松竹梅の陰陽師(作者 離岸
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#平安鬼妖地獄変  #正義では無い陰陽師の事件  #陰陽師 


 その日京の町に現れた鬼は、これまでの妖怪を遥かに超える強さを持っている。
 撃退のために駆け付けた三人の陰陽師は、金棒を構えこちらの様子を伺う鬼の姿にそれを確信し、小さく息を呑み込んだ。
「松、ここで我々が負けるようなことがあれば……」
「そうだよ。僕たちが負けたら町の人たちがやられちゃう!」
 他の二人が弱気を見せる中、松と呼ばれたリーダー格の青年の目はまだ、鬼に屈してはいなかった。
「おい竹、梅、あれを使うぞ!」
「あれを……!?」
「……分かった。今はこの技に賭けよう!!」
 すべては町を守るため。その使命を思えばこの命など惜しくはない。
 三人は目を閉じ、魂を燃やすように力を練り上げていく。
 敵の前で目を閉じるというあまりにも無防備な姿を晒しているのだが、不思議と鬼は陰陽師たちへ仕掛ける様子を見せない。
 そうこうしている内に力を貯め切ったのだろう。三人の陰陽師がカッと目を見開くと同時、一筋の風が鬼へ向けて吹いていって。
「これが俺たちの力だ! 喰らいやがれ!!」
 よく通る叫び声と共に陰陽師たちから放たれた不可視の衝撃波が鬼を襲う。
 鬼は放たれたその衝撃波に目を見開くと、わざとらしい程大げさに吹き飛ばされた。
 頭部から地面に落下した鬼は、陰陽師たちの一撃に恐れをなしたように素早く踵を返してその場から逃げ去っていく。
「あっ、おい! 待ちやがれ!!」
「待て、松。今は敵を追うよりも怪我人を助けることが優先だ」
 制止の声に松と呼ばれた陰陽師は舌打ち一つ、鬼が去っていった方角へ向かって人々を勇気づけるようにこう叫んだ。
「何度でも来やがれってんだ! 俺たち陰陽師がいる限り、京の町の平和は必ず守ってやるぜ!」


「今回お願いしたいのは平安鬼妖地獄変での事件になります」
 新宿駅に集まったディアボロスたちを前に、綾小路・桜(人間の妖精騎士・g03314)はそう告げて事件のあらましを語り始めた。
「先日接触した正義の陰陽師の皆さんから、京の都の陰陽師の話を聞くことが出来ました。それによると都でもクロノヴェーダ……妖怪は出没するのですが、それを日々陰陽師の方が追い払っているそうなのです」
 とはいえ、ここで疑問が出てくる。陰陽師たちは不思議な力を使うことが出来るのだが、あくまでそれはパラドクスではない。
 パラドクスでなければクロノヴェーダへダメージを与えられない以上、本来ならば妖怪側が追い払われることなど起こり得ないはずなのだが、何故陰陽師たちはそれが可能なのか。
「追い払う、であって倒したわけではないのがミソかもしれませんね。これもクロノヴェーダの策略のようです」
 都で発生する事件の多くは、妖怪がわざと負けたふりをして逃げることで陰陽師の権威を高めるための、いわばマッチポンプの事件なのだ。
 陰陽師を束ねる陰陽寮は妖怪が裏で糸を引く組織だ。組織の権威を高めて何を企んでいるかは分からないが、ただ目立ちたいためとは思えない。
「ですので、皆さんにはこの事件に介入して、陰陽師の皆さんが来る前に妖怪たちに戦いを挑んで欲しいんです」

 今回は少し話が早い。パラドクストレインが現地に着いた後、都へ向かうと丁度鬼の集団が暴れ始めている。それを倒してしまえばいい。
「戦闘に入れば鬼たちもすぐに本気を出してくるでしょう。その姿を見れば明らかにそれまでの襲撃は手を抜いていたのが町の人たちにも伝わるでしょうから、陰陽師の実力を疑わせるにはまず十分です」
 避難は進んでいるとはいえ、遠巻きに眺めている住民たちは必ずいる。彼らは間違いなく陰陽師が鬼を倒せるのか、疑問に思うだろう。
 その上で、陰陽師ではない存在が鬼を倒したとなれば陰陽師の権威にも影響が出てくるはずである。
「ただ、戦闘中に陰陽師の皆さんも現場に駆けつけてきますが、皆さんを敵と誤認して攻撃を仕掛けて来ます。仲間割れしている妖怪の一派、みたいな認識をされちゃうみたいですね。
 一応、都の平和を守ろうって気持ちは本物みたいなので悪い人たちではないと思うんですけれど……」
 先にも触れたが、陰陽師の力はあくまでパラドクスではない。そのため、正直に言ってしまえば脅威でも何でもない。
 普通に倒してしまっても良いし、説得して矛を納めてもらってもいいだろう。
「あ、そうそう。都の陰陽師ですし、もしかしたら蘆屋道満の話とか、聞けるかもしれませんね」
 攻略旅団からの調査依頼にそんな内容があった、と桜は小さく手を打った。
 話をするには何にせよまず鬼を倒す必要があるだろうが、陰陽師たちから何かしらの手掛かりを得ることは出来るかもしれない。
「それで、鬼を撃破すれば今回の事件は一応解決になりますが……」
 どうも、パラドクストレインに戻る道中、アヴァタール級のクロノヴェーダがこちらを尾行してくるようなのだ。
 普通に考えればディアボロスの足取りを掴むためなのだろうが。
「その……陰陽師が負けるのは解釈違い? とか、そんな感じのこと言ってるみたいで」
 陰陽師を差し置いて鬼を倒したディアボロスが許せないから付いて来るようだ。
 アヴァタール級にも色々な性格の存在がいるものだ。桜は少し遠い目をした。
「と、とにかく。帰還するためにはこのクロノヴェーダも倒す必要があります。
 もう一仕事あるというのがあらかじめ分かっているのも変な話ですが、こちらについてもよろしくお願いします」


「ええと、ちなみに今回接触できる陰陽師の人は三人いて、お名前はそれぞれ松武(まつたけ)、竹武(たけたけ)、梅武(うめたけ)です」
 人呼んで松竹梅三兄弟。都を守るために日々修行に励む真面目な陰陽師だ。
「クロノヴェーダには敵わないことを突きつけちゃうことになるのでこの三人にはちょっと申し訳ない気持ちもありますが……。
 ただ、京の都の治安を守っているはずである陰陽師の権威が失墜すれば、裏から陰陽寮を操るクロノヴェーダを引っ張り出すきっかけになるかもしれません」
 ですので、と桜は姿勢を正しディアボロスたちを見渡すと、深く一礼した。
「皆さん、今回もよろしくお願いします」


