リプレイ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
キマイラウィッチは、相変わらずやる事がえげつない
クロノヴェーダが力での支配を望む限り、抗う者は生まれるだろう
人々は無論……上手くパテーも守らないとな
集落へ駆けつけ、急いだ様子で駆けこもう
【友達催眠】を発動させ
可能なら、纏め役の方を紹介してもらい
広場などで演説
皆、聞いてくれ
俺はディアボロスのエトヴァ
キマイラウィッチが、じきにこの集落にやって来る
奴らは理不尽な理由で容赦なくあなた方を責め立て、命を奪おうとしている
だが、心配しなくていい……大丈夫だ
俺達ディアボロスが守る、パテーという街がある
ここまで行けば、皆、安全に暮らせるし、生活の心配もしなくていい
どうか、ただちにパテーへ避難してほしい
あなたの愛する人達、隣人を守るために
勇気ある行動を
地図を纏め役の方に渡し先導を頼む
これも足しにしてくれ
新宿から鞄一杯に持ち込んだ保存食と真珠などの貴金属を渡し
必需品の荷造りあれば手早く手伝う
急いで。俺達が奴らを撃退する
いつか奴らを倒し、ここに平和を取り戻すよ
それまで待っていて
パテーで会おう
ネリリ・ラヴラン
私達のしたいことはパテーを守ることではなくて
街へ迎え入れて皆を守ることだからね
一番大事なのはここだと思っているよ
可能なら【友達催眠】をお借りしたいわ
時系列は解らないけれど
他にも避難をして貰った集落があるので
周辺の地図を持ち込んで、避難済みの人もいる事を伝えてみるね
閉鎖集落でも無ければ近隣集落の存在は解ると思うので
事態の大きさを理解してもらいつつ
先に避難してる人がいるって集団心理に呼び掛けてみるよ
ただ、不安は残ると思うので
長距離の移動が辛い方や子供などの助けをしつつ
ある程度集落を離れるまで付き添ってあげたいわ
パテーの増強には参加して構造は解るから
道中で、住居や食べ物の心配がないことや
(電車の事は一応伏せつつ)戦って守れる人がいる事などお話してあげたいね
【パラドクス通信】は集落側との連絡に使うね
離れる前に見つかるなんて最悪も無いとは言えないから
互いの状況は伝え合えた方が良いかなって
アドリブや連携は歓迎だよ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は走っていた。
「キマイラウィッチは、相変わらずえげつない。クロノヴェーダが力での支配を望む限り、抗う者は生まれるだろう。人々は無論……上手く拠点を守らないとな」
「私達のしたいことは、ただ設備を増やしておしまいではなくて、皆を迎え入れて街ごと守ることだからね。一番大事なのはここからだと思っているよ」
息も乱さず、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が答える。
ディアボロスたちは集落へと、急いで駆けこんできた様子をみせた。
やはり村人たちは、驚いている。
『友達催眠』はエトヴァが持ち込み、ふたりとも発動している。手近な人物に話しかけると、それは栗毛の髪を後ろに結って、白い頭巾をかぶった女性だった。
「急ぎの用事なんだ。纏め役の方を……」
「まぁ、あなたがたでしたの。ええ、父に用事だろうとは思いましたよ」
若い女性は、エトヴァに知り合い程度の距離を感じている。エフェクトのおかげだ。そして、彼女は村長の娘らしい。
他の者たちからも、とりあえずの信用を得られたようだ。
村人の説得は、演説で行うと決めていた。村長が人を集め、場所をあけてくれたのは中央の広場。
教会と共同施設、そして倉庫がぐるりと取り囲んでいる。古くて小さいが、それぞれの建物には尖った屋根がついていた。それらを軽く見渡したあと、エトヴァは声を張った。
「皆、聞いてくれ! 俺はディアボロスのエトヴァ。こちらは同じく、ネリリ。キマイラウィッチが、じきにこの集落にやって来る。奴らは理不尽な理由で容赦なくあなた方を責め立て、命を奪おうとしている」
話しているのは知らない人ではない、という空気がパニックを押さえている。
だが、村人たちのなかからは、不安がありありと出ていた。ネリリはその面々を覚えておく。
演説は続いた。
