鮮血の決戦! 大天使殲滅軍を罠にかけろ!(作者 青葉桂都
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#吸血ロマノフ王朝  #鮮血総主教ティーホンの宗教的陽動決戦  #シュリッセリブルク  #鮮血総主教ティーホン 

●聖戦の始まり
「皆の者、よく聞くがよい」
 よく通る声で鮮血総主教ティーホンは部下たちに呼びかけた。
 シュリッセリブルク要塞の一角にある聖堂の説教壇で、老ヴァンパイアノーブルは忠実なる信徒たちに語りかける。
「真相は儂が危惧していた通りであった。大天使どもは裏でディアボロスと繋がっておったのだ。同郷の者同士でな」
 配下のトループス級は姿勢を正してその言葉を聞く。疑いの言葉を吐く者など誰もいない。
「サンクトペテルブルクにディアボロスが押し寄せたのも、大天使の手引に違いあるまい。獅子身中の虫どもにより、多くの者が討ち果たされたのだ」
 ティーホンは言葉を切り、自分を見つめる配下たちの目に1つ1つ視線を向けながら、ゆっくりと聖堂内を見渡した。。
「これより大天使を炙り出し、1匹残らず殲滅する!」
 両腕を広げて、彼は宣言する。
「これは、聖戦である!」
 部下たちの熱狂的な声が、それに応じた。

●鮮血総主教ティーホンを討て
 新宿駅グランドターミナルで、ウルスラ・シュミット(自由を求める航空突撃兵・g03569)はディアボロスたちに声をかけた。
「シュリッセリブルク要塞を指揮するジェネラル級ヴァンパイアノーブル、鮮血総主教ティーホンが大天使殲滅のために打って出るようです」
 要塞はサンクトペテルブルクの東を守る要衝だ。
 ティーホンはTOKYOエゼキエル戦争から吸血ロマノフ王朝に漂着した大天使が、ディアボロスと共謀していると主張しているという。
 ディアボロスが大天使の手引でシュリッセリブルクやサンクトペテルブルクへの作戦をしかけていると疑っているのだ。
 無論、大天使との共謀という事実はない。ディアボロスによる偽装作戦に、ティーホンが引っかかったのだ。
「ティーホンは内政に優れた有能なクロノヴェーダです。しかし、宗教家である彼は別のディヴィジョンから来た異端の存在……大天使への敵愾心で、その目を曇らせました」
 神の威光によって人々を従属させようとするティーホンにとって、異なる宗教的存在はすべて敵なのだ。
 結果、迂闊にも彼はシュリッセリブルクの戦力を大動員しての大天使殲滅作戦を実行しようとしている。
「これはティーホンを撃破する絶好の機会です。彼を倒せば、シュリッセリブルク要塞の奪取も可能となるかもしれません」
 協力してほしいと、ウルスラは言った。

 ティーホンは大天使の捜索を配下の部隊に任せるつもりらしい。
「その間に、本人は大天使を信仰する村……つまり、ディアボロスの皆さんが偽装作戦で救援した集落の人たちを、異端者として八つ裂きにしようとしています」
 だから、犠牲者を出さないように最初に向かう集落でティーホンと戦う必要がある。
「その集落がどこかはわかっていますが、残念ながら皆さんとほぼ同時にティーホンの配下が集落に到着します」
 一部の配下が先行して集落に向かい、ティーホンがすぐ処刑に移れるよう捕縛するつもりなのだ。手荒なやり方で捕らえられる住民のうち一部は命を落としてしまうようだ。
 派遣されるロマノフ白軍精鋭兵は、女子供も平気で殺す冷徹な兵士たち。容赦なくすべての住民を捕らえるだろう。
「皆さんが駆けつけなければ惨劇が起きます。まずは集落を守って戦ってください。それから、護衛を伴って悠然と現れるティーホンを待ち伏せることになります」
 護衛についているのはティーホンと同じく歪んだ信仰を抱く吸血修道女たちだ。
 ティーホン自身は裁きの鉄槌を召喚したり、蓄えた一般人の血を無数の十字架に変えて攻撃してくる。自信への信仰心を無理やり植え付けることもできるようだ。
「護衛の数は多くありません。ただ、問題はティーホン配下の軍勢が近隣に多数いることです」
 参戦してくることはないまでも、弱ったティーホンが他の配下を集めて逃げ延びてしまう可能性が高いのだ。
 敵はジェネラル級。瀕死でも、逃亡に徹すれば配下の元までたどり着くくらいのことはできる。
「ですから、ティーホンが撤退を考えないように、挑発して判断力を奪う必要があります」
 宗教的な論争をふっかければ彼は間違いなく応じてくるので、言い負かして挑発するのがいいだろう。大天使への怒りを利用するのも有効だ。

「普通ならティーホンの独断専行が通ることはないでしょうが、今はサンクトペテルブルクにも攻撃を行っているため、止めきれなかったようですね」
 ラスプーチンならば止めえたかもしれないが、彼とてすべてに対処できるほど手が長いわけではない。
「敗北すればシュリッセリブルク攻略が難しくなるだけではなく、多くの人々が八つ裂きにされてしまいます」
 ウルスラは最後に、必ず勝って欲しいとディアボロスたちに告げた。

●訪れるはずの惨劇
 シュリッセリブルク要塞から近い場所にある村。先だって、大天使のふりをしたディアボロスが訪れた村の1つ。
 そこから火の手が上がっていた。
「貴様らに異端の嫌疑がかかっている。大人しく審問を受けろ」
 冷たい声で、白い軍服を着たトループス級が告げた。
 甲高い悲鳴があがった。別の1体が少女の髪をつかんで引きずってきている。
「黙れ。さっさと来い」
 最初にいた1体が少女を踏みつける。うめき声をあげて、彼女は意識を失う。
 1人だけではない。誰も彼も容赦なく痛めつけられ、村の中央に集められている。
「どうして……どうしてこんなことをするんだ! もうやめてくれ!」
 村人の1人、傷だらけの若者が、縛られたまま立ち上がる。
「黙れと言ったぞ」
 鞘に入ったままのサーベルで殴りつけると、若者は倒れた。落ちていた瓦礫で頭を打ったらしく、血の池が出来ていく。
「多少死なせても構わないと言われている。審問を受けずに死にたくなければおとなしくしていろ」
 動かなくなった若者を、クロノヴェーダは容赦なく蹴り飛ばす。
 死者が出ても気にせずに、ロマノフ白軍精鋭兵は人々を捕らえていく。
 この運命を変えられるのは、ディアボロスだけだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【土壌改良】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV5(最大) / 【アクティベイト】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

青葉桂都
 お世話になっております、青葉桂都(あおば・けいと)です。
 今回はシュリッセリブルク要塞から出てきたジェネラル級クロノヴェーダ、吸血総主教ティーホンを倒していただきます。

●集落
 シュリッセリブルク付近にある村です。
 ティーホンをおびき出すために行われた偽装作戦で、ディアボロスが救援した村の1つです。

 放っておくと村人全員捕縛され、ティーホンによって異端審問にかけられて八つ裂きにされます。
 ディアボロスは襲撃の直前に到着します。

●吸血総主教ティーホン
 シュリッセリブルク要塞を守るジェネラル級クロノヴェーダです。
 神の威光でもって人々を従属させようとする宗教家です。大天使がディアボロスと共謀して吸血ロマノフ王朝を攻撃しようとしていると思い込んでいます。
 戦闘能力の詳細は選択肢を参照してください。

●ティーホンとの会話について
 ①鮮血総主教ティーホンとの会話の選択肢は、ティーホンを挑発して撤退を考えないようにするためのものです。
 クリアしていない場合、④👿シュリッセリブルク宗教決戦『鮮血総主教ティーホン』をクリアしてもティーホンを撃破することは出来ません。

 なお、挑発する会話が含まれていないプレイングは失敗あるいは不採用になりますのでご注意ください。

●吸血修道女
 ティーホンを守る護衛のトループス級クロノヴェーダです。
 ロシア正教会の修道女の姿をしています。
 戦闘能力の詳細は選択肢を参照してください。

●ロマノフ白軍精鋭兵
 ティーホンの配下で、白い軍服を着た冷酷な軍人たちです。
 先行して集落に向かい、住民を捕縛しようとします。
 戦闘能力の詳細は選択肢を参照してください。

●シュリッセリブルク要塞の部隊について
 ティーホンが大天使を探すために周辺に派遣しています。このシナリオで戦闘を行うことはありません。
 クリア時にティーホンを撃破できない場合のみ、ティーホンを助けに登場します。

 それでは、ご参加いただけますと幸いです。
 どうぞよろしくお願いします。
21

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


マティアス・シュトローマー
聖戦かー、自分の信じる正義の為の戦いって意味なら俺にとってもそうかも
さて。陽動作戦を経て信仰してくれた村の人達を大天使として――いや、今度は正しくディアボロスとして救いにいかないと

異端者ならここに
生憎俺の信仰はそちらの総主教サマには向いてないんだ
敵を引き留める為に挑発を交えパラドクスを発動。雷撃を纏った弾丸を連続で放ち、敵群に麻痺を伴うダメージを与える
狙いは仲間と統一し、手負の敵や一撃で倒せる個体を優先して撃破。さらに接触を防ぐように彼らと村人達の間に【防衛ライン】を引き、被害を最小限に抑えられるよう立ち回ろう
審問するなら俺からにしてよ
捕える事が出来たら…だけど!

確かに言ったけど一斉に狙ってくるのは狡くない?
反撃の追撃砲は軌道を見極め、ライオットシールドを構えて直撃を防ぐ事で受けるダメージの軽減を試みる
砲撃の命中で雪煙が上がり、敵が油断したところに反撃アップの効果を乗せ、再び弾丸を撃ち込む――そうして最後の一体が倒れるまで戦い抜こう

鮮血総主教ティーホン
一体どんなクロノヴェーダなんだろう?


レイラ・イグラーナ
何のために信仰とはあるべきなのか……
いえ、貴方がたは上の命令に従うのみでしたね。
貴方がたにとってはティーホンの思想、信条など関係がないのでしょう。ただ命令に従い人民を虐げるのみ。
ならばこちらも問答は不要。お覚悟を。

雷の魔術を仕込んだ針を手に戦闘を行います。
マティアス様が引いた【防衛ライン】を用い、人民の皆様と敵との間に立ちふさがるようにし、また【パラドクス通信】で連携を強化することで敵の打ち漏らしがでないようにすることで集落に被害が出ないように。

敵集団全体を見据えられるような中距離を保ち、針を投擲する【既成奉仕・雷】で攻撃。他の復讐者と狙いを合わせて早期に数を減らし、こちらの対処能力を上回られないように心がけましょう。
反撃の射撃攻撃に対しては足を止めずに動き、立ち止まり的にされることがないようにして直撃は回避します。

これでひとまずの被害を防ぐことはできました。
残るはティーホンと少数の配下のみ。次の作戦のためにも確実に仕留めましょう。


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

陽動作戦が奏功したな
ティーホンは支配者には不向きな質をしているなあ……頭が固そうだ
振り回される民衆は、堪ったものではないな

現場へ急行、集落を守り戦おう
偵察し敵の姿を発見

白い衣を纏い、背の翼を揺らめかせ、頭上に天使の輪を浮かべ、大天使衣装で堂々と姿を現そう
隣の復讐者へ、意味深な目配せや耳打ち
この決定的現場に、忠兵は嫌でも目が向くだろう
その間に、仲間とPD通信も借り連携、集落を守るように布陣
住人は【避難勧告】で遠ざけて安全な方へ避難させ、立ちはだかり守ろう

微笑を湛え、厳かな口調で
どうなさいましたか? 吸血貴族の皆様
この村に、異変などありはしませんよ
白々しく、実質挑発だな
注意を引きつける

戦況を観察し把握
仲間と連携し
狙いを合わせ、一撃で倒せる敵>消耗した敵の順に着実に仕留める
ロングボウに魔力矢を番えPD攻撃
ダメージアップのせ、降り注ぐエネルギーで射止める
ここは、通さない
攻防の隙を看破し、撃ち貫く

敵の攻撃には、魔力障壁で身を護り津波の血を浴びぬように
タワーシールドを正面に構えて防ぐ


エレナ・バークリー
クロノヴェーダ同士が削り合うならともかく、そこに民を巻き込むなど、騎士として見過ごせません!
私たちが相手です、白軍兵!