「大変です! 都にまた鬼が現れました!」
 転がり込むように詰所へ飛び込んできた部下の姿に、松武は即座に立ち上がると仲間たちへ視線を向ける。
「竹、梅!」
「ああ、急ぐぞ!」
「町の人たちの避難は?」
 梅武の問いかけに部下は「進めています」と端的に返事を返す。
「皆さんが到着する頃には粗方終わっているかと……ただ」
「ただ?」
「鬼が現れた直後、謎の連中が鬼と戦い始めたという話がありまして」
「案外、妖怪同士の仲間割れかもしれんぞ」
 竹武の指摘に梅武も同意するように頷いた。
「他の陰陽師だったら分かるものね。僕らの他に都の平和を守れる力がある人なんて、いないよ」
「何にせよ行ってみないと分からねえか! とにかく急ごうぜ!」
 松武のその言葉に残った二人も頷き返すと、三人の陰陽師は鬼が現れたという現場へ駆け出していくのであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
3
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
2
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV2 / 【ダブル】LV1

●マスターより

離岸
 栄(えい)・火伊(びい)・志井(しい)という名前にしようか直前まで悩んでました。
 ということで離岸です。今回は平安鬼妖地獄変からお送りいたします。

 以下、若干の補足です。
 シナリオは③・①→②→④という流れを想定しています。
 開始時点で都にたどり着き、すでに目の前にトループス級のクロノヴェーダがいるものとします。
 程なくして陰陽師たちもやって来てこちらにちょっかい出してきますので適当にあしらってあげてください。
 一番の目的は陰陽師の権威を揺るがすことなので、陰陽師との力量差を見せつけるように行動するのが良いかと思われます。
 戦闘後、陰陽師たちから芦屋道満に対しての情報収集が行える機会があるかもしれません。気になる方は②の選択肢からどうぞ。
 基本的には末端の陰陽師なのでそう詳しい話は無いかもしれませんが、噂話程度なら得られるかもしれませんね。

 それでは皆様のご参加、お待ちしております。

 更にちょっと余談。
 松:熱血漢のリーダー、竹:クールな参謀、梅:心優しい美形 みたいな性格イメージです。
 三兄弟とか言いつつ別に兄弟ではないです。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


魏・鋼
妖魔の類が跋扈するとは世も末ですな。『論語』に言うことには「義を見てせざるは勇無きなり」、放っておいても陰陽師にやられたふりをして逃げていくとはいえ、それが敵の策であると分かっているならば我らが鬼を退治てやらねばなりませんな。

とはいえ、未知の相手との戦いというのはこの年になっても心躍る物、周囲の民への宣伝効果もありますし正面から相手をいたしましょう
膂力は相手の方が優勢、正面から仕掛けはしますが、打ち合いはいたしませぬ。受け流し主体で戦いましょう。
銀の槍を構えて愛馬と共に駆け抜け、一度突撃した後は、鬼の棍棒を槍と手綱捌きで受け流しつつ、槍で斬り、突き、鬼の疲労の蓄積に努めましょう



 陰陽師が来るまで手持ち無沙汰なのだろう。都に現れた金棒鬼は逃げ遅れた女を見定めるとそちらの方へと近づいていく。
 ひ、と女が小さく息を呑む。陰陽師の活躍を讃える役目がある以上、無暗に一般人は殺すつもりはないが、それでも弱者をいたぶるくらいの娯楽は金棒鬼にだって欲しいのだ。
「妖魔の類が跋扈するとは世も末ですな」
 だが、鬼が女を転ばせようと武器を担いだ瞬間、白い影――魏・鋼(人間の無双武人・g05688)と、彼が従える無双馬が一直線に金棒鬼へと突っ込んでいく。
 金棒鬼は突っ込んでくる鋼の姿を蛮勇と笑ったが、次の瞬間にはすでに目の前に迫っていたぎらりと輝く銀の槍に、その嘲笑を凍らせる。
 勢いに気圧され金棒鬼たちはその場を飛びのくが、突然の急襲に反応しきれなかった数体の鬼は鋼の突き出す槍に肩や腹部を貫かれ思わず苦悶の声を漏らした。
「論語に言うことには『義を見てせざるは勇無きなり』。我らが鬼を退治してやらねばなりませんな」
 それ以上に、放っておけば敗走を装い去っていく存在であろうと、その行為が敵の策であるのならば放置しておく理由はない。
 鋼にとっては未知の相手との戦いは齢五十を超えていても、未だに心が躍るものだ。
 さあ、あの凶悪に膨れ上がる右腕が振り下ろす金棒をどう捌いてやろうか。
 その手立てを頭が組み立てるよりも早く、加速する意識が無双馬を横に跳ばせる。
 一瞬前まで鋼がいた空間を通り抜けて振り下ろされた金棒が地面に突き刺さり周囲にヒビが広がっていく。
 膂力は間違いなく金棒鬼が優勢だ。周囲の民に戦いを見せつけるためにも正面から戦う必要はあるが、愚直に打ち合う必要は無い。
 不発に終わった破壊の隙間を縫って槍を突き出せば、様子を見ていた別の金棒鬼が鋼へと踏み込む。
 だがそれよりも早く無双馬がクールベッド。持ち上がった前足を動かし威嚇するような挙動に虚を突かれた金棒鬼はそれ以上攻め入ることが出来ない。
 その後も次第に苛烈さを増していく金棒鬼の攻め手を鋼は槍で、手綱さばきで、丁寧に受け流していく。
 中々彼を捉えることの出来ない金棒鬼は苛立ちと疲労感を覚えつつ、尚も愚直に攻撃を続けていくのであった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

 その光景を、遠巻きに眺める人々は唖然と見るしか出来ない。
 これまで金棒鬼が陰陽師と対峙していた時、奴らはどこか気の抜けた挙動をしていた、とは多くの者が思っていた。
 ところが今はどうだ。地面を割るほどの膂力、目では追えない程の速度で振るわれる金棒、突然の乱入者へ向ける混じりっ気なしの殺意。
 もしかして、普段の妖怪たちは本気ではなかったのではないか。
 
