チョコレート・キャッスル、誘惑のバレンタイン決戦

 キャッスル・アイランドの工場を破壊し、ジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』の作戦を阻止したディアボロスは、遂に彼女との決戦に挑む事になりました。
 工場奥に籠もったバレンタインは、自分の周囲を誘惑空間化して、ディアボロスを迎え撃つようです。
 バレンタインの誘惑に耐え、勝利を目指してください。

愛とチョコレートの天使バレンタイン

チョコレート工場の中心で愛を叫ぶ(作者 メリーさんのアモル
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●チョコレート工場の中心で愛を叫ぶ
「ディアボロスのみんなの活躍で、ボストン港のキャッスル・アイランドで、ジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』を、追い詰める事が出来たよ、やったね!」
 バレンタインは最終人類史の一般人を標的とした作戦を準備していたわけだが、ディアボロス達の活躍でそれは阻止できたわけだ。
「というわけで、このまま、バレンタインを撃破し、二度と悪さが出来ないようにしてやろう!」
 ただし、流石に相手はジェネラル級でしかもホームベース。相手もディアボロスを迎撃するための布陣を用意している様子だ。
「バレンタインは、完成していたチョコレートを使い、自分の周りを誘惑空間という特殊な空間にしているようだよ。この空間に入った者は、バレンタインに誘惑されて、攻撃の手が鈍ってしまうようだ。特に恋人がいない場合は、その効果が顕著であり、まともに戦う事が出来なくなるようなので、注意してね」

「そんな厄介なバレンタインの誘惑空間への対処方法だけど、愛のこもったお菓子を戦闘に参加する全員に配るなどすれば、効果を消し去る事が出来るみたいだね。チョコレートにはチョコレートってわけだ!」
 あるいは、と福栄は続ける。
「恋人がいるディアボロスであれば、恋人への愛を叫びながら戦うといった方法でも、戦闘への悪影響は抑えられるよ。皆の愛の力で勝利を勝ち取る、というのも素敵かもね」
 ただし、逆に言えば、恋人がいないディアボロスに対しては、誘惑空間は絶大な効果が発揮されてしまう。充分な注意が必要だろう。
「けど、本当のバレンタインデーにはちょっと早いけど、チャンスかも? 気になる相手がいるのならば、今のうちに告白して恋人同士になってから戦いに挑むのも良いかもしれないよ? なんてね、にしし」
 そう言って、福栄は笑った。

「今回の作戦の早期成功により、キャッスル・アイランドで作成されたチョコレートが最終人類史に出荷される事は事前に阻止する事が出来たようだね。もう一安心。あとは、目の前のボスを倒すだけ!」
 と、そういえば、と福栄は続ける。
「この時の調査で、このチョコレートの製造には、ダンバーズ精神病院から運び込まれた何かが使われていた事も判明しているよ。ダンバーズ精神病院の調査は既に行われているから、情報がダブる可能性もあるけど、バレンタインから何か情報を聞き出せる可能性はあるかもね」
 そう言って、福栄は話を締め括った。

●バレンタインしか勝たん!
「まさか私の工場がこんな早くボロボロにされるなんて……。ディアボロス、やっぱり強いわねん」
 そう言って、ラインを破壊され機能不全に陥った工場の中心ホールで、『愛とチョコレートの天使バレンタイン』はつぶやいた。その瞳には激しい怒りの感情が込められている。
「と、いけないいけない」
 しかし、周囲の目を気にしてか、すぐに表情を改める。
「ちょっと早いけど、ここで負けちゃうよりは、ここでこのチョコ達を使って勝つしかないわよね♪」
 バレンタインはそう言いながら完成したチョコレートを触媒に誘惑空間を形成していく。
「うおおおおお!! バレンタイン様しか勝たん! バレンタイン様をもっともっと『布教』します! バレンタイン様のために死にます!!」
 周囲を固めていたトループス級アークデーモン『限界推し活メデューサフィッシュ』が一斉にサイリウムを振ってバレンタインを讃える。
「うふふ、効果は抜群みたいね♪ ディアボロスの中には、素敵な殿方はいるかしら? どうせなら、私の味方にまで引き込めたらいいわよねん」
 そう言って、バレンタインは笑う。
「けれど、今の段階でここまでの効果が出るのなら、つくづく惜しいわ。2月14日当日なら、もっと効果があがったはずなのに……」
 そして、メデューサフィッシュ達に気付かれない程度に、バレンタインは静かに嘆息するのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。
【イルカ変身】
1
周囲が、ディアボロスが体長2m程度のイルカに変身できる世界に変わる。変身したイルカは最大時速「効果LV×20km」で泳げるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV6 / 【ガードアップ】LV4 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

メリーさんのアモル
 バレンタイン様可愛い! こんばんは、アモルです。
 愛っていいですよね。ちなみに私の名前「アモル」はラテン語で「愛」を意味します。

 各選択肢について解説させて頂きます。

●①バレンタイン、チョコレートの誘惑
 バレンタイン攻略のための支援選択肢です。
 愛の溢れた義理チョコを味方に配ることで、バレンタインの持つ「誘惑空間」効果を無効化出来ます。
 「誘惑空間」は、恋人への愛を叫ぶことでも無効化出来るため、必須ではありません。

●②愛とチョコレートの天使バレンタインとの会話
 バレンタインと会話する選択肢です。
 選択肢の解説にもありますが、既に彼女が持つ最大の作戦は失敗に終わったところですので、有益情報が得られるかは不明です。
 こちらも、必須ではありません。

●③👾護衛するトループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』
 取り巻きのトループス級との戦闘選択肢です。
 「誘惑空間」の影響も相まって、やる気十分、と言った感じです。ちなみに「誘惑空間」は「バレンタインへの攻撃が鈍る」だけなので、このトループス級との戦闘には影響しません。逆に先に義理チョコを配っても有利になることもありません。
 この選択肢をクリアせずにジェネラル級との戦闘(選択肢④)に挑むと、この選択肢の敵から妨害を受けます。
 こちらも必須ではありませんが、定石としてはクリアしておくのが無難でしょう。

●④👿キャッスル・アイランド決戦『愛とチョコレートの天使バレンタイン』
 ジェネラル級との決戦選択肢です。
 「恋人への愛を叫びながら戦う」もしくは「味方から義理チョコを受け取って戦う」(選択肢①クリア後)ことで、戦いを有利に進められます。
 どう戦うかはディアボロスの皆様にお任せ致します。

 従って推奨攻略順は③→(①→)(②→)④となります。

 それでは、これ以上好き勝手させないように、やっつけてしまいましょう!
15

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ラキア・ムーン
……全く、頭の中までピンクだなこいつは
しかしまあ、チョコ配り自体はローカル行事なのによくやろうと思ったよ
逞しいというかなんと言うか

残念ながら下心には縁が無くてな
縁があるとすればすいにょうでも足して、変人といった所か
丁度目の前に居る悪魔共みたいな……な

《RE》Incarnationを構え、戦闘体勢
可能なら仲間と連携し、敵の連携を乱しながら攻めよう
推し活仲間が集まると、存外連携は良いらしいしな
前に出て、敵の注意を引く
【Call:Flame_Edge】起動
槍先に炎の刃を展開し長刀の様に構える
槍を振り『薙ぎ払い』
炎の刃を敵との間合いに合わせ、長さを伸縮させて此方の近接間合いを読み辛くしながら焼き斬っていこう

触手が伸びてきたら槍で絡めとる様に巻き付け、一気に引いて逆に此方に引っ張り返そう
拘束をそれで弱め、身動き取れる様にし敵を足場に沼に取り込まれない様に距離を取ろう

比喩の沼を本当に沼にする奴があるか
それに悪いな、そんなぬるいのより今は貴様等の悲鳴が響いている方が余程居心地が良いさ

アドリブ連携等歓迎


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
はーい、ハッピーバレンタイン(テンション低)(手は下げてる)
いや、聖人の日だろう……?

