リプレイ
ラズロル・ロンド
大群を崩すなら、まずは連携の分断から――
【通信障害】遠方への救援伝達を遮断しとこう
この状況で単独行動を続けるのは無謀だし、何より効率が悪い
仲間達の攻撃がより深く刺さるよう、撹乱と牽制を重視していこう
無理に突出せず、仲間との呼吸に意識を合わせて攻撃開始だ
ライオニックサンダーを使い
空間に稲妻を放ち、雷撃で網を張るように、アルタンの動線を切り裂いていく獅子を向かわせよう
反撃対策は、姿勢を低くして地形や遮蔽物を活かすよ
魔力障壁や移動術で位置取りを変えつつ、発射される盾を避けるか、魔力障壁で軌道を逸らしダメージ軽減
もし亜人形態が一斉に迫ってきたら、足止めを優先し、倒せる敵から屠ってく
あくまで目標は、大群の足並みを乱すこと
雷鳴と共に降る僕のサンダーが、少しでも戦場に隙を生み出せるように
連携しながら、確実に数を減らしていこう
●ハマル=ダバンの大群、集結阻止
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)がパラドクストレインから現場へ向かうと、敵を探す手間すら必要なかった。
わらわらと集まっている敵の群れは、放っておけば軍団規模となって押し寄せてくるのだろう。
だがアルタン・ウルクの群れと会敵しても、ラズロルは落ち着いていた。ここでどう動くべきか、それはすでに彼の中にあるのだから。
(「大群を崩すなら、まずは連携の分断から――」)
即座に彼は【通信障害】を発動する。
(「遠方への救援伝達を遮断しとこう」)
そしてラズロルはすぐ後ろに続く仲間を意識した。この状況で可能な限り単独行動はしたくないし、何より効率が悪い。
戦闘に参加するディアボロス達は自分達の強みを知っている。戦場での協力を拒む者はまずいないだろう。
刹那に交わす頷き、流れる視線、あるいはハンドサイン。意識をつなぐ方法は多いのだ。
ラズロルは戦場にパラドクス、ライオニックサンダーを奔らせて先駆けた。目の眩む雷撃が逆説連鎖戦を呼ぶ。
「シュゴオオ……」
異形のイレギュラーが巨大な盾を射出した。獅子形の雷が爆ぜてそれを突き破り、アルタン・ウルク亜人形態を削った。雷撃の轟音に敵の唸りが混ざる。
更に押し寄せてくる盾に対して、ラズロルは姿勢を低くし、魔力障壁を起動した。
刻々変化する戦況に対応するように、ラズロルは動く。迷いのない動きの根底には彼ならではの戦略が生きていた。
――仲間達の攻撃がより深く刺さるよう、撹乱と牽制を重視。あくまで目標は、大群の足並みを乱すこと。
疾駆する雷の獅子を追うように、仲間の銃撃が炸裂する。敵は少しずつ数を減らしていった。
ラズロルの白い髪をハマル=ダバンの冷涼な風が吹き散らし、紫の瞳は敵をとらえ続ける。
(「雷鳴と共に降る僕のサンダーが、少しでも戦場に隙を生み出せるように
連携しながら、確実に数を減らしていこう……」)
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
今、どの辺りまで来ているのだろうな
データは常に取っておきたい所だ
亜人形態もこの辺りで見るようになったなぁ……
考える事は多くあるけれど
片っ端から倒す、だな
油断せずにかかろう
通信障害はお任せし、パラドクス通信を展開
連携を取りやすくし、
仲間とは声を掛け合い連携しよう
PDの煙幕弾を交え攻撃
敵に視野を濁らせ、こちらは狙いを定めて弾みをつけよう
戦況を観察しつつ把握
敵数が多いうちは包囲されないように、なるべく敵群を一方向に相手取り、削ぎ落とすように
距離を保ったり、移動しつつ死角を見せないよう対処
また、仲間の死角をカバーできるよう心がけて立ち回り
