漂着冥海機を撃破せよ(天正大戦国)

 攻略旅団の作戦により、封鎖された陸奥国沿岸に冥海機の残党が漂着している事が確認されました。
 彼女達は、陸奥国へ侵入する事ができずに海上で立ち往生しているようです。
 漂着した冥海機から救援を求められた、陸奥国のジェネラル級天魔武者『伊達政宗』は、冥海機戦力を配下とする為に、封鎖を一時的に解除して冥海機を受け入れようとしています。
 攻略旅団の提案に基づき、伊達政宗が冥海機の戦力を手に入れる前に、冥海機を撃破して下さい。
 既に天正大戦国にはジェネラル級冥海機『宗谷』が合流しており、その戦力拡大を阻止する事で、得られるものもあるでしょう。

 敢えて敵を全滅させずに、冥海機の天正大戦国への合流させた場合、それに乗じて陸奥国へ侵入する作戦を実行可能になるかもしれません。

!特殊ルール!
 作戦成功時に、この事件の全てのシナリオでの『大群のトループス級』の選択肢の🔵合計が『50以下』であった場合、伊達政宗が残存の冥海機を受け入れる為、陸奥国に侵入する機会を得る事が出来ます。
 この機会をどう生かすかは攻略旅団などで提案してください。
 作戦が成功した上で条件を満たさなかった場合、伊達政宗は少数の冥海機を見捨てる為、陸奥国への侵入は行えませんが、代わりに天正大戦国へ漂着した冥海機戦力の合流を阻止する事が出来ます。


※25年3月1日:『最終人類史のバレンタインデー2025』により、攻略期限が23日延長されました。

東北沖で彷徨える冥海機(作者 あき缶
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#天正大戦国  #漂着冥海機を撃破せよ(天正大戦国)  #陸奥国  #冥海機ヤ・ウマト 


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●伊達政宗公かく語りき
 陸奥国にある城の天守閣にて、伊達政宗は配下からの報告を聞いていた。
「ほぉ、陸奥沖の冥海機から救援信号が」
「ははぁ。左様にて」
 伊達政宗はしばらく考えてから、命令する。
「しばらく待たせておけ」
「は……ええっ? 受け入れないのでございますか」
 伊達政宗は首を横に振った。
「漂着するたんびに受け入れていられるか。ディアボロスに付け入る隙を与えるだけであろうが。一段落した後に、まとめて受け入れれば、問題無かろう」
 なるほど、と配下は深く感じ入る。
「殿にはお考えがあったのでございますな。では連中はしばし放置しておきまする」
 おう、と頷いてから伊達政宗は笑う。
「なぁに、奴らもクロノヴェーダだ。海上で1か月程度過ごしたからと言ってどうという事は無かろう」

●漂流する冥海機
 アンリ・カルヴァン(氷華の人形遣い・g03226)は、新宿駅グランドターミナルのホームでディアボロスたちに、天正大戦国に漂着する冥海機について情報を共有している。
「天正大戦国に漂着した冥海機は、令制国である陸奥国に入国できず、陸奥国沖の海上に集結しているようだね」
 陸奥国のジェネラル級天魔武者『伊達政宗』が、ディアボロスを警戒して、彼女たちを受け入れていないためのようだ。
「漂着が一段落してから一気に受け入れることで、僕達の介入の隙を極力少なくしようと考えているようだ。……彼、なかなか有能みたいだね」
 ならば、とアンリは言う。
「天正大戦国に冥海機の残党が合流する前に、冥海機を襲撃して撃破してしまおうか」

