リプレイ
ラキア・ムーン
ふむ、敵もなりふり構わず必死という所か……
グアム集結部隊との決戦、そして佐世保・呉鎮守府の制圧
全て成されれば、パワーバランスは此方に傾く
他のディヴィジョンとの連携等懸念事項もあるが……だがそれでも、此方が優位に立っているのには違いない
ならばその勢いを失わせるわけにはいかんな
軍艦島海域まで到着したら水面走行を使用し、移動を開始しよう
念の為そこから直ぐに北上するのではなく、北東方面へ進路を取る
少し迂回しながらまずは艦内神社巫女を捜索して行こう
西側を中心に双眼鏡で観察しつつ、上空もしっかりと確認
双眼鏡の反射等には注意し、目立つような行動はせず慎重に索敵
トビウオ型戦闘機の姿も見逃さない様、警戒しながら進んでいこう
トビウオ型戦闘機を見付ける事が出来たら、此方が見つかっていないならそのまま泳がせ帰還を待ち本体の位置まで案内してもらう
先に此方が発見されるようなら攻撃し撃墜して、敵より先に動こう
艦載機を使ってまで此方を索敵するとは、敵も必死……という事か
ならば、正念場だな気合を入れねば
アドリブ連携等歓迎
フィーア・オルリア
うーん、グアム決戦の状況を考えると冥海機との戦いも結構正念場
乗るしかないぜ……このビッグウェーブに……!
……このミーム、ちょっと古いね
流行最先端とはいかない、でも古典?も大事
そう、適度に古いミームとかを混ぜ返すのも流行を追う者として大事な事なのだ
知らんけど
水面走行は借ーりよっと、平穏結界を展開して発見確率をちょっとでも低下させとこっと
敵は艦載機を展開してるっぽい?んで結構焦ってそう
ならこっちは地道にコツコツ、見つかり辛い行動をするだけで優位に立てそうかも?
とりあえず軍艦島海域までヘイタクシーしたら、ちょっと迂回しながら北上していこう
仲間と連携しつつトビウオ型戦闘機を見逃さないよう、上には注意
勿論上だけじゃなく、念の為全方位注意だけど
北ヨシ!西ヨシ!南ヨシ!東ヨシ!
指差し確認で、今日もご安全に!
ってするのが大流行……ではなく大事って聞いたから、実行しながら索敵だー
とはいえ、ずっと張り詰めっぱなしも逆に危ないから適度に緩めて休憩を入れつつだね
いくぜいくぜいくぜー!
連携アドリブ歓迎だよ
依頼を受けたディアボロスたちは、軍艦島海域を臨む。提供された資料は把握済みだ。ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)には、哨戒部隊の『艦内神社巫女』のことが気にとまる。
「ふむ、敵もなりふり構わず必死という所か……」
トレインの戸口から、味方が意気揚々と出撃していく。フィーア・オルリア(大流行・g05428)などは、どこかはしゃいだ感じに。
「うーん、グアム決戦の状況を考えると冥海機との戦いも結構正念場。乗るしかないぜ……このビッグウェーブに……!」
実際に海面に乗った。
エフェクトを貸したラキアに、おっけーサインで返してくる。
「ありがとー……って、さっきのミーム、ちょっと古かったね」
「いや、勢いがあっていい」
ラキアもすぐに海面へと降り立った。
打ち合わせでは、軍艦島海域からは直ぐに北上するのではなく、北東方面へ進路を取ると話し合われた。
「敵は艦載機を展開してるっぽい? んで結構焦ってそう。ならこっちは地道にコツコツ、見つかり辛い行動をするだけで優位に立てそうかも?」
とは、会議の場でのフィーアの提案だ。
先方の哨戒に対する念のための用心をし、少し迂回しながら艦内神社巫女を捜索することとなった。
「優位、か……」
行程を確認しながら、ラキアの心に浮かんでくるものがある。
「グアム集結部隊との決戦、そして佐世保・呉鎮守府の制圧。全て成されれば、パワーバランスは此方に傾く。他のディヴィジョンとの連携等懸念事項もあるが……だがそれでも、此方が優位に立っているのには違いない。ならばその勢いを失わせるわけにはいかんからな」
「でしょー?」
