イースター神秘のお宝!(作者 baron)
#黄金海賊船エルドラード
#邪神獣の浮島襲来、イースター島争奪戦
#邪神獣の浮島
#復讐召喚戦
#会話はしてもしなくても良いです。
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「マーレ・パシフィカム海賊団は、これより、邪神獣の浮島の目的地である冥海機ヤ・ウマトのイースター島に突入する」
邪神獣の浮島から海賊船『海の巨人号』が出陣する。
指揮するのは当然、ジェネラル級アビスローパーであるモビィ・ディックだ。
「イースター島には冥海機の防衛部隊が展開しているだろうが、最精鋭たるマーレ・パシフィカム海賊団の敵では無い」
その言葉はどこか軍隊めいている。
いや、荒くれ者の海賊ゆえに実力者が下の者を圧し、海の掟で縛る様は軍隊めいている事もあるという。
「既に勝利は約束されている、唄え! 貴様らは何だ!」
「我ら海賊、お宝の為に命を懸けるロクデナシ!」
「負ければ文無し、勝てば酒で何もかも台無し!」
「ヨーホー声を揃えて何をする!」
「漕げ漕げお宝を目指せ!」
モビィ・ディックの言葉に海賊たちは唄声をあげる。
それは怒号のようで内容に意味はなく、しかもグループごとに歌詞まで不統一。
「よろしい。あとは、勝利の果実を摘み取るだけだ!」
「「「おおおお
!!!」」」
それは鼓舞と言うよりは勝利宣言であり、命を懸けてでもつかみ取るという精鋭たちの覚悟でもあった。
●
「ミッドウェー海戦の為に手薄になったイースター島の制圧作戦を行う事になりました」
「へー。そうなんだ。というか、ミッドウェーってあたしでも知ってる激戦だよね。同時に色々あり過ぎぃ」
南河・緋奈子(人間の陰陽師・g03255)の言葉にザウルスが千切れた指を加えて応じた。
ただしくはハロウインの準備をしていた一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が生にしか見えないソーセージをかじっているだけである。
「イラン高原や羅生門の頃を思い出すよぉ」
「そうですね。でもイースター島はおめでとう! とは言いませんから注意が必要です。さて、現在ではこの島は予測通りに放棄されて冥海機戦力は撤退しております。よって制圧自体は問題無く行えるのですが、予測していない状況が発生しました」
黄金海賊船エルドラードでディアボロスが追跡していた『邪神獣の浮島』が、イースター島沖合に出現しようとしているのだという。
「ふむ。どうやら、イースター島にはアビスローバーが求める何かがあるようだね」
「アビスローバーがイースター島を制圧すれば、何が起こるか判らないね。なんとかしなきゃっ」
「そこで急ぎイースター島に向かい、『邪神獣の浮島』と共に現れるアビスローバーの大軍勢から、島を守ってください」
ディアボロスたちが語る内容に緋奈子は頷いた。
このまま抑えられる島を敵に渡す訳にはいかないからだ。
ちなみにそこにはキョンシーやら雪女やら吸血鬼やら色んな装束の試着をしているようだった。まだ少し早いが準備段階なのだろう。
「でも……どうせなら、やって来るジェネラル級。倒してしまっても、良いんでしょ?」
「ならば我らの誰かがこの任務を受理して、やってしまうのじゃ」
「そ、その辺りはスケジュール次第、です」
その上で、出来るならばジェネラル級も倒してしまおうと別の仲間達が続いた。
ドラゴンやらニャンコやらホネホネだったり色んな仲間たちが、我も我もと声を上げる。
「ジェネラル級……そうですね。『邪神獣の浮島』から出撃して来るのは、ジェネラル級アビスローバー『モビィ・ディック』の最精鋭部隊、マーレ・パシフィカム海賊団です。このマーレ・パシフィカム海賊団は、上陸用の小型船を駆使して、イースター島各所のモアイ像付近の海岸に上陸、モアイ像周辺の確保を狙います。逆にいえばそこが狙い目でしょう。敵の位置が固定されますから」
上陸ルートなどは予測できるので、まずは、敵の上陸に備えて防衛拠点を設営して迎撃準備を行うだけだという。
あとは、上陸して来る敵を迎撃して撃破してイースター島を守り切れば作戦成功となるだろう。
「その上でマーレ・パシフィカム海賊団は精鋭であり、この作戦の目的も良く理解しているので、うまくすれば、情報を得られるかもしれないですね。既に情報を全て得てしまっているだけだったり、喋らない場合もあるので、無理に話を聞き出す必要もありませんので、この辺りはお好みにあわせてどうぞ」
緋奈子は不要かもしれませんが……と前置きをした上で情報に関して告げておく。
