青き翼はかく語りき(作者 つじ
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#蹂躙戦記イスカンダル  #ペルセポリスの預言者  #ペルセポリス  #ダレイオス3世  #預言者ザラスシュトラ 

●籠の鳥
「どうやら、ダレイオスは心を決めたようですね……」
 窓の外、眼下に見えるペルセポリスの様子を眺めて、青い翼の亜人が呟く。
 先日の戦いにおける敗北に、評議会の入れ替え――動揺を抑えきれないためか、駐屯する亜人達の間にもどこか慌ただしい空気が流れている。
「断片の王の統制が緩んだ現状であれば、それも可能でしょう。ですが、その道もまた、滅びの道に違いありません」
 物憂げな溜息を一つ。この簡素な塔の一室には、それを聞く者はいないけれど。
「今考えれば、私の預言を聞くまでも無く、大王も本当はわかっていたのでしょう。既に、蹂躙戦記イスカンダルの勝利が無い事を……」
 嘆かわしい。だがそれでも尚、その僅かな可能性に賭けたのだとすれば、やはり彼の大王こそが真の英雄なのだろう。
 『預言者ザラスシュトラ』はその目を彼方に向ける。

「ダレイオスは、おそらく私を勧誘に来るでしょうが……さて、どうしたものでしょうね」

●預言者との邂逅
「攻略旅団の皆さんの提案で、ジェネラル級亜人『ザラスシュトラ』の居場所を突き止める事が出来ました」
 預言者の二つ名を持つこの亜人は、先日の戦いの前にイスカンダルの敗北を預言し、その方針に反対したため前線から外されていたようだ。その後の扱いも未だ決まっておらず、現在はダレイオス3世の支配地である『ペルセポリス』の塔に幽閉されているという。
「幽閉とは言ってもジェネラル級ですからね……敢えて自らそうしている、自主的な謹慎に近い状態でしょうか」
 現在のディヴィジョンの状況に、何かしら思うところがあるのかもしれませんね。そう付け加えてから、盾祀・楓(人間の風塵魔術師・g03193)はペルセポリスの地図を表示させる。
 これまでの攻略の成果と言ってもいいだろう、敵地の地形もある程度は把握できており――件の幽閉塔が、城壁を超えればすぐに手の届く場所にあることも、明らかになっていた。
「先日の奪還戦からの諸々で、駐屯する者達にも動揺があるようです。そしてダレイオス3世は今少々忙しいようで――」
 つまり少人数・短期間であれば、ペルセポリスに侵入し、幽閉塔のザラスシュトラに接触することも不可能ではない。
 さすがにそのままジェネラル級と戦闘を始めれば、ダレイオス3世にもバレて大騒ぎになってしまうだろうが、短時間の会話の後に脱出するぐらいならば、気付かれることなく完遂できるのではないだろうか。
「ザラスシュトラのスタンスも気になりますが、彼はその二つ名の通り、『預言』という力を持っているようです。これがどのような力かは判りませんが、我々ディアボロスにとっての脅威になるかも知れません。
 可能であれば、この機会を活かして情報を集めてきてください」

 侵入の流れは至ってシンプル、夜闇に紛れて少人数で城壁を超え、ペルセポリスを警邏する亜人を素早く撃破するという、それだけだ。今はダレイオス3世が何かの作戦を準備している為か、ペルセポリス全体の警戒が緩んでいる。短時間であれば、敵に気付かれずに塔に潜入、ザラスシュトラと接触する事が出来る筈。
「塔には見張りの亜人は居ません。ジェネラル級のザラスシュトラが出ようと思えば止められる兵士は居ませんので、当たり前と言えば当たり前なのですが……こちらにとっては好都合ですね」
 攻略旅団の方針としても、ここでの戦闘までは吟味されていない。今回は接触して情報集めるだけでも十分に『成功』と言えるだろう。
 とはいえ、不測の事態はいつだって起き得るもの。得られた情報から『絶対にここで倒しておくべきだ』と思うなら、現場の判断でザラスシュトラとの決戦に持ち込んでも問題はない。
「ただし、潜入した少人数で戦うことになる上、時間がかかれば事態に気付いたダレイオス3世が援軍を送ってきてしまうでしょう」
 ただでさえ撃破することが難しい状態だ。その上に援軍に挟まれてしまえば、生還すら難しくなる。戦いを挑む場合はそれだけの覚悟が必要になるだろう。

「僕達のような時先案内人は、パラドクストレインから予知情報を得ています。彼の『預言』は、果たしてどのようなものなのでしょうか」
 興味深い事です、という言葉を最後に、楓はぶつぶつと独り言をつぶやき始める。
「そもそもこの『預言者』、他の亜人と随分タイプが違うと言うか、イメージから外れていると言うか……いえ、個体差と言われればそれまでかも知れないんですが……」
 答えの出ない問いにしばし悩んだ後、眉間を揉みほぐすようにして、時先案内人はようやくパラドクストレインへのゲートを開いた。

