リプレイ
ラライ・リガル
巨獣と一括りにしても、それぞれ個性的。
くっ、おねこさまとかうさぎさんとか…もふりたくなっちゃう。
無理なのも分かってるけどー!誘惑には負けない。
今回は食欲魔兎なのね。なら好物をたくさん用意するわ。
トレインでゴンドワナの生牧草と同じか近しい種類を運べるだけ運ぶ。
効かないとは思うけど、味が変わらない程度に鎮静催眠効果がある植物を混ぜておく。
バレリアンやカモミール。
砂地に紛れられる服や生牧草以外の匂いを極力隠す匂い消し、牧草を目的地まで運ぶ時に
零さないようにくるむ布等の道具も。
到着したら周辺砂地を細かくチェック。
入り組んでいて、ジャンプがしにくそうな…アリジゴクのような場所とか、流砂が近いと
良いかも。ついでに日差しが良く当たって暖かそうなら、なお良い感じ。
見つかったら、【飛翔】を使用し生牧草を人の手を感じさせないように為細心の注意を払い
偽装しつつ設置。足跡とかにも気を付け消しておく。
誘導用に道すがらの途中途中にも小さな山程度に生牧草を置く。
巨獣たちが気付けない場所も探しておき、潜んで待つつもり。
月下部・小雪
ジェネラル級に匹敵する巨獣さん退治に出発、です。
こ、今回のターゲットは特大サイズのうさぎさん、アンゴラヴィータさんですね。
お食事を楽しむタイプみたいですね。
ごはんをいっぱい持ち込んで誘導してしまいましょう!
近くにアンゴラヴィータさんがジャンプしにくい谷とかがあればそこに誘導、です。
パラドクストレインや「アイテムポケット」にいっぱい詰め込んできた生牧草をプレゼントです。
せ、せっかくなので最終人類史さんの人参も生牧草の中に混ぜてあげますね。
目的地の谷間に誘導するように、点々と生牧草を置いていきます。
谷間まで誘導できたら逃げられないように行き止まりに残った生牧草を全部設置しましょう。
こ、このご飯を食べている間に取り巻きのネコさん達をやっつけられるといいのですが……
※アドリブ連携大歓迎
アンゼリカ・レンブラント
準備として身を隠す用の暗い色の外套
さぁキングゴンドワナを撃破するための
作戦のはじまりはじまり!
提案した以上はしっかりやり遂げるー!
今回の相手は……
な、なんだか倒すのが躊躇われる可愛さなんだね
でも巨獣には違いないししっかり倒す作戦を練らなとだ
『白冠兎アンゴラヴィータ』を誘い出す作戦
大空洞の中で60メートルサイズがぎりぎり入るか、
入るとつっかえるようなサイズの空間を戦場に選定
みんなで前楽しんだ温泉の傍とかはどうだろう
暑いのも湿度の高い場所も弱いようだし
谷地の意見が強ければそっちに従うよ、相談し合わせるね
そこにアイテムポケットで持ち込んだ生牧草を設置
2m×2m×2mのみっちりサイズなら
60m級でもごちそうさー
仲間もアイテムポケットを持参しているようなら
併せて大量に持ち込んでいこう
うまく食事のため入り込んでくれれば、
暑い、湿っぽい、かつ動きにくいで私たちに有利に戦えるね
設置したら私たちは物陰に潜み
アンゴラヴィータが現れるのを待つ
さぁこいこい!
かかって食事を始めたら、背後から退路を阻むよう布陣だね
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
知ってるかい、アンゴラウサギとアフリカのアンゴラ共和国は全く関係ないってことを?
さて……もっふもっふのウサギサマを倒さないと行けないのは悲しいね。此も全てキングゴンドワナって奴が悪いんだ。泣く泣くだけど何とかしないとね。
貨物車両仕様のパラドクストレインと【アイテムボックス】に生牧草を積めるだけ積んでゴロゴロと設置しないとね。
確か林檎や梨、桃も好きだって聞いた記憶があるから、ついでに目的地まで点々と置いて置けば自然な形で誘導出来るかな。
何かこう言う罠があったよね、最後にザルとか網で捕まえる様なの。
うん、イロハは大変な役目を思い出したよ。資料映像としてこの作戦が上手くいくかの推移をスマホで記録して置かないと。
ふふふ、良いね、食欲のままにエサを貪るウサギサマ達は癒されるね……って大丈夫だよ、ちゃんと倒すし、皆にも後で動画を送るから。
●最高の食卓
巨獣と言っても、その性格は実に様々。
やたらと狂暴な巨獣、何も考えて無さそうな巨獣、のんびりしている巨獣。
彼らは自由だ。
「くっ、おねこさまとかうさぎさんとか……もふりたくなっちゃう」
「な、なんだか倒すのが躊躇われる可愛さなんだね」
ラライ・リガル(トレジャーハンター・g11529)も、今回の相手はと意気込んでたアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)も相手の情報に戸惑う。
「こ、今回のターゲットは特大サイズのうさぎさん、アンゴラヴィータさんですね」
例えジェネラル級のモフモフだとしても、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)のモーラット・コミュ『コダマ』だって負けていない。
「知ってるかい、アンゴラウサギとアフリカのアンゴラ共和国は全く関係ないってことを?」
イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)が言うように、本来の原産はトルコになるが、単にアンゴラヤギに毛の長さが似ているからという説もあるらしい。
その辺りは諸説ありなので、真偽のほどは定かではないが。
「もっふもっふのウサギサマを倒さないと行けないのは悲しいね。此も全てキングゴンドワナって奴が悪いんだ。泣く泣くだけど何とかしないとね」
ここはキングゴンドワナに至る為にも、ジェネラル級に匹敵する巨獣退治に出発!
「さぁ、提案した以上はしっかりやり遂げるぞー! キングゴンドワナを撃破するための
作戦のはじまりはじまり!」
まずは兎を誘い出す場所の確保だ。
「今回は食欲魔兎なのね。なら好物をたくさん用意するわ。
誘惑には負けないともふの誘惑をラライは振り払い、誘い出す為の準備。
無理なのも分かってるけどー!
