日本全土奪還記念、肝試し大会

 暗黒世界蝦夷共和国奪還戦に勝利した事で、対馬の一部などのごく僅かな地域を除き、日本全土の奪還に成功しました。
 これを祝して、日本全土奪還記念の肝試し大会を開催します。
 主要都市で行われるディアボロス主催の肝試し大会に参加し、地獄変エネルギーを蓄えましょう。
 日本全土で行われる肝試し大会すべてにディアボロスが参加する事は出来ませんが、肝試し大会の企画立案や、運営ノウハウなどを作成し、地方自治体や学校・町内会などに配布して、ディアボロスが参加しない地域でも、地獄変のエネルギーを獲得する事が可能です。

日本全土奪還記念、真夏の夜の肝試し大会!(作者 志稲愛海
25


#最終人類史(新宿島)  #日本全土奪還記念、肝試し大会  #地獄変  #肝試し 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#最終人類史(新宿島)
🔒
#日本全土奪還記念、肝試し大会
🔒
#地獄変
🔒
#肝試し


0



●開催、肝試し大会!
「みなさま、暗黒世界蝦夷共和国奪還戦、お疲れ様でした! そしてこの戦の勝利によって、対馬の一部などを除き、日本全土の奪還に成功したの!」
 花宮・小乃香(ヒルコの修験覚者・g08451)は、元気いっぱいの笑顔で迎えたあと。
 集まったディアボロス達へと、今回案内する内容の説明をはじめる。
 小乃香の言うように、暗黒世界蝦夷共和国奪還戦に勝利したことで、対馬の一部などごく僅かな地域を除き、日本全土の奪還に成功したが。
 今回、その記念として。
「攻略旅団の提案で、日本の風物詩でもある『肝試し大会』を、全国規模で展開する事になったの!」
 そう――最終人類史の各地で『日本全土奪還記念、肝試し大会』を開催することになったのだという。
「肝試し大会を盛り上げて、地獄変エネルギーをチャージするのが目的なの。怖い夜を、みんなで楽しいお祭りにしたいの!」
 だが、肝試し大会は日本の風物詩といっても、ハロウィンのように数万人以上が一度に参加するようなイベントでは無い。
 昔ながらの肝試しといえば、二人組などで夜の学校やお寺へ向かい、奥に置かれた札や証明の品を持ち帰る……といった形式が思い浮かぶが。日本全土で行う大きな催しにするのならば、怖いものが好きな人も苦手な人も、小さな子どもから大人まで、誰もが気軽に楽しく参加できる工夫が必要になる。
 また、企画を考えるだけでなく、ディアボロス自身が肝試し大会に参加し、賑やかに楽しんだり。
 お化け役や裏方、屋台で何かを振る舞ったりなど、人々を楽しませたり驚かせたりして。
 会場を盛り上げることも、大いに有効だろう。
「だからまずは、日本中で使える肝試し大会の企画を考えてほしいの! そして大会が始まりましたら、みなさまらしく楽しく盛り上げてほしいの!」

 とはいえ、日本全土で行われる肝試し大会すべてに、ディアボロスが参加することは当然ながら難しい。
 でもだからこそ、ディアボロスが参加できない地域の肝試し大会を盛り上げるために、まずは肝試し大会の企画や運営ノウハウを考えて。地方自治体や学校、町内会などにも共有できる形にまとめられれば、大会を開催した際、地獄変エネルギーをより多く得ることができるはずだ。
 怖いものが苦手な方や、小さな子ども、高齢の方にも楽しんでもらえるようにするのが、工夫のしどころかもしれない。
「可能な限り多くの人が参加できるようなイベントにするのが重要なの。みなさまの考えた企画が、日本中の肝試し大会を盛り上げる力になると思うの!」

 そして地方自治体などがイベントを準備してくれるので、準備や運営は基本、ディアボロスが行う必要はないが。
 ディアボロスが参加できる会場では、実際に大会を楽しみつつ、参加者として盛り上げることもできる。
 率先してイベントに参加し、ディアボロスが怖がったり叫んだりはしゃいだりすれば、たくさんの人々が興味を示して、大きな賑わいに繋がるだろうし。
 屋台などを出して料理などを振る舞ったり、お化け役になったり、ディアボロスならではの特別な企画を披露したり、それぞれのやり方で、肝試しイベントを盛り上げる事が出来るだろう。
 屋台では、定番のカレーや焼きそばなどの屋台グルメを振る舞ったりはもちろん、お化けをイメージしたあやしい色の飲み物やお化けの形をしたお菓子などもあれば、小さな子どもなども喜ぶかもしれない。
 また、友人や大切な人と一緒に肝試しに参加して、暗い校舎やお寺の境内を、わーわーきゃあきゃあ巡ってもいいし。
 お化け役や妖怪役、怪談の語り部になって、参加者達を思いきり怖がらせてもいい。
 受付や案内、迷子の見守りなど、裏方の手伝いとして会場を支えてもいいだろう。
「怖がらせる方も、怖がる方も、屋台などお祭りを支える方も、どなたでももちろん大歓迎なの。みなさまらしく、肝試し大会を盛り上げてほしいの!」
 当日は、肝試し会場でディアボロスも楽しむも良し、パラドクスを使って驚かせる役になったりも良し。
 より多くの地獄変エネルギーを得るためにも、企画から参加まで、日本全土奪還記念の肝試し大会を大いに盛り上げよう!


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
2
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わり、「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げて運搬可能になる(ただし移動を伴う残留効果は特記なき限り併用できない)。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
2
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
2
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【エイティーン】
4
周囲が、ディアボロスが18歳から「効果LV×6+18」歳までの、任意の年齢の姿に変身出来る世界に変わる。
【完全視界】
3
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
3
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【猫変身】
1
周囲が、ディアボロスが猫に変身できる世界に変わる。変身した猫は最大「効果LV×10m」の高さまで跳躍できるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【アクティベイト】LV2 / 【リザレクション】LV2 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

志稲愛海
 志稲愛海です、よろしくお願いいたします。
 日本全土奪還記念の肝試し大会開催です!

●各選択肢について
 ①→②③→④の順で進行します。
 ①は成功見込みが立ち次第進める予定です。
 ②③は、受付期間長め予定、何名様ででも遊びにいらしてください!

①日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!
 まずは、肝試し大会を盛り上げるための企画の立案をお願いします。
 企画内容によって、どれだけ地獄変エネルギーを得られるかが決まります。
 老若男女が楽しめるような工夫などをしてみてください。

②ディアボロスが怖がらせる、肝試し大会!
 イベントを盛り上げ、地獄変エネルギーを得る選択肢です。
 お化け役に立候補して人々を驚かせたり、パラドクスを利用して怖さを演出したり。
 また、集まった人たちに、会場の屋台で料理やスイーツや飲み物を振る舞ったりなど。
 人々を楽しませたり怖がらせたりして、大会を盛り上げてください!
 参加者として肝試しを楽しむ場合は③の内容になります。
 ③の内容を書かれても反映できませんので、両方やりたい場合は各選択肢にそれぞれご参加ください。

③ディアボロスが怖がる、肝試し大会!
 肝試し大会に参加者として参加する選択肢です。
 このイベントでディアボロスが楽しんでいるという話が出れば、多くの一般人がイベント会場に来てくれるので。
 集客効果が期待でき、イベントも大きく盛り上がる筈です。
 夜の学校や廃病院などお好きな会場で、わいわいきゃあきゃあ、肝試しを楽しんでいただければです!
 ディアボロス主催の肝試しとして、驚かせる側と驚く側で連携することもこちらの選択肢では可能です。
 屋台で料理を振る舞ったりなど、来場者を楽しませる場合は、②の内容になります。
 ②の内容を書かれても反映できませんので、両方やりたい場合は各選択肢にそれぞれご参加ください。

④肝試し大会の終了
 肝試し大会の締めくくりの選択肢です。
 この選択肢クリアで、シナリオ完結となります。

 選択肢①が終わった後、②③の受付となります。
 ②で人々を楽しませてから、③で自分達も楽しむ、など複数選択肢への参加ももちろん可能です。

●他
 進行や受付状況等はマスターページにてお知らせしますのでご確認ください。

 皆様のご参加をお待ちしております!
207

このシナリオは完結しました。

💌相談所は、8月5日(水)朝8:30まで使えます。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


システムメッセージ  7月7日21時
リューロボロス・リンドラゴ(g00654)が、①🔑日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!に参加しました。

システムメッセージ  7月7日23時
ルチルーク・フレンツェン(g02461)が、①🔑日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!に参加しました。

システムメッセージ  7月8日08時
リューロボロス・リンドラゴ(g00654)、ルチルーク・フレンツェン(g02461)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  7月8日18時
音羽・華楠(g02883)が、①🔑日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!に参加しました。

システムメッセージ  7月8日22時
ラウム・マルファス(g00862)が、①🔑日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!に参加しました。

システムメッセージ  7月8日23時
文月・雪人(g02850)が、①🔑日本全土奪還記念の肝試し大会の企画を練ろう!に参加しました。

システムメッセージ  7月9日08時
音羽・華楠(g02883)、ラウム・マルファス(g00862)、文月・雪人(g02850)のプレイングが確定しました。


新しい50件を見る


リプレイ


リューロボロス・リンドラゴ
ふむ。肝試しか……。
怖いものが好きな人も苦手な人も楽しめる、となれば。
お化けを倒せる形にすれば良いのではないか?
お化けの怖さの一つは倒せないからよ。
なすがまま、されるがままの理不尽。
故に怖い。
だが倒せるようにしてしまえばどうかの?
一部のホラーゲームやゾンビゲームみたいにの。
それでも急に出てきたり、驚かされたりで、怖いものは怖い。
だからこそ怖いもの好きにも楽しめる。

……人々はただでさえ、自らでは手足の出ぬ歴史侵略者達に脅かされてきた。
我らに協力したり応援したりとできる戦いはしてきたが、それでもやきもきもしておることであろう。
自らの手で怖いものを祓える肝試し。
フラストレーションの解消にもなるのではないか?
それがディアボロスの力になるというのなら尚更よ!
ディアボロスが参加できぬ地域の肝試しを盛り上げることも兼ねて、お化けを追い払うアイテムは、実際の我らの武器や技のレプリカとかどうだ?
たとえば我が神剣のとかの!
勿論お化け役も痛くないよう、直接叩くのではなく、光エフェクト当てて倒すとかにしての!


ルチルーク・フレンツェン
8月にイデアロゴスが襲ってくる以上、ハロウィンには頼れない。
ならばハロウィンだけじゃなくても地獄変エネルギーを溜められるって証明してみせよう!

恐怖するのと大勢が参加するのを両立させるなら、全部同じ企画じゃなくて
色んな企画があっていいと思うんだよね。
・王道のお化け屋敷タイプ
・やんちゃな子供が走り回れる節分の鬼の如くの鬼ごっこタイプ
・怖がりな人やお年寄りでも参加したくなる、動かなくていい聞くだけでいい百物語タイプ
・療養中やインドア派でも参加できるインターネット上の特設Webサイトで参加するタイプ(アグレッシブなホラー間違い探しのサイト、同じく怖がりな人向けにネット配信版百物語のサイトの2つ)

運営ノウハウとしては、
百物語タイプとWebサイトタイプはネタバレを拡散されないように
事前にネタバレを含む感想はちゃんと気を付けようと周知する。
お化け屋敷タイプと鬼ごっこタイプはディアボロスの残留効果に頼れない前提で設営や運営するのに気を付けよう。


音羽・華楠
地獄変のエネルギーは大事です。
5月から6月に掛けて、ホラー映画を撮影・放映して集めましたが、まだまだ足りません。
頑張って集めますよ!

それで、思ったんですが……各イベント毎に、景品や賞品はあった方が良いかなと。
『物で釣る』……と言ってはあれですが、そういう『恐怖を乗り越えて頑張ればその証が貰える』形式の方が、怖がりな人や子供たちも頑張って参加してくれるかなと。
ご年配の方も、お孫さんにその景品をあげる為に参加してくれるかもしれませんし。

景品の具体案としては、私たちディアボロスがこれまでの南瓜行列でやってきた仮装姿をカード化したものとかどうでしょう?
これなら景品自体にも地獄変エネルギーを発生させる効果が期待出来ますし。
会場の屋台などで飲食物を飲み食いした際に、おまけとして配るのもありですね。

Web上での企画の場合、カードと同じ画像をスマホ壁紙としてダウンロード出来るURLを教えてもらえる形にしたらどうでしょうか?

まぁ、何にせよ――
転 売 は 厳 禁 で す が。
そこはホラーっぽく注意喚起を。


ラウム・マルファス
統一感を出しつつも、それぞれで創意工夫できると良いよネ。
ってわけで、『ご当地妖怪で怖がらせよう大会』とかどうだろウ。
それぞれの地域で伝説とか伝承とか、きっとあるからネ。マイナーな妖怪大集合とか、主役じゃなくて隅っこにちょっとだけいるのを探すとか、色々出来そウ。

お客さんに許可取って、目線カメラ付けて貰えば、新宿ネットワーク上でVRっぽい感じで全国の肝試しに参加できるネ。その分エネルギーも回収できると良いナ。通信が上手く回復できてれば、海外からも参加できるカモ。

ノウハウとしては緊急用出口を用意すること、安全に気をつけること、長くしすぎないコト。せっかくだから、今までディアボロスが助けてくれるから、とか、残留効果があるから大丈夫デショって考えてたこと、今回は助けが来ない前提でやってみようカ。
技術も安全もイベントのノウハウも、数年前までは普通の人間が考えてたことダ。頼りすぎていつの間にか何もできなくなってた、なんて、下手な肝試しより怖いヨ、キット。


文月・雪人
日本全土の奪還、漸くここまで来たのだね。
平安鬼妖地獄変の地で、地獄変を奪取したのは4年前だったっけ。
それからこのクロノ・オブジェクトにはどれだけ助けられてきたことか。

地獄変は、人間の『鬼や妖怪、お化けなどに由来する感情』をエネルギー化する。
感情の種類は問わないから、肝試しと言っても、恐怖だけに拘らなくてもいいのは助かるね。
折角日本各地で行うのだし、それぞれの土地に伝わるお化けの話を発掘して、全世界に紹介できると面白いかも?

例えば、定番の肝試しは勿論いいけれど、
お化けの仮装でご当地の伝承を紹介する動画を募集して、
インターネットで全世界に公開して、いいねの数を競ってみたりとかもどうだろう。
海外の人々は、日本のお化けにはあまり馴染みはないのだろうけど、
知らないからこそ、これを機に興味関心を持って貰えたら、
その分回収できるエネルギー量も増えるかもしれないよ?

そういえば、南極世界会議では対クロノヴェーダTCGが人気だったけど、
鬼妖お化けのカードも用意して、集めて遊んで貰うのもいいかもしれないね。


 日本全土奪還記念として行われる、真夏の夜の肝試し大会。
 全国各地で開催する大きな催しにするのなら、必要なのはただ怖がらせるための仕掛けだけではない。
 怖いものが好きな人も、苦手な人も。
 小さな子どもから高齢の方まで、それぞれの形で参加できる企画と、ディアボロスが参加できない地域でも活用できる運営ノウハウ。
 それらをまとめるため、ディアボロス達はそれぞれの案を持ち寄っていた。
「日本全土の奪還、漸くここまで来たのだね」
 文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、これまでの歩みを思い返すように言った。
 平安鬼妖地獄変の地で、クロノ・オブジェクト『地獄変』を奪取したのは、四年前のことだっただろうか。
 それからこのクロノ・オブジェクトには、幾度となく助けられてきた。
 だからこそ、今回の肝試し大会でも、その力を活かしたい。
「地獄変は、人間の『鬼や妖怪、お化けなどに由来する感情』をエネルギー化する。感情の種類は問わないから、肝試しと言っても、恐怖だけに拘らなくてもいいのは助かるね」
 恐怖だけではない。驚き、興味、好奇心、面白がる気持ち。
 鬼や妖怪、お化けにまつわる感情を大きく動かせるなら、それも地獄変エネルギーへと繋がるはずだ。
 それならば、日本各地で行う規模の大きさを活かし、それぞれの土地に伝わるお化けの話を発掘してみるのはどうだろう。
 定番の肝試しに加え、ご当地の伝承を紹介する仮装動画を募集し、インターネットで全世界に公開する。
 いいねの数を競うようにすれば、現地に足を運べない人も、見る側として参加できるだろう。
「海外の人々は、日本のお化けにはあまり馴染みはないのだろうけど、知らないからこそ、これを機に興味関心を持って貰えたら、その分回収できるエネルギー量も増えるかもしれないよ?」
 日本各地の伝承を、全国へ、そして世界へ。
 雪人の提案は、肝試しを単なる一夜の催しに留めず、土地ごとのお化けや妖怪を知るきっかけへと広げるものだった。
「統一感を出しつつも、それぞれで創意工夫できると良いよネ」
 その流れをさらに具体化するように、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は『ご当地妖怪で怖がらせよう大会』を提案する。
 それぞれの地域には、土地に根差した伝説や伝承がある。
 有名な妖怪を主役にしてもいい。
 あまり知られていないマイナーな妖怪を取り上げてもいい。
 あるいは、主役ではなく、隅にひっそり潜む何かを探すような仕掛けにしても面白い。
 地域ごとの特色を活かせば、全国規模の肝試し大会としての統一感を持ちながら、会場ごとに違った楽しみを生み出すことができる。
 同じ『肝試し大会』でありながら、ある町では古い井戸の伝承を、別の地域では山に棲む妖怪の話を、また別の場所では海辺に伝わる怪異を扱う。
 その土地だからこそ味わえる怖さは、参加者の興味を強く引くだろう。
「お客さんに許可取って、目線カメラ付けて貰えば、新宿ネットワーク上でVRっぽい感じで全国の肝試しに参加できるネ」
 現地参加者に目線カメラを付けてもらい、新宿ネットワーク上で配信すれば、遠く離れた人も全国各地の肝試しを追体験できる。
 通信が上手く回復していれば、海外から参加できる可能性もある。
 実際の会場で悲鳴が上がり、その視点映像を通じて画面越しの誰かも息を呑む。
 そんな広がりが生まれれば、集められる感情も大きくなるはずだ。
 もちろん、盛り上がりだけでなく、安全面への配慮も欠かせない。
 ラウムは運営ノウハウとして、緊急用出口の確保、安全管理、長くしすぎないコース設計を挙げる。
 ディアボロスが助けてくれるから大丈夫。残留効果があるから何とかなる。
 そういった前提に頼らず、ディアボロスが参加できない地域でも、一般人が安全に運営できる形を整える必要がある。
「技術も安全もイベントのノウハウも、数年前までは普通の人間が考えてたことダ。頼りすぎていつの間にか何もできなくなってた、なんて、下手な肝試しより怖いヨ、キット」
 全国へ共有する企画である以上、誰か特別な存在がいなければ成立しないものではいけない。
 地域の人々が、自分達の手で安全に運営できること。
 それもまた、肝試し大会を広く成功させるための大切な条件となる。
「そういえば、南極世界会議では対クロノヴェーダTCGが人気だったけど、鬼妖お化けのカードも用意して、集めて遊んで貰うのもいいかもしれないね」
 南極世界会議で人々の興味を集めた事例を参考にするなら、カードという形は今回の肝試し大会にも応用できそうだ。
 雪人が示したその案は、鬼や妖怪、お化けへの関心を、参加後にも続く楽しみへと繋げるものでもあった。
 そこで、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)からは、景品や賞品を用意する案が出された。
「地獄変のエネルギーは大事です。5月から6月に掛けて、ホラー映画を撮影・放映して集めましたが、まだまだ足りません。頑張って集めますよ!」
 そのためにも、多くの人に参加してもらう動機はあった方がいい。
 物で釣る、という言い方をしてしまえば聞こえは悪いかもしれない。
 けれど、恐怖を乗り越えて頑張れば、その証が貰える。
 そういう形式なら、怖がりな人や子ども達も、勇気を出して参加しやすくなるだろう。
 高齢の方が、孫へ景品を渡すために参加してくれることもあるかもしれない。
「景品の具体案としては、私たちディアボロスがこれまでの南瓜行列でやってきた仮装姿をカード化したものとかどうでしょう?」
 鬼妖お化けのカードに加え、ディアボロス達の南瓜行列での仮装姿をカード化する。
 それなら、景品自体にも鬼や妖怪、お化け、仮装にまつわる感情を呼び起こす効果が期待できる。
 会場の屋台で飲食物を購入した際に、おまけとして配るのもいい。
 Web上の企画であれば、同じ画像をスマホ壁紙としてダウンロードできるURLを配布する形も取れるだろう。
 現地参加者には、手元に残るカードを。Web参加者には、画面の中に残せる壁紙を。
 恐怖を乗り越えた証があれば、参加した思い出は大会の後にも続いていく。
 ただし、景品を扱う以上、注意すべきこともある。
 華楠は、きっぱりと言葉を区切った。
「まぁ、何にせよ――転 売 は 厳 禁 で す が」
 その注意喚起も、ただ固く告げるのではなく、ホラーらしく演出すればいい。
 転売を戒める恐ろしい文言や、ぞくりとするような注意書きも、肝試し大会の雰囲気作りに役立つかもしれない。
 景品は、参加の動機であり、達成の証であり、大会後にも話題を広げるための仕掛けにもなるのだ。
「8月にイデアロゴスが襲ってくる以上、ハロウィンには頼れない。ならばハロウィンだけじゃなくても地獄変エネルギーを溜められるって証明してみせよう!」
 ルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)は、肝試し大会の形式そのものを複数用意する案を示した。
 恐怖してもらうことと、大勢に参加してもらうこと。
 その両方を満たすためには、すべてを同じ企画に揃える必要はない。
 王道のお化け屋敷タイプ。
 やんちゃな子ども達が走り回れる、節分の鬼のような鬼ごっこタイプ。
 怖がりな人や高齢の方でも参加しやすい、動かず聞くだけでいい百物語タイプ。
 療養中の人やインドア派でも参加できる、インターネット上の特設Webサイトタイプ。
 Webサイトにも、アグレッシブなホラー間違い探しのようなものから、怖がりな人向けのネット配信版百物語まで、参加者に合わせた複数の形を用意できる。
 肝試しが得意な人は、暗闇を進む本格的なコースへ。
 体を動かしたい子ども達は、鬼から逃げたり追いかけたりする遊びへ。
 怖いものが苦手な人や高齢の方は、座って怪談を聞く形式へ。
 現地へ行くのが難しい人は、Webから参加する企画へ。
 自分に合った怖さや参加方法を選べるなら、より多くの人が大会へ加われるはずだ。
 さらに、企画ごとの運営ノウハウも必要になる。
 百物語タイプやWebサイトタイプでは、ネタバレへの配慮が重要だ。
 怖い話や仕掛けは、先に結末を知られてしまえば、恐怖や驚きが薄れてしまう。
 そのため、ネタバレを含む感想の扱いについては、事前に周知しておく必要がある。
 お化け屋敷タイプや鬼ごっこタイプでは、ディアボロスの残留効果に頼れない前提で設営や運営を考えるべきだろう。
 ルチルークの案は、幅広い参加者を受け入れるための複数形式と、それぞれに必要な注意点を整理するものとなった。
「ふむ。肝試しか……。怖いものが好きな人も苦手な人も楽しめる、となれば。お化けを倒せる形にすれば良いのではないか?」
 最後に、リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が示したのは、恐怖に立ち向かうための企画だった。
 お化けの怖さのひとつは、倒せないことにある。
 なすがまま、されるがままの理不尽。逃げるしかできないからこそ、恐ろしい。
 そんな恐怖などの感情も、確かに地獄変エネルギーになるのであるが。
 けれど、もしもお化けを倒せる形にしたならどうだろう。
「一部のホラーゲームやゾンビゲームみたいにの。それでも急に出てきたり、驚かされたりで、怖いものは怖い。だからこそ怖いもの好きにも楽しめる」
 暗がりを進む不安、不意に現れるお化け、響く悲鳴。
 そこまでは、確かに肝試しとしての怖さをなくしてはおらず、恐怖という感情がきちんとある。
 だがそれに加えて、リューロボロスの案は、参加者自身が勇気を出して立ち向かい、お化けを祓うことができる。
 それならば、怖いものが苦手な人にも挑戦しやすい形式になるだろう。
「人々はただでさえ、自らでは手足の出ぬ歴史侵略者達に脅かされてきた。我らに協力したり応援したりとできる戦いはしてきたが、それでもやきもきもしておることであろう」
 だからこそ、自分の手で怖いものを祓える肝試しには意味がある。
 歴史侵略者に脅かされる中で、一般人達はできる範囲でディアボロスを応援してきた。
 けれど、自らの力では手出しできないことへのもどかしさもあったはずだ。
 肝試しという安全な遊びの中で、怖いものに立ち向かい、追い払う。
 その体験は、そうしたフラストレーションを解消する助けにもなるかもしれない。
「ディアボロスが参加できぬ地域の肝試しを盛り上げることも兼ねて、お化けを追い払うアイテムは、実際の我らの武器や技のレプリカとかどうだ? たとえば我が神剣のとかの!」
 リューロボロスの神剣を模した祓い具のように、ディアボロスの武器や技のレプリカを用意する。
 それを使って、お化けを退散させるというわけだ。
 もちろん、お化け役が痛い思いをしてはいけない。
 直接叩くのではなく、光のエフェクトを当てることで倒したように見せる仕組みにすれば、安全に楽しめる。
 怖い。けれど、逃げるだけではない。
 震えながらでも祓い具を掲げれば、光が弾け、お化けが退散していく。
 その瞬間、悲鳴は歓声へと変わるだろう。
 恐怖を感じ、驚き、立ち向かい、最後には笑顔で帰ってくる。
 その流れは、肝試し大会をただ怖いだけではない、前向きな体験へと変えるはずだ。