「気になる事ばかりですが、まずは敵陣への潜入ですね。どうか、無事に帰ってきてください」


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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POW  拝火の教え

技能:両断/看破/礼法 (各35LV)

戦場を「善なるものの勝利が確定している拝火教神話世界」に変換。「自身の攻撃が敵を蹂躙する未来」を確定させた上で、携えた光の剣で敵を猛襲する。このパラドクスは残留効果【未来予測】を無効化する。
(元パラドクス:居合い斬り)

SPD  清浄なる葬送

技能:召喚/浄化/祈り (各35LV)

神聖なる儀式杖を掲げ、青い翼を持つ聖鳥の群れを創造する。鳥達は聖なる風の刃を放射して敵を斬り裂いた後、群れで肉と臓腑をついばみ敵を鳥葬せんとする。
(元パラドクス:アルケーヴィジョン)

WIZ  アフラ・マズダーの光

技能:念動力/祈り/連射 (各35LV)

善なる光明神の権能を持つ光輪を掲げ、幾千の白き光の矢を放つ。敵は矢に貫かれるごとに「怒り」の感情を消失させられ戦闘能力が低下し、抵抗しなければ完全に戦意を喪失する。
(元パラドクス:念珠操術)

特殊ルール 【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑30

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

つじ
 預言者と言えば色々なイメージがありますが、さてこの方は『本物』でしょうか。楽しみですね。
 情報収集から場合によっては決戦までありますので、各選択肢の詳細説明をご確認の上、プレイングを送っていただければと思います。

●選択肢進行
 ③が成功することで、幽閉塔に到着します。その後の選択は皆さんにお任せします。
 ②または④がシナリオの完結条件となっています。

●④特殊ルール
 今回の任務は『少数での潜入』という形になります。
 決戦に挑めるのは潜入に成功している方のみ。つまり『①か③で採用されている方』以外、④にプレイングを送って頂いても採用されることはありません。
 また、④のリプレイが一定数に至ると敵の援軍が到着し、攻略不可能となります。このタイミングはリプレイが激しい戦闘描写になるほど早まりますのでご注意ください。

 それでは、皆さんのご参加をお待ちしております。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ハーリス・アルアビド
幽閉を受け入れたのは何故でしょうか。我々が予兆や時先案内人の方々の予見を頼りにするように、知り得ぬものも知れるはず。
その真意を確かめるためにも、この任務を成功させねばなりません。

知恵の神にして魔術の神たるトトよ、お力添えを。夜闇を渡り敵を欺く力をお貸し下さい。
祈りを捧げ仲間への【幸運】と任務の成功を願います。

闇夜に紛れやすい色合いの布を被り、身を低くし地面の凹凸などに身を潜め、【完全視界】を用いて周囲を警戒しながら城壁に向かいましょう。
城壁にたどり着いたら【壁歩き】で静かに登りながら壁の向こうの気配や物音を確認します。

気配や物音が聞こえる場所から離れた場所で城壁を乗り越え、敵の姿を確認したら【残像】を生み出す速度で駆け、【トトへの請願】で仕留めます。
できる限り周囲に襲撃を悟られたくはありません。密集陣形や盾の守りを【残像】で誘い込み、死角へと回り込んで素早く仕留めます


八栄・玄才
"預言者"なんて、胡散臭いヤツの代名詞みたいな呼び名だが、予知の力でジャイアントキリングを成しているオレ達ディアボロスからすると、最大級の警戒をせざるを得ない相手だな、ザラスシュトラとやら
まっ、とりあえず面をあわせに行ってみようか

闇に紛れる勝色の道着でペルセポリスへ
城壁は≪壁歩き≫の残留効果があれば、そちらを用いて壁を登り、内側へ
なければ鉤付きの縄を持ち込み、壁上に引っ掛けて、それを頼りに【ジャンプ】するように壁を蹴り上がり乗り越えよう

隠密行動でなるべく素早く幽閉塔へ
避けられる敵は避ける
不可避の敵に対しては仲間と息をあわせて奇襲をかけ、増援を呼ばれる前に仕留めよう

戦闘は『万夫慴るる勿れ』を使用して、一人倒しては逃がさず次の敵に殴りかかる速度重視の戦型で
地を駆ける雷となり、敵の懐へ【突撃】
スパイクによる攻撃は雷の籠手『ワード・ブレイカー』を纏った裏拳の【強打】でハジき、敵がバランスを崩したところに臓腑まで響く拳撃を食らわせていく

