リプレイ
天野・晃
アドリブ・連携歓迎
いくらなんでもディアボロスほっといてスイカ作ってるクロノヴェーダなんているワケ……
おったわ。
ホンマにスイカ育ててるやん……しかもデカいやん……プロやな……
農作業に集中してるうちにこっそり近づいて、
向こうがこっちに気付く前に不意打ちで攻撃
ここの所暑くて敵わんからな、ちょっとヒンヤリしようや!
ところで、スカラベっちゅーことは……あの黄金のかたまりってつまり……
アカン!絶対くらったらアカン!
黄金のかたまりは軌道をよく観察して……頑張って避ける
天野・月夜
アドリブ・連携歓迎
いくらなんでも、ディアボロスそっちのけでスイカ作ってるクロノヴェーダなんて……
いたわね。
しかもなんかデカくない?どれだけ熱心に作ってるのかしら……
まあ、こっちに気付いてないならそれはそれで好都合……よね!
こっちに気付いてないうちに死角から近づいて不意打ち
畑に落ちてる農具を武器代わりにして攻撃していくわね
……あー、当たりたくないわねこれ。
黄金色のかたまり(オブラートに包んだ表現)に潰されて死ぬのは御免だわ。
相手の攻撃はギリギリまで引き付けてからジャンプで回避
地中海の夏は暑く眩い。照り付ける日差しに天野・月夜(バスターガール・g08421)と天野・晃(電脳魔術師・g08422)の姉弟は思わず目を細め、東京とはまた違う海に浮かぶ島――キプロスに上陸すると早速海岸沿いを歩き出す。少し探せば見つけられるしいきなり襲いかかって来る事も無いとは聞いていた。
「いくらなんでもディアボロスほっといて……」
「そっちのけで……」
「「スイカ作ってるクロノヴェーダなんて……」」
「いるワケ……」
アクセントは違うもののほぼほぼシンクロしたセリフを吐きながら歩いていた姉弟だったが。晃の方が先に足を止め、次いで月夜も立ち止まる。
「おったわ」
「いたわね」
二人の視線の先には、海岸の砂浜には似遣わぬ緑溢れたスイカ畑。元気一杯に太陽を浴びてスクスクと葉っぱや蔦を伸ばした作物は、遠目から見てもハッキリと目視出来るほど。
「ホンマにスイカ育ててるやん……」
「ねぇ、しかもなんかデカくない?」
「ああ、デカいやん……プロやな……」
「と言うかどれだけ熱心に作ってるのかしら……」
大玉スイカが其処ら中に見事なまでに結実している。大きいし形も凄く良いし。
ずっと向こうでは大天使ミズウリエルが共に農作業に励む転がす者どもに指示を出している様子。
『其方達の黄金の玉、そして奉ずる太陽神のお陰で今年のスイカは豊作だ。こら、転がすのは構わぬが余り傷付けるなよ』
『ああっ、我ら丸いものを見るとつい転がしたくなる性分故』
完全に農作業に夢中で此方の存在に全く以て気が付く様子も無い。
「まあ、こっちに気付いてないならそれはそれで好都合……よね!」
「せやな……作業に集中しているうちにこっそり近付いて、向こうがこっちに気付く前に」
不意打ちで攻撃すべく、二人は青々茂る葉っぱに紛れながらスカラベ頭の転がす者どもが数体収穫作業している所に近づいて行く。
月夜はそこらに落ちていた鍬の絵を握りしめると突如葉っぱの隙間から現れる様に死角を突いて、転がす者どもその1その2の脳天目掛けてお見舞いする。ファーム(農場)ではあるが見事に繰り出されしストリートストライク!
『あばーっ!?』
『同志!? うぉ、ディアボロスめ、なんでここに!?』
集まってきたスカラベ頭達。攻撃受けた二体は協力し一瞬にして等身大の玉を作ると月夜に向かって一気に転がして轢きに行く!! 流石にその黄金色のかたまりが何で出来てるとか考えたくも無い。
「……あー、当たりたくないわねこれ」
あれに潰されて死ぬなんて真っ平御免。ギリギリまで引きつけてから横に大きくジャンプして回避をした月夜だが、なんか衝撃みたいのは感じた様な気が……するようなしないような。身体中に軋む痛み、撥ねられたか?
その間にも晃もまたフリージングミサイルを油断しまくっている転がす者どもに向けて放っていた。
「ここの所暑くて敵わんからな、ちょっとヒンヤリしようや!」
『あだだだだだ!! ディアボロスどもめ、我らが畑を荒らしに来るとは不届き千万であるぞ!』
冷気のミサイルを受けた転がす者どもは流石に晃達が襲ってきた事実に怒り心頭。
「いや、そもそも僕らは敵同士ちゃうん……って何持ってるん!?」
反撃にと奴等が創り出した野球ボール大の黄金の玉を見て、晃は悲鳴にも似た声出した。
(「スカラベっちゅーことは……あの黄金のかたまりってつまり……」)
それ以上、いけない。
「アカン! 絶対くらったらアカン!」
投げて来るは剛速球。辛うじて直撃は避けたものの、身を掠め走った痛みと精神的ダメージは思いの外大きかった。
「ここは……撤収や!!」
「そうね……! あ、スイカは服の弁償って事で幾つか頂いていくから!!
流石に戦いの経験浅い二人にはそれなりに強敵だったのは亜人どもによる訓練の賜物か、農作業で足腰鍛えた奴等故か。
戦略的撤退を決めた姉弟の両脇にはそれでも大玉のスイカがしっかり抱えられていたのであった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
本来この時代のスイカは果肉が黄白色で、現代のものほど甘くはなかったのです
数千年の育種の末に生み出された美味が、人々の舌と喉を潤すならよいのですが……
怪物どもの餌にしかならないのならば不要です。叩き潰しましょう
『精霊たちの召喚』を発動し、蛇と梟をけしかけます
まず蛇が畑に青々と茂る草葉の下に身を隠して敵に接近
肉薄したところで突如として飛び出し、鋭い牙で噛みつきます
蛇の奇襲で敵を混乱させて生んだ隙を突いて、目もくらむ太陽を背に頭上から梟が急襲
現代人がスイカを棒で砕くが如く、敵の頭を蹴りで粉砕しましょう
奇襲からの追い打ち、そして天と地の間の挟撃という形で、敵が容易に守りを固められないよう攻め立てます
……今、二匹とも隙を見てスイカに牙を立てた(啄んだ)ような?
精霊達も甘い果実に興味があるようですが、きっちり統制して、畑泥棒に精を出すことはしません
反撃の球は……むう、どうにも直視したくない雰囲気です
球を転がす敵の歩みを【防衛ライン】で一時停止させ、迂回させることで勢いを弱め、≪神護の輝盾≫で防ぎます
「本来――この時代のスイカは果肉が黄白色で、現代のものほど甘くはなかったのです」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)はしみじみと語る。彼女は改竄前の歴史で食べた事あるのだろうか、スイカ。
「数千年の育種の末に生み出された美味が、人々の舌と喉を潤すならよいのですが……」
砂浜一杯に広がるスイカ畑。瑞々しく結実した大玉のそれを見てエイレーネは溜息一つ。
「怪物どもの餌にしかならないのならば不要です。叩き潰しましょう」
槍の石突きで一つをバゴンと割ると、赤い飛沫が散る。実にジューシーなスイカは品種と言う面ではしっかりと侵略的外来種となる危険を有していたと言う事らしい。
「女神に仕える聖なる獣よ、穢れし者らを狩りたまえ!」
敵はトループス級エンネアド『転がす者ども』。二重の意味で穢れてそうな連中相手だが、畑仕事に夢中だったり先に仕掛けたディアボロスを追いかけてそのまま戻って来なかったりとまだエイレーネに気が付いていない様子。
喚び出された精霊は人間大のサイズを有する梟と蛇の二体。蛇は草葉の下を駆け抜け、梟は大空高く飛び上がった。
『おおこれは転がし甲斐のある大玉のスイカ――がぁっ!?』
エンネアドがスイカを手に取った所に突如鋭い牙で鎌首上げて飛びかかり噛み付き攻撃を仕掛け。
『どうした同志! ってうわあぁ!?』
驚いた他の転がす者どもが動揺を見せた隙に空から襲い掛かったのは梟。太陽の輝きに紛れて頭上から襲い掛かった蹴爪は、まるで現代人がスイカを暴で叩き砕くが如くスカラベ頭のエンネアドの頭を粉砕する。
続け様の攻撃に転がす者どもはあたふたしながら精霊達の奇襲に次々と倒れて行く。上下からの挟撃にまともな防御すら出来ぬまま、反撃する余裕も無いらしい。
『おのれ、我らのスイカを狙って来たか!』
やっとエイレーネの存在に気が付いた転がす者どもが怒声を放つも、彼女は真面目な顔で首を横に振って否定した。
「不名誉な言いがかりです。わたしの目的は亜人どもに組するクロノヴェーダを滅する事、ただ一つ」
『では、そこの二匹はなんだ!!』
「え?」
エンネアドが指差す先には、精霊二匹が――攻撃時に割れたスイカ🍉に、蛇🐍は牙を立て舌で果汁を舐め、梟🦉も地上に降りて嘴の先で果肉を啄んでいる姿。
「ちょ、精霊達……!」
エイレーネが叱る様に叫ぶと、二匹とも慌ててそっぽを向いた。
『精霊ですら興味を持つ果実! 新たなキャッチフレーズとして亜人の将に献上出来そうだ!』
「そ、そんな真似させません!」
『何にせよ敵は排除するぞ、同志ども!!』
そう言うと、その場にいた転がす者どもは巨大な黄金の球体を作りだし、エイレーネ目掛けて一気に転がして突撃をしてきた。どうにも直視してはならぬ雰囲気を胸に覚え、彼女は防衛ラインを前に横一直線に引いて守りの態勢を取った。
線にかかった巨大な黄金球はそこで勢いを落とし、転がす者どもの攻撃を盾で避けたエイレーネは再び精霊達に命じる。
「畑泥棒では無いのだと、このスカラベ頭どもに示しなさい!」
彼女の号令に、黄金球の後ろから蛇と梟が一気に襲い掛かり、畑にいたトループス級達は全て一掃される。二匹の気迫はまるで目撃の証拠隠滅であるかに見えたが、エイレーネは見なかった事にした。
ひとまず、畑にいたトループス級エンネアドは一掃出来た様だ。残るは、漸くこの騒ぎに気が付いたらしきスイカ頭の大天使のみ――!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
蹂躙戦記イスカンダルの攻略も間も無く決着となりますが、未だにシトリー以外にエゼキエル勢のジェネラル級は確認されていません
人を生かしながら感情を貪る彼らと、人をすぐに殺める亜人の在り方は噛み合わないからでしょう
……つまるところ苦境に立たされているはずなのですが、あの者に限っては楽しげですね
奪還戦まで然程の猶予はありません、速やかに決着をつけましょう
奇嬌な敵ですが油断はせず、集った仲間と共に多方向から攻め立てて守りを崩します
『奮い立つ正義の一閃』を発動し《神護の長槍》に聖なる炎の刃を発現
せっかくのスイカ割りですから、高く掲げた槍を全力で振り下ろしましょう!
胴を一直線に断ち切る軌道で燃え立つ刃を走らせ、両断を狙います
一撃で、とは行かないかもしれませんが、それなら仲間の攻撃で隙が生まれた後に再び斬りかかるまでです
復讐者は事を成すその瞬間まで諦めません!
反撃に対しては《神護の輝盾》を構えます
あの隠した部分に本当に目があるのでしょうか……?
何にせよ、棒を横殴りに盾で弾き、軌道を逸らして威力を削ぎます
蹂躙戦記イスカンダルの攻略も間も無く終わりが見えている、決着の時が近付いている。
だが、未だにシトリー以外にTOKYOエゼキエル戦争から流れ着いたと言うジェネラル級は『妖艶なる魔豹使いシトリー』くらいしか確認されていない事をエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は思い返す。
人を生かしながら信仰や恐怖の感情を貪りエネルギーとする大天使やアークデーモンと違い、このディヴィジョンを支配する亜人は蹂躙――つまり人を殺める事でエネルギーを得る。その在り方の時点で噛み合う訳が無い。
「……つまるところ苦境に立たされているはずなのですが……」
収穫したスイカを小脇に抱えて広大なスイカ畑に堂々と仁王立ちする大天使『ミズウリエル』の姿を見て、エイレーネは呆れた様に声を漏らした。
「あの者に限っては楽しげですね」
『何か申したか、そこなる女。もしや我がスイカの素晴らしさに感動し信仰に目覚めたか』
「間に合ってるのでお断りします」
何故なら、エイレーネの信仰は既に真なる女神にあるのだから。
「義憤の灯よ――」
手にした長槍に聖なる炎が宿る。正義の加護は此処に在り。高まる神聖な魔力は槍の穂先に巨大な炎の刃を作り出す。
「折角のスイカ割りなのですから
……!!」
繰り出されるは『奮い立つ正義の一閃』! 地を蹴り、高く掲げられた槍はエイレーネの体重全てを載せる様に全力を以てミズウリエルの頭に振り下ろされた!!
『うごおぉぉっっ!?』
「流石に一撃では叩き割れませんか……!」
手応えは充分有り。胴を縦に真っ二つに両断するイメージで斬りかかった彼女であったが、流石にアヴァタール級だけあってそこらの雑魚とは訳が違うらしい。
『うぬぬ、なかなかの手練れとみた。だがスイカ割りの真髄からは程遠い!!』
ミズウリエルはそう言うと其処らにあった鍬の先を折って一本の棒と成し、それを支柱にグルグル回転を開始する。
「き、奇嬌な……」
余りにも予想の斜め上な言動を目の前にしつつも、彼女は油断を解かず盾をしかりと身構えた。きっとあそこから反撃が来るに違いない。
『俺がスイカで!』
ミズウリエルは目と思しき箇所に布を巻いて目隠しをし、手にしていた棒を力強く握りしめ。
『お前がスイカだぁ!!』
「違います!!」
目隠しをしているとは思えぬ精確さでエイレーネの頭目掛けて殴りかかってきた大天使。しかし彼女は降りかかってきた棒の一撃を盾で横殴りに防ぎ軌道を変えて威力を削いだ。
「本当にその隠した部分に目が有るのですか
……!?」
相手の顔を良く見るも。――そのスイカ顔の断面には種しか見えない様な気がする。
『むむ、外したか……! だが割るまで諦めぬ!』
「復讐者も、事を成すその瞬間まで諦めません!」
今度は己の番だとでも告げる様に、エイレーネは再びスイカ頭目掛けて斬りかかる。飛び散る赤い滴は血なのか果汁なのか、もう良く解らない。再び来る反撃の打撃は全然見当外れの場所を殴りかかっていったが、それも気にするのはやめた。
「速やかに――決着をつけましょう!」
この島を……そしてこの時代を奪還するその時まで然程の猶予は無いのだから。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
下弦・魔尋
※連携・アドリブ歓迎
どんな奴だろうとこの島を守ってるやつらには変わりないしね
そろそろ大戦(おおいくさ)も近いんだ
少しでも守りは削いでおかないとね!
スイカは日本人だし、嫌いじゃないけどね
そうも言ってられないのさ!
ミズウリエルの周りに見事に豊作なスイカ畑のホログラムを大量に展開
スイカ大好きなら少しは気を取られるでしょ!
◆忍び足で一気に接近して◆不意打ちで卯杖でスイカ頭を叩く
叩いたら◆一撃離脱で距離を取る
反撃は◆残像が見えるほどのスピードでできるだけ回避
距離はすぐ取ったからね
そういう散弾みたいな攻撃は避けやすくなるよ!
当たったら根を張りつくす前にその部分を柔肌ごと手持ちの刃で切り落として深いダメージを回避
あいにくボクは可愛い可愛いサキュバスである前に忍だからね
どうせ傷つくならこれくらいの損傷は気にしないし覚悟もしてるさ!
味方との連携には気を付けてできるだけ動き回る
機があれば再攻撃も狙ってく
「まぁ……どんな奴だろうとこの島を守ってるやつらには変わりないしね……」
下弦・魔尋(淫魔導機忍・g08461)は目の前の光景を眺めながらそうポツリと呟いた。
海岸に近い砂地は見事なまでのスイカ畑。そして仁王立ちするスイカ頭の大天使。あんなであっても戦争となったら駆り出されるのかも知れない、多分。
「そろそろ大戦(おおいくさ)も近いんだ。少しでも守りは削いでおかないとね!」
『ぐぬぬ、このスイカ畑は我が守るのだ……!』
対峙する敵の守りの範囲が酷く狭いがそれでも構わない。
「スイカは、ボクも日本人だし――」
魔尋は空中に忍カラクリガジェットを召喚する。それは投影機能と光線発射機能を有した光の機械忍法――!
「――嫌いじゃないけどね、美味しそうとかそうも言ってられないのさ!」
彼がそう叫んだ瞬間、ミズウリエルの周囲に展開したホログラムは見事なまでに豊作なスイカ畑が全ての大地を覆い尽くす映像であった。
『お、おお、おおお
……!!!?』
まさにスイカの楽園。己自身の作った畑の上に更に重なるスイカの世界に見事に心奪われその動きは完全に止まる。
その間、光の屈折で己の姿を視認不能にした魔尋は足音も立てずに迫ると、周囲のガジェットから放たれる光線をミズウリエルに浴びせつつ卯杖で思い切りスイカ頭に一撃を叩き込んだ!
『グワーーッ!?』
「これぞ、決殺機忍法・投影隠身光線
……!!」
殴ったと同時に幻影は消え、流石のミズウリエルも我に返った。
『おのれ、我のスィートスイカハートを弄ぼうとは!』
「そのガタイで言う台詞じゃないと思うんだけどね!?」
魔尋は一撃離脱で距離を置く。ミズウリエルはその両手を前に掲げるとまるでマシンガンと高圧水銃の様にスイカの種と果汁を撃ち出して来た。
『ふははは、今からお前もスイカ畑に加えてくれよう!』
「っと、当たってなるものか!」
散弾の如き攻撃が来る事は解っていた。その為に距離を置いたのだ。パラドクス攻撃そのものに距離は関係無いとは言え、視認し避けるには充分か。残像すら見える速度で出鱈目に撃ち出される種と果汁を避けていく。直撃を受ける訳には行かないから。
それでも全てを避ける事は不可能。腕に種が一粒当たったかと思うと、即座に芽吹いて根を張ろうとする。しかし魔尋は一切の躊躇いも無くその部分を手にした短刀の先で柔肌もろとも抉り墜とすのだ。
『なんだと
……!?』
「あいにくボクは可愛い可愛いサキュバスである前に忍だからね……!」
傷付く覚悟は出来ている。大きな負傷を受ける代わりに己の身を僅かばかり削る事を躊躇する理由は無い。
「スイカの果肉しか詰まってないその頭では理解出来ないかも知れないけど、ね!!」
再びガジェットが展開され、彼は姿を眩まし――再び必殺の一撃を叩き込めば、ミズウリエルの身を穿ったレーザーの後から赤い液体がダクダクと零れ、頭の種も飛び散って果汁が宙に舞うのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
…西瓜?
何でもありだよね、TOKYOエゼキエル勢って…。しかも、無駄にマッチョだし…。
まぁ、何はともあれ。
キプロスもしっかり攻略させてもらうよっ!!
高速詠唱を行いながら、ダッシュで敵に向って走っていくよ。
敵の間合いに入る直前にサイドステップを行って、簡単なフェイントを仕掛けてから、七芒星精霊収束砲を撃つよっ!
わたしの全力をもってけーーっ!!
撃った後は…。
反撃に備えるけど…。
わたし、スイカ好きだよ?夏にぴったりだもんね。
あ、そのスイカ、みずみずしくてとっても美味しそうだね。
しかも、甘そうだし…。
といって、ほめちぎってみるよ。
褒めることが効かなかったら?
その時はね…。
めいっぱいスイカ割りを行いますっ!
両手で創世の光剣を握って、再度ダッシュで接敵。
高速詠唱も行って、間合いに入る直前でジャンプしてから
剣を敵のスイカ頭に向って振り下ろしつつ、七芒星精霊収束砲っ!
これが、わたし流のスイカ割りだーーっ!
…残るかな?スイカ。
結構全力全開で撃っちゃったし…。
…ま、いっか。気にしないでおこう。
「……スイカ?」
シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が疑問形でぼやくのも当然であった。何故か広がるスイカ畑。そしてその真ん中くらいで次々と何故か頭部ばかり狙われてそろそろ本気でカチ割られそうな大天使。
「何でもありだよね、TOKYOエゼキエル勢って……」
しかもなんか無駄にマッチョだし。
「まぁ、何はともあれ」
大きく深呼吸したシルは、全速力で大天使ミズウリエル目掛けて駆け出した。
「キプロスもしっかり攻略させてもらうよっ!!」
『我が領域(スイカ畑)侵すものは全て排除する!!』
高速で魔法を唱えながら向かってくるシルを無駄にデカい筋肉で捕まえようというのか構えて立つミズウリエル。だが、シルはその間合いに入る直前にサイドステップで軽くフェイントを仕掛け――そちらを大天使が見た時には既に彼女はその背に四対の魔力翼を展開させていた。
「わたしの全力を――もってけーーっ!!」
七 芒 星 精 霊 収 束 砲 !!
六つの属性に時の力加えし超高出力型複合魔力砲撃がぶっ放たれ、スイカ天使は虹色の閃光に呑み込まれる……っ!
展開した翼で反動を抑えていたシルは、さくっとスイカの葉が茂る上に着地。それでもなおその場に立ち続けるミズウリエルの姿。
『う、ぐっ……』
口らしき所からスイカの汁が噴出した。吐血みたいなものだろうか。そしてがくりと膝を突きながらもミズウリエルは元々作っていたスイカ畑の上から更にスイカを増殖させ始めたのだ。
『我は諦めぬ――この地を必ずやスイカの名産地とする
……!!』
急速に花が咲き結実していくスイカ達。後から生えていたスイカはただのスイカではなく攻撃の一環だと感じ取ったシルは備える様に身構えつつも、出来上がったスイカを見て突如こう告げた。
「わたし、スイカ好きだよ?」
『むむ?』
「夏にぴったりだもんね」
笑顔を見せながらの言葉に、ミズウリエルの動きが止まる。
「あ、そのスイカ、みずみずしくてとっても美味しそうだね。しかも、甘そうだし……」
するとミズウリエルは足元に出来上がった特に大きなスイカを一つ手に取り収穫すると、シルに向かって問う。
『娘よ……食ってみるか?』
「え、いいの?」
恐る恐る近付いて見るシル。包丁は無いが、と大天使は己の手刀でそのスイカを割って見せた。
「あ……」
『む……』
よりによって、中身がスカスカの外れスイカだった。
「これは、ちょっと……」
『うおおおぉぉぉぉっっっ!!』
外れスイカを手に頭を抱えるミズウリエル。
隙だらけで倒すなら今だとシルは決断した。
さぁ、スイカ割りの時間だ!!
両手で握りしめる創世の光剣。一歩下がって再び高速詠唱を経て――大きく跳躍し、剣を振り下ろしながら再度の七芒星精霊収束砲を……敵のスイカ頭に放つ!!
「これが、わたし流のスイカ割りだーーっ!!!」
『ぐおおぉぉっっ
!!??』
今度こそ全力全霊の一撃がスイカの頭部を、無駄にムキムキのボディを、そして広がるスイカ畑を呑み込んだ……!!
――そして。
「……残るかな? スイカ。結構全力全開で撃っちゃったし……」
すたっと降りて踏みしめた地面の感触は先程とは違い、土の感覚。
枯れ果てた骸と化した大天使を中心にクレーター状に抉られたそこにはスイカどころか畑も残っておらず。隅っこの方に僅かばかり難を逃れた果実がある程度であった。
「……ま、いっか。気にしないでおこう」
そのスイカも果実を持てるだけ持って、根は引っこ抜いて自然と枯れる様にしておいて。
「キプロスの戦力は削ったし、外来種駆除はしたし、お土産も手に入ったし」
冷やして旅団の皆で食べよう♪と戦利品を手に、シルは元気一杯最終人類史への列車に乗り込んだのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!