【1:1】組長と渇望の邂逅
湯上・雪華 2022年11月3日
ハロウィンが終わって少し、組事務所の組長デスクに1通の手紙が置かれていた。
いつ置かれたのかはわからないが、和紙に毛筆でつづられたそれは以下の通り。
『拝啓、奴崎・娑婆蔵様
日頃から湯上・雪華がお世話になっております。
此度、ご連絡差し上げたのは私達の事をお伝えするため。込み入った事情もあり、お話しておくべきと判断した次第であります。
つきましてはご都合つく夜にお伺いしたいします。
片割れ人形より』
差出人が名前ではないが、聞いたことがあるだろう。それは動かない否、意識がないはずの物。
果たして、それは誰なのか。
寝静まった事務所を訪ねる人影があった。
場所:奴崎組事務所(深夜)
発言者:奴崎・娑婆蔵
湯上・雪華
1:1のRPスレです。発言者以外の発言はご遠慮願います。
2
奴崎・娑婆蔵 2022年11月6日
で、だ。添え星の。
あっし、あっしは――
奴崎・娑婆蔵 2022年11月6日
…。……。………。
(
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=25243 )
(『2人の未来はマルチエンディングです』)
(『エンディングの分岐に関わる要素は以下。 ・組の成長度』)
(『恐らくただ殺すだけではより良い未来に辿り着けない、と思ってください』―――――)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月6日
…マア改めて口にするまでもなく。武力を尊ぶディアボロス旅団と来りゃァ、大体が「そう」であるやもしれやせんが。
新宿島防衛の一助、ディヴィジョン攻略、対クロノヴェーダ――あれやこれやに今後とも臨んでいく上で、この組を目ン玉飛び出るほど強く強くしてやろうかと思っておりやしてねえ?
そこに来るとお前さん方みてえな「何かしらとんでもねえ輩」はどうか? まかり間違っても新宿島で世を危ぶませるような真似をさせるわけにゃァ行かじ、とは言え――
あっしはな。そんな各々方に、特段何らの縛りを注文する気はありやせん。
奴崎・娑婆蔵 2022年11月6日
イロモノ、キワモノ、厄ネタ――大いに結構。
あっしが見込むのはただ一ツ。『調伏』よ。「闇を恐れよ、されど恐れるなその力」ってなモンでさァ、カハハ! やばいモンなら飼い慣らせ。渾身の武器か道具かパラドクスか、はたまた〝ネメシス〟の形か。力に換えよ。
いつどこでどう爆ぜるか分からねえ不発弾であることが問題なんでさァ。爆ぜる折の指向性の計算がキッチリ立っていて、信号がしっかと通る真新しい信管が噛ませてあり、各位が起爆スイッチを自らの手と意思に正しくしっかと握る――かく在ればよろしい。
奴崎・娑婆蔵 2022年11月6日
――と、そんなわけでだ。添え星よ。
「雪華」が消えるを望みはしねえらしいお前さんが、今時分にあっしへ話を持って来たってこたァ、なんらか「安定の法」なり「避けるべき地雷」なり「調伏の見通し」なり…耳に入れてくれることがあるんでございやしょう?
マア言いなせえ。聞きやすぜ。
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月7日
いづれかの神と相対することになるかもしれないのでね。この腕、磨き上げることに異論はない。その為に四苦八苦してるようだからね。
(主に頑張ってるのはあの子だけど、内心で付け足して)
無論そのつもりだよ。僕が名を捨てたのはあの子に、雪華に生きてほしいからさ。本当の幸せというものを知ってほしいから、ね。
(贄として愛されたのはまやかしとは言わない。されど正しき愛ではないのだから)
湯上・雪華 2022年11月7日
安定させるためには、やはり思い出す事、もしくはかの神との繋がり方を変えること、だね。
贄としてではなく依代として認めさせればネメシスでの暴走はない。
今も呪詛の方で牽制してるからましだけどね。
暴走の懸念は無理に思い出させることだろう。僕の事も忘れているんだ。そんなあの子に僕の事を告げるのはよくない。
あの子のせいではないのに傷付けてしまうからね。そうなれば……連れ戻すのは骨が折れる。僕の声も届かない、外の声しか頼りにならないからね。
そうなったら、組長殿をはじめ、縁の強い者に頼むしかないのさ。
湯上・雪華 2022年11月7日
最終的には呪詛としての在り方を強くしても、器と魂が不安定ではいつかお釈迦になってしまうのが現状さ。
故に一年の時をかけても不安定なのは変わらない。ただ、あの子が呪詛に身を預けられるようになったからね。
幽世と現世が近くなる時に呪詛としてではなく僕として自由に動けるようになったから、話しておこう。
そう思ってこの場を設けたのさ。
あまり僕が長く出ていても良くないのは事実だからね。
(魂が器に影響されるように、器も魂に影響されるのだ。強すぎては侵食してしまう。それは避けなければいけないこと)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月7日
幽世と、現世の、近くなる…? ――アア。 (いまこの時は11月頭。と来れば――お化けが表をどう練り歩いた所で誰に咎められるでもない日和。「ハロウィン」。そんな所か。ちょうど島を挙げて「怪異に対する感情」を集積などしてもいる所だ)
…ふんふん。
雪華に添え星のことは吹き込むべからず。例の「夕神」に対する理解・認識を得るべし、しかし一挙にワッと行くのもよろしくなし、と――
奴崎・娑婆蔵 2022年11月7日
…なァ添え星の。
その「邪魔したクロノヴェーダ」、そいつを絞り上げられりゃァ諸々手っ取り早くありやせんか?