もしかすると、食べ物に夢中になっていればモフり放題かもしれない。
そんな期待を抱きつつ、ラライは何処に追い込もうかと考える。
「入り組んでいて、ジャンプがしにくそうな……アリジゴクのような場所とか、流砂が近いと良いかも」
「お食事を楽しむタイプみたいですね。ごはんをいっぱい持ち込んで、アンゴラヴィータさんがジャンプしにくい谷とかがあれば、そこに誘導してしまいましょう!」
「それならあの巨体が大空洞の中でぎりぎり入るか、入るとつっかえるようなサイズの空間を戦場にするのはどうだろう」
ラライと小雪の提案に、狭く閉ざされた場所はどうだろうとアンゼリカも一案を提示した。
兎がジャンプしようにも、思うように踏み切れない柔らかな砂地。
例えジャンプしたとしても、自在に動きにくい谷。
洞のような、巨体がギリギリ嵌りそうな場所。
どこが良いだろうと、彼女達は誘き出しポイントを相談し合う。
「温泉の傍とかはどうだろう。暑いのも湿度の高い場所も弱いようだし」
「苦手だと、来ないかもしれない、です」
「日差しが良く当たって暖かそうな場所なら、良い感じじゃないの?」
さすがにピッタリはまる大きさの洞は無いが、いくつか辺りを探せばジャンプする余裕を奪えそうな場所を砂地で見付けられた。
そこは光が差し込み、照らされた砂は十分あたたかく居心地良さそうだ。
この洞の奥に食事を用意し誘い出せられれば、アンゴラヴィータの身体の殆どの自由を奪えるのではないだろうか。
後は、イロハが貨物車両で運んできた牧草ロールをゴロゴロ転がし運び、更に3倍のアイテムポケットいっぱいの生牧草をみんなで協力して、洞の奥に積み上げる。
「確か林檎や梨、桃も好きだって聞いた記憶がある。それも置いておこう目的地まで点々と置いて置けば自然な形で誘導出来るかな」
「効かないとは思うけど、味が変わらない程度に鎮静催眠効果がある植物を混ぜておこう」
バレリアンやカモミールをラライは追加し、後は誘導用に布に一包み。
「せ、せっかくなので最終人類史さんの人参も生牧草の中に混ぜてあげますね」
きっと、この新しい味には夢中になるのではないだろうか。
「何かこう言う罠があったよね、最後にザルとか網で捕まえる様なの」
流石に60メートル級の兎を捕まえるザルはないが、代わりに嵌りそうな洞がある。
後はアンゴラヴィータの通り道から、点々と干し草などを置いて洞まで導いて準備完了。
「うまく食事のために入り込んでくれれば、いいね」
「こ、このご飯を食べている間に取り巻きのネコさん達をやっつけられるといいのですが……」
後はアンゼリカが用意した暗い色の外套を羽織り、ラライが見つけてくれた小さな隙間に身を隠す。
「うん、イロハは大変な役目を思い出したよ。資料映像としてこの作戦が上手くいくかの推移をスマホで記録して置かないと」
きっと食欲のままにエサを貪るウサギサマの映像は癒されるだろうとイロハは、スマホカメラを設置した。
アンゴラヴィータをフレーム内におさめるには、かなり遠距離からになってしまうが、全く撮れないのも悲しいものだ。
違った意味で迫力ある映像にもなりそうだが、出来るだけ遠くに設置し。
「さぁこいこい! かかって食事を始めたら、背後から退路を阻むよう布陣だね」
「です!」
ディアボロスが、岩影に身を隠し潜めてから暫く。
ズシーン、ズシーン、ズシーン!
大きな足音と共にモフモフ白い耳を揺らし、アンゴラヴィータがやってくる。
鼻をヒクヒクとさせ、見つけた小さな果物を確認し。
息を吸うのに合わせ、果物を一気に吸い込み食べるも、これでは物足りない。
もっともっと食べ物が欲しいと、道を示すよう置いてある食べ物を口にしながら、アンゴラヴィータは動き出す。
もふもふ、ひくひく。さぁ、餌場は直ぐそこに。
大きく開いた洞の奥には、アンゴラヴィータもビックリ。今まで見たことのない極上の草がてんこ盛り。
ズボッと、洞に頭を突っ込み奥へ突き進んだウサギは、嬉しそうに耳を立て。
背中に取り付いていた『ニャストドン』は、洞に入れず転がり落ちて置いてきぼり。
さぁ、ごはんの時間だ。いただきまーす。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV3が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
よーし、アンゴラヴィータが
ご飯に夢中なうちに
ニャストドンをやっつけよう!
今回は2体しかいないってことだから
複数攻撃より確実に1体ずつ
アンゴラヴィータの方に立ちはだかるよう布陣して、
攻撃タイミングを仲間と合わせ
パラドクスの手刀を思いっきり叩き付けるよっ!
反撃もしっかり盾で…自分から後ろに
飛ぶようにして衝撃を逃がすね
やるね、流石20m級のパワーかな!
こちらは足は止めず、絶えず駆けていくね
相手から見れば小さな体躯を生かし翻弄させよう
巨体を支える足を突きこみ、
バランスを崩したところを思いっきり蹴り込むさ
そして相手は2体なら最初に1体を集中攻撃しようっ
手数が減ればそれだけこちらの総ダメージは少なくなるしね
こちらは狙いを集中されないよう動き
負傷しそうな人は後ろに下がる等するね
1体になったらあとは囲んで殲滅だよ
私の神焔、最大まで輝けッ
必殺の《神焔闘獅子断》でフィニッシュだよ!
さぁ、あとはアンゴラヴィータ退治…なんだけど
もぐもぐしているところを見ると可愛すぎて気が引けちゃう?
や、心を鬼にして勝負だよー!
月下部・小雪
アンゴラヴィータさんの誘導はだ、大成功、ですね。
もぐもぐしているうちに置いてきぼりのニャストドンさんを退治、です!