 こうして集まった案は、全国各地へ共有するための企画と運営ノウハウとして整理されていった。
 土地ごとの妖怪や伝承を活かした、ご当地肝試し。
 現地だけでなく、新宿ネットワークやWebを通じて遠方からも楽しめる参加形式。
 鬼妖お化けやディアボロスの仮装姿を用いたカード、スマホ壁紙といった参加の証。
 お化け屋敷、鬼ごっこ、百物語、Web企画など、参加者に合わせて選べる複数の形式。
 そして、怖いものに立ち向かい、自分の手で祓える体験型の仕掛け。
 そこに、緊急用出口の確保、安全管理、長くしすぎないコース設計、ネタバレへの配慮、残留効果に頼らない設営といった運営ノウハウも加えられる。
 ディアボロスが参加できない地域であっても、地方自治体や学校、町内会が自分達の手で開催できるように。
 まとめられた企画案は、日本全土奪還記念の肝試し大会を各地で盛り上げるため、全国の地方自治体や学校、町内会へと共有されていく。
 怖いものが好きな人も、苦手な人も。
 現地へ足を運べる人も、遠くから参加する人も。
 小さな子どもも、高齢の方も。
 それぞれの形で、鬼や妖怪、お化けにまつわる感情を揺らすことができるように。
 恐怖だけではなく、驚き、好奇心、達成感、そして笑顔まで。
 真夏の夜に生まれる様々な感情は、地獄変エネルギーを集める大きな力となるはずだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

 日本全土奪還記念として行われる、真夏の夜の肝試し大会。
 全国各地で開催されるこの催しは、どこかひとつの会場に限定されるものではない。
 学校、お寺、神社、商店街、公園、特設のお化け屋敷、あるいは土地に伝わる怪談や妖怪の噂が残る場所。
 ディアボロス達は、訪れたい会場を自由に選び、それぞれの形で肝試し大会に関わることができる。
 お化け役や妖怪役となって人々を驚かせてもいい。
 屋台で料理やスイーツ、飲み物を振る舞ってもいい。
 受付や案内、迷子の見守りなど、裏方として会場を支えてもいい。
 もちろん参加者として、わーわーきゃあきゃあと肝試しを楽しんでもいい。

 先にディアボロス達がまとめた企画案や運営ノウハウも、全国各地へ共有されている。
 そのため各地では、ご当地の怪談や妖怪を活かした催し、参加者に合わせたお化け屋敷や百物語、鬼ごっこのような遊び、怖いものを祓う体験型の仕掛け、参加記念のカードや景品など、様々な工夫も凝らされている。
 また、現地に足を運べない人が新宿ネットワークやWebを通じて楽しめる企画もあり、参加の形はひとつではない。
 安全に楽しめるよう、会場ごとの準備や案内も進められている。

 そうした企画を参考にしてもいいし、まったく別の会場で、自分達らしい肝試しを楽しんでもいい。
 大切なのは、怖いものが好きな人も苦手な人も、小さな子どもから大人まで、それぞれが肝試しを楽しめること。
 恐怖はもちろん、驚き、好奇心、達成感、そして笑顔まで。
 真夏の夜に生まれる様々な感情は、地獄変エネルギーを集める大きな力となるはずだ。

 一部の地域を除き、皆で取り戻した日本全土。
 たくさんの悲鳴や笑い声が響き、地獄変エネルギーを集められる夜になるように。
 さぁ、真夏の夜の肝試し大会を、全国各地で楽しもう!
喩・嘉
幸児(g03876)と一緒に肝試しに参加する
※アドリブ歓迎

因習村を題材にした一般人運営の肝試しに参加
祠からスタートし、墓地の中を謎解きしながら巡って、指定された品物を持って帰ってくる内容らしい

俺は……ホラー映画とかホラー小説とか、
単純に観る分には、怖いものにめっぽう強いんだが
お化け屋敷とか肝試しとか
実際にその場に行くってなったらめっぽう弱い、のだよなあ
怖がらせる方なら良いんだけどな

んー、楽しみかなー? などと
肝試しに入るまでは平然としていたものの
いざスタートしてみるとあらゆる物音などに怖がって、
幸児の手やら袖やらを握り込み、
顔を埋める勢いでほとんど密着して歩く
ただ、謎解きパートに入ると逆に気が紛れて生き生きと謎を解き始め
「この文字が重なる仕掛けになっているんだ」
などと解説までする余裕が出るが
また移動する時になると始終怯えて幸児に任せきりになる
その場の物を触ったり物を置いたりするのは嫌だ、幸児やって。

肝試しを終えて戻ってくるとすっかり疲れきっている
今日は逆に良く寝れそうだ。


守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に肝試しに参加するぞ
※アドリブ歓迎

俺たち怖がらせる役はやったことあるが
参加者やるのは初めてだよな
わくわくするぞ

参加するのは一般人運営の肝試しだ
因習村ってのが題材らしいぞ

何か曰くのありそうな祠からスタートだ
この祠壊れてるぞ…と覗き込んだら「あんたら祠を壊したのか」と爺さんに声をかけられて飛び上がる俺だぞ
案内役でもある爺さんの説明によると
墓場で謎を解いて、正しいお供えを持って来ればいいらしい
よーし行くぞーっ

墓地は暗いから喩嘉と手を繋いで歩こう
喩嘉のことは俺が守るから大丈夫だぞっ
最近まで暗闇が怖かった俺だが
宿縁邂逅から戻った今は、もう怖くない
普段はあまり見ない、喩嘉が怖がる様子が新鮮で
すごくかわいいと思いながら、肩を抱いて守り、一緒に謎解きをするぞ
墓石にヒントがありそうだ
物を移動させたり手を突っ込むのは俺に任せとけ

戻ったら再び爺さんに声をかけられて再度びっくりする俺だぞ
…爺さんが一番怖かったかもしれねえ

はは、お疲れさまだぞ喩嘉
夢の中でも俺が守るから、安心して寝てくれな


 全国各地で賑やかに始まった、真夏の夜の肝試し大会。
 喩・嘉(瑞鳳・g01517)と守都・幸児(祥雲・g03876)が足を運んだのは、一般人が運営する肝試し会場のひとつであった。
「俺たち怖がらせる役はやったことあるが、参加者やるのは初めてだよな。わくわくするぞ」
「俺は……ホラー映画とかホラー小説とか、単純に観る分には、怖いものにめっぽう強いんだが。お化け屋敷とか肝試しとか、実際にその場に行くってなったらめっぽう弱い、のだよなあ」
 ……怖がらせる方なら良いんだけどな、なんて。
 そう言いつつ、喩嘉はこの時点では平然としていて。
 幸児も、始まる前から楽しそうだ。
「因習村ってのが題材らしいぞ」
「んー、楽しみかなー?」
 そんなことを話しているうちに、肝試しの出発地点に辿り着いた二人。
 今回参加する肝試しは、何か曰くのありそうな祠からスタートするらしい。
 実際に目にした古びた祠は薄闇の中で傾いていて、おどろおどろしい雰囲気は抜群。
 縄は擦り切れ、木の板は軋み、いかにも何かがありそうな気配を漂わせている。
 幸児が中を覗き込みながら、首を傾げた。
「この祠壊れてるぞ……」
 ——その瞬間。
「あんたら祠を壊したのか」
「うわっ!?」
「……っ」
 背後から急に声を掛けられ、幸児は思わず飛び上がれば。
 同時に喩嘉も反射的に息を呑み、幸児の袖をぎゅっと掴む。
 いつの間にいたのか、そこに立っていたのは一人の爺さんであった。
 どうやらこの人が、今回の肝試しの案内役でもあるらしい。
 爺さんの説明によれば、墓場で謎を解き、どこかに置かれている札を持ち帰れば良いのだという。
「よーし行くぞーっ」
 幸児は気を取り直して、暗い墓地へと歩き出して。
 喩嘉も、並んで続く……のだが。
 墓地の闇は深くて。
 瞬間、木々が風に揺れ、かさり、と足元の草が鳴る。
「……!?」
 その小さな音だけで、喩嘉の指先がぴくりと震えた。
 さっきまでの余裕はどこへやら、喩嘉はすぐに幸児の手を掴む。
 そして墓石の陰を冷たい夜風が吹き抜ければ、今度は袖をぎゅっと握り込んで、視線を逸らすように幸児の肩口へ顔を寄せた。
 ホラーを観るだけなら怖くない。
 けれど……実際にその場へ行く肝試しとなると、やはり話は別だ。
 物音がするたびに肩を揺らし、喩嘉は顔を埋める勢いで、ほとんど密着するように幸児の隣を歩いていく。
 その様子に、喩嘉の肩を抱く幸児。
「喩嘉のことは俺が守るから大丈夫だぞっ」
 最近まで暗闇が怖かった幸児だが、宿縁邂逅から戻った今はもう怖くない。
 だからこそ、今夜は喩嘉を守る側でいられるし。
 普段はあまり見ない、喩嘉が怖がる様子は新鮮で。
 そんな姿をすごくかわいいと思いながら、幸児は喩嘉を守るように一緒に墓地を進んでいく。
 それからしばらく進むと、二人はふと足を止めた。
「墓石にヒントがありそうだ」
 どうやら文字が刻まれたこの墓石に、謎を解くための鍵が隠されているらしい。
 暗がりや物音は相変わらず怖い。
 だが、謎解きの気配を察した途端、喩嘉の視線がすっと文字へと向いて。
 怯えていた表情が変わり、軍師としての頭が働き出す。
 それから喩嘉は、墓石に刻まれた文字を読み取りながら。
「この文字が重なる仕掛けになっているんだ」
 そう解説までする余裕が出るほどに。
 つい先ほどまで幸児の袖を握り込んでいたとは思えないくらい、生き生きとした様子である。
 幸児もその隣で一緒に謎解きを進め、二人でヒントを確かめていく。
 そして墓石の文字を解読すれば、どうやらこの先にある小さな社に、爺さんが言っていた札があるらしい。
 だが次の場所へ移動する段になれば、謎解きの時からうってかわって。
 喩嘉はまた、幸児の袖をぐっと掴みながら恐る恐る歩くのだった。
 それから、怪しい場所へと手を伸ばす必要が出てくれば、きっぱりと言う。
「その場の物を触ったり物を置いたりするのは嫌だ、幸児やって」
 そんな喩嘉の言葉に、俺に任せとけ、と幸児は頼もしく頷いて。
 社に辿り着けば、暗がりの中に手を伸ばしてヒントにあった札を手にした。
 それから祠の前まで戻り、無事にゴールまで辿り着いた、その時。
「——戻ったか」
「うわっ!?」
「……!」
 再び爺さんに声を掛けられ、幸児と喩嘉はまたしても同時にびくりと跳ねた。
 思えば、暗闇よりも、お化けよりも。
「……爺さんが一番怖かったかもしれねえ」
 幸児の言うように、爺さんの不意打ちが一番心臓に悪かったかもしれない。
 そして幸児がしみじみ呟く隣で、すっかり疲れきっている喩嘉。
「今日は逆に良く寝れそうだ」
「はは、お疲れさまだぞ喩嘉」
 深く息を吐く姿に笑いながら、幸児は続ける。
 ……夢の中でも俺が守るから、安心して寝てくれな、って。
 どきどきわくわくな真夏の肝試しを、存分に一緒に満喫するのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!

リューロボロス・リンドラゴ
【奴崎組】
ディアボロスが一大組織、奴崎組による出張お化け屋敷!
それだけでも話題抜群、盛り上がるよなあ!
我らがシノギ、お楽しみあれ!

倒せるお化け屋敷を提案したが最初から祓えてはつまらぬよなぁ!
散々怖がらされてからの反撃こそカタルシス!

我は中盤辺りにアイテムゲットできるよう、導いていくよ。
ホラーでよくある意味深少女枠だの。
くすくすくす……。
和服を着込み、現れては消え、現れては消え(【光学迷彩】等)
怖すぎて迷子になったりするのも防ぐのを兼ねながら、アイテム祠へ誘導。

その後も各イベントスポットに向かっては現れては消え、現れては消え……。
ゴールへと導こうぞ。

ああ、ところで。
ヒトが一番油断するのは。
ゴールした後よなあ。
お化け屋敷から出て、緊張が解けた所に。
ゴール直前の光がさしてきたからこそ発動していた影忍びを解除して現れたら。
びっくりするのではないかの?
しかも明るさ故によく見たら【浮遊】しておる!
エンディング感のある悪戯チックな笑みとともに消えて、あれは本当の幽霊だったのでは!? とか思わせようぞ!


ワシリーサ・ヴォレシア
【奴崎組】

アレンジ連携歓迎

怪異設定
海より訪れ飢饉を起こし退治された後も村落を焼き尽くした白き髪の女怪

とされた船が沈み漂着した異人の少女
善良な人に救われるが飢饉が起きた際、他の村人に元凶にされ船に縛り付けられ燃やされる
其の後、火難が続き祟りとして畏れられ……結果、死後の安寧さえ奪われ怪異に

伝承が書かれた古看板設置
客が来たら●イワンワシリーの焼失で輝く霧を散布
●早業で背後に移動し怨嗟の声をかける等し怖がらせつつ唯一霧がない小屋へ誘導
其処には善良な村人が彼女の死後の安寧を祈り彫られた少女人形と後悔の念や真実が書かれた古日記があり此の人形を捧げれば怪異は成仏
強制的に祓うと嘆き苦しみながら消える風演出

熱いなあ……
私じゃないのに……ただ偶然そうなっただけなのに私の所為にされて焼かれた、あの時みたいに……

ねえ貴方も私の様に焼け死んでみる?


ああ……此れで解放される
漸く……ふふ待たせちゃった……ね

熱い……熱いよ……
何で私が殺されなきゃならなかったの?
何で私が死んだ後も辱められなきゃならなかったの?
何で……


薬袋・明莉
【奴崎組】

アドリブ連携歓迎

今回俺は裏方……というか美術、演出担当。俺のアートの凄さ見せてやるぜ!さあ震え戦くがいい!

