リプレイ
黄泉王・唯妃
エルフリーデ(g00713)と。呼び方はエル。
アドリブ&連携歓迎。
おやおや、血相を変えて上を下への大騒ぎですね。
ちょろちょろするネズミを後ろから潰すのも楽しそうですが、この機会にアヴァタール級の数を減らしておきましょうか。
さあさあ、行きますよエル!
相手は音に聞こえた『ぬらりひょん』。
普通の戦闘の駆け引きもいいですが、たまには舌戦もいいでしょう。
エルは援護を。私が矢面に立ちましょう。
「これだけの数が一斉に逃げ出しているのですもの。
その気がない者達もこの騒ぎを見れば便乗したくなるのが道理。
貴方も今の状況で逃げ出さない事が正しいとは思っていないでしょう?
いいんですよ、今すぐ背を向けこの場を放棄しても。
もしかしたら私も同情心を出して見逃してあげるかもしれませんし」
まあ、当然見逃す気は更々ありませんけど。
少しでも迷った素振りを見せればその素っ首、逆に圧し折って差し上げましょう。
エルフリーデ・ツファール
黄泉王・唯妃(g01618)と参戦。呼ぶ時は名前。
アドリブ連携歓迎。
魔術媒体の為の煙草を常に吸ってます。
おうおう、すげェ数の鼠だなァ。
これ見てるとハーメルンの笛吹きや黒死病が頭を過るが今は無視するってカタチでいいんだな?
どうも相方はあのでっかい頭の御大将との口喧嘩をお望みらしい。
それなら私もそれを援護するように立ち回るかね。
パラドクスで生み出した炎を相手の周りに配置する事でそれに対する警戒心と注意を惹くぞ。
まあ、これ自体に攻撃力は無いが警戒してそれを見てしまった時点でこっちの術中ってな。
徐々に低下していく思考の中、何処まで唯妃の言葉に耐えられるかねェ。
「おおっと。私はあくまでそいつのサポート要員だ。こっちに攻撃を届かせたいならそこの蜘蛛女を何とかすることだぜ大将」
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
さて、佐倉城の服部半蔵までの道筋も見えてきたね。
下総国攻略に向け、勢いに乗って突き進もう。
混乱の中、敵は配下への指示も伝わらない状態だ。
邪魔されずに指揮官を倒す好機であり、
指揮官を倒せば混乱は益々加速して配下も倒し易くなる。
この機を逃す手はないさ。
仲間と連携し、油断なく対峙して、
『真理の矢』のパラドクス使用。
表情や仕草の観察のみならず、のらりくらりとした会話からも、
パラドクスで高めた観察眼と洞察力によって、敵の本質を見極める。
しかし成程、余剰戦力として妖怪ももアークデーモンも重宝されている様子。
才を示して成果を上げれば出世の道もありそうか。
だがそれも今や夢のまた夢。
己が窮地にある事は既に察しているのだろう?
