思いを受け継ぐ、アルマリク追悼式典

 融合世界戦アルタン・ウルクの過去に向かったディアボロスの活躍により、アルタン・ウルクの真実の一端を知る事が出来ました。
 攻略旅団からは、過去の時代のアルマリクで散った、半人半馬のクロノヴェーダ『アルタン・ウルク』と、現地のディアボロスの追悼式典が提案されました。
 この式典で、ディアボロスが強く願う事で、新たなジョブを得る事が出来るかもしれません。

!特殊ルール!
 ディアボロスの願いが強ければ、このシナリオ完結後、新ジョブが実装されます。
 新ジョブが得られる場合、融合世界戦アルタン・ウルクの現地のディアボロスのパラドクスを持つ事になる為、パラドクス等の指定を行う事は出来ません。
 ただし、過去の時代のアルタン・ウルクから現地のディアボロスが漂着する事は無く、あくまで、現代のディアボロスが、思いを受け継いだという扱いとなります。

※補足
 過去の時代のアルマリクについては、シナリオ「The Golden Apple of the Sun」で、確認してください。

たとえ明日、世界が滅亡しようとも(作者 秋月きり
10


#最終人類史(新宿島)  #思いを受け継ぐ、アルマリク追悼式典  #アルマリク 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#最終人類史(新宿島)
🔒
#思いを受け継ぐ、アルマリク追悼式典
🔒
#アルマリク


0



「皆様。融合世界戦アルタン・ウルクの過去――アルマリクへの来訪、お疲れ様でした」
 労いの言葉は時先案内人マリー・アントワネット(人間のサウンドソルジャー・g09894)から。
 復讐者達を事件に導いた彼女は、慰労の様に深い嘆息を零す。新宿駅ターミナル内に、そんな静かな吐息の音だけが響き渡った。
「アルマリクで何が起きたのかは、報告書を確認して頂くとして……さて、攻略旅団提案により『過去の時代のディアボロス』の為に、追悼の式典を開くことになりましたわ」
 この式典には、最終人類史の一般人も参加して貰う事になっている。
 多くの一般人が、過去のディアボロスの為に追悼式典に参加してくれれば、その思いを受け継ぐ事が可能だろうと、マリーは言う。

「と言う訳で、まずは場所ですわよね」
 まず行う事は、追悼式典を行う場所の選定だ。
 可能ならばモンゴル帝国のアルマリク――最終人類史に於ける中国の新疆ウイグル自治区の何処か、と言いたいところだが、今現在、其処は融合世界戦アルタン・ウルクの中だ。
 一般人を連れて行くことも、追悼式典を行える場所でも無い。
 ならば、最終人類史内の安全な場所を選定する必要があるだろう。
「その後は、どの様な式典にするか、考えて頂きたいのです」
 思いを受け継ぐ為の追悼式典である事を念頭に、人々に共感を呼ぶことが出来れば、と口にしたマリーは、
「追悼式典を良きものにするため、尽力しましょう」
 と続けた。
 準備が終わっても、式典を行う以上、するべきことは山ほどある。
 司会や挨拶、式典の運営、その間に行う企画等々。
「勿論、運営するだけで無く、式典参加者として、彼らの想いを受け継ぐ覚悟を示すことも、重要となりますわ」
 想いを受け継ぐ。
 その約束を果たせるのは、復讐者達を始めとした、今、この世界で戦い続けている人々だけなのだから。

「先にアルマリクで式典を行う事は不可能、と言いましたが、例えば、準備の段階で有志のディアボロスが現地に献花しに行き、その様子を当日、映像で流すとかは可能と思いますわ」
 ともあれ、追悼式典を通じ、多くの一般人が彼らを心から悼んでくれれば、きっと、その想いを強く受け継ぐ事が出来るだろう。
「皆様のお力をお貸し下さいませ」
 時先案内人は、静かに、しかし確かな口調で、そう告げるのであった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【託されし願い】
8
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV4 / 【凌駕率アップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

秋月きり
 お世話になります。秋月きりです。拙作「The Golden Apple of the Sun」で遭遇した過去のディアボロスへの追悼式典を行うことになりました。
 どの様な式典にし、どの様にして彼らの想いを受け継ぐか。
 それは皆様次第となると思います。

 以下、補足です。
 ご確認下さい。

●選択肢について
①アルマリク追悼式典の準備
②アルマリク追悼式典の実行
③追悼式典に参加して思いを受け継ぐ
 ①準備→②実行→③思いを受け継ぐ の順に執筆します。どの様な式典になるか。どの様な行動を行うか。それは皆さん次第です。

●その他
・此度のイベントにNPCは裏方として参加しておりますが、皆さんからの要請(プレイング記載)があれば応じます。もしも「やりたい事があるけど一人では厳しい」等があれば、遠慮無くお声掛け下さい。(相談所も活用して頂けると嬉しいです)

 それでは、皆様のご参加、お待ちしております。
109

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

心情
チャガタイ、トグリル……俺は、俺達はあの地を奪還し世界を守護り抜いてやる
だから見守っててくれよ?
こいつは其の決意表明だ


場所は新宿駅近くのペンギン広場辺り提案

モンゴルの音楽演奏を提案
トグリルが着てた様な民族衣装に身を包みモリンホールやビザーンチ、アルタイ・ヤトガ、ビシグール、多種多様なモンゴルの楽器の演奏に合わせ馬頭板を鳴らしながら踊り歌う
此れは音楽なら追悼式典に来る人、動画という形で見る人達に言葉が判らずとも伝わるだろうという意図と今は此処にいない彼等に聞こえる様にという想いやこんな音楽が楽しめる日々をあの地に取り戻すという決意を込めた物

アルマリクに近いグルジャ市に姉妹都市が在れば其処を提案したが無い様だしな
俺達が出会う機会をくれた新宿駅の近くでどうかな?

追悼だから厳粛にしなきゃってなるかもだけどアルマリクの皆は籠城生活でそう言うの飽き飽きだろ?
だったら天に還った、いや彼等の風習だと故郷にかな?
兎に角彼等にあの地を奪還するって俺達の決意を込めた音楽を聞かせてやろうぜ?


リューロボロス・リンドラゴ
追悼、か。
静かで、厳かな雰囲気であるべきやもだが……子々孫々まで平和に笑ってる世界を取り戻すと約束したからの。
彼らにとっては人々が笑い合ってる世界を示すことこそが一番の追悼やもしれん。
重くなり過ぎぬようにしたいの。
酒を飲み交わそうと約束しておるものもおったか。
我は幼子故、専門外だが……。
大人達に頼るとしよう。
上質な酒を、とのことだったからの。
モンゴルのもだが、最終人類史に集っておる色んな酒も用意してやりたいものだな。
増やした食料に喜んでくれた避難民たちのこともある。
チャガタイやトグリル達も満足に食べさせてやれなかったことを気にしていたであろう。
食事も用意して、たらふく食べておる民達の姿も見せてやりたいの。
アルマリクにちなんだリンゴ料理などが良いか。

後は……灯か。
夜の部で人々に蝋燭を灯してもらう……追悼ならば送り火、灯籠流しかの?
暗闇に灯る光。
黒一色の融合世界で、それでもと、最期まで灯り続けた光。
彼らが示してくれた光であり、彼らを迎え送る光であり、我らが示し続けねばならぬ誓いの光よ。


