機密情報奪取作戦(作者 天野ハザマ)
#TOKYOエゼキエル戦争
#国会図書館探索作戦
#千代田区
⊕
●国会図書館の警備
「報告。10時05分、部屋内異常なし」
「部屋内異常なし了解。廊下に異常なし」
ガードエンジェルが、互いに巡回情報を確認する。
何処か機械的にも思えるその報告はそれ故に一切の欺瞞も誇張もなく、正確に互いに要点のみを伝えている。
「次の場所へ向かう。出発前確認を。前方異常なし」
「後方異常なし。巡回を再開する」
互いに確認を終えると、そのまま振り返ることもせずにガードエンジェルたちは次の巡回地点へと向かっていく。
規律正しく、巡回チェックポイントを逸脱することなく、時間に正確に定められたルートを巡回する姿は、ある意味で理想の警備システムと言えるだろう。
それが最適であるかは、また別の話なのだが……。
●国会図書館へ
「ハルファスのカテドラルを破壊し、港区を支配していた『死と破滅のハルファス』を追い詰めた事で、港区周辺の区の支配者たちが動き出したようだ」
時任・夕弥(人間のガジェッティア・g03228)はそう言うと、集まったメンバーを前に説明を始める。
「そこで……なんだが、攻略旅団からも探索・調査依頼のあった、千代田区の国会図書館の探索を行ってほしい」
国会図書館を警備するトループス級の目を掻い潜るか、或いは、実力で排除し、国会図書館の書物の中から機密情報を持ち帰るのが目的となる。
これに成功すれば、千代田区を支配する『大天使』カマエルの動向を確認することも可能になるだろう。
勿論、簡単な話ではないが……しっかりと作戦を練れば、充分に可能なはずだ。
完全に戦いを避けることは不可能だ。
しかし、この作戦は今まで以上に綿密な作戦がものをいう。
それは、忘れるべきではないだろう。
●潜入にむけて
「国会図書館を警備するトループスは規律正しく厳格に警戒を行っている為、潜入するのは難しいかもしれない。だが……この規律の正しさを逆手に取るアイデアがあると有利に探索できるだろう」
勿論、敵を撃破して強行突破する事も可能だが、戦いを避ける事ができるならば避けた方が良いかもしれない。
「図書館には膨大な蔵書があるが、機密情報が隠された本は魔法的な護りがある為、ディアボロスならば、その力を察知して見つけ出すことが出来るだろう」
しかし、その本に手を触れようとすると、その本を守るように謎が提示されるようだ。
謎を解かずに本を持ち去ろうとすると、機密情報を保護する為に本が自動的に消滅してしまう為、情報を手にするには、その謎を解く必要がある。
「それだけじゃない。謎を解いて本を持ち出そうとすると、機密情報の守護を任されているアヴァタール級の大天使が出現するので、この大天使も撃破する必要があるだろう。この大天使撃破後は機密情報を持って、急ぎ撤退して欲しい」
●夕弥より
「攻略旅団の探索・調査依頼が無ければ、国会図書館の探索を行う事はできなかったろう」
そう、攻略旅団で知恵を出し合ったからこそ、今回の作戦は発動した。
全員の協力と連携が、大天使の支配を打ち砕くチャンスを生み出したのだ。
とはいえ、気をつけるべきこともある。
「機密情報は高度に暗号化されており、持ち帰った後に解析班が解析する必要があるので、内容を確認する事は出来ないようだ」
その場で情報を確認することは、不可能。
今回の目当てとなる情報を手に入れることのみに集中した方が良いだろう。
「アヴァタール級の大天使を撃破せずに、本を国会図書館の外に持ち出した場合も、自動的に消滅してしまうようだ」
つまり、どうあっても戦いは避けられない。避けられないが、夕弥はニッと笑う。
「だが……俺は信じてる。アンタ等なら……必ず、最良の未来を掴めるってな」
●求める本と謎
金属製の書架が並ぶ中、その何処かで一冊の本が薄く輝く。
明滅するように光を放つその紫色の表紙の本は……輝くウインドウのようなものを、その前に表示する。
『……所有権限確認。100より繋がる4を入力せよ』
表示されるのは4つの空欄。そこに何かを入力すれば良いようだ。
『所有者権限確認。43と縁深き4を入力せよ』
そして表示されている4つの空欄の下に、別の色の空欄が4つ表示される。
此処にも何かを入力すれば良いようだが……。
『一定時間の未入力を確認。所有権限確認プロセスを終了』
どうやら、何かの間違いでそのプロセスとやらが動いたのだろうか。
以降は何も起こらず……ただ、しんと静かな時間が続いていた。
リプレイ
ラウム・マルファス
ボクおっきーから潜入は向いてないんだよネ
でもやりようはありそう、カナ?
