対決、竜造寺四天王VSディアボロスなんたらかんたら!(作者 紅葉茉莉
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#天正大戦国  #龍造寺四天王肥後の戦い  #肥後国  #龍造寺隆信 

 ここは九州、史実では九州三国志とも呼べる大友、島津と並び立った竜造寺の頭首、竜造寺隆信の名を持つ天魔武者が大笑いをしながら配下に対し語っていた。
「がははは、日向を失った大友がこの儂に泣きついてきおった、肥後の領有を認める故に日向に兵を出してくれとな」
 対立する実力者、その大友がわざわざ自分に頭を下げてまで兵力を回してほしいという要求。
 その状況がとても痛快だったのだろう、笑いを堪えられずと言った様子で上機嫌に話を続け命令を下していく。
「我が竜造寺の誇る四天王の軍勢、あれらを肥後に集結させ日向に攻め入る準備を整えよ! 日向を制したと言われるディアボロスなど何する者か、日向を制圧した後で大友を滅ぼし、返す刃で島津を滅ぼし九州を竜造寺の物とするのだ!」
「おおー! では、早速準備に入りまする!」
「うむ! 九州を制したとあらば断片の王である徳川家康も竜造寺を粗略には扱えまい、我が野望成就の時は近いぞ!」
 竜造寺隆信の檄が飛び、呼応する兵が歓声をもって返していく。
 その声は天を衝くが如く、士気高らかに出陣の準備が始まっていた。

「あぶ、あばば……一体何をいっていた、のでしょうか……も、もう一度確認して」
 新宿駅グランドターミナル、死にかけの魚のような目で遠くを見ていたミレー・マリエット(サキュバスのガジェッティア・g03547)が集まったディアボロスに気付いたのだろう。
 頭をぶんぶんと降って、気を取り直して説明を始めていた。
「し、失礼しました、自動翻訳されていない光景が頭から離れず。ええと、九州で色々な動きがありまして。
 攻略旅団の提案によって九州地方攻略が再開されるのですが、肥後国に日向国を奪還する為に竜造寺四天王の軍勢が集結している事が判明したのです。
 無数の竜造寺四天王だけで編成された部隊、その集結を察知できず敵軍がなだれ込んで来れば日向国を維持する事も出来ず、薩摩の島津も呼応し九州全土を巻き込んだ大きな戦いになる……はずでしたが!」
 そこまで言って指を立て、そうはならなかった、ならなかったんだよと強調するミレー。
「事前に皆さんの活躍で動きを察知したのです、となれば準備が整う前に先制攻撃、機先を制して敵軍を突き崩し、日向国を奪還しようとする天魔武者の戦略を打ち砕く、しかないですよねぇ?」
 唐突に、嫌な笑みを浮かべるミレー。どうやら何か策があるようだ。

「まあ策は追々話すとしましょう、まずは肥前国で起こっている異常、畑を荒らされ苦境に陥っている農村を助けつつ、情報収集を行ってください。
 農民の皆さんは支援を行うディアボロスの皆さんに感謝して知ってることならなんでも話してくれますから、貰った情報を元に気付かれずに駐屯地に近づいてこう、バシッと奇襲をキメて撃破しちゃってくださいな」
 荒れ果てた農村の復興支援、これを行い情報を収集し、敵の不意を突いての奇襲。
 農民が知れる情報だが駐屯地の場所や兵が出歩き巡回する時間やルートが分かれば、奇襲をするには十分すぎる情報で。
「そうそう、策アリ、といいましたよね。実はですねぇ、この駐屯地の部隊だけなのですがちょーっと面白い感じな光景が見えまして」
 情報を説明しつつ、悪い笑顔を続けるミレー。
 この駐屯地に滞在する竜造寺四天王軍限定だというが、何やら戦いを優位に進める秘策があるようで。
「四天王、という肩書に固執すると同時に、どうやら別の肩書……例えば何本槍、とか。それ以外だとこう、ほら、やべぇ強そうな何とか流! みたいな流派とかそういうヤツですよ、ええ。
 そういうのを語って、それっぽく見せれば無駄に感嘆して、称賛して鎧を打ってはやし立ててきたり、凄さを実感して動きガ鈍ってその隙にアタァ! と攻撃をクリーンヒットさせやすくなったりするようです。
 ああそれと、何人組とか言って組める面々が居なくても大丈夫、例えば三本槍を名乗って、お前らなど三本揃うまでも無い! とか言って威圧したり、十勇士の中で私は先鋒、敵の力を見極める事が役割で、実力分からぬ敵と戦い生き残り続けてきた! とかでっちあげて相手を納得させちゃえばいいんです。
 こういうのはノリと勢い、あとはこう、説得力あるなんかこう、雰囲気とかそれっぽい能力で魅せるってことですね、ハイ!」
 自分達の肩書、四天王へのこだわりの強さと同時、他の肩書や異名に対する想像力が高まっちゃった軍勢なのだろう。
 その部分を押し出せば普通に戦うのとは別の意味で相手を圧倒、優位に立ち回る事もできる、という事か。

「今回の敵はみんな竜造寺四天王、四天王とはいったい……うごご、となってしまうかもしれませんが些細な事!
 皆さんもこう、四天王を圧倒するすさまじい異名とか流派とか、それを裏付ける設定の披露でもって相手を威圧し、そして四天王などなにするものぞ、と蹴散らしちゃってくださいな。
 皆さんの痛々し……げふんげふん、カッコいい語りも期待しちゃってますからね、それではご案内いたします!」
 最後にちょっと、所謂中二病と言われる病状の発露も見れると本音を全部言いかけて、慌てて訂正したミレー。
 愉快な軍勢となっている竜造寺四天王との対決に向けパラドクストレインの扉を開き、ディアボロス達に黒歴史的な物が生まれちゃうかもしれない戦場へ送り出すのであった。

 ここは竜造寺四天王軍の駐屯地、ディアボロスが迫っている事など考えられもせず好き勝手に言っている四天王(いっぱいいる)の姿が見える。
「我ら竜造寺四天王、そして四天王の大軍勢あればディアボロスなどなにするものぞ!」
「うむうむ、我らには四天王という肩書がある、だがディアボロスには名乗れる肩書などないのだろう、所詮は個々の武名など名乗れぬ弱者の集団にすぎぬわ!」
 あぁ、めっちゃフラグを立てている。
 ディアボロスに名乗れる異名とか無いって言っちゃってるよ、この四天王の一人。誰かはわかんないけどさ。
「まったくだな、我ら四天王の他にも日本全国の猛者は多くの異名を持つ、しかしディアボロスには無い、これぞ我らとの決定的な差よ!」
「まぁもし、ディアボロスにもそういう異名を持つ者が居れば……余興にはなるだろう、聞いてやってもいいがな、わはははは!」
 うぅーん、フラグ完全成立。
 四天王って肩書があるからの余裕なのだろうか、仮にディアボロスが名乗ったら聞いてやろう、なんて言っちゃった。
 これは話を聞かずに何かしようとしたらツッコミを受けるだろう、自分で自分の首を絞めてやがらぁ。
 そんなこんなでちょーっと余裕が過ぎる軍勢がどんな結果になるのだろうか、全ては現地のディアボロス次第であろう。



 事件の首魁であるアヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と会話を行います(状況によっては、トループス級(👾)との会話も可能です)。
 戦闘を行わず会話に専念する事になりますが、必要な情報が得られるなど、後の行動が有利になる場合があります。
 問答無用で戦闘を行う場合は、この選択肢を無視しても問題ありません。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。


特殊ルール 👿または👾で出現する敵との会話に専念する。戦闘行動は行わない。
👑5

→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
1
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【水面走行】
2
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
3
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

紅葉茉莉
 こんにちは、紅葉茉莉です。
 今回は天正大戦国、攻略旅団によって動きの掴んだ九州地方でのシナリオをお届けします。
 日向国に攻め入らんとする竜造寺軍、竜造寺四天王の軍勢を相手とした戦闘シナリオとなっております。

 シナリオの流れとしては、まずは選択肢2で苦境に立たされている農村の人々を支援する形になるでしょう。
 支援と共に、情報収集というか駐屯地や警備状況について聞く事で、余裕を見せて宴会をしているような空気感の駐屯地の情報を得ることが出来るでしょう。
 その後は選択肢1の会話(希望あれば)と選択肢3、4で四天王軍団(四人ではない)を蹴散らす事でシナリオ終了となります。

 と、真面目な説明はここまで。
 四天王しか居ない、コミカルな状況で真面目な戦闘だけのシナリオになるわけないよなぁ! ということで。
 以下はギャグ、コミカルな方面になっている当シナリオについての補足と注意になります。

 敵は四天王という肩書に誇りを持ち、それによって余裕を見せています。
 そこに対し、皆様もなんかこう、良い感じに異名とか肩書とか、何とか流派とか、〇人衆とかそういうのを名乗ってみてください。
 名乗った肩書とかがどういうものか、お約束的な感じに相手は聞いてくれる流れになっちゃってますので、そこで理由とか裏付けとかそういうのをそれっぽく語り相手を威圧すれば攻撃がモロにヒットしやすくなります(判定にプラス補正がかかります)
 一人だけど、〇本刀とか複数人いるっぽい異名の場合は、自分一人で十分、なぜならば~、みたいな感じで押し切ってくださって結構、だって相手も四天王だけど四人じゃないしね、仕方ないね。
 なんなら、戦闘になった際のプレイングが『指定パラドクスで攻撃』だけでも、異名を名乗ってああだこうだ説得力のある感じの所謂、口プロレスが効果的ならそれでOKです。
 黒歴史になっちゃいそうな、痛々しい中二病な語りでもまあいいじゃないですか!
 皆様のぶっちぎり、ハジケ具合でシナリオのギャグ、コミカル度合いが決まるってもんですよ!