文月・雪人
先ずは多くの人に彼らの事を知って貰う事が重要だと思う。
彼らの物語を戯曲として綴り演じる形で、追悼公演を行いたい。

新宿島で会おうって、彼らと約束したからね。
会場は新宿駅の近く、歌舞伎町の野外ステージを提案。
全世界に向けて動画配信も行える様な準備もしよう。
マリー達も手伝い宜しくだよ。

チャガタイ達アルタン・ウルクにとって、人々は寄り添い護るべき存在だった。
アルマリクの人々にとって、チャガタイ達は恩人であり、
トグリル達復讐者にとっては、共に戦う友だった。

彼らと出会った事で俺達は、
クロノヴェーダという存在の全てが悪ではないという事を知った。
そして復讐者と言う存在についても、
復讐ではなく、彼らと共に戦う友としても覚醒可能な事を知った。
これはこれまでの価値観を大きく揺るがすものであり、
過去だけでなく未来に向けて、多くの人々に知って貰うべき事だと思う。

…アルタン・ウルクは守護の意志によって生物を融合し続けている。
彼らの魂は今もアルタン・ウルクの中に在るのかもしれない。
彼らを救う事、俺は諦めていないから。


 過去の改竄世界史融合世界戦アルタン・ウルク内で、アルマリク拠点は触手のアルタン・ウルク達に呑まれ、炎の中に消えていった。
 其処に残された避難民を、彼らを守護しようとした半人半馬の歴史侵略者、アルタン・ウルク達。そして、そんなアルタン・ウルク達と共に戦った現地のディアボロス達へ捧げる追悼式典を、新宿島で行う事を決めたのは必然で、それ故に、復讐者達は思い悩む。
 つまり――準備段階の会議において、何処を会場にするかの問題は、既に紛糾していたのだった。

「まず会場だけど」
 一般人が気兼ねなく訪れられる場所としては、新宿島で、それも、彼ら――チャガタイやトグリル達の現地民の到来を強く願い、宣言した新宿区の中が良い。
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)の言葉はすんなりと受け入れられ、しかし、その後が問題だった。
 一口に新宿区と言っても、18平方キロメートルに及ぶ。2021年の人類史改竄術式『刻逆』以降、機能は最小限に抑えられているとは言え、都庁、オフィス街、歓楽街、学生街に住宅街と様々な街が入り乱れるその場は、式典におあつらえ向きな建物に困らない。
 故に。
「――まずは、どの様な催し物にするか、と言った処か」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)の言葉に、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は是と頷いた。
「俺は……やはりアルマリクの皆を広く、皆に知って欲しいと思う」
 少年の想いは、遙か彼方の大地を、そこに生きていた仲間へと向けられた物であった。
(「チャガタイ、トグリル……俺は、俺達はあの地を奪還し世界を守護り抜いてやる。だから見守っててくれよ?」)
 それは、彼なりの決意表明。
「追悼だからって厳粛にしなきゃってなるかもだけど、アルマリクの皆は籠城生活でそう言うの、飽き飽きだろ? だったら、天に還った……いや、彼らの風習だと故郷にかな? とにかく、彼らにあの地を奪還するって決めた俺達の決意を聞かせてやりたい」
 だから、音楽を中心とした式典にしたい。
 その思いに、会議室に集まった復讐者達はふむ、と頷く。
「我も同じ気持ちよ」
 追随はリューロボロスから。
「静かで、厳かな雰囲気であるべきやもだが……子々孫々まで、平和に笑ってる世界を取り戻す。そう約束したからの。彼らにとっては、人々が笑い合ってる世界を示すことこそが、一番の追悼やもしれん」
 重くなり過ぎぬようにしたいの。
 式典が彼らに捧げるものであるならば、彼らが守ろうとした物、彼らが欲した物、それらを示す事が大事だとの言葉は、多くの共感を呼んでいるようだった。
「それにの、酒を酌み交わそうと約束している者もおったとか。我は幼子故、専門外だが、チャガタイらがそれを望むなら――『交わす』は出来ずとも、追悼として皆に酒を振る舞い、彼らを歓迎するも悪くなかろうて」
 もしかしたら酒に釣られ、ひょいとやってくるかもしれない。
 そんな冗談を想起し、されど、と頭を振る。
「チャガタイもトグリルも、アルマリクの皆に存分に食べさせられぬことを気にしていたであろう。食事に酒、モンゴルを中心にして最終人類史に全てを振る舞い、たらふく食べている姿を見せてやりたいの」
 リンゴのなる町アルマリクにちなみ、数多のリンゴ料理を用意しても良いかも知れない。
「そうだね。新宿島で会おうって彼らと約束したからね」
 それが叶わぬ願いであっても、だが、約束を果たさない理由にならないと、雪人は断じた。
「俺は、多くの人に彼らの事を知って貰う事が重要だと思う。だから、彼らの物語を戯曲として綴り演じる形で、追悼公演を行いたい」
 彼らの物語そのものを広く語り継ぎたい。
 雪人は自身の想いを更に口にした。
「チャガタイ達アルタン・ウルクにとって、人々は寄り添い護るべき存在だった。アルマリクの人々にとって、チャガタイ達は恩人であり、トグリル達ディアボロスにとっては、共に戦う友だった」
 その姿を今、語ることはとても大切だとの主張に、復讐者達の反応は様々だった。
 歴史侵略者全てを悪と断ずる者もいる。
 悪と断ずることの出来る歴史侵略者だからこそ、復讐者達の前に立ち塞がったのだ、と声にする者もいる。
 だが、アルタン・ウルク達を鑑みれば、全ての歴史侵略者を討つべきか、との議論を進めたいと言う思いもまた、理解出来る物であった。
「復讐ではなく、彼らと共に戦う友としても覚醒可能な事を知った。これはこれまでの価値観を大きく揺るがすものであり、過去だけでなく未来に向けて、多くの人々に知って貰うべき事だと思う」
 復讐者の力は復讐にある。
 アルマリクの現地ディアボロスも、触手アルタン・ウルク達に世界が呑まれると言う理不尽に怒り、復讐者として覚醒した。それは事実だ。
 だが、それでも、彼らは歴史侵略者である半人半馬のアルタン・ウルク達を友と呼び、共に戦うことを選んだ。
 結果、彼らは滅んだが、しかし、彼らは歴史侵略者と共に歩くことが可能と示す先駆者でもあった。
「それと、俺は――」
 そこで、言葉を句切る。
(「……アルタン・ウルクは守護の意志によって生物を融合し続けている。ならば、今もなお、彼らの魂はアルタン・ウルクの中に在るのかもしれない」)
 アルマリク拠点の滅亡は避けられなかった。だが、彼らを救うことそのものを、諦めるつもりはない。
 自身の中に溢れる熱い想いを呑み込み、雪人は静かに言う。
「だから、アルマリクで何があったかを、皆に見て欲しいかな?」
 真摯な思いに、集まった復讐者達は強く頷いた。
「じゃあ、それでいこう」
 ルィツァーリの言葉に、一同は首肯を示した。