俺も最終人類史のバレンタインは好きだよ
友チョコ万歳ってな
楽しく騒げる日だ

この誘惑空間もたしかに狂気めいてるよ
推し活は色々良いらしいので、否定はしないけど……

戦況を観察しつつ仲間を援護
Αρκαδίαに矢を番え、PDの射撃で怯ませ、仲間が斬り込む隙を作っていこう
仲間と狙いを合わせ、確実に数を減らす
味方の死角を狙う敵は優先して巻き込もう

敵の攻撃は……
心境に添い動きを見切って対応するが、突撃は慌てずSegenの魔力盾を展開しガード
持参したサイリウムを振りテンションアップで応じる
推しを持つとは、推しを人生の主役にし
同じ推し仲間と熱気を共有し、無我夢中に、一心不乱に狂喜すること
(その気持ちは恋に似ているのかも)
頭の中に愛らしい犬を思い浮かべながら、そう、尊い!可愛いィィィ!!! 推ししか勝たん☆
攻撃に薔薇の爆発を添え、花火的な舞台演出となそう

彼女らのような熱心なファンはバレンタインも本望じゃないかな


一里塚・燐寧
はい、恋人いる人は手ぇあげてー(挙げる) 
……ふーん、なるほどなるほどぉ。仕掛けを解かずにバレンタインをブッ殺すのはしんどそうだねぇ
しょーがないなぁ、後で皆にはこんな事もあろうかと用意してたチョコをあげるよぉ
こんなサービス滅多にしないんだからねぇ?んふふっ

手下と戦う時に誘惑効果はないけど、敵の士気はアガってるし強いかもねぇ
前衛の仲間とは上手く死角を補い合ったり挟撃を実行
後衛とは「射撃で敵が薄くなった所にすぐ斬り込む」連携を取り、多勢に無勢を避けて有利に戦おう

仲間と挟んだ奴や射撃で周りが掃けて孤立した奴、強く出れる相手を狙って『呪式:異苦同怨』を発動
不利な状態で≪テンペスト・レイザー≫の鋭い回転鋸刃を受け、体を奥まで削り斬られるダメージを他の敵にも転写するよぉ
今死んどけばあの世でバレンタイン推しの最古参になれるよぉ。嬉しいでしょ?

へぇ、信仰ねぇ
古代エジプトへの情熱で敵の熱意に肉薄し、武器の刀身で的確にガードしよう
わかるわかる。あたしもセティ1世好きなんだよねぇ。でも最推しはネコ2世かなぁ?


レイラ・イグラーナ
最終的な攻撃対象は最終人類史ではありますが、ハロウィンといい、ディヴィジョンの時代に存在しない風習でも利用できるようですね。
これも一つの信仰の形……なのでしょうか……?
既に主要な作戦は阻止されていますが、例の精神病院から運び込まれたという「何か」を使用しているということは、何かしらの繋がりはあるのでしょう。狂気についての手がかりを得る好機にもなり得ます。確実に攻略を成功させましょう。

雷の魔術を仕込んだ針を手に、工場へと攻撃を仕掛けます。布陣する敵に対して他の復讐者と取り囲むように戦い、標的を合わせて数を減らしていきましょう。【パラドクス通信】を用いて距離がある仲間とも連携を取りやすくしておきます。
【既成奉仕・雷】を使用。針を投擲し、突き刺さると同時に炸裂する雷の魔術で感電させます。

敵の攻撃は……何を狙って来るのでしょう。社長から頂いたニードルケースか、自著か……抱き枕……?
他はともかく、抱き枕を他の方の目に晒されるのは少々恥ずかしいですが、何を奪われようと動揺せず倒しきりましょう。


「……全く、頭の中までピンクだなこいつは」
 時先案内人から聞かされたジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』の様子に思わず嘆息するのはピンクがかかった銀髪を纏めているスタイリッシュなデーモンのディアボロス、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「しかしまあ、チョコ配り自体はローカル行事なのによくやろうと思ったよ。逞しいというかなんと言うか」
「最終的な攻撃対象は最終人類史ではありますが、ハロウィンといい、ディヴィジョンの時代に存在しない風習でも利用できるようですね」
 ラキアの関心と呆れの入り混じるような発言に、銀髪に赤い目が美しいメイド服を着た吸血鬼のディアボロス、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が頷く。
「はい、恋人いる人は手ぇあげてー」
 マイペースに軽薄な顔で笑ってその場にいるディアボロスを見回すのはリターナーのディアボロス、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)だ。
「はーい、ハッピーバレンタイン。いや、聖人の日だろう……?」
 その言葉にテンション低く手を下げるのは青い髪に青い瞳が美しい天使のディアボロス、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)だ。
「残念ながら下心には縁が無くてな」
 ラキアもそう言って首を横に振る。
「……ふーん、なるほどなるほどぉ。仕掛けを解かずにバレンタインをブッ殺すのはしんどそうだねぇ」
 その様子に燐寧が頷く。
「しょーがないなぁ、後で皆にはこんな事もあろうかと用意してたチョコをあげるよぉ。こんなサービス滅多にしないんだからねぇ? んふふっ」
 燐寧が再び軽薄に笑う。
「縁があるとすればすいにょうでも足して、変人といった所か。丁度目の前に居る悪魔共みたいな……な」
 ラキアがそう言って、工場の中心地、バレンタインへの道を阻むトループス級アークデーモン『限界推し活メデューサフィッシュ』を睨む。
「俺も最終人類史のバレンタインは好きだよ。友チョコ万歳ってな。楽しく騒げる日だ」
 とエトヴァ。だからこそ、彼らによってそれが壊されるような事態は防がなければならない。
「えぇ。既に主要な作戦は阻止されていますが、例の精神病院から運び込まれたという「何か」を使用しているということは、何かしらの繋がりはあるのでしょう。狂気についての手がかりを得る好機にもなり得ます。確実に攻略を成功させましょう」
 故に、レイラは頷いて、自分の考えを述べる。
「狂気な。この誘惑空間もたしかに狂気めいてるよ。推し活は色々良いらしいので、否定はしないけど……」
「そうですね、これも一つの信仰の形……なのでしょうか……?」
 エトヴァとレイラがさらに言葉を重ねる。
 視線の先では限界推し活メデューサフィッシュがバレンタインを囲い、サイリウムを振って、バレンタインを崇めている。
「ディアボロス、現れたな! 刺し違えてでもバレンタイン様はお守りする!!」
 そんなやりとりをしていると、限界推し活メデューサフィッシュの一体がディアボロスの接近に気付く。
「なるほどぉ。手下と戦う時に誘惑効果はないけど、敵の士気はアガってるし強いかもねぇ」
「そうだな。推し活仲間が集まると、存外連携は良いらしいしな」
 燐寧の言葉にラキアが頷く。
「――Blühe.」
 先手を取ったのはエトヴァ。
 長身向けの超大型クロスボウに魔法塗料を籠めた矢をつがえ、限界推し活メデューサフィッシュ群に向ける。
 パラドクス『Rosenschwur-Ⅲ』によって連射された矢は寸分違わず、限界推し活メデューサフィッシュを射抜き、引火性の塗料を炸裂させて、色彩の花々を咲かせる。
 そこへ一気に燐寧が突っ込む。
「今死んどけばあの世でバレンタイン推しの最古参になれるよぉ。嬉しいでしょ?」
 妖刀の性質を帯びた巨大鎖鋸剣、テンペスト・レイザーを振るい、エトヴァのパラドクスで怯んだ敵に急襲を仕掛ける。
「え、それはちょっと捨て難いかも」
 なんて馬鹿みたいな反応をした限界推し活メデューサフィッシュが最初の獲物である。呪詛と怨念を纏わせたテンペスト・レイザーの一撃は確実にその限界推し活メデューサフィッシュを傷つけ、そして。
「一人だけ苦しいのは辛いでしょ? じゃ、みんなを苦しくしたげるよぉ」
 呪詛と怨念の力によって、周囲の限界推し活メデューサフィッシュも一斉に同じだけの負傷を負う。最初の敵を五寸釘を打ち込む藁人形に見立てた丑の刻参り、パラドクス『呪式:異苦同怨』である。
「もー、みんな、もっと頑張ってねん♪」
 取り巻きの不利を悟ったバレンタインが限界推し活メデューサフィッシュにウインクを一つ飛ばす。
「は?? やめてマジむり尊いカワイィィヒヒッィイ↑↑」
 それを受けて、限界推し活メデューサフィッシュは発狂したようにボソボソと早口でバレンタインを礼賛する呪文を唱えながら、気味の悪い絶叫と共に、エトヴァと燐寧へ向けて突撃してくる。
 対するエトヴァは自身もサイリウムを振ってテンションを上げながら、白銀のガントレットから生ずる魔力の盾でその突撃を受け止める。
(「推しを持つとは、推しを人生の主役にし、同じ推し仲間と熱気を共有し、無我夢中に、一心不乱に狂喜すること」)
 そうエトヴァは考える。
 ともすればそれは。
(「その気持ちは恋に似ているのかも」)
 それがエトヴァの「推し活」観。脳裏に愛らしい犬を思い浮かべ、唱える。
「そう、尊い! 可愛いィィィ!!!  推ししか勝たん☆」
 一方、燐寧はテンペスト・レイザーの刀身で突撃を防御しながら、考える。
「へぇ、信仰ねぇ」
 それなら、燐寧にもないではない。それは、古代エジプトへの情熱。
「わかるわかる。あたしもセティ1世好きなんだよねぇ。でも最推しはネコ2世かなぁ?」
 エトヴァと燐寧のその「推し活」は、限界推し活メデューサフィッシュの動きを見切る手助けとなる。
 両者はどちらも、『同じ思考』を理解し、心境に寄り添い、攻撃を防御していく。
「馬鹿な! 自分たちの推し力が叶わないなんて!?」
 驚愕に表情を変える限界推し活メデューサフィッシュ。
「焔の刃よ、我が敵を焼き尽くせ」
「瞬く乾坤、刻む遼遠。閃く轍が晴天を打つ」
 そして、その隙を逃す手はディアボロスにはない。
 ラキアが突撃槍《RE》Incarnationを構えて、左から。
 レイラが雷の魔術を仕込んだ針を手に、右から。
 それぞれ突出した限界推し活メデューサフィッシュに向けて攻撃を敢行する。パラドクス『Call:Flame_Edge』だ。
 長大な炎の刃を形成した《RE》Incarnationで、ラキアが一気に限界推し活メデューサフィッシュを薙ぎ払う。
「ぎゃああ、熱い! 熱いぃぃぃぃっ! だ、だが。『沼』へようこそ」
 限界推し活メデューサフィッシュはラキアに向け、触手を伸ばし、異次元の『沼』へと引き摺り込もうとする。
 だが、ラキアはこれを炎の刃を形成した《RE》Incarnationで巻き取って引っ張り返し、ダメージを最小限に抑えつつ、距離をとって回避する。
「比喩の沼を本当に沼にする奴があるか。それに悪いな、そんなぬるいのより今は貴様等の悲鳴が響いている方が余程居心地が良いさ」
 ラキアの方へ触手を向けた限界推し活メデューサフィッシュへ向けて、今度はレイラが針を投擲する。
 パラドクス『既製奉仕・雷』により、突き刺さると同時に雷の魔術が発動し、限界推し活メデューサフィッシュ達を感電させて行く。
「こ、今度は痺れる!! だ、だが、お前もバレンタイン様担にならないか?」
 限界推し活メデューサフィッシュはレイラに一気に忍び寄る。
「バレンタイン様担になるにあたり、他の崇拝対象は不要!」
 そう言って、限界推し活メデューサフィッシュはレイラの持つサメの抱き枕を奪い取る。
(「抱き枕を他の方の目に晒されるのは少々恥ずかしいですが」)
 と、レイラは僅かに眉を動かしつつも、冷静に投擲による攻撃を続行する。
 4人のディアボロスは確実に攻撃を続け、限界推し活メデューサフィッシュを削っていった。
「も、申し訳ございません……、バレンタイン様……」
 最後の限界推し活メデューサフィッシュがエトヴァによる薔薇柄の爆発によって倒れる。
「彼女らのような熱心なファンはバレンタインも本望じゃないかな」
 そう言って、エトヴァは倒れる限界推し活メデューサフィッシュを見下ろしながらそう呟いた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【水面走行】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