まずは希望の組メンバーに本物そっくりの血糊やお化けメイクを施して演出。

お化け屋敷やホラーの定番、窓に大量の手形、顔に見えるシミも忘れちゃいけねえ。その他にも出来そうなこと、やれそうなことはやっていこう

勿論これらはただ怖がらせるためだけの演出じゃないぞ、所々に祓い方のヒントに繋がる謎解きを仕込んでおくんだ。様々な年齢層が参加する事を考えて謎解きは簡単なのと難しいのを用意。そうしたらもっと楽しんで貰えるんじゃないかと思ってな。それに、知恵と勇気で恐怖に立ち向かい打ち勝った経験、てのはきっと大きな糧になるだろうしさ。


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【奴崎組】
連携アドリブ歓迎

倒せるお化け屋敷か、驚かせ甲斐があるな
これも地獄変エネルギーのため……(ノリノリである)

それじゃあ、西洋系の定番(?)、吸血鬼でいこう
古風なスーツとマントに身を包み
仮面の下に青白い顔のメイクに牙をセット
いま吸ってきたよみたいな感じの血糊を仕込んでおく

最初は正装の案内役っぽく、こちらでございます
などと言いながら違った道へ誘導
明らかに行き止まりっぽい場所に来たら、仮面を取り正体を現し振り返る

貴様の血をよこせ……全身の血を啜ってやろう
コウモリ変身で飛び回り、さらに逆さづり状態で変身解除(天井からぶら下がってるっぽく)

神出鬼没に表れては消え、不意打ち
浮遊で宙をすべるように歩いたり、飛翔で無重力感のある動きをしたり
追いかけられても逃げ回り、ひらりと高いところへ飛び移って視界から消え
逃がさないぞ……(と背後から低い声で囁く)
お客さんの怖がり具合によって手加減はするぞ

苦手なのは光系かな?
アイテムで倒されれば、悲鳴とともに照明で一瞬明るくする間に光学迷彩で姿を消そう


伏見・逸
【奴崎組】(連係アドリブ歓迎)
(出しもんやるって聞いたが、手は要るか?とふらっと現れる。仲間の方針には従う)
…ビビらせりゃいいのか?
任せておけ、こちとら立ってるだけで泣く子もビビるヤクザ者…そういう事じゃねえ?それはそうか…。

【猫変身】でうろついて客を誘導したり(目つきの悪い、ぼてっとした長毛の黒猫になる)
タイミングをみて変身を解いて「強面がいつの間にか背後に立っている」演出で怖がらせる

怖がらせる時は、自分の外見とドスの効いた声を活かし、翼を広げ尻尾を揺らして威嚇
(…ところで、何言えばいいんだ?「泣く子はいねえかぁ」とかか…?)
(「さっきの猫はどうした」と言われたら、「頭から食ってやった」とでも返せばいいか)

竜でも鬼でもバケモンでも、ただの怖いオジサンでもなんでも構わねえが、ビビって逃げてくなら狙い通り
やっつけようと向かって来るなら満点以上。その時は、多少の手応えを演出しつつ、さくっとやられてやろう
「俺は禍…純粋な奴の勇気、ってもんに弱いんだ…そいつは眩しすぎる…ごふっ…」みてえな感じで


ア・ンデレ
【奴崎組】の友達と共に人々を恐怖のどん底に陥れます。
「泣く子も黙るすごい肝試しにしましょう。」
よい肝試しの第一歩は観察から。
まず一人一人を陰からじっくり観察し、その人がぎりぎりすれすれやっとかっと乗り越えられる恐怖をプレゼントしてあげましょう。
涙やらなんやらで服がびしょ濡れになっても関係ありません。
最後には生きててよかったと心から思えるような体験を目指します。
人を観察し、その人が最も怖がるものに姿を変えます。
あるときはお化けに、あるときは血まみれの殺人鬼に、あるときは巨大な怪獣に、人に合わせて最適な恐怖の姿を見極め、人智を超えた素早い衣装チェンジで人を怖がらせていきます。
同じ姿になることはありません。
なぜなら一人一人感性が違い、恐怖を感じる対象も異なるからです。
見極めが甘くあまり恐怖が引き出せない場合は更に衣装チェンジして更に恐怖を探ります。
やるからには本気の恐怖を。
「生きて帰れると思うなよ。」
恐怖を乗り越え、生き続けなさい。
もちろん、怪我などは残さず安全には気を遣うことを忘れません。


桜・姫恋
【奴崎組】

連携アドリブ歓迎

怖がらせればいいのよね?
そうねぇ……

物陰に隠れてチェンソーの音だけ響かせたり
無言で急に後ろに立ったりとかしてみる?
【光学迷彩】使えば周囲に溶け込めないかしら?

あまり怖すぎてもあれだから程よく驚かせる程度にしておかないとよね?

もし、途中で動けなくなってる子とかいたらさり気なく救ってあげましょうか

全力で驚かせつつ怖がってる子には適度に怖さを調整しつつ同じ組の仲間には遠慮せずに驚かせに行く

夏はやっぱホラーだもんね?


 全国各地で盛り上がる真夏の夜の肝試し大会。
 その一角では、奴崎組の面々が、趣向を凝らした肝試し会場を作り上げていた。
「ディアボロスが一大組織、奴崎組による出張お化け屋敷! それだけでも話題抜群、盛り上がるよなあ!」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)が胸を張れば、集まった人々の期待も自然と高まっていく。
「倒せるお化け屋敷か、驚かせ甲斐があるな」
 エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)も楽しげに、銀の煌めき秘めた蒼穹の瞳を細めて。
「これも地獄変エネルギーのため……」
 そう言いながらも、その様子はどう見てもノリノリだ。
 さらに、伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)も、組で出しものをやると聞きつけて。
「……ビビらせりゃいいのか? 任せておけ、こちとら立ってるだけで泣く子もビビるヤクザ者……」
 怖がらせる側としては、これ以上ない説得力……!?
 だから、手は要るかとふらりと現れてから。
 会場の様子を見回せば、ゆらりと尾を揺らしてそっと肩を竦める。
「……そういう事じゃねえ? それはそうか……」
 そして、まず会場の土台を作るのは、薬袋・明莉(情熱のアーティスト・g02002)。
 今回、明莉は裏方として、組の肝試し大会を支えるべく美術や演出を担当。
「俺のアートの凄さ見せてやるぜ! さあ震え戦くがいい!」
 希望する組のメンバーに、本物そっくりの血糊やお化けメイクを施していく。
 エトヴァも肝試し定番のお化けに扮することに。
「それじゃあ、西洋系の定番、吸血鬼でいこう」
 古風なスーツとマントをバサリと身に纏い、仮面の下には青白い顔のメイクと牙。
 さらに、いま吸ってきたよと言わんばかりの血糊を仕込めば、雰囲気は十分。
 そして明莉が施すのは皆のメイクだけでなくて。
 さらに、会場の窓に大量の手形を残し、壁には顔に見えるシミを描き込んでいく。
 廊下の先に揺れる影、薄暗がりに浮かぶ不穏な汚れ、近づいて初めて分かる小さな違和感。
 お化け屋敷やホラーの定番を丁寧に積み重ねていけば、会場全体が少しずつ本格的な恐怖を帯びていく。
 もちろん、それらはただ怖がらせるためだけの演出ではない。
 所々には祓い方のヒントに繋がる謎解きも仕込まれていて。
 様々な年齢層が参加することを考え、簡単なものから難しいものまで用意している。
(「そうしたらもっと楽しんで貰えるんじゃないかと思ってな」)
 ……その他にも出来そうなこと、やれそうなことはやっていこう、と。
 明莉は着々と肝試しを演出するべく、皆と共に準備をしていく。
 知恵と勇気で恐怖に立ち向かい打ち勝った経験は、きっと参加者達にとっても、大きな糧になるはずだから。
 そしてワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)も、用意して設置する。
『とされた船が沈み漂着した異人の少女
善良な人に救われるが飢饉が起きた際、他の村人に元凶にされ船に縛り付けられ燃やされる
其の後、火難が続き祟りとして畏れられ……結果、死後の安寧さえ奪われ怪異に』
 海より訪れ飢饉を起こし退治された後も村落を焼き尽くした、白き髪の女怪。
 そんな怪異の伝承が記された、古びた看板を。
 桜・姫恋(苺姫・g03043)も、こてりと首を傾けつつ思案して。
「怖がらせればいいのよね? そうねぇ……」
 物陰に隠れてチェンソーの音だけを響かせたり、無言で急に後ろに立ったりと、驚かせ方を考えていく。
 光学迷彩を使えば、周囲に溶け込むこともできるだろう。
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)もまた、奴崎組の友達と共に、人々を恐怖のどん底に陥れるべく動き出す。
「泣く子も黙るすごい肝試しにしましょう」
 よい肝試しの第一歩は、観察から。
 参加者一人一人を陰からじっくり観察し、その人がぎりぎりすれすれ、やっとかっと乗り越えられる恐怖を見極める。
 涙やらなんやらで服がびしょ濡れになっても関係ない。
 最後には、生きていてよかったと心から思えるような体験を目指すのだ。
 そして準備が整えば、リューロボロスが悪戯めいた笑みを浮かべて。
「我らがシノギ、お楽しみあれ!」
 いよいよ、奴崎組の出張お化け屋敷の開幕だ。
 そんなリューロボロスが出した企画は、お化けを倒せる肝試し。
 とはいえ、お化け屋敷といえば、やはり。
「倒せるお化け屋敷を提案したが最初から祓えてはつまらぬよなぁ! 散々怖がらされてからの反撃こそカタルシス!」
 地獄変のエネルギーも補充できる恐怖の感情を煽る演出。
 リューロボロスの言葉通り、このお化け屋敷はただ最初から怪異を祓えばいいものではない。
 まずは存分に怖がらされる。そこから知恵と勇気で立ち向かう。
 その流れこそが、奴崎組の肝試しの醍醐味というわけである。
 そして最初に参加者達を迎えるのは、正装の案内役のように振る舞うエトヴァであった。
「こちらでございます」
 だが、恭しい案内に導かれるまま進んだ先は、明らかに行き止まりのような場所。
 そこでエトヴァは、ゆっくりと仮面を取り、正体を現すように振り返る。
「貴様の血をよこせ……全身の血を啜ってやろう」
 瞬間、参加者の悲鳴が上がった。
 そしてエトヴァはコウモリへと姿を変えて飛び回り、さらに天井からぶら下がっているかのように逆さ吊りの状態で変身を解いて。
 不意打ちのように、神出鬼没に現れては消えたり。
 ふわりと宙を滑るように歩いたり、飛翔も交えて無重力感のある動きを見せたり。
 追いかけられても逃げ回り、ひらりと高いところへ飛び移ってパッと視界から消える。
「逃がさないぞ……」
 なのに背後からそう低い声で囁かれれば、参加者達はまたしても飛び上がるように声を上げた。
 もちろん、怖がり具合を見て手加減は忘れない。
 だが、恐怖の演出としては申し分ない。
 別の通路では、目つきの悪い、ぼてっとした長毛の黒猫がうろついていた。
 逸が猫に変身して客を誘導しているのだ。
 参加者達が黒猫の後を追って角を曲がる。
 なのに……さっきまでいたはずの黒猫は忽然と消えていて。
 代わりに、強面の男がいつの間にか背後に立っていた。
 タイミングをみて変身を解けば、逸は翼を広げ、尻尾を揺らして。
 ドスの効いた声で威嚇……しようとしたが。
(「……ところで、何言えばいいんだ? 「泣く子はいねえかぁ」とかか……?」)
 そう思っていれば、震え声で参加者が呟く。
「さ、さっきの猫はどうした……?」
 そう問われれば、逸は低い響きで答える。
「——頭から食ってやった」
 その言葉に、また悲鳴が響き渡って。
(「竜でも鬼でもバケモンでも、ただの怖いオジサンでもなんでも構わねえが、ビビって逃げてくなら狙い通り」)
 慌てて逃げていく参加者の背中を見送りながら、逸は次の参加者を待つ。
 さらに、誰もいないはずの物陰から、ブォン、ブォーン!! と不穏な音だけが聞こえてくる。
 周囲に溶け込みながら姫恋が響かせている、チェンソーの音である。
 次の瞬間、無言で参加者の背後に立って。
 さらに、チュイーン、ギュイーンッ! とけたたましく爆音を鳴らしてみせた。
 ア・ンデレもまた、観察によって見極めた恐怖を次々と形にしていた。
 あるときはお化けに、あるときは血まみれの殺人鬼に、またあるときは巨大な怪獣に。
(「その人がぎりぎりすれすれやっとかっと乗り越えられる恐怖をプレゼントしてあげましょう」)
 人に合わせて、最適な恐怖の姿を見極めて。
 ……涙やらなんやらで服がびしょ濡れになっても関係ありません、と。
 人智を超えた素早い衣装チェンジで、同じ姿になることなく参加者を怖がらせていく。
 なぜなら、一人一人感性が違い、恐怖を感じる対象も異なるからだ。
 だから、見極めが甘くあまり恐怖が引き出せなければ、さらに衣装チェンジを重ねていく。
 やるからには本気の恐怖を——最後には生きててよかったと心から思えるような体験を目指して。
「生きて帰れると思うなよ」
 ——恐怖を乗り越え、生き続けなさい。
 そんなア・ンデレの声が、暗がりの奥から響いてくる。
 そんな恐怖の連続の中で、ふと参加者達の前に現れたのは和服姿の少女。
 ——くすくすくす……。
 ホラーでよくある意味深少女枠のように、現れては消え、現れては消えて。
 和風少女に扮したリューロボロスは参加者達を惑わせながらも。
 怖すぎて迷子になってしまうのを防ぎつつ、アイテム祠へと誘導する。
 そこで手に入れるアイテムは、これから待ち受ける怪異に立ち向かうための鍵となるから。
 そして怖がらせると言っても、怖すぎれば良いわけではない。
 途中で動けなくなっている子がいれば、姫恋がさり気なく助けに入って。
(「あまり怖すぎてもあれだから程よく驚かせる程度にしておかないとよね?」)
 怖がっている子には適度に怖さを調整する。
 ただし、同じ組の仲間には遠慮せずに驚かせに行くつもり。
 ——だって。
「夏はやっぱホラーだもんね?」
 ア・ンデレも本気で怖がらせながら、怪我などは残さないよう安全にはしっかり気を遣っている。
 そして——じわりと、輝く霧が広がった。
 それはワシリーサが、イワンワシリーの焼失を発動して散布した霧。
 その中で、白き髪の女怪の気配が揺らめく。
 ただ霧が広がるだけではない。その中を移動する気配も、熱を帯びたような空気も、参加者達の不安を煽っていく。
 それからふと、背後から響いたのは。
「熱いなあ……」
 おどろおどろしい、怨嗟の声。
「私じゃないのに……ただ偶然そうなっただけなのに私の所為にされて焼かれた、あの時みたいに……」
 だが振り返っても、そこには輝く霧ばかり。
 次の瞬間、ワシリーサは早業で参加者達の背後へ回り込み、すぐ後ろから声を響かせる。
「ねえ貴方も私の様に焼け死んでみる?」
 逃げ惑う参加者達の視界に、唯一霧のない小屋が見えた。
 ワシリーサは怨嗟の声で怖がらせながら、そこへ誘導しているのである。
 そして——散々恐怖を与えられた参加者達が、いよいよ怪異へ立ち向かう時が来る。
 光を宿したアイテムで吸血鬼へ立ち向かわれれば、エトヴァは悲鳴と共に照明を一瞬明るくさせつつ、その眩しさに紛れて、光学迷彩で姿を消す。
 さらに、勇気を出して向かってきた子ども達がいれば。
「俺は禍……純粋な奴の勇気、ってもんに弱いんだ……そいつは眩しすぎる……ごふっ……」
 やっつけようと向かって来るなら満点以上だと。
 逸は多少の手応えを演出しつつ、さくっとやられてみせて。
 大きく倒れる姿に、さっきまで震えていた参加者達から安堵の息がこぼれる。
 怖かったけれど、立ち向かえた。
 それは確かな達成感となって、参加者達の胸に残る。
 一方で、白き髪の女怪を、恐怖のあまり力任せに祓おうとする参加者もいて。
「熱い……熱いよ……」
 霧の中に苦しげな声が響き、怪異は嘆き苦しみながら消えていく。
「何で私が殺されなきゃならなかったの? 何で私が死んだ後も辱められなきゃならなかったの? 何で……」
 ただ祓うだけでは、救われない怪異もいる。
 対応によって結末が違う仕掛けもあるのだ。
 だからこそ、明莉が仕込んだヒントはここで意味を持つ。
 壁の手形、顔に見えるシミ、道中に隠された謎解きの答え。
 そしてワシリーサが導いた、唯一霧のない小屋。
 そこには、善良な村人が彼女の死後の安寧を祈って彫った少女人形と、後悔の念や真実が書かれた古日記があった。
 看板に記された伝承や道中に残されたヒント、さらに、小屋の中で見つけた真実。
 それらを繋げた参加者達は人形を捧げることで、怪異を成仏させる道へ辿り着く。
「ああ……此れで解放される」
 輝く霧が、静かに晴れていく。
「漸く……ふふ待たせちゃった……ね」
 白き髪の少女は、最後にそう呟いて消えた。
 怖がらせるだけではない、ただ倒すだけでもない。
 知恵と勇気で恐怖に立ち向かい、その奥にある真実に触れて、怪異を安らかに成仏へと導く。
 そんな満足度の高い体験が、参加者達の胸にさらなる達成感を残していく。
 その後もリューロボロスは、各イベントスポットに向かっては現れては消え、現れては消え。
 不思議な気配を残しながら、参加者達をゴールへと導いて。
 吸血鬼も、黒猫や強面の怪異も、チェンソーの音も、殺人鬼も巨大な怪獣も、白き髪の女怪も。
 すべてを乗り越えた先に、出口の明かりが見えた。
 参加者達の緊張が、ふっとほどけて。
 ようやく出口に辿り着いた……そんな空気が漂った、その時である。
(「ああ、ところで。ヒトが一番油断するのは」)
 ——ゴールした後よなあ。
 お化け屋敷から出て、緊張が解けたところに、ふわりと。
 ゴール直前の光が差してきたからこそ発動していた影忍びを解除して、姿を現したリューロボロス。
 明るさの中でよく見れば、その足は地面についていない。
 浮遊している和服の少女が刹那、エンディング感のある悪戯チックな笑みを浮かべる。
 そして次の瞬間……ふっと消えれば。
(「びっくりするのではないかの?」)
 最後の最後に響く、大きな悲鳴。
「ぎゃあっ!! い、いまの……っ」
「あれは本当の幽霊だったのでは!?」
 そう顔を見合わせれば、リューロボロスの思惑通り、ぶるりと震えあがる参加者達。
 散々怖がらされて、最後には勇気を出して立ち向かう。
 悲鳴も驚きも、安堵も達成感も。
 奴崎組による出張お化け屋敷は、真夏の夜の肝試し大会を大いに盛り上げて。
 たくさんの地獄変エネルギーを集める、大きな力となっていく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】がLV2になった!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【液体錬成】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

コリーン・アスティレーゼ
【奴崎組】
組の皆様がお化け屋敷をすると聞いてやってきたのですが……
……(ごくり)
すごく本格的で雰囲気があって、怖そう、です。

相手がクロノヴェーダならどんなに不気味でも戦えるのですが、
こんな超自然現象(に見えるもの)、どうしたら良いものか……

青い顔をしているとアルトゥル様が手を繋いでくれました。
温かい手と言葉に心に安心が広がります。

とは言え、やはり怖いものは怖い。
組の皆様に見られていると思うと恥ずかしくもありますが、
「ひっ」
「きゃっ」
「はううっ」
驚かされる度に律儀に反応し、その都度アルトゥル様の腕に
ギュッとしがみついてしまいます。それはもうギューッと。

「すみません、アルトゥル様……あら?」
よれよれになって出て来てみると、一人で泣いている子供が目に入ります。
事情を聞いてみると、親と逸れたのだとか。
「大丈夫。私たちと探しに行きましょう」
気を取り直すと、アルトゥル様とその子の両側から手を繋いて歩き出します。
……傍から見たら、家族に見えたりするのでしょうか。
未来を思い描いて頬を染める夜なのでした。


アルトゥル・ペンドラゴ
【奴崎組】
アドリブ歓迎します

――ついに日本全土が奪還と相成ったか……何だか感慨深いな
ここからまた地獄変エネルギーを消耗する機会はあるだろうし、それを得られることに協力はしたいところ
肝試し大会か、興味深いな――どうした? コリーン殿(相手の表情を見るべく顔を覗き込む)

ああ……西洋で取り沙汰されるホラーと東洋(日本)で取り沙汰されるホラーでは系譜が異なるものな
独りで参加する催し物ではないだろう。私も同行するから……この肝試し大会に参加してみないか?