揺さぶりに揺さぶりで返しつつ、雪月花の刀を構える。
しかしこの動きは囮であり、本命の攻撃を担うのは密かに放っておいたクダ吉だ。
此方が刀を手に踏み込んで敵の注意を引いた隙を狙って、
潜んでいたクダ吉が死角から急襲、
パラドクスの力込めた攻撃で、ぬらりひょんの影を縛り喰い破る。
「おうおう、すげェ数の鼠だなァ」
エルフリーデ・ツファール(紫煙の魔術師・g00713)は、口元から魔術媒体の煙をふかしながら、感心してみせた。黄泉王・唯妃(アトラク=ナクアの娘・g01618)は、手のひらをかざしている。
「血相を変えて上を下への大騒ぎですね。」
インセクティアの彼女は、手先が黄色と黒の縞模様となっていた。蜘蛛由来なのだ。
のんびり見物しているわけではない、となじみのエルフリーデにはわかる。相方はどうも、あのでっかい頭の御大将との口喧嘩をお望みらしい。きっと、アヴァタール級の居場所を探しているのだろう。
気を効かせたエルフリーデは、仲間たちにも向けて作戦の方針を確認してみせる。
「鼠の大群を見てるとハーメルンの笛吹きや黒死病が頭を過るが、今は無視するってカタチでいいんだな?」
「ああ、この機を逃す手はないさ」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)が答えた。
「混乱の中、敵は配下への指示も伝わらない状態だ。邪魔されずに指揮官を倒せるし、そうなれば混乱は益々加速して配下も倒し易くなる」
話をしながら腰をかがめ、クダギツネの背を撫でる。
その『クダ吉』が、妖怪『ぬらりひょん』を見つけたという。雪人がおおよその場所を仲間に伝え、サーヴァントの案内で駆けだすと、唯妃は顔をほころばせた。
「ちょろちょろするネズミを後ろから潰すのも楽しそうですが、この機会にアヴァタール級の数を減らしておきましょうか。……私が矢面に立ちましょう。さあさあ、行きますよエル!」
「おう、唯妃」
紫煙の魔術師は半分くらい灰になったものを咥えたまま。
「私は援護するように立ち回るかね……」
張り切る相方のあとに続いた。
雪人は思うところあって、途中でクダ吉と別れる。
「正鵠を」
パラドクス『真理の矢』は始まっている。
『雪月花の刀』を構え、妖怪の『大親分』の前に堂々と姿を現した。
「しかし成程、余剰戦力として妖怪もアークデーモンも重宝されている様子。才を示して成果を上げれば出世の道もありそうか」
「お主は……」
皺だらけの翁は、細い目で雪人を見据えると、掴んでいた鼠をポイと脇へ放った。着地したトループス級はあっというまに群れへと紛れ込む。
「さよう、アークデーモン『媒介者』の情報は正確なんじゃ。ほら、言うとるそばからお主らが来よったでのう」
肩にかついだ和傘を閉じる。
「ディアボロスじゃな」
ぬらりひょんには、すべてお見通し。
……かのように、もっともらしく聞こえる言葉で巧みに心を揺さぶるパラドクスなのである。
雪人の発したほんのわずかな話から、咄嗟に組み立てて言い返している。つい、予知や予言のように感じてしまいそうになるが、雪人のパラドクスがこれまた鋭い観察眼と洞察力によって、相手の行動や弱点を的確な推理で看破するというものであるから、ぬらりひょんの表情と仕草で、さきのような原理を導くことができた。
揺さぶりに揺さぶりで返し、刀を手に踏み込む。
「だが、出世も今や夢のまた夢。己が窮地にあると既に察しているのだろう?」
「ほっほっほっ。目くらましのチャンバラを窮地と言うのならばな!」
妖怪の大親分は、傘から仕込み刀を引き抜くと、雪人からそっぽを向いてそれを振り下ろす。
『雪月花の刀』は囮、本命の攻撃を担うのは密かに放っておいたクダ吉だった。ぬらりひょんの突き出た後頭部、その影を縛り、食い破る。
「あたっ! いたたたっ!」
頭に手をやり、曲がっていた腰を後ろにそらす翁。
「おう。惜しかったじゃねェか」
エルフリーデは、また感心したふう。
妖怪の仕込み刀が斬ったのは、クダ吉が飛び掛かってきたのとは前後逆の宙。つまりは空振りだった。雪人は、ひとしごと終えたサーヴァントを温かく迎えているが、真顔のままだ。
「するってェと、命中を高めるエフェクトがぴかっと光ったんで、クダキツネは軌道修正できた、ってとこかい?」
新しいのに火をつけつつ、こんどは解説役。