「そんな、あれだけいた私のファン達が全滅だなんて……!!」
 トループス級アークデーモン『限界推し活メデューサフィッシュ』の全滅という事態に際し、ジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』は一瞬、怒りの感情を露わにする。
「と、いけないいけない。ディアボロス、本当に強いのねん」
 だがすぐに首を横に振って、ディアボロスに笑顔を向ける
「よく来てくれたわね、ディアボロスの皆さん♪ 素敵な殿方もいらっしゃるようで、嬉しいわん♪」
 バレンタインに近づくと、誘惑空間の影響が出て、ディアボロスは甘ったるいチョコの匂いがしたと思った直後、バレンタインの美しくも可愛い顔に思わず見惚れそうになる。
「戦いなんてやめにしましょ? 一緒にチョコレートでも食べて、バレンタインデーまでゆっくりした方がいいじゃないかしらん?」
 その言葉にも、つい一理あるような気がしてしまう。

 誘惑空間の効果は強大だ。チョコを送り合って誘惑空間の効果を断ち切るか、恋人への愛を叫びながらでなければ、戦うことは難しいだろう。
エント・クライド
空斗(g06835)と
【アドリブ歓迎】

ここならチョコが貰えるって聞いて来ました!…っていっても狂気混じりなんだよなぁ
(クロノヴェーダでも可愛い子のチョコはちょっと興味はあるが…)
バレンタインデーはまだまだ先だし流石にずっとここにいるのは無理があるからな、とりあえずモテない男の相手してくれよ!

とりあえず空斗と【パラドクス通信】で連携しつつどちらかが魅了されたら殴ってでも止める、相手のチョコは避けて攻撃していく
にしてもバレンタイン様可愛い…こんな人にチョコを貰えたら…って俺は何を!?誘惑空間の影響なのか?早めに決着をつけないと不味いか

だんだん好意を抱きつつ有ることに驚きつつも、その思いを断ち切るようにモテない悲しみを込めてパラドクスで反撃するぜ

誘惑空間の影響が強すぎて、空斗とともに完全に魅了されちゃったときはアドリブにお任せします。


篠之井・空斗
クライド(g04404)と
アドリブ歓迎、キャラ崩壊OK

「何か残念がってるけどあんなんがファンで良いのか?いや、大天使にとっては信仰を捧げてくれる貴重な存在って感じか」

まずはヒット&アウェイで闘気を纏いつつ攻撃してくぜ
ただ、途中で相方の様子がおかしいって思って見ると何かデレデレになってない?と思いつつ自分も誘惑空間に取り込まれそうになりつつもクライドを叱咤する
「何やってんだよクライドさん!いくら可愛い子好きだからって」
とか良いながら注意を惹き付けるようにパラドクスで攻め立てる

チョコレート?いや、流石にクロノヴェーダ特製の狂気入りだろ?そんなものに負けるわけには…というかそっちはマッコイが本命なんじゃないのかよ、義理チョコに靡く俺じゃねえぜ!
とか強がって抵抗するが…
抵抗しきれなかったら「バレンタイン様可愛い!チョコ万歳!」とかで魅了されちまうかも
その後どうなったかはお任せでお願いします


「何か残念がってるけどあんなんがファンで良いのか?いや、大天使にとっては信仰を捧げてくれる貴重な存在って感じか」
 そう首を傾げるのは女性が好きで旅のついでにナンパをする人間のディアボロス、篠之井・空斗(人間の破軍拳士・g06835)。
「あら、自分の事を好いてくれる方が倒されたら悲しいのは当たり前じゃないかしらん?」
 空斗の言葉にジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』が応じる。
「ふぅん、そんなもんかねぇ」
「ここならチョコが貰えるって聞いて来ました! ……っていっても狂気混じりなんだよなぁ」
 バレンタインの言葉に空斗が頷いていると、その隣にもう一人のディアボロスが声を上げる。
 結構な女好きだけど彼女歴なしな人間のディアボロス、エント・クライド(人間のバウンサー・g04404)だ。
「あら、チョコレートが欲しいの? なかなかワイルドな殿方ね、うふふ、あげてもいいわよん♪」
 エントの言葉にバレンタインがチョコレートを手に微笑む。濃厚なチョコレートの匂いがエントに襲い掛かり、エントの戦意を奪っていく。
「う……」
(「正直、クロノヴェーダでも可愛い子のチョコはちょっと興味はあるが……」)
「バレンタインまで、一緒にいてくれるならね」
「バレンタインデーはまだまだ先だし流石にずっとここにいるのは無理があるからな、とりあえずモテない男の相手してくれよ!」
 そう言うと、エントは地面を蹴って、一気にバレンタインへ肉薄する。
「よし、俺もいくぜ」
 それを見て、空斗も続く。
「あらら、乱暴なのねん」
 バレンタインは、弓を構え、二人に向ける。
「そぉれ、甘く蕩けるは恋の味!」
 魅了の力を宿した矢が二人に向けて放たれる。
 二人はこれを最大限回避しつつ、バレンタインに近づくが、完全に回避することは難しい。
 誘惑空間と相まって、二人の意識がバレンタインに惹かれていく。
「お返しをしてやるよ!」
 エントのモテない悲しみが込められたバールのようなものによる一撃がバレンタインに襲いかかる。パラドクス『グラッジバースト』だ、
「そっちの弱いところはお見通しだぜ、喰らいな!」
 さらに畳み掛けるように空斗によるパラドクス『達人撃』が襲いかかる。
「きゃあっ!?」
 バレンタインが可愛らしく悲鳴をあげる。
(「バレンタイン様、可愛い……こんな人にチョコを貰えたら……」)
 エントによる追撃の手が止まる。
「何やってんだよクライドさん! いくら可愛い子好きだからって」
 エントがバレンタインにデレデレになっていることに気付いた空斗が慌てて、エントを叱咤する。
「って俺は何を!?」
 一瞬正気に戻るエント。しかし、愛という縁もなしにバレンタインに近づくには、あまりに無策すぎた。
「そちらのあなたはどう? あなたにもチョコレート、あげてもいいのよ?」
「チョコレート? いや、流石にクロノヴェーダ特製の狂気入りだろ? そんなものに負けるわけには……というかそっちはマッコイが本命なんじゃないのかよ、義理チョコに靡く俺じゃねえぜ!」
「あら、マッコイ様の事を話してたのを知ってるのね? 覗くなんてエッチ」
 可愛らしく恥じらうポーズを取るバレンタイン。
「う……」
 その様子に、空斗の頭が真っ白になって、チョコレートの濃密な匂いに呑まれていく。
 そんな空斗から出た言葉は……。
「バレンタイン様可愛い! チョコ万歳!」
 もはや、空斗にディアボロスとしての怒りは残されていなかった。
「バレンタイン様可愛い! チョコ万歳!」
 エントもそれに続き唱和する。
「うふふ、良かったわん。それじゃあ、チョコレートをあげるから、他のディアボロスと戦ってもらおうかしら♪」
 そう言って、チョコレートを取り出すバレンタイン。
 しかし、そこへ後衛からその様子を見ていた二人のディアボロスが飛び出してきて、チョコレートを打ち砕き、二人を後衛へ突き飛ばす。
 二人はそれで正気に戻り、これ以上魅了されないように、と一度後衛に下がる。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

