関羽軍の魏領侵攻

【!期限延長により状況が困難になっています!】
『樊城の戦い:蜀』でのディアボロスの活躍により、蜀の関羽は、大戦乱を引き起こすだけの大規模な軍勢を組織することが出来ませんでした。
 しかし、魏の曹仁が、樊城を捨てて宛に撤退したため、関羽軍は図らずも重要拠点である樊城の制圧に成功したのです。
 樊城は、魏の首都である『許昌』に近く、関羽は魏の喉元に刃を突き付けた形となりました。
 これに気を良くした関羽は、魏の領土であった町を襲撃して破壊、生き残った人間を兵士として連れ帰り戦力を増強、魏の首都『許昌』を攻める大戦乱を引き起こそうとしています。

 関羽配下の蜀軍による、魏の町の襲撃から人々を救出し、大戦乱の発生を阻止してください。
 戦闘中、赤兎馬に騎乗した関羽が現れる事がありますが、現時点では撃破は不可能なので、できるだけ戦闘を控えつつ、作戦目的を達成してください。

関羽、吠えるッ!(作者 ゆうきつかさ
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#大戦乱群蟲三国志  #関羽軍の魏領侵攻  #蜀  #攻略期限延長  #関羽 


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●樊城の関羽
「まさか、大戦乱を起こすまでも無く樊城を制圧できるとは……。曹仁は、まさに腰抜けよ。……ガハハッ!」
 樊城を制圧したジェネラル級蟲将の関羽が、上機嫌な様子で豪快な笑い声を響かせ、一気に酒を飲み干した。
「しかし、大戦乱を起こせなかったのが残念だ。赤兎馬も戦いたくてしょうがない事だろう」
 関羽が赤兎馬を撫でながら、再び酒を口に含んだ。
「……」
 赤兎馬は何も答えなかったが、関羽には何を考えているのか、分かっているようだった。
「ならば、もっと沢山の命を奪い、奴等が現れるのを待つとしましょうか」
 そんな中、段煨が邪悪な笑みを浮かべ、関羽の耳元で囁いた。
「なるほど、奴等か。だが、わしを本気にさせる程、骨のある奴がいるかどうか……」
 そう言って関羽が、まだ見ぬ強敵を思い描きながら、豪快な笑い声を響かせるのであった。

●アヤメからの依頼
「樊城を守備していた魏の曹仁が宛に撤退した事で、蜀の関羽が樊城を制圧したようだ。その上、樊城を制圧した関羽は、魏の首都である『許昌』を攻略しようと動き出した。ただし、ディアボロスの活躍で、兵士の補充が滞っているから、大戦乱を起こすだけの戦力は集まっていない。そのため、まずは魏領の町々を略奪し、住民達を無理やり兵士にしようとしているようだ。幸い、樊城周辺の魏領の町は、クロノヴェーダ達が撤退しており、無防備な状態におかれている。……という訳で、この町に向かい、人々を説得して許昌方面に撤退させて欲しい。その後、関羽軍の略奪部隊を撃退すれば、作戦は成功となる」
 鬼姫・アヤメ(鬼人の鬼狩人・g03328)が教室ほどの広さがある部屋にディアボロス達を集め、今回の依頼を説明した。

●現在の状況
「蜀の軍勢は、クロノヴェーダ以外にも一般人の兵士が多くいるので、その兵士から身を護りつつ、撤退する算段をつけてくれ。町の人々は『関羽』の恐ろしさに震え上がっているから、彼等を安心させ、脱出の方法を示して指揮を取れば、多くの人々が従ってくれるかも知れない。ちなみに、関羽軍の略奪部隊は、部隊長の段煨と、下級指揮官の強欲の文官達、そして一般人の兵士達で構成されている。略奪部隊の部隊長である段煨を倒せば、敵軍は撤退するから、作戦自体は成功になる。ただし、段煨を撃破した時に、強欲の文官達が生き残っていた場合は、一般の兵士を使って撤退する町の人々を襲う為、大きな被害が出るかも知れない。逆に、蜀軍の一般人の兵士だけなら、義勇軍に守られていれば、略奪を諦めて逃げ帰るだろう。また、状況によっては、樊城にいる関羽が赤兎馬に乗って戦場に現れる可能性がある。現時点で、関羽を撃破するのは不可能だから、なるべく作戦を成功させる事を優先して欲しい」
 アヤメの話では、関羽は強敵。
 現時点で、倒す術はないようである。

●アヤメからの言葉
「蜀軍の関羽といえば、三国志でも最強といわれる武将だ。もし、出会う事があっても、無謀な戦いだけは避けてくれ」
 そう言ってアヤメが心配した様子で、ディアボロス達に声を掛けるのだった。

●見捨てられた魏の町の人々
「もう終わりだ……お終いだ……」
 魏軍のクロノヴェーダを始めとした軍勢が撤退してしまった事で、町の人々は絶望のどん底にいた。
 そんな中、関羽軍が攻め込んでくるという噂を聞き、みんな生きた心地がしないようである。
「と、とにかく、降伏しよう!」
「そんな事をしたら、殺される!」
「で、でも、このままじゃ……」
 町の人々にとって、降伏は……死。
 夢も希望もないような選択肢であるため、別の方法を考えているようだ。
 だが、何も浮かばない。
 頭の中は、真っ白。
 既に、商人や旅人は逃げ出した後のため、関羽軍が来ない事を祈るか、魏軍が戻ってきてくれる事を祈るしかなかった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る



 関羽は、蜀軍最強と目される、ジェネラル級の蟲将です。
 彼は、大戦乱群蟲三国志のディヴィジョンでも有数のクロノ・オブジェクトである『赤兎馬』を有しています。
 赤兎馬に乗った関羽は『一定範囲の、自軍(蜀軍)が戦闘中の戦場に瞬時に駆け付ける』事が出来ます。
 また、赤兎馬に乗っている関羽は、万が一戦闘で敗北したとしても、死亡する事無く撤退に成功してしまいます。
 そのため、現時点で、関羽を滅ぼす手段はありません。

 関羽も、自軍の一部隊が全滅する程度で、戦場に駆け付けるような事はしません。
 しかし、自分が相手をするべき敵が居ると感じると、ためらいなく戦場に切り込んでくる事があるので、注意が必要です。
 万が一、関羽と相対してしまった場合は、まともに戦わず、作戦目的を達成する事を優先しましょう。
 ディアボロスが、目的を達すると、戦いの気を削がれた関羽は赤兎馬で撤退していきます。