敵がもし何か通信手段を持っていたら、≪通信障害≫で妨害するぜ


ジズ・ユルドゥルム
ゾロアスター教開祖の名を奪った亜人。預言者、か。
奴が本物の予知能力者か、ただの詐欺師か…
…あるいは、史実の「預言者」達がそうであったとされているように、
「神霊から言葉を預かる者」なのか…
確かめる必要がある。

暗い深緑の外套をまとい、夜闇に紛れて潜入
隠密行動で幽閉塔へ向かいつつ、巡回する敵の位置を確認する

敵が壁際にいれば城壁に張り付きながら、そうでなければ高い場所へ速やかに登り、
敵の位置や巡回経路を確認
【完全視界】があれば使用し
無ければ、敵の盾や槍に映る、月明かりや篝火の反射を目印にして位置を把握

警ら隊を静かに倒し、かつ預言者との戦闘に備えるため
【平穏結界】を持つ「微睡花の褥・蔓」を起動
可能なら、敵がこちらを視認する前に、夜闇に乗じて奇襲をかける。

敵の足元へ、ごく小さな花畑を作り出し、蔓を伸ばし敵の喉を絞め口も塞ぐ
そのまま全身を絞め続け、静かに生命力を失わせつつ、
逃げようとする者は足を絡め取り逃走を阻止

近接戦闘を得意とする仲間も多い
私は敵の捕縛を優先し、止めは仲間に頼らせてもらおう


●ペルセポリス潜入
 とうに日は落ち時刻は夜。しかしペルセポリスの地は静けさの中にもどこか浮足立った空気が混ざり込んでいた。
 先の敗戦、上層部の動き、とくにこの地を収めるダレイオス3世の思惑が色濃く影響しているのだろう、駐屯する亜人達もどこか落ち着きがない。夜の帳を裂く城壁の篝火、月明りもない闇を照らすそこに、警備兵の目が届いていないことを察して、ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は城壁を上り始めた。
 闇夜と同色の布を纏い、姿勢を低く、足音を立てぬようにして壁を歩く。警備の伝達に行き違いでもあったのか、敵兵のいない監視塔を横目にして、壁の上へ。
「目的の塔は……」
 あれのようですね、と視線を巡らせ、ハーリスが当たりをつける。続いて壁を上ってきたジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)と八栄・玄才(井の中の雷魔・g00563)も、篝火の揺らめきを避けるようにして影へと身を潜めた。
「巡回の兵もそれなりに居る、か」
「避けられる敵は避けていきたいところだな」
 内側を覗き込みながら言葉を交わす。敵方の『混乱』は、いまのところは監視兵の不在という形で良い方に転がったが、ここからはわからない。巡回が不規則になれば鉢合わせもあり得るだろう。
 この辺りは予知も及ばない、ある程度運任せの要素となるか。
「……それにしても、『預言者』、か」
 思わず、ジズの声に疑念が混ざった。ザラスシュトラと言えばゾロアスター教の開祖だが、その名を奪った亜人は果たしてどういった存在なのか。『預言』の能力というのも、眉唾ではあるのだが。
「胡散臭いヤツの代名詞みたいな呼び名だよな」
 玄才の率直な物言いに、苦笑を浮かべる。それを自称するのは本物か口八丁の詐欺師で、大抵の場合は後者であろう。とはいえ。
「本物の、『神霊から言葉を預かる者』という可能性も……」
「まあ、無視はできないよな、オレ達は」
 予知の力で事態を打破し、ジャイアントキリングを成してきたのがディアボロス達である。そんなもの存在しない、と切り捨てることは出来ないし、その能力が敵に回った場合の脅威度も、玄才達にはよくわかっている。

