リプレイ
マティアス・シュトローマー
こうもすんなりあのラスプーチンに近付けるなんて、エカテリンブルクで蒔いた種はしっかり実を結んでくれたね
居るはずの無い俺達が目の前に現れたら驚いてくれるだろうか
それとも、これもラスプーチンの計算の内?
どちらにせよ、彼の手のひらの上で踊らされるのはこれで最後
その目論見ごと打ち砕いてあげよう
仲間と足並みを揃えてパラドクスを発動。銃に見立てた人差し指からパラドクスを込めた弾を放ち、貫いた箇所を破壊する
ダメージアップの効果を乗せた複数体攻撃で、仲間が孤立したり包囲されたりしないよう視野を広く持って立ち回る
その後は波状攻撃によって息をつく間も与えないようにすると共に、傷を負った個体を優先して狙う事で護衛の数を確実に減らしていく
敵も死に物狂い
肉を切らせて骨を断つ覚悟くらいは持ち合わせていないと
掴みかかってくる敵は構えたライオットシールドで往なし、受けるダメージを軽減
噛み付かれた場合も冷静に。至近距離から再びパラドクスを放ち、カウンターを喰らわせよう
悪いね、ようやく掴んだこの機を逃すつもりは無いんだ
エカテリンブルク近郊、コルツォヴォ――先を急ぐディアボロス達の行く手に、拠点らしき建物が見える。簡素な見張り塔は、地面に突き刺さった鉄筆のようだった。
「こうもすんなり近付けるなんて」
感慨深そうに呟くマティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)。時先案内人の言葉に違わず、道中、ヴァンパイアノーブルの布陣は無かった。
「エカテリンブルクで蒔いた種は、しっかり実を結んでくれたね」
果たして、怪僧ラスプーチンは、どんな反応を見せるのか。
(「居るはずの無い俺達が目の前に現れたら、驚いてくれるだろうか」)
その浮き立つような高揚を、マティアスはよく知っている。悪戯を仕掛けた時のワクワク感だ。
だが、生憎と――申し訳程度に石壁を巡らせた拠点に雪崩れ込んだディアボロス達を目にした怪僧ラスプーチンは、嘆息を零すのみ。
「……やはり来たか、ディアボロス」
元より、ラスプーチンはディアボロスが己を殺しに来ると確信してモスクワを離れたし、ディアボロスに『予知』のような力がある事も推測していた。
(「まだ、ラスプーチンの計算の内ってこと?」)
当てが外れたガッカリ感を負けん気で押し隠し、生意気そうな笑みを浮かべるマティアス。
「君の手のひらの上で踊らされるのもこれで最後。その目論見ごと打ち砕いてあげるよ」
「出来ると思うか、ディアボロス」
「もちろん!」
腕に装着した防護盾の陰で、銃を構えるように指を折り曲げるや。
――――!!
銃口に見立てた人差し指の先から、パラドクスを込めた弾を放つ。標的は、怪僧の周囲を固める吸血修道女達。
「うぐ……! ラ、ラスプーチン様ぁッ!」
花火のように爆ぜたパラドクスの衝撃に身を折りながら、吸血修道女は陶然と怪僧を見やる。
「皆でラスプーチン様をお守りするのです!」
次の瞬間、左右から掴み掛られた。片方はライオットシールドで受け流すも、見た目に違う膂力がマティアスの腕を捻り上げ、食い千切らん勢いで牙を突き立てられる。
「……っ」
吸血修道女の数は多くはない。だが、怪僧ラスプーチンこそが崇拝の対象なのだろう。その狂信は偽りの奇跡を起こし、女の細腕に怪力を齎す。
(「目まで血走らせて……本当に、死に物狂いなんだ」)
ならば、こちらも肉を切らせて骨を断つ覚悟で。
――――!!
飛び退く暇も許さず、敵の眉間を至近距離からパラドクスで穿つ。花火の如く爆ぜたのは、パラドクスか或いは。
「その目に焼き付けて逝ってよ……悪いね、ようやく掴んだこの機を逃すつもりは無いんだ」
先陣を切ったのはマティアスだが、既に周囲でも戦闘は開始している。前に出るディアボロスと入れ違いに後退しながら、素早く首を巡らせる。
――――!!
波状攻撃を信条に、手負いの敵から優先して引導を渡す。確実にその数を減らしていけば――遠からず、怪僧は丸腰となるだろう。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
イオナ・ガルバローゼ
今日でもうラスプーチンと関わる事はないのですね
しかし、わたくしどもは随分彼の手の中で道を修正されたような気がします
十分その厄は身に沁みました
ここで確実な終わりを見届けるとしましょう
仲間の復讐者とタイミングを合わせ護衛へ一斉に仕掛けます。
護衛を用意しているあたりこういう状況も想像出来て居たのでしょうが
少しだけ、想像していたより速かったでしょうね
両手にレイピアを握り接近戦に持ち込み敵の攻撃を受け
こちらに注意を引きつけ、死角になるであろう足元より【凍土氷槍】で氷槍を生やし攻撃です
向こうも身体能力を強化する様子、【能力値アップ】を掛け少しでも能力差を埋めましょう。
いけませんよ
修道女が野犬のような無作法をしては
「いけませんよ。修道女が野犬のような無作法をしては」
重ねれば鋏剣となるレイピア双剣を両手に、吸血修道女へ間合いを詰めるイオナ・ガルバローゼ(空染めの一輪・g07485)。
(「側仕え……護衛がいるあたり、ラスプーチンもこういう状況も想像出来て居たのでしょうが」)
少しだけ、ディアボロスの動きの方が速かったと信じたい――まだ、アルタン・ウルクはコルツォヴォを侵していないのだから。
これ見よがしに、身構えるイオナ。レイピアによる突撃と見せ掛けて。
――――!!
力強く、凍土を踏み締めた瞬間、敵2体の足元から氷の槍が迸る。
「!?」
凍れる刺突が、修道服のスカートを引き裂き、生身を貫く。あたかも、ワラキア公の無惨が如く。
ギアァァァッ!
相次いで絶叫が轟き、血色の眼がイオナを捉えるや。
「……っ」
自らの紅に塗れながら、獣じみた膂力が小柄を掴む。
(「この、馬鹿力は
……!」)
偽りの奇跡に底上げされた剛力に骨が軋み、歯を食いしばって耐えた。トループス級とて、クロノヴェーダ相手に油断は大敵。元より、イオナの能力はややバランス型だ。こちらは残留効果という世界の祝福によって、幾許かともその差を埋めんと試みる。
――――!!
今は前線に立とうと、イオナ単身で戦っている訳ではない。集団戦こそ、ディアボロスの得手であれば――今しも、イオナに牙を突き立てんとした吸血修道女を、横合いから別のパラドクスが穿つ。怯んだその隙を逃さず、氷の槍が敵の命脈を断つ。
(「今日でもう、ラスプーチンとの縁は終わり」)
儀式場から離れられぬ事情でもあるのか、戦闘はまだ側仕えに任せながら、怪僧ラスプーチンに逃亡の素振りは無い。
思い返せば……吸血ロマノフ王朝攻略の道は、怪僧の手によって随分と修正されてしまったような気がする。
(「十分、その厄は身に沁みました……ここで、確実な終わりを見届けるとしましょう」)
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
音羽・華楠
……最後の最後まで厄介なことをやってくれる怪僧ですね……。
とにかく、アルタン・ウルクについては出てきてから考えるとして――
――今はラスプーチンを確実に撃破する為にも、側仕えのトループス級たちをしっかり排除しましょう。
……後で守りも重要になってくるでしょうし、【ガードアップ】を残留させられるパラドクスで行きます――
――《雷幻想・煉獄》!
魔術的マイクロ波を吸血修道女たちへ照射し、彼女たちを見えざる炎で焼き殺します。
……身体中の血液を沸騰させて死になさい……!
吸血修道女たちが掴み掛かろうと向かってきても、【ガードアップ】を信じて落ち着いて対応を。
……こちらの血を吸い尽くす?
――その前に《煉獄》であなたたちの血こそ根こそぎ蒸発させてあげますよ!
……そう嘯いて自らを鼓舞。
逆説連鎖戦は結局のところ、お互いの望む未来を実現する為に意地を張り合うものというのが私の考えです。
なので、少しでも強気に、根性を入れて、気合いで吸血修道女たちを呑んでやる心持ちですよ。
さぁ、灰も残さず燃え散りなさい……!!
(「最後の最後まで、厄介なことをやってくれる怪僧ですね……」)
パラドクストレイン襲撃の当事者として、ラスプーチンの謀の厭わしさは、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の身にも沁みている。
だが、アルタン・ウルクの対処は、実際に出て来てからでもまだ遅くはあるまい。
(「今は……側仕えのトループス級たちを、しっかり排除しましょう。ラスプーチンを確実に撃破する為にも」)
「激しい大いなる怒りの姿をされる不動明王よ。迷いを打ち砕き給え、障りを除き給え、所願を成就せしめ給え……!」
急急如律令!!
真言が響き渡る。華楠より放射されるのは、魔術仕込みのマイクロ波。視えざる灼熱で焼き殺さんと。
「身体中の血液を沸騰させて死になさい!」
果たして、剣呑を言い放つ華楠の前で、吸血修道女3体が発火する。
ギャァァッッ!!
絶叫しながら、吸血修道女らも三方から飛び掛かる。焼け燻ぶる手が華楠の腕を捩じり上げ、双眸を血走らせ、ガチガチと牙を剥く――。
「私の血を吸い尽くしますか? その前に、私の『煉獄』があなたたちの血こそ、根こそぎ蒸発させてあげますよ!」
……正直な話、痛いものは痛い。後々の備えに残留効果【ガードアップ】を用意してきたが、まだ初期レベル故に効果の実感も薄い。
だが、あくまでも、強気の表情を崩さない華楠。
逆説連鎖戦は結局の所、お互いの望む未来を実現する為の意地の張り合いだと、華楠は考える。
だから、根性と気合を入れて自らを鼓舞し、いっそ敵を煽り、圧倒させる勢いで、言い募るのだ。
「さぁ、灰も残さず燃え散りなさい
……!!」
急急如律令!!
真言響き渡る中、華楠の雷幻想・煉獄のみならず、様々なパラドクスが儀式場を席巻する。
ディアボロス達は容赦なく確実に、各個撃破を狙っていく。
1体、又1体と吸血修道女は倒れ伏し――最後に残ったヴァンパイアノーブルは、いよいよ怪僧ラスプーチン唯1人。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
「ディアボロス、お前達が来るのも予測の内……だが、如何な私も、お前達の意向は理解に苦しむ」
零れた呟きは何処か愚痴めいて。だが、単身となっても、怪僧ラスプーチンはやはり逃亡の素振りを見せない。
「この期に及んで、エカテリンブルクの援軍は……間に合わぬだろう。ならば、私1人で、やり遂げねばなるまいて」
既に、ラスプーチンにディアボロスとの対話の意思はない。だが、身構える彼の前に――ディアボロスの少年が、静かに進み出る。
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
心情
こうして言葉を交わすのは初めて
しっかり話さんとな
俺達を危険視するのはまあ、戦果的にも仕方ないが……俺達が判らないというのは、そもそも俺達を一つの目的の元に動く集団と見てるからだぜ
俺達はそもそも同じディアボロスじゃあるが生まれたディヴィジョンや種族、時代に国も異なる者ばかり
お前達風に言えば異なる種族のクロノヴェーダが集まって始まった寄り合いみたいなもんさ
しかも断片の王みたいな絶対者なんていやしないから全体の方針や戦略も話し合い投票し決める感じでな
どうにか自分の望む方向に誘導する為に許容する範囲内で個人的に動く人もいるし其の結果大胆にやり方が変わったりもする
まあ、お前達からすればアレかもしれんが断片の王がいない俺達が纏まるには此れ位緩くないときついのさ
俺達についてはこんな感じさ
其の上で一つだけ聞くぜ?
何故アルタン・ウルクなんぞ呼ぶ?
俺の故郷、キエフ公国が俺にとって未来に当たる時代でモンゴルに滅ぼされた様に奴等に滅ぼされるつもりとしか思えんが……流石に対策は考えてるよな?
(「こうして、言葉を交わすのは初めてだ……しっかり、話さないとな」)
徐に口を開くルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)。
「ラスプーチン、ディアボロスを危険視するのは、戦果的にも仕方ないが……俺達は、そもそも1つの目的で動く集団じゃないぜ」
ディアボロスは出自も種族も様々。時代も国も違う者が最終人類史に集う。
「言い換えれば、異なるクロノヴェーダの寄り合いみたいなもんさ。しかも、断片の王もいやしない」
ラスプーチンの心情は読めないが、取り敢えず、聞く耳はある様子。
「全体の方針や戦略は……話し合い投票して決める。自分の望む方向に誘導しようと、許容の内で動く個人もいる。結果、大胆にやり方が変わったりもするんだ。結局、絶対者がいない俺達が纏まるには、これ位緩くないときついのさ」
「なるほど……」
暫時の沈黙。ラスプーチンは嘆息したようだ。
「最初から判っておれば、もう少し、やりようはあったかもしれぬ」
怪僧の赤い双眸が、少年を捉える。
「私が、ディアボロスを複雑怪奇と評する理由は、3つある」
第1に「最終的な決裂が前提とはいえ、戦略的な互恵関係を反故にする作戦を実行した事」。
「私が断片の王に忠誠を誓うのは、お前達も知る所の筈。皇帝陛下のおわすサンクトペテルブルクの直接攻撃を避ける事など、共闘の最低条件ではないか」
モスクワ制圧後のディアボロスの動きは、同盟中のクロノヴェーダがいきなり新宿島へ攻め入ったも同然なのだ。
「ボロジノ会談にて、モスクワ制圧後の統治を我々に任せると合意もしていた……そこからの暴挙だ。尚更、意味不明だな」
第2に「一般人の救援という名目で行動しながら、実際にそれを行っていたラスプーチン派を邪魔する作戦が多かった事」。
「はっきり言おう。現在の吸血ロマノフ王朝の食糧不足は、ディアボロスによる奴隷農場の破壊や鉄道網破壊が一因だ。モスクワの視察の際にも、現場の判断を遅滞させ住民の大量虐殺にも繋がる申し出で、プロトポポフを怒らせただろう。私には、お前達の行動原理が判らなかった」
「それは!」
「まあ、ディアボロス内でも派閥があり、意志統一が難しい可能性は、かねてより考えていたが」
ディアボロスとクロノヴェーダが不倶戴天の間柄である事は明白。利害は完全に一致しない。多少の行き違いは当然で、『握手しながら机下で蹴り合う』のが交渉というものだ。
「実際、我々が手を組んだ当初は、それが出来ていた」
翻って「サンクトペテルブルクを攻撃する」ディアボロスに対して、ラスプーチン側が「防衛の為に策を弄する」のは、互いに勝利を目指しての行動だ。
「正直、この1件だけで、協力関係が完全に反故にはならないと考えていた。だが、お前達はその時から、私を殺す気でいただろう?」
ラスプーチンの表情も、声音も沈着冷静。淡々と説く様は、僧の説教にも似る。
「プロトポポフとウィッテには、もう会ったかね? 彼らには『降伏してディアボロスの役に立つ事で生き残る』よう、指示していたが」
何より、決定的であったのは「サンクトペテルブルク攻撃を阻止されて、即ラスプーチン派との全面的敵対を選択した事」。
協力維持の姿勢を見せた一方、降伏しなければ殺されるという予測自体が『ディアボロスが全面的敵対を選択した』とラスプーチンが断じた証左だろう。
「お前達が様々な立場の者の集合である事は理解していた。その上で、一定の共通認識下での作戦行動は『何らかの魔法的な方法での意志統一があった』と予測していたが……漸く、合点がいったとも」
ディアボロス達を見据え、怪僧ラスプーチンは言い放つ。
「古代ギリシャの、衆愚政治に、近いものであると」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
「!!」
余りに辛辣な言葉に、寒気が更に凍り付くよう。一触即発の空気の中、堪らず、少年は声を上げる。
「俺達を衆愚と呼ぶとなら、あんたは何だ? 何故、アルタン・ウルクなんぞ呼ぶ? ……流石に、対策は考えているんだろうな!?」
「無論だとも。アルタン・ウルクへの対策は……ディアボロス、お前達だよ」
即答であった。
「正しく、毒を以て毒を制す。『ディアボロス』という毒と『アルタン・ウルク』という毒、互いで互いを打ち消し合えば良い」
大仰に両手を広げて見せるラスプーチン。
「アルタン・ウルクとディアボロスが潰し合い、双方が疲弊すれば、吸血ロマノフ王朝も勝機を得られよう。我がディヴィジョンが生き延びる、最も合理的な策であると思うが、如何かな?」
徹頭徹尾、ラスプーチンの主眼はぶれていない――唯々、吸血ロマノフ王朝を維持する、その為だけに。
「話は長くなったが、お互いの理解が深められたのは僥倖だった……さて、そろそろ始めるとしようじゃないか」
レイラ・イグラーナ
【旭日革命軍団A】エトヴァ様(g05705)をディフェンスし共闘
未来の話など、まず目前の脅威を排除しなければ成り立たない。
吸血ロマノフ王朝の内情は私たちには分かりませんが……内情を良く知る貴方が出した策ならば、仰る通りそれが最も合理的な策なのでしょう。
「だからこそ」です。
2年前の会談から、貴方の策は多少の不利益を被っても時間を稼ぐことにあると私たちにも分かっておりました。
だから私たちは時間を稼がせないことこそが、ロマノフを生き延びさせない最も合理的な策と考えて行動した。
答え合わせは貴方を討った未来に行います。
お覚悟を。
敵の纏う闇色のオーラの前では防具は気休め程度にしかならないでしょう。
指先で掴まれぬよう、掴まれたら多少肉を抉られても離脱し、致命傷は負わないように。
エトヴァ様の拘束の援護も受け、敵の両腕の合間を縫うようにして接近、静かに、素早く、確実に。【手製奉仕・縫】で胸に銀の針を突き立てます。
貴方たちには私たちは愚かに……そして不合理に見えるのでしょう。
それでも、これが私たちの道です。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【旭日革命軍団A】レイラさん・g07156をディフェンスし連携
旧いやり方だが片手袋を地に叩きつける
会談で握手をしたなら決裂までやる
「その時から私を殺す気でいた」か
どこに情報源を飼っているのやら
モスクワではなさそうだけど?
意味深に笑えば、彼の地の状況は伝わるか
朝令暮改を繰り返す俺達に
毒を以て毒を制すが、どうして「上手くいく」と思えるんだい
否定にも肯定にも挑発的に笑み
故国ドイツへの横槍から、実に長い付き合いだったな
同志の言葉に合わせ
御覚悟を。
レイラさんと挟撃の位置を取り、絵筆に氷晶の華を描きPD攻撃
敵の動きを観察し、枝を伸ばし縛り上げ、力を吸い取りながら、地面に縫い留める
振り解かれ焼かれても耐え拘束し続ける
反撃に備え、首や赤い目の動きに応じ、熱線をNazarの盾を構えて防ぎ、バイザーで目を保護
ディフェンス時は盾で敵の視野を埋めつつ、合間に笑い返し、自身に注意を惹きつける
縛め続け、反撃で目を釘付けにし
彼女の一撃を届かせる
希望は貴方が与えるものではない
雪原の大地から芽生え、人々が掴み取るものだ。
1度は握手したならば、決裂まで遂げるのがケジメというもの――片手袋を、地面に叩きつけるエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)。
「どこに情報源を飼っているのやら……モスクワではなさそうだけど?」
意味深に煽ってみるも、怪僧の表情は変わらない。既に語る時は過ぎた、という事か。
「そもそも、『朝令暮改』を繰り返す俺達に……毒を以て毒を制すが、どうして『上手くいく』と思えるんだい」
ラスプーチンは、答えない。その節くれた指先が、ピクリと動いたと感知した瞬間――。
ギィィィンッ!
今しも、エトヴァの咽喉を引きちぎらんとしたラスプーチンの指を、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が遮る。
(「浅い……」)
微かに眉根を寄せるレイラ。即座に銀の針を突き返すも、ディフェンスで流した闇色のオーラに前腕を裂かれた所為か、間合いを詰め切れなかった。
「希望は貴方が与えるものではない。雪原の大地から芽生え、人々が掴み取るものだ」
「その言葉こそが、証左だろう。ディアボロスは、ディヴィジョンの民を見捨てられない……喩え、クロノヴェーダの糧として生かされていると判っていようと」
如何なる返答であろうと、挑発的に笑む心算であったエトヴァの口端が震える。彼が一般人の生存に心を砕いてきたのは、紛う事無き事実だからだ。
「吸血ロマノフ王朝の内情は、私たちには解りませんが……内情を良く知る貴方が出した策ならば、仰る通り、最も合理的なのでしょう」
初手の攻防を経て、レイラは静かにラスプーチンを見据える。
「『だからこそ』です」
最初の会談から、ラスプーチンの真の目的が『時間稼ぎ』にある事は、ディアボロスとて判っていた。
「それこそ、貴方は目先の不利益を被ろうと……だから私たちは、その時間を稼がせないように、行動した」
未来の話など、まず目前の脅威を排除しなければ成り立たない。
「果たして、私達の行動が吸血ロマノフ王朝を延命させない『合理的な』策であったか……答え合わせは、貴方を討った未来に行います」
「思えば、故国ドイツへの横槍から、実に長い付き合いだったな」
お覚悟を――声をひとつに、エトヴァとレイラが動く。
リアライズペインターの絵筆が氷晶の華を描き、メイドの俊敏が無駄なく怪僧へ肉迫する。
(「捕えた!」)
具現化した氷晶の枝葉がラスプーチンを拘束し、その力を吸い取る暇こそあれ、閃いた銀の針が僧服越しにその胸を貫かんと――。
――――!!
寸前、凍れる月下美人が、砕ける。再度描かんとしたエトヴァの利き腕を超光熱の熱線が弾き、銀針と交錯した蒼白の指先が闇を纏ってレイラのデコルテを朱に染める。
「……っ」
逆説連鎖戦の攻防は、反撃に耐え続ける、そんな悠長も許さぬ刹那。故に、ディアボロスは強敵に対して、手数を以て圧倒するのだ。
「貴方には、私たちは愚かに……そして不合理に見えるのでしょう。それでも――これが私たちの道です」
レイラの決然たる言葉にも、ラスプーチンは赤き双眸を眇めるのみ。只――長髭に覆われた口元が、吐息で揺れたように見えた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【冷気の支配者】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
イオナ・ガルバローゼ
一緒に参加している仲間と連携して戦いましょう
同時に攻撃に巻き込まれないよう距離を置いて位置取り
其々の視界で観察できるものを声を掛け合い共有し
誰かが攻撃を受ける際はこちらが攻め、こちらが受ける際は誰かが攻め込めるようにします
彼が儀式場を離れないのは、この場で戦闘する事か死ぬ事が儀式の条件にあるからか不明ですが。
どうであっても易々と退けられる相手ではありませんね。
改めて【能力値アップ】の加護を受けつつ
相手が十字を切る攻撃の予備動作を観察しタイミングを合わせて
【ダメージアップ】を掛けた【Schneewittchen】を仕掛けます
鮮血の爆撃はかなり危険でしょうけれども
【ガードアップ】と【アクティベイト】で耐え忍び
一撃でも多く仕掛けラスプーチンの体力を削り取ります
複雑怪奇。そうでしょう。
だから貴方程の狡猾な者であっても私達を制御できなかった。
ただ、私達を政敵を取らせ、時間を稼ぐ策は中々に効きましたよ。
やはり怪僧ラスプーチンは危険です、ここで斃す他にありません。
ルィツァーリ・ペルーンスィン
心情
奴の発言で怒りに呑まれちまったら奴の思い通り
冷静にいかんとな
相棒の無双馬に騎乗
多少のダメージは許容
〇ガードアップで強化した障壁を結界術で展開
爆発の直撃を避ける為に常に一か所に留まらぬ様にしつつ可能な限り〇ペルーン神の焔矢を放つ
敵に隙があれば突撃し肉薄
零距離で自身の全身全霊を込めた〇ペルーン神の焔矢をぶち込む捨て身の一撃を叩き込む
衆愚政治
お前達にはそう見えるんだろう
だが其れでも俺達は多くのディヴィジョンを降し勝利してきた
其れが現実だ
其れに何れは俺達の足元を掬い滅ぼすつもりだった貴様が先を越されての其の発言は負け惜しみにしか聞こえんぞ
ギリシャへの侮辱と言い不愉快極まるな
俺達は人々を見捨てるなんて俺達に遺志を託した復讐者達に顔向けできない真似出来やしない
騎士を目指す身としちゃ猶更に
だが俺達を甘く見るな!
お前の目論見を超えアルタン・ウルクを倒し人々を護り立ちはだかるドラキュラを筆頭にしたジェネラル級を討ちニコライ二世を討つ!
故郷を取り戻す為磨いた我が力、我が神の焔矢で貴様を死出の旅に送ろう!
「衆愚政治……お前にはそう見えるんだろう。だが、俺達は多くのディヴィジョンを降し勝利してきた。其れが現実だ」
相棒の無双馬『スヴェルカーニエ』に騎乗。名乗りに代えて、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は声を張る。
「何れは俺達の足元を掬い滅ぼすつもりだった貴様の発言は、先を越された負け惜しみにしか聞こえんぞ」
「ディアボロスの武勇は勿論、認めているとも……何れは、と私が機が窺っていた事もその通り」
激する様子もなく、ラスプーチンは簡潔に指摘する。
「だが、ディアボロスの戦果と意思決定の程は、全く別の話だ。違うかね?」
ルィツァーリにとって、不愉快極まりなかった古代ギリシャを引き合いに出した事も、怪僧には事例を挙げたに過ぎないのだろう。
(「怒りに呑まれちまったら奴の思い通り……冷静にいかんとな」)
小さく深呼吸。ルィツァーリはラスプーチンと睨み合う。彼に先んじて、仕掛けたのはイオナ・ガルバローゼ(空染めの一輪・g07485)。
(「この期に及んで、ラスプーチンが儀式場を離れないのは……儀式の条件であるからでしょうか」)
必要なのは戦闘行為か、或いは死ぬ事か――判然としないが、易々と退けられる相手では無いだろう。
冬野に香れ、歴史を送る葬送の花よ――。
徐々に、確実に積み上がっていく残留効果を頼りに、祈りの言葉を捧げる。呼び起こすは、津波の如き雪崩。鋭利なる氷が牙を剥き、豪雪の質量が怪僧目掛けて圧し掛かる。
「空駆けし天空の神よ、偉大なる雷神よ!」
すかさず、ラスプーチンへ突撃するルィツァーリ。イオナへの反撃か、十字を切る仕草が見えたが、構わず巨砲を顕現する。
「我が敵を討つ為に御身の焔矢を降らせたまえ!」
最初から全身全霊を込め、零距離砲撃をぶっ放す。
――――!!
爆風と雪崩に、怪僧の影が掻き消えるのも束の間。間髪入れず、鮮紅の爆発が2人を襲った。
「……っ」
結界砕く威力に追撃を警戒し、ルィツァーリは愛馬を駆けさせる。
凍土を踏みしめ、衝撃を堪えるイオナ。追い詰めているのは、ディアボロスの筈だ。それでも、胸に迫る危機感は消えない。
(「何としても、ここで斃さねば」)
その狡猾さは、誰しも知る所だろう。政敵を相手取らせる怪僧の『時間稼ぎ』は、イオナとしても――ルィツァーリとしても、見過せなかった。
(「人々を見捨てるなんて、俺達に遺志を託した先達に顔向け出来やしない……騎士を目指す身としちゃ猶更に」)
だからこそ、イオナは、ルィツァーリは声を上げる。
「複雑怪奇……そうでしょう。だから、貴方程の狡猾な者であっても、私達を制御できなかった」
必ずや勝利を掴み取る、堅い意志を込めて。
「俺達を甘く見るな! 故郷を取り戻す為磨いた我が力、我が神の焔矢で貴様を死出の旅に送ろう!」
そう、ここで足踏みなんてしていられない。ラスプーチンの目論見を越え、アルタン・ウルクを斃し、人々を護ってみせる――何れ、未だ残存するジェネラル級を、断片の王を討ち果たすのだから。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【冷気の支配者】がLV3になった!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!
音羽・華楠
……個人的には、あなたの私たちに対する駄目出しは結構的を射てると思いますよ、ラスプーチン。
――その衆愚政治の集団に、この改竄世界史がここまで追い詰められてる事実を棚上げにしてなければ。
負け惜しみはいくらでもどうぞ。
あなたを討ち、アルタン・ウルクも退け、私たちは吸血ロマノフ王朝を最終人類史へ絶対奪還する!
それを冥土で見てなさい!!
ネメシス形態発動。
狐耳と尻尾が消え、黒髪黒瞳の人間の姿に。
《雷幻想・瞬動》で雷速の体動と反応を身に宿し、ラスプーチンへ突貫します。
文字通りの電光石火の速さの勢いを乗せ、『ルーンアックス・カレイドスコープ』の刃を叩き付けましょう。
その威力、衝撃は、ジェネラル級であっても痛撃になると信じて!
あなたが死ぬまで何度でも!!
反撃の爆発は、逆説連鎖戦では完全な回避は無理と割り切ります。
《瞬動》の速さを活かして戦場を駆け回り、照準を絞らせないことで、最悪爆心地には身を置かずに済むように立ち回りましょう。
それだけで大分違うはずです。
ラスプーチンの名、あるべきところへ還す時です!!
音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の狐耳と尻尾が消える――其処に居るのは、復讐を誓う黒髪の少女。
「……所詮、あなたの言葉は負け惜しみ。いくらでもどうぞ」
黒い瞳が鋭くラスプーチンを見据え、バチリ、と華楠の身体に雷気が走る。
「あなたを討ち、アルタン・ウルクも退け、私たちは吸血ロマノフ王朝を最終人類史へ絶対奪還する! それを冥土で見てなさい!!」
――その実、ラスプーチンのダメ出しは、結構的を射ていると思う。負け惜しみという言葉を重ねられたとて、歯牙にも掛けない様子も目の当たりにしている。
(「それでも、怪僧曰くの『衆愚政治』の集団に、この改竄世界史が追い詰められてるのだって事実です」)
弱気になるな、刃を繰り出せ――長柄斧を手に、華楠は力強く地を蹴る。
疾きこと風の如く、動くこと雷霆の如し!
雷速の体動と反応を身に宿し、ラスプーチンへ突貫する。
「雷天大壮――急急如律令!!」
肉体に帯びる雷気を乗せ、叩きつける。その威力、その衝撃が、ジェネラル級であろうと痛撃になると信じて。
――――!!
そのまま、駆け抜ける華楠に、鮮血色が爆ぜる。
(「大丈夫……爆心からは、外れています」)
痛みに目を背けるように、動き続ける。
逆説連鎖戦である限り、反撃の完全回避は相当に厳しい。でも、立ち回りは決して無駄ではない筈だ。
一転、攻勢に出た華楠は鋭く叫ぶ。あくまでも、強気に、顔を上げて。
「ラスプーチンの名、あるべきところへ還す時です!!」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
エレナ・バークリー
【旭日革命軍団D】コルヌ(實生さん)と連携
符牒名:スノーフレイク
吸血ロマノフ王朝の柱石だったあなたも、既に終焉が見えてきましたね。
ましてや、己の生命を代償にアルタン・ウルクを招き入れようとは、耄碌したとしか言えません。
あなたを討ち、続くアルタン・ウルクも叩き潰して、この地の民を守り抜きます!
戦闘用オートバイ『コシュタ・バワー』に「騎乗」してラスプーチンに「突撃」します。後方に控えてるコルヌに気づかれないように、派手に行きますよ。
「全力魔法」「光使い」でWing Bladeを行使。
「一撃離脱」で彼の横を駆け抜けつつ、展開した光の翼の「斬撃」でラスプーチンを切り裂きます。
反撃は、オートバイの速度と機動性を活かしつつ、魔法障壁を展開して余波を防ぎます。
ラスプーチンの周囲をバイクで駆け回って「挑発」し、コルヌに彼の意識が向かないように。
コルヌへの攻撃は間に割り込んで庇います。
コルヌの狙撃で彼が体勢を崩したら、Wing Bladeで更に追い討ち。光の翼で切り裂く。
既にあなたの時代ではないんですよ。
一角・實生
【旭日革命軍団D】スノーフレイク(エレナさん)と連携
符牒名:コルヌ
衆愚政治……そうか、お前から見たらそう呼べるものなのか
けれど。それを判断するのはお前でも俺達でもない。後世の、これから日々を生きていく人達だ
スノーフレイクが駆るオートバイや巻き上げるものに身を隠しながら機を窺おう
グラナトゥムを構え、どちらが先に仕掛けるのか直前まで気取られぬようただ静かに、狙う瞳は逸らさずに
目を、耳を、感覚を極限まで研ぎ澄ませて
彼女が作り出した時間に俺の戦闘能力全てをのせる
パラドクスを発動し、命中アップの加護を纏う銃弾でラスプーチンを狙おう
あの腕を、指を、瞳を
立て続けに銃撃を行い、奴の視界と動きを阻害しながら反撃を防ぎたい
忘れじの徽章とガードアップの力も借り、致命傷だけは避けるように
また、スノーフレイクとは互いをディフェンスし合いひとりではなせぬ戦い方を
痛みに機を逃す程の覚悟ではないよ
こじ開けた隙を今度は俺からスノーフレイクへ渡す番
ディアボロスという毒が実際どれほどの猛毒であるのか
……知ることはできないね
怪僧ラスプーチン――吸血ロマノフ王朝の柱石が1つ。
「その終焉、既に見えました」
エレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)にしてみれば、アルタン・ウルクを招き入れようなど、耄碌したとしか思えない。己の生命を代償に、など尚の事だ。
「派手に行きましょう。『スノーフレイク』、天を翔るが如く!」
漆黒の戦闘用オートバイ『コシュタ・バワー』に跨るや、アクセル全開。凍土の氷片を撒き散らす勢いで、ラスプーチンに迫るエレナ。挑発するようにエンジンを吹かし、その周囲を走り回る。
「あなたを討ち、アルタン・ウルクも叩き潰して、この地の民を守り抜きます!」
機と見るや一転して、急接近。すれ違いざま、オートバイの両サイドに生じた金色の光翼が、僧衣ごと瘦身を切り裂く。隙あらば、追撃する勢いで。
「既にあなたの時代ではないんですよ」
「そうかね? では、しぶとく老骨に鞭打つとしよう」
(「目を、耳を、感覚を……極限まで研ぎ澄ませ」)
標的を凝視する、翠の双眸。スナイパーライフル『グラナトゥム』を構え、只々静かに、戦騒に紛れて。
――その肉叢に崩壊を。
確かに、穿った。狙い澄ました一角・實生(深い潭・g00995)の狙撃が、怪僧の指先を。
「次は、あの腕を、そして……瞳を」
まるで、その呟きに呼応するかのように――よもや、赤きその目と翠眼が合おうとは。
ハッと息を呑み、オートバイを返そうとしたエレナが爆ぜる。
「……っ」
鮮血色の爆炎が上がった瞬間、ラスプーチンの影がぶれる。
「!!」
伏兵も目くらましも、先制攻撃を果たすべくして意義がある。だが、逆説連鎖戦は圧倒的優位でない限り、攻撃に反撃は必ず発生する。
そこに、彼我の距離は関係ない。
――――!!
周辺時空を強烈に歪め、ラスプーチンの手技が奔る。喩え、人差し指の第一関節から先が消し飛んでいようと、闇のオーラに包まれた指先は、的確に、實生の咽喉を掴み掛る。
「コルヌ!」
反撃に対するディフェンスは、不可能。
「ぐ……」
連射の暇も無かった。不可視の障壁に【ガードアップ】を重ねて尚、突き破り、絞め上げる、闇纏う手。
「やらせません!」
間一髪、エレナがラスプーチンに突進して来なければ、喉笛を引きちぎられていたか、握り潰されていたか。
「……大丈夫」
エレナの気遣う視線に小さく頭を振り、狙撃銃を構え直す實生。
「痛みに機を逃す覚悟ではないよ」
戦っているディアボロスは、實生独りではない。エレナのみならず、仲間のパラドクスがこじ開けた隙を、何度だって撃ち抜いて見せる。パラドクスにパラドクスを畳み掛け、今こそ、ひとりではなせぬ戦い方を。
「ディアボロスという毒が、実際どれほどの猛毒であるのか……残念ながら、お前は知ることはできないね」
ディアボロスの戦い方を評価するのは、当事者ではない――後世の、これからを生きていく人達だ。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
括毘・漸
追い詰められた末の策が、自分の身を捧げての自爆もどきとはね………。
身を捧げる程の忠誠心を持っているとは感服しますが、人々にも被害が及ぶその手段を見逃す訳にはいきませんからね。
銀のサーベルを口に咥え、両手を地面につき、獣のような構えをとり、ラスプーチンの首目掛けて斬り込みます。
四肢を使い、軌道を読まれないようにジグザグと動き、ラスプーチンの警戒の隙間を縫うように銀の一閃を刻み込む【猟犬壱頭・冥界猛犬】を発動させ、斬撃を刻み込む。
………最初からお前を殺すつもりだったよ。
お前ら、クロノヴェーダは敵だ。
ボクらが人々を守る理由もわからない。
懸命に生きる人々を愚かだと言うお前とは、わかり合えない。
ラスプーチンの攻撃に対しては、銀のサーベルを差し込みながら、鋭いステップで更に接近しつつ、猟犬のように最後まで諦めず追い詰め、猟犬の牙たるサーベルで指先ごと斬り飛ばす。
同盟を結ぼうとも、いつかはこうなる。
だからこそ、ラスプーチン……お前の企みをここで終わらせるのですよ。
全ては、この大地で生きる人々のために。
(「……最初から、お前を殺すつもりだったよ」)
今更、言わずもがなだ。
喩え同盟を結ぼうと、それはあくまでも一時的な策であり、所詮、クロノヴェーダはディアボロスの敵だ。
「ボクらが人々を守る理由もわからない。懸命に生きる人々を愚かだと言うお前とは、わかり合えない」
怪僧が『衆愚』と形容したのはディアボロスの方針決定の方だが、クロノヴェーダにとって、ディヴィジョンの人々が糧でしかないのは確かだ。
「全ては、この大地で生きる人々のために……お前の企みをここで終わらせるのですよ」
決意を言い放ち、銀のサーベルを口に咥える。両手を地面に、獣のように構える括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)。
狙いは、怪僧の首。四肢を躍動させ、軌道を読まれぬようジグザグに動く。
猟犬の壱――斬り裂け。
一閃の残光は、猛犬が駆けた跡の如く真っ直ぐに。その一刀を以て、敵対者を斬り伏せんと。
――――!!
斬撃の寸前、頚部を庇い、腕を翳すラスプーチン。構わず、速度を上げた。このまま、猟犬のように追い詰め、牙を突き立てるまでだ。
「!?」
手応えは、確と。だが、駆け抜けんとした漸の動きが、唐突に止まる。
刃が、それ以上、通らない。
(「骨
……!」)
皮を裂き、肉を断ち、漸の刃は骨の半ばまで食い込みながら、その腕を斬り飛ばすには至らない。
――――!!
押し合う感触も刹那、ラスプーチンの指先が奔る。
「う、ぐ……」
脇腹が、抉られた。ガチリと柄を噛み、歯を食い縛る漸。その勢いに逆らわず、跳び退り、間合いを取る。
「……」
流石に、怪僧も無傷ではない。切断こそされていないが、その左手は力なく動かない。そこまでして、ラスプーチンは『今』、死す事を厭ったのだ。
(「身を捧げるその時までは……ってヤツですか」)
時先案内されたディアボロス達は知っている――追い詰められた末のラスプーチンの策は、謂わば自爆もどきであると。
(「そこまでして、吸血ロマノフ王朝の維持に苦心する。身を捧げるのも厭わない忠誠心には感服しますが……」)
一般の人々にも被害が及ぶその手段を、見逃す訳にはいかない。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
【旭日革命軍団B】
アンゼリカさん(g02672)とコンビでいくよっ!
毒をもって、か。
敵同士を利用し合うっていうのは効率いいもんね。
最後の最後まで嫌らしい事…。
でも、ここで全部止めて見せるっ!!
相手は格段に上のジェネラル級。
下手な小細工は通用しないとはいえ、何もしないのはなんか悔しいから、少しでも攪乱を行って見せるっ!
ラスプーチンに向って駆けて行って、間合いに入る目前でアンゼリカさんと交差するようにしてサイドステップで位置を変えるよ。
サイドステップから着地後には、高速詠唱で隙を減らしてからの全力魔法の十芒星精霊収束砲を撃つっ!
惑わされていなくても、全力全開で撃ち抜かせてもらうっ!!
敵反撃、並びに敵攻撃に対しては、パラドクス発動時に発現する光の翼で体を覆って防御を行うよ。
確かに痛いし強い…。でも、わたし達も勝ちに来たんだからっ!!
ディフェンスはアンゼリカさんをWIZで行うよ。
彼女には簡単には通させてあげないからっ!
ほんと、強いし頭が切れて厄介な相手だよね。
でも、乗り越えてみせるよ!
アンゼリカ・レンブラント
【旭日革命軍団B】
相棒のシル(g01415)とコンビで共に戦うよ
私達への理解が深められたとのことだけど
でも貴方の理解は、今私達の猛攻を凌ぐことに
役立つ事はない!
仕掛ける機を仲間と合わせ動く
ダッシュで駆け接近後、敵の間合いに入る目前で
シルと交差するようサイドステップで位置を変え
惑わせることを試みる
成功するか否かを問わずシルの砲撃と重ねるよう攻撃!
振るうは私の最大火力の光焔剣だよ
その後に境界の霧が現れようと
出し惜しみを考えて倒せる相手じゃない
全身全霊を叩き込むだけ
能力値アップ等で向上した身体能力でしっかりと攻撃を入れるッ
私のありったけを…受け取れぇーっ!
敵の反撃の爆発は盾と障壁で
しっかり凌いでそのまま近接戦を続ける
POWでシルをしっかりディフェンスするよ
得意分野が対照的なシルとはいつも
そして復讐者みんなとも!
こうして守り合い幾多の戦場を駆けてきた
欠けたものを補い合い積み重ねてきた
復讐者の「これまで」を私は信じるよ!
怪僧を倒し、その先の奪還の日を迎えるべく
《神焔収束斬》よ、最大まで輝けぇーっ!
怪僧の手負いの様に、ディアボロス達は勢い付いて追撃する。
(「毒を以て、か……」)
シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)は眉根を寄せる。
(「敵同士を利用し合うって、効率いいもんね。ホント、最後の最後まで……」)
つくづく、頭が切れる厄介な相手と思う。
「でも、ここで全部止めて見せるっ!!」
「もちろん!」
応じるアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)も、意気軒昂に身構える。
見交わすのは一瞬。二手に分かれるシルとアンゼリカ。
ラスプーチンは、歴戦のシルをして格上のジェネラル級。下手な小細工は通用しないだろう。
(「でも、何もしないのは悔しいもの。少しでも、攪乱させてみせるっ!」)
勢いよく地を蹴り、突進。己が間合いに怪僧を捉える寸前、サイドステップで位置を変える。
「裁きの光と共に輝け、生命の焔よ!」
シルと入れ替わり、真正面より光の巨大剣を構築するアンゼリカ。
「絆を力とし、未来への道を拓けぇーっ!」
――世界を司る六界の精霊達よ、宇宙に集いし天体の守護者達よ、過去と未来を繋ぐ時よ。
ほぼ同時、シルは十芒星精霊収束砲を拘束で編み上げる。
「集いて力となり全てを撃ち抜きし虹光となれっ!」
――――!!
神火燃ゆる光焔の大剣の風切る斬撃が、限界突破超出力のエネルギーが十字を描いて奔る。
「『神焔収束斬』よ、最大まで輝けっ! 私のありったけを……受け取れぇーっ!」
「全力全開、撃ち抜かせてもらうっ!!」
出し惜しみして斃せる相手ではないと、少女らは全身全霊のパラドクスを叩き込む。
「貴方の理解で、今の私達の猛攻を凌げやしない!」
光の奔流に照り映えて、誇らかに言い放つアンゼリカ。その言葉は、これまでにも相棒と共に敵を一刀両断にしてきた、揺ぎ無い自信に由るものだろう。
「……っ!?」
だが、次の瞬間、瞠目したシルが砲撃の反動を抑えた光の翼で、己が身を覆うより早く。
――――!!
光芒より迸った超光熱の熱線が、シルを真っ向から射抜く。
「シル……ッ!!」
思わず一歩踏み出したアンゼリカの足元から、鮮血色が爆ぜ、爆発炎上した。
「痛……」
膝突くを事を良しとせず、白銀の長杖を握り締めて踏ん張るシルは、薄れる光芒の中に、人影を認める。
「まさか
……!?」
シルとアンゼリカ、歴戦のディアボロスの最大火力を、これ以上ないタイミングで浴びせ掛けた。残留効果もありったけ乗せた。
「……」
大火力を浴びせられ、僧衣が襤褸布と化して尚。それでもまだ、ラスプーチンは、生きている――。
(「どれだけ頑丈なの!」)
――史実、グレゴリー・ラスプーチンは暗殺の際、毒は効かず、心臓近くに銃弾を撃ち込まれても事切れず、ネヴァ川に捨てられて漸く溺死した。
(「強い……」)
そのしぶとさを擬えたかの如き生命力に、シルが息を呑むのも束の間。アンゼリカはキッと、怪僧を見据える。
「私達は、皆と守り合い幾多の戦場を駆けてきた」
只々、目の前の敵を倒し、その先の奪還の日を迎える為に。
「欠けたものを補い合い、積み重ねてきた……ディアボロスの『これまで』を、私は信じるよ!」
「そうだよ! わたし達は勝ちに来たんだからっ!! あなただって、乗り越えてみせる!」
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
ラズロル・ロンド
【旭日革命軍団C】
マティアス君(g00097)にディフェンスと
密な連携を
どんな思惑があろうと
なんと言われようと構わないさ
たとえ踊らされたとしてもラスプーチンは倒す。アルタンは捨て置けない
その事に変わりは無いっ
仲間の攻撃に続き
ワービルハルバを放ちその全ての砂槍をラスプーチンに突き刺すべく
雨あられと降らそう
避けられる可能性も、多くの槍が一振りで滅せられる可能性もあるだろう
避けに避けられたその先でも、たった一本でもその身を貫き、地に止める槍を連続的に放ちマティアス君へ繋げる
可能であれば【ダブル】で更なる追撃を
これが賭けでも、ただただ敵を貫く一心で
反撃の熱線は
瞬時の判断で体をずらし躱すか
刺さっている砂槍を盾に利用
一瞬で崩れる槍も、傷も構わず動き、2撃目の機会を狙おう
マティアス君の衝撃波によろめく先に砂槍を落とし立て直しの妨害と止めの砂槍を
与えたダメージは活路を開く一撃にっ
マティアス・シュトローマー
【旭日革命軍団C】ラズロル(g01587)と密な連携を
君が負けるのは俺達の力を見誤っていたからだけじゃない
その強さ故に独断専行したから
ラズロルの攻撃から間髪を入れずにパラドクスを発動。砂の長槍に紛れるようにダッシュで接近。地を蹴った勢いそのまま衝撃波を伴う一撃をお見舞いするよ
【ダメージアップ】の効果も乗せ、出し惜しみ無しの全力を。例え回避行動をとられても周囲の空気ごと吹き飛ばす気概で
ここまで繋いで貰った思いを無駄にはしない
そして
俺達が勝つのは武勇が優れているからだけじゃない
一人一人の力を撚り合わせて、より大きな力を生み出せるから――俺達にも想像出来ない程のね
こちらへと伸ばされる手はライオットシールドで払い、防ぎ切れないものは重ねた【ガードアップ】の効果を纏わせて振り切り耐える。腕も足も繋がっているのならまだ動く!
ラズロルとは声を掛け合い、相互ディフェンスで苦手な能力値をカバー。受けるダメージを可能な限り軽減したい
ドイツの奪還戦から続く長い因縁も今日で終わり
別れ際はスパッと綺麗でありたいね
「……」
少女達の決意の声にも、怪僧は紅の双眸を眇めるのみ。
(「もしかして、咽喉やられちゃったのかな?」)
打たれ強ければ、叩き潰す迄続けるとばかりのパラドクスの集中砲火にも、ラスプーチンはそれぞれ反撃を突き返しながら、声もなく耐えている。
(「ま、どんな思惑があろうと構わないさ」)
喩えその掌上で踊らされていたとして、ラスプーチンは倒すし、アルタン・ウルクは捨て置けない。ラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)にとって、やるべき事に変わりは無いのだ。
――天より降り注げ 数多なる砂の槍。
瞬時に召喚した無数の砂の長槍を、雨霰の如く。優勢の程に差こそあれ、パラドクスは基本、命中する。攻撃対象が多に及べば、パラドクスの威力も散じるもの。だが、砂槍の一突きが数多重なれば、怪僧の命脈を断つ可能性もあろうか。今は唯々、敵を貫く一心で。
「熱っ」
次の手を繰る暇を与えず、赤色呪殺眼がラズロルを射抜く。それでも、灼け付く痛みに構わず、風塵魔術の行使に集中した。動ける間は、動き続ける。
(「【ダブル】は……流石に厳しいか」)
100分の1の僥倖は、そう簡単に得られまい。通常、発動確率の低い残留効果を実用に足る作戦に組み込みたければ、より計画的なパラドクスの選択が不可欠だろう。
だが、ディアボロスが単独でクロノヴェーダに挑む事自体、稀なのだ。
Leck mich am Arsch!
地面に突き刺さった砂の長槍が崩れる寸前、その陰から飛び出したのは、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)。
「……なんてね」
鋼の籠手が、怪僧の胸を突く。重い手応えを押し切るべく、出し惜しみなしの全力を一打に懸ける。周囲の空気すら吹き飛ばす勢いで、衝撃波が巻き起こる。
「俺達が、勝つよ」
大言壮語と嗤うなかれ。何も、ディアボロスが武勇に優れると驕る気なんてない。
「それだけじゃない。1人1人の力を撚り合わせて、より大きな力を生み出せるからだ……俺達自身にも、想像出来ない程にね」
――その軌道は、さながら黒き蛇の如く。するりと懐に伸ばされた黒き指先が、獲物を食むように、少年の肉を抉っていく。
「マティアス!」
ラズロルが撃ち込んだ砂槍が、重なる2つの影を強引に分かつ。
「平気……でも無いけど、大丈夫」
3段重ねた【ガードアップ】の賜物か。内臓まで引きちぎられずに済んだ。腕も足も繋がっている。まだ動ける!
「君は、負ける。だけど、俺達の力を見誤っていたからだけじゃない」
再度、地を蹴った勢いそのまま、鋼の拳で壁を突き破るように。立ちはだかるもの全てを打ち払う、嵐のような一撃を。
「その強さ故に、独断専行したから。君に、活路を開いていくれる仲間は、もういない!」
今こそ、確信を持って断言出来る――ドイツの奪還戦から続く、長い因縁も今日で終わり。
(「別れ際は、スパッと綺麗でありたいね」)
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【操作会得】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
イシュア・アルミゴス
どう捉えてくれてもいいけど、理解されないってのは悲しいもんだ。
君らの所業はさておき、君の考えは嫌いじゃなかったよ。
だからこそここで倒さなきゃいけないんだけどね。
…さあ、足掻いて見せなよラスプーチン。生き残らなきゃ、残るものも残らないぜ?
仲間たちと連携し、敵の死角を突き隙を狙い的確に消耗させていこう。
アヌビスの守護で体の周囲を保護し、セルケトテイルを構えて姿勢を低く、突撃の構え。
パラドクスを発動し全身に雷電を纏わせ、一気に接近。槍を大きく振るい掴もうとする腕を払い
多少の負傷は許容範囲だ。ドイツで初めて僕らと戦った頃と段違いだろう?
火力を高めた槍を繰り出し一気に貫く!
君が思っているより思い通りに動かないんだよ。
僕らも、君らのお仲間も、ね?君がこの意味を知る機会が無いのが残念だ。
度し難いねぇ、お互いに。君程このディビジョンを憂いているジェネラル級は居ないってのに。
さよなら、ラスプーチン。優秀がゆえに理解されない哀れなヴァンパイアノーブル。
「さあ、もっと足掻いて見せなよ、ラスプーチン。生き残らなきゃ、残るものも残らないぜ?」
ディアボロスのパラドクスは、絶え間ない。集中砲火の最中、イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)の言葉は、いっそ皮肉じみて。
「所業はさておき、君の考えは嫌いじゃなかったよ……だからこそ、ここで倒さなきゃいけないんだけどね」
ハイテンションに、饒舌に。怪僧の反応など、既に関係ないと言わんばかりに。
「君が思っているより、思い通りに動かないんだよ。僕らも、君らのお仲間も、ね?」
この意味を知る機会が、君にもう無いのが残念だ――対物貫通生体槍尾『セルケトテイル』を構え、イシュアは姿勢低く、突撃の構え。
「今更、僕達の事なんて、どう捉えてくれてもいいけど。理解されないってのは悲しいもんだ……度し難いねぇ、お互いに。君程、このディビジョンを憂いているジェネラル級は居ないってのに」
電撃発生機構ジェネレータ、オーバーロード――溢れ出る膨大な電撃を全身に纏い、イシュアは唇に不敵な笑みを刷く。
「……冥府への門出だ、激しくいくよ」
――さよなら、ラスプーチン。優秀がゆえに理解されない、哀れなヴァンパイアノーブル。
火力を高めた槍を繰り出し、一気に貫く! その様、砂漠に蠢く怒れる蠍の如く。
「ドイツで初めて、僕らと戦った頃と段違いだろう?」
煽るように嘯きながら――だが、返る手応えに、イシュアは眉根を寄せる。
(「怪僧自ら、当たりに来た?」)
「……ふふ」
串刺しにされたまま、その傷口から灼け爛れながら――無理矢理に絞り出していると知れる、軋るような声音。
「仕度は、整った。間に合ったとも」
――――!!
ディアボロス達が穿ち続けた、数多の傷口。ラスプーチンの全身から、霧の如きが噴き出すや、俄かに視界を閉ざすように、立ち込める。
シュゴー、シュゴー――。
その『霧』の奥から、腹の底に冷たく響くような、不気味な鳴き声が幾重にも木霊する。
「如何なディアボロスでも、この侵攻を、防ぐ事は出来まいて」
唐突に、イシュアの槍から気配が失せる。
――私の、勝利だ。
斯くて、ディヴィジョン境界の霧の向こうより――アルタン・ウルクが現れる。次々と、その禍々しき姿が、悍ましく波打った。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【操作会得】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
一角・實生
【旭日革命軍団】
最期の時さえ自らで選び決めるなんて、全ては己が手中ってわけか
それなら手の届かない場所で見ているといい
お前の思惑が打ち砕かれていくさまを
直ぐに霧の範囲や仲間の状態、敵の配置状況を観察しパラドクス通信或いは無線機で共有しよう
能力値アップで己を強化
仲間と連携した立ち回りを主とするよ
やや後方に位置し援護が必要な仲間の元へ迅速に向かえるようにするほか、広く取れる視野を活かし戦況を逐一報告する
泥濘の地と冷気の支配者は敵の純粋な移動速度低下のほか、仲間の大きな突出防止や立て直しに役立てよう
己が倒れない範囲でSPDディフェンスも行う
パラドクスに命中アップとダメージアップをのせ仲間と目標を合わせるほか、左右のふたりを要とした陣形の維持と敵の押し戻しを狙いたい
仲間や己の消耗状況によっては弱った個体を巻き込みグロリアスで回復
反撃はグラナトゥムで牙を撃ち抜いていく
破壊しきれなかった牙は忘れじの徽章とガードアップで受け流していくよ
耐えよう
ここが正念場だ、今を凌げれば必ず
仲間と己を励まし戦い続けよう
ヴィルジニー・フラムヴェールト
パラドクストレインを襲い、アルタン・ウルクを招くなんて
ラスプーチンは、敵に回すほど嫌な事をするわね
儀式を失敗させ、アルタンの侵攻を食い止める事を目的に戦いましょう
向こうは大群だしこっちも大勢で当たりたいものね
どんな形や範囲で攻めてくるのか看破して
【パラドクス通信】で情報共有をしながら、手薄になりそうな所を援護するわね
臨機応変に、場面に対処できる動きをするわ
≪マーシレスタクティクス≫で、人形歩兵部隊が銃弾と砲弾を浴びせかけるわ
連戦の仲間に負担が重なりすぎないように
目の前の敵を倒したら、新しい敵が来た出鼻に攻撃するわ
仲間と攻撃先を合わせて倒していくわね
戦線全体を見ながら、戦線を突破してきた敵がいれば、率先して前で押し止めるわ
赫眼閃光は≪Rosée du matin≫で魔力の盾を形成して防ぐわ
【効果2】の恩恵を受けて、得意な能力で近い方をディフェンスよ
誰かが孤立しないように気をつけて守りあうわ
わたし達は、取るに足りない存在かしら?
力を合わせれば、巨人にだって立ち向かえるのよ
アドリブ、連携歓迎よ
「!?」
救援機動力を以てコルツォヴォに駆け付けたヴィルジニー・フラムヴェールト(緑焔の奇蹟・g09648)は、思わず息を呑む。
「ディヴィジョン境界の霧が……」
今しも霧は、拠点を覆い尽くさんとしている。見渡す限り、人影は無い。先陣のディアボロス達は、既に霧の中だろう。
(「パラドクストレインを襲い、アルタン・ウルクを招くなんて」)
パラドクストレイン襲撃は、ヴィルジニーも当事者だった。敵に回った怪僧の謀は、つくづく嫌らしい。
「!!」
急ぎ霧に飛び込んだヴィルジニーは、再度息を呑む。
シュゴー、シュゴー――。
視界を埋め尽くす黒の波。触手がうねうねと蠢く中、ギョロつく赫眼から光線が迸る。
「こんな……」
「観察とか俯瞰とか、そんな悠長も生易しいな」
溜息混じりに応じたのは、一角・實生(深い潭・g00995)。
「耐えよう、ここが正念場だ。今を凌げれば必ず」
次々と押し寄せるアルタン・ウルク目掛けて、 紺青の雷が迸る。
「援護するわ!」
怯んだ3体目掛けて、ヴィルジニーもマーシレスタクティクスを発動。人形歩兵部隊の銃弾と砲弾を浴びせ掛けていく。
だが、實生が狙撃銃を構え、ヴィルジニーが魔力の盾をを形成するより早く、牙の群れが、赫眼閃光が相次いで2人を穿つ。
『突出するな、すり潰されるぞ!』
【パラドクス通信】で警告を発する實生。複数対象のパラドクスを撃った所で、焼け石に水感も甚だしい。
「【泥濘の地】と【冷気の支配者】が低下させるのは、移動速度だけだからな……」
アルタン・ウルクとの開戦時、【泥濘の地】は2段、【冷気の支配者】は3段積み上げられていた。移動速度の低下率は単純な足し算ではない。まず【泥濘の地】で80%まで低下し、【冷気の支配者】で更に3割減じて、現状は56%まで移動速度は低下している計算だ。
尤も、移動速度は逆説連鎖戦に関与しない。残留効果を積み上げ続け、その場から動けなくなったとして、アルタン・ウルクのパラドクス発動は全く支障が無いのだ。
つまりは――不用意に遊撃に出ようものなら、目立つ端からアルタン・ウルクの攻撃が殺到し、忽ち新宿島へ送還される事態となるだろう。
数は純然たる火力であり、一糸乱れぬ動きは大いなる脅威だ。
(「ディフェンスする、余裕なんて……」)
唇を噛むヴィルジニー。傍らの實生はどうやら敏捷に長けるようだ。周囲は何れも歴戦の猛者達であるが、ディアボロスはそれぞれ個性的だ。奇蹟使いであり思想家たるヴィルジニーにも、ディフェンスする余地はあるだろう。
だが、それでも。ディフェンスの成功率は最大で3割。ディフェンス対象を増やせば増やす程、成功率は反比例に下がっていく。
ディフェンスで護り合う――言うは易く行うは難し。敵が強大であれば、尚の事。
「でも……何とか食い止めないと」
敵の出端を挫くように、ヴィルジニーが人形歩兵部隊の銃弾と砲弾を浴びせ掛ければ、すかさず、實生が標厳つ霊で追撃する。
被るパラドクスが敵の反撃なのか攻撃なのか、早々に判らなくなる程、敵の数は圧倒的。それを、残留効果を駆使して必死に耐える。
「怪僧ラスプーチン……最期の時さえ自らで選び決めた。全ては、己が手中ってわけか」
「クロノヴェーダの掌の上に踊らされる……わたし達は、そんなに取るに足りない存在かしら?」
忌々しそうな實生の呟きにも、ヴィルジニーは誇らかに顔を上げ、頭を振る。
「違うわ。力を合わせれば、巨人にだって立ち向かえるのよ」
「……そうだね」
今も、ディアボロス達は、一丸となって戦い続けている――『霧』が消滅する時まで、アルタン・ウルクの侵攻を食い止めるべく。
(「ラスプーチン、手の届かない場所で見ているといい……お前の思惑が、打ち砕かれていくさまを」)
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV2が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
シル・ウィンディア
【旭日革命軍団】
通信機器(無線機)を用意
パラドクス通信が使えるならそちらを優先するよ。
アルタン・ウルクがこんなに…。
最後の最後まで厄介なことを…。
ネメシスモード開放、黒髪赤目の堕天使モード。
突出しないけど、みんなより少し前に出てアルタン・ウルクと対峙。
孤立状態にならないように注意。
冷気の支配者と泥濘の地でアルタン・ウルクの移動速度を低下させ、霧から出る速度を落とすよ。
出てきた敵で手近な相手から攻撃を仕掛けていくね。
高速詠唱で隙を減らした竜雪光風撃で攻撃。
敵攻撃に対しては、黒の天使の翼で体を覆って防御。
くぅ、さすがに厳しい…。
抜けそうな個体を見つけたりしたり、味方が消耗し危ないところがあればみんなに伝達。
自身の消耗が激しいなら、声をかけて少し後退するよ。
ディフェンスはWIZで周囲の人へ
但し、自身のHPが残り1/4の時はディフェンスは行わない。
突破を抑えることも大切だけど、一番は孤立しないことが大切。
アルタン・ウルクより数で劣るわたし達が各個撃破されたら、戦線を維持するのは難しいからね。
(「アルタン・ウルクがこんなに……」)
最後の最期まで厄介な怪僧の置き土産に、険しい表情のシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)。
その青髪が黒く、碧眼が紅く変じていく。黒き天使の翼を広げ、白銀の長杖を構える。
「竜よ息吹よ、暁の光よ、凍てつく水よ、吹きすさぶ風よ、我が前の障害を凍てつかせよっ!」
光と水と風、三属性混合精霊魔法――竜雪光風撃。凍てつく吹雪が、目したアルタン・ウルク2体を巻き込み、吹き荒ぶ。
(「残留効果で、アルタン・ウルクが足止めされている間に!」)
顕れる敵を片端から討つべく、高速詠唱を続けるシル。凛と黒の波を見据え、次々とパラドクスを放つ。
(「1番大切なのは孤立しない、だよね」)
ディアボロスとアルタン・ウルク、数の差は常のクロノヴェーダの戦いより歴然。
(「各個撃破されたら、戦線の維持も難しいからね」)
『突出するな、すり潰されるぞ!』
折しも、【パラドクス通信】越しの警告が聞こえた。だが、シルにしてみれば『みんなより少し前』という感覚。背中越しの仲間の気配に、孤立状態とは思っていなかった。
シュゴー、シュゴー――。
だが、次なるパラドクスを放とうとしたその時――視界を埋め尽くすアルタンウルクの眼球が、一斉にギョロリとシルの方に向けられる。
「!?」
仲間と照準を合わせ、手負いの敵から着実に倒していく――多で敵に対するディアボロスの基本的な作戦だ。
だが、裏返せば、それは敵も取り得る戦術だ。圧倒的大群で押し寄せながら、意思統一も迅速なアルタン・ウルクであれば尚の事。
(「くぅ、さすがに厳し――」)
咄嗟に身を護ろうと、全身を覆った黒き天使の翼が、忽ちズタズタに引きちぎられていく。
――――!!
四駿蹄駆が、四狗虚牙が、赫眼閃光が、夥しくシル1人へ殺到する。たかが一撃、反撃を被った所で顧みない。数という暴力で、今この時に標的を完膚なきまでに叩き潰す。
「……っ、あ……」
他のディアボロスが介入する間隙は勿論、シルに消耗の激しさに危険を覚える猶予も、後退する暇も与えない。
恐らく、シルの火力は目立ち過ぎた。そして、脅威を排除するべく雪崩れ打った集中攻撃を凌ぎきれる程、打たれ強くも無かった。
――――!!
アルタン・ウルクの巨大な眼より、禍々しい光線が迸る。
「シル!?」
呼び声が、何故か酷く遠くに聞こえる――胸を射抜かれ、見開いた紅の双眸が、トドメを刺しに来た黒影を認める。
竜よ、息吹、よ……。
少女の背に光の翼が弱々しく顕現した瞬間、巻き起こった吹雪は常より威力を増して異形を凍結、粉砕する。
【ラストリベンジ】発動――それは、最後の最後まで、刺し違えんとするディアボロスの復讐の意志。
「よ、し……」
己が反撃を見届けて崩れ落ちた小柄は、ディアボロス達の目の前で掻き消えた。
『シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)は重傷を負った』
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
【旭日革命軍団】
最後の最後まで色々企てる相手だったよね
ラスプーチンの「勝利」としない為にも
きっちり「アルタン・ウルク」を止めないと!
ネメシス形態の聖女姿へ
冷気の支配者と泥濘の地の効果を活用し
アルタン・ウルクの速度を減衰させ
仲間と横陣を展開して攻撃を重ねるように
パラドクスを打ち込むっ
輝く星々で敵を爆破させると共に【ガードアップ】を積み上げ
障壁の護りをさらに固め、アルタン・ウルクの
反撃を凌ぐ助けとするよ!
相手は大勢だけど、焦らない
攻撃の際は出来るだけ
倒せそうな個体を巻き込むようにして、【グロリアス】の恩恵を受け
回復をしながら戦っていこう
大丈夫、私達なら凌げるよ
今迄だって乗り越えてきたもの!
自身の体力が十分なら【旭日革命軍団】の仲間を
powでディフェンスするね
孤立する仲間がいないように
集中的に攻撃を受ける仲間がいないように。
声をあげ情報を周知、戦線維持を務めていこう
使えるならパラドクス通信も活用していくね
輝け《天輪輝星】、そして私達の奪還の志!
絶対絶対、倒れない
必ず皆で耐え抜いてみせるからね!
「シル!?」
片翼が、もがれた――アルタン・ウルクの集中攻撃を凌ぎ切れず、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の目の前で、彼女の姿が掻き消える。
「そんな……っ」
距離にしては短い。だが、アンゼリカがそこへ駆け付ける事すら、戦況は許さない。
「横陣を崩しちゃ駄目だよ!」
唇を噛むのも束の間。可憐なる聖女の如き姿で、アンゼリカは声を張る。
横陣は、敵の進行を遮るように、横並びする基本的な陣形だ。戦場の視野を広く取れる程、互いが離れていては、容赦なく切り込まれるだろう。ディアボロス達は左右二手に司令塔を置きながら、これ以上、戦線が崩されぬよう、結束を固める。
元より逆説連鎖戦に、彼我の距離は関係ない。各々得意な間合いはあろうが、何処に居ようと、敵を捕捉出来ればパラドクスを命中させられる。
それは敵とて同じ。残留効果で移動速度を減じようと、アルタン・ウルクも攻撃に支障は無いのだ。
だからこそ、ここで戦線を突破され、霧の外に出す訳にはいかない。
(「ラスプーチンの『勝利』としない為にも、きっちり『アルタン・ウルク』を止めないと!」)
決意も新たに、詠唱するアンゼリカ。
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
裁きの光が、星を描く。輝く星々は、アンゼリカの勇気の結晶。アルタン・ウルク3体を、次々と爆破する。
「……っ」
同時、【ガードアップ】を積み上げるも、猛進する異形の触手が、障壁の護りを巡らせる端から砕いていく。
更には、反撃を遥かに超える回数の攻撃も凌がねばならない。懸命に耐えては、反撃を返していくアンゼリカ。移動こそ少ないが、目敏く手負いの敵を認めては、パラドクスを畳み掛けていく。
(「焦らない、焦らない」)
流石に【ドレイン】の発動は厳しいが、『彼女』が残してくれた【グロリアス】は、着実な継戦の力となってくれている。
「大丈夫、私達なら凌げるよ。今迄だって乗り越えてきたもの!」
輝け《天輪輝星】、そして私達の奪還の志! 絶対絶対、倒れない――アンゼリカは、仲間を鼓舞するように、誇らかに声を張る。
「必ず、耐え抜いてみせるからね!」
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【旭日革命軍団】
青い炎を纏うネメシス
見事だよ、ラスプーチン
奴の最後の思惑まで叩き潰す
厳しい戦場だが、耐え抜こう
冷気の支配者、泥濘の地でアルタンの侵攻速度を落とす
時間まで、撃破を重ねつつ、戦線を維持して耐久を主眼に
敵の陣と戦況を観察し、立ちはだかり戦闘
横陣を組み、周囲と援護をしあい戦う
ラズロルとは陣形の左右へ分かれ、俺は左手へ
左陣の要となり維持に努める
仲間と連携を取り
PD通信あれば使用、補助にハンズフリーの通信機や大声も駆使し戦況を共有
周囲の味方と狙いを合わせ、3体技でダメージを重ね先頭から屠る
俺はタワーシールドを構えて前線で忍耐力で耐久しつつ、銃を連射し攻防一体のPD攻撃
誘導弾で狙った標的を撃ち
周囲に余力あれば、戦線が押されている所へ援護射撃
耐えて【時間稼ぎ】
消耗した方を優先しWIZディフェンス
陣に穴が開かないよう足並み揃え、着実に倒して押し止める
ガードアップを重ね、仲間のグロリアスで回復し戦う
止めは可能なら負傷の深い者が取る
反撃の光線には魔力障壁とコートで身を護り、シールドで受けとめる
(「嗚呼……見事だよ、ラスプーチン」)
横陣の左側でタワーシールドを構え、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は眉根を寄せる。
復讐誓う青い炎を纏い、魂に刻まれた大勲章の力も出し惜しみなし。味方の照準を纏めるべく、パラドクスたる誘導弾を連射する。
その手応えは確と。だが、押し寄せ続ける黒の波は、些かの衰えも知らぬよう。
禍々しき大群の召喚を、怪僧は文字通り身命を賭してやり遂げた。
(「だが、俺達は……奴の最後の思惑まで叩き潰す」)
決意を胸に燃やしながら、エトヴァの表情は厳しい。既に1人欠けている。それだけでも、厳しい戦場と判ろうもの。今は只管、耐え抜くのみ。
――――!!
敵はアルタン・ウルク。強さや大きさに差異はあれど、同一の形状だ。巨大な蹄具える四肢は、触手を捩り合わせたが如き体躯を支え、時に猛進して触手をのたくらせ、標的を引きちぎる。
霧中故に遠くは知れぬが、絶え間なく出現する『個体』を判別、標的と定め、マーキングするようにパラドクスを放つのは、集中力を要する。敵の手負いの度合いまで見定めるなら、尚の事だ。
「……っ」
シールドを構えて耐える体勢のエトヴァを、反撃の光線が穿つ。目の前の敵を攻撃し、反撃を凌ぎ、周囲からの攻撃にも備える。今必要なのは、慎重な観察眼より戦況に即応する瞬発力と判断力だろう。
流石に、犇めく敵が目前の前線に立ちながら、周囲のディフェンスや援護射撃に気を回す余裕も無い。
それでも、戦い抜く。
幸か不幸か、ディアボロスの方も、大群を前にして然程大きくは移動出来ない。常に【パラドクス通信】を通さずとも、仲間の攻撃が見えれば咄嗟に合わせ、武器を振り抜く音にパラドクス発動のタイミングを計る。
元より、耐久戦は覚悟の上。只々、これ以上、陣に穴が開かないよう足並み揃え、着実に倒し、押し止める。
「まだ……まだだ」
視野も通り難い霧中にて、終わりの見えぬ持久戦は、覚悟していても心身を摩耗させる。だが、エトヴァは顔を上げ続ける。
この霧が消え、アルタン・ウルクが失せるその時まで、膝突く事無く戦い続ける為に。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
ラズロル・ロンド
【旭日革命軍団】
ついに来た…
今一番の脅威、圧倒的物量は手に負えない
だが、ここで尻尾を巻いて逃げられるか
思惑を挫くその一心で
パンと頬を打ち気合いを入れ
行くぞっエトヴァ!
信頼する仲間と共に戦場を駆けよう
【冷気の支配者】で移動を阻害
持久戦で時間までアルタンを霧の中に抑え込む事を目的に
チーム内外と連携
ネメシス化で青白い炎を口から漏れ出すと狐半獣人化
横陣三等分分割点の右側に位置し右陣の要となるように動く
周囲とフォローし合い消耗した仲間にSPDディフェンス
武器改造した銃口を向けパラドクス攻撃
氷雪使いで強化した暴風雪がアルタンの手足を凍て付かせ一瞬でも馬脚を乱す
先頭のアルタン複数など仲間と狙いを合わせ攻撃
止めは負傷度の多い仲間に取ってもらい
ダメージ蓄積があれば止め攻撃でグロリアスを狙う
持ち場に余裕があれば、戦線が押されている所に援護射撃
反撃の牙は魔障壁でガード負傷もやむなしで耐え抜く
仲間との連携が何より大事な戦いだ
魂を燃やし最後まで食らいつき戦い抜くぞ
アルタンに喰わせる土地は、ここには無いっ
去れ!
目の当たりにすればよく判る。今1番の脅威、アルタン・ウルク――圧倒的物量は、本当に手に負えない。
(「だけど、ここで尻尾巻いて逃げられるか!」)
開戦時、気合を入れて頬を打った両手は、今は鋭い爪が伸び白毛に覆われて。白狐の半獣人と化したラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)の口からは、青白い炎が棚引いている。
寡兵で大群を押し留めるのに、戦場を駆け回る余裕が無いのはすぐ知れた。
横陣を堅守するべく、右側の方にラズロルは立つ。
――凍てつく雪よ、風と共に吹き抜け、氷に鎖せ。
アースィファト・タルジュ――武器に取り付けた「凍結付与装置」より、風の魔弾が奔る。凍れる風は吹き荒れ、アルタン・ウルクを凍てつかせる。
「今だ!」
ネメシス状態に加え、大勲章の力も開放する。風塵魔術師であるラズロルだが、氷雪使いの技能もしっかり嗜む。常より強化された暴風雪が、3体ものアルタン・ウルクを見事凍結させた。
――――!!
氷漬けはよく目立つ。動きを止めた黒影に殺到するパラドクス。その間にも、ラズロルは次なる標的を探して、目を走らせる。
(「【グロリアス】あったよね……できれば、トドメは負傷してる人に取ってもらいたいけど」)
だが、他者が咄嗟に負傷の度合いを判断するのは、容易いとは言い難い。譲り合いにでもなって、敵の攻撃が重なる方がマズいだろう。
仲間との連携が何より大事な戦いと考えるラズロルだが、ある意味、以心伝心は有り得ない。尤も、【パラドクス通信】は使えるし、通信頼りになる程、仲間同士の距離が離れている訳でもない。
声を出し、或いは態度で示す。犇めくアルタン・ウルクを目前にして、援護射撃の余裕は無い。だが、只管、パラドクスを放ち続ける事で、右側の照準を纏めている。
「ぐ……」
アルタン・ウルクの反撃は容赦ない。巨大な牙の群れに魔障壁を噛み砕かれながらも、肉体の堅固で耐えるラズロル。
「アルタンに喰わせる土地は、ここには無いっ! 去れ!」
暴風雪を操りながら内なる魂を燃やし、デザートフォックスは気炎万丈、咆哮も斯くやに叫んだ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【冷気の支配者】がLV4になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
マティアス・シュトローマー
【旭日革命軍団】
最期まで計画通りみたいな顔しちゃって
俺達が計画を破綻させる瞬間を見ずに逝けたのだから彼は幸せ者だね
アルタン・ウルクに対して横陣に展開。仲間とはパラドクス通信か無線機で連携し、霧を突破しそうな敵や孤立しそうな仲間がいればフォローを
長く戦場に立ち続け戦線を維持したい
さて。ここはロマノフ防衛の最前線
武勲を立てた俺達に皇帝がどんな褒美をくれるのか楽しみだなー
パラドクスを発動。具現化した氷柱を地面から出現させ、敵を地に縫い留めながらその急所を貫く。能力値アップの効果を重ね、攻守共に能力を底上げする事で長期戦に備えよう
また、攻撃対象は仲間と統一し、傷付いた個体を撃破する事でグロリアスで回復
泥濘の地の展開と、重ねた冷気の支配者の効果で敵の移動速度を低下させるのも忘れずに
向かってくる牙の群れはライオットシールドで往なし、防ぎ切れないものはガードアップの効果を纏って防御
自身の体力を考慮しつつ、消耗した仲間へのディフェンスも
犠牲になるのはいつだって何の罪もない人達なんだ
一歩たりとも退かないよ
レイラ・イグラーナ
【旭日革命軍団】
最期まで食えぬ方でしたね。
ここでアルタン・ウルクの侵入を許せばどれほどの無辜の人民が犠牲になるか。
守り切りましょう、私たちの手で。
【冷気の支配者】と【泥濘の地】……特に対アルタン・ウルクに特化した【冷気の支配者】で動きを鈍らせ一度にやってくる数を少しでも減らして戦いを楽にします。
【パラドクス通信】や声での連携で敵の状態を把握し、弱った敵から集中的に撃破して数を減らし、突破されないように。また、可能なら傷が深い仲間に撃破を行い【グロリアス】で傷を癒します。
【ガードアップ】と合わせて全滅ではなく時間を稼ぎ戦い続けることを目ざし粘り強く戦いましょう。
【旭日革命軍団】の仲間をSPDでディフェンスし、弱点を狙われての被弾を抑えます。
虚空より出現する巨大な牙は飛び退き致命傷は回避しつつ、防御に回り過ぎて押し込まれることがないように。肉を切らせて骨を断つ覚悟で多少の被弾は受け入れましょう。
ここで引くようで、人民のためなど言えるはずもありません。
押し留めます……!
(「犠牲になるのは、いつだって何の罪もない人達なんだ」)
だから、1歩たりとも退かない――次なる標的を求め、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)は、視線を走らせる。
刻逆が起きた当初より戦い続けてきたマティアス自身、歴戦のディアボロスだ。それでも、アルタン・ウルク相手に、一瞬たりとも気を緩められない。理屈ではなく、直感的に。
(「兎に角、戦線を維持しないと」)
戦う者として、世界の祝福を肌で感じる――地力の底上げを実感しながら、パチリと指を鳴らすマティアス。
「そら、掛かったね」
それは、変幻自在な水の魔法。今しも、突撃せんとしたアルタン・ウルクの脚下より、数多の氷柱が具現化する。
――――!!
悲鳴じみた咆哮が轟くも、マティアスの唇は薄笑みを刷いたまま。彼にしてみれば、あくまでも楽しい悪戯なのだ。
だが、足止めも刹那。アルタン・ウルクの眼球が、ギョロリと少年を捉える。
(「来るっ!」)
氷柱がへし折れるのと、マティアスがライオットシールドを構えるのは、ほぼ同時。
シュゴー、シュゴー――!!
予測は、巨大な牙の群れ。それがよもや、猛進であろうとは。
(「あ、ヤバ……」)
抉られる。不運にも、ラスプーチンの反撃で出来た傷口を。
「……っ」
激痛に目が眩む。マティアスに迫るアルタン・ウルクは1体ばかりではない。
シュゴー、シュゴー――。
少年を跳ね飛ばし、追撃ちに捩り合わせた触手がのたくらんとした瞬間。
――輝く湖面、不壊の氷壁。金切る光が憔悴を裂く。
銀の針が、幾重にも奔る。霧中に逸れたとして、鋭角に跳弾し、アルタン・ウルクを多角的に穿ち、縫い留めていく。
「大丈夫ですか?」
マティアスの前に庇うように立つのは、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)。【パラドクス通信】の通信機を一瞥する。
ディアボロスの防衛ラインの左側は、ネメシスと化し大勲章の力も以てして、何とか戦線を維持している。右は、こちらもネメシス状態と大勲章の力で圧倒的な氷雪のパラドクスで足止めした上で、着実に敵に引導を渡している。それでも、一向に減らない大群を目前にして、他方を援護する余力は無さそうだ。
(「問題は、中央」)
アルタン・ウルクの移動速度は40%まで、落ちている計算だ。だが、横陣の難点は、敵に斬り込まれて戦線突破されれば、左右に分断されてしまう事。そうなれば、各個撃破の憂き目となる。ここで、マティアスの戦線離脱は厳しい。
「まだ攻撃、出来そうですか?」
残留効果【グロリアス】は、敵を「戦闘不能」にした時、回復量が20倍となる。一見して、傷深いマティアスだが、回復の目はまだある。
(「見た目が一緒ですから、中々、狙ってトドメを刺すのは難しそうですが」)
序盤から、戦況が好転したと思えた事など無い。犇めくアルタン・ウルクの大群を、寡兵で抑える厳しさ、焦燥が胸を食む。
(「ですが、ここでアルタン・ウルクの侵入を許せば、どれほどの無辜の人民が犠牲になるか」)
ここで退く事態となっては、ディアボロスの行いが人民の為と胸を張って言えるのか――否!
「押し留めます! 守り切りましょう、私たちの手で」
「……もちろん。俺だって、まだやれる」
指先の震えを無視して、パチリと指を鳴らす。氷柱に貫かれながら、構わず猛進する衝撃を、触手に抉られる痛みを、マティアスは何とか堪えた。
(「まだ……行けます」)
一方、レイラも、牙の奔流に耐える。防御に回り過ぎて押し込まれぬよう、肉を切らせて骨を断つ――覚悟は既に完了しているが、そろそろ『多少』では済まないダメージが蓄積している。
――――!!
通信機から聞こえる、誰かの激励の声。そう、誰も諦めてはいない。
だから、2人も必死に気力を奮い立たせ、パラドクスを撃つ。少しでも長く、戦い続けられるよう、祈るように――。
――その時は、唐突に訪れる。
「あ……」
俄かに薄れていくディヴィジョン境界の霧。今しも、ディアボロス達に喰らい付かんと牙を鳴らしていたアルタン・ウルクも、儚く霧と共に消えていく……。
誰ともなく、安堵の息が漏れた。アルタン・ウルクは、コルツォヴォに蹄を踏み入れる事無く、消えた。ディアボロス達は、やり遂げたのだ。
果たして、霧晴れた儀式場はもぬけの殻。怪僧ラスプーチンの骸も失せており――僧服すら、残っていなかった。
「最期まで、計画通りみたいな顔しちゃってさ」
灰の双眸を細め、マティアスは何も無い地面を見詰める。
「最期まで、食えぬ方でしたね」
「彼は幸せ者だね。俺達が、計画を破綻させる瞬間を見ずに逝けたのだから」
実際、ギリギリだった。呼吸するだけでも、全身が痛い。だけど、意地でも苦しい顔など見せて堪るか――マティアスは、レイラにおどけた笑みを浮かべて見せる。
「ロマノフ防衛の最前線で武勲を立てた俺達に、皇帝はどんな褒美をくれるのかな。楽しみだなー」
あくまでも軽口を叩きながら、ごろりと寝転がり、北西の空を仰ぐマティアス。
「今度こそ、ですね」
対照的に瞑目し、レイラは飛行距離にして1800㎞にも及ぶ、遥かなるサンクトペテルブルクに想いを馳せた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【冷気の支配者】がLV5になった!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【グロリアス】がLV2になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年09月02日 |
宿敵 |
『怪僧ラスプーチン』を撃破!
|