 新宿駅近くのペンギン広場で、楽団による音楽を流しながら、あの地を取り戻すという決意を表明する。
 アルマリク拠点の人々の戦いを映像化し、歌舞伎町の野外ステージを主軸にして、新宿島の至る所で放映。人々に鑑賞して貰う。
 そして、モンゴルの料理や酒を基軸とした屋台を多くの広場で展開し、人々へと振る舞う。
 決まってみれば、新宿区全てを巻き込む程の大規模な式典で、しかも賑やかしさを前面に押し出した物となりそうであった。
 決定事項を確認した復讐者達は揃って苦笑を零したと言う。
「――会議の場でリューロボロスが言ったけどさ。多分、俺達がしんみりしていると『どうした? 我らが守護ったお前達は、我らの為と言いながらそんなしょぼくれた祭りをするのか?』ってチャガタイが笑いそうなんだよなぁ」
 もう二度と聞けないであろう豪快な声を想起し、ルィツァーリは微苦笑する。
「そうじゃな。で、トグリルが『そう言うなよ。相棒。……でも、俺もお前達が笑っている方が嬉しいな』とチャガタイをフォローしながら、我らへ気を使っておるのだろうな」
 リューロボロスの緑の目には、民族衣装に身を包んだ青年の姿が映っているのか。
 彼女の言葉に、だからさ、と雪人は声を上げる。
「俺達は彼らと共に在る。その想いを受け継いでいるって所を、彼らに見せたいよね」
 祈りよ、願いよ、遍く空へ届けと。
 雪人達は仲間達に、そして、遙か彼方の空へと微笑みを向けるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【託されし願い】LV2が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
トグリルやチャガタイ達、気持ちのいい奴らだった
散っていった彼らを思えば正直に胸が痛む
拠点にいた人々は、無事に逃げられただろうか
もし可能なら、事前にアルマリクで花と酒、祈りを捧げ映像等の一助になればと願う

俺は会場や設営準備を手伝い、当日は司会を担おう(イメージは後半担当)
テントの設営や飲食スペースの許可を取り、混乱を起こさぬよう交通整理や告知や案内の掲示などの手配

彼らとの握手の感覚を思い出し
当日は顔を上げて行くよ

俺達がアルマリクの過去で出会った復讐者と本来のアルタン・ウルク達
彼らは『人々を守護する』と意思共鳴し、果敢に戦った
それは人々を掛け値なしに守護したいと願った彼らの想いだった
(現存する歴史侵略者の邪悪さの要素や関係者の心情を鑑み、侵略者全般の美化はしないよう内容に配慮)
その滅びの過去を変える事はできなかったが、彼らの戦いはこの大地に、俺達の胸に刻まれている
いまこの時、彼らを知り、思いを馳せていただければ幸いだ
イベントの内容に沿い、チャガタイらの台詞も重ね
俺自身も、静かに祈りを捧げよう


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎


心情
さて其れじゃ草原に還った皆に聞こえる様思いっきり演奏するぜ!
彼等を楽しませる様に彼等を心配させない様俺自身も思いっきり楽しんでな!

より正確にモンゴルらしい催しにする為、事前に渋谷区のモンゴル大使館にアポ取り接触
催しの装飾品や演奏のアドバイザーになってくれないか交渉

イベント当日は楽器演奏参加
〇馬頭琴を〇演奏し故郷の草原に還った彼等に届けと言わんばかりの〇大声で〇歌唱
彼等が笑顔で聞いてくれる様全力演奏披露

最初はモンゴルの国歌、次は楽し気な民族音楽、そして最後に彼等への思いを綴ったオリジナル曲
最後の曲は演出で〇希望の西風でモンゴル風の装飾を纏った様な見た目の竜を召喚
竜の頭に乗って演奏


其れじゃ行くぜ!

想い託せし ともがらよ
草原還りし 戦友よ
我等此処に 誓おうぞ
必ずあの地 取り戻さん

だから見ていな 俺達を!
必ず勝って 勝ち続け
絶対世界 護り抜く!
希望絶対 護り抜く!
過去も未来も 護り抜く!

だから何時か 又会おう
戦い抜いた その先で!

待ってるぜチャガタイ、トグリル
アルマリルの皆!


ラウム・マルファス
楽器も料理もできないし、演技も下手だから音響とか映像を担当しようカナ。

せっかくの催し、新宿島だけでやるのはもったいナイ。ってわけで、ネットワークで配信するヨ。多少遅延はあるかもだけど、人工衛星で各国ネットワークにも届けられるハズ。他のディアボロスとか有識者に頼んで、各国字幕も付けよウ。ディアボロスの言葉なら勝手に翻訳されるかもしれないケドネ。映像化した戦いの様子も放映するヨ。

冒頭で追悼式典の意義と意図を説明しよウ。なんでアルマリクの人たちだけ、って思う人もいるだろうから、新しい力を得るための試みであることも申し添えておくヨ。

形式や宗教に拘らず、沢山の人が思いを寄せてくれると嬉しいナ。
式典が始まったら、託されし願いも使おウ。彼らが映ることはないとわかっているけど、ボクにとってはこれが一番、彼らに思いを寄せやすイ。

名も知らないアルマリクの住民や避難民たち、上都で働いていた学者たチ。最後までアルタン・ウルクを信じていた彼らの強さに思いを馳せて、何も映らない託されし願いに馬乳酒を献杯しよウ。


文月・雪人
いよいよ式典開催だね。
俺はアルマリクに生きた彼らの事を人々に広く知って貰う為に、彼らの物語の映像化を中心に担当するよ。
とはいえ一人では難しく、役者もスタッフも必要で、
動ける仲間と、マリー、シルシュ、クリス、シャルル王達にも手伝って貰いたい。

映像は、廃墟となったアルマリクの現在の様子に始まり、
そこからタイムスリップして当時のアルマリクへ。
俺達が実際に見聞きした、彼らの姿を演じよう。

チャガタイ達の姿も特殊メイクで再現。
トグリルや避難民達の衣装や道具も可能な限り再現し、
彼らが紡いだ文化の証として、その姿を人々の記憶と映像に残したい。
準備には一般人の専門家達にも協力して貰い、
物語を一緒に作り上げていく事で、彼らへの理解をより深めて貰えたらと思う。

砦に身を寄せる避難民。
彼らを守護するアルタン・ウルク。
そんな彼らを支えて共に戦うディアボロス。
絶望的な状況で、それでも彼らの中には信頼があり、友情があり、尊敬があり、感謝があった。

過去は変えられないけれど、それでも、
託されし願いを未来へと繋げていく為に。


リューロボロス・リンドラゴ
司会担当。
ちとずるい考えだが、子どもが担当したほうが、応援してもらえたり、衝撃の内容でも落ち着こうとしてもらえたりするやもだしの。

本日は追悼式典にお集まり頂き、感謝する。
ぬしらにとっては別の時代、別の世界の、赤の他人な者達を。
それでも悼もうとしてくれたこと、我らは嬉しく想う。尊く想う。
或いはそれは、ぬしらが、アルマリクの民達に己を重ねたからやも知れん。
彼らを護りし者達に、我らを重ねたからやも知れん。
これより伝えしは、我らがこの眼で見てきた一つの歴史である。
ともすれば信じられない出来事もある。
だがどうか、今度はぬしらの眼で見届けて欲しい。

以上が、我らの出逢った者達よ。
チャガタイ達のことについて困惑もあろう。
彼らと肩を並べて戦うトグリル達に何故と思ったやも知れぬ。
それで良い。ぬしらの想いはぬしらのものだ。
ただ。
ぬしらが我らの無事を祈ってくれておるように。
生きて、と護られし民達は願っていた。
我らとぬしらに、彼らは似ていた。

