【断頭革命グランダルメ奪還戦】プトレマイオスの王子
このシナリオは【断頭革命グランダルメ奪還戦】に関連する特別シナリオです。
断頭革命グランダルメのジェネラル級及び、一時的な協力関係を構築した『火刑戦旗ラ・ピュセルのキマイラウィッチ』、『蹂躙戦記イスカンダルの亜人』、漂着後に各勢力の支配下に置いた『TOKYOエゼキエル戦争の大天使とアークデーモン』の軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。
この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。
このシナリオの攻撃対象は、【亜人の稲妻の王子ケラウノス】の軍勢です。
『稲妻の王子ケラウノス』は、ディアボロスに滅ぼされたジェネラル級亜人『救済者プトレマイオス』の子息の名を奪ったジェネラル級亜人ですが、ディアドコイ評議会には列せられていません。
この戦いで功績を立て、ディアボロスに奪われたカナンの地を攻める権利を認めてもらうつもりのようです。
「成功したシナリオ数×5%」だけ、「㉒稲妻の王子ケラウノス」の敵残存率を低下させます。
さらに『【断頭革命グランダルメ奪還戦】蹂躙阻止』の選択肢をクリアした上で成功したシナリオについては、「1シナリオごとに追加で10%」敵残存率を低下させます。
【断頭革命グランダルメ奪還戦】残党軍を削れ(作者 メリーさんのアモル)
#蹂躙戦記イスカンダル
#【断頭革命グランダルメ奪還戦】プトレマイオスの王子
#断頭革命グランダルメ奪還戦
#㉒稲妻の王子ケラウノス
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#㉒稲妻の王子ケラウノス
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●稲妻の王子の進軍
『稲妻の王子ケラウノス』が配下の軍の前に立つ。
『ケラウノス』配下の軍勢は『プトレマイオス』軍の残党が主力となっているようだ。
「プトレマイオス軍の強さを、我らが大王、『イスカンダル』様に見せつけるのだ! 我こそは、『救済者プトレマイオス』の後継者! この戦いの功により、ディアドコイ評議会に連なり、ディアボロスに奪われた『カナンの地』を奪い返し、その支配者となるのだ!」
配下の士気は高く、やる気十分に『ヴェネツィア』に向けて進軍している。
「新路上の、人間どもの集落を蹂躙し、最短距離で、ディアボロスの拠点に向かえ! 我らが、この戦いの一番槍となるのだ」
トループス級の旺盛な戦意が鬨の声として響く。
●残党軍を削れ
「《七曜の戦》後に姿を消していた断片の王『人形皇帝ナポレオン』は、スイスを最終拠点とし、オベリスクの力を利用して、起死回生の策を講じていたようだねぇ」
時先案内人のプリメーラ・ヴィダル(セイレーンのパイレーツ・g10812)が状況を振り返る。
「しかしそれを、あんたらディアボロスはいち早く察知。『ナポレオン』の目論見を打破し、追い詰める事が出来たわけだ」
とはいえ、まだ勝ちが決まったわけじゃない、とプリメーラは言う。
「追い詰められた『ナポレオン』は、ディアボロスへの復讐心を利用して『火刑戦旗ラ・ピュセル』のキマイラウィッチを決戦に誘った上、グランダルメの豊富な人口を餌に、『蹂躙戦記イスカンダル』の亜人達まで引き入れ、ディアボロスとの決戦を戦い抜こうとしているようだよ」
もし万一、『ナポレオン』がこの戦いに生き残れば、オベリスクの力を使って、北アフリカに疑似ディヴィジョンを創造し、その力を取り戻してしまうだろう、とプリメーラは言う。
「世界史に名を残す英雄の名を持つ、『ナポレオン』と、『イスカンダル』という、2体の断片の王と戦う事になるよ。激しい戦いになるだろうね」
「今回はそのための前哨戦だ。あんたらに戦ってもらうのは、『稲妻の王子ケラウノス』の配下だ」
『稲妻の王子ケラウノス』は士気が高く、周囲の街を蹂躙しながら、最短距離で進軍しているらしい。