まずは超小型の偵察ドローンで情報収集
警備のいないタイミングを調べるヨ
わかったら静音改造したフライトドローンの上に、土下座みたいなポーズで乗って部屋まで一気に移動すル
ボクが走るより多分静かだし、屈めば頭も打たないハズ
部屋についたらRewriterで魔力元を探すヨ
えっと、謎は……わかんないから勘デ。四字熟語カナ?全知の魔法書で四字熟語を調べるヨ
百から繋がる……百から始まればいーのカナ。『百薬之長』、ト
43?ボク43歳だからボクの名前じゃダメカナ……そもそも3文字だっタ
4のあと3……成り立ちカナ?『朝三暮四』で、どーダロ
●機密データ奪取
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、国会図書館奥の書架に辿り着いていた。
超小型の偵察ドローンで情報収集、警備のいないタイミングを調べることから始まったが……なんとか潜入には成功していた。
静音改造したフライトドローンの上に、土下座みたいなポーズで乗って部屋まで一気に移動するその姿は、お世辞にもあまり人に見せられない……文字通りのフライング土下座だったのだが、「ボクが走るより多分静かだし、屈めば頭も打たないハズ」という非常に合理的な思考により実施、そして見事に成功したのだった。
そして見つけた紫の本を前に、ラウムは悩んでいた。
『……所有権限確認。100より繋がる4を入力せよ』
表示されるのは4つの空欄。そこに何かを入力すれば良いようだ。
『所有者権限確認。43と縁深き4を入力せよ』
そして表示されている4つの空欄の下に、別の色の空欄が4つ表示される。
此処にも何かを入力すれば良いようだが……一体何を入力すれば良いのか?
「えっと、謎は……わかんないから勘デ。四字熟語カナ?」
全知の魔法書で四字熟語を調べ、それを入力してみることにする。
「百から繋がる……百から始まればいーのカナ。『百薬之長』、ト」
続けて下の段に入力するものだ。
「43? ボク43歳だからボクの名前じゃダメカナ……そもそも3文字だっタ。4のあと3……成り立ちカナ? 『朝三暮四』で、どーダロ」
『権限確認1、エラー。権限確認2、エラー。補助機能実行』
「……ふむふむ」
どうやら入れるものは数字であるらしい。
権限確認プロセス1については「此処は何処か」、権限確認プロセス2については「本館の歴史を知れ」というヒントが出されている。
……パスワードを忘れた時の為の補助機能なのだろうが、此処は有難く利用させてもらうのが最善だろう。
苦戦🔵🔴🔴
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
※仲間との連携歓迎、残留効果も活用
事前に地図を入手し、記憶術で内部を把握。味方とも情報共有
【光学迷彩】、忍び足、偵察を活用
時計を持参
書架など隠れる場所が多そうだから、うまく身を隠して潜伏や移動しようか
ガードエンジェルの配置と数、スピードや動きの規則性を観察
チェックポイントの位置や、移動の所要時間から、次の動きの予測を割り出そう
「異常なし」の報告に耳を澄まし
基本的に「報告済み」の場所に潜みながら、ガードエンジェルの後を追うように、適度な距離を保って進もう
二体以上の鉢合わせに遭遇しないよう警戒
本の場所がわかれば安全ルートを見出し
不明なら手分けして効率よく捜索を
もし戦闘になったら仲間と協力し撃破する
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「千代田区は前から意識向けてたし、ある意味ちょうどいいの」
皇居のある方に視線を向けつつ、この作戦を成功させるべく動く
「どこまで正確なら、逆に問題ともいえるの」
どこまでも正確ということはパターンを読みやすいという事
戦闘を回避する方向で行動
【光学迷彩】も使いつつ忍び足で行動
ガードエンジェルの移動ルートや死角、通るタイミングを頭に記憶しつつ目的地に向かう
「バレたなら、素早く……!」
もしもガードエンジェルと戦闘することになった場合、大事にならない内にダッシュ突撃で距離を詰めての【晶迅鋭脚】で蹴り貫き、速やかに死角に残骸を放り込む
●警備の隙をつけ
「千代田区は前から意識向けてたし、ある意味ちょうどいいの」
藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)はとある施設の方向へと視線を向けながら、そう呟いた。