「全力魔法」「砂使い」「撹乱」「蹂躙」で天地逆しまなれば岩礫降り注ぎを行使。
頭上からの落石に整然とした態度を保っていられますか? 範囲パラドクスで、秩序だった軍隊という優位を潰させてもらいます。

村の皆さんには【士気高揚】でクロノヴェーダに気圧されず、自分をしっかりもって避難出来るようにします。
皆さん、姿の見えない方はいませんか!?

血液から迫撃砲を生み出すとは、趣味が悪いですね。一体誰の血なのやら。
魔力障壁で攻撃を受け止め、「ダッシュ」して駆け回り、狙いを定めさせないようにしましょう。
そしてこちらも、間断なく岩の雨を降らせ続けます。これが迫撃砲弾を潰してくれればいいんですが、虫がよすぎですね。

総主教が来るまでに、尖兵の殲滅を目指しましょう。
ここで手間取っているようでは、大主教を討滅なんて出来ませんからね。
気負わず油断なく、「勇気」を持って白軍兵達を討滅していきましょう。


●聖戦の先触れ
 シュリッセリブルク要塞を出た吸血ロマノフ王朝のクロノヴェーダたちは、集落の1つに向かっている。
 けれども、彼らが村にたどり着く直前、ディアボロスたちもまたそこにたどり着いていた。
「陽動作戦が奏功したな。ティーホンは支配者には不向きな質をしているなあ……頭が固そうだ。振り回される民衆は、堪ったものではないな」
 エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は近づいてくる敵をながめる。
 頭が固そうな、件の総主教はまだ姿を見せていない。先ぶれの白い兵士たちだけだ。
「聖戦かー、自分の信じる正義の為の戦いって意味なら俺にとってもそうかも」
 マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)は思案する。
「さて。陽動作戦を経て信仰してくれた村の人達を大天使として――いや、今度は正しくディアボロスとして救いにいかないと」
 けれども、彼らとマティアスの正義は違う。救うべき人々のために、彼は襲撃者に立ち向かう。
 雪を蹴立てて、ロマノフ王朝白軍精鋭兵たちが集落に踏み込んでくる。
「この村に異端の嫌疑がかかっている! 今すぐに全員村の中央に集まれ!」
 高圧的な声でトループス級の兵士たちが宣言する。
「クロノヴェーダ同士が削り合うならともかく、そこに民を巻き込むなど、騎士として見過ごせません! 私たちが相手です、白軍兵!」
 エレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)が、村をかばって白軍兵の前に立ちはだかる。
「ふん……異端の証拠が出てきたか。総主教が来るまでに片付けてやろう。この不信心者どもめ!」
 傲慢な態度を崩さない白軍兵の前に、1人のメイドが進み出る。
「何のために信仰とはあるべきなのか……いえ、貴方がたは上の命令に従うのみでしたね。貴方がたにとってはティーホンの思想、信条など関係がないのでしょう。ただ命令に従い人民を虐げるのみ」
 レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は、得物を構えて冷たい目を向ける。
「ならばこちらも問答は不要。お覚悟を」
「覚悟するのは貴様らの方だ――!」
 兵士たちが集落に踏み込んでくる。それを、ディアボロスたちは臆することなく迎え撃つ。

●集落の人々を逃がせ
 襲撃された村には、まだ住民がいる。
 だから、マティアスはP08を手に迷わず敵の前に立った。
「異端者ならここに。生憎俺の信仰はそちらの総主教サマには向いてないんだ」
 わざと挑発的な言葉を投げかけて、マティアスは精鋭兵たちの注意を惹いた。
「我々にそんな口を叩くと後悔するぞ、小僧」
 血でできた武器を構えた兵士たちが突撃してくる。
「はい、ストップ。審問するなら俺からにしてよ。捕える事が出来たら……だけど!」
 挑発の乗った敵に向けてハンドガンの引き金を引く。雷撃をまとった弾丸が、敵にダメージを与えていく。敵を麻痺させて、足止めする。
「みんな! ここに防衛ラインを引くからね! ここから進ませないよ!」
「助かります、マティアス様。利用させていただきます」
 レイラが銀の針を手に、マティアスが引いたラインに並ぶ。
「瞬く乾坤、刻む遼遠。閃く轍が晴天を打つ」
 動きの止まった敵に、メイドは針を突き刺した。仕込んでいた雷の魔術が発動し、敵を感電させる。
「パラドクス通信も活用を。1人たりとも通しはしません」
 通信機を出現させて、連携を確実なものとしながらレイラは戦う。
 敵を討ち漏らして、集落の一般人たちが襲われたなら、とても生き延びることはできないのだ。
 白軍と戦うレイラやマティアスに、エトヴァが並んだ。
 白い衣をまとい、青い天使の翼をこれ見よがしに広げる。頭上に浮いているのは天使の輪。大天使だと見まごう姿をわざと見せて、ティーホンの誤解があたかも真実であるかの如くふるまう。
トループス級の敵ではとても見破れない演技だ。
「大天使か!? やはりティーホン総主教の危惧は真実だったか」
 トループス級の注意が、一気にエトヴァへと集まった。
「どうなさいましたか? 吸血貴族の皆様。この村に、異変などありはしませんよ」
「戯言を!」
 誤解した敵を、エトヴァは挑発した。
 エレナはそこに攻撃をしかける。
「清気は天に昇り濁気は地に沈む。我、この理を覆し、天の上に地を生みださん。歪みし理は綻ぶが運命。天の岩、地に正しく降り注ぐべし」
 敵軍の上空に、岩の塊がつながりあった岩盤が出現する。落ちていくごとに、それらの結合が外れ、無数の岩塊と化して降り注ぐ。
「頭上からの落石に整然とした態度を保っていられますか?」
 足が止まっても、敵の整然とした動きは変わらなかった。だが、秩序だった軍隊ならば、その秩序を破壊すれば有利になるはずだ。
 エトヴァもHarpe des Artsの荘厳な弓を弾き、上空へとパラドクスを放つ。矢は敵の頭上で漆黒のエネルギー弾に変わって、岩塊に続いて強襲する。
「今のうちです! 皆さん、集落から離れてください!」
 村人たちは、何事かとこちらを見ているだけだった。戦う力を持たない彼らは、戦闘が始まった今も早急に逃がさなければならない。
 パラドクスにより赤い光が明滅し、人々に危険を知らせる。
「大丈夫です! すぐに逃げてください、私たちが必ず守りますから!」
 エレナも人々へ熱を伝播し、早急に逃亡を選ぶよう補助する。
「ありがとうございます、天使様たち!」
 勇気を取り戻した人々は、ディアボロスに礼を述べて、白軍から離れる方向へ逃亡していった。

●白軍を殲滅せよ!
 人々は無事に逃がした。しかし、敵を倒さなければ、冷徹な兵士たちがティーホンのために追うことはわかっている。敵はまだ半分ほど残っていた。
 そして、敵も反撃をディアボロスたちへと向けてきた。
「異端どもを木っ端微塵にしろ!」
 血液を用いて、敵は迫撃砲を作り出す。
 容赦ない砲撃が、マティアスやエレナへと降り注いだ。
「確かに俺からにって言ったけど一斉に狙ってくるのは狡くない?」
「血液から迫撃砲を生み出すとは、趣味が悪いですね。一体誰の血なのやら」
 降ってくる無数の砲弾を見上げて2人は言う。
 マティアスは素早く腕に装着したライオットシールドを掲げ、砲弾をできるだけ防ごうと試みる。
 エレナは縹色をした無数の小盾、神秘の防壁を散会させて、受け止めようとする。
 無傷では済まないが、致命傷も受けはしない。
 攻撃を浴びながら、マティアスは雷を帯びた弾丸を放ち、エレナは岩盤を降り注がせ続ける。
「これが迫撃砲弾を潰してくれればいいんですが、虫がよすぎですね」
「俺としてもそれを期待したいところだけど……」
「でも、ここで手間取っているようでは、大主教を討滅なんて出来ませんからね。気負わず油断なく、『勇気』を持って白軍兵達を討滅していきましょう」
 パラドクスで作られた迫撃砲は、つぶしたところで作りなおされるだけだ。激しい撃ち合いが展開されていた。
「大天使! 血で押し流してやる!」
 血の津波が、エトヴァに襲いかかる。
「ここは、通さない」
 銀のタワーシールド、Hushed Audienceを構えてその津波から身を守る。魔力障壁も併用するが、激しい津波を防ぎきるには至らない。だが、後ろに守るべきものがある以上、エトヴァは倒れることなく津波に立ち向かう。
 レイラは血でできた銃弾を浴びていた。足を止めずに動き続けることで、メイドはどうにか致命的なダメージを避けている。
「早期に数を減らし、こちらの対処能力を上回られないように心がけましょう」
 自分を狙ってくる敵よりも、レイラは消耗した敵……マティアスの雷弾で撃ち抜かれた敵へと銀の針を突き刺した。
「そうだな。着実に仕留めて行こう」
 エトヴァもロングボウを放つ。変化したエネルギー弾が、弱った敵にトドメを刺す。
 ディアボロスたちは協力し合い、残った敵を確実にしとめていった。

●真の敵は近づく
 トループス級の最後の1体が倒れるまでにかかった時間は、長いようで短かった。
 まだ鮮血総主教ティーホンはたどりついていない。
「なんとか、敵が来るまでには片が付きましたね」
 エレナが敵が来るはずの方角を見ながら言う。
「ええ。これでひとまずの被害を防ぐことはできました。残るはティーホンと少数の配下のみ。次の作戦のためにも確実に仕留めましょう」
 レイラが銀の針を構えなおす。
「鮮血総主教ティーホン。一体どんなクロノヴェーダなんだろう?」
 マティアスは待ち構える短い時間の間に、敵のことを考えているようだ。
「すぐにわかる。どんな敵であっても問題ないように、準備しておくとしよう」
 エトヴァが言った。
 鮮血総主教――頭に血が上っているとしても、ジェネラル級だ。たやすく勝てる相手でないことは、確実だった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

●ティーホンの接近
 ロマノフ白軍精鋭兵を倒したディアボロスたちは、集落の建物に隠れてジェネラル級の到着を待ち構えていた。精鋭兵たちを倒した者も、戦闘に加わる間がなかった者もいただろう。
 トループス級の修道女たちに囲まれて、豪奢な聖職者の衣装を身に着けた目標が近づいてくる。
 集落の前で、総主教はいぶかしげに眉に隠れている目を見開いた。
「異端を集めておくように言ったはずだがな。誰もいないではないか」
 周囲を見回す。
「仕方があるまい。儂が自ら異端どもを捕縛し、審問にかけるよりないな。……今、異端どもが村の中に集まっておらぬのが、なによりの異端の証明であろう」
 修道女たちがティーホンの周囲を固める。
 そして、ジェネラル級クロノヴェーダ・鮮血総主教ティーホンは、悠然と集落へ向かって歩き出す。
 挑発するにせよ、襲撃するにせよ……今が好機だった。
エレナ・バークリー
お出ましですね、鮮血総主教。吸血鬼が一体どんな教義を掲げているのやら。どうせ『圧政』を正当化するものでしかないんでしょうけど。

ご機嫌よう、猊下。お待ちしておりました。
我々、大天使に信仰を捧げる一党が、お出迎えします。

そも、大天使とは、父なる主の意を地に生きる人々へ伝えるのが役目。その大天使から神敵扱いを受けるなどと、失礼ながら鮮血総主教、あなたが司る今のロシア正教会こそが異端なのではありませんか?
まだ遅くはありません。我らが主は寛大です。教会の教義を民を第一に考えるように作り直し、力なき人々を守ることを本義とするように出来ませんか? そうすれば、我らが主もお喜びになられる。
反論は異端の証拠と見なしますよ。あなた方が仕えるのは、結局正しき主ではなく、“断片の王”ニコライ二世陛下なのでしょう? クロノヴェーダとは、所詮はそういう存在でしかありません。
神意(プロヴィデンス)があなた方の滅亡を定めるのも当然のこと。

紛い物の信仰は、私たちが打ち砕いてみせます。悪しき教会より人々の心の解放を!