 ――だとしたら、本気ではない妖怪相手に全力を出しても追い払うのが精一杯である陰陽師は、本当に妖怪たちから自分たちを守れるのだろうか。

「まだ逃げ終えていない人たちがこんなにいる!?」
「早く逃げろ! あの妖怪たちは俺たち陰陽師が相手をする!」
 疑念が人々の中に芽生えた瞬間、三人の陰陽師が現場へ駆けつけた。
 自分たちへ向けられる視線が普段とは違う毛色を持っていることにわずかな戸惑いを覚える陰陽師たちであったが、竹武が素早く意識を切替えて金棒鬼と交戦を続けるディアボロスを観察する。
「陰陽師……ではないな。やはり妖怪間の同士打ち、といった所だろう」
「へっ、どっちも倒しちまえば同じだ! 竹、梅! 行くぞ!!」
 松武の号令を合図に、陰陽師たちは蟷螂の斧を振りかざし、人知を超えた存在たちの争いの中へと飛び込んでいく。
一騎塚・喜一
陰陽師のお三方は悪い人たちではなさそうですね
心から京の都の平和を思っていらっしゃるのでしょう
そんな彼らをこれ以上陰陽寮の企みに関わらせたくはありません
できる限りの事はいたしましょう

ええと、そのためにも戦闘で陰陽師との力量差を見せつけた方がよろしいと…?
私自身は派手な戦い方は心得ておりませんので、ここは複数の敵を攻撃可能なパラドクス【横雲】を使用
敵陣に進み大きく【薙ぎ払い】してみます
【士気高揚】で我々の熱意がどなたかにでも伝われば僥倖というものです

敵を追い払うだけでは、今後万が一の事が起こり得ないとも言い切れません
ここで倒すのが最善です

連携・アドリブ等お任せ致します


(陰陽師のお三方は悪い人たちではなさそうですね)
 一般人に避難を促した上でなお、金棒鬼やこちらへ戦いを挑むことを選んだ彼らの姿を見て、一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)はそんな事を思う。
 妖怪間の同士打ちと判断したならば消耗を狙って放置もできただろうに、それをしないのはひと時でも早く都から脅威を払いたい気持ちの表れだろう。
 京の平和を思うことのできる彼らをこれ以上陰陽寮の企みには関わらせたくはない。
 陰陽師たちによる豆鉄砲のような符による攻撃を首だけ動かしてかわしながら、喜一はできる限りのことはしようと金棒鬼へ視線をやった。
 金棒鬼たちは未だ鋼の操る無双馬の動きを止めることに躍起になっており、こちらへ向く注意は薄いようだ。
 不注意な。見習いとはいえ武士であると己を定義付ける喜一にとって、その隙を見逃す手はない。
 金棒鬼の側面を取り刀の間合いに踏み込んだ頃になってようやく相手もこちらの存在に気付いたが、遅い。
「さあ、参りましょう」
 言葉と共に放たれた横薙ぎ一閃。半月を描くような軌跡の剣筋が無防備な金棒鬼たちの身体を深々と切り裂いていく。
 身体を走る激痛にたまらず叫び声を響かせる金棒鬼たちの様子に、周囲の人々は自然と喝采を上げていた。
 派手な戦い方は心得ていないと自身を評する喜一であるが、その一閃は遠目で戦いの様子を見守る民衆たちに強い感嘆の念を与えるには十分な物であった。
「鬼を傷つけた……!?」
 今まで何をやっても妖怪へ手傷を与えられなかったというのに、目の前のまだあどけない顔立ちの少年はいともたやすくそれをやってのけた。
 その事実に、攻撃の隙を伺っていた陰陽師たちの動きもまた、自然と止まっていた。
「敵を追い払うだけでは、今後万が一の事が起こり得ないとも言い切れません。ここで倒すのが最善です」
 彼らの動揺などまるで気にしていないように、喜一は刀を構え直して金棒鬼の方へ一歩、また一歩と進んでいく。
 今ならば背を向けた彼へ攻撃を仕掛けることもできるだろう。
 だが、彼の放った一撃に彼我の実力差を自覚してしまった陰陽師たちは、最早ディアボロスたちの戦いを見守ることしかできない。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!

大和・恭弥
都を護ろうとする気持ちに横槍を入れるようで申し訳ないけど、
それを利用する奴らは野放しに出来ないな。
念のため、陰陽師や一般人は遠ざけておきたいな。声をかけておこう。

威圧で来るか…それなら、力の差を補うためにも速さで勝負だ
攻撃は間を縫うように避けて、周囲を使った【光学迷彩】から不意打ち
胴体は難しくても、軸を狙って薙ぎ払いから逆風で斬り上げる斬撃
近づきにくければ攻撃から距離を取って、空間ごと横斬りしよう

斬る瞬間に呪いを解き放ち、詠唱。
これが『藍雪花染』が視てきた人々の絶望だ…!

基本は仲間の迷惑にならないように行動し、援護する。
体力に余力があれば、一人まではディフェンス可。

アドリブ・連携は歓迎


「都を護ろうとする気持ちに横槍を入れるようで申し訳ないけど、離れていてくれないか」
 金棒鬼たちと交戦を続けるディアボロスを眺める陰陽師たちにそう声をかけると、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)もまた巨大化した金棒鬼目がけて駆け出した。
 それに気付いた金棒鬼たちの威圧感たるや、力なき者が相対すれば途端に心が折れるほどの物だ。
 だが、戦い方などいくらでもある。力による威圧が相手ならば、速度で勝負してやれば良いだけの事。
 真上から振り下ろされた金棒を左へ飛んで回避。地面を叩きつけた金棒が周囲に砂埃をまき散らし、その中に恭弥の姿が溶け込むように消えていく。
 突如姿を消した彼に金棒鬼が驚いたように目を見開くも、逃げてはいないと思える状況とわずかな気配の動き、そして何より勘。
 ほぼ当てずっぽうで金棒鬼が地面に叩きつけた金棒をそのまま右に薙ぐように振るうと、金棒の先端が何かを掠めた気配。
 居た。金棒鬼が顔中のパーツで凶悪な笑みを浮かべると、捕らえた感触が逃げていった方向目がけ空いた手を伸ばして。
 だが、世界法則を書き換え土煙に紛れた恭弥を捕まえるにはまだ足りない。
 伸ばされた手から逃れていた恭弥の切り上げるような太刀筋に断ち切られた腕が宙を舞い、金棒鬼の歪んだ笑みが凍り付く。
「死してなお、存在まで滅された者たちの感情を思い知れ……!」
 妖刀『藍雪花染』。使い手の悲哀を喰い心身を糧として呪詛の力を発揮させる、呪われし刀。
 その刀身に吸収した人々の悲しみ、絶望、後悔――……ドス黒く渦巻く暗い感情を呪詛と為し刀身に宿したそれは虚無の剣と化してなお、その切っ先を明確に金棒鬼へ向けた。
「これが『藍雪花染』が視てきた人々の絶望だ……!」
 真横に振るわれた虚無が空間をなぞるように金棒鬼を通り過ぎ、線を引くように動いた切っ先がその軌道上にあるもの全てを呑み込んでいく。
「……!?」
 驚愕に見開かれた金棒鬼の視線が周囲へ助けを求めるように動いたが、もう遅い。
 虚無に呑み込まれたその身体は牡丹雪のように散ってゆき、風が吹けばもう、そこには何も残らない。

 この一体を撃破したことが契機になったのだろう。
 その後、ディアボロスたちが残る金棒鬼たちを倒していくのに、そう時間はかからなかった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!