 漂着した冥海機は烏合の衆というわけではなく、アヴァタール級を中心にして一定の秩序を保った状態で待機している。
「冥海機は周囲も警戒しているようなんだ。だからパラドクストレインを直ぐ側まで寄せることはできない」
 かなり離れた海域に到着したパラドクストレインから、ディアボロスは陸奥沖まで泳ぐなりなんなりして海上を移動する必要があるということだ。
「必ず海戦になるからね。そのあたりの準備を移動中に整えておくことをおすすめするよ」
 敵の位置は確認できているため、ディアボロスは哨戒の必要がない。しかし、冥海機は常に戦闘配置のため、奇襲もできない。
「互いに正面切っての殴り合いということになるね」
 とアンリは言う。
 大群のトループス級を全滅させなかった場合、伊達政宗は残っているトループス級を受け入れるだろう。
 ふとアンリは思いついたように呟く。
「……残存冥海機の回収に乗じて陸奥国に侵入するということもできそうだね」
 つまり、トループス級をあえて残しておくという手もあるのだ。

「まぁ、彼女たちを全滅させるかどうかは君たちの判断に任せるよ。天正大戦国に冥海機の残党が加わるのを防ぐ事を考えれば、全滅させた方が良いんだし。でも、せっかく陸奥国に侵入するチャンスを作るっていうのも戦略的に意味があるだろうし」
 どちらにも一長一短がある。とアンリは片目をつぶる。
「ただ、残存戦力がほんの少しなら、伊達政宗は受け入れをやめて彼女らを見捨てるだろうからね。残存戦力の回収に乗じる手を使いたいなら、結構な数を残しておく必要があるよ」
 侵入のチャンスをいかに活かすかは、今後の攻略旅団が考えてくれることだろう。

●信号は無視されている
「あーあ! まったく、梨の礫ね!」
 アヴァタール級冥海機『鳥海』は苛立ったように頭を掻き、そして後ろを振り返った。
 彼女の周囲にはトループス級冥海機『ローレライサブマリナー』たちが大勢不安げに彼女を見ている。
「そんな顔しないでよ! 陸奥国には何度も救援信号を出してるわ! だのに連中、まったく反応しやしないのよ」
 イライラと爪を噛み、鳥海はため息を吐く。
「……こんな時、『宗谷』様に連絡がつけば……」
 ぱんと己の両頬を叩いて気弱な自分から指揮官としての自分に切り替えた鳥海は、配下のローレライサブマリナーに檄を飛ばした。
「さあ、あんたたちは警戒を続けなさい! いつヤ・ウマトを強奪したディアボロス共が襲ってくるかわからないんだから!」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【フライトドローン】
2
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ドレイン】LV1

●マスターより

あき缶
 お世話になっております。あき缶です。
 冥海機を生かすも殺すもディアボロス次第です。
 トループス級を多めに残しておけば、後ほど陸奥国侵入に繋がる可能性があります。
 もちろん伊達政宗の戦力増強を阻止すべく、殲滅させるのも良いでしょう。
 皆様に判断をお任せいたします。それではよろしくお願いいたします。
88

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ラキア・ムーン
……伊達政宗の方針は、通常ならば正しい
此方に付け入る隙を与えない為の最小限の手で、戦力を回収する
普通ならば、それで良い
だが悪いな、冥海機は回収させん
戦力を得て次の世代の後継者を目指すなら、多少は危険な橋を渡るべきだったと奴は後悔するだろう

パラドクストレインから出撃し、水面走行を使用
陸奥沖まで海上を駆けて移動して行こう
一応双眼鏡で陸奥沖方向を索敵しながら進み、敵に一方的に発見されないようにだけは注意していこう
正面からやり合う事にはなるとはいえ、奴らに先に見付けられるのも癪だしな


周囲をしっかりと警戒しながら目標海域へと移動して行こう
……しかし気の毒な話だ、此方に漂着した上で待ちぼうけを食らうとはな
宗谷にもう少し発言力があれば、回収の為の策を弄していたやもしれんが……
そこは早めに荒浜の施設を破壊できたのが功を奏した、と考えておこう
兎も角、冥海機を無駄に集結はさせんさ
伊達政宗が見ているのならば、その目の前で殲滅してみせよう
その為にも、早く敵を見付けてしまわねばな

