リプレイ
神山・刹那
おっかねぇなぁ。今川は
こう言う冷静に盤面を見てる奴が一番怖ぇ。武田と北条との同盟、結ばれる前になんとかしたいもんだ
さて、お前らはここから通行止めだ。通りたければ俺を倒していくんだな
ま、無理だろうけどよ
狼牙走で狼に変形して爪と牙で攻撃してくるのなら、目を閉じて精神集中で感覚を鋭敏にし、目で追うのではなく体の感覚で感じて、相手が此方に噛みつき、爪で攻撃して来た時の肌の感触けら、後の先で残像を残しながら勇気で被弾を恐れず、肉体改造で回復力と頑強さを限界まで強化し、貰い様に斬り捨てる
「獣と戦う術は心得てる。まぁ、それでも機械人形よりは、歯応えがありそうだ」
一角・實生
同盟も援軍も籠城も、完全に成されてしまえばディアボロス側が相当に不利になってしまう
確実にここで止めなければ
戦いが長引けば長引くだけ、人々への負担も増えていくのだから
仲間がいれば協力して敵の殲滅に当たろう
相手は士気が高いようだし、まずは物陰からスコープを通し敵の位置取りや数などの情報を収集したいな
数でこちらを圧倒している相手には虚をつくことが重要だと考える
警戒も上回るほどの衝撃を与えれば、機はこちらに巡ってくるはず
グラナトゥムを構え武田侵火隊にパラドクスを発動
【先行率アップ】の効果をのせ、警戒態勢を打ち破って攻撃を届かせるよ
狙うのはお前達で闇尾咬じゃあないんだ
統率を乱し混乱を誘いたい
攻撃後は囲まれぬよう動きつつ、向かってくる狼形態の敵をグラナトゥムで迎撃
牙や爪・脚を狙い、威力を削いだ反撃を徽章の障壁を纏ったグラナトゥムで受けるよ
仲間と目標を合わせ、死角や隙を補い合いながら確実に数を減らす攻撃をしていこう
視界に入る闇尾咬の数には嘆息しそうだ
……これは掃除のし甲斐がありそうだね
「おっかねぇなぁ。今川は」
小田原城へと向かう、妖怪達の大軍勢。それらに視線を向けて、神山・刹那(梟雄・g00162)は眉を寄せた。
「こう言う冷静に盤面を見てる奴が一番怖ぇ。武田と北条との同盟、結ばれる前になんとかしたいもんだ」
「同盟も援軍も籠城も、完全に成されてしまえばディアボロス側が相当に不利になってしまうからね」
一角・實生(深い潭・g00995)もまた、それに同意して表情を引き締めた。物陰からセミオートの狙撃銃を構え、スコープで軍勢を確認する――あまり統率は取れていないようだが、大軍である事を優先した結果だろう。
事実、この数が城に入ってしまえば、小田原城への攻城は至難となる。最終人類史においては、海道一の弓取りと讃えられた戦国屈指の武将・今川義元。その名を持つジェネラル級天魔武者もまた、侮れぬ相手であるようだ。
「確実にここで止めなければ。戦いが長引けば長引くだけ、人々への負担も増えていくのだから……」
そのスコープの照準を、護衛のトループス級『武田侵火隊』へと向ける。静かに精神を研ぎ澄ませ、狙いを定めて。
「大軍を狙うなら、まずは統率を崩すのが定石。……さあ、仕掛るとしよう」
「っ
……!?」
その引き金を引く事で、銃弾を相手に叩き込む。矢継ぎ早に三発の銃弾を放てば、撃たれた侵火隊は大きく揺らぎ……だがやはり、こちらを警戒していたか。そのまま動揺はする事なく、地面にうつ伏せに倒れたかと思えば、狼形態へと簡易変形していく。
「おのれディアボロスめ。やはり妨害に来おったか!」
「流石にこいつらは練度が高いか……」
凄まじい速度で、一気に間合いを詰めてくる侵火隊。逆説連鎖戦における反撃は、距離の概念が捻じ曲げられる。狙撃距離であろうと瞬時に間合いが詰められ、こちらに爪牙が突き立てられんとする。
それを迎撃するべく銃弾を放つが、それで突撃が止まる事はなく。
「っつぅっ……流石は赤備え。一筋縄ではいかないか」
「貴様らの首、ここで食いちぎってくれるわ!」
今度は得物を盾にして少しでもダメージを軽減するが、防ぎきれるものでもない。こちらの肉を噛み千切り、意気軒昂に吠える侵火隊。さらに別の侵火隊が、側面からこちらへと突撃してくるが。
「むっ!?」
「おっと、お前らはここから通行止めだ。通りたければ俺を倒していくんだな」
そちらの前には刹那が立ちはだかり、龍爪を思わせる日本刀を抜き放った。挑発的に、そして獰猛に笑みを浮かべると、その殺気で相手を威嚇する。
「ま、無理だろうけどよ!」
「抜かせっ……!」
もちろん、その威嚇に怯む侵火隊ではない。その爪牙を剥き出しにすると、刹那めがけて素早く飛びかかってくる。低い姿勢から高速で迫り来るその動きを迎撃する事は、容易ではない。
「――――」
「臆したか、ディアボロスめ!」
対して刹那は、何をするでもなく目を閉じる。無論、そうなればますます、攻撃は防げない。その牙が、首筋へと突き立てられる――。
「……っ!!」
「ぐぅっ!?」
