リプレイ
マティアス・シュトローマー
人々を恐怖で従わせ、力尽きるまで踊らせるなんて
同じ謝肉祭でもドイツのものとは大違いだ
集落の人々を救い、いつか本物のリオのカーニバルを見るためにも敵の企ては阻止しないとね
そっとダンスの輪に加わったら深呼吸。イメージするのは、サンバのソロダンサー・パシスタのような人々の視線を釘付けにするダンス
踵に重心を置きながら脚を小刻みに速く動かし、リズミカルにサンバノペを踏んでいこう
ノってきたら、ステップをより速く、より細かく、より軽やかに。そして情熱的に! ジャケットに付いたベルトやタグが揺れる様子も、人々の目を引くのに役立ってくれるだろうか
俺が単純なステップだけで終わるとでも?
最後まで目を離さないでね
呼吸法を使って効率的に酸素を取り入れる事で、長時間のダンスでもパフォーマンスが落ちないよう注意を払う
ウォーキングやターンといったサンバでお馴染みのアドリブで緩急を付けたら、ここぞというタイミングで得意のアクロバットを披露。笑顔も忘れないよ
【士気高揚】の効果も活用し、倒れた人々も励ます事が出来ればいいな
ナイナ・ヴィラネスティズム
※絡みアドリブ可
今までの生き方からして宮廷舞踊の類が得意ですが・・・ジャンルに囚われずダンスを楽しめばよろしいのですわね
思い切り盛り上がりましょ
大衆を惹き付けるのは踊りに込められた情熱と一際目立つ格好とお見受けしますの
ならばいつかの南瓜行列で身に纏った派手なドレス衣装で臨むとしましょう
聞けばリオのカーニバルでは極才色の大きな羽を背に着けていくのでしたかしら?ならばそれも追加で身に着けていきましょ
はしたない格好であれど場が場なら許され、郷に入れば郷に従うべきですわよ
踊りには先にも挙げた熱意以外にも「自分自身に正直になること」「格式や型に囚われないこと」「投げ出さないこと」「信じること」も念頭に置くといたしましょう
我ながら柄にもない事を申し上げますと熱く激しい炎の如きダンスで一際燃え上がるとしますわよ
一令嬢たる私のダンスの経験と才を取り入れつつ、対する悪魔の踊りを軽く消し飛ばすかの勢いで臨みますの
さあダンスタイムの開演ですわ
私の華麗で聡明で熱情の律動を取り入れた舞をその目に焼き付けなさいな
●熱き血潮を滾らせ、見せる情熱のダンスを今ここに!
「人々を恐怖で従わせ、力尽きるまで踊らせるなんて……同じ謝肉祭でもドイツのものとは大違いだ。集落の人々を救い、いつか本物のリオのカーニバルを見るためにも、敵の企ては阻止しないとね」
そう呟きながら、そっとダンスの輪に加わるのは、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)。
静かに深呼吸をしながら、イメージする。マティアスの頭の中には、超技巧で熱いダンスを披露する、凄腕なサンバのソロダンサーのパシスタだ。
人々の視線を釘付けにするダンスをする、パシスタをイメージして。
――タタンタタン。
踵に重心を置きながら脚を小刻みに速く動かし、リズミカルにサンバノペを踏んでいく。
ノってきたところで、ステップをより速く、より細かく、より軽やかに。そして情熱的に!
ジャケットが翻るたびに揺れる、ベルトやタグが奏でる音や動きも、人々の視線を奪うのに一役買っているようだ。
ダンスはまだ、始まったばかり。
そして、ここにもう一人。
「今までの生き方からして宮廷舞踊の類が得意ですが……ジャンルに囚われず、ダンスを楽しめばよろしいのですわね? 思い切り盛り上がりましょ」
ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)も、この集落へと足を踏み入れていた。
大衆を惹き付けるのは踊りに込められた情熱と一際目立つ格好。ならばとナイナは、いつかの南瓜行列で身に纏った派手なドレス衣装(ちょっぴり胸元が顕わになっている)を着て、更に……。
「これも追加で身に着けていきましょ」
その背に背負うは、極才色の大きな羽。まるで、リオのカーニバルで背負うような、あの派手な羽である。
「はしたない格好であれど場が場なら許され、郷に入れば郷に従うべきですわよ」
もちろん、ナイナには今まで培ってきたダンスの才能がある。それだけで対応できるかというとそうではないと確信している。
だからこそ、胸にある熱意だけでなく、「自分自身に正直になること」「格式や型に囚われないこと」「投げ出さないこと」「信じること」も念頭に置きながら、ふわりと周り、ステップを刻み始める。
熱い音楽は、既に敵が用意してくれている。ふっとナイナは笑みを浮かべた。
「さあ、ダンスタイムの開演ですわ! 私の華麗で聡明で熱情の律動を取り入れた舞を、その目に焼き付けなさいな!!」
気品がありながらも、熱い情熱的なダンスは、こうして、集落の皆を釘付けにしていくのであった。