 なお、ネタ、ギャグ、コミカルに走らず普通に戦う事も勿論OKです、その辺りは皆様の選択次第。
 全力で突き抜けるか、はたまた真面目にシリアスにカッコよく攻めるからお好きにどうぞ。

 では、ここまで長文を読んで頂きありがとうございました、ご縁がありましたらよろしくお願いします。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

現代とこの時代とじゃ方言も違ったりするだろうから、佐賀に住んでた俺でも敵がなにを言っていたのかわからなさそうだ。
ここの四天王はおかしなことを言ってるみたいだな。肩書きか……実際どうするかはともかく、心に留めておくとしよう。
ようやく繋がった佐賀までの道だ。精鋭らしい四天王軍団を倒せれば損害も大きいはずだから確実に数を減らしていかないとな。

まずはここでも村の支援から始めよう。情報もだが、困窮する村を放っておくことはできないからな。
荷車とアイテムポケットに穀物や野菜、それから寒くなる冬に向けてこの時代でも使える衣服や寝具を持っていくか。

俺はこの辺りの村を支援して回っている者だ。食料と冬に向けての衣類などを運んできた。
代わりに、と言うわけでもないが最近この辺りを天魔武者の軍勢が通ったと思うんだが、どこに行ったとか様子がどうだったか知っていたら教えてくれないか。


十野・樞
アドリブ連携歓迎
有用な残留効果はありがたく拝借


四天王というか、四天王の金太郎飴状態というか……
おっさんの繊細な脳がバグっちまう前に、とにかく救援を優先するぜ

まあ、ひとまずは飯だ
持てるだけ用意した『天正大戦国:支援セット』の一つを
現地で調理、握り飯と漬け物等を【口福の伝道者】で増やして配る

腹にものが入りゃ一息つくし心の余裕もできる
此方の質問にもより詳細に答えてくれるだろうさ

復興物資の運搬やらを手伝いつつ、ちょっとしたことでもいい、思い付く限り可能な限り聞いとくぜ

四天王達の進軍方向とそこの地形、哨戒ルートやその時間、駐屯地の位置と奴等に見つかり難いそこまでの踏み分け道

そして、ここ最近来る武者と今まで来ていた武者の旗印の形、所属に違いがありそうかどうか
違いがあるなら、過去の武者は何かぼやきや愚痴、疑問っぽいこと言っていたか、些細なことでも良い、教えてくれと頼むぜ


 現地に到着したディアボロス、田畑も荒らされ家屋にも被害の残る村々の現状を確認しつつ、人々を救援せんと進む中。
「現代とこの時代とじゃ方言も違ったりするだろうから、佐賀に住んでた俺でも敵がなにを言っていたのかわからなさそうだ」
 ぽつりと呟き進むは獅子堂・崇(破界拳・g06749)であり、現代と戦国時代の違い。
 地域による方言の特徴なども時代の変化で変わっているであろう部分、それらがディアボロスの自動翻訳能力によって補われている事の恩恵を感じつつ。
 苦境の人々をなるべく早く救わねば、そう考えながらも時先案内人の言葉が思い出されて隣を歩く十野・樞(有謬・g03155)を見る。
「それはそうと、ここの四天王はおかしなことを言ってるみたいだな。肩書きか……」
 実際、相対した時にどうするかはともかく、心に留めておいたほうがいいだろう、と考えながら樞の表情を伺えば。
 顎に手を当て考え込むような表情、何かこの状況から推理できることがあるのかと返答を待つ崇であったのだが。
「四天王というか、四天王の金太郎飴状態というか……」
 ああっとぉ、思考が四天王に汚染され始めていた。
 このままではいけない、おっさんと称する樞の繊細な脳細胞がバグり散らかしてとんでもない結論をはじき出してしまうかもしれない。
 これは急ぎ村の救援を行いつつ情報収集、全てを明らかには出来ないだろうが戦う際に有利を取れるような何か、を掴むことによりシリアスっぽい要素をここで稼いでおく必要があるだろう。
 既に崇もちょっと何かこう、普通とは違う空気を感じているし樞も敏感にそれによる影響を受けてしまうかもしれない。
 故に、そんなヤバい情報を仕入れたり流れがアレになる前に、体力ゲージ的なシリアスポイントを溜めて備えておくのだ!
 そんなこんなで両者の支援と情報収集の様子を見るとしよう。
「大丈夫か? 俺はこの辺りの村を支援して回っている者だ。食料と冬に向けての衣類などを運んできた。それにしても随分と荒らされている様だな」
「あ、ああ……助かったぁ、これで何とか、なるかもしれねぇ」
 荷車を引き、声をかけつつ積み上げた野菜や穀物と言った食料や簡素な衣服や布などを配り歩く崇。
 苦境に喘ぐ民、今必要なものは食糧と冬に備えての衣類だと見た彼の予想通り、天魔武者によって虐げられ、食料も寒さをしのぐ手段も乏しくなった民にはまさに救いの手と見えて。
「調理する間も惜しいだろう、直ぐに食えるものはこっちにあるぜ」
 すぐ近くでは調理を終え、残留効果によって握り飯を漬物という簡素ながらすぐに食べれる食料を増やした樞。
 生のままの野菜に目を輝かせていた農民たちがそれらを持ち帰り調理をしてから、という段階を踏めばすぐに話を聞く事は出来なかっただろうが、直ぐに腹に入り落ち着ける食料。
 米を主とした物を口にすればぎらついていた目をしていた人々も苦境、興奮から落ち着きを取り戻す。
 ディアボロスの能力による食料の施し、持ち込んだ物品による支援、これらが合わされば苦境に喘ぐ人々の信頼を得るのは容易であり。
 ほっと息をついた人々から何か有用な情報があるかとまずは樞が問いかけていた。
「んー……落ち着いたようで何より。で、直ぐで悪いが少し聞きたいことがある。今この辺りにたむろしている四天王を名乗ってる軍勢がどういった感じで進んでるのか、進軍を止めてたむろしてる場所はどんな場所で、隠れて近づける道とかはあるのか、ってところをだな」
「ん? あのやかましく言い合ってる連中かい? あいつらなら今はほら、あっちの山が見えるだろ、あの竹林にいるって話だ」
「そうそう、あのまま進むと……日向かねぇ、行く先は。まったく、何で急に」
「隠れて近づこうってのかい? 止めといたほうが良いと思うけど。あの辺りは竹のせいでまともな道は無いし似た様な場所ばっかりだぞ。だから、あの開けた場所が目立つんだが」
 問われた敵の進路や駐屯地、そこに近づく方法について具体的に答える村人たち。
 四天王の軍勢はどうやら竹林の中にある多少開けた場所を駐屯地として定め待機しているようであり、道らしい道はなく風景は似通った物ばかり。
 だが逆に言えば道らしい道が無く、敵も全周囲に警戒を敷かねばならない場所故に恐らく偵察、斥候を担う者達は広く薄く布陣している事が予測されていた。
「あー、そういえば見かけた奴らはこう、広場からそこかしこに広がって歩いていたなぁ、一応仕事だとかぼやいてて」
「んだんだ、あとは……何かこう、自分の方が優れてる、とか自慢話がすごかった気がするべ」
 その予測を裏付ける証言、全周囲に一応展開している偵察だがそこまで本腰を入れている様子ではないという証言から近付く事は容易。
 それと妙に自慢話がすごいという、ちょーっと雲行きが怪しくなるような証言が飛び出して。
「なるほど、そうか。ああ、そうそう、ここ最近来る武者と今まで来ていた武者の旗印の形、そういうのとかに違いはあるかね? もし、前の連中が何か愚痴とか言ってたりぼやいたり、何でこんな事を、とかそんな感じの事を言ってたとかは覚えてないか?」
 いけない、何か頭痛がする話になりそうだと樞がすぐさま別の情報を聞こうと質問を変える。
「んー、畑を荒らした連中と旗は違うな、あの竹林の奴らは。荒らした奴らの事は一気に来てがーっと荒らしてっただけさ」
「丸くてこう、十字があったな、旗に、それぐらいかぁ」
 旗印から判明する、荒らした軍勢は島津という情報。
 されどそれ以上、以前の圧政を人々に与えた天魔武者の情報は引き出せず、ならば次なる情報を、即ち今待機する竜造寺軍の情報をより詳しく聞く事になる。
「なるほど。そういえば、さっき言ってた自慢話がすごかったとかいう話だけど、竹林にいる奴らの様子で他に覚えている事は無いか? もし覚えていたら聞きたいんだが」
 敵の駐屯地、配置、接近する難易度は判明した、ならより詳しい敵軍の様子を聞こうと崇が問う。
 考え込み思い出そうとする人々が、ああそういえば、と口々に情報を語ってくれたがそれはまぁ、ある意味で酷かった、そして嫌な予感が当たったかのようで。
「あー、そうだそうだ、こんな話をしていたぞ! 一人がさ、四天王が合体するのは女々か!? とか聞いて」
「んだんだ、その後すぐに、否、名案にごつ。四人が力を合わせば敵はなか! とか盛り上がってて」
 あっ、駄目だこれ、明らかに何かこう空気が緩い。
 そこから出るわ出るわ、四天王自慢とか他の異名なんて四天王に敵う筈が無い、自分達が最強とかいう過剰な自信。
 竹林の近くに行けば聞こえてくる喧しい会話の内容を、心の余裕が戻った人々が嬉々として語るの聞き崇と樞も少し引いた状況で。
「な、なるほど、よくわかったぜ。じゃあちょいとその喧しい奴らを追い払ってきてやるからさ」
「……おっさん、ちょっと頭痛が痛いかも」
 あんまり細かく聞かない方がよかったかなぁ、何か敵が妙にぶっ飛んでるなぁ、なんて考えつつ。
 二人は聞いた情報を元に竹林に向かい、四天王の軍勢との戦いに備えるのであった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