シャルロット・アミ
アドリブ、連携歓迎

いきなり飛び込んで何ができると言いたげね?
確かに貴女は可愛いわ、でもね

マリアさんの可愛さと言ったら!
(「もきゅ!」モラさん力強く頷く)

そう、マリアさんは私のモーラット、モラさんを
めろめろにしたほどのキュートさ
そこにあるのが種族を越えた友愛だとしても
その愛の深さに貴女は勝てるかしら

(モラさん、マリアさんのうちわを持って
ペンライトを振り振り踊る)
(マリアさんの声に応えて幸せそうなモラさん「もきゅーん」)

マリアさんはね
モーラットのモラさんにも
等しく愛を与えてくれる天使、ええ、まさに天使
プレゼントも沢山いただいたわ
すべてモラさんは大事な宝物として
箱に詰めて大事に抱きしめて寝ているの

その可愛さたるや!!

私もモラさんもチョコなんていらない
私たちには
もう燃えるような愛があるから!(「もきゅー!」)

バイオリンで奏でるは愛の曲
内側から崩れ落ちひれ伏すがいいわ、私たちの愛の前に!

ちなみに私も彼氏がいるんだけどその彼氏が本当に素敵な人で初めてのデートのときに藤の簪をくれてずっと離れない以下略


マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎

バレンタインな天使様が
怒らないように気を付けてるのは何か理由があるのかな?
癇癪ヒドくて百年の恋も覚めちゃう系?

それはそれとして
魅了には応援モラさんを抱きしめてマリアもモラさん大好きだよ!って対抗するね
それに皆が準備してくれてる義理チョコをありがたく戴いて美味しーってすれば
天使様の誘惑なんてきっとへっちゃら

それでもパラドクスな魅了パワーの矢はとても厄介…
なら天使様が魅了したがらないように仕向ければ問題ないよね

一応準備してた小さな義理チョコ達で恋占い(パラドクス)
予知情報も絡めて天使様とマッコイの相性を見てあげるの
…出ました!マッコイは一途で素直な女の子が大好き!

そんな風に嘯けば
復讐者を誘惑しようって気持ちが減るかもだし
皆が情報収集するときに簡単に聞き出せるようになるかも
何より好みに合わせようと無理するから動きが鈍くなるはずなの

うん
確かにマリアとモラさんで仲良くしてればシャルロットはカヤの外だから
付け入る隙に見えるよね
世の中には触れたら止まらなくなってタイヘンな愛もあるのにね


「な、何するの。私の大事なチョコレートを!」
 チョコレートを破壊され、怒りを露わにするジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』。
「と、いけないいけない。ちょっと、さっきの子達は私のファンになってくれたのよん? 横取りなんて酷いわよ」
 すぐに首を横に振って、笑顔を取り戻すバレンタイン。
「バレンタインな天使様が、怒らないように気を付けてるのは何か理由があるのかな? 癇癪ヒドくて百年の恋も覚めちゃう系?」
 セミロングの銀髪が美しい年齢より大人びたサキュバスのディアボロス、マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)がそう言って、バレンタインに問いかける。
「そんなわけないわよん。けど、怒っていたら、折角の可愛さが台無しでしょう?」
 マリアラーラの言葉にバレンタインが慌てたように首を横に振る。
「まぁいいわ。どうせ、あなた達もさっきのディアボロスと同じになるのよん」
「いきなり飛び込んで何ができると言いたいみたいね?」
  特徴的な声で、スタイルが良いサキュバスのディアボロス、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)がバレンタインに応じる。
「確かに貴女は可愛いわ、でもね……」
「でも、何かしら?」
「マリアさんの可愛さと言ったら!」
 そう言って、シャルロットがマリアラーラを指し示す。
「もきゅ!」
 とモーラット・コミュ『モラさん』も力強く頷く。
「そう、マリアさんは私のモーラット、モラさんを、めろめろにしたほどのキュートさ。そこにあるのが種族を越えた友愛だとしても。その愛の深さに貴女は勝てるかしら」
 その言葉にモラさんがペンライトとうちわを持って踊る。
「しゅ、種族なら私だって越えられるわ! さっきだって、ディアボロスとクロノヴェーダの間で愛を育むところだったもの」
 バレンタインが反論するが。
「マリアもモラさん大好きだよ!」
 とマリアラーラがモラさんを抱きしめて愛を返す様子に、少しトーンダウンしてしまう。
「マリアさんはね、モーラットのモラさんにも、等しく愛を与えてくれる天使、ええ、まさに天使」
 シャルロットの愛の叫びは止まらない。
「プレゼントも沢山いただいたわ。すべてモラさんは大事な宝物として、箱に詰めて大事に抱きしめて寝ているの」
「わ、私の誘惑空間の中で、ここまで愛を語れるなんて……」
「その可愛さたるや!!」
 シャルロットがバイオリンを構える。
「私もモラさんもチョコなんていらない。私たちには、もう燃えるような愛があるから!」
 発動するはパラドクス『グレイトレゾナンス』。
「内側から崩れ落ちひれ伏すがいいわ、私たちの愛の前に!」
 愛の曲が奏でられ、バレンタインと共鳴して、その体を内側から崩壊させんとする。
「こうなったら、愛の矢で魅了してあげるわ!」
 対するバレンタインも弓を構えて魅了の力を宿した矢を放とうとする。
「気になるあのこのスキキライ、気になるんでしょ?」
 直前、そう言って、マリアラーラは突然小さなチョコレートを取り出した。
「予知情報も絡めて天使様とマッコイの相性を見てあげるの。……出ました! マッコイは一途で素直な女の子が大好き!」
「う……」
 バレンタインの声が揺れる。
 パラドクス『恋のおまじない』によるマリアラーラの言葉がバレンタインに突き刺さり、その行動の効果を減少させる。
「だ、だったら……」
 バレンタインがチョコを取り出し、誘惑空間を拡張し、シャルロットに声をかける。
「本当に、チョコレートは要らないかしら?」
「うん。確かにマリアとモラさんで仲良くしてればシャルロットはカヤの外だから、付け入る隙に見えるよね」
 その様子にマリアラーラが苦笑する。
「ちなみに私も彼氏がいるんだけどその彼氏が本当に素敵な人で初めてのデートのときに藤の簪をくれてずっと離れない……」
 対して、始まったのは、シャルロットによるマシンガントーク。
「くっ、こっちも愛が深いなんて……」
「世の中には触れたら止まらなくなってタイヘンな愛もあるのにね」
 困惑するバレンタインにマリアラーラが笑う。
 先の二人とシャルロットとマリアラーラ。
 四人のディアボロスの戦闘により、時間は稼げた。
 今のうちに、後方のディアボロス達はチョコレートを交換しているはずだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

一里塚・燐寧
おっとっと。こりゃけっこー侮れないパワーだねぇ?
新宿島の復讐者に周りと関係を作るだけの時間がなかった、最初の一年ぐらいに出てきてたら相当ヤバかったかもしれないよぉ
でも今は違う……ぼんくらのあたしだって、愛を知ったんだ