この辺りは知るも知らないも相手次第であるし、情報が限定されて居たり、妙な事がポロッと出たりと安定しないので、微妙な所だろう。余裕があれば行う程度で良いかもしれない。
「イースター島の迎撃戦に成功すれば、エルドラード側の太平洋からディアボロスの海賊船団を冥海機ヤ・ウマトに突入させることも、邪神獣の浮島への奇襲作戦も実行できるでしょう」
ミッドウェー海戦も緒戦が終わり、今後に激戦が予測されている。
ただし撤退案もあったり強攻案もあったりと定まっていないし、またイースター島をアビスローバーに奪われるのは避けたいので、こちらの防衛も重要な作戦となるだろう。
「邪神獣の浮島は、太平洋における黄金海賊船エルドラードの最重要拠点でもあるので、これを撃破する事ができれば、アビスローバーの戦略を大きく揺るがす事になるはずです。イースター島の防衛だけでなく、邪神獣の浮島との決戦も見据えつつ、防衛戦を行ってください」
ディアボロスもだが、強大なクロノヴェーダも全て実行可能な訳ではない。
少なくとも浮島は相手の要衝であり、そこを落せるかが一地方が丸まる脱落するかしないかの瀬戸際である。
ここで全力を尽くす価値はあるだろう。
●
「イースターは神秘の島であり、また東洋を目指すには避けて通れません。ここが我らの命を懸ける時でしょう」
「ですが……ディアボロスは強大と聞きますが……」
境界の霧を越えた時、指揮官である神父が語り始めた。
配下であるシスターたちは勇猛な者も居るが、そうでない者も居る。
「かもしれません。しかし、その程度は我らを鍛え上げ、より拡大するための試練とも言えます。負けるわけにはいきません」
「そうです! 冥海機など既に恐れるに足らず! ディアボロスを倒してこの試練を乗り越えましょう!」
神父はディアボロスの強大さを理解していた。
だが、同時に反骨心がムクムクと湧いてくる。まるで何処かのバスク人の様だ。
更に言えば命を懸けてでも、東洋方面へ神秘の探求をしたいという気持ちがある。
「そして我らが将が進むのです。付き従う者もまた声を上げ拳を掲げるのは当然ではありましょう。道はかくあります」
「「はい!」」
上司が進むならば部下が進むのも当然。
まるで軍隊の如き忠誠心を抱く精鋭部隊。
それがこの部隊であり、少なくとも彼ら彼女はそうであった。
率いる指揮官の名はザビエル。ラ・コンパニーア・デ・イヘスス会の聖人の名前を奪い騙った男である。
リプレイ
一里塚・燐寧
【燐五】
わーお、ここがイースター島!
眼ついたモアイあるじゃん。いやー、近くで見たいなぁ
ピラミッドほどじゃないけどマニア心を擽られるよねぇ
逆説連鎖戦を有利にする防衛施設ってのは、敵が上陸してモアイに近づいた時に不意打ちするまでの隠れ場所になりそだねぇ
ほらー。クロノ・オブジェクトでもない壁を作ったところで、秒で壊されちゃうしさ
じゃあ伏兵穴でも掘ってみよっか
モアイ像が見えるけど近づぎない所で、≪妖シャベル≫を手に穴掘り開始!
こーゆー蛸壺壕はふつーは一人だけ入れるサイズだけど、今回はちょっと欲張って「小柄な女の子なら密着すれば二人入れる」ぐらいに
【怪力無双】でパワーを上げてガンガン土を掻き出し、五月姫ちゃんにも残留効果と普通のシャベルを渡して、スピード工事だよぉ
出来上がった穴は、周囲の大地を覆う土や芝みたいな短い草と同じ色合いの布やシートで隠して、ちょっとだけ捲りながら外を覗けるように
お互いの身体をぎゅっとくっつけ合いながら、双眼鏡を覗き敵の到来を待つ
んふふ。狭いけど。作戦だから仕方ないかなぁ~
瀧夜盛・五月姫
【燐五】
これが噂の……ゴーレム!
普段は監視装置。だけど島の危機で、地中に埋まった、躯、顕わにしたり、合体して合体石像超々々々弩級モアイになったり、するんでしょ。目からビームなんてことも……
大丈夫、大丈夫、わかってる。あとは、操作会得なんかで動かせば、完璧に……
ん、知ってる、像にはなにもないって。七曜の戦、報告書にあった
どうしてそこは、改変、しなかったの。クロノヴェーダ、ゆるすまじ
共同作業、だね
シャベルを受け取って、塹壕を掘り進めつつ、考える
そうだ、罠を張って、攪乱、しよう
例えば……踏むと大きな音の鳴る爆竹とか、アビスローバーの習性を逆手に取った宝箱を置いたりとか
効果はないだろうけど十字架なんてのも、置いてみてもいい、かもしれない
「気を取られそうなもの」を、隠したり、露骨に晒してみたり、してみよう
それらは見た目以上の動きはしない。気を取られたことで塹壕という存在を一瞬でも意識から外させる、そんな罠
設置が終わったら、燐さんとふたりで、塹壕に……燐さん、これ、すこし動きにくくない、かなぁ……?