危険や気づきは情報共有を
仲間と狙いを合わせ、数を減らそう
ただし、仲間の死角を狙う敵は優先して巻き込もう
敵の攻撃には、左腕盾の動きを観察しつつタワーシールドを構え、弾くように受け流し、威力を減じよう
自身も身をかわし、直撃を避け複数方向に対処
強化コートで衝撃を吸収し負傷を軽減
上都の状況も見ながら……
速攻で拠点確保し、ハマル=ダバンに少しでも戦力集結を抑えておきたいな
●亜人形態を潰せ
今どのあたりまで来ているのか、データは常にとっておきたいところだが……エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)のそんな思考に敵の声が重なってくる。もう戦場が近いのだ。
「……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……」
今回のターゲットはアルタン・ウルク亜人形態。
(「亜人形態もこの辺りで見るようになったなぁ…… 」)
ともあれ考える事は多くとも、今は敵を片っ端から倒す必要がある。彼は気を引き締めた。
油断せずにかかろう。
戦端が開かれると、仲間の雷撃に合わせるように、エトヴァはパラドクスの煙幕弾で敵を狙った。同時に連携のためにパラドクス通信を展開する。
攻撃と同時に、敵は赤眼の瞬く不気味な盾を射出してきた。エトヴァはタワーシールドを構え、強化コートを翻して反撃に対処する。
そして。
「数が多いうちは囲まれないように、一方向に相手取ろう」
目まぐるしく大地を蹴って、彼は攻撃の狭間にパラドクス通信で呼びかけた。戦闘音とともに仲間の返事が短く伝わってくる。
アルタン・ウルクとの距離を保ち、死角を見せないように、エトヴァは立ち回った。
戦場に銃撃の音が響き渡り、煙幕弾の、花のような色彩を持つスモークが敵の感覚を狂わせる。するうち、亜人形態のアルタン・ウルクがドッと地に倒れて消滅した。
仲間と狙いを合わせて、エトヴァは果敢に攻め、確実に敵の数を減らしていった。また、仲間の死角を狙う敵に気づけば率先して狙った。
パラドクス通信が柔和な声を伝えたのはそんな時だ。
「援護します。狙ってください」
仲間の声とともに、土石流が敵を押し流した。
「了解」
エトヴァは短く答えて敵を撃ち抜く――。
この後、連携はますます冴えることになる。
拠点確保に邁進するエトヴァには自分なりの構想があった。
(「上都の状況も見ながら……速攻で拠点確保し、ハマル=ダバンに少しでも戦力集結を抑えておきたいな」)
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
パルトロメウ・ローレン
このあたりのアルタンは、数が減ってきましたでしょうか
でも、油断しちゃいけないのですぅ
エトヴァお兄ちゃんに加勢する形で行動しますです
パルも周囲を観察しながら、援護に回るのです
王佐土砂計を使い、進行方向を予測し、そこへ土石流を発生させて敵を押し流すのです
ぬるぬる地面で足元ふらふら~になるといいのですぅ
【泥濘の地】の効果も活かして、亜人形態の動きを鈍らせ
エトヴァお兄ちゃん達が狙いを定めやすくなるように支援するのです
敵が煙幕や遮蔽に隠れた時は、足音や地形の乱れを頼りに、進行方向を予測し、
まだ見えていない敵ごと巻き込むように土石流をぶつけるのです
反撃の動きが見えた時は、すばやく横に跳ねて避けるのです
「ひゃっ…ととっ」と転がりながら、間合いを取り直すのですぅ!
周囲の仲間とも【パラドクス通信】で情報をやり取りし、
死角を埋めるような位置取りで立ち回りましょう
ここで拠点を取っておけば
今後の戦力集中にもつながるのです
●加勢しますです!