夏服に着替えて会場に赴き、肝試し大会に参加
各々が真剣に考えた仕掛けに感嘆を覚えつつ、コリーン殿の様子もうかがう
不安な様相をしていれば……改めて手を繋いで、相手と目を合わせて。『大丈夫、私がいる』と言葉をかけよう……恋人として、彼女の安心を得られれば幸いだ
しがみつかれる感覚にどきまぎするものはあるが、表に出ないように努める

出た後に……身内とはぐれたのだろうか、迷子の子供を保護
無事親御と合流できた子を見て『家族というのは良いものだな』と思ったのは内緒だ


 真夏の夜の肝試し大会は、日本の全国各地で開催されている。
 そしてそれは、ディアボロスにとって大きな意味を持つ。
「――ついに日本全土が奪還と相成ったか……何だか感慨深いな」
 そう感慨深げに呟くのは、アルトゥル・ペンドラゴ(篝火の騎士・g10746)。
 一部を除いた日本全土の奪還、それを記念した催しが行われることとなったわけだ。
 それに日本全土を取り戻した先には、大きな決戦も控えている。
 だからこそ、攻略旅団の提案によって催されるこの肝試し大会で、地獄変エネルギーを集めておきたいところであるし。
 催し自体も楽しみに思うアルトゥルであったが。
「肝試し大会か、興味深いな――どうした? コリーン殿」
 ふと、隣にいるコリーン・アスティレーゼ(カーテシー・g02715)の表情を見るべく顔を覗き込む。
 肝試し大会、その言葉を聞いたコリーンの顔色はどこか青ざめていて。
「ああ……西洋で取り沙汰されるホラーと東洋で取り沙汰されるホラーでは系譜が異なるものな」
 アルトゥルは納得したように頷いてから、穏やかに続ける。
「独りで参加する催し物ではないだろう。私も同行するから……この肝試し大会に参加してみないか?」
 その言葉に背中を押されるようにして、夏服に着替えた二人は、肝試し大会の会場へと赴いてみる。
 二人が足を運んだのは、よく知る皆が企画運営する肝試し会場であった。
「組の皆様がお化け屋敷をすると聞いてやってきたのですが……」
 ……ごくり、と。
 コリーンは、奴崎組の皆が作り上げた肝試しの本格的な雰囲気に思わず息を呑む。
「すごく本格的で雰囲気があって、怖そう、です」
 相手がクロノヴェーダなら、どんなに不気味でも戦える。
 けれど、肝試しはそうもいかない。
「こんな超自然現象、どうしたら良いものか……」
 実際は、超自然現象に見えるもの、ではあるのだが。
 そんな風に不安な様相をしていれば、アルトゥルは改めてコリーンの手を繋ぎ、目を合わせる。
「大丈夫、私がいる」
 ……恋人として、彼女の安心を得られれば幸いだ、と。
 そんなアルトゥルの温かい手と言葉に、コリーンの心には少しずつ安心が広がっていく。
 とは言え、やはり怖いものは怖い。
 組の皆様に見られていると思うと、恥ずかしくもある。
 一方でアルトゥルは、皆が考えた肝試しの仕掛けに興味を抱きつつ、隣を歩くコリーンの様子を窺っていた。
 何もいないはずの背後から、不意に気配が近づいて。
「ひっ」
 思わず小さな悲鳴が漏れ、コリーンはアルトゥルの腕にギュッとしがみつく。
 さらに、霧の向こうからおどろおどろしい声が聞こえてくれば。
「きゃっ」
 今度は肩を跳ねさせ、またその腕へ縋ってしまう。
 そして、遠慮はしないとばかりに、けたたましいチェンソーの爆音がすぐ近くで鳴り響いた瞬間。
「はううっ」
 それはもう、ギューッと。
 アルトゥルの腕に、必死に抱きつくコリーン。
 驚かされる度に律儀に反応し、その都度しがみつかれる感覚に、アルトゥルも内心どきまぎするものはある。
 だが、それを表には出さないよう努めながら、コリーンの歩調に合わせて進んでいく。
 怖くても、彼がすぐ傍にいてくれる。
 その温もりに支えられながら、コリーンもどうにか肝試しを進み続けた。
 そうして、よれよれになりながらも無事に外へ出れば。
「すみません、アルトゥル様……あら?」
 ほっと息を吐きかけたコリーンの目に、一人で泣いている子供の姿が映る。
「……身内とはぐれたのだろうか」
 アルトゥルもその様子に気づき、目線に屈んで事情を聞いてみれば、どうやら親と逸れてしまったらしい。
 肝試しの怖さに震えていたコリーンであったが、その姿を見れば、すぐに気を取り直して。
「大丈夫。私たちと探しに行きましょう」
 そう優しく声を掛ける。
 二人はその子の両側から手を繋ぎ、親を探して歩き出した。
 そして無事に親のもとへ送り届ければ、アルトゥルはそっと瞳を細める。
(「家族というのは良いものだな」)
 なんて思ったのは、内緒だけれど。
 一方のコリーンも、アルトゥルと子供の手を繋いで歩いたひとときにそっと思う。
 ……傍から見たら、家族に見えたりするのでしょうか、なんて。
 そんな未来を思い描けば、淡い熱に頬も染まって。
 真夏の肝試し大会の夜は怖さだけではなく、二人の胸に、淡く温かな思いも灯すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

宇佐美・アリス
アドリブOK
町のみんなと協力して成功させるわよ〜
天絹母娘(g02455)(g11965)も来てくれるわよ

場所は埼玉県川越市の中心部
蔵造りと時の鐘で有名な地域
地元の怪談はお稲荷さん関係が多めかしらね?
今回は旦那さんとクレープの屋台で参加するわね
手の形に焼いたクッキーや目を模したチョコを事前に作って盛りつければ、お化けクレープの完成〜♪
【アイテムポケット】【口福の伝導者】で家だけでなく町会の物資をフォローするわよ
2歳児間近の娘の恵麻も手伝ってくれてるし(親の真似を必死にする娘を色々とフォローしつつ)家族で参加
私は典型的な悪魔の、恵麻には座敷童のコスプレしてもらってお出迎え(狐コスしたら、キメラ再びになっちゃう)
塗り壁にコスプレさせた念動隔壁のピーター君も(貼り付けた)メニューをお客さんに見せてもらうわね

蠱白さんのメイクもしてあげる
ファンデ要らないのは、若さよね

恵麻にお姉さんぶる蠱白さんを見て、可愛いな、恵麻にもう1人か2人弟妹欲しいなぁと思いつつ、天絹家の手前、2人めの件は飲み込むわ


天絹・蠱白
パパはお仕事で来れなかったけど
アリス先生(g01948)やママ(g11965)と一緒にお出かけですの

セリフは平仮名カタカナと小4年までの漢字使用
「〜ですの」多用

◆心情
パパとママ帰還後のべったり甘え期間はすっかりおさまり
最近はアリス先生のおうちに頻繁に遊びに行って娘さん(恵麻ちゃん)を構いに行ってはドヤ顔でお姉さんぶっている
依頼でも旅団でもほとんどが年上のお兄さんお姉さんばかりで、年下と接する機会がなく妹分が出来たことがとにかく嬉しいし、何かを教えて上げたりお世話したりするのがとても楽しい

◆行動
パラドクス早着替えの要領で魔力で生成した絹糸で仮装のコスチュームを大量生成したりグッズを作ったり、時には罠使い技能の応用で驚かす仕掛けを組んだり
恵麻ちゃんをとてもかわいがりながら
「コハクも弟や妹がほしいですの」
と無邪気に口走ってしまう(けど、自分の失言には気づかない。気付かれないようにフォローされる)

屋台もいつも通り食べ物を中心に巡って楽しむ
シルクちゃんも拙い保護者役から解放され姉妹のように


天絹・繭美
娘(g02455)を連れてアリス(g01948)さんのご家族と参加
私の本職は水彩画も油絵もするけれど基本的に景色がメインだから、ちょっとお化けとか妖怪とかの絵には不慣れなのよね…
(ささっと描いてみるけど、どこか可愛らしいというか愛嬌がある感じに仕上がる)
…まぁ、これはこれで需要があるかしら…ね?

◆行動
娘が作り上げる仮装に色を付けたり絵を足すことでディテール強化させたり、背景美術でお手伝い
可能であれば、妖怪とかの絵の具現化とかで脅かし役も
アリスさんの娘さんをあやしながら、蠱白もこれくらいの頃(2歳)はまだ病気に気づいてなかったころで普通に生活できていたことを懐かしく思い出す
娘の「弟や妹がほしい」という純粋な願いに、思わず息をのみ胸を痛める
担当医に調べて貰った限り、私も夫も遺伝子に異常が見られなかったため、娘の難病は低確率で発生した不幸な突然変異での発症とわかってはいる
わかってはいるけれど、正直第2子を設けるのがたまらなく怖いと夫に打ち明け許して貰っている
「(ごめんね蠱白…)」
と心の中で謝る


 埼玉県川越市の中心部。
 蔵造りの街並みと時の鐘で知られるその地域にも、真夏の夜の肝試し大会の賑わいが広がっていた。
「町のみんなと協力して成功させるわよ〜」
 そう張り切る宇佐美・アリス(サキュママ・g01948)は今回の肝試し企画に、ケーキ屋を営む夫と一緒に、クレープの屋台で参加している。
「地元の怪談はお稲荷さん関係が多めかしらね?」
 そんな土地柄も意識しながら、アイテムポケットと口福の伝導者を使って、自分の家だけでなく町会の物資までしっかりフォローして。
「妖精の親分さん達、お願いね」
 アイテムポケットから取り出した召喚符で妖精たちにも手伝ってもらえば、準備はますます賑やかに進んでいく。
 そして事前に作っておいたのは、手の形に焼いたクッキーや目を模したチョコレート。
 それらをクレープに盛りつければ。
「お化けクレープの完成〜♪」
 肝試しらしい見た目の、味は甘くておいしい、お化けクレープの完成だ。
 二歳間近の娘である恵麻も、親の真似をしようと一生懸命で。
 その小さな手元をアリスはそっとフォローしていく。
 けれど、恵麻のお世話をするのはアリスだけではなくて。
「天絹母娘も来てくれるわよ」
 そして迎えたのは、天絹・蠱白(時紡ぎの蚕・g02455)と、その母である天絹・繭美(繭中美夢・g11965)。
「パパはお仕事で来れなかったけど、アリス先生やママと一緒にお出かけですの」
 そう言う蠱白も、とても楽しげな様子で。
 パパとママの帰還後のべったり甘え期間もすっかりおさまり、最近の蠱白はアリスの家に頻繁に遊びに行っている。
 依頼でも旅団でも、蠱白の周りは年上のお兄さんお姉さんばかり。
 だからこそ、年下の妹分ができたことが嬉しくて、何かを教えてあげたり、お世話したりするのがとても楽しい。
 今日も恵麻の傍で、蠱白はすっかりお姉さんぶっている。
 そんな川越市の肝試し会場にも、今宵たくさんの人が訪れていて。
 狐の仮装も川越らしいかもしれないが、また何やらキメラめいてしまいそうで。
 アリスは典型的な悪魔の、恵麻には座敷童のコスプレをしてもらってお出迎えを。
 さらに、塗り壁にコスプレさせた念動隔壁のピーター君にメニューを貼り付けて、お客さんに見せてもらうようお願いして。
 そんなクレープ屋台のお手伝いに加えて、蠱白は肝試し会場の準備にも張り切って力を貸していく。
 パラドクスの早着替えの要領で、魔力で生成した絹糸を操り、仮装のコスチュームやグッズを次々に作って。
 時には罠使いの応用で、ふとした拍子に揺れる飾りや、影が動くように見える仕掛けも組んでいけば。
 そんな娘の作り上げる仮装や小物に色を足し、絵を添え、背景美術として仕上げていくのは繭美の役目。
 とはいえ、水彩画も油絵も手掛ける彼女だが、本職は基本的に景色がメイン。
 お化けや妖怪の絵には少しだけ不慣れなところもあって。
 ささっと描いてみた妖怪は……どこか可愛らしく、愛嬌のあるおばけ?
 けれど、そんな愛らしい雰囲気になったおばけを見つめながら、繭美は紡ぐ。
「……まぁ、これはこれで需要があるかしら……ね?」
 怖すぎない妖怪絵は小さな子供にも親しみやすく、屋台の雰囲気にもよく似合っている。
 そして、描いた妖怪を具現化させて脅かし役に回せば、可愛さ混じりの肝試し演出に。
 アリスはそれから、過去に培ったコスプレの技術を駆使しつつ、蠱白のメイクも手伝ってあげて。
「ファンデ要らないのは、若さよね」
 しみじみとそう言いながらメイクを整えてやれば、蠱白は恵麻の前でますます得意げな顔をする。
 恵麻が親の真似をして一生懸命手伝おうとすれば、アリスがそっと手を添えてフォローして。
「えまちゃん、こっちですの。コハクが教えてあげますの」
 蠱白もまた、お姉さんとして得意げに手招きしては構ってあげる。
 そんな恵麻にお姉さんぶる蠱白の姿に、可愛いなと目を細めるアリス。
 ……恵麻にも、もう一人か二人、弟妹がいたら。
 なんて思いが胸をよぎるけれど。
 その時、蠱白自身は無邪気に口にする。
「コハクも弟や妹がほしいですの」
 その言葉に、繭美は思わず息を呑んだ。
 恵麻をあやしながら、繭美は思い出す。
 蠱白もこれくらいの頃は、まだ病に気づかず、普通に生活できていたのだと。
 担当医に調べてもらった限り、自分にも夫にも遺伝子の異常はなく、蠱白の難病は低確率で起きた不幸な突然変異によるものだと分かっている。
 分かってはいるけれど……それでも、第二子を設けることがたまらなく怖くて。
 そう夫に打ち明け、許してもらっているのも事実だった。
(「ごめんね蠱白……」)
 心の内でそう謝りながらも、繭美は胸の痛みを娘には悟られないよう、そっと表情を整える。
 その反応に、アリスもまた天絹家の事情を思う。
 だから、恵麻の弟妹について胸をよぎった思いは、そっと飲み込みながら。
 話を逸らすようにさりげなく声を掛ける。
「ふたりとも、クレープの飾り付けのお手伝い、してくれない?」
 アリスのフォローもあって何も気づかず、蠱白は楽しげに恵麻の手元を覗き込んで。
「それはこっちにのせるですの」
 手のクッキーに目玉のチョコ、クレープの飾りつけを教えてあげている。
 怖くて甘いクレープを前にすれば、蠱白も恵麻もぱっと表情を明るくして、お手伝いしていって。
 そして自分たちのお化けクレープ屋台の手伝いが一段落すれば、蠱白は恵麻の前でお姉さんぶりながら、会場に並ぶ屋台にも目を輝かせた。
「これもおいしいですの♪」
 そんな風に教えてあげながら、ずらりと並ぶ屋台を余すことなく、いつものように食べ物中心に巡っていく。
 シルクちゃんも保護者役から解放され、蠱白と姉妹のように屋台巡りを楽しんでいた。
 出来上がったお化けクレープは大盛況、町の人々や肝試しに訪れた者たちへたくさん振る舞われて。
 怖がらせる仕掛けも、甘い香りも、子供たちの賑やかな声も、夜の川越に溶け込んで。
 家族と、友人と、町の人々と——怖くて楽しい真夏の夜は、お化けクレープの甘い香りと共に賑やかに過ぎていくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【エイティーン】がLV2になった!
【液体錬成】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【反撃アップ】がLV3になった!

音羽・華楠
私は、食べ物の屋台をやりましょう。
お化けの姿を模したメニューを提供し、それを完食して退治!
そういうコンセプトにすることで、今回の肝試し大会の主旨にも合致するのではないかと。
食べて下さったお客さんには、私が提案した南瓜行列の仮装姿のディアボロスのカードも景品として振る舞いますよ。

そして、何の屋台を出すかといえば、『パフェ』です!
今回の肝試し大会は、北海道奪還に伴う日本全土の奪還を記念するものでもありますし。
ならば、北海道は札幌を発祥とする『シメパフェ』をやってみたいかなと思った次第です。
「肝試しのシメに、パフェなど如何ですか?」

カットしたメロンを組み合わせて河童のパフェを作ったり。
……メロンと胡瓜は広い意味では仲間ですし、良いですよね?

小さめのアイスクリームのコーンを角に見立てて、ストロベリーソースで真っ赤な顔を表現した赤鬼のパフェとかも。

チョコレートアイスやチョコレートソースを駆使した泥田坊パフェも!
………………。
……いや、自分で作っておいて何ですが、泥田坊は……微妙、ですかね……?


不知火・紘希
地獄変パワーかぁ、とってもだいじだよね。日本が戻ってきて……まだ再会できてない人も、こんな大きなお祭りがあったら話題になってたくさんの人を繋いじゃうんじゃないかな?

そうだね、僕は飲み物の屋台なんてどうかなと思うんだ。
お化け屋敷とかで大声だすと喉が渇くよね、だからジューススタンドみたいな屋台を用意しようかな。
コンセプトはゴースト退治のお祓いドリンク!
世の中のいろんな妖怪をモチーフにしたジュースやサイダーを用意して飲むことで妖怪退治と栄養補給の2倍オトクな楽しみ方ができちゃうよ。
たとえばドラキュラが飲むような真っ赤なブラッディオレンジの果汁マックスジュース。
緑サイダーに黒玉入りの白たまを浮かべれば、目玉が浮いてるように見えたりもするかも。
胡麻とブルーベリーで魔女のポーション。どれも聞いてておいしそう。
もちろん立ち飲みの事故に注意してごみの分別はしっかりだよ。
よかったら、今日頼んだジュースのミニチュアキーホルダーをプレゼント!
僕も絵の具と幻像でお化けに仮装して、みんなにサプライズ悪戯しちゃう!


文月・雪人
※アドリブ連携歓迎

にゃふふふふ、皆楽しんでるね!
折角のお祭りイベント、どんどん盛り上げていこう!

全国の人々が工夫を凝らして、ご当地妖怪の紹介イベントも行ってくれている。
俺もまた手伝いつつ、その様子をネットで全世界に紹介する番組を配信しよう。

そしてやっぱりイベントには、着ぐるみマスコットは重要だよね!
という事でいつもの黒猫きぐるみ……もとい、
今回は尻尾が二股な猫又さんの着ぐるみを着て、
アシスタント役のクダ吉と一緒に、いざ参戦!

トレインを使えば、開催期間中に日本全国を巡るのも夢じゃないかも?
楽しみながら北上していこう。

沖縄県からはキジムナー、ガジュマルの古木に住む木の精霊さんだね。
鹿児島県からは、ひらひらと空を舞う一反木綿!
宮崎県のヤンボシに、大分県の河童。
熊本県のアマビエは、疫病封じの有り難い妖怪さんだ。
長崎県の石投げんじょに、佐賀県の不知火も。
福岡県からはぬりかべをピックアップ!

