リプレイ
神山・刹那
やれやれ、どいつもこいつも目が死んでるな。無理もないか。飢えに解放されたのかもと言う淡い希望も砕かれちゃあなあ
とりあえず、死ぬ前に白米がたらふく食いたいらしいから、米を大量に持って行って、後はそうだな、万能調味料の味噌を持って行って豚汁でも作るか
簡単なものだが、量を作れる。腹一杯になるまで食わせてやる
白米を大量に持って行って釜戸に火をつけ、大量に炊き上げたら塩むすびを作って出来立てほかほかのおにぎりと、豚肉とたっぷりの野菜で作った豚汁を振る舞う
白米を腹一杯食いたいそうなので、白米は大量に持っていき、飢えた人達が満足するまで作り続ける
「さぁさぁ、まだまだあるからじゃんじゃん食べな。食い切れるかわからない量の米を持ってきたから、遠慮はしなくていいぜ。味噌汁もおかわり自由だ。腹一杯食ってくれ」
●腹を満たして
「腹ぁ、減ったなぁ」
「この茸くえねぇかな」
「やめとけ、前に茸くって死んだやついたろ」
「ああ、美味そうなのに……」
何でも食べ物に見える腹を空かせた人々が、そこらに生えている派手な色合いの茸に手を伸ばそうとするが、仲間に止まられて思いとどまる。
「やれやれ、どいつもこいつも目が死んでるな。無理もないか。飢えに解放されたのかもと言う淡い希望も砕かれちゃあなあ」
そんな痩せ細った人々を見て、神山・刹那(梟雄・g00162)は思ったよりも悲惨な状況に顔をしかめた。
「死ぬ前に白米がたらふく食いたいって話だったな。それなら腹一杯になるまで食わせてやる」
パラドクストレインから持ち込んだ大量の米を降ろし、万能調味料の味噌と具材も引っ提げて集落に入る。
「米を持ってきた。釜戸を借りるぞ」
一方的にそう告げると、釜戸に火をつけて釜で米を炊き始める。
「米だっ!」
「ええ!? あんなに白い米なんて見たことないぞ!」
しっかりと精米された米など見たこともない人々が驚きの声を上げる。集落で食べる米と言えばぬかが残った玄米に近い茶色い米だった。
「さて、炊けるまでに豚汁でも作るか。簡単なものだが、量を作れるし美味いからな」
大鍋に湯を沸かし、持ち込んだ材料を切って投入していく……。そして米の炊きあがりに合わせて味噌を溶かし入れた。
「味噌のいい匂いがする……」
「ああ、味噌汁なんて久し振りだな……」
味噌の香りに刺激されて人々は腹を盛大に鳴らした。
「もう我慢の限界みたいだな」
そんな様子を見た刹那は笑みを浮かべ、味見をして火から大鍋を降ろし、炊き上がった米を熱さを我慢してせっせと塩むすびにしていく……。
「よし、完成だ。好きなだけ食ってくれ」
「ほ、本当に食べてもいいのか?」
「混ざりもののない白い米が食えるのか……」
恐る恐るといった態度で近づく人々に刹那が頷くと、ぱっと塩むすびに手を伸ばしてかぶりつく!
「うめぇ!!」
「ああ! 白い米ってこんな甘いんだなぁ……」
美味しそうにおにぎりを味わい、豚汁を啜ってその具の多さに驚く。
「こっちの汁には肉まで入ってるぞ!」
「んぐ、ぷはっ、はぁ~……あっという間になくなっちまった」
むしゃぶりつくように食べるとすぐに手にあったおにぎりはなくなった。一粒も残すまいと手に着いた米粒に口をつける。
「さぁさぁ、まだまだあるからじゃんじゃん食べな。食い切れるかわからない量の米を持ってきたから、遠慮はしなくていいぜ。味噌汁もおかわり自由だ。腹一杯食ってくれ」
寂しそうな顔をする人々の前に、刹那がまだまだあると新たに握ったおむすびを並べた。
「こんな美味いもんを腹いっぱい食えるのか!」
「今まで生きててこんな幸せなこたぁねぇ、もう今日死んだっていいや!!」
今までの不幸を吹き飛ばすような満面の笑顔で、集落の住人はおにぎりを口いっぱいに頬張った。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
孤立しているのは天魔武者達だけではない、ということですか。
となると、残された村人達への支援は急務ですね。
お話を伺った限り、食糧の問題がどうにかなれば当面は大丈夫そうですね。
この村の方々が元居た村の方達とも縁を戻せるようになれば最良でしょうが、そこまでは高望みですし、今は自分で出来ることを、です。
応急処置、というか炊き出しは既に行われているみたいなので、此方は当面の食糧をお届けしましょう。
新宿島から、時代に合った保存食、燻製のお魚とか兵糧丸に焼き味噌、梅干し、後は日持ちしそうな野菜などを持ち込みましょう。
お水やお酒は、余裕があればですね。
とはいえ、黙って増やしても驚かれますし利用して頂けないかも知れませんね。
村人達にちゃんと説明などするために、まずは村の纏め役の方などに挨拶、それから食糧を長期保存出来そうな場所に案内して頂いて、その場で口福の伝道者で持ち込んだ保存食を増やします。
周辺の村にも行き渡る分まで増やせれば良いでしょうか。
これで乗り越えられれば良いのですが……。
「孤立しているのは天魔武者達だけではない、ということですか。となると、残された村人達への支援は急務ですね」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は孤島となってしまっている志摩国を実際に目にし、自分達が村人へ支援しなくてはどうにもならない状態であるということがよく分かった。
「お話を伺った限り、食糧の問題がどうにかなれば当面は大丈夫そうですね。この村の方々が元居た村の方達とも縁を戻せるようになれば最良でしょうが、そこまでは高望みですし、今は自分で出来ることを、です」
後々のことを考えれば継続的に東の海側にある村の支援が受けられた方がいいが、今すぐにどうこうするのは難しいと考える。
「応急処置、というか炊き出しは既に行われているみたいなので、此方は当面の食糧をお届けしましょう」
寒村には途絶えていた炊事の煙が上がっている。仲間がやっている炊き出しはお任せし、自分はしばらくの間村人が食べていけるだけの食糧を支援することにした。
「食べ物は時代に合ったものを持ってきました」
時代に合った保存食をと、燻製の魚や兵糧丸に焼き味噌、梅干し、後は日持ちしそうな野菜といった食糧を詰め込めるだけ詰めて持ち込んでいた。
「これを渡しましょう。とはいえ、黙って増やしても驚かれますし利用して頂けないかも知れませんね」
まずは事情を説明しようと、村に入って辺りを見回す。すると刹那の行っている炊き出しに村のそれほど多くない住人全員が集まっているようだった。
そこにいるのは若い者が大半。その中でも年配で若い衆に指示を出している人物へと話しかける。
「この村の纏め役の方でしょうか?」
「ん? ああ、俺が年上ってことで一応やらせてもらってるよ」
フィーナの方へ振り向いた年配の男が頷いて何か用かと尋ねる。
「保存の利く食糧を沢山持ってきました。長期保存出来そうな場所に案内して頂きたいのです」
「おおっ、そいつは助かる! こっちに蔵がある!」
案内されるとそこには他のぼろ屋よりは少しマシな建物があった。
「大した量じゃないが、ここにもらった食糧を保管してるんだ。だからここだけは雨漏りしないように皆で協力して修理してるんだ」
中には僅かな魚の干物が干されているだけだった。
「それでは、今から食糧を用意しますので、驚かないでくださいね……」
フィーナは持ち込んだ兵糧丸を【口福の伝道者】を使って食べる。すると400人前となって兵糧丸がその場に現れた!
「なっ!! はっ? なんじゃこりゃっ!!!」
驚くなという方が無理だろう。その奇跡のような光景に男は目を丸くして絶句した。
その様子にフィーナは笑顔になりながらも、持ってきたものを食べて次々と増やしていった……。
「これだけあれば大丈夫でしょうか?」
「これは御仏の奇跡か……あ、ああっ! 十分だ! こんなにこん蔵に食いもんが入ってたことなんて今まで一度もねぇっ! ありがてぇこった!」
フィーナが問いかけると、我に返った男は頭を下げて感謝の気持ちを伝えた。
「もし余裕があるようでしたら、周辺の困っている村にも配ってあげてください」
「わかりやした! 責任をもってやりとげます!」
男が拝むようにフィーナに頷き、使命感を持って食糧で人々を助けようと誓った。
奇跡を目にして信者のようになってしまった男に、フィーナは困ったような顔をしながら別れを告げて村を出る。
「これで乗り越えられれば良いのですが……」
十分な食糧は渡したと、フィーナは村人達を信じて村に背を向ける。そして炊き出しを終えた刹那と合流し城攻めへと向かった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
●鳥羽城の水軍
「異常はないか!」
「はっ! 城に近づくような賊はおりませぬ!」
アヴァタール級『村上・武吉』が城の外に顔を見せると、水堀に潜んでいた配下のトループス級『水陸両用天魔武者・壁進』が顔を出す。
「我ら水軍がこのような城の狭い堀に籠るなど恥だが、今は恥辱に耐えるときだ。何れこの城に新たな主がくれば、我らもまた大海に進出できよう。それまでこの城を守り続けるのだ!」
「はっ! お任せを!!」
「何人たりとも城には侵入させませぬ!」
「うむ、頼りにしているぞ!」
武吉が戻ると壁進らもまた水堀に潜り、侵入者に備えて城の防衛に当たった。
城に乗り込もうとすれば水堀の近くを通らねばならない、そこへ奇襲を仕掛けようと水軍はじっと水中で待ち構えていた……。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
個別の指揮系統はまだ生きているようですね。
となると、尚更今の内に制圧しないといけませんか。
でもその前に、入口に潜む敵集団を排除しませんとね。
此方を奇襲するつもりでしょうが、居場所が分かっていれば対処はどうとでも、です。
むしろ、潜んでいると思われる所に先制攻撃するのも面白そうです。
機動力確保のため飛翔しますが、低空飛行に留めます。
敵は水中戦が得意なようですが、態々相手の土俵で戦う必要もなし。
此方は堀の上か近くの陸上に陣取りましょう。
戦闘は『極光の波動』で射撃戦。
精霊達やユリウスの力を借りて波動を放ち、敵を纏めて薙ぎ払います。
波動を放つ際、他の味方まで巻き込まぬよう注意ですね。
攻撃の際、可能なら敵を陸上に打ち上げて地の利を奪い、味方が戦い易くしますか。
優先すべきは弱った敵への止め。動きの鈍った個体から確実に仕留めて数を減らし、敵の防衛網を切り開きます。
敵の破壊音波は、水面の波紋から音波の元を見定め、此方も歌と波動で対抗して勢いを殺ぎましょう。その上で、魔力障壁で防御です。
神山・刹那
圧し潰す?
なんとも分かりやすくて簡潔な攻撃だな
良いぜ。俺を押し潰せものならやってみな?出来なかったらお前らの胴体に風穴が空くぜ?
その覚悟が出来たやつから来い!
圧し潰しで真正面から向かってきたら、勇気で敵を恐れず、肉体改造で体の筋力と柔軟性を限界まで強化し、相手の攻撃を真正面から受け止め、地に足を付けたまま押されようと体勢は崩さず、止まったら右拳にありったけの力を込めて、相手の胴体を殴りつけ、粉砕する
「緩いな。この程度の体当たりで俺を倒すと?笑わせてくれる。徳川信康の体当たりの方がもっと強烈だったぜ!」
●水堀の攻防
「個別の指揮系統はまだ生きているようですね。となると、尚更今の内に制圧しないといけませんか」
フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は警戒しながら城に近づく。
「でもその前に、入口に潜む敵集団を排除しませんとね。此方を奇襲するつもりでしょうが、居場所が分かっていれば対処はどうとでも、です」
そして城をぐるっと囲むように設置されている水堀へと視線を向けた。
「むしろ、潜んでいると思われる所に先制攻撃するのも面白そうです」
悪戯っぽく微笑むと、【飛翔】して低空を飛び機動力を得た。
「飛来する者あり!」
「ディアボロスか! 奇襲準備! 通りがかった瞬間に叩き落とす!」
ディアボロスの接近に気付いた『水陸両用天魔武者・壁進』が、水堀の中で攻撃のタイミングを計る。
「上からなら潜んでいるのもよく見えますね。敵は水中戦が得意なようですが、態々相手の土俵で戦う必要もなし。此方は堀の上か近くの陸上に陣取りましょう」
堀の上に着地すると、水堀に潜む敵に向かってパラドクス『精霊達の四重奏・極光の波動(セイレイタチノアンサンブル・オーロラウェーブ)』を発動し、雪、氷、光の三精霊を召喚してオーロラの領域を周囲に発現させる。
「共に歌を紡ぎましょう。隠れ潜む敵を極光で照らします……!」
精霊達と共に歌を紡ぎ、四者の魔力をオーロラと一体化させ、美しく輝く波動を放つ。それが水堀を覆い中に潜む壁進にまで届いた。
「なんの音だ……光?」
「がぼっ! 装甲がひしゃげていくっ!!」
水中に潜んでいた壁進の装甲がオーロラを浴びると変形し、ぐちゃりと潰れて内部まで砕けた!
「これはディアボロスのパラドクスか!? このままでは圧壊してしまう!」
「こちらの場所がバレている! 打って出るぞ!!」
慌てて壁進達が水堀から飛び出していく。
「ディアボロスめ! 圧し潰してやるぞ!!」
「圧し潰す? なんとも分かりやすくて簡潔な攻撃だな」
水堀から出た壁進がフィーナを狙う。だがその前に神山・刹那(梟雄・g00162)が立ち塞がった。
「良いぜ。俺を押し潰せものならやってみな? 出来なかったらお前らの胴体に風穴が空くぜ? その覚悟が出来たやつから来い!」
「抜かしたな! 貴様から先に潰してくれる!!」
挑発に乗って狙いを変え、壁進がキャタピラを高速回転させて突撃してくる。
「来たな、正面から相手をしてやるぜ!」
笑みを浮かべた刹那が勇気を湧き上がらせて一歩も引かず、全身の筋肉と柔軟性を最大まで強化して真正面から体当たりを受け止める!
「潰れろっ!!」
壁進がそのまま押し倒して圧し潰そうとする。しかし刹那は大地に足を食い込ませながらも体勢を崩さずに耐え、ずずっと足が地面を削って後退するが、しばらくするとその勢いも止まる。
「まさか正面から受け止めただとっ!?」
「緩いな。この程度の体当たりで俺を倒すと? 笑わせてくれる。徳川信康の体当たりの方がもっと強烈だったぜ!」
驚愕する壁進に、刹那は右拳にありったけの力を込めてパラドクス『覇王武皇拳』を発動し、渾身の一撃を胴体に打ち込む!
「が、はっ!!!」
拳は分厚い装甲を砕き、内部までも粉砕して背中にまで大穴を開けた。
「そんな、この装甲を拳で………」
信じられないと埋まった腕を見下ろし、壁進は動かなくなった――。
「さあ、次は誰だ?」
「許さんぞ!! 叩き潰せ!!」
腕を引き抜き構えた刹那に、新たな壁進が突っ込んでいくが、その拳に打ち砕かれる。
「水中から攻撃を仕掛け不意を突く!」
水堀を移動して近づいた残りの壁進が胴部の音波発生器から破壊音波を放とうとする。
「あそこに潜んでいますね!」
フィーナが水面の波紋から音波の元を見定め、歌を紡ぎ極光の波動を叩き込んで攻撃を阻止した。
「音で我らを攻撃してくるとは!」
「お返ししてやるぞ! 破壊音波砲を喰らえぃ!」
壁進が胴部の音波発生器から破壊音波を放つ!
「音には音で、此方も歌と波動で対抗して勢いを殺ぎましょう」
フィーナは歌を続け、波動をぶつけて音波を阻害し、魔力障壁で受け止める。キーンと耳鳴りがするが、衝撃は小さく耐えきった。
その両者の攻防で激しい衝撃が起こり、水堀の水が大きな波となって動き、水堀の底に居た壁進の姿が曝け出される。
「そんなところに隠れていたのか。だがこうなりゃ丸見えだな」
刹那が飛び降りて壁進の前に着地した。
「しまった!」
「構わん! ここで沈めてしまえ!」
壁進が体当たりするべく突撃する。
「水中ならそっちに分があったかもな。だが水が引けばこっちのもんだ」
突撃に対してカウンターで正拳突きを打ち込み、壁進の胴体を一撃で粉砕した!
その間にもう一体の方へフィーナが波動を叩きつけ、波が伝わり強固な装甲の内部から破壊していた。
「これで終わりです」
「ガァッ! く、口惜しい、水中戦ならば……」
無念そうに壁進が爆発を起こして吹き飛び、戻って来た水に押し流され水底に消えた……。
「潜んでいた天魔武者は全て排除できたようです」
「ならこのまま乗り込んでやるぜ」
フィーナと刹那は防衛部隊を破り、水堀を越え鳥羽城へと侵入していった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
●城内
「武吉様! 大変です! 城内にディアボロスが侵入してきました!」
「なんだと!!! 外の部隊はどうした!」
大声で緊急事態を告げるトループス級『水陸両用天魔武者・尖角』に、『村上・武吉』が驚きの声を返した。
「はっ! どうやら防衛に当たっていた壁進部隊は全滅した模様!!」
「やはり水堀程度では我ら水軍の本領は発揮できなんだか……大至急迎え撃つ準備を整えよ! 我ら水軍なれど、陸地でも戦えることを教えてやるのだ!」
「ははっ!! 直ちに!!」
命令を受けた尖角がすぐにディアボロス迎撃に動き出す。
「水軍が城に籠ったまま死んでたまるか。必ずやこの苦難を凌ぎ海に戻るのだ!」
絶対に海に戻るのだと気合を入れ、武吉もまたディアボロスを討つべく後に続いた……。
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
さて、後は城内の敵を倒すのみですね。
中の敵も水中戦の方が得意なようですが、地上で戦えない事もないでしょう。
此方は油断せずに行くだけです。
城内戦なら、中の構造を理解している分、地の利は向こうにありますね。
物陰や壁越しなどから奇襲されぬよう、慎重に進みましょう。
怪しい所があればすぐ攻撃出来るよう準備、敵を見付けたら戦闘開始です。
戦闘は『極光の波動』で射撃戦。
精霊達やユリウスの力を借りて波動を放ち、敵を纏めて薙ぎ払います。
波動を放つ際、他の味方まで巻き込まぬよう注意ですね。
可能なら、敵を吹き飛ばす際には、味方が攻撃し易いように誘導するなり、敵同士の連携を阻害するのが良いでしょうか。
優先すべきは弱った敵への止め。動きの鈍った個体から確実に仕留めて数を減らし、敵の防衛網を切り開きます。
敵の超音波は、音が分かればそこから判断、無理なら腕部の動きから出所を探るしかなさそうですね。
出来れば腕部を攻撃して動作を阻害しつつ、此方も歌と波動で対抗して勢いを殺ぎ、その上で魔力障壁で防御です。
●城内乱戦
「さて、後は城内の敵を倒すのみですね」
城に入り込んだフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)が辺りを見渡す。すると侵入に気付いた敵が騒がしく迎撃に向かって来るのがわかった。
「中の敵も水中戦の方が得意なようですが、地上で戦えない事もないでしょう。此方は油断せずに行くだけです」
水軍といえども陸で戦えぬ訳ではない。水場のない戦場であっても油断はしないと警戒しながら進む……。
城の内部は大部屋が襖や障子で区分けされ、中が窺えないようになっていた。
「……そこです!」
しかし注意深く観察していたフィーナは僅かな機械の振動音に気付き、襖に向かってパラドクス『精霊達の四重奏・極光の波動(セイレイタチノアンサンブル・オーロラウェーブ)』を発動し、召喚した雪、氷、光の三精霊とダンジョンペンギン『ユリウス』の力を借り、想いを込めて歌を紡ぐと美しく輝くオーロラを波動として放つ!
「ウグォッ!!!!」
襖が吹き飛び、その向こう側に隠れていたトループス級『水陸両用天魔武者・尖角』が直撃を受けて薙ぎ払われ、割れた装甲からバチバチと放電し内部で爆発を起こす。
「気づかれた!」
「ならばこのまま倒すまで! 死ねい!!」
部屋に潜んでいた尖角達が腕を向け、腕部に内蔵されている超音波発生装置より超音波を放つ! 襖を吹き飛ばして風の刃が迫る――。
「こちらを狙っていますね」
その動きを見たフィーナが反応し、そちらに向けて歌い極光の波動をぶつけて減衰させ、〈術式『レーベンヴァント』〉の魔力障壁で受け止めた。それでも強い風を感じて髪が靡くが踏み留まる。
「防がれただと!?」
「来るのがわかっていれば対応できます」
フィーナはさらに歌い、波動を腕に叩き込んで超音波発生装置を粉砕した。
「ならば次だ!!」
「地の利がそちらにあるのは元より承知しています」
畳が吹き飛びそこから新手の尖角が姿を見せると、すぐにフィーナが反応し、オーロラの翼を広げて飛び退きながら波動を叩き込み敵の動きを止める。
「ですが、地上戦ならばこちらに利があります」
フィーナの歌は地上でこそよく響く。部屋中に伝わる歌に合わせ、輝く波動が尖角達を薙ぎ払った!
「グゥオオオオッ!!」
叫びながら装甲を砕かれた尖角が爆発していった。
「おのれディアボロス!」
「であえであえ!!」
ディアボロスを倒そうと尖角達が集まってくる。
「集まってくれるのなら好都合です。どうせ全てを倒さなくてはならないのですから――」
フィーナは敵陣を崩そうと歌い、波動を叩きつけて足並みを乱し、次に続く仲間が戦い易い状況を整えた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
御倉・クズハ
(トレインチケット)
「押し戻せ! ディアボロスを城から排除する!!」
「地上戦といえども負けぬぞ!!」
フィーナの攻勢によって態勢を崩されながらも、尖角達は必至にディアボロスを撃退しようと気勢を上げる。
「ここは追い打ちを仕掛けるチャンスだね」
リン・エーデルリッター(爆弾魔のテロリスト・g01691)がパラドクス『秘密の贈り物(シークレット・プレゼント)』を発動し、気配を消して乱れた敵陣に近づき、こっそりと爆発物を爪と爪の間や、背中に張り付けていく……。
「こんなものかな」
そして仕込みを終えるとさっと距離を取った。
「……? なんだこれは?」
ようやく尖角が自分の爪の間に何かが挟まっている事に気付く。
「やあ、それは私からのプレゼントさ。遠慮なく受け取り給え」
そこで姿を見せたリンが起爆すると、爆発が起こり尖角の腕が吹き飛ぶ!
「なっ!? 腕がっ!!」
「それだけじゃないよ」
さらに爆発が起こり背中が吹き飛んで倒れ伏す。
「なにぃ!?」
「君たちで盛大な花火を楽しませてもらうよ!」
次々と爆発が起こり、尖角が床を転がりバチバチと放電する。
「これはディアボロスのパラドクスか!!」
「好き放題しおって!」
爆発に巻き込まれ倒れ込んでいた尖角が目を点滅させ、背中の推進器を噴射させて飛び出し、高速突撃頭突きを叩き込む!
「おっと、直撃を受けるのは危険そうだ!」
咄嗟にリンは回避行動を取りながら、〈肉厚なマチェット〉を盾にして頭部の鋭い角を受け止める。だが車が衝突したような衝撃に吹き飛ばされた。
「ふふ、まだ元気みたいだな。ならアンタが死ぬまで殴ってやる!」
そんな敵の様子に獰猛な笑みを浮かべた御倉・クズハ(街の用心棒・g05167)は素手で敵の前に立つ。
「武器も持たずに我らと戦うつもりか!!」
「舐めるな!!」
いきり立つ尖角が両手の爪を構えた。それは鉄をも貫く鋭さを持つ――。
「そう焦るなよ、武器ならここに落ちてるだろ?」
クズハが拾い上げたのは、爆発して倒れた尖角の内部パーツである長いパイプだった。
「我らが愚弄するか!!」
「馬鹿になんてしてないさ。これはこう使うんだ」
尖角が踏み込み爪を振るうと、クズハはパラドクス『改変御倉流巫女神楽『閃狐』』を発動し、パイプに霊力を籠めて殴りつける。普通ならば分厚い装甲に覆われた敵に拾ったパイプなど通じるはずがない。だが当たった瞬間にパイプが爆発を起こして砕け、尖角の胴体にも大穴を開けた!
「ガッ!? おのれぇ!!」
驚きの声を上げ勢いを落としながらも、尖角は爪を振り抜く。クズハが拳を当てて軌道を逸らすが、体当たりを食らって薙ぎ倒される。だがそこで力尽きた尖角は動かなくなった……。
「何としてもディアボロスを止めろ!!」
「突撃せよ!!」
数を減らした尖角達が一斉に突撃してくる。
「まとまってくれるならやりやすい。派手に打ち上げてあげよう!」
尖角達の足が爆発し、その勢いのまま倒れ込む。地面を転がっていたはずのリンが姿を消し、再び敵の元に爆弾をプレゼントしていた。
「ちょうど殴りやすい位置に頭があるなぁ!」
そこへ起き上がったクズハが新たに拾ったパイプや破片の金属棒を次々と叩き込み、頭部を爆散させてトドメを刺した。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【照明】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
●水軍の意地
「武吉様……申し訳ございませぬ……」
最後の尖角が煙を上げて倒れた。
「なんと、地上戦とはいえ我らがこうも容易く……!」
配下が敗れ去り指揮官である『村上・武吉』が驚きの目でディアボロスを見る。
「我ら水軍が城内の守りにまで追い詰められたが敗因か……」
海で戦えず陸に上がったところで運命が決まっていたのかと、無念そうに武吉は声を震わせる。
「……否! まだ俺が残っている!! 俺が新たに水軍を再編すればいいだけのこと! 水軍の意地を見せてやろうぞ!!」
追い詰められた武吉は、戦力と勢いの差を理解しつつも、それでも諦めず最後まで戦い抜こうと意地を見せて槍を構えた!
神山・刹那
テメェが敵将か
かの有名な村上水軍と同じ名前、どの程度のものか楽しみにしてたんだが、まぁ、なかなか楽しめたよ
さて、最後の勝負だ。腹一杯にして帰らせてくれよ
食い足りないもんだったら利子つけて返させてもらうぜ
長蛇の陣でこちらに一斉射撃してくるのなら避け切るのは不可能なので勇気で被弾を恐れず受ける覚悟を最初から決め、肉体改造で体の強度と柔軟性を限界以上に鍛え上げ、残像が残る速さで最短距離を一気に駆け抜け、長蛇の陣の手前まで来たら大きく跳躍し、雲を裂き大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀で斬り捨てる
「刃物には飛び道具。オーソドックスだが面白みに欠けるな。まぁ、それでも昨日の俺より強くなれた。感謝するぜ」
玖珂・藤丸
志摩国の制圧には時間が無いようですね。助太刀します。
天魔武者とはそこそこに戦闘経験があるので、頑張ります!
「今こそ武将狩りの時間です。玖珂・藤丸、出撃します!」
城内に踏み込めたら、戦闘を始めましょう。
我が相棒『杭喰具』を持って、天魔武者の下に《突撃》。
《捨て身の一撃》たる【玖珂式銛術"漁師仁義体現銛打ち"】を放ちましょう。
漁師としての経験から練られたフォームから、『杭喰具』を《投擲》です!
今どきの武将はミサイルを撃つのですね……。
こちらを狙うミサイルであれば、あえて敵将に近づいていき、爆風に巻き込めるようにしましょう。
近づいてきたミサイルを確認出来れば、『振掬』でぶん回して破壊。
敵将を攻撃出来る隙があれば、そのまま殴りつけます!
「この城も落として、志摩国制圧といきましょう!」
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
残るは指揮官のみですね。
彼を倒せば、この一帯は解放出来そうです。
海戦出来ないとしても、同情はしませんよ。
貴方にも退けない理由はありましょうが、それは此方も同じ事。
出し惜しみせず、最後まで油断せず参ります。
まず『氷槍』を発動し精霊達の力を氷槍として具現化。
また、雪の衣を纏い、敵の攻撃に備えます。
初手は他の味方と攻撃タイミングを合わせ氷槍を投擲。敵の出端を挫きます。
投擲後は、再度『氷槍』を手元に具現化しつつ突撃し刺突の一撃、そのまま接近戦に移行です。
接近戦の際、ユリウスに魔力弾の援護を貰いつつ、自分の間合いとペースを保って動きます。
敵の足下を狙って氷槍を振るい体勢崩しを試みる他、胸部の送風機を狙って動作不良を狙いながら、此方に敵の注意を引き付け味方への隙を作る機会を誘発します。
それに、張り付いておけば指揮もし難いでしょう?
敵の放つ渦巻きは、無策で受けたら中心に引き込まれそうですね。
ならば魔力障壁で渦を受ける範囲を広げて勢いを弱め、それから軌道を逸らして直撃を防ぎましょう。
●城落とし
「残るは指揮官のみですね。彼を倒せば、この一帯は解放出来そうです」
配下を退けたフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は、姿を見せた敵将の『村上・武吉』を観察する――。
「テメェが敵将か」
「然り!!」
神山・刹那(梟雄・g00162)が闘志漲らせる武吉の前に出た。
「かの有名な村上水軍と同じ名前、どの程度のものか楽しみにしてたんだが、まぁ、なかなか楽しめたよ」
そう言って日本刀〈覇龍〉を構える。
「さて、最後の勝負だ。腹一杯にして帰らせてくれよ。食い足りないもんだったら利子つけて返させてもらうぜ」
「ぬかせ! 腹を掻っ捌いて仕留めてくれる! 者ども! であえであえ!!」
武吉が叫ぶと、鉄砲を持ったトループス級部隊が召喚され長蛇の陣を組んで、集中砲火を浴びせる。
「鉛玉程度で俺を止められると思うな」
被弾覚悟で刹那が前に出て、強化された肉体で残像が残る速さで最短距離を一気に駆け抜け、敵陣の手前で大きく跳躍し飛び越えると、武吉に向かってパラドクス『雲耀の太刀』を発動して雲を裂き大地よ砕けよと言わんばかりの渾身の一太刀を振り下ろす!
「なんと!!」
それを武吉は両手で持った槍で受け止めるが、それも長くは拮抗しない。押し切られて咄嗟に身体を傾け、刃は脳天ではなく右肩に当たり、そのまま硬い金属の装甲を斬り裂き、右腕と背の推進器の右翼まで切断した!
「刃物には飛び道具。オーソドックスだが面白みに欠けるな。まぁ、それでも昨日の俺より強くなれた。感謝するぜ」
「まだ……まだ終わってはおらぬ!! 水軍として海に戻るまでは死なぬ!!!」
片腕を失おうとも武吉は戦意を衰えさせず、飛び退きトループス級部隊に銃撃させて刹那へと攻撃し追撃を許さない。
「志摩国の制圧には時間が無いようですね。助太刀します」
時間が残されていないと玖珂・藤丸(海の漢・g09877)が急いで城内に踏み込んだ。
「天魔武者とはそこそこに戦闘経験があるので、頑張ります!」
戦う仲間に声をかけ、敵将を視界に捉えた。
「今こそ武将狩りの時間です。玖珂・藤丸、出撃します!」
相棒の人の背丈ほどある巨大な銛〈杭喰具〉を持ち、一気に駆け出して突撃する。
「次はお主か! その銛、危険だっ!!。俺の勘がそれを使わせるなと告げておるわ!!」
武吉はその大きさがコケ脅しではないと、接近される前に先手を打って背部推進器上部のミサイルポットから小型ミサイルを連射する!
「今どきの武将はミサイルを撃つのですね……」
それを藤丸は漁船の錨〈振掬〉をぶん回して薙ぎ払う。そして爆発に乗じてパラドクス『玖珂式銛術"漁師仁義体現銛打ち"』を発動し、漁師としての経験から練られたフォームから銛を投擲する!
「うぉおおおおおおおおおおお!!!」
武吉は雄叫びを上げながら胸を真っ直ぐに狙う銛を槍で弾こうとする――。
「海戦出来ないとしても、同情はしませんよ。貴方にも退けない理由はありましょうが、それは此方も同じ事。出し惜しみせず、最後まで油断せず参ります」
フィーナがパラドクス『白雪の氷槍・氷雪の騎士』を発動し、召喚した氷と雪の精霊の力を氷槍として具現化して、雪の衣を纏う。
「タイミングを合わせます!」
そして藤丸に合わせて投擲し、防御しようとする武吉の脚を貫いて体勢を崩した。
「ぬぉっ!? 足が凍るっ!!」
右足に刺さった槍が傷口から凍結し動きを封じる。そこへ武吉の銛が唸りを上げて迫り、槍を当てても勢いを完全には削げず、左脇腹を大きく抉って中から小さな爆発を起こさせた。
「がぁあっ!!!」
よろめく武吉が倒れそうになる体を槍を地面に突き刺して支える。
「おのれディアボロス!!!」
「致命傷に近いと思いますが、まだ戦えるようですね」
大きく負傷してもまだ戦おうとミサイルを放ち、さらにはトループス級から牽制攻撃を行わせ足元を爆発させて藤丸の前進を止めた。
「これを喰らえ!!」
続けて胸部に内蔵されている二基の強力送風機で渦を作り、二つの渦が螺旋状に絡み合いフィーナを飲み込もうとする。
「無策で受けたら中心に引き込まれそうですね」
ならばとフィーナは〈術式『レーベンヴァント』〉で魔力障壁を張り、渦を受ける範囲を広げて勢いを弱め、僅かでも軌道を逸らして直撃を防ぐ。それでも身体が煽られて倒れそうになるのを堪えた。
「流石に完全には防ぎ入れませんね」
新たに手にした氷槍を地面に突き立てて強風に耐えきった。
「負けぬ! 我が水軍は地上でも負けぬ!!」
ぼろぼろになりながらも、武吉は気勢を上げて満身創痍の身体で槍を構えた。
「最後まで足掻くか。いいぜ、付き合おう」
「来い!」
刹那が真っ直ぐに突撃して踏み込み、大上段から刀を振り抜く!
「ぬぅうううおおおおおおお!!!」
それを武吉は片手で持つ槍で受け止める。両手だった先ほどよりも形勢は明らかに不利。それでも意地で武吉は耐える。両膝を突き頭に刃を食い込ませながらも、刀の勢いを止めた。
「吹き飛べ!!」
武吉がミサイルを乱射して爆発を起こし、刹那を爆風で後退させた。
「撃て撃て! ディアボロスを打ち破るのだ!!!」
続けて武吉が命ずるとトループス級が一斉射撃を行う。
「近づけば敵を爆発に巻き込めるでしょう」
藤丸が錨を振り回してミサイルを破壊しながら突撃し、至近距離で相手も爆発の範囲に入れる。
「命知らずめ!!」
「戦いとはそういうものでしょう」
怯んだ方が負けると、藤丸は錨でぶん殴る。パラドクスでない攻撃は傷を与えられずに反撃に胸部の送風機が風を起こし始める。
「温い! そんな攻撃が俺に効くと思ったか!!」
「ダメージはなくとも隙は作れます」
藤丸へと意識が向いている隙に、フィーナが攻撃を仕掛けていた。
「隙を見せましたね。接近戦に移行します」
接近したフィーナが背後に回って氷槍を背中に突き入れた。内部から凍結し胸部の送風機を凍らせ動作不良を起こす。
「ぐがっ!! なんだと!!!」
「それに、こうして張り付いておけば指揮もし難いでしょう?」
トループス級が銃を構えるが、武吉が障害となってフィーナを狙えない。
「小賢しい!!」
武吉が振り向きながら、無理矢理胸の送風機を動かして火花を散らし煙を上げながら渦を放とうとする。
「小賢しさもディアボロスの強さの一つです」
フィーナは足を狙いって氷槍を振るい、武吉の態勢を崩し尻餅をつかせた。
「しまっ――」
「これで終わりです」
そこへ氷槍を突き入れ、頭部を刺突して貫いた!
「死ぬなら……海で…………」
無念そうに武吉が海の方へと左手を伸ばし、力尽きると爆発して吹き飛んだ。
「これで城を守る兵は居なくなったな」
「この城も落として、志摩国制圧といきましょう!」
刹那と藤丸は辺りを見回し、周囲に敵が居ないのを確認しこのまま城を制圧してしまおうと奥へ歩き出す。
「貴方には守るべき城があっても、そこの住まう人々がいません。そこが人々を守る為に戦う私達との差です」
城主の居ない城を守る者と、この地の住まう人々を守る為に戦うディアボロス。その差が勝敗を分けたのだと告げ、フィーナも仲間の後に続いて城内の制圧に向かった……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!