最終人類史の五月祭

 攻略旅団から、火刑戦旗ラ・ピュセルの奪還により、大規模な帰還が行われたヨーロッパ各地、及び、キマイラウィッチによって建造物に被害が出た東京23区を中心に、ヨーロッパ伝統の五月祭を開催する事が提案されました。

 ヨーロッパ伝統の五月祭を行う事で、帰還したばかりのヨーロッパの人々に安心感を与える事が出来るでしょう。
 また、東京23区で開催すれば、キマイラウィッチの大規模侵攻によって、恐怖を覚えた人々の心をいやす事が出来る筈です。

!特殊ルール!
 このシナリオで得られた🔵数に応じて、ヨーロッパ圏及び東京23区の人々の、人類応援度が上昇します。

五月祭と薔薇の花(作者 志羽
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「色々、おつかれ!」
 藤臣・明鶴(白雷・g03329)は笑って、ディアボロスたちに声かける。
 火刑戦旗ラ・ピュセル奪還戦に勝利した事で、イベリア半島の一部及び、ロシア周辺を除き、ヨーロッパの全域を安全圏にすることができたと。
「で、安全圏となった地域の人々が帰還を果たした事で、ヨーロッパ圏は現時点の最終人類史の中核をなす地域になったんだ」
 そして、この帰還したヨーロッパの人々に安心感を与え、最終人類史の一員として戦う一体感を持ってもらおうと、攻略旅団から、五月祭の開催が提案されているのだという。
 ということで、ヨーロッパ各地に向かい、五月祭の準備を手伝ったり、当日のイベントを盛り上げたり。あるいは現地の人々と一緒に地域の祭りに参加して五月祭を成功させようということなのだ。
「てことで、俺はフランスのニースあたりの祭りの話をきいてきたんで、手が空いてるなら言ってきてくれねーかなーと」
 祭には、色々なフードトラックなども並ぶ。
 ニースサンドイッチからはじまりあぶり焼きチキン。好きなキャンディを選んで詰めていく店もあれば目にも楽しいさまざまなクッキーが並ぶ店も。それから喉を潤したければ炭酸水の店や、ラズベリーピュレのレモネードも美味しいだろう。
 伝統的な衣装をまとって、音楽にあわせて踊る人々の中にまざってみるのも盛り上がるだろう。
 ピクニックのような雰囲気で楽しめるという。なんにせよ、人が少ないよりも多い方が賑わって楽しいだろう。
「帰還したばっかりだからさ、いきなり五月祭! っていわれて足りないもんがあるだろうし。そういうのフォローしてあげつつ祭楽しもうぜ」
 それから、と明鶴は言う。
「この時期、薔薇が咲いてる庭があるんだってさ」
 祭りもだけど、そっちも見に行ってみるの楽しいかもと明鶴は言う。
 赤や白、黄色。白とピンクのグラデーションやまだら模様のもの。大輪や小輪、さまざまな品種が咲いているという。
 そこで写真を撮ったりなどもきっと楽しい時間になるだろうから。

「ほぼ帰還が完了したEU圏の動向は、ディアボロスにとっても無視できなさそうなんだよな~。五月祭に参加することで、ディアボロスの存在感を伝えるっつーか」
 世の中には色々めんどくさいことがある。思惑云々、政治絡みの事はあるだろう。
 アメリカ、中国、ロシア、中東の帰還が進んでいない現状で、ヨーロッパの人々がEUが世界を牽引するべきだ、なんて言い始めればきっと混乱が起こる。
 なので、ディアボロスの存在感を示す様な事を行えると、今後の混乱を抑える効果があるかもしれない。
「でも、まずは祭を手伝って楽しむことが一番だな」
 てことで、祭の場所へ案内~と明鶴はパラドクストレインへと招くのだった。

●五月祭と薔薇の花
 沢山のフードトラックが並んでいる。
 ニースサンドイッチの店は人がやはり、多くならぶ。バゲットにオリーブオイルをふりかけて。瑞々しいレタスや薄切りオニオン、ピーマンやトマト。ほかにはツナやゆで卵や生ハムなどを好みいれつつドレッシングを。
 じゅわっとパンにそれがしみ込めば、それが美味しいのだ。
 そのおとなりからは良い匂いが。あぶり焼きチキンの香りが食欲を刺激する。
 食べ物を得たなら飲物も。炭酸水にシロップを入れて甘くしたり。ラズベリーピュレで作ったレモネードには輪切りのレモンを。
 それからもちろん、甘い物もある。袋いっぱいにキャンディを選んで詰める店だったり。大きなチョコチップクッキーやバタークッキーなどが並ぶ店。
 きっと好きな物があるだろう。それらを持ってオリーブの木の下で味わう。陽射しの下でのそれはピクニックのよう。
 そしてどこからか流れてくる音楽。そちらに向かえば、広場があって。伝統衣装である縦縞の服をきたもの達が踊っていた。
 ふんわりさせたスカートは赤と白の縦縞で。ベストにフリルのシャツを合わせた女の子たち。男の子も、シンプルなシャツに赤と白の縦縞ズボン。
 何人かの少年少女たちが二組に分かれて、音楽にあわせてダンスバトルをしているよう。片方が踊っているあいだに、もう片方がいたずらをして――最後は皆で楽しそうに踊りはじめる。
 そんな祭りの日を迎えられたのは料理の材料など、足りないものを援助してくれたディアボロスたちのおかげであることを人々は知っている。
 こんな風にまた、祭を楽しめること。そして、この季節の花である薔薇を楽しめること――それは人々にとって何よりも大切なことのひとつ。
 ひとびとは五月祭を行い、そして日常の傍にある庭園に足を向ける。庭園では色とりどりの薔薇が咲き誇り馨しい香りを広げていた。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
7
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV1 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV3 / 【リザレクション】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 受付、執筆状況などについては、マスターページ等でお知らせ予定ですのでご確認いただけると幸いです。
 状況を見つつ締切を決める予定ですが、受付期間はゆるっと長めの予定です。

●選択肢
 採用人数に制限はありません。
 プレイング内容などによってはお返しすることもありますのでご了承ください。

 五月祭りが行われています。
 フードトラックでいろいろかってピクニック気分で食べたり。
 はたまた踊りの中にまざったり。民族衣装を用意して一緒に! とかも事前準備してあるものとしますのでどうぞお好きに。
 それから薔薇の庭園での散歩ができます。できそうなことを、どうぞお好きに!

●NPCについて
 明鶴と、ライカもその辺にいます。
 何かあればお気軽にお声がけくださいませ。
 特にお誘いがない限り、リプレイに登場しません。

●その他
 未成年の飲酒喫煙(見た目含む)は禁止です。
 また公序良俗に反する行動については採用いたしません。
 基本的に、個別描写となります。誰かと一緒に参加という場合は、わかるようにしていただけると幸いです。

 ご参加お待ちしております!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


空木・朱士
【箱家】

おー、ずっと砂浜が続いてて海がすっげぇ綺麗!
ニースって昔は保養地だったらしいから落ち着いた感じなのかと思ってたけど
屋根も壁もカラフルでなんか可愛いな。

【液体錬成】なら使って後は放っておくだけだからサクッと手伝い出来るかな、うん。

色んなフードトラックがあって迷うなー。
生ハムのサンドイッチはマストで!
飲み物はジンジャーシロップ炭酸水にしようっと。

来る前に調べてみたんだけどソッカっていう名物があるらしいんだよな。
見つけたら絶対買う!
多めに買って皆でシェアしよう。

買い終わったら木陰に移動してレジャーシートを敷いたらちょっとしたピクニックだな!
ソッカもラタトゥイユもあぶり焼きチキンも花ズッキーニのフリットも旨い 。
クッキーまであって豪華なピクニックになったな。

腹が満ちたら薔薇園へ。
はー…綺麗だなー。
本当に色んな種類があるんだな。
グラデーションとか初めて見るかも。
それに、やっぱ華やかだよな。

こうしてると改めてラ・ピュセル取り戻したんだなって思える。
穏やかな時間で皆、笑顔で…良かった、って。


シャルロット・アミ
【箱家】
明鶴さんは素敵なご案内をありがとうございます
いっぱい楽しんできますね

ニースサンドイッチ!(「もきゅ!」)
…の前に、何か足りないものはないですかって聞いて歩くわ
楽しむのも大事だけど、お手伝いも大事
相談されたら【アイテムポケット】など使用して新宿島から運んだり
飲み物なら【液体錬成】、食べ物なら【口福の伝道者】など使用
お手伝いが終わったら、楽しみましょう!

レタスとオニオンのサンドイッチに私もラズベリーレモネード!
ジャンボンとバターのバゲット?ソッカ?
どちらも美味しそう!
バタークッキーはシェアしたい味
モラさんもチキンがいいの?(「もきゅ!」)

オリーブの下でニースの美味しさを分かち合いましょう
お腹が満ちたら、聞こえてくる音楽にステップを踏みながら
薔薇園のほうへ
この季節の薔薇はやっぱり特別ね

あたりまえのように咲き誇る薔薇
…守れてよかったってしみじみ思うの
咲いてくれてありがとうって思わず笑顔になっちゃうわ


ミレイ・ドリムータ
【箱家】
ニースは観光地として名高いって聞いてたけど、やっぱり綺麗な所だね。
うん、建物がカラフルなのが見てて楽しい。ふふ、お土産に写真いっぱい撮って帰ろう。

フードトラックも色々並んでるね。
ニースサンドイッチは買うとして、ラタトゥイユもあれば食べたいな。
デュークはあぶり焼きチキンが食べたい?じゃあそれも買って皆でシェアしようね。
ソッカは薄いパンケーキみたいな感じの料理だっけ。あ、あのフードトラックのがそうじゃない?
ドリンクはラズベリーピュレのレモネードを。

木陰に移動してレジャーシートを広げたらランチタイム!
このレモネード見た目が華やかだよね。バイト先でもこんなの作れないかなぁ?
ラタトゥイユも美味しいよ。良かったら食べてみて!

ニースのグルメを楽しんだ後は薔薇園でお散歩。
こっちの薔薇はチョコレートみたいな色だ。渋めのカラーもステキだよね。

こうやって奪還した地をのんびり観光できるのが、ディアボロスの頑張った結果だもんね。
ならばこそ楽しまなきゃだよね!