先にフライング土下座で侵入していった仲間がいるが、彼がどう動くにせよ援護は必要だ。
「書架など隠れる場所が多そうだから、うまく身を隠して潜伏や移動しようか」
風水にそう言いながら、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は事前入手した地図を共有する。
流石に完全な地図は手に入らなかったが、ある程度の簡素な情報の描かれたものは手に入っている。
「どこまでも正確なら、逆に問題ともいえるの」
「ああ。ガードエンジェルの配置と数、スピードや動きの規則性を観察してチェックポイントの位置や、移動の所要時間から、次の動きの予測を割り出すことができるはず」
風水とエトヴァは言いながら、国会図書館の中へと潜入していく。
その中では、ガードエンジェルが規則正しく巡回を行っている。
「報告。12時10分、部屋内異常なし」
「部屋内異常なし了解。廊下に異常なし」
ガードエンジェルが、互いに巡回情報を確認する。
何処か機械的にも思えるその報告はそれ故に一切の欺瞞も誇張もなく、正確に互いに要点のみを伝えている。
「次の場所へ向かう。出発前確認を。前方異常なし」
「後方異常なし。巡回を再開する」
その報告にエトヴァは耳を澄まし、風水もそのルートを頭に叩き込む。
侵入だけではない。その後の事にもこれは役に立つはずだ。
「よし、今……!」
2人が進んだ直後。別の道から別の巡回のガードエンジェルが現れる。
なんという不運。作戦には何の瑕疵もないが、単純にタイミングが風水たちに味方しなかった。
……本当に?
否。どのみちこの後戦闘になれば、駆けつけてくる可能性はある。
ならば、ここで倒しておくことは後々有利になる。
「バレたなら、素早く……!」
「ああ、無理矢理黙らせる!」
大事にならない内にと、風水はダッシュ突撃で距離を詰めての【晶迅鋭脚】で蹴り貫く。
先手必勝。そんな言葉が似あう攻撃の鋭さであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【光学迷彩】LV2が発生!
効果2【アヴォイド】LV2が発生!
ラウム・マルファス
うわ、ハズレ……警報が鳴ったりタライが落ちてきたりはしないみたいだネ、良かっタ。パスワードのヒントまで出るんだネ、ベースはOSログインと似てル……って考えてる場合じゃなかっタ、警備が来るまでに片付けなキャ
全知の魔法書で国会図書館を調べるヨ
何処……場所ってことは住所トカ……郵便番号、これカナ
もひとつは……歴史?んーと、昭和43年に全館完成カ。刻逆で変わっては無さそうカナ。日付でいいのカナ……?
というわけで1つ目が『8924』2つ目が『1121』
回収出来たら本は手持ちのドローンに格納。ついでに周りの棚でディビジョンの歴史がわかりそうなのとか、元の歴史に無さそうな技術の本があったら回収するヨ
●機密データ奪取2
「うわ、ハズレ……警報が鳴ったりタライが落ちてきたりはしないみたいだネ、良かっタ。パスワードのヒントまで出るんだネ、ベースはOSログインと似てル……って考えてる場合じゃなかっタ、警備が来るまでに片付けなキャ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)はそう言うと、全知の魔法書で国会図書館について調べ出す。
「何処……場所ってことは住所トカ……郵便番号、これカナ」
1つ目のパスワードのヒント。
場所が住所であるならば、100-8924。すなわち国会図書館の郵便番号である可能性は高い。
「もひとつは……歴史? んーと、昭和43年に全館完成カ。刻逆で変わっては無さそうカナ。日付でいいのカナ……?」
昭和43年11月21日。国会図書館の全館完成日であるとされている。
ならば43と縁深き数字は1121である可能性が高い。
「というわけで1つ目が『8924』2つ目が『1121』……ット」
『権限確認1、クリア。権限確認2、クリア。所有者権限を確認完了しました』
「ふう……なんとかなったネ」
回収出来た本は手持ちのドローンに格納したラウムは、ついでに周りの棚で○○○○○○の歴史がわかりそうなのとか、元の歴史に無さそうな技術の本があったら回収してみようとして。
「……侵入者か。それも機密データに触れるとはね。逃げるのは自由だ。でも逃がさない。私を倒さずして此処を出られるとは思わないことだ」
そんなアヴァタール級の声が、書架の入り口から聞こえてくる。
どうやら、此処で他の本を回収するのは諦めたほうが良さそうだ……!