「ただ、一部の部隊は確実に街を蹂躙するため、街に残ったようだ。必須ではないけど、可能なら街に残った部隊も撃破してほしい」
それができれば敵の戦力拡大を阻止できるはずだ、とプリメーラは言う。
「『イスカンダル』の軍勢が、18世紀の北イタリアや東フランスの人口を飲み込んでしまえば、繁殖により亜人の軍勢は飛躍的に強化されるだろうねぇ、下手をすれば、手が付けられなくなる可能性だってある」
第一目標が『ナポレオン』なのは言うまでもないが、『イスカンダル』も決して無視できる勢力ではない、とプリメーラは言う。
「この奪還戦における、ディアボロスの作戦方針は、戦争後の状況に大きな影響を与えるかもしれないねぇ。ま、今はとにかく、この前哨戦を勝ち抜くことだね」
そう言って、プリメーラは話を締め括った。
リプレイ
喩・嘉
※アドリブ・連携歓迎
街を蹂躙するために街に残った、か。見た目通りすぎる外道中の外道だな
さっさと退場してもらおうか
【泥濘の地】を活性化して敵の移動速度を低下させておく
敵の移動速度が遅くなるのは何をするにしてもこちらに有利に働くからな
危険な状態にある民衆がいれば攻撃を庇う
安全な場所に向かうように指示
敵の攻撃方向や位置を民衆の被害が出ないような位置へ誘導するように立ち回る
こいつとは前にも戦ったことがある
その手には乗らないぞ
羽扇を振るい「王佐土砂計」を使用。土石流でまとめて押し流してやる
【反撃アップ】を活かして、敵の攻撃を受けての反撃でダメージを稼いで
できるだけ多くの個体を倒す
ディアナ・レーヴェ
襲われそうな一般人がいるなら、喩嘉や守都と連携しつつまずは間に割って入るわ!
そのまま私は敵陣に全力で突っ込んで、混乱させると共に思いっきり目立って、敵の注意を逃げる一般人からこちらに集めていく。
ほーら、お望みの「女」ならこっちにも居るわよ!
そうして引き付けた敵は穴に落として(【隣人墜落の計】)そのまま銃弾叩き込む。
【防衛ライン】は、どうしても手の届かない一般人がいれば緊急避難で展開するし、そういう事がなければ避難誘導を支援する形で使用ね!
敵の反撃は極力利き腕以外で受けようと位はするけど、正直防御に気を使うよりさっさと攻め落としたいわ。
血が流れるなら、むしろそれを見せつけるように小さく笑いましょう。
うん。美味しそうな獲物でしょう?
おいで。
(…あーあ、気持ち悪い視線だなあ)
…
焦ってるつもりはない。
いつもと同じようにニコニコしてるし、私が軍師を自称する割に突進しがちなのも平常運転。
ただ。その「寄生」の仕方が気に食わないのは事実。
…その女の人のお腹は、お前みたいな奴の居場所じゃないわ。
返して。
守都・幸児
※アドリブ・連携歓迎
蹂躙なんざさせるわけねえだろ
にしても気色悪い敵だな
歴史だけじゃなく民の肉体まで奪ってやがるのが気に入らねえ
これ以上何も奪わせやしねえぞ
…全部奪い返してやる
俺の使う技は「定」
結界の壁を展開する技だ
喩嘉の泥濘の地に上乗せするように
無数の結界で敵の動きを妨害してやる
敵が触れれば刃に変じる結界だ
そのまま切り刻まれろ
民が襲われそうになっている場合は
民と敵の間にも結界を張って敵から守り、その間に避難させるぞ
皆と連携して住人の避難誘導、敵の足止めをする
俺自身も武器の鉄骨をぶん回して敵を殴り飛ばす
そのまま結界に押し付けて結界の刃で切り刻んでやる
そうやって攻撃したり結界で進路を妨害したり囲ったりしながら
敵群をひとまとめになるように誘導
喩嘉の土石流で一網打尽にしてもらうぞ
思いっきりぶちかましてやれ
皆と互いの位置や情報はまめに確認し合って
街全体を手分けして周り、生き残った敵の見落としがねえようにするぞ
一体残らず片付ける
ここはてめえらの土地じゃねえ
てめえらにくれてやるもんなんざ、何もねえんだ
「街を蹂躙するために街に残った、か。見た目通りすぎる外道中の外道だな。さっさと退場してもらおうか」
そう言いながら、トループス級亜人『ミミック』と民衆の間に立ち塞がるのは、漆黒の髪に赤い瞳、そして魅力的なホクロが印象的な美形インセクティアのディアボロス、喩・嘉(瑞鳳・g01517)だ。