後頭部から手を離したぬらりひょんは、煽ってくるディアボロスをにらむ。
エルフリーデは大げさに首を振る。
「おおっと。私はあくまでそいつのサポート要員だ。こっちに攻撃を届かせたいならそこの蜘蛛女を何とかすることだぜ大将」
「蜘蛛の……?」
厳しい顔をしたのは一瞬だった。
大親分はキセルを取りだすと、咥えるさいにエルフリーデの仕草をあえて真似た。ただし、歯の本数が少ないので、笑っても口元から覗かない。紹介された唯妃は、平静を装っている。
「私は『アトラク=ナクアの娘』です。音に聞こえた『ぬらりひょん』が相手とは。普通の戦闘の駆け引きもいいですが、たまには舌戦もいいでしょう」
「蜘蛛妖怪ではなく、インセクティアじゃな。話には聞いておるよ」
ぬらりひょんは、ぬらりくらりのペースを取り戻す。エルフリーデはああ言ったが、両者のあいだにはすでに数合の斬り合いが行われていた。精神系パラドクス同士の。
『【鬼の迷い火】TeufelIrrlicht(トイフェルイルリヒト)』は、それを見てしまった者の精神状態を不安定にさせる。
「徐々に低下していく思考の中、何処まで唯妃の言葉に耐えられるかねェ」
しかし、火に仕掛けがあったと、見抜かれていたことも理解している。
キセルを用いたモノマネが、その証左だったのだ。
……とも、考えられるし。
「んん? やっぱ詐術なのかねェ?」
まあ、こっちが術中に嵌っては元も子もない。エルフリーデは多めに煙を吐いたきり、唯妃に任せた。
彼女のパラドクス『平蜘蛛(ダンジョウ)』とは、状況、言動、行動、あらゆるものを駆使し相手を疑心暗鬼に陥らせる言霊である。
「これだけの数が一斉に逃げ出しているのですもの。その気がない者達もこの騒ぎを見れば便乗したくなるのが道理。貴方も今の状況で逃げ出さない事が正しいとは思っていないでしょう?」
「ほっほっほ。勘違いしておるな、お主。蜘蛛のお嬢さん」
アヴァタール級妖怪『大親分』ぬらりひょんと言えば、難解な問答をしかけてくるなどと報告にあるが、この個体は親切っぽい。
「あれは行列なんじゃ。お役目のためののう。鼠がちゅうちゅういうのは騒ぎでもなんでもなく、アレらなりの礼儀作法。儂も行列なんじゃいなと思うたから、お嬢さんが勘違いしとっても……」
「いいんですよ、今すぐ背を向けこの場を放棄しても」
戯言を断ち切る、唯妃。
「もしかしたら私も同情心を出して見逃してあげるかもしれませんし」
当然、見逃す気は更々ない。
言葉を真と取るか偽と取るかを相手に委ね、迷わせる。相手が思慮深く知恵者であればあるほどその効果を増す。
「儂は見ての通り、腰も曲がった年寄りじゃ。たとえ、お行きなさいと言われても、脚も遅うて……」
敗走を行列と言い張るはずが、ぬらりひょんは唯妃の言に合わせてしまった。
その瞬間、張り出した頭がグラリと傾く。
妖怪の首はへし折れていた。
いっしょに話を聞いていた仲間たちも、ついつい自分の首を擦っている。
「服部半蔵までの道筋も見えてきたね。下総国攻略に向け、勢いに乗って突き進もう」
雪人は『クダ吉』を伴い、殲滅戦への移行を示唆した。
敵は撤退チュー、いや走るもままならないほど混乱した鼠たちだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
ゼット・ノアール
(トレインチケット)
郭・嬰
(トレインチケット)
高遠・葉月
(トレインチケット)

久住・野乃
(トレインチケット)
「敵性存在、多数。これより行動を開始する」
ゼット・ノアール(群青の傭兵・g01952)、サイボーグ兵はきわめて事務的な口調で言った。
「は、はい!」
上ずった声で返事する、久住・野乃(六尾のもふ狐・g03512)。
クロノヴェーダの情報は頭に入っていたけれど、鼠の姿と数に慌てている。わたわたと手を振り回さんばかりに。そこへ、無双馬『照逞』に跨った、郭・嬰(突閃縦横・g05499)がズイと進みでてきた。
思わず見上げた野乃だったが、嬰が鼠の群れに動じている様子はない。
風貌どおりにクール。
高遠・葉月(猫・g04390)は、何も言わずに前衛に出て行く。あたかも、自身を一戦闘員にすぎないと扱うかのように。
「はぁ、あの方もクールですね……」
「――我等が平穏(ホテプ)の為に」
