リプレイ
ラキア・ムーン
ふむ、アルタン・ウルクが侵入してくる前に敵の作戦を捕捉し対処出来たのは良かった
ミッドウェーを前に、余計な心配をしなくて済む
後は敵を見付けるだけだが……まあ、海は広い
根気よく探っていくより他は無いか
『みなと』より水面走行を使用して出撃
目的地は北東、オホーツク海
とりあえず北海道沖より移動しつつ、双眼鏡を用いて目視で簡易索敵
オホーツク海に付いたら、本格的に捜索して行こう
パラボラの集音マイクを使用して、周辺の音を拾おう
歌声の様な音を拾ったら其方の方位へと移動
更に集音マイクで歌声の拾える方角を絞りながら、敵を探してオホーツク海を移動して行こう
双眼鏡での観測も忘れずに行い、見落としの無いようにローレライサブマリナーを探していこう
多少アルタン・ウルクの侵入を許してでも、此方の手を割かせたかったと考えるべきか
それとも、此方に勝たせない為なら何でも良かったのか……
まあ、なんでもいいさ
化け物に野暮な横槍は入れさせん
敵の目論見は確実に潰し、ミッドウェーで勝ちにいく
アドリブ連携等歓迎
月鏡・サヨコ
「AU作戦」の主目的は、恐らく私達をこうして対策に駆り出させることで時間を稼ぐことなのだろう
とはいえ、実際にアルタン・ウルクが現れる前に対処すれば損失は最小限で済むし、幾ら敵の思惑通りだろうと看過は出来ない
……多重に織り上げられた作戦すら、全て断ち切るまでだ
【水面走行】を借りつつ【パラドクス通信】を共有
以前発見したローレライサブマリナーは、アルタン・ウルク領の樺太がヤ・ウマトの空間内で海になっている範囲にいた
今回も同様に樺太まで入った辺りに居るか、或いは本来の世界においてもまだオホーツク海が続いている範囲で活動中か
仲間と探索範囲を分担しつつ通信を入れ合って索敵方向を絞ることで、敵がどちらにいても対応できるように
≪試製型攻性電探≫と双眼鏡を用いてレーダー反応と視覚で敵を調査
更に機能するようであれば騒音計を持ち込み、不審な周波数の音を拾いやすいように
敵の姿や大群で移動したことで生じた航跡を視認したり、自身の聴覚や機材が音を拾ったら、検知した方に向かって行こう
……あれだな。各員、襲撃の用意を。
「『AU作戦』の主目的は、恐らく私達をこうして対策に駆り出させることで時間を稼ぐことなのだろう。とはいえ、実際にアルタン・ウルクが現れる前に対処すれば損失は最小限で済むし、幾ら敵の思惑通りだろうと看過は出来ない」
そう言って、浮上した輸送潜水艦『みなと』の甲板に立つのは灰色の髪に紫の瞳を持つ無表情な零式英霊機のディアボロス、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)。
「あぁ、アルタン・ウルクが侵入してくる前に敵の作戦を捕捉し対処出来たのは良かった。ミッドウェーを前に、余計な心配をしなくて済む」
同じく『みなと』の甲板で、サヨコの言葉に応じるのは、銀髪をまとめたスタイリッシュなデーモンのディアボロス、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「……多重に織り上げられた作戦すら、全て断ち切るまでだ」
ラキアの言葉にサヨコが頷く。
「後は敵を見付けるだけだが……まあ、海は広い。根気よく探っていくより他は無いか」
2人は【水面走行】を有効にして、『みなと』から飛び出す。
(「以前発見したローレライサブマリナーは、アルタン・ウルク領の樺太がヤ・ウマトの空間内で海になっている範囲にいた」)