 村の救援を行いつつ、敵軍の情報を掴んだディアボロス達。
 先ずは真面目なフェーズ、敵の陣容について纏めてみよう。
 敵は竹林の中にある開けた場所を駐屯地と定め布陣、そして周囲の警戒についてはザル警備である!
 また、どうやら自慢する事を優先しているが故に各々の部隊が散開した位置に居る様子、即ちトループス級が数で勝るとて相互支援に入るには無駄に時間がかかるという事。
 これはつまり、多方向から仕掛ければそれだけ敵が無駄に分散し、ディアボロス優位に立ち回れることを示している。
 そして竹林の中の広場に行くには、道らしき道はないがディアボロスの身体能力ならば余裕であり、警備もザル故に多方向から密かに近づく事も何ら問題ないであろう。

 と、ここまで通常の情報である、ここからはうん、まあ、敵そのものの様子なんだけどねぇ……。
「四天王が合体するのは女々か!?」
「否、名案にごつ。四人が力を合わせば敵はなか!」
 って会話を始めとして、四天王の名を持つ自分達が最強、ってか四天王がいっぱいいるし負けるはずが無い。
 もしもディアボロスに異名を持つ者が居たとしても所詮は小物と侮ってたり、名乗りと謂れを聞いてから打ち払うのも一興とか言って盛り上がってる始末。
 というか、最初の四天王が合体すればって話だけど四天王が合体したアヴァタール級って四人じゃなくて、四肢に一人ずつと胴体と頭を兼ねた一人、即ち5人合体の段階で四天王の合体ではない……いや、誤認で四天王だからそこはまあギリギリセーフだけど!
 四人が力を合わせば敵はなか! って部分は明らかに四人では無くてアウトである。
 そんなツッコミどころ満載な盛り上がりを見せ、ある意味隙だらけの軍勢だがそれでも相手はクロノヴェーダである。

 これは時先案内人が示した敵を一時的に畏怖させる方向、全力全開で異名を示し相手を威圧してしまうのか。
 はたまた真面目にシリアスな立ち回りで攻撃するのか。
 その辺りはディアボロスの方針次第、されど中途半端はよくない気がする。

 やるならば徹底的に、何もかも振り切れて全力で突っ切るほうがいい結果に繋がるだろう、だって相手も振り切れちゃってるからね、仕方ないね。
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

近付くまでは隠れた方がよさそうだが、そこからは敵の数を分散させるために警備中の四天王に堂々と姿をさらしていくか。
後は思いつく手は全てやってみるとしよう。効果や意味はやってみないとわからないからな。

お前たちが龍造寺四天王か。数、実力共にその異名に相応しい実力を備えているんだろうな。だが、俺に勝るとは思わないことだ。
俺は獅子堂流2000代目、獅子堂・崇。(2000年メガネをかけつつ)そしてこれこそが俺が2000代目たる証だ。

……ん?この時代で使ってるの漢数字だけだったか?
まあいいだろう。そもそも両親はサラリーマンと専業主婦だし道場は師匠の趣味だから流派なんてなかったしな。ハッタリならなんでもありだ。続けよう。

遥か昔から連綿と受け継がれてきた獅子の武術、お前たち四天王にこの歴史の壁が越えられるか。
見るがいい。これが獅子堂流の技だ。

先手を取った後はそれっぽく派手に立ち回るとしよう。
……言っておいてなんだが、数は四天王に相応しくなかったな。


 難なく密かに竹林進み、駐屯地に近づくは獅子堂・崇(破界拳・g06749)
 自分達が目立ちたいからってグループごとに分かれるという集団行動にあるまじき四天王軍団、その一つに狙いを定めガサガサと竹を揺らして歩を進めれば異変に気付く四天王。
「なんだ、何者だ!」
「なんだ、何者だと聞かれたのなら。ふむ、お前たち龍造寺四天王にも分かるように答えてやろう」
 近くまでは密やかに、小部隊を見つければ堂々と。
 身を隠す必要など無いと崇が不敵に笑いつつ、自分が何者か、と語らんとすれば槍を構えた四天王の軍勢も律儀に大人しく次の言葉を待っている。
「龍造寺四天王、数、実力共にその異名に相応しい実力を備えているんだろう。だが、俺に勝るとは思わないことだ」
「な、なんという自信……こやつ、ただ者ではないという事か……!」
 掴みはOK、懐に手を入れつつ何かをやりそうという雰囲気を醸し出し、四天王軍の前へ更に一歩を踏み出して。
「俺は獅子堂流2000代目、獅子堂・崇」
「に、2000代目だとぉ!?」
 唐突に飛び出した桁違いの数字、律儀にオーバーリアクションしてくれる四天王軍、そんな連中を前に崇は懐より取り出した、2000って数字になってる伊達メガネ……なのかこれは?
 まあいいや、西暦が2000年になった時に記念して流行ったのだろう、でも2000年はカンピューターに問題がー、って事の方が話題だった気がするけどそれは置いといて。
「わかるか? これこそが俺が2000代目たる証だ」
 2000年眼鏡をかけ腕を組み、証拠はこれだ、よーく見ろと主張する崇。
 えっ、この時代は漢数字で数字を示してそうだから伝わらない?
 ディアボロスは違和感を与えにくい、現地の言語を理解して翻訳したりして会話と読み書きができるから伝わってるんだよきっと!
 ちなみに、崇は2000代目とか言っておりますが両親はごく普通のサラリーマンと専業主婦、そして通っている道場は師匠の趣味なので流派も無い模様、つまりはハッタリさぁ!
 でも数字がデカイほうが強そう、四天王もいっぱいいるから無敵! 最強! な考えだったのでデカイ数字で動揺しているっ!
「ぐっ! し、しかし、2000代と言ってもすぐに継承したのなら歴史などない!」
「そ、そうだそうだ!」
 あっ、何か数字に対抗しようと数日で継承して代だけ重ねたんじゃないかって疑惑を出してハッタリにカウンターを決めてきた四天王。
 だがそれを跳ね除ける、ハッタリならばなんでもアリの精神で言い返す崇。
「なるほど、ならば。見るがいい。これが獅子堂流の技だ」
「ぐ、おおおおおっ!?」
 あっ、言い合いのターンなのに証拠を見せるって事で崇さん、とんでもない速度で拳を六度繰り出していっぱいいる四天王の一人をぶっ飛ばした。
 完全なる不意打ち、これは反撃も出来ずにノックアウトだぁ!!
「なっ、貴様、卑怯なり!」
「何を言うか。見えただろう、遥か昔から連綿と受け継がれてきた獅子の武術。あれが一朝一夕で身につき継承できるとでも? さて、お前たち四天王にこの歴史の壁が越えられるか」
「ぬ、おおおおっ!?」
 そのまま流れに乗っての連続打撃、猛烈な攻撃にて四天王軍は気圧され陣容が崩れ動揺が全体に広がれば、異変を聞きつけ別の四天王が救援に駆け付けて大混乱。
 何て見事なハッタリだ、しかし。
 2000代目崇、君のハッタリパワーはこんなものではないだろう、もっと開放できる余地はあるはずだ、だからこそっ!
 かつてジェネラルと戦った時の様に、全力の一撃を決めたような力はまだまだある筈、ここで諦めるなっ! もっと、振り切っていくぜぇえええ!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!