●
「わーお、ここがイースター島!」
来ました、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は神秘の島イースターへ! もちろん祝祭のイースターとは関係ない……わけではなく、イースターの日に発見されたからである。
「これが噂の……ゴーレム!」
瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)は目をキラキラさせた。そこでモアイを見たのである。
「普段は監視装置。だけど島の危機で、地中に埋まった、躯、顕わにしたり、合体して合体石像超々々々弩級モアイになったり、するんでしょ。目からビームなんてことも……」
「五月姫ちゃん……それは……」
恋人の表情に燐寧は何も言えないでいた。
モアイは神秘の塊だしロマンもある。
だが考古学好きである燐寧はモアイの動かし方を知っているのだ。建築土木工学のスキルはなくとも、病床にずっと居た時代に教養系のテレビを見ていたのでロープ二本を巻き付けて、回転するコインが倒れないようなバランス取りで捻って捻って動かしたという最新研究は知っていた。
「眼ついたモアイあるじゃん。いやー、近くで見たいなぁ」
「大丈夫、大丈夫、わかってる。あとは、操作会得なんかで動かせば、完璧に……」
微妙に話を変えた恋人に五月姫は笑顔で答えた。
恋人の趣味は知っている。もしモアイの眼に着眼するならば……ネフェルティティの胸像あたりを引き合いに出したであろう。
「ん、知ってる、像にはなにもないって。七曜の戦、報告書にあった。どうしてそこは、改変、しなかったの。クロノヴェーダ、ゆるすまじ」
そう、戦争だ。七曜の戦いに前後する調査で色々調べられていた。
ロマンは既に失われているのだ。悲しいけど、これって戦争なのよね。
「ピラミッドほどじゃないけどマニア心を擽られるよねぇ。んじゃ、本命の作業にいっちゃおっか」
「ん。共同作業、だね」
こうして二人は愛の巣を作りに行ったという事であった。
めでたし、めでたし? と行けば良かったんだけどねー。
残念ながら愛の巣では駄目な理由があるのさ。
だってしょうがないじゃない。身もふたもないパラドクスの法則破壊ってやつ。
「逆説連鎖戦を有利にする防衛施設ってのは、敵が上陸してモアイに近づいた時に不意打ちするまでの隠れ場所になりそだねぇ。ほらー。クロノ・オブジェクトでもない壁を作ったところで、秒で壊されちゃうしさ」
燐寧は砂のお城型モデルに掛けられた燐五姫という三つ目の表札を取り除いた。
簡単に壊れてしまう砂上の楼閣にこの名前は取り付けられない。
「じゃあ伏兵穴でも掘ってみよっか。塹壕ってやつだよぉ」
「見えなければどうと言う事はない。というやつ、だよね」
燐寧の提案だからというわけではなく五月姫は頷いた。
パラドクスによる攻撃には一般的な防御壁には基本的に意味はない。
巻きこまれて簡単に破壊されるレベルであり、低レベルのクロノオブジェクトだったとしてもその場に形が残るのが精々で、防御壁にすらならないレベルであった。だから『対象の位置が分からない』状態である方が有効なのだ。あと、資材も要らないしね。
(「こーゆー蛸壺壕はふつーは一人だけ入れるサイズだけど、今回はちょっと欲張って『小柄な女の子なら密着すれば二人入れる』ぐらいにしとかなくちゃねー」)
ふっふっふ、ふが三つ。
燐寧は愛の巣にすることはあきらめたが、恋人と密着することは諦めて居ない。
取り出した≪妖シャベル≫を手にモアイ像が見えるけど近くはない程度の位置に穴を掘る。口に出して居ないのは流石にキモいと言われるかもしれないと思っての自嘲=自重であった(多分言わないと思うけど一応ね)。
(「シャベル、だね。受け取った以上は、真面目に考えないと」)
好事魔多しとは『えっちなのはいけないと思います』という意味ではない。
五月姫は恋人がちゃんと説明しなかったため暴走していた。
(「そうだ、罠を張って、攪乱、しよう」)
忘れてはいけない、彼女は本来、クール系不思議ちゃんなのだ。油断すると直ぐにこうなる。そしてこうなってしまっては、パパ上でも止められなかった。だって頭が熱暴走して至高が固定されてるから主導権を奪えないんだよね。
(「例えば……踏むと大きな音の鳴る爆竹とか」)
(「アビスローバーの習性を逆手に取った宝箱を置いたりとか」)
(「効果はないだろうけど十字架なんてのも、置いてみてもいい、かもしれない」)
玉手箱ほしーなー。あれが一番有効なトラップなんだけどなー。
とか思いつつ色々模索して穴を掘って行った。
例えば『気を取られそうなもの』を、隠したり、露骨に晒してみたり、してみようとかいうやつである。
ザビエルに聞く物……東方テンプル騎士団とか、あるいは免罪符とかかな?