アドリブ連携等歓迎


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

流れ着いた冥海機達。
冥海機ヤ・ウマト攻略の影響は敵味方共に大きいね。
巨獣大陸ゴンドワナも、キングゴンドワナを倒して攻略完了、
皆の活躍で世界の奪還は進んでいる。
天正大戦国の攻略に関しても、引き続き頑張って行かないとだ。

とはいえ、キングゴンドワナとの戦いの傷はまだ完全には癒えていないし、
戦闘への参加にはもう少し休養が必要で。
それでもまあ、動けはするからね。
リハビリがてらに泳ぎながら、残留効果を用意するぐらいなら、なんとか?(にゃふふと笑んで

冥海機達への対処について、
ラキアが各地で奮闘を続けてくれているのは俺も知っている。
人手の必要な局面が続く中、俺もまた手伝わせて貰いたい。

仲間の【水面走行】に合わせて【水中適応】も発動
海戦に長けた敵に対してこの二つは備えておきたいよね。

勿論、双眼鏡での索敵も行おう。
予知のお陰で敵の位置や種類は判明しているけれど、
実際の陣形など、現地で確認した方がいい事もあるかもしれない。
備えあれば憂いなし、少なくとも戦闘で不利とならない様には備えておこう。


●沖を駆ける
 一面に藍色が広がる。
 ここは東北沖、まだ日本列島も見えないほどの外海だ。
 パラドクストレインのドアから降り立つラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)の足は、本来ならばそのままドボンと水に浸かるだろうが、まるで地上のように水の上で体を支えた。水面走行効果のあるパラドクスを発動させた彼女は、しっかりと波の上に立っている。
「さて……正面からやり合う事にはなるとはいえ、奴らに先に見付けられるのも癪だしな」
 ラキアは取り出した双眼鏡を目に当て、陸奥沖の方面を見る。
 まだ敵影は見あたらないことを確認したうえで、ラキアは洋上を駆け出した。
 流れ着いた冥海機達がいるはずの西へと。
「手伝わせて貰いたい」
 ラキアに続いて水の上に立つのは文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)。
 ヤ・ウマトを奪還した後に漂流している冥海機について、ラキアが各地で奮闘していることを雪人は知っている。
 彼女の助けになりたいと、雪人は水中にもディアボロスが適応できるようにパラドクスを発動させた。
「……いつつ」
 体を動かすと、まだ巨獣と戦った傷が痛む。キングゴンドワナによって大地に強かにぶつけられて全身から流血した記憶は、雪人の中でまだ新しい。
 だがディアボロスたちの活躍により、巨獣大陸の攻略は完了した。
 この天正大戦国についても、攻略の一助になればと雪人は今日もパラドクストレインに乗ったのだ。
「まあ、動けはするからね。にゃふふ」
 雪人は痛みに顔をしかめつつも、リハビリになるよ、と笑いながらラキアのあとを追った。
 大海原を走りながら、ラキアは待ちぼうけになっている冥海機たちについて考える。
「……伊達政宗の方針は、通常ならば正しい」
 少しでもディアボロスの付け入る隙を産まないため、冥海機をまとめて回収する――それ自体は悪くない判断だ、とラキアは評価した。
 しかし、ラキアは彼に冥海機の回収をさせるつもりはない。
「戦力を得て次の世代の後継者を目指すなら、多少は危険な橋を渡るべきだったと奴は後悔するだろう」
 それはそれとして……、とラキアは今から戦う相手である冥海機を気の毒にも思う。
 彼女たちは漂着したにもかかわらず、上陸を許されずにずっと海で待機させられているのだから。
「宗谷にもう少し発言力があれば、回収の為の策を弄していたやもしれんが……」
 どうやら宗谷は動けないらしい。それもまたディアボロスの働きの影響であろう。
「おっと、そろそろ会敵みたいだね」
 双眼鏡を覗いた雪人は、ひしめくような大群のトループス級を視認した。
 敵を確認したディアボロスは速度を落とさずそのまま接近する。
 互いに互いの姿形が肉眼でも確認できる距離にまで近づいたディアボロスと冥海機。
「敵! ディアボロス、発見!」
 ついに警戒にあたっていたトループス級が、ディアボロス出現を叫び、統率の取れた動きですばやく臨戦態勢をとった。
「兎も角、無駄に集結はさせんさ。伊達政宗が見ているのならば、その目の前で殲滅してみせよう」
 伊達政宗本人が見ておらずとも、きっと様子を確認している天魔武者の配下がいるはずだ。
 ラキアは武器を構えた。
 同時に『ローレライサブマリナー』もディアボロスを睨みつける。
 陸奥沖はまさに一触即発の状況である。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