旗楽・清政
【旗楽四天王】

嘉内による練習を済ませた上でトレインに乗り込み、彼奴等には斯様に告げてくれようか。

「ふふふ…四天王が貴様等の専売特許と思うてもろうては、困る。
ディアボロスにも、四天王はいるのでござるぞ!」
4人目は覚醒直後の者でござるが、それはそれ。
此奴等を殲滅すれば、それなりの実力は持てよう。

エスメラルダ、牽、嘉内の名乗りに続き
「知勇兼備の昼行灯、旗楽・清政!」と名乗った上で、
4人揃って「我等、旗楽四天王!」と名乗ると致そう。

それがしは、エスメラルダの次に家臣団突撃で仕掛けるでござるよ。
エスメラルダに無秩序な突撃を仕掛けたようでござるからな。
家臣団突撃のよき餌でござる。
「日向の耳川にて島津大友双方を退けし立役者たるそれがしの名、九州に居ってよもや知らぬとは言うまいな?
そのそれがしが率いる四天王の力、四天王とは名ばかりの貴様等有象無象が及ぶところに非ず!」
両軍を退けしは当然それがしだけの力にはあらねど、そこはわざわざ言うこともなき話にて。

後は任せたでござるぞ、嘉内、牽。

※牽は常時ディフェンス


旗楽・嘉内
【旗楽四天王】

龍造寺四天王が何で4人じゃないのかとか、島津チックな会話してるのかとか、
ツッコみたいですが今は置いておきましょう。

御先祖は覚醒直後の牽さんまで引っ張って、4人揃えて四天王を名乗るつもりみたいですね。
覚醒直後にいきなり実戦に放り込まれる牽さんはご愁傷様ですが、
私達3人もいるし何とかなるでしょう。

では、トレインに乗る前に戦隊モノの特撮の名乗りシーンを見せて、
龍造寺四天王の前で名乗りを上げる練習です。
ネッ友でオタ仲間の牽さんはすぐに順応出来ると思いますが、
御先祖とエスメラルダさんには少しみっちり練習してもらいます。


――で、トレインに乗って龍造寺四天王の前に出たら、エスメラルダさん、牽さんに続いて
「フルアーマーウィザード、旗楽・嘉内!」と名乗った上で、御先祖の番の後に
4人揃って「我等、旗楽四天王!」と名乗るぞ。

順番は三番手、使うパラドクスは緑翠蝗。
出来れば、牽さんが反撃を受けることなく残りを倒しきれるようにしたい。
って、牽さんのパラドクス、エグくないか!?

※牽さんは常時ディフェンス


エスメラルダ・リベロ
【旗楽四天王】

ああ、清政クンと嘉内クンがまた妙なノリに…。
覚醒直後からいきなりそれに付き合わされる牽クンは憐れだと思うケド、
嘉内クンの友達だと言うだけあって、似たような匂いを感じるのよね。

それで、今回はトレインに乗る前に名乗りの練習なのね……(げっそり)
まぁ、こう言うところでノリが悪いとろくな事にならないみたいだし、頑張るわよ。


では、トレインを降りて龍造寺四天王の前に出たら、
最初の清政殿の口上が終わるのを待ってから、
「蒼海に輝く翠緑、エスメラルダ・リベロ!」と名乗りを上げて、
牽、嘉内、清政殿が続いたら、4人タイミングを揃えて
「我等、旗楽四天王!」と名乗るとしよう。

奴等から口上があればそれを待って、無ければすぐさま、一番手として絶海砲戦を発動だ。
「数多のクロノヴェーダを蹴散らしてきた『肥後』の砲撃、受けてみるがいい!」
私の砲撃で、初手から大打撃を与えにかかるぞ。牽で殲滅しきれるようにしたいのでな。
反撃は統率の取れていない突撃か。清政殿の家臣団突撃の、いい餌ではないか。

※牽は常時ディフェンス


雲州・牽
【旗楽四天王】

ディアボロスに覚醒したから、先に覚醒したネッ友の嘉内に色々教わろうと思ったら、
その先祖らしい清政って戦国武将に捕まって旗楽四天王とやらの一人にされた。
何を言ってるかわからねーと思うが以下略。

それで、いきなり実戦…の前に、名乗りの練習?
ディアボロスって、普段からこんなことやってんの??
ともあれ、戦隊モノのノリでやればいいんだな。OK、理解したぜ。


トレインを降りたら、龍造寺四天王の前で本番だな。
うお、嘉内から聞いてたけど、量産型ロボの集団が龍造寺四天王を名乗ってるの、めっちゃ違和感ある。

オレの順番はエスメラルダって女性に続いて二番目だな。
「オレの名前は死亡フラグ、迷わず冥府へ逝くがいい! 雲州・牽!」と名乗りを上げて、
あと、嘉内、清政が続いたら、4人で揃って「我等、旗楽四天王!」と名乗るぜ。

それで、オレの攻撃順は最後。3人がそれまでに出来るだけ敵を減らしてくれるって事だが、
オレで仕留めきれるといいなぁ。とりあえず、黒神召喚でスラヴの黒き神、チェルノボグを召喚して攻撃するぜ。


 ピンポンパンポーン、突然ですが少し回想シーンに入ります。

 ディヴィジョンと新宿島を結ぶパラドクストレイン、そこに乗り込む前に4人のディアボロスによる作戦会議が事前に行われていて。
「なるほど、こういう感じで名乗ればいいって事ですね!」
「うむ、我らの異名を、四天王はディアボロスにもいるという事を示すでござるよ」
 何やら戦隊ヒーローの登場シーンを繰り返し見ていたのは旗楽・嘉内(旗楽四天王・g11216)と旗楽・清政(旗楽四天王・g08816)の二人。
 敵が四天王を誇るが故に出来た慢心、そこを突くべつ自分達の異名を示す際にどういった形で相手を威圧するべきか予習をするってことで参考にしたのは戦隊ヒーローのなんやかんや。
 そんな二名に挟まれて、困惑した様子だったのは雲州・牽(旗楽四天王・g11524)であり。
「えぇ……いきなり実戦……の前に、名乗りの練習? ディアボロスって、普段からこんなことやってんの??」
 いいえやってません、今回が特殊なだけです。
 それなのに嘉内と清政がこう、先輩風を吹かす感じにああだこうだと説明している場に放り込まれちゃった牽。
 後々、この戦いを振り返り彼は特徴的な髪形をして信じがたい事を体験したとある男のような雰囲気でこう述懐したという。
「ディアボロスに覚醒したから、先に覚醒したネッ友の嘉内に色々教わろうと思ったら、その先祖らしい清政って戦国武将に捕まって旗楽四天王とやらの一人にされた。何を言ってるかわからねーと思うが……(以下略)」
「ああ、清政クンと嘉内クンがまた妙なノリに……覚醒直後からいきなりそれに付き合わされる牽クンは憐れだと思うケド、嘉内クンの友達だと言うだけあって、似たような匂いを感じるのよね」
 そんな微妙な空気を感じつつ、三人の様子を見ていたのはエスメラルダ・リベロ(旗楽四天王・g10981)
 これは本当に戦いに赴く前の準備なのかとツッコミを入れつつ、でも揃った三人の面々がこう、似たような雰囲気っていうかそういう空気を感じちゃったのだろう。
 腕を広げたり中腰な感じになったり、武器を構えたりここで爆発! みたいな感じでああだこうだやってる様子をみてげんなりし。
「まぁ、こう言うところでノリが悪いとろくな事にならないみたいだし、頑張るわよ」
「む? どうしたでござる、エスメラルダ。調子でも悪いのでござる?」
「いえ、なんでも。名乗りの練習ね、パパっと済ませましょう」
 流れがこう、真剣な戦いと違うのを感じてげっそりしたエスメラルダに怪訝な物を感じた清政が訪ねるも、何でもない、手早く練習を済ませると応じるエスメラルダ。
 なんやかんやで四人で練習、良い感じのポーズはこうじゃないかとやいのやいのとやっていて。
「御先祖、エスメラルダさん、そうじゃなくてこう! 牽さんは良い感じですがもう少し練習が必要ですね」
「ふうむ、良い感じと思ったでござるが」
「これじゃダメなのね、ハァ……」
 ポージングに関しては中心になって進める嘉内、まあうん、こういう戦隊ヒーローとかそういうのが好きなタイプなんだろう。
 牽はネッ友でありオタ仲間だと語る彼から見てノリとか流れとかはそういう評価って事だろう、まあシカタナイネ、今までの経験がものをいうんだ、こういうのは。
 覚醒直後なのに御先祖に引っ張り込まれて四天王を名乗る事になったお友達にはちょこっと同情しつつ、戦いの経験がある三人でフォローできると不安を振り払って四人は練習。
 そんなこんなで名乗る内容とか、演出とか、攻撃の順番迄打ち合わせてやーっとトレインに乗り込んでの出撃であり、その練習風景を案内人はなるほど、そう攻めるか、って感じの顔で見ていたという。