サヨコは前回の『オホーツク海域偵察調査作戦』に参加した時のことを思い出しながら、調査するエリアを思案する。
(「今回も同様に樺太まで入った辺りに居るか、或いは本来の世界においてもまだオホーツク海が続いている範囲で活動中か」)
どちらと決め打ちするのは危険だろう。だが、幸いにもこちらは1人ではない。
ディアボロス達は【パラドクス通信】を有効にして、お互い連絡を取れるようにしつつ、分担して索敵する事にする。
ラキアはオホーツク海までは双眼鏡を用いて簡易索敵しつつ、移動し、到着すると、新宿島から調達してきたパラボラの集音マイクを起動した。
今回の索敵相手であるトループス級冥海機『ローレライサブマリナー』は歌を歌うことで、『アルタン・ウルク』を呼び寄せようとしているという。
ならば、その歌声を拾えれば早期発見につながるはずだった。
「しかし、サヨコの言う通り、多少アルタン・ウルクの侵入を許してでも、此方の手を割かせたかったと考えるべきか。それとも、此方に勝たせない為なら何でも良かったのか……」
索敵する時間はともすれば少し退屈でもある。だから、ついそんな風に考え事もしてしまったりする。
「まあ、なんでもいいさ。化け物に野暮な横槍は入れさせん」
だが、ラキアはその考え事をすぐに雑念と気付き、自分の思考から切り捨てる。
「敵の目論見は確実に潰し、ミッドウェーで勝ちにいく」
全ては最終的な勝利へと繋がっている。この索敵でさえも。
一方のサヨコは『試製型攻性電探』と双眼鏡を用いた、レーダーと視覚によるダブルチェックでの索敵を行う。
また、新宿島から騒音計を持ち込み、不審な周波数の音を拾いやすいように工夫しておく。
やがて、最初に反応を見つけたのはラキアだった。
ラキアのパラボラ式集音マイクが歌と思われる音源を拾う。
「見つけたぞ」
ラキアは【パラドクス通信】で仲間達に連絡しながら、素早くその方位へと移動。さらに歌声を拾える方位を絞り込みながら、双眼鏡で観測を繰り返す。
やがて、浮上しウミガメ型海戦装の上で歌を歌う『ローレライサブマリナー』を補足する事に成功する。
そこに、【パラドクス通信】で連絡を受けたサヨコも合流してくる。
「……あれだな。襲撃の用意を」
「あぁ、やるぞ」
敵の発見には成功した。敵はまだこちらに気付いていない。襲撃のチャンスだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
ローレライサブマリナーと、モビィ・ディック
先日荒浜より撤退した連中を迎えに来たのと同じ組み合わせ……か
他に護衛となる戦力も無さそうではあるし、必要最低限の戦力での秘密作戦といった感じだろうか
ならば、早急に叩くのみ
引き続き水面走行で敵に向かって駆けていこう
距離を詰めながら魔力を編む
【Call:Homing_Javelin】起動
周囲に炎の槍を展開し、目標となるローレライサブマリナーを設定
最短経路、最速で届くように炎の槍を射出
炎の槍でローレライサブマリナーを穿ち、炎で焼いていこう
そのまま継続して駆けて敵との距離を詰めていく
《RE》Incarnationを構え敵の機雷が近付いて来たら迎撃準備
自分から機雷原に近付く事で、魅了の影響を最小限に
槍を『薙ぎ払い』機雷を起爆
Emu.【E.S】展開
魔術障壁を展開し爆風を防御
ダメージを抑え痛打を受けないように立ち回る
受け切ったら即次の攻撃準備
ローレライサブマリナーの早期殲滅を目指していこう
その歌声でアルタン・ウルクを呼ぶとは考えたものだな