シアン・キャンベル(ルログ・g01143)が呟いたのは祈りか、礼拝か。
いずれにせよ、トループス級『媒介者』をどうとも思っていないのは確かで、野乃はぎゅっと拳を握って覚悟を決めた。
「とにかくクロノヴェーダを倒してしまえばいいのですよっ。きっと」
そうなれば、攻撃は正面きってパラドクスをどんっ。
野乃を中心に、金色の野が広がる。
浄化の光が逃げる鼠たちに追い付くと、黒焦げになるまで彼らを焼き尽くした。
「チュー!!」
燃えるなかから数匹が、跳ね飛んでくる。やぶれかぶれで野乃に噛みつこうとした。
「わわわっ!」
涙目になりながらも、絵巻の護りで防御する。再び蹄の音が聞こえた。
「……ハアッ!!」
嬰の馬上槍が、渦状に回転しながら突きだされてきた。
撒き散らす者どもは、突進力と旋回をうけてことごとく宙へと弾かれる。
「だいじょうぶ? 野乃さん?」
「嬰さん、ありがとうございます! ちょっとだけ痛かったです……」
押さえた手首の噛み傷に、媒介者のパラドクス細菌が巣くっていた。
念のため、『金色野原(ノハラハキンイロニカガヤク)』の光をあてて、いうなれば洗浄殺菌のような処置をしておく。
「嬰、野乃! やつらは逃げるばかりじゃない。隠れて反撃してくるから気をつけてね!」
怒鳴ってきたのは、葉月だった。
鼠を素手で殴り、踏みつけ、放り投げている。けっこう、熱血だ。心なしか頬も朱に染まっている。
(「ふふ、クールなお姉さんだなんて、よく分かってる子よね♪」)
そこまでは言っていないが、野乃の独り言をちゃっかり聞いていて、照れると同時に張り切っていた。本人にしかわからないことだが。
「守護の誓い、戦うものに祝福を。カウンター……グリムッ!」
デーモンの魔力で作ったハンマーを手にし、鼠を隠れ場所ごと潰した。
「ご忠告は受け取っておくわ! 『轟震天(ゴウシンテン)』!」
無双馬で敵を追い立て、嬰は槍を突きだす。
今度は物陰の鼠にも用心して。
数匹のうちのいくつかが、やはり飛び掛かってきたが、『照逞』の武装馬具に跳ねかえされて、鞍の上の嬰には届かなかった。
しかしながら、細菌や微小な虫などを撒き散らしているのだろう。
「虫……。虫か」
静かに怒りが溜まってくる。
とどめの馬上槍の威力も上がってきた。
「妖蟲にノミごときをけしかけるつもりか」
シアンとて、撒き散らす者どもを許してはおけない。
「触れなければよいのだろう? 貴様らの相手をするにはうってつけの『手』がある」
この錬金術師は戦闘の際に、精神攻撃や罠使いを多用する。
死者の手を加工したとされる魔道具、『栄光の手』を具現化した。
「『ハンド・オブ・グローリー』!」
それを目にしただけで、相手は群れごと意識を混濁させてしまう。忍城落城の報を盗み出してきたトループス級は、あせって撤退を始めたのだ。騒ぎのなかで、指揮官のアヴァタール級をも先に討たれてしまう。どっちに逃げるかも定まらない。
シアンがもたらした脳への刺激は、効果絶大だった。
大群の足を鈍らせ、仲間のディアボロスたちは手前から順番に殲滅していけばいい。
「享受せよ」
増幅される怒りは、二倍。
「全エネルギー収束……」
ゼットによって、三倍になった。
サイボーグ化した己の身体に流れる全ての力を、高熱の球体として体外に発生させている。パワーに総毛立つ媒介者たちだが、全滅の危機を前にして、数匹が反撃を試みた。
強靭そうな機械でも、ひとりにたいして殺到し、押し掛かることで球体の発射を止められるかもしれない。
「最大……吹き飛べ」
一点に集められた力。
鼠の殺到も、サイボーグ兵のエネルギーもそうだったが、着弾した瞬間に一気に広がり、大爆発を起こしたのは高熱球体のほうだった。
その名は、『ゼットン』。
トループス級アークデーモンたちのシルエットが、やがて火球のなかへと消えていく。ダメージアップものった破壊力だ。
復讐の想いはあっても、ゼットの口調は淡々とし、事務的なままである。
「撃破。敵残数わずか。任務完了まで攻撃を続行する」
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
ふっふっふっ……ここに我が現れたのが汝らの運の尽き。
すなわち。
鼠は猫には勝てぬ。にゃー。
猫かな?ってくらいには大きい鼠だけどそれはそれ。
我のモナカたちは鼠には負けぬ。ゆくぞー!