(「仕上げに周囲の大地を覆う土や芝みたいな短い草と同じ色合いの布やシートで隠して、ちょっとだけ捲りながら外を覗けるように……アレ?」)
燐寧はその時になって、恋人の諸行に気がついた。
思ったよりも大きな穴を掘り続け、中に何か置いているではないか」)
「五月姫ちゃん。それなあに?」
「見た目以上の動きはしない。気を取られたことで塹壕という存在を一瞬でも意識から外させる、そんな罠……かな?」
燐寧は見た。恋人である五月姫が塹壕みたいな穴にナニカを設置しているのを。
言われてみれば穴は有効と判っているので、幾つか掘って足止めの堀や罠を造り、間を繋いで塹壕にするのはアリである。
「とりあえず……ここを前衛兼時間稼ぎ用にしておいて、あたしたちはこっちに待機しよっか」
だが燐寧の煩悩は止まらなかった。
体が不自由というか鈍感な分、彼女の中のミクロコスモスは煩悩で埋め尽くされているのかもしれない。
「んふふ。狭いけど。作戦だから仕方ないかなぁ~」
「設置が終わったら、燐さんとふたりで、塹壕に……燐さん、これ、すこし動きにくくない、かなぁ……?」
やがて燐寧に蛸壺に引っ張り込まれた五月姫は、体をぎゅっとくっつけて二人で双眼鏡をシェアするのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
一里塚・燐寧
【燐五】
自分でこの状況に持ち込んだはいいけど、五月姫ちゃんが気になりすぎてびみょーに集中できないっ!
触れ合う体の柔らかさ、すぐ近くで漂う香りで乙女みたいにドキドキしながら、何とか索敵に励むよぉ
……おっとと、来たみたい
敵が罠に引っかかって足止めされたり混乱を生じたら、五月姫ちゃんと反対方向に飛び出して敵を挟撃!
頬を赤らめ、肌にうっすら汗が張りつつも、≪テンペスト・レイザー≫を握れば頭の中身は戦いに切り替わる
『屠竜技:散華乱刃斬』を放ち、無数の回転鋸刃と大気を裂く真空の刃で獲物を切り裂くよぉ
一閃にして多重の剣閃で大量のうねうね触手を攻撃に巻き込み、相手の手数を削ると同時にあわよくば首まで持っていっちゃおう!
奇襲で敵陣を削ったら反対側の道を切り開いてきた五月姫ちゃんと合流し、そこからは背中合わせに隙を庇いあいながら戦うねぇ
んふふ、ただいまーっ!
反撃の水流は得物の分厚い刀身を盾代わりに防ぎ、回転鋸刃で紛れた触手を断とう
はいはーい、五月姫ちゃんにキモい手で触らないでねぇ。タコキムチにしちゃうよぉ?
瀧夜盛・五月姫
【燐五】
イースター島。南半球はこの時期、夏って、聞いてたけど、すこし暑すぎない?
んむぅ。あまり動くと、汗、滲んじゃう。だけどしかたない
これからもっと、苛烈に燃えてもらう、よ。ねぇ、クロノヴェーダ
燐さんと合わせて、飛び出し、団体さんを挟撃、するよ
タコ焼きは、やっぱり、気の許した仲間と、シェアするもの、だからね
焦熱を操り、クロノヴェーダを丸焼きにする、よ
あなたの延びる、触手と、姫の、這う炎蛇。どっちが先に、捕まえられる、かな?