愛の溢れるお菓子ってなに?って考えたあたしの答えは、「本命チョコの練習のために作った義理チョコ」
あたしは味覚がふつーの人より弱くてさ、自分の作ったチョコレートが美味しいのかよくわかんないんだよねぇ
基本は出来るだけレシピ通りに、ちょっとだけカノジョ好みになるアレンジを入れてみたいけど、その加減がわかんないの
だから皆に試食してほしいんだよねぇ~

事前に作ってポーチに入れてきた手作りチョコレートを皆にお裾分けするよぉ!
うっかり味の加減を間違えたやつ(甘すぎるとか抹茶とかのフレーバーが濃すぎるとか)を引いちゃった人にはごめーんと謝りつつ、【おいしくなあれ】で消化して貰おう

んふふ、試食してくれてありがとねぇ
これで本番は良い感じに作れそう
皆のことも大好きだよぉ!(五月姫ちゃんが一番だけど)


アリシア・バーガンディア
コーサノストラの攻略のために、少しでも役に立ちたいと思ったのよね
今の私にできることはこのくらいかなぁ

世間には恋人がいない人が多い、生涯独身者の比率も上がっているというのにバレンタインさんの誘惑は残酷としか言えないわねぇ
でも、ディアボロスのみなさん、魅力的だから恋人がいる人のほうが多そう
あ、自分のことは言えない…(察してね〜)

私の魅力といえば、バレンタインさんに負けないくらいナイスバディなのよ
身長はともかく…

このチョコレートは、市販の板チョコを溶かして固めたもの
これが一番確実よね
作り方を確認して作ったの
ホワイト、イチゴ、ミルクチョコ…見た目も多彩よ
一番大事なのは、味じゃなくて、作り手の想いだと思うのよ
戦うみなさんの力になりたい
恋人じゃないけど、一番大切な家族のことを思いながら作ったわ

このチョコレートを戦場のみなさんに配るわ
引かれないように、控えめな素振りで
可愛らしさを振りまいて
「応援するわ、どうぞよろしくね」
「誘惑に負けないでね」

頑張るあなたが大好きよ
…あああ、恥ずかしい(赤面)


 四人のディアボロスが前衛で時間を稼いでいる間に、残りのディアボロス達は後方で固まっていた。
「おっとっと。こりゃけっこー侮れないパワーだねぇ?」
 ジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』の誘惑空間を目の当たりにして、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が呟く。
「新宿島の復讐者に周りと関係を作るだけの時間がなかった、最初の一年ぐらいに出てきてたら相当ヤバかったかもしれないよぉ」
 そう冷静に燐寧が分析する。ディアボロス達が愛を育む時間がなければ、なるほど誘惑空間は脅威だっただろう。
「世間には恋人がいない人が多い、生涯独身者の比率も上がっているというのにバレンタインさんの誘惑は残酷としか言えないわねぇ」
 その言葉に、ウェーブボブの金髪にボーイッシュな服装をしたデーモンのディアボロス、アリシア・バーガンディア(秋風になびく草花・g11894)が頷いた。
「でも今は違う……ぼんくらのあたしだって、愛を知ったんだ」
 そう言って、燐寧が首を横に振った。
「なるほど、ディアボロスのみなさん、魅力的だから恋人がいる人のほうが多そう。あ、自分のことは言えない……」
 その言葉にアリシアが頷く。あるいは俯いたのかもしれない。
「愛の溢れるお菓子ってなに? って考えたあたしの答えは、『本命チョコの練習のために作った義理チョコ』」
 そう燐寧は宣言し、ポーチからチョコレートを取り出す。
「あたしは味覚がふつーの人より弱くてさ、自分の作ったチョコレートが美味しいのかよくわかんないんだよねぇ」
 燐寧はリターナー化した際に味覚が鈍磨しており、極度に濃い味や辛さしか感じられない体質になっていた。その好みに合わせた料理はクロノヴェーダを苦悶させられるかも、というほどである。
「基本は出来るだけレシピ通りに、ちょっとだけカノジョ好みになるアレンジを入れてみたいけど、その加減がわかんないの。だから皆に試食してほしいんだよねぇ~」
 そう言って、燐寧は笑いながら、チョコレートを配る。
「あ、味濃かった? ごめーん」
 味が濃かった人にはちゃんと謝りつつ【おいしくなあれ】のパラドクス効果で消化してもらうことにする。
「ありがとう、燐寧さん。私、一番大事なのは、味じゃなくて、作り手の想いだと思うのよ」
 アリシアも燐寧からチョコレートを受け取りながらそんな言葉を呟く。
「だから、恋人じゃないけど、一番大切な家族のことを思いながら私も作ったわ」
 そう言って、アリシアもチョコレートを取り出す。
「このチョコレートは、市販の板チョコを溶かして固めたもの。燐寧さんの努力には及ばないけれど、これが一番確実よね」
 そう言って、取り出したチョコレートは実に多種多様。
「作り方を確認して作ったの。ホワイト、イチゴ、ミルクチョコ…見た目も多彩よ」
 そうして、アリシアもチョコレートを配り始める。
「応援するわ、どうぞよろしくね」
「誘惑に負けないでね」
「頑張るあなたが大好きよ」
 そう言って、可愛さを振り撒く。全てはバレンタインに負けないためだ。
(「私の魅力といえば、バレンタインさんに負けないくらいナイスバディなのよ。身長はともかく……」)
 だから、効果はきっとあるはずだ、とアリシアは考える。
「ありがとう、アリシアちゃん。あたしには味は分かんないけど、これであたしも戦えるよぉ」
 と、アリシアにお礼を言う燐寧だったが、
(「……あああ、恥ずかしい」)
 アリシアは無表情な彼女にしては珍しく赤面して恥ずかしがっていた。
 他のディアボロス達も思い思いのチョコレートを用意し、交換し合っている。
 これで、もはやバレンタインの誘惑空間は怖くない。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!

四葩・ショウ
恩師のイブせんせい(g10846)と連携&協力

救援機動力で駆けつけ
仲間のプレゼントを受けとってから動く
親愛を籠めた手作りクッキーをせんせいに渡して
アップルパイは
すべてが終わったらご褒美に!

はい!わかりました、ときりり
レイピアを素振り

ああ、やっと逢えた――⋯⋯バレンタイン様
跪いて
魅了された演技で油断させよう

リアルマッコイ様のために
ここまで健気にがんばったのに
振り向いてもらえないなら――そうだな。わたしは、どう?
あまい仕草で微笑む、Pandora

はは、振られちゃいました
⋯⋯残念だな、なんて涼しい顔で微笑み、前髪をかきあげ
兵士達にはレイピアの剣戟で応じる
でも気になってるひとがいるのに
魅了でこころを変えられる気持ちは、わかったでしょう?

イブせんせいの支援を受けつつ
わたしはレディを追いかけて
好きに動かせないように熾烈に攻撃を重ねよう
最終人類史の皆を護るためだ
傷付いたって構わないさ
注目させてせんせいの攻撃を気取らせない

きみが思い描くバレンタインは永遠に、こない
だって想いあう、皆の
愛のイベントだからね


伊吹・祈
同行者:四葩くん(g00878)

⋯⋯そうですね。僕も他の方の義理チョコetcを受取った後に
彼女の力作と手製の特製アップルパイとを交換。効果は無くとも士気は高まるもの
四葩くんのクッキーを口へ運ぶ。去年同様、硬さはあるけれども
⋯⋯上出来だ。よく出来ました

お菓子を悪趣味な戯れ言に用いるとは感心しませんね。歓びを齎してこそだろう?