「あぁ、蹂躙なんざさせるわけねえだろ。にしても気色悪い敵だな。歴史だけじゃなく民の肉体まで奪ってやがるのが気に入らねえ。これ以上何も奪わせやしねえぞ。……全部奪い返してやる」
その言葉に頷き、敵の行動にディアボロスらしい怒りを発露しながら、やはり『ミミック』と民衆の間に立ち塞がるのは、短い黒髪をオールバックにした姿がかっこいい鬼人のディアボロス、守都・幸児(祥雲・g03876)だ。
「私が軍師よ! 作戦は――私が突っ込むから民衆の保護はよろしくッ!!」
最後に、そう堂々と名乗りをあげながら、『ミミック』と民衆の間に立ち塞がるのは、銀髪に白い肌、そして天真爛漫な表情が可愛らしいディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)だ。
そして、ディアナは有言実行とばかりに、早速敵陣へと全力で突っ込んでいく。
「ほーら、お望みの「女」ならこっちにも居るわよ!」
その堂々たる宣言は望み通り、『ミミック』の視線を一斉に集める。
『ミミック』達は腕を肥大化させつつ、思い思いにディアナに向けて進撃を開始する。
「陣形は綺麗じゃないけど、これだけ密集していれば!」
直後、軍師たるディアナの計略『隣人墜落の計』が発動。
ディアナに殺到していた『ミミック』達が落とし穴に落下する。
その隙を逃さず、ディアナは『MG13-G機関銃』で『ミミック』を攻撃する。
その間に喩・嘉と幸児は民衆に避難するように指示を開始する。
中には死にかけて必死に助けを乞う人間もいるようだが……。
「こいつとは前にも戦ったことがある。その手には乗らないぞ」
流石は神算軍師というべきか、それが偽の死体による命乞いであると看破し、『瑞鳳凰扇』を奮って、『王佐土砂計』を発動。土石流を起こして、まとめて押し流していく。
同時に発動するはパラドクス効果【泥濘の地】。地面が泥濘へと変化し、『ミミック』達の足を取る。
見抜かれたことに気付いた『ミミック』がなりふり構わず、民衆と喩・嘉へ向けて攻撃を開始するが。
「定め、留め、戒めろ」
幸児が民衆との間に割り込み、パラドクス『定』を発動する。
紙符を放って無数の結界を展開し、行く手を阻む。
「そのまま切り刻まれろ」
腕を肥大化させて襲いかかる『ミミック』に対し、結界は刃へと変わり、襲いかかる。
ディアナも、さらに『ミミック』の気を惹くために、『ミミック』の能動的な攻撃を受けて負傷した利き手ではない方の腕を高く掲げ、叫ぶ。
「うん。美味しそうな獲物でしょう? おいで」
『ミミック』達はそれに意識を奪われ、再びディアナの方に向かって攻撃を始める。
(「……あーあ、気持ち悪い視線だなあ」)
と、そう思いながら。
決してディアナは焦っているわけではない。その天真爛漫な笑顔はいつもの通りだし、軍師を自称しつつも突進しているのもいつものこと。
けれど。
ただ。その「寄生」の仕方が気に食わないのは事実。
「……その女の人のお腹は、お前みたいな奴の居場所じゃないわ。返して」
再びディアナの計略が煌めき、『ミミック』が落とし穴に落ちる。
喩・嘉と幸児は喩・嘉の方針に従い、反撃主体で戦闘し、民衆が逃げるのを支援する。
そんな中、幸児は自身の能動的なパラドクス『定』の行使で、『ミミック』の位置をうまく妨害したり囲ったりすることで、『ミミック』の位置を調整していた。
「今だ。思いっきりぶちかましてやれ」
『王佐土砂計』が発動し、これまでの反撃と幸児の誘導でダメージを受けていた『ミミック』をまとめて撃破する。
3人は1人と2人に分かれてはいるが、全員がお互いの状況を見て、フォローしあいながら戦いを進めている。
反撃主体で戦っているため、少しずつ負傷が蓄積してはいるものの、能動的な攻撃の場面だけに絞ってみれば、ほぼ反撃による負傷を受けずに戦えている状況だった。
2人の軍師と頼もしい戦士の見事な連携は、やがて街を蹂躙する一部隊を殲滅するまでに至った。