 戦場に現れた際に、関羽が使用するパラドクスは以下の通りです。これ以上の情報は分かっていません。
================================
・関将百烈撃(POW)
 裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出し、敵群を貫きます。
・赤兎馬天駆(SPD)
 赤兎馬ごと空中を駆け抜け、着地と共に敵を断ち斬ります。
・青龍天昇波(WIZ)
 振り上げた青龍偃月刀から、無数の龍の如きオーラを放ち、敵群を薙ぎ払います。
================================


特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵が撤退し、シナリオは成功で完結する。
👑66 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
2
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【過去視の道案内】
1
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【活性治癒】
5
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV5(最大) / 【ダブル】LV1

●マスターより

ゆうきつかさ
 今回の目的は、部隊長である段煨を撃破する事です。
 プレイングの内容によっては、関羽と戦う事も出来ますが、現時点では勝ち目がありません。
75

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ア・ンデレ
「アンデレちゃん、まいる!」

アンデレは魔骸連刃を使い、10本の指から刃を出現させる。
向かうのはもちろん、絶対的な壁、関羽だ。

「いっきうちしようよ。
 たぶん、すぐにほかのひとがおうえんにかけつけちゃうけど。
 それまでのあいだまでで、じゅうぶんだよね。」

おそらく「一騎打ち」と呼べるほどの戦いにはならないだろう。
アンデレがいうように、他の人が駆けつけるまでの間に「決着」がついてしまうかもしれない。

しかし、アンデレは走る。
その向かう先が敗北であることを知りながら。

その時のアンデレは、笑っていた。



「アンデレちゃん、まいる!」
 戦場に姿を現したア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は、躊躇う事無く【魔骸連刃】を発動させ、肉体から鋭利な刃を生成すると、10本の指から刃を出現させ、行く手を阻む兵士達を斬り刻んだ。
「うう……」
 それを目の当たりにした兵士達が、槍を構えたまま、ジリジリと後ろに下がった。
 この様子では、みんな死にたくないのだろう。
 頭の中で死亡フラグがピンと立ったのか、みんな引き気味だった。
「……ほお、わざわざ単身で戦場に乗り込むとは……。随分と命知らずがいたモノだな」
 そんな中、赤兎馬に乗った関羽が現れ、冷たくアを見下ろした。
 それは、まるで巨大な壁のようだった。
 本能的に感じたのは、圧倒的な力の差。
 一瞬で勝ち目がない事を理解したものの、ここで退く訳には行かなかった。
「いっきうちしようよ。たぶん、すぐにほかのひとがおうえんにかけつけちゃうけど。それまでのあいだまでで、じゅうぶんだよね」
 アがヤル気満々な様子で、関羽に一騎打ちを挑んだ。
「……いいだろう。だが、一瞬だ。秒で終わらせる」
 関羽がフンと鼻で笑った後、赤兎馬に乗ったまま、徐々にスピードを上げていった。
 それを迎え撃つようにして、アが一気に間合いを詰めてきた。
「……ハァ!」
 次の瞬間、関羽が裂帛の気合と共に、無数の突きを繰り出した。
「う、うそ!」
 その一撃を食らったアが為す術もなく宙を舞い、地面に落下するのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

喩・嘉
樊城の近くに、ディアボロス達が作った隠れ里がある
そこに民達を誘導しよう

まずは怯えている民達を安心させる
「俺は魏呉蜀のどこにも属さない第四勢力の、軍師の喩嘉だ。俺達は民の命を守ることを目的にしている。お前達を助けに来た」
「樊城の近くに兵役を逃れられる里を用意している。俺の言うことを聞いて、静かに落ち着いて避難をしてくれれば、俺が必ずお前達を守る」

納得してもらったら出来る限り共に移動して、
「五里霧計」で無色の霧を発生させ、【平穏結界】をはって蜀の兵士からの目を逃れる

安全な位置まで移動したら隠れ里までの地図を渡して送り出そう。


守都・幸児
喩嘉と一緒に、民の避難誘導をする
誘導先は、樊城の近くにあるディアボロス達が作った隠れ里だ

【情報収集】【追跡】を使いながら町を回って
逃げ遅れてる住人がいねえか確認しながら呼びかけて回る
「俺は魏呉蜀のどこにも属さねえ第四勢力から来た、守都の幸児だ。
あんたらを助けに来た」
「戦から逃れられる隠れ里がある、そこにあんたらを案内する。
関羽軍にやられたくなけりゃ、ついて来てくれ」
病人や老人は肩を貸して連れてくぞ

【平穏結界】を使ってた民の姿を隠しながら隠れ里に案内する
【結界術】で効果を高められるかな
敵に見つからねえよう【地形の利用】をして
【幸運】にも頼るとするか

まだ生きられる、大丈夫だって
安心させてやりてえな


杏・紅花
んも~!あっちが収まったと思ったら、関羽ってばすーぐ戦起こすんだからっ!いつか絶対ぎっちょんぎっちょんにしてやるんだからあ

とりあえず今は避難最優先!
いつもは小さい蚕翅を大きくして【飛翔】しながら、空から安全な待避ルートを指示するよ

喩嘉サンと幸児サンが、地上でディアボロスの隠れ里のことを伝えてくれているから、あたしは事前に【情報収集】した道を教えていく

あたしも第四勢力!
だから、安心して付いてきてねえっ!

敵兵がいないか空中から【偵察】して、【臨機応変】に道案内するよ
足がうまく動かない人や、小さい子はあたしも連れて飛べると思う


近衛・悠
強い将同士の激突で真っ先に犠牲になるのはいつだって弱い人達だ。まずはその人達を助けることを優先だな。

仲間が隠れ里に民を誘導するので俺も【飛翔】で空から誘導する。【情報収集】【地形の利用】で進行する道筋を把握、同じ【飛翔】持ちの仲間と協力して【臨機応変】に民と義勇軍を誘導。小さい子供なら2人ぐらいは抱えて飛べるな。



俺も第四勢力だから安心してくれ。今のままだと皆全滅する。関羽も魏もアンタ達の命なんて全然考慮してないだろう。こんな形で死にたくないだろ?生き延びる道を考えて欲しい。丁寧に説得した後、仲間が展開した結界に【結界術】を重ね掛けして効果の上昇を援護してから空へ。