我らとぬしらと想いを同じくした者達のことを、どうか偲んでやって欲しい。


ソラス・マルファス
式典ってより祭りになりそうだな。せっかくだ、屋台でも出して料理を提供しようかね。

許可をもらって、野外ステージ近くに機材を持ち込もう。飲食できるスペースも用意するぜ。モンゴルの織物や食器で雰囲気を出そう。

料理はモンゴル料理中心に、見ながら食べやすいものを用意するぜ。
ツォイワン、ボーズ、ホルホグ、ホーショールってあたりか。

寒いからな、ゴリルタイシュルってスープもあるぜ。残留効果使えば寒さも感じないだろうが、アルマリクに思いをはせるなら敢えて寒い場所で暖かいスープってのも良いものだろう。

飲み物はミルクティーや馬乳酒かね。甘味はリンゴ中心で、焼きリンゴやアップルパイを用意しよう。足りない分は口福の伝道者で増やせばなんとかなるかねぇ。

飲食は波があるからな、手が空きそうなら会場を回って、案内や解説を務めよう。もし不満をこぼす人がいたら、真摯に聞くぜ。

兄貴(g00862)が馬乳酒会に来たら、乾杯くらいはしてやるか。あんまり飲みすぎるなよ。


 そして、アルマリク追悼式典の日がやって来たのだった――。

 歌舞伎町の野外ステージに、複数名の復讐者達の映像が流れている。その先頭に立つのはエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)であった。
 映像の中の彼らが祈りを捧げる場所は、今は亡き廃墟――改竄世界史融合世界戦アルタン・ウルク内、現在のアルマリクであった。
 添えられた花や酒は、この拠点で失われた命を思ってか。
「此処にいた奴ら――トグリルやチャガタイ達、気持ちのいい奴らだった」
 エトヴァは呟く。
 その表情は曇り、沢山の苦悩が滲み出ているようにも見えた。
 何はなくとも、アルマリクで激戦があり、散っていった仲間達がいたことを知って欲しい。そう語る彼の目に映るのは、今は失われた砦と、其処に集う人々の幻影だったのだろうか。
(「ここで見つかった人骨は、おそらく、あの時、拠点と運命を共にしたディアボロス――同胞達の物だった」)
 ならば、完全な非戦闘民だった避難民はどうなったのだろう。人馬アルタン・ウルク達によって逃げ出すことに成功したのか。それとも――。
 あの戦いで犠牲が無かったとは考えづらい。だが、逃げ延びていて欲しい。その願いもある。
「――トグリル。チャガタイ。俺達はそれでも、顔を上げていくよ」
 鎮魂の祈りを映す映像は、その言葉で締められていた。

「本日は追悼式典にお集まり頂き、感謝する」
 祈りの映像が流れた後、ステージ上で声を響かせる者がいた。復讐者が一人、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)であった。
(「ちと狡い考えやもしれんが、この手の式典は子どもが担当した方が、応援して貰えたり、内容が心苦しくも、落ち着きや共感を呼んでくれるやもしれんしの」)
 老成した口調で言っても説得力が薄かったが、しかし、竜を自認するリューロボロスが10歳の少女であるのも事実だ。
 会場に集まった人々を一瞥し、彼女は人々へ呼び掛ける。
「ぬしらにとっては別の時代、別の世界の、赤の他人な者達を。それでも悼もうとしてくれたこと、我らは嬉しく想う。尊く想う」
 一般人の祈りは、怒りは、復讐心は復讐者達の力の源。
 彼らの為に立ち上がった復讐者達は、その想いがどれだけ尊いかを理解している。
「或いはそれは、ぬしらが、アルマリクの民達に己を重ねたからやも知れん。彼らを護りし者達に、我らを重ねたからやも知れん」
 あの世界で、確かにアルタン・ウルクとディアボロス達は守護者で、そして避難民は護るべき民だった。
 それは、《刻逆》直後の新宿島そのものだった。――否、アルマリクの状況はそれ以上の苦難の物であったが、しかし、ここに集う新宿島の民からしてみれば、遠い世界の話だ。自身等に関係ないと切り捨てることも出来た筈だが、それでも、彼らは此処に集い、アルマリクの民を想ってくれている。労ってくれている。
 だから、今は感謝しかなかった。
「これより伝えしは、我らがこの眼で見てきた一つの歴史である」
 ともすれば信じられない出来事もある。だがどうか、今度はぬしらの眼で見届けて欲しい。
 彼女の言葉を皮切りにして、追悼式典は始まったのであった。

 続いてステージでは、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)による渾身のアルマリク砦の映像作品が流れている。
 廃墟と化したアルマリク拠点に、多くの人々が集い、己が状況を嘆いている。
 終焉が其処まで迫っている状況に、しかし、抗う者達がいた。
 彼らを守護すると息巻くアルタン・ウルク達――新宿島のSFX技術で再現されたそれは、今は亡き彼の歴史侵略者を忠実に再現していた――と共に立ち上がる現地復讐者達。
「お前達を必ず守護する」
 避難民に呼び掛けるアルタン・ウルクの男、チャガタイの言葉に、現地ディアボロスを演じる雪人は是と頷く。
「ならばお前の背は俺が援護しよう。チャガタイ」
「任せた」
 彼の言葉を受けたチャガタイ――を演じるのは威厳に満ち溢れたシャルル公だ――は背を向ける。その背に乗った雪人は、彼と共に人々の為、駆け出すのだった――。

 式典は映像を流すばかりではない。
 歌舞伎町の特設ステージからカメラを動かせば、賑やかしいペンギン広場が映る。
 そこにもステージが設立されていた。
「俺達の歌を聞いてくれ」
 馬頭琴を構えたルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が、協力者であるラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)と共に曲を奏でる。
 彼が奏でたのはモンゴル国歌――未だ取り戻せていない国の、今は失われている歌であった。
 それは即ち、奪還すべき国を忘れていない。そう告げる決意の歌でもあった。
(「この映像をここだけで終わらせるのは勿体ないよネ」)
 何のための儀式かはリューロボロスの後、様々な映像作品が流れる前に為している。新たなる力を手に入れる試みだとの言葉はしかし、それが本質で無い事を
此処に集う人々は感じていた。
(「それが正しいか間違っているかは、僕は言わないヨ」)
 形式や宗教に囚われず、多くの人々が想いを寄せている。それは主に、この式典を開催する復讐者達への信頼や同情などがあっただろうけど。
 そうであれば、復讐者達が多くの一般人に共感され、支えられている今という事実が嬉しかった。
(「……空に、彼らの顔が映るわけではないけれども」)
 不発に終わった残留効果を思い、ラウムは遠い目をした。