情勢の話題に、フィーアはちょっとズレて持論を展開する。
「流行最先端とはいかない、でも古典? も大事。そう、適度に古いミームとかを混ぜ返すのも流行を追う者として大事な事なのだ。……知らんけど」
「そうなのか……準備は整った、出発しよう」
ラキアの反応は薄い。
だが、敵からの発見確率をちょっとでも低下させようと『平穏結界』を残留させるあたり、フィーアの感覚は信頼できる。流行最先端と通ずるのかもしれない。
知らんけど。
哨戒任務は、始まってしまえば確かに地道だ。ラキアたちは、西側を中心に双眼鏡で観察しつつ、上空もしっかりと確認する。
双眼鏡の反射等にも注意だ。目立つような行動はせず慎重に索敵し、そして水面走行を続ける。
「勿論上だけじゃなく、念の為全方位注意だけど」
フィーアは指差し確認。
「北ヨシ! 西ヨシ! 南ヨシ! 東ヨシ! 今日もご安全に! ってするのが大流行……ではなく大事って聞いたから、実行しながら索敵だー」
時々は止まって、結界のなかで休憩もとりながら、佐世保海域に近づいてきた。
ラキアの双眼鏡が、西方の空に編隊飛行を捉える。
「いたぞ! トビウオ型戦闘機だ」
どうやら、ディアボロスたちと進行方向が一致しているようだ。偵察を終えて、本体のところへ帰投する途中ではないだろうか。
「此方も見つかってはいない。そのまま泳がせて本体の位置まで案内してもらおう」
目論見は当たった。
トビウオ戦闘機の編隊を追い、なおかつ距離も維持していると、『艦内神社巫女』たちの側方に出られたのだ。
ディアボロスたちは奇襲をかける。
普段のフィーアは無口なほう。この作戦のあいだはやはり、はしゃいだ感じだ。
「いくぜいくぜいくぜー!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
側面を取れたか、ならばこのまま勢いで攻める
焦るつもりは無いが、のんびりやるつもりは無い
先制させて貰おう
引き続き水面走行で駆け、敵が反応するより早く動く
『突撃』し可能な限り敵との距離を詰めておこう
移動しながら【Call:Homing_Javelin】起動
炎の槍を複数展開し艦内神社巫女へと狙いを付ける
先ずは手近な敵から仕掛ける、駆けた勢いを乗せ距離の近い奴から順に炎の槍を放っていく
奇襲を卑怯と言ってくれるなよ
此方が一手先を行っただけだ
トビウオ戦闘機が此方を狙いだしたら《RE》Incarnationを構えて防御態勢
突撃をジャケットと槍による防御で凌ぎ、立ち止まる事なく艦内神社巫女へと接近していこう
敵の陰で戦闘機の進路を妨害し勢いを落とさせ、防御し易くしていこう
凌いだ後は再度、炎の槍を展開
ダメージを受けている奴を重点的に狙い確実に数を減らそう
敵の間合いでやり合うつもりは無い、近接間合い……此方の距離でやらせて貰う
前菜に時間を掛けるつもりも無いしな
アドリブ連携等歓迎
フィーア・オルリア
側面ゲット、そしてサイドアタック!
利用できるチャンスはしっかり利用して、美味しい所を頂くのが流行者スタイル
トビウオ戦闘機くんは良い仕事をしてくれたね
さっくり見付けられたのはありがたい……
この後のお仕事もあるしね、段取り良くいこー
引き続き水面走行で敵へと接近
敵が射程内に入ったら、そっこーで仕掛けよう
ノーパソくん、戦術術式05実行
先行率アップを重ねつつ、敵より先に動く
風の魔力を圧縮、そして一気に解放
ダメージが大きそうな敵を優先的に狙い風の刃で、艦内神社巫女達を斬り裂こう
トビウオ戦闘機が突撃してきたら、ノーパソくんに当たらないよう身体で庇う
商売道具は命より重い……いや、命の方が重いかも?
とりあえず上着越しにしっかりガードし、耐えていこう
根性論
うーん、流行らないけど今回はタイム重視
耐えたら再度攻撃して、敵にダメージを与えていこう
艦内神社巫女……うーん長くない?
今どきを考えるなら、キャッチーな略称が要ると思う
かんみこ!とかどう?
デンジャーかな?デンジャーかも?
連携アドリブ歓迎だよ
「側面ゲット、そしてサイドアタック!」
水面走行で駆け、敵へと接近するディアボロス、その先頭のフィーア・オルリア(大流行・g05428)。
ほぼ並んで、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)。
「側面を取れたか、ならばこのまま勢いで攻める。焦るつもりは無いが、のんびりやるつもりは無い。先制させて貰おう」
敵が反応するよりも早く。
可能な限り距離を詰めて。
「ノーパソくん、『戦術術式05(ゼロファイブ)』実行!」
「『Call:Breaker_Lance(コール・ブレイカーランス)』起動」
パラドクスを詠唱する。
ラキアの炎の槍(Lance)がわずかに先行した。複数展開し『艦内神社巫女』へと狙いを付ける。二重螺旋状の穂先の巨大さと、駆けた勢いを乗せて、距離の近い冥海機から順に刺し貫いていく。
受けたダメージの大きそうな個体を優先的に、フィーアは風の刃で切り裂く。『05』は魔力で空気を圧縮、そして一気に解放した。
「トビウオ戦闘機くんは良い仕事をしてくれたね。さっくり見付けられたのはありがたい。利用できるチャンスはしっかり利用して、美味しい所を頂くのが流行者スタイル。……この後のお仕事もあるしね、段取り良くいこー」
フィーアの起こした風は、戦場にとどまり吹き荒れた。
冥海機たちは波に煽られてしまい、帰投した戦闘機も編隊を乱されているようだ。ディアボロス側の先制攻撃は成功し、すでに数体を海に沈めた。さらにこの後も、有利な状況を維持できる。
重装甲モードへの変形で、風の刃をはじく戦闘機も現れるが、フィーアはまず術式を実行する『ノーパソくん』を守った。
「商売道具は命より重い……いや、命の方が重いかも? とりあえず上着越しにしっかりガードし、耐えていこう」
風の魔力さえあれば、またダメージを与えていける。
トビウオ戦闘機は突撃攻撃を繰り返す。
「根性論。うーん、流行らないけど今回はタイム重視」
しばらく連続した突撃も、いったんは過ぎ去り、フィーアは顔を上げた。
ディアボロスにむけて態勢をととのえた冥海機たちだが、一様に怒りの表情を浮かべていた。
「艦内神社巫女……うーん長くない? 今どきを考えるなら、キャッチーな略称が要ると思う」
場違いなフレンドリーさで話しかけてみる。
「かんみこ! とかどう? デンジャーかな? デンジャーかも?」
「奇襲を卑怯と言ってくれるなよ。此方が一手先を行っただけだ」
ラキアの指摘どおり、怒りの原因はそれだろう。
ただし、もっと大きな観点で。
名前へのからかいはともかく、ちょっとした煽りに反応しているわけではない。軍艦島の件など、ディアボロスの攻勢じたいが卑怯な騙し撃ちだと、理解しているふうだ。
そうした彼女らのつぶやきが聞こえるところまで、ラキアは距離を詰めていた。
水面走行のために波は静かになるが、トビウオ戦闘機の編隊は相変わらず整わない。本体たる巫女の陰から陰へとラキアは行き来し、戦闘機の進路を妨害しているからだ。
各個に繰り出してくる銃撃は、ジャケットと槍による防御で凌いだ。
「敵の間合いでやり合うつもりは無い、近接間合い……此方の距離でやらせて貰う。前菜に時間を掛けるつもりも無いしな」
炎の魔力に、風の魔力が加わって、二重らせんはさらに巨大になった。
『必勝祈祷』もむなしく、トビウオ戦闘機は帰る船を失い墜落する。ラキアの槍に貫かれ、艦内神社巫女はすべて没した。
敵の哨戒部隊を全滅させたことで、佐世保にさらに近づく。
海上に浮かぶ、多くの砲台。
『スラッグ級戦艦』の頭部だ。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
おぉ……なんかこう……人型じゃないって新鮮。
人型といえば人型なんだけど。首から下は。
んむ、とにかく今回は正面戦闘。んよーし、我に続けー。
フロートユニット「モナアーマー」を装着し、【水面走行】で海面を滑るようにしてスラッグ級戦艦へと突撃ー。
モナアーマーに装填された魚雷を発射する「雷撃のオシキャット」を発射しよう。
んむ、我も海戦は勉強している、偉い。そんな我の勉強によるとー……戦艦にはとりあえず魚雷を撃ち込んでおけばなんとかなる。たぶん。
とにかく放てー。
残留効果はバランス良く残しているし、こちらも攻撃防御のバランス良く戦闘。深追いし過ぎず、的確に遠距離から魚雷攻撃。身を屈めて水面を駆けてあっちの弾幕には当たりづらいように。
んむ。これだけどっかんどかーんとやっていたら噂のアヴァタール級も来る……はず。出てくる前に全員倒しきるべし。
汝らには汝らの事情や想いはあるのだろうけれど。
それはそれとして容赦せぬ。
ラキア・ムーン
巫女の次は厳つい砲台……いや、戦艦か
流石にこれだけ多いと骨が折れる……が、弱音は吐けんな
なに、グアムの大軍よりはマシだ
引き続き、水面走行で戦場を駆けスラッグ級戦艦との距離を詰めていこう
距離があるうちに敵の布陣を確認
少しでも優位に仕掛けられるよう、姿勢は低くしながら走る
接近しながら【Call:Flame_Bullet】起動
炎弾を生成し展開
仲間と連携し、攻撃を集中させ確実に数を減らしていこう
先行率アップを重ね、少しでも敵より早く動けるようにし放つ
着弾時に炎弾を『爆破』し、より派手に燃え上がらせて此方の襲撃をアピール
威力は変わらんが、少しでも動揺してくれれば儲け物だ
接近しながら《RE》Incarnationを構え戦場を駆ける
敵の指をよく観察し、射線を予測
槍とジャケットで機銃の弾幕を受けて防御
敵の攻撃をしっかりと受けて耐え足を止めずに駆け続け、射線を集中させない様にしよう
敵の表情が分からんと言う点では、やり辛い敵だな全く
だが倒しきる
敵戦力は残さんさ
アドリブ連携等歓迎
クロム・エリアル
佐世保の敵戦力は少しでも多く倒す
撤退はさせない
まだ呉の敵が残っている以上、あまりのんびりは出来ない
任務、把握
クロム、戦線へと合流する
救援機動力で戦場へと合流
水面走行を使用し、戦場を走る
双銃『Libra』を構えて戦闘準備
Ex.Bullet.Parabellum……装填
数を減らす事を最優先、ダメージを受けている敵の優先度を上げる
銃口を敵に向けて更に加速
ギリギリまで、引き付ける
近接射撃がクロムの戦い方
至近距離でパラドクス弾頭を「連射」
マガジンが空になるまで撃ち尽くす
撃ちきったら移動しながらマガジンを排出
姿勢を低くして走り、敵の斉射を躱す
全ての回避は不能
防御し受けれる攻撃を選んで受け、受け身を取って即座に移動
走り続け敵の攻撃が集中しないようにする
敵の攻撃に対処しながらリロード
攻撃が止んで即座に次の攻撃に移行出来るように、備えておく
……顔まで砲塔
攻撃の意思が高い
正直、頭で撃つと反動でバランスの維持が困難そう
クロノヴェーダなら、問題ないのだろうけど
連携アドリブご自由に
佐世保の沿岸に至るまでに、ディアボロスの戦力も増えていた。救援機動力で合流してきた仲間も、『水面走行』を使用している。
「おぉ……なんかこう……人型じゃないって新鮮」
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、トループス級の海の上に出ている部分を指差した。
「人型といえば人型なんだけど。首から下は」
「……顔まで砲塔。攻撃の意思が高い」
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)は、クィトほどは心を動かされてはいなかった。興味があるのは戦闘能力と数。
その点は、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)も同様だ。
「巫女の次は厳つい砲台……いや、戦艦か。流石にこれだけ多いと骨が折れる……が、弱音は吐けんな。なに、グアムの大軍よりはマシだ」
「んむ、とにかく今回は正面戦闘。いい風も吹いてきておる。んよーし、我に続けー」
先鋒を追い越し、クィトはフロートユニット『モナアーマー』で加速した。走るというよりもう、海面を滑るよう。
ラキアは速度を変えず、そのかわり敵の布陣をよく確認している。
『スラッグ級戦艦』からの砲撃が始まってもいいように、姿勢は低くしたまま走った。『Call:Flame_Bullet(コール・フレイムバレット)』で炎弾の生成も行う。
クィトが言ったように、先制がとれそうな勢いだ。
ディアボロスたちの遠距離攻撃が火を噴いた。敵の砲台たちは襲撃に遅れて反応し、海上へと全身を表しはじめる。
クロムは、フンと鼻をならした。
「正直、頭で撃つと反動でバランスの維持が困難そう。クロノヴェーダなら、問題ないのだろうけど」
頭以外にも、腰部に『二連装副砲』を備えている。
反撃で撃って来たそれらは、斉射とはならず、バラつきがある。
「全ての回避は不能」
言いつつクロムには、まだ余裕があった。防御し受けきれる攻撃を選んで受け、受け身を取って即座に移動を繰り返せるほどの。
仲間たちも走り続け、初撃のあとは散開して、敵の攻撃が集中しないようにしている。
クロムは、徐々に正確になっていく敵砲弾に気をつけながら、双銃『Libra』をリロードし、砲撃の間隙を待つ。
「『Ex.Bullet.Parabellum(エクスバレット・パラベラム)』……装填」
銃口を敵陣に向けて更に加速していく。
隊列がバラけたあとも、ラキアが上手いことやって、味方の攻撃目標が集中するよう采配されていた。彼女には、クロムが近接射撃で戦うことも判っていたようだ。
いい獲物が眼前に流れてきたので、ギリギリまで引き付ける。
「パラドクス弾頭……連射」
クロムは、それこそ敵の頭に飛び乗るような姿勢で銃口をあてた。
マガジンが空になるまで撃ち尽くす。
そのスラッグ級の頭は爆発した。砲塔内部で誘爆したのかもしれない。仰向けに倒れたあと、ザブンと波をたてて沈んでしまう。
他のトループス級の注意も、沈没後の海面へと引き寄せられている。
「炎弾、広域掃射!」
ラキアはその隙を見逃さず、『Call:Flame_Bullet』にうかつな敵を追尾させる。数の多いスラッグ級だが、味方の損害に敏感なのかもしれない。
戦艦たちに着弾した炎弾は、これもより派手な爆破となった。
「よし、威力は変わらんが、少しでも動揺してくれれば儲け物だ」
はからずも、最初に敵の頭部をふっとばしたクロムに囮役をやってもらったかたちだ。もちろん、爆発のまえに素早くその場を離れながら撃ちきったマガジンを排出、リロードとともに次の獲物へと走るクロムは健在である。
ラキアは『《RE》Incarnation』を構えて戦場を駆け、クィトはモナアーマーの機動力を生かす。
エフェクトの残留も十分である。
遠距離からの適度な攻撃を心掛けていたクィトだが、ときどき敵の射線をラキアが予測してきた。おかげで、深追いしすぎずにすむ。
スラッグ級戦艦の『重連装機銃』は指についている。
ラキアはその敵の指をよく観察しているようだ。
「表情が分からんと言う点では、やり辛い相手だな全く。だが倒しきる。敵戦力は残さんさ」
心理を読めないかわりの指や仕草だった。
ディアボロスの連携のまえに、大群だったトループス級も数を減らしていく。
「汝らには汝らの事情や想いはあるのだろうけれど……んむ」
ふいにクィトが呟いたところ、敵の機銃の正確さが戻ってきた。
「これだけどっかんどかーんとやっていたら噂のアヴァタール級も来る……はず。出てくる前に全員倒しきるべし」
オオシャコガイ型海戦装の姿はまだ確認できていない。
だが、気配はする。
というより、『スラッグ級戦艦』たちが、最後に陣を立て直そうとしているのは、指揮官への信頼ゆえではないか、と。
「それはそれとして容赦せぬ」
モナアーマーにエネルギーを充填する。
「んむ、我も海戦は勉強している、偉い。そんな我の勉強によるとー……戦艦にはとりあえず魚雷を撃ち込んでおけばなんとかなる。たぶん」
装填された武装は、『雷撃のオシキャット』とよばれるパラドクスの魚雷だ。
「とにかく放てー」
残った敵の足元めがけて、航跡が走った。
めいめいに爆発すると、顔のない冥海機たちは、指揮官を待たずに海面から消える。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】がLV2になった!
【未来予測】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
ラキア・ムーン
スラッグ級戦艦との戦闘に区切りがつき次第、石垣との戦闘に移行しよう
アヴァタール級を討伐すれば、後は帰るのみ
武蔵との決戦も近い……そこへ向け、駆け抜けるのみ
限定解除、形状変換
再誕の槍よ、更なる先へ
《RE》Incarnation:Extend、顕現!
槍を構え、戦闘体勢
水面走行が必要なら、引き続き使用し戦闘へ
見るからに守りが堅そうだが……無理矢理こじ開けさせて貰う!
石垣との距離を詰めつつ、【Call:Breaker_Lance】起動
炎と風の魔力を手繰り、穂先を拡張
オオシャコガイ型海戦装の閉じ口を狙い、槍をねじ込み穿つ!
悪いが、引き籠らせはせん
真剣勝負といこう
槍を両手で持ち、敵の体当たりに備える
此方に向かってきたら、一歩足を引き斜めの態勢へ
槍も斜めに持ち、力の方向を斜め後方へ逃がす
受けるときは踏みしめ、防御し体当たりで体が持っていかれない様に堪える
……まあ、引き籠ってのんびりしたい気持ちも分からんでも無いが
今は踏ん張り所、そうもいかんさ!
決着が付いたら、他の追撃を受けない様に早々に帰還しよう
クロム・エリアル
……追撃
敵のアヴァタール級戦力討伐戦闘に移行
敵は減らした、後は指揮官を倒し離脱するだけ
戦況は此方の優勢、押し切れる
双銃『Libra』、弾倉排出
Ex.Bullet.Penetration……装填
敵装甲は強固
貫通力重視で撃ち抜く
引き続き、水面走行が必要なら使用し戦場を走る
姿勢を低くし、敵の視界に入り辛いような態勢で敵へと接近
十分に距離を縮めたら、狙いを定めパラドクス弾頭を「連射」
一点集中で撃ち、敵の海戦装を撃ち抜いて本体を攻撃
どれだけ硬かろうとも、銃弾は真っ直ぐ撃ち抜く
敵が兵装を開放したら射線を確認
火力が集中する正面ラインからはズレるように動き、敵の攻撃に対処
ある程度の被弾をジャケット越しに受け止め、防御
敵の攻撃で足を止めることが無いように、受け身も必要なら取り捌いていく
早々に撤退を決めた、武蔵の判断は賢明
そんな指揮官を生かして帰す訳にはいかない
此処で討伐、その為にもこの襲撃作戦は成功させる
(連携アドリブご自由に)
麗・まほろば
じゃじゃーん!
麗・まほろば。呼ばれてないけど推参したよぉ!
どどーんと派手に、倒しちゃおうか!
【13mmまほろば機銃】!
【15.5センチまほろば砲】!
【51センチまほろば砲】!
まほろばの持つ砲筒の照準をすべてクロノヴェーダに合わせるよ!
よーくねらって……砲撃開始!
今回のまほろばは砲撃支援に徹するよ!
敵が何らかの行動を起こそうとするたびに、砲撃をすることで味方の隙を埋めていき、そして同時に敵の隙を生じさせよう(仲間が望んでいない支援砲撃はしないよ)
あっは、うっとおしいでしょう?
それは当然、おまえを有利にはさせないための支援なのだから、クロノヴェーダ
まほろばに標的が変わるようなら、それも全力でお相手するよ
【15.5センチまほろば砲】を盾にして体当たりを受け止め、【51センチまほろば砲】で敵を砲撃する
やっぱり、貝は浜焼きがおいしいよねっと!
アンゼリカ・レンブラント
トループス級を仲間が倒した後に動くよ
あとはアヴァタール級!
みんなでばっちりしっかり倒しちゃおう!
【水面走行】で水面を駆け、必殺の光剣をお見舞いだよぉ!
仲間の攻撃に合わせ、
波状攻撃のように仕掛け相手を一気に押し込むっ
反撃をしっかり障壁で叩き伏せるようにしてはじいたら、
そのまま近接戦を挑んでいくね
こらっ、出てこい石垣!
ガンガンと叩き付けるように光剣を振るい、
離れずに張り付くように戦っていくよ
【ガードアップ】の恩恵もあるからね
腹筋を引き締め、吹き飛ばされないようにとりつくよ
注意を惹きつけ、他の仲間が攻撃を叩き込んでもらい
そして石垣の守りに綻びが見えたら光剣を貫き通すっ
POWで積極的に仲間にディフェンスを入れ
反撃の機会をもぎとって痛打を入れるね
冥海機はいつも施設を破棄し、
逃げて仕切り直す作戦を取っていくけれど
でもその度に撤退を許さない復讐者が仕留めてきた
静寂の武蔵も必ずたどり着いて倒してみせるよ
気合いと共に輝け、《光剣収束斬》ッ
勝利を掴み、奪還への道を拓け――!
さぁ、ここの海域も私達の勝利だよっ
「……追撃。戦況は此方の優勢、押し切れる」
何の感慨も見せずに、クロム・エリアル(近接銃士・g10214)は海面を走る。
「ああ。スラッグ級戦艦との戦闘には区切りがついた。武蔵との決戦も近い……そこへ向け、駆け抜けるのみ」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)の声には、もうすこし含みがある。
軍艦島海域から移動しっぱなしだ。彼女以外の人員は適宜入れ替わっており、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は合流するなり元気に言った。
「あとはアヴァタール級! みんなでばっちりしっかり倒しちゃおう!」
「じゃじゃーん! 麗・まほろば。呼ばれてないけど推参したよぉ! どどーんと派手にいこうねぇ!」
麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)はさらにテンションが高い。
「『13mmまほろば機銃』! 『15.5センチまほろば砲』! 『51センチまほろば砲』!」
海戦装姫の彼女は、持っている砲筒のすべてを照準器に繋いだ。
そして、接近するオオシャコガイ型海戦装を見つける。
「いたよぉ! よーくねらって……砲撃開始!」
発射音が低く響くなかを、閉じた巨大貝殻へとディアボロスたちは近づいていった。特にアンゼリカとクロムは、至近距離からの攻撃を狙う。
「必殺の光剣をお見舞いだよぉ!」
「双銃『Libra』、弾倉排出。『Ex.Bullet.Penetration(エクスバレット・ペネトレーション)』……装填」
仲間の遠距離攻撃と呼吸を合わせる。
波状攻撃のように仕掛け、相手を一気に押し込むのだ。まるで応じるかのように貝殻も、猛然と突っ込んできた。
一度は障壁を張ってはじき返したアンゼリカだったが、そこから並走するようにして相対速度を合わせる。クロムは、オオシャコガイの真正面に出る機会を得た。
「敵装甲は強固。貫通力重視で撃ち抜く。……どれだけ硬かろうとも」
なんと、貝殻を全開放してきた。
アヴァタール級冥海機『石垣』の少女型本体は、小部屋のようになったその内部に座っており、クロムをまっすぐに見つめている。
「みんな、倒されちゃったのねぇ。今さらながら指揮官として不甲斐なかったと思う。ワタシなりに立派に戦ってみせるから」
ディアボロスにむけて話しかけてきたわけではなかった。
小部屋に据え付けられた兵装が、クロムに向いている。火力が集中する正面ラインからズレるように動けば、まだ対処も可能だ。
「……近接モード」
しかしクロムは、敵の懐に飛び込むことを選んだ。
生身どうしで、弾丸と砲弾を連射しあう。
いや、石垣のほうは血のかわりにドス黒いなにかを噴きださせていた。クロムのジャケットも防御の役には立ったが、いくつかは通してしまったらしい。負傷していたとしても動きを止めれば、トドメを刺されてしまう。
貝の蓋の裏側を蹴って、海面へと逃れる。その直後、アヴァタール級もたまらず、殻を閉じた。
アンゼリカの光剣がその上で弾かれ、まほろばは驚き照準器から顔を上げる。
「クロムさんっ! ……アンゼリカさんっ!」
「硬ァ! このぉ!」
「限定解除、形状変換。再誕の槍よ、更なる先へ」
ラキアが、槍を構えて前へ出た。
「『《RE》Incarnation:Extend』、顕現!」