その、牙が食い込んでくるその瞬間。極限まで研ぎ澄ませた精神をもって、一瞬を見切り、身を引く。あるいは相手に残像すら見せようかと言うほどの、高速での離脱――そしてそこからの、すれ違いざまの斬撃。
相手の身体を深々と斬り裂くと、振り返り様に、背中への斬撃。力強く振るわれたその一撃は、着弾と共に衝撃波を発し、後続の一体までも巻き込んで。
「ぐぬっ……ちぃっ、やりおるわっ!」
「獣と戦う術は心得てる。まぁ、それでも機械人形よりは、歯応えがありそうだ」
斬られながらも弾き飛ばされる事で離脱し、こちらを睨む侵火隊。その胴に付けた刀傷から、火花が散り爆ぜる。
一方でこちらも、当然完璧な回避には至らない。噛まれ血を流す傷口を抑えながら、しかし怯む事なく好戦的に笑う。
「はっ、それはこちらの台詞よ。貴様らの首、北条殿への土産としてくれるわ!」
「やってみろよっ……口だけじゃなくなぁっ!」
再び迫りくるその爪を、やはりギリギリまで引き付けてから、離脱し、斬り返す。当然こちらの傷は増えていくが、それを厭わず恐れず、敵を倒す事だけを考える。
自分の傷は、戦い続けられるなら頓着はしない。死線を潜り刃を振るう刹那――その背中を狙う侵火隊を、實生の銃弾が撃ち抜いていく。
「囲ませる訳には、いかないな」
「ならば貴様から噛み裂くまでよっ!」
彼もまたその爪牙に晒され傷付けられながら、刹那の背後を守るように、迫る敵を迎え撃つ。あるいは刹那を盾にして、こちらの背中を守ってもらう。
互いの死角が埋めるように動く事で、相手の包囲を阻害する……そんな彼の立ち回りによって、刹那も気兼ねなく刃を振るい続け、鋼鉄の獣達を斬り捨てていく。
「この程度の寡兵に、敗れてなるものかよっ……!」
「数を揃えれば良いと言うものでも、ないけれどねっ!」
それでもなお執念深く迫る、侵火隊の爪牙。こちらの傷も蓄積はするが、痛みを堪え、銃弾でその動きを押し留める。構わず振るわれる爪に切り裂かれるも、動きは僅かに鈍っており。
「それに――もうあんたらの方が少ない、だろう?」
「がっ――!」
その鈍った爪に肉を斬らせながら。刹那の一閃が、最後の侵火隊を斬り伏せた。
「ふぅ……ひとまずはこんなもんか――」
「「ディアボロス! ディアボロスガキタ! テキガキタ!」」
が、そんな余韻に浸る間もなく、闇尾咬の耳障りな大合唱が鼓膜を震わせる。練度も統率も、侵火隊の比較にならない……にも関わらず、圧倒的な脅威となり得る、その数。
「……これは掃除のし甲斐がありそうだね」
戦闘の気配を察知して迫りくるその大群を前に、深くため息を零す實生。とはいえ、城に入られては今以上の脅威。この野戦のうちに、討ち取っておかなければ――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
神山・刹那
なんだ、こいつら喋れたのか
外見的に喋る様な知能はないと思ってたわ
まぁ、そんなことどうでも良いんだがな。数を頼りに攻めてくるやつにやる程俺の首は安くねぇんだ
俺らとお前らの格の違いを教えてやるよ
龍脈崩して地面に穴を開けて生き埋めにしようとしてくるのなら、残像を残す速さで動きつつ、肉体改造で身体機能を限界以上に強化し、覆い被された大地を破壊して飛び出し、破片などでの傷や、死の恐怖を勇気で克服し、相手が何が起きたのかを悟る前に、破片を足場にして一気に懐に入り込み、すれ違いざまに斬り捨てる
「大地を覆い被す?その程度で俺の首が取れるか!俺の首が欲しければ溶岩の塊を被せるくらいするんだな!」
陳・桂菓
エルフリーデ(g00713)と共闘。
ふむ。蒲焼きにしたらひょっとしたら食えそうな見た目だが……まあ、試すわけにもいかんな。
使用武器は銘刀『鬼王丸』
地面の中に引っ込まれたのでは、斬るも突くもかなわんか。なかなかに面倒くさい敵だな。
しかし、ならばこちらは【爆噴追逼撃】で地面ごと敵を空高くまで吹っ飛ばし、好きに潜らせないという手でいくまで。
敵が空に吹っ飛んだならば、エルも狙い打ちしやすかろう。存分に自慢の火力を発揮するがいいさ。
ついでに【トラップ生成】で一帯の地面をトリモチ仕様にしてしまう。
地面に潜るにせよ、地面から飛び出すにせよ、粘ついて邪魔になることだろう。それで動きが止まるわけではないにせよ、わずかでも動きが鈍るならば、それはこちらの付け入る隙になる。
何にせよ、地面から出て来た瞬間、あるいは地中にあるうちに気配で察知してパラドクスの吹っ飛ばし→斬撃のルーチンで確実に敵を減らしていく。
あと留意すべきはエルへのフォローか。奴は固定砲台もやしっ子だからな。奴を狙う個体は最優先で潰しに掛かろう。
エルフリーデ・ツファール
陳・桂菓(g02534)と
アドリブ連携歓迎
小田原城と言やァ上杉や武田の攻撃にも耐えたっつー無敵の城だよなァ。
流石に比喩とはいえそんなとこに籠られちゃ今後攻めあぐねる可能性も高いし、さっさとここで潰すに限るってことか。
つまりは殲滅戦、いいね! わかりやすくて助かるぜ!