 潜入において隠密性は最重要ではあるが、速度を欠けばそれはそれで意味がない、後続の合流を待ちつつも、城壁を越えたディアボロス達は幽閉塔へと向かう。
 亜人の気配、彼等の立てる物音を頼りに、ハーリスは篝火の明かりの合間を縫うように道を選択していく。城壁を降りれば潜める物陰も増え、比較的前進は容易だったが、灯の多い中庭部分はそうもいかないようだ。
「あれは、避けられませんね」
 幽閉塔の間際に立つ警備兵、さすがに見つからずに中に入るのは難しいと判断し、ディアボロス達は各々に仕掛ける構えを取った。
 ――知恵の神にして魔術の神たるトトよ、お力添えを。
 灯火とは対照的な暗がりから、ハーリスが飛び出す。揺らめく明かりに切り取られた彼の影は、すぐさま自在に動き出し、ハーリスの分身として共に駆ける。
 影のそれと同色の短剣、二つのセクメトの牙がほぼ同時に振るわれ、警備に立っていたオークの喉を、背後から食い破った。
 速やかに、静かに、仕留められたそれが倒れる音に気付いたのは、同僚の中でも一体のみ。驚きに目を見開いたオークは、素早く槍を構えるが。
「――ッ!」
 侵入者が居るぞ、という味方への警告は、地を駆ける雷、玄才の拳撃が刈り取った。
 腹部への一撃が臓腑を揺らし、声と意識を霧散させる。そして崩れ落ちたオークの身体が地に取れるよりも早く、八栄流の心得に従い次の敵へ。ハーリスもそれに続いたところで、地面から伸びた蔓が、残る二体のオークを絡め取った。
「ひらけ、小さきものよ」
 小さな白い花を咲かせたそれは、ジズのパラドクスによるもの。体の自由を奪うように巻き付いたそれは、素早く敵の口を塞ぐ。
 生命力を奪う植物に、オーク達は薄れゆく意識の中で抵抗を試みるが、既に遅い。拘束を脱せるかどうかの結果以前に、その目の前には、玄才とハーリスが迫っていた。
 接触は一瞬、僅かながらの戦闘音を聞きつけた者は居なかったか、「気のせい」と流されたか、そこに増援が来ることは無かった。打ち倒されたオーク達と、その装備を物陰へと引きずりこんだディアボロス達は、素早く先を急ぐ。

●幽閉塔へ
 そうして辿り着いた場所、ペルセポリスの幽閉塔は、間近で見ても何の変哲もない作りをしていた。バベルの塔やクロノオブジェクトなどとは比べるべくもない、普通の建造物と考えて間違いないだろう。
「どう見ても、クロノヴェーダを封じておくような効果はなさそうだな」
「だとすると、ザラスシュトラは本当に幽閉されることを受け入れているのですね……」
 玄才の言葉にハーリスが頷く。だが、それは何故なのか。
 ディアボロス達が予兆や時先案内人の予見を頼りにするように、『預言』で知り得ぬことまで知れるのなら、それなりの対策をするだろう。それをしないということは、『預言』とはそこまで及ばぬ力なのか、もしくは対処を諦めているのか。そうでなければ――。
「――幽閉されることが最善だと判断した、ということでしょうか?」
 例えば、こうして他勢力が接触してくることも、既に予見されているとしたら。
「……どちらにせよ、確かめる必要があるな」
「まっ、とりあえず面をあわせに行ってみようか」
 ここで敵を過大に評価しても仕方がない、と結論付けて、彼女等3人を含む潜入を果たしたメンバーは先へと進んだ。
 不確定な部分はこの目で確かめてみれば良いだろう。塔の階段をいくらか上ったそこ、申し訳程度の鍵の付いた扉の先で、ディアボロス達は『預言者』と邂逅する。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

●ペルセポリスの預言者
 扉に手をかけたディアボロス達の耳に届いたのは、「ほう」という感嘆の声。そこには少しの驚きと、そして称賛の意が滲んでいた。
「まさか、お前達がここに来るとは。まずありえない可能性だと思っていましたが……」
 扉を開けたそこには、青い翼をたたんだ亜人が、椅子に深く腰掛けていた。預言者『ザラスシュトラ』、ジェネラル級の亜人であるはずの彼は、ディアボロス達の姿を認めてなお、身構えるでもなく物思いに耽っているようだ。
 ザラスシュトラのために用意されたと思しきこの部屋は、不自由の無いよう綺麗に整えられており、このディヴィジョンには似つかわしくない程。やはり『幽閉』とはある意味名ばかりに過ぎないのだろう。

「それで、お前達の望みは?」

 部屋の主は、平坦な声音でディアボロス達に問いかける。
 このまま襲われる可能性を考えていないのか、それとも襲われたところでどうとでもなると、歯牙にもかけていないのか。落ち着き払った様子からは、その内心を読み取ることは出来ない――少なくとも、今はまだ。
逆叉・オルカ
敵が来たのに随分と余裕なんだな
…俺は情報が欲しい。そちらは?
警戒はするが、相手に戦う意思がない様子なら武器をしまう

性格上、予言はあまり信じない
が、パラドクスは何でもアリだからな…
精度はさておき、使えてもおかしくない程度に受け止めている
名を名乗り、落ち着いて対応

《アルタンウルクについて》教えてくれるなら《復讐者の拠点》を
《リグ・ヴェーダの今後の動き》に対しては《ディヴィジョンを移動する方法》を教える。
東方へ遠征していたなら知ってそうだからな。

>拠点情報
俺たちの拠点(のひとつ)は中国にある。地理的にはリグ・ヴェーダやアルタン・ウルクの東側だ
話した所で徒歩では来れない
…アルタン・ウルクに広範囲を包囲された地だからな
故に奴らに対して困り、弱点を探してる…ん。話を戻そう
そちらの情報は?