戦場を目にしたパルトロメウ・ローレン(星巡り・g10813)は首を巡らし、自問自答した。
(「このあたりのアルタンは、数が減ってきましたでしょうか……でも、油断しちゃいけないのですぅ」)
仲間達の活躍で、この戦場のアルタン・ウルクは大分数を減らしていた。
パルトロメウとしては、今回はエトヴァに加勢し、援護する形で参戦するつもりである。
「援護します」とひと声かけて彼は敵を狙う。
(「エトヴァお兄ちゃん達が狙いを定めやすくなるように支援するのです」)
使うパラドクスは王佐土砂計だ。水のような髪の毛を震わせて、パルトロメウはパラドクスを紡ぐ。亜人形態の進行方向を予測し、土石流を発生させて……押し流すのだ。
連携はうまくいった。
そのあとも、パルトロメウは戦況に応じて動く。
敵の姿が岩に隠れたときは耳を澄ませた。あの巨体の足音に集中して攻撃を仕掛けるつもりだ。
進行方向を予測して土石流をぶつける……王佐土砂計を操り、パルトロメウはタイミングを計った。
亜人形態が再び姿を現し、パルトロメウの土石流に捉えられた。同時にその進みが遅くなるのは、【泥濘の地】の効果に他ならない。
しかし同時に、亜人形態はパルトロメウに向かって気持ちの悪い盾をぶっ放して反撃してきた。
「ひゃっ……ととっ」
パルトロメウは思わず転がって直撃を避け、間合いを取り直す。そして、再度振り返った時、そいつは仲間のパラドクスを受けて消滅していた。
よかった……。
アシストは巧くいってた、そして残りはもう少ない。
パルトロメウは再び参戦し、まもなくこの群れの最後の一体を仲間と共に屠った。
(「ふぅ~とにかくここまではうまくいきました」)
パルトロメウは何気なく、ハマル=ダバン高地を振り返った。
(「ここで拠点を取っておけば、今後の戦力集中にもつながるのです」)
そしてその為には……。
他のディヴィジョンならアヴァタール級とでもいうべきか。
巨大なアルタン・ウルクが2体、こちらに向かってきた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
ラズロル・ロンド
【冷気の支配者】でアルタンの動きを鈍らせ
極寒の高地、息が凍るほどの冷気だね
亜人形態を越え、今度は山のような基本形態アルタン2体が相手か
パル君、ラウム君と視線を交わし、僕も構えよう
冬将軍結界を使い、吹雪で戦場を包もう
熱も魔力も凍りつく極寒の結界で、敵の動きを封じるよ
パル君の拠点を背に、冷気の流れを操り防御を補う
砕けた壁に凍気を絡め、再び盾として立て直す
言葉の衝撃波が響くたび、そこへ冷気を重ねて波状の圧を加える
ラウム君の黒い鳳凰が凍気の軌跡に合わせ、結界を濃くして熱反応を封じる
光線が迫れば風圧で逸らし、魔力障壁で勢いを殺し致命傷を避ける
動きを止めず、仲間の動線を読むように移動しよう
拠点が砕ければ氷で補い、鳳凰が沈めば吹雪で退路を作る
――雪が止んだ時、残る静寂が勝利の証になればいい
ゴルディアスの結び目拠点を設営するまでアルタンは倒し尽くすぞ
●大型との決戦
(「極寒の高地、息が凍るほどの冷気だね……」)
ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)がまず発動したのは【冷気の支配者】である。
残る敵は大型の通常型の2体。迫ってくるその姿には迫力があった。
(「今度は山のような基本形態アルタン2体が相手か」)
ラズロルは白い息を漏らしながら、仲間達を見た。
(「パル君、ラウム君……」)
視線が交わる――戦闘準備完了。
ラズロルも敵を見据えて構え、動いた。
戦場が白く煙る。
ラズロルが発動したパラドクスは冬将軍結界だ。シベリアの極寒の雪嵐が見る間に敵を凍てつかせる。
(「熱も魔力も凍りつく極寒の結界で、敵の動きを封じるよ……」)
ラズロルは仲間の位置を再確認する。
(「パル君は僕の後方か……ラウム君は」)
ここは味方との細やかな連携を意識したかった。
「シュゴオオオ……」
「……シュゴォォォォ……」
2体のアルタン・ウルクが攻めてくる。