 映像作品が、或いは音楽が奏でられる中、ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)は屋台村の中にいた。
 無論、客としてではない。屋台を運営する店主の一人として、この場にいたのだ。
 彼以外にも多くの復讐者がその任に付き、様々なモンゴル料理を提供している。彼もまた、それに準じ、モンゴルの敷物や食器の類いをその場に広げていた。
「ゴリルタイシュルってスープもあるぜ」
 残留効果で寒さは防いでいると言っても、それを解除し、敢えて寒空の下、熱々のスープを味わうのは、それはそれで美味しいと彼は言う。
 空腹は最高のスパイスであるなら、寒さに対する熱もまた、大きなスパイスなのだ。
「や。ソラス」
「馬乳酒飲むかい? 兄貴」
 林檎を中心とした菓子をつまみとするとばかりに席へ着いたラウムに、ソラスは声を掛けた。
 手にした馬乳酒は二杯。
 ラウムは片方を受け取ると、そのまま空へと掲げた。
 まるで、そこに居ない誰かへと献杯するように、或いはその誰かと杯を交わし、乾杯をしているようにも見えた。
「……まあ、仕方ないな」
「そうだね。仕方ないネ」
 条件が合わず、発動しなかった残留効果があったのは仕方ない。だが、それで何かが変わるわけでもない。
 むしろそれが自身の望みだと言わんばかりのラウムの態度に、ソラスは苦笑した。

 映像作品の物語は佳境に入っていた。
 同じくしてペンギン広場の楽器演奏もまた、山場を迎えようとしていた。
 最終人類史の復讐者を演じるクリスやマリーと別れを告げ、雪人とシャルル公はうねうね動く敵が闊歩する戦場へと向かう。
 其処に信頼があった。友情があった。尊敬があった。そして何より……感謝があった。
「ありがとう。チャガタイ」
 それがアドリブだったか。それとも台本通りだったか、誰にも判らない。
 だが、紡がれた感謝は、相方となる演者ではなく、別の人間へと向けられた物のようだったと、視聴者達は感じたと言った。

 そして、映像の中のアルマリク拠点は黒い触手の波に呑まれ、陥落する。因みに触手アルタン・ウルクの動きが人以上に忠実なのは、羽根や尻尾と言った四肢以外の要素を兼ね備えた存在がモーションキャプチャーしたから、と聞いている。本物さながらの動きに、復讐者は微苦笑し、観客は大いに嘆き悲しんだ。
「過去は変えられない」
 如何なる事であれ、それは正しい。《刻逆》が外法と呼ばれる理由を思い、雪人は得物の短弓を掲げた。
「それでも、託されし願いを未来に繋げていくためにも」
 触手の猛攻に倒れたチャガタイ――シャルル公から降り立った雪人の叫びが、人々の胸を打ったかどうか、判らなかったけれども。
 アルマリク拠点が呑み込まれ消えていく様は、多くの人々に衝撃を与えたと言う。
 
 同じ頃、ルィツァーリ達の演奏はモンゴルの伝統的な歌から、彼が奏でるオリジナルの曲へと変化していった。
 ともがらを、戦友を想い、誓い、守護と勝利を歌い上げるそれは、あの地で出会った仲間との再会を願い、紡がれていた。
 突如、会場に現れたパラドクスの竜の頭で奏でる彼の姿を人々は見守り、そして、終演に喝采の言葉を口にした。

「これが、俺達の出会った、ディアボロスと本来のアルタン・ウルク達だ」
 雪人の映像作品が終わりを告げ、それでもスクリーンやテレヴィジョンを見詰める彼らに、エトヴァの声が響いた。
「そう。我々が出会った者達の姿よ」
 声は続いた。
 司会を預かるリューロボロスの言葉は、淡々と紡がれていた。
「彼らは『人々を守護する』と意思共鳴し、果敢に戦った」
 それは、人々を掛け値なしに守護したいと願った、過去の融合世界戦アルタン・ウルクの戦士達の想いだった。
 そう、エトヴァは人々へと語り掛けた。
「彼らと肩を並べて戦うトグリル達に、何故と思ったやも知れぬ」
 リューロボロスの言葉は、或る意味、今の人々の疑問そのものでもあった。
 歴史侵略者が人々と歩み、人々を護る。そして、復讐者達と手を取り、志を同じくする。
 それは、最終人類史の人々にとってはあり得ない世界の話だった。そんな光景があったのだ、と困惑する者もいれば、羨望する者もいる。
 だがそれでも――。
「滅びの過去を変えることは出来なかった。だが、彼の戦いはこの大地に、俺達の胸に刻まれている」
「ぬしらが我らの無事を祈ってくれておるように。生きて、と護られし民達は願っていた。我らとぬしらに、彼らは似ていた。だから」
 今は悼んで欲しい。
 今は偲んでやって欲しい。
 それが必ず、撒かれた種を結実させる結果になるはずだから。
 如何に世界が滅亡しようと、それでも最後まで林檎の木を植え続けた、その意味が見出せる筈だから。

 二人の祈りに、人々が目を閉じる。
 ラウムとソラスの二人は屋台村で馬乳酒を再度掲げ、最終人類史とアルマリクの人々に祈りを捧げる。
 己が作品を通しで見終わった雪人は空を見上げ、嘆息を零し。
 全てを演奏しきったルィツァーリは、聴衆への感謝を口にする。

 ――追悼の軌跡は、そのように描かれていったのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】がLV5になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ等歓迎

心情
他の皆に比べれば直接殺された記憶はない俺だが其れでもクロノヴェーダは敵でしかなかった
そりゃまあ超大和や冬将軍みたいな尊敬できる敵ってのは居たが其れでも敵は敵
こんな風に友と迷いなく言える存在が出来るなんて思ってもみなかったぜ

ましてアルタン・ウルクの元となったモンゴルは俺にとっちゃ未来のキエフ、故郷を滅ぼす国だってのに

けど其れでも今の俺にとっちゃ間違いなくかけがえのない友だ
こいつは何が在ろうと絶対に変わらんし誰にも文句は言わせん



演奏を終えた後、アルマリクの人々の事を想い静かに瞑目する


トグリル、チャガタイ、誇り高き守り手、我が友よ
そして苦境の中を生き抜いたアルマリクの民よ!
俺は此処に改めて誓う!

……絶対に俺はあの大地を奪還し……そして、世界を、人々を護り抜くと

こいつは俺が、俺達がお前達から託された遺志であり、そして騎士としての俺の絶対の誓いだ

其れと、ま、あれだ
直接再会出来ないだろうが奪還した時に最終人類史のお前達の子孫経由での遺言や手紙なりの違う形での再会位は期待しておくぜ?


(「他の皆に比べたら、殺された記憶は無い俺だけど」)
 演奏を終え、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は舞台から降り立つ。
 ここまで、追悼式典は恙無く進行していた。そして、如何なる事象にも終焉はやってくる。それは、この追悼式典も、例外ではなかった。
 ルィツァーリは歴史侵略者に殺された記憶を持たない。だが、それでも、彼を含めた多くの復讐者にとって、歴史侵略者は敵だった。
 歴史侵略者の中には、改竄世界史冥海機ヤ・ウマトの断片の王『超大和』や、改竄世界史吸血ロマノフ王朝のジェネラル級ヴァンパイアノーブル『冬将軍』の様な好漢もいた。誤解を恐れずに言えば、ルィツァーリは彼らを尊敬していた。
(「だけど、クロノヴェーダは俺達から歴史を奪った敵だったんだ」)
 まさか、そんな歴史侵略者達を迷い無く友と呼べる存在が出来るなんて。
 まして、彼の故郷であるキエフはアルタン・ウルク達に蹂躙された。詰まるところ、あの過去の邂逅の後、変貌した彼らがルィツァーリの故郷を破壊し尽くし滅ぼしたと言える。
 だが、その事実を以てしても尚、彼は断じる。
(「それでも、俺にとっちゃ間違いなくかけがえのない友だ」)
 それは何があっても絶対に変わらない。誰にも文句を言わせるつもりは無い。