「だが、心配しなくていい……大丈夫だ。俺達ディアボロスが守っているパテーという街がある。そこまで行けば、皆、安全に暮らせるし、生活の心配もしなくていい」
知らずと、村長にも視線が集まっていた。
彼の頷きが、了承済みの事実なのだと民をわからせる。
「どうか、ただちにパテーへ避難してほしい。あなたの愛する人達、隣人を守るために。勇気ある行動を!」
簡素な演台から降りたディアボロスたちは、村長とその娘の元に行き、村人たちの先導を頼んだ。
パテーまでの地図も渡す。
娘が尋ねた。
「私たちの村はここで、……ほかに印のある場所はなんでしょうか?」
「うん。他にも避難してもらった集落があるの」
ネリリは、すでにあがった報告書を頼りに、近隣の依頼箇所も書いておいた。
避難済みの人々がいるとわかれば、事態の大きさも理解されるだろうと期待してのこと。パテーにつくまでは、この人たちに引っ張っていってもらわなければならない。
「これも足しにしてくれ」
エトヴァは新宿から鞄一杯に持ち込んだ保存食と真珠などの貴金属を渡す。
「食べ物……、そうパテーに行けば、住むところや食べ物もちゃんとあるからね」
演説中の反応から、より不安そうだった人に向けてネリリは簡単に話した。パテーの増強に参加して構造が解っていることが助けになる。
「戦って守れる人もいるよ。さぁ、準備しよう」
「急いで。俺達が奴らを撃退する。いつか奴らを倒し、ここに平和を取り戻すよ。それまで待っていて。パテーで会おう」
荷造りを手伝いながら、エトヴァは声をかけ続けた。
結局、長距離の移動が辛そうな者や子供たちが気になったので、ネリリはある程度までは避難民に付き添う。
「離れる前に見つかるなんて最悪も無いとは言えないから」
「わかってる、ネリリさん」
さいわい何事もなく、集落に残ったエトヴァのもとへとネリリからの『パラドクス通信』が届いた。村人たちにも異常なく、パテーにむけて送り出したと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ネリリ・ラヴラン
皆の安全を確保できたら、いよいよ作戦開始ね
集落の状況は常に通信で把握しておきながら
事前準備で荷車と少量の食料品をご用意
村から南方側に向かった途上に
荷車を捨ておいた上で
持ち込んだ食料を【口福の伝道者】で大量に増やして
荷としてのせておくよ
集落の人達を逃がしたことは伝わるはずだから
その方角を偽装してみるつもりね
避難をするに当たって最も必要になる食料だけでも運び出そうとしたけれど
時間に余裕が無さそうなので
移動を優先して放置していった感じにしたいわ
準備を終えたら最後の仕上げ
【パラドクス通信】で、襲撃を確認してから集落へと戻る
準備の位置から真っ直ぐ向かうことで
逃げた方角を誤認させて、仕込みを見つけやすい様にもなるかな
襲撃の連絡を受けて急遽戻って来た感じを演出したいので
大きく名を呼んで戦いに割り込んでみるよ
ひとまず皆には急いで貰ったわ
安心はできないけれど、この子達に追わせない方が今は確実だよ!
慌てている雰囲気があった方が良いので
倒した方が早いって勝手に判断して戻って来た風のつもり
アドリブや連携は歓迎!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
無事に避難は終わったようだな
ネリリさん達と協力して事に当たろう
ディアボロスの拠点はオルレアンの南方にあると匂わせる
詳細な場所は特定させず、自然の中に隠れているように
集落が襲撃されたら、無人なことに気づくだろう
己の姿を見せて、パラドクス通信越しに
「まずい、見つかった!」と話して、南側へ踵を返す
「そっちへ向かう」
仲間と合流するように逃げ出す
媒介者は視線が低そうだ
土で汚しておいた地図を足元に落とし、気づかぬよう踏み躙って南方へ逃走
オルレアンを端に寄せ、南側を中心に描いた地図を
オルレアンの名と通る川を描けば、位置関係はわかりやすいだろう
落書きのようなラフさで大きく木や岩を書き込み、なんとなく南方の方角のどこかに拠点がある……とわかる程度に
矢印で南方を示す
逃げながら【トラップ生成】
落とし穴や、トラばさみサイズのネズミ捕りなど仕掛けて追跡妨害
その途中で荷車にも気づくだろうか
ネリリさんと合流したら、南方向へ立ちはだかるように
無駄だ。こちらには何もないぞ!