成功🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
グレン・ゲンジ
TOKYOエゼキエル出身の若者です
性格:言動は不良ですが、根は善良な青年です
敵に対しては粗暴で無慈悲です
困っている人に頼み事をされたら、文句を言いつつも引き受けます
根底に「自分の感情に嘘をつきたくない」という気持ちがあります
行動:念動力も持ちますが、装備武器による近接攻撃を得意としています
戦い以外では力仕事や、翼で飛行する事による運搬作業を得意とします。それ以外の特技を持ちませんが、他ディアボロスの行動は可能な限り手伝います
台詞例:
「クソ野郎…!ブッ殺す!」
「お前には、もう誰もやらせねえ!」
「頼み?…しょうがねえな、やってやるよ」
他のディアボロスの邪魔はしません。よろしくお願いします
ラウム・マルファス
うわぉ、ボク、ピンチ
なんてネ
大天使は倒すケド、こんな狭い場所で 戦いたくないシ
例え排斥力で戻るとしても、本もあんまり傷つけたくないしネ
本を格納したドローンをナノマシンで体に縛り付けル
ドローンの意味がないけど壊されるよりマシだからネ
大天使の声が聞こえたのと逆方向の壁へと走り、Rewriterでボクが通れるように壁を空気に変換
くぐって廊下へ逃げるヨ
「うわこっちもいるんだった、忘れてタ」
廊下で警備と鉢合わせ、咄嗟にイバラの冠を投げつけル
そのまま真横をすり抜けよウ
角を曲がってすぐ足元の床を変換し下の階へ
上を向いて穴を元の物資に戻すヨ
時間稼ぎサ
図書館内の広いところ……ロビーかカウンター辺りへ向かおウ
●国会図書館からの離脱
「うわぉ、ボク、ピンチ。なんてネ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は冗談めかすように肩をすくめると、周囲の状況を素早く確認していく。
「大天使は倒すケド、こんな狭い場所で 戦いたくないシ。例え排斥力で戻るとしても、本もあんまり傷つけたくないしネ」
そう言うと、本を格納したドローンをナノマシンで体に縛り付ける。
「ドローンの意味がないけど壊されるよりマシだからネ」
そう呟くと大天使の声が聞こえたのと逆方向の壁へと走り、Rewriterに軽く触れ、パラドクス「破壊錬成」によりラウム自身が通れるように壁を建造物分解して通れるようにしてしまう。
「ここをくぐって廊下へ逃げるヨ」
そんなことを言いながら潜れば、丁度そこには巡回してきたガードエンジェルの姿があった。
「うわこっちもいるんだった、忘れてタ」
咄嗟に反応しようとした矢先、中に潜入していたグレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)がパラドクス「ストレングス」を起動しガードエンジェルに背後から攻撃する。
「……!」
消滅するガードエンジェルの姿に、ラウムは勝機を感じもう1体をパラドクス「破壊錬成」で攻撃する。
「内部から書き換えられる恐怖、教えてあげようカ」
そのもう1体も撃破すると、ラウムはグレンに「助かったヨ」と礼を言う。
「礼を言われることでもねえ。目的のものは?」
「此処にあるヨ」
身体に縛り付けたドローンを叩いてみせると、グレンは頷く。
「よし、なら脱出するぞ。長居する場所でもねえ」
そうしてラウムとグレンは角を曲がってすぐ足元の床を変換し下の階へ向かう。
2人であれば巡回のガードエンジェルも、然程の障害にはならない。
事前に潜入していた仲間の活躍もあり、警備も穴だらけだったのもある。
そして、そのまま図書館内の広いところ……ロビーへと辿り着く。
ここまで来れば、何があっても大丈夫。
そう考えた時、グレンが上を見上げる。
そこには……こちらを見下ろしている、1人の大天使の姿があった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ラウム・マルファス
さァ、あとは大天使だネ