だが、やらせはせんさ
月鏡・サヨコ
ローレライサブマリナー自体はAU作戦のため特別に用意された兵種ではなく、以前から確認されていたトループス級
それが僻地に集まった所で一般人を虐げている訳でもなく、復讐者は気付かないと踏んだのだろう
……攻略旅団の提案で発見できたのは僥倖だ。必ず作戦を阻止しよう
【水中適応】による潜水状態に移行し、こちらに気付いていない敵に先制攻撃を仕掛ける
海中から狙うことで亀の甲羅ではなく腹側を狙うと共に、海上から仕掛ける仲間と別方向からの同時攻撃を実現
奇襲の初撃でなるべく多くの敵を沈め、隊形を壊すことで以後の戦いも有利に進めよう
『特設魚雷射出装置』から多数の魚雷を発射
亀の腹に突き立った魚雷が炸裂し、爆発とそれによって生じた破壊的な水流が敵を下から突き上げる
反撃の機雷は《巡洋戦艦海戦装『黒姫』》の機銃やまだ射出装置内に残っている魚雷で出来るだけ破壊
処理しきれない分は《海戦装用増設防盾》で防ぎつつ、素早く機雷の密集地帯を抜けて攻勢に転じよう
あなた達の行いは、台所に湧いた鼠を殺すために虎を招き入れるも同然の愚行だ
「ローレライサブマリナーと、モビィ・ディック。先日荒浜より撤退した連中を迎えに来たのと同じ組み合わせ……か。他に護衛となる戦力も無さそうではあるし、必要最低限の戦力での秘密作戦といった感じだろうか」
「ローレライサブマリナー自体はAU作戦のため特別に用意された兵種ではなく、以前から確認されていたトループス級。それが僻地に集まった所で一般人を虐げている訳でもなく、復讐者は気付かないと踏んだのだろう」
そうやりとりするのは、その部隊を発見した2人、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)と月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
サヨコは巨大な多連装魚雷射出装置を装備しており、非常にゴテゴテして見える。
敵部隊はまだ自分達が被発見されているとは気付いていないため、こうして相手の動きを見ながら会話することも出来る状態だ。
「……攻略旅団の提案で発見できたのは僥倖だ。必ず作戦を阻止しよう」
「あぁ。ならば、早急に叩くのみ」
かくして、2人のディアボロスが駆け出す。
ラキアは【水面走行】で海上を駆け、サヨコは【水中適応】で潜水状態に移行する。
共に狙うは海上のトループス級冥海機『ローレライサブマリナー』。
「術式解凍。狙い、穿て炎の槍よ」
ラキアがパラドクスを発動し、周囲に炎の槍が展開される。
パラドクス『Call:Homing_Javelin』。その名の通り、追尾する炎の槍を放つパラドクスだが、ラキアはあえて最短最速で届くように炎の槍を放つ。
追尾性能があるとはいえ、敵は動かず歌を歌っている状態。最短最速のルートを通るように放つ方が、弾着までの時間が短いのは自明であった。
「! ディアボロス!?」
『ローレライサブマリナー』達が慌てたように回避機動を取ろうとするが、あまりに遅い。
強烈な炎の槍は『ローレライサブマリナー』に寸分違わず命中し、その身を焼いた。
『ローレライサブマリナー』は反撃として、ウミガメ型海戦装の上で踊りながら、空中に卵型機雷をバラ撒く。
それは見るものを魅了し、接近させることで機雷原に引き寄せ爆破するパラドクス。
だが、ラキアはそれをあえて自分から接近することで対象する。
手には得物たる身の丈ほどもある突撃槍『《RE》Incarnation』。