「あんたたちは、一体……」
 これまで追い払うしかできなかった妖怪を容易く倒してのけたディアボロスたちを前に、陰陽師たちは戸惑ったような表情で声をかけてきた。
 周囲の一般人から向けられる目線にどこか居心地が悪そうにしているものの、ディアボロスが京の人々の害にならない存在であることは確かめないといけないと考えているようだ。
 陰陽師からディアボロスへ攻撃を仕掛けてくる様子は無いが、それでもまだ警戒心があるのはその気配から容易に判断できる。
 この警戒を解きほぐしてやれば何か聞ける話もあるかもしれないが……さて、どうしたものだろうか。
魏・鋼
ふむ、警戒している様子ですな
自らの常識の埒外の者たちが現れたのですから無理もありますまい
我らが何かを理解できなくても敵ではない、目的は同じだということだけでも共有したいものですな

お初にお目にかかりますな
私は、この時代では「宋」と呼ばれているのでしたか、宋の国の荊州出身の魏鋼と申す者
放浪の旅をしていた所、都に妖魔ありと聞き及び戦いを仕掛けたのです

そういうあなた方は、道士の方々ですかな?
どうやらあなた方も国の礎である民草を守ろうと活動をしてらっしゃるご様子
であれば我らが事を構える必要はありますまい
それに私はこの異国の地に不慣れです故
この地に蔓延る妖魔共についてお話を伺いたいのだがよろしいでしょうか



「少しお話させていただいてよろしいですかな」
「……なんだい、爺さん」
 無双馬から下りて近づいてくる魏・鋼(人間の無双武人・g05688)の姿に、警戒は解かないまま松武が一歩前に出て応じる。
(自らの常識の埒外の者たちが現れたのですから無理もありますまい)
 むしろ陰陽師たちの警戒は当然と言えるだろうし、あくまで一般人の域を出ない相手にディアボロスという存在を理解できるとは思わない。
 とはいえ、目の前の陰陽師も、鋼たちディアボロスも、力なき存在のためにクロノヴェーダへ立ち向かうという目的は同じだ。
 それを知ってもらうことくらいは、出来るはずだ。
「お初にお目にかかりますな。私は、この時代では「宋」と呼ばれているのでしたか、宋の国の荊州出身の魏鋼と申す者」
「ほう、宋の」
「知ってるのか、竹」
「お前は勉強不足だ、松。海の向こう、大陸の国の名だ」
「ええ、今は放浪の旅をしておりましてな。そんな中、都に妖魔ありと聞き及び戦いを仕掛けたのです」
 その回答に、隣で会話を聞いていた竹武は一定の理解を示したようだ。
 ほぼ未知の土地であろう外国からの来訪者ともなれば、妖怪を圧倒できる程の実力者がいてもおかしくはない、そんな認識をしたのだろう。
「そういうあなた方は、道士の方々ですかな?」
「はい。陰陽寮所属の陰陽師、竹武と申します。こちらは松武」
「成程。あなた方も国の礎である民草を守ろうと活動をしてらっしゃるご様子。であれば、我らが事を構える必要はありますまい」
 まだ残っている警戒感を見透かされたのが気まずかったのか、松武は頭をかきつつ視線を他所へ逃がした。
 とはいえ、と彼は考える。目の前の鋼という男が鬼を退治したのは事実だ。
 しかも一般人へ被害が出るような行為には及んでいないことを考えれば、彼もまた人々のために戦う者だと考えることに何の不思議もない。
「そうそう、私はこの異国の地に不慣れです故、この地に蔓延る妖魔共についてお話を伺いたいのだがよろしいでしょうか」
「……ああ、いいぜ。知っている範囲で良ければだけどさ」
 目の前の白髪の男は嘘を言っているようには思えない。そんな風に判断し、鋼の申し出に松武は頷き返した。
「感謝いたしますぞ。ですがその前に、怪我人がいないか確かめておきましょう。すでに始まっているようですが、人手は多いに越したことはありますまい」
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

一騎塚・喜一
陰陽師のお三方に対しては、致し方ないとはいえ申し訳ないと思いつつ
我々が敵ではないことを理解して頂きたいです
先ずは武器を収めてから周囲の方々や鬼に追いかけられていた女性、陰陽師の皆様の安否を確認致します
お怪我はございませんか?などとお声掛けし、万一怪我をされている方がいらっしゃいましたら可能な範囲で手当を
皆様がご無事なら何よりです

お三方には今優先すべきは町の人々を守ること、ですよね?と訴え
まだ鬼の仲間が現れるかもしれません、どうか町の人たちを守ってあげて下さいと頭を下げてお願いしてみます
我々のような余所者では避難の指示すらままなりません
お互いに都の平和のために出来ることを致しましょう