(武力でケリを付けたがりがち組長の思い付き)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月8日
あー……ソレなんだがね……なんと言えばいいかな…………うん。
儀式に介入された件はそれでいい。でも、それだけじゃ足りないんだ。
(クロノス級であれば過去に切り込める。だが、それだけでは足りない。決定的な袂別にはならない)
神というのは傲慢だ。その認識を変えなければ……使える手足としてか、手懐けられぬ存在として印象づけるかしないとなんだよ。面倒だけどね。
(故に呪詛はあの姿を傲慢のど呼んでいるのは蛇足だろう。すべて自分の物と思う程度にはアレも問題を抱えている)
湯上・雪華 2022年11月8日
つまるところ、あの子が先に進むには袂別を選ぶしかないのさ。
どこまで心が強くなるかによって結果は変わるだろうがね。
武力での解決が早いとは僕も思うよ。出てきたら早速斬りたいしね。
(割と物理に寄ってるのは同じようだ)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月8日
なァ? そいつがいっちゃん手ッ取り早いやつでござんすよねえ。要は「わからせ」ればよろしいってェ話でございやしょう?
(クロノヴェーダを絞る次は神を斬る方向にスッ飛んだ)(Yes,武力でケリを付けたがりがち。)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月8日
では――、取り分け。当座は。
妙に力んだ力の使い方はせぬよう…〝内〟からはお前さんが…目など配りつつ。また、日頃の切磋琢磨も励行しィのと。結局そのような所になりやすか? (まとめに入る)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月9日
そういうことさ。まぁ、その時はご助力願うよ。
(白黒つけやすい手段の一つが武力。という考え方)
そうだね。今の過ごし方とそう変わらないからね。わかりやすいさ。
切磋琢磨というのであれば……うん、一合のみの手合わせを願ってもいいかい?僕がどれだけこの状態で動けるかやってみたいんだ。
(思い出したように手合わせを願い出る。短時間で動ける臨界点というのも確認したい。何より、強者と相対してそのままというのも味気ないとも思ってしまうのだ)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
(組長デスクの引き出しをカラカラ引っ張る。その中には、ゲーセンらへんで一時のテンションに任せて大人の財力に物を言わせたのだろう、カプセルトイの類――ミニチュアないきものとか家具とかがゴチャゴチャ入っていたりした。そんなブツの内、いくつかを指先にちょいちょいと摘まみ上げる)
(そしてそれらを、初めに造作した「しっちゃかめっちゃかなマトリョーシカ」の周囲にトントンと…手慰みのように…置いて並べなんかするのだ)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
(蜘蛛のミニチュアを置いた。)
(ガーゴイルのミニチュアを置いた。)
(蠅のミニチュアを置いた。)
(クロダコのミニチュアを置いた。)
(ムカデのミニチュアを置いた。)
(大樹のミニチュアを置いた。)
(でっぷりした胴のツチノコのミニチュアを置いた。)
(冷蔵庫のミニチュアを置いた。)
(でかい鏡を戴いた化粧台のミニチュアを置いた。)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
…ンン? (一通り――遊び? 終わった所で、ふと「添え星」へ目線を上げる)
カハハァ。なんだ、動ける時間の使い方の〆が「それ」でござんすか? 全く、そちらさん、なかなかどうして――
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
(椅子より立つ)
(窓の傍に寄る)
(窓硝子を、すぅっ、と静かに手で押し遣り開放し――)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
気が合うじゃァありやせんか。
(膝を曲げるような予備動作を挟んだような様子もなく、身をふわと舞い上がらせる。窓の枠の高度に立った。外気を背、黒い羽織を怪鳥の左右両翼じみて風を受け、広げ――立っていた)
(その身を後傾。)
(8F高度からの投身は、しかし秒後にはド広い駐車場の只中に飄然と立っていた。――狐面の君を呼ぶように。)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月10日
ひひひ、それは僕も嬉しい限りさ。
(並べたミニチュアはきっと……それ以上は野暮かと立ち上がる。道を作ってもらったなら通るのみ。傍らの妖刀を腰に挿して)
予備動作無しで動けるのは達人と相場がきまってそうだねぇ。
(カラカラと嗤いながら窓枠へ立ち、跳んだ。着地は簡単。落下地点には黒い手が伸び、受け止めた)
湯上・雪華 2022年11月10日
やぁ、おまたせしたね。
(とんっと手から飛び降りて、組長殿の正面に立つ。彼我の間合いは2mほど。十分だろう)
改めて、よろしく頼むよ。
(左手を柄にのせ、半身で構える)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
(
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=11178 )