薙ぎ払うことで、機雷を意図的に起爆させ、それを魔術障壁で受け止めることでガードする。
「その歌声でアルタン・ウルクを呼ぶとは考えたものだな。だが、やらせはせんさ」
攻撃を受け止め切ったラキアはすぐに次の攻撃準備に移る。
だがそこで、海中から追撃をかけるはずのサヨコの攻撃がないことに気付く。
少し時間を遡り、海中にもぐったサヨコは、そのまま海中を進み、『ローレライサブマリナー』部隊のいる直下に近づいていた。
だがそこで、サヨコは自身の想定が少し甘かったことに気付いた。
『ローレライサブマリナー』はサブマリナーの名前の通り海中でも行動可能だ。
そう、彼女達は海中でも歌を歌っていたのである。
結果的にはサヨコの作戦のおかげで、海中の『ローレライサブマリナー』も発見することが叶った形であり、海上の敵と戦っている間に海中の『ローレライサブマリナー』から奇襲を受けるようなことにならずに済んだ形である。
いずれにせよ、海中の『ローレライサブマリナー』もこちらには気付いていない。
サヨコは当初の予定通り、パラドクスを発動。『巡洋戦艦海戦装『黒姫』』のハードポイントに多数装備した巨大な多連装魚雷射出装置を稼働させ、上方に向けていたのを前方へと方向修正する。
「特設魚雷射出装置、起動」
大量の魚雷が一斉に放たれる。
「っ! ディアボロス!?」
海中の『ローレライサブマリナー』もまた、突如飛来する無数の魚雷に敵の接近を悟り、回避機動に入ろうとするが、あまりに遅い。
『ローレライサブマリナー』は大慌てで機雷をばら撒き迎撃を始める。機雷と魚雷が海中でぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
だが、散発的な反撃では魚雷を止めるには至らず、魚雷達は確実に『ローレライサブマリナー』に弾着、爆破していく。
かくして、戦いは終始ディアボロスの有利に進み、『ローレライサブマリナー』は数分のうちに殲滅されたのであった。
残るは海中を悠々と泳いでいるアヴァタール級冥海機『潜水艦『モビィ・ディック』』を倒すだけだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
後は貴様のみだな、モビィ・ディック
貴様がのんびりと泳いでいる間に、上のお仲間は海へと還ったぞ
奴等も寂しがっているだろう、貴様も後を追わせて……しまったこれでは悪役だな
まあ、いいさやる事は変わらん
水中適応に切り替えて、海中のモディ・ディックを狙っていこう
敵が此方にまだ気が付いていないなら、光学迷彩を使用
少しでも敵の発見を遅らせ、此方が先手を取れるようにしていこう
限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現!
敵が間合いに入るまでは、静かに潜航
攻撃可能距離に入り次第仕掛ける
【Call:0_0_0】起動
槍の機能を解放し、輝く魔力の槍を展開
横っ腹を狙う様に移動して一気に穿つ!
魔力の槍を押し込みダメージを与え、槍と魔力の槍の接続を解除
モビィ・ディックの身体を蹴り敵の攻撃に備える為に距離を取ろう
敵が突進をしてきたら、突進方向に合わせ正面に敵を捕らえる
槍を盾替わりに前に構え、突進を受ける
鯨の身体をなぞる様に槍を敵体表に滑らせて衝撃を逃し、ダメージを抑えよう
月鏡・サヨコ
率直に言って、あなたの存在はアビスローバーのモビィ・ディックと紛らわしい
この作戦に従事する間だけでも改名できないか? 例えば、「大鯨」はどうだ?
