リプレイ
遠宮・秋
タラスク軍……って機械じゃん
え、こいつら一応天魔武者だよね? 戦国の
キマイラウィッチには見えないんだけど。兎だけどさ
ソッコーで取り込まれてしかも島津に合流しようとしてるとかもう状況意味わかんないんだけど
上位の等級に逆らえないとこんな風になるって考えるとちょっとかわいそう……かな?
宮崎県……日向国ならあたしたちが制圧してるし、日向往還っていう大きな道が通ってる
住民の避難は必要だけど、それを考えてもあたしたちが制圧してるとこの方がやりやすいでしょ
東に追い立てて日向国に誘導しながら倒していくよ
大太刀「白河泡沫分」を手に移動する尼子サイコー軍?に切り込む
【飛翔】で低空を加速しながら『飛燕の太刀』でウサギロボを切り捨ててくよ
どうやったら戦国ロボからあんたたちみたいなのが生まれてくんのよ
てか尼子ってどこで何した人? 戦国武将としてはマイナーじゃない? あたし誰か知らないんだけど
あっちの口撃に逆に口撃で反撃しながら減らしていく
●容赦のない口撃
「タラスク軍……って、機械じゃん!」
遠宮・秋(アブノーマル中学生・g11768)の鋭いツッコミが、尼子サイコー軍の心を無情にもえぐった。
「き、機械ですが、何か?」
極力、平静を装ったものの、声が上擦った。
「……と言うか、一応……天魔武者だよね? 戦国の……。そもそも、キマイラウィッチには見えないんだけど。見た目は、兎だけどさ」
秋の言葉が、ツザクザクと突き刺さる。
尼子サイコー軍のメンタルは、崩壊寸前になっていた。
「それに、ソッコーで取り込まれてるし! しかも島津に合流しようとしてるとか、もう状況意味わかんないんだけど……」
そこに追い打ちを掛けるようにして、秋の鋭いツッコミが、マイナスの限界を突き破っていった。
「も、もう、止めてくれ!」
尼子サイコー軍が、頭を抱えて悲鳴を上げた。
ここに来たのは、軽い気持ちだった。
ディアボロス達を引きつけ、いっぱい褒めてもらおう。
そんな気持ちで、囮役を買って出た。
だが、相手をする事になったのは、予想を上回るほど、切れ味の鋭い刃物を持った猛者だった。
(お空……奇麗)
危うく現実逃避をしそうになった。
そのまま、尻尾を巻いて、逃げ出そうとも考えた。
しかし、涙が、それを許さない。
そもそも、泣く機能など、搭載されていないのだが、それっぽいモノが出ているような気がする、何となく。
「……と言うか、どうやったら戦国ロボからあんたたちみたいなのが生まれてくんのよ? てか、尼子って、どこで何した人? 戦国武将としてはマイナーじゃない? あたし誰か知らないんだけど」
だが、秋は容赦がなかった。
次第に、口撃の鋭さが増していき、尼子サイコー軍の心を容赦なく、へし折った。
「もう限界だァ!」
心のダムが決壊し、尼子サイコー軍が逃げ惑う。
「ちょ、ちょっと、まだ話は終わってないよ?」
それと同時に、秋が【飛燕の太刀(ヒエンノタチ)】を発動させ、獲物を狙う燕のように空を高速で翔け、飛翔で低空を加速しながら、飛燕の太刀で尼子サイコー軍を斬り捨てた。
そのため、尼子サイコー軍は悲鳴を上げて、日向国方面に逃げていった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
レイ・ディース
救援機動力で急行し、更に低空を【飛翔】して日向国方面へ先回り
敵の後ろに【防衛ライン】を敷いて引き返しを防ぎ、更に『フェイバーズウォール』で敵を囲むように戦士達を出現させて逃がさない
エインもいつものように頑張ってね
敵の反撃に対しては光の大盾でダメージ抑えます
既にキマッチと接触、合流した天魔武者がいるのはまずいかも...