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
【先攻後攻判定】
(腰の左の黒鞘の柄へと、こちらは悠々、左肘を乗っけたまんま――)
よござんす。
(ビッ、と。)(右手指の中から繰り出したサイコロ一個を、親指の爪で宙へと高くハネ上げた)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月10日
【先攻後攻判定】
リーチがかわるからね。さて……。
(軽く柄を握る。面越しであれ関係ない。足元の影から黒い手が湧き出した)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月10日
【先攻・優位判定】
(サイコロが放物線軌道の頂点に差し掛かる刹那前。脚の置き所こそ飄々とした肩幅左右のまま、ここで左手が、やにわに開いた左の手指が、柄を撫ぜるように伸び――)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月10日
【後攻∶優位判定】
……ふぅ。運べ。
(一本にまとまった黒い手が下肢を握り持ち上げる。移動はすべて任せるようにし、いつでも抜けるよう鯉口をきった)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月11日
【優位! d100出目-10】
【必殺判定】
(そういえば「降りて来た」時と言い。相手方は機動するにつけ『黒い手』の助けを受けるのがどうも常であるのか。対してこちらは、雪駄越しの足指で、地を捉うようにアスファルトをひたと踏み締め――)
(左逆手が、柄を握る)
(宙へ投じられたサイコロが、重力に曳かれて――地に跳ねる刹那前!!)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月11日
【27】
湯上・雪華 2022年11月12日
【必殺判定】
ひ、ひひ。ひひひ。
(ひりつく空気に心が躍る。互いに得物は同じであれば、純粋な力量が物を言う。
身体を前に倒し、刃を走らせる)
我が身を満たせ。
(願いを口にし、また深く嗤うのだ)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月12日
……ひひ。これは、喰らうが満たされる、か。
(鮮やかな身のこなし。斬る事に特化されたそれを味わうことにした。
未だ不安定なこの器では手が届かぬ達人の一太刀。きっと、甘露だろう)
【FINISH HIM】
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月12日
(風に吹かれた柳の枝か葉にでも似て、居住まいそのまま一歩を踏み出す。その挙措は「添え星」の刃筋を掻い潜り、横合いをするりと歩んで通る――そのように帰結した)
(ところで。)
(これより『八ツ裂き娑婆蔵』の見舞う一撃は、厳密には技に非ズ。)
(技ではある。技ではあるのだ。だがそれは、技を突き詰めた果てに一つの到達を見た、異形の地平とでも言うべき剣であった。――数に直して幾百。千。万。鍛に錬を積み上げに積み上げ抜いた「剣を振る」という行為が、己の骨身に、神経に、血管配列内を行き交う血の一滴に、究極的には「剣の間合い」という極小時空へまですっかり染み付いた挙句に…ここにディアボロスの時空改竄力が一匙混じり込み…その魔技は完成を見た)
(結論から言うと。)
(まだ斬り付けていねえのに「もう斬った」と世界を騙してバグらせる――『斬った』という〝結果〟のみを出し抜けにブチ込む呪いである。)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月12日
(左逆手が、刀身の根を鯉口三寸引き上げ――ガチンと鍔鳴。納刀)
(その瞬間。「抜いた」「構えた」「斬り付けた」という因果の機序をスッ飛ばして、狐面の君の身の前面へ斜に掛かる刃傷がいきなり出でる――『斬った』『斬れた』という〝結果〟が刻まれる)
(それは、)
『一撃必斬』。
(――斬る為に用いられる刀という道具が行い得る呪詛の一個到達点と言えようか。)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月12日
(「斬撃」の余波が周辺大気と時空を嬲る)
(転げた賽子が、変な風に断割されて、おかしな出目を上向けてアスファルト上に転がった)
(⚁の面と⚅の面)
(合わせて、奴崎の――八ツ裂きの「8」か。)
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月15日
……お見事。
(鍔鳴が耳に届いた時には斬られていた。躱され、動作一つに込められた重み。呪詛の極地ともいえる業。
黒き水が傷口から溢れ、面が落ちた)
因果を超える業、しかと味合わせて頂いた。
(闇を溶かした伽藍の瞳は楽しげに弧を描いていた。甘美な味わいに酔いしれて)
湯上・雪華 2022年11月15日
賽まで斬り払うとは、流石としか言えないね。
(糸が切れた面を拾い上げ目元を隠す。傷口は呪詛で固めて止血とした)
この器、伸びしろがあるようで嬉しい限りだ。
お相手、感謝するよ。組長殿。
(辛うじて握れていた刀を納め、居住まいを正す。組長殿の方に向き直り、一礼をば)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月15日
――あっしの「組」での仕事、なんだか分かりやすか?