姫を絞ろうとする、触手には、炎の圧力で押し返す、よ
ん、おかえり
合流したら、そこからは、ふたりで敵の殲滅
燐さんの背中を、護るべく、より鮮烈に怨火を焼べる、よ
ここから先は、恋人である姫にアポイントメント、通してからでおねがい、します……だよっ
●
イースター島に上陸したディアボロスたちはクロノヴェーダを待ち受ける。
暫くして手漕ぎの小型海賊船でアビスローパー達がやって来るのが見えた。
「来たね。それにしても暑っ」
(「自分でこの状況に持ち込んだはいいけど、五月姫ちゃんが気になりすぎてびみょーに集中できないっ!」)
瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)と一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は塹壕の中で敵を見張っていた。双眼鏡だけを外に出してギューっと引っ付き虫。
「……おっとと、来たみたいだね」
「イースター島。南半球はこの時期、夏って、聞いてたけど、すこし暑すぎない?」
燐寧は触れ合う体の柔らかさや、直ぐ近くで漂う香りで乙女みたいにドキドキしながら、何とか索敵に励んでいた。だが、あまりにも集中し過ぎて五月姫の報告に気がつくのが遅れた。
「んむぅ。あまり動くと、汗、滲んじゃう。だけどしかたない」
パタパタと胸元で指を動かし、五月姫は風を送りながらタイミングを計った。
奇襲そのもの相手の攻撃を無効化する様な意味はない。
だが、相手の命中率を下げ、自分の回避率を若干上げるような効果がないわけでもない。そして何より、相手がどちら側に進もうとするのかを見ながら攻撃できるのは大きかった。
「すーはーっ。すーはーっ。いつでもイける準備良いよぅ」
恋人が出撃するタイミングを計る中、燐寧は深呼吸している。
深呼吸して精神を落ち着け、気合を入れている筈だ。うん、その筈だ。
だが、『ピンク髪は淫乱』という新宿に伝わるミームを信じそうになるのは記録人だけだろうか?
『よし。上陸して島を占拠しますよ』
『神秘の秘宝を求めましょう!』
アビスローパーたちは職種も使って器用にオールを漕いでいた。
そして島の沿岸に到着するや、次々と上陸して来る。
戦法であるシスターたちは、言葉遣いこそ丁寧であるが……その意欲はどのアビスローパーにも劣ってはいなかったのである!
「さん、に、いち!」
「じゃっイっくよー!」
敵はこちらの掘った塹壕が見えるか見えないかくらいの位置。
その辺りで恋人たちは飛び出した。
二人は島の奥側にある蛸壺穴から左右に分かれて進撃し、敵の手前にある横長の穴を迂回する直前で仕掛けるのであった。
その姿を見た敵は即座に動き出すのだが……。
足元に塹壕が掘ってあり、それを把握するために即座に動けないでいた。
『穴が……敵ですか!?』
「暑いよね。でも、これからもっと、苛烈に燃えてもらう、よ。ねぇ、クロノヴェーダ」
五月姫は薙刀を構えながら接近し、刃を中心に呪詛を集めていく。
そんな中で彼女よりも早く動き出す者が居た。
もちろん彼女の恋人である!
「キレイな散り際をあげるよぉ。感謝してよねぇ!」
燐寧は病人のように白い頬をうっすらと染め、肌が妙にツヤツヤ。
しかしチェンソー剣が唸れば即座に気分を切り替えて戦いに集中したのだ。
決して恋人との密着を反芻していたところで、タコ足シスターを見てスンとしたわけではない。
「切ら切れ、切る、切れる時!」
燐寧はチェンソー剣のノコギリ部分から無数の真空刃を放っていた。
それは敵を拒否する気持ちを押し付け叩き付け、加速させながらタコ足を切り払っていく!
『この程度、ただの試練ですわ! これを越えた時、神秘の宝が待ち受けている筈!』
「はいはーい、あたしいは良いんだけどさ。五月姫ちゃんにキモい手で触らないでねぇ。タコキムチにしちゃうよぉ?」
敵が放つ水流を受けるが、別に電ノコだからといって大ダメージにはならない。
天魔武者が漏電しないように、燐寧もまたチェンソーから漏電しないので平気な顔をしていた。
「今だよー!」
「タコ焼きは、やっぱり、気の許した仲間と、シェアするもの、だからね。焦熱を操り、クロノヴェーダを丸焼きにする、よ」
恋人の言葉を受けて五月姫は反対側から押していった。
薙刀の刃から呪詛の炎を放ち、薙ぎ払う動きで蛇のように巻き上げていく!