 時間を、鋼が松武たちと会話を始めた所まで巻き戻す。
 丁度その頃、武器を収めた一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)が、ディアボロスたちが到着する直前に金棒鬼に追い回されていた女性へと歩み寄っていた。
「お怪我はございませんか?」
「あ、はい。その、ありがとうございます……」
「僕からもお礼を言わせてもらうよ。皆を守ってくれて、ありがとう」
 声のした方へ視線をやる。そこに立っていたのは陰陽師の一人、梅武だ。
「陰陽師の皆さんもお怪我は……」
「ないよ。君らが戦うのを見ていただけだからね」
 陰陽寮の権威失墜という目的があっても、力不足を自覚し自嘲するように笑う梅武の姿に喜一はどうしても申し訳なさを覚えてしまう。
「あの……お三方が優先すべきは町の人々を守ること、ですよね?」
「そうだけど……僕らの力じゃ妖怪には敵わないって分かっちゃったからね、どうすればいいんだろうね」
 その声に喜一が返せる言葉はシンプルだ。
 どうすればいいか、と梅武は呟いた。すなわちそれは、まだ人を守る気持ちが消えていないということに他ならない。
「簡単です。今後もまだ鬼の仲間が現れるかもしれません。ですから、どうか町の人たちを守ってあげて下さい」
 頭を下げて懇願する喜一の様子に、梅武は驚いたような表情を作った。
「でも、僕らじゃ……」
「力が及ばずとも出来ることはある筈です。我々のような余所者では避難の指示すらままなりません」
 そして、ディアボロスとてこの世界に常在している訳ではない。本当の意味で常に人々を守れるのは案外、目の前の梅武のような存在なのかもしれない。
 だから。
「お互いに都の平和のために出来ることを致しましょう」
「……そう、だね。僕らだからできる事だって、きっとある筈だね」
 その意気です、と喜一は笑みをこぼす。先程まで沈んだ様子を見せていた梅武も憑き物が落ちたような、明るい表情を見せていた。
「まずは、他に怪我をした人がいないか確認するところからですね」
「勿論、手伝わせてもらうよ」
 話をしている内に鋼や残った陰陽師たちも合流し、皆で一般人への被害状況を確かめていく。
 避難の拍子に転んで怪我をした何人かの手当てが終わる頃には、陰陽師たちの中にあった警戒心は完全になくなっていた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

魏・鋼
妖魔のことを聞いた流れで著名な陰陽師のことも聞いておきましょう

あなた方のように、妖魔に対抗する者たち、陰陽師がこの都には居るのですね
なるほど、私はたまたま近くを通った故に妖魔めと戦うことができましたが、あなた方も疾風のように戦場に着かれたので驚き、感心しましたぞ。

連絡を受けてすぐさま妖魔退治に向かう情報網や組織があるというのは凄いものですな
そしてあなた方を見ていると士気も高いと来ている
組織を編成した方々や取り仕切っている方々は政治力も、知略も優れているのでしょうな

私もいずれ挨拶をしてみたいものですが、なにぶん流浪の身
著名な陰陽師の方々について差し支えなければお話を伺ってもよろしいでしょうか



「それにしても、連絡を受けてすぐさま妖魔退治に向かう情報網や組織があるというのは凄いものですな」
 おおよそ場が収まった頃合いを見計らい、魏・鋼(人間の無双武人・g05688)は傍らの陰陽師たちにそんな風に話を振った。
「俺らにとっちゃ京の都は庭みたいなもんだ。なんかありゃ誰かしらが駆けつけられるようにはなってんだよ」
「なるほど、私はたまたま近くを通った故に妖魔めと戦うことができましたが、あなた方も疾風のように戦場に着かれたので驚き、感心しましたぞ」
 褒められれば悪い気はしないのか、松武は鼻を指で擦るような仕草を取って視線を逸らす。
「組織を編成した方々や取り仕切っている方々は政治力も、知略も優れているのでしょうな。差し支えなければ、著名な陰陽師の方々についてお話を伺ってもよろしいでしょうか」
「そうですね。最近の有名所ですと……芦屋殿とか。芦屋道満殿」
「芦屋道満? 名前はよく聞くけどよぉ……」
 梅武が挙げた人物の名に、松武は渋い顔をする。
 時先案内人が聞けるかもしれない、と言っていた人物の名が出てきたことに鋼は「おや」と小さく声に出して。
「どのような方なのですか?」
「いや、俺らも実際に会ったことは無いからあくまで噂話だけどもな?
 最近、芦屋道満の姿を見かけた奴がいないんだってよ。実際に知人だって連中が言っているんだから、不在の予定があった訳じゃないんだろ」
「で、噂話をあちこちで集めていくと、どうにも陰陽寮と何かもめ事を起こしたんじゃないかって話なんです」
「どこかに隠れてほとぼりを冷まそうとしてんじゃねえか、ってもっぱらの噂だよ。
 陰陽寮ともめ事起こしちまった、ってのはあんまり褒められた話じゃねえよな」
「成程」
 腕を組むようにして鋼は考え込むような仕草を取った。
 噂話レベルのこの情報に信憑性を持たせるには、色々な人物から話を聞いていく必要があるだろう。
 だが、芦屋道満は陰陽寮ともめ事を起こし、どこかに隠れているのかもしれないという噂は聞けた。今はこれで十分だ。
「私もいずれ挨拶をしてみたいものですな」
「やめとけって。さっきも言った通り、陰陽寮ともめてるって噂が出るような素行の良くねえ奴だぜ」
「お前に言われたらお終いだな、松」
「うるせえ」
 軽口をたたく竹武の背をばしんと引っ叩く松武の姿を見ながら、鋼は笑みを深めるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!


 陰陽師たちに見送られ、ディアボロスは京の都を出てパラドクストレインが待機しているだろう地点へ向けて歩き出す。
 だが、程なくして背後から異質な気配……というより、何やら不気味な女の声が聞こえてくるのに気付くだろう。
「は? 何やってんですか? 子犬のように非力な田村麻呂さまと田村麻呂さまと田村麻呂さまが本来は敵わないとも知らず健気に妖怪へ立ち向かっていく様こそ美しいというのに……違うんですよ、全然違うんです。わたくしの解釈からまるで外れてるんですこの人たちは。処します? 処しますの? 処せ処し処す処する処すれば処せよ…………?」
 こちらに語り掛けてきているというよりは独り言を言っているに近いのだろうが、何分声量が大きい上に圧が強い。
 そりゃあパラドクストレインだって出てきたくもないだろう。
 そろそろ、周囲に人もいなくなる頃合いだ。もう周囲に遠慮する必要は無いだろう。
 程なく戦闘が発生する気配を感じたか、女も持っている刀を静かに抜き放つ。
「ああ、田村麻呂さま……」
 弾かれるように女がディアボロスへ向けて飛びかかっていくまで、あとわずか。
一騎塚・喜一
連携・アドリブお任せ致します

背後から凄まじい圧が…どうしよう、振り返りたくない
いや、そんな訳にはいかないですよね
こんなことで怖気づいていては松武さん達に顔向けできません
精一杯の【勇気】を振り絞って立ち向かいます