ラキア・ムーン
ローレライサブマリナー……か
オホーツク海での戦いで、重要任務を遂行していた者達だな
トループス級にあのような利用方法があるとは、と驚かされたのも数ヶ月前か
……また余計な事をされても困る、今いる敵は此処で落とす

水面走行を引き続き使用
この状況に至っては小細工は無用だな
駆け出し正面より接敵
同時に【call:Homing_Javelin】起動
最も近い敵群を狙い、術式を展開
炎の槍を周囲へ展開しそのまま放つ
命中時には炎を操り『爆破』
炎を燃え上がらせ、敵の視界を一瞬でも制限
さらに距離をつめ、近接間合いに近づこう

《RE》Incarnationを構え機雷へ対応する
もとより接近したのは誘い込まれない為
敵が機雷を展開し次第槍を振り『薙ぎ払い』
即座に起爆させ、近距離での爆破ダメージへと変換
Emu【E.S】を展開
魔術障壁と武装制服で可能な限り爆破を受け、防御していこう
爆破が収まったら攻撃態勢に移り、追撃の準備だ

その舞いも随分と見させてもらったさ
もう付き合うつもりは、無い!

アドリブ連携等歓迎


●魅惑の舞、何するものぞ
 海上を走るラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は対峙している敵を知っていた。
「ローレライサブマリナー……か」
 彼女らの同型艦がオホーツク海でアルタン・ウルクを引き込もうとしていたこと、まだラキアの記憶に新しい。
「また余計な事をされても困る」
 殺意を隠さず、敵真正面に飛び込んでいくラキアは、同時に詠唱した。
「術式解凍。狙い、穿て炎の槍よ」
 途端、炎の槍がラキアの元からローレライサブマリナーの群れの中へと飛翔し、対象を燃やす。
 ドォンッという爆発音と共に派手に爆ぜる炎に伴い、もうもうと黒煙があがった。
 海飛沫すらかき消す黒煙に乗じて、ラキアは敵陣深くへと入り込んでいく。
 もちろんローレライサブマリナーも黙っていない。反撃するべくウミガメ型海戦装の平らな部隊の上で軽快に舞いはじめた。
 しかし何度も彼女たちと交戦したラキアはよく知っている。
 あの魅惑的なダンスの後には複数の卵型機雷が投げ込まれるということを。
「その舞いも随分と見させてもらったさ。もう付き合うつもりは、無い!」
 ラキアはダンスに気を取られることなく一喝すると、手に握る再誕の名を冠した突撃槍《RE》Incarnationで機雷を薙ぎ払った。槍が纏う風の魔力で爆風を避け、火の魔力で爆炎を押し返す。
 加えて、ラキアの魔力によって疑似再現されたエルダーサインが、熱をも防ぐ。
「今いる敵は此処で落とす」
 再び、炎の槍を冥海機の群れへ投げ込むラキア。
「ぉぐ、ぐぐ……」
 本来は魔歌を歌うはずのローレライサブマリナーの華奢な喉に、燃えるジャベリンが深々と突き刺さる。
「がはっ……」
 ごぼりと血を吐きローレライサブマリナーは、なすすべもなく燃えて海の藻屑となった。
 波間を駆け槍で蹂躙していくラキアの奮闘で、次々と冥海機が火槍に穿たれては爆発炎上し、轟沈していく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

フィーア・オルリア
うーん待ちぼうけ
集合時間より早め?早めかな…まあ、早めでしょ
に来て待たされるのはつらあじ…
でもまあワントップな相手だとよくあるよくある
出来る事はやってるから、冥海機くん達は100点だよ
まあそもそも、他所のディヴィジョンに流れ着くのが-100点くらいだけど…
こればっかりはね?