各妖怪の着ぐるみ姿の職員さんと一緒に、郷土料理も堪能したり♪
地獄変チャージと共に地域活性化にも繋がるといいな。


 日本全国、様々な場所で催されている真夏の夜の肝試し大会。
 人々に真夏の夜を楽しんでもらうために、ディアボロスたちもそれぞれの工夫を凝らしていた。
 そして、驚かせたり怖がったりして盛り上げることは勿論のことなのだけれど。
「私は、食べ物の屋台をやりましょう」
 音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が肝試し会場に出すのは、食べ物の屋台。
 だが、それはただの食べ物の屋台ではなくて。
 ——お化けの姿を模したメニューを完食して退治!
 そんなコンセプトにすれば、今回の肝試し大会の主旨にも合致するのではないかと考えたから。
 そして、食べてくれた客に景品として振る舞うのは、先の企画で華楠が提案していた南瓜行列の仮装姿のディアボロスたちのカード。
 カードがもらえるとなれば、お化けパフェに挑戦してみようという客も増えるだろう。
 完食した証にも、肝試し大会の記念にもなる一枚だ。
 そして、何の屋台を出すかといえば。
「肝試しのシメに、パフェなど如何ですか?」
 そう、パフェです!
 今回の肝試し大会は、北海道奪還に伴う日本全土の奪還を記念するものでもある。
 ならば、北海道は札幌を発祥とする『シメパフェ』をやってみたいかなと華楠は思ったのだ。
 そんな発想から生まれた屋台にずらりと並ぶのは、肝試しらしい妖怪パフェ。
 カットしたメロンを組み合わせてまず作ってみたのは、河童のパフェ。
「……メロンと胡瓜は広い意味では仲間ですし、良いですよね?」
 少しだけ自分に言い聞かせるようにしながらも、瑞々しいメロンの緑は河童らしさを表現するのに確かに合っている気がする。
 それから、小さめのアイスクリームのコーンを角に見立て、ストロベリーソースで真っ赤な顔を表現すれば、赤鬼のパフェも完成。
 さらに、チョコレートアイスやチョコレートソースを駆使した泥田坊パフェも!
 だがふと、それをじっと見つめてみれば。
「………………」
 出来上がったパフェを前に、華楠はしばし沈黙する。
「……いや、自分で作っておいて何ですが、泥田坊は……微妙、ですかね……?」
 チョコレートたっぷりで、味はきっとおいしい。
 けれど、泥田坊を名乗る以上、見た目が少々泥っぽく見えてしまうのは否めない。
 それでも、肝試しの夜に食べる妖怪パフェとしては、それもまたひとつの醍醐味である、きっと。
 そしてそんなお化けパフェたちは、訪れた人々の驚きと笑顔を誘いながら、甘いシメのひとときを彩って。
 さらに、見事に完食した客の手には、南瓜行列の仮装姿のディアボロスたちのカードも。
 お化けを退治した証と一緒に持ち帰ってもらう。
 肝試し大会の楽しい思い出を。

「地獄変パワーかぁ、とってもだいじだよね」
 不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は改めて、これまでのことを思い返しつつ。
 くるりと見回すのは、足を運んだ賑やかな肝試し会場。
「日本が戻ってきて……まだ再会できてない人も、こんな大きなお祭りがあったら話題になってたくさんの人を繋いじゃうんじゃないかな?」
 だから、そんな肝試しをもっと楽しいものにするために。
「そうだね、僕は飲み物の屋台なんてどうかなと思うんだ」
 紘希が考えたのは、ジューススタンドのような屋台。
 お化け屋敷や肝試しで大声を出せば、きっと喉も渇くだろうし。
 けれど、用意するのは普通の飲み物ではなくて。
 ——コンセプトはゴースト退治のお祓いドリンク!
 世の中の色々な妖怪をモチーフにしたジュースやサイダーを飲むことで、妖怪退治と栄養補給の二倍お得な楽しみ方ができるというわけだ。
 たとえば、ドラキュラが飲むような真っ赤なブラッディオレンジの果汁マックスジュース。
 どきりとするような赤色からは、爽やかな柑橘の香りと甘酸っぱい味わいが広がって。
 緑サイダーに黒玉入りの白たまをぷかり浮かべれば、目玉が浮いているように見えたりもするかも……!?
 胡麻とブルーベリーを合わせれば、怪しげな色合いの魔女のポーションの出来上がり。
「どれも聞いてておいしそう」
 そんな妖怪ドリンクを前に、楽しげにわくわくと準備を進めていく紘希。
 そして楽しさだけではなく、しっかりと気も配っておく。
(「もちろん立ち飲みの事故に注意してごみの分別はしっかりだよ」)
 飲みながら転ばないように声を掛け、ごみの分別も分かりやすく整えつつも。
「よかったら、今日頼んだジュースのミニチュアキーホルダーをプレゼント!」
 今日の記念になるプレゼントを手渡せば、わあ、とお客さんも嬉しそうに瞳をキラキラ。
 さらに紘希自身も、絵の具と幻像を使ってお化けに変身。
 ……僕もみんなにサプライズ悪戯しちゃう! なんて。
 屋台の陰からひょっこり現れたり、視界の端に幻の影を揺らしたり。
 驚いた声が上がったあと、たっぷり怖がって喉が渇いたら、お祓いドリンクを一杯。
 紘希もまた、肝試し大会の夜に鮮やかな彩りと楽しさを添えていく。

 さらに、全国各地の催しを巡り、その賑わいを広く伝えようと。
「にゃふふふふ、皆楽しんでるね!」
 そう楽しげに笑う文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は相棒のクダ吉と一緒に、各地の肝試し大会へと足を運んでいた。
「折角のお祭りイベント、どんどん盛り上げていこう!」
 普通の肝試しも楽しいだろうけれど、さらにもっと盛り上げるため、様々な企画案も出されて。
 全国の人々が工夫を凝らして、雪人が提案したような、ご当地妖怪の紹介イベントも行ってくれている。
 だから雪人もまたその手伝いをしつつ、各地の様子をネットで全世界へ紹介する番組を配信することにして。
 そして、イベントに欠かせないものといえば!
「そしてやっぱりイベントには、着ぐるみマスコットは重要だよね!」
 いつもの黒猫きぐるみ……もとい、今回は尻尾が二股に分かれた黒猫又さんの着ぐるみを、すちゃっと身にまとって。
 アシスタント役のクダ吉と共に、いざ参戦!
 でも、せっかく日本全土で開催されているというのなら。
「トレインを使えば、開催期間中に日本全国を巡るのも夢じゃないかも?」
 だから……楽しみながら北上していこう、と。
 まずは南の地から、各地のご当地妖怪へとスポットを当てていく。
「沖縄県からはキジムナー、ガジュマルの古木に住む木の精霊さんだね。鹿児島県からは、ひらひらと空を舞う一反木綿!」
 さらに、宮崎県のヤンボシに、大分県の河童。
 熊本県のアマビエは、疫病封じの有り難い妖怪さん。
 長崎県の石投げんじょに、佐賀県の不知火。
 そして福岡県からは、ぬりかべをピックアップ。
 各地の会場では、妖怪の着ぐるみ姿の職員たちも大活躍だ。
 雪人も猫又の着ぐるみ姿でうきうきと並んで、クダ吉と一緒に手を振りながら、画面の向こうにその土地ならではの魅力を伝えていく。
 さらに、先の企画で考えていた鬼妖お化けのカードも、各地を訪れては人々へと配って。
 皆が楽しく全国の妖怪を知る機会にもなるだろう。
 それに各地を回るのならもちろん、郷土料理を堪能するのも楽しみのひとつ。
 各妖怪の着ぐるみ姿の職員たちと一緒に、その土地ならではの料理も味わえば、配信の向こうにも楽しく美味しい空気が伝わって。
「にゃふふ、ひらひら揺れる幅広麺の一反木綿うどん! 見た目も楽しいし、つるりと美味しいね」
 ご当地妖怪との出会いも、集めたカードも、その土地ならではの味も、余すところなく楽しんで。
 食べ終えた器の前で、雪人はもふもふの両手をぽふりと合わせる。
(「地獄変チャージと共に地域活性化にも繋がるといいな」)
 そんな願いも胸に抱き、いざ、次なる肝試し会場を目指して。
 クダ吉と共に、再びパラドクストレインへ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【液体錬成】がLV3になった!
【勝利の凱歌】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV4になった!
【ドレイン】LV1が発生!

四葩・ショウ
やぁ、今日は皆を
夜の廃校へエスコートするよ

Vlog カメラで生配信しつつの肝試し
これなら
興味はあるけど苦手だなってひとでも、楽しめるよね
わたしも皆といっしょで、心強いし

ここでは、チェックポイントを回って
廃校の七不思議に纏わる謎に迫るみたいだ
パンフレット片手にすすむ足取り
皆の学校や母校にはどんな七不思議があるの?
わたしが通ってた女子校だと――

⋯⋯あれ、参加者の子かな?
みつけたのは
暗がりで蹲って膝を抱えた女の子の背中

どうしたの、と手をかけた瞬間、


振り返った女の子の首が


転がって、わらうから


思わず上げたのは、絹を裂くような悲鳴

吃驚したね、皆は大丈夫だった?
なんて笑顔で取り繕って
⋯⋯今聴こえた悲鳴? ――さぁ、誰のだろうね

わたしが付いているから、大丈夫だよ


まさか
こんな謎が隠されてたなんて

ふふ、いっぱい叫んじゃった
驚かせ方もすごかったよね
やっぱり最初の女の子が吃驚したかな
⋯⋯『あの悲鳴、やっぱりショウちゃんだったんだね!』?
おや、なんのことかな? なんてわらって

皆と回る肝試し、楽しかったよ
有難う


 窓硝子の向こうに沈む、真夏の夜。
 とうに子供たちの声を失った校舎は、いつもならば朝を迎えるまで誰の姿もないのだけれど。
 冷たい暗闇の底で今夜は、訪れる客を待っていた。
 そんな廃校を舞台にした肝試し会場で。
「やぁ、今日は皆を、夜の廃校へエスコートするよ」
 淡い光を宿したVlogカメラへと甘く微笑みかけるのは、四葩・ショウ(After the Rain・g00878)。
 差し伸べられた手は、画面の向こうへも届きそう。
 ——今宵の肝試しは、生配信。
 参加してみたいけれど、実際に暗い廃校を歩くのは少し怖い。
 そう躊躇してしまう人もいるだろうけれど。
「これなら、興味はあるけど苦手だなってひとでも、楽しめるよね。わたしも皆といっしょで、心強いし」
 そんな人も、自宅からならば一緒に楽しめるだろう。
 しかも生配信となれば、臨場感だってたっぷり。
 そんな配信を見守る大勢の気配を連れて、ショウは校舎の中へ足を踏み入れる。
「ここでは、チェックポイントを回って、廃校の七不思議に纏わる謎に迫るみたいだ」
 そう画面にも映して見せたパンフレットによれば、各所に設けられたチェックポイントを巡りながら、廃校の七不思議に纏わる謎へ迫っていくのだという。
 軋む廊下に、遠く響く水音。
 誰もいない教室の黒板には、いつ書かれたのかも分からない白い文字。
 カメラを向ければ、流れていくコメントも次第に賑やかになっていく。
「皆の学校や母校にはどんな七不思議があるの? わたしが通ってた女子校だと——」
 そして……語りかけながら歩いていた、その時。
 カメラの光が、廊下の先に小さな背中を映し出す。
「⋯⋯あれ、参加者の子かな?」
 ショウがふと見つけたのは、暗がりで蹲って膝を抱えている女の子。
 具合が悪いのだろうか。
 困っている子を見過ごせるはずもなく、ショウは迷わずその傍らへ歩み寄る。
「どうしたの——」
 そう声を掛け、そっと肩へ手を置いた瞬間。
 振り返った女の子の首が——ころり。
 さらに、床へ転がり落ちたそれが。
 こちらを見上げ、ニタァッとわらった。
「きゃあぁっ!?」
 静まり返っていた廃校を引き裂いたのは、細く高く、絹を裂くような悲鳴。
 カメラの映像が大きく揺れて、コメント欄が文字で溢れる。
 けれどショウは、すぐさま表情を整えて。
 甘い微笑みで驚きを覆い隠し、何事もなかったかのようにカメラへ向き直る。
「吃驚したね、皆は大丈夫だった?」
 なんて笑顔で取り繕って。
「⋯⋯今聴こえた悲鳴? ——さぁ、誰のだろうね」
 そんな涼しい顔をしてみせるものの、胸の鼓動はまだ少しだけ速いまま。
 それでも再び、夜の廊下を歩き出す。
「わたしが付いているから、大丈夫だよ」
 画面の向こうの皆をエスコートするために。
 それに、皆に見守ってもらいながら。
 音楽室でひとりでに鳴るピアノ。
 数の変わる階段や、動く人体模型。
 誰もいない教室から、どこからともなく聞こえる笑い声。
 驚いて時折声を上げてしまいながらも、チェックポイントをひとつずつ巡って。
 散らばっていた手掛かりを集めれば。
「まさか、こんな謎が隠されてたなんて」
 画面の向こうの皆と一緒に、その謎を解き明かして。
 廃校の七不思議に秘められていた物語もようやくその姿を現して、ゴールへ。
 そしてすべてを巡り終えて、無事に校舎の外へと戻れば。
 夜風が頬を撫で、張り詰めていた空気もゆるりと緩んで。
「ふふ、いっぱい叫んじゃった。驚かせ方もすごかったよね。やっぱり最初の女の子が吃驚したかな」
 配信を振り返るショウへと向けられたのは、こんなコメント。
『あの悲鳴、やっぱりショウちゃんだったんだね!』
 そんな言葉を目にすれば……おや、なんのことかな? なんてわらって。
 画面の向こうの皆と過ごしたひとときをショウは締めくくる。
「皆と回る肝試し、楽しかったよ。有難う」
 ドキドキもわくわくも一緒に分かち合って、真夏の夜にたくさん咲いた笑み。
 今宵の生配信は大成功!
 だって、画面の向こうの皆も今、きっと同じ笑顔だろうから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!

イツカ・ユメ
古安くん(g02347)とドキドキ肝試しデート!

最初は新宿島から始まって、世界を少しずつ取り戻して……やっと日本全土を取り戻せたのだもの。
ここはお祝いも兼ねて、全力で楽しんじゃおう♪
目指すは奪還したばかりの北海道!
学校が舞台とのことなので、可愛いセーラー服を着られるのも嬉しいな。
そうだ!【エイティーン】パワーを使えばもっと学生感が出るかも!
ふふ、今日は古安センパイ、だね♪

頼もしいセンパイと手を繋げばきっと大丈夫……
キモダメシ、タノシイ、コワクナイ……ヤダーっ!物理で殴れるクロノヴェーダよりもお化けの方がこわーい!
もう、何気ない物音とか生温い隙間風もビクビクしちゃうし、曲がり角も何か出てきそうで脚が震えてきちゃう。
古安くん、絶対に置いていかないでね?手、離しちゃ嫌だよ?
…もし腰を抜かしたら、お姫様抱っこしてくれてもいいんだよ?


大分肝は冷え冷えだけれども、大好きな人のぬくもりで心はぽかぽか。
肝試しの後の屋台巡り、いいね!
お化けモチーフのスイーツも気になるし、ご当地ラーメンも食べてみたーい!


九重・古安
パートナーのイツカ(g02834)と肝試しデートに。

日本全土の奪還記念だけあって盛大な催しになっているようだな。
改めて言われてみると新宿から戦い始めた俺たちにとっては大きな節目になるか。
折角の機会だし俺たちも楽しむ側に回らせてもらおう。目指すは最近奪還した北海道だ。

ここの会場は夜の学校がテーマか。ディアボロスが監修しているだけあって本格的だな。学生服で参加というのも雰囲気があって良い。
しかしこれは、本気を出し過ぎでは? 直接的に脅かしに来るより音や影だけというのがジワリと効くのだがっ!
危険はないとはいえイツカが大変なことになっているし、ここは彼氏らしいところを見せねば……!
イツカ、しっかり掴まっていてくれ。いざとなったらその、お姫様抱っこもやぶさかではない、ぞ。

ひとしきり楽しんで暑気払いもできたな。いや、別な意味では熱くなった気がしなくも……いやいや何でもない。
そうだな、折角だから帰る前に屋台でご当地グルメを楽しんでいこう。北海道と言えば海鮮とご当地ラーメンだが、イツカは何が食べたい?


 日本全土の奪還を記念して、各地で賑やかに催されている真夏の夜の肝試し大会。
 そんな中——目指すは奪還したばかりの北海道! ということで。
 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)と九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)が足を運んだのは、北海道で開かれている肝試し会場のひとつであった。
 そして、たくさんの人々が訪れている会場をぐるりと見回して。
「日本全土の奪還記念だけあって盛大な催しになっているようだな」
 その賑わいを眺めながら古安がしみじみと呟けば、イツカもこくりと頷いて。
「最初は新宿島から始まって、世界を少しずつ取り戻して……やっと日本全土を取り戻せたのだもの」
「改めて言われてみると新宿から戦い始めた俺たちにとっては大きな節目になるか」
「ここはお祝いも兼ねて、全力で楽しんじゃおう♪」
 折角の機会だし自分たちも楽しむ側に回らせてもらおう、と。
「ここの会場は夜の学校がテーマか。ディアボロスが監修しているだけあって本格的だな」
 二人が参加するのは、夜の学校を舞台にした肝試しであった。
 しかも、ただ夜の学校を巡るだけの肝試しではなくて。
「学校が舞台とのことなので、可愛いセーラー服を着られるのも嬉しいな」
「学生服で参加というのも雰囲気があって良い」
 学生服に身を包めば、雰囲気もばっちりな学生気分に。
 そして、いざ……と校門をくぐる、その前に。
「そうだ! エイティーンパワーを使えばもっと学生感が出るかも!」
 イツカはくるりと、その場で一回転。
 その力で十八歳の姿へと変われば、セーラー服姿もますます今宵の舞台に馴染んで。
 ふわりと翻るスカートの裾と共に、古安へ弾む笑顔を向ける。
「ふふ、今日は古安センパイ、だね♪」
 そんなイツカの声に瞳を細めながら、古安も並んで歩き出す。
 だが——いざ校舎へと足を踏み入れれば。
 昼間の学校とはまるで別物の空気が、そこには広がっていた。
 人気のない廊下に、薄暗い教室。
 どこからともなく、きしり、と響く小さな音。
 そして、窓の隙間から吹き込む生温い風。
 さらに次の瞬間、廊下の奥で何かが動いた気配がして、二人そろってびくりと肩を揺らした。
 いや、本格的だとは思ってはいたけれど。
「しかしこれは、本気を出し過ぎでは? 直接的に脅かしに来るより音や影だけというのがジワリと効くのだがっ!」
 思わず漏れた古安の本音に、イツカも半ば涙目になってこくこくと頷く。
 頼もしいセンパイと手を繋げばきっと大丈夫……そう思っていたが。
「キモダメシ、タノシイ、コワクナイ……ヤダーっ! 物理で殴れるクロノヴェーダよりもお化けの方がこわーい!」
 やはり、怖いものは怖い。しかも殴れないからもっと怖い。
 何気ない物音ひとつにびくり。
 曲がり角の先に何かが潜んでいそうで、足もすくんで。
 ビクビクぷるぷるしながら、思わずイツカは隣にいる古安の手をぎゅっと握りしめた。
「古安くん、絶対に置いていかないでね? 手、離しちゃ嫌だよ?」
 恐怖の中で、ちらりと古安を見上げる青い瞳。
 そんなイツカを見つめ返して、古安はひとつこくりと頷く。
(「危険はないとはいえイツカが大変なことになっているし、ここは彼氏らしいところを見せねば……!」)
 そして、しっかりと彼女の手を握り返して。
「……もし腰を抜かしたら、お姫様抱っこしてくれてもいいんだよ?」
「イツカ、しっかり掴まっていてくれ。いざとなったらその、お姫様抱っこもやぶさかではない、ぞ」
 そう告げつつ、夜の学校をふたりで歩いていく。
 その後も、廊下の先で、がたり、と勝手に物が揺れて。
 理科室の扉の向こうには、薄ぼんやりと映る人影のようなもの。
 音楽室の前を通れば、ひとりでに鳴るピアノの音がして。
 そのたびにイツカは涙目になりつつ古安の腕へぴたりと寄り添い、古安もまた自然と彼女を庇うように歩いていく。
 そしてどうにかこうにか最後まで肝試しを回り終えて、校舎の外へ出た時には。
 二人の肝はすっかり冷え冷えになっていた。
 けれどその一方で、彼にずっと寄り添っていたイツカの心と身体はぽかぽか。
 怖い時間を一緒に歩いてくれた、大好きな人のぬくもりが残っているから。
「ひとしきり楽しんで暑気払いもできたな」
 古安もそう言ったあと、ほんの少しだけ言葉を濁す。
「いや、別な意味では熱くなった気がしなくも……いやいや何でもない」
 だが楽しむのは、肝試しだけではない。
 イツカは会場へと瞳を巡らせ、声を弾ませる。
「肝試しの後の屋台巡り、いいね!」
「そうだな、折角だから帰る前に屋台でご当地グルメを楽しんでいこう」
 ずらりと並ぶ屋台には、ご当地グルメや肝試しならではのスイーツなどがいっぱい。
 そんな美味しいものを前にして元気を取り戻した彼女に、古安も頷いて返して。
「北海道と言えば海鮮とご当地ラーメンだが、イツカは何が食べたい?」
「お化けモチーフのスイーツも気になるし、ご当地ラーメンも食べてみたーい!」
 こわかわいい甘いものも、ご当地ならではの味も、あれもこれも食べたいものばかり。
 怖くて、どきどきして、たくさんびっくりして……ひえひえぽかぽか。
 美味しいものも一緒に食べれば、顔を見合わせて笑いあう。
 そんな楽しいこといっぱいの肝試しデート。
 奪還された北海道での真夏の夜をふたりで一緒に、まだまだたっぷりと満喫するつもり。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エイティーン】がLV4になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【リザレクション】がLV2になった!