よっしゃ桂菓! 見敵必殺だ! 片っ端からぶっ殺すぞ!
というわけで基本的には前衛を狙っている敵をぶちのめしていくぞ!
【神速反応】を借りてじっくりと相手の行動を見て攻撃していく。
無闇矢鱈と攻撃せず【神速反応】を重視した行動を心掛ける。
相手の反撃もそれでしっかり見極めよう。
まあ、傷は何とでも我慢できるが毒は厄介だな。
気休め程度のお手製毒消しの煙草でも持ち込んでおくか。
「桂菓が派手に動いてくれりゃあそれに反応した敵が釣れるんだろうが。狙撃手は下手に動かないが吉かね」
一角・實生
複雑な戦法を取るような感じではなさそうだから、一番の脅威はやはりその数……だろうな
仲間の頼もしいことばに頷き、俺もグラナトゥムを構えよう
仲間とは狙いを合わせて敵の数を減らしていくよ
引き続き囲まれないよう立ち位置には注意しながらパラドクスを発動
【命中アップ】の効果をのせ、狙い通りの敵へ、箇所へ、確実に当てていく
どんどん減る仲間の姿に統率もどんどん乱れて欲しいな
ついでに士気も下がってくれたらありがたいけれど
(敵の状態をチラ見)
反撃と敵からの包囲防止に備え、移動しながら戦闘しよう
とはいえ敵の数は多い
緩急をつけた移動で敵の目を欺くと同時に自身の体力温存も兼ねたい
大地の陥没は【神速反応】で察知し、走る勢いのままジャンプと【エアライド】で無事な大地へと移動するよ
穴に落ち込んでもアドウェナで敵や降りかかる土砂を撃ち、完全に生き埋めにされる前に穴の外へ抜け出したい
……この穴、塹壕に使えたりしないだろうか
真面目に考えてしまうかも
これで援軍の大部分は減らせた、かな
あとは指揮官だ
「なんだ、こいつら喋れたのか。外見的に喋る様な知能はないと思ってたわ」
『『ディアボロス、コロス! コロス!』』
甲高い声を響かせる闇尾咬の言葉に、そんな呟きを零す神山・刹那(梟雄・g00162)。まあ実際、喋れるだけで知恵はあまりなさそうではある。が、それでもその数が脅威なのも、また事実。
単体でも耳障りなその声は、重なり合うともっとやかましい。そして単に不快と言うだけではなく……その叫びがパラドクスとなって、迫りくる。
「まぁ、そんなことどうでも良いんだがな。数を頼りに攻めてくるやつにやる程俺の首は安くねぇんだ……!」
妖気によって崩れ行く足元。それに足を取られるより早く、一歩を踏み込み、加速する。大地が崩れるより早く、翼を負うかの如く。その速度そのままに繰り出す、神速の一閃。
それが1体の闇尾咬を断ち斬り、そしてすれちがい様にもう一体。斬られた事に遅れて気づいた闇尾咬が、血を流しながら地面に落ちていく。
『『ディアボロス! ディアボロス!』』
「ちっ……!」
早くも2体を倒したと言うべきか、それともまだ2体というべきか。敵の数は多く、そして数は脅威である。
逆説連鎖戦においてはどれほど実力差が離れていても、敵の攻撃を完全に回避する事は不可能。崩れた地面から飛び散る石片や、振るわれる闇尾咬の尻尾が、刹那の身体に傷を蓄積させる。
また、基礎的な技能の果たす役割は、パラドクスに比べて大きく劣る。肉体を強化したり並外れた破壊力を生み出す事は、パラドクスの力を借りなければ不可能だ。
ゆえに数と言うのはそれだけで脅威となる。ただ戦闘面だけに限れば、どれほど技量に劣ろうとも、目の前の大群は侵火隊よりも手強い相手と言えるだろう。
「大地を覆い被す? その程度で俺の首が取れるか! 俺の首が欲しければ溶岩の塊を被せるくらいするんだな!」
そんな道理を理解した上で、だが刹那は闇尾咬へ向けて叫ぶ。相手を威圧し、己を鼓舞する事で、傷の痛みを堪えて戦場を駆け抜ける。
たとえどれほど数が脅威であろうと、その数に磨り潰されるなどまっぴら御免だ。もちろん、強い相手なら負けて良いと言う訳でもないが。
「まあ、複雑な戦法を取るような感じではないのが、救いかな……!」
一角・實生(深い潭・g00995)もまたそんな数の脅威を理解した上で、刹那の叫びに鼓舞されるように戦意を滾らせる。その手に構えるは大口径の狙撃銃。闇尾咬に狙いを定めると、素早く引き金を引いていく。
『ギャア、ギャアッ……グギャアッ!?』
「全く、狙っている暇もない……!」
狙撃手らしくはないが、数が多い分一体一体に時間をかけてはいられない。それでも短時間でなるべく、相手の急所を狙って弾丸を放つ。
口の中、鱗の隙間、角の根元。連続して叩き込めば闇尾咬は苦痛にのたうつが、その激しい身悶えが地面を揺らがして。