 って事で、パラドクストレインに乗って転送、激戦……かは分からないが、こう。
 先んじて攻めたスゲェ異名を名乗った仲間のディアボロスの攻撃でワーワーと激しい喧噪が広がる竹林の駐屯地に四人が到着したのであった。
「おっ、もう始まってるけど……すげぇ、嘉内の言ってた通り、量産型ロボの集団が龍造寺四天王を名乗ってるの、めっちゃ違和感ある」
「私は龍造寺四天王が何で4人じゃないのかとか、島津チックな会話してるのかとか、ツッコみたいですが……」
 戦ってる様子を見て牽が、龍造寺四天王の会話内容を思い出して色々と言いたいって感じの嘉内の様子。
 なんやかんやと感想を言ってる二人、その後ろでバシッと名乗りを決めてやるとばかりにウズウズしている感じの清政と、早く終わらないかなぁ、って雰囲気のエスメラルダ。
 とりあえず相手がこっちに反応してもらわなければ始まらない、そして身を隠す必要も無いので正面から堂々と行くとばかりに進む四人にワチャワチャしていた龍造寺四天王(四人ではない)が気付くのは当然で。
「むっ、新手だ、こっちにもディアボロスが出たぞ!」
「なんだと! ならば好都合、我ら四天王の恐ろしさを思い知らせてやる!」
 あっ、気付いた、そしてこう、四天王って肩書で威圧して押しつぶすって感じに槍を振り上げすぐにでも攻めてきそうな雰囲気になっている。
 だがしかし、悲しいかな肩書とか異名に拘り過ぎる軍勢、故に練習の成果をみせてやるとばかりに槍を掲げ、四天王には四天王とばかりに清政が声を張り上げる。
「ふふふ……四天王が貴様等の専売特許と思うてもろうては、困る。ディアボロスにも、四天王はいるのでござるぞ!」
「なにっ、ディアボロスにも四天王が居るだと!?」
 お前らが四天王というのならば、こっちも四天王だという名乗り。
 悲しいかな、相手の異名を聞いてやるとばかりの慢心か、律儀に応じてくれた龍造寺四天王の……ええと、人数を四人ではないとか記載が面倒だから四天王Aでいいや、続きの言葉を促すような感じの態度を取ってくれている。
 さあ、いまこそ練習の成果を見せる時だぞ!
「蒼海に輝く翠緑、エスメラルダ・リベロ!」
「むっ、水軍ということか!?」
 名乗る前はちょーっと気恥ずかしそうに、されどやるときはやるとばかりにエスメラルダが海戦装の砲門を展開しながら名乗り出て。
「オレの名前は死亡フラグ、迷わず冥府へ逝くがいい! 雲州・牽!」
「名前が二つあるぞ、どっちが真のなでどっちが異名だ!」
 自分の名前を名乗ると言いつつ、死亡フラグって言っちゃってその後名乗った牽、その部分へ律儀にツッコミを入れる四天王B!
「フルアーマーウィザード、旗楽・嘉内!」
「ほう、我らに負けず劣らぬ重武装か!」
 そこへ天魔武者にも引けを取らぬと言わんばかりに全身に武器を、装甲を纏った嘉内が並び立ち。
「知勇兼備の昼行灯、旗楽・清政!」
「昼行燈、だとぉ!? 知勇兼備ならさような事をせず働くべきだろ!」
 優秀と称するならば、しっかりと働け、力を示すべきだと至極当然の意見を返す四天王C。
 律儀に四人の名乗りってか主張に四天王たちが返答してくれたので、最後のキメをする場面に突入だ!
「「我等、旗楽四天王!」」
 全員が武器を構えてポーズを決めて、名乗りを上げればその直後。
 一同の背後で派手にドドーンと大爆発、碧の煙が広がりしっかりと予習した戦隊ヒーローの名乗り風の動きは完璧だ!
 その名乗りに対し龍造寺四天王はどう出るか?
 旗楽四天王が反応を伺って沈黙の時が流れるが、どうやら龍造寺四天王もそこからこう、四天王と名乗るのならば如何なる実績があるのかと待ち構えていたらしく。
 互いに何も言わず、武器を構えたままこう、向かい合った状態で両者動かぬまるで千日手、せっかく爆発して広がった煙も霧散しちゃって、龍造寺四天王たちは槍を構えて突撃できる姿勢のまま。
 旗楽四天王も四人がポージングを決めたままで固まっているというなんともシュールな状況で。
「……で?」
「え、えーと、御先祖。多分、四天王っていうならその謂れを待ってますよ、相手」
 待ち構える龍造寺四天王がこう、堪えきれずに促すような声が出ちゃったのを見て察したのだろう、嘉内が清政に実績を話すタイミングだって小声で伝える。
 それを聞いて、ああ、相手が待ってるんだと察した清政は不敵に笑い、掲げた槍を一振りして再び声を張り上げる。
「日向の耳川にて島津大友双方を退けし立役者たるそれがしの名、九州に居ってよもや知らぬとは言うまいな? そのそれがしが率いる四天王の力、四天王とは名ばかりの貴様等有象無象が及ぶところに非ず!」
 自分達、旗楽四天王の戦果は何か!? それは九州の戦乱にてディアボロスが天魔武者に多大な損害を与え島津、大友を駆逐した。
 その中心であったと叫ぶ清政であったが、勿論この四人だけの戦果ではない、だって一人は覚醒したばっかりで島津大友の戦闘に介入する事すら出来ないからね!
 まあその介入不能であるって事もあるし、自分一人の力で島津大友、双方を退けられた訳ではない事は清政も理解した上、されど事実を正直に話す必要も無い、何せこれはハッタリなのだ。
「立役者が一人だとぉ!? ディアボロスは一人の奮戦ではなく多くの者が攻めてきたと聞いているが?」
「仮にそれが事実ならば、証拠を見せてもらおうか!」
 だが龍造寺四天王もごく少数で戦果を出せたのか、ハッタリではないのか。
 証拠を見せれねば所詮は戯言ではないかと言い返して槍を持ち、徹底抗戦の構えを見せてはいるがしっかりと返答してくれたので攻撃のチャンスである。
 ならば何をするか!? そりゃあ勿論、更なる言葉を待っている所に攻撃を仕掛けるんだよぉ!
「数多のクロノヴェーダを蹴散らしてきた『肥後』の砲撃、受けてみるがいい!」
「ぬ、ぬおーっ!? 返答を待つ間に攻めるとは卑怯なり!」
 とりあえず先生香華kい、展開していた海戦装からの一斉砲撃をぶっ放すエスメラルダ。
 その砲撃で吹っ飛ばされつつ、卑怯だと言い返し槍を構えて突進を始める四天王軍団、まあそりゃあ卑怯っていうよなぁ。
「反撃は統率の取れていない突撃か。清政殿の家臣団突撃の、いい餌ではないか」
「うむ、その通り。者ども、突撃のやり方を見せてやるでござる!」
 秘境と言い返した四天王軍、だがその突撃は無秩序な突進。
 ならば整然と、統率取れた突撃で退けられるとエスメラルダは清政に好機と伝え、頷く清政は幻影の家臣団を出現させる。
 そのまま自分が先頭に立ち、槍を振るって突撃すれば主君に後れを取らぬとばかりに幻影の兵が槍を構えての突撃を敢行、敵味方が入り混じり、互いの槍を振るい穂先を突き立てあう乱戦に突入する。
 その乱戦の最中、砲撃手たるエスメラルダにも反撃の四天王が飛び掛かり槍を振るって攻め立てて、これで広域に影響のある攻撃は出来まいとした龍造寺四天王達。
 だがそれならば、広域の、されど狭い範囲を狙っての攻撃があると動く嘉内が手にしたウィザードロッドを一振りし。
「全てを食い尽くす災厄の蝗よ! 我が求めに応じ現れ出でて、彼の敵に滅びをもたらせ! 緑翠蝗!」
 全身の火器ではなく、魔力による攻撃を。
 エメラルド色に輝くイナゴの集団が出現し、乱戦の中で龍造寺四天王に飛び掛かり、農作物を食い荒らす蝗害が如く金属の体を噛み千切る。
「来たれスラヴの黒き神! 奴等の命運を闇に閉ざせ!」
 そして最後、ここで一気に決めるとばかりに牽が生み出すは黒き影の神。
 夜、闇、不幸、死、破壊といった、禍々しさを連想させる力を凝縮させたような、黒と紫のオーラが入り混じる魔力の球体を出現させれば、溜め込んだ魔力を開放。
 衝撃と共に色彩奪う黒が広がり、龍造寺四天王を薙ぎ払い、吹き飛ばし、押し倒す。
 旗楽四天王による一気呵成の攻撃、だが龍造寺四天王の軍勢もこれだけで倒れるような事は無い。
 それは初手の威圧が完全ではない事、不意打ちとなったのは次の句を待つ点を突いたのみ、そこから畳みかける様に連続で仕掛けるも相手を完封するには不十分。
 ならば龍造寺四天王も反撃に転ずるは容易、各々が攻撃を行ったディアボロスに飛び掛かる中、経験不足の牽を守るべく三人が動いていた事もまた立ち回りを制限する事に繋がって。
「まだまだ、この程度かディアボロスの四天王よ!」
「我らに敵うと思うなよ!」
「なんの、これしき。皆、まだいけるでござるな!?」
「ええ、統率が取れてないからまだ。だけど結構厳しいわよ」
 奮起した龍造寺四天王が叫び迫る中、清政が叫べば相手の動きを見てエスメラルダが分析し、下がりつつ再度の砲撃準備に入り。
「牽さん、反撃を受けないようにって思ってたけどちょっと無理かも」
「悪い、オレで仕留めきれなかったせいで」
「仕方ないさ、あのエグイパラドクスで倒れなかったんだしさ」
 敵味方が入り混じった乱戦、そして消耗戦になった事を嘉内が告げれば倒しきれなかったことを詫びる牽。
 だがこれはもう仕方のない事、そして再度何らかの威圧をしようにも恐らく通じぬと開き直って四人は龍造寺四天王の軍勢と再衝突。
 小部隊が分散して布陣、そして無秩序に戦果を求め喧騒の場へと集結するという動きをしていた龍造寺四天王の布陣の甘さが幸いし、戦力の逐次投入といった形になった軍勢と数度の衝突を繰り返す。
 凄まじい消耗戦の末、一人も欠ける事無く立っていた旗楽四天王であったがそれは敵の布陣が、行動がディアボロス有利に働く環境が生んだ、幸運によるものであったかもしれない。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【水面走行】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