と怪しいそぶりとともに焦った演技
「いよいよ作戦開始ね」
通信を開いたまま、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は確認した。
「集落の人達を逃がしたことは伝わるはずだから、その方角を偽装するのね」
「ああ。ディアボロスの拠点はオルレアンの南方にあると匂わせる。詳細な場所は特定させず、自然の中に隠れているかのようにな」
と、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)からの返事。
彼は集落の付近に残って、仕掛けをうちながらキマイラウィッチを警戒してくれている。避難民たちを送り出したあとのネリリも、持ち込んだものを設置するために、現在位置から村を挟んだ反対側へと、単身で大きく移動した。
ふたりの『準備』は奇しくも、村人たちに提供したふたつを入れかえたものだった。
すなわち、地図と食料である。
『六腕剛猿』ジャック・ダルクが、拷問相手の不在に気付くのは早かった。鼠型トループスを連れて集落に押し入り、いくらもたたないうちに、一団は柵の外へと出てきたのだ。
「ふむふむ。なるほど。すこし遅かったようだな」
「ジャック様、どうしたことで?」
『媒介者』の問いに、三面の大猿はしたり顔を続ける。
「我々の探し物はディアボロスの拠点だ。一般人を助けようとする奴らが、そこへ村ごとかくまうのは有りえるだろう」
「あー、そーいえば、いつかもそんなことしてましたねー」
背中に恨み顔を貼り付けたアークデーモンは、TOKYOで聞きかじった情報を思い出そうとしている。これらの一部始終を、エトヴァは低木のすき間から覗き見していた。
どちらのクロノヴェーダも、人々を救うという当たり前のことすら、よく考えないと理解できないようだ。ギリっと歯ぎしりをしたが、偽の情報を与えるには丁度いい知能かもしれない。
そう踏んだエトヴァは決断し、わざと己の姿を現す。
1mサイズの鼠はすぐに反応してくれた。
「ジャック様! 誰か隠れてたっすよ!」
「まずい、見つかった!」
エトヴァが発した通信は本物だ。仲間への合図になっている。
「そっちへ向かう!」
怒鳴りながら南側へと踵を返した。
背中越しに、キマイラウィッチたちが沸き立つ気配を感じられる。そら、見ろ、言ったとおり、あいつを追えとアヴァタール級は得意になっているようだ。
四つ足で走る媒介者は、視線が低そうだ。
村人に渡した本物の地図は、ネリリが周辺の集落を書き込んでいたけれども、エトヴァが握るそれは、オルレアンを端に寄せ、南側を中心に描いたものだ。
オルレアンの名と通る川を描けば、位置関係はわかりやすかろう。
落書きのようなラフさで大きく木や岩を書き込み、なんとなく南方の方角のどこかに拠点があるとわかる程度にし、矢印で南方を示してある。その上から土で汚しておいた。
逃げるエトヴァはニセの地図を足元に落とし、気づかぬそぶりで踏み躙った。
配下の一匹が拾ってくれることを期待して。
他の媒介者たちにもやってもらいたいことがある。地図を落とした場所からいくらか進み、エトヴァが生成したトラップ地帯にはまってもらう。
簡単な落とし穴やトラばさみだが、罠があれば敵はこの方角を怪しんでくれるだろう。
案の定、後ろからチューと悲鳴が聞こえたので、四つ足の配下がネズミ捕りに挟まっている姿が想像できた。さらに進むと、捨て置かれた荷車が見えてくる。
これが、ネリリの『準備』だった。
村長に渡した鞄一杯の保存食とは違い、元々は少量だった食料を『口福の伝道者』で大量に増やして載せてある。
避難をするに当たって最も必要になる食料だけでも運び出そうとしたが、時間に余裕が無さそうなので、移動を優先して放置していった……というネリリの演出がわかる。
エトヴァは芸術家だ。
火刑戦旗のクロノヴェーダにも、ご理解いただきたいと願う。荷車のわきをすり抜けると、反対方向から女性の声がした。
「エトヴァちゃ~ん!!」
「ネリリさん!」
荷車を用意して、さらに南方まで移動し、頃合いを見計らって走ってきたのだろう。急いで引き返してきたような芝居をうっている。
「ひとまず皆には急いで貰ったわ。安心はできないけれど、この子達に追わせない方が今は確実だよ!」
「そうか、わかった!」
ディアボロスがひとりではなくなったので、踏みとどまってキマイラウィッチを迎え撃つことにした。
と、猿とネズミが受け取ってくれたなら。
実際のところ、地図は拾ったばかりで検分していないだろうし、荷車の食料も調査をしたかは分からない。だが、エトヴァを追ってきた『六腕剛猿』ジャック・ダルクの勝ち誇った様子をみると、彼はもう『ジル・ド・レ』への報告を算段してそうだ。
「ふむふむ、ディアボロス。道案内は終わりかぁ?」
「な、何のこと?」
「無駄だ。こちらには何もないぞ!」
ディアボロスたちは焦ったそぶりで、南方向へ立ちはだかるようにした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
ネリリ・ラヴラン
手下の子達には伝達役になって貰わなくてはいけないけど
全部残したままアヴァタール級だけ狙うのも難しいよね
なので手下さんから切り崩していくいつも通りの戦い方は守るよ
ただ、全部は倒さないようにだけ注意だね
あの小さいのは先にやっつけておかないと
走り回られて危ないわ!