【光剣二刀流型モーラット・コミュ】になったコダマが
ニャストドンさんのマシンガンパンチを切り払いながら、踊るように接近してズバズバっと切り裂いていきます。
アンゼリカさん達が相手取ってるネコさんを集中攻撃してやっつけてくれるまで
もう片方がフリーにならないようにコダマは二体とも攻撃をしちゃって、ください。
どんぱちやっててもアンゴラヴィータさんはごはんに夢中、でしょうか?
もし、まだもぐもぐしているならニャストドンさんをやっつけたら、もふもふしてみましょう。
こ、これはもふもふの薄い、攻撃の通りやすそうなところを調べる立派な行為、です!
※アドリブ連携大歓迎
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
ウサギサマは上手く餌場へと誘導出来たね。
食事に夢中な間に取り残されたニャストドン達は倒してしまい、メインディッシュへと取り掛かろうか?
今回はニャストドンは二匹と数が少ないし、小雪君やアンゼリカ君とで息を合わせて集中攻撃をし個体数を減らすのが最良だね。
なんだかんだで尻尾ビンタは中々の脅威だけど、練り上げられた技術的な面ではイロハの方が上だと思うんだよね。
迫り来る巨体と言う障害に怯むことなく洞窟内を【壁歩き】や【飛翔】等で立体的に動くことでフットワークの様に活用して、視界から外れる様に翻弄しながら間合いを徐々に詰めて行こう。
焦って大降りになる尻尾をかわした隙に【ヤコブの鉄拳】をニャストドンの鼻っ柱に叩き込もう。
モフモフのネコでも鼻の辺りは毛並みが少ないからね。ギャフンと言わせてあげるよ。
二匹とも倒したら次はアンゴラヴィータの番なんだけど……牧草を沢山食べてお腹いっぱいそうだし、このまま寝てくれないかな……無理筋かな?
ラライ・リガル
目つきの悪いおねこさまかぁ。サイズが小さくてクロノヴェーダじゃなければ
人気者になってたよね…残念。
さてさてどうしようもないことを嘆いても仕方ないわ。
皆と協力して倒さなくちゃ。
一体づつ倒す作戦みたいだから、わたしは皆が狙ってない方のニャストドンの気を
引こうと思うわ。頭周辺を【飛翔】で飛び回り、自分に意識を向けるようにして
もう一体との間隔を少しでも離したい。ねこぱんちは避けきれないだろうけど
直撃だけはさせないように動くつもり。ここは我慢のしどころよ。
【案内役は曲がった嘴】を使うのは、皆が攻撃しているニャストドンを倒してから。
狙撃は弱点になりそうなところに焦点を合わせるのが定石。積極的に眉間や目、口の中を
狙っていくわ。あ、あとはタイミング次第になるけど他の人が攻撃した部分への追撃も
ありよね。
ガンドラ・ブラッディア
●連携・アドリブ歓迎
話に聞いて、辿り着いてみれば……おお、なんて愛らしい。
……いかんいかん、本分を忘れては、いけないな。
まずはあの、猫達を吸い……ではなく、打倒せねば。
竜呪剣『微睡』を精製。【飛翔】を用いて、動き回りつつ、ニャスドトンに呪剣を、見せ付けるとしよう。
置いてきぼりは、些か哀れ故に、せめて夢くらいは、見せてやるのだ。
幸せな夢か、悪夢となるかは、当猫のみぞ知る……いや、その表情をみれば、何となく察せるが。
狙いは皆と合わせ、各個撃破とする。
寝起きながら、中々俊敏に、動いてくれるな。
尻尾ビンタによる、致命打は【反撃アップ】込みで、なるべく軽減しつつ、継戦していこう。
猫との戯れも、命懸けである。
此方はひたすら、夢を見せ続けるのみ。
気ままで可愛い、猫達よ。
微睡み、囚われよ。我輩らは、その目的が為、お前達を現に、残すこと能わず。
アンゴラヴィータは、我が夢の呪剣を、用いること無く、自然な眠りに、誘われることを、願うばかりだ。
●仁義なきもふもふ
もぐもぐもふもふもぐもぐ。
普段のゴンドワナでは口に出来ないような美味しい食事を得たアンゴラヴィータは、その身体が洞に嵌ろうと気にせず、洞の奥に頭を突っ込み夢中になって食べていた。
外側から見ると、洞に入りきれなかったお尻と可愛らしい尻尾が、嬉しそうにふわふわ揺れている。
当然、転がり落ちた『ニャストドン』のことなど気にしてない。もしかすると、乗っかっていたことすら気付いていなかったのかもしれない。
「アンゴラヴィータさんの誘導はだ、大成功、ですね」
「ああ、ウサギサマは上手く餌場へと誘導出来たね」
思っていた以上、まっしぐらに餌場という名の罠に向かってくれたアンゴラヴィータに、
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)とイロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)は上手くいったと安堵し、次へと切り替える。
「よーし、アンゴラヴィータがご飯に夢中なうちに、ニャストドンをやっつけよう!」
巨獣の弱点は、未だ考えて行動する事が得意ではない事。
この好機を逃す手はないと、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が声をかける。
「食事に夢中な間に取り残されたニャストドン達は倒してしまい、メインディッシュへと取り掛かろうか?」
さすがに落とされた『ニャストドン』までは油断していない。
イロハは両の〈使徒の拳〉を打ち合い身構える。
「ンニャオォォォン!」
ディアボロスの存在に気付いたニャストドンはやる気満々。オコだ!