僕が魅了されたら宜しくお願いします
ええ。お手柔らかに願うよ
⋯⋯刺す気なのだろうか、頬を打つので充分なのだけれど

自らの血の贖いを憂う事無く、戦線をアシストすべく振舞うira
甘く蕩けるは恋の味から四葩くんをディフェンス
自らの防御の際と同様に、HODより黄金の盾を展開。ディフェンスの際は背後に庇う
――僕の可愛い教え子を、玩ばないでくれますか
甘言に弄してもいいのは僕だけだ、とは聲を潜め嘯く

大天使の動きを警戒しながら声を上げ連携を図る
合図と共に彼女の動きを目眩ましとし、大天使に致死量の幸福を
さて、僕等の前座の味わいは如何だったかな。……後は愛を叫ぶ方々へと託しましょう、四葩くん


 そんなチョコお渡し会の最中、救援機動力で駆けつけてきて、お菓子を送り合う男女が一組。
 先生と仰ぐ青年に力作の親愛を込めた手作りクッキーを渡すのはプラチナブロンドの刈上げショートヘアにオールドローズの瞳をした人間のディアボロス、四葩・ショウ(After the Rain・g00878)だ。
「⋯⋯上出来だ。よく出来ました」
 クッキーを口に運び、そう応じるのはホクロが魅力的な天使のディアボロス、伊吹・祈(アンヘル・g10846)だ。去年同様、硬さはあるけれども、そこに込められた想いは確かに祈へと届いただろう。
「アップルパイはすべてが終わったらご褒美に!」
 祈からは特性アップルパイが手渡されるが、ショウは受け取るだけ受け取って、今は口をつけなかった。
「お菓子を悪趣味な戯れ言に用いるとは感心しませんね。歓びを齎してこそだろう?」
 そう呟きながら、先のディアボロスと交戦するジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』に視線を動かす。
「僕が魅了されたら宜しくお願いします」
「はい! わかりました」
 そんな祈の言葉にショウはキリリとレイピアを素振りしてやる気を示して見せる。
「ええ。お手柔らかに願うよ」
(「⋯⋯刺す気なのだろうか、頬を打つので充分なのだけれど」)
 そんなショウの様子に少し心配になる祈であったが、気にしていても戦いは出来ない。
「ああ、やっと逢えた――⋯⋯バレンタイン様」
 そんなやりとりの末、二人でバレンタインと向き合う。
 と直後、ショウの様子が変化した。
 バレンタインの前で跪いて見せたのだ。
「リアルマッコイ様のために、ここまで健気にがんばったのに、振り向いてもらえないなら――そうだな。わたしは、どう?」
「あら、なかなか美形でいい子じゃない。ちょっと考えてあげても——」
「そう、いい子だ」
 ひかりの魔力でみつめで見つめ、甘く囁くショウ。
 それはファム・ファタールの誘惑。
「——パラドクス!?」
 そう、ショウのパラドクス『Pandora』である。全ては魅了されたふり、演技であった。
 穢れなき一撃がバレンタインの胸を貫くより早く、バレンタインもまた、甘いチョコレートを周囲に展開し、チョコレートの海からチョコレートの兵士を湧き出させて迎撃させる。
「はは、振られちゃいました。⋯⋯残念だな」
 そう言いながら、ショウは涼しい顔で微笑み、前髪をかきあげる。
「いい子だと思ったのに、私を騙すなんて酷いわん。そっちの男ともうプレゼントのやり取りをしていたのね」
 バレンタインが少し頬を膨らませてショウを指さす。
 合わせて、チョコレートの兵士達がショウに襲い掛かり、ショウはレイピアの剣戟で応じる。
「でも気になってるひとがいるのに、魅了でこころを変えられる気持ちは、わかったでしょう?」
「そうかしら? 好きな人を力づくで手に入れるのも魅力的で素敵だと思うわ♪」
「平伏せ」
 話が平行線になりそうなところに祈がパラドクス『ira』を発動して割り込む。
 聖血のアネモネに封じ込められた大天使の響動と共鳴し、一時的に同化することで、潜在能力を覚醒させた祈が、アンセムを響かせる。
「こ、これは……。あぁ、マッコイ様……。って、ダメよ、これもパラドクスの……」
 アンセムに込められた祈の魔力がクロノヴェーダに一時的な幸福感を与え、動くを鈍らせる。
 その隙に、一気にショウが踏み込む。
「させないわよ! そんな男捨てて、私のものになっちゃいなさい! 甘く蕩けるは恋の味!」
 だが、バレンタインとてジェネラル級。黙ってパラドクスの効果に負けたりはしない。
 素早く弓を構えると、魅了の矢を放つ。
「――僕の可愛い教え子を、玩ばないでくれますか」
 その一撃は祈が黄金のガントレットHODで以て防ぐ。
 そうとも。
(「甘言に弄してもいいのは僕だけだ」)
 と、聲を潜め嘯く。
「あぁー。いいわね、その恋とか愛っぽい感じ! でも、私だって負けないわよう♪」
 二人の連携にバレンタインは嬉しそうな声を上げながら、さらにチョコレートの兵士と矢を放つ。
「きみが思い描くバレンタインは永遠に、こない。だって想いあう、皆の愛のイベントだからね」
 祈の援護を受け、今度こそショウがバレンタインに肉薄する。
 その二人の連携による一撃を防ぐことは、バレンタインには難しかった。
「さて、僕等の前座の味わいは如何だったかな。……後は愛を叫ぶ方々へと託しましょう、四葩くん」
「はい、先生」
 きっと、この後食べるアップルパイは格別だろうから。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【傀儡】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!

一里塚・燐寧
バレンタインは大量のチョコレートを作って貯蔵してたけど、在庫をどーやって最終人類史に送る気だったのか謎なんだよねぇ
仮にその方法がバレンタインの固有能力なら、ブッ殺せば終わりだけど……
誰がやってもいいタイプの儀式とか空想科学の機械によるものだと、また面倒なものを送りつけられる恐れがあるかも?
実際どうだったのか聞き出してみよっか

敵の激情が臨界点に達するだろう、あたし達が誘惑空間を破った後に煽りに煽るよぉ
憎たらしいニヤニヤ笑いを浮かべて声をかけよう

んふふ。大事に作ってきたチョコレートも、必勝の秘策も台無しだねぇ
あたし達がこんなオモチャで総崩れになる寂しい人の集まりとでも思ってた?
ざーんねん。あたしは理解のあるカノジョのお陰で人生充実してるよぉ!

でもって、きみの作戦そもそもが破綻してたんじゃない?
だって沢山チョコを作った所で、あたし達が睨んでるボストン港から世界全土に輸送するのは無理じゃんね
21世紀生まれの癖にロジスティクスを理解してないのかなぁ?

売り言葉に買い言葉で想定してた方法を口走らせよう


 先のディアボロスによる攻撃の後、ディアボロスとジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』の戦いは睨み合いへと発展していた。
 互いに距離位置時間関係なく放てるが一分に一度しか放てない能動的なパラドクスは、それゆえに、有効打とするには工夫が必要だ。相手がジェネラル級といえば尚更である。
 一方のバレンタインも、時間を稼げればいいので、徒に反撃を誘発する能動的なパラドクス行使は避けたいという思惑がある。
 それゆえに、このような時間はしばしば存在する。
(「バレンタインは大量のチョコレートを作って貯蔵してたけど、在庫をどーやって最終人類史に送る気だったのか謎なんだよねぇ」)
 そんな中、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はふと、そんなことを考える。
(「仮にその方法がバレンタインの固有能力なら、ブッ殺せば終わりだけど……」)
 前例はある。火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦で、ジェネラル級大天使『復活祭の天使イースター』が断片の王『ジャンヌ・ダルク』と共に作り上げた『復讐祭の卵』だ。
 あれは、まさにイースターの固有能力による最終人類史への攻撃であった。
 バレンタインも大きな括りで言えば、特定のイベントをモチーフとした大天使であり、似たような固有能力を持つ可能性は高そうに思える。
 ただ、その場合は、ここで倒すのだから心配する理由はない。
(「誰がやってもいいタイプの儀式とか空想科学の機械によるものだと、また面倒なものを送りつけられる恐れがあるかも?」)
 そう、問題はむしろ、バレンタインの固有能力ではなかった場合だ。
(「実際どうだったのか聞き出してみよっか」)
 どうせ、睨み合いである。聞き出しに失敗しても、挑発という手段は戦闘を有利に進める手立てにはなるだろう。
 軽薄な憎たらしいニヤニヤ笑いを浮かべて、燐寧がバレンタインに声をかける。
「んふふ。大事に作ってきたチョコレートも、必勝の秘策も台無しだねぇ」
「む」
 思わず、バレンタインが唸る。その言葉はまさに現状を表していた。
 せっかく大事に作ったチョコレート工場は台無しにされ、その上、そのチョコレートを犠牲にしてまで展開した誘惑空間はどう言うわけか、その弱点を正確に突かれている。
「あ、あんた達が壊して、対策してくるからじゃない……!」
「あたし達がこんなオモチャで総崩れになる寂しい人の集まりとでも思ってた? ざーんねん。あたしは理解のあるカノジョのお陰で人生充実してるよぉ! そっちは結局、マッコイにも告白してない独り身だもんねぇ」
「う、うるさいわね!! 私だって、チョコレート工場の運営がうまくいってたら、バレンタインデーには……!!」
 思わずアンガーマネジメントに失敗し怒りを露わにするバレンタイン。
「でもって、きみの作戦そもそもが破綻してたんじゃない?」
「どう言うことよ」
 だから、思わず、燐寧の言葉に聞き返してしまう。話のテーブルについてしまう。
「だって沢山チョコを作った所で、あたし達が睨んでるボストン港から世界全土に輸送するのは無理じゃんね。21世紀生まれの癖にロジスティクスを理解してないのかなぁ?」
 さらにここぞとばかりに煽る燐寧。
「はっ、何を言い出すかと思えば。流通の手配してなかったわけないじゃん、あんたらに邪魔されないようにマッコイ様がギリギリで間に合わせる予定だったのよ」
 つまり、ジェネラル級ワイズガイ『『艦長』リアル・マッコイ』が密貿易で最終人類史に運び込んで売り捌く予定だったと言うことか、と燐寧は考える。
 燐寧の思惑はともかく、一般的に最終人類史はディヴィジョン化を恐れているため、ディアボロスが一般人の流通をディアボロスが統制することはない。売り捌くところまで持っていけば、後は普通に流通ルートにのって最終人類史中に散らばる、と言う算段だったのか。
「ディアボロス、よくもこっちを散々馬鹿にしてくれたわね」
 バレンタインが弓を構える。
 まだバレンタインは情報を体良く抜かれたとは気付いておらず、ただ怒っているだけの様子だ。
 とはいえ、怒っていると言うことは状況が動いたと言うこと。情報と状況の変化。両方を得た燐寧は再び笑顔を見せながら、次なる手を考えるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防空体制】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