(エゼキエルで戦ったことがあるから知っているよ)
わたしに任せて!な感じで声をかけながら
高速詠唱で爛れた輪舞を発動して
すぐさま蝙蝠爆弾達を飛び掛からせるよ
媒介者と蝙蝠達とを大群同士でぶつかり合わせ
更にこっちの蝙蝠は触れると起爆する爆弾の魔法
戦場を混雑させるのも狙いながら
見逃す個体がでても不自然ではないようにしてみたいわ
蝙蝠の動き自体はとても自由だけれど
最終的には狙った敵さんに吶喊するので
矢面に立とうとしてない個体とかを
あえて狙わないように最初から調整しておくね
そういう小細工がばれないように戦場を派手にする感じかな
アドリブや連携は歓迎だよ
「あの小さいのは先にやっつけておかないと、走り回られて危ないわ!」
ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は味方に声をかける。
「知っているのか?」
「エゼキエルで戦ったことがあるから」
などと、情報共有しているかのように見せ掛けて、アイコンタクトで段取りを決めていた。
(「手下の子達には伝達役になって貰わなくてはいけないけど、全部残したままアヴァタール級だけ狙うのも難しいよね? なので手下さんから切り崩していくいつも通りの戦い方は守るよ。ただ、全部は倒さないようにだけ注意だね」)
一言一句、そのとおりでなくとも、ディアボロスのあいだで何をするかは決まっていたから十分だ。
ネリリだけが積極的に前へ出ている口実さえあればいい。
「わたしに任せて!」
高速詠唱で『爛れた輪舞(ルナティック・バレット)』を発動する。
魔力によって蝙蝠の群を召喚した。
1m級の鼠のひとつにけしかけると、蝙蝠は爆発する。使い魔のような形だが、命令どおりに飛んでいく爆弾なのだ。黒焦げになった同族をみて、トループス級『媒介者』たちはすぐさま陣形を組んだ。
(「小さいとか手下とか、ザコっぽいと思ったのにちゃんとしてるね」)
ネリリの評価どおり、護衛の任務を優先している。
アヴァタール級の猿を蝙蝠群から遠ざけ、爆発から庇うつもりだ。
(「かえって助かるかな。蝙蝠の動き自体はとても自由だけれど、最終的には狙った敵さんに吶喊するので、前衛だけ狙うように調整しておこう。アヴァタール級のそばにいる個体は残す感じかな」)
案の定、攻撃役となった鼠だけが走り回り、ディアボロスに噛みつこうとしてくる。
このアークデーモンたちには病気の媒介者という意味もあり、それを知るネリリが忌避するのも当然の態度だ。蝙蝠をつかって群れと群れをぶつかり合わせておけば、一部の敵を残す小細工は発覚しなさそうに思えた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
今後のために敢えて敵を残すなら、否を唱えるつもりはありません
殲滅しない不自然さを気取られる前に将を討ち滅ぼしましょう!