一角・實生
【箱家】
降り立ったニースの地
眼前に広がる美しい海と街並みにしばし見入ってしまう
そうだね、今日は五月祭をめいっぱい満喫しよう

ニースサンドイッチは外せないな
並んだ列が前へ進むたび期待で翼が膨らんでしまう
一番人気の具材を頼もう
ん。花ズッキーニのフリット……? 気になるから買ってみようかな
飲み物はレモネードにミントシロップを入れたものを注文するよ

レジャーシートを広げる手伝いをしたら皆とシェアしながらランチタイム
先ほど買ったフリットもシートの中央へ
花の部分がついたズッキーニのフリットらしいよ。花の部分にチーズとアンチョビが入っているんだって
購入時に受けた説明を伝えよう
ラタトゥイユもソッカも美味しそうだ
あぶり焼きチキンの香ばしい香りには腹の虫が活性化
デザートのクッキーもいただいていいかい?

薔薇園ではゆっくり歩き、薔薇と景色を楽しむよ
穏やかな空気を肺に吸い込み深呼吸
遠くに聞こえる音楽にも耳を澄まして
この地の人々の日常が戻ったことを嬉しく思う

帰りはキャンディを詰められるお店に寄ろうかな
お土産にしたい


舟橋・苺依夢
【箱家】

海がきらきらでほんとうに絵本みたいだね
空の色も波の音も優しくて!
カラフルなおうちが並んでてお菓子の街みたい

どれも美味しそうで迷っちゃう
ジャンボンとバターのバゲットは定番だけど大好きな味。クッキーはバターたっぷりでサクサクの食感だよ、デザートで食べようね!
ラズベリーレモネードはきゅんってする甘酸っぱさで見た目もときめき

ソッカ?名物なんだね
お店の人がにこにこ焼いててくれてそれだけでぽかぽか嬉しくなるー!

葉が風に揺れてさわさわして気持ちいい
レジャーシート敷いて木陰でわいわい食べたらピクニックみたいで幸せ!

おそろいのドリンクとかあると楽しくてうきうきしちゃう!
ラタトゥイユもあぶり焼きチキンもとってもおいしそー!
ズッキーニのお花を食べるのも初めて!チーズが中に入ってるんだなるほど…!


薔薇園はどのお花もかわいくて。薔薇って色んな種類があるんだね。薔薇の中にいる皆が素敵だから写真も動画もいっぱい残したいな

守った場所に笑顔が咲いてるって素敵!
このひとときが未来に続きますようにってそっと願うの


一騎塚・喜一
【箱家】
海も街並みも本当に綺麗ですね、爽やかに晴れた青空によく映えます
素敵な写真がたくさん撮れそうですね

ニースサンドイッチは具材も様々で迷ってしまいますね
少し迷いましたがお野菜多めのサンドイッチとあぶり焼きチキンを
飲み物はラズベリーピュレのレモネードを購入
ソッカにラタトゥイユも美味しそうですね
花ズッキーニ?普通のズッキーニとは違うものなのでしょうか?
珍しいものも多くて見ているだけでもワクワクします
あぶり焼きチキンも少し多めに買ってきましたので、こちらもよろしければ召し上がって下さいね
皆さんとシェアしながら食べるのはいつも楽しいです

薔薇園にはちょっと緊張しつつお邪魔します
その、私は花とか似合わないので…つい…
薔薇といっても色や花の形も様々ですね
同じ薔薇でも色によって花言葉も違うとか?
そんな言葉と共に人の思いを託された薔薇の花たちも、この帰還を喜んでくれていたら嬉しいですね

可愛らしいキャンディーやクッキーは確かにお土産にピッタリですね!
今回お留守番の皆様に、人数分買って帰りましょう


 いっぱい楽しんできますね、と手を振ってシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)はパラドクストレインへ。
 そして降り立つのは――フランスのニース。
「ニースは観光地として名高いって聞いてたけど、やっぱり綺麗な所だね」
 ミレイ・ドリムータ(新宿島で暮らすもの・g01550)はくるりと周囲見回す。新宿島とは全く違う光景がここにはあるから。
 そして一角・實生(深い潭・g00995)も、これはと瞳細めていた。
 眼前に広がる美しい海と街並みはしばし見入ってしまうほどに美しかったからだ。
「海がきらきらでほんとうに絵本みたいだね」
 空の色も波の音も優しくて! と舟橋・苺依夢(sweet holicᕱ⑅ᕱ・g06048)は空と海を見つめ、そしてこの空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
「おー、ずっと砂浜が続いてて海がすっげぇ綺麗!」
 この地に降り立って、空木・朱士(Lost heart・g03720)は目に飛び込んだ光景に感嘆の声をあげる。
「ニースって昔は保養地だったらしいから落ち着いた感じなのかと思ってたけど屋根も壁もカラフルでなんか可愛いな」
「うん、建物がカラフルなのが見てて楽しい。ふふ、お土産に写真いっぱい撮って帰ろう」
 普通、日本では見られないよう配色。この地の特色だねとミレイはカメラ構えてぱしゃりと一枚。
「カラフルなおうちが並んでてお菓子の街みたい」
 苺依夢の言葉に確かにお菓子の街! とミレイも頷く。
「海も街並みも本当に綺麗ですね、爽やかに晴れた青空によく映えます」
 一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)はカメラ構えたミレイへ笑いかける。素敵な写真がたくさん撮れそうですね、と。あとで撮った写真、見せて下さいねと言いながらその足は祭りの行われているほうへ。
 ニースサンドイッチ! もきゅ! と楽しみな気持ちはシャルロットにも、そしてモーラット・コミュ『モラさん』にもある。
 でもそれを楽しむ前に、現地の人達への声かけ。
「何か足りないものはないですか?」
 シャルロットは聞いて歩きつつ、相談されたら手伝いつつ。
 ちょっと物足りない、なんてとこを相談されたら液体錬成や口福の伝道者でその手助けを。
 そんな風に皆で手助けしたら――祭りも目一杯楽しめるというもの。
「今日は五月祭をめいっぱい満喫しよう」
 心き泣くねと實生も笑顔で、祭りの輪の中へ皆で一緒に。
「色んなフードトラックがあって迷うなー」
 これは、悩むねとミレイも頷く。
 どこにする? と朱士は見回す。どれも気になるけれどひとが一番集まっているのは――ニースサンドイッチのようだ。
「ニースサンドイッチは外せないな」
「具材も様々で迷ってしまいますね」
 これはマスト、と喜一と實生は素早く並ぶ。列が前に進むたび期待で實生の翼が膨らむのを喜一は見詰め、おいしそうですもんねと頷く。
 頼むのは一番人気の具材。野菜一杯にカリっと焼かれたベーコンのオーソドックスなサンドイッチを實生は手にする。
 喜一も少し迷ったけれど、野菜多めのサンドイッチを。
 サンドイッチを手にほくほくとした気持ち。と、實生はあるものを見つけた。
「ん。花ズッキーニのフリット……? 気になるから買ってみようかな」
 ズッキーニはわかるが花ズッキーニとは、となる。どんなものかなとみればズッキーニの花に何か詰めて、からっと揚げている。
 實生の直感が告げる――これは絶対、美味しいと。それからレモネードにミントシロップ入れたものを注文だ。
「ニースサンドイッチは買うとして、ラタトゥイユもあれば食べたいな」
 ちょっとみてくるねとミレイは周囲のトラックを見に。スフィンクスのデュークもその後ろをついていく。
 そしてデュークはある店の前で止まった。それは。
「デュークはあぶり焼きチキンが食べたい?じゃあそれも買って皆でシェアしようね」
 ちょうど焼き立てがあるよ、という声に早速買うミレイ。
 そしてその香りに喜一も引き寄せられていた。デュークと喜一の視線があえば、これ食べたいですよねと以心伝心。
「生ハムのサンドイッチはマストで! 飲み物はジンジャーシロップ炭酸水にしようっと」
「レタスとオニオンのサンドイッチに私もラズベリーレモネード!」
 と、シャルロットもすばやく決める。
 でもやはり迷うのも楽しい時間だ。
 どれも美味しそうで迷っちゃうと苺依夢は悩む。
「ジャンボンとバターのバゲットは定番だけど大好きな味」
 あそこのクッキーはバターたっぷり? サクサクの食感に間違いないと苺依夢は買い求めていく。
 これはみんなとデザートで食べる! と心に決めて。
 それから飲み物はやっぱり、ラズベリーレモネード。見た目もきゅんとする。それに一口飲めば甘酸っぱさで美味しい! と瞬きひとつ。
「来る前に調べてみたんだけどソッカっていう名物があるらしいんだよな」
 見つけたら絶対買う! と意気込む朱士。
「ソッカ? 名物なんだね」
 苺依夢も初めてきいた、とどこかなーと一緒に見回す。
「ソッカは薄いパンケーキみたいな感じの料理だっけ。あ、あのフードトラックのがそうじゃない?」
 と、くるりと周囲回って来たミレイはさっき見たような、と視線流してあそこと示した。
 それはひよこ豆のコナとオリーブオイルで大き目のクレープを作るのだ。それはパン窯で焼かれており、なかなか大きい。味つけは塩と胡椒のみのようだ。
 焼き立ての熱々をひとびとは早速と頬張って美味しそうに食べている。
「シンプルで美味そうだな!」
 あれも買って皆でシェアしようと朱士はさっそく。
「お店の人がにこにこ焼いててくれてそれだけでぽかぽか嬉しくなるー!」
 できたていいよね! と苺依夢もにこにこ。
「ジャンボンとバターのバゲット? ソッカ? どちらも美味しそう!」
 初めて聞いたとシャルロットも興味津々。
 バタークッキーはシェアしようと言っているとモラさんがきゅっとアピール。何かをアピール――動きの先をおいかけてシャルロットは察する。
「モラさんもチキンがいいの?」
「もきゅ!」
 香ばしい香りにはいつだって惹かれてしまうものなのだ。
 それぞれ、色々かってきたら――木陰に移動してレジャーシートを広げる。
 さわさわとは葉が風に揺れている。その音に耳を傾け、苺依夢はふふと笑み零す。
 木陰でみんなと、ピクニックみたいで幸せ! と思ってた苺依夢。同じように感じていた朱士がその気持ちを言葉にする。
「ちょっとしたピクニックだな!」
 朱士は早速、買ってきたものに手を伸ばす。
 これも、と實生はフリットもシートの中央へ。
「花の部分がついたズッキーニのフリットらしいよ。花の部分にチーズとアンチョビが入っているんだって」
 購入した時に詳しい話を聞いていた實生。
「花ズッキーニ? 普通のズッキーニとは違うものなのでしょうか?」
 知ってるズッキーニの花では間違いないらしい。そんな初めて見る珍しいものに喜一もワクワクと。あとで花ズッキーニを調べてみようかなともちょっと思う。
「あぶり焼きチキンも少し多めに買ってきましたので、こちらもよろしければ召し上がって下さいね」
 そして買ってきたチキンもずずいと。実はもう、食べ終わってしまったデュークとモラさんがそわりとして。
 シャルロットとミレイは顔を見合わせて、ちょっとだけねとそれを貰った。
 ミレイはラズベリーピュレのレモネードを掲げて。すると苺依夢も合わせて掲げる。
 お揃いのドリンクがあると楽しくてうきうきしちゃう! と笑顔いっぱいで。
「このレモネード見た目が華やかだよね。バイト先でもこんなの作れないかなぁ?」
 そして一口飲めば、ラズベリーの甘酸っぱさもあって美味しいと笑み零れる。そしてラタトゥイユもひとくち。トマトの恵みを感じる美味しさにぱっと笑顔になるミレイ。
「ラタトゥイユも美味しいよ。良かったら食べてみて!」
「ラタトゥイユもソッカも美味しそうだ」
 俺ももらうねと實生は手を伸ばす。どちらも少し食べて――そしてハッと気づく。ソッカでラタトゥイユをちょっと包んだらおいしいのではと。
 それは喜一も同じで美味しそうと、この地の恵みを感じて表情は柔らかに。
 しかしそこにあぶり焼きチキンの香ばしい香りがして腹の虫は一層活性化する。
 美味しいものがいっぱいだと實生はもう一口。
「ラタトゥイユもあぶり焼きチキンもとってもおいしそー!」
 でもまず気になってるフリットからと苺依夢は手を伸ばす。
「ズッキーニのお花を食べるのも初めて! チーズが中に入ってるんだなるほど……!」
 これは、おいしい! と苺依夢はぱちぱち瞬いてぱくり。
「ソッカもラタトゥイユもあぶり焼きチキンも花ズッキーニのフリットも旨い」
 もっと買ってくればよかったかなと朱士は言いつつ、クッキーを手に。
「クッキーまであって豪華なピクニックになったな」
 もちろん、これも旨いと表情は緩むというもの。
「デザートのクッキーもいただいていいかい?」
 實生の声に、もちろんと届く場所にクッキーを置く苺依夢。サクサクだよ! と聞けばそれは楽しみとなるというもの。
 オリーブの下でニースの美味しさを分かち合う。
 贅沢で、幸せな時間とシャルロットの表情は綻んでいた。
 その気持ちを皆、感じているのだろう。こんな、ちょっとだけ特別な日が身近にある。これがこの地の人々にもまた当たり前になってくれたらいいと。
 そしてお腹が満たされたなら、皆で次に向かうのは薔薇の庭園だ。
 遠くから聞こえる音楽。その楽し気な音にいつの間にかステップ踏んで、シャルロットは庭園へ足を向ける。
 そしてそのステップは、一歩薔薇の庭園に入ったなら――ぴたと止まって。
 シャルロットの緑色の瞳は瞬く。その美しさに。
「この季節の薔薇はやっぱり特別ね」
「薔薇って色んな種類があるんだね。薔薇の中にいる皆が素敵だから写真も動画もいっぱい残したいな」
 とる? とミレイは苺依夢へとカメラ向ける。苺依夢はお願い! と薔薇の前でポーズを。
「はー……綺麗だなー」
 本当に色んな種類があるんだなと朱士はひとつずつ見ていく。
「グラデーションとか初めて見るかも」
 それに、やっぱ華やかだよなと朱士は改めて思う。
 と、朱士は気付く。なんだか喜一が緊張した面持ちであることに。
 どうした? なんて聞くと喜一は苦笑零す。
「その、私は花とか似合わないので……つい……」
 この空間になかなか慣れないのですと。でも、眺めていると――その美しさに心は緩む。
「こっちの薔薇はチョコレートみたいな色だ。渋めのカラーもステキだよね」
 この色は初めて目にしたとミレイは顔を近づける。深くて濃い香りをミレイは感じる。他の薔薇もこんな香りなのかなと、違う種類にも顔近づければ先程とは全く異なる香りだった。
「薔薇といっても色や花の形も様々ですね。同じ薔薇でも色によって花言葉も違うとか?」
 喜一もその香りを感じる。確かにそれぞれ違う香りがして。どれひとつとして同じものがない、とれがなんだかすごいことのように思える。
「そんな言葉と共に人の思いを託された薔薇の花たちも、この帰還を喜んでくれていたら嬉しいですね」
 本当にその通りだと實生も頷いた。
 穏やかな空気を肺に吸い込み深呼吸。それから遠くに聞こえる音楽にも耳を澄ませる實生。
 今、とても身近に感じている。
 この地の人々の日常が戻ったことを――それを嬉しいと感じていた。
 祭り、そして穏やかな時間が流れている庭園。
 戦いとは違う時間を過ごせば湧き上がる想いがある。
「ラ・ピュセル取り戻したんだな……」
 しみじみと朱士は零す。
 穏やかな時間で皆、笑顔で……良かったと心から今、思えるから。
 うん、と苺依夢も頷く。
 守った場所に笑顔が咲いてるって素敵! と楽し気なひとびとの気配を感じながら。
 だから、このひとときが未来に続きますように――そう、苺依夢はそっと願う。
 ぐーっと背伸びしながら、はぁとミレイは大きく深呼吸。
「こうやって奪還した地をのんびり観光できるのが、ディアボロスの頑張った結果だもんね」
 ならばこそ楽しまなきゃだよね! とミレイは写真もとっちゃおうとカメラ構える。
 その言葉に、そうねとシャルロットも頷いていた。
 あたりまえのように咲き誇る薔薇へそっと、触れる。柔らかな花弁はそこにあることを確かに感じさせてくれるものだ。
「……守れてよかったってしみじみ思うの」
 咲いてくれてありがとうとシャルロットは思わず笑顔に。
 そうだねと實生も笑って、そうだとひとつ思いつく。
「帰りはキャンディを詰められるお店に寄ろうかな」
 お土産にしたいと實生は紡ぐ。
「可愛らしいキャンディーやクッキーは確かにお土産にピッタリですね!」
 今回お留守番の皆様に、人数分買って帰りましょうと喜一も賛成。
 この地の香りを、空気を感じてもらえるように。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV3が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