ラズロルは味方の攻撃のリズムにかぶせるように氷雪を操った。アルタン・ウルクは身体の一部に霜を降らしながらも、すさまじい勢いで反撃してきた。
赫眼光線が縦横に白い世界を薙ぐ。
ラズロルは雪嵐の風圧で対抗し、魔力障壁を浮かべて直撃を避けた。ダメージは致命傷には程遠い。
更にラズロルは機を狙い、パルトロメウのパラドクスに追随するように、波状攻撃で圧を加える。
またある時は、ラウムの黒い鳳凰に合わせて雪嵐の結界をアルタン・ウルクにぶつけ、熱反応の封じ込めを狙う。
彼は仲間の動線を読んで、常に動いた。共闘することで、2体のアルタン・ウルクに有利を取りたかったのだ。
ラズロルは考える。
――雪が止んだ時、残る静寂が勝利の証になればいい。
戦いに没頭する彼は強い信念に支えられていた。
(「ゴルディアスの結び目拠点を設営するまで、アルタンは倒し尽くすぞ」)
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
ラウム・マルファス
加勢するヨ
このディヴィジョンに元々居た人馬型クロノヴェーダがこの基本型の元になったら、パラドクスにもその面影があるのかナァ。高レベルの連携は、同一化した影響なんだろうケド。
敵の動きを観察し、連携で体勢を崩されないよう注意しながら戦うヨ。味方と連携し、逆に敵の連携を崩せるとイイネ。太極扇を開いて黒い鳳凰を飛ばすヨ。攻撃や連携行動に移る直前を狙って攻撃し、凍らせて敵の思惑を潰そウ。
反撃の光線は氷龍の盾で可能な限り受け流し、ダメージを軽減するヨ。とはいえ多少の怪我は覚悟の上だネ。見慣れてるけど、だからって無傷で戦えるほど楽な相手じゃないだろウ。
●加勢するヨ
「加勢するヨ」と視線のあったラズロルに軽く合図して、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は迫ってくるアルタン・ウルクに集中した。
眼鏡の奥で青い瞳が瞬く。思考が刹那に流れていった。
(「このディヴィジョンに元々居た人馬型クロノヴェーダがこの基本型の元になったら、パラドクスにもその面影があるのかナァ。
高レベルの連携は、同一化した影響なんだろうケド」)
ウン、それはまぁおいておいテ。
ラウムは迫ってくる2体をつぶさに観察し、戦闘行動に移った。
(「連携で体勢を崩されないよう注意しながら戦うヨ。 ……味方と連携し、逆に敵の連携を崩せるとイイネ」)
『押し留め、切り開ク』
ラウムは詠唱すると瑞鳥が描かれた太極扇を開き、黒い鳳凰を敵へと飛ばした。
吉兆:鳳凰の舞は当然、敵にとっては凶兆だ。鳳凰は敵の周囲を飛んで凍り付かせるが、刹那その一部が砕けて赫眼光線がとびだす。
ラウムの構える氷龍の盾に龍の紋様が煌めいた。
「……ッ」
さすがにノーダメージとはいかないが、大丈夫、まだまだ戦える。
(「多少の怪我は覚悟の上だネ。見慣れてるけど、だからって無傷で戦えるほど楽な相手じゃないだろウ」)
2体のアルタン・ウルクをディアボロス達は少しずつ削っていった。
ラウムの黒い鳳凰を追うように、ラズロルのパラドクスが炸裂する。
(「ボクに合わせてくれたようだネ」)
確かに、連携攻撃で、ここは少しでも有利に戦いたいところだ。
眼鏡を少し持ち上げて、ラウムは敵を見据える。
(「いつも2体揃って狙えるといいけどネ……」)
確かにこれは楽じゃないが、怯むこともない。
ラウムが太極扇・瑞鳥示現を開くと、黒い鳳凰が戦場を舞った。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
パルトロメウ・ローレン
亜人形態のアルタンは、なんとか倒せたのです
でも、戦いはまだ続くのですぅ…!
お兄ちゃん達が立ち向かう大型アルタン
パルの背筋がぶるっと震えるのですぅ
でも、ここで怯んだら、みんなが危ないのです!
パルは『弱さを経ていない強さはない』を使い
名言の力で簡易防御拠点を即座に構築
拠点に身を隠しながら、言葉の衝撃波で波状攻撃を繰り出していくのです
届かなくてもいい、伝わらなくても……
でも、パルはここにいるって、叫ぶのです!