合流する前に私達と出くわしたのなら、まだいいんだけどね
(冷や汗)
見たところ、まだ魔女化はしてないようだけどいずれ……
そのウサたんもどきメカボディに不気味な人面疽が現れ、大好きな尼子とやらを完全に忘れ去り
『ジャンヌ様サイコー!ジャンヌ様フォーエバー!』
『ジャン・ド・ヴィエンヌたん萌え~』だの『イザベル・ロメ様にバブみを感じてオギャりたい』なんて妄言吐きながらサイリウムふるのも時間の問題ね
(エインと一緒にげんなりした顔)
そうなる前にパラドクスでボッコボコにして介錯してあげる!尼子大好きなまま逝きなさい!
●こんなはずでは
(……既にキマッチと接触、合流した天魔武者がいるのは、まずいかも……。合流する前に私達と出くわしたのなら、まだいいんだけどね)
レイ・ディース(光翼のダークハンター・g09698)は複雑な気持ちになりつつ、救援機動力で急行し、低空を飛翔しながら、尼子サイコー軍が向かった日向国方面に先回りする事にした。
既に、尼子サイコー軍の背後には防衛ラインが敷かれており、引き返しが出来ないように対策が施してあった。
「とりあえず、エインはいつものように頑張ってね」
そこに追い打ちを掛けるようにして、【フェイバーズウォール】を発動させ、翼から現れる光の粒子で防御部隊を作り、メーラーデーモン『エイン』と共に迎撃させた。
「……って、ちょっと待って!」
「アタシ達、袋のネズ……ウサギじゃない!」
尼子サイコー軍が動揺した様子で、悲鳴を上げた。
一体、何処で選択を間違えたのか、過去の自分を問いつけたくなるほど、最悪の状況であった。
「だが、俺達の愛はホンモノ」
「ああ、俺達は試されているんだっ!」
その状況を尼子サイコー軍が都合よく解釈しつつ、尼子を応援したいという想いの丈を一身に宿し、自らの情熱を伝えるため、一斉に体当たりを仕掛けてきた。
(……凄い気迫ね。見たところ、まだ魔女化はしてないようだけど、いずれ……そのウサたんもどきメカボディに不気味な人面疽が現れ、大好きな尼子とやらを完全に忘れ去り、『ジャンヌ様サイコー! ジャンヌ様フォーエバー!』だの、『ジャン・ド・ヴィエンヌたん萌え~』だの『イザベル・ロメ様にバブみを感じてオギャりたい』なんて妄言吐きながらサイリウムふるのも時間の問題かも)
レイが光の大盾でダメージを軽減させ、エインと一緒にゲンナリとした。
「そうなる前に、みんなでボッコボコにして介錯してあげる! 尼子大好きなまま逝きなさい!
次の瞬間、レイがエイン達と連携を取りつつ、尼子サイコー軍を蹴散らしていった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
神坂・樟葉
(トレインチケット)
鳩麦・紫
(トレインチケット)
「はあ……はあ……はあ……。ここまで来れば、大丈夫だな」
尼子久幸が荒々しく息を吐きながら、ホッと溜息を洩らした。
久しぶりに、全速力で走ったせいか、とてもイイ汗(?)を掻いた。
「お疲れさん」
六宮・フェリクス(An die Freude・g01325)がイイ笑顔を浮かべ、尼子久幸にタオルを手渡した。
「おお、気が利くじゃないか……って、ディアボロス!」
尼子久幸が、思わず二度目。
一瞬、目の錯覚だと思ったのか、三度目してからドン引きした。
「一体、何処に行くんだ?」
笑顔を浮かべたまま、指の関節を鳴らす。
「い、いや、ここには観光で……」
尼子久幸は先程とは違い、嫌な汗が止まらなくなった。
サイトシーンと言えば、聞こえはいいが、一言で言えば逃亡中。
いくら愛想笑いを浮かべたところで、見逃してくれるような状況とは思えなかった。
「へぇ……、観光か」
そう言いつつ、フェリクスが逃げ道を塞ぐ。
……明らかに、ヤル気だ。
「それじゃ、先を急ぐので!」
尼子久幸が抜き足差し足で、コソコソと逃げ出した。
「何をそんなに急ぐのじゃ。もう少し、ゆっくりしても、バチは当たらんじゃろ」
神坂・樟葉(自称超特級厨陰陽師・g03706)が、含みのある笑みを浮かべた。
「い、いや……、まあ、その……アレだ。これは急ぐ旅で」
尼子久幸が心の中で、チィッと舌打ちした。
こんな事なら、いっその事、敵視してほしい。
そう心の中で毒づきながら、尼子久幸が逃げ道を探す。
「ほお……、急ぐ旅か」
樟葉が色々と察した様子で、尼子久幸の顔色を窺った。
「あ、ああ、そうだ。あっちで待っている者がいるからなっ! そういう訳だから……さらばだっ!」
尼子久幸が全速力で、逃げ出した。
これ以上の会話は、無用。
そもそも、ディアボロスと仲良くする義理はない。
まるで怪盗の如く『あばよっ!』のポーズを決め、颯爽と走る。
これで安心、ホッと一息。
ここで逃亡の成功を祝って宴を開きたい気分だが、そうもいかないのが現実。
「どうやら、計算通りね。ここに来るのは、分かっていたわ」
その行く手を阻むようにして、エリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)が陣取った。
「ちょ、待っ……!」
予想外の待ち伏せに驚き、尼子久幸がビクッと身体を震わせた。
そもそも、計算通りって、何っ!?