シルヴィオ・リュデケ
※アドリブ等歓迎

ヨーロッパの人々も続々と帰還を果たして喜ばしい限りだ
元々が良い季節なのもあって二重にめでたい

こういった祭りで振る舞われる食べ物が不味かった試しが無い
ということで、ニースサンドイッチをメニューの端から全て注文
飲み物はレモネードをいただこう
暖かくなってきたので柑橘の酸味が体に沁み渡るな

庭園もあるのか
…吸血鬼は薔薇の精気を吸うなどという俗説もあるが特に食欲は刺激されないな
ただひたすらに美しい光景だとは思う

せっかくなので薔薇を見て回り、成長が遅れていそうな株があればパラドクスを加減して使用
【植物活性】で成長を促そう
初夏の象徴であり、平穏な日常風景のひとつだ
人々と同じぐらいに、健やかであることを願っている


 ひとびとが楽しそうに過ごしている――その様を目にし、シルヴィオ・リュデケ(ナイトウォーカー・g08427)は瞳細める。
「ヨーロッパの人々も続々と帰還を果たして喜ばしい限りだ」
 それに、とシルヴィオは思う。元々が良い季節なのもあって二重にめでたい――吹き抜ける風は心地よく。そこに混ざる潮の香はこの地方だからこそのものだろう。
 賑わいの中、足を進めれば――香ばしい良い匂いもしてくる。その香りに誘われて視線向ければ、フードトラックが並んでいた。
 こういった祭りで振る舞われる食べ物が不味かった試しが無い――で、あるならば。
 シルヴィオは早速、そちらへ。色々なフードトラックがあるがやはり一番心惹かれるのはニースサンドイッチだ。
 野菜が多めのもの、チキン、ベーコンと種類も様々。
「全部お願いしたい」
 その注文にフードトラックの店員は、ちょっとまっててね! と明るく作り始める。
 全種類を作り上げて、ちょっとおまけして具材多めにしておいたよ、と言うのに礼を告げる。
 サンドイッチの入った紙袋、そしてもう一方の手にはレモネードを。一口飲めばすっきりとした爽やかさがとても美味しく感じる。
「暖かくなってきたので柑橘の酸味が体に沁み渡るな」
 レモネードと一緒にニースサンドを。開いているベンチに座り食べれば、どれも美味しい。
 野菜多めで、ベーコンの塩気。それにかかっているドレッシングはどれも同じかと思っていたが種類によって少しずつ違う。しおっけが強かったり、酸味と甘味があったり。
 どれひとつ同じ味わいはなくシルヴィオは美味しいと満足感に満たされる。
 お腹いっぱいになったら祭りの雰囲気を感じるべくとりとめなく歩いた。すると――ふわ、と花の香りがした。
「庭園もあるのか」
 そこへ足を運べば、咲き誇る薔薇の数々が迎えてくれる。それを見てシルヴィオはふと笑った。
「……吸血鬼は薔薇の精気を吸うなどという俗説もあるが特に食欲は刺激されないな」
 シルヴィオは吸血鬼だが、何も感じない。いや、感じることはある。
 ただひたすらに美しい光景だと――そう思うから。
 折角来たのだからと、薔薇の庭園をシルヴィオは歩む。
 白に赤、黄色。濃淡さまざまな薔薇たち。中にはグラデーションであったりまだら模様のものもある。
 本当に沢山の種類があるのだなとシルヴィオは眺めて。そして蕾のままの薔薇を見つけた。
 その薔薇に歩み寄り、そっと植物活性で成長を促してやる。
 この薔薇たちは初夏の象徴であり、平穏な日常風景のひとつ。その中に早く溶け込めるようにと少しばかりの親切心。
「人々と同じぐらいに、」
 健やかであることを願っている――そう薔薇に告げれば、ゆっくりとその蕾は綻んでみせた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に。

楽しむことで祭りを盛り上げるのも大事な役割なのだが、それ以上に春先のデートにはちょうど良い機会だな。折角だ、目一杯満喫するとしようか。

しっかり見て回るためにもまずは腹ごしらえから。腹が減っては何とやらだ。
それにこの地域ではパンバーニャという具材たっぷりのサンドイッチがあると聞いて楽しみにしていてな。
海沿いの街だから魚介類も気になるところ。涼し気なレモネードも良いし、のんびり食べ歩くとしよう。

赤、白、黒……一口に薔薇といってもこうしてみると色も形も豊富だな。
可愛らしくもあり情熱的でもある。確かにイツカにはぴったりかもしれん。もちろん、愛される愛される花という意味でも。
俺か? 俺は……そうだな、確かにこういう薔薇があるのも良いかもしれんな。

イツカ、イツカ。さっきからソワソワしているようだが……ああなるほど、そういうことか。
いかにもな音楽が聞こえてくればじっとしていられないのも道理というもの。
もちろんパートナーは任された。踊りすぎてへとへとにならない程度に、な?


イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と一緒に。

大好きな古安くんと、綺麗な薔薇と美味しい匂いと楽しそうな音楽……わたしの好きなものがいっぱいでわくわくが止まらないのだわ!
よーし!今日は欲張りフルコースで五月祭を満喫しちゃうよ♪

まずは遊ぶ為のエネルギー補給に、フードトラックへ。
バター香るクッキーやあぶり焼きチキンに惹かれつつ、
この土地ならではのものも食べてみたいよね。
古安くんは、何か気になるものはあるかな?

薔薇のお庭も見てみたいよね。
わたし、薔薇好きなんだぁ。咲いているのを見ると、心もパッと華やかになるし、香りにも癒されるの。
赤やピンクの大輪はふんわりドレスみたいだし、星が集まったみたいな小さめの黄色い薔薇も可愛い♪
こっちの黒い薔薇は、シュッとしててカッコイイね。古安くんみたい!


…ところで、古安くん。
わたし、もう、我慢ができなくて……おねがい。一緒に、しよ?
だって!こんなに素敵な音楽が流れていたら我慢できないよ!身体がうずうずして、踊りたくなっちゃう!
ねぇねぇ、古安くんも一緒にダンスしようよー。…ダメ?


 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)は満面の笑みを九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)へ向ける。
 だって今日はデートなのだから。
 大好きな古安くんと、綺麗な薔薇と美味しい匂いと楽しそうな音楽……とイツカが笑顔になる事いっぱい。
「わたしの好きなものがいっぱいでわくわくが止まらないのだわ!」
 弾む足取りのイツカと並んで歩む。
 楽しむことで祭りを盛り上げるのも大事な役割。だがそれ衣装に、春先のデートにはちょうど良い機会。
「よーし! 今日は欲張りフルコースで五月祭を満喫しちゃうよ♪」
「折角だ、目一杯満喫するとしようか」
 そのためには、とイツカの視線はフードトラックへ。
「まずは遊ぶ為のエネルギー補給!」
「しっかり見て回るためにもまずは腹ごしらえから。腹が減っては何とやらだ」
 何にする、とイツカはお店を見ていく。
 バター香るクッキーやあぶり焼きチキン。良い匂いがしてイツカは悩む~と惹かれる。
「この土地ならではのものも食べてみたいよね」
 古安くんは、何か気になるものはあるかな? とイツカが問えばあれだ、と古安は示す。
「この地域ではパンバーニャという具材たっぷりのサンドイッチがあると聞いて楽しみにしていてな」
 海沿いの街だから魚介類も気になるところ、と具材も色々あるのを目にしては悩む。
「涼し気なレモネードも良いし、のんびり食べ歩くとしよう」
 それがいいね! とイツカもじゃあ~とサンドイッチを。
 半分こにしてもらったらどっちも食べれるね、と分け合う。それにレモネードも美味しい。
 お腹も一杯になってきたら――もうひとつきになるところ。
「薔薇のお庭も見てみたいよね」
 そういえば薔薇の庭園もあると言っていたなと古安も思い出し、行くかと腰あげる。
「わたし、薔薇好きなんだぁ。咲いているのを見ると、心もパッと華やかになるし、香りにも癒されるの」
 庭園に向かっていればふわりと鮮やかな香りがしてくる。
 古安くん、いい匂いがするね! とこの空気を吸い込む。そして見えてきた薔薇の姿に瞳輝かせた。
「赤やピンクの大輪はふんわりドレスみたいだし、星が集まったみたいな小さめの黄色い薔薇も可愛い♪」
 顔を寄せてその香気を感じる。
「赤、白、黒……一口に薔薇といってもこうしてみると色も形も豊富だな」
「可愛らしくもあり情熱的でもある。確かにイツカにはぴったりかもしれん。もちろん、愛される愛される花という意味でも」
 古安はふと眦緩めて紡ぐ。イツカはその言葉にくすぐったさ感じながらふふと笑って、その頬にほんのりと熱さを感じていた。
「こっちの黒い薔薇は、シュッとしててカッコイイね。古安くんみたい!」
「俺か? 俺は……そうだな、確かにこういう薔薇があるのも良いかもしれんな」
 そう言いながら古安は気付いていた。
 薔薇を見て楽しみながらもイツカの気持ちがどこか違う所へいっていることを。
 そう思って見詰めていると視線があって。
「……ところで、古安くん。わたし、もう、我慢ができなくて……おねがい。一緒に、しよ?」
「イツカ、イツカ。さっきからソワソワしているようだが……ああなるほど、そういうことか」
 言葉重なって――古安は笑う。その理由がわかるからだ。
「だって!」
「いかにもな音楽が聞こえてくればじっとしていられないのも道理というもの」
「こんなに素敵な音楽が流れていたら我慢できないよ!身体がうずうずして、踊りたくなっちゃう!」
 もうイツカの足は音楽が聞こえる方へと向かっている。古安もそちらへ一緒に向かうのだ。
 音楽に合わせてイツカの足も軽やかに。
「ねぇねぇ、古安くんも一緒にダンスしようよー。……ダメ?」
 けれどその足止めて古安を振り返りその瞳を覗き込む。
 古安は瞬いて、ふと口端緩めた。
「もちろんパートナーは任された。踊りすぎてへとへとにならない程度に、な?」
 その言葉にやった! とイツカは笑って。早く行こう! と朗らかに。
 そうだなと古安は紡いで、手を差し出す。手を繋いで、行こうと。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV4になった!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!

守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に五月祭を楽しむぞー
※アドリブ歓迎

ここが最終人類史のフランスかあ
市街地は映画とかで見たことあるんだが
このニースって土地は、のどかであったかいとこなんだなあ
…奪還できてよかった

よーし飲み物買おうっ
俺は炭酸水の甘いやつ飲んでみたいぞ
あとからシロップ入れるんだなあ、シンプルなのがかえって美味そうだ
喩嘉のレモネードも綺麗な色だなあ
二人分のサンドイッチも買ってから、喩嘉と一緒に薔薇の花を見に行くぞ

俺、薔薇の花って好きだな
薔薇の香りは喩嘉の香りによく似てるし
特に赤い花は喩嘉の瞳の色みたいで
綺麗なところもそっくりだから

薔薇を見ながら座れる場所を見つけたら
喩嘉と一緒に飲み物を飲んで、サンドイッチ食べるぞー
うん、喩嘉もこの炭酸水の甘いやつ飲むか?交換っこしようっ
んー、美味い
いつもと違う場所で飲み食いすると、いっそう美味く感じるなあ

流れてくる音楽を聴きながら、薔薇のいい香りを感じて
喩嘉を見つめてにこにこしながら、一緒にのんびり楽しむぞ
やっぱり喩嘉と薔薇の花って似てるし、よく似合うっ


喩・嘉
幸児(g03876)と一緒に五月祭を楽しむ
※アドリブ歓迎

うん。フランス、いつも映画でたびたび見ている土地だよな
イメージだけあって楽しみに来たが、海に映える街並みが本当に綺麗だな
物語の中に入り込んでしまったみたいだ

何か素敵な飲み物飲みたい。俺は『ラズベリーピュレのレモネード』にしようかな
お出かけすると、特別な飲み物を飲みたくなるのって何なんだろうな
こう、カップを持ってると気分が上がるっていうか
幸児の好きなシロップ入れる炭酸水も美味しそう

そのまま幸児と一緒に、薔薇の花を見に行く
薔薇には俺もなんとなく親しみがあるが、
幸児に改めてそう言われると照れてしまうな
持ってるカップで顔を隠したりしつつ、座って薔薇を眺める
こうやって近くにいると、やはり薔薇のいい香りがするな