拠点を盾にしながらダメージを分散し、耐え抜くのですぅ
反撃は転がるように退避
砕けた拠点はすぐに放棄し次の拠点を展開
位置をずらしながら連続して波状攻撃を仕掛けるのです
仲間と離れすぎないよう、お兄ちゃん達の動きを意識しつつ
【パラドクス通信】で状況を共有し
後方から大型の死角を突くようにじわじわ削っていくのです
前線が崩れないように、
拠点で道を塞いだり、注意を引いたりして
仲間が安全に動けるよう足場を整えていくのです
パルは小さな体で、力強く、
大きな敵の足元に想いを打ち込むのです!
●戦いは続く
大型アルタン・ウルク2体との戦闘が始まる。
(「お兄ちゃんたちが立ち向かう……大型アルタンに」)
しかしパルトロメウ・ローレン(星巡り・g10813)は、背筋をぶるっと震わせた。
パラドクスが戦場を染め上げる。瞬時に、白く黒く赤く、互いを削り合う様に。
(「でも、ここで怯んだら、みんなが危ないのです!」)
パルトロメウはここに戦う為にやってきたのだ。
『弱くてもいい、この先強くなるのだから』
パラドクス発動。
パルトロメウは瞬時に簡易防御拠点を構築、同時に言葉の衝撃派をアルタン・ウルクに叩きつけた。
(「届かなくてもいい、伝わらなくても……」)
パルトロメウは気持ちを振り絞って叫ぶ。
「パルはここにいるのです!」
パラドクスが放たれて、アルタン・ウルクは紅い目玉を真紅に染めて応えた。
「……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……」
そいつは、敵と認めたパルトロメウを赫眼光線で斬り裂こうとした。
防御拠点を砕かれて彼は転がるように直撃を避ける。
(「次の動き……お兄ちゃんたちは……」)
転がりながら自分の位置をつかみ、仲間と離れすぎないようにパルトロメウはくるりと立ち上がる。その間もラズロルの連携攻撃が敵に炸裂、アルタン・ウルクの1体が削られている。
大丈夫。
次は……?
パルトロメウは走りだす。敵の後方に回って次の一手を放つつもりだった。
しかしもう一体が回り込んできて、パルトロメウは決断する。
(「前線が崩れないように、拠点で道を塞いだり、注意を引いたりして、仲間が安全に動けるよう足場を整えていくのです……」)
戦況をみれば、震えてなんかいられない。
――パルは小さな体でも、力強く、大きな敵の足元に想いを打ち込むのです!
その時、パラドクス通信が開いた。
「ローレン殿、助太刀する」
「あ……はいっ」
パルトロメウは突如出現するアイスクラフトを見た。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
夏候・錬晏
※連携アドリブ歓迎
救援機動力でウルクの大群を撃破した仲間のもとへ
大型の『アルタン・ウルク』は2体か—―…
いつかの朝鮮半島の戦いを思い出す
まずは分断して1体を足止めに動く
ローレン殿の拠点を壊さないように【アイスクラフト】で2体を分断
孤立した1体へと畳み掛ける
戦意を昂めれば、朱殷の闘気が立ち上り、大気の水分が黒龍偃月刀の刃に凝固
鋭く大きな氷の刃を作り出し、【ダメージアップ】の一撃を叩き込む
四駿蹄駆の勢いに下敷きにされないよう、作り出した氷の壁を足場に使いつつ、追いすがる触手を偃月刀で叩き斬り、引きちぎられるのを防ぎ、ダメージの軽減を
仲間がもう一体を討ち果たすまで、仲間に近づけさせないように己を囮とし、多少の怪我をしたところで攻撃の手を緩めることはしない
むしろ右腕ぐらいはくれてやるという気概で渡り合い
ラウムとラズロル殿、ローレン殿の到来を信じつつ、隙あらば討ち取ってやろうと闘志を燃やし、戦い抜こう
●救援
「ローレン殿、助太刀する」
「はいっ」
パラドクス通信に一声かけると、ホッとしたような声が返ってきた。
藍色の風のように、夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)は戦場に突入し、同時にアイスクラフトを敵を分断するように放った。
(「大型の『アルタン・ウルク』は2体か—―……いつかの朝鮮半島の戦いを思い出す」)
錬晏は素早く戦況を把握する。琥珀色の瞳が光を宿した。
(「まずは分断して1体を足止めに動く」)
錬晏は味方の動きを邪魔しないように、アイスクラフトを放っていた。その上で、孤立した一体に畳みかける。
錬晏の戦意の昂まりを示すように朱殷の闘気が立ち上った。
『噛み砕く』
……低い呟きに続いて、大気から氷塊が現出する。それは輝きを放つ武器となり、まるで黒龍偃月刀の刃が錬晏の手に現れ出た様に見えた。
パラドクスで象られた氷の刃をもって、錬晏は力強く大地を蹴る。怒りが増幅され、勢いを増して荒ぶる錬晏の刃と、猛進するアルタン・ウルクが激突する。
錬晏が優勢に攻めた。氷の牙で巨躯を止め、斬り裂いて縦横無尽に立ち回る。
(「四駿蹄駆の勢いに下敷きにされるわけにはいかない)
追い縋る触手を錬晏は叩き斬り、身を捻る。ここは一歩も退けぬ。
錬晏は決意していた。
(「仲間がもう一体を討ち果たすまで、己を囮としてもう一体を引き付ける」)
錬晏は、多少の怪我をしたところで攻撃の手を緩めることはしなかった。何が何でも、こちらの一体を留めておく必要があるのだ。
幸いなことに、彼はひとりではない。
錬晏は再びアルタン・ウルクに向かう。
彼は、むしろ、右腕くらいはくれてやるという気概をみせた。
「……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……」
「来い! 隙あらば、討ち取る!」
血の汗をぬぐい、錬晏は闘志を燃やした。
機は必ず到来する――仲間がもう一体を倒すまで、戦い抜くのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
防寒着とコートは着込んでいくよ
【通信障害】は引き続き展開、PDにて攻撃
戦況を観察し把握
2体が健在な間は、挟まれぬよう注意し【泥濘の地】で動きを鈍らせつつ立ち回り
PD通信も駆使し味方と声を掛け合い連携
チェロ(Seraphim)を演奏しPD攻撃
動きを鈍らせ仲間の攻撃につなげよう
大型の動きに合わせ、仲間と多少角度をつけて対峙
こちらに引きつければ仲間の側に、仲間が引きつければ自身が隙を貫けるよう
死角を補い合うように立ち位置を取り、危険や気づきがあれば報せ合う
敵の反撃に備え
敵の攻撃を観察しSegenの魔力盾で光線を防ぎ
強化コートで負傷を軽減
ハマル=ダバン、その先へ
希望をのせて羽搏きゆけ
●その先へ
防寒着とコートを着込み、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は地を駆けた。
戦況を把握し、二体に挟まれないようにと心がけ、泥濘の地を発動して動き回る。
「動きを鈍らせてみる。狙ってくれ」
了解、と声が返る。
パラドクス通信で声をかけ、機を見て、エトヴァはSeraphimを手にパラドクスを発動した。
『Da ist Musik drin.』
光の風のようにチェロの音色が翔け、敵を包み込む。
同時に戦場に響くのは敵のあの声だ。
「……シュゴォォォォ……シュゴォォォォ……」
アルタン・ウルクの反撃、紅い閃光が放たれる。
エトヴァは強化コートを翻して駆け、思考する。
(「こちらに引きつければ仲間の側に、仲間が引きつければ自身が隙を貫けるように……」)
白い頬に朱の線が走った。
けれども、次の瞬間、仲間の誰かが放ったパラドクスを受けて1体目のアルタン・ウルクは動きを止め、消滅霧散する。
刹那、パラドクス通信から「仕留めた」という声が届く。
「うまくいった。次だな」
エトヴァも短く応じて、残された一体に向かった。
ここからは総力戦だ。
エトヴァも改めてSeraphimを奏でる。
ディアボロス達は優勢に攻め、2体目のアルタン・ウルクは見る間に力を削がれていった。
エトヴァは気を抜かず、気づきがあれば情報を共有し、連携を意識して戦った。
彼の奏でるチェロの音が讃歌を歌いあげる。それは神ではなく、生きとし生けるものへ捧ぐものだった。
そして。
仲間と共に紡いだ攻撃が、2体目のアルタン・ウルクの動きを止める。
エトヴァは想いをのせて、最後のTeufelshymne を奏でる。
――ハマル=ダバン、その先へ。
希望をのせて羽搏きゆけ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!