呪詛が恐ろしいので【光学迷彩】をお借りして隠れながら敵の攻撃を【観察】し回避を試みます
味方を巻き込みそうな場合は無理に回避はせずその場で防御を行い反撃に転じます
接近できそうならば【ダッシュ】で一気に間合いを詰め、勢いのまま【斬妖閃】で攻撃

恋心そのものを否定はいたしませんが「解釈違い」と感じる時点で相手のことが真に見えていないように思います
まぁ、私は恋愛に関してはさっぱり分からないのですが



「田村麻呂さま田村麻呂さま田村麻呂さま……」
 振り返りたくない。次第に近づいてくる声と気配に一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)が真っ先に思ったことはそれであった。
 彼がそう思うのを誰が責められるだろう。それ程に背後からの女の圧は何と言うか、凄まじい。
 とはいえ、そんな弱音を言ってもいられない。その想いと共に喜一は陰陽師たちとの交流を思い出す。
 ここで自分が怖気づいていては彼らに顔向けなど出来ない。
 身体中の勇気をかき集めて、喜一は思い切って振り返り、頭が何かを思うよりも早く武器を抜き放った。
 次の瞬間、身体が振り返るに合わせ半月を描くように振るわれた刀が、飛びかかって来た女が振り下ろした刀と衝突。その衝撃に異質な色を感じ、喜一はまた反射的に飛び退る。
 呪いの類だ。腕に残る、鍔競り合いによる痺れとはまた違う感触に喜一は知らず表情を歪める。
「もう、田村麻呂さまの邪魔ばっかりして……!」
 目の前の女もまた都で戦った鬼と同様、あまり真正面から斬り合うべき相手ではない。
 女が次の攻撃のために一歩踏み込むに合わせ、書き換えられた世界法則を適用し、自身の姿を周囲に溶け込ませる。
 そのまま相手の隙を見計らいたい所であるが、わずかな気配を察したのか女は姿を隠した喜一がいる方向を正確に見定め距離を詰めてくる。
 目の前で隠れる様子を見せれば、それを強引に暴くデタラメさを持つからこそのクロノヴェーダ、と言った所だろうか。
 ならば、と対抗するように踏み出した喜一の足は一歩目でトップスピードに乗り、彼我の距離が次の一瞬でほぼゼロに詰まる。
 交錯の瞬間、互いの視線が交わった。恋に恋する少女のような、それでいて歪な瞳。
 互いが互いの隣をすれ違うように通り抜けていき、そして足を止めれば、喜一と女、二人の肩から華のように赤が咲いた。
 傷口を抑えるように喜一は肩に手をやり、けれど再び武器を構えていた。
(恋心そのものを否定はいたしませんが)
 けれど、「解釈違い」と感じる時点で相手のことが真に見えていないように思えるのだ。
 まだ恋愛という物が分からぬ喜一ですらそう思ってしまうほどに、目の前の女の在り方は歪んでいる。
 故に、このクロノヴェーダに負ける訳には行かない。
 その妄執ごと、歪な在り方を斬って捨てる。決意と共に、彼は再び地面を蹴った。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

大和・恭弥
…解釈違い、か。
人を慕う気持ちには色々あると思うし、否定しない。
ただ、他の人をないがしろにしていい気持ちなんてあるわけないだろ。
解釈も慕う心も、俺は秘めておくくらいが綺麗だと思う。

敵の呪いは、妖刀が喰ってきた悲哀の呪いで受け流す。
藍雪花染は抜刀するだけで、碧い気で使い手ごと呪いを発現させるんだ。
俺を侵食したところで、刀が欲する哀しみに変わるだけだよ。

その呪いの力すら利用して管狐・晴彦を召喚。
「管狐影縛法」を使い、光学迷彩から不意打ちで影を縫い留める
攻撃は一撃離脱で躱し、
【傀儡】で敵の動きを捕縛、
足止めして援護する。

君にとってはとんだ解釈違いでも
これが、俺たちの解釈なんだ。

アドリブ連携可


 喜一の斬撃を払い、流し、さりとて反撃に出るための隙を見いだせず、女は一度後ろに跳んで仕切り直しを図った。
 だが、彼女に息をつかせる間など与えないと、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)が女との距離を詰めてくる。
「あなたも邪魔をするの? 私の田村麻呂さまは……」
「君にとってはとんだ解釈違いでも、これが俺たちの解釈なんだ」
 被せるように言い放った言葉と共に恭弥が妖刀を振り下ろせば、女は自身の刀を盾にその一撃を受け止めた。
 金属同士が打ち合う音が周囲に響くと同時に、女の刀から視認できる程の呪詛が噴き出し、それら全てが恭弥の中へと飛び込んでいく。
 呪いが決まった手応えに女の表情に笑みが浮かび、しかし次の瞬間何かに気付いたようにその視線が恭弥の刀に注がれた。
「気付いたか? 俺を侵食したところで、刀が欲する哀しみに変わるだけだよ」
 藍雪花染は抜刀するだけで使い手を蝕み呪詛を発現する文字通りの妖刀である。
 故に呪いを以て呪いを制すことができる。女が放つ程度の呪詛では、濁がさらに濁になる程度の変化にしかならないのだ。
「人を慕う気持ちには色々あると思うし、解釈違いという言葉そのものは否定しない」
 ただ、他人をないがしろにして良い気持ちなんて、ある筈がない。
「解釈も慕う心も、俺は秘めておくくらいが綺麗だと思う」
「知ったような、口を!!」
 女の表情が一瞬で憤怒に染まる。
 外見からは想像できない膂力で恭弥の妖刀を弾き、続けざまに振るわれた横薙ぎの一閃を、恭弥は勢いに抗わず後方へ大きく跳ぶことで殺す。
 逃がすものかと今度は女の方から足を前へ踏み出そうとするが、身体が動かない。
 これも恭弥の手によるものだ。先の呪詛を身体に取り込んだその瞬間、彼は膨れ上がる呪いを媒介にクダギツネ『晴彦』を密かに召還していた。
 そして恭弥と女が言葉と刀を交わしている間に、晴彦は女の影に牙を突き立てその動きを縫い留めていたのだ。
 とはいえ女もアヴァタール級。動くことに意識を集中させれば、程なく晴彦は見えない力に振り払われ、影から牙が外れたことですぐに自由を取り戻す。
 だが。常人から見れば刹那に過ぎないその隙は、ディアボロスにとっては永遠とそう変わらない。
 恭弥が生んだ空隙を逃すまいと、次なるディアボロスが女目がけて飛びかかっていく。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

九十九・静梨
元はと言えばあなた方が陰陽師を脅しつけてるようなものでしょうに
最後の露払いですが助力させて貰いますわね!