レモネードも飲む? と交換したりしながら
サンドイッチも美味しい
人々の楽しげな様子も感じながら、幸児と一緒にのんびりとした時間を楽しむ


「ここが最終人類史のフランスかあ」
 初めて足を運んだ場所。守都・幸児(祥雲・g03876)は興味深げに視線を巡らせた。
 その横で、喩・嘉(瑞鳳・g01517)も。
「うん。フランス、いつも映画でたびたび見ている土地だよな」
「市街地は映画とかで見たことあるんだが」
 そう言って幸児はぐっと伸びをし、この地の空気を思い切り吸い込んだ。
「このニースって土地は、のどかであったかいとこなんだなあ」
「イメージだけあって楽しみに来たが、海に映える街並みが本当に綺麗だな」
 物語の中に入り込んでしまったみたいだ、と嘉は微笑む。ふわりと風が靡いて、瞳細めて眺めていると――その言葉がふと、耳に届いた。
「……奪還できてよかった」
 本当にそうだなと幸児の言葉に嘉も頷く。そして二人で、祭りの方へ。
「何か素敵な飲み物飲みたい」
「よーし飲み物買おうっ」
 あそこのフードトラックで売ってると幸児は見つけて。
「俺は炭酸水の甘いやつ飲んでみたいぞ」
 一つずつその場で作って手渡し。その様子を見てなるほどと頷く。
「あとからシロップ入れるんだなあ、シンプルなのがかえって美味そうだ」
「俺は『ラズベリーピュレのレモネード』にしようかな」
 そして早速、と嘉はその手に。ラズベリー色したレモネードは良く冷やされていた。
「お出かけすると、特別な飲み物を飲みたくなるのって何なんだろうな」
 こう、カップを持ってると気分が上がるっていうかと汗をかくカップの冷たさ感じて嘉は笑む。
「幸児の好きなシロップ入れる炭酸水も美味しそう」
 うん、美味い! と幸児は笑って、サンドイッチも買おうと言う。それを買って一緒に薔薇の花を見に行くぞと。
 サンドイッチはニースサンドイッチ。一番人気を買って、ふたりで庭園へと向かう。
 庭園が近く成れば、薔薇の香りがふわと感じられた。
「俺、薔薇の花って好きだな」
 薔薇の香りは喩嘉の香りによく似てるし、と幸児はその視線柔らかに紡いで。
「特に赤い花は喩嘉の瞳の色みたいで綺麗なところもそっくりだから」
 その言葉に、薔薇には俺もなんとなく親しみがあるがと言って。
 しかしその頬は僅かに染まる。
「幸児に改めてそう言われると照れてしまうな」
 あまりこっちを見ないでくれと、照れた顔を手にしたカップ掲げて隠して。その様に幸児は笑みつつ、あいた東屋を見つけてあそこに座ろうと誘った。
「こうやって近くにいると、やはり薔薇のいい香りがするな」
 薔薇に囲まれた東屋。赤に白、黄色と様々な色に囲まれる。とても深い濃く華やかな香りに嘉はふふと笑み零していた。
 そしてその花を見ながらのサンドイッチはまた格別なもの。
「うん、喩嘉もこの炭酸水の甘いやつ飲むか?」
「レモネードも飲む?」
「交換っこしようっ」
 もちろんと頷いて、互いの飲み物を一口ずつ。どちらも違う美味しさがあってとても良い。
 そしてもちろん、サンドイッチも野菜一杯で、かかっているドレッシングがとても美味しいし、食べがいがある。
「んー、美味い」
「サンドイッチも美味しい」
「いつもと違う場所で飲み食いすると、いっそう美味く感じるなあ」
 外で食べるのは、ピクニックみたいで。
 それに遠くから祭りの音楽も聞こえてくる。リズミカルで楽しそうな音を幸児は真似るように口遊む。
 このゆったりと過ごせる時間が――何かをしているわけでなくても楽しくて。
 幸児は嘉を見つめてにこにこしながらなんでもないこの時間をのんびり楽しむ。
 嘉も、遠くに感じる人々の楽し気な様子と共に、幸児とのんびりと過ごすこの時間を悪くないと感じていた。
 そして、ふふと幸児が笑う声に、どうかしたか? と嘉は首傾げた。
「やっぱり喩嘉と薔薇の花って似てるし、よく似合うっ」
 満面の笑みで、突然そんなことをいうものだから。嘉はまた照れることになり、視線を幸児から外す。薔薇の花が綺麗だから、そちらを見るのだと言うように。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV6になった!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!

アルトゥル・ペンドラゴ
【騎士と姫】(連携・アドリブ歓迎)

コリーン殿を誘って五月祭の会場へ
フードトラックで実際に出される料理の手伝いをさせていただいた。お互いに料理に心得があったのもそうだが、またひとつ料理のレパートリーが増えた気がする
――人々の喜びの瞬間に立ち会えるのもまた良いものだ

手伝いに一区切りがついた後は、話に聞いていた薔薇が咲く庭を散策するとしよう
(手を差し出し)……コリーン殿、手を
気恥ずかしさというかむず痒さみたいなものが胸中を巡るも、恋人としてのひと時を堪能している自分がいる

……こういった時間を噛みしめていると、陽気な音楽が聞こえてきた
どこかで演奏されているのだろうか――っと、コリーン殿?(手を引かれる)
一緒に踊ろうと言われた時は驚いたが、彼女の楽しそうな姿を見ると……応えたくなるな。自分でも、己の口元が綻んでいたのがよくわかる

……こんな風に。彼女と共に過ごす時間がこれからも増え、尊い思い出の数々として心に残っていくのだろうか
それはきっと――この上ない幸福なことなのだろうな……


コリーン・アスティレーゼ
【騎士と姫】

「はい、確かにお引渡し致しました」
イベントスタッフに食材のコンテナを引き継ぎ、二人で五月祭の会場へ。
準備中のフードトラックを見て歩き、大変そうなところにはお手伝いを。
代わりと言っては何ですが、料理のレシピを教えてもらいます。

人々の笑顔に目を細めるアルトゥル様の言葉に、ええ、本当にと相槌。
ふと料理を学ぶ彼の横顔を思い出して、クスっと笑いが。
普段から真面目な彼は料理を学ぶ時も真剣で、
周りが緊張してしまっているのがなんだかおかしくて。
何かと問われても「なんでもありません」とまたクスクス。

一区切りついたら噂の薔薇園へ。
見事な薔薇の庭を彼のエスコートで歩く時間はとても幸せで。
ゆっくり歩いていると、ふと耳に届く陽気な音楽。
南ドイツの故郷にいた頃も、五月祭や収穫祭ではこんな風に音楽が流れていました。
「踊りましょう。アルトゥル様!」
今日は活動的な服装(ディアコレ2025)なので、多少お転婆でも大丈夫。
彼の手を引いてクルクルとステップを踏んで踊ります。
彼といる嬉しさと幸せを、全身で現すように。


「はい、確かにお引渡し致しました」
「助かります! ちょっと材料が心もとなかったので……」
 コリーン・アスティレーゼ(カーテシー・g02715)から食材のコンテナを受け取ったスタッフは嬉しそうに笑って。
 これを、あそことあそこのフードトラックへと手配始めた姿に、良かったら持っていきますよとコリーンは言う。
「! 助かります!」
 アルトゥル・ペンドラゴ(篝火の騎士・g10746)は私が持とうと、スタッフが準備したそれを受け取った。
 準備ができたものから並ぶフードトラック。コリーンとアルトゥルは任された荷物をわたし、そして手伝えることをその場で手伝う。
 ニースサンドイッチのお店は事前に野菜を切って準備しているようだが、なかなか大変な様。
 ふたりは顔を見合わせて、簡単な手伝いならと野菜を切っていく。
 そのかわり、そのレシピを教えてもらう。ふたりとも料理の心得があるから、レパートリーがまたひとつ増えた。
 そして準備が終わり――ふたりにありがとうと告げる。どうぞ、祭りを楽しんでと笑顔で。
「――人々の喜びの瞬間に立ち会えるのもまた良いものだ」
「ええ、本当に」
 しみじみと、瞳細め優しいまなざしで紡ぐアルトゥル。コリーンは相槌うちつつ、ふと料理を学ぶ彼の横顔を思いだし、クスっと笑い零した。
 普段から真面目な彼は、料理を学ぶ時も真剣で。でも周りが緊張してしまっているのがなんだかおかしくて。
 でも、そのうちに店の人も慣れてきたのが気さくになっていく。
 その様子を思いだして微笑む彼女の視線が自分に向いているので、どうして笑っているのだろうか、とアルトゥルは瞬き尋ねる。
「なんでもありません」
 本当に真面目な人。でもそこが彼らしく、とても良いところなのだ。
 そして手伝いも一区切り。祭りを楽しんでと促されたので二人で薔薇の庭園へ。
「……コリーン殿、手を」
 エスコートはアルトゥルのみに許された事。気恥ずかしさというか、むず痒さのようなものが胸中を巡るが、恋人として――この役目は誰にも譲れないのだ。
 コリーンもその手に、自分の手を重ねお願いしますと微笑む。
 ゆっくりとふたりで歩む。薔薇の香に包まれて。色とりどり、美しい薔薇を二人で眺めて過ごす。
 恋人としてのひと時をアルトゥルは噛みしめて――すると耳に陽気な音楽が聞こえてきた。
 そしてコリーンにもその音楽は聞こえていた。
 南ドイツの故郷にいた頃も、五月祭や収穫祭ではこんな風に音楽が流れていた――そのことをコリーンは思い出す。
「どこかで演奏されているのだろうか――っと、コリーン殿?」
「踊りましょう。アルトゥル様!」
 コリーンが手を引いてその音楽の方へ。今日は活動的なパンツスタイル。多少、お転婆でも大丈夫とコリーンは笑う。
 一緒に踊ろうと言われ、アルトゥルは驚くけれどコリーンは楽しそうだ。その姿にアルトゥルも笑む。自然と口元が綻んで、もちろんと応えていた。
 手を引いて、引かれて踊りの場へ。
 クルクルとステップを踏んで楽しげにコリーンは踊る。楽しいとその表情をきらきらと輝かせて。
 その表情を前にアルトゥルも嗚呼と込み上げるものがあった。
(「……こんな風に。彼女と共に過ごす時間がこれからも増え、尊い思い出の数々として心に残っていくのだろうか」)
 この刹那、ひとつひとつを決して忘れたくない。
 共にすごし、そして今は踊って。嬉しさを幸せを、全身で表すようなコリーン。
 こんな幸せな時間を、これからも共に積みあげていけたら。
 それはきっと――この上ない幸福なことなのだろうな……と、アルトゥルは笑む。
 互いの瞳に、互いの姿だけ今は映して幸せな時間を。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
効果2【リザレクション】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

ダルクエス・ネクスト
【彼岸花】
呼称
最愛の妻のカルメン: カルメン
服装:ディアコレ2024の服装、妻と同じ薔薇のアクセサリー

奪還戦を勝ち取ったからこそ、この光景があるのさ
…さて、楽しもうか!カルメン♡

じゃあカルメンの興味に、主食選びは任せてもいいかい?デザートも薔薇づくしで頼むよ♪︎
俺は飲み物を…っと、カルメンも何か飲むかい?
妻の注文と一緒に、ラズベリーピューレのレモネードを頼もうかな
甘いキャンディも袋に詰めて、いざピクニックへ

カルメンと一緒に、食事を楽しみながら
現地の人々の営みを眺めよう
そうそう、夫婦の思い出に何度もツーショットを撮ってね

食後は色豊かな薔薇の庭園で、カルメンとデートだ
離さないように手を繋いで
ほら、あそこ…赤と白の薔薇が寄り添って…まるで俺達みたいじゃないか?
…と言葉にしつつ、薔薇を背景にしたカルメンに釘付けに…