シャルロット・アミ
【マリアさんと】

マリアさんとご一緒は驚かす役!
というか、マリアさんの『マリアちゃんねる』のお手伝いよ
マリアさんが雪女のコスプレ
モラさんはケセランパサラン?
私はいつもの衣装で司会を務めましょう

そして、小乃香さんにもご参加のお願いを
絶対に小乃香さん可愛いから!とお願いして
沢山ご用意した衣装をお見せしましょう
これとかね、これとかね(うきうき見せていく)

それでは雪女マリアさん対ご当地妖怪小乃香さんのバトル開始!
コロボックル小乃香さんはマリアさんの負け
(モラさんが鐘を鳴らす)
おーっと、ここでマリアさんが雪大福アイス攻撃ー!
うーん、やっぱり豆腐小僧は可愛くなかったかしら

大丈夫よ、妖怪の蘊蓄は沢山彼氏さんから仕入れてあるの
そもそも雪女というのは室町時代から記録されていて
雪の精霊だったり雪で亡くなったりする人だったりして
云々

肝試しに来られない人はもちろん
世界にまで広がっちゃったら沢山集められちゃうかも?
小乃香さんはご協力ありがとうございました!
(モラさんはマリアさんの膝の上でドヤ顔「もきゅ」)


マリアラーラ・シルヴァ
【シャルロットと】

今日のマリアちゃんねる(動画配信サービスでマリアが不定期放送してるもの)は特別企画!
ユキチューバーの雪女マリアによる雪女天下統一計画だよ!
各地の代表妖怪と雪女がアピール勝負して
雪女が勝ったらその地域の温度を下げちゃうから!(【冷気の支配者】利用)

暑いからうれしーって人類裏切りコメントは置いといて
代表妖怪との勝敗はシャルロット達や皆にしてもらうからコメントよろしくね!

そしてゲストの紹介!
雪女は東北代表だからまずは北上して北海道代表コロポックル(のコスプレした)小乃香なの!
自己紹介をどうぞー
小乃香には各地方代表妖怪役してもらうね!

そんな感じに始まってコロポックル衣装可愛いねーマリアも着たーいって初手敗北したり
雪女マリアによる雪大福アイス攻撃で関東代表豆腐小僧があっさり敗北したりと楽しくしてれば
地獄変パワーも溜まるんじゃないかなって

最終的に小乃香の活躍で雪女マリアから日本を奪還してもらったら
四人でまたねーって締めのご挨拶

手応え的に非公認小乃香ファンクラブとか出来ちゃうかもなの


 日本全国で催される、真夏の夜の肝試し大会。
 会場を訪れた人々を驚かせるだけでなく、その楽しさを遠く離れた場所へまで届けるために。
「今日のマリアちゃんねるは特別企画!」
 動画配信サービスで不定期放送されている『マリアちゃんねる』も、この日は肝試し大会からお届け。
 画面の中央に立つ、雪女の衣装に身を包んだマリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)と。
 そして司会を務めるのは、いつもの衣装のシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)。
 白くてふわふわのモラさんは……ケセランパサラン役、ということになるのだろうか。
「ユキチューバーの雪女マリアによる雪女天下統一計画だよ!」
 各地を代表する妖怪と、雪女マリアラーラがアピール勝負。
 見事に雪女が勝利した地域は、冷気の支配者によって涼しくしてしまおうという企画である。
 ……暑いからうれしーって、そんな人類裏切りコメントは置いておいて。
「代表妖怪との勝敗はシャルロット達や皆にしてもらうからコメントよろしくね!」
 配信が始まるなり、画面の向こうからは楽しげなコメントが次々と流れていく。
 勝敗を決めるのは、司会のシャルロットや会場の人々、そして配信を見守る視聴者たちだ。
 さらに、企画を進めるために小乃香にも協力をお願いして。
「絶対に小乃香さん可愛いから!」
 各地方を代表する妖怪役として、様々な衣装を着てもらう予定である。
 そうお願いしたシャルロットが用意していたのは、たくさんの妖怪衣装。
 ……これとかね、これとかね、と楽しげに小乃香に見せていきながら。
「そしてゲストの紹介! 雪女は東北代表だからまずは北上して北海道代表コロポックルの小乃香なの! 自己紹介をどうぞー」
 まず選ばれたのは北海道代表のコロポックルだった。
 マリアラーラの紹介を受け、コノカなの、よろしくお願いしますなの! とコロポックル姿の小乃香が画面に加われば。
 早速、始まるのは、雪女天下統一計画の最初の勝負!
「それでは雪女マリアさん対ご当地妖怪小乃香さんのバトル開始!」
 司会のシャルロットが高らかに宣言し、いざバトル開始!
 けれどマリアラーラの表情が、眼前のコロポックルを眺めた途端、ぱっと輝いて。
「コロポックル衣装可愛いねーマリアも着たーい!」
 初手から対戦相手の衣装を褒めてしまえば、モラさんが勝敗を告げる鐘を鳴らして、初戦はあえなく敗北。
 けれど、マリアラーラも負けてばかりではいられない。
 続いて登場するのは、関東代表の豆腐小僧。
 衣装を替えた小乃香が再び勝負の場へ立てば、マリアラーラも気合いを入れて。
「おーっと、ここでマリアさんが雪大福アイス攻撃ー!」
 シャルロットの実況と共に繰り出された、雪女らしい冷たく甘い一撃!
「はわ、冷たくておいしそうなのっ」
 雪大福アイスの魅力を前に、今度は豆腐小僧側があっさり敗北。
 そんなアイスにつられたことも敗因であるけれど。
「うーん、やっぱり豆腐小僧は可愛くなかったかしら」
 豆腐小僧は少々マニア向けだったかも?
 なんて首を傾げながらも、シャルロットには妖怪についての知識もたっぷり。
 そう——うきうきと語り始めるのは、恋人から仕入れた蘊蓄。
「大丈夫よ、妖怪の蘊蓄は沢山彼氏さんから仕入れてあるの。そもそも雪女というのは室町時代から記録されていて、雪の精霊だったり、雪道で亡くなった女性の霊だったりして――子供を抱いた産女のような雪女が伝わる土地もあるそうよ。同じ雪女でも、地域によって姿も正体も随分違うみたい」
 オカルトマニアな彼直伝のシャルロットの蘊蓄はまだまだ続く。
「越後では、白い肌に白い衣をまとった女の姿だと謂われていて。よく見ようとすると消えてしまって、大雪の年にだけ稀に現れるのですって」
 雪女に纏わる伝承も、地域や時代によって様々。
 勝負を楽しむだけでなく、各地の妖怪について興味を抱くことができるのも、この企画の面白いところだ。
 その後も、ご当地妖怪と雪女マリアラーラの勝負は続いていく。
 可愛らしい衣装に見惚れてマリアラーラが敗北したり、雪女らしい冷気や甘味を駆使して勝利したり。
 そのたびにシャルロットが実況し、モラさんが鐘を鳴らし、視聴者たちもコメントで勝敗を盛り上げる。
 肝試し会場まで足を運ぶことができない人も、配信を通してならば一緒に楽しめるし。
 さらに世界中へと配信が広がれば、地獄変へ集まる感情も、それだけ大きなものとなるだろう。
 そして、各地方を巡った雪女天下統一計画も、いよいよ最後の勝負へ。
 日本を雪女に支配されてしまうのか。
 それとも、ご当地妖怪たちが守り抜くのか。
 最後に画面へ示された勝敗は——ご当地妖怪側の勝利。
 こうして小乃香が演じた各地の妖怪たちの活躍により、日本は雪女マリアラーラから無事に奪還されたのだった。
 そして最後は四人で、締めのご挨拶。
「またねー!」
「小乃香さんはご協力ありがとうございました!」
「とっても楽しかったの!」
「もきゅ!」
 コメント欄に次々と流れるのは、四人へ向けた拍手や楽しかったという言葉。
「手応え的に非公認小乃香ファンクラブとか出来ちゃうかもなの」
 むしろ、マリアラーラと小乃香、シャルロットとモラさんのユニットファンクラブが生まれてしまうかも……?
 そして、皆で画面に向かって手を振りながら。
 マリアラーラの膝の上にもふんと収まったモラさんが、ドヤ顔で最後の締めのひとことを。
「もきゅ」
 遠く離れた人々とまで一緒に楽しんだ、真夏の夜の特別企画。
 『マリアちゃんねる』の肝試し配信は大成功!
 配信後も、雪女天下統一計画の話題はまだまだ尽きそうにないみたい。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!

ルチルーク・フレンツェン
地獄変エネルギーをたくさん集めなきゃって使命感があるけれど
だからこそ義務的に選ぶんじゃなくて私自身が怖がりたいって思うのを選びたい!
そうすればみんな参加して怖がってくれるはずだよね

廃校になったばかりという設定で学校全体をお化け屋敷にした肝試しに参加!
外からは普通に見えるけれど、中は後で掃除するのが大変そうなほど砂や埃だらけ
掃除が大変そうって思わないと雰囲気が既に怖いよ……

平安時代からいる妖怪達による七不思議が原因で廃校になったそうだから
その七不思議を体験してね、だって
しっかり数えても昇りと降りで歩数が違う階段や
止めてもまた勝手に弾むボールなど
確かに不思議で怖い……
七番目の妖怪が出るトイレの個室をノックして、妖怪の声を聞いて終わり!
さあ、すぐ帰ろう……、っ!?廊下へのドアが開かなくて出れない!?
七不思議全部に遭遇したら行方不明になる噂が本当ってこと!?

帰れたけれど、7個の七不思議のどれかが偽物というネタ晴らし
でも逆に考えるとあと少しで本当に行方不明になりかけた危うさに
帰れても未だに怖い……


 全国各地ではじまった、真夏の夜の肝試し大会。
 これは日本全土の奪還を祝うと同時に、地獄変エネルギーをたくさん集めるために開催されたもの。
 そしてその使命感は、ルチルーク・フレンツェン(均衡を破りし逆襲機械・g02461)の中にもしっかりとあるのだけれど。
「だからこそ義務的に選ぶんじゃなくて、私自身が怖がりたいって思うのを選びたい!」
 今夜求めているのは、かつての記憶をなぞるような、普通の少女らしい振る舞いだけではない。
 演技ではなく、自分自身の心が動く瞬間だ。
 自分が心から怖いと思えるものなら、その気持ちはきっと周囲にも伝わる。
 それを見た人々も興味を抱き、一緒に参加して怖がってくれるはず。
 そんな思いからルチルークが選んだのは、学校全体をお化け屋敷にした肝試しだった。
 校門をくぐり、外から眺める限りでは、ごく普通の校舎にしか見えない。
 けれど玄関から中へ入った途端、足元でざらりと砂が鳴る。
 廊下も教室も砂や埃に覆われ、薄暗い奥までは見通せない。
「掃除が大変そうって思わないと、雰囲気が既に怖いよ……」
 ただ荒れているだけだと思いたくても、ここには平安時代から存在する妖怪たちが潜んでいるのだという。
 この学校が廃校になった原因も、そんな妖怪たちが引き起こす七不思議であるらしく。
(「その七不思議を体験してね、だって」)
 参加者は校内を巡りながら、その七つをすべて体験していくらしい。
 最初に辿り着いたのは、薄暗い階段。
 けれど段数を数えてみれば、なぜか数が合わない。
「ちゃんと数えたのに……昇りと降りで違う……?」
 確かめようと振り返っても、そこにあるのは何の変哲もない階段だけ。
 けれど、もう一度昇って数え直す勇気はなかなか出てこない。
 続いて足を踏み入れた体育館では、床の上でボールがひとつ、ぽん、ぽん、と弾んでいた。
 ルチルークが手を伸ばして止めれば、ボールは確かに動きを止める。
 けれど、そこから数歩離れた途端。
 ——ぽん。
 背後から再び聞こえたのは、ボールの弾む音。
「止めてもまた勝手に弾むなんて……」
 振り返るのも怖くて、ルチルークは足早に先へと進む。
 その後も、気配だけが追いかけてくる廊下や、誰もいない教室から聞こえる声。
 見ている間だけ位置を変える肖像に、ひとりでに鳴りだす音楽室のピアノ。
 そんな妖怪たちによる七不思議をひとつずつ体験していきながら。
「確かに不思議で怖い……」
 最後に辿り着いたのは、校舎の奥にあるトイレ。
 七番目の妖怪が現れるという個室の扉を前に、ルチルークはそっと息を整える。
 ——こん、こん、こん。
 決められた回数だけ扉をノックすれば。
 閉ざされた個室の向こうから、確かに妖怪の声が返ってきた。
 その声に慄きつつ、でもこれですべての七不思議を体験したから。
「これで終わり! さあ、すぐ帰ろう……」
 後はこの場所を出るだけ。
 そう思って廊下へ続く扉へ手を掛けた、次の瞬間。
「……っ!? 廊下へのドアが開かなくて出れない!?」
 何度ノブを回しても、扉はびくともしない。
 背後には、たった今妖怪の声を聞いたばかりの個室。
「七不思議全部に遭遇したら行方不明になる噂が、本当ってこと!?」
 まさか噂話どおり、本当に帰れなくなってしまうのだろうか。
 そんな恐怖が頭を過った、そのとき。
 扉は何事もなかったかのように、ふっと開いた。
 ルチルークは今度こそ急いで校舎を抜け出して。
 無事に出口まで帰り着いたところで、肝試しを運営していた者からネタ晴らしを聞かされる。
 今回体験した七つの不思議のうち、ひとつだけは妖怪によるものではない偽物。
 そのため本当の七不思議をすべて体験したことにはならず、行方不明にもならなかったのだという。
「帰れてよかった……けど」
 ひとつが偽物だったから助かった。
 だが本物の七つ目にまで遭遇していたら、本当に帰れなくなっていたかもしれない。
 その危うさに、ひやりと肝も冷えて。
「帰れても未だに怖い……」
 けれど、怖さと共に残るのは、無事に帰れた安堵と肝試しを楽しんだ余韻。
 地獄変エネルギーも十分に集まり、忘れられない夏の一夜ともなったひととき。
 廃校の七不思議を巡る肝試しは、大成功といえるだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!

クロエ・アルニティコス
【魔女と神官】

イスカンダルが放つ「ゼウスの雷」に対抗するため、地獄変エネルギーの確保は急務でしたからね。あの時もこうして一緒に回りましたね、懐かしい……
戴冠の戦の勝者になれば、永遠存在へと対抗するための改竄力は得られる、ということでしたが……どのような戦いになるにせよ、エネルギーがあって困ることはないでしょう。

この国の催しとは毛色が違いますが、怪物に追われる密室に恐怖を感じるのは古今東西同じでしょう。
エイレーネとともに迷宮や洞窟を模したお化け屋敷を設営し、私たちも怪物の役割として参加します。
恐怖を与えるならば、私の魔術も役に立たせられます。【ヘカトンケイル・ユグランス】の巨人を呼び出し、攻撃はさせず動かすだけでも暗闇ならば恐ろしいでしょう。
私も真っ黒のローブを頭からかぶり、邪悪な魔女のようにふるまいます。
ここはあまたの怪物が蔓延る地、決して逃れられると思うな、お前たちの行く先は怪物の腹の中のみ……
最後にはエイレーネとともに討たれたふりをします。

たまの催しとしては……悪くはありませんね。


エイレーネ・エピケフィシア
【魔女と神官】

イスカンダルの奪還戦では、夏の催事によるエネルギー補充で大いに助けられましたね
イデアロゴスとの戦いにおいても、大量の消耗を強いられる可能性は高いと見て備えておくべきでしょう

わたしとクロエ様ならではの企画を……ということで、ギリシャ神話を題材にした企画をご用意しました
ミノタウロスが潜むクノッソスの迷宮や、オデュッセウス様が閉じ込められたキュクロプスの洞窟を模した、標準的なお化け屋敷に近いものがまず一つ
心臓が弱い方や身体を激しく動かせない方のためには、英雄の怪物退治の物語や怪奇譚を、竪琴の音色に乗せて聞いていただくのはいかがでしょう
古典ギリシャ語の詩曲と、スクリーンに映る字幕つきの物語の映像を合わせて、異なる土地や時代の情緒と共に驚きを感じていただきましょう

後は……わたし達自身が楽しむことですね!
クロエ様と共に怪物の仮装や着ぐるみを纏い、迫真の演技で参加者に襲いかかっては討たれます
人間め!一人残らず喰らい尽くして……ぐおおぉーっ!!
ふふっ……時には、斯様な一時も愉快なものですね


 全国各地で催されている、真夏の肝試し大会。
 日本全土の奪還を祝うのは勿論のこと、地獄変エネルギーを集めるための催しでもあって。
 これまでの戦いで、こういった日常を過ごす時間も大切であると、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)とエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)はよく知っている。
「イスカンダルが放つ『ゼウスの雷』に対抗するため、地獄変エネルギーの確保は急務でしたからね。あの時もこうして一緒に回りましたね、懐かしい……」
 クロエが思い返すのは、イスカンダル奪還戦を前に、エイレーネと共に参加した夏の催し。
 あの時に蓄えたエネルギーは、奪還戦でも大きな助けとなった。
「戴冠の戦の勝者になれば、永遠存在へと対抗するための改竄力は得られる、ということでしたが……どのような戦いになるにせよ、エネルギーがあって困ることはないでしょう」
「イデアロゴスとの戦いにおいても、大量の消耗を強いられる可能性は高いと見て備えておくべきでしょう」
 だから、この先にどのような戦いが待つにせよ、今のうちに備えておくに越したことはない。
 というわけで、二人が今回用意したのは。
「わたしとクロエ様ならではの企画を……ということで、ギリシャ神話を題材にした企画をご用意しました」
 故郷に伝わる神話を題材とした肝試しであった。
 会場に設けられたのは、ミノタウロスが潜むクノッソスの迷宮や、オデュッセウスが閉じ込められたキュクロプスの洞窟を思わせるお化け屋敷。
(「この国の催しとは毛色が違いますが、怪物に追われる密室に恐怖を感じるのは古今東西同じでしょう」)
 薄暗い石造りの通路は複雑に入り組み、岩壁の奥から響く何者かの息遣いが、逃げ場のない迷宮を進む参加者たちを追い立てていく。
 けれど、心臓が弱い者や身体を激しく動かせない者には、別の楽しみ方も用意されていた。
 静かな会場に流れるのは、エイレーネが奏でる竪琴の音色。
 古典ギリシャ語の詩曲に乗せて語られるのは、英雄たちによる怪物退治の物語や、古くから伝わる怪奇譚だ。
 言葉が分からない者にも物語を楽しめるよう、正面のスクリーンには字幕を添えた映像が映し出される。
 遠い時代と土地に思いを馳せながら耳を傾けていた人々は、英雄の前に現れる怪物の姿や、不意に訪れる恐ろしい結末に息を呑んで。
 激しく驚かせるだけではない、物語の中へ引き込まれるような恐怖を味わっていく。
 そして、参加者を楽しませながらも、二人にはもうひとつ大切な目的があった。
「後は……わたし達自身が楽しむことですね!」
 そう、自分たち自身もこの催しを楽しむこと。
 クロエは真っ黒なローブを頭からすっぽりとかぶり、物語に登場する邪悪な魔女のような姿へ。
 エイレーネも怪物の仮装を纏い、二人で迷宮の奥へと身を潜める。
 そんなこととは知らず、参加者たちは出口を目指して薄暗い通路を進んでいく。
 曲がり角を越え、少し開けた場所へ踏み込んだ、その時。
 クロエが魔力と恐怖を注ぎ込んだクルミの種が、急速に芽吹き成長して。
 現れたのは、ギリシャ神話に伝わる百の腕を持つ巨人、ヘカトンケイルを象った植物の怪物。
「! うわあっ」
「きょ、巨人!? ひゃあっ」
 暗闇の中で巨大な影がただ無数の腕を蠢かせるだけでも、その迫力は十分。
 闇に聳え立つ巨人の姿に、参加者たちから悲鳴が上がる。
 さらに、黒いローブを翻したクロエが、邪悪な魔女らしく一行の前へ姿を現して。
「ここはあまたの怪物が蔓延る地、決して逃れられると思うな、お前たちの行く先は怪物の腹の中のみ……」
 ただでさえ巨大な怪物に慄いているところへ、今度は別の怪物に扮したエイレーネも襲いかかる。
「人間め! 一人残らず喰らい尽くして……ぐおおぉーっ!!」
 迫真の演技で迫る二人と植物の巨人を前に、悲鳴を上げる参加者たち。
 だが、迷宮の中で得た肝試し用の武器を構え、力を合わせて怪物へと立ち向かって。
 最後にはクロエとエイレーネも、見事に討ち倒されたように地面へ倒れ込んだ。
 恐ろしい怪物たちを退けた一行は、安堵の声を漏らしたり歓声を上げながら、無事に迷宮を脱出する。
 その背中を見送ってから、倒れていた二人もそっと起き上がって。
「ふふっ……時には、斯様な一時も愉快なものですね」
 神官として毅然と振る舞う普段とは異なる怪物役も、エイレーネには新鮮で楽しいひとときで。
「たまの催しとしては……悪くはありませんね」
 そう答えるクロエも、口元にどこか満足そうな笑みを浮かべて。
 神話の怪物に追われる恐怖も、英雄となって怪物へ立ち向かう高揚も、古き物語へ耳を傾ける静かな驚きも。
 魔女と神官が届けたギリシャ神話の肝試しは、多くの感情と共に、地獄変エネルギーを確実に集めていくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【反撃アップ】がLV5(最大)になった!