「ここはてめえらの土地じゃねえ。てめえらにくれてやるもんなんざ、何もねえんだ」
敵がいなくなり安堵した民衆の前で、幸児が呟く。
まだ蹂躙している部隊はいるだろう。
「これ以上継戦するのは難しいだろう…次の戦闘に備え、ここは退きましょう」
喩・嘉の言う通り、今は一部隊を潰すので精一杯だ。
3人は民衆の安全を再確認した後、速やかに戦場から撤退した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【防衛ライン】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
伏見・萬
(連携アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
齧り取って帰る仕事だな、了解だ
食い放題なのはイイが、あんまりがっつくわけにもいかねェなァ
やり過ぎて大怪我すンのはうまくねェ。この後もある、こいつァまだまだ前菜みてェなモンだ
周囲の仲間と連携、味方同士で死角をなるべく減らす立ち回りを心掛ける
戦況の把握に努め、味方を見失わないように注意
美味いか不味いか…さァ、どうだろうなァ
少なくとも気分は悪くねェよ
俺ァ、奴らを喰い尽くす獣みてェなモンだからな
(ほれこの通り、と【月喰らう牙】使用。呪詛を纏って狼の姿になる)
敵群に突撃し、敵の間を駆けて、爪や牙で攻撃
より傷が深い敵を優先して狙い、撃破可能な敵は最優先で仕留め、できるだけ効率よく敵の数を減らす
敵が投げる盾は叩き落とす
戻って来るつもりの盾が戻って来なきゃ、攻撃の手も止まるだろうし
盾が使えねェ間に、その喉笛食い千切ってやる
負傷は然程気にしないが、敵群への深入りは避ける
撤収開始のタイミングは周囲と合わせ、必要に応じて仲間の移動を補助
全員の離脱を確認してから戦場を離れる
孫・リア
萬殿、山羊の姿してるけど亜人でクロノウェーダだからたぶん美味しくないと思うよ~まぁ食べるのは止めないけどね……クロノウェーダって美味しいのかな……ってそんなことは今考えなくていいんだよ私!
みんなと連携して敵を減らすわよ、もし万が一にこっちの敵も民のほうへ行くかも知れないことを想定して民の盾になるように立ち回るわ
へーその大きな盾投げられて更には戻ってくるんだ、けどこうしたら戻ってこれないかな?
盾がこちらに投げられたら『槍雨』で上空へと飛んで、私に攻撃を仕掛けてきた亜人剣闘士達と投げられた盾を中心に槍の雨を降らせてさらには私も槍で滑空攻撃で奇襲するわ!
こんなに槍が降ってたらその盾戻ってこれないでしょう?そして盾がないなら防御も容易にできない!
滑空して地上に戻ったら槍と偃月刀で辺りの敵を薙ぎ払った後みんなとタイミングを合わせて撤退するわよ!
……断片の王同士利害が一致しててイスカンダル側も蹂躙する気満々みたいだけど……貴殿らの好きになんてさせないから!
【アドリブ共闘歓迎】
エイレーネ・エピケフィシア
プトレマイオスの死……わたしが漂着する少し前に起きたエジプトの奪還戦から、一年半ほどが経っているのですね
蹂躙戦記イスカンダルとの戦いも、既に長大な旅路になっていると思い知らされます
此度の戦はその集大成。必ずや亜人どもの目論見を砕いてみせましょう!
『精霊たちの召喚』を発動し、人間大の梟と蛇の精霊を召喚
梟は敵の頭上から襲いかかって、目から放つ光線で地上を薙ぎ払い、近くにいる獲物に対しては首を蹴りつけて骨を粉砕します
梟は足元を這い回って盾をすり抜けては、鎧の隙間に毒牙を立てて敵を抹殺していきます
敵の堅固な防具や陣形が通用しづらい攻撃を天と地から浴びせ、容易に対応できないように
そしてわたしの攻撃に気を惹かれると、仲間たちの技が突き刺さるように仕向けましょう
敵が振るう盾に対しては《神護の輝盾》を手に応戦
盾と盾をぶつけ合わせて衝撃に耐え、身体への直接の打撃を防ぎます
互いの盾が拮抗する間に精霊を操り、敵を撃破
ある程度の戦力を削ったら包囲される前に撤退します
この勝利を、奪還戦での戦果に繋げてゆきしょう!