水面走行借りて、救援機動力で合流
助太刀どーん、さあさあお代わり追加
無事に合流出来るとは思わないほうがいーよ

海上に立ちローレライサブマリナー達を観察
ノーバソくん、戦術術式03実行
風の塊を生成して展開
敵への発射軌道入力、狙いは歌がお好きなあの冥海機達
どーんと射出して、ゴリゴリっと削ってダメージを与えていこう

敵が歌ってきたら、ノーパソくんの音量最大
敵の歌声と適当なフリー音源を混ぜて戦場に響き渡らせて、良い感じに中和
ダイレクトに聞くよりはきっとマシ
ディアボロスダイレクト、そのうちあります
知らんけど
兎に角、音には音で相手の歌を聞きすぎないようにして軽減していこー

漂着冥海機は極力出さないのが流行ムーブ
多分!


 もくもくとあがる黒煙と油の焼けるような刺激臭が漂う陸奥沖を、フィーア・オルリア(大流行・g05428)は歩いてやってきた。
「助太刀どーん」
 しかし急いては事を仕損じる……故にフィーアはまず敵陣を眺める。
 ただ海上を漂うだけではなく軍として戦うだけの統率力をもっている冥海機たちを見て、フィーアは頷いた。
「出来る事はやってるから、冥海機くん達は100点だよ。まあそもそも、他所のディヴィジョンに流れ着くのが-100点くらいだけど……こればっかりはね?」
 そもそも待ちぼうけなのはつらあじ……と同情すら見せつつも、フィーアとしてはローレライサブマリナーを残し、他クロノヴェーダに合流させる気はない。
「ノーパソくん、戦術術式03実行」
 取り出した改造ノートパソコン『ノーパソくん』に読み込ませた術式をロードし、発射軌道入力の上で実行。
 魔力によって高度に圧縮した風の塊が、冥海機へと飛んでいき、彼女らの足元の安定を乱す。
 暴風によって荒れくるう海を御せず、沈んでいくローレライサブマリナー。
 沈みながらも、彼女たちは歌う。魔性の歌を。ローレライサブマリナーの喉が水中にあろうとも、魔歌はクリアに海上のフィーアへ届くのだ。
「……っと、ノーパソくん音量最大」
 適当にネットで拾ってきたフリー音源がノートパソコンのスピーカーがビリビリ震える音量で轟き出す。
 呑気なフリーBGMが魅惑の魔性の歌に混じって不協和音と化す。
「うえー。でもダイレクトに聞くよりはきっとマシ。ディアボロスダイレクト、そのうちあります。知らんけど」
 と水中へと誘い込む歌に抗いつつ、フィーアは軽口を叩きながら、再び『戦術術式03』を実行した。
「漂着冥海機は極力出さないのが流行ムーブ。多分!」
 術式による突風に吹き飛ばされ、荒れる波間に飲み込まれていくローレライサブマリナーを見つめながら、フィーアは親指を立ててみせた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

にゃふふ、先行の二人は派手にやってるね。
お待たせして申し訳ないけれど、此方の傷もようやっと癒えたのでね、
そろそろ俺も頑張らせて頂きたく。

待機の時間も長かったからね、
集まっている敵の数と質、敵と仲間の動き、
実際の戦場の状況について、観察を行う時間は十分あった。
敵味方の動きをイメージして、後は実際に戦うのみだ。
【通信障害】で敵同士の連携を阻害して、
【水面走行】で戦場に入り、敵陣を駆け抜けながら、
『インドラの矢』のパラドクスを使用する。

ローレライサブマリナー、
放たれる子亀が水陸両用の魚雷である事は既に分かっている事だ。
勿論油断する事無く、冷静に攻撃を見極めながら、
細蟹の和弓に矢を番えて、【命中アップ】の力と共に、雷を帯びたパラドクスの矢を放つ。
反撃に放たれる子亀魚雷が此方へ到達する前に、
無数に分裂させた矢で、子亀も大亀も諸共に敵を射抜いて、
【ダメージアップ】な攻撃を重ねて、確実に敵の数を減らしていこう。

ここまで逃げ延びたところで悪いけど、これもまた縁だ。
確りと倒させて貰うよ!