媒介者に取り囲まれぬよう、攻撃時以外は極力足を止めずに戦います
地上の離脱が難しい時は低空の【飛翔】で敵の群れを突破し、仕切り直しましょう
立ち位置が目まぐるしく変わる中でも、【パラドクス通信】で仲間と互いの状況を把握
背後から迫る敵への注意や連続攻撃の呼び掛けを行います
《神護の長槍》に聖なる炎を灯し、『奮い立つ正義の一閃』を発動
穂先から炎の刃を長く伸ばした槍を振るって、剛力を誇る六腕の間合いの外側から攻めます
大きく薙ぎ払う斬撃で複数の腕を同時に切り裂いて怯ませ、手数を乗り越えて仲間が決着をつけに行く隙を作りましょう
魔女の称号を瀆す非道の怪物よ、奈落の深淵へと墜ちなさい!
敵の技は『神護の輝盾』を構えて防御
身を低くして脚に力を込め、強く踏ん張りながら剛腕を防ぎます
吹き飛ばされた時は一瞬の【飛翔】で空中での姿勢を整え、安全に着地を
此度の結果を以て、ジル・ド・レを惑わしたいものですね
ネリリ・ラヴラン
やっぱり数がいっぱいいるのは厄介だね
でも、あなた達を一人だって通すわけにはいかないんだよ
媒介者をある程度倒したら
皆に合わせて狙いをジャックさんに変更するよ
勿論、部下を倒し切らない為だけど
それは口にしないようにするわ
先程と同じ系統の魔法、蝙蝠爆弾を作り出す”星なき夜の交響曲”で
媒介者とまだ戦っている素振りをしながら
護衛にぶつけない経路で狙い撃つよ
狙い変えで虚をつけるのは一度切りなので
護衛の子達が味方の攻撃に対して警戒を向ける機会を獲るのがベストかな
倒し切れなくても守りを惑わせながらたたみかけていこう
反撃が来る時はむしろ自分から向かって来てくれるので
護衛から引き離すように逃げて
皆がジャックさんだけを攻撃しやすい様にするよ
倒したあとは、残った子達を狙う為の蝙蝠を作り出し
わたし達と敵さんの間で、地面とかにぶつけて爆風で身を隠しやすくするわ
アドリブや連携は歓迎だよ
「やっぱり数がいっぱいいるのは厄介だね。でも、あなた達を一人だって通すわけにはいかないんだよ」
ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、新たな蝙蝠の群れを召喚する。
拠点があることになっている方角から、ディアボロスの増援もきた。エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は戦っている仲間に目配せする。
(「今後のために敢えて敵を残すなら、否を唱えるつもりはありません。殲滅しない不自然さを気取られる前に将を討ち滅ぼしましょう!」)
(「ありがとう。媒介者はある程度倒したから、皆で合わせて狙いをジャックさんに変更するよ」)
配下を倒しきらない意図を敵に伏せ、ネリリも頷きで返した。
『星なき夜の交響曲(ルナティック・シェル)』による蝙蝠爆弾は、使役数が減るかわりに指示が細かくできる。媒介者とまだ戦っている素振りをしながら、護衛にぶつけない経路でアヴァタール級キマイラウィッチ『六腕剛猿』ジャック・ダルクを狙い撃つ。
さいわい、大きなネズミはエイレーネたちのような増援を警戒したようだ。
狙い変えで虚をつけるのは一度切りだったが、蝙蝠は三面のうちのひとつにぶつかり爆発する。
「むぐうっ!」
この一撃で倒し切るのは不可能。だが、大きな収穫があった。
ジャックは直近の配下を下方の腕でのけると、一歩踏み出す。
「儂を見くびるでない。……ふんっぬううう!」
全身の筋肉が活性化する。
剛腕で直に殴りにくるつもりだ。これでアヴァタール級に対処する理由がたつ。
エイレーネは媒介者を引き付けつつも、取り囲まれぬよう極力足を止めずに戦っていた。いっそ、低空で飛翔したいくらいだ。
かといって、あからさまな突破も意図を悟られるかもしれない。
そんな折にパラドクス通信に短い合図がはいる。戦況をみていた仲間が、アヴァタール級が護衛役から外れたと知らせてくれた。