「今回は息を合わせて集中攻撃をし個体数を減らすのが最良だね」
「はい! もぐもぐしているうちに置いてきぼりのニャストドンさんを退治、です!」
ニャストドンがアンゴラヴィータの食事を邪魔する事態にならないよう注意を引くためにも小雪は動いた。
「コダマ、毛玉二刀流免許皆伝の実力、見せつけちゃって、ください!」
分かっているともと、頼もしくモキュっと答えモ―ラット・コミュ『コダマ』は光剣を二振り装備し、巨大なニャストドンに斬りかかっていく。
アンゴラヴィータの大きさが規格外だから、うっかり忘れがちになるが、ニャストドンだけでも電車の一車両に相当する大きさだ。
ビリビリバチバチと剣を唸らせて、コダマと小雪のタッグがニャストドンに『光剣二刀流型モーラット・コミュ(ソードパック・コダマ)』で先制する。
その大きさ云十倍。だが怯むことなく、ニャストドンが繰り出す『マシンガンパンチ』を踊るように躱しながら、前脚を胴をと斬り付けていく。
「アンゼリカさん達がネコさんを集中攻撃してやっつけてくれるまで、もう片方がフリーにならないようにコダマは二体ともズバズバっと撃をしちゃって、ください」
それに応えるよう、コダマは連続で剣を振るい戦場を駆け回り。
コダマを捕えようと、ニャストドンは躍起になってパンチを繰り出す。
まさにネコとネズミの真剣勝負。
モフモフを追う、巨大モフモフの対決がここに始まった。
「目つきの悪いおねこさまかぁ。サイズが小さくてクロノヴェーダじゃなければ、人気者になってたよね……残念」
「話に聞いて、辿り着いてみれば……おお、なんて愛らしい……いかんいかん、本分を忘れては、いけないな」
現実の体格差と気性に残念がるラライ・リガル(トレジャーハンター・g11529)に対して、ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)はそれも愛らしさとニャストドンを受け入れていた。
とはいえ『スーパーしっぽビンタ』は恐るべき脅威。間違ってもご褒美にはならない。
「さてさてどうしようもないことを嘆いても仕方ないわ。わたしは皆が狙ってない方のニャストドンの気を引いて倒すわ」
「そうね。まずはあの、猫達を吸い……ではなく、打倒せねば」
ラライとガンドラは、アンゼリカとイロハが突撃したのとは別個体へと向かった。
変わらず間を駆け回るコダマが上手く翻弄し、ニャストドン同士の連携は断ち切られている。
もちろんアンゴラヴィータへの合流も、アンゼリカが警戒し食事の邪魔をされないようニャストドンの動きを見逃さない。
「ミャォォォゥッ!」
見た目に反して身軽な身体を回転させるようにし、鞭のようにしなるニャストドンの尻尾が地面を抉る。
「さぁ、こっちよ。ここが我慢のしどころね」
頭上を飛び回るラライを翅虫か小鳥かと思っているのか、鋭く仕留めようと伸ばしてくるニャストドンの前脚を掻い潜ぐるよう逃げ回り、羽根が銃床に刻印されたライフル〈タウニーオリーヴビーク〉で『案内役は曲がった嘴(デキルダケトオク)』の狙いを付ける。
――Shouted the Gryphon,with a bound into the air。
放たれた銃弾は真っ直ぐニャストドンの眉間に。
これが並みの獣であれば、一撃で仕留められたかもしれないが、そこは巨獣。
怒りにニャストォと叫び飛び掛かろうとするのをコダマが一閃、足止めし。別方向から紫光が斬り結ぶ。
「猫との戯れも、命懸けである。気ままで可愛い、猫達よ。微睡み、囚われよ」
ガンドラが精製した『竜呪剣『微睡』・夢平伏(リュウジュケンマドロミ・ユメヘイフク)』を用いて振るった一閃は、紫光をニャストドンの瞳に刻み、目覚めぬまどろみへと沈める。
「置いてきぼりは、些か哀れ故に、せめて夢くらいは、見せてやるのだ。我輩らは、その目的が為、お前達を現に、残すこと能わず」
果たしてニャストドンはどんな夢に落ちたのか。
「幸せな夢か、悪夢となるかは、当猫のみぞ知る……いや、その表情をみれば、何となく察せるが」
静かに眠り始めた巨体が消えていく姿を眺めながら、ガンドラは呪剣を手元から消した。
一方、戦いを続けていたアンゼリカの方も終わりが見えてきた。
戯れ合いにも見える尻尾の一撃を、透明な〈勇気の光盾〉で受けるタイミングで、アンゼリカは後方へと飛んだ。
それでも衝突は免れず、光盾に亀裂がはしり腕が衝撃で悲鳴をあげそうだ。
「やるね、流石20m級のパワーかな! だけど、負けないよ!」
飛ばされた壁に何とか両脚で着地し、地上へ。ニャストドンの足元へとアンゼリカは潜り込む。
――聖なるかな。慈しみ深く力ある、三つにいまして一つなる、三位一体の神を礼拝します。
「相手は一人じゃないよ」
動く物を追ってしまうのは猫故の習性か。回り込み顔の高さまで飛翔したイロハが、拳に聖なる波動を乗せ、ニャストドンが声に振り返った瞬間『ヤコブの鉄拳』を叩き込む。
大きくなってもその姿は猫。言うことを聞かない荒くれ猫には、最終手段で鼻ピンをすることもある。鼻っ柱に叩き込まれたディアボロスの一撃が、鼻ピン程度の衝撃で済むとは思えないが、効果は絶大だ。
「ニャギャッ!?」
情けない悲鳴と共に鼻血を流しながらニャストドンは、後方へと大きく跳んだ。
「モフモフのネコでも鼻の辺りは毛並みが少ないからね」
そこは素早く動き狙いを翻弄させながら、ここぞという時に狙えるイロハの技術が伴っての一撃だからだ。
そして、その足元では既に神火が燃え上がっている。
「私の神焔、最大まで輝けッ!!」
神火を手足に収束させ『神焔闘獅子断(レオ・キャリバーン)』を、アンゼリカは放ちニャストドンは最後に一声鳴いて倒れていった。
さぁ、後は……。
もぐもぐもふもふもぐもぐ。
「どんぱちやっててもアンゴラヴィータさんはごはんに夢中、ですね」
これだけ大きな音がしても気にしてないというなら、その耳は飾り。いや、大した食欲かも知れないと小雪は思った。
おそるおそる可愛らしく揺れている尻尾にぶつからないよう小雪は手を伸ばし、もふもふずぽっ!?