「くっ……!」
足元の大地がぽっかりと開けば、咄嗟に跳び上がり、【エアライド】で空を蹴る。そのまま大きく跳び下がらんとする身体を、闇尾咬の尾がしたたかに打ち据える。
後ろに跳ぶ勢いでダメージを抑えながら、無事な地面に着地して。単発のダメージ自体は小さいものの、これが蓄積していけば厄介なのは間違いない。
「ふぅっ……せめてあの穴が塹壕に使えれば良いんだけどな……!」
埋め立てられていく地面をちらりと見ながら呟きを零すが、流石にそれは難しい。パラドクスの用途の大半は戦闘に限られる――どのようなパラドクスであれ、突き詰めればそれは『相手にダメージを与える方法』に過ぎないのだ。
闇尾咬のパラドクスも、『こちらを生き埋めにしてダメージを与えるパラドクス』であり、それを穴を掘る事に使う事は出来ない。まあ破壊の余波はあるので、多少地盤は緩くなるかもしれないが。
「まあ、使えない物は仕方ない。泣き言を言わずに走るか……!」
ひとところに留まれば、そのパラドクスの良い的だ。飛び散る石片をショットガンで撃ち落としながら、戦場を駆け回っていく實生。
【神速反応】の使用条件は『他の行動を行わず集中している間』、走れば当然使えないが――まあ元よりその手の残留効果は、戦闘であまり頼れるものではない。それよりも素直に動き回る方が、相手の攻撃は凌ぎやすいだろう。
『『ニゲルナ! ニゲルナディアボロス!』』
そんな實生を、あるいは刹那追いかけながら、けたたましく鳴き喚く闇尾咬。2人だけこの数は、流石にジリ貧――。
「ふむ。蒲焼きにしたらひょっとしたら食えそうな見た目だが……まあ、試すわけにもいかんな」
「……いや見た目に食えんだろ。試すまでもなく」
と、そんな状況を覆すべく、救援機動力によって駆けつける新たなディアボロス。陳・桂菓(如蚩尤・g02534)の素直な感想にツッコミを入れつつ、エルフリーデ・ツファール(紫煙の魔術師・g00713)はざっと敵陣を見渡していく。
「ともあれ……小田原城と言やァ、上杉や武田の攻撃にも耐えたっつー無敵の城だよなァ?」
あくまでそれは最終人類史の話ではあるが、その歴史を元にしたこの天正大戦国の小田原もまた、堅城。そこにこの数で籠もられれば、攻めあぐねるのは間違いないだろう。
「さっさとここで潰すに限るってことか。つまりは殲滅戦、いいね! わかりやすくて助かるぜ!」
そんな現状を確かめると、ニヤリと口元を笑みに歪める。ギザ歯を剥き出しに樫の杖を構えた彼女は、そこにパラドクスの魔力を収束させながら、高らかに叫び。
「よっしゃ桂菓! 見敵必殺だ! 片っ端からぶっ殺すぞ!」
「良いけど敵の攻撃には気をつけろよ。お前は固定砲台もやしっ子なんだからなっ!」
それに応じた桂菓は、得物の日本刀を抜き放った。鬼王丸の銘を持つその刀の切っ先を、真っ直ぐに闇尾咬に向けて。すると殺気を向けられた闇尾咬の方は妖力によって地面を透過し、潜り込んでいく。
『ディアボロス! アタラシイディアボロス! コロス!』
「……地面の中に引っ込まれたのでは、斬るも突くもかなわんか。なかなかに面倒くさい敵だな」
舌打ちしつつも神経を研ぎ澄ませ、ゆっくりと呼吸を整える桂菓。地面にパラドクスの力を這わせると、【トラップ生成】によってトリモチ地帯を作り出していく。
もちろん相手はクロノヴェーダ、トラップで動きを止める事など不可能。だが、僅かにでも動きの妨害になれば、それで十分。
『グガァ!!』
「……来たなっ!」
その地面から飛び出し、こちらに喰らいつかんとする闇尾咬……その牙に肌を裂かれながらも構わず、振り上げた足を大地に振り下ろした。闘気がその足から大地に伝わり響くと、未だ半身を地面に埋めている闇尾咬に伝わって。
大地を砕き爆ぜさせるその衝撃によって、弾き出される闇尾咬の巨体。こちらは踏み締めた足へとさらに力を込めると、跳ね上げられた相手へ追いすがる。
「空中じゃ……地面には潜れまい!」
『ギャアッ!?』
綾杉肌の刃紋を輝かせ、跳躍の勢いを乗せての一閃。斬れ味鋭い鬼王丸の刃は、闇尾咬の身体を両断する。
「……しまった。エルに追い打ちさせてやるつもりだったのに、私だけで斬り捨ててしまったな」
「いや、そんな気遣いは別に要らんがっ!」
その戦果に対して眉を寄せる桂菓に返しつつ、エルは樫の杖に集めた魔力を解放する。狙いは空中に躍り出た桂菓の着地を狙わんと、地面に潜ろうとしている闇尾咬。収束した魔力を解放すると、黄金色の輝きが地を裂くように放たれる。