 にゃふふ、と笑いながら、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は戦況を見る。
「派手にやってるね」
 陸奥沖に大量に停泊していたはずのクロノヴェーダはもはや数えることができるほどに減っていた。
「そろそろ俺も頑張らせて頂きたく」
 と呟くなり、雪人は黒い和弓を構えて水面を駆け出した。
 波を蹴立てて敵陣めがけ走ってくる雪人を、ローレライサブマリナーも見逃しはしない。
 彼女らが放った幼いウミガメの群れを見るなり、雪人は和弓『細蟹』から電撃纏うインドラの矢を放った。
 どう見てもそうは見えないが、あのウミガメ共は魚雷なのだと、雪人は知っている。
 怒り、呪詛、そして破魔の願いを乗せた稲妻まとうインドラの矢は、空中で無数に分裂し、ローレライサブマリナーやウミガメの群れへと飛びかかり、魚雷を打ち消した。
 雪人の間髪を入れぬ弓引きで雨あられと降り注ぐ矢に、脳天を穿たれ、胸を穿たれ、電撃に体を痙攣させながらローレライサブマリナーが沈んでいく。
「ここまで逃げ延びたところで悪いけど、これもまた縁だ」
「ディアボロス、沈め!」
 打ち逃したウミガメの爆発による風と熱を狩衣の袖で防ぎながら言う雪人を、ぎりりと憎しみ込めて睨みつけてくるローレライサブマリナー。
 しかし彼女の目をまっすぐに見返し、雪人は告げた。
「いいや、確りと倒させて貰うよ!」
 黒蜘蛛妖怪から削り出した和弓に、雷の矢をつがえて放つ。
 ビュッと微かに弦が鳴り、風を切りながら矢がローレライサブマリナーへとまっすぐに飛んでいき――彼女の目に矢羽まで突き刺さった。
「ああああああっ」
 断末魔を叫びながら荒れる陸奥の黒い海へと沈んでいく最後のローレライサブマリナーを、雪人はじっと見送るのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

ラキア・ムーン
さて、残るは指揮官のみ
貴様を倒せば、折り返しだ
冥海機の生き残りに、あちこちで暴れられても困るのでな
此処で沈め、鳥海

限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現

さて、正面よりやり合おうじゃないか
もとより小細工無しの戦場、勢いは此方にある
単騎ならば正面より押し切る

引き続き水面走行を使用
【Call;Breaker_Lance】起動
術式を展開、風と炎の魔力を手繰り穂先を拡張
両手で槍を構え、水面を蹴り『突撃』
敵の数歩手前までは駆け、槍を突き出し高く飛び過ぎないように跳躍
そのまま鳥海に向け直線に飛翔加速、一気に距離を詰め加速を乗せた槍を敵へとねじ込み穿つ!

一旦魔力の槍との接続を解除し、敵の周囲を旋回するように駆け攻撃に備える
Emu【E.S】を再展開
魔術障壁と武装制服で機銃を水面へ受け流すように防御し、攻撃を凌いでいこう