見ればネリリが、6本の剛腕をかわしながら後退している。
その勢いに護衛のネズミが置いてきぼりをくっていた。
「お主ら、儂を通さぬと誓ったのではなかったか?」
「う、くうう!」
ネリリは必死のようだが、仲間にアヴァタール級を攻撃させるための動きなのはわかった。
エイレーネは『神護の長槍』に聖なる炎を灯す。
「我が刃に宿りて道を照らせ。人々を照らす標となれ。『奮い立つ正義の一閃(アペルギア・ディケオシニス)』!」
穂先から炎の刃を長く伸ばした槍を振るい、剛力を誇る六腕の間合いの外側から攻める。
「魔女の称号を瀆す非道の怪物よ、奈落の深淵へと墜ちなさい!」
「なんのっ!」
燃える刃が猿に突き立ったが、ネリリを殴りにいったのと対角線にある腕が、地面を叩いた。地形を変えるほどと言われる衝撃が襲い来る。
「奈落、深淵、堕ちるのはお主らディアボロスよ!」
確かに、エイレーネの足元に届くころには、地面に亀裂がはいっている。『神護の輝盾』を構えて防御しようと身を低くし、強く踏ん張っていたのだが、これでは本当に地割れの底へと落ちこんでしまう。
エイレーネは機転をきかせると、一瞬の『飛翔』で飛びすさり、空中での姿勢を整えてから、安全に着地した。
なるほど、これが猿の本領発揮かと事前の報告を振り返る。
ジェネラル級の前で縮んでいたり、配下に得意そうにしてみせたりは、飾りの顔のようなもの。暴力を振るう際には口調まで変わる。『媒介者』たちですら震えあがって、そばで防御陣を組み直そうとしていない。
手数はかかったが、いまが敵将を討ち取る機会だ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
増援に目配せで感謝
護衛を引き離してもらった隙に、決着をつけたい所だ
情報工作の路線を継続
ああ、ここを通す訳にはいかないな
頼もしい仲間も来てくれた。貴様はここで倒す
ジャンヌ・ダルクにも、俺達の拠点を潰すことなどできはしない!
PD通信で仲間と連携を取り
挟撃や包囲の形に持ち込もう
こちらに注意が向けば、タワーシールドを構え攻防一体の引き付けを
仲間の攻撃が貫く隙を作りだす
注意が逸れそうなら射撃で縫い止め
後退も交え移動しながら、相手のペースを崩していく
ダルクの名を持つ相手だ、女王への揶揄や批判も交え
敵の注意を引いたり注意力を散らす
戦況を観察しつつ把握
PDの銃撃を加え
動きの単調さや傾向が見えたら、視線誘導や回避線を取るのに活かす
互いの死角をフォローしあい、注意喚起や援護を行う
敵の攻撃は、雄叫びや筋肉の活性化などの予備動作で特に警戒し
腕の振りを観察、タワーシールドを構え、正面ではなく力を逃がす方向に受け流そう
直撃を耐えるよりは回避に努める
残り魔力障壁で衝撃軽減
そうだな、早く皆に追いつこう
ネリリ・ラヴラン
油断してかかったつもりはないけれど
他のことを気にしながら戦える敵さんではないってことだね
でも、ここまでは作戦通り!
飛び出して来てくれたところを、全力でたたみかけようっ
エイレーネちゃんへ攻撃が向かっている間に
距離を離し、態勢を立て直しながら”月灯りの標”を高速詠唱
魔法の完成と共にネメシスの力を発動させながら
猿のお顔を目掛け、全力で撃ち抜くよ
もちろん、あなた達のただ一人だって、皆の元へは行かせないわ!
仕掛けた罠を別にしても、これは本当のお気持ち
ディアボロスでも圧倒されそうな暴力を目の前で見せられれば
なおのこと強く思うよね
ジャックさんを倒した後も油断しないように演技しておくよ
仲間の怪我を心配しつつも
時間は稼げたと思うけれど、わたし達も急ごうっ
と先に行かせたみんなに追いつこうと偽装した方角へと走っていくよ
鼠達の残りを探すより直接守りに行くのを優先する感じね
(その辺に残った鼠がいるかもしれないので仕掛けの話は厳禁!)