「桂菓が派手に動いてくれりゃあ、それに反応した敵が釣れる。それを狙うのが、狙撃手の役目ってねっ!」
『ギィッ
……!!』
火の魔力を収束させたその魔砲は、相手を焼くのではなく吹き飛ばす。強烈な衝撃を受けて弾かれた闇尾咬は、地面に完全に潜るのを断念し、だが代わりにエルへの反撃と、地面を泳ぐように迫り来て。
「ちっ
……!!」
その技量はともかく、速度だけなら相当なもの。一気に間合いを詰めて来た相手の角が、飛び退いたエルの身体を掠めていく。直撃は避けて傷は浅いが、その傷口から発される、刺すような激痛。
「傷は何とでも我慢できるが毒は厄介だな……!」
相手の間合いから離れながら咄嗟に懐に手をやると、取り出したのは黒いシガレットケース。そこから一本煙草を咥えて火を付けた。
パラドクスで受けた毒には気休め程度の毒消しだが、無いよりはマシだろう。痛みを誤魔化すように、強く噛み締める。
「全く、気をつけろ! だから言ったろ、もやしっ子だって!」
「だったらそっちも派手に目立ちな! そっちの方が、私も仕事がやりやすいさ!」
着地してそんな声をかけてくる桂菓に対して、返しつつ杖の次の相手に狙いを定めていくエル。こちらは、もう一人の狙撃手とは違って動き回らず足を止めて戦う。
それは戦闘スタイルの違いもさる事ながら、相手をするパラドクスの違いもあるだろう。
「こっちは足を止めてりゃ埋められるからなぁ……!」
足を取ろうとするその陥没から逃れるように跳び、ぼやきながらも闇尾咬を撃ち抜いていく實生。銃弾を撃ち込んでの反撃で、的確に相手の数を減らしていく――が、相手の士気は一向に落ちる様子はない。
『ディアボロス、コロス! ディアボロス、コロス!』
「全く……頭が悪い敵ってのも良し悪しだね!」
先ほどの侵火隊は、その強い使命感から劣勢にも屈しなかったが、闇尾咬はそもそも、劣勢を感じ取る頭がないように見える。全く勢いが衰える事もなく、パラドクスを振り撒いてくるのだから厄介だ。
「まあ、いくら元気があろうと、全部倒せば関係ないね!」
「それはそうだ……まあ、地道に、か!」
とはいえ脅威なのはその数、ならば減らせば圧力は弱まる。個々の実力で言えば、やはり有象無象ではあるのだ。近道などなく、確実に数を減らす事こそが勝利への道。
刹那の叫びにそう応じながら、引き金を引き続けていけば――そのうち、相手の底も見えてくる。
『『ディアボロス! ディアボロス、シネ! コロス……ギャアッ!?』』
「最後まで元気な事だが……他に言うことはないのかね!」
蓄積する毒の痛みと気だるさに耐えながら、残り僅かな闇尾咬に対して魔砲を叩き込むエル。桂菓を狙っていたそれを吹き飛ばすと、逆にエルを狙っていた闇尾咬の前には、桂菓が立ちはだかり。
「行かせる、かっ!」
『グギャアッ!!?』
地面に潜った相手を、その地面ごと爆ぜさせて舞い上げる。それを追いかけて跳びながら、しっかりと刀を振り上げて。
「これで……最後の一体だっ!」
『ガガァッ
……!?』
一閃……その巨体を、縦一文字に断ち切って。墜ちた闇尾咬はそのまま、大地へと還っていった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
「ディアボロスめ……どこまでも我らの邪魔をしてくれる!」
闇尾咬の大軍勢を打倒したディアボロスの前に、アヴァタール級天魔武者が駆けて来た。『岡部元信』――最終人類史において今川、そして後に甲斐武田に仕えた勇将の名を持つその武者は、その槍を構えてこちらを睨みつけてくる。
「このままでは義元様へ顔向け出来ん……かくなる上は、そなたらの首を取って手土産としてくれよう!」
手勢を失ってなお、その戦意は高い。決して侮れる相手ではないのは間違いない。
ただ甲相駿三国同盟の情報は、今のディアボロスにとっては重要な情報だ。戦いの前に問いかけて見るのも、一つの手だろう。
もちろん相手は律儀に質疑応答をしてくれる訳ではなく、情報を引き出すにはそれなりの話術が必要ではある。それが思いつかないのなら、このまま戦いを始めてしまっても良い。
エルフリーデ・ツファール
陳・桂菓(g02534)と
アドリブ連携歓迎
残すはアヴァタール級ただ一匹か。
口から泡噴出しかねないくらいご立腹だが、なんか聞くことあるか桂菓?