……率いる部下が碌に居なければ、いかに宗谷を抱き込んだとしても冥海機ほどまともな海軍は作れまい
好きにはさせんさ

アドリブ連携等歓迎


●孤独の指揮官
 ぎりりと音が鳴るほどにアヴァタール級『鳥海』はラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)を睨みつけてくる。
「私の部下たちをよくも……!!」
「そうだな、残るは指揮官、貴様のみだ」
 ラキアは涼しい顔で鳥海を見やる。
「冥海機の生き残りに、あちこちで暴れられても困るのでな。此処で沈め、鳥海」
「好き勝手言わないで頂戴! 部下の、同胞の敵、殺してやるわ!」
 大声で吠える冥海機を意に介さず、ラキアは愛槍の枷を外した。
「限定解除、形状変換、再誕の槍よ更なる先へ……」
 《RE》Incarnationから《RE》Incarnation:Extendへ。スピアは、ランスへと再誕する。
「さて、正面よりやり合おうじゃないか」
 単騎相手ならば押し切る。槍で風を切り、ラキアは気圧される鳥海を薄く笑いながら見つめた。
「ッ……望むところぉッ!」
 鳥海も気合を入れ直したらしい。構えたのを見て、ラキアは海上を走り始めた。
「廻り紡ぐは破壊者の槍……」
 ラキアが詠唱と共に術式を展開すれば、突撃槍の周囲を螺旋を描いて焔と風が包み始める。火と風のエレメントはそのまま膨張して、槍の穂先を伸ばしていく。
「ッ!」
 槍の準備が整うなりラキアは波を踏み切った。
 海上を直線的に飛んで鳥海の胸元へと穂先をねじり込む。
「ぎゃああああっ!」
 身を穿たれる痛みに悲鳴を上げながら、鳥海は反撃の三連装機銃を撃ち始めた。
 ラキアのエルダーサインによる魔術障壁が砲撃で砕け、破片が鳥海の損傷をかばうように鳥海の装備として転換されていく。
「ふふふ……あなたも『いい子』にしてあげる……。いい子にね……!」
 地を這うように呪うように、鳥海が呟く。
「いかに言おうとも。好きにはさせんさ」
 ラキアは彼女の怨嗟の声に取り合わない。
 トループス級は殲滅した。率いる部下が碌に居なければ、いかに宗谷を抱き込んだとしても冥海機ほどまともな海軍は作れまい……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!

孫・リア
『伊達政宗』の本当の真意はわからないし海の上で待機させられちゃった貴殿達の事はちょっとだけは同情しちゃうけど……それとこれとは別よね、さぁ覚悟を決めてもらうわ!

『天馬』でペガサスになった星星に騎乗して空から急襲!
私が星星に乗って急襲するだけかと思って油断させてから阿黒達の幻影を呼び出して死角から一斉にビームを放つわよ!

その水圧に捕まったらたまったもんじゃないわね!指を指す方へは向かわないように旋回しつつ私自身の偃月刀や槍、阿黒達のビームを使い分けながら攻撃を繰り返して確実に倒すわよ

貴殿達のジェネラル級……『宗谷』だっけ?彼女?が『伊達政宗』とどんな戦略を立ててるか……そしてそれが実現するのかは……もう少し後になったらわかるかしら

【アドリブ共闘歓迎】


フィーア・オルリア
うーん、戴冠の戦までもう半年を切ってるのに随分とのんびり…
此処までのんびりムーブするのはちょっと理解に苦しむけど、きっと天正大戦国ではそういう動きが大流行
流行は正義、それに巻き込まれた君たちはかわいそ…
けどまあ、仕方ない
お覚悟と言うしかないね

水面走行で立ちつつ、フライトドローン展開
1台こっちに寄せて腰掛けて足代わりにしよー
鳥海の周囲を旋回しつつ攻撃準備
ノーパソくん戦技003実行
風の槍を展開、よーく狙って発射
狙いは一直線、一気に風の槍で攻撃していこー

艦載機の攻撃がノーパソくんに当たらないように、ノーパソくんを仕舞って防御姿勢
ドローンから降りて、乗ってたドローンを頭上に移動
傘代わりして少しでも砲撃を受けて貰おう
後は直撃しないようにだけ気を付けて、防御していくよ

まあ、大戦国側に漂着したのが運の尽き……感はあるね
残念、せめて他ならもう少しのんびり出来たかも?
こればっかりは仕方ないね
部下が待ってるよ、同じ海に還るとなんかこう…良い感じになるよ
じゃ、ね

