけでは両腕を抑えられていては避けられない。
「そう、ここであたしの本命の一撃ってわけぇ! 思いっきりブッタ斬って、バラバラにブッ壊したげるよぉ!」
マッコイの体内にテンペスト・レイザーが切り込んでいく。
「もう二度と逃がしやしないよぉ。――支払って貰うんだから。悪魔(ディアボロス)との取引の代価をねぇ!」
そして、鬼火が体内で爆弾のように炸裂し、体内からマッコイを破壊していく。
「あぁ、死ぬ前には、葉巻を一服ってのが、夢だったんだが……」
こりゃ叶いそうにないな、と言う言葉は続かなかった。
このパラドクスでトドメを刺された他のクロノヴェーダと同じく粉々に爆発四散し、塵へと回帰する運命を辿ってしまったのだから。
かくして、『幻想竜域キングアーサー奪還戦』から続く長きに渡る『艦長『リアル・マッコイ』』とディアボロスの因縁は、ここに終わりを迎えたのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】LV1が発生!
【託されし願い】がLV2になった!
【狼変身】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!
最終結果:成功 |
| 完成日 | 2026年06月04日 |
| 宿敵 |
『艦長『リアル・マッコイ』』を撃破!
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