「プトレマイオスの死……わたしが漂着する少し前に起きたエジプトの奪還戦から、一年半ほどが経っているのですね」
今回の敵について聞いて、そう呟くのは銀髪に琥珀色の魅力的な瞳が目を惹くウェアキャットのディアボロス、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)だ。
「蹂躙戦記イスカンダルとの戦いも、既に長大な旅路になっていると思い知らされます。此度の戦はその集大成。必ずや亜人どもの目論見を砕いてみせましょう!」
エイレーネの士気は敵に負けず劣らず高い様子だ。
「齧り取って帰る仕事だな、了解だ」
任務について頷くのは黒髪に金の瞳そして顔の傷が目を惹くリターナーのディアボロス、伏見・萬(錆びた鉄格子・g07071)だ。
「萬殿、山羊の姿してるけど亜人でクロノウェーダだからたぶん美味しくないと思うよ~まぁ食べるのは止めないけどね」
そんな萬にツッコミを入れるのは赤茶の瞳と髪が美しい妖狐のディアボロス、孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)だ。
「あぁ、食い放題なのはイイが、あんまりがっつくわけにもいかねェなァ。やり過ぎて大怪我すンのはうまくねェ。この後もある、こいつァまだまだ前菜みてェなモンだ」
リアの言葉に萬が頷き、戦闘準備を整える。
(「……クロノウェーダって美味しいのかな……ってそんなことは今考えなくていいんだよ私!」)
その返事に思わず、余計なことを考えつつ、リアも戦闘準備を整える。
「女神に仕える聖なる獣よ、穢れし者らを狩りたまえ!」
まず先手を取ったのはエイレーネ。
ギリシアの知恵の女神アテーナーの聖獣である梟や蛇を象った、人間大の精霊を呼び出す。
梟は敵の頭上から襲い掛かり、目から放つ光線で地上を薙ぎ払っていく。
蛇は足元を這い回って盾をすり抜け、毒牙を立てていく。
パラドクス『精霊たちの召喚』だ。
その攻撃はエイレーネだけに見える光に導かれ、特に有効な打撃となる。
ともに堅牢で手堅い陣形を維持していた敵トループス級亜人『亜人剣闘士』に対し、有効な戦術であり、攻撃を防ぐためにバラバラに盾を動かそうものなら、陣形はすぐさま崩れ始める。
そうなれば、後は後ろに続くディアボロス達の攻撃、その絶好のチャンスだ。
「美味いか不味いか…さァ、どうだろうなァ。少なくとも気分は悪くねェよ」
(「ほれこの通り、と」)
萬もまた、パラドクス『月喰らう牙』を発動する。
それは呪詛を纏って月を追いかけ食う狼の名前を冠するに相応しい、黒い狼の姿へと萬の姿を変じさせていく。
陣形が乱れた敵陣に突撃、敵の間を駆けて、爪や牙で攻撃していく。
特にターゲットとするのはエイレーネの攻撃で既に負傷を負っている者達。
『亜人剣闘士』も反撃として盾を円盤投げの要領で投擲し反撃するが、萬はそれを叩き落とし、防御の方法を一瞬失わせた上で、その喉笛に噛みついて見せる。
「へーその大きな盾投げられて更には戻ってくるんだ、けどこうしたら戻ってこれないかな?」
その様子を見ていたリアも戦闘に加わる。
偃月刀『千紫』と馬上槍『万紅』を構えたリアはそのまま空高く飛び上がる。
「そこ気をつけてね……槍の雨が降るから」
2本の槍を分身させて敵の頭上に雨のように降らせ始める。
『亜人剣闘士』も反撃として、盾を投げて反撃するが、盾と槍がぶつかりあい、時空が軋みを上げる。
しかし、それも一瞬のこと。
エイレーネに陣形を乱され、そこに萬により突入され、バラバラになった『亜人剣闘士』が散発的に反撃したとて、それが何になるだろう。
精神的な優勢は圧倒的にリアの側にあった。
「こんなに槍が降ってたらその盾戻ってこれないでしょう? そして盾がないなら防御も容易にできない!」
盾が手元に戻るより早く、滑空攻撃で槍の本体で空中から一気に強襲攻撃を仕掛ける。
エイレーネに能動的に攻撃を仕掛けてくる『亜人剣闘士』のシールドバッシュを『神護の輝盾』をぶつけ合わせることで防ぎ、その隙に蛇を首元に這わせて噛みつかせる。
そのまま、さらに能動的にエイレーネは攻撃を再開する。
光に導かれたエイレーネの攻撃に始まる3人の見事な連携は見事で、戦果は圧倒的であった。
「撤退するわよ! ……断片の王同士利害が一致しててイスカンダル側も蹂躙する気満々みたいだけど……貴殿らの好きになんてさせないから!」
攻撃を終えたリアが声をかける。
「えぇ、この勝利を、奪還戦での戦果に繋げてゆきしょう!」
その言葉にエイレーネも頷きつつ、撤退を開始する。
萬も殿を努めながらそれに続いた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】LV1が発生!
【影忍び】LV1が発生!
【防衛ライン】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!