●偽りの信仰、下される神意
 いまだ余裕の表情を崩さない鮮血総主教ティーホン……だが、それは今だけのことだ。彼を挑発し、冷静さを奪わなければならない。
 修道女たちに囲まれた総主教の前にディアボロスたちが現れる。
「お出ましですね、鮮血総主教。吸血鬼が一体どんな教義を掲げているのやら。どうせ『圧政』を正当化するものでしかないんでしょうけど」
 エレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)は呟いた。
 いぶかしげな顔で、ティーホンはディアボロスたちを見た。
「ご機嫌よう、猊下。お待ちしておりました。我々、大天使に信仰を捧げる一党が、お出迎えします」
「なにっ! 貴様らが異端か!」
 目を剥いて、総主教はエレナを睨みつけてきた。
「そも、大天使とは、父なる主の意を地に生きる人々へ伝えるのが役目。その大天使から神敵扱いを受けるなどと、失礼ながら鮮血総主教、あなたが司る今のロシア正教会こそが異端なのではありませんか?」
 エレナの言葉は、いつも通りに丁寧だった。落ち着いた言葉で、彼女はティーホンを糾弾する。
 ティーホンはあんぐりと口を開けていた。呆気にとられた顔で……そして、その表情にすぐ怒りが宿る。
「今……今、この私を異端と呼んだのか? この総主教ティーホンを? ふざけるなよ、この小娘!」
「まだ遅くはありません。我らが主は寛大です。教会の教義を民を第一に考えるように作り直し、力なき人々を守ることを本義とするように出来ませんか? そうすれば、我らが主もお喜びになられる」
「黙れ! なにが異端でなにが異端ではないか決めるのはこの私だ! ニコライ二世陛下とて口出しなどさせぬ、私だけの権利なのだ!」
「反論は異端の証拠と見なしますよ。あなた方が仕えるのは、結局正しき主ではなく、『断片の王』ニコライ二世陛下なのでしょう? クロノヴェーダとは、所詮はそういう存在でしかありません」
 怒り狂う総主教に対して、エレナは決して激することなく告げる。
「神意(プロヴィデンス)があなた方の滅亡を定めるのも当然のこと」
 そして、エレナは相棒たるクレイモアの切っ先をティーホンに向けた。
「紛い物の信仰は、私たちが打ち砕いてみせます。悪しき教会より人々の心の解放を!」
 その宣言に、ティーホンが顔を歪めた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

マティアス・シュトローマー
随分と早いお出ましだね
生活に困窮している人々よりも、俺達異端者を気に掛けてくれるなんて。総主教サマの慈悲深さには恐れ入ったよ

ティーホンをこの場に引き止める為、俺がとる作戦は挑発。大天使の宗教活動がいかに優れているかを、先日の陽動作戦の結果を踏まえて語っていこう

断片の王の判断も仰がずに独断専行で事を進めてしまったのは危機感を覚えたからだろ?
内政に優れた君が地道に獲得してきた信仰を、俺達がいとも簡単に奪い去ってしまったから
わかって良かったじゃないか
人々が求めているのは神の威光ではなく、ひとつの善行

今からでも遅くない
大天使に“倣って”人々を助ければ、効率よく信仰を得る――君達の言葉で言うなら、従属させる事が出来るよ

神は試練を与える?
そうかもしれない
けれど試練を与え、恐怖で従属させる総主教サマよりも
救いを与える俺達を人々は信仰し、支持してくれた
君が今ここにいる事がそれを証明しているじゃないか

俺達はどんな異端の者でも受け入れるよ
さあ、遠慮せずに


●その教えは異端に劣る
 激しく息を吐き、怒り狂っている自分を、ティーホンはなんとか落ち着かせようとしていた。
 つまり、まだ理性を完全には失っていないということだ。
 そんなティーホンに、他のディアボロスたちも論戦をふっかける。
「随分と早いお出ましだね。生活に困窮している人々よりも、俺達異端者を気に掛けてくれるなんて。総主教サマの慈悲深さには恐れ入ったよ」
 マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)にからかわれて、ティーホンが顔を上げた。
「当たり前ではないか。民などただ神の威光のもと支配されるべき存在。異端を滅ぼすほうが優先されるに決まっていよう」
「そうだよねえ。だって、大天使の宗教活動のほうが優れてるんだから、さっさと異端として滅ぼさなきゃいけないよね」
「……馬鹿を言え! 異端の宗教活動が優れているはずがあるまいっ!」
「そう? 断片の王の判断も仰がずに独断専行で事を進めてしまったのは危機感を覚えたからだろ? 内政に優れた君が地道に獲得してきた信仰を、俺達がいとも簡単に奪い去ってしまったから」
 反論しようとするティーホンに、マティアスはさらに言葉を続けた。
 悪戯者のマティアスにとって、頭の固い老人を挑発するなど手慣れたものだったろう。
「私はなにも奪われてなどおらぬわ! 要塞の守りなどに時間を取られていなければ、この地の誰もが我が神の威光にひれ伏しておったに決まっていようが!」
「でも、現実はそうなってない」
 言い募るティーホンをあっさり切り捨てる。
「わかって良かったじゃないか。人々が求めているのは神の威光ではなく、ひとつの善行」
 いつもどおりの自信にあふれた表情は、それだけで追い詰められた老人を刺激する。
「今からでも遅くない。大天使に『倣って』人々を助ければ、効率よく信仰を得る――君達の言葉で言うなら、従属させる事が出来るよ」
「異端に倣うことなどなにひとつないわ! 恩恵を期待する下賤な者どもに試練を与えることこそ神の役目なのだ!」
「神は試練を与える? そうかもしれない」
 一瞬だけ退き、そしてマティアスは追撃する。
「けれど試練を与え、恐怖で従属させる総主教サマよりも、救いを与える俺達を人々は信仰し、支持してくれた。君が今ここにいる事がそれを証明しているじゃないか」
「人を誘惑し、堕落させる悪魔を滅ぼすことは我らの務め! 易きに流れる愚か者どもをたぶらかして、賢しいことを言うなあっ!」
 手にした杖を、怒りに任せてティーホンは振り回す。
 怒り狂う総主教に、マティアスは笑顔を浮かべてみせた。
「俺達はどんな異端の者でも受け入れるよ。さあ、遠慮せずに」
 差し伸べたその手は、ティーホンの怒りをうまくかき立てた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

括毘・漸
のこのことやってきた所を奇襲しますか。

何が異端ですか。
そんなのお前たちが気に入らないものを排除するための方便でしょうに。
それをあたかも、神の思し召しと言いやがる…まっ、こちらもお前たちの行いが気に入らない、見逃せないからこうして刃を向ける訳ですけど。

さて、まずは御付きの奴らから相手にしましょうか。
なに心配せずとも、お前たちの言う天国とらやに送ってあげますから。
散々言っていた救いと幸福に満ちた場所に行けるんだ嬉しいでしょ?

軽口を叩きながら、武器を抜き放つ。
銀のサーベルを口に咥え、敵を睨みつけ、咥えたサーベルの間から獣の唸り声のような呼吸を繰り返す。

猟犬の狩り、お見せしましょう。

上半身を屈め猟犬の狩りのように、地を這い駆け抜け敵に向かって【猟犬之斬・惨斬禍】を発動させ、刃の三連撃を次々と解き放ち斬り裂いていく。

聖歌ねぇ…そんなもん縁もなかったもんで、別に有難くも何もないんですよ。
…簡単に救いも幸福も手に入るとも思ってもないですし。


呉守・晶
ちっとばかし遅れたが、間に合ったようでなによりだ
さて、シュリッセリブルク要塞に引きこもってるべき指揮官を無事に釣り出せたのはデカいな
だが鮮血総教主ティーホン、か
つーか、史実のティーホンがモスクワ総教主になったのは今年、西暦1917年の8月15日だぞ。このティーホンが何時からいるか知らねぇが随分とフライングした総教主だな!
ティーホンの名前を奪っただけのヴァンパイアが異端審問を、正教を騙るとは片腹痛いとはこのことだしな!

まぁいいさ。今重要なのは、こいつらを此処で殲滅することだ!
ティーホンへの挑発は任せて、俺は取り巻き共を片させてもらうぜ!
魔晶剣アークイーターを構えて、一気果敢に突っ込むぜ!
斬って斬って斬りまくるぞ!大体、ヴァンパイアの癖に十字架持った宗教家とかティーホンも吸血修道女も吸血鬼のイメージに喧嘩売り過ぎだろうが!
【未来予測】で一秒先を見ることで掴みかかってくる瞬間にアークイーターの切っ先を向けて自分から串刺しになるようにしてやるよ!
此処にテメェらが裁ける異端はいないと刻み付けやる!


●猟犬たちの狩り
 ティーホンを挑発するディアボロスたちを、護衛のトループス級が手をこまねいて見ていたわけではない。
 吸血修道女たちが、強襲しようとする……だが、それよりも早く、他のディアボロスたちは動いていた。
「ちっとばかし遅れたが、間に合ったようでなによりだ」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)が大きな胸を揺らして修道女たちの前に割り込む。
「何が異端ですか。そんなのお前たちが気に入らないものを排除するための方便でしょうに」
 研磨済みのナイフを両手に、括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)も敵を牽制した。
 トループス級の修道女たちは、不意に現れた敵を相手に、思わず立ち止まってしまったようだ。
「それをあたかも、神の思し召しと言いやがる……まっ、こちらもお前たちの行いが気に入らない、見逃せないからこうして刃を向ける訳ですけど」
 漸が修道女たちに向けて、一歩踏み出した。
 彼の得物は両手のナイフだけでなく、口に銀のサーベルをくわえていた。
 サーベルの間から、獣の唸りに似た呼気がもれた。暗殺者のオレンジの瞳が、偽りの修道女たちを睨みつける。
 いつでもしかけられるように身構えて、晶は敵の向こうにいる老クロノヴェーダに視線を向ける。。
「シュリッセリブルク要塞に引きこもってるべき指揮官を無事に釣り出せたのはデカいな。……だが鮮血総教主ティーホン、か」
 あるべき歴史を、晶は思い出す。
「つーか、史実のティーホンがモスクワ総教主になったのは今年、西暦1917年の8月15日だぞ。このティーホンが何時からいるか知らねぇが随分とフライングした総教主だな!」
 ディヴィジョンの歴史はクロノヴェーダに歪められ、奪われた歴史。それを、晶は再確認する。
「ティーホンの名前を奪っただけのヴァンパイアが異端審問を、正教を騙るとは片腹痛いとはこのことだしな!」
 自作した魔晶剣、アークイーターを構えて、晶はわずかに身体を沈めた。
「さて、まずは御付きの奴らから相手にしましょうか」
「ああ、挑発は任せて、俺は取り巻きどもを片付けさせてもらうぜ」
 ディアボロスたちが突っ込んできて、ようやく吸血修道女たちは護衛の役目を思い出したようだった。
「斬って斬って斬りまくるぞ! 大体、ヴァンパイアの癖に十字架持った宗教家とかティーホンも吸血修道女も吸血鬼のイメージに喧嘩売り過ぎだろうが!」
 恐れる様子もなく、晶が敵中へ突貫し、アークイーターを縦横無尽に振るい、修道女たちの身体を切り刻む。
「斬撃連結―――壱頭・弐顎・参首―――慚愧は戦慄の眼光となり、意志を剣と成せ」
 漸の背中から、本人と同様に銀のサーベルをくわえた2頭の猟犬が現れる。
 血と炎でできたそれとともに、漸は異形の三刀流で攻めたてる。
「なに心配せずとも、お前たちの言う天国とらやに送ってあげますから。散々言っていた救いと幸福に満ちた場所に行けるんだ、嬉しいでしょ?」
 倒れていく修道女を見下ろして、漸は言った。
「救いを受け入れなさい、異端!」
 奇跡の力で細腕を剛腕に変え、修道女たちが晶へ襲いかかる。
 一瞬早く、晶はその眼前にアークイーターを突きつけた。
 刃がさらに深く突き刺さるのも気にせず修道女は晶につかみかかり、その首に牙を突き立てる。
「此処にテメェらが裁ける異端はいないと刻み付けやる!」
 刺さった牙を無理やり引き剥がし、晶は勇猛に剣を振り下ろしてとどめを刺す。
 別の修道女が歌う聖なる歌が、ロマノフの雪原に響く。
 その歌が、漸の心に無理やり罪悪感と幸福感を植え付けていく。偽りの感情が、心を蝕もうとする。
「聖歌ねぇ……そんなもん縁もなかったもんで、別に有難くも何もないんですよ」
 本来なら持っていなかった心の動きを、漸は無理やり振り払う。
「……簡単に救いも幸福も手に入るとも思ってもないですし」
 そして、歌う敵の口を三刀流でふさぎ、永遠に歌えないようにした。
 ティーホンとの会話は続いている。
 その邪魔ができぬよう、晶は突撃し、漸は三刀を薙ぎ払う。
 仲間たちが挑発している間に、ディアボロスは確実に護衛の数を削っていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!