ラキア・ムーン
まあ、普通に流通させるより他は無いよな
涙ぐましい流通作戦……マッコイは面倒見が良いな
まあ、これで終わりだ
丹念な準備は認めるが、随分とのんびりし過ぎたな
私達の方が、早かったようだ

限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現
重ねてG.O.C召喚
ネメシスの力を左腕に

右手には槍、左手には鉤爪
両武器を構え、バレンタインを睨む
【Call:0_0_0.Ex】起動
輝く魔力を両手に纏わせ、戦闘態勢
踏み込み一気に敵に接近し、左手の鉤爪を羽に食い込ませながら掴む
そのまま此方に引き寄せるようにしつつ、合わせて右の槍を突き出し穿つ

槍を引き、バックステップで距離を取る
チョコレートから距離を取りつつ、兵隊の出現に警戒
現れたら槍で『薙ぎ払い』、牽制も兼ねて槍で迎撃
連携した攻撃が出来ないように足並みを乱し、順次攻撃を捌いていこう

攻撃まで甘ったる過ぎるなバレンタイン
エゼキエルの亡霊が、いい加減滅びろ
それにするなら、もっと相手の事を考えたアプローチをするんだな

アドリブ連携等歓迎


一里塚・燐寧
あは。そんなに馬鹿にしてるつもりはないけどなぁ
わざわざ潰しに来る程度には、あたし達はきみの作戦の危険性を真に受けてるんだよぉ?
んまぁ、マッコイにガチ恋してるとこはマヌケだと思ってるけどぉ……
だってあいつ、きみみたいなネットリした女の子好きじゃなさそうだもん

バレンタインは舌戦でこっちのペースに乗せられやすいタイプだねぇ
好都合とばかりに喋り倒しつつも、両腕は油断なく≪テンペスト・レイザー≫に力を籠める

『屠竜技:裂傷徹し斬り』で仕掛けるよぉ
得物の回転鋸刃で敵の身体をガリガリ削り取りながら、誘惑に負けじと恋人への愛を叫ぶ
あたしのカノジョはもうねぇ、信じられないぐらい可愛いんだよぉ!
しかもお料理も得意で、味覚が弱いあたしのために見た目や香りを工夫したものを色々作ってくれるしぃ!
そして何より……リターナーになってからずっと冷たい身体も、歪んだ心も、受け入れてくれたんだっ!

反撃の矢は鋸刃で斬り払って直撃しないように
魅了の力には愛を叫び続けて抗うねぇ

きみの誘惑なんかじゃ、あたしの胸を熱くはできないよぉ!


マティアス・シュトローマー
救援機動力で先行した仲間に合流
バレンタインと対峙しよう

へえ、リアル・マッコイも一枚噛んでいた作戦だったとはね
早い段階であのファンシーなチョコレート工場ごと計画を台無しに出来て良かったよ

さて、残るは君の撃破だけ
誘惑空間を破ってくれた仲間に感謝しないと
パラドクスを発動。瞬時に間合いを詰めた後、高く蹴り上げた敵を追って跳躍。上空から【ダメージアップ】の効果を乗せた踵落としを叩き込む
可愛らしい容姿を見ても躊躇わずに攻撃できるからね

っ、ここでもチョコレートのプールが!?
……というよりも海?
チョコレートの海の中でも波打つ場所を良く観察し、敵が潜んでいる位置を把握。湧き出してきた兵士を構えたライオットシールドで弾き返して被ダメージを軽減しよう

ふん、チョコレートのプールで泳いだり、滝壺に落ちたりしたのは伊達じゃないさ
ここを凌いだら【反撃アップ】の効果を乗せたカウンターをバレンタインに食らわせよう

バレンタインを楽しみにしている最終人類史の人達のため――何より恋人からチョコを貰うため、俺も負けられないんだ


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
最終人類史には未帰還地域も多く、広大な土地の境界防衛の綻びは以前から危惧していた
君が尻尾を出してくれたお蔭で、流通ルートを攻略旅団で調べた甲斐もあったよ

チョコはばっちり交換済みだ。ありがとう!
愛の籠ったお菓子はいいもんだ
バレンタイン、君の用意したチョコなど足元にも及ばないさ
そこに、愛が入ってないんだから

怒りに注ぐ挑発半分、本音は1000%だ
ここで決着をつけよう

PDで攻撃
よく敵の動きと様子を観察し、仲間との攻防の応酬の間に隙を見出そう
挟撃や包囲に立ち回り、怒りに注意を引ければ味方側に隙を作り
弾丸に動きを縫い止め
仲間に気を取られる隙あらば逃さず本命の弾丸で撃ち抜こう

敵の攻撃の魅了の矢は、タワーシールドで打ち払いつつ、茨の魔力障壁で影響を軽減
君は可愛いが、タイプではないぞ
大人の女性の落ち着きを持って出直してくださいな?

ましてや、数多の人の恋路を狂気入りチョコで台無しにしようとしていたなんて
俺はとても残念
愛の大天使がハリボテだった事がな
君は愛を知っている?
……なら、マッコイには宜しく伝えておくさ


レイラ・イグラーナ
戴冠の戦が始まり、クロノヴェーダも境界を超えることが可能になったことでそういった策も可能となりましたか。
広大な領土を持つことは、防御する上では負担ではありますね。
あるいは吸血ロマノフ王朝のように、土地とそこに住む人民の皆様を犠牲に遅滞をすれば他所からの干渉も抑えられるかもしれませんが……
私たちが血を流すことで最終人類史を守れるならば、それが最善です。

チョコレートを受け取り、白い軍服姿のネメシス形態に姿を変えます。
細剣「Дед мороз」を手に【天上奉仕・氷晶】。
細剣から冷気を放ち、バレンタインを凍り付かせ、剣の一閃で断ち切ります。
戦闘に長けるようには見えませんがジェネラル級。戦闘力では私たち個々を遥かに上回るでしょう。
他の復讐者がバレンタインの目を引きつけている間に攻撃を行い、私が目を引いている間は防御を重視。味方の攻撃で敵の体勢が崩れたら畳みかける連携で戦いましょう。