奴崎・娑婆蔵 2022年11月15日
「喧嘩が達者」だ。 (ドヤる)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月15日
おう、そいつァ重畳――お粗末さんで。 (鞘鯉口に鍔をぴったり合わせた刀を腰の帯に入れ込み直しながら、)
さァて、しかし…お前さん。お前さんよ。お前さん、は――
…。……。………。
ただの影贄かァ? 本当に。
奴崎・娑婆蔵 2022年11月15日
お前さんは? …「何だ」?
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月15日
あぁ、そうだった。
喧嘩の腕が組一と言えるお方、その業が半端であるわけがない。
極められたその一部、見せていただけたことが幸いだ。
(記録を辿る。いつかのおりにそんな話をしていたらしい、と。納得するように頷いた)
湯上・雪華 2022年11月15日
ナニか、と問われたら……ふむ、妄念とも執念ともいえる呪いだよ。
剥き身のか弱い魂を補強し、器に納め、渇望へと変じつつある、ね。
(本質、核、そういうもので言えば説明したことは間違っていない。事実だ)
影贄として添え星として、あるのは抑圧ばかりでね。
羨望に変わり、身を焦がし、怨嗟を抱き、雪華を護ろうとした。
呪いともいえる激情を宿したままの魂を貪り、取り込んだだけの渇望さ。
(改めて面を外した。落ち窪んだ眼孔は深い闇のまま。緩く弧を描く口元は愉快だと嗤う。
正面から見えるはずの傷口はすっかり塞がっていた)
(無効票)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月16日
…すげえツラしてたんでござんすねえ、そちらさん。呪詛の権化と言われてマア納得の行くッたら。 (そのガチ闇な眼窩とか。)
(風体で言うなら全身包帯グルッグル巻きの怪人、棚上げしまくって言いたい放題言うの巻)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月16日
マア、ともあれ―― (黒羽織を燕尾の如く揺らして曳いて、組ビルの入り口の方へと踵を返す。背を向ける。中に戻ろう。組長のおへやらへんからお外へ飛び降りかまして一合やり合いなんぞしたのだ。周辺警戒に余念のねえのとか、ドンパチ見物が好きなのとか、姿を現す組員も居ようて)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月16日
――何かありゃァ呼びなせえよ。
手紙をしたためるのが手間なら、何ぞ軽い符丁の類を置いていくでもよし。
(無効票)
湯上・雪華 2022年11月18日
ひひひ、人様にお見せできない顔なのは理解してるさ。
(狐面を戻す。呪詛の権化になった自覚もある。組ビルへ戻る組長殿を見送ろうか)
そうだねぇ……うん。これにしよう。急用の時は黒い狐、それ以外は手紙、符丁としてはこれで充分さ。
(簡単な物だが、込み入ったものでないほうが運用もしやすいだろう)
湯上・雪華 2022年11月18日
丁度いい時間だ。
僕も帰るとするよ。
(足元の影が蠢き、巨大な黒い手が現れた。それに腰を掛け、一度ビルを見上げる)
ここは面白いね。いい場所と巡り会えた事に最大の感謝を。
これからもよろしく頼むよ、組長殿。
(どぷん。手に包まれ、影に沈み込む。そこにはもう誰もいない)
(演出終了)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月18日
(「いい場所」――?)
カハハ、よござんしょ? 足掛け二年、そこそこ心血注いで築いたあっしの〝大釜〟でさァ。
(立ち止まって、振り返って、笑う。)
奴崎・娑婆蔵 2022年11月18日
おう。「黒い狐にゃァご用心」、と――
(最後。)(影に沈む姿を背、肩越しに手だけ挙げて返した)
(演出終了)
湯上・雪華 2022年11月19日
【このスレッドは終了しました】