アタランテ・フォードブルー
一つだけ言っておこう
仏教では三毒という概念がある

怒り、執着、無知が人の業という概念だな
貴様は異教のものというだけで怒りを向け、自らの信仰に執着し、相手の教義は状況を理解する事なく無知のまま排斥した
そのままこの状況に陥った訳だ

その上で、我らは三毒を御していく
我らは貴様らへの怒りを持ってロマノフに攻め入り、愛したものへの執着を持って疾走していく
何もわからない無知を知りながら、何を知っているか、そうでないかを見極めながらお互いに理解を深めながら進んでいく

純粋に言おう、人の業を御する事含めて…あらゆる意味で我らディアボロスの方が上だ
他者の違いを知ろうとすらせず、ただ自分の認めているものでないというだけで排斥する
その迷妄さのどこが宗教家として優れている、というのだ!

逃げてみるが良い
それは即ち、己の業を御せぬ獣であり、己が宗教家として落第であると認めたという事だ!
その汚名より己の命が惜しいなら、見送ってやろう…盛大な拍手と共にな!

そういって挑発していくぞ


●人の業を制して
 吸血修道女たちと戦っている間にも、ディアボロスたちはティーホンとの会話……挑発を続けていた。
「仏教では三毒という概念がある。怒り、執着、無知が人の業という概念だ」
 アタランテ・フォードブルー(氷理騎士団総長『氷聖』・g07418)が、ティーホンに向かって言葉を放つ。
 騎士たる彼女の青い瞳は、ティーホンをまっすぐに見据えている。
「ふん、仏教? 聞いたこともないな。どうせ下らぬ考えに違いあるまい?」
 ティーホンが吐き捨てる。
「貴様は異教のものというだけで怒りを向け、自らの信仰に執着し、相手の教義は状況を理解する事なく無知のまま排斥した。そのままこの状況に陥った訳だ」
「この状況? はっ、まるで私が間違っているような言い草ではないか。ノコノコ異端どもが出てきて、神の威光を示す機会を得ただけではないか!」
 ティーホンは自分が追い詰められているとは考えていないようだった。だからこそ、その言葉はアタランテの耳にはただ空虚に響く。
「その上で、我らは三毒を御していく。我らは貴様らへの怒りを持ってロマノフに攻め入り、愛したものへの執着を持って疾走していく。何もわからない無知を知りながら、何を知っているか、そうでないかを見極めながらお互いに理解を深めながら進んでいく……」
 冷気を剣の形へ変えて、言葉と共にティーホンへと突きつける。
「純粋に言おう、人の業を御する事含めて……あらゆる意味で我らディアボロスの方が上だ。他者の違いを知ろうとすらせず、ただ自分の認めているものでないというだけで排斥する。その迷妄さのどこが宗教家として優れている、というのだ!」
「神は唯一にして無二! 異なっていることは悪なのだ! そんなことすら知らぬ小娘が、知ったような口を叩くな!」
 ロマノフの雪原を、ティーホンがいら立ちをこめて蹴っている。
「逃げてみるが良い。それは即ち、己の業を御せぬ獣であり、己が宗教家として落第であると認めたという事だ! その汚名より己の命が惜しいなら、見送ってやろう……盛大な拍手と共にな!」
「逃げる? 寝言を言うな、異端が! 貴様らこそ、逃げられるとは思うなよ!」
 決して交わることのない思想に、ティーホンは頭に血を登らせ続けている。
 もはや、撤退の言葉が頭から完全に消えるのは、時間の問題だった。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
大天使の信仰を正義とし、ティーホンの宗教活動を侮辱
立場は大天使と結託したディアボロス

無駄だ
村人達はもう、大天使に連れられて立ち去った
村人達は、ティーホン、貴方の教えより、大天使の教えに従うそうだ
「ティーホンの教えは疑問だ」と……
もう貴方の説く信仰は誰も信じない

道理だろう
異端だと打ち据えられるために、貴方の宗教を信じる者はいない!

古くさくて身勝手な宗教だ……傲慢だな
それに、着飾らなければ、権威を表せないのか?
大天使達は、清楚な衣で支援に当たっていた
自らの手で、土地に柵を築き、雪崩に備え……畑を潤し、食事を配った
貴方はそのひとつでも、やったことがあるのかい?
その服を、手を汚して、民のために尽くした事が

信仰は、身近な感謝から生まれるものだ
権威を振りかざして命令すれば、民衆に崇められると思っているのだろう?
お笑い草だ
貴方は信仰を履き違えている!
従属しかさせられない吸血貴族とは違う
大天使こそ正しく民衆に恵みを齎す、真の宗教を説ける存在だ
貴方は教えを説くに相応しくない
大天使に任せて、宗教から手を引け


●その姿は傲慢の象徴
「異端め! 異端どもめ! 貴様らの言葉に耳を貸した村人共に、八つ裂きにしてくれよう!」
「無理だな。村人達はもう、大天使に連れられて立ち去った。村人達は、ティーホン、貴方の教えより、大天使の教えに従うそうだ。『ティーホンの教えは疑問だ』と……」
 エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は怒りをあらわにするティーホンに追い打ちをかけた。
「もう貴方の説く信仰は誰も信じない」
「天使め! よくも子羊たちを籠絡しおったな!」
 背にある翼を目にして、ティーホンは杖をエトヴァの方へと向けた。
「ただの道理だろう。異端だと打ち据えられるために、貴方の宗教を信じる者はいない!」
「正しき信仰を忘れ、異端に走る者が悪いのだ! でなければ異端等と呼ばれることはないわ!」
 ティーホンは杖を強く握った。力を入れすぎて、曲がりそうなほどだ。
 だが、その怒りがどこから来るものかは読み取れる。
「古くさくて身勝手な宗教だ……傲慢だな。それに、着飾らなければ、権威を表せないのか? 大天使達は、清楚な衣で支援に当たっていた。自らの手で、土地に柵を築き、雪崩に備え……畑を潤し、食事を配った」
 あたかもそれが本当にあったことであるかのように、エトヴァは語った。
「貴方はそのひとつでも、やったことがあるのかい? その服を、手を汚して、民のために尽くした事が」
「我々が尽くすのは神だ! 民に尽くす必要などない!」
「いいや、信仰は、身近な感謝から生まれるものだ。権威を振りかざして命令すれば、民衆に崇められると思っているのだろう? お笑い草だ。貴方は信仰を履き違えている!」
 ティーホンの杖が地面をたたく。あふれ出る怒りを、彼は抑えられずにいる。
「従属しかさせられない吸血貴族とは違う。大天使こそ正しく民衆に恵みを齎す、真の宗教を説ける存在だ」
 言い聞かせるように、エトヴァはゆっくりとティーホンへ語る。
「貴方は教えを説くに相応しくない。大天使に任せて、宗教から手を引け」
「手を引け? 手を引けだと? 総主教たる私に命令するな!」
 顔を真っ赤にして、ティーホンが叫ぶ。
「貴様ら全員、八つ裂きだぁぁぁぁぁっ!」
 ティーホンの白い髪が、髭が、怒りで天を衝く。もはや、完全に理性を失ったティーホンは、護衛を無視してディアボロスたちへと突進してくる。
 今の彼が、逃げようという意志などまったく持っていないことは、明らかだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!

レイラ・イグラーナ
他の復讐者とタイミングを合わせて銀の針を手に飛び出し、ティーホン配下の吸血修道女を強襲します。
銀の針を乱れ撃つ【手製奉仕・嵐】で複数の吸血修道女を穿ち、貫きましょう。

私たちが、そしてあの村にいらっしゃる方々が貴女がたにとって「異端」かどうかはお任せします。
自由を幸福を追い求める人民の姿を、そのために戦う私たちの姿を貴女たちがどう認識し、どう呼ぼうと……私たちが復讐者であり、貴女たちの敵に変わりはないのですから。
強襲後も他の復讐者と包囲するようにして吸血修道女を攻撃。態勢を整わせる前に押し切ってしまいましょう。

私の歩む道に、私の救いも幸福も必要はございません。
ただ人民の皆様の救いと幸福があればいい。そのためならばどれだけでもこの手を血に染め、誰とでも組みましょう。
…と、反撃の聖歌で縛られる心を奮い立たせるのと同時にさりげなく大天使と組んでいるアピールもしておきましょう。

この場に居るのは人民を徒に害する吸血貴族、ただそれだけです。
畏れる理由などございません。


エヴァ・フルトクヴィスト
鮮血総主教ティーホンを上手くおびき寄せられたようですね。
大天使とは元より疑念と不満を抱いていて爆発した形とはいえ、
シュリッセリブルク要塞を任された一軍の将がこのような形で出てくる絶好の機会。
逃さずに撃破して要塞攻略へと繋げていきますよ!

挑発が終わるか否かでパラドクス通信でタイミングを合わせて、
建物の物陰から一気に襲い掛かります。

異端として考えを取り込まず切り捨てて不満を持ってしまうからこそ。
その隙をついて貴方達は私達ディアボロスにここで狩られてしまうのですよ!

敵の攻撃は殺意から看破。
飛翔の加減速による残像のフェイントの攪乱も交えて出来うる限り避けて。
避けられない場合は結界術やオーラ操作で急所への直撃や機動性が落ちない場所へと逸らして。

貴方達の都合のいい信仰による偽りの奇跡などで倒れる私達ではありませんよ!

そのまますり抜ける際に浄化の輝きを持つフィンブルヴェトを叩き込みます!

異端と称して人々を弄び苦しめたその罪、贖って貰いましょう!
信仰とは押し付けるものでは無く、心の内にあるものなのです!