肉体変異で筋骨隆々の肉体に変化(◆肉体改造)

いまいち攻撃方法が読めませんが刀を多く持つならばそれを全て対応しておけば良いですわね
◆グラップルで螺旋砕腕や魔晶刃腕で格闘戦を仕掛けていきますわ

複数の刀が殺到してきたならば
ガントレットを地面に叩きこみパラドクスを発動
◆衝撃波で刀を止め
地面から生やした腕たちで止まった刀を纏めて◆強打し◆蹂躙◆破壊しますわ
そこを敵本体向けて◆ダッシュ
◆呼吸法で整えた渾身の一撃をダブルガントレットで敵本体に叩きこみますわ

陰陽師とは何なのかを知る為にも押し通りますわ


「最後の露払いですが助力させて貰いますわね!」
 影を縛る戒めから逃れることに意識を向けたことで一瞬周囲への警戒が薄れた女へと、九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)の筋骨隆々の肉体が迫る。
 悪魔の膂力と魔力によって変異させたその肉体は、幼き少女の顔を残しているからこそより禍々しい。
(大体、もとはと言えばあなた方が陰陽師を脅しつけてるようなものでしょうに)
 ディヴィジョン内の様々な事件は大本へと辿っていけば大抵、クロノヴェーダという存在の横暴に行きついてしまう。解釈違いなんて言葉に正当性など見いだせないのだ。
 故に静梨の筋肉に遠慮という名の不純物は混ざらず、力を籠めて振り上げた拳は、迷わず地面に叩き込まれた。
 九十九家の家訓の一つ、『手は多い方が良い!』。それを体現するべくパラドクスで女の周辺の大地を掌握。
 静梨が視線だけを女に向けると同時、戒めを完全に振り払い何が来るかと身構えた女の周囲の地面から、岩で構成された大量の腕が生えてきた。
「硬き拳を喰らいなさい!」
 その号令を引き金に襲い来る岩の拳たちに女は歯をむき出す程に表情を歪め、迷わず拳の一つへ飛び込んでいく。
「どいつも、こいつもッ!! 私と田村麻呂さまの邪魔をしないでよ!!」
 ヒステリックな声と共に突き出された正拳が握りこぶしを作った岩の塊と衝突し、それを粉々に砕く。
 それを皮切りに次々と迫りくる岩の拳を砕いて回る女であったが、最後の一つを粉砕した瞬間、気付く。
 静梨の姿を、見失っている。
「呪いばかりかと思えば、なかなかに多芸ですのねぇ」
 ぞくり、と。背中が凍るような甘い声。
 背後から聞こえてきた声に対応すべく振り返ろうとした女だったが、それよりも声の主――静梨がガントレットに覆われた双腕を胴に叩き込む方が早い。
「か、は……ッ!」
 肺から空気という空気が逃げていく。突き刺さった強烈な衝撃に逆らうことが出来ず、女は宙を飛ぶように吹き飛ばされていた。
 そのまま受身も取れず地面を転がる女を見下ろしつつ、静梨は吹き飛ばした分の距離を詰めていくように一歩、また一歩と女の方へと歩み寄っていって。
「でも、陰陽師とは何なのかを知る為にも押し通りますわ」
 静梨から受けた一撃は決して浅くないダメージを与えているのだろう。
 呆けていればそのまま叩き潰す軌跡で振るわれた拳を女は何とか飛び退り回避したが、その動きは明らかに精彩を欠いていた。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【建物復元】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

魏・鋼
ほう、なかなか一件落着、とは行かせて貰えないようですな
困ったものです

私も民を守ろうと自身の為せることを為す彼らの姿勢は尊敬に値すると思います
しかし彼らが求めているのは賞賛や喝采よりも人々を守ること
ましてや、あなたの望みのように、徒労や無知のまま敵に利用されることではない
解釈違い、大いに結構
もとよりあなた方と話して通じるとは思っておりません
この長沙の魏鋼、相手になりましょう

どうやら相手の得物は刀、それもどうやら中々の業物のようだ
であれば私はこの槍の射程の長さを活かして戦うのが良いでしょうな
無双馬に足と手綱で指示を出し距離を取りつつ
槍で斬り、突き、薙ぎ払い相手の激しい攻撃の隙間を突いていきましょう


無堂・理央
事件は一通り解決できたようだし、後から駆け付けたボクは帰還のお手伝いだね。
後を追ってくる敵を倒してさ。


無双馬『クロフサ』に騎乗してお出迎え。
妖刀を抜いて、【ダッシュ】で間合いを詰めたら、馬上である事を活かして妖刀を渾身の力で振り降ろし!
一刀加えたら、すぐに【一撃離脱】で離れて、次の踏み込みに使う助走距離を取ってから、再び【ダッシュ】で踏み込んで妖刀を振るってくよ。

敵の反撃、どんな形になるか全然予想つかないや。
戦場を駆け巡っての速度でかわせると良いんだけど、そこは出たとこ勝負かな?

対アヴァタール級戦をする他の人とは可能な範囲で連携するよ。


 鈍った女の動きに機を見いだし、魏・鋼(一臂之力・g05688)が無双馬の突進力と共に槍を突き出すが、さりとて女の剣筋もまだ致命的な乱れではない。
 振るわれた迎撃の一閃で無双馬の重量ごと刺突を押し返された鋼は、空いた手で手綱を繰り無双馬を宥めて。
「ほう、なかなか一件落着、とは行かせて貰えないようですな」
「当たり前、でしょう。私はまだ田村麻呂さまたちを見ていないと」
 唸るような女の声と先の一合で感じ取ったまだ潰えぬ力に、困ったものです、と鋼は首を横に振る。
 女の方も攻勢に回り切れていないとはいえ、剣技に呪い、加えて素の膂力すら厄介だ。
 それをどう崩すか。鋼が考えを巡らせる中、女の後方から馬の駆ける足音が聞こえてきた。
 その場の誰もが足音のした方角へ視線をやれば、無双馬『クロフサ』を駆る無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)の姿がそこにある。
 理央は鋼と女を挟むような位置でクロフサを止めると、彼へ向けて快活な笑みを向けた。
「お出迎えだよ。事件は一通り解決できたようだし、後から駆け付けたボクは帰還のお手伝いだね」
「ああ、これは千人力だ」
 鋼も口元に浮かべた笑みを深めると、自身の白き無双馬に合図を出す。
「それではこの長沙の魏鋼、そして……」
「日本の無堂・理央!」
「「相手になりましょう」」
 それに呼応するように理央のクロフサも再び足を動かし始め、二頭の無双馬は女の周囲で円を描くように走り始めた。