「んも~! あっちが収まったと思ったら、今度はこっち! 関羽ってば、すーぐ戦を起こすんだからっ! いつか絶対ぎっちょんぎっちょんにしてやるんだからあ」
 杏・紅花(金蚕蠱・g00365)が不機嫌な表情を浮かべながら、見捨てられた魏の町にやってきた。
 町の人々は、不安の塊と化しており、紅花の姿を見ただけで、ヒィッと悲鳴を上げた。
「強い将同士の激突で真っ先に犠牲になるのは、いつだって弱い人達だ。まずはこの人達を助ける事を優先せねば……」
 近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)が覚悟を決めた様子で、町の人々を広場まで誘導した。
 町の人々は不安そうにしていたものの、悠には全く逆らわなかった。
 それだけ、悠達の事を恐れているのだろう。
 自分達には戦う術がないため、半ば諦めている様子であった。
「お前達は、何者だ」
 義勇軍のリーダーと思しき男性が、ディアボロス達の前に立った。
 町の人々と比べて、義勇軍達は武装をしているものの、関羽の軍と戦うには、力不足に思えた。
「俺は魏呉蜀のどこにも属さない第四勢力の軍師の喩嘉だ。俺達は民の命を守ることを目的にしている。お前達を助けに来た」
 そんな中、喩・嘉(瑞鳳・g01517)が町の人々の前に立ち、自分達が敵ではない事を強調した。
 町の人々は、みんな動揺しており、半信半疑のようだった。
「……信じられんな。いきなり来た連中を、どう信じろと言うのだ。これが罠ではない証拠は……!」
 義勇軍のリーダーと思しき男性が、警戒心をあらわにした。
 義勇軍のメンバー達も、町の人々を守る義務があるため、完全に心を許していなかった。
「色々と言いたい事は分かる。だが、今のままだと皆全滅する。関羽も魏もアンタ達の命なんて全然考慮してない。お前達だって、こんな形で死にたくないだろ? 生き延びる道を考えて欲しい」
 そんな空気を察した悠が、義勇軍に語り掛けた。
「生き延びる道……だと? お前達を信じろ、と言うのか」
 義勇軍のリーダーと思しき男性が、険しい表情を浮かべた。
 しかし、迷っていた。
 ディアボロス達の言葉を拒絶するだけの力も時間もないのだから、それも当然であった。
「俺達の事を信じてくれ。樊城の近くに兵役を逃れられる里を用意している。俺の言うことを聞いて、静かに落ち着いて避難をしてくれれば、俺が必ずお前達を守る」
 嘉が真剣な表情を浮かべ、義勇軍に訴えた。
「本音を言えば、まだ信じた訳では無い。それでも、お前達を信じる以外に道はない。このままだと、関羽軍に攻め込まれて、命を落とすだけだしな。だから……お前達を信じよう!」
 義勇軍のリーダーと思しき男性が、小さくコクンと頷いた。
 まだ心に迷いがあるものの、考えている間に選択肢が減っていくため、とりあえず嘉の言葉を信じる事にしたようである。
「それじゃ、これから、あんたらを案内する。関羽軍にやられたくなけりゃ、ついて来てくれ」
 守都・幸児(迷子鬼・g03876)が病人や老人に肩を貸し、警戒した様子で町から出ていった。
「……大丈夫、あたし達を信じて。決して、損はさせないから!」
 それに合わせて、紅花が【蚕翅の生彩(ユェンチー)】で小さい蚕翅を大きくして飛翔し、上空から辺りを偵察しながら、安全な待避ルートを指示していった。
 悠も同じように飛翔しながら、地形を読み取り、進行する道筋を把握すると、一緒になって町の人々を誘導した。
 その後に続くようにして、義勇軍が剣を構えて、ディアボロス達を追った。
「……とは言え、途中で敵に見つかる訳にはいかないからな」
 その間に、幸児が外から把握されにくい空間を作り、結界術で効果を高めた。
 そこに悠が結界術を重ね掛けして、さらに効果を高めていった。
「だったら、念には念を入れておこう」
 それと同時に、嘉が【五里霧計(ゴリムケイ)】で光を屈折させる霧を、何処からともなく発生させた。
 その霧に紛れるようにして、町の人々がディアボロス達の後をついていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV2が発生!
【飛翔】LV2が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

平良・明
禍根は断ち切るよりも焼き滅ぼしてしまった方がいいでしょう
首は洗いましたか?最後の食事は何ですか?缶コーヒーはいりますか?
もちろん自刎の覚悟はできていませんね?

逃げるそぶりを見せるなら翡翠さんや仲間とも協力してしつこく先回りです

千金値する御影の墓標と石塔
金よりも権力よりも何よりも
誰にも等しく訪れるのは死苦
金満に生前葬も捗るでしょう

黒衣をさあ白染めに死化粧を
清白山野泉河に在らず是人の
写ろう明日は無しと時を詠み
罪科罪業に架かる燐火日の光

唯の拳を受け、この際潔く、くたばるのをお勧めします。


九条・雅
見ただけで物凄い嫌悪感を感じるね・・・コイツら。謀略で人を使い捨てる、アタシがもっとも嫌いな類だ。一般人に被害が及ぶ前に始末して置くか。

逃走した振りをしたって無駄だよ。戦場暮らしに取っては不意を狙っている素振りは丸見えだ。容赦なく踏み込んで【連撃】を併せた緋焔の一閃で【薙ぎ払い】。逃走されると厄介だから【火炎使い】で焼き払っておくか。敵の攻撃は【残像】で回避。

関羽は気になるが、まずは一般人の安全を確保するのが最優先だ。強者の戦で犠牲になるのはいつだって弱者だ。出来る限りのことはしたいね。


吉水・翡翠
アドリブ、連携歓迎
「さて、まずはこちらから排除いたしましょうか」

敵が視認するかしないかは分かりませんが、敵の攻撃に先んじて【パラドクス】を使用。<結界術>で囲んで攻撃します。
先手を打ったら、その後は接近。≪陰陽鉄扇≫を使い、敵に接近戦を挑みます。
なので傷を負ってもしょうがないですね。攻めましょう。
けれども油断はしません。わざと外したり、距離を外したりして≪投扇興≫投げたりすることで隙が出来ませんかね。出来たら自分で攻めてもいいですし、味方に攻めてもらうのもいいですね。


穂村・夏輝
関羽に出張られてきても困るし、さっさと倒させてもらうよ

相手が偽装退却で逃げようとしたら追撃して策略にかかったふりをする。で、攻撃をしてきたら、
「悪いけど、その手の内は知っていたんだ」
サーヴァントのアンジェローザのシャイニングレイ(装備アイテム)で奇襲をかけるのを起点に双天遊戯を使って逆にこちらが【不意打ち】を仕掛ける。
「本当に逃げていれば、こんな目に合わなくて済んだのにね。まあ、そもそもこちらに攻め込まなければ良かったんだろうけどさ」