カルメン・リコリスラディアタ
【彼岸花】
呼称
最愛の旦那のダルクエス:ダルク
服装:ディアコレ2023ヒカリエ部門の私服に
旦那とお揃いの薔薇のアクセ追加


海も砂浜もカラフルな街並みも薔薇園のバラも色鮮やかで綺麗…
まるでお菓子とジュエリーボックスの国に来たみたいだぜ…

まずはフードトラックで買い物しちゃお!
どれも美味しそうだにゃー…
ニースサンドイッチの中身は炙りチキンとローストビーフの2種類、
デザートに薔薇の林檎タルトや薔薇クッキーに薔薇ドーナツやローズキャンディなど薔薇味のデザートに
飲み物はローズピュレのレモネードを購入♪

民族衣装で踊る人達を眺めながら
ピクニックしてさっき買ったサンドイッチと
薔薇スイーツを夫婦でシェアしていただきまーす!
はい、あーんも夫婦のツーショットもしちゃう

お腹いっぱいになったら手を繋いで薔薇園デートしようぜ!
すっげぇ…薔薇ってこんなにも品種も色もあってでもどれも華やかだな
赤薔薇が好みだけどダルクの綺麗な白い髪のような白薔薇や
2人の色を混ぜた桜みたいなピンクの薔薇や
夫婦な赤と白の薔薇につい目を惹かれるぜ


「海も砂浜もカラフルな街並みも薔薇園のバラも色鮮やかで綺麗……」
 落ち着いた色合いのミニ丈のキュロットワンピースは肩が出るデザインで少しセクシーで。そして頭の上にサングラス乗せたカルメン・リコリスラディアタ(彼岸花の女・g08648)は、ニースの空気を目いっぱいに吸い込んだ。
「まるでお菓子とジュエリーボックスの国に来たみたいだぜ……」
 カルメンへと笑いかけるのは夫であるダルクエス・ネクスト(蒐集家・g07049)。
「奪還戦を勝ち取ったからこそ、この光景があるのさ……さて、楽しもうか! カルメン♡」
 ふたりは揃いの、同じ薔薇のアクセサリーを付けて笑いあう。
 この地での時間はふたりの大切な時間。
「まずはフードトラックで買い物しちゃお!」
 さまざまなフードトラックが並ぶ広場。ひとびとも並んでいて、それぞれ手にし美味しそうに食べているのが目に入る。
「どれも美味しそうだにゃー……」
 どれにしようか悩むカルメンへとダルクエスは笑いかけて。
「じゃあカルメンの興味に、主食選びは任せてもいいかい? デザートも薔薇づくしで頼むよ♪︎」
 そう託されたなら任せてと笑って。
 ニースサンドイッチの中身は炙りチキンとローストビーフの2種類、とカルメンは選ぶ。
 薔薇づくしのデザートも、一つだけではないから選び買いがある。最終的に全部とカルメンは薔薇の林檎たるとや薔薇クッキー。薔薇ドーナツと薔薇味のデザートを取りそろえた。
 その間にダルクエスも飲物を、と見回して。
「カルメンも何か飲むかい?」
「うーん……あれかな!」
 それはラズベリーピューレのレモネード。色も薔薇色をしていて、ぴったりじゃない? と笑って。
「あ、ローズキャンディもあるぜ、あれも買おうダルク!」
 ふたりで一緒に甘いキャンディを袋いっぱいに。色とりどり、カラフルで見るのも楽しい。
 そんな風に、一緒に選んで買って。その後は食事の時間。近くの広場でシート広げて、ピクニックだ、
 同じように、フードトラックで買って楽しんでいる人たちの姿もあり、オリーブの木の下でゆっくりと。
 そしてそこからは民族衣装で踊る人たちの姿が見えていた。楽しそうな音楽に合わせて笑顔が良く見える。
 その姿はこの地を奪還した事を改めてふたりに伝えているようでもあった。
 買ってきたものを二人でわけあって。でも食べる前にとカルメンはカメラ見せる。
「ツーショットしちゃお!」
「ああ、もちろん」
 それは夫婦の思い出になるから。一度だけでなく、何度も。
 あーんとするところだって写真にとるし、写真に気をとられて零しそうになって慌てる姿だって残る。
 笑い合って楽しい食事の思い出作ったなら次は――手を繋いで薔薇の庭園へ。
「すっげぇ……薔薇ってこんなにも品種も色もあってでもどれも華やかだな」
 赤薔薇が好みだけど、ダルクの綺麗な白い髪のような白薔薇も好きだと思う。それにふたりの色を混ぜたような、桜色のようなピンクの様な薔薇もカルメンは好ましくて目にするたびに惹かれる。
 良い匂いがするとカルメンはその香り吸い込んで。ダルクもほらと促す。
 確かにすごい香りだと屈んだダルクエスは――視線の先によりそう薔薇を見つけて微笑んだ。そしてカルメン、とその耳元で囁いて、示す。
「ほら、あそこ……赤と白の薔薇が寄り添って……まるで俺達みたいじゃないか?」
 そっと肩を抱いて寄り添って。
 けれどその横顔ちらりと見れば薔薇を背景にとてもきれいな表情で微笑んでいるものだから、ダルクエスは薔薇よりもカルメンに釘付けになる。
 夫婦で過ごす時間は今とても穏やかで何よりも愛しい時間だった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

四葩・ショウ
萱さん(g01730)と
レモネードを買って向かう先は、

わ……!すごいですね
まるで、おとぎの国みたいだ

爽やかな風が
あまい花の香りを運んでくれて心地良い

薔薇の迷宮に誘われる気分
アンバーみたいな薔薇と出逢って
オールドローズにときめいて
わたしはカップ咲きがすきです
こういうの、と示せば
萱さんはどんな薔薇がおすきですか?

わぁ、すてきですね!
お手入れする姿だって似合いそう
なんて想像してたら
あっ、レモネードがぬるくなっちゃう……!
すこし休憩しませんか?

ガゼボへ腰をおろして
ひらくのはピクニックバスケット
ツナとオリーブのサンドイッチは黒胡椒がアクセント
蕪のマリネはさっぱり甘酸っぱく
ハムと合わせて、レモンピール散らせて
練習重ねた、自信作
……そう自信作、だけど

……(じっ)
あっ、ごめんなさい
食べづらい、ですよね……!

いいですね
ぜひ次回は、ご一緒させてください
たのしみにしてますから
妹お墨付きのおかずも、どうぞ

登場する手作りゼリーに
ぱ、と瞳輝かせ
崩しちゃうのが惜しいくらい
いただきますと高らかに

ほろにがでおいしいです!


標葉・萱
四葩さん(g00878)と
レモネード片手の散歩道
確かに、おとぎの国の様

煌めく初夏の葉は宝石めく輝きで
眩さについ目を細めてしまう
貴女の背を眺めるのによく似ている心地だとは、まだ秘密
カップ咲?
知らない語に手元覗いて
そうだな
白くて小さな薔薇のアーチ
庭にあれば好いななんて
結露が手袋を濡らす前に、ぜひ

ガゼボの陰にほっと一息
絵本のようなピクニックを傍らに
並ぶのがもう色彩は小さい花畑の様
いただきますとサンドイッチひとつ

視線から逸る気持ちがうつって少し、笑いがこぼれた
お願いしたからにはちゃんと感想お伝えしないと
なんて、少しばかり揶揄って齧る一口は大人の味
どちらもすっきりした白のワインと合わせたくなる
四葩さんも飲めるようになったら
用意してご一緒いただけるでしょうか
上機嫌な一口に、おかずも期待してしまう

とっておきのお礼にと取り出すのは
ミルクと珈琲で二層に別けたコーヒーゼリー
これなら苦くなりすぎずに、済むかと思って
差し出して確かに身を以て知るのは
先の視線を送る心地
――、お口に、合いました?


 冷たくて美味しいレモネードをその手に持って四葩・ショウ(After the Rain・g00878)と標葉・萱(儘言・g01730)は散歩道を歩む。
 ニースは、新宿島とはまったく違う地で。そして薔薇の庭園も見どころがいっぱい。
「わ……! すごいですね」
 まるで、おとぎの国みたいだとショウはぱちと瞬く。確かに、おとぎの国の様と萱も頷き共に視線を巡らせる。
 この時期だからこそ美しく華やかに咲き誇る薔薇たち。
 それに爽やかな風が――その香りを運んでくる。甘い香りがふわりと包み込んでくるようで、ショウは心地よいとくすぐったそうに微笑んだ。
 薔薇の迷宮に誘われる気分。ショウの足は軽やかに庭園を進む。楽しそうに、あっちの薔薇も、こっちの薔薇も。
 楽しそうに顔寄せて、その香りを楽しんで。
 その背を萱は見詰める。
 花だけでなく、煌めく初夏の葉は宝石めく輝きで、萱は眩しさについ目を細めてしまう。それは貴女の背を眺めるのによく似ている心地だとは、まだ秘密にして。
 アンバーみたいな薔薇と出逢って、オールドローズにときめいて。ショウは薔薇たちに笑みを返す。
 そしてぱっと萱を振り向いて。
「わたしはカップ咲きがすきです」
「カップ咲?」
 そう、こういうのと傍にある薔薇をショウは示す。
 カップ咲、という言葉は萱にとって初めてで。ショウの手元覗いて、なるほどこういう花のことを深く頷く。
「萱さんはどんな薔薇がおすきですか?」
「そうだな」
 大輪の薔薇も良いものだ。しかし、くるりと見回して――あれが好きだなと示した。
 それは白くて小さな薔薇のアーチ。あれが庭にあれば好いな、と笑む。
「わぁ、すてきですね! お手入れする姿だって似合いそう」
 その姿を想像して、くすりとショウは笑む。と――気付く。
「あっ、レモネードがぬるくなっちゃう……!」
 歩き回って、そのままでまだ飲んでいない。少し休憩しませんか? とショウはガゼボを示した。
「結露が手袋を濡らす前に、ぜひ」
 萱は笑っていきましょうと一緒に足向ける。
 ガゼボの陰に入れば陽光も和らいで。萱はほっと一息。
 そしてショウはピクニックバスケットをひらく。
 萱はそれを見詰め、色彩は小さい花畑の様と思うのだ。
 その中にあるのは、ツナとオリーブのサンドイッチ。黒胡椒がアクセントだ。
 蕪のマリネはさっぱり甘酸っぱく。ハムと合わせて、レモンピール散らせて――
練習重ねた、自信作。
「……」
 そう、自信作――なのだけど。
 いただきます、とサンドイッチをひとつ手に取る萱。
 それを口に――運ぶ様を。じっ、とショウは見詰めていた。その視線から感じる、逸る気持ち。それがうつって少し、笑いが零れた。
「あっ、ごめんなさい。食べづらい、ですよね……!」
 感想が知りたくて。その表情がどうなるか。自信作であるけれど好みもあるし、なんて思ってしまうから。
「お願いしたからにはちゃんと感想お伝えしない」
 少しばかり揶揄って、萱が齧る一口。それは大人の味で――こちらもとマリネも口にする。
 どちらもすっきりした白のワインと合わせたくなる。そう思う味で萱は美味しいですと笑んだ。
「四葩さんも飲めるようになったら用意してご一緒いただけるでしょうか」
「いいですね。ぜひ次回は、ご一緒させてください」
 たのしみにしてますからと笑って、こっちもとショウは勧める。
「妹お墨付きのおかずも、どうぞ」
 萱は新たな一品を前に、期待してしまいますねと告げる。さっきの一口が美味しかったから。
 そして萱も、とっておきのお礼にと取り出す。それはミルクと珈琲で二層に別けたコーヒーゼリー。
 ショウはゼリーを前に、ぱ、と瞳輝かせた。
 どうぞ、と萱は渡す。
「これなら苦くなりすぎずに、済むかと思って」
「崩しちゃうのが惜しいくらい。いただきます」
 嬉しそうに受け取ってひとすくい。
 ゼリーを差し出して、確かに身を以て知るのは先の視線を送る心地。
「――、お口に、合いました?」
 萱はどうでしょう? と微かに伺うような視線。でも返ってきたのは。
「ほろにがでおいしいです!」
 美味しいと満面の笑み。萱は良かったですと微笑む。もう一口と食べて再び笑み零す彼女へと。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV7になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!