軽く触るだけのつもりが、長いもふもふ長毛にスッポリ身体が埋まってしまい、慌てて小雪は顔を出した。
「こ、これはもふもふの薄い、攻撃の通りやすそうなところを調べる立派な行為、です!」
もふもふ。まるで天然の上質な布団に埋もれたかのような状態で、小雪はわたわたと説明する。
さすがニャストドンを乗せていただけあって、触った程度……もふもふに潜ったぐらいではアンゴラヴィータは動じない。寧ろその弾力あるもふもふの深さに、攻撃を本体に届かせるのは一手間だとディアボロス達に実感させたぐらいだ。
「……牧草を沢山食べてお腹いっぱいそうだし、このまま寝てくれないかな……無理筋かな?」
もふもふ少し強めに本体まで届くようイロハが撫でてみると気持ちよかったのか、目を細め眠そうな表情を見せ始めた。
完全には眠らなそうだが、もふれば眠気を誘えそうだ。
暫くすると、軽くウトウトしかけた目を開き、再び食事に夢中になり始める。
「もぐもぐしているところを見ると可愛すぎて気が引けちゃう? や、心を鬼にして勝負だよー!」
少なくともこの場所に居る限りアンゴラヴィータは、兎特有の俊敏な動きは取れない。その隙に、倒してしまおうとアンゼリカは拳を振り上げた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
月下部・小雪
もぐもぐしているアンゴラヴィータさんも、そ、そろそろ食べ終わっちゃうころ、でしょうか?
油断している今のうちに先制攻撃、です!
【対巨獣爆弾装備型モーラット・コミュ】になったコダマが、
もっきゅもっきゅとアンゴラヴィータさんの足元に対巨獣爆弾を設置、です。
みんなの攻撃に合わせてドカーンと爆破。
お腹いっぱいでウトウトしているところで爆発したらきっとびっくししちゃうはず、です!
反撃のもふもふっぷりには誘惑されないようにコダマを抱きかかえて「魔力障壁」を展開です。
アンゴラヴィータさんもと、とてもすごいもふもふですが、コダマの方がもふもふっぷりは上、です!
ふぅ、この調子でどんどん爆破して、自慢のもふもふをこげこげにしてやりましょう。
隙を見て耳元で爆破させれば、みんなの攻撃する隙を作れるかも、しれません!
※アドリブ連携大歓迎
一里塚・燐寧
ありゃー、毛深すぎて肌がどこにあるのか全然見えないねぇ
カリスマ美容師燐寧ちゃんが綺麗にカットしてあげるっきゃないかなぁ?
そのための道具なら……しっかり持ってきたからさ
≪テンペスト・レイザー≫を手に敵に接近
ウトウトしてる内にしっかりパラドクスをブチ当てられる距離に寄って、肌まで攻撃を届かせるよぉ
『絶技:界を絶つ巨剣』を発動!
超巨大鎖鋸剣に変化した得物を豪快にブン回し、回転鋸刃で敵の毛をバッサリ刈りながら攻撃するよぉ
あたしの斬撃で毛が禿げた範囲が広がれば、仲間はみんなに攻撃を当てやすくなるんじゃないかなぁ?
勿論、あたし自身も2回目以降の攻撃では毛がない所をガンガン狙っちゃおう!
ほぉら、今度はうっかり皮まで持ってっちゃうよぉ!
反撃で見せつけて来る「究極の毛並み」も、チェーンソーの刃が荒々しく切り崩せば形無し
平常心を保ち、圧し潰される前に足の隙間に潜りこんでダメージを抑えるよぉ
いやー、悪いねぇ。カリスマ美容師ってのは実はウソだったんだよぉ
モグリの素人カットのご感想はどう?もこもこのうさぎちゃん!
●戦闘は食後に
もぐもぐもふもふ。
大きな大きなお尻を振りながら、『白冠兎アンゴラヴィータ』は食事に夢中であった。
流石、ジェネラル級巨獣。60メートル級もの大きさともなれば、兎とはいえ圧巻――圧巻のお尻が揺れていた。
もふもふした極上の毛並みもその一つ一つが5メートル程の長さ。
「もぐもぐしているアンゴラヴィータさんも、そ、そろそろ食べ終わっちゃうころ、でしょうか?」
最終人類史産の牧草を気にいってくれたのか、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)が様子を見る限り、もう暫く食事を堪能してくれそうだ。
「油断している今のうちに先制攻撃、です!」
行きましょう。声を掛けられたモーラット・コミュ『コダマ』は頼もしく応え『対巨獣爆弾装備型モーラット・コミュ(アンチベヘモスパック・コダマ)』となってドラム缶を手にした。
小さくても力持ちさん!
もっきゅもっきゅとリズミカルに鳴きながら、アンゴラヴィータのラビットファーにズボンと潜り込んでいく。
「ありゃー、毛深すぎて肌がどこにあるのか全然見えないねぇ。カリスマ美容師燐寧ちゃんが綺麗にカットしてあげるっきゃないかなぁ?」
潜れば何とかなると思うが、さすがに効率が悪そうだと一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)はチェーンソー大剣〈テンペスト・レイザー〉を手に、そのための道具なら持ってきたからさと鋸刃を回転させる。
「1ミリでも削れるなら、そこから世界だってブッた斬る」
それが例え可愛さアピールして来る愛玩兎の姿をしていたとしても、容赦なく燐寧は『絶技:界を絶つ巨剣(フェイタリティ・ワールドスレイヤー)』を発動し、超巨大鎖鋸剣へと刃を具現巨大化させ、目の前のアンゴラヴィータのファーを刈り地肌にまで刃を届かせる。
ふぁっさぁと舞うラビットファー。
ファーを失い刈られた一帯は桃肌が露わに。
「ほぉら、今度はうっかり皮まで持ってっちゃうよぉ!」
だが初撃はさすがに浅かったか。
プギッと驚いた声をあげるも、アンゴラヴィータは動じず食事を続け。本能的に身を守ろうと、『ジャイアントフラフィーファー』を魅せ付けてくる。
素晴らしい究極の毛並みは、もふもふと誘惑するよう柔らかく心なしか陽だまりのような香りさえした。
いっそこのまま戦いを忘れあの中に飛び込んでしまえば……いや、飛び込むなら好きな人の元だろう。束の間、心乱されたが迫ってきたアンゴラヴィータの刈りたて桃肌が、ファーの誘惑から瞬時に現実に引き戻してくれ。
「いやー、悪いねぇ。カリスマ美容師ってのは実はウソだったんだよぉ。モグリの素人カットのご感想はどう? もこもこのうさぎちゃん!」
当然お気に召すことは無いだろう。ぶるるッと身体を震わせアンゴラヴィータは彼女を潰そうとするが。でっかいお尻がプレスして来る前に、身体を滑らせ足の隙間に潜りこみ潰される前に燐寧は間一髪逃れて。
更に、ドカン!!