その他味方と連携できるようであれば、連携とかするよ



「ん……んん? これは一体、どういう事ですか?」
 先行して魏の町にやってきた強欲の文官達は、周囲の異変に気づいて辺りを見回した。
 だが、何処を見ても、町の人々の姿はない。
 その上、騒ぎを聞きつけて、やってくるはずの義勇軍も、誰ひとりとして現れなかった。
「まさか、逃げたのか? でも、何処に……!」
 顎鬚を蓄えた強欲の文官が、険しい表情を浮かべた。
 しかし、町の人々を受け入れる場所など、何処にも存在していないはず。
 その考えが強欲の文官達の判断力を鈍らせ、正しい答えを導き出す邪魔をしていた。
「……見ただけで物凄い嫌悪感を感じるね、コイツら。謀略で人を使い捨てる、アタシがもっとも嫌いな類だ」
 そんな中、九条・雅(赫焉のパシオン・g03417)が仲間達と共に、強欲の文官達の前に現れた。
「な、なんだ、お前は! 一体、ここで何をしている、ま、まさか、ワ……」
 ハゲた頭をした強欲の文官が、警戒した様子で後ろに下がった。
「名乗る必要などないでしょう。それよりも、首は洗いましたか? 最後の食事は何ですか? 缶コーヒーはいりますか? もちろん、自刎の覚悟はできていませんね?」
 その言葉を遮るようにして、平良・明(巡礼・g03461)が強欲の文官達に迫っていった。
「ええいっ! こちらの質問に答えぬか!」
 チョビ髭を生やした強欲の文官が、苛立ちを隠せない様子で吠えた。
「悪いけど、こっちも時間が無いんでね。このまま関羽に出張られてきても困るし、さっさと倒させてもらうよ」
 その間に、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)が、強欲の文官達の逃げ道を塞いだ。
「それでは、ここで排除するとしましょうか」
 すぐさま、吉水・翡翠(道求める陰陽師・g01824)が【攻性式神結界】を発動させ、結界に強欲の文官達を閉じ込め、内部に式神を放って攻撃した。
「金なら出す! だから、戦え!」
 顔に傷のある強欲の文官が、大声を上げて衛兵達を召集した。
「うおおおおおおおおおおお!」
 その指示に従った衛兵達が雄叫びを上げ、ディアボロス達に攻撃を仕掛けていった。
 だが、結界内を飛び交う式神達が邪魔をして、ディアボロス達に近づく事さえ出来なかった。
「いくら衛兵が多くても、式神が飛び交う結界内では無力のようですね。……今のうちに攻めましょう!」
 その隙をつくようにして、翡翠が仲間達に声を掛けながら陰陽鉄扇を使い、強欲の文官達に接近戦を挑んだ。
「うぐぐっ! ぐ……。お、お前等、何をしている! さっきの倍を出すから、もっと頑張れ!」
 ハゲた頭をした強欲の文官が、悲鳴にも似た叫び声を上げた。
「う、うおおおおおおおおおおお!」
 衛兵達も危機的状況にあるため、半ばヤケになりつつ、再び剣を振り上げ、ディアボロス達に斬りかかってきた。
「無駄な抵抗はせず、唯の拳を受け、この際潔く、くたばる事をお勧めします。いくら足掻いたところで、苦しみが長引くだけですから……」
 即座に、明が【インスタントトーチカδ(デルタ)】を発動させ、一気に間合いを詰めて、先頭にいた衛兵を殴り飛ばした。
 その拍子に、衛兵の身体が宙を舞い、ハゲた頭をした強欲の文官を圧し潰すようにして落下した。
 その流れに乗るようにして、翡翠が投扇興を投げつけ、衛兵達を倒していった。
「に、逃げるぞ!」
 その事に危機感を覚えた強欲の文官達が、ディアボロス達に背を向け、脱兎の如く逃げ出した。
「逃走した振りをしたって無駄だよ。戦場暮らしに取っては不意を狙っている素振りは丸見えだ」
 次の瞬間、雅が容赦なく踏み込み、連撃を併せた【緋焔の一閃(ヒエンノイッセン)】で、チョビ髭を生やした強欲の文官を薙ぎ払った。
「悪いけど、その手の内は知っているからね」
 そこに追い打ちをかけるようにして、夏輝が顔に傷のある強欲の文官を追撃し、【双天遊戯(デュアルアサルト)】でオラトリオのアンジェローザに指示を出した。
 その指示に従って、アンジェローザが短距離ワープをすると、顔に傷のある強欲の文官を射撃して息の根を止めた。
 それに合わせて、雅が残像を駆使して、強欲の文官達を牽制し、火炎を操って炎に包んだ。
「うわっ、熱っ! 熱い! 助けてくれ!」
 顎鬚を蓄えた強欲の文官が悲鳴を上げ、炎の中で逃げ惑った。
 だが、まわりを炎に囲まれてしまったせいで、何処にも逃げ道がなかった。
「本当に逃げていれば、こんな目に合わなくて済んだのにね。まあ、そもそもこちらに攻め込まなければ良かったんだろうけどさ」
 そう言って夏輝が不意打ちを仕掛け、顎鬚を蓄えた強欲の文官にトドメをさした。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

ア・ンデレ
「かったと、おもった?」

立ち上がったアンデレはにやりと笑う。

「アンデレちゃんは、かつまでたちむかいつづけるよ。
あきらめがわるいとおもう?
それが、ディアボロスっていうものだよ。」

アンデレは、今度は、「鬼神変」により、腕を大きくし、再び関羽に向かう。

「どうやらもうすこしじかんはあるみたい。
もうすこしアンデレちゃんとに『いっきうち』につきあってね。」


横芝・光
連携&アドリブ歓迎。
腰だめに武器を構えて赤兎馬(以下、馬)へ突撃。
「死ね! おどりゃぁぁぁ」
――将を射んと欲すれば先ず馬を射よ!
技能を適宜使用して一気呵成に馬へパラドクスを使用。
『火炎使い』と『フェイント』で関羽の視界に煙幕かけて『オーラ操作』で強化した『吹き飛ばし』で振り下ろされるであろう武器を弾く。
まだ首級を上げられないのは理解している。だが追い風さえ吹けば撤退に持ち込む事は出来るかもしれない。
例え我が身朽ちても残留効果で後につなげられる…はず
俺、この戦いが終わったら結婚するんだ。
「やったか!」
「後で絶対追いつくからお前たちは先に行け!」
もうすぐ子供が産まれるんだ、だから!
俺はやるぜ!!!


神山・刹那
蜀が誇る五虎大将軍が筆頭、関羽雲長。相手にとって不足なし
勝てるとは思ってない。が、俺も剣士の端くれ
挑んでみたいって欲求には、勝てなかったよ
いざ、勝負!