>移動方法
所有するオベリスクを利用している
ナポレオンが研究したものと姿は似てるが、機能は異なる
一時的に他の世界へ行き来できる転送装置だ。大勢での移動も可能になる
場所までは教えられない

嘘は言わないが
新宿島の事は伏せるよ


クロエ・アルニティコス
「まさか」「ありえない可能性」ですか。
とても預言者の言とは思えませんね。
あるいはそれ、「可能性」がお前の預言の本質ですか?
まぁ、私はそんなことを聞きに来たのではありません。

蹂躙戦記イスカンダルが窮地にあり、お前は断片の王の命令による支配が解けた。
忠義があるなら断片の王の元へはせ参じ、なければ強大なリグ・ヴェーダへと亡命するべきでしょう。
ですがお前はこの塔に籠っている。世捨て人のように。
私が聞きたいのは「蹂躙を求める亜人であるお前がこんなところに籠り、戦いを放棄している理由」です。お前は何を見たのですか?

こちらからは……お前たちが隣接していない地域も含め、今残っている全てのディヴィジョンの概要を出しましょう。蹂躙戦記イスカンダルが勝ち、イスカンダルが唯一の王たらんとするなら損はないでしょう。
ディヴィジョンの位置と大きさ、支配種族、糧とする感情、年代くらいの情報量を各ディヴィジョンについて話します。コーサ・ノストラについては「イレギュラー」を称する者が支配していることまで情報を出しましょう。


一里塚・燐寧
いやー、随分と余裕のご様子だねぇ
混乱に乗じて西に逃げちゃうか、もういっそダレイオスにペコペコすればいいのに
それとも、あたしみたいなぼんくらには分からない深謀遠慮があるのかなぁ?

望みねぇ。聞きたいことなら山ほどあるけど……
一つだけ選ぶなら「『預言』の力の情報源は何か」だよぉ

『予言』じゃなくて『預言』……高位の何かから言葉を預かっている、ってニュアンスでしょ?
あたしゃ言葉選びには敏感でさ。わざわざそう言うからには、秘密の情報源があるって勘づいたってワケ
まさか、自分の頭で考えたことをカッコつけて『預言』って言ってるだけじゃないよねぇ?

謝礼には「アルタン・ウルクについて復讐者が調べた詳細な情報」を伝えるよぉ
ヤ・ウマトの攻略や大会議で解き明かした、奴らの情報伝達の手段などの生態
伝達の末にたどり着く「中枢」がディヴィジョン内にありそうって話
それと恐らく「守護」をエネルギー源としていること
アルタンと広く境界を接してて、いつかは戦って戦線を押し返さないといけないイスカンダルには必要な情報じゃないかなぁ?