●混乱する修道女たち
 ティーホンが激高してディアボロスたちに向かって走り出したため、トループス級の修道女たちが戸惑っていた。
 その隙を、ディアボロスたちは逃さない。
「鮮血総主教ティーホンを上手くおびき寄せられました。大天使とは元より疑念と不満を抱いていて爆発した形とはいえ、シュリッセリブルク要塞を任された一軍の将がこのような形で出てくる絶好の機会。逃さずに撃破して要塞攻略へと繋げていきますよ!」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)はそう考えながら、パラドクス通信で仲間たちに呼びかける。
 挑発に成功したこの機に、一気に取り巻きたちを殲滅するのだ。
「承知いたしました。タイミングを合わせて、仕掛けましょう」
 レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は銀の針を構えて、敵の前に飛び出した。
「逆巻く颶風、跳ねる水煙。詠う妖雲が試練を運ぶ」
 メイド服のスカートが翻る。そこから無数の銀の針が飛び出して、吸血修道女たちに襲いかかる。
 無数の銀光に、雪の輝きが混ざる。
 エヴァの呼び出した大いなる冬の力が針と共に敵を貫いた。
 攻撃を受けた修道女たちが倒れていく。
「この……異端の集団め! こそこそと隠れて隙を伺うとは、なんて卑怯なの!」
 自分たちのことを棚上げして、生き残った修道女たちはレイラやエヴァへと罵りの言葉を投げかける。
「私たちが、そしてあの村にいらっしゃる方々が貴女がたにとって『異端』かどうかはお任せします。自由を幸福を追い求める人民の姿を、そのために戦う私たちの姿を貴女たちがどう認識し、どう呼ぼうと……私たちが復讐者であり、貴女たちの敵に変わりはないのですから」
 だが、そんな罵りはレイラには届かない。
 反撃と、修道女たちが聖なる歌を響かせる。偽りの幸福感を植え付ける、偽りの聖歌。パラドクスの力が、レイラの感情を無理やり塗り替えていく。
「私の歩む道に、私の救いも幸福も必要はございません。ただ人民の皆様の救いと幸福があればいい。そのためならばどれだけでもこの手を血に染め、誰とでも組みましょう」
 強制的に与えられた感情を追い出すために、レイラは言葉を発して己を奮い立たせる。そうしながらも、大天使との協調しているというアピールも行うのはプロ意識からか。
「この場に居るのは人民を徒に害する吸血貴族、ただそれだけです。畏れる理由などございません」
 銀の針を手に、レイラは残った敵へと接近していく。
「おお、神よ。私たちに異端を打ち砕く軌跡をお与えください……」
 修道女たちが金の十字架を握りしめて祈り始めた。
「異端として考えを取り込まず切り捨てて不満を持ってしまうからこそ。その隙をついて貴方達は私達ディアボロスにここで狩られてしまうのですよ!」
 エヴァが告げる。
「愚かなことを! こんなことをしたところで、ティーホン様がもたらす奇跡の力にはかなわないのよ!」
 祈りに応えて、偽りの奇跡による裁きの光が、エヴァへと襲いかかってきた。
 加速と減速を繰り返し、残像を残しながら、光の間を縫う三次元起動でエヴァは修道女たちへ接近する。すべて回避しきることはできないが、結界をはっていくらかでも身を焼く光を軽減する。
「貴方達の都合のいい信仰による偽りの奇跡などで倒れる私達ではありませんよ!」
 宙に浮いたまま、エヴァは敵の間をすり抜ける。
「時の侵略を受けし世界を終わらせる為、来たれ大いなる冬。舞い踊れ、全てを凍らせ輝く六華!」
 大いなる冬の力が細かく輝く雪の結晶を生み出す。浄化の力を持つ雪の輝きが、吸血鬼たちを凍り付かせ、その生命の輝きを還元する。
「異端と称して人々を弄び苦しめたその罪、贖って貰いましょう! 信仰とは押し付けるものでは無く、心の内にあるものなのです!」
 エヴァが突撃する間に、レイラや他の仲間たちが、生き残った吸血修道女たちを包囲していた。
 銀の針が飛び、雪の輝きと交錯する。
 その中で、修道女たちが次々に倒れていく。すべてのトループス級が倒れるまで、さほど時間はかからなかった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!

●怒れる総主教
「許さんぞ! この異端者の怪物どもめ! 神の威光を思い知らせてくれるわ!」
 吸血総主教ティーホンは、部下たちが倒されたことなど、気に留めていないようだった。修道女たちを平気で踏みつけにして、ディアボロスたちへと迫る。
「ディアボロスも、大天使も、すべて八つ裂きだ! そして、異端に籠絡された者どもにその死体を見せつけてやろう! 私を……神に仕える、偉大なる総主教を崇めぬ愚か者どもめ!」
 ただ、己をあざけった者たち……彼の言うところの『異端者』への怒りだけが、今の彼を突き動かしている。
「異端者はすべて抹殺する! 畏れよ! 慄け! 地獄の第6圏にて永劫の焔に焼かれるのだ!」
 しかし、侮ることはできない。
 彼がシュリッセリブルク要塞を任されたジェネラル級クロノヴェーダであることはまごうことなき事実なのだ。
 手にした杖から、血の色をした十字架型のオーラが周囲に広がり、重苦しい空気がロマノフの雪原を覆う。
 敵を挑発し、退却の選択肢は断った。だが、万一にも敗北した時――その怒りが、ディアボロスたちを倒しただけで収まるはずがない。
 敵が強大であるからこそ、敗北は許されない。少なくない数のディアボロスが、おそらくそう感じていた……。
エレナ・バークリー
いい具合に頭に血が上っていますね。とはいえ、相手はよぼよぼのご老人にあらず。吸血ロマノフ王朝の正教会をとりまとめるジェネラル級吸血貴族です。油断なく参りましょう。

まだ元気なうちにこそ、攻撃の手数は減らしたいもの。「全力魔法」「火炎使い」「捕縛」で絡み捕らえるは紅蓮の蔓草を行使。
地面を破って湧き上がった炎の蔦で、その身の動きを絡め取り封じます。
拘束できている間に、皆さんも一撃を叩き込んでください!

反撃は、まあ分かりやすいですね。血の十字架多数で袋叩きと見ました。
「結界術」を乗せた魔力障壁である程度防ぎつつ、動きの癖を「観察」して、次の動きを「看破」しましょう。

言葉で相手を従わせられないと、すぐさま暴力に訴えますか。さすがは総主教猊下ですね。見事な聖職者ぶりです、などと引き続き「挑発」も混ぜておきましょう。不意に我に返られても困ります。

とにかく、皆さんの攻撃を支援するためにも、鮮血大主教はしっかり絡め取っておきましょう。
さあ、攻撃するなら今のうちですよ。この地に蔓延る闇を皆で討滅しましょう!


レオニード・パヴリチェンコ
冷静さを欠いても実力は間違いなく本物
防衛の要を任されたジェネラル級だ
頭が冷える前に一気に叩く、よ……!

倒された修道女のことは気にしてないようだけど……狙うタイミングとしては丁度いい
仲間たちが配下を倒し、ティーホンの気がそちらに向いている隙を狙って攻撃開始
ボクの攻撃で大きなダメージを与えることよりも他の仲間が攻撃するための隙を作る、というのを狙って動く、ね

脚を止めずに動き続けることでこちらを殴りにくる十字架の集中砲火を喰らわないように、コートを盾にしながらダメージを抑える、ね
銃から放つ魔弾で狙うのは足元
撃ち抜いた脚に植物の蔦や蔓を絡み付かせて、動きを妨害する、よ

この地に必要なのは貴方が謳う冷たい宗教の支配じゃない
そのためにも必ずここで貴方を倒す、よ……!


●怒りの吸血総主教
 異端者を抹殺しようと、吸血総主教ティーホンは猛然と突っ込んでくる。それを、ディアボロスたちは冷静に迎え撃った。
「いい具合に頭に血が上っていますね。とはいえ、相手はよぼよぼのご老人にあらず。吸血ロマノフ王朝の正教会をとりまとめるジェネラル級吸血貴族です。油断なく参りましょう」
 エレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)が皆へと呼びかける。
「そうだね。冷静さを欠いても実力は間違いなく本物。防衛の要を任されたジェネラル級だ。頭が冷える前に一気に叩く、よ……!」
 レオニード・パヴリチェンコ(“魔弾卿”・g07298)がそれに応じて、狙撃用ライフルを構える。
 前進してくるティーホンが雪を巻き上げる。だが、別に雪煙で姿を隠そうとか、そういう意図はないだろう。ただ怒りに任せて前進しているだけだ。
「神に歯向かうものに、死を」
 手にした杖から放たれた無数の血の十字架がディアボロスたちへと襲いかかる。
 狙われた1人であるエレナは縹色をした多数の小盾……『神秘の防壁(レ・バリカード・ミステリユーズ)』を展開して、それを防ごうとする。できるだけ攻撃を見極めて防ごうとするが、ジェネラル級の攻撃はとても防ぎきれるものではない。魔力で自在に動く小盾の間をすり抜けて、軽鎧越しに十字架の打撃がエレナを打つ。
 防いでなお重たい攻撃に、エレナの身体を後方へ吹き飛ばすが、なんとか倒れることは避けられた。
「言葉で相手を従わせられないと、すぐさま暴力に訴えますか。さすがは総主教猊下ですね。見事な聖職者ぶりで」
「異端者に神の御言葉など必要ないわぁぁっ!」
 ひるむことなく挑発するエレナに、ティーホンはさらに怒りをつのらせる。
「(まだ元気なうちにこそ、攻撃の手数は減らしたいものです)」
 考えながら、全力で魔法を詠唱し、エレナはパラドクスを発動させた。
「原野に伏せし微かな火種よ。目覚めの時は来た。芽吹き、伸び、絡んで、我が敵の心身を縛る鈎鎖となせ!」
 ティーホンの足元で雪原を炎が食い破り、蔦となって総主教に絡みつく。反撃と放たれる十字架を耐えて、エレナは敵を縛り上げる。

●総主教を縛り上げろ
 怒りのままに暴れる総主教を、レオニードは冷静に狙っていた。
「倒された修道女のことは気にしてないようだけど……狙うタイミングとしては丁度いい」
 大ダメージを与えらることは狙っていない。
(「ボクの攻撃で、他の仲間が攻撃するための隙を作る、ね」)
 攻撃でティーホンを縛ることができれば、それで十分。
 そう考えながら、レオニードはM1891/10"Freikugel"のスコープを覗く。猛然と前進していた足が、今は止まっている。赤い瞳がはっきりとそれを確かめる。
 狙うは足下――炎の蔦が絡みついているその足を、彼は視界にとらえる。
「森の精よ、縛れ」
 引き金を引く。森の精を宿した魔弾は、過たず総主教の足を撃つ。そこから植物の蔓があふれ出して、ティーホンを縛り上げる。
「そこにもいたか、異端んんっ!」
 縛られながらも振り向いたティーホンが、今度はレオニードへと無数の血の十字架を叩きつけてくる。軍用のコートをひるがえして走り、集中砲火を浴びないように回避する。かわしきれないものはコートを盾にしてできるだけダメージを押さえようとする。
 だが、ジェネラル級の強力な打撃は、強い衝撃を伴って容赦なくレオニードを打ち倒す。とはいえ、死ぬまで殴るという攻撃はある程度かわせた。
 そして、攻撃を浴びている間にも蔓は成長し、ティーホンを絡めとっている。
 炎の蔦と、植物の蔓が、総主教の動きを抑え込んでいく――。
「さあ、攻撃するなら今のうちですよ。この地に蔓延る闇を皆で討滅しましょう!」
 エレナが皆に呼びかけた。隙を逃さずに仲間たちも攻撃をしかけていく。
「この地に必要なのは貴方が謳う冷たい宗教の支配じゃない。そのためにも必ずここで貴方を倒す、よ……!」
 立ち上がり、再びライフルを構えて、レオニードはティーホンへと告げた。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【土壌改良】LV2が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!