「ぬう……無敵、最強の四天王軍が破れた、だと」
 トループス級の龍造寺四天王、その軍勢が瓦解した事を受けてこう、五色で構成された龍造寺四天王……ってこれじゃ誰が誰だかわからねぇ!
 なので合体してる龍造寺四天王、って言っておこうと思ったけど、もう一人しか残ってないから龍造寺四天王でいいか。
 指揮官が壊滅した配下の残骸を、そしてディアボロスを交互に見遣り一体何を言うのか?
「ディアボロスに後れを取るか、所詮奴らはその程度、四天王の中でも最弱……」
 ハイお約束の最弱発言来ましたー! まあ最弱っていう場合は一人なので、この場合は当てはまらないんだけどまあお約束だしね、仕方ないね。
「ここからは最強、無敵の四天王である我らがお相手しよう! 四人が力を合わせれば敵は無い事をここに示さん!」
 手にした槍を振るって構え、その力を見せつける様にする龍造寺四天王。
 だけど待て、お前は四天王と言いつつパーツ構成的に五人なんだよ、合体だと!
 だから四人が力を合わせれば、ってなると一人足りねぇんだよ! ツッコミどころ満載なんだよ!
 そんな龍造寺四天王だがコイツも先の集団と同じく、異名とか流派とかそういうのを語れば律儀に聞いてくれるタイプの奴だ。
 なのでぶっちぎって全力全開で振り切って、相手を思いっきり威圧していくのか、それともはた目にはふざけてるのかとしか言いようのない、でも相手にそうなのか……! って信じ込ませる言動をしていくのか。
 はたまた、ここからはシリアスですんで、と相手がこう、異名とかを待ち構えてる所を容赦なく、空気の違う一撃を見舞っていくのか、全てはディアボロスの選択次第だ!
獅子堂・崇
アドリブ連携歓迎

これかけたままいくことになるか。まぁ、仕方ないか。
しかし、無敵、最強の四天王軍と言った直後にその中で最弱の四天王とはもう強さがわからないな。もう軍なのか個なのかすらわからない。

最強、無敵の四天王か。面白い。確かに先程の最弱四天王軍よりはできるようだな。獅子堂流2000代目が相手をしよう。(メガネクイッ)
かつて天山で阿蘇惟直の最後を看取り、墓を建てたのも獅子堂流の何代目だったかと伝えられている。ゆえにこの流派の歴史に間違いはない。
代々冬の天山で山籠りの修行(スキー)を繰り返して鍛えられし技の冴え、四天王とて容易く見切れるものではないぞ。
分離される前に最小限の動作で、動きを見られるよりも速く最速の拳を打ち込む。

正面から俺を狙うのは怖いか。そうだろうな。四天王では獅子堂流の歴史を越えることはできない。それを自覚したな。
こう言って攻撃を正面に集中させて防ぎやすくしておこう。

四天王軍が無敵、最強であいつが最強、無敵なのはなにか理由があるんだろうか?


 武器を構えてやる気な龍造寺四天王(合体済み)を眼前に、進み出る前にちょっと一息。
 呼吸を整え落ち着こうとしている……と見せかけて、本心は一体何を考えているのだろうか、獅子堂・崇(破界拳・g06749)よ。
(「これかけたままいくことになるか。まぁ、仕方ないか……しかし、無敵、最強の四天王軍と言った直後にその中で最弱の四天王とはもう強さがわからないな。もう軍なのか個なのかすらわからない」)
 あっとぉ、精神統一して相対していると見せかけて、2000代目の証明って言っちゃった手前外せない呪いの装備みたいになっている、2000って形の眼鏡着用である身の上を嘆きつつ。
 無敵最強、でも倒れた奴らは軍団で最弱とか四天王の強さも分からないし概念が壊れるぅ! って感じであった。
「むむむっ! 我らを前にしてその呼吸! まさに明鏡止水が如し! 侮れん!」
 あっ、でもその良く判らない雰囲気を勘違いして気圧されて、それを押し返そうとしているぞ龍造寺四天王、となればここはチャンスだ!
「最強、無敵の四天王か。面白い。確かに先程の最弱四天王軍よりはできるようだな。獅子堂流2000代目が相手をしよう」
 眼鏡をクイッと動かしてレンズを光らせ威圧する崇。
 しかしこう、クイッと動かすならば口で眼鏡クイッ、と言ってふざけて見ても効果的だったかもしれない、そんなふざけたことをする余裕がある、と勘違いするかも知れなかったしね!
 まあ既にこう、崇の言動に龍造寺四天王は飲まれてるしまあそこらへんは誤差だよ、誤差誤差!
「かつて天山で阿蘇惟直の最後を看取り、墓を建てたのも獅子堂流の何代目だったかと伝えられている。ゆえにこの流派の歴史に間違いはない」
「な、なんと! まさか、それほどまでに深い歴史の流派を持つ者がディアボロスにも居たとはな! 我らの知識を持ってしても知り得ぬとは!」
 あ、四天王合体(五人)による博識でなんやかんやしようとして、でもでっちあげ流派だったから分からない、なのでそれっぽく言い返したせいで更に隙が生じたのを見逃さず、崇は陽炎が如く体をゆらりと動かし急接近。
 最小限、かつ相手を幻惑するような揺らぎと共に踏み込み繰り出された強烈な拳を胴部に受けて、思い切り吹き飛ぶ龍造寺四天王。
「代々冬の天山で山籠りの修行を繰り返して鍛えられし技の冴え、四天王とて容易く見切れるものではないぞ。今の一撃がその証左」
「ぐっ、ば、ばから、我らがこうも簡単に攻撃を受けるとは……!!」
 強烈な拳を叩きこみ、圧倒的強者の雰囲気で仰向けに倒れた龍造寺四天王を見下ろす崇と信じられぬといった様子の四天王。
 絶対的な力の差、みたいに見えますが勘違いしないでください、これはそれっぽい流派、修行と言いつつスキーとかしちゃうやつをそれっぽく言って威圧、相手が気圧されて隙だらけになった所に先制パンチをぶちこんで、対応できなかっただけの構図です。
 つまりは普通なら反撃を受けるけどそれすらも出来ない程に自分のペースに持ち込んだって事だよ!
「正面から俺を狙うのは怖いか。そうだろうな。四天王では獅子堂流の歴史を越えることはできない。それを自覚したな」
「う、うううおおおお! 違う、違うぞ、我らは無敵、最強、そんな筈は!」
 そこにすかさず揺さぶりの言葉までかける、威圧、先制攻撃に続く水も漏らさぬ三段構え!
 胴体と両腕両足に分離、四天王の五人(誤字ではない)による攻撃を、真正面の自分に引き付ける事で仲間の援護まで出来てしまうのだ!
 な、崇さんが抱いていた別の疑念、『四天王軍が無敵、最強であいつが最強、無敵なのはなにか理由があるんだろうか?』に対しては深い意味はない、と思います、はい。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【浮遊】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

旗楽・清政
【旗楽四天王】

ううむ、トループス級相手に不甲斐ない戦いをしてしもうた。策士策に溺れたきらいがあるでござるな。
やはり、慣れぬ事はするものではござらぬ。

トループス級相手に通じなんだ威圧が、アヴァタール級に通じるとも思えぬ。
ここからは、普段通りの戦いをすると致そう。
なお、此度は牽へのディフェンスは致さぬ。

では、エスメラルダを最初に動かして強烈な一撃を与え、牽に続かせると致そう。
そして嘉内に削らせて、それがしが止めを刺すと致す。

「旗楽四天王が、貴様等の向こうを張って急造で組んだものであることは否定せぬ。
されど、嘘から出た誠と申してな。旗楽四天王の名、これよりディアボロスの間にも、
天魔武者の間にも、他のクロノヴェーダの間にも響かせてくれよう!
貴様は、その手始めの武功となりて逝くがよい!」
【命中アップ】と【ダメージアップ】をしっかりと乗せた翠緑の疾風で突撃でござる。

もしこれで倒れていなければ、反撃はビームシールド、具足、闘気で受けて耐えて、
再びエスメラルダから同じ攻撃を繰り返させると致そう。


エスメラルダ・リベロ
【旗楽四天王】

今回の清政殿の策は、上手く行かなかったようだな。まぁ、幾度も戦っていればそう言うこともあるだろう。
それで、此処に至って方針を変えたか。ふふ、やっといつもどおりに本領を発揮出来るよ。

牽も先程の戦いを経てある程度の力を付けたからな。
いくらアヴァタール級が相手とは言え、もうディフェンスは不要だろう。
先程はそれが足を引っ張ったようだし、力尽きても新宿島に戻るだけだ。
むしろ今回は、全力でアヴァタール級を攻撃することに専念するぞ。

今回は私が初手だ。出来る限りの大ダメージを与えた上で、牽が付け入る隙を作るぞ。
「『肥後』、全砲門出力全開! 食らえ、ヴェルデ・フィナーレ」
【命中アップ】と【ダメージアップ】をしっかりと乗せた一撃をくれてやる。
出来れば、火炎を吐いてくるであろう胸の口に直撃させたいものだな。

反撃の四天王突きは、緑の大盾で防ぐぞ。防ぎきれなくても、肥後の艤装やオーラフィールドによる守りもある。

さて、この一撃を受ければ流石にアヴァタール級と言えど揺らがずにはいられまい。
牽よ、続け!