アドリブや連携は歓迎だよ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は増援に目配せで感謝をおくる。
「ああ、ここを通す訳にはいかないな。頼もしい仲間も来てくれた。貴様はここで倒す。ジャンヌ・ダルクにも、俺達の拠点を潰すことなどできはしない!」
アヴァタール級にはリボルバー銃、『Νέμεσις―β』を向けて銃弾を放つ。
かけた言葉から、情報工作の路線が継続されていると判る。ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、さらに後退した。
六腕にやられた負傷は軽くなかったが、思惑は別にある。
(「油断してかかったつもりはないけれど、他のことを気にしながら戦える敵さんではないってことだね。でも、ここまでは作戦通り。飛び出して来てくれたところを、全力でたたみかけよう。エイレーネちゃんへ攻撃が向かっている間にっ!」)
態勢を立て直しながら、高速詠唱をはじめた。
せっかくできたトループス級『媒介者』との分断だ。エイレーネとエトヴァは、猿を挟んで包囲の形に持ち込んだ。敵は牙を剥き、筋肉はますます盛り上がる。
暴力の化身でありながら、目には知的な輝きを持つ。側面の顔もギョロついて、囲むディアボロスたちを捉えていた。
(「注意は……俺だな」)
エトヴァは次の標的が自分であると察した。銃器とは逆の手にあえて、タワーシールドを構える。
防御一辺倒に見せて攻撃を誘いこむのだ。
「ウオォォォッ!」
『六腕剛猿』ジャック・ダルクは、シールドめがけて突進してきた。読みがあたった。
盾は簡単にはねとばされる。
もとより、直撃を耐えるつもりはない。猿は渾身の六腕がすっぽ抜けるような体勢になった。半歩横にずれたエトヴァの片手にはもう一丁、『Νέμεσις―α』が握られている。
「――結束を力と成せ」
両方の銃器から5発ずつ。
下から上へと3対、6か所ある肩を撃ち抜き、ついで両側面の顔、最後の1発ずつは上下にわけて心臓とみぞおちを撃つ。
『Sternenkreuz(シュテルネンクロイツ)』、十字型とはいかなかったが急所に命中した。
ズシンと響く、巨猿が転倒する音。
けれどもエトヴァには、敵がまだ参っていないことも判っている。地割れさえ起こす腕が、血を流しながらも毛むくじゃらの身体を支えて起き上がらせた。
エトヴァは銃口を突き付けながら。
「ダルクの名を持つものか? お前たちは理不尽な理由で容赦なく人々を責め立て、命を奪おうとする」
撃つかわりに言葉を投げかけた。
ジャック・ダルクも、腕を格闘状態に戻しながら応じる。
「理不尽だと?」
「ああ、力での支配を望む限り、抗う者は生まれるだろう」
それを聞いて、牙の生えた口元が緩む。
「ふふ。それこそが道理。復讐心をもって儂らに盾突くがよい!」
キマイラウィッチが楽しそうなのは、暴力が利を生むと考えているからだろう。
あらゆる暴力だ。敵味方に関わらず。
「ダルクよ、復讐だけが抵抗ではないぞ」
エトヴァが話していたのは、村人に伝えたものの裏返しだ。キマイラウィッチにはわかるまい。
「なにをッ! 『復讐者(ディアボロス)』がなにを言うかッ!」
ジャック・ダルクはただ激昂した。
魔法が完成し、ネメシスの力を発動させるには十分な隙だった。
ネリリが、光輝する三日月型の弓に、光の矢を番えている。
「あなた達のただ一人だって、皆の元へは行かせないわ。守るための勇気を持つ者たちのね!」
弓と矢、二つ分の魔力が複合されており、放たれた『月灯りの道標(フォービドゥン・ラプソディ)』は猿面の眉間をぶち抜いた。
ネメシス化はその一瞬であり、弓の眩しさゆえに仲間たちにもどのような姿であったのか判然としない。
ただ、仰向けに倒れたアヴァタール級が、二度と立ち上がってくることがないのは確かだ。
(「仕掛けた罠を別にしても、これは本当のお気持ち。ディアボロスでも圧倒されそうな暴力を目の前で見せられれば、なおのこと強く思うよね」)
敵指揮官を倒してネリリの変異は解けたが、油断しないように演技は続ける。
「みんな、怪我は大丈夫? 時間は稼げたと思うけれど、わたし達も急ごうっ」
「そうだな、早く皆に追いつこう」
エトヴァも調子を合わせる。
全員で偽装した方角へと走る。ネズミたちは積極的には追ってこない。やがて完全に引き離したと確信したのちに、ディヴィジョンからの撤退を果たすのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ダブル】LV1が発生!