奈爪・アンネ
【残響】で参加

ニースは憧れの街の一つ
私は海が好きだから、海沿いの素敵な街並みを見られるのも嬉しい

フランスと言ったら、やっぱりクロワッサンのイメージがあるの
だから、私はクロワッサンのサンドイッチを見つけて買っていくよ
だって、フランスのお友達がいつも自国のクロワッサンを自慢しているのだもの

ピクニックの準備は私もお手伝いをするよ
こんな美しい景色を眺めながらのピクニックなんて、贅沢!
パリとは全然建物の雰囲気が違うのね
どちらかと言うと、イタリアの街並みに少し似ているかも

私、レモネード頂くね
これ、気になっていたの!
ふふ、私のお弁当は買ってきたクロワッサンサンドと…折角だから、オリーヴェ・アスコラーナを作ってきてみたよ
おやつは、薔薇のエディブルフラワーのクッキー

美味しいものをたくさん頂いたら、後でバラ園も見てみたいな
踊りに混ざるのも、良い思い出になりそうだね


ソレイユ・クラーヴィア
【残響】の友人達と

故郷フランスの帰還は待望
最終人類史のニースの賑いを眺めているだけでも感慨はひとしおです

天気良し、風景良し、とくればピクニックに出かけましょう
私はパン・バーニャ(ニース風サンド)を購入
シェアできるよう、小さめサイズを複数詰めて
飲み物はラズベリーピュレのレモネード
普段ならアイスティーですが、こんな海風に気持ち良い日は、何故かレモネードが飲みたくなります

樹の下にピクニックシートを敷き、お弁当を広げます
良ければニースサンドとレモネードを摘んでくださいね

アンネのアスコラーナを一つ頂いても良いですか
もしかして、これが噂の本場の友人に教えてもらったレシピとか?
旨味が溢れて、いくつでも食べたくなりそうです

花ズッキーニは新宿島で知った食材なのですが、みゆのフリットも美味しそうですね
もしかして花の中にチーズ入ってます?

バーニャはオリーブオイルと具材がたっぷりで美味しいですよ

昼食を楽しんだ後は、腹ごなしに踊りにでも行きますか?
バラ園も是非見て回りましょう
ニースの休日をたっぷり満喫しなくてはね


佐伯・みゆ
「残響」で参加です。
アドリブ、連携歓迎。

春の訪れを祝うお祭りというのは、どこでも活気と喜びに満ちている気がしますね。

本当に良いお天気。この時期は過ごしやすい気候の場所が多いのでしょうか。

ソレイユさんがサンドイッチなら、私は人数分のサラダ・ニソワーズとソッカを。
あと、ズッキーニの花のフリット。一度食べてみたかったんです。
デザートにはサブレ。日本のものに比べると、ちょっと大きいですね。
奈爪さんとソレイユさんも、どうぞ。

そういえば、パン・パーニャって「濡れたパン」って意味だと聞いたのですけど
濡れて、ます?(まじまじサンドイッチを見つめ)

ふと聞こえてきた賑やかな音楽に
ファランドール、ですね。とても楽しそう。
自然と身体が動き出すリズムですね。

薔薇を見に行くなら、シミエ修道院にも行ってみませんか?
フレスコ画と、マティスのお墓にお参りしたいです。

ピクニックなんて、子供の頃以来。
晴れ渡る五月の青い空と、心癒される新緑。
美しく咲き誇る薔薇と、心地よい音楽に友人の笑顔。

素敵な五月祭を、ありがとうございます。


 ニースは奈爪・アンネ(Ljus・g11577)にとって憧れの街の一つ。
 だからこうして足を運べたことは喜びがあり、その夜明けを待つ紫宿した藍の瞳は街並みをゆっくりと撫でていく。アンネは海が好きだ。だから海沿いの素敵な街並みを見られるのも嬉しいこと。
 そしてソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)にとって、フランスは故郷だ。待望の故郷の帰還。最終人類史のニースの賑わいを眺めているだけでも、感慨はひとしお。
 ひとびとが楽しそうに笑って、忙しそうに動いて。日々の営みが行われていることにソレイユの心は満たされていた。
「春の訪れを祝うお祭りというのは、どこでも活気と喜びに満ちている気がしますね」
 ニースの五月祭り。佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)はその空気を感じてふふと小さく笑み零した。
「本当に良いお天気。この時期は過ごしやすい気候の場所が多いのでしょうか」
 初めての地に沸く興味。そうですねとソレイユは頷いて。
「天気良し、風景良し、とくればピクニックに出かけましょう」
 ふたりへとソレイユは提案する。
 美味しい物を探して、買ってと。
「私はパン・バーニャにしましょう」
 それはニース風サンドイッチ。シェアできるよう、小さめサイズを複数。
 野菜たっぷりのそれに自然と笑みが募る。
 それから、飲み物は――とソレイユの目についたのはラズベリーピュレのレモネードだ。
 普段ならアイスティーだろう。でも、こんな海風に吹かれて気持ち良い日は――レモネードの気分。
 そう感じるのは何故でしょうねと思いながらソレイユはレモネードをお願いする。
「ソレイユさんはサンドイッチ……でしたら」
 みゆは色々見て、人数分のサラダ・ニソワーズとソッカを。
 それから、人が並んでいるのを見つけてみゆはぱちと瞬き瞳輝かせた。
 それはズッキーニの花のフリット。一度食べてみたかったんですとそわそわ。
 それからデザートにはサブレも。日本のものに比べると、ちょっと大きくてびっくりする。
 そしてフランスと言ったら、やっぱりクロワッサンのイメージがある。
 だから、とアンネが探すのはクロワッサンのサンドイッチ。
 フランスの友達がいつも自国のクロワッサンを自慢してくる――気にならないわけがないのだ。
 そして見つけたクロワッサンのサンドイッチ。エビか、薄切りハムか――どっちもおいしそうでアンナはどっちも! と選ぶことに。

 美味しい物を準備して。オリーブの木の下でピクニックシートを広げる。
「こんな美しい景色を眺めながらのピクニックなんて、贅沢!」
 ピクニックの準備も楽しくて。アンネは笑顔いっぱいでシート広げるお手伝い。
「パリとは全然建物の雰囲気が違うのね」
 どちらかと言うと、イタリアの街並みに少し似ているかも、とアンネは歩きながらみた光景を思い出す。
 新宿島にはない光景、そして空気感――これがニースと思い返しながら。「良ければニースサンドとレモネードを摘んでくださいね」
 ソレイユはどうぞとお弁当を前に。
「バーニャはオリーブオイルと具材がたっぷりで美味しいですよ」
「そういえば、パン・パーニャって『濡れたパン』って意味だと聞いたのですけど」
 その通りですとソレイユは頷く。みゆはそれをまじまじと見つめる。濡れている――水でびしょびしょ? なんて思ったけれどそんなこともなく。
「濡れて、ます?」
 それは食べて見たら意味がわかるもの。ひとつみゆは貰って、そうだと思いだす。
「奈爪さんとソレイユさんも、どうぞ」
 自分が買ってきたもの勧めなければと。
 私、レモネード頂くねとアンネは手に取る。
「これ、気になっていたの!」
 どんな味かなと一口飲めばさっぱり。でも甘酸っぱくて、おいしいと声に出る。
 アンネも、どうぞと選んだものを前に。
「ふふ、私のお弁当は買ってきたクロワッサンサンドと……折角だから、オリーヴェ・アスコラーナを作ってきてみたよ」
 クロワッサンサンドはエビと薄切りハムの二種類。どっちもおいしそうで両方にしたのとアンネは言う。
 あと、おやつは薔薇のエディブルフラワーのクッキーとアンネは広げた。
「アンネのアスコラーナを一つ頂いても良いですか」
 ソレイユの言葉にもちろんどうぞとアンネは笑む。
 それをひとつとって、ふとソレイユは思い出す。
「もしかして、これが噂の本場の友人に教えてもらったレシピとか?」
 ぱくと口に運べば――美味しい。どうかしら、というアンネの視線にソレイユは微笑んで。
「旨味が溢れて、いくつでも食べたくなりそうです」
 そしてこのズッキーニのフリットも気になるものだ。
「花ズッキーニは新宿島で知った食材なのですが、みゆのフリットも美味しそうですね」
 もしかして花の中にチーズ入ってます? とソレイユが尋ねればこくとみゆは頷いた。
 一口食べればとろりと溶ける心地に頬も緩む。
 美味しい物を食べ、会話も楽しんで。
 聞こえてくる音楽にソレイユは気付く。アンネも、みゆもその音には気付いていた。
「ファランドール、ですね。とても楽しそう」
 自然と体が動き出すリズムですねと笑むみゆに、ソレイユはじゃあと笑いかける。
「腹ごなしに踊りにでも行きますか?」
「踊りに混ざるのも、良い思い出になりそうだね」
 あっちの音楽ももちろん気になるけれどとアンネは言う。もう一つ気になる場所があるから。
「後でバラ園も見てみたいな」
「薔薇を見に行くなら、シミエ修道院にも行ってみませんか?」
 と、みゆもひとつ提案を。そこに何かあるの? とアンネが瞬けば。
「フレスコ画と、マティスのお墓にお参りしたいです」
 そちらも有名なものだという。
 ソレイユも足を延ばしてみるのも良さそうとみゆに頷いて。
「バラ園も是非見て回りましょう」
 友人たちと、楽しく会話して。
 ピクニックなんて、子供の頃以来とみゆは瞳細める。
 晴れ渡る五月の青い空と、心癒される新緑の元で。
 そしてこれから、美しく咲き誇る薔薇と、心地よい音楽に友人の笑顔と出会うと分かるから。
 素敵な五月祭を、ありがとうございます――みゆは心の中で紡いで、アンネとソレイユへと視線向ける。
 するとソレイユと視線があった。ソレイユは茶目っ気たっぷりに、ニースの休日をたっぷり満喫しなくてはねと、ソレイユは笑む。
 戻ってきたフランスの日常がいまこの傍にあるのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV2が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