「地獄のような、怨火に、焦がされて」
『うう……負けませんわ』
その炎は敵の肌をはい回り、そのまま焼き焦がさんとするかのようだ。
大焦熱地獄も書く矢というほどだが、敵は燃え墜ちながらも反撃を敢行する。
『て、んた……る
……、……すたー!』
「まさか、関節技のまま……持ち上げ、る? でも! あなたの延びる、触手と、姫の、這う炎蛇。どっちが先に、捕まえられる、かな?」
敵の延ばす触手が五月姫を抱え込みながら空中に浮かび上がる。
それは五月姫が触手の動きに耐えながら力比べを、炎を放って行っているからだ。
無数の手で首関節に両腕、足首を固めまた裂きも同時に行おうとする強烈な関節技が迫る! だが、それを押し返そうとする炎が両者を浮かび上がらせているかのようだ。
(「むむ。向こう側の敵が合流しようとしているようだねぇ。テンタクル・ドッキングなんかやらせはしないよー」)
その様子を見守っていた燐寧は新手が増援として向かっているのを見た。
そこで塹壕を回り込み、五月姫の援護に向かって共同で倒すつもりであった。
「んふふ、ただいまーっ!」
「ん、おかえり」
燐寧が敵の行動をカットし五月姫とハイタッチ。
二人は背中合わせに成ったり、あるいは敵の動きに合わせて肩を並べて戦うことにしたのである。
「ここから先は、恋人である姫にアポイントメント、通してからでおねがい、します……だよっ」
「いえーす!」
こうして恋人たちは蛸シスターを打ち破り、敵指揮官を迎え討ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
一里塚・燐寧
【燐五】
日本史に詳しくないしクリスチャンでもないあたしには、ザビエルって名前の重さの全部は理解できてないかもだけど……
どす黒い欲望渦巻く大航海時代、信仰のために旅立って、現地の人に頑張って寄り添った人間ってのは大したもんだよぉ
そして何よりも!ミイラが残ってるのがめちゃくちゃロマン!
そんな凄い人の名前を変なカニが名乗るってのはいただけないよねぇ
五月姫ちゃん!こいつバラして鍋にしちゃうよぉ!
≪テンペスト・レイザー≫を手に、五月姫ちゃんと敵を挟み撃ちにするように戦うよぉ、ハサミだけに
相手が僅かでも隙を見せたら、神速の踏み込みから『屠竜技:急嵐の型』を発動!
初めの内は鉄塊みたいな刀身を叩きつけ、甲殻を陥没させたり打ち砕くことを重視
敵が負傷して中身が露出して来たら、傷から深々と刃を抉り込んで回転鋸刃で体内を絶ち切り、両断まで持っていくよぉ!
右腕が飛んで来たら得物を地に突き刺し、分厚い刀身でガード
腕が身体に戻るまでの隙を狙い素早く攻撃を仕掛けよう
ふー、今日もいい仕事したねぇ
早く茶屋に帰って休もっか~
瀧夜盛・五月姫
【燐五】
残るはアヴァt……クロノス級、か
“おー、ぐろりよざ、どみぬ”
念じるのは、聖母様へ? それとも、断片の王?
そんなに真っ赤、なっちゃって、炎蛇に巻き込まれて、オコ、させちゃった、かな
すこし、磯より出汁の香り、する気もする、よ
ん、今日が解禁日、だねっ
【大薙刀無銘瀧夜叉一振・改】、片手に、燐さんと挟撃
僅かな隙を見切り、胸部を狙って、薙刀を突き刺す
これがホントの「カニ刺し」っていう、やつ、だね
降りそそぐ、光跡には、最小限のステップで、極力致命傷を避けながら、さける
避けきれない十字架は、【雀の人形 “えんちゃん”】に身代わり、なってもらうよ。ごめんねっ
ん。いい香りの茶葉、手に入ったんだ
はやく、かえろう
指を絡めて、トレインまで、ひっぱるよ
アンゼリカ・レンブラント
今年のクリスマスは交際一年を経た
彼女と一歩進んで、ちう!(卓球風の素振り)
一歩進んで、ちう!(素振り)
そんな訳で先輩カップルさんの
燐寧たちのいちゃいちゃから勝手に学び取らせてもらおうかな
私彼女を真剣に愛してますので、押忍。
さて先輩カップルにクロノス級が間に入ろうとするなら
馬に蹴られてなんとやらの勢いで排除に協力するよー
攻撃のタイミングを仲間と合わせて
気合い十分にパラドクスの手刀を叩き込むっ
硬そうな甲羅だけど、こちらの鍛えた四肢はそれを割り裂いてやるからね
相手パラドクスのロケットバサミはしっかり盾で受け
障壁と腹筋を張って堪えるよ
いったぁ……でもこの体は千切れたりしないっ
今回は恰好よく燐寧と五月姫が決めてくれると思うから
POWで積極的に2人にディフェンスを入れ戦線を維持するよー
反撃も倍返しだーっ、て勢いで入れていくね
【ダメージアップ】の重なる攻撃はクロノス級にとっても痛いはず
ガンガンダメージを入れていこう
パワー全開の《神焔闘獅子断》でその甲羅、割り裂けーっ
さぁ、後はフィニッシュを宜しくだね!