穂先を中心に、二重螺旋状に回転する炎と風の魔力が槍に宿る。『Call:Breaker_Lance(コール・ブレイカーランス)』を起動するあいだ、クロムが自力で貝殻から距離をとったところを確認した。
「見るからに守りが堅そうだが……無理矢理こじ開けさせて貰う!」
海戦装の閉じ口を狙い、槍をねじ込み穿つ。
手応えはあったが、ラキアはすぐに貝殻から槍を引き抜き、両手に持った。一歩足を引き斜めの態勢をとる。
味方の砲撃が再開され、海戦装の勢いは削がれたようだが。
「まほろばに標的が変わるようなら、それも全力でお相手するよ!」
引き付けるとまではいかなかった。
貝殻ごとの体当たりが、ラキアを襲う。海面に足が沈みかける。
「ぐ、くく……!」
槍を斜めに持ちかえた。押してくる力の方向を後方へ逃がす。
跳ね飛ばされずに済んでよかった。
「『51センチまほろば砲』!」
まほろばの砲弾が、ラキアと交錯したあとの貝殻に命中した。
相変わらず、頑丈さは維持しているようだ。表面にわずかなヘコミが出来た程度である。
「悪いが、いつまでも引き籠らせはせん。真剣勝負といこう」
ラキアは追いすがるが、石垣のほうがいくぶん速かった。
かわりに、クロムの手助けへと動くことにする。
「……まあ、引き籠ってのんびりしたい気持ちも分からんでも無いが。今は踏ん張り所、そうもいかんさ!」
「やっぱり、貝は浜焼きがおいしいよねっと!」
まほろばは、調子を取りもどした。
仲間の無事を知り、砲撃支援に徹する。
「『菅疊八重、皮疊八重、絁疊八重(スガダタミヤエ・カワダタミヤエ・キヌダタミヤエ)』!」
照準器を覗くかぎり、どうやら石垣は、体当たりのための助走として、アンゼリカから距離をとりたがっているようだ。
その動きを、『13mmまほろば機銃』で牽制する。
「あっは、うっとおしいでしょう? それは当然、おまえを有利にはさせないための支援なのだから、クロノヴェーダ」
「冥海機はいつも施設を破棄し、逃げて仕切り直す作戦を取っていくけれど、でもその度に撤退を許さない復讐者が仕留めてきた。『静寂の武蔵』も必ずたどり着いて倒してみせるよ」
アンゼリカのなかで、怒りが静かに増幅される。
それにつれて、光剣も鋭くなる。機銃で動きをとめられたアヴァタール級に追い付いた。
「こらっ、出てこい石垣!」
貝殻表面をガンガンと叩き付けるように光剣を振るう。
もはや離れず、張り付くように戦闘を継続する。
エフェクトで肉体も強固になり、腹筋などの筋肉を引き締めると、アンゼリカは思い切って貝殻の上へととりついた。
遠距離攻撃の仲間には、かまわず続けるようにと手で合図を送る。
やはり、異物に組み付かれた状態では、まほろばの砲撃には注意を払えないらしい。さきにラキアがつけた刺し傷をみつけて、光剣で貫いた。
「気合いと共に輝け、『光剣収束斬(ジャッジメントセイバー)』ッ」
貝殻の揺れが極端に激しくなる。
「勝利を掴み、奪還への道を拓け――!」
刀身をつっこんだまま、オーラを増幅する。
光の剣は巨大になり、ついに貝殻の丁番にあたる部分から、剣先が飛び出る。中身は見えなかったが、石垣ごと刺し貫いたのだろう。
貝殻の揺れは収まり、海面に落ちると、ぶくぶくと泡を発しながら沈み始めた。
「さぁ、ここの海域も私達の勝利だよっ」
アンゼリカは片手をあげる。
そして、貝殻が完全に沈むまえに、そこからピョンと飛び降りるのだった。
「他の追撃を受けない様、帰還しよう」
ラキアが号令をかける。
「……」
傍らで、呻き声をあげる者。
ディアボロスたちは佐世保の沿岸から離れる。
誰も聞き取れなかったが、ラキアが肩を貸しているクロムの呻き声は、決意でもあった。
「早々に撤退を決めた、武蔵の判断は賢明。そんな指揮官を生かして帰す訳にはいかない。……此処で討伐、その為にもこの襲撃作戦全体を成功させる」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【完全視界】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【リザレクション】LV1が発生!