……だよな。『賢者は黙して語らず』って、ここで使うのは間違ってる気もするが別にあいつとおしゃべりしに来たわけじゃないし。
さっさと片付けて一杯やりに行くとしようぜ。
先の戦いでは桂菓が隙を作って私が撃つってカタチだったからな。
今度は好きに桂菓を動かしてやろう。
パラドクスで生み出された深紅の糸で【捕縛】を狙おう。
しかも金属鎧だろうと簡単に【解体】出来る熱伝導率と切断性だ。
ちんたらやってるようじゃあ、桂菓どころかこっちにも食われかねんぜ。
相手の反撃に対しては取れる手段は少ないな。防御を固めるのと桂菓には私がどうこうなっても諸共やれと伝えるとしよう。
どうせディアボロスなんて死ななきゃ安いもんだしな。
陳・桂菓
エルフリーデ(g00713)と共闘。
岡部元信。今川の忠臣だったか。人類史では、今川の没落後はその忠を武田に捧げたようだが。
名を奪ったアレは未だ義元の旗下ともなれば、メカ一倍張り切っていたのだろうさ。
ま、確かに語る口は持たん。というか、何を尋問すれば良いやら良くわからんゆえ、どっちかといえば愚者寄りじゃないかとも思うが。
とまれ武辺の者らしく、口より槍で語るとしよう。
使用武器は大矛『亢竜』
敵の剛槍一閃はシンプルなパラドクスらしい。迷うところだが、こちらも多芸な方ではないし、シンプルに迎撃しよう。
目一杯の闘気を研ぎ澄ませ、魔力の刃にも抗えるくらいの力でもって【昂凰剛翼翔】の刺突、斬撃を叩きつける。
小細工は脇に置いて、速度と威力をもっての激突。少なくとも攻撃力でいえば最大値が出せるのが、このやり方だ。
極論、拮抗しかできないとしても構わない。注意がこちらに向けば、搦め手のエルの嫌がらせが通る。あちらに注意が向けば、私の槍が通る。
「諸共と言われても、そういう性質の技でもないんだがなぁ……」
「岡部元信。今川の忠臣だったか」
今川の没落後は武田に忠を捧げたようだが……と、最終人類史での知識を思い返す陳・桂菓(如蚩尤・g02534)。
「名を奪ったアレは未だ義元の旗下ともなれば、メカ一倍張り切っていたのだろうさ」
「口から泡噴出しかねないくらい、ご立腹だしなぁ」
エルフリーデ・ツファール(紫煙の魔術師・g00713)もそれに同意し、元信を見やる。まあ天魔武者なので唾液は無いが、代わりに湯気でも吹き出しそうな気配ではある。
「で、なんか聞くことあるか桂菓?」
「ま、確かに語る口は持たん」
ともあれそんな元信に対し、戦闘準備を整える2人。情報を引き出す機会ではあろうが、何より重要なのは、ここでこの将を討ち取る事だ。
「だよな。『賢者は黙して語らず』……って、ここで使うのは間違ってる気もするが」
「何を尋問すれば良いやら良くわからんゆえ、どっちかといえば愚者寄りじゃないかとも思うが」
肩を竦めつつも桂菓が構えるのは、長柄に両刃直剣の大矛。闘気を研ぎ澄ませてパラドクスの鳳凰をその身に纏うと、元信めがけて踏み込んだ。
「――とまれ武辺の者らしく、口より槍で語るとしよう!」
「ふんっ……なれば我が槍で、断末魔を語るが良い!」
対して元信もまた、自身の槍に魔力の刃を纏わせる。忠義を篭めた剛槍が振るわれ、こちらの刃と真っ向から打ち合った。金属と金属がぶつかり合う、甲高い轟音が戦場に鳴り響く。
「ぐっ
……!!」
「ぬぅっ
……!!」
衝撃に互いの身体が押され、呻きと共に一歩を下がる。だがそこでグッと踏み留まると、もう一度の踏み込み、もう一度の斬撃。
それもまた正面からぶつかり合い、再び互いの体が弾かれる。
「迷う所だが、こちらも多芸な方ではないからな……シンプルに打ち合わせてもらう!」
「ならば我が忠義の刃、その身で味わえ!」
小細工を脇に置き、速度と威力をもっての打ち合い。ひたすらに正面から相手をねじ伏せんと、互いに己の渾身を叩きつけ合う。幾度となく刃がぶつかり合う度、鳴り響く轟音。そこからの余波が、互いの身体を傷つけるほどだ。