「……随分と余裕なんだな」
 敵が現われたというのに、この亜人に身構える様子はない。
 揺らがない敵の気配は、些か不気味ではあるが、積極的に敵対する意志がなさそうなのは好都合だ。武器を収めた逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)は、情報交換を申し出た。
「……俺は情報が欲しい。そちらは?」
『お前達の情報次第ですね。有用であれば、こちらもそれなりの対価は払いましょう』
 どうやら本当に戦う気はないらしい。だが、素直にそれに乗る前に、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が口を開く。
「お前の真意が読めません」
 このディヴィジョンの惨状、亜人達の所業、それらを良く知る彼女としては、軽々に相手を信用することなどできないのだから。
「蹂躙戦記イスカンダルが窮地にあり、お前は断片の王の命令による支配が解けた。忠義があるなら断片の王の元へはせ参じ、なければ強大なリグ・ヴェーダへと亡命するべきでしょう」
 青い瞳を鋭く細め、「ですが」と彼女は続ける。現状は御覧の通り、ザラスシュトラはそのどちらの選択も取らず、この塔に籠っていた。
「私が聞きたいのは「蹂躙を求める亜人であるお前がこんなところに籠り、戦いを放棄している理由」です。お前は何を見たのですか?」
 その視線を感じてはいるだろうに、ザラスシュトラは涼し気に受け流し、答えを返す。
『まずは誤解を解いておきましょう。蹂躙はエネルギーを得るための手段であり、目的ではありません』
 もっともな話ではある。だが、当の亜人の口からそれを説かれる状況に、反論しないまでも、クロエの視線がさらに尖る。
『私はここで、蹂躙戦記イスカンダルに何をすべきか考えていました。断片の王の命令を盲信するだけが、ディヴィジョンに尽くす方法ではないのです』
「王に都合の悪い『預言』を語ることも、その内だと?」
『そうですね、少なくとも私はそう考えています』
 嘘を吐いている気配は、少なくとも感じられない。だからこそ情報交換に乗り気なのだと、そう言いたいようだ。
『――それで? お前達はどのような情報を提供できるのですか?』
 ならば、とクロエも持ってきた情報を伝えることにする。業腹であるとしても、互いに利はある行為のはず。
「お前達が隣接していない地域も含め、今残っている全てのディヴィジョンの概要を教えます。お前が蹂躙戦記イスカンダルのために尽くそうとしているのなら、損はないでしょう」
 クロエが語ったのはそれぞれのディヴィジョンの位置と大きさ、支配種族に糧とする感情、年代といったところだ。不明点の多いコーサ・ノストラについては「イレギュラー」を称する者が支配していることも付け足しておく。
 既知のものも混ざっていただろうが、ザラスシュトラにとっては初耳の情報も多かったのだろう、感心したように彼は頷く。
『なるほど、世界は広いようです。私たちは、持っている情報の段階で後れをとっていたわけですか』
「……とても預言者の言とは思えませんね」
『私が何もかも見通しているとでも? 『預言者』はそこまで万能ではありませんよ』
 そんなザラスシュトラの返答に、丁度良いタイミングだと一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が言葉を投げた。
「その『預言』だけどさぁ、高位の何かから言葉を預かっている、ってニュアンスでしょ?」
 同じ音ではあるが『予言』とはまた違う意味で語られているのだと、燐寧は敏感に察知している。それならば――。
「そういう『秘密の情報源』があるんじゃない? まさか、自分の頭で考えたことをカッコつけて『預言』って言ってるだけじゃないよねぇ?」
 若干煽るような気配の問い掛け。ムキなってくれれば儲けもの、くらいの挑発ではあったが、敵の反応は別の意味で素直なものだった。
『預言については、そうですね。おおむね、お前の考えている通りの力でしょう』
 そして、さらに続ける。
『ですがそれが、上位者であるのか否かは、私にもわからないのです』
「……え、わかんないのぉ?」
 腹芸をする気も無いのか? 逆にそう危機感を覚えるほどに、ザラスシュトラはあっさりとそれを認めた。
『何者かに言葉を託されたかのように、情報が降ってくるのですから』
「な、なるほど……?」
『勿論、預言の言葉をそのまま口にしているわけではありません。四囲の状況と預言の言葉とを組み合わせ、より具体的な内容として、提言していたのです』
 その言を信じるならば、つまるところ彼はまさしく『預言者』なのだろう。もちろん、そこに語り手の解釈と目論見が混ざるという点も含めて。
 ザラスシュトラの現状の扱いに少々納得がいくような気がしてきたが――新宿島の住人としては、「そんなものはありえない」と軽々に切り捨てることはできない。
「……まぁ、正直に話してくれたみたいだし、こっちからはアルタン・ウルクのことを教えてあげるよぉ」
 燐寧が伝えたのは、ヤ・ウマトの攻略や大会議で解き明かした、連中の情報伝達の手段などの生態。そして伝達の行き着く先、『中枢』がディヴィジョン内にありそうだということ。そして、恐らくは『守護』をエネルギー源としていること。
 これもまた、境界を接するイスカンダルには価値の高い情報のはず。
『アルタン・ウルクは『全てを飲み込み一つとする』と、預言は伝えています』
 預言。彼しか知り得ないそれを口にしたのは、彼なりに情報価値の帳尻を合わせようとしたためか。
『蹂躙と繁殖による亜人の戦略と似ているともいえますが……、本質的にまったく違うものと考えて良いでしょうね』
 何にせよ、まだまだ不明点のある彼等について、現状で言えるのはその程度だろう。
 他のディヴィジョンの話が出たところで、オルカが次の問いへと水を向ける。
「では、リグ・ヴェーダについてはどうだ?」
 アルタン・ウルク同様イスカンダルの者にとっては目下の脅威であろう。東方へ遠征していたのなら、その情報も持っているはず。
「教えてくれるなら、ディヴィジョンを移動する方法を教える」
 価値としてはつり合うと見たか、促すザラスシュトラに対し、オルカはそれを伝える。
「オベリスクを利用している。ナポレオンが研究したものと姿は似てるが、機能は異なるものだ」
 一時的に他の世界へ行き来できる転送装置であり、大勢での移動も可能である。さすがに所在地については伏せておいたが。
『なるほど、それは便利ですね……』
 亜人は感心するような調子でそう呟いた。その価値について吟味しているようだが……。
「今度はそちらの番だ」
『良いでしょう――リグ・ヴェーダの恐ろしさは、ディヴィジョン全てが空を飛ぶという理不尽さです』
 見知った知識と、恐らくは『預言』を交えて、彼は語る。
『現在のリグ・ヴェーダは完成形ではありません。≪戴冠の戦≫では、あの巨大な大陸が自由に空を移動する事になります。
 そうなれば、地上を這いずるしかできぬ者は、対抗する手立てがありません。お前達の拠点も空を飛ぶようですが……同じ空を飛ぶ拠点同士であれば、巨象に踏みつぶさる蟻の末路となるでしょう』
 新宿島の存在は、彼等には知られているらしい。七曜の戦で知ったか、法生が情報源になったという線も考えられるが、ともかく。
『≪戴冠の戦≫の前に、リグ・ヴェーダを地に堕とさねばならないところなのですが……あるいは、そのオベリスクの力があれば攻略できるやもしれませんね』
 先程の、感慨深げな溜息はそれゆえか。少しばかり思索に沈んでから、ザラスシュトラは情報提供を締めくくる。
『ですが、気を付けなさい。その力を多用すれば、排斥力を失う事になるでしょうから』
「……それは、忠告か?」
 敵対する相手から聞くものとしては少々異質であろうそれに、オルカが眉根を寄せる。
『さあ、どうでしょう』
 解釈はご自由に。そう言って、ザラスシュトラは四本の腕、その爪の一つで、テーブルをこつりと鳴らした。