 ルィツァーリは空を見上げる。
 新宿島の夜は明るく、おそらくあのアルマリク拠点から見えたであろう夜空と大きく異なるだろうけれども。
 それでも、彼はそこにあの人々の、友の面影を映し出すのだ。
(「トグリル、チャガタイ、誇り高き守り手、我が友よ。そして苦境の中を生き抜いたアルマリクの民よ! 俺は此処に改めて誓う!」)
 絶対に自分はあの大地を奪還し、そして、世界を、人々を護り抜くと。
 彼らから託された想いは、強い遺志となってルィツァーリに刻まれている。だから彼は、今は亡き彼らへ約束する。あの人々の願い――遺志を、己が騎士として絶対の誓いとする、と。
(「それと、ま、あれだ」)
 少しだけ、戯れ言を付け加えても構わないよな?
 ルィツァーリは空に描く友にその言葉を付け加えた。
(「直接、再会は出来ないだろうが、――別の形で会いたいよな」)
 改竄世界史の奪還を成した際、あたかも、改竄された歴史そのものが過去に経由した歴史として、その国、その地方に刻まれる事象が発生している。
 ならば、と思う。改竄世界史融合世界戦アルタン・ウルクを奪還した暁に、彼らの子孫を通じ、彼らの痕跡との再会くらいは出来るのではないか、と。
(「期待しておくぜ?」)
 ルィツァーリが零した言葉に、何故か、友の面影達は――。
 任せろ。
 そんな、はにかんだ笑顔を見せた気がした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV2になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
蝋燭かランプに、小さな灯りを燈そう
楽に耳を傾けながら、来場者と酒を酌み交わそう

誰からともなく酒や飲み物を注ぎあったら、かの地の方角へ掲げよう

――乾杯

なあ、トグリル、チャガタイ
融合世界戦のディアボロス達よ、勇士達よ
この世界はいまだ大きな脅威に晒されていて
大地を踏めず帰還できぬものもいる
親しい者の帰還を何年も待ってるものもいる
皆、そうだった、そうして歩んできた
あなた方の想いの先を、俺達は歩んでいる

アルタン・ウルクの脅威だけではない
すべての元凶となった刻逆のこと君達は知らなかったかもしれないが
何のための怒りなのか、感じていただろう
窮地に陥る人々を守ろうと願った
願う世界への一歩を、確かに君達は歩んでいた

彼らと握手した手の温もりを思い出し、掲げる

この手で
この小さな手の力をあつめて戦う

俺達ディアボロスは、人々が平和に、笑って暮らせる世界を取り戻す
どうか、共に戦ってくれ
想いを共に、この道を歩もう

俺達は、この世界と人々を『守護る』
まっすぐに空を見据えよう


 もはや、追悼式典は歓談の場となっていた。
(「それでいい、よな」)
 追悼の義は幕を引き、あの世界を体験しなかった者達も彼らを祈り、今を過ごす。それが何よりの追悼だと、司会席から降りたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は僅かな微笑を口元に湛えた。
 そして、自身も追悼の意を示すべく、屋台から適当な酒とつまみを調達。手近な来場者達と杯を交わす。
 別の演奏に切り替わったのか、スピーカーから流れる民謡音楽が、酒精を帯びた身体に染み渡るようだった。
「――乾杯」
 何時しか、エトヴァは無意識に西へと杯を掲げていた。
 彼に倣い、来場者もまた、同じく杯を掲げては、酒を飲み干していく。
 それは、彼らを追悼する儀式の締めにも思える光景であった。

「なあ、トグリル、チャガタイ。融合世界戦のディアボロス達よ、勇士達よ」
 人々が談笑する様子を見ながら、エトヴァは彼ら――過去の改竄世界史融合世界戦アルタン・ウルクで出会った仲間達へと語り掛ける。
(「この世界は未だ、大きな脅威に晒されていて、大地を踏めず、帰還出来ぬ者もいる。親しい者の帰還を、何年も待ってる者もいる」)
 それは最終人類史に属する人間の業でもあった。
 未奪還の地域に縁もゆかりもない人間の方が僅か。そして奪還済みの地域とは言え、その全ての地域で人々の帰還を為せる程、復讐者達に余裕は無かった。
 だから、誰しもが悩みを抱え、苦しみながら突き進んできたのだ。
(「この世界にあるのは、アルタン・ウルクの――黒い触手の暴虐の脅威だけではない」)
 全ての元凶になった禁忌の外法、人類史改竄術式『刻逆』のことを、彼らは知っていたのか。もしかしたら、とも思うがそれはもはやエトヴァの知るところではない。
 その脅威全てに怒り、トグリルは復讐者になった。
 その怒りを承認し、チャガタイは守護を唱えた。
 窮地に陥る人々を守ろうと願う心は本物で、復讐者、歴史侵略者の垣根を越え、彼らはそれらから人々を護ろうとしていた。その一歩を、確かに彼らは歩んでいた。
 無意識に、エトヴァは片手を天へと掲げる。
 広げた掌は余りに小さく、そして、彼らを救い上げることが出来なかったな、と自虐的な思いが浮かび上がる。
(「この手にはまだ、彼らの温もりが残っているというのに」)
 掴めなかった物を掴み直すように、その掌は閉じられた。
 そして、彼もまた、そこに願いを込めた。
「俺達ディアボロスは、人々が平和に、笑って暮らせる世界を取り戻す。どうか、共に戦ってくれ。想いを共に、この道を歩もう」
 ――人々を守護る為。
 力を貸してくれ、と彼は過去の友に願い、誓い、そして、力強く頷いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】がLV6になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

ワシリーサ・ヴォレシア
アレンジ連携歓迎

心情
アルマリクでは色々あったみたいだけど少なくとも彼等が最後まで頑張ったからこそ融合世界戦から漏れ出るのが遅れた側面はあるだろうからね
そして、もし万が一本来よりも早く奴等が漏れ出ていたなら隣接するロマノフや中国の犠牲者は酷い事になってた可能性は高い
ならロマノフの人間としてはアルマリクの人達へ感謝の念を抱くのは当然、かな?
其れに身内の友人の安らかな眠りを願うのも当然な話だし
まあ、本当にモンゴルとは縁もゆかりも無いんだけどね?
そも現代モンゴル海軍ないから船好きとしてはちょっとだし

ま、でもさ
そんな私『だからこそ』の参加する意義もあるだろうしね

アルマリクの民を慰撫し鎮魂する様に静かに祈り誓う
彼等が草原に帰れた事を祈り彼等の意志を継ぎ世界を守る事を誓う

私は貴方達と話した事もないし縁もないけど……其れでも此処に誓うよ
貴方達の遺した遺志は私達が継ぐってね
貴方達の友だからじゃない処か貴方達と会った事すらない
そんな私の様な者も含めたディアボロス皆の力で此の世界を守り抜いてみせるから、さ!


 ワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)もまた、アルマリク拠点の者達へと思いを馳せていた。
 彼女はあの過去へ向かうパラドクストレインへと乗車していない。終焉を迎えるアルマリク拠点に訪れてもいないし、トグリルやチャガタイ達にも会っていない。
 だが、会っていない彼女だからこそ、この追悼式典に参加し、彼らを偲ぶ意義がある。
 鎮魂を祈り誓いながら、彼女はそう思うのであった。

 もしかしたら、と思う。
 アルマリクの彼らが――人馬の歴史侵略者、アルタン・ウルクと共に戦う復讐者達が最後まで抗ったからこそ、融合世界戦アルタン・ウルクから今のアルタン・ウルク達が漏れ出でるのが遅れた側面があるのかもしれない。
 もしも、それが是であったなら?
 融合世界戦アルタン・ウルクの近隣にある改竄世界史吸血ロマノフ王朝や改竄世界史大戦乱群蟲三国志はもっと酷い犠牲を生んでいたのかも知れない。
 それを思うのならば。
 吸血ロマノフ王朝を出自とする彼女が、アルマリク拠点の人々に敬意を抱くのは当然と言えば当然であった。
(「まあ、モンゴルには本当、縁もゆかりもないんだけどね」)
 内陸国であるモンゴルと船好きの自分とが相性、悪いのは、百も承知だけれども。
 軽口の様に浮かぶ言葉に、誰かが唇を尖らせた気がしたが、まあ、だからと言って弔いの気持ちが消えるわけでもない。
 ふふりと悪戯っぽい笑みを浮かべた後、ワシリーサは再度、真摯な表情を紡いだ。

「私は、貴方達と話した事もないし、何か繋がっていた訳でも無いけれど……、其れでも此処に誓うよ」
 トグリル達、過去の復讐者に。
 チャガタイ達、あの世界にいたと言われる歴史侵略者達に。
 そして、あの世界で戦った勇士や、彼らの戦いを見守っていた普通の人々に。
 そんな人達が紡いだ遺志を受け継ぐと、彼女は誓う。
(「私も必ず、守護してみせるから」)
 祈りは、彼らに友と呼ばれた者達だけの特権ではない。
 出会ったことのない彼女にしても、守護の想いを誓いたい。アルマリクの話は、報告書を読んだだけの者にそう思わせるほどの出来事だった。そんな凄いことを貴方たちは為したのだと、ワシリーサはまだ見ぬ二人に語り掛けたかった。
「ディアボロスのみんなの力で、この世界を守り抜いてみせるから、さ!」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!

ラウム・マルファス
まず前提として、ボクたちディアボロスは復讐者ダ
未来のことはわからないけど、少なくとも今ココにいるディアボロスは皆、大切なものを奪われて……その理不尽に怒り、奪い返すために力を得タ
奪い返すと言っても元の時代に戻れない人もいるし、ボクたちディアボロス自身も人間ではありえない力を得ていル

ボク自身、エゼキエルの出身ダ
住んでいた場所も妻も取り戻したけど、数年の期間が空いてしまっタ
そして何より、奪われた時の記憶があル
思い出すたびに、復讐心や怒りと共に思うんだ、『護れなかった』っテ
そして思うんダ、『また奪われたら』っテ
復讐は強い力だけど、『終わった後』の力なんダ

でもボクたちはこの力で、最終人類史を護って来タ
復讐のためかもしれないけど、それだけじゃないと信じてるし、ボク自身誰かが理不尽に傷つくのは嫌なんダ
そしてあのアルマリクで……何のメリットもない、決して護れない状況で、ボクたちは護ろうと戦っタ
それも1つの証左だと思ウ

世界を守護ってくれと彼らは言っタ
答えはシンプル
「勿論。世界も人類も、ボクたち自身もネ」


「まず前提として、ボクたちディアボロスは復讐者ダ」
 追悼式典の中、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は虚空へと語り掛ける。
 それは式場にいる全ての人への物だったかもしれないし、今は亡き過去の友へだったかもしれない。或いは自分自身にのみ語り掛ける独白だったかもしれなかった。
 誰かに聞かせると言うわけでも無く、彼は言葉を続けた。
「未来のことはわからないけど、少なくとも今ココにいるディアボロスは皆、大切なものを奪われて……その理不尽に怒り、奪い返すために力を得タ」
 奪還を誓う者も沢山いる。だが、奪還を成功させたとしても、元の時代に戻れない者も多々いる。
 それに――、と己の手を見つめ、ラウムは嘆息した。
(「ボク達は、人間ではありえない力を得ていル」)
 今は必要だとしても、この力の存在は本当に正しい物なのか否か。ラウムには結論付けられなかった。
(「――ボク自身、エゼキエルの出身ダ」)
 改竄世界史TOKYOエゼキエル戦争。東京23区を改竄世界史化したあの勢力と戦いが終結したのは、もう2年半も昔の話となる。
 住んでいた東京と言う都市も取り戻した。失われた筈の妻とも再会した。だが、数年と言う時間が隔たりとなり、ラウムとの間に横たわっている。
 何より、彼には奪われた時の記憶が存在している。
 忘れ得ないそれは、今でも彼を苛んでいる。復讐心も怒りも、復讐者達の力となり、人々を救う手段となる。にも拘わらず、自身の力の源を、こう捉えてしまう。
 ――『護れなかった』。
(「だから、思うんダ、『また奪われたら』っテ」)
 また奪われたら、復讐するのか。その連鎖は続くのか。
 痛みを抱えた彼は、こう思う。
 復讐は強い力。だが、『終わった後』の力なのだ、と。

 だが、それでも、彼らは復讐者として、復讐の力を以てして、最終人類史を護って来た。
 始まりは怒りだったかもしれない。復讐の願いだったのかもしれない。
 でも、それだけではないとラウムは信じている。理不尽に抗う力は、理不尽に誰かが傷付くことを嫌悪する者に宿ったのだと、そう信じたいのも真実だ。
(「ボク自身、誰かが理不尽に傷つくのは嫌なんダよ」)
 誇大妄想かもしれない。だが、ラウムはそう思う。
 あのアルマリクで、最終人類史を生きる復讐者達にとって何らメリットのないあの地で、彼らの終焉を知る復讐者達は、それでも彼らを守ろうと戦ったし、力を振るった。
 だから、それもまた、答えの一つだと思う。自分達に与えられた力は、復讐するためだけの物ではない、と。

「トグリル、チャガタイ。世界を守護ってくれ、と言ったよネ?」
 グラスを掲げ、彼は夜空に微笑する。
 色々考えすぎと周りに言われる彼であったが。
 二人の――否、あの世界の人々が復讐者達へ向けた願いについて、返す答えはシンプルな物だった。
「勿論だヨ。世界も人類も、ボクたち自身もネ」
 約束するヨと呟いた彼は、それを示すように、グラスの中身を飲み干すのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

文月・雪人
仲間の演奏を耳に、改めてアルマリクの人々を想う。

トグリル達ディアボロスは、
チャガタイ達アルタン・ウルクは、
人々を守護する為に最後の最後まで戦い抜いた。
それが彼らの選択だった。
ディアボロスとクロノヴェーダ、その違いを超えて、
共に並び立ち戦う姿は、今も脳裏に焼きついているよ。