すべては、仏の掌で走り回っていたのか、と思ってしまうほどの事態。
だが、逃げる事なら、得意中の得意なのだから、ここで悩む必要はない。
とにかく、逃げる全力で。
「……って、待ちなさい」
すぐさま、エリザベータが後を追うものの、尼子久幸の跳躍力は半端ない。
地面の脚力を活用し、飛び跳ねるようにして逃げ出したため、あっという間に距離が広がった。
しかし、エリザベータは諦めていなかった。
一瞬の油断が、命取り。
【プガチョフ・コブラ】で急激な引き起こしで失速状態を作り出しつつ急減速を行い、尼子久幸をオーバーシュートさせて背後を取った。
「の、のわああああああああ!」
そのため、尼子久幸が自らの限界を突破し、全速力で逃げ出した。
「おっ! ようやく来たな。待ってたで!」
それと同時に、鳩麦・紫(鉄棒おおかみ・g10858)が、【壊式 "一番"(カイシキイチバン)を発動させ、全力で加速しながら、丁度いい感じの鉄パイプを引きずって接近し、すれ違いざまに力強い衝撃を尼子久幸の内部で反響させた。
「ひ、ひぃ」
次の瞬間、先ほどの一撃が高威力の波動となって内側で爆発し、尼子久幸の胸部パーツが弾け飛んだ。
「お、お、覚えていろよぉぉぉぉぉぉぉ!」
途端に、恐怖心の方が勝ってしまい、捨て台詞を残して、尼子久幸が脱兎の如く逃げ出した。
だが、実際には忘れてほしい。
綺麗サッパリ忘れてほしい。
覚えていて欲しいのは、今日の空が綺麗な事だけ。
ただ、それだけでいい。
そんな細やかな願いさえ叶えば、今日一日を無事に終える事が出来る。
その気持ちを胸に秘め、最高のグッバイを紫に送るのだった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
遠宮・秋
よーし、兎たちは全員片付けたし、後はあんただけ……ってあんたも兎?
どうなってんの尼子勢力
……って逃げた! しかも速っ!?
あーもう、めんどくさ!
【飛翔】でかっとばして尼子久幸を追うよ
大太刀「白河泡沫分」を抜いて空から『蠍尾の太刀』を使用、突きと一緒に放つ風の刃で敵を狙う。できれば足を狙って機動力を削ぎたいけど、まずは命中させるのが第一かな
もし森とかの空から攻撃を当てづらいところに逃げ込むようなら着地して地面を走って追う
確実に攻撃を当てて、逃げ切られる前に倒すよ
余裕があればさっきのウサギロボたちと同じように東の日向国の方向に追い立てる
どうなってんのこいつら、逃げに徹し過ぎでしょ……!