レイラ・イグラーナ
徳によって敬意を以て讃えられるのではなく、力によって畏怖を以てでしか崇められることはない。
人民の血でその衣を汚す貴方に、人民の心が付いていくことはございません。
己以外の全てが異端に見える理由はただ一つ。
貴方こそが異端だからです。

針状の細剣「惨禍鬼哭血革針」を抜き、革命家の姿のネメシス形態に。
【天上奉仕・革命】の刺突中心の剣術で戦闘を行います。
冷静さを失っているとはいえ、サンクトペテルブルク近郊の要衝を任されるジェネラル級。他の復讐者と同時に攻撃するなど、数を活かして攻めましょう。
人民の皆様の血を啜り、我が物とする。貴方がそうあるのならば、私はこの血が流れようと止まることはなく……ただ貴方の血で以てその罪を贖わせます。ただ私が革命家であるために!

人民の血でできた十字架を惨禍鬼哭血革針で切り払い、払えずに攻撃を貰って血を流せば、その血で以て身体能力を強化。
無数の十字架型を切りティーホンまでの道を開いて進み、ティーホンに接近できたなら惨禍鬼哭血革針でその心臓を狙い穿ちます。


マティアス・シュトローマー
おー、怖い。頭に血が上りすぎだよ
貴い神の教えを説く総主教サマがそれじゃあ、人々が俺達悪魔(ディアボロス)の手を取るのも頷けるなー

精一杯生きている人が必ずしも報われるとは限らない
けれど、そんな人達が不当に虐げられるこの世界が間違っているのは俺みたいなガキにもわかるよ
どちらの掲げる正義がより確固たるものか――さあ、聖戦の続きといこう

仲間と連携してパラドクスを発動。具現化した大鴉達を足場に戦場を駆け、蹴りや銃撃の連続攻撃を浴びせる。トリッキーな動きに宙を蹴る【エアライド】も織り交ぜてさらに敵を錯乱させよう
命中アップの効果も乗せ、ティーホンの上半身を狙って発砲しながら肉薄。敵の意識が銃に向いている隙を突いて蹴撃で足を掬いたい
神様(うえ)ばかり見ているからさ、気を付けて

反撃にはライオットシールドを構え、裁きの鉄槌が直撃しないよう攻撃を往なす。シールドで覆えない部分はガードアップの効果を活用し、致命傷だけは負わないよう立ち回ろう

人々の願いを切り捨てた君の祈りを、神様は聞き入れてくれなかったみたいだね


●革命の時は来たれり
 パラドクスによって捕縛した隙を逃さずに、ディアボロスたちはティーホンへと攻撃をしかける。
 音もなく走るメイドの姿が、軍服へと変化する。レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)はネメシス形態である革命家の姿となって銀の針を構える。
「徳によって敬意を以て讃えられるのではなく、力によって畏怖を以てでしか崇められることはない。人民の血でその衣を汚す貴方に、人民の心が付いていくことはございません」
 惨禍鬼哭血革針の先端をティーホンへと突きつける。
「己以外の全てが異端に見える理由はただ一つ。貴方こそが異端だからです」
「言うに事欠いて……この私が異端だと!? 許さんぞ、そこの女!」
 怒声を上げるティーホンの背後から、オレンジの髪をしたディアボロスも接近する。
「おー、怖い。頭に血が上りすぎだよ。貴い神の教えを説く総主教サマがそれじゃあ、人々が俺達悪魔(ディアボロス)の手を取るのも頷けるなー」
 マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)のからかう声に、ティーホンはさらにまなじりを吊り上げ、杖を振り回す。
 怒る敵へと、ディアボロスたちは容赦なく攻撃をしかけた。
「それは血によって始まり、血によって成され、血によって終わるもの」
 針の如く尖った細剣の先端を、レイラがティーホンへと突き出す。
「Gehen wir!」
 マティアスは無数のカラスを具現化し、それを足場にティーホンの周囲を駆け巡る。
(「冷静さを失っているとはいえ、サンクトペテルブルク近郊の要衝を任されるジェネラル級……数を活かして攻めましょう」)
 レイラは周囲を飛び回り、かく乱するマティアスに合わせて惨禍鬼哭血革針を連続で繰り出した。振り回した杖に一部は受け止められるが、それでも細剣はティーホンを貫く。
「精一杯生きている人が必ずしも報われるとは限らない。けれど、そんな人達が不当に虐げられるこの世界が間違っているのは俺みたいなガキにもわかるよ」
 背後から、マティアスの蹴りと、そしてP08による銃撃が連続で敵の上半身を狙う。
「どちらの掲げる正義がより確固たるものか――さあ、聖戦の続きといこう」
 空中すらも足場とした青年の攻撃は、残留効果の力も借りて、確実にティーホンを捉えていた。
 パラドクスにからめとられたティーホンは、ディアボロスたちの攻撃を浴び続けている。……それでもなお、ジェネラル級の敵が倒れる様子はなかった。

●罪深きものは誰か
「いつまでも……いい気になるなよ、異端どもが!」
 怒髪天を衝く様相で、ティーホンが叫ぶ。
「我が物顔で空を駆けるとは、何様のつもりだ。罪深きものに、その罪に相応しい鉄槌を与えてやろう!」
 総主教がマティアスへと杖を向けてきた。空から風を切る音が聞こえてくる。マティアスはとっさに身をひねり、ライオットシールドを構えて空へと向けた。
 降ってくる巨大な鉄槌を受け流そうとする……しかし、猛然たる勢いで降ってきた攻撃の勢いはしのげない。
(「残留効果も借りて……致命傷だけは防ぐ!」)
 雪原に叩きつけられながらも、彼は転がって少しでも打撃の威力を逃す。
「貴様もだ、女! 神に歯向かうものに、死を!」
 杖から無数の血の十字架が飛び出して、レイラへと襲いかかってくる。容赦なく浴びせられる十字架が、革命家の身体を引き裂く。雪原に、血が飛び散った。
 だが、次の瞬間、ティーホンは体勢を崩した。マティアスは大鴉に地面知覚を飛ばせ、アクロバティックな動きで倒れた姿勢から敵の足を狙ったのだ。
「神様(うえ)ばかり見ているからさ、気を付けて」
 ティーホンはすぐに立ち上がろうとする。その隙に、レイラは血の十字架を切り払いながら総主教へ接近していた。
 流した血と、流れた血を糧として、彼女は惨禍鬼哭血革針を強化する。
「人民の皆様の血を啜り、我が物とする。貴方がそうあるのならば、私はこの血が流れようと止まることはなく……ただ貴方の血で以てその罪を贖わせます。ただ私が革命家であるために!」
 ティーホンの心臓目掛けて突き出した細剣が、老人の身体を貫く。
「ぐっ……!」
「人々の願いを切り捨てた君の祈りを、神様は聞き入れてくれなかったみたいだね」
 マティアスが言った。
 胸を貫いた細剣を、ティーホンが無理やり引き抜く。ジェネラル級のクロノヴェーダとはいえ、その傷は決して浅くないようだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【傀儡】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎

翼を広げて挑発するように
俺が天使に見えるなら、褒め言葉かな?

異端、か……
その謗りは、貴方のものではない
ただ神のものなのだ
神の僕の僭称者たる貴方に語る資格はない

仲間とPD通信で連携を取ろう
敵味方の動きを観察しつつ、戦況を把握
仲間に合わせ包囲できるように位置取り
両手の銃でPD攻撃
仲間の攻防に合わせ、緩急つけてティーホンの動きを阻害するように連射
両肩や無防備な箇所を狙い、身動きを鈍らせ
攻撃の瞬間や直後などを狙い撃ち、余裕を削いでいく
隙を看破し、ダメージアップのせて全弾でその身に十字を刻みつける

敵の攻撃には、忍耐力で耐え
耳のピアスに触れ、祈り、自身の信仰を強く持つ
罪深さなど、言われずとも………
それに疑問を呈したからこそ、俺は描き続けているんだ
負傷は防弾コートで軽減を
斬り込む味方をWIZでディフェンスしよう

まるで自身が神を名乗るような口ぶりだ
ティーホン。貴方は……宗教家の名を騙り、民を惑わした侵略者でしかない
民の下に平穏を。


括毘・漸
おや、貴方か見せつけるのは神の威光ではなく貴女の横暴でしょうに。
民を虐げ、部下でさえも足蹴にする。
その姿のどこに信仰なんてあるのでしょうか。
神の名を騙り、自身の欲望を優先する貴方の方がよっぽど異端者でしょうよ。

自身を猟犬の姿にするネメシス形態へと変貌し、猟犬の咆哮をあげる。

さぁ、狩りの始まりですよ。
今回の獲物は神の名を騙り、あまつさえ人々を傷つけ血に塗れた総主教…貴方によって流される血は今日ここで無くなります。

銀のサーベルを口に咥え、銀のナイフを両手に握る異形の三刀流を構える。
攻める時は、周囲の方々をタイミングを合わせていきましょう。

三振りの刃で攻撃を仕掛け、【猟犬十戒・復讐猟犬】による炎の剣閃で斬り刻み、敵の血の色をしたオーラごと断ち斬るように炎で燃やし刃で斬り払う。

…その血、どれだけの人を犠牲にしてきた?

敵が滅多打ちにしてくる血の十字架に対しては、手にしたナイフで防ぎつつ、十字架の血を【吸血】で吸い取り樹の数を減らしましょうか。


焔に焼かれ、堕ちる愚か者は貴方だったようですね。


●天使の挑発、猟犬の強襲
 吸血総主教ティーホンはディアボロスたちの攻撃を受けて傷ついていた。しかし、その戦意に変わりはない。怒りのためか、それともジェネラル級にとってはまだひるむほどのダメージではないということか……。
「悪魔どもめ! 異端者の天使ともども、貴様らすべて地獄に落ちるがいい!」
 怒りの叫びを放つ総主教に、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はあえて自らの翼を大きく広げて見せた。
(「俺が天使に見えるなら、褒め言葉かな?」)
 考えながら、天使の翼でティーホンを挑発する。
「異端、か……その謗りは、貴方のものではない。ただ神のものなのだ」
 銃口を向けて、エトヴァは敵へ宣告する。
「神の僕の僭称者たる貴方に語る資格はない」
「不遜な言葉を! もう許すことはできん。神の威光を貴様らに見せつけてやろう!」
 杖を振りかざす。だが、戦場に咆哮が響き、ティーホンが動きを止めた。
「貴方か見せつけるのは神の威光ではなく貴方の横暴でしょうに。民を虐げ、部下でさえも足蹴にする。その姿のどこに信仰なんてあるのでしょうか」
 括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)は輝く体毛の猟犬の姿を現していた。ネメシス形態だ。
「神の名を騙り、自身の欲望を優先する貴方の方がよっぽど異端者でしょうよ」
 猟犬の目が、ジェネラル級の敵が、まるで獲物であるかのごとく見据える。
「さぁ、狩りの始まりですよ。今回の獲物は神の名を騙り、あまつさえ人々を傷つけ血に塗れた総主教……貴方によって流される血は今日ここで無くなります」
「寝言を言うな、異端っ!」
 ティーホンが杖を振り上げる。それが振り下ろされるよりも早く、エトヴァはパラドクス通信で漸に合図を送った。
 引き金を引いて、パラドクスの5発の銃弾を叩き込んで隙を作る。
「猟犬の拾―――刻み込め」
 漸は銀のサーベルを口にくわえ、両手にナイフを構えた異形の構えを取る。三刀流の剣に、橙色の炎が燈った。
 その炎が猟犬の影を雪原に落とした。その影に潜むかの如く身を伏せて――そして、ティーホンと、そして周囲に浮かぶ血の色のオーラを一気に切り刻む。
「……その血、どれだけの人を犠牲にしてきた?」
「愚かなことを言う。異端とは人間ではない……ゆえに、数など数えるに値せぬわ!」
 切り裂かれた十字架を、ティーホンが再び具現化しようとする。
 だが、襲い来るそれを吸血の技で漸は吸い込み、喰らいつくしていた。