アンゴラヴィータのお腹の下で、コダマが設置した対巨獣爆弾が爆発しお腹のしたから火が噴いた。
あまりの巨体に吹っ飛ぶことは無かったが、自慢のラビットファーが黒焦げに。
「ふぅ、この調子でどんどん爆破して、自慢のもふもふをこげこげにしてやりましょう」
油断し切っていたアンゴラヴィータは警戒する様に耳を立て食事を邪魔したものに、『ジャイアントジャンプキック』を当てようとしたが狭い洞におさまった今は跳び上がれない。
敢え無く普通にもふっとキックを繰り出すのみ。
すかさず小雪はコダマを抱え精一杯魔力障壁で攻撃を抑え、地面を転がった。
「アンゴラヴィータさんも、と、とてもすごいもふもふですが、コダマの方がもふもふっぷりは上、です!」
決して誘惑には負けないと小雪は起き上がり、残りの牧草を平らげようとするアンゴラヴィータの顔の側へ、耳に向かってコダマにドラム缶を投げさせ。
耳の近くで大爆発を起こさせるのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
アンゼリカ・レンブラント
アンゴラヴィータが食事に夢中なうちにみんなで
いっせーので攻めかかれるよう布陣しよう
攻撃タイミングを合わせ――いざ、攻めるよー!
私はパラドクスの格闘攻撃っ!
本体まで届くようもふもふをかき分け、力強く掌を打ち込む
サイズ的に強くなでなでされたような感覚かも?
気持ちいいかもしれないけどこれもパラドクス。
ダメージをしっかり通すよ
相手のモフモフキックは自分から後方に飛んで
ええと、意識を刈ろうとする幸せな感触を堪えるね
自分でほっぺつねっちゃえ
やるね、それならどっちが先に寝るか勝負だよ
小回りを生かしてアンゴラヴィータの視界に入らないよう動き、
仲間の攻撃に合わせパラドクスのオーラ掌での攻撃は続けるよ
首筋とか、背中とかパワフルに撫でつけ、脱力させる
アンゴラヴィータが誰に注意を向けているのか分かればみんなに大声で周知しよう
自分なら、注意をより惹くよう抱き着いて
その隙に仲間に攻撃してもらう
動きが鈍ってきたらラッシュだね
全力全開ッ!《光獅子闘拳》の一撃をお見舞いしておやすみさせるよ
もふもふの感触…忘れないよぉっ!
ラライ・リガル
わたしはわたしに出来ることを…とはいえ。
うさぎさんのつぶらな瞳に罪悪感が…。
いやいやいや、しっかりしろ!わたしー!!うさぎさんはクロノヴェータだから!
ぶんぶん首を振って、雑念を払う。
【飛翔】で上空へ上がって合図を待ち、皆に合わせて攻撃を開始する。
アンゴラヴィータの魅惑のもふもふが薄そうな場所を【案内役は曲がった嘴】で
狙う。耳の付け根や目、鼻辺りを重点的に。
総攻撃とはいえ、ディアボロスは個人個人でそれぞれ速度やタイミングが違う。
最初はこちらの攻撃が途絶える隙が出来ないよう、位置的にも偏りが出ないように
気を付けて移動する。特定の誰かだけにアンゴラヴェータの意識が向くのを防ぎたい。
あちらからのダメージを完全に避けることは無理だけれど、戦闘不能等の迷惑を
かけないよう直撃は回避したい。
ある程度の損傷を与えられたと思ったら、アンゴラヴェータを観察し、より傷口が
深そうな部分に銃弾を集中して打ち込むつもり。
あと少し、少し!力を振り絞れ!
大丈夫、一人じゃない!
ガンドラ・ブラッディア
くっ……。隙だらけというのに、攻撃を躊躇わせる、恐るべき姿だ……。
我輩にとっては、此度の6体の、ジェネラル級に匹敵する、巨獣の中でも、一番の強敵と、言わざるを得ない。
キングゴンドワナへの道が、かつてなく険しいが、歯を食いしばり、地に足を踏み締め、進むしかない……!