『そろそろ、お前達の侵入の痕跡が見つかる頃合いでしょう』
 確かに、窓の外が少し騒がしくなったような気配もある。だが幽閉塔に向かう、というこちらの目的はわかっていないはず、ここに踏み込まれるまで、まだ時間的余裕はあると見て良いだろう。
 ――単騎のジェネラル級と対峙する、この稀有な機会をどのように終わらせるか。
 ザラスシュトラはテーブルに片手を置いたまま、ディアボロス達の出方を窺っている。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

クロエ・アルニティコス
……まぁ、今はいいでしょう。
そう言って構えていた杖を下ろし、交戦の意図がないことを示します。
目前の亜人を殺せないのは忸怩たる思いですが、1年前なら知らず、今はそう一刻を焦る気持ちもありません。

お互い今は命を預けておきましょう。
アルタン・ウルクにリグ・ヴェーダ。勝利しなければならない相手は他にもいるのですから。
……そういえば、ダレイオスはリグ・ヴェーダに付くようですね。
であれば、あれは私たちにとってだけでなく、お前たちにとっても勝利しなければならない相手となったことでしょう。
1対1でお前があれと戦って勝てるかは知りませんが……戦える状況を作ることさえできれば、例えディアドコイ評議会の一員といえど、私たちは勝ちます。

暗に「ダレイオスを倒すことはお互いの利益が一致する」「戦える状況を作れば撃破はこちらでやる」と伝え、ダレイオス撃破に役立つことを別れ際に聞けないでしょうか。
聞けるにせよ聞けないにせよ、幽閉塔に亜人どもが集まってくる前に離脱。
【光学迷彩】を使用し来た道を戻ります。


●未来の振れ幅
 ジェネラル級の亜人、奇妙な預言能力を持つクロノヴェーダ。ある種有益な情報を口にしたものの、いずれは必ず倒すべき相手……ザラスシュトラの様々な要素を天秤に乗せて、ディアボロス達は選択を下す。
「……まぁ、今はいいでしょう」
 そう言って、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)は構えていた杖を下ろした。
 目前の亜人を殺せないのは忸怩たる思いだが、そう一刻を焦るほどではない――少なくとも今はそう思える。
「お互い今は命を預けておきましょう。アルタン・ウルクにリグ・ヴェーダ。勝利しなければならない相手は他にもいるのですから」
『賢明ですね』
 いかにも余裕に溢れた様子に引っ掛かる部分はあるが、そこを追及しても実はないだろう。
 クロエは幽閉室の扉へと手を掛けながら、外の気配を探って帰還の算段を立てる。潜入時にも気配を消し、戦闘による騒ぎが生じることもなかった。未だこちらの位置も目的も把握していないであろう兵達が相手であれば、脱出は容易と見て良い。
「そういえば、ダレイオスはリグ・ヴェーダに付くようですね」
『……でしょうね』
 去り際の問いに、ザラスシュトラが答える。
 情報交換でもないそれに率直に返したのは、ここで戦いを挑まなかったことで、『話の通じる相手』と見られているためか……少なくとも、この要素は覚えておいても良いかもしれない。
『私は大王が存命である限り、蹂躙戦記イスカンダルを裏切る気はありませんが……制約の緩んだ今、そういう者も出てくるでしょう』
「悠長ですね。リグ・ヴェーダに下るのなら、お前達にとっても直接の敵となるはずですが?」
 話のついでに『共通の敵』という形に誘導すれば、他ディヴィジョン同様攻略に役立つ情報を引き出せるのでは――という見込みではあったが、ザラスシュトラはそこからは何も言わぬまま、細く片目を開いてこちらを一瞥するのみ。
 ようやく口を開いた彼は、結局それに応じることは無かった。だが、その代わりに。