●
「残るはアヴァt……クロノス級、か」
瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)は当初の目的を思い出した。恋人と一緒に来て茹っていたが、確かクロノス級が出てくると予測されていたはずだ。頭がポーッとし過ぎて、何処で断定されたかは覚えていないのだが。
「日本史に詳しくないしクリスチャンでもないあたしには、ザビエルって名前の重さの全部は理解できてないかもだけど……」
一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)は興味ないことはサッパリなので、ザビエルに関してはミイラになったこと以外は概要しか知らない。ネルソン提督がミイラになり掛かったけれど、酒に漬け込んで保存した為に、船員に殆ど呑まれてミイラになれなかったという話を聞いた時は残念がったほどだ。
「どす黒い欲望渦巻く大航海時代、信仰のために旅立って、現地の人に頑張って寄り添った人間ってのは大したもんだよぉ。そして何よりも!ミイラが残ってるのがめちゃくちゃロマン!」
ちなみにザビエルは同郷のロヨラさんと一緒にイエズス会を立ち上げた。
カトリックへの熱狂的な信仰と上長への騎士団的忠誠を求めた秘密結社。
教皇に認められておきながら、後に異端として弾圧されたと言うから当時の欧州事情は真っ暗である。なお、スペインから渡っているのにも事情があり、対立の問題からテンプル騎士団を助けたという経緯があり、イエズス会も同様に保護されて居たそうな。なんというかブラックな和解であるが、テンプル騎士団とか秘密結社とか聴くとサブカル的に燃えるよね。ロボットやオーパーツも無い物か。
「そんな凄い人の名前を変なカニが名乗るってのはいただけないよねぇ」
「ん」
燐寧の言葉に五月姫はとりあえず頷いた。
何のことだか判らないが、カニ型の敵であることは判る。
ならば恋人の言う事だし、よりあえず頷いて居れば『ヨシ!』ということであろう。
(「今年のクリスマスは交際一年を経た。彼女と一歩進んで、ちう!」)
その様子をアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は自分事のように見ていた。
他人事のようにという比喩はあるが、自分事のようにという比喩は初めてかもしれない。
心の中で卓球風の素振りをしつつ、拳を握って気合を入れた。
(「一歩進んで、ちう!」)
そして目の前の恋人たちを眺めることで、自分も帰ったらイチャイチャするぞ~と奮起するアンゼリカであった(心の中での素振りは続いている)。
「いえーい、アンゼリカちゃん。ついて来れてるぅ~?」
「はい、先輩。燐寧たちのいちゃいちゃから勝手に学び取らせてもらおうかなって」
そんな中で燐寧が適当に尋ねるとアンゼリカは真顔で答えた。強い。
「オー。燃えてる、ね」
「私彼女を真剣に愛してますので、押忍」
そんな彼女の曲がらない根性に五月姫は瞠目する。
以前から真っ直ぐな人であったとは思ったが、これほどまでとは。
なお、人格の話で体形の話ではない。筋肉質だからある様に見えないだけで、年相応に存在するからだ。
「そんな訳で先輩カップルさんの間ににクロノス級が間に入ろうとするなら、馬に蹴られてなんとやらの勢いで排除に協力するよー」
実に曲がらない意思である。
壁役というかデウスエキスマキナになるというアンゼリカの断固とした意志に、二人も頷き合って我が道を行くと決めたという。
そして敵部隊を率いて来たクロノス級が現れた。
『なんということでしょう。我が妹たちに幸いあれ』
クロノス級であるフランシスコ・ザビエルは祈りを捧げた。
どう見てもカニだが、アビスローパーなのでこんなものだろう。
もし天魔武者ならオルガンティーノあたりと一緒に機械の体だし、ラ・ピュッセルなら航海王子や大審問官と一緒にキマイラウイッチになっていたかもしれない。
「おー、ぐろりよざ、どみぬ。念じるのは、聖母様へ? それとも、断片の王?」
『神のモノは神に、断片の王のモノは断片の王へ。と申しますよ』
五月姫の質問にザビエルは『それはそれ、これはこれ』と返した。
実際には宗教的な事を言ったような気もするが、ディアボロス的翻訳というやつだ。あまり気にしてはいけない。サンチャゴで逢いましょうという祈りを効いたらもしかしたら靖国とでも聞こえるのかもしれない。
「そんなに真っ赤、なっちゃって、炎蛇に巻き込まれて、オコ、させちゃった、かな。すこし、磯より出汁の香り、する気もする、よ」
そう言いながら五月姫は油断なく大薙刀を構えた。
宗教にも王にも阿る気はない。
これでも人々のために立ち上がった漢の娘なのだ。カニをこすっているのも。敵がカニ型で挑発しているに過ぎないのだ。なんでよりにもよってシオマネキなカニ型なのかって? ザビエルの指が食い千切られた逸話からじゃないかな。
「五月姫ちゃん! こいつバラして鍋にしちゃうよぉ!」
「ん、今日が解禁日、だねっ」
合わせて燐寧は五月姫とは反対側に回り込んで挟み撃ちに掛かった。
カニだけに挟み撃ちとはこのことか? などと思いつつチェンソー剣を握る。
『なるほど。右の頬を殴るならば左の頬を殴り返せと言う事もあるでしょう。では……』
「ちょっと待った!」
これに対してザビエルが動こうとした時、アンゼリカが有言実行!