●炎と銃弾にて贖いを
 攻防の間に、他のディアボロスたちも入れ代わり立ち代わりティーホンへと攻撃していた。捕縛する技を敵は既に振りほどいていたが、代わってエトヴァの銃弾が、ティーホンの動きを制限する形で幾度も十字を描く。
「悪魔も天使も目障りだ! 悔い改めよ、悔い改めよ、悔い改めよ!」
 ティーホンが光り輝き、大天使のごとき姿となった。輝きはエトヴァを捉え、意に反してティーホンへの信仰心を植え付けてくる。
 銃口を自分へ向けたくなる耐え難い衝動をどうにかこらえて、彼は自分の白銀の紋章を閉じ込めた耳のピアスへ触れた。
(「罪深さなど、言われずとも………それに疑問を呈したからこそ、俺は描き続けているんだ」)
 自らの信仰を思い出し、ひたすらに祈る。
 それはおそらく短い時間だったが、エトヴァにはずいぶん長く感じた。
 ピアスが揺れる。繊細な音が戦場に響いた……気がした。
 自分へ向けて放った銃弾は、防弾コートが防いでくれている。
「なぜ悔い改めぬ! さっさと貴様にふさわしい地獄へ行け! 地獄の炎に焼かれろ!」
 元の姿に戻ったティーホンがエトヴァへと叫ぶ。
 隙を逃さず、横合いから再び漸が三刀流で斬りかかった。高速で駆け抜けながら、炎の刃が総主教を切り裂く。
「焔に焼かれ、堕ちる愚か者は貴方だったようですね」
 すれ違いざま、漸は総主教の耳元で告げた。
 そこにエトヴァも銃弾を浴びせる。
「――結束を力と成せ」
 残留効果による力も借りて、威力を増した5発の銃弾が炎の中へ飛び込み、ティーホンの身体に十字を刻み込む。
「まるで自身が神を名乗るような口ぶりだが、ティーホン。貴方は……宗教家の名を騙り、民を惑わした侵略者でしかない。民の下に平穏を」
 十字を刻まれて燃える敵へ、エトヴァは告げた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

鳩目・サンダー
アドリブ、連携歓迎です。

微力ながら助太刀いたす。
あたしはそもそも一神教が好きじゃないのだが、その信奉者を公然と名乗り、信仰を名目に人を苛み、それを正しいと信じて省みない。

語義通りの確信犯。肯定するのは無理だ。
信仰の衝突は人間同士でさえまだ解決してないのに、余計ややこしくするんじゃねえ。

【士気高揚】【完全視界】【パラドクス通信】有用な残留効果は全部借りる。そして、仲間と機を合わせてダメージを与えていく。

使うはリアライズペイント。
敵自身の姿を観察、偵察し、可能な限り厳密に描き出す。
『我が信仰こそが唯一無二』とぶつけ合い。

押し負けても何度でも描き直す。
「あんたの御威光はあたしにはこう見えた、訂正したいところがあれば言ってくれ。」

リテイクは何度でも受け付ける。偉人の肖像は立派であるほど良いもんね。

あんたの心身の強さは畏れ敬うに値する。
敵対する者に容赦なく死を強いるという一点において。
それ以外は……わざわざこうして出向いてぶん殴ってやりたいぐらいには、受け入れられない。


●描き出すその姿
 ティーホンとの戦いは続き、ディアボロスたちは敵に少なくないダメージを与えていた。もっとも、ディアボロス側も消耗は激しい。
 少なくとも、敵は不利になったからといって撤退する様子は見せていない。挑発したのは有効に働いているだろう。
「微力ながら助太刀いたす」
 鳩目・サンダー(ハッカーインターナショナル同人絵描き・g05441)はスタイラスペン型のペイントツールを手に、その戦場に参戦していた。
「あたしはそもそも一神教が好きじゃないのだが、ティーホンはその信奉者を公然と名乗り、信仰を名目に人を苛み、それを正しいと信じて省みない、語義通りの確信犯。肯定するのは無理だ」
 そんな想いを胸に、サンダーはジェネラル級と対峙する。
「信仰の衝突は人間同士でさえまだ解決してないのに、余計ややこしくするんじゃねえ」
「貴様も異端者か! ならば、悔い改めよ!」
 大天使へと変ずるティーホン。
 サンダーは敵を観察し、スタイラスペンを走らせて、パラドクスで敵の姿を描き出す。
「そのような虚像で、我が信仰は砕けぬぞ! さあ、早々に悔い改め、行くべき場所へと行くがいい!」
 絵画のティーホンが大天使の翼を広げ、杖を手に敵を攻撃しに行く。
 だが、サンダー自身の頭の中に、自分が罪深い存在だという認識が広がっていき、彼女は気づくと自らの身体にペンを突き刺していた。
 ジェネラル級と正面から戦っても押し負ける。
 それでも、サンダーは再びペンを取った。残留効果による攻撃や防御の強化をできるだけ借りて、幾度もティーホンの姿を描く。
「あんたの御威光はあたしにはこう見えた、訂正したいところがあれば言ってくれ」
「異端者の絵などに興味はないわ!」
 噛み合わない言葉。けれど、繰り返す攻撃はやがて敵に届く。
 実体化したティーホンの絵が、本人に一撃を加える。
「あんたの心身の強さは畏れ敬うに値する。敵対する者に容赦なく死を強いるという一点において。それ以外は……わざわざこうして出向いてぶん殴ってやりたいぐらいには、受け入れられない」
 押し負けて倒れるその時まで……サンダーは敵の姿を描き続けた。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!

エヴァ・フルトクヴィスト
冷静さを欠いてもシュリッセリブルク要塞を任されているジェネラル級。
ですが、神に仕える偉大な教主という矜持が、貴方を破滅へと誘ったことを識って貰いましょう!

パラドクス通信で皆さんと連携をして攻撃。
息を付かせない様にしたり、攻撃の切っ掛けづくりを。

神速の瞬きを発動し、間合いを詰めます!
精神を集中し、殺気や制圧射撃の知識から敵の攻撃の急所への直撃を看破。
残像による攪乱、未来予測と神速反応を組み合わせて回避を試みて。
それ以外は速度で生じた衝撃波、結界術やオーラ操作を駆使してダメージを最小限に留める努力も。

神に歯向かう……ですか。
……、無論ですね。歯向かう為にここにいます。
奪われた理不尽、私のこの身体を撃つ、人々の血らの罪をその身で贖って貰う為に!

間合いに入ったら勢いそのまま速度と浄化の力を乗せた斬撃を喰らわせますよ!

信仰や力で人々全てを畏れ慄かせることが出来ないのは人類史も、
改竄された歴史も同じ。
そして私達の存在がまさにその証明。
だからこそ戦い続けましょう、理不尽に抗うのが人の物語なのですから。


●魔女の神速
 吸血ロマノフ王朝の雪原を血に染めて、ティーホンとディアボロスたちは戦い続けていた。
「冷静さを欠いてもシュリッセリブルク要塞を任されているジェネラル級。ですが、神に仕える偉大な教主という矜持が、貴方を破滅へと誘ったことを識って貰いましょう!」
 エヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)もその戦いに加わって、仲間たちに合わせて攻撃を繰り出していた。
 赤い瞳に意志を込めて、魔女は総主教を見据える。
「世界を駆けるその力、時の侵略者を退けし、時奪われし怒れる者に宿り、言の葉の如く滑らかな瞬きを!」
 神の愛馬たる駿馬より速度を引き出す魔術を発動し、エヴァは一気に距離を詰める。
「貴様も神に歯向かう者か! どいつもこいつも、異端者の群れめ!」
 怒声と共に、エヴァに向けて無数の血でできた十字架が襲ってくる。
 できうる限りの技術や残留効果を総動員して、エヴァはそれを防ごうと試みる。
 しかし、ジェネラル級の攻撃はそれを上回った。
 駿馬の如く駆けるエヴァに十字架が追いすがり、打ち据える。死ぬまで殴り続けようとする打撃の雨から少しでも流れるために、彼女は走り続ける。
「神に歯向かう……ですか。……、無論ですね。歯向かう為にここにいます」
 そして、逃げながら、傷つきながらも、エヴァはクロノヴェーダへとその進む先を定めていた。
「奪われた理不尽、私のこの身体を撃つ、人々の血らの罪をその身で贖って貰う為に!」
 両の手に構えるのはビュグヴィル&ベイラ。紅と蒼の宝玉を備えた一対の短剣。
 妖精の力を秘めたそれらに浄化の力を込めて、エヴァは吸血貴族を十字に切り裂く。
「信仰や力で人々全てを畏れ慄かせることが出来ないのは人類史も、改竄された歴史も同じ。そして私達の存在がまさにその証明」
 神速をもって駆け抜けながら、エヴァはティーホンへ告げる。
「だからこそ戦い続けましょう、理不尽に抗うのが人の物語なのですから」
 意識が飛びそうなほど殴られても、彼女は決して速度を緩めず、クロノヴェーダへと攻撃を続ける。
 仲間たちも同じだ。
 いかにジェネラル級とはいえ、決して平気ではいられないほどの打撃を、ディアボロスたちは与え続けた。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

呉守・晶
異端、異端者とそれしか言えねぇのか!
名を奪われた史実のティーホンが嘆くぜ。宗教弾圧のなか教会維持の為に苦心し続けた聖人が、自分の名と存在を奪った存在がこんな有様じゃな!
まぁ異端で結構!むしろテメェなんぞに認められるより異端者の方が誇らしいってもんだ!

とはいえ、これだけ激昂しててもそれで弱体化する訳じゃないからな……格上のジェネラル級だ、侮れるわけがない
だが要塞を護る内政担当を此処で討つ機会を逃がせねぇ!

裁きの鉄槌か……なら、こっちは大天使の裁きを見せてやるよ!
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して刀身を淡い光の集合体に変異させて、非実体の光の刃を持つ大鎌にして突っ込むぞ!
いいことを教えてやる、こいつは大天使サリエルの肉体を傷つけずに魂だけを刈り取る大鎌のコピーだ。こいつでテメェを神の御許に送ってやるよ!
【未来予測】で一秒先の鉄槌が振り下ろされるタイミングを見て【飛翔】や【エアライド】なんかも駆使して可能な限り避けながら、間合いまで踏み込んで切り裂くぞ!
その魂を刈り取れ、アークイーター!