彼らの事を心から尊敬する。
だからこそ思ってしまうんだ。
俺自身は、もっともっと彼らの為に出来る事は無かっただろうかと。

過去は過去であり、答えなどある筈もない。
あるのは次に向かうべき道への問いかけだけだ。
今、そしてこれから先、俺達はどう動くのか。

俺は、彼らの思いに願いに報いたい。
人々の無事を願った彼らの戦いのその先に、
人々が無事に暮らす未来を届けたい。
だからこそ、立ち止まる訳にはいかないから。

融合世界戦アルタン・ウルクを、そして全ての世界を奪還する。
【託された願い】を胸に、俺もまた力を尽くして戦う事を誓うよ。

今も融合を続けるアルタン・ウルク、あの中に彼らがいるのかは分からない。
それでもこの道の先に、再び出会えたらと願うよ。


 仲間達の演奏に耳を傾けながら、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は静かに目を閉じた。
 先程までアルマリク拠点の終焉の映像を見ていたせいか。それとも忘れ得ない記憶となってしまった為か。
 目を閉じれば、そこにあの時の出来事が、ありありと浮かび上がる。
 怒号と土煙、血と絶望に塗れたそれは、今であっても、雪人の五感全てを貫くような気がしていた。
「トグリル達ディアボロスは、チャガタイ達アルタン・ウルクは、人々を守護する為に最後の最後まで戦い抜いた」
 彼らの選択を思い、雪人はその終焉を口にした。
 トグリル達は選択した。復讐者と歴史侵略者。その違いを超えて、共に並び立ち、そして戦った。全てを守護する。その為に。
 それが、雪人の脳裏に、鮮烈に焼き付いてしまっていた。

 彼らの事を尊敬する。それは本心からの気持ちだ。
 だからこそ、思ってしまう。もしかしたら、もっと、彼らの為に出来る事があったのでは無いのか、と。
 歴史を変えるような大それた力や意志を持っているつもりはない。
 だが、澱のように積もる想いは、未だに彼を苛んでいる。
 だからこそ、答えを知りたいと、空に願ってしまう。

(「でも、過去は、過去なんだよなぁ」)
 幾ら問いかけても、答えが出る筈もない。もしかしたらと、様々な推測を浮かべても、その全てを実現し、結果を見ることは不可能だ。その所業は神の領域の話である。ならば、人として歩み続ける自身に出来るのは、次に向かうべき道への問いかけのみだった。
(「今、そしてこれから先、俺達はどう動くのだろうか」)
 彼らの願い――全てを守護して欲しい、と言う願いに報いたいと思っている。人々の無事を願った彼らの戦いのその先に、その願いの未来を届けたい。
(「そうだね」)
 彼らの願いを叶える。それが自分の願いだと自覚した瞬間、雪人はその言葉を紡いでいた。
 だからこそ、立ち止まる訳にはいかない。
 そう思う以上、自身が為すべきことは判っている。
(「トグリル、チャガタイ。俺は、俺達は融合世界戦アルタン・ウルクを、そして全ての世界を奪還するよ」)
 彼らに託された想いを胸に、力を尽くして戦う事を誓う雪人は、目を細めて西を見る。
 街を越え、海を越え、大陸の中に、彼らと共に戦った場所がある。
 ならば、この祈りよ届けとばかりに、彼は西の空を見つめるのだった。

(「――今も融合を続けるアルタン・ウルク。あの中に彼らがいるのかは分からない」)
 しかし、語られた最期が真実であるのならば、彼らもまた、そこに居るはず。
 それが喜ばしい事か。それとも悲しむべき事か。
 それは今、答えを見出せないけれども。
「それでもこの道の先に、貴方たちに再び出会えたら、と願うよ」
 言霊というものが存在するのであれば。
 それを信じたいと、雪人は祈るのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】がLV7になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!

ラズロル・ロンド
お祭りみたいでいいね
弔いではあるけれど
改竄世界史と言えど、そこには歴史があったのも確かで
知ることが出来た
絆を紡げたのは、本当に価値あることのように思うよ

僕は好きだよ。楽しませてもらうし、追悼の気持ちも忘れずに、手向けよう
白き布ハタクに祈りを託し、君達に捧ぐ

アルタン・ウルクのチャガタイと、ディアボロスのトグリルが最後まで戦い抜いたことに、僕は敬意を示したい
背中を預け合う者同士が、最後まで立ち続ける覚悟の重みは、わかるから…
彼らは確かに人々を守護していた
一般人を、そして覚醒したディアボロス達を
その想いは、確かに受け取ったよ

死は終わりではないと、古代エジプト出身の僕は思ってしまう
ならばこれは断絶ではなく、継承だ
僕は最終人類史を守るために出来ることをしよう
第二次中国戦線を退け、これから起こりうる戦線を越え、モンゴル内部へと道を切り開く
そして断片の王の元へ向かおう
融合の道は違えど、その志は同じだったと僕は感じる
もし融合の果てに君達の存在があるのなら……その時、また会おう


「お祭りみたいで、いいよね。弔いではあるけれども」
 ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)は溜め息混じりの言葉と共に、微苦笑を浮かべた。
 追悼の儀式には似つかわしくない賑やかさは、しかし、それこそがアルマリク拠点の人々に相応しい物だと、皆は信じ、笑いながら杯を交わし、喜びの声を口にしている。
 まるで、故人を賑やかしく送り出す葬儀のようだ、と思えた。
(「それは、僕も同じだ。それに――トグリル、チャガタイ。キミ達だって、しんみり祝われるよりも、笑いながら送られる方が好みだろう?」)
 その言葉が彼らに届くか判らないけれども。
 それでも、ラズロルは微笑みかける。
 ラズロル達復讐者は、過去の改竄世界史融合世界戦アルタン・ウルクへ行った。そして、そこにあった歴史を知った。
 彼らと絆を紡げたことは、本当に価値があったものだと思っている。
 だから、彼はハタクと呼ばれる布を掲げ、彼らへと祈りを捧げる。
 ――そこに、まるで、二人が肩を並べている様に。
(「死は決して、終わりじゃない」)
 それは、改竄世界史獣神王朝エジプト出身の彼にとっての死生観かもしれないけれども。
 それを是とするならば、彼らとの別れは断絶ではなく、継承だと、彼は思うのだ。
「キミ達は最後の最後まで、戦い抜いた。それに僕は敬意を示したい」
 最期のその瞬間まで、トグリルはチャガタイの背に跨がり、戦場を駆けていた。
 背中を預け合う者同士が、最後まで立ち続ける覚悟の重みをラズロルは理解している。そしてあの世界の復讐者とアルタン・ウルク達の覚悟を、彼は強く受け取った。
「キミ達は、確かに人々を守護していた」
 一般人を。覚醒したばかりの復讐者達を。そして、失われていく世界全てを。
 だから――。
「僕は、最終人類史を守るために、出来ることをしよう」
 約束する、と彼は呟く。
 確かにここにトグリルやチャガタイ達はいない。だが、もしかしたら、彼らの魂は紛れ込んでいるかもしれない。
 あの豪快な笑いが、不敵な笑みが、何処かにある気がした。或いは、何処かにあって欲しいと願ってしまった。
「第二次中国戦線を退け、これから起こりうる戦線を越え、モンゴル内部へと道を切り開く。そして、僕らは断片の王の元へと向かうよ」
 融合の道は違えど、その志は同じだったとラズロルは感じる。
 もし、その果ての道に、二人の存在があるとするならば――。
「……その時、また会おう」
 別離ではなく、再会の願い。
 それをラズロルは静かに紡ぐのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】がLV8になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2026年03月02日