貴女の愛とは異なるものかもしれませんが、私は人民全てを愛しております。それを害そうとするならば……お覚悟願います。


「あは。そんなに馬鹿にしてるつもりはないけどなぁ」
 ジェネラル級大天使『愛とチョコレートの天使バレンタイン』の言葉に、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が笑う。
「わざわざ潰しに来る程度には、あたし達はきみの作戦の危険性を真に受けてるんだよぉ?」
「へ、へぇ……。それは光栄ね……」
 そう返しながら、バレンタインはディアボロスの隙を探る。
「まあ、普通に流通させるより他は無いよな。涙ぐましい流通作戦……マッコイは面倒見が良いな」
 その背後で、そう呟くのは隙があれば自分が燐寧と同じ問いをするつもりだったラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「へえ、リアル・マッコイも一枚噛んでいた作戦だったとはね。早い段階であのファンシーなチョコレート工場ごと計画を台無しに出来て良かったよ」
 救援機動力で駆けつけ様子を伺っていた自信に溢れた表情をした人間のディアボロス、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)が笑う。
「あぁ。丹念な準備は認めるが、随分とのんびりし過ぎたな。私達の方が、早かったようだ」
マティアスの言葉にラキアが頷く。
「そんなこと言ったって、バレンタインの日は変わらないんだもの! 他の日にチョコレートを売ったって効果薄いでしょう?」
 そうバレンタインが反論する。
「戴冠の戦が始まり、クロノヴェーダも境界を超えることが可能になったことでそういった策も可能となりましたか。広大な領土を持つことは、防御する上では負担ではありますね」
 そう冷静に分析するのはレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だ。
「あぁ。最終人類史には未帰還地域も多く、広大な土地の境界防衛の綻びは以前から危惧していた」
 そう頷くのはエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)。
「あるいは吸血ロマノフ王朝のように、土地とそこに住む人民の皆様を犠牲に遅滞をすれば他所からの干渉も抑えられるかもしれませんが……」
 レイラはそう呟き。
「私たちが血を流すことで最終人類史を守れるならば、それが最善です」
 最後にそう結論づける。
「そうだな。バレンタイン、君が尻尾を出してくれたお蔭で、流通ルートを攻略旅団で調べた甲斐もあったよ」
「やっぱり馬鹿にしてるでしょう!!」
 エトヴァの言葉に、バレンタインが再び怒りを露わにする。
(「バレンタインは舌戦でこっちのペースに乗せられやすいタイプだねぇ」)
 そのやりとりを見て、燐寧はそう分析しつつ、テンペスト・レイザーを持つ両腕に力を入れる。
「んまぁ、マッコイにガチ恋してるとこはマヌケだと思ってるけどぉ……。だってあいつ、きみみたいなネットリした女の子好きじゃなさそうだもん」
「なんですって!」
 思わずバレンタインが燐寧に向けて弓を構える。
「限定解除、形状変換。再誕の槍よ更なる先へ……」
 そして、ディアボロスは決してその燐寧が作り出した隙を見逃さない。
 右手に突撃槍《RE》Incarnation:Extendを、左手に鉤爪型ガントレットG.O.Cを装備したラキアが一気に踏み込んで、バレンタインの側面を突く。
「無限光の名の下に、遍く邪悪を滅ぼす光を此処に」
 パラドクス『Call:0_0_0.Ex』により、眩く輝く魔力が両武器に展開され、まずは左手のG.O.Cによる一撃がバレンタインの翼を捉える。
「きゃあっ!?」
 そのまま鉤爪がバレンタインをラキアの方へと引き寄せ、《RE》Incarnation:Extendが貫く。
「ここで終わりだ、バレンタイン」
「くっ……調子に乗らないでよ! ディアボロスが私の大切な翼によくも!」
「その隙が命取り、だよ。残るは君の撃破だけ。誘惑空間を破ってくれた仲間に感謝しないと——」
 そこにさらにマティアスの追撃が襲いかかる。
 とある渡鴉から着想を得たマティアスの蹴り上げ攻撃が襲いかかる。
 完全に意識を燐寧とラキアに持っていかれていたバレンタインはその攻撃に対処できず、思わず空中に投げ出される。
 マティアスはさらに跳躍、バレンタインをそのまま踵落としで攻撃する。
 パラドクス『ナハトクラップ』だ。
「——その可愛らしい容姿を見ても躊躇わずに攻撃できるからね」
「えぇ、チョコレート、ありがたく頂戴しております」
 そのまま空中から落下してくるバレンタインに向けて白い軍服姿へと見た目を変えたレイラが、細剣Дед морозを構える。
 レイラのДед морозからパラドクス『天上奉仕・氷晶』によって、冷気がバレンタインに向けて襲いかかる。
「この剣が、私の誓いです」
 Дед морозの一閃がバレンタインを切り裂かんと振るわれる。
「何よ! 調子に乗って! 来なさい、私のチョコレート達!」
 対するバレンタインもやられるままではない。
 凍結されたまま、バレンタインの由来とも言われる古代ローマの祭典の名を冠するパラドクスが放たれる。
 どこからともなく現れた甘いチョコレートが海のように周囲を覆って行く。
「っ、ここでもチョコレートのプールが!? ……というよりも海?」
 ライオットシールドを構えながら、マティアスが驚きを口にする。
「攻撃まで甘ったる過ぎるなバレンタイン」
 ラキアがバックステップで距離を取りながら呟く。
「貴女の愛とは異なるものかもしれませんが、私は人民全てを愛しております。それを害そうとするならば……お覚悟願います」
 レイラがДед морозを構えて防御姿勢を取る。
「何よ、アガペーとでも言うつもり? 言っておくけど、資本主義と拝金主義に塗れたこのコーサノストラじゃ、そんな考え通用しないんだから!」
 だからこそ、自分はこの場に立っていられるのだ、と言葉を続けるバレンタインを守るように、チョコレートの海からチョコレートの兵士が湧き出してくる。
「バレンタインを楽しみにしている最終人類史の人達のため――何より恋人からチョコを貰うため、俺も負けられないんだ」
 迫るチョコレートの兵士をライオットシールドで防ぎながら、マティアスが堂々と宣言する。
「あぁ。エゼキエルの亡霊が、いい加減滅びろ。それにするなら、もっと相手の事を考えたアプローチをするんだな」
 チョコレートの兵士を《RE》Incarnation:Extendで薙ぎ払いながら、ラキアが言い返す。
「私は他のエゼキエルのクロノヴェーダとは違う! 資本主義と拝金主義に適応して、このコーサノストラでやって行くんだから!!」
「愛の籠ったお菓子はいいもんだ。バレンタイン、君の用意したチョコなど足元にも及ばないさ。そこに、愛が入ってないんだから」
 必死でチョコレートを操るバレンタインに、エトヴァがチョコレートを手に言った。
「愛なんて、配るやつが持っていればいいのよ。私はその様子と恋バナを聴きながら楽しむのでいいの!」
 エトヴァの言葉は明白に挑発であったが、全て偽りない本音であった。
 故に、バレンタインは逃げられない。
「ここで決着をつけよう」
 二丁の拳銃Νέμεσιςを構えるエトヴァ。
 対するバレンタインを弓を構え直す。
 エトヴァの五発の弾丸が連射されるのと、バレンタインによる魅了の矢が放たれるのは同時だった。
「君は可愛いが、タイプではないぞ。大人の女性の落ち着きを持って出直してくださいな?」
「私みたいなおてんばが好きな人だってきっといるわよん!」
 エトヴァは魅了の矢を白いタワーシールドEdelweissで防御する。
 一方、バレンタインも両肩、鳩尾、頭、心臓を的確に狙うその一撃を辛うじて急所を避けて回避する。
「ましてや、数多の人の恋路を狂気入りチョコで台無しにしようとしていたなんて、俺はとても残念。愛の大天使がハリボテだった事がな」
「君は愛を知っている?」
「それは……本当に人を好きになったことはないかもしれないけど、恋バナならずっとしてきたんだから!」
 結局、バレンタインは恋に恋するクロノヴェーダに過ぎないのかもしれない。
 攻撃は避けられたが、良いのだ。最後の本命に繋げられたのだから。
「そうなんだぁ! あたしのカノジョはもうねぇ、信じられないぐらい可愛いんだよぉ!」
 燐寧のテンペスト・レイザーがバレンタインに振るわれる。
「しかもお料理も得意で、味覚が弱いあたしのために見た目や香りを工夫したものを色々作ってくれるしぃ!」
 何度となく放たれるその一撃は、寸分違わず、バレンタインの同じ場所に命中し続ける。
「そして何より……リターナーになってからずっと冷たい身体も、歪んだ心も、受け入れてくれたんだっ!」
「……このぉ! 羨ましくなんてないんだから!!」
 対するバレンタインも弓を構えて、魅了の矢を燐寧に放つ。
 だが、その一撃は鋸刃で斬り払われる。
「きみの誘惑なんかじゃ、あたしの胸を熱くはできないよぉ!」
 何度となく鋸刃の押し付けにより傷つけられたその体表にできた傷に対し、一気にテンペスト・レイザーが奥深くへと侵入する。
「いや、いやよ、まだ。私は本当の愛を知らない! まだ、まだ、マッコイ様に想いも伝えてない。こんなところで、負けられないのよ!」
 バレンタインはそう叫びながら、弓を構えるが、もはや懐に入り込まれたバレンタインに反撃の目はない。
「あたしのチェーンソーは、どんなに硬い壁だってぶち抜くよぉ!」
 燐寧のテンペスト・レイザーがバレンタインの体を通り抜け、空中に飛び出る。
「あぁ。マッコイ……様……」
 最後にそんな言葉を呟きながら、バレンタインの上半身が地面に落ちる。
「……なら、マッコイには宜しく伝えておくさ」
 その様子を見て、エトヴァが呟いた言葉がバレンタインの耳に届いたのかどうか、それは死にゆくバレンタイン本人しか知らぬことである。
 戦いは終わった。
 新宿島に帰ろう。本当のバレンタインデーが、待っている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【イルカ変身】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

最終結果:成功

完成日2026年01月28日
宿敵 『愛とチョコレートの天使バレンタイン』を撃破!