拳を開き、手刀を作って前に出たのであった!!
「万物を断つ神焔の剣よ、我が四肢に宿りて侵略者を切り裂けぇっ!」
アンゼリカは恋人の事を思いながら、その恋心を形にした。
心臓に指を差し入れるように、胸に抱く思いを手刀へと宿す。
気合を十分に叩き付け、手刀を丸で刃であるかのように振るったのである!
「硬そうな甲羅だけど、こちらの鍛えた手、恋人とつないだ手はそれ以上! このまま割り裂いてやるからね!」
神火を宿すその一撃は、指先が堅い甲羅を切裂いて行く。
だが、だからと言って泣き寝入りするザビエルではない。
『死ねとは申しません。水面に沈みなさい』
「鋏が飛んでくる!? いったぁ……でもこの体は千切れたりしないっ!」
ザビエルは蟹の鋏をすっ飛ばして来た。
咄嗟に盾で受け止めるアンゼリカだが、受け流し損ねる程だ。
そこで腹筋を張り障壁を用いることで、これに頑張って耐えたのである。
「今、だよ。突きィ!」
五月姫は目の前で戦いが始まった好きを逃さなかった。
速度重視の素早い突きは、鋭さもあり火力は高い。
また、突きさ刺さされば呪詛が侵食し、喰らい尽くさんとする!
「これがホントの『カニ刺し』っていう、やつ、だね。燐さん今のうちに……」
『神は我らを見捨てません。ただ、試練を齎すのみです。そして、それは平等なのですよ』
五月姫の攻撃に対し、ザビエルは突き返して来た。
ただし薙刀ではなく十字架であるというのが少し違う。
そして、呪詛の代わりに光の十字架が周囲に満ち溢れた!
「むむ。これは避けられない。しかたない、えんちゃん! 出番だ、よ!」
五月姫は十字架による突きこそ避けたものの、さすがに光の十字架までは防ぎきれそうにない。そこで雀の人形の『えんちゃん』を盾にして、直撃は避けたのである。
「トドメ、いっくよー! だいじょーぶだよぉ。痛いのは一瞬だからさぁ」
この機を逃さず燐寧はザビエルを倒す事にした。
火薬が爆発する様な神速の踏み込みから斬り掛かったのだ。
おして分厚い鉄塊の様な一撃を浴びせ、無数の刃を回転させてチェンソーの動きで両断する!
『わ、私の名前は、フランシスコ、ザ!?』
「あ、爆発したっ熱っちゃちゃ。あたしが熱を感じるなんて相当だねぇ」
なんとザビエルは賑やかに爆散!
真っ二つになりながら十字架や四肢を弾けさせ、燐寧を巻き込んだのである。
分厚い刀身で防ぐものの、流石に全ての衝撃を殺せず、武器を握っている手や足に擦り傷や火傷を負ったということである。
「ふー、今日もいい仕事したねぇ」
「ん。燐さん、応急手当」
燐寧が敵が倒れたことを確認すると、五月姫は恋人の指をパクり。
いわゆる、舐めて直すというやつである。
「むむ。これは参考になるな」
なんてことをアンゼリカは大真面目に受け止める。
きっといつか恋人がそんな感じの怪我をしたらやってあげるつもりだろう。
ただ、大抵の攻撃は彼女の方が盾になるため、きっとやってもらうのはアンゼリカの方が先じゃないかな。
「ん。いい香りの茶葉、手に入ったんだ。はやく、かえろう」
「早く茶屋に帰って休もっか~」
そして満足するまで舐めて傷を治した五月姫は、無事な方の指を搦めて新宿へ帰還。
燐寧も後で五月姫にお返しをしようかと画策している模様である。
「よし! 参考になった。帰還しようか」
そしてメモをしまったアンゼリカもまたパラドクストレインに向かって浜辺を走って行ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV2が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年11月08日 |
宿敵 |
『フランシスコ・ザビエル』を撃破!
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