本を積んだドローンは離れた場所に待機させておくヨ
ナノマシンで覆えば、流れ弾が来てもボクに何かあっても多分大丈夫
「キミみたいな大天使もいるんだネ、もしかしてここの司書サン?ゴメンネ、無断侵入シテ。あの本のパスワードもキミが掛けたの?ボク一回間違っちゃったんだよネ」
って無駄話して挑発
何か厳格そうだからイライラしてくれないカナ
水流が来たらフライトドローンを盾にすル
多少貫通するかもだけど水しぶきを目眩ましにして、光学迷彩しながら物陰ヘ
手持ちのドローンに早業で爆薬を搭載し相手の背後に回り込ませつつ、ボクはあえて姿を見せてイバラの冠を投げ注意をひくヨ
隙が出来たらドローンで爆破攻撃ダ
グレン・ゲンジ
フン、探す手間が省けたぜ!どの道お前を倒す事も作戦のうちだぜ!覚悟しな!
小癪な魔力弾だぜ!だがこんなモンにやられてはいられねー!
ヴォイスバズーカだ!大声の砲撃で、魔力弾をかき消しつつ敵をブチのめす!
「落ちろ!」「落ちろ!!」「落ちろッ!!!」
衝撃でタブレットをふっ飛ばせば、少しは敵のパラドクスも弱まるんじゃねーかと思う。
今更負けるような相手じゃねーが…油断してやられる訳にもいかねえな!
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「此処から先に進める為にも、此処で落すの!」
千代田区での戦いを続け、先に進めるべくここで必ず倒す覚悟で動く
「キミ達の力を僕の物として使わせてもらうの!」
重弾幕乱射機による【喰天魔弾】の制圧射撃レベルの連射で蜂の巣にする
反撃には重弾幕乱射機や他の銃火器による迎撃で対応
●決戦、『蒐集者』エレレート
「君たちの手腕は驚嘆に値する。評価しよう」
大天使……『蒐集者』エレレートはゆっくりと降下しながら、そう告げる。
その手に持つタブレットが武器なのだろうか?
それを確認することは出来ないが、すぐに理解できるだろう。
そういう類の敵意を強く感じられた。
その間にラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は本を載せたドローンを離れた場所へ待機させる。
この戦闘で折角手に入れた情報が破損してはたまらないからだ。
「キミみたいな大天使もいるんだネ、もしかしてここの司書サン? ゴメンネ、無断侵入シテ。あの本のパスワードもキミが掛けたの? ボク一回間違っちゃったんだよネ」
「司書かと問われれば是とも否とも言える。私が関与すべきは君が今離れさせたその本である事に間違いはない。そして、何も問題はない。君たち3人は此処で死に、その本には新しいパスワードが生成されるだろう」
「3人……」
「バレてたの」
物陰で隙を伺っていた藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)が、重弾幕乱射機を構えながら出てくる。
「でも関係ないの。此処から先に進める為にも、此処で落すの!」
そして、グレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)もフンと笑う。
どうせ、目の前のエレレートを倒さなければ此処を出られない。
ならば、やることは同じだからだ。
「探す手間が省けたぜ! どの道お前を倒す事も作戦のうちだぜ! 覚悟しな!」
「ま、そういうことだネ」
ラウムの言葉にエレレートは「そうか」とだけ答える。
その手にあるタブレットが凶悪な輝きを帯び……風水が先手必勝とばかりに喰天魔弾を放つ。
「キミ達の力を僕の物として使わせてもらうの!」
重弾幕乱射機による喰天魔弾の制圧射撃レベルの連射で蜂の巣にするべく撃ちまくり……エレレートのDocument:water cutterが発動し襲い掛かる。
「こっちにもいるヨ」
ラウムがイバラの冠を投げ注意を引いている間に、デモニックボムが放たれエレレートを爆破する。
「小癪な攻撃をするみてーだが! こんなモンにやられてはいられねー!」