連携とか歓迎


「星星! 阿黒! 合体して行くよ!」
 陸奥沖の空に高らかな声が響く。
 いななきを聞いた鳥海が見上げる先には、黒翼の白馬つまり天馬が飛んでいた。
 鴉と合体させたサーヴァント無双馬『星星』に乗った孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)は、少しだけ冥海機に同情する。
「『伊達政宗』の本当の真意はわからないし、海の上で待機させられちゃっているのは……」
 リアより少し低空で彼女の同情を聞いた、フライトドローンに腰掛けながらフィーア・オルリア(大流行・g05428)は伊達政宗の行動について考える。
「うーん、でも戴冠の戦までもう半年を切ってるのに随分とのんびり……此処までのんびりムーブするのはちょっと理解に苦しむけど、きっと天正大戦国ではそういう動きが大流行。流行は正義、それに巻き込まれた君たちはかわいそ……」
 リアは可哀想というフィーアの意見に頷きながらも、ディアボロスとしてクロノヴェーダを倒すべく、気合を入れ直した。
「けど……それとこれとは別よね、さぁ覚悟を決めてもらうわ!」
 リアが天馬の腹を蹴ると、星星が天を駆って鳥海めがけ急降下していく。
「うんまあ、仕方ない。お覚悟と言うしかないね」
 リアを見送ったフィーアは愛用のノートパソコンのディスプレイを開いた。
「戦技ロード……実証開始」
 ディアボロスの攻撃行動を見た鳥海も反撃の構えに入る。
「くっ! わたしに触れることなんて許さない!」
 鳥海は空から襲ってくる人馬を指さした。
 凄まじい圧がリアと無双馬を襲う。がくんと落ちる速度、頭を強制的に下げさせられる傲慢なる圧力にリアは眉を寄せた。
「たまったもんじゃないわね……! 阿黒達、頼むわよ」
 圧から逃れようと馬の鼻を巡らせつつ、リアは周囲に喚んだ無数の鴉の幻影からビームを放って鳥海を苛む。
「う、ううっ……生意気なっ……自分の立場を分かっていらして!? 獲物のくせに生意気よっ」
 避けようもないほど大量の光線に撃たれて鳥海は苛立たしげに叫ぶ。
「ノーパソくん、戦技003実行」
 ノートパソコンに術式をロードし終えたフィーアがエンターキーを押すなり、巨大な風が水平方向に渦を巻き、槍となって鳥海に向かっていく。
「出来損ない、出来損ない、出来損ない!!!」
 ヒステリックな鳥海の悲鳴が空気をビリビリと震わせる。
 彼女の背に構えたカタパルトから艦載機が飛び立ち、フィーアへと爆撃すべく突っ込んでくる。
「っと」
 反撃に備え、フィーアは素早くノートパソコンの蓋を閉め、フライトドローンから飛び降りた。
「あなたなんて、蜂の巣がお似合いだわ――ッ!」
 弾雨と鳥海の金切り声を浴びながら、フィーアはすばやくノートパソコンを開くと、第二撃の準備を始める。
「狙いは一直線。よーく狙って、発射」
 巨大な風の槍が鳥海の胸へと飛んでいく。
 鳥海の背へと天駆けるリアと星星が特攻する。
「ああああああーっ」
 槍とリアが振るう偃月刀に挟まれた鳥海はあえなく真っ二つにされ、オルカの尾と人型の上半身が別々に黒い海へと沈んでいく。
「まあ、大戦国側に漂着したのが運の尽き……感はあるね。残念、せめて他ならもう少しのんびり出来たかも?」
「いや、いやあっ……宗谷様……!」
 フィーアは、足元ですがるように腕を伸ばしながら沈んでいく悲痛な顔の鳥海を見下ろした。
「こればっかりは仕方ないね。海の底で部下が待ってるよ、同じ海に還るとなんかこう……良い感じになるよ。じゃ、ね」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【フライトドローン】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2025年03月26日