……冗談のつもりではなかったのだけど。まあいい、決着をつけよう
【水中適応】で海中の敵と渡り合おう
敵が深く潜行した時の位置情報の共有や、攻撃タイミングの調整には【パラドクス通信】を使用
なるべく立て続けに攻撃を浴びせ、敵が私達の技を逃れてまた自由に泳ぎ始める前に痛撃を加える
――『閃電・月夜見』
蓄積した電力をプラズマの刃と成した≪対艦軍刀『銀鉤』≫を振るう
溢れる灼熱の光で薄暗い海中を照らしながら、泳ぎ回る敵を追うように刃を走らせ、鯨の流線型の身体を頭から尾まで斬り裂く
反撃の突進に対しては≪海戦装用増設防盾≫を構えて衝撃を受け止める
軍刀での攻撃に移行した今、海戦装すら使い捨ての防壁で構わない
攻撃範囲の広い大振りな斬撃を何度か放って敵が疲弊した後は、眼を狙う
刺突を放って体内深くまで光刃を突き込み、内部構造を破壊しよう
……この海に響く歌を、挽歌として眠れ
海中。【水中適応】を有効にした一人のディアボロスと一体の冥海機が睨み合っている。
「率直に言って、あなたの存在はアビスローバーのモビィ・ディックと紛らわしい」
真正面のアヴァタール級冥海機『潜水艦『モビィ・ディック』』に対し、そう告げるのは月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
「この作戦に従事する間だけでも改名できないか? 例えば、「大鯨」はどうだ?」
「そレでハ潜水艦ではナく潜水母艦ではナいカ。面白イ冗談だナ、ディアボロス」
「……冗談のつもりではなかったのだけど。まあいい、決着をつけよう」
そう言って、サヨコは『電気投擲鞘『斗號』』に納刀した『対艦軍刀『銀鉤』』の柄を握る。
『電気投擲鞘『斗號』』から『対艦軍刀『銀鉤』』へ向けて膨大な電力が供給される。
それが完了すると同時にサヨコは『対艦軍刀『銀鉤』』を抜刀する。
「電力充填完了。閃電、起動」
過剰に供給された電力により『対艦軍刀『銀鉤』』は刀身を覆うような長大なプラズマ刃を形成している。
薄暗い海中。サヨコの構えるプラズマ刃のみが海中を照らしている。
そんなサヨコのよく目立つ目標へ向けて、『潜水艦『モビィ・ディック』』が突撃を開始する。
「――『閃電・月夜見』」
海中で突撃する『潜水艦『モビィ・ディック』』とサヨコのプラズマ刃を纏った『対艦軍刀『銀鉤』』がぶつかりあい、時空が軋みを上げる。
そして、二人がそのぶつかり合いに意識を集中させている間に、ひっそりと『潜水艦『モビィ・ディック』』に忍び寄るディアボロスの影が一つ。
「再誕の槍の名の下に……我は世界を穿つ者也!」
『《RE》Incarnation:Extend』を構えたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が『潜水艦『モビィ・ディック』』の側面を突いて攻撃に移る。
ラキアが使っていた【光学迷彩】は本来戦闘に有用な残留効果とは言い難い。戦闘中の敵は周囲を警戒している場合が殆どで、どれだけ被発見率を下げても見つかってしまうのが常だからだ。
だが、今回はサヨコが戦場として深度の深いくらい海中を選んだことと、『潜水艦『モビィ・ディック』』がサヨコの作り出した唯一の光源であるプラズマ刃に目が眩んでいたことが幸いし、奇襲が成立した。
ラキアの『《RE》Incarnation:Extend』の力が解放され、眩く輝く魔力の槍が展開される。
眩く輝く魔力の槍が『潜水艦『モビィ・ディック』』の横っ腹が一気に穿たれる。
「後は貴様のみだな、モビィ・ディック。貴様がのんびりと泳いでいる間に、上のお仲間は海へと還ったぞ」
「あァ、そうダな。全ク使えナい部下ヲ持つト苦労すル」
ラキアの挑発に『潜水艦『モビィ・ディック』』が笑う。
「奴等も寂しがっているだろう、貴様も後を追わせて……しまったこれでは悪役だな。まあ、いいさやる事は変わらん」
「確かニそノ奇襲にハ驚かレれたガ、やれルかナ?」
『潜水艦『モビィ・ディック』』が身を捩り、ラキアに向けて再度突撃を敢行する。
とはいえ、咄嗟の反撃。ラキアに大きなダメージを与えるには至らない。
「……この海に響く歌を、挽歌として眠れ」
サヨコが大ぶりな斬撃を繰り返し、『潜水艦『モビィ・ディック』』の動きを阻害し、ラキアがそこに攻撃を加える。
2人は確実に『潜水艦『モビィ・ディック』』の体力を削っていった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV2が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
そこのきみだねぇ?アルタン・ウルクを呼び込もうとしてる悪い子はっ!
あいつらが来ると場が白けちゃうからさぁ、そーゆーことしちゃダメだよぉ
蜂の巣をつっついて他力本願決め込むだけの簡単なお仕事を、「AU作戦」!とか名付けて無駄にカッコつけてるヒゲおじさんとぉ、その手下にはたっぷりお仕置きしなきゃねぇ?