「これが俺のヴォイスバズーカだ! ウオオオーーッ!!!」
ぶちのめすという気合や怒りなどの感情を声に乗せ、グレンは竜のごとき咆哮……パラドクス「ヴォイスバズーカ」を放つ。
「落ちろ! 落ちろ!! 落ちろッ!!!」
「なるほど、強い。しかし落ちるわけにはいかないな」
エレレートのDocument:wing bulletがグレンを撃ち抜き、僅かな苦悶の声をあげる。
「チッ! 今更負けるような相手じゃねーが……油断してやられる訳にもいかねえな!」
「なるほど、それは大事なことだ。私も一切の油断せず、君たちを1人ずつ仕留めていくとしよう」
エレレートはあくまで冷静に、そして冷徹にグレンたちを見据えていた。
そこには感情らしきものはほとんど見受けられず……あくまで侵入者にして簒奪者を排除するという、ただ1つの意思に満ちていた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
ブレロー・ヴェール
「どうやら自分よりも上に敵がいるとは思わなかったみたいだね、迂闊な天使様だ。」
【光学迷彩】で姿を隠しながら【壁歩き】で天井に張り付いて様子見、
【通信障害】で相手の隙を誘発して、一気に上から襲い掛かる。
「仕事熱心なのは関心だね、でも今はこの蟷螂乙女のダンスのお相手を願えるかな?」
大天使にしつこく食らいついて本の奪還を妨害するように位置どる。
山田・菜々
『おいらが助太刀するっすよ。』
基本は仲間のサポートにまわります。しかし、子どもや、家族を思う人に危害が加わることは許せず、率先して守ります。
戦闘スタイルは臨機応変にその場の状況にあわせて戦います。戦場のあらゆるものを武器としますが、自分の拳もそのひとつです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
一里塚・燐寧
いやー、魔法もタブレットでらくらく発動の時代かぁ
ねぇ大天使くん、それどこの電気屋さんで売ってるの?
……答えがなんであれ、ころしてでもうばいとるけどねぇ
『Document:wing bullet』で放たれる魔力弾に対し
トラップ生成で鳥を捕らえる網を生成して空中に広げ
自分に辿り着くまえに受け止めさせるよぉ
そこから大きくジャンプして
自分で生成した網も飛び越え
エレレートに頭上からの振り下ろしを見舞うよぉ
着地から流れるように『屠竜技:眩惑圧殺撃』の動き
鎖鋸剣を振り回して連撃を浴びせるよぉ
相手が倒れるかタブレットを手放したら拾いたいねぇ
可能なら調べたり持ち帰ったりするよぉ
アレンジ・共闘歓迎。よろしくー。
ラキア・ムーン
うーむ出遅れた
が、まあ大天使を殴るには遅くは無い…か
むしろ美味しい所に出くわしたと考えるべきか
うん、ポジティブシンキング
という訳で、一勝負付き合って貰おう
何、ちょっと痛くするだけだ
《RE》Incarnationを構え、戦闘態勢
『突撃』し『グラップル』、近接戦闘で敵の足を止め『時間稼ぎ』をしようか
敵の魔力弾は『念動力』を加えた槍の薙ぎ払いで『破壊』して対処
なあに全部を撃ち落とそうなんて思ってないさ
時間が稼げればそれでいい
稼いだ時間を使い、【Call:Strike_Air】を発動
風の刃でエレレートを斬り刻むとしよう
槍の連撃も合わせて追い詰めていくとしようか
悪いが此処で終わって貰う
アドリブ連携等歓迎
●決着、『蒐集者』エレレート
「どうやら自分よりも上に敵がいるとは思わなかったみたいだね、迂闊な天使様だ」
激化する『蒐集者』エレレートとの戦いの中、ブレロー・ヴェール(le vengeur du sang・g05009)がそんな声をあげる。
光学迷彩で姿を隠しながら壁歩きで天井に張り付いて様子見をしていたブレローは、仲間との戦いの中でエレレートの隙を逃さず、一気に上から襲い掛かったのだ。
「!?」
「仕事熱心なのは関心だね、でも今はこの蟷螂乙女のダンスのお相手を願えるかな?」