はー、強いとか苦戦するとかとは違うけど、疲れる……
レイ・ディース
※心境
何でトループスばかりかアヴァタールまで逃げに特化してるのか?とか、そもそも何故ウサギ?とか、色モノ枠だけどまさか、正史の尼子に詳しい人ならニヤリとするネタでも仕込まれてるの?とか、ツッコミたくなること多過ぎてもう質問するのは諦めた
それに、ただひたすら尼子とやらを推してるネタ枠連中が魔女化して、キマッチらしく被害妄想と残虐趣味と妄執に囚われるのも忍びない……
ここで逃さず仕留めて、それだけは防いであげるわよ
※戦闘
前回同様、低空を高速で【飛翔】し、日向国方向へ先回り
仲間と挟み撃ちにできたらベストだし、前回と同じく敵背後に【防衛ライン】を敷き、更に【泥濘の地】で逃げ足を鈍らせるわ
ウサギの跳躍力と逃げに特化してる以上、それでも決して油断しないけどね
後は『遠隔操作式蛇龍砲』を当てるだけよ
私が光の槍やシルバーブレイドで接近戦に臨む…かのように見せかけてる間、エインに魔導砲の操作をお願いするわね
●逃げる者、追う者
「……て、兎達は全員片付けたと思ったら、あんたも兎? どうなってんの、尼子勢力!?」
そんな中、遠宮・秋(アブノーマル中学生・g11768)が驚いた様子で、尼子久幸にツッコミを入れた。
「そんな事を言われても……。そもそも、お前だって、『どうして人間なんだ!』と問われたら、返答に困るだろ?」
尼子久幸が横目でチラチラと見ながら、必死になって逃げ道を探し始めた。
「確かに……」
納得しつつも、尼子久幸の挙動に気づく。
明かに不審者。まさに通報案件。
(そもそも、何でトループス級だけでなく、アヴァタール級まで逃げに特化してるの? ま、まさか、正史の尼子に詳しい人ならニヤリとするネタでも仕込まれてるの?)
レイ・ディース(光翼のダークハンター・g09698)が、ゴクリと唾を飲み込んだ。
本音を言えば、ここでツッコミを入れたいところだが、そんな事をしても、時間の無駄。
「それじゃ、私は、この辺で……」
そのドサクサに紛れて、尼子久幸が全速力で逃げ出した。
「……って逃げた! しかも速っ!?」
秋がハッとした表情を浮かべ、尼子久幸を目で追った。
尼子久幸はリミッターを解除して、自らの限界を突破したのか、あっという間に見えなくなった。
「あーもう、めんどくさ!」
秋がイラついた様子で愚痴をこぼしながら、飛翔一気にかっとばし、尼子久幸の後を追った。
「と、飛ぶなんて卑怯だぞ!」
その事に危機感を覚えた尼子久幸が全ての能力を脚部に集中し、文字通り脱兎の如く逃げ出した。
「はい、そこまで。こうなるのは、予想済みだから……」
それに合わせて、レイが低空を高速飛翔して先回りをすると、そのまま行く手を阻んで、尼子久幸の背後に防衛ラインを敷いて、泥濘の地で逃げ足を鈍らせた。
「えっ? なんで!?」
尼子久幸が信じられない様子で、泥濘に足を取られつつ、ジタバタとし始めた。
「そりゃ、逃げたら、こうなるでしょ……!」
それに合わせて、秋が大太刀「白河泡沫分」を抜き、【蠍尾の太刀(カツビノタチ)
】を発動させ、鋭い突きと共に、刀身から風の刃を直線上に放ち、尼子久幸の身体を斬りつけた。
「ひ、ひぃっ!」
その事に危機感を覚えた尼子久幸が、再び全ての能力を脚部に集中させ、泥濘から飛び出そうとした瞬間……。
「そんな手が通じると思っていたの?」
即座に、レイが光の槍を構え、尼子久幸に接近戦を挑んだ。
「ああ、もちろん!」
尼子久幸が自慢の脚力を最大限に活かし、天高く飛び上がった。
「それじゃ、お願いね」
次の瞬間、レイが【遠隔操作式蛇龍砲】で魔導砲を搭載した小型蛇型機械を召喚し、メーラーデーモンのエインに合図を送った。
それと同時に、エインが小型蛇型機械を操作し、尼子久幸の意識外から熱線を照射した。
「……んな!?」
尼子久幸は一瞬何が起こったのか分からなかったのか、激しく声を震わせた。
そして、ようやく理解した。
自分の身体が熱線で焼かれ、消滅寸前である事に……。
「こ、こんなはずでは……!」
それが尼子久幸の発した最後の言葉となった。
「てか、どうなってんの、こいつら。逃げに徹し過ぎでしょ……! はー、強いとか苦戦するとかとは違うけど、すっごく疲れた……」
そんな中、秋がブツブツと愚痴をこぼしながら、その場に座り込むのであった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】がLV2になった!