フルルズン・イスルーン
吸血貴族が嗜む十字教は色々と相性は良いはずなんだけど、これはなんとも頭が硬い。
大天使も惜しかったろうに。宗教を司るものがこれでは宝の持ち腐れというやつなのだ。

では、白樺でなくトネリコの槍を突き立てよう。ハングドマン・ゴーレム。

「呼び出したるは名の多き片目の大神の肖り、木人!
 その持つ槍もまたトネリコの木から編まれし木槍。その投擲は心の臓を狙うもの!」

民間伝承で謳われる弱点がカケラもない吸血鬼。クロノヴェーダだから当然だね。
でも、向こうは宗教的権威に則った従属と力を得ようとしている。自分から伝承に対して魔術的な縁を結びに行ってるのだ。
そうすると自然と流れが組まれてしまう。神の力を騙り恣意に振るう吸血鬼は、ついに神の罰がもたらされる。分かりやすい寓話だね。
どれもこれも罪への裁きを与えるパラドクスを使ってるようだけど、ならばキミに問わねばならない。

「『罪なきもののみ石を投げよ。』この言葉すらなき信仰に正当性なく、その行いはもはや断罪ですらなし。
 騙るものよ、神話と伝承の報いを知れ」


●死をも恐れぬ怒り
 ディアボロスたちの攻撃は、ティーホンを追い詰めていた。それでも、怒りに心をとらわれたクロノヴェーダは決して退こうとはしなかった。
 計画のとおりだ。敵は、命も引き換えてでもディアボロスたちを……異端者を抹殺するつもりなのだ。
 だが、それは、ディアボロスが最後まで怒れるジェネラル級の猛攻を受けるという意味でもある。
「悔い改めよ! 悔い改めよ! 異端の悪魔ども、貴様らのあるべき場所へと還れ!」
 ティーホンの姿が天使へと変わる。
「吸血貴族が嗜む十字教は色々と相性は良いはずなんだけど、これはなんとも頭が硬い」
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)はパラドクスによって自らのものではない罪悪感に心が動かされるのを感じた。
「大天使も惜しかったろうに。宗教を司るものがこれでは宝の持ち腐れというやつなのだ」
「自らの手で罪を贖え、異端者!」
 天使となった総主教が血走った目でフルルズンを、そして仲間たちを見下ろしてくる。ルーンが刻まれた鑿を手が勝手に持ち上げ、フルルズン自身に突き立てる。
「異端、異端者とそれしか言えねぇのか!」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)がティーホンを怒鳴りつけた。
「名を奪われた史実のティーホンが嘆くぜ。宗教弾圧のなか教会維持の為に苦心し続けた聖人が、自分の名と存在を奪った存在がこんな有様じゃな!」
「私が同じ名を持つ誰かに劣ると? 寝言を言うな! そやつもまた、異端の存在に違いあるまい!」
 そう言って、ティーホンは高らかに笑う。
「まぁ異端で結構! むしろテメェなんぞに認められるより異端者の方が誇らしいってもんだ!」
 晶はティーホンへ向けて魔晶剣アークイーターを構える。
(「……そうは言っても、侮れる相手じゃねえのはわかってる。だが要塞を護る内政担当を此処で討つ機会を逃がせねぇ!」)
 パラドクスを発動し、アークイーターの封印を解く。
 強力で、そして狂的な総主教へと、晶は果敢に向かっていく。
「確かに、君の正当性は問わねばならないところだね。では、白樺でなくトネリコの槍を突き立てよう」
 フルルズンもまた、自分自身に突き刺した鑿を引き抜いてパラドクスを発動させる。
「"求めよ 記録 を 永久なる 世界より"」
 ゴーレムクリエイターたる彼女の作品、ハングドマン・ゴーレムがそこに出現する。
 他のまだ動けるディアボロスたちも、敵にトドメを刺すべく動き出した。

●死すべき定めを与えよ
 大天使から人の姿へと戻ったティーホンに、ディアボロスたちが攻撃を集中させる。
 その口火を切ったのはフルルズンだ。
「呼び出したるは名の多き片目の大神の肖り、木人! その持つ槍もまたトネリコの木から編まれし木槍。その投擲は心の臓を狙うもの!」
 咒いの首輪をかけられて、フルルズンは片目の槍を持つゴーレムを操る。
 首輪を翻訳機として、彼女は失われた叡智を読み出す。
「民間伝承で謳われる弱点がカケラもない吸血鬼。クロノヴェーダだから当然だね。でも、向こうは宗教的権威に則った従属と力を得ようとしている。自分から伝承に対して魔術的な縁を結びに行ってるのだ」
 伝承に関する知識を十全に使い、フルルズンは有効な攻撃をそこに見出していた。
「そうすると自然と流れが組まれてしまう。神の力を騙り恣意に振るう吸血鬼は、ついに神の罰がもたらされる。分かりやすい寓話だね。どれもこれも罪への裁きを与えるパラドクスを使ってるようだけど、ならばキミに問わねばならない」
 ハングドマン・ゴーレムが槍を構える。
「『罪なきもののみ石を投げよ。』この言葉すらなき信仰に正当性なく、その行いはもはや断罪ですらなし」
 トネリコの槍を、ゴーレムがティーホンの心臓をめがけて放つ。
「騙るものよ、神話と伝承の報いを知れ」
 槍が総主教の身体へと深々と突き刺さる。
 反撃のパラドクスがフルルズンに大ダメージを与えるが、敵の打撃はそれ以上だ。
 縫い止めた敵へ、晶をはじめとする近接攻撃の技を持つディアボロスたちが距離を詰めていく。
 封印を解放したアークイーターは、巨大な鎌へと姿を変えていた。
「いいことを教えてやる、こいつは大天使サリエルの肉体を傷つけずに魂だけを刈り取る大鎌のコピーだ。こいつでテメェを神の御許に送ってやるよ!」
「神の鉄槌を受けよ! 異端者どもっ!」
 ティーホンが鉄槌を召喚して晶へと反撃してくる。
 降ってきた鉄槌を予測し、回避しようとした。だが、鉄槌はそれをしのぐ速度で降ってきた。痛烈な打撃が晶を襲う。
 それでも、空飛ぶ力を借りて、晶は自分を敵に向けて飛翔させる。
「その魂を刈り取れ、アークイーター!」
 大鎌がティーホンの身体を深々と切り裂く。
 クロノヴェーダの血が雪原を濡らす。
「い……たん……しゃぁぁ!」
 それでも、ティーホンは倒れなかった。
 槍を引き抜き、血を撒き散らし、それでもなお、ディアボロスを抹殺しようとする。
 ジェネラル級の敵にトドメを刺すには、まだあと一歩、必要なようだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ◎

ふさわしい地獄とは、心外だが……さて、貴方の語る地獄はどこにあるのだろう
……神様はきっと、貴方では計り知れぬほど、懐の広い御方だ
俺にはディアボロスとして、成すべきことがある

道を、拓く
ロマノフに黎明をもたらすための、道を

信仰とは人を導くもの……
人々の求めたものは救いであったろう
その身をもって示せ。指導者よ

仲間の動きを見つつ、ティーホンへ対峙
銃でPD攻撃
味方の攻防の隙を看破すれば逃さず撃ち
直接対峙ならば、まっすぐに言葉と銃弾をぶつけよう
俺は逃げも隠れもしない
縫い留めるような牽制射撃からの一閃

敵の攻撃には
大天使めいた姿に、もはや畏怖を覚える事はない
戦いに乱れ、憤激にまみれたティーホンの姿をよく観察し、植え付けられた信仰心をねじ伏せよう
己を狙う急所は外し、熱を抑え痛みに耐える

祈りとともに、青き炎を帯びた銃弾を、穿ち続ける
ロマノフの地で交流し、支援に出会った人々を想う

それは数多の人々の祈り
日々をよく生きる、ただ、その願いを踏みにじった貴方と語らえる事はないが
俺は、貴方にも安息を祈ろう


●終焉は祈りと共に
 ジェネラル級の敵は傷だらけで、今にも倒れそうだったが、その動きは決して変わらなかった。
「異端者……聖戦……私は……負けぬぞぉぉぉぉ!」
 怒りに裏打ちされた執念は、動きを止めるその一瞬までディアボロスたちを狙い続ける……。
 もっとも、そうするように仕向けたのはディアボロスたちだ。周囲の村へ散った聖戦の兵士たちがティーホンを助けに来ることもない。
「ふさわしい地獄とは、心外だが……さて、貴方の語る地獄はどこにあるのだろう。……神様はきっと、貴方では計り知れぬほど、懐の広い御方だ。俺にはディアボロスとして、成すべきことがある」
 エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は老人へと静かに声をかける。
「く……い……あ・ら・た・め・よ!」
 大天使の姿へ変じた総主教の姿が、心に畏怖を呼び起こす。けれど、戦いに乱れ、憤激にまみれたティーホンの姿をしっかり見れば、畏怖に値せぬとはっきりわかる。
「道を、拓く。ロマノフに黎明をもたらすための、道を」
 自分に向けた銃口を、引き金にかかった指を、エトヴァはとっさに銃をしまったもう一方の手で強くつかむ。握りしめる痛みをこらえ、銃を構えようと抗う手を、そして湧き上がる罪悪感を抑え込む。
 意図に反して放った銃弾は、ただ雪原を穿っただけだった。
「信仰とは人を導くもの……。人々の求めたものは救いであったろう。その身をもって示せ。指導者よ」
 2丁の銃を構え直し、瀕死のティーホンへエトヴァは進んだ。
 まだ力を残している仲間たちも、同じようにティーホンへ攻撃している。
 攻撃を避けて飛び出してきた敵と真正面から対峙する。
「俺は逃げも隠れもしない――願い、守護の焔と成れ」
 逆手の銃で放った初弾は牽制。敵が足を止めたところに、利き手の銃弾が、蒼い炎を帯びて銃口から飛び出す。
 総主教を撃ち抜いた時、エトヴァの心にあったのは祈りだった。このロマノフの地で出会った多くの人々を想い、祈りと共に引き金を引き続ける。
「これは数多の人々の祈り。日々をよく生きる、ただ、その願いを踏みにじった貴方と語らえる事はないが――」
 気づくと、蒼炎の中でクロノヴェーダは倒れており、もはや動かなかった。
「――俺は、貴方にも安息を祈ろう」
 ディアボロスの最後の猛攻を受けた敵が、炎の中で燃え尽きていく……。
 シュリッセリブルク要塞の指揮官、聖戦の名のもとに虐殺を行おうとした吸血総主教ティーホンは、こうして倒れた。
 異端にされかけた人々を救い、要塞、そしてその先にあるサンクトペテルブルクを狙う絶好の機会を、ディアボロスたちは手に入れたのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年06月13日
宿敵 『鮮血総主教ティーホン』を撃破!

鮮血総主教ティーホンの宗教的陽動決戦

 シュッリセリブルクに対して宗教的な陽動を行った事で、『鮮血総主教ティーホン』に、動きがありました。
 ディアボロスがサンクトペテルブルクへの攻勢を掛けた事も含め、ティーホンは「大天使勢力がディアボロスと内通していた」と間違った判断を行い、シュリッセリブルク近郊の大天使を根絶やしにする為、自ら先頭に立って出撃してきたのです。
 このチャンスを逃さず、ティーホンを撃破できれば、サンクトペテルブルク攻略の拠点となる「シュリッセリブルク要塞」の制圧も可能になる事でしょう。

鮮血総主教ティーホン

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#吸血ロマノフ王朝
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#鮮血総主教ティーホンの宗教的陽動決戦
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#鮮血総主教ティーホン


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選択肢『鮮血総主教ティーホンとの会話』のルール

 鮮血総主教ティーホンとの会話を行います。
 ティーホンが、周囲の配下の軍勢に逃げ込み脱出しようとさせない為に、宗教的な挑発を仕掛けましょう。
 ティーホンを逃走させない為には、宗教的な論争でやり込めたり、ティーホンの宗教活動が大天使に劣る……などといった侮辱を行うなど、ティーホンを絶対に撤退を選ばないような精神状態に追い込む事が必要となるでしょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】この選択肢の🔵が👑に達した状態で、シナリオが成功で完結すると、宿敵を完全に撃破できる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾一般人を襲うトループス級『ロマノフ白軍精鋭兵』のルール

 周囲の一般人を襲撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 放置すると村や町を破壊したり一般人を虐殺してしまうので、被害が拡大する恐れがあるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『吸血修道女』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿シュリッセリブルク宗教決戦『鮮血総主教ティーホン』のルール

 ジェネラル級ヴァンパイアノーブル『鮮血総主教ティーホン』との決戦を行います。
 ティーホンの軍勢は、大天使を一網打尽にする為に、シュリッセリブルク近郊全域の捜索を行っているので、護衛の数は決して多くありません。
 護衛は少ないですが、シュリッセリブルク近郊には多くの敵部隊がいる為、ティーホンが逃走を選んだ場合は、止めを刺す事は難しいでしょう。
 ティーホンが逃走しなような対策を行ってから、止めを刺さなかった場合、ティーホンに脱出される可能性があるので注意してください。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「呉守・晶」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。