もちろん、ナイナだけではない。
先ほど踊り始めたマティアスもまだ、踊り始めたばかりだ。
「俺が単純なステップだけで終わるとでも? 最後まで目を離さないでね」
彼の踊りもこれからが本番。呼吸法を知るマティアスだからこそ、出来たといっても過言ではないだろう。
効率的に酸素を取り入れる事で、長時間のダンスでもパフォーマンスが落ちないよう注意を払いながら、より、ダンスを熱く激しくさせて見せる。
ウォーキングやターンといった、サンバでお馴染みのアドリブで緩急を付けたら。
「瞬き禁止。ほんの一瞬だから」
ここぞというところで、得意のアクロバットを笑顔で披露! 更にメテオールで自身の周りにまばゆい小さな光を輝かせて、ダンスを彩る。
「倒れた人々も励ます事が出来ればいいんだけど……」
マティアスには、そこまで見る余裕はない。けれど、周りの人々が拍手喝采している様子を見る限り、きっとその想いは届いているはずだ。
二人の熱いダンスは、しっかり人々を魅了し、クロノヴェーダ達の悪のダンスから引き離すことに成功したのであった。
🎖️🎖️🎖️🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
二人の熱い、情熱的なダンスにより、泡沫のウェパル『幼体』の思惑を阻止することができた。
「…………!!」
『幼体』は、何も言わないが、かなり怒り心頭の様子。
ちなみに、儀式も失敗に終わったために、敵の弱体化もされているようだ。
今なら、彼らを一網打尽にすることが出来よう。
しかし……『幼体』の様子を監視している者達がいる。
「おいおい、こりゃ……ヤバいんじゃないか?」
「そろそろ逃げるか?」
「けど、その前に状況を……」
そう、『幼体』を村の外から監視していたクラヴィアン達が騒ぎ始めたのだ。
彼らを逃してしまえば、我々、ディアボロス達が行動していることがバレてしまう。
その前に、クラヴィアン達を何とかしないといけないだろう。
今なら、彼らも状況を把握しきれず、困惑している今が、戦いを挑むチャンスだろう。
もちろん、先に『幼体』達を攻撃してもいい。ただ、その場合はクラヴィアン達が逃げてしまう確率が高くなる。
いずれにせよ、彼らを倒すチャンスが生まれた今、戦いのときだ!!
ナイナ・ヴィラネスティズム
SPD
久しぶりにいい汗をかきましたの
湯浴みの前にそこでヒソヒソと立ち去ろうとされている方々のお相手をいたしましょう
まあ!
今の最高潮の盛り上がりにも加わるべきなのにそんな急ぎ足でどこへ向かわれようとされていて?
不意打ち気味に声かけしつつダッシュで一気に接敵してフェアリーフェンサー
妖精を変化させた細剣と妖精刀の二刀流を以て敵群を相手に切り結んでいく剣舞を披露
ダメージアップも活用して敵の蟹脚を捌いて回る
思いつきになりますが今日のお夕餉は蟹足ですわね!
蟹は食べ物ではなく敵という方もいらっしゃるでしょうけども
数が多い敵群には接敵時に掴まれないよう善処
懐を攻め入られたら反射的にマジックグレネードを投擲・爆破しての目眩しで緊急離脱を図る
エアライドで空中へジャンプしての離脱も視野に入れる
蟹と踊る趣味はございませんが跪いて命乞いをすればお相手してあげても宜しくてよ
オホホホホ!
マティアス・シュトローマー
『幼体』が冷静さを失っている隙をついて、クラヴィアン達にちょっかいを掛けよう。この場面で呼び止めるなら――
そうそう
カーニバルはまだ始まったばかりなのにノリが悪いなあ
ママに決められた門限でもあるの?
なんて挑発して敵の視線を引き付けたらパラドクスを発動。毒を含んだ熱砂のトラップを展開し、敵を地中に引き込みながらその表皮を焼いてダメージを与える。もちろん【泥濘の地】の効果で足止めするのも忘れずに
さらに、効率よく複数の敵を巻き込めるようポジション取りにも注意を払おう
情熱的なダンスだね
踊れるのなら最初から教えてくれたらいいのに
…っわ、ごめんごめん
ダンスでは笑顔も重要なんだ
笑ってよ
反撃への対策として自身の周囲に【泥濘の地】を展開。高速で向かってくる敵を僅かな間でも足止めし、隙を付いて攻撃の回避を試みる
致命傷さえ負わなければ、能力値アップの効果もあって戦いが長引くほど有利になるからね
――ほら、こんな風に!
次はステップだけじゃなくスマイルの練習もしてきてね
さて
お客さんも待ってるし、ショーの再開といこうか
●逃げる蟹を追え!
(「『幼体』が冷静さを失っている隙をついて、クラヴィアン達にちょっかいを掛けよう。この場面で呼び止めるなら――」)
そう判断したマティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)の動きは早かった。
「そうそう、カーニバルはまだ始まったばかりなのにノリが悪いなあ。ママに決められた門限でもあるの?」
どうