リプレイ
クィト・メリトモナカアイス
ん-む、翔鶴といい自爆する奴が多い。
ヤ・ウマトの基地にはせっとで付いてくるものなの……?
んむ、けれども行くしかなし。
【水中適応】を使ってどぼーんと潜って海中基地へとごー。
泳いで基地を進み、UボートIX型と出会ったら戦闘開始。
あるいは隠れて不意を衝くタイミングを伺っているかな……?物陰や暗がりには注意し、先手を取っての集中攻撃は受けぬようにしよう。
我は強いし負けもせぬ。ゆけー、ナイルシャーク!
「オーシャンファング」で海水でできた巨大なサメを作り出す。
巨大な体の体当たりで身を隠す敵を引き摺り出し、噛みつきで攻撃していこう。
一度戦闘になったら【先行率アップ】でこちらが先手を取り、攻撃される前に仕掛けていく。
反撃の魚雷攻撃は水中を泳ぎ回って直撃は避け、多数の敵から狙われたり誘導性能があったりで避けきれぬものは黄金猫拳打棒でガード。爆風や衝撃は受けても直撃は避けるように。
なにやら覚悟をしていそうなところだけれども。
民の乗る船を狙ってたことを我は忘れぬし、容赦せぬ。
月鏡・サヨコ
七曜の戦以後の東南アジア攻略は、この決戦のためにあったと言っても良い
バンダ海制圧を起点に反撃の芽を摘み取り、今日まで来た
大詰めで仕損じる訳にはいかない。……必ず勝とう
【水中適応】を借りて海中基地に潜入
会敵するまでは【未来予測】の映像を確認しながら進み、潜水能力を活かした待ち伏せの奇襲を受けないように注意
視覚と聴覚に≪試製型攻性電探≫のレーダー機能を総動員して索敵を行おう
敵を発見したら、此方から仕掛けて機先を制する
――『人狗一心・散兵戦術』
≪電気投擲鞘『斗號』≫による電磁加速高速抜刀で、水中にあっても素早く鋭い居合を実現
敵の懐に飛び込み斬撃を放つ私の背中を、≪怪力光線砲『狗號』≫を背負った桂に守らせる
私の側面や頭上など、視界の外から迫る敵を優先的に狙い撃たせよう
桂だけでなく仲間とも互いの死角を補い合い、隙を最小限に
敵の反撃に対しては、周囲の地形から空間潜行後の出現位置を予測
桂に魚雷を撃ち落とさせるか、≪海戦装用増設防盾≫で防ぎ威力を軽減
……全てを懸ける覚悟が、自分達だけのものとは思わないで
「七曜の戦以後の東南アジア攻略は、この決戦のためにあったと言っても良い。バンダ海制圧を起点に反撃の芽を摘み取り、今日まで来た」
これまでの戦いを思い返しながら、そう呟くのは紫の瞳に灰色の髪が美しいミステリアスな無表情の零式英霊機、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
「大詰めで仕損じる訳にはいかない。……必ず勝とう」
敵の決意の表情も相当なものだったが、サヨコのそれは決して彼らに負けていない。
「んむ。それにしても、翔鶴といい自爆する奴が多い。ヤ・ウマトの基地にはせっとで付いてくるものなの……?」
サヨコの言葉に頷きつつ、敵の自爆という手段に首を傾げるのは銀髪に茶色の肌がよく映える無表情なリターナー、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)だ。
「んむ、けれども行くしかなし」
2人のディアボロスは【水中適応】の残留効果を発動し、海中に飛び込み、そのまま海中にある基地の入り口から基地へと侵入を開始する。
(「隠れて不意を衝くタイミングを伺っているかな……? 物陰や暗がりには注意し、先手を取っての集中攻撃は受けぬようにしよう」)
そう考えてクィトが周辺を警戒しながら進み始めると、サヨコもまた、視覚と聴覚を総動員し、周囲を索敵する。
果たして、先に敵を発見したのはディアボロスの側であった。
「我は強いし負けもせぬ。ゆけー、ナイルシャーク!」
「——往こう、桂!」
2人のディアボロスが攻撃を開始する。【先行率アップ】の効果もあり、機先を制したのはディアボロスの側であった。
まず発動するのはクィトのパラドクス『オーシャンファング』。海水で出来た巨大な鮫が出現し、身を潜めていたトループス級冥海機『UボートIX型』に襲いかかる。
「馬鹿な! 発見された!?」
巨大鯨はその巨体を最大限に生かし、『UボートIX型』二体あたり、身を隠す敵を引きずり出しながら、噛みつきで攻撃を敢行する。
不意打ちでイニシアチブを握るつもりだった『UボートIX型』はその出鼻を完全に挫かれ、浮き足だっている。
そんな浮き足だった『UボートIX型』に今度はサヨコのパラドクスが襲いかかる。
クィトの攻撃で無防備にも飛び出すことになった『UボートIX型』に向けて、一気に肉薄したサヨコはそのまま『電気投擲鞘『斗號』』により電磁加速され射出された『対艦軍刀『銀鉤』』を抜刀することで水中にも関わらず、素早い居合を実現。その鋭い一撃が『UボートIX型』を両断する。
その背後に回り込んだ『UボートIX型』をパンツァーハウンド『桂』が背中に背負った『怪力光線砲『狗號』』から高出力ビームを放ち、攻撃し、サヨコの背後を守る。
攻撃を受けた『UボートIX型』達は一斉に空間に潜航し、身を隠しながら魚雷を放つが、浮き足だったその動きはサヨコ達には見え見えで、それぞれ各々の手段で防ぐことは容易い。
「くっ……差し違えることすら叶わないというのか……!」
「なにやら覚悟をしていそうなところだけれども。民の乗る船を狙ってたことを我は忘れぬし、容赦せぬ」
「えぇ。……全てを懸ける覚悟が、自分達だけのものとは思わないで」
その言葉の応酬が全てだった。
結局、『UボートIX型』はその不意打ちを先読みされてしまった時点で、勝ち筋を見失っていたのである。
2人のディアボロスはそこからさらに戦闘を続け、ついには『UボートIX型』を殲滅することに成功した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
「ほう、『UボートIX型』達が潜む網を抜けてきたか、ディアボロス」
感心したように、けれど、どこかそうなると分かっていたかのように、ジェネラル級冥海機『伊一六八』は呟く。
「いよいよもって、ワシがなんとかするしかなくなってきたのじゃな……」
その表情に浮かぶのは諦めか、それとも決意か。
「覚悟するが良い、ディアボロス。ここからは、このワシ、『伊一六八』が相手じゃ」
『伊一六八』が鯨型海戦装を人撫ですると、鯨型海戦装が戦いの体勢を取る。
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
冥海機を信じて尽くして来た一般人の命を、漂着した大天使やアークデーモン達を利用して奪おうとした事は流石に看過できません
あのような事を繰り返させない為にも、しっかりと彼女等を止めなくては…
救援機動力で駆け付け、基地内の状況に合わせて【水中適応】または【水面走行】をお借りして行動します
『伊一六八』に対してパラドクス「離間の計」を発動
無数の魚群の幻影によって精神攻撃を行います
よく見れば彼等の体が酷く傷ついているのが分かるでしょう
貴方の仲間の支援砲撃で被害を受けたのは僕達だけではありません
魚達の住処を荒らした責任は重いですよ
海の生物からも恨みを買ったと思わせ、隙を作り味方の攻撃に繋げます
反撃の「憑依魚雷」に対しては周囲を巻き込まないよう心掛けて必要以上に動き回る事はしません
落ち着いて襲い掛かる魚雷の弾道を観察し
頭部や身体の中心を守るよう氷盾を構えて、致命傷となるダメージを避けるよう努めます
貴方の決死の覚悟は受け止めましょう
ですが、僕は生きて勝ち抜く事で貴方達を超えてみせます!
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(味方は苗字呼び)
必要に応じ味方をディフェンス
他の奴が開いてきた道、その先に行くためにまだ力が必要なら、手を貸すぜ
覚悟なんざ、いつでも出来てる。この禍、殺せるもんなら殺してみろ
【水中適応】の力を借り水中戦
付近の味方と声を掛け合い、連携を重視
敵を観察し、動きの癖や消耗状態などの情報を共有する
味方同士、互いの隙や死角をできるだけ減らすように意識して立ち回る
基本は近接戦闘。「魚雷を当てれば自分も巻き添えになる」と相手に意識させるぐらいの近距離に、できるだけ鬱陶しく張り付く
更に声掛けで挑発する事で、相手の視野や思考、動きを狭める
敵の冷静さを削ぐ事ができればよし、味方が強力な一撃を叩き込む為の隙を作れればなおよし
【禍竜の鋭刃】で攻撃、長ドスを抜いてのシンプルな斬撃
鯨部分の鰭や砲塔など、相手の攻撃や動きを止められそうな部位を狙って破壊しにかかる
敵の攻撃は尻尾で受け流すか、翼を盾代わりにして受ける
自分の負傷は然程気にせず、攻撃を優先。できるだけ多くのダメージを敵に与える事を重視する
「冥海機を信じて尽くして来た一般人の命を、漂着した大天使やアークデーモン達を利用して奪おうとした事は流石に看過できません」
そう言いながら、救援機動力で基地中枢に姿を表すのは、黒い瞳に茶色の肌をした大人びた少年のディアボロス、三間・勲(漁火・g10186)だ。
「あのような事を繰り返させない為にも、しっかりと彼女等を止めなくては……」
「ふっ、他の奴が開いてきた道、その先に行くためにまだ力が必要なら、手を貸すぜ」
そこに同じく合流してくるのは伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)、黒い髪に赤い瞳が目を惹く、顔に傷を持ち眼光鋭いドラゴニアンのディアボロスだ。
「現れたな。覚悟するが良い、ディアボロス。ここからは、このワシ、『伊一六八』が相手じゃ」
ジェネラル級冥海機『伊一六八』が鯨型海戦装を一撫ですると、鯨型海戦装が戦いの体勢を取る。
「覚悟なんざ、いつでも出来てる。この禍、殺せるもんなら殺してみろ」
逸はその言葉に啖呵を切るでもなく、ただ当たり前のことのように眼光鋭くそう言って見せた。
僅かな睨み合い。その末にまず動いたのは両者のどちらでもなく、勲であった。
発動するパラドクスは『離間の計』。
無数の魚群の幻影が出現し、『伊一六八』を包み込む。
「よく見れば彼等の体が酷く傷ついているのが分かるでしょう。貴方の仲間の支援砲撃で被害を受けたのは僕達だけではありません。魚達の住処を荒らした責任は重いですよ」
『伊一六八』の周囲を泳ぎながら揺れ動く無数の魚群は、勲の言葉通り酷く傷ついて見えた。
「くっ、こ、これは。精神攻撃系のパラドクスか…….。ま、惑わされるでないぞ、ワシ」
カルーセルの如き無数の魚群。それは絶え間なく『伊一六八』に恨み辛みを述べているようで、思わず『伊一六八』は頭を抱える。
「こ、この程度で、ワシの動きを止められると思うでないぞ!」
頭を抑えながらも、『伊一六八』は反撃を敢行。勲に向けて魚雷を放つ。
それは、まるで亡霊に取り憑かれているかのように独自に動き出し、テレポートさえ交えながら予測不能に勲へ迫る。
(「落ち着いて襲い掛かる魚雷の弾道を観察して……」)
だが、勲は慌てなかった。
必要以上に動き回らず、テレポートを交えながら迫ってくる魚雷の弾道を予想し、ギリギリまで惹きつけたところで『氷盾』を展開して、致命傷を避けた。
そして、その攻防の隙を突き、一気に逸が『伊一六八』へ向けて肉薄する。
「っ、しまった!」
もし、これが勲の援護なしであれば、肉薄する逸は真正面から『伊一六八』の迎撃パラドクスを受け、拮抗以下の結果となり、大きなダメージを追っていたことだろう。
だが、そうはならなかった。
「――真っ二つにしてやらあ」
白鞘から抜刀するは『長ドス』。
肉薄した勢いのままその研ぎ澄まされた刃による鋭い斬撃を放つ。
単純極まりない一撃、しかし単純なものはそれゆえに鋭く早い。
パラドクス『禍竜の鋭刃』と呼ばれるその一撃は、勲の攻撃に揺さぶられ無防備な『伊一六八』に突き刺さる。
「ぐっ……。ディアボロス、やはり油断できない相手なのじゃ」
そう言いながら、『伊一六八』は鯨型海戦装を一撫でする。
「じゃが、ここまで接近しておいて、逃げられると思うでないぞ!」
鯨型海戦装が大きく口を開き、超巨大なウォーターカッターが如き水流のブレスが放たれる。
「逃げる? そんなことするかよ」
至近距離で放たれたその水流ブレスを逸は致命傷だけは防ぎつつも、決して避けなかった。
「どうした、その程度か?」
「な、なんじゃと!」
痩せ我慢の挑発だ。けれどそれはまんまと『伊一六八』の視野を狭めてしまう。
「もう一度じゃ!」
再び鯨型海戦装が大きく口を開き、水流ブレスが放たれる。やはり、逸はそれを避けず、真正面から『長ドス』を抜いて対抗する。
水流ブレスと『長ドス』がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
「一度で足りねえなら、何度でもやってやらあ」
事はジェネラル級とのパラドクスのぶつかり合いである。【反撃アップ】も今回は微笑まず、逸に有利とはいかない。
それでも、逸は確実に、『伊一六八』にダメージを与え、その集中と冷静さを削いでいる。
強力な一撃を叩き込むなら、次こそがチャンスだろう。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
月鏡・サヨコ
伊一六八……貴様の作戦は、一般人と冥海機が一丸となって侵略者と戦う建前すら放棄していた
市民を庇護する意志を失った軍隊、そして同胞の命すら奪う兵器に存在意義などない
……無価値な瓦礫として、水底に沈め
引き続き【水中適応】状態を継続
仲間の攻撃に敵の注意が惹きつけられている間に、敵の頭上を取りに行く
深く潜航して真下から襲撃する仲間と【パラドクス通信】で連携し、上下から挟撃
水中の立体的戦闘空間を活かせない状況に追い込んで大損害を狙う
通信で仲間とタイミングを合わせ『高出力殺傷電波砲「Z」』を起動
指向性電磁波で敵の鯨型海戦装を急速に加熱し、内部構造を高熱で破壊する
敵が冷静さを取り戻す前に可能な限り長時間照射し、魚雷の誘爆や部品の変形を誘発させよう
水砲に対しては≪海戦装用増設防盾≫を構えて、放出直後に必ず命中する分のダメージを抑制しつつ
移動方向を不規則に変えて追跡を振り切り、可及的速やかに口腔の正面から逃れよう
全体の利益が何もかもを正当化するわけではない
……その教訓を学ぶために、貴様達が奪った歴史は在る
クィト・メリトモナカアイス
んよーし、それでは我らも続けー。
黄金猫拳打棒を取り出し先端に光を凝縮、猫の爪のようににょきっと伸ばした「毒蛇食む断頭の爪」で戦闘。
さっきと同じように正面から挑む……ことはせぬ。
んむ、今は視野が狭くなっていそうだし、正面からの意識も強そう。好機。
というわけで他の人が仕掛けた隙に【水中適応】で潜水艦の伊一六八よりもさらに深く、水底まで潜り込む。
潜り込んだら浮上していき、伊一六八の真下から攻撃。
他にも伊一六八の死角を狙う復讐者がいれば同時に攻撃。どちらかの攻撃が通れば……なんてことは言わぬ。この好機、両側からくりーんひっとを決めるべし。
これぞ黄金猫爪斬棒。魚は猫属性に弱いのだ……それ魚かな?たぶん魚。
反撃の魚雷攻撃は直前まで気付けぬなら仕方ない。
直前になって、気付いた時に焦らず黄金猫拳打棒で払いながら下がる。
それなりに衝撃はくるけれど、頑張って耐える。
んむ、我は頑丈なので平気。
まだまだいけるしまだまだここから。
「伊一六八……貴様の作戦は、一般人と冥海機が一丸となって侵略者と戦う建前すら放棄していた」
そう言って伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)に張り付かれ、挑発されて冷静さを失っているジェネラル級冥海機 『伊一六八』を見据えながら呟くのは、トループス級との戦闘でも活躍した月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
「市民を庇護する意志を失った軍隊、そして同胞の命すら奪う兵器に存在意義などない。……無価値な瓦礫として、水底に沈め」
味方であるはずの零式英霊機の乗った軍艦を意図的に沈め、冥海機を生み出すという作戦。それはサヨコにとって許せるものではなかった。
「んむ。んよーし、それでは我らも続けー」
その言葉に頷きながら、『黄金猫拳打棒』を構えるのは、同じくトループス級との戦闘でも活躍したクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)だ。
「んむ、今は視野が狭くなっていそうだし、正面からの意識も強そう。好機」
クィトがそう言うとサヨコもその発言に頷き、両者は【水中適応】の効果を引き続き利用しつつ、上下に別れた。
サヨコは敵の頭上を狙いに浮上、クィトは敵の直下を狙いにさらに深く潜航。
その両者の手には【パラドクス通信】で作られた通信機が。
2人はお互いタイミングを合わせ、攻撃の準備を整える。
そして、クィトが浮上を始めると同時に、サヨコは攻撃を開始した。
「燃え尽きて、溶け落ちろ」
『試製型攻性電探』から強烈な指向性電磁波が放たれ、『伊一六八』を突如として急速に加熱する。
それは装甲すら融解しうる強力な熱線砲。パラドクス『高出力殺傷電波砲「Z」』だ。
「なんじゃ、上か!?」
完全に逸に意識を奪われていた『伊一六八』は慌てて、鯨型海戦装をサヨコの方に向ける。
だが、意識を上に向けたのは悪手と言わざるを得ない。なぜなら。
「これぞ守護者にして処刑人の爪」
『黄金猫拳打棒』に神聖な光を凝縮させ、先端に猫の爪のような光の刃を出現させたクィトが直下から急速浮上してきていたからだ。
(「どちらかの攻撃が通れば……なんてことは言わぬ。この好機、両側からくりーんひっとを決めるべし」)
鋭い猫の爪のような一撃が、『伊一六八』に突き刺さり、その身を切り裂く。その技の名はパラドクス『毒蛇食む断頭の爪』。
「ぬぅ、下からもか!?」
完全に視線を上に上げていた『伊一六八』から見て、直下は完全な死角。その一撃はクィトの言葉通り完璧なクリーンヒットとなった。
「これぞ黄金猫爪斬棒。魚は猫属性に弱いのだ……それ魚かな? たぶん魚」
「鯨は哺乳類じゃ!」
そう言いながら、『伊一六八』はクィトに向けて、魚雷を放ちつつ、サヨコに向けて鯨型海戦装から超巨大ウォーターカッター水流ブレスを放つ。
クィトに向けて放たれた魚雷は即座に存在があやふやとなり、クィトの警戒から外れる。
(「直前まで気付けぬなら仕方ない」)
しかし、クィトは慌てず、着弾直前に姿を表す瞬間を狙う。
命中直前、魚雷がクィトの捕捉範囲に入る。
クィトは素早く反応し、光で出来た猫の爪が生えた『黄金猫拳打棒』で迎撃する。
魚雷と黄金猫爪斬棒。
水流ブレスと指向性電磁波による熱線砲。
それぞれのパラドクスがぶつかり合い、時空が軋む。
だが、そのいずれもが、咄嗟にはなった散発的なものであり、ディアボロスはそれぞれ反撃に対して対策を講じていた。
結果がどうなるかは見えていると言うものである。
クィトは魚雷を『黄金猫拳打棒』で打払いながら距離を取る。
サヨコはどうしても避けられない初撃を『海戦装用増設防盾』で受け止め、そのまま不規則に移動することで追跡を振り切り、正面から逃れることでダメージを受けないように立ち回る。
先のディアボロス2人が作り出した隙を、クィトとサヨコは見事に活かし、『伊一六八』に痛打を与えることに成功したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
麗・まほろば
まほろばも続くよ!
【水中適応】を展開!
仲間と連動して、作戦を遂行するよ!
【51センチまほろば砲】! 三式弾『草那藝之大刀』を装填!
三式弾は、炸裂させてることで高速で飛ぶ戦闘機を投網のように覆いつくす弾丸だけど、パラドクスとなった三式弾は一味違うよ?
なにせこの弾丸は、クロノヴェーダを焼き尽くすことができるんだから!
うおっと?!
なんだぁ、いまのは。水鉄砲? いや、ウォータカッターってやつ、かな
まほろば、さすがにこのかわいい顔に穴が空いちゃうのはやだなぁ?
【15.5センチまほろば砲】を盾にすることで直撃を極力避ける
まほろばは超々々々弩級戦艦だからね、この戦場に堂々と立っていることこそが戦術だ!
もちろんただぼーっとつってってるだけじゃない
「まほろばは脅威だ」って思わせ、それでいてすこしでも長くこの戦場に立つことこそが、仲間の攻撃しやすい隙をつくるチャンスにもなる
そう。それがこの三式弾による砲撃だ! 放てーッ!
このまま、押し切る……ぞぉ!
ロキシア・グロスビーク
アドリブ連携ご自由に
【水中適応】は常時使用
はろう、ご機嫌いかがかなかわい子ちゃん
手厚い歓迎のお礼、熨斗付きで返しに来たよ!
お疲れ様ですと味方に一声掛けてから
生き汚いのは僕たちも大好きさ
きみが八方手を尽くすように、変幻自在やらせてもらうよ
“魔槍”の穂に戴く眼がぎらりと輝く
飛車角落とせる場面で詰めを誤るようなことはしない
一手一手、状況を見て指して行くよ
優雅に、悠長にも見える戦闘機動は誘いながら戦況を注視するもので
味方の戦闘から情報を得ていた魚雷の発射挙動を見れば
あまいね――
身体に這わせたMoon-Childを外骨格化させ、衝撃に備える
もっと強いジェネラル級は現象(フレーバー)の外まで研鑽してるもんだよ!
少なくとも僕が戦ってきた奴らはそうだった!
ダメージは勿論あるから強がりでもあるけども
この感情の昂ぶりこそ力になるから
暗殺ってのは、こうやるんだ
ゆるり妖しく舞うような軌跡
そこに残りぼんやり輝く人型が色を得てAutoscopyとなり
個々に量産型“魔槍”を手にして四方から突き刺しにかかる!
「はろう、ご機嫌いかがかなかわい子ちゃん。手厚い歓迎のお礼、熨斗付きで返しに来たよ!」
お疲れ様です、と周囲の味方に声をかけながらそう言って、ジェネラル級冥海機『伊一六八』に声をかけるのは、おかっぱの黒い髪に赤い瞳が美しい少年のディアボロス、ロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)だ。
「生き汚いのは僕たちも大好きさ。きみが八方手を尽くすように、変幻自在やらせてもらうよ」
ロキシアが『“魔槍”Mk-Ⅱ』をくるりと回すと、穂に戴く眼がぎらりと輝く。
「まほろばも続くよ!」
その様子に、さらにその背後からそう言って姿を表すのは、元気いっぱいの零式英霊機のディアボロス、麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)だ。
(「飛車角落とせる場面で詰めを誤るようなことはしない。一手一手、状況を見て指して行くよ」)
そう考えながら水中を漂うかのように見えるロキシアは優雅で、ともすれば悠長にも見える。
「ほほう、変幻自在とな。それでこのワシを騙せるか、試してみるがいいのじゃ!」
先手を取ったのは『伊一六八』。
だが、ロキシアは決して悠長に水中を漂っているわけではない。それは攻撃を誘いながら戦況を注視していただけ。
故に。
「あまいね——」
味方の戦闘から情報を得ていた、存在があやふやになる魚雷を放たれても、ロキシアは決して慌てなかった。
飛んでくる魚雷を受け止め、自ら後退する事で水中へと衝撃を逃す。
「もっと強いジェネラル級は現象(フレーバー)の外まで研鑽してるもんだよ! 少なくとも僕が戦ってきた奴らはそうだった!」
当然、ロキシアにもダメージはある。これは強がりだ。
だけれど。
(「この感情の昂ぶりこそ力になるから」)
「ほほう。ふれぇばぁという言葉は分からんが、ワシが他のジェネラル級に劣るじゃと?」
「そうさ、暗殺ってのは、こうやるんだ」
ロキシアが反撃に動く。
ゆるり妖しく舞うような軌跡を取り、ロキシアがゆったりと、しかし素早く、『伊一六八』へと距離を詰める。
「な、なんじゃ」
そのままロキシアは『伊一六八』の周囲を舞うような軌跡で一周する。
そこに残るのはぼんやり輝く人型、人型電脳傀儡群『Autoscopy』である。
「囲まれたか!」
気付いた時にはもう遅い。
四方を囲う『Autoscopy』が一斉に『伊一六八』に襲いかかった。
「くっ、この程度で暗殺じゃと、ワシはそんな簡単には倒れぬぞ」
『伊一六八』も負傷を負いつつも、それを決して表には出さない。
「だったらこれはどうかな! 燃、え、ちゃ、えー!!」
ロキシアが素早く『伊一六八』から距離を空けた瞬間、まほろばの『51センチまほろば砲』から、三式弾『草那藝之大刀』を発射する。
「三式弾は、炸裂させてることで高速で飛ぶ戦闘機を投網のように覆いつくす弾丸だけど、パラドクスとなった三式弾は一味違うよ?」
水中にも関わらず、空気中と変わらない速度で飛翔する三式弾は、『伊一六八』の手前でその弾頭を炸裂させる。
「なにせこの弾丸は、クロノヴェーダを焼き尽くすことができるんだから!」
「ぐうっ」
ロキシアへの対処に気を取られて、無防備となったところに三式弾の炸裂が突き刺さる。
「調子乗るでないのじゃ!」
まほろばに向けて『伊一六八』が鯨型海戦装を向け、大きな口を開く。
そこから超巨大な水流ブレスが放たれる。
「うおっと?! なんだぁ、いまのは。水鉄砲? いや、ウォータカッターってやつ、かな」
初撃を『15.5センチまほろば砲』で受け止める事で直撃は避けるが、ウォーターカッターの威力は凄まじく、流石のまほろばも後方へと押し戻される。
「まほろば、さすがにこのかわいい顔に穴が空いちゃうのはやだなぁ?」
そう言いながらも、まほろばは決して避けなかった。
それどころか、前へ前へと進み始め、元の位置へと戻り始める。
(「まほろばは超々々々弩級戦艦だからね、この戦場に堂々と立っていることこそが戦術だ!」)
その場に留まり続け、まほろばを脅威だと思わせて戦場に長く留まり続けていれば、それは仲間が攻撃する隙になるかもしれない。まほろばの意図はそこにあった。
「そう。それがこの三式弾による砲撃だ! 放てーッ! このまま、押し切る……ぞぉ!」
だから、まほろばは攻撃を続ける。それが仲間の戦闘の助けになると信じて。
ロキシアもそれに付き合い、再び暗殺を仕掛けるタイミングをはかるのだった。
2人のディアボロスが敵の注意を惹いている。
当然、このチャンスを見逃す他のディアボロス達ではなかった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【防空体制】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
月鏡・サヨコ
貴様の悪行で犠牲になりかけた兵士達は、冥海機を傷つける力を持たない
真実を知らず、仮に知る機会があったとしても排斥力で忘れ、報いの刃が届くことは終に無いだろう
……ならば、その赦し難い罪に裁きを下すことこそが、復讐者の役目だ
痛打を受けた敵が態勢を立て直す暇を許すつもりはない
【水中適応】下の【パラドクス通信】で仲間と協調し、幕引きに向けて一気に畳みかけよう
口から放たれる大鯨水砲では狙うのが困難な敵の懐に素早く肉薄
相手もぼうっとしている訳ではなく迎撃の動きを取るだろうけれど、その出かかりを潰してやろう
――『月鏡流抜刀術・零之太刀』
≪電気投擲鞘『斗號』≫による加速と【先行率アップ】の助けを受け、閃電の速さで≪対艦軍刀『銀鉤』≫が鞘走る
敵が海戦装で防御を行う前に早業の一刀で本体を斬り裂き、両断を狙う
反撃に対しては、再び≪海戦装用増設防盾≫で防御
防盾が限界を迎えたら≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫をパージし、ブレスを受ける壁として使い捨てて激流を脱する
明日を生きる人々の為に――私は、貴様の覚悟を斬り捨てる!
クィト・メリトモナカアイス
この世界でそう答える者はいないけれど。
死の先に何かがあると信じ、死を受け入れる。
我らはそれを「信仰」と呼ぶ。
受け入れがたい死への恐怖を信仰によって和らげるのは人の生き方。
けれど。
それを利用し民を死に追いやる者を我は許さぬ。
引き続き【水中適応】で水中戦。もう不意打ちは通用しなそう。
けれど、連携の同時攻撃はそういうのに関係なく強いので強い。
【パラドクス通信】で連携を取り合い、別々の方向から同時に仕掛けよう。
さきほどと同じ要領で、捕捉した瞬間の回避行動で傷を減らしながら魚雷の爆風で敵の視界から一瞬逃れるのも利用してこっちの間合いまで一気に接近。
黄金猫拳打棒に神聖な光を纏わせる「天河顕現」。
滅びの呪詛を纏った黄金猫拳打棒の連撃でその体が風化するまで殴り倒す。
汝に次はなし。ここで終わらせる。
汝ら戦いに生き、戦いに滅ぶ者。
太平の海を汝らが泳ぐことなし。
んむぉー、忘れるところだった。危ない。
急いで逃げねば。
呉守・晶
此処まで俺らディアボロス相手にそのちっこい身体でよく戦ったもんだ。だが、もう限界も近いだろう?
まぁエゼキエル残党を使ってやろうとしたことがことだけに甘んじてこの末路を受け入れるんだな。俺だって冥海機の戦略として有効だとは認めるが、だからといって許す気はないからな!
なに、寂しくないように扶桑達もすぐ後を追わせてやるから、此処で決着をつけようぜ!
流石にそのままで水中基地内で潜水艦のジェネラル級冥海機と戦おうとは思わんから【水中適応】を借りるぜ
そしたら、魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような形の異形の大剣に変異させつつ突っ込むぞ!
ウォーターカッターのブレスか!威力は凄いが口を大きく開くという予備動作が分かりやすいな!【未来予測】も合わせれば攻撃のタイミングを見逃すことはないだろ。なら、可能な限り避けるか、避けられなくても左腕やらを盾にして致命傷と剣持つ右腕の負傷だけは避けるぞ!
味方の攻撃に怯んだ隙に懐に飛び込んで叩き斬る!これで沈みな、伊一六八!
喰い破れ、アークイーター!
「貴様の悪行で犠牲になりかけた兵士達は、冥海機を傷つける力を持たない。真実を知らず、仮に知る機会があったとしても排斥力で忘れ、報いの刃が届くことは終に無いだろう」
継続して戦闘に参加し続けている月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)はそう呟く。
「……ならば、その赦し難い罪に裁きを下すことこそが、復讐者の役目だ」
それこそが自分の戦いの意味だ、とサヨコは決意を新たにする。
「この世界でそう答える者はいないけれど。死の先に何かがあると信じ、死を受け入れる。我らはそれを「信仰」と呼ぶ。受け入れがたい死への恐怖を信仰によって和らげるのは人の生き方。けれど」
それに触発されてか、クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)もまた、改めて自分が戦う意義を考える。
「それを利用し民を死に追いやる者を我は許さぬ」
2人の心は一つ。ジェネラル級冥海機『伊一六八』をこのまま許してはおけない。
さらにその隣には救援機動力で駆けつけてきた男性のような服装のデーモンのディアボロス、呉守・晶(TSデーモン・g04119)も、得物である魔晶剣『アークイーター』を構える。
「痛打を受けた敵が態勢を立て直す暇を許すつもりはない」
まず、動き出したのは、サヨコ。
麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)とロキシア・グロスビーク(啄む嘴・g07258)の攻撃により痛打を受けたその隙を、サヨコは見逃さなかった。
【パラドクス通信】で他の仲間と連絡をとりつつ、一気に、『伊一六八』へと肉薄する。
「くっ、また来るか、ディアボロスの零式英霊機め」
当然、相手もただぼうっとしているわけではない。鯨型海戦装をサヨコの側に向け、大きく口を開かせる。
「――見切った!」
だが、サヨコの『電気投擲鞘『斗號』』が電磁加速し、『対艦軍刀『銀鉤』』を射出する事で、超高速の抜刀技を放ち、後の先を取って、『伊一六八』に斬りかかる。
パラドクス『月鏡流抜刀術・零之太刀』だ。
「ぐぅ、このっ!」
やや遅れて、超巨大なウォーターカッターが如き水流ブレスが放たれる。
サヨコはこれを『海戦装用増設防盾』で防ぐ。
「汝の名は語られず、刻まれず。汝の身はここで朽ち、その霊魂もまた滅ぶべし。例え神が許しても、我は許さぬ」
そして、攻撃は終わらない。
サヨコが正面から隙を作ったその間隙を突いて、一気にクィトが肉薄してきてきた。
(「もう不意打ちは通用しなそう。けれど、連携の同時攻撃はそういうのに関係なく強いので強い」)
パラドクス『天河顕現』により、『黄金猫拳打棒』に神聖な光が纏う。
神聖な光を帯びた『黄金猫拳打棒』による殴打は、『伊一六八』を怯ませる。
「魔剣アークイーター、第二封印解除。変異開始、コード捕食剣「貪リ喰ラウモノ」っ!」
さらにその隙を逃さず、晶がパラドクス『貪リ喰ラウモノ』を発動し、一気に『伊一六八』に肉薄する。
「ぐっ、ちょっと怯んだ程度で隙と思ってもらっては困るのじゃ!」
だが、『伊一六八』もさるもの、すぐに体制を立て直し、再び鯨型海戦装の口を大きく開かせる。
「ウォーターカッターのブレスか! 威力は凄いが口を大きく開くという予備動作が分かりやすいな!」
所詮は咄嗟の反撃か。晶は水流ブレスを回避し、一気に懐へと踏み込む。
「此処まで俺らディアボロス相手にそのちっこい身体でよく戦ったもんだ。だが、もう限界も近いだろう?」
「ま。まだまだやれるのじゃ! 冥海機ヤ・ウマトのために!」
水流ブレスが回避する晶を追跡する。
「まぁエゼキエル残党を使ってやろうとしたことがことだけに甘んじてこの末路を受け入れるんだな。俺だって冥海機の戦略として有効だとは認めるが、だからといって許す気はないからな!」
「まだじゃあ!」
水流ブレスがまもなく晶へ到達する。
「なに、寂しくないように扶桑達もすぐ後を追わせてやるから、此処で決着をつけようぜ!」
だが、それより早く、巨大な牙と口のような形の生物的な異形の大剣に変異した『アークイーター』が『伊一六八』へ到達する。
「これで沈みな、伊一六八! 喰い破れ、アークイーター!」
変異した刀身が『伊一六八』の鯨型海戦装を噛み千切り、喰らう。
「まだじゃ。せめてお前らだけでも巻き込んでやるわい。冥海機ヤ・ウマト万歳!」
『伊一六八』のパラドクスが発動する。
だが、その程度の攻撃で、倒れるディアボロスではない。
「馬鹿な……ここまで……なのか……、ディアボロスを一体も……倒せるまま……」
「明日を生きる人々の為に――私は、貴様の覚悟を斬り捨てる!」
「汝ら戦いに生き、戦いに滅ぶ者。太平の海を汝らが泳ぐことなし」
むしろパラドクスを放ったその隙を見逃さず、再び、ディアボロス達がパラドクスを発動し、攻撃を敢行する。
「じゃが……このままでは……終わらんぞ……。お主らも……巻き添えじゃ……。冥海機ヤ・ウマト万歳!」
鯨型海戦装はバラバラに噛み千切られ、本体の胴体は両断され、そして最後は聖なる光の前にボロボロと崩れ落ち、もはや死体すら残らないのであった。
ここに、ジェネラル級との戦いは終わった。
だが、ディアボロスのピンチはこれからかもしれない。
『伊一六八』は倒れる直前に基地の自爆スイッチを起動したらしい。同時に、出口までのルート上に防潜網や機雷が無数に射出され始めた。
それらを切り抜け、急いで脱出しなければ。
「んむぉー、忘れるところだった。危ない。急いで逃げねば」
クィトがそう言ったのを皮切りに、ディアボロス達は急いで、基地からの脱出を始めるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】がLV3になった!
【植物活性】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【ドレイン】LV2が発生!
麗・まほろば
さぁ! 超々々々弩級でグレートなエスケープの時間だ!
だいじょーぶ! まほろばに任せてくれたら、絶対みんな生還させるから!
使える残留効果はぜーんぶ使っちゃうよ!
【パラドクス通信】! 仲間との連携のために!
【未来予測】! 1秒先の危険を知るために!
【一刀両断】! 障害を切り抜けるために!
そして【イルカ変身】! すこしでも水中で素早く動けるように!(パラドクスは使えなくとも残留効果は使えるよね、たぶん!)
経路はこの基地への侵入につかった慣れた道を選択
変化があれば気が付くかもしれないからね
機雷には極力接触しないように。逃さないための罠だ、1つ爆発したら後どうなるかもわからないからね
網や壁で阻まれるようなら【一刀両断】で斬り崩して、地上を目指すよ!
どうしても逃げられない道があるならやむを得ない
変身を解いてパラドクスを撃つことで道を開くことも考える
だけどそれは最後の手段だ
誘爆しても困るしね
さぁこの場を切り抜けてビールで乾杯といこうじゃないか!
もちろん、まほろばはおこさまビールだけどね! あっはっは!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
死なば諸共というやつですね…
最後まで冥海機の思い通りにはさせません、皆で無事に生きて帰りましょう!
水中の移動には【水中適応】を使用
機雷や防潜網を警戒し【完全視界】で周囲を観察しつつ先を急ぎます
こちらに迫る機雷や行く手を阻む網や障害物は、回避、または状況に合わせてパラドクスまたは手持ちの軍刀や【一刀両断】をお借りして破壊しつつ進みます
可能であれば先導役と仕掛けの対処役などの役割分担を行い
【パラドクス通信】をお借りして、同行の味方と協力して短時間かつ安全で効率的な脱出を心がけます
被弾が避けられない場合は氷盾を用いて負傷を最小限に抑えます
全員の生存と脱出の為、動きに支障が出ない程度の自身の多少の怪我は厭わず行動します
恐怖と焦りを抑え、落ち着いて臨機応変な対応を
安全圏に辿り着いて全員の無事を確認するまで、決して気は抜けません…!
基地の自爆が始まる。
出口までのルートに射出される無数の機雷と防潜網。
決してディアボロスを逃さず、ここで始末すると言う意思を感じる。
「死なば諸共というやつですね……最後まで冥海機の思い通りにはさせません、皆で無事に生きて帰りましょう!」
三間・勲(漁火・g10186)が味方のディアボロス達に声をかける。
「さぁ! 超々々々弩級でグレートなエスケープの時間だ! だいじょーぶ! まほろばに任せてくれたら、絶対みんな生還させるから!」
それに反応するように自信満々に言葉を発するのは麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)だ。
まほろばは【イルカ変身】のパラドクス効果を新たに発動し、イルカの姿に変身。
「機雷や防潜網を警戒して【完全視界】を用意します」
さらに、勲が新たに【完全視界】のパラドクス効果を準備。まほろばもまたその効果を有効にする。
「先導役と仕掛けの対処役などの役割分担を行いましょう」
「分かった。まほろばが先導するね」
イルカの姿となったまほろばがその速度を活かして先導を始め、勲がそれに続く。さらにその背後から続く仲間のディアボロスのため、勲は【パラドクス通信】を有効にして手元にディアボロス専用の小型通信機を出現させる。
(「経路はこの基地への侵入につかった慣れた道を選択。変化があれば気が付くかもしれないからね」)
と、先導役のまほろばは道を決定し、先へ先へと進み始める。
逃走を開始するディアボロスを阻むものは二つ。
機雷と防潜網だ。
機雷は遠距離パラドクスで破壊しつつ進んでもいいのだが、先導するまほろばはそれを止める。
「機雷には極力接触しないように。逃さないための罠だ、1つ爆発したら後どうなるかもわからない。誘爆しても困るしね」
実はこの判断は大正解。
直接戦闘ではあまり活かされなかったが、実は狡猾な策士でもある『伊一六八』。
機雷をもし不用意に除去した場合、それにより基地内が破壊され、脱出経路が塞がれるような配置をしていた。
と言うわけで、機雷を可能な限り最小限の動きで、しかしうっかり機雷を起爆させてしまわないように、回避し、進んでいく。
それには勲が用意した【完全視界】が大変役に立った。
だが、防潜網に関してはそうもいかない。
一つ二つなら、まほろばと勲がそれぞれ 【一刀両断】を使えば解決するが、それ以上にあるのだから始末に終えない。
そう言う場合は、勲がパラドクスを発動。瞳に集めたエネルギーによって防潜網の弱いところを見抜き、『軍刀』で攻撃する事で、その防潜網を最小限の攻撃で破壊。
先へと進む。
機雷に接触してしまえば、どうなるか分からない。かといって、急がなければ基地の崩壊に巻き込まれてしまう。
恐怖も焦りもある中で、落ち着いて臨機応変に対応していく勲とずんずん突き進むまほろばの2人は、仲間のディアボロスにとってどれだけ心強い事だろう。
やがて、狭い通路を抜けて、2人は、ついに広い海に出た。脱出したのだ。
(「まだです。安全圏に辿り着いて全員の無事を確認するまで、決して気は抜けません……!」)
勲は【パラドクス通信】で味方に連絡、最後の通路を一気に抜けてもらい、ついにディアボロス達は基地を脱出するのだった。
海上へと浮上を始めるディアボロスの背後で、基地の出入り口が形を歪めて崩壊していく。
間一髪のところで、ディアボロスは脱出出来たようだ。
ディアボロスは『伊一六八』を撃破し、その策略からも逃れることに成功したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【イルカ変身】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV4になった!
【命中アップ】がLV2になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年06月20日 |
宿敵 |
『伊一六八』を撃破!
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