雲州・牽
【旗楽四天王】

清政の策が上手くなかった部分はあるにしても、オレが足を引っ張ってしまったのは忸怩たるものがあるな。
覚醒直後なのに実戦に連れ出したから、気を遣いすぎて過保護になってしまった部分はあるのかも知れねえが。

だがな、さっきの戦いである程度の力は付けることが出来た。もう、ディフェンスは要らねえよ。
一応この戦いは、オレのディアボロスとしての初陣なんだ。
それなのに足を引っ張ってパッとしませんでしたじゃ、さすがに口惜しすぎて仕方ねえ。
せめてアヴァタール級相手にはしっかり働いて、有終の美を飾るとするぜ。

オレの手番は、エスメラルダの次だ。
エスメラルダのヴェルデ・フィナーレで奴の体勢が少しでも崩れたところを狙って、緑一色爆弾を投げてやる。
これで奴の生命はトビ――とはいかねえんだろうが、役満相応のダメージは与えたいものだ。
もちろん、【命中アップ】と【ダメージアップ】はしっかりと乗せていくぜ。

反撃については、パラドクスは必中で避けられないからな。
空蝉人形を盾にして、少しでもダメージを軽減するぞ。


旗楽・嘉内
【旗楽四天王】

牽さんには申し訳ないことをしてしまった。
やっぱり、覚醒直後にいきなり実戦は無理があったか。
だが、今の戦いで牽さんも急成長した様子。これなら、アヴァタール級相手にもある程度通用するはずだ。

さて、先程のトループス級戦の結果を受けて、御先祖は方針転換した様子。
ならば、ここからはいつものアヴァタール級戦と大差ないな。

今回は牽さんを含めて四人での戦闘になったが、オレはその中でも三番手だ。
エスメラルダさん、牽さんの攻撃で与えたダメージをさらに深めて、御先祖の止めに繋げるぜ。
【命中アップ】と【ダメージアップ】をしっかり活かして、エメラルドの翼で攻撃だ。
全方位から迫り来るビーム刃とビーム砲の嵐で、奴の装甲を削り、損傷をさらに深めていくぞ。
「そうだな、四人が力を合わせれば敵はねえな。オレ達こそが、それを証明してやるよ!」
四人揃ってる四天王として、群れてる四天王や五体合体風の単体の四天王になんか負けていられるか!