リヴィエラ・ラルトラス
【羽根車】

ジャンプスケア、一角の説明通りだな
意図的に驚かせるのは、お化け屋敷じゃよくある演出だ

颯の怖がり方を見ると、今はお留守番してる妻も似たようなリアクションしてただろうなと想像
ジャンプスケアが得意か苦手かというところには少し悩んで

んー…苦手、ではないはず
俺より、嫁の方が驚くのもあるからだと思う

慎重に進みながら、颯の注意には屈んで避ける
その近くで一角が頭をぶつけてる様子に、思わず小さく吹き出して
一度ならず何度も
最初は笑ってしまったが、流石に心配になるレベル

…大丈夫か?
俺は避けてたから、何とか平気だが

何かが触れた気がする
けれど、振り向いたとて誰もいない
この不気味さが日本のホラーだなと感じつつ、二人が大丈夫かどうか見守り

退治…退治?
日本式なら、御札で良いんだよ…な?

少し自信ないなりに御札をぺたり
退治出来たら一安心

二人とも、お疲れ様
ここまで本格的なホラーは、経験しないから新鮮だ
…気配? 気のせいか


水蓮寺・颯
【羽根車】

ジャンプスケア…って、何ですか?跳ぶ?
小さく跳ねてみて
そ、それは心臓が縮みそうですね…怪談の類は平気なんですけど
いえ!お二人とも怪談や普通の肝試しでは怖がらなそうですし、皆さんも怖がらせ甲斐がないと思いますから!
と言いつつ、緊張で大きく深呼吸して
…いざ。まいりましょう!

近代的だとまた違った不気味さがありますよね…
あ、ここ天井が低くなってます
僕は大丈夫ですけど、實生さんとリヴィエラさんは気を付けてくださいね
ああっ實生さん!?だ、大丈夫!ちゃんと綺麗な頭のままですよ!
…?リヴィエラさん、どうかしましたか?

わひゃ!?
飛び出してきたお化けに驚いてすてんと尻もち
す、すみません…ありがとうございま――
ひゃいっ!?い、いま僕の手掴んだのだれ!?實生さん!?

立ち向かうターンでは、咄嗟に数珠を取り出しかけて
あっ…ち、違いましたね
えっと、この御札?貼ればいいんですか?
……ていっ!

やった!ありがとうございます!
…あの、もしかしてなんですけど。僕僕、お化けの方に子供だと思われてたりしました…?


一角・實生
【羽根車】3名

跳ねる姿に笑いつつ説明を
半分は合ってる
物理的に飛び上がるほど驚かせたり怖がらせることだよ

颯さんは祓ってしまいそうだものなあ
俺もお化けより驚かされる方が苦手かも
リヴィエラさんはどう?
頼もしい回答とその理由に納得しつつ
いざとなったら俺も頼りにするよ

廃病院の中を進んで行こう
崩れかけた廊下、割れた窓、当時のままの手術室や病室
リヴィエラさん。そこ、足元に割れたガラスが──(ごん)
颯さんの注意喚起も虚しく、振り返っていたせいで強かに後頭部をぶつけてしばし悶絶
今の俺の頭、頭の形してる……?

大丈夫かい
尻餅をついた颯さんを起こしつつ
ぺろんと額を撫でていった何かに驚いて翼が全開
置いてある医療器具に強かに翼を打ちつけ再び悶絶
大丈夫。リヴィエラさんも……気をつけて……

お化け屋敷がこんなに痛いものだなんて
立ち向かうエリアでは既にしおしお状態
俺は応援係になっておくよ
二人とも格好いいな

まあ、颯さんは仕方ないよ
リヴィエラさんが何かを気に掛けたところで俺の翼もブワッと毛羽立つ(鳥肌)
いや、勝手になったんだ


 真夏の夜、日本各地では趣向を凝らした様々な肝試し大会が開かれている。
 その中でも、水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)が今回挑むのは、廃病院を舞台とした近代的なお化け屋敷。
 そして肝試しの紹介文には、ジャンプスケアをふんだんに取り入れた本格的な恐怖演出が待ち受ける、と記されていたが。
「ジャンプスケア……って、何ですか? 跳ぶ?」
 聞き慣れない言葉に首を傾げつつ、小さくぴょんと跳ねてみせる颯。
 そんな姿に笑みを零しながら、一角・實生(深い潭・g00995)が説明する。
「半分は合ってる。物理的に飛び上がるほど驚かせたり怖がらせることだよ」
「ジャンプスケア、一角の説明通りだな。意図的に驚かせるのは、お化け屋敷じゃよくある演出だ」
 リヴィエラ・ラルトラス(Cavaliere dell'Alba・g10778)も頷けば。
 颯はその光景を想像したのか、表情を強張らせて。
「そ、それは心臓が縮みそうですね……怪談の類は平気なんですけど」
「颯さんは祓ってしまいそうだものなあ。俺もお化けより驚かされる方が苦手かも」
「いえ! お二人とも怪談や普通の肝試しでは怖がらなそうですし、皆さんも怖がらせ甲斐がないと思いますから!」
 そう意気込んではみたものの、やはり緊張は隠しきれない様子で。
 リヴィエラはそんな颯の怖がり方を眺めれば、ふと、想像する。
 今は留守番している妻も似たようなリアクションしてただろうなと。
「リヴィエラさんはどう?」
 そして實生にそう問われれば。
 ジャンプスケアが得意か苦手かということには、少し悩んだけれど。
「んー……苦手、ではないはず。俺より、嫁の方が驚くのもあるからだと思う」
「いざとなったら俺も頼りにするよ」
 頼もしい回答とその理由に實生が納得すれば、颯は大きく深呼吸して。
「……いざ。まいりましょう!」
 廃病院の中へと、足を踏み入れる。
 崩れかけた廊下にひび割れた窓、手術室や病室には当時使われていたらしい器具やベッドが残されていて。
 薄暗い院内には消毒薬とも黴ともつかない臭いが漂っている。
「近代的だとまた違った不気味さがありますよね……」
 不気味な静けさの中を慎重に進みながら、颯はそうぽつりと呟きつつ。
 廊下の先を見上げれば、一瞬足を止めて二人へと視線を向ける。
「あ、ここ天井が低くなってます。僕は大丈夫ですけど、實生さんとリヴィエラさんは気を付けてくださいね」
 小柄な颯はそのまま通り抜けられるが、長身の二人はそうはいかないだろうと。
 リヴィエラはその声に従って、すぐに身を屈めて進んでいく。
 そして實生はふと、視線を落として。
「リヴィエラさん。そこ、足元に割れたガラスが——」
 注意を促そうと振り返った瞬間——ごん、と。
 颯の忠告も虚しく、低くなっていた天井へ強かに後頭部をぶつけて。
 思わずその場にしゃがみ込み、しばし悶絶したあと、恐る恐る頭へと手を伸ばした。
「今の俺の頭、頭の形してる……?」
「ああっ實生さん!? だ、大丈夫! ちゃんと綺麗な頭のままですよ!」
 慌てて答える颯の傍らで、リヴィエラは思わず小さく吹き出してしまって。
「……? リヴィエラさん、どうかしましたか?」
 不思議そうに見上げられ、何でもないと首を振りながら、今度は古びた手術室へ足を踏み入れる。
 だが——その瞬間。
「わひゃ!?」
 脇に置かれていた衝立の陰から、血塗れの白衣を着た何者かが勢いよく飛び出してきて。
 予想していなかった襲撃に颯は声を上げて、すてんと尻もちをつく。
 そんな彼女に實生は手を差し伸べて。
「大丈夫かい」
 颯を起こそうとした——その時。
「す、すみません……ありがとうございま——ひゃいっ!? い、いま僕の手掴んだのだれ!? 實生さん!?」
 颯の腕を掴んでいるのは實生だけ。
 けれど反対側の手には、確かに何か冷たいものが触れた感覚が残っている。
 同時に、ぺろんと實生の額を何かが撫でていって。
「……! っ」
 驚きに猛禽の翼がぶわっと一気に開けば、がちゃんっ、と金属の器具が派手な音を立てて。
 背後に置かれていた医療器具に強かに打ちつけられ、再びその場で悶絶する實生。
 その様子に、最初は笑っていたリヴィエラも。
「……大丈夫か?」
「大丈夫。リヴィエラさんも……気をつけて……」
「俺は避けてたから、何とか平気だが」
 一度ならず何度もぶつけて痛い目に遭う實生を見れば、流石に心配になって声を掛ける。
 だが次の瞬間、そんなリヴィエラの肩にも、ふと何かが触れて。
 すぐに振り向いても、そこには誰もいない。
 飛び出して驚かせるだけではなく、姿の見えない何かが触れてくる——。
 何が起きたのか分からないまま、得体の知れない不安だけを残す。
 この不気味さが日本のホラーだなと感じつつ、リヴィエラは周囲を警戒しながら、颯と實生の様子を見守っていく。
 そして数々の仕掛けを切り抜けた先で辿り着いたのは、院内に巣食うお化けへと立ち向かう最後の区画。
「お化け屋敷がこんなに痛いものだなんて」
 頭と翼を立て続けにぶつけた實生は、既にすっかりしおしおになっていて。
「俺は応援係になっておくよ」
 今度こそ仕掛けに巻き込まれないよう少し離れ、二人の戦いを見守ることにする。
 そして、ゆうらりと闇の向こうからお化けが迫ってくれば。
 颯は咄嗟に、数珠をじゃらりと取り出しかけて。
「あっ……ち、違いましたね」
 ここで必要なのは本物の悪霊を祓うための数珠ではなく、肝試し用に用意された御札。
 それを手に、小さく首を傾けるも。
「えっと、この御札? 貼ればいいんですか?」
「退治……退治? 日本式なら、御札で良いんだよ……な?」
 リヴィエラもとりあえず御札を手に取り、颯と共にお化けへと近づいて。
「……ていっ!」
 二人が同時に、ぺた、ぺたりと。
 御札を貼りつければ、ぐわぁっ! とお化けは大きな声を上げながら、その場へ崩れ落ちて。
 無事に退治できたことを確認すれば、ようやく安堵の息を吐く。
「やった! ありがとうございます!」
「二人とも格好いいな」
 實生も応援役として二人の活躍を見届け、素直に称えながら。
「二人とも、お疲れ様。ここまで本格的なホラーは、経験しないから新鮮だ」
 無事に出口へ辿り着き、これで肝試しも終了!
 けれど颯には、ひとつ気になっていることがあった。
「……あの、もしかしてなんですけど。僕僕、お化けの方に子供だと思われてたりしました……?」
「まあ、颯さんは仕方ないよ」
 小柄な姿を見れば、そう勘違いされても無理はないかもしれない。
 そして、そう話す颯と實生の横で、リヴィエラはふと背後を振り返って。
「……気配? 気のせいか」
 その言葉を聞いた途端、實生の翼がぶわっと毛羽立った。
 もう仕掛けはすべて終わったはずなのに。
 誰もいないはずの廃病院の出口で三人の背後に蠢くのは、何かの気配……?
「いや、勝手になったんだ」
 實生はそう肩を竦めつつ、もう頭や翼をぶつけないように気を付けながら、敢えて後ろは振り返らないことにする。
 何かがそこにいたのか、気のせいなのかは、謎のままに。
 最後まで気を抜かせてはくれない本格的な肝試しは、地獄変に集まる恐怖も十分なものになりそう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】がLV2になった!
【活性治癒】がLV2になった!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【ドレイン】がLV2になった!

ゼキ・レヴニ
【轍炉】

お化け屋敷と言やデートの定番、漢を見せるチャンス!
てな訳で、ジズとお寺の肝試しへ
ほほお、札を5枚集めて納めりゃいいのか
がはは、余裕だな!復讐者がどんだけ怖いもん見て来てると思ってんだ

ヨシ、ここはおれが先頭に立つ
離れるなよジズ…うおっ!?
格好付けてる所に物陰から飛び出したお化けにたたらを踏み、思わずジズの手を掴む
お化けが怖い訳ではないが、いきなり驚かされるのには耐性がない!
くそっ、思ってたより本格的だなァ
平気か、ジズ?…いや、全然平気そうだな???
むしろお化け役を労ってるジズに白目になりつつ
あ、手??あいや握ってた方が安心できるかなァと思って…も、モチロンお前さんがよ!

そんなこんなで無事クリア
…にしても札の納品所に居た幽霊役は気合入ってたなァ
あの血糊、本物かと思っちまったぜ
へ?いやいや居たじゃねえか、丁度お前さんが背負ってる女の子みてえな顔の…
………ン??

……。
ヨシ!!帰るか!!!
悪霊退散!ナムアミなんとかァ!!
あまりの事態に逆に笑っちまいつつ、手を繋いで仲良くピューっと退散


ジズ・ユルドゥルム
【轍炉】

これまで様々な強敵…あるいは珍敵…をやっつけてきたんだ。そう簡単には怖がってやれんな
幽霊達のお手並み拝見と行こう

しかしゼキ、やけに張り切ってるな
そんなに肝試しが好きだったのか
心なしか普段よりキリッとしてるゼキを物珍しい気持ちで眺めつつ、
日本式の幽霊屋敷は風流だな、と物見遊山の調子ですたすたとお寺を探索

幽霊(の役のスタッフ)が飛び出してくれば、
おお…すごいな、全く気配がしなかった、と称賛
静と動の素晴らしい変わり身…相当に玄人の幽霊殿とお見受けする。
ずっとこの場で集中を保つのは大変だろう。ご苦労様だ。

ん?どうしたゼキ、一人で足踏みして。私?私は平気だが…

…ゼキ、手…
…もしかして君、怖いんじゃ…

…ふふっ。かわいい人だ。
なんでもない。じゃあ、手を握っててくれ。
安心したいんだ、私が。

なんやかんやお札を集めて出口に差し掛かり
…?納品所に幽霊役なんていたか?
女の子の囁き声が雰囲気あるな、とは思ったが…
……ンン??

……。
かかか帰ろうゼキ!もうだいぶ涼しくなったし!な!!
本物はダメだ、本物は!!


 真夏の夜、日本各地で開かれている肝試し大会。
 ゼキ・レヴニ(Re-Lighter・g04279)はその会場のひとつへと向かいながら。
 ——お化け屋敷と言やデートの定番、漢を見せるチャンス!
 そうひそかに意気込みつつ、ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)と共にやって来たのは、古びた寺を巡る日本式の肝試しだった。
 そして受付で肝試しの流れを聞けば、自信満々に胸を張って。
「ほほお、札を5枚集めて納めりゃいいのか。がはは、余裕だな! 復讐者がどんだけ怖いもん見て来てると思ってんだ」
 これまで二人で対峙してきたのは、数々の強敵——あるいは珍敵。
 それらを退けてきた自分たちが、そう簡単に怖がらされるはずもないと。
「幽霊達のお手並み拝見と行こう」
 ジズもそう頷きつつ、ふと。
「しかしゼキ、やけに張り切ってるな。そんなに肝試しが好きだったのか」
 何だか普段よりキリッとしているゼキを物珍しい気持ちで眺めつつ。
 そんな彼と共に、日本式の幽霊屋敷も風流だな、と。
 ジズは物見遊山の調子ですたすたと境内へ足を踏み入れていく。
 石灯籠の淡い明かりに照らされた参道は薄暗く、風が吹くたび木々の葉がざわざわと揺れて。
「ヨシ、ここはおれが先頭に立つ。離れるなよジズ……うおっ!?」
 その時、物陰から勢いよく飛び出してきたのは、白装束のお化け。
 咄嗟にゼキはたたらを踏み、そのまま隣にいたジズの手を強く掴んでしまう。
 お化けそのものが怖いわけではない。
 ただし、何の前触れもなく驚かされることには、どうにも耐性がないのである。
 一方のジズは、突然現れた幽霊役を興味深そうに見つめて。
「おお……すごいな、全く気配がしなかった」
 飛び出してくる直前まで気配を隠し、瞬時に参加者へ迫る……そんな見事な動きへ惜しみなく称賛を送りつつ。
 ふと隣の彼の様子に首を傾ける。
「ん? どうしたゼキ、一人で足踏みして」
「くそっ、思ってたより本格的だなァ。平気か、ジズ?」
「私? 私は平気だが……」
 ゼキがそう声を掛けるも、ジズは再び視線を幽霊役へと戻して。
「静と動の素晴らしい変わり身……相当に玄人の幽霊殿とお見受けする。ずっとこの場で集中を保つのは大変だろう。ご苦労様だ」
「……いや、全然平気そうだな???」
 幽霊役を労う余裕まで見せる彼女に、ゼキは思わず白目になる。
 それからジズは、ふと二人の手元へ視線を落として。
「……ゼキ、手……」
 そこでようやく、ゼキも自分がジズの手を握ったままであることに気づく。
「……もしかして君、怖いんじゃ……」
「あ、手?? あいや握ってた方が安心できるかなァと思って……も、モチロンお前さんがよ!」
 そう慌てて取り繕う姿に、ジズは小さく笑って。
「……ふふっ。かわいい人だ」
 それ以上は追及せず、彼の手をそっと握り返す。
「なんでもない。じゃあ、手を握っててくれ。安心したいんだ、私が」
 自分が安心したいのだと理由を添えて。
 そして二人はそのまま手を繋いで、境内の奥へと進んでいく。
 誰もいないはずの本堂から響く読経や、足元を横切る白い影。
 井戸の中から伸びてくる青白い手に、墓石の陰から聞こえる女のすすり泣き。
 そのたびゼキは驚き、ジズは様々な趣向を凝らした幽霊を興味深く眺めながら、隠された札を一枚ずつ見つけていく。
 そうして五枚すべてを集め、無事に肝試しを終えた二人は、出口近くに設けられた納品所へ向かって。
 集めた札を納めれば、これで攻略完了。
 けれど、境内を後にしようとしたゼキは、ふと感心したように振り返って。
「……にしても札の納品所に居た幽霊役は気合入ってたなァ。あの血糊、本物かと思っちまったぜ」
 その言葉に、ジズは怪訝そうに首を傾げる。
「……? 納品所に幽霊役なんていたか?」
 彼女の目には、幽霊役の姿など映っていなかったのだけれど。
「女の子の囁き声が雰囲気あるな、とは思ったが……」
「へ? いやいや居たじゃねえか、丁度お前さんが背負ってる女の子みてえな顔の……」
 そこまで口にして、ゼキの声が止まる。
 今、ジズの背中には誰もいない。
 けれど——その肩越しには、血に濡れた少女の顔が、二人を覗き込むように浮かんでいて。
「………ン??」
「……ンン??」
 二人は揃って黙り込んで。
「……」
「……」
 そっと互いに顔を見合わせ、視線を交わした瞬間。
「ヨシ!! 帰るか!!!」
「かかか帰ろうゼキ! もうだいぶ涼しくなったし! な!!」
 互いに、互いの手をぎゅっと握り締めれば。
「本物はダメだ、本物は!!」
「悪霊退散! ナムアミなんとかァ!!」
 あまりの事態にゼキは笑ってしまいつつ、ふたり手を繋いで仲良くピューっと退散!
 本物かもしれない少女にすっかり肝を冷やされて——どうやら地獄変エネルギーを集める目的に申し分のない肝試しになったようだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】がLV3になった!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【グロリアス】がLV2になった!

椿野・燕
【椿藤】

何が出てくるか楽しみですね
えぇ、一緒に驚かされに行きましょう

雰囲気のある廃校舎ですね
私は廃墟も中々好きでして
えぇ、学校というのは怪談の宝庫ですね
やはり特殊な閉鎖空間なのが効いてるのかな
しかし共通の怪談の類型も多く興味深い物です
ネットの無い時代から全国共通の七不思議なんかは有りましたし

やはり人の形を見るとそこには怪談を作ってしまうのでしょうか
ピアノも定番です、しないはずの音がすると言うのは怖いですよね
楽しみながら後ろから頑張って着いていきます

悲鳴を上げて抱きつくシャルさんを受けとめて
そうですよね、苦手なのに頑張ってて偉いです

真っ暗な廊下でシャルさんの想いを聞きながら
私は戦いには出ないけれど
形は違えどシャルさんの力になれているなら
それはとても嬉しいことだと思います

私もいつでもおかえりと言えるように頑張ります
(モラさんにも敬礼を返して)


シャルロット・アミ
【椿藤】

さあ、全力で驚きに参りましょう
燕さんは今回は私にお付き合いくださいね?
(「もきゅ!」モラさんもぴょんぴょん)

今回お邪魔するのは廃校舎
いかにもな舞台ですよね
…学校って燕さんが選ぶくらいですから
やっぱり怪談とかは沢山あるのですか?
(蘊蓄を期待する目をモラさんと)
まあ、新宿島の学校はさすが違うんですね…!
(キラキラ)

理科実験室の骸骨に悲鳴を上げたり
音楽室の作曲家の絵が動くのに逃げ出したり
血が滴るピアノに取り乱してモラさんを投げたり
(「もきゅー!!」)
階段から迫る足音にダッシュで逃げたり

喉から悲鳴をあげてどさくさに紛れて燕さんに抱きついて
怖いものは基本的に苦手なんです…!
肝試しとか本当に、本当に!