竜呪剣『穿孔』を精製。
【飛翔】して構え、仲間達とタイミングを合わせ、一気に接近して、螺旋迅を解き放つ! ……近接でやる必要は、別に無いのだが、誰しも抗えない、ものはあるのだ。
狙いとしては、もふもふの薄い箇所、或いは攻撃箇所を合わせ、少しでも攻撃を通すのだ。
我が竜呪剣の中でも、貫通力に秀でた一振り。些か……否、かなり惜しいが、その魅惑の毛並みを、穿たせて貰う。
うっ……、そのような瞳で、我輩を見るな。
【反撃アップ】込みで、尻尾アタックを、なるべく防ぎ、軽減しよう。
攻撃時の、【ドレイン】込みで、少しでも長く堪能、もとい継戦せねば。
流石に毛並みも、ボロボロか。
これ以上の堪能は、苦しむ姿を、見るだけになる。
一息に貫き、終わらせよう。
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
うーん、取り巻きを倒された筈のアンゴラヴィータだけどモシャモシャは止まらないみたいだね。
ならば今のうちに先制攻撃を……って何だか途方もない罪悪感が(苦悩中)
と、兎に角今回も大切なのは仲間との連携。【パラドクス通信】と【飛翔】を発動した上で連携して集中攻撃の好機だよ。反撃のモフモフキックをまともに受けたら、幸福感に包まれたままに天に召されるだろうしね。
単に最高速度で飛ぶのではなく緩急を着けて【飛翔】をすることで翻弄して注意を惹き付けるのが良策。
間合いに入ったら徐々に距離を縮め、敵が動こうとする際に発生する隙を見計らって聖痕を発動させてオーラを籠めた【ヤコブの鉄拳】でアンゴラヴィータのあんよを思いっ切り殴るよ。
足の爪先にあたる場所を何度も殴れば、跳躍するどころか巨体を支えることすらままならなくなるだろうからね。そして何よりタンスに小指をぶつけた時よりも痛い筈。
猛攻のせいか自慢の毛並みも萎れて来た気がするし、最後の一撃は此以上痛くない様に止めを指してあげるよ。
クィト・メリトモナカアイス
うーーーーむむむむむ……でかい。そしてなかなかのかわいさ。
んむ、こころをおににして倒さねば。
猫は兎には負けぬ。ゆくぞー!
黄金猫拳打棒に神々しい光を集めて放つ「夜天再臨」。
放つ光でアンゴラヴィータを呑み込み……んむ、毛はちょっと禿げた気がする。
おっきすぎてとてもではないけど呑み込めぬので、まずはもふもふを狩っていこう。
他の復讐者と攻撃する箇所を合わせ、効率よくもふもふを狩り、本体に攻撃を届かせる。
むぐ。そんな目で我を見るな。
我はつるつるすべすべ派!
かわいい目でじーっと見てくる攻撃……攻撃?に対しては可愛い浮遊球形ガジェット「モナカ」にほおずりして正気を保つ(?)
でももふもふには潰されても……いや正気に戻るのだ我。この大きさに潰されたら痛いでは済まぬ。
毛を狩り終わって攻撃のチャンスが来たら正面に回ろう。
周りにもう他の巨獣は居ないし、【飛翔】で顔の真ん前まで来て「夜天再臨」を放って意識を引き付け、その隙に他の復讐者に倒してもらう。
んむ、これも自然の摂理……たぶん。
●食後の運動
耳元での爆発にさすがの『アンゴラヴィータ』は驚き跳び上がった。
アンゴラヴィータにとっては狭い洞の中で跳べば、当然頭を天井に強打する事になる。
しこたまぶつけたアンゴラヴィータは、その痛みと爆発音による耳鳴りに大きなダメージを受け、全身の毛を膨らまし一瞬固まった。
暴れるかと思われたが、大きく身震いしたアンゴラヴィータは何があったか思い出すよう不思議そうに目を瞬かせ、牧草に気付くと何事もなかったかのように再度食べ始める。
「うーん、取り巻きを倒された筈のアンゴラヴィータだけどモシャモシャは止まらないみたいだね」
「アンゴラヴィータが食事に夢中なうちに、みんなでいっせーので攻めかかれるよう布陣しよう」
おとろえるこ゚とのない食欲に圧倒されながら、イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)とアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)はアンゴラヴィータを観察する。
ダメージより食い気。先程こげたラビットファーも傷付いて露出した桃肌も気にしない。
もふもふもぐもぐ。もふもふもぐぐ。
一心不乱に完食目指し、アンゴラヴィータは牧草を食べつくそうとしている。
「攻撃タイミングを合わせ――いざ、攻めるよー!」
アンゼリカの声を号令に、集まったディアボロス達は一斉に飛び掛かる。
「ならば今のうちに先制攻撃を……って何だか」
「わたしはわたしに出来ることを……とはいえ」
先程のニャストドンとは違い、アンゴラヴィータの姿だけはふわふわもふもふの通常の兎と同じように可愛らしく、イロハとラライ・リガル(トレジャーハンター・g11529)罪悪感に苦悩を浮かべた。
「くっ……。隙だらけというのに、攻撃を躊躇わせる、恐るべき姿だ……」
「うーーーーむむむむむ……でかい。そしてなかなかのかわいさ。んむ、こころをおににして倒さねば」
巨獣であっても遠くから見ればその愛らしさは健在。
ガンドラ・ブラッディア(黒矛・g03101)とクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、やり難さを感じながらも奮い立つ。
更に先程、先手をうち刈り取られあられもない桃肌が少しだけ愛らしさへの魅了度を下げてくれる。
「猫は兎には負けぬ。ゆくぞー!」
クィトが〈黄金猫拳打棒〉を掲げて神々しい光を集め、『夜天再臨(ヤテンサイリン)』を放てば辺りは光に包まれ。アンゴラヴィータのつぶらな瞳も光の向こうへ。
雑念を首を大きく振って払っていたラライも、これなら直視しやすい。
飛翔し狙うのはもふもふガードの少ない鼻先。
銃身は赤と白の格子柄の拳銃を〈レッドアンドホワイトチェスボード〉を向け、『案内役は曲がった嘴(デキルダケトオク)』を放てば黄金に輝く弾丸が光へと輝きながら飛び込んでいく。