とはいえ、技量はさておき頑丈さに関しては、ディアボロスよりもアヴァタール級のクロノヴェーダの方が上。このまま単騎で打ち合っていれば、流石にジリ貧ではあり――。
「このまま押し切ってくれる――むっ!?」
「さっさと片付けて一杯やりに行くとしようぜ!」
そしてもちろん、別にこの戦いは一騎打ちではない。その激突に介入すべく、エルフリーデが伸ばすのは深紅の糸。それが元信の身体に巻き付き、動きの妨害を図る。
「さっきは桂菓に隙を作ってもらったからな。今度は私が、好きに桂菓を動かしてやるさ!」
「ぬぅぅ、小癪なっ!」
それは知人が扱う極細の斬糸に、エルフリーデが火の属性を付与した事で生まれたパラドクス。燃えない糸に熱を纏わせた、金属をも断ち切る赫い糸。
動きを縛るどころではない。そのまま相手の身体を溶断せんと、しっかりと相手に絡みつかせていく。
「ちんたらやってるようじゃあ、桂菓どころかこっちにも食われかねんぜ?」
「ふんっ……舐めるでないわ、ディアボロスめっ!」
だが元信はその糸を絡めたまま、桂菓との打ち合いを中断して一気にエルフリーデへと突撃して来た。赫糸が装甲に食い込み傷をつけるが、それで相手の動きが止まる事はない。
確かに捕縛も解体もエルフリーデの得意とする所だが、逆説連鎖戦において最も重要となるのは、そのパラドクスを象徴する三技能だ。それ以外の技は絶対的な力とは成りえず、それでは元信の身体を捕縛しきれない。
真っ直ぐに繰り出される鋭い刃が、こちらの身体を貫いてくる。
「ぐぅっ……!」
「潰れるが良いっ!」
咄嗟に防御を固めて貫通は避けるが、元信は構わず突撃を続け、こちらの身体を運んで来る。そのまま近くにあった岩に背を叩きつけられ、苦悶の声と共に口元から血を溢れさせた。
「ちっ……大丈夫か、エルっ!?」
「はっ、どうせディアボロスなんて死ななきゃ安いもんだ……!」
その姿に舌打ちを一つ、慌ててそれを追いかける桂菓。だがエルフリーデは苦悶しながらも、自らに刺さった元信の刃を両手で掴んでいく。
「むぅっ……離さぬかっ! 離さぬならばっ……!」
「私がどうこうなっても諸共やれ!」
元信はそんなエルフリーデごと、力任せに剛槍を振るおうとして来る。それが可能なほどの膂力もあるが、それでも槍を振るうには重石である事は事実。
「諸共と言われても、そういう性質の技でもないんだがなぁ……!」
「ぐぉっ
……!!」
それによって振りが遅れたその隙に、桂菓の大矛が元信を貫いた。鳳凰を背負って加速した突きの一撃は、相手の硬い装甲をも貫き、腹部に強烈な衝撃を叩き込む。
その衝撃に元信の槍先もぶれて、反撃の狙いが反れる。その隙に槍の切っ先を腹から引き抜き、なんとか脱するエルフリーデ。
「おい、大丈夫か?」
「あー、死んでないから大丈夫じゃないか?」
気遣いの言葉に投げやりに言い放ちながら、改めて元信に視線を向けるエルフリーデ。まあ実際、腹を一度貫かれた程度では、ディアボロスが死ぬ事はない。
一方でそれは、クロノヴェーダも同じ事。大矛と赫糸の傷を受けてなお、堂々と両の脚で立ち、こちらを見返してくる。
「ふん、やってくれる……だが、まだ。義元様への忠義果たすまで、死んでも死にきれんわ!」
「見事な忠義だが、生憎と首を渡してやる訳にもいかんな」
槍を構える元信に対し、言い返し構える桂菓。エルフリーデも改めて、相手の隙を探るように視線を向けていく。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【乗物改造】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
エレオノーラ・アーベントロート
うふふ、いいですわねぇ。
わたくし、忠義の士は好きですわよ。
けれど、知っていまして?