『お前達ディアボロスが、クロノヴェーダにとって不倶戴天の間柄なのは覆す事は出来ません。しかし、一時的であれば、共に戦う未来も否定できないでしょう』

『その未来があるか否か、それを決めるのは、おそらく、お前達です』

『情勢は常に揺れ動き、未来もまた変化していく……その変化の中心に、お前達ディアボロスがいるのですから』

 預言者はかく語りき。
 返答を求めたものではないのだろう、薄く開かれていた瞼がまた落ちる。
 ディアボロス等と預言者ザラスシュトラとの邂逅は、こうして幕を閉じた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2024年05月24日

ペルセポリスの預言者

 攻略旅団の方針により、《七曜の戦》で東方戦線にいたはずのジェネラル級亜人『預言者ザラスシュトラ』の行方に関する調査を行った結果、ザラスシュトラはイスカンダルの方針に反対した事で前線から外され、ペルセポリスの塔の一つに幽閉されているようです。
 ペルセポリスを支配するジェネラル級亜人『ダレイオス3世』の動きが慌ただしくなっています。
 警戒が緩んでいる隙をついて、ペルセポリスに侵入する事ができれば、幽閉されている、ザラスシュトラと接触できるかもしれません。


預言者ザラスシュトラ
ダレイオス3世

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選択肢『預言者ザラスシュトラとの会話』のルール

 ジェネラル級亜人『預言者ザラスシュトラ』と会話を行います。
 ザラスシュトラは、ディアボロスと争うつもりが無いようで、ディアボロスが知る知識と交換に、会話に応じてくれるようです。
 ザラスシュトラには、嘘偽りが通用しない可能性があるので、その点を心得て会話に挑んでください。
 ザラスシュトラは、ディアボロスから齎された情報の価値に等しい情報を返してくれるようです。

※会話の情報について
 ザラスシュトラは、蹂躙戦記イスカンダルにとって価値のある情報であればある程、高く評価するようです。
 ディアボロスにとって重要でも、蹂躙戦記イスカンダルにとって価値が無い情報については、低い評価となるので、対価とする情報の選び方が重要になるかもしれません。
 プレイングでは、『デァイボロスが提供する情報』と『ザラスシュトラから得たい情報』および『交渉の姿勢や交渉時のセリフ』を、それぞれ提示してください。

 預言者ザラスシュトラが知らない情報については、答えることが出来ないので、ザラスシュトラの持つ知識を予測する事も必要となるでしょう。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『選択肢で提示された、攻略旅団からの調査・探索依頼関連の情報を収集する。情報を得た場合、その精度が上昇しやすい。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『幽閉塔からの脱出』のルール

 預言者ザラスシュトラが幽閉されている塔から撤退します。
 会話で情報を得た結果、戦闘を行わずに撤退する場合と、戦闘を仕掛けた後に敵の増援が現れて、やむを得ず撤退する場合がありえます。

 どちらの場合でも、状況に合わせた適切な脱出方法で塔からの脱出を行ってください。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾施設を警備するトループス級『オークファランクス兵』のルール

 施設の警備を行っているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 撃破する事で、施設での行動を行いやすくなります。
 撃破せずに行動する場合は、行いたい行動の選択肢を選びつつ、👾への対策などを同時に行う必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿幽閉塔の預言者『預言者ザラスシュトラ』のルール

 ペルセポリスの塔に自ら幽閉されている、ジェネラル級亜人『預言者ザラスシュトラ』に決戦を挑みます。
 ペルセポリスは、ダレイオス3世の拠点であり、少人数で潜入しているディアボロスの戦力では、ジェネラル級との決戦に勝利する事は難しいでしょう。
 ただ、勝利の可能性は0では無いので、ザラスシュトラを何が何でも、ここで撃破しなければ危険だ……と判断した場合は、決戦を挑むべきかもしれません。

 この戦闘を行った場合、高い確率で、敵の増援が発生してしまいます。
 増援が塔に現れてしまうと、勝利は不可能となるので、撤退せざるを得なくなるでしょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

※特殊ルール
 ザラスシュトラとの決戦に参加できるのは、『少人数で潜入したディアボロス』のみとなります。
 既に、別の選択肢のリプレイでプレイングが採用されていないディアボロスは、この選択肢のリプレイで採用される事はありませんので、注意してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「ジズ・ユルドゥルム」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。