――Shouted the Gryphon,with a bound into the air。
銃弾が鼻先を撃ち抜くのとほぼ同時に、光の奔流がごそっとアンゴラヴィータの毛を刈り取る。
「……んむ、毛はちょっと禿げた気がする」
鼻の痛みと、何だか身軽になった身体に、何事かとアンゴラヴィータは振り返り『ジャイアントルビーアイ』で見つめてくる。
痛かったと訴えかけるような可愛らしい瞳に、罪悪感が駆り立てられる。
「むぐ。そんな目で我を見るな。我はつるつるすべすべ派!」
「うさぎさんのつぶらな瞳に罪悪感が……いやいやいや、しっかりしろ! わたしー!! うさぎさんはクロノヴェータだから!」
正気を保とうとクィトは〈浮遊球形ガジェット「モナカ」〉のひんやりツルっとボディに頬ずりし、ラライは気強くもち。
一瞬、近づくもふっとした尻尾にご褒美感を感じなかったわけではないが……。
「もふもふには潰されても……いや正気に戻るのだ我。この大きさに潰されたら痛いでは済まぬ」
軽く尾で叩き飛ばされた勢いのままアンゴラヴィータから出来るだけ離れ、反対側へと回り込み。
「うっ……、そのような瞳で、我輩を見るな」
誰しも抗えないものはある。葛藤しながらもガンドラはもふもふを受け、堪能……埋もれながらお尻がドスンと来る前に、刀身が黒く捻れたロンゴミニアド形状の呪剣『竜呪剣『穿孔』・螺旋迅(リュウジュケンセンコウ・ラセンジン)』を精製し解き放つ。
頭のどこかで、遠距離から攻撃をしようと、思わなかったわけではない。
だがガンドラは奪う前にやはり、一度は堪能をと飛び込まずにはいられなかったのだ。
「我輩にとっては、此度の6体の、ジェネラル級に匹敵する、巨獣の中でも、一番の強敵と、言わざるを得ない」
キングゴンドワナへの道が、かつてなく険しい。ある意味試練かもしれないと感じながら。
「些か……否、かなり惜しいが、その魅惑の毛並みを、穿たせて貰う」
放たれた黒き呪詛エネルギーは渦巻き、アンゴラヴィータの身体を穿った。
「貫け。呪いの削剣を、以て放つは、掘り穿つ、逆巻く鋭突……!」
ここまできて、やっとアンゴラヴィータから悲鳴があがる。
食事の邪魔をするものは誰かと、怒った様子でドスドスと何とかアンゴラヴィータは振り返るが、その時にはディアボロス達は逆側に潜り込む。
良くも悪くも、最強のもふもふはディアボロスの姿を隠す最大の遮蔽物。
「気持ちいいかもしれないけど、これもパラドクス。さぁ受けてみろ、黄金獅子の一撃をっ!」
もふもふラビットファーに潜り込み、アンゼリカは〈戦姫闘拳『Shine Fist』〉から溢れる黄金獅子状のオーラを纏い、アンゴラヴィータの巨大な首から背にかけ『光獅子闘拳(ライジングレオ』を叩き込み。
タイミングを合わせ、聖痕を発動させたオーラを籠めた『ヤコブの鉄拳』をイロハが爪先を狙い思いっきり拳を叩き込んだ。
「聖なるかな。慈しみ深く力ある、三つにいまして一つなる、三位一体の神を礼拝します」
サイズ的に強くなでなでされたような感覚、マッサージにしか感じないかもと心配も過ったが、針の一刺しであっても毒は毒。パラドクスの攻撃であれば、そのダメージは必ず伝わる。
無防備な柔肌に叩き込まれた拳も、足の指先への衝撃もアンゴラヴィータにとってはかなりの衝撃だったようで。頬を膨らまし怒りの表情で『ジャイアントジャンプキック』をお見舞いしようとした。
とはいえ、ここは洞の中。ジャンプの高さも勢いも半減以下。
もふふん。
「あのモフモフキックをまともに受けたら、幸福感に包まれたままに天に召されるだろうしね」
「ええと、確かに意識を刈ろうとする幸せな感触……だけど、負けないよ。やるね、それならどっちが先に寝るか勝負だよ」
禿げた部分を直視したり、ほっぺをつねったり。
柔らか極上のもふもふの肌触りに包まれながら、だけど意識は保ちここからは猛攻だ。
食事を続けたいアンゴラヴィータと、それを倒さんとするディアボロス。
あれだけあった、あったかそうな極上なもふもふラビッとファーも気づけば、干し草のように刈り取り積み上げられ。あるいは消し飛ばされて。
何度もアンゴラヴィータは叩き落そうとするも、ディアボロス達は周囲を絶えず飛翔で不規則にバラバラに飛び交い翻弄しつつける。
始めは可哀そうという想いも、半分以上の毛が刈られ桃肌が全身で露わになると、大変申し分けなくも動く肉にしか見えなく。魅了の力は半減以下。
「流石に毛並みも、ボロボロか。これ以上の堪能は、苦しむ姿を、見るだけになる。一息に貫き、終わらせよう」
「んむ。これも自然の摂理……たぶん」
苦しませる時間は短くていい。そして弱肉強食。弱きものは強きものの糧となるのは極自然なこと。
ガンドラの剣が肉を断ち、クィトが眼前で掲げた黄金猫拳打棒の光はアンゴラヴィータを包みそのファーを消し飛ばし、肉を削っていく。
「あと少し、少し! 力を振り絞れ! 大丈夫、一人じゃない!」
「猛攻のせいか自慢の毛並みも萎れて来た気がするし、最後の一撃は此以上痛くない様に止めを指してあげるよ」
そしてアンゴラヴィータもひとりじゃない。
もしクロノヴェーダではなく、違う形で出会えていたら。
イロハの拳が肉を打ち砕き、ラライの弾丸がアンゴラヴィータの瞳を撃ち抜いて。
大きくのけぞった巨体が反撃の動きへと転じる前に、アンゼリカの拳がアンゴラヴィータの中心を穿つ。
ただの拳の一撃なれど、必中の一打。
「全力全開ッ! もふもふの感触……忘れないよぉっ!」
願うならば、次はちょっと大きな普通のウサギに。
大きなもふもふに罪はない。あるとすれば、それがクロノヴェーダであったこと。
ディアボロス達は、堪能した柔らかな記憶を片隅に、残るジェネラル級並みの巨獣へとむかっていくのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【悲劇感知】LV1が発生!
【建造物分解】がLV2になった!
【狼変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!