ヴィルジニー・フラムヴェールト
【炎の絆】
戦友のエトヴァさんと一緒ね

フランスの緑の薫りがするわ……
わたし達の故郷が、最終人類史に還ってきたのね
戦いはもうおしまいね
故郷のラ・ピュセルに帰ることはもうできないけれど、フランスの風景はいつもわたしの胸にあるわ

感傷はあるけど、お祭りは大好きよ! はしゃいじゃうわね
思わず狐尻尾も揺れちゃうわ

伝統的な衣装で、お祭りに駆けだしていくわ
縦縞スカート似合っているかしら?
フランス語で挨拶しながら、お店を巡りましょう
ラズベリーピュレのレモネードですって、すてきね!
ニースサンドイッチもちょうだいねっ
これもおいしいわー!
わたしね、魔女達との戦いが終わった事がいちばん嬉しいのよ
もう誰も不幸せにはならないわ
それが嬉しくって
わたし達は、死と隣り合わせで生きてきたわ
だからね、こんな平和があるなんて夢みたいよ

踊りの音楽に誘われて、飛び出していくわ
ねぇ、わたしも混ぜて!
みんなと踊るわ
わたし、ほんとうはね、戦っているより踊るのが好きなのよ

あら~? エトヴァさんも踊るのよ
さあさあ行くわよー!
手を引っぱっていくわ


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【炎の絆】戦友のヴィルジニーさんと2名で

祭りの賑わい、人々の笑い声……眩い景色だ
ラ・ピュセルは長く激しい戦いであったな……
俺達は、もうずっと戦い続けてきたんだな

はしゃぐヴィルジニーさんについていくよ
ああ、伝統衣装がよく似合う。絵心がくすぐられるよ

店に挨拶しながら覗いていこう
あぶり焼きチキン、美味しそうだな……頂こう
炭酸水はミント味のをテイクアウト
足りないものがあればそっと口福の伝道者で手伝う
腰を落ち着けて美味を堪能だ

戦いが終わった事がいちばん嬉しいと
彼女の言葉がどれだけ胸に沁みたろう

祭りの風景を描きたくなった、とスケッチブックを取り出して
溢れるサンドを頬張る友をモデルに鉛筆を走らせる

えっ、俺も行くのか
手を引っ張られて踊りの輪に入り
見よう見まねだが踊れるかな?
久しぶりにただの音楽好きの画家に戻れる心地

間近に仲間と人々の笑顔を見る
もう世界は手を伸ばすばかりではなく、俺を見つめ返してくれる
俺も笑って

世界はかくも美しい
祭りの賑わいを心に焼きつけ、祈りを
この世界に、大地に、人々の未来に光あれ――と


 ここは長き間、戦いの地だった。
 けれど――今は違う。
「フランスの緑の薫りがするわ……」
 この地の空気を胸いっぱいに吸い込んで、ヴィルジニー・フラムヴェールト(緑焔の奇蹟・g09648)は綻ぶ。
「わたし達の故郷が、最終人類史に還ってきたのね」
 ここに戻ってきているのだという実感があって、ヴィルジニーは小さく笑零した。
 その様を傍らからエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は優しいまなざしで見つめ、祭りへと視線向けた。
「祭りの賑わい、人々の笑い声……眩い景色だ」
 それが今、ここにある。
 フランスは――断頭革命グランダルメから始まり。しかしそのディヴィジョンとの戦いですべて取り戻せたわけではなかった。
「ラ・ピュセルは長く激しい戦いであったな……」
 火刑戦旗ラ・ピュセルという燻り。
「俺達は、もうずっと戦い続けてきたんだな」
 エトヴァの言葉は簡素なものだが。けれど積もった気持ちは何よりも深く。
 共に戦っていたからこそ、その言葉の意味を、重さを理解してヴィルジニーは笑む。
「戦いはもうおしまいね」
 故郷のラ・ピュセルに帰ることはもうできないけれど、フランスの風景はいつもわたしの胸にあるわ――ヴィルジニーはそっと自身の胸元に手を添える。
 そしてぱっと顔をあげて、エトヴァへ行きましょう! と笑いかけた。
 感傷はある。けれどお祭りは大好き。ヴィルジニーははしゃいで軽やかに駆けだした。狐の尻尾もふわりと楽しげに揺れて、今この時を楽しむために心のすべてを傾ける。
 ヴィルジニーがふわりと翻す伝統的な衣装。
「縦縞スカート似合っているかしら?」
「ああ、伝統衣装がよく似合う。絵心がくすぐられるよ」
 あとでモデルになる? なんて笑いながらヴィルジニーはひとびとの中へ溶け込んでいく。
 エトヴァもその後ろを付いて行って一緒に。
 フランス語であいさつしながら、いろんなお店を覗いていくふたり。
「ラズベリーピュレのレモネードですって、すてきね!」
 これにしようかしらとヴィルジニーが見つめる傍ら、エトヴァは気付いてしまう。
「あぶり焼きチキン、美味しそうだな……」
 香ばしい良い香り――焼きあがったばかりのものの前では誰しも無力。
「頂こう」
 エトヴァはその誘惑に屈する。おいしそうなのだから仕方ない。
 それにミント味の炭酸水を受け取って――ふと、あれが足りないなんて聞こえてきて手を貸そうとそっと声かける。口福の伝道者で手伝えば皆からは感謝の声。
 その間にヴィルジニーもニースサンドイッチを。
 ふたり、腰を落ち着けて一口食べれば。
「これもおいしいわー!」
 ニースサンドイッチを頬張ってヴィルジニーは頬押さえる。野菜も美味しく、具材を繋ぐドレッシングはパンにもよく染み込んでいる。
 そしてレモネード飲めば甘酸っぱいすっきりさが喉を駆け抜けていく。
 この地の美味しい物を食べながら――ふと、ヴィルジニーは紡ぐ。
「わたしね、魔女達との戦いが終わった事がいちばん嬉しいのよ」
 エトヴァは、彼女の言葉を傍らで静かに受け止める。
「もう誰も不幸せにはならないわ」
 それが嬉しくって、とヴィルジニーは眦緩めて微笑む。
 心の底から、そう思っているのがわかる笑みを眩しく尊いもののように感じエトヴァは瞳眇めた。
「わたし達は、死と隣り合わせで生きてきたわ。だからね、こんな平和があるなんて夢みたいよ」
 見て、というようにヴィルジニーの視線はひとびとに向けられる。
 しばらく前までは、誰もいなかったこの地に今はひとびとがいて、笑って、楽しそうにしていて。
 なんて当たり前で、幸せな光景なのだろうと感じるから。
 そしてエトヴァの胸にはヴィルジニーの――戦いが終わった事がいちばん嬉しいという言葉が深く、沁みていた。
「……この地の戦いは終わったんだな」
「そう、終わったの!」
 だから、笑顔が溢れている。祭りの人々の姿は見ているだけでも幸せな気持ちにさせてくれるものだ。
 そんな、祭りの風景を描きたくなったとエトヴァはスケッチブックを取り出す。
 紙の上に人々の姿を。それから、溢れるサンドを頬張る友をモデルに鉛筆を走らせる。
 エトヴァの口元には笑みが浮かび、ヴィルジニーも楽しそうと笑み零した。
 そして――祭りの音楽が一層華やかなものになって。
 ヴィルジニーはその音に誘われて、飛び出していく。
「ねぇ、わたしも混ぜて!」
 この地の人々の中にヴィルジニーは飛び込む。あっという間に溶け込んで笑顔いっぱい溢れて。
「わたし、ほんとうはね、戦っているより踊るのが好きなのよ」
 そんな風に人々と言葉かわして――ヴィルジニーはエトヴァを見る。
 エトヴァはヴィルジニーがひとびとと踊る様を描いていて。それはそれで、楽しそうなのだけれども。
 エトヴァのもとにヴィルジニーは戻るとその手から鉛筆とスケッチブックを取り上げる。
「あら~? エトヴァさんも踊るのよ」
「えっ、俺も行くのか」
 折角でしょ! 早く! とヴィルジニーはその手を引っ張る。
「さあさあ行くわよー!」
 見よう見まねだが踊れるかな? と苦笑するエトヴァへ楽しければ大丈夫よ! とヴィルジニーは微笑んだ。
 人々の踊りの輪の中で、エトヴァは久しぶりに――ただの音楽好きの画家に戻る心地。
 間近に仲間と人々の笑顔がある。
 嗚呼、とエトヴァは零す。もう世界は手を伸ばすばかりではなく、俺を見つめ返してくれる――そう思うと、自然と笑みが零れていた。
 世界はかくも美しいと、ひとびとの姿に。祭りの賑わいに感じて、心に焼き付けるようにエトヴァは視線向ける。
 そして祈りを、全てに向けるのだ。
 この世界に、大地に、人々の未来に光あれ――と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【動物の友】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2025年05月28日