 円を描くように周囲を駆ける二頭の無双馬へ交互に視線をやって、女はこの状況をどう崩すべきか判断に迷っているようだった。
「よそ見しちゃだめだよ!」
 女が鋼の側へ視線を向けた瞬間、クロフサを駆る理央が矢のような速度で距離を詰め、馬上から抜き放った妖刀を振り下ろす。
 無双馬の勢いも込めた一撃を受けてはならないと判断したか、女はサイドステップで破壊を描く線の軌道から外れ、すぐさま反撃の太刀と呪いでその機動力を削ごうとする。
 けれど、女の刀がクロフサに届くよりも、走り抜けたクロフサが刀の射程から逃れていく方が早い。
 空気を切る鋭い音だけを残した刀の切っ先を女は忌々し気に見遣り、そして。
「私も民を守ろうと自身の為せることを為す彼らの姿勢は尊敬に値すると思います」
 その一瞬を切り裂くように、背面に回っていた鋼の槍が今度こそ女の胴を捉えた。
 胴を貫かれながらも女はようやく理解者を見つけた、と言わんばかりに表情を輝かせて。
「そう、でしょう? 田村麻呂さまたちは凄いの! だから私は!」
「しかし彼らが求めているのは賞賛や喝采よりも人々を守ること。あなたの望みのように、徒労や無知のまま敵に利用されることではない」
 そう言い切れるのは、鋼自身が実際に松武たち陰陽師と言葉を交わし合ったからこそだ。
 今回の一件で陰陽寮の権威には間違いなくヒビが入る。彼らの言葉を聞かない人々も増えてくるだろう。
 それでも、例えそれが正義と呼ばれなくなろうとも。人々を救うために都を走り回る陰陽師はこの先も必ず存在する。
「解釈違い、大いに結構。もとよりあなた方と話して通じるとは思っておりません」
 突き出された槍を一度引き、刃のように振り下ろす。
 他のディアボロスからのダメージも積み重なっているのだろう。振り下ろされた槍を受け止めるために女が構えた刀は刃同士の衝撃に手元が解け、地面に零れ落ちてしまう。
「違うの……あなたたちの解釈は、違うの!!」
 無手となった女はそれでも目の前の解釈違いを叩き潰す意図を消さず、自身の膂力を頼って鋼の無双馬へ襲い掛かる。
 だが、押し付け合いのような解釈議論はおしまいだ。
 拳が届くよりも早く振るわれた槍に薙ぎ払われ、女の身体が軽々と宙を舞う。
「無堂殿!」
「うん!」
 空中に囚われた女へ向けて、呼びかけられた理央とクロフサが疾駆する。
 その姿は、女にも見えていた。けれど見えていた所で、迫りくる理央が振るう刃を凌ぐ手段は女にはもう、存在しない。
 理央と女、地面に映る二つの影が交錯した瞬間、クロフサが一直線に戦場を駆け抜ける音と理央の刃が何かを断ち切る音が周囲に響く。
 理央は最早振り返ることもない。
 ただただ背後で空中で二つに分かれた女の身体の断面を数多の呪詛が浸食し、燃やし尽くしていく音を聞くだけだ。
「た、…………さ、ま……」
 その声だけを最後に残して、呪詛で焼き切られた鈴鹿御前だった身体は、地面に落ちるよりも早く消滅した。


 改めて周囲を見渡す。今度こそ完全にディアボロスと敵対する存在はいなくなったようだ。
 それを示すように木々の中を縫うように出現したパラドクストレインに乗り込み、ディアボロスたちは新宿島へと帰還していくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】がLV3になった!
【腐食】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2021年11月23日

正義では無い陰陽師の事件

 ディアボロス達は、京の都の外で妖怪と戦う、正義の陰陽師を助け、話を聞くことが出来ました。
 彼らの話によれば、陰陽師の中には、京の都に現れる鬼や妖怪を撃退して成果をあげている者もいるといいます。
 パラドクス無しにクロノヴェーダに勝つのは不可能ですので、この陰陽師の活躍は「クロノヴェーダのマッチポンプ」で間違いありません。
 そこで、街中で発生する妖怪事件に介入し、陰陽師が事件を解決する前に妖怪を退治しましょう。
 これを繰り返す事で、陰陽寮への信頼が揺らぎ、陰陽寮を隠れ蓑にしているクロノヴェーダの目論見を打ち砕くことに繋がるかもしれません。
 詳しい内容は、オープニングなどで確認してください。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#平安鬼妖地獄変
🔒
#正義では無い陰陽師の事件
🔒
#陰陽師


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選択肢『陰陽師との戦闘』のルール

 平安鬼妖地獄変の京の都で発生する妖怪事件を解決している陰陽師達です。
 ディアボロス達が妖怪と先に戦闘を行っている場合、ディアボロスを不審者だと決めつけ、妖怪と一緒に葬ろうと攻撃してきます。
 この時代の陰陽師はパラドクスを使用できない為、妖怪やディアボロスの敵ではありませんが、戦いの邪魔なので無力化して追い払っておきましょう。
 撃退方法によって、今後の、陰陽寮側の動きが変わってくるかもしれません。

 平安鬼妖地獄変の陰陽師と接触を試みます。  陰陽師の組織はクロノヴェーダの影響下にありますが、個人の陰陽師の中には、人々の為に命がけで鬼や妖怪と戦っている者もおり、そうした陰陽師は都の人々の『希望』になっているようです。
 鬼や妖怪との戦闘で命を失いそうな陰陽師と会話し、うまく共闘する事が出来れば、彼らを生き延びさせることが出来るでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『【攻略旅団】蘆屋道満の情報』のルール

 この選択肢は、ディヴィジョン攻略旅団からの依頼によって発生した、【調査・探索】選択肢です。
 陰陽寮に正式に所属していない有力な陰陽師、蘆屋道満 の居所について調査を行います。
 蘆屋道満の足取りを知る可能性のある人物がいるならば、その人物から話を聞きだしましょう。
 この選択肢で、蘆屋道満についての情報を得た場合、その情報の精度が上昇します。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『登場人物(NPC)との会話に専念する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾一般人を襲うトループス級『金棒鬼』のルール

 周囲の一般人を襲撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『恋ひ侘ぶ媿『鈴鹿御前』』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「瀧夜盛・五月姫」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。