浮遊球形ガジェット「モナカ」斬撃型たちを呼び出して連携攻撃始め。
刃を生やしたモナカたちの斬撃で媒介者を切り裂く。敵に逃げられぬよう、周囲を囲んで包囲するようにして攻撃していく。
【命中アップ】を重ねて首とかの急所を狙っていこう。
もし隠れて噛みつきとかひっかきとか攻撃をしてくる個体がいるようなら黄金猫拳打棒でしっしっと追い返して、凌いだところをモナカ斬撃型のパラドクス攻撃で撃破を狙う。
ばっちぃのはよくない。きゅうそねこをかませはせぬ。ふしゃーっ。
たくさんいた敵ももう残り少ないし、やる気もなし。
【ダメージアップ】と【ドレイン】もあることだし、ガンガン攻めて早期の殲滅を狙う。
攻撃は最大のぼうぎょ。ゆけゆけー。
んむ、半蔵を追い込むまであとちょっと。猫が鼠を追うように追い込むのだ。にゃー。
トループス級アークデーモン『媒介者』へと、ディアボロスのパラドクスが集中する。
「ふっふっふっ……ここに我が現れたのが汝らの運の尽き」
クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)は、無表情のままで笑い声をあげた。
「すなわち。鼠は猫には勝てぬ。にゃー」
べつにウェアキャットというわけではない。獣神王朝エジプト出身の生粋のリターナー。そして、ガジェッティアとして復活した彼女には、強力な味方がいるのだ。
「猫かな? ってくらいには大きい鼠だけどそれはそれ。我のモナカたちは鼠には負けぬ。ゆくぞー!」
浮遊球形ガジェット『モナカ』斬撃型を呼び出す。
黄金に輝く機体には、動物の耳と尻尾が付いている。すなわちそれが猫なのだ。ヒゲや顔を模した青いペイントもある。
殲滅戦もいよいよ仕上げ。クィトは残留効果を借りた。
「ゼット、シアンに嬰よ。汝らの怒りは我にも伝わった。モナカたちのダメージアップに使わせていただく。……連携攻撃始めー」
猫球体のそれぞれから鋭い刃が生える。
鼠型アークデーモンを追いかけ、切り裂いていく。
「逃げるばかりじゃない、のであったな」
操作するガジェッティア本体を、噛みつきやひっかきで狙ってくる媒介者。そうした個体を見つけては、クィトは『黄金猫拳打棒(ゴールデンねこパンチぼう)』でしっしっと追い返す。
「ばっちぃのはよくない。きゅうそねこをかませはせぬ。ふしゃーっ」
噛みつく動きは悟りやすくなっており、牙をうけても痛みは抑制された。エルフリーデと唯妃が、敵指揮官と精神攻撃を交わしながらはったエフェクトのおかげだ。
そうやって、凌いだところをモナカ斬撃型のパラドクス攻撃で撃破を狙う。
「たくさんいた敵ももう残り少ないし、やる気もなし。いっぽう我らには、葉月と野乃が受けた祝福がある。ガンガン攻めて早期の殲滅を狙おうぞ」
いよいよ逃げられなくなったトループス級を囲むこともできた。
「おお、この光は、雪人とクダ吉を導いたもの。モナカたちものってしまえ」
命中率を高め、急所を狙う。
ザクザクと鼠の首が飛んで、あらかたの敵を撃破し終えた。
ひとまず騒ぎは収まったのだ。ディアボロスたちは一か所に合流する。
クィトは猫棒をふり、猫球をあやした。
「んむ、半蔵を追い込むまであとちょっと。猫が鼠を追うように追い込むのだ。にゃー」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!