救援機動力で仲間と合流し【水中適応】で潜水
今さっき突き刺さった先行組二人のパラドクスに続けて追撃を決め、この戦いを終わらせに行くよぉ!
『呪式:妖藤苦肉』を発動し、怨念で出来た蔦を敵の体に絡ませて身動きを封じる
特に腕と尾びれをしっかり押さえつけ、強引に泳ぎ進むことも出来なくしちゃおう
それから≪テンペスト・レイザー≫を手に突撃して切っ先を脳天にブチこむ!
回転鋸刃を唸らせ、マッコウクジラ特有の膨らんだ頭部に深い切れ込みを入れて行き、最後は刃を頭蓋骨の中身にまで届かせるよぉ
敵に突き刺した剣を強く握り、魚雷に吹き飛ばされないように耐えながら攻め続けよう
どんだけ頭がおっきくたってこの刃は止められないんだよぉ!
オホーツク海のとある海中。
アヴァタール級冥海機『潜水艦『モビィ・ディック』』とディアボロス2人が戦っている。
戦いはディアボロスの有利に進んでおり、着実に『潜水艦『モビィ・ディック』』を追い込んではいるが、まだ決着をつけるには一手足りない様子だ。
そこに、救援機動力で1人のディアボロスが現れる。
鎖鋸大剣『テンペスト・レイザー』を手にしたピンクの髪をワンサイドアップにした 軽薄な顔をしたその少女は、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)。リターナーのディアボロスだ。
燐寧は2人のディアボロスの連携攻撃が突き刺さったタイミングを見逃さず、即座にパラドクス『呪式:妖藤苦肉』を発動。
怨念で構成された蔦状の物体が海底から伸びてきて、『潜水艦『モビィ・ディック』』に絡みつき、その動きを封じる。
特に腕と帯びれをしっかりと押さえつけることで海中での移動手段を奪い、逃げる手立てを失わせる。
「つかまえた~」
動きを封じられた『潜水艦『モビィ・ディック』』の特徴的な膨らんだ頭部に燐寧の『テンペスト・レイザー』が突き立てられる。
「そこのきみだねぇ? アルタン・ウルクを呼び込もうとしてる悪い子はっ!」
「悪イと言ウのハ君の主観だガ、そノ通りダ」
燐寧の問いに、『潜水艦『モビィ・ディック』』が応じる。
「あいつらが来ると場が白けちゃうからさぁ、そーゆーことしちゃダメだよぉ」
「そウか。やハりイレギュラーにイレギュラーをぶツけるト言ウ、『超大和』様のお考えニは間違いナいヨうダな」
「うんうん、蜂の巣をつっついて他力本願決め込むだけの簡単なお仕事を、『AU作戦』! とか名付けて無駄にカッコつけてるヒゲおじさんとぉ、その手下にはたっぷりお仕置きしなきゃねぇ?」
「確かニ、このマまでハそレも遠くナいナ」
だが、そうはならない、と、『潜水艦『モビィ・ディック』』は身体に装着した魚雷発射管から魚雷を発射する。
これは憎悪の感情により標的をどこまでも追跡する機能を持つ。
本来なら超至近距離の燐寧に向けて魚雷を放てば、安全距離により爆発しない可能性が高い。それを『潜水艦『モビィ・ディック』』は強制的に爆発させ、燐寧を揺さぶる。
だが、燐寧は『潜水艦『モビィ・ディック』』の頭部に突き刺さった『テンペスト・レイザー』を強く握ることで、ダメージを負いつつも『潜水艦『モビィ・ディック』』に張り付きつつけた。
「どんだけ頭がおっきくたってこの刃は止められないんだよぉ!」
ついに、頭部が両断される。
物言わぬ武装付き肉塊となった『潜水艦『モビィ・ディック』』は静かに海中へと沈んでいった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!