世の中には自分が安全な場所にいるうちは忠義を謳いながら、自分の身が滅ぶ直前になると翻す、美しさの欠片もない者もいますの。
あなたがそんなつまらない紛い物ではないこと、期待していますわよ?
岡部元信と正面きって戦闘。
せっかく愉しそうな勝負なのに、ちまちました小細工なんてつまらないものを持ち込むつもりはありませんわ。
電磁レールガン「フェアレーター」を構え「第四十の魔弾【破鎧】」を投射。
堅牢な鎧甲冑や魔力障壁ごと砕く魔弾で攻撃を行いましょう。
接近し、槍で薙ぎ払いを仕掛けてくる敵に対してはフェアレーターを盾のようにして防御、直撃を防ぎますわ。
防ぎきれず切り裂かれても、戦いはそういうもの。笑って愉しく戦いを続けましょう。
うふふ、盛り上がってきましたわね!
ボロボロなのに真っすぐで。気を抜けばこちらの首が飛びそうですわ。
最期までそうあることを期待しますわ。わたくしも――きっちり、ブチ壊して差し上げますから!
「うふふ、いいですわねぇ。わたくし、忠義の士は好きですわよ」
槍を構える元信の姿に、楽しげな笑みを弾ませるエレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)。
「けれど、知っていまして? 世の中には自分が安全な場所にいるうちは忠義を謳いながら、自分の身が滅ぶ直前になると翻す、美しさの欠片もない者もいますの」
「義元様への我が忠義を疑うか!」
その挑発に激怒し、槍を掲げて突撃してくる元信。その反応にますます笑みを深めるエレオノーラも、重い電磁レールガンをグッと持ち上げて。
「ええ、ええ。あなたがそんなつまらない紛い物ではないこと、期待していますわよ?」
「ぬぅおっ
……!?」
突撃に対して正面から、魔弾を一発叩き込む。相手は魔力障壁で阻まんとするが、着弾と同時に魔弾が爆ぜる事で、生じた衝撃波で守りを打ち砕いた。
徹甲に特化した四十番目の魔弾は、相手の内部にまでダメージを響かせていく。
「いかがかしら?」
「っ……ふんっ、この程度でっ! 我が忠義は潰えぬわっ!」
だが相手の方も自らのダメージを顧みず、その槍を大きく振り回し、力の限りに薙ぎ払って来る。レールガンを盾にして阻もうとするも、相手の膂力に捻じ伏せられ、防ぎきれない。
エレオノーラの身体に一文字の傷が刻まれ、鮮血と共に後退させられてしまう。だがそれでも彼女の口元から、その笑みが消える事はない。
「うふふ、盛り上がってきましたわね! 戦いとは、こうでなくてはっ!」
「はっ、貴様こそその昂揚、いつまで持つか見ものだな!」
さらに続けざまに振るわれる槍。それに対して引く事なく、至近距離から放たれる徹甲の魔弾。激しい衝撃が装甲を砕き、斬撃が柔肉を切り裂いて。
「ああ、ボロボロなのに真っすぐで。気を抜けばこちらの首が飛びそうですわね!」
「抜かずとも飛ばして、義元様に捧げてくれるわ!」
小細工抜きの真っ向勝負。それが真に一対一であれば、流石にディアボロスがアヴァタール級に勝つのは難しい。だが、元信の身体には先だっての別のディアボロスとの激突によって、深い傷が残る。
そもそも本来ならばとうに、壊れていてもおかしくないのだ。それほどの傷を追ってなお肉薄してくる元信の気迫と闘志、そして忠誠は、驚嘆すべきもので。
「ぐっ……!」
「ええ、ええ。わたくしの期待通りでしたわ。ですから、楽しませてくれたお礼に――」
それでも、闘志のみでは限界も来る。ついに元信の脚から力が抜け、膝を地についた。槍を支えに懸命に立ち上がろうとする元信だが、もちろんそれを黙って見守る趣味はない。
「――きっちり、ブチ壊して差し上げますわ!」
敬意を示せばこそ、最後まで手を抜かない。レールガンの銃口を、真っ直ぐに相手の頭部に向けるエレオノーラ。そうして放たれた砲撃が、相手の最後の力を振り絞った障壁へと接触し。
「義元様っ……申し訳っ――」
その爆発が元信を飲み込み、その生命をも吹き飛ばした。
「ふぅっ……素晴らしい戦いでしたわ」
得物を地に下ろし、満足気に吐息を漏らすエレオノーラ。これで、小田原城への援軍は、阻止する事が出来ただろう。
年が明けてディアボロスの前に待つは、堅牢不落の小田原城。相模国の解放は近い。
だが、今川義元もこの程度では引き下がるまい。大戦国の戦いは、なおも熾烈さを増していく事だろう――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!