振り下ろされる鎚(作者 一条もえる)
#火刑戦旗ラ・ピュセル
#パテー解放作戦
#パテー
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●『新宿島』
最終人類史に奪還した地域を精査したところ、『断頭革命グランダルメ』と『火刑戦旗ラ・ピュセル』の境界付近にあった街・『パテー』が、直径1kmほどの湖になっていることが判明した。
両ディヴィジョンの境界はそれよりやや南東にある『オルレアン』付近にあったようだが、パテーは飛び地となって『火刑戦旗ラ・ピュセル』の領域になっていたのである。
「飛び地とはいえ、オルレアンまではわずかに1里か2里……失礼、数百メートル。救出した民を連れて移動にするにも、問題はないでしょう」
と、許・伯隼(人間の無双武人・g03617)は絵図を指し示した。
「奪還した『断頭革命グランダルメ』の領域であった部分は、当然ながら海となっています。
故にパテーの四方は海に囲まれておりますが、唯一オルレアンに至る南方のみが幅数百メートルしかない海峡となっており、これは天然の水堀と考えることができます。
我らが拠点とするのに、これ以上ふさわしい地もないでしょう。ここを奪還し、『火刑戦旗ラ・ピュセル』攻略の足がかりといたしましょう」
そう言って、伯隼は居並ぶディアボロスたちを見渡した。
「パテーは1km四方程度の小島となっており、1000人ほどの住民がいるようです。
また『断頭革命グランダルメ』との境界であったせいもあり、キマイラウィッチどもの部隊も複数駐屯しています。
島の規模の割には、多い戦力と言えましょう」
住民を根絶やしにしてしまえば困るのはキマイラウィッチもであるから、虐殺は行われていないようだ。
その反面、
「『魔女狩りの真似事』として、反抗的な者を市民に密告させ、その者を苛烈な拷問にかけ、最後は火炙りにするという行いをしているのです。
……夏桀殷紂にも劣る、非道の行いと言えましょう」
中国古代の悪王の名を引き合いに出し、伯隼は太い眉をグイと寄せた。
「まず、海を渡って隠密裏にパテーへと潜入していただきたい。
次の犠牲者が出るまで、さほど時間にゆとりはありませぬ。上陸後はすぐに戦闘ができるように態勢を整えつつ、急ぎ現地に向かっていただきたい。
周辺を窺っているとすればテンプル騎士団どもでしょうが、奴らに見つからぬよう、注意してくだされ」
上陸後、「今まさに拷問が行われようとしている」現場へと乗り込み、キマイラウィッチどもを撃破してパテーの解放を進めるのだ。
しかしながら。
「パテーでは、死者の数こそ少ないながら、民は疑心暗鬼となり、また残忍な処刑によって心が折れてしまっております。
これでは、キマイラウィッチどもの支配から脱するにも難儀するでしょう。
この戦いは彼らも見ております。どうか戦いを通じて彼らを勇気づけていただきたい」
と、伯隼は拱手して頭を垂れた。
「パテーに居座るキマイラウィッチどもをすべて退けられれば、彼の地は解放できるでしょう。
その後も、彼らの心を安んじたり拠点として整備し直したり、やることは山積みとなりますが……これも『火刑戦旗ラ・ピュセル』を奪還する大切な一歩です。どうか心して取り組んでいただきたい」
●『火刑戦旗ラ・ピュセル』・パテー
夕食のとき、小さな子供に「もっと食べたい」言われた妻が、
「しょうがないでしょう、これだけしか食料をもらえていないんだから」
と、答えたのがきっかけだったという。
「いやあああッ! あなた、あなたどうしてッ!」
大岩の上で手足を縛られて大の字にされた女は泣き叫ぶ。
密告者は夫であった。
「あなた、私様の統治に文句があるらしいじゃありませんの。きっと魔女ですわね。死刑は当然ですわ」
と、レディ・ディアドラは目を細めた。
「……娘は」
「えぇ。よろしくてよ。あの子にはなんの罪もないのでしょう?」
娘の言葉を、たまたま通りかかった隣家の男が聞いていた。娘のことを魔女だと密告しようとしていた男を、夫は必死に止めたのである。「自分が密告するから」と。
「よく知らせてくれましたわ。このまま誰も申し出なければ、誰かに『よく聞いて』みないとと思っておりましたもの」
誰も密告者が現れなければ、レディ・ディアドラは無作為に選んだ住民を処刑するのだ。
夫は火炙りにするための松明を手渡され、ブルブルと震える手でそれを握っていた。
「さぁ、あとは任せました」
レディ・ディアドラは処刑台を囲むテンプル騎士団に処刑を任せ、「ジャンヌ・ダルク様に報告をしませんと」と、拠点としている邸宅へと戻っていく。
騎士は無言のまま、刑場に備え付けられた大きな鎚を手に取る。
そしてそれを……女の腕に振り下ろした。
「ギャアアアアッ!」
女の肉が潰れて骨が砕け、血飛沫が飛ぶ。騎士は顔色ひとつ変えずさらに鎚を振り上げると、今度は腰骨を砕いた。
鎚が振り下ろされる。脛が砕けた。鎚が振り下ろされる。腿が裂けて肉が散った。鎚が振り下ろされる。手のひらが貫かれて指が千切れた。
辺りには女の絶叫が響くが、目を背けることも許されない住民たちは、真っ青な顔でそれを見つめるしかなかった。
「ジャンヌ・ダルク様に唾吐く行いをした不届き者である。
さぁ、神の御許に行くがいい」
騎士に顎をしゃくられ、夫は一歩前に踏み出した。騎士どもは器用にも致命傷を与えることなく、妻は全身を砕かれながらも、まだかすかに胸は上下していた。
「許してくれ、許してくれ……」
夫は泣きじゃくりながら、大岩の周りに積み上げられた柴に火をつける。絶叫がふたつ、街に響き渡った。
リプレイ
アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
たゆんの気配を察知して参加したぜ!
……とは言ってられない状況か。
魔女関連の事件は中々に胸糞な方法で一般人の心を折ってくれるから辛いところだが、これ以上被害者を出さない為にも速戦即決といこうか。
あらかじめ全身装甲を纏い、武器も一通り持った状態で【水中適応】を活用し、対岸上陸時まで周囲に敵がいないかどうかを常に気にしながら可能な限り素早い移動を心掛けるぜ。
これだけで水中を安全に移動できるから楽で仕方ないな。
たゆんスレイヤーとして活動をする上で必須の全身装甲を纏った上での行軍は【水中適応】があれどちと大変。
だが今も刻一刻と魔女どもの魔の手に晒されている一般人がいるんだから弱音を吐いてる場合じゃあない。
それに現地にいるであろうたゆんな奴らをスレイするためにも急いで行かないとな。
アルマース・ハーズィン
グランダルメの奪還戦で抜かりなく取り戻せたと思っていたが、飛び地的にラ・ピュセル領になることはあるのだな……。
この領土を拠点に出来れば、ラ・ピュセル攻略の基盤に出来そうだ。
さっそくパテーへの潜入から始めよう。
上陸したらあまり時間が無いとのことなので、水中に入る前に戦闘の準備はある程度やっておこう。
魔法に使うための『カルトゥーシュ』、防御用の『水鏡』あたりはすぐ出せるようにしておこう。
準備が出来たら【水中適応】を使用して水中に潜ろう。
敵に発見されないことを念頭に、出来るだけ深く、水面が波立たぬように進む。
……そういえばディヴィジョン境界の海の中に入るのは初めてだ。
せっかくの機会なのでじっくりと見たいが、今回は時間がないのだったな。
他のメンバーが上陸しようとしているタイミングで、私もパテーに乗り込もう。
上陸する場所も出来るだけまとまった方が良いだろうな。
「さて、パテーを取り戻しにいこう。魔女たちに好き勝手やられるのは癪に障るからな」
薬袋・透
嗚呼気に入らない、全くもって気に入らない
子供にトラウマを植え付ける悪逆非道さも疑心暗鬼を生ず卑劣なやり口も
魔女の名を汚すその有り様も
気に入らないから…絞めてやるわ
事前準備…僕の基本戦法からして必要ないのが本音だけど、一応蛇の紋瞳を解放させて、うろこちゃんは追従させるくらいはやっとこうかしら?不意打ちにも向いた子だし
【水中適応】を使い深いところを静かに移動するのに適した平泳ぎで近づいていく
平泳ぎの弱点である遅さは足裏で水をしっかり蹴ること、水の抵抗を減らす体勢を意識してカバー
上陸もなるべく静かに痕跡を残さないように
アドリブ絡み歓迎
パラドクストレインが停車したのは、パテーから見て『断頭革命グランダルメ』側。つまり北方であり、そこは広大な海である。
「奪還戦で抜かりなく取り戻せたと思っていたが、このような飛び地になることはあるのだな……」
アルマース・ハーズィン(魔宝の収集者・g04123)は目を細め、彼方を見やる。よくよく目を凝らせば、霞んでいる彼方に陸地が見える。
「彼の地を拠点にできれば、なるほど『火刑戦旗ラ・ピュセル』攻略の基盤にできそうだ」
「そうね」
頷いた薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)であったが、その表情は苦い。その理由は、問い詰めずともわかるであろう。
「嗚呼、気に入らない。まったくもって気に入らない……!」
呟く透の眉間には、皺が深々と刻まれている。
「子供にトラウマを植え付ける悪逆非道ぶりも、疑心暗鬼を生ず卑劣なやり方も……魔女の名を汚す、その有り様も」
彼方に見えるキマイラウィッチどもの根城を、透は睨みつける。
「……『たゆんの気配を察知して参加したぜ!』なんて、とても言ってはいられない状況だな」
表情の見えぬ兜の下で、アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は嘆息した。
キマイラウィッチには、顔かたちの美醜でいうならば整っている者も多い。そして、女性的なふくらみも……。
「たゆ……何だ?」
一部だけ、アルマースには聞きとがめられていたようである。透も怪訝そうにこちらを見ている。
アッシュは慌てつつ、
「なんでもない。これ以上の犠牲者を出さないためにも、速戦即決といこうか。
魔女関連の事件は胸糞な方法で心を折ってくれるから、辛いところだからな!」
と、海へと飛び込んだ。
「ただの水だと思ったら、痛い目を見るぜ……!」
怪訝な顔をしつつも、ふたりも続く。急ぐということに、異論があろうはずもない。
彼らは十分に【水中適応】している。そのため、水の中でも容易に進むことができた。
「これだけで水中を安全に移動できるのだから、楽で仕方ないな」
と、アッシュは軽口を叩いた。いくら対応できるからといっても、その全身を覆う鎧は違和感しかないが。
「だが、今も魔女どもの魔の手に晒されている人々がいるんだから、弱音を吐いてる場合じゃあない」
「僕の基本戦法からすれば、必要ないのが本音だけど」
透はそう言いつつも、『蛇の紋瞳』の力を解放した。その瞳孔が蛇のように縦に割れる。そして力強く水を掻く透のあとを、『うろこちゃん』が追ってくる。不意打ちにも向いた子である。
「上陸後は、あまり時間がないということだからな」
アルマースの手には魔導技術によって作られたという銅鏡があり、逆の手で探った懐には、『亡者のカルトーシュ』がある。彼女自身によって作られた、魔法を使う際の触媒である。
彼らは海底近くを進んでいるが、深さ自体はさほどでもない。空は晴天らしく、まばゆい光はここまで差し込んでくる。
「どうやら、敵の警戒はここまでは及んでいないようだ」
アッシュが辺りを見渡して、仲間たちに向けて頷く。深く静かに進む彼らは、まだ敵に見咎められてはいない。
「……そういえば、ディヴィジョン境界の海に入るのは初めてだな」
ゆらゆらと揺れる光の帯を見ながら、アルマースは呟いた。
「せっかくの機会だからじっくりと見たいところだが……時間がないのが、惜しいな」
「ディヴィジョン境界の海を渡ってるときってのは、だいたい戦地に向かうときだから」
透はそう言って笑った。
岸はもう近い。穏やかな笑みの奥にも、クロノヴェーダへの静かな執念が渦巻いている。
透は平泳ぎでしっかりと水を蹴り、水音を立てずに岸へと迫った。
すぐに戦闘が起こると思えば、離れぬ方がよい。アルマースもあとに続く。
「……いたッ!」
3人は、そッと水上に顔を上げた。すると小さな丘の上を通る道を、レディ・ディアドラが配下を引き連れて進んでいるところであった。
すぐに、3人とも海中に顔を沈める。
「あれがレディ・ディアドラか……」
姿が見えたのは一瞬であったが、アッシュの脳裏にはその姿が焼き付いている。
「なかなかだ……なかなかだな!」
ふたりは「なにが?」とは問わなかった。なかなかに強敵であるということを、アッシュは見て取ったのであろう。
レディ・ディアドラを護るマンティコアウィッチどもは、かすかな水音を聞いてしばらくは辺りを窺っていたようだったが、やがて警戒を解いて主のあとを慌てて追いかけ始めたようだ。
「マンティコアウィッチも、『なかなか』だ。たゆんな奴らを……」
途中で、慌てて小声になるアッシュ。
「……奴らをスレイするためにも、急ぎ上陸しよう!」
と、早口で言い直したアッシュは水から上がった。アルマースもすぐに続く。
「あぁ。魔女たちに好き勝手やられるのは、癪に障るからな」
「そうね。気に入らないから……締めてやるわ」
足跡を残さぬように草を踏みながら、透はパテーに入っていった。
急ぎ拷問が行われている市街へと向かうか、あるいはレディ・ディアドラを追うキマイラウィッチどもを蹴散らすか……?
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV3が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
早速本命といきたいところだが、人命救助の方が優先だ。
上陸も出来たことだし後は時間勝負、こそこそせずに目的地まで一直線で行くぜ。
軽口言いながらも一目散に市街へと向かおう。
現着しても足を止めずに拷問を行おうとしている個体への接近を試みながら両手に装備した双銃スコールエリュシオンを用いてパラドクスを行使。
お前らが憎くてやまないディアボロス様の登場だぜ!
拷問阻止に成功したら流れで女性の拘束を解き、近くにいるであろう男に保護を任せる。
助けにくるのがギリギリになってすまなかったな。
奴らは俺達が排除するから避難するといいぜ。
以降は一般人を戦闘に巻き込まないよう留意しながら無傷、軽傷の個体を優先して狙ってダメージを稼ぎつつ他のメンバーが隙をつけるよう立ち回る。
俺たちディアボロスがきたからにはお前らキマイラウィッチの悪行もここまでだ!
相手の攻撃は装備越しに受けとめ、相手の体に零距離から反撃のパラドクスをお見舞いしてやるぜ。
たゆんとは無縁なお前らの攻撃こどきじゃ俺の勢いは止められないぜ!
アルマース・ハーズィン
無事パテーに辿り着けたようだ。
早速騎士たちの下へ行こう。
これ以上被害を広められても困るのでな。
今回は現地民を勇気づける必要があるのだったな。
戦闘中もそのあたりは意識するように振るまうとするか。
パテーに上陸したら、急ぎ処刑場へ向かう。
騎士たちを見つけたら他のメンバーのタイミングに合わせて攻撃。
自作の『亡者のカルトーシュ』を代償に、【屍想魔術:震死者の貫手】を使用する。
雷を纏った巨大な手を模した魔力塊を生み出し、電撃を撒き散らしながら騎士たちに突っ込ませよう。
こちらに向かって飛び込んでくるような反撃をするのであれば、都合が良い。
『骸烏』を取り出し反撃に来る騎士たちを待ち構える。
『骸烏』で捌ける攻撃は捌き、対処しづらい攻撃は『水鏡』が生み出すエネルギー障壁で防御。
住民たちへのアピールのためにも、出来るだけ余裕を持って対処しているように見せておこう。
騎士たちが減ってきたら住民たちに話しかけておく。
「この場は抑えておくから、君たちは早く逃げてくれ。
ここは私たちの腕を買ってもらおう」
「さっそく、たゆん本命といきたいところだが……人命救助のほうが優先だ!」
「同感だ。これ以上、被害を広められても困るのでな、テンプル騎士団どものもとへ急ごう」
上陸を果たしたアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)とアルマース・ハーズィン(魔宝の収集者・g04123)は、濡れた服にも構わず街の広場へと急ぐ。
「あぁ。こそこそせずに、目的地まで一直線だ!」
アッシュの目が、件の処刑台を捉えた。
「後ろを頼むぜ!」
「任せろ」
アルマースは頷いて、アッシュを促す。
「あなた! あなたッ!」
その悲鳴は、処刑台が見えたときからディアボロスたちの耳に届いていた。
「おおお……ッ!」
妻の絶叫から、男は耳を塞ぎ目を背けようとした。しかし1体のテンプル騎士がその顔を掴み、ぐいと指で瞼を開かせて妻へと向けさせる。
その騎士が同胞を促すと、もうひとりの騎士は無言のまま、しかし嗜虐的な笑みを口の端に登らせて、処刑台の傍らに備えられていた大鎚を手に取り、振り上げた。
「ひぃ……ひぃ……!」
妻の顔は恐怖に引きつり、涙はとめどなく流れる。もはや言葉さえ出ない。
ついに、鎚が振り下ろされようとした、そのとき。
「そうはさせるかッ!」
広場に駆け込んだアッシュが、『双銃スコールエリュシオン』を抜く。
そこから放たれたのは水。しかし、
「ただの水だと思ったら、痛い目見るぜ!」
水は空中で小さな弾丸となり、テンプル騎士へと襲いかかった。鎚を手にした腕が吹き飛び、胴に穴を開け、そして頭蓋を吹き飛ばした。
「な、なにッ!」
「お前らが憎くてやまないディアボロス様の登場だぜ!」
アッシュが騎士どもの注目を集める中、アルマースもすでに狙いを定めていた。
「非業の死を遂げた者たちよ、我が魔法として己の復讐を果たせ」
懐から取り出した『亡者のカルトーシュ』を代償として、アルマースは巨大な魔力塊を生み出した。それは雷を纏った巨大な手の骨にも見え、4本の指を真っ直ぐに伸ばした骨は敵群へと飛び込む。
「ぎゃッ!」
夫の顔を掴んでいた腕がへし折られ、のけぞったところに電撃が襲いかかる。電撃は周囲を取り囲んでいた騎士団にも襲いかかり、敵は絶叫を上げてのたうち回った。
その間に、アッシュは女の四肢を縛り付けていた縄を切り、近くにいた夫にその身を預けた。
夫は涙を流しながら妻を抱きしめたが、妻の方はビクリと身を震わせる。
その様を見たアッシュは兜の下で悲しげに目を細め、
「助けに来るのがギリギリになってすまなかったな。そのせいで、こんなことになった」
と、詫びた。
「だが、奴らはここで俺たちが排除するから、避難するといいぜ!
俺たちが来たからには、お前らキマイラウィッチどもの悪行もここまでだ!」
広場を囲む人々を見渡して、アッシュは声を張り上げる。
「おのれッ! ……主は高くおられ、遠くから愚かな者どもを見抜かれる!」
騎士どもが聖句を口にすると、その剣は業火を纏った。
アルマースのもとにも、敵は驢馬の蹄を蹴立てて襲いかかる。敵は次から次へと、右から左へとアルマースに襲いかかり、ついに刃は二の腕を裂いたが、
「……今回は、現地の民を勇気づける必要があるのだったな」
アルマースは大きく息を吐き、眉間に寄りそうになる皺を指でほぐした。
「テンプル騎士団というのは、この程度か。
この場は私が押さえておくから、君たちは巻き添えにならぬよう早く逃げてくれ。
ここは、私たちの腕を買ってもらおう!」
と、妖刀『骸烏』を天にかざして朗々と声を張り上げるアルマース。
「神罰を恐れぬ異教徒め!」
襲い来る敵の刃を妖刀で弾き返す一方で、アルマースは銅鏡『水鏡』をかざす。銅鏡はエネルギーの障壁を生み出し、今にも斬りかからんとする敵騎士を押し戻した。
アッシュに群がる騎士どもの刃は、少なからずアッシュの鎧を焼いた。それでもアッシュは、
「たゆんとは無縁なお前らの攻撃ごときじゃ、俺の勢いは止められないぜ!」
「な……ッ!」
業火はその身を焼いているはずである。それにもかかわらず一歩も引かないアッシュに、テンプル騎士は恐れを抱いた。言葉の意味はわからないにせよ。
そしてアッシュは、敵の剣が肩を打った距離、敵騎士の髭の1本までもがくっきりと見える至近距離から、水の弾丸を放った。敵は胸を穿たれ、仰向けになって倒れる。
「清算の時間だ。お前たちが彼らにした報いは、きっちり払ってもらうぞ」
『震死者の貫手』が放った電撃は、ついに残った騎士どもをすべて地に打ち倒した。
「ディアボロス!」
はじめに声を上げたのは誰だったか。ディアボロスを称える声は絶え間なく続き、広場は歓声に満たされた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV4になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
アルマース・ハーズィン
騎士たちによる拷問は止められたようだ。
あとは本隊を倒すだけだな。
口約束ではあるが、現地民に腕を買ってもらっている以上、しっかり仕事は果たそう。
騎士たちと戦闘した場から、さっそくアヴァタール級が向かった先へと行く。
魔女たちと接敵出来れば、攻撃開始だ。
『亡者のカルトーシュ』を代償に、【屍想魔術:凍死者の息吹】を使用。
氷や冷気を纏った巨大な頭蓋骨を模した魔力塊を生み出し、凍てつく吐息を吹きかける。
凍結した魔女が入れば、『土揺るがしの大鎚』で殴りつけ、砕けるか試してやろう。
残った魔女たちの蠍の尾による刺突は、致命傷になりそうな位置は、『水鏡』からエネルギー障壁を展開し防御。
食らっても大丈夫そうであれば、あえて受け、『土揺るがしの大鎚』の強打を浴びせて反撃だ。
アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
さておまちかねのたゆん退治だ。
野郎面もいなくなったことだし、ここからは映像記録取りつつ事件解決まで一直線で駆け抜けるぜ!
たゆんどもに遭遇するまでに双銃スコールエリュシオンを背部に格納しつつ、兜に内蔵したたゆライズを起動。
撃剣スタンエッジに持ち変えパラドクスによって発生した雷を撃剣に纏わせたら遭遇次第パラドクスを放ちつつ突撃する。
こそこそ悪事を働いていたみたいだが、それもここまでだぜ!
以降は無傷、軽傷な個体をたゆライズ越しに見極めながら狙って一体でも多くの個体のヘイトを集め、仲間が付け入る隙が出来るよう立ち回りつつダメージを稼ぎ。
マンティコアは接近戦仕掛けてきてくれるから、質のいい記録が取れて助かるぜ…っと!
相手からの攻撃は装備越しに受け止めて止まったところで反撃。
近づいてきたお前には直接電撃を叩きつけてやるぜからせいぜい揺らしていくといいぜ!
「騒がしいわ」
レディ・ディアドラの手にしていたペンから、インクがこぼれた。
「これでは、ジャンヌ・ダルク様への報告書に集中できないじゃありませんか」
不快そうに顔をしかめたレディ・ディアドラは席を立ち、
「来なさい」
と、マンティコアウィッチどもを引き連れて刑場へと向かった。
主の不機嫌さを察したマンティコアウィッチどもは首をすくめ、主を守る一方で、足を速めて刑場へと急ぐ。
「頑張って!」
町の人々の歓声に見送られたアルマース・ハーズィン(魔宝の収集者・g04123)とアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は、レディ・ディアドラの拠点へと急いでいた。
「あとは本隊を倒すだけだな」
「あぁ。おまちかねの、たゆん退治だ。
野郎面もいなくなったことだし、ここからは事件解決まで一直線で駆け抜けるぜ!」
などと言いつつ、アッシュは視覚支援デバイス『たゆライズ』を起動させた。
その優れた機能のおかげか、それともアッシュの執念か。こちらに急ぐマンティコアウィッチどもの姿が目に入る。
「こそこそ悪事を働いていたみたいだが、それもここまでだぜ!」
『撃剣スタンエッジ』を抜き、高々と掲げるアッシュ。その姿が敵の目に止まらぬはずもなく、マンティコアウィッチどもも、こちらを睨みつけながら脚を曲げ、腰を落とした。
「レディの邪魔をする、ディアボロスどもめ!」
「皆殺しよ!」
その強靭な脚で、ふたりに飛びかかってくるマンティコアウィッチども。
アルマースはそれにも動じず、敵群を睥睨する。
「口約束ではあるが、住民たちに腕を買ってもらっている以上は、しっかり仕事を果たそう」
それが「商い」の信義というものである。
アルマースは『亡者のカルトーシュ』を代償に捧げ、詠唱を開始する。
「非業の死を遂げた者たちよ、我が魔法として己の復讐を果たせ」
辺りの温度が、劇的に下がった。アルマース自身が作り上げたカルトーシュを媒介に、氷と冷気を纏った魔力塊が生み出され、敵群を「睨みつける」。
魔力塊は、巨大な頭蓋骨を模していた。顎がカクリと開き、そこから凍てつく冷気が噴出する。
「この稲妻からは逃れられねぇぞ!」
アッシュの振るった剣は、稲妻を纏っている。それを敵にめがけて薙ぎ払うと、稲妻は四方八方に広がり、敵群を焼き払った。
敵は、その鋭い前脚の爪でアッシュを引き裂かんとしていた。棹立ちになった姿勢のまま稲妻を浴び、敵は力を失う。人間の姿をした上体が、しがみつくようにアッシュにもたれかかった。
「うお」
「う、ぐぅ……ッ」
「悪く思うなよ」
その胸を押しのけ、稲妻を纏った剣でとどめを刺すアッシュ。
「マンティコアウィッチは接近戦を仕掛けてくれるから、質の良い記録が取れて助かるぜ……ッと!
さぁ、近づいてきた奴には直接電撃を叩きつけてやるから、せいぜい揺らしてくるといいぜ!」
「ほう。映像記録まで取っているとは、ずいぶん研究熱心だな」
アルマースが、自らの二の腕に視線を落とした。そこには、槍のように繰り出された蠍の尾によって裂かれた傷がある。
『水鏡』の展開した障壁で弾き返し、さほど深い傷にはなっていない。それでも、紫色の毒液に犯された腕は、ジクジクと痛んだ。
「だが、それだけだ。問題はない!」
『土揺るがしの大鎚』は、大地を操る宝貝だという。なおも襲い来る蠍の尾を打ち返し、「ふんッ!」という気合とともに振り回された大槌は、冷気によって凍りついたマンティコアウィッチの胸に叩きつけられた。
さきほどの凍てつく息吹が、すでにとどめとなっていたのであろう。凍てついた骸は大槌によってバラバラに砕かれた。
「さぁて、残るたゆんはひとりだけのようだな」
アッシュの足元に、マンティコアウィッチどもの骸が転がっている。
「騎士たちによる拷問は、すでに止めた。あとは、お前を倒すだけだ」
アルマースは大槌を地面に打ち付け、レディ・ディアドラを睨みつけた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
この個体と戦うのは初めてだな。
たゆライズ曰く……中の上ぐらいか。
相手にとって不足なし、精々お前も実用性のある記録を残していってくれよな!
撃剣スタンエッジに破壊の魔力を流し込み、刀身から放出させて魔力刃を形成。
自前のデータがない以上こっちから先に仕掛けた方が手っ取り早いよな。
つーわけで先手必勝、真正面から斬り込むぜ!
以降は基本ゼロ距離で仕掛けつつ、連携にも意識を割いて適宜距離をとったりしてまた接近を繰り返す。
肉弾戦は仕掛けてこないか。
いや魔女なんだから当然と言えば当然なんだがそうなると記録の質が落ちるな。
火炎旋風は装備越しに受け、パラドクスを行使して渦を裂いて脱出、そのまま接近しての反撃を試みる。
炎の渦で閉じ込めようって魂胆か。
しかしこの程度の渦じゃたゆライズの捕捉から…いやたゆんスレイヤーの目から逃れることはできないぜ!
アルマース・ハーズィン
取り巻きたちは倒せたし、頭領の魔女との戦闘だな。
散々不愉快なことをしてくれていたようなので、逃がしてやるつもりはない。
ここできっちりと消えてもらおう。
「清算の時間だ。パテーの住民たちを苦しめた対価、きっちり支払ってもらうぞ」
『亡者のカルトーシュ』を持って、さっそく攻撃開始だ。
カルトーシュを代償に【屍想魔術:毒死者の一射】を使用。
毒液を纏った巨大な手の骨を模した魔力塊を生み出し、指鉄砲の構えをさせて魔女の心臓のあたりに狙いをつける。
タイミングを見計らって、毒液を発射だ。
この魔女はこちらを追尾する炎を生み出すのか……面白い。
青い炎が近づいてきたタイミングで、『土揺るがしの大鎚』で殴打し、消せるかを確認。
……まぁ、あまり期待はしていないが。
青い炎を誘導し、自分の身体の致命傷になりづらい箇所の当たるようにしよう。
それも難しいようであれば、『水鏡』から展開するエネルギー障壁で防御する。
西堂・千衛蔵
アドリブ・連携歓迎
「猫の手も借りたい様子だったんで、鬼の手を貸しに来たぜ!」
時間はあまりなさそうだ。トレインから飛び降りた勢のままに戦場に飛び込んでいく
ディアボロスは復讐心から力を得たが、こいつらは復讐そのものが力になる
しかし、人が自分を害するように仕向けてから復讐しても力を得られるとは、出鱈目だぜ
あっちが戦う理由は復讐心、こっちの理由も復讐心……ええいややこしい!
今更、恨みっこなしとはいかねえが、せめて真っ向勝負したいもんだな
「『竜燈鬼』西堂千衛蔵。推して参る」
味方がレディ・ディアドラから距離を取った間を縫うように鬼神空中自爆衝
頭に裏拳を叩き込んでやろう
炎の嵐は、全身に炎のバトルオーラ「鬼火」を纏って、直撃を避ける
そして【飛翔】の速度(90km/hか?)だけ利用して、息を止めて超低空飛行で強行突破するぜ!
「火炎使いの技も、これからは鍛えるかなぁ……」
「勝手なことをしてくれるわね。ジャンヌ・ダルク様に逆らうことが、どういうことかおわかり?」
レディ・ディアドラは顔をしかめ、ディアボロスたちを睥睨した。
「この個体と戦うのは、初めてだな……」
アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)はそれに答えず、敵を注視する。『たゆライズ』で察するところ……中の上ほどか。
そちらに夢中になっているアッシュに代わって、アルマース・ハーズィン(魔宝の収集者・g04123)が応じた。
「わからんな。賠償でも請求されるのか?」
「そうね。ただし、それはあなたたちの命で払ってもらいましょう!」
「こちらも、パテーの住民たちを苦しめた対価、きっちり払ってもらうぞ。清算の時間だ」
『亡者のカルトーシュ』が砕け散る。それを代償として、魔力塊が生み出される。
「非業の死を遂げた者たちよ、我が魔法として己の復讐を果たせ」
魔力塊は毒々しい液体を纏った、巨大な手の骨へと形を変じた。
「データが少ない以上、こっちから先に仕掛けたほうが手っ取り早いよな!」
いつまで観察しているわけにもいかない。アッシュは『撃剣スタンエッジ』を手に、一気に間合いを詰める。
「汝の力を認め、我が力の一端を開示する!」
刃を持たぬ剣に、アッシュの中に宿る悪魔の力、破壊の魔力が流し込まれていく。それは水色の光を発する、魔力の刃となる。
「せいぜいお前も、実用性のある記憶を残していってくれよな!」
真正面から斬り掛かったアッシュ。振り下ろした刃は身を捩ったレディ・ディアドラの肩を裂き、飛び散った鮮血が胸元を染めた。
「く……!」
苦痛に顔を歪め、たたらを踏むレディ・ディアドラ。
アルマースはその機を見逃さず、作り出した骨の手で指鉄砲の形を作ると、心臓を狙って毒液を発射した。
わずかに心臓を外れはしたが、胸元に命中した毒液は衣服を腐食させ、肌を侵していく。
「私たちが払ういわれもない賠償とやらを含めても、相殺すれば支払うのはあなたの方だ」
「お黙りなさいッ!」
左手で胸元を押さえ、レディ・ディアドラは右手を突き出した。そこからは青い炎が生じ、また炎の嵐が生み出される。
「炎の渦で閉じ込めようって魂胆か……!」
襲い来る炎の嵐が、アッシュの全身を包む『悪魔装甲』を焼く。
アルマースは身を翻したが、青い炎はそれを追って曲がった。
「追尾するのか……面白い」
アルマースは『土揺るがしの大鎚』を握りしめ、迫る炎へと叩きつけた。
炎は飛び散りながらもアルマースを襲う。銅鏡をかざせば、そこから生じた障壁が盾となってそれを防ぐ。その障壁越しでも炎はアルマースの身を焼いたが、
「塊のまま直撃を受けるよりは、マシだ……!」
と、キマイラウィッチに向き直った。
敵は再び炎を生み出そうとしている。
「肉弾戦は仕掛けてこないか……」
アッシュが残念そうに首を振る。魔法を得意とする魔女ならば、それは当然かもしれない。だが、「記録」の質は落ちる。
そんなことはさておき、まだ戦いの趨勢はどう転ぶかわからない状況である。
レディ・ディアドラの炎が、再びアッシュを襲った。
「猫の手も借りたい様子だったんで、鬼の手を貸しに来たぜ!」
そこいん、力強い声とともに立ちはだかったのは西堂・千衛蔵(竜燈鬼・g01901)である。
パラドクストレインを飛び降りてから一直線にここまで駆けてきた千衛蔵であったが、その息は少しも切れてはいない。
『紫煙』と『鬼火』。二色のオーラを身に纏い、千衛蔵は金棒を手に炎を迎え撃った。
「なんなの……!」
千衛蔵の風体は、首には小竜を巻き付け頭には灯籠を乗せるという奇矯なものである。レディ・ディアドラは突如として現れたこの鬼人に、目を見開いた。
しかし千衛蔵は……少なからず火傷を負ってはいたが……意にも介さず、太い眉をギュッと寄せた。
「自分たちは復讐心から力を得たが、こいつらは復讐そのもの、しかも自分を害するように仕向けてから復讐しても力を得られるとは……出鱈目だぜ」
千衛蔵は唸り、
「あっちが戦う理由は復讐心、こっちの理由も復讐心……えぇい、ややこしい!」
と、頭を掻きむしる。ややこしいことに思い悩むようにできてはいないのだ、彼の頭脳は。頭を使うとすれば、その緑青色の角を敵に叩きつけるときか。
だが、戦わねばならぬということはわかりきっている。それならば、「相棒」たるミニドラゴン『赤煙』に助言を求める必要もない。
「『竜燈鬼』西堂千衛蔵。推して参る」
「邪魔をするなら、あなたも焼き尽くしてあげましょう!」
向かってくる千衛蔵に対し、レディ・ディアドラは両手を突き出して炎の嵐を放つ。
「火炎使いの技も、これからは鍛えるかなぁ……」
などと呟いて、千衛蔵は口をへの字に曲げる。襲い来る炎の嵐を金棒で打ち払いつつ、『鬼火』を纏って突き抜けていく。
アッシュも剣を振るい、道を切り開く。
「魂胆はわかるが、この程度の渦じゃ『たゆライズ』の補足から……いや、たゆんスレイヤーの目から逃れることはできないぜ!」
「さんざん不快なことをしてくれたんだ。逃がしてやるつもりはない。
ここできっちりと消えてもらおう」
アッシュの剣が脇腹を裂く。そして、その傷口からはさらに、『毒死者の一射』によって放たれた毒液が体内に浸透していった。
「あッ、あぁ……ッ!」
キマイラウィッチがよろめいた隙を見逃すディアボロスではない。
それはちょうどリングに張られたトップロープを飛び越えるように、渦を巻いた炎の帯を千衛蔵は飛び越えた。
息を止め、しかし目標であるレディ・ディアドラを凝視しする千衛蔵。
「巻き添えになりたい奴は前に出ろ!」
敵は身を翻そうとしたが、高速で落下しつつ全体重を乗せた裏拳が、そのこめかみに命中した。
「あ……」
レディ・ディアドラは言葉にもならぬ呟きを残し、白目をむいて倒れた。
「……いまさら恨みっこなしとはいかねぇが、せめて真っ向勝負したいもんだな」
パテーに駐留していたキマイラウィッチどもは、十分に討ち果たせた。これにより、『火刑戦旗ラ・ピュセル』攻略にも弾みがつくことであろう。
しかしそれ以上に、非道な行いに苦しめられた人々にも少しずつ笑顔が戻るであろうこと。それこそが大いなる進展であった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!