反撃の炎は、マジックシールドと翠緑天鎧で出来るだけ防いでダメージを軽減するぞ。


 ディアボロスとの激しい攻防にて吹き飛ばされ、唸りつつ立ち上がろうとする龍造寺四天王。
 その姿を見遣りつつ、4人のディアボロスが言葉を交わしていた。
「今回の清政殿の策は、上手く行かなかったようだな。まぁ、幾度も戦っていればそう言うこともあるだろう」
「ふむ……清政の策が上手くなかった部分はあるにしても、オレが足を引っ張ってしまったのは忸怩たるものがあるな」
 先のトループスな龍造寺四天王の軍勢、ってか龍造寺四天王が多すぎて誰が誰だかわからないけどまあ大体通じるからいいか。
 多数の敵との戦いで相手を威圧し押し切る策が不発、想定以上の損害を受けた事を顧みつつエスメラルダ・リベロ(蒼海に輝く翠緑・g10981)が呟けば。
 戦闘、初陣であった自分が原因で思ったような戦運びに出来なかったと顔を落とす雲州・牽(オレの名前は死亡フラグ、迷わず冥府へ逝くがいい!・g11524)の姿。
「いえ……牽さんには申し訳ないことをしてしまった。やっぱり、覚醒直後にいきなり実戦は無理があったか」
「あー……そうか、覚醒直後なのに実戦に連れ出したから、気を遣いすぎて過保護になってしまった部分はあるのかも知れねえのか」
 策が不発となった原因を考える中、やはりいきなり戦場に、そして実戦が難しかったのかと反省する旗楽・嘉内(フルアーマーウィザード・g11216)に対し、逆に気を使い過ぎが問題だったのではと返す牽。
 確かにいきなり実戦では経験不足、力量不足が響く事もあろう、しかしそれは想定通りの結果にならなかった要因の一つに過ぎない。
 敵軍に対し優位性を確保できる手段があるも、それを実行できなかった事もある。
 仲間の攻撃で混乱状態の敵に対し、更なる揺さぶりを狙うも上手くいかず、立ち直り苛烈な反撃を仕掛けてくる好機を与えてしまった中途半端な策もある。
 ならば逆に無理な策を狙わず、混乱状態の敵に猛攻を仕掛ける部分のみに注力する、いわば攻めに全て振り切るような方向性が今回の状況を見るに良かったかもしれぬがそれらは全て過ぎた事。
「ううむ、トループス級相手に不甲斐ない戦いをしてしもうた。策士策に溺れたきらいがあるでござるな。やはり、慣れぬ事はするものではござらぬ」
 色々と反省しつつ、方針を変えるとばかりに一同に伝えるは旗楽・清政(旗楽四天王・g08816)であり。
「トループス級相手に通じなんだ威圧が、アヴァタール級に通じるとも思えぬ。ここからは、普段通りの戦いをすると致そう」
 そう皆に伝え、威圧するような立ち回りはせず普通に皆で武を振るおうと告げる清政。
 ただ一つ言っておくと、彼の認識は正しくもあり間違いでもある、威圧っていうかハッタリは既に別のディアボロスが決めてクリーンヒット、強烈な一撃を叩きこんでいる。
 通じないのはこう、威圧ともハッタリともならぬ中途半端な振る舞いであり、極端に言えば我々は最強! って言ってる龍造寺四天王と同じレベルの言い分とか裏付けがない主張だと通じない、って事である。
 そんなこんなで方針変更、仲間の様子を伺えば。
「なるほど、先程のトループス級戦の結果を受けて、御先祖は方針転換した様子。ならば、ここからはいつものアヴァタール級戦と大差ないな」
「ああ、此処に至って方針を変えたか。ふふ、やっといつもどおりに本領を発揮出来るよ」
 嘉内がその方針で構わぬと頷いて、いつも通りに戦えるとばかりにエスメラルダも不敵に笑う。
「それにさっきの戦いである程度の力は付けることが出来た。もう、ディフェンスは要らねえよ。一応この戦いは、オレのディアボロスとしての初陣なんだ」
 続けて意気軒昂に、責め立てる事に同意を示すは牽。
 それを認めるかのように、エスメラルダはアヴァタール級相手とはいえ言葉通りディフェンスはしない、何せアる程度の力は付けたのだからと微笑んで。
「足を引っ張ってパッとしませんでしたじゃ、さすがに口惜しすぎて仕方ねえ。せめてアヴァタール級相手にはしっかり働いて、有終の美を飾るとするぜ」
「うむ、ではディフェンスは致さぬ、一気呵成に攻め立てようぞ!」
 牽が初陣で友軍の足を引っ張るだけで戦果なし、なんて形はごめんだとばかりに気合を入れれば、その意気に応じようとばかりに清政が檄を飛ばすと同時、四人はアヴァタール級……って区分けしなくてもいいか、最後の龍造寺四天王に向かい走り出す。
 その突撃が始まり、4人が攻撃態勢に入っても気付けていない龍造寺四天王。
 ならばこの機に流れを掴むとばかりに清政が槍を突き出せば、その意図を察したエスメラルダが海戦装の砲門を展開。
「今回は私が初手だ! 牽よ、続けよ! 『肥後』、全砲門出力全開! 食らえ、ヴェルデ・フィナーレ」
 叫ぶと同時、12門の砲塔から同時に緑色のビームが照射。
 四人の動きに気付けなかった龍造寺四天王ではあったが、流石に攻撃が開始されればそれに気付き、咄嗟に槍を翳して防御態勢を取りながら集中砲火を浴びていて。
「緑一色! 役満!」
 砲撃に続く様に踏み込むは牽、手にするのは緑色に煌めく、麻雀牌を模した14個の爆弾で。
 全ては索子の牌、14枚を組み合わせて出来る役は役満、緑一色、立て続けに投げられた爆弾が次々と爆発し、ビームの光に続いて爆風の中に龍造寺四天王を飲み込んで。
「生命はトビ……とはいかねえんだろうが。役満相当のダメージは通したいものだな」
 爆発に飲まれた龍造寺四天王、その様子が見えぬ中どの程度の損害が通ったか。
 守りの構えを取っていた敵ではあり、初陣の戦場ではあるも相手を揺さぶっていたいと願望を告げる牽の願いを叶えんと、エメラルド色に輝く翼を広げた嘉内が龍造寺四天王の側面に回り込むように飛び。
「四天王は最強、そうだな、四人が力を合わせれば敵はねえな。オレ達こそが、それを証明してやるよ!」
 背中より生えたエメラルドの翼、それを大きく羽ばたかせれば突風と共に羽が舞い散り、爆風の中に居るであろう龍造寺四天王に向かい飛んでいき。
 同時に嘉内の前方にエメラルド色の魔力壁、もとい魔方陣のようなものが広がって。
「四人揃ってる四天王として、群れてる四天王や五体合体風の単体の四天王になんか負けていられるか!」
 叫ぶと同時、魔方陣から同色のビームが放たれ、爆風を吹き飛ばしながら龍造寺四天王の体を飲み込んでいく。
 そのビームによる攻撃を追う様に走るは清政。
「旗楽四天王が、貴様等の向こうを張って急造で組んだものであることは否定せぬ」
 エメラルド色に輝く緑玉の片鎌槍を掲げ、光に飲まれた龍造寺四天王との距離を詰めて槍の間合いへと入っていき。
「されど、嘘から出た誠と申してな。旗楽四天王の名、これよりディアボロスの間にも、天魔武者の間にも、他のクロノヴェーダの間にも響かせてくれよう! 貴様は、その手始めの武功となりて逝くがよい!」
 具足の音を鳴らしつつ力強く踏鞴を踏んで、繰り出すは神速の突き。
 疾風が突き抜けたようなそれは確かに龍造寺四天王の体を貫き、これまでの猛攻によって手ごたえはあった、のだが。
「なるほど、中々の武勇、しかし……我らもまた、このような場で倒れるわけにはいかんのでな!」
 ビームにより装甲が焼け焦げ、爆破で捲れ吹き飛び、槍の一撃を持ってして腹部に穴が開き体の各所がスパークしていた龍造寺四天王。
 だが、先の威圧によって揺さぶられ、動揺していた状況から立ち直り、また旗楽四天王と称した4人による攻撃。
 その攻撃には動揺を更に大きくする動きは無く、最初に決めた通りに名乗りや威圧などせず普通に攻めると決めた攻撃、故に被弾しつつも龍造寺四天王は動揺状態から回復し、守りを固め一同の攻撃を受け。
 各々の動き、力量を見定め猛烈な反撃となる好機、手始めに手にした槍に炎を纏わせ、自らの体を貫く清政に強烈な薙ぎ払い。
「ぬう、ぬかった、だが!」
 槍を突き立てていた手前、片腕が使えず左腕にてビームシールドを展開、衝撃を弱めつつもすさまじい勢いで弾き飛ばされた清政が転がりながら体勢を立て直し、顔を上げて見えたのは。
 エメラルド色の翼を交差、親鳥が雛を守るような形を取った嘉内に向かい、胸部に設けた龍の首から凄まじい炎を吹き出し、その体を飲み込み焼き尽くさんとする龍造寺四天王の反撃で。
 立ち上がり駆けだそうとするより早く次なる攻撃、四肢を分離し四方へ飛べば、その体が牽に迫って飛翔して。
「避けられないか、なら……」
 分離した四肢、全ての攻撃を受けてはたまらぬと空蝉人形を投げる牽、その人形に龍造寺四天王の右腕がぶつかり弾き飛ばす事にて一発は空振りさせたが、残る左腕と両足の攻撃は受け流せずに、打たれ吹き飛び転がって。
「最後は私か、彼も含めて力尽きても新宿島に戻るだけだ、故に」
 合体した先はエスメラルダの眼前、既に槍に炎を纏わせている所までを見ていた彼女は艤装、そして緑の大盾を前面に押し立てて守りを固め、繰り出された強烈な突きを防がんとしていたがmその衝撃波想像以上。
 槍を貫き、艤装までもを歪め迫る槍にて深々と傷が刻まれ、翠色の陣羽織が赤く染まるも大盾に体を預け、倒れる事無く何とか踏みとどまっていて。
 先の軍勢を相手にしての戦いで消耗していた上でアヴァタール級による強烈な反撃、だがここで倒れて一人でも欠けてなるものか、と震えながら立つエスメラルダに続き、震える両腕で何とか状態を起こし、膝を付いた状態から牽が立ちあがり。
 衣服の至る所が焼け焦げ、煤け落ちた下から酷い火傷の痕を覗かせつつ嘉内が二人の元へと歩を進め、清政も具足を鳴らしながら穏やかな歩みで合流し。
「皆、まだ行けるな? エスメラルダ、もう一度でござるよ!」
 まだ攻撃は出来る、ならば再び攻めるとばかりに清政が号令すれば、エスメラルダの砲撃、牽の爆撃、嘉内のビームから清政の突撃に繋がる一連の攻撃が再開される。
 初手の砲撃を受けながら、されど同じく反撃を繰り出す龍造寺四天王。
「ぐはははは、まだだ、まだ、我らは最強、単なる連続攻撃ではなぁ!」
 叫びつつ攻撃を受け、激しい攻防が繰り広げられるが限界を迎えたか、左腕が、右足が、そして左足が砕け動けなくなった時に追撃が炸裂し。
 庇う様に翳した右腕が吹き飛び、轟音を立てて仰向けに倒れ、龍造寺四天王は動きを止める。
 自分達は最強だと発した言葉、それは自らを鼓舞するためのものであったのだろう、倒れた姿勢で忌々しげに自身を打ち倒したディアボロスを見上げる龍造寺四天王に近づくのは旗楽四天王の面々で。
「なんとか、なったか……」
「ええ、思ったよりも苦戦しました」
 激戦を終え、立つのがやっとの状態で牽が呟き嘉内が応じる。
 そんな二人に此方もボロボロのエスメラルダと清政が近づきエスメラルダは大盾を、清政は槍を支えに立ち、気を抜いた二人が倒れぬようにと支えに向かう。
「まあこういうのも経験か、常に思うような戦いが出来るわけでもないからな」
「うむ……されど、苦境にありつつも勝ちを拾う戦働き、これも糧となるという事か」
 戦いを振り返り、次に生かすにはどうすれば良いか言葉を交わすディアボロス。
 そんな面々の様子を見つつ、瀕死の龍造寺四天王が口を開いたのはその時で。
「おのれ……ディアボロスの異名などに恐れを抱かねば倒される事など……いや、我らが最強の四天王で無いのが、そもそもの間違いだったのか」
 最後の最後まで最強だの四天王だの呟いて、しかし初手で威圧され手痛い打撃を受けてしまった事を悔い。
 それが原因でこんな形で、凌げたはずの攻撃で倒されたのだと恨みがましく呟けば、吹き飛んでいった四肢が爆発を始めていて。
「ぐ、ぬぬぅ……我らが、最強、それを証明、出来なかったことが、口惜しや……」
 最後の最後まで、いや直前に最強でなかったのが間違いとか言ってたのに、最強を証明できなかったとか前言撤回している龍造寺四天王。
 その最強とかいうこだわりを突いてみたり、気圧して自信を揺らがせるような事を織り交ぜれば多分色々と、自慢とか鼓舞と一緒に情報を垂れ流しそうだったなぁ、コイツ、って雰囲気に。
 上手くやれば簡単に情報を零したり、その部分に関して龍造寺軍は知らないって事を確実にさせたりしちゃったり。
 そういった情報戦での成果を上げつつ、より優位に戦いを運べたかもって空気と共に、最後に残った胴体部分も爆発炎上、ここに竹林の中に布陣した龍造寺四天王軍は壊滅したのであった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】がLV3になった!
【光学迷彩】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2024年10月06日

龍造寺四天王肥後の戦い

 城取合戦の勝利により『美濃国』を制したディアボロスは、攻略旅団の方針により美濃方面での進軍を停止し、九州へとその矛先を変える事となりました。
 折しも九州では、史実では島津氏・大友氏と九州の覇を競い「肥前の熊」とも呼ばれた『龍造寺隆信』の軍勢が動きを見せています。

 九州では、豊後国の大名である『大友宗麟』がディアボロスに奪われた日向国の奪還を目指しており、龍造寺隆信は大友氏と協力の密約を結び、肥後国から日向国へ攻め入る構えです。
『大隅国』『肥後国』『薩摩国』を結ぶ要衝、矢岳高原の拠点を築いていたため、ディアボロスは龍造寺氏の動きに対し先手を取る事が出来ます。集結しつつある無数の『龍造寺四天王』を強襲するべく、肥後国に向かってください。

龍造寺隆信

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選択肢『クロノヴェーダとの対話』のルール

 事件の首魁であるアヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と会話を行います(状況によっては、トループス級(👾)との会話も可能です)。
 戦闘を行わず会話に専念する事になりますが、必要な情報が得られるなど、後の行動が有利になる場合があります。
 問答無用で戦闘を行う場合は、この選択肢を無視しても問題ありません。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿または👾で出現する敵との会話に専念する。戦闘行動は行わない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『街に潜入して情報を得る』のルール

 街に潜入して必要な情報を得ます。
 情報は必ずしも必要ではありませんが、情報がある事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 潜入する街の情報や、必要とする情報の種類、情報を得る為のヒントなどは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾大群のトループス級『龍造寺四天王』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『龍造寺四天王』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「獅子堂・崇」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。