赤兎馬天駆で目にも見えないスピードで突進してくるのはわかってるので、そんなのを目で見てから行動しても間に合わないので目を閉じ、五感の一つをあえて潰し、感覚を極限まで研ぎ澄まして一撃を貰いながらこちらの一撃を打ち込もうとする
「さすがは天下の豪傑。次は祖の体に傷の一つ、つけてみせる」



「かったと、おもった?」
 そんな中、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)が勢いよく立ち上がり、身体についた埃を払いながら、関羽を見つめてニヤリと笑った。
「ほお……、まだ立つか。ならば、諦めるみまで、相手をしてやろう」
 関羽が赤兎馬に乗ったまま、冷たくアを見下ろした。
「だったら、アンデレちゃんは、かつまでたちむかいつづけるよ。あきらめがわるいとおもう? それが、ディアボロスっていうものだよ」
 次の瞬間、アが【鬼神変】を発動させ、鬼の血によって一時的に腕を異形巨大化させ、再び関羽に勝負を挑んだ。
「ならば、何度でも立ち向かってくるがいい。ただし、もう手加減はしない」
 それと同時に、関羽が闘気を激しく爆発させ、裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出した。
 その攻撃を食らったアが為す術もなく、再び宙を舞うのであった。


「蜀が誇る五虎大将軍が筆頭、関羽雲長。相手にとって不足なし。もちろん、勝てるとは思ってない。……が、俺も剣士の端くれ。挑んでみたいって欲求には、勝てなかった。……いざ、勝負!」
 そんな中、神山・刹那(梟雄・g00162)が、赤兎馬に乗った関羽の前に陣取った。
「……いいだろう。だが、運悪く死んでも、化けて出るなよ」
 関羽が青龍偃月刀を構え、赤兎馬の上から刹那を見下ろした。
「死ね! おどりゃぁぁぁ」
 その間に、横芝・光(特級厨師・g03838)が腰だめに祖父ちゃんの大包丁を構え、【極悪中隊(バッド・カンパニー)】を発動させ、自動小銃で武装した歩兵60名、戦車7台、攻撃ヘリコプター4機で構成されたミニチュア軍隊を召喚し、赤兎馬に突っ込んでいった。
「赤兎馬を狙って攻撃してくる敵が、今までいなかったとでも思ったか? その全てを撃破した結果が、今だ」
 関羽がフンと鼻を鳴らしながら、赤兎馬に乗ったまま、裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出し、ミニチュア軍隊を蹴散らした。
「……まだだっ!」
 それに合わせて、光が火炎使いとフェイントで関羽の視界に煙幕を掛け、オーラ操作で強化しつつ、青龍偃月刀を弾いた。
 次の瞬間、赤兎馬が体当たりを仕掛けてきたため、光の身体が宙を舞った。
 一方、刹那は目を閉じて、感覚を極限まで研ぎ澄ます事で、赤兎馬の体当たりを何とか避ける事が出来た。
「……覚悟にいいな?」
 赤兎馬に乗った関羽が光を見下ろし、青龍偃月刀を向けた。
「お、俺は……この戦いが終わったら……結婚するんだッ! だから、こんなところで倒れている訳には行かないんだッ! もうすぐ産まれてくる子供のためにも……!」
 光が全身血塗れになりながら、吠えるようにして叫び声を響かせた。
 既に、意識は朦朧としており、気力だけで立っているものの、気迫だけは全く衰えていなかった。
「ならば、去れ!」
 関羽が苛立ちを隠せない様子で、叫び声を響かせた。
「こっちも退けない事情があるんでね。せめて、祖の体に傷の一つ、つけてからでないと……!」
 すぐさま、刹那が【雲耀の太刀(ウンヨウノタチ)】を仕掛け、八相の構えから大上段に振りかぶり、あらん限りの力を込めて、覇龍(日本刀)を全力で振り下ろした。
「……面白い。ならば、やってみろ!」
 それと同時に、関羽が青龍偃月刀で攻撃を防ぎ、刹那を挑発しながら、吠えるようにして叫ぶのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!

穂村・夏輝
連携アドリブ歓迎

倒せるとは思えないけど、その足掛かりにする為にも体を張らせてもらうよ

目的の上で最大の成果としては関羽やクロノオブジェクト(赤兎馬など)の体組織を自分や仲間の武器の表面からでも採取してデーモンイーターの能力で取り込めないか試す
その次くらいに関羽の太刀筋を【記憶術】

とにかく関羽か赤兎馬へパラドクスで一太刀浴びせたい。味方と連携できるなら、できるだけ多方向から攻撃
「俺の力は借り物だ。今更新しく借りようが一緒だ」
また敵が着地の瞬間に攻撃するのなら、攻撃の直前にありったけのオラトリオフラワーを【アイテムポケット】から出して目眩しし、アンジェと連携して同時攻撃

少しずつコツコツやるしかないか


ア・ンデレ
「いわれなくても、なんどでもたちむかうよ。」

アンデレは立ち上がる。
アンデレはネメシス形態となり、新たに2本の腕が生える。
アンデレは20本の指から刃を出す。

「アンデレちゃんは、なんどでもたちあがる。
そして、そのたびにつよくなるよ。」

アンデレは二度の敗北に懲りもせず、走り出す。

「にどまけても、さんどめはかてるかも。
さんどまけても、よんどめはかてるかも。
これってかちかくていってことだよね。」

アンデレは、笑顔をたやさない。
アンデレは、関羽の本気を楽しみにしている。



「……まだ立ち上がるのか。そのまま倒れていれば、痛い目に遭う事もないのに……」
 赤兎馬に乗った関羽が、信じられない様子で、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)に視線を送った。
 おそらく、敵でなければ、称賛に値する存在だろう。
 だが、敵である以上は、蹴散らすしかない。
 例え、何度立ち上がろうとも、叩き潰すしかないのだから……。
 それでも、アの気合と根性にはヤル気には、驚かされる事ばかりであった。
 口では強がっていても、流石に諦めるだろう。
 そう思って送った視線の先に、アが立っていたのだから、考えを改めるしかなかった。
「アンデレちゃんは、なんどでもたちあがる。そして、そのたびにつよくなるよ」
 次の瞬間、アがネメシス形態になり、新たに二本の腕を生やした。
「な、なんだと! 変身するのか!」
 その姿を目の当たりにした関羽が、警戒した青龍偃月刀を構えた。
「にどまけても、さんどめはかてるかも。さんどまけても、よんどめはかてるかも。これってかちかくていってことだよね」
 それと同時に、アが【魔骸連刃】を発動させ、20本の指から鋭利な刃を生成し、関羽に攻撃を仕掛けていった。
「何度やっても、無駄だ。いい加減に諦めろ!」
 その事に恐怖すら覚えつつ、関羽が裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出した。
「……!」
 その攻撃を食らったアが宙を舞い、再び地面に落下した。
 それでも、関羽は気を抜かず、倒れたアを凝視していた。
「倒せるとは思えないけど、その足掛かりにする為にも体を張らせてもらうよ」
 その隙をつくようにして、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)が【双天遊戯(デュアルアサルト)】を仕掛け、赤兎馬に乗った関羽の注意を引いた。
 それに合わせて、オラトリオのアンジェローザが巧みに短距離ワープをしつつ射撃攻撃を仕掛けた。
「……クッ!」
 その拍子に、関羽がバランスを崩したものの、傷ついた頬の血を拭うと、赤兎馬ごと空中を駆け抜け、着地と共に青龍偃月刀を振り下ろした。
「随分と焦っているね? ひょっとして、俺達が、どんなに頑張ったところで、傷ひとつつけられないと思い込んでいたのかな?」
 夏輝が関羽の太刀筋を記憶しつつ、ギリギリのところで致命傷を避けた。
 それに合わせて、ありったけのオラトリオフラワーを撒いて、目を眩ませようとした。
「……跳べ!」
 その事に危機感を覚えた関羽が赤兎馬に指示を出し、短距離ワープをしたアンジェローザの射撃攻撃を避けるようにして、勢いよく飛び跳ねた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【ドレイン】がLV2になった!

ア・ンデレ
「アンデレちゃんには、あきらめなんて、にあわないよ。」

アンデレは立ち上がる。
そして、さらに腕が2本生え、腕は計6本となる。(🔴の数により腕が増える設定)
アンデレが指から出す刃は、30本となる。

「いったでしょ。アンデレちゃんはたちあがる『たび』つよくなるんだよ。
あきらめないといけないのは、そっちのほうなんじゃないかな。」

アンデレは再度走り出す。
それは今までの行動と同様だが、速さ、力強さなどは今までよりも増している。
アンデレは自分が負ける、諦めるといった可能性を全く考えていない。



「ぐぬぬっ! 何故だ。何故、恐れない! 何故、諦めない! あのまま突っ伏していれば、楽になれたものを……」
 赤兎馬に乗った関羽が、信じられない様子で吠えた。
 関羽にとって、予想外だったのは、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)が何度倒れても立ち上がってきた事。
 そして、かすり傷とは言え、戦場で他のディアボロスに傷をつけられた事だった。
 ただし、それはほんの一瞬の油断が招いた結果ではあるものの、多少なりとも危機感を覚え始めていた。
「アンデレちゃんには、あきらめなんて、にあわないよ」
 次の瞬間、アが【魔骸連刃】を発動させ、さらに腕が2本生やし、その指から鋭利な刃を生やした。
「……愚かな!」
 そう言いつつも、関羽は動かなかった。
 その途端、脳裏に浮かんだのは、再び立ち上がるアの姿。
「いったでしょ。アンデレちゃんはたちあがる『たび』つよくなるんだよ。あきらめないといけないのは、そっちのほうなんじゃないかな」
 そんな空気を察したアが、挑発混じりに呟いた。
「ならば、それを自らで証明してみろ!」
 そう言って関羽が赤兎馬に乗ったまま、裂帛の気合と共に無数の突きを繰り出し、アを弾き飛ばすのであった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【活性治癒】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV3になった!

近衛・悠
知り合いで尊敬する雅さん(g03417)と協力

ああ、雅さん、やっと合流出来たな。コイツを倒せば終わりだ。戦のどさくさに紛れて一般人を苦しめるようなクズは早めに倒した方がいい。頼りにしてるぜ、雅さん。

前衛は雅さんに任せて後ろで援護を。【計略】【情報収集】で敵の計略の動きを観察し、呼び出す手札は【気絶攻撃】を併せた【結界術】で拘束し、【風使い】で吹っ飛ばす。土石流はリビードペインでお返しする。邪魔者を排除したら敵本体を【呪詛】付きの【誘導弾】で狙うぜ。ついでに【光使い】の目くらましも付けとくか。

アンタらはアンタらの都合があるんだろうが、巻き込まれる側は堪ったもんじゃないからな。消えて貰うぜ。


九条・雅
知り合いで信頼している悠(g02300)と協力

お互い大変だったが、やっと合流出来たね。後は好き放題やったあげく逃走しようとしている輩を始末するか。コイツに苦しめられる人々がこれ以上出てはいけないからね。

取り巻きの始末は悠に任せてアタシは敵本体を追いかける。仕掛けてくるあ落とし穴は【ダッシュ】【ジャンプ】で飛び越えて【火炎使い】で行く先を火の海に変えて足止め。【斬撃】でフェイントをかけ、鬼神変で殴って【怪力】【強打】【グラップル】で蹴っ飛ばす。

一般人をあれだけ苦しめたやつを逃がす訳ないだろう!!トドメは後続に任せて出来るだけ足止めしておくか。



「やれやれ、文官達は態度がデカイだけで、まったく役に立ちませんでしたね。こんなところを関羽様に見られてしまったら、一体どうなる事やら。まあ、いいでしょう。関羽様は別の場所で戦いを楽しんでいるようですから、それまでに決着をつけてしまいましょうか」
 一方、段煨は村に残ったディアボロス達を前にして、不気味な笑い声を響かせていた。
 まわりにはディアボロス達によって、命を奪われた強欲の文官達が転がっており、酷いモノは肉の塊と化していた。
「雅さんと、やっと合流出来たと思ったら、さっそく敵の御出ましか。まあ、コイツを倒せば終わりだ。戦のどさくさに紛れて一般人を苦しめるようなクズは早めに倒した方がいい。頼りにしてるぜ、雅さん」
 近衛・悠(黄昏のフィラメント・g02300)が、素早く段煨の前に陣取った。
「お互い大変だったが、やっと合流出来たね。後は好き放題やっていた輩を始末するだけか。コイツに苦しめられる人々が、これ以上出てはいけないからね」
 その横に立った九条・雅(赫焉のパシオン・g03417)が、段煨をジロリと睨みつけた。
「フォフォフォ、これは勇ましい。まあ、私を倒したところで、関羽様がいる限り、戦況には何の影響もありませんが……。それでも倒したいというのであれば、相手をしてあげましょう」
 段煨が所構わず穴を掘り、その中に飛び込んで、高速で移動した。
「まさか逃げるつもりか? ……ふざけるな!」
 その事に気づいた雅が、ダッシュやジャンプで幾つもの穴を飛び越え、巧みに炎を操って辺りを火の海に変えた。
「こ、小癪な真似を!」
 その熱さに耐える事が出来ず、段煨がヒョコっと顔を出した。
「あれだけ一般人を苦しめておいて、タダで済む訳ないだろう!」
 それに合わせて、雅が斬撃でフェイントを仕掛け、その間に【鬼神変】で一時的に腕を巨大化させ、段煨を殴り飛ばした後、一気に間合いを詰めて蹴り飛ばした。
「ぐかぼっ! ゴ、ゴミの分際で、私に恥をかかせるとは、万死に値する!」
 その事に腹を立てた段煨が、強欲の文官達の死体を操って、怒りの感情に身を任せて指示を出した。
 強欲の文官達は肉体の損傷が酷く、激しくフラついていたものの、段煨の指示に従ってディアボロス達に襲いかかってきた。
「アンタらはアンタらの都合があるんだろうが、巻き込まれる側は堪ったもんじゃないからな。ここで消えて貰うぜ」
 それと同時に、悠が結界術で強欲の文官達の死体を拘束し、風を操って吹き飛ばすと、雅が情け容赦なく叩き潰していった。
「く、来るなっ!」
 その事に危機感を覚えた段煨が、突如として土石流を出現させ、ディアボロス達を押し流そうとした。
「そう言われても、手遅れだ。もう傍まで来ているしな」
 次の瞬間、悠が光を操って目眩ましをすると、【リピートベイン】で土石流を再現させて相殺し、呪詛付きの誘導弾を撃ち込むのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

ア・ンデレ
アンデレは再び立ち上がる。
アンデレの腕の数は8本、刃の数は40本となっている。

アンデレはこの戦いに終わりが近づいてることを察していた。

「アンデレちゃん、ようやくきづいたよ。
いまのアンデレちゃんでは、どんなにたちあがっても、かてないんだね。
でも……でもね。いつか、アンデレちゃんは……」

アンデレは再び走り出す。

「お前を殺す。
我が名はア・ンデレ。
覚えておくといい。」

再度の名乗りをあげ、最後の攻撃を繰り出す。



「……もう諦めろ。いや、諦めるんだ」
 赤兎馬に乗った関羽が青龍偃月刀を構えたまま、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)を見下ろした。
 普通に考えれば、もう立ち上がる事など、出来ない……はず。
 だが、アに限っては、そう断言する事が出来なかった。
「アンデレちゃん、ようやくきづいたよ。いまのアンデレちゃんでは、どんなにたちあがっても、かてないんだね。でも……でもね。いつか、アンデレちゃんは……」
 アが全身血塗れになりながら立ち上がり、【魔骸連刃】で腕を生やして、指の先端から鋭利な刃を生成した。
「それでも、戦うのか」
 関羽が深い溜息を洩らし、赤兎馬に乗ったまま、何かを悟った様子で、アの前に陣取った。
「お前を殺す。我が名はア・ンデレ。覚えておくといい」
 次の瞬間、アが一気に間合いを詰め、躊躇う事なく関羽に飛び掛かった。
「ああ……、覚えておこう!」
 それを迎え撃つようにして、関羽が叫び声を響かせながら、無数の突きを繰り出し、アを返り討ちにするのであった。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【活性治癒】がLV4になった!
効果2【ドレイン】がLV4になった!

穂村・夏輝
関羽からは必要なものはもらった。あとはあのクロノヴェーダを倒して戦いを終わらせるだけだよ。

穴を掘って潜むのなら
「アンジェ、追い立てるんだ!」
子供サイズのアンジェローザに穴の中に入ってもらって穴の外へと追い立てさせる
「ここでこの戦いを終わらせるよ」
腕に『関羽の緑甲』を発現させ、【魔骸連刃】で刃を生やして敵を切り裂く
「関羽の力、使わせてもらうよ。この意味、どういうことか分かるかな?」
実際はかすり傷で奪った血液をデーモンイーターの力で取り込んだだけだけど、悪い想像をさせて動揺を誘わせる。
「俺は言うなればセミファイナル。お前に引導を渡したい人達はまだまだいるみたいだよ」


喩・嘉
元より忠明様の足元にも及ばぬ存在だったが
アヴァタール級という複製品になってよりいっそう小物さ加減が増したようだな
見るも不快だ
今すぐ滅せよ

仮に死体であろうとも、民のものであれば俺は攻撃を躊躇しただろう
今操れる死体が、ここに転がっている蟲将だけであることがお前の運の尽きだ
攻撃を翅を広げて飛び上がり避け
「飛天流星脚」で上空から重い蹴りを叩き込む

いつか必ず、貴様の本体へ復讐を果たしてやる
その忠明様の名、取り返してみせるからな


吉水・翡翠
アドリブ、連携歓迎。
「最後はあなただけです。お覚悟を」

敵に先んじて≪陰陽鉄扇≫で【金行刀・断】使用。一刀両断いたします。
その後はそのまま接近戦を行います。
傷を負う事にはなるでしょうが、かまいません。
敵を逃がさない為にも近づいて攻撃いたします。

が、隙を引き出すためにもわざと間合いを外して≪投扇興≫を投げて攻撃したりもします。
隙が出てくれば自分だけでなく味方も活用出来るでしょうしね。


杏・紅花
あたし政治とか覇権とか、よく分かんないけどさあ
大きな戦いがみんなを苦しめるってことだけは嫌ってほど分かってるつもり
だから絶対ぶっつぶーす!

それに。喩嘉サンの敵は、あたしたちの敵だもん

仲間が止めをさせるように引き付けるよ
不意打ち狙ってパラドクス発動
【迅速反応】で素早く肉薄
残像残す早業で横合いからフェイントかけて鉤爪で切り裂く

土人形の反撃は、敵の動きを見極めて回避を試みるよ
数が多ければ飛翔して回避したいな
味方を襲う土人形は率先して倒していくよ
邪魔なんてさせないんだからあ

アドリブ歓迎


守都・幸児
てめえら、略奪部隊なんだってな
てめえにやるもんは何もねえ、その逆だ
奪われたもんを返してもらう

俺は敵の逃走を警戒しながら
皆を援護するぞ
喩嘉が、思うように戦えるようにな
ああ、喩嘉の敵は俺たちの敵だ
って紅花に頷いて

敵が壁や地面を掘って不意打ちを仕掛けようとしたら
「悪鬼粉砕撃」で地面ごと抉り取ってやる
そこが壁なら【一刀両断】でぶった斬って姿を露わにしてやるぞ
もし地面を掘って逃げようとしたら
地面の僅かな隆起と振動、音、それに匂いを【呼吸法】で感じ取り
【ダッシュ】と【追跡】で追いかけて
何度だって土ごと抉ってやる
てめえは絶対逃さねえ
どこまでだって追いかけてやる
てめえの本体も、いつか必ず見つけ出してやるからな


平良・明
千金誰が金、黒清罪を写す、泥遊びは終わりです
喩嘉さんの征く道は私の道でもありますから
切り開きます。

よくわかりませんがなんとなく、その口からは腐臭の気配がします
復讐の刃は貫く黒槍、息つく間もなく人形ことごとく串刺しにして
味方が進む道を切り開きましょう

桃李の歩み、道は願うがまま
いつか辿り着きましょう



「……関羽から必要なものは貰った。あとはキミを倒して戦いを終わらせるだけだよ」
 そんな中、穂村・夏輝(天使喰らいの復讐者・g02109)が、覚悟を決めた様子で段煨の前に陣取った。
「関羽様から……必要なモノは貰った? やれやれ、随分と面白い事を言いますね。一体、何を貰ったのか知りませんが、あなた達はここで終わりです! ……御終いです!」
 段煨が含みのある笑みを浮かべ、不気味に笑い声を響かせた。
 この状況でも勝利を確信しているのか、その表情は自信に満ち溢れていた。
「終わりなのは、あなたです。……御覚悟を!」
 次の瞬間、吉水・翡翠(道求める陰陽師・g01824)が【金行刀・断(ゴンギョウトウ・ダン)】を発動させ、陰陽鉄扇の先から新たに金属の片刃の刃を作って、段煨を斬りつけた。
「クッ……、小賢しい真似を!」
 段煨が苛立ちを隠せない様子で、傷ついた右腕を押さえた。
「そういや、てめえら、略奪部隊なんだってな。てめえにやるもんは何もねえ、その逆だ。奪われたもんを返してもらう」
 その間に、守都・幸児(迷子鬼・g03876)が、段煨の逃げ道を塞いだ。
「ええい、忌々しい奴等め! お前達など、私が本気を出せば……うぐぐぐぐっ!」
 段煨が荒々しい口調で、激しい怒りをあらわにした。
「あたし……、政治とか覇権とか、よく分かんないけどさあ。大きな戦いがみんなを苦しめるってことだけは嫌ってほど分かってるつもり。だから絶対ぶっつぶーす! それに、喩嘉サンの敵は、あたしたちの敵だもん……!」
 すぐさま、杏・紅花(金蚕蠱・g00365)が迅速反応で素早く肉薄し、【爪牙の響(シィアン)】で不意打ちを仕掛け、脚に気を集中させる事で残像を伴う素早い脚捌きを繰り出し、袖に忍ばせた爪を振り払う様に薙ぎ、段煨の身体を斬りつけた。
「ああ、喩嘉の敵は、俺達の敵だ」
 幸児が力強く頷き、間合いを取った。
「喩嘉……だと!?」
 その一撃を食らった段煨がバランスを崩して膝をつき、恨めしそうにディアボロス達を見上げた。
「元より忠明様の足元にも及ばぬ存在だったが、アヴァタール級という複製品になって、よりいっそう小物さ加減が増したようだな。だが……見るのも不快だ」
 喩・嘉(瑞鳳・g01517)が嫌悪感をあらわにしながら、段煨に対して言い放った。
「うぐぐっ! そうか、お前がコイツらを……」
 段煨が、すべてを察した様子で、激しく拳を震わせた。
「それ以上、何も語らないでくれますか? その口から腐臭がしていますから……。もう泥遊びは、終わりです。喩嘉さんの征く道は私の道でもありますから……、必ず切り開きます」
 それと同時に平良・明(巡礼・g03461)が、小型拳銃で段煨を攻撃した。
「……クッ! こ、このままでは……!」
 その事に危機感を覚えた段煨が地面に穴を掘り、そこに飛び込んで、高速で移動し始めた。
「てめえは絶対逃さねえ。どこまでだって追いかけてやる! いつか、てめえの本体も、必ず見つけ出してやるからな。まずは、てめえだ! 観念しやがれ!」
 幸児が地面の僅かな隆起と振動、音、ニオイ等を探りながら、【悪鬼粉砕撃】で全身の膂力を籠めた強烈な一撃を繰り出し、地面を抉り取った。
「……アンジェ、追い立てるんだ!」
 そこに追い打ちをかけるようにして、夏輝がオラトリオのアンジェローザに指示を出した。
 その指示に従って、アンジェローザが地中に広がる穴の中に飛び込み、段煨の後を追いかけさせた。
「畜生! こんなはずでは……! こんなはずではッ!」
 段煨が悔しそうにしながら、土の中からズボッと顔を出した。
「このまま逃げるつもりだったんですか? だとしたら、残念でしたね。この先は行き止まりですよ?」
 それに合わせて、翡翠が投扇興(軽い扇)を投げ、段煨の眉間を切り裂いた。
 その拍子に、眉間から血が噴き出し、段煨が頭を抑えて、フラついた。
「俺は言うなれば、セミファイナル。お前に引導を渡したい人達は、まだまだいるみたいだからね。でも、ここで関羽の力を使わせてもらうよ。この意味、どういうことか分かるかな?」
 次の瞬間、夏輝が腕に関羽の緑甲を発言させ、【魔骸連刃】で鋭利な刃を生やし、段煨を斬りかかった。
「き、貴様っ! 関羽様に何をっ! 何をしたァァァァァァァァ!」
 段煨が吠えるようにして叫びながら、次々と土人形を生み出した。
 土人形達は強欲の文官に似ていたが、本物よりも動きが機敏で、まったく無駄がなかった。
「邪魔なんてさせないんだからあ」
 それを迎え撃つようにして、紅花が飛ぶように土人形の攻撃を回避し、すれ違い様に反撃を繰り出した。
「このまま、すべて串刺しにしてしまいましょう」
 続いて、明が【復讐の刃】で復讐の意思を具現化し、光すら飲み込みそうな黒槍を出現させ、復讐の刃は貫く黒槍、息をつく間もなく人形をことごとく串刺しにした。
 それでも、泥人形達はまったく気にせず、ジリジリと距離を縮めてきたが、ボロボロと崩れて動かなくなった。
「ば、馬鹿なっ! まだだっ! まだまだ!」
 段煨が悔しそうな表情を浮かべ、再び土人形達を作り出した。
「今操れる死体が、ここに転がっていた蟲将だけである事が、お前の運の尽きだ。仮に死体であろうとも、民のものであれば、攻撃を躊躇しただろう。だが、いくら土人形を作ったところで、単なる時間稼ぎにしかならない」
 嘉が翅を広げて飛び上がり、土人形達の攻撃を避け、【飛天流星脚】で強靭な四肢と翅で跳躍し、渾身の力を籠めた蹴りを放って、段煨の身体を貫いた。
「ば、馬鹿……なっ!」
 その一撃を食らった段煨がブクブクと血の泡を吐き、血溜まりの中に崩れ落ちた。
「いつか必ず、貴様の本体へ復讐を果たしてやる。その忠明様の名、取り返してみせるからな」
 そう言って嘉が段煨から視線を逸らし、仲間達と共にその場を後にするのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】がLV5になった!
【落下耐性】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV5になった!
【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2021年10月29日