真っ暗な廊下を歩きながらぽつりと

戦うのと怖いのは私には違って
本当は怖ければ燕さんの後ろで震えていたいけれど
…守りたいものがあるから頑張れるんですって

新宿島に燕さんがいるなら、頑張りますね
(モラさんも「もきゅっ」と敬礼)


 真夏の夜、日本各地で趣向を凝らした肝試し大会が開かれている。
 怖がることも、怖がらせることも、地獄変エネルギーを集めるための大切な役目。
 だからこそ、せっかく参加するのならば。
「さあ、全力で驚きに参りましょう」
 先程まで企画側でお手伝いしていたシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)は気合いを入れながら、椿野・燕(詭弁家・g02761)へと笑いかける。
「燕さんは今回は私にお付き合いくださいね?」
「もきゅ!」
 傍らではモラさんも、同意するようにぴょんぴょんと跳ねて。
 燕も期待を滲ませながら頷いた。
「何が出てくるか楽しみですね」
「えぇ、一緒に驚かされに行きましょう」
 ということで、皆で今回訪れたのは、学校全体を利用したお化け屋敷。
 窓硝子の割れた校舎は夜闇の中にひっそりと佇み、長く人が立ち入っていないような寂れた雰囲気を纏っている。
「いかにもな舞台ですよね」
「雰囲気のある廃校舎ですね。私は廃墟も中々好きでして」
 興味深そうに校舎を眺める燕に、シャルロットとモラさんは揃って期待の眼差しを向けた。
「……学校って燕さんが選ぶくらいですから、やっぱり怪談とかは沢山あるのですか?」
 もちろん、オカルトマニアな燕の蘊蓄を期待して。
「えぇ、学校というのは怪談の宝庫ですね。やはり特殊な閉鎖空間なのが効いてるのかな。昼間は大勢の人が行き交う場所なのに、夜になると誰もいなくなって、普段は聞こえない音までよく響きますし。毎日見慣れている場所だからこそ、少し違っているだけでも怖く感じるのでしょうね」
 燕は楽しげに蘊蓄を続けていく。
「しかし共通の怪談の類型も多く興味深い物です。ネットの無い時代から全国共通の七不思議なんかは有りましたし。理科室の骸骨や人体模型が動く、音楽室の作曲家の絵がこちらを見る、誰もいないのにピアノが鳴る……学校が違っても、似た話は多いですよね」
 モラさんも、もきゅもきゅと興味深そうに耳を傾けて。
「同じような怪談が全国にありながら、細部は学校ごとに少しずつ違うのも面白いですね。誰かが聞いた話を持ち込んで、その校舎の教室や階段に合わせて語り直されていく。そうして子供たちの間で繰り返されるうちに、まるで昔からその学校にあった怪談のようになっていくのでしょう」
「まあ、新宿島の学校はさすが違うんですね……!」
 シャルロットはきらきらと目を輝かせ、モラさんも燕の話に感心したように跳ねる。
 そうして蘊蓄を楽しみながら、二人と一匹は校舎の中を進んでいくのだけれど。
 しかし、実際に怪談と遭遇しても同じように楽しめるかは、また別の話である。
 最初に足を踏み入れたのは、様々な標本や実験器具が並ぶ理科実験室。
 そして暗がりを進んでいたシャルロットのすぐ傍で、ぎしりと。
 人体模型の向こうに立つ骸骨が、音を立てて動き出せば。
「きゃああっ!?」
 喉から飛び出した悲鳴が、静かな校舎内へ大きく響き渡る。
 一方の燕は、動き出した骸骨を興味深そうに眺めて。
「やはり人の形を見るとそこには怪談を作ってしまうのでしょうか」
 人間によく似ていながら、決して人間ではないもの。
 その不気味さが想像を掻き立てるのかもしれないと考えながら、逃げ出したシャルロットの後を追っていく。
 そして何とか理科実験室を抜け出した先に待っていたのは、薄暗い音楽室。
 壁に並ぶ作曲家たちの肖像画を、シャルロットは警戒しながら見上げて。
「い、今、動きましたよね!?」
 そのうちのひとつが、こちらを追うようにゆっくりと顔の向きを変えたような気がすれば。
 シャルロットは燕の返事を待つ余裕もなく、慌てて廊下へ飛び出していく。
 燕は動いた肖像画を観察しつつ、その後を追いかける。
 さらに音楽室の奥では、誰も座っていないピアノから、ぽろんと音が零れて。
「ピアノも定番です、しないはずの音がすると言うのは怖いですよね」
 燕が楽しげに語った直後。
 鍵盤の隙間から、真っ赤な血がぽたり、ぽたり。
「いやあああっ!」
 取り乱したシャルロットは、モラさんを思い切り投げてしまうも。
「もきゅー!!」
 燕は飛んできたモラさんを何とか受け止め、そのまま駆け出したシャルロットに続いて。
 階段へ差しかかれば、今度は上階から、何者かが駆け降りてくる足音。
 けれど、暗い階段の先には誰の姿もないのに——とん、とん、とん、と。
 姿の見えない何かの足音だけが、三人へと近づいてくる。
「無理です、これは無理です……!」
 シャルロットは一目散に階段から廊下へと駆け出して。
 モラさんを抱えた燕も、その後ろから頑張ってついていく。
 そして角を曲がり、真っ暗な廊下に逃げ込んだところで、すぐ背後から迫る何かの気配が。
「きゃあああっ!」
 再び喉から悲鳴を上げたシャルロットは、どさくさに紛れるように燕へと抱きついた。
「怖いものは基本的に苦手なんです……! 肝試しとか本当に、本当に!」
 全力で驚きに来たとはいえ、苦手なものは苦手なのだ。
 燕はそんなシャルロットをしっかりと受け止めながら、穏やかに声を向ける。
「そうですよね、苦手なのに頑張ってて偉いです」
 怖がることも今回の目的なのだから、これだけ恐怖を感じられれば十分すぎるほどの成果だろう。
 それでもシャルロットは、燕とモラさんと一緒に再び暗い廊下を進み始める。
 それから——隣を歩く燕に聞こえるほどの小さな声で、ぽつりと紡ぐ。
「戦うのと怖いのは私には違って」
 でも、怖くても、帰りたい場所があるから。
「本当は怖ければ燕さんの後ろで震えていたいけれど……守りたいものがあるから頑張れるんですって」
 そこにいる大切な人たちを守りたいから、シャルロットは戦場へ向かうことができる。
 燕はそんな彼女を見つめながら、その言葉を静かに受け止める。
「私は戦いには出ないけれど。形は違えどシャルさんの力になれているなら、それはとても嬉しいことだと思います」
 共に戦場へ立つことだけが、支える手段ではない。
 戦いを終えたシャルロットが帰る場所で在り、その心へ寄り添うことで、きっと力になれるはずだから。
「新宿島に燕さんがいるなら、頑張りますね」
 シャルロットが微笑めば、モラさんもきりりと姿勢を正して。
「もきゅっ」
 小さな身体で、りりしく敬礼。
 燕も微笑み、モラさんへと同じように敬礼を返して。
「私もいつでもおかえりと言えるように頑張ります」
 どんな戦場へ赴くことになっても、いつでも帰りを待ってくれる人がいる。
 帰りを迎え入れる存在であり続ける。
 そんな想いを互いに交わし合い、改めて胸に抱きながら。
 二人とモラさんは、残る怪談にも驚かされたり楽しんだりしつつ、廃校舎の出口を目指していくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!

大和・恭弥
綾音(g00868)と
妖刀や管狐と過ごしているから、妖怪や怨霊の類に慣れすぎていて…
だけど皆が腕をふるった企画、どれも想像を超える体験だろうな

どの企画を体験しようか彼女と相談しながら、賑わう中を歩く

綾音は学生時代、こういう経験はした?
今までは昔を思い出して辛くならないか心配したりして、刻逆前のことも聞けずにいた
だけどもう、いまは
お互いの何を話しても大丈夫って思えるようになったんだ

ふと目に止まった本格お化け屋敷
ディアボロスも絶叫間違いなし、相手の手を離さずに出られるか……。
綾音、あれ行ってみよう。
指を絡めるように手を引き、彼女を誘おう

設定は夜の学校か。残留効果を使っていないのに本物さながらだな。
晴彦、静かに。
俺は驚くと黙ってしまう方だけど
綾音は大丈夫……っ!?
ガタンと目前を遮った何かに
思わず彼女を庇うように抱き寄せる
…いまのは、さすがにびっくりした

驚きだけじゃない
心臓の鼓動を鎮めて光の方へ
お帰りなさい!明るい声のスタッフに景品を貰うときも、手はそのまま。うん、綾音とだから楽しい体験だったよ


一ノ瀬・綾音
彼氏のキョウちゃん(g04509)と

賑わう中をキョウちゃんと歩きながら
綾音ちゃんの学生時代?……んー、経験したかしてないかで言えば、したな。
その時はすごく怖かったし、すごく楽しかった。それから軟禁されて、色々と嫌な事もあって……肝試し以上に怖いこと、嫌なことが色々とあって。
でも今はまた肝試しを楽しめそうなのが、嬉しい。何よりあの時と違い最愛の彼氏と一緒にだし。

お、キョウちゃんこれ興味ある?奇遇だね、綾音ちゃんもだ。
…わ。ふふ…恋人繋ぎじゃん。(こっちからも指を絡め)

夜の学校って、なんかいけないことしてるみたいで興奮するよね。
それだけに――ふえっ!?(目前を遮った何かに驚き思わず飛び跳ねる)(放れちゃいそうなところで抱き寄せられ)
うみゅうぅぅ…こ、怖かった…キョウちゃんん…キョウちゃんは怖くないのぉ……?

それでもどうにか鼓動を鎮めながら一緒に光の方へ
怖かったぁ…でもキョウちゃんと一緒だったからかな…
この鼓動も、熱さも、感触も、気持ちいいものに思えたんだ。
ね、キョウちゃんはどうだった?


 日本各地で大いに盛り上がりをみせている、真夏の夜を彩る肝試し大会。
 腕によりをかけて用意された様々な催しを前に、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)と一ノ瀬・綾音(色彩に溢れし少女・g00868)は、賑わう会場を並んで歩いていた。
 妖刀や管狐と日々を過ごす恭弥は、妖怪や怨霊の類には慣れすぎているが。
(「だけど皆が腕をふるった企画、どれも想像を超える体験だろうな」)
 どこへ行こうかと相談しながら歩く中で、ふと思い出したように綾音に問いかけてみる。
「綾音は学生時代、こういう経験はした?」
「綾音ちゃんの学生時代? ……んー、経験したかしてないかで言えば、したな」
 綾音は記憶を辿りながら、ゆっくりと答えて。
「その時はすごく怖かったし、すごく楽しかった。それから軟禁されて、色々と嫌な事もあって……肝試し以上に怖いこと、嫌なことが色々とあって」
 口にするのは、楽しかった思い出と、その先に続く辛い記憶。
 以前の恭弥は、昔を思い出して辛くならないだろうかと心配して、刻逆以前のことを聞けずにいた。
 ——だけどもう、いまは。
(「お互いの何を話しても大丈夫って思えるようになったんだ」)
 そして綾音もまた、隣を歩く彼を見上げて微笑む。
「でも今はまた肝試しを楽しめそうなのが、嬉しい。何よりあの時と違い最愛の彼氏と一緒にだし」
 その言葉に恭弥も表情を和らげる。
 それからふいに二人の目に留まったのは、ひときわ本格的な雰囲気を漂わせるお化け屋敷だった。
 舞台は、夜の学校。
 入口に掲げられた案内には、ディアボロスも絶叫間違いなし、相手の手を離さずに出られるか——なんて、記されているから。
「綾音、あれ行ってみよう」
「お、キョウちゃんこれ興味ある? 奇遇だね、綾音ちゃんもだ」
 恭弥は、誘いの言葉と共に綾音の手を取り、その指へ自分の指を絡めて。
「……わ。ふふ……恋人繋ぎじゃん」
 綾音も嬉しそうに指を絡め返し、二人はそのままお化け屋敷へと足を踏み入れた。
 校舎の中は夜闇に沈み、窓から差し込む月明かりだけが、長い廊下を淡く照らしている。
「夜の学校って、なんかいけないことしてるみたいで興奮するよね」
 綾音は声を弾ませながら、ぴたりと恭弥の隣を歩いていく。
「設定は夜の学校か。残留効果を使っていないのに本物さながらだな」
 古びた教室も、軋む床も、風もないのに揺れるカーテンも。
 細部まで作り込まれた校舎を見回す恭弥の傍らでは、クダギツネの晴彦も尻尾をゆらりと周囲の気配を警戒していて。
「晴彦、静かに」
 何かを察知しているのかもしれないが、今夜は驚かされるために訪れたのだ。
 静まり返った廊下を、三人は慎重に進んでいく。
 恭弥は驚くと、悲鳴を上げるよりも黙り込んでしまう方なのだけれど。
「綾音は大丈夫……っ!?」
「ふえっ!?」
 突然——がたん、と。
 二人の目前を遮るように、暗がりから何かが勢いよく飛び出してくる。
 綾音は思わず大きく飛び跳ね、繋いでいた手まで離れそうになる。
 だがその寸前、恭弥は彼女を庇うように強く抱き寄せて。
「うみゅうぅぅ……こ、怖かった……キョウちゃんん……キョウちゃんは怖くないのぉ……?」
 恭弥の胸元へ身を寄せたまま、綾音は震える声で尋ねる。
 恭弥も飛び出してきた何かが消えた暗がりを見つめ、一瞬言葉を失ったけれど。
「……いまのは、さすがにびっくりした」
 驚いたのは、綾音だけではない。
 けれど、胸を騒がせているのは、きっと驚きだけでもなくて。
 抱き寄せた身体から伝わる熱と、再び絡め合った指の感触。
 互いの温もりに高鳴る鼓動を感じながら、二人は少しずつ息を整えていく。
 そして寄り添ったまま、暗い校舎の先に見えた光の方へと歩き出した。
 それからやっと出口へ辿り着き、暗い校舎を抜け出せば。
「お帰りなさい!」
 出口で待っていたスタッフが、明るい声と共に二人へ景品を手渡してくれる。
 それを受け取る時ももちろん、繋いだ手はそのままで。
「怖かったぁ……でもキョウちゃんと一緒だったからかな……」
 まだ速く脈打つ胸を押さえながら、綾音は彼の温もりを確かめるように手を握る。
「この鼓動も、熱さも、感触も、気持ちいいものに思えたんだ。ね、キョウちゃんはどうだった?」
「うん、綾音とだから楽しい体験だったよ」
 昔の楽しい思い出だけでなく辛い記憶も、今なら隣にいる大切な人と語り合えるし。
 それに何より、こうやって、新しい楽しい思い出を重ねていける。
 そしてふたり並んで、会場の賑わいの中へと歩き出す。
 晴彦も連れて、手を繋いで指を絡めたまま、互いの温もりを感じつつ笑い合いながら。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【傀儡】がLV2になった!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!

リューロボロス・リンドラゴ
さて、締めの挨拶をするとしようかの。
当然、全世界への配信や、後から見れるよう動画で残しておくのも忘れんよ。

ヒトの子よ。
ディアボロスによる肝試し、楽しんでもらったであろうか!
ディアボロスを驚かす肝試し、楽しめたであろうか!
我はとっても楽しかったぞ!(ぎゃおー!)

ぬしらは改めて恐怖というものを体感したであろう。
だが同時に、恐怖とは決して敵ではないと理解した、或いは思い出せたのではないか?
ヒトは恐怖さえ楽しむこともできる。
恐怖故に逃げて我が身を護ることもできれば、恐怖と共に立ち向かい道を切り拓くこともできる。
恐怖とは恥でもなければ敵でもない。
恐怖とはぬしらの友、戦友である!

或いはこの先、ぬしらの人生において、恐怖を抱くこともあろう。
(例えば、コーサノストラの宇宙勢力をカバーストーリーとして伝えてあるイデアロゴスとの戦いの時とかの)
だがその時は。
恐怖から目をそらすのではなく、恐怖を友にしてくれれば幸いである。
恐怖もまた他ならぬぬしら自身の心だからの!

以上である!
ご静聴、感謝する!


 日本各地を大いに盛り上げた、真夏の夜の肝試し大会。
 ディアボロスが企画したものも、一般人がディアボロスを驚かせるために用意したものも。
 各地で交わされた悲鳴や笑い声と共に、数多くの地獄変エネルギーが集められた。
 そして、楽しい夜もいよいよ終わりの時を迎えて。
「さて、締めの挨拶をするとしようかの」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)は、集まった人々の前へ堂々と進み出る。
 もちろん、ここにいる者だけへ届ける挨拶ではない。
 全世界へ生配信し、後からでも見られるよう、映像として残す準備も万全に整えてある。
 カメラへ向き直ったリューロボロスは、胸を張って声を響かせた。
「ヒトの子よ。ディアボロスによる肝試し、楽しんでもらったであろうか! ディアボロスを驚かす肝試し、楽しめたであろうか!」
 現地でも画面の向こうでも、その問いかけを聞いた参加者たちが思い出すことは、きっと様々。
 怖かったという人もいれば、思いきり驚きながらも肝試しならではの体験を楽しんだ人もいただろう。
 リューロボロスも、企画立案から運営まで携わってきた時間を思い返しながら、満足げに笑んで告げる。
「我はとっても楽しかったぞ!」
 ぎゃおー! と愉しげに真夏の夜へと響き渡る竜の咆哮。
 けれど、これは楽しかっただけの催しではない。
 リューロボロスは少しだけ表情を引き締め、改めて人々へ語りかける。
「ぬしらは改めて恐怖というものを体感したであろう。だが同時に、恐怖とは決して敵ではないと理解した、或いは思い出せたのではないか?」
 怖いものを前にすれば、身体が竦み、鼓動は速くなる。
 思わず逃げ出したくなることもあれば、それでも一歩を踏み出さなければならない時もある。
「ヒトは恐怖さえ楽しむこともできる。恐怖故に逃げて我が身を護ることもできれば、恐怖と共に立ち向かい道を切り拓くこともできる」
 肝試しの中でも、人々は様々な形で恐怖と向き合った。
 悲鳴を上げながら逃げた者も、誰かの手を握って進んだ者も、自ら怖がらせる側となった者もいたが。
 リューロボロスははっきりと告げる。
「恐怖とは恥でもなければ敵でもない」
 ——恐怖とはぬしらの友、戦友である! と。
 力強い言葉に、会場から大きな拍手が湧き起こる。
 この先、人々が肝試しとは比べものにならない恐怖へ直面する時もあるだろう。
 たとえば、コーサノストラの宇宙勢力というカバーストーリーで伝えられている、イデアロゴスとの戦いの時にも。
 けれど、恐怖を抱くことは弱さではない。
 リューロボロスは画面の向こうにいる一人一人へ届くように、真っ直ぐ言葉を紡いでいく。
「或いはこの先、ぬしらの人生において、恐怖を抱くこともあろう。だがその時は。恐怖から目をそらすのではなく、恐怖を友にしてくれれば幸いである」
 恐怖を抱いているからこそ、危険から逃れることができる。
 恐怖を知っているからこそ、それでも立ち向かう者の勇気も理解できる。
「恐怖もまた他ならぬぬしら自身の心だからの!」
 そう締めくくると、リューロボロスは満足そうに大きく頷いて。
「以上である! ご静聴、感謝する!」
 再び響き渡る拍手と歓声。
 奪還を祝う催しとしても、人々の恐怖から地獄変エネルギーを集める試みとしても、大成功。
 日本各地を賑わせた真夏の肝試し大会は、最後まで明るい熱気に包まれながら幕を下ろすのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2026年08月02日