ダンスマカブル。十指に結んだ糸を用いて、人形を踊るが如く操り、敵に連続攻撃を仕掛けるそのパラドクスは、エレレートに更なる隙を作り出す。
「好機! おいらが助太刀するっすよ!」
その絶好のチャンスに飛び出したのは山田・菜々(正義の味方の味方・g02130)だ。
今回は仲間のサポートに回ることを徹底していた菜々は、これを次の絶好のチャンスにつなげるべく拳を握る。
その為のパラドクスも、すでに決まっている。
そうして発動した菜々の復讐の刃はエレレートに見事に命中し、それでもエレレートのエレレートのDocument:thunder spearsが菜々を薙ぎ払うべく放たれる。
しかし、その一撃は菜々にある程度のダメージを与えるとの引き換えに、更なる隙を生み出した。
そう、菜々は文字通りに助太刀の役割を全うしたのだ。
「うーむ出遅れた。が、まあ大天使を殴るには遅くは無い……か。むしろ美味しい所に出くわしたと考えるべきか」
うん、ポジティブシンキング……などとラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は頷く。
「という訳で、一勝負付き合って貰おう。何、ちょっと痛くするだけだ」
《RE》Incarnationを構え戦闘態勢に入ったラキアは、そのまま突撃しグラップルで近接戦闘で敵の足を止め時間稼ぎするべく動き出す。
出来るかはさておいて、敵の魔力弾は念動力を加えた槍の薙ぎ払いで破壊して対処しようなどと考えていた。
そして、出来るかどうかはラキアには関係ない。時間が稼げればそれでいいのだ。
だが今、菜々が稼いだ絶好の時間が此処にはある。ならば。
その菜々が稼いだ時間を使い、ラキアはパラドクス【Call:Strike_Air】を発動する。
「風の刃よ!」
放つのは複数展開された圧縮した風の刃。
「悪いが此処で終わって貰う」
「終わると思うか」
エレレートのDocument:thunder spearsが放たれて。
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が、その最大のチャンスを手ぐすね引いて待っていた。
燐寧の視線の先にあるのは、エレレートのタブレットだ。
アレが何度も魔法を発動させているのを、燐寧はしっかりと見ていた。
「いやー、魔法もタブレットでらくらく発動の時代かぁ」
その目には「欲しい」としっかり書かれている。
文字が可視化して見えるかの如くだ。
「ねぇ大天使くん、それどこの電気屋さんで売ってるの? ……答えがなんであれ、ころしてでもうばいとるけどねぇ」
「面白い奴だ。奪えるものなら奪ってみるといい」
トラップ生成で鳥を捕らえる網を生成して空中に広げると、燐寧はその網を大きくジャンプして飛び越え、一気にエレレートへと迫る。
跳んだその先は、エレレートの頭上。
こちらを見上げタブレットを操作する動きは、しかし遅い。
お見舞いするのは頭上からの振り下ろし。
そのまま着地から流れるような動きで発動するのは屠竜技:眩惑圧殺撃。
「隙ありっ! そこでゆっくりしていってねぇ!」
罠の作動、地形の崩落に巻き込む、或いは高台や特殊なワイヤーを使用した大跳躍からの不意打ちで姿勢を崩すといった方法で敵を拘束し、怒涛のラッシュを浴びせる撃竜騎士の狩猟技術。
それをパラドクスで準備を短縮したソレは、エレレートにとっては慣れた手順。
振り回す鎖鋸剣「テンペスト・レイザー」による連撃はエレレートを切り刻み、そしてエレレートの姿は消滅して消えていく。
「……ダメかぁ」
設置した網にも、地面にも。エレレートのタブレットが落ちている様子はない。
可能なら持ち帰ってみたかったのだが……残念そうに燐寧は「ちぇっ」と呟く。
だが、これで帰還を邪魔する者は居ない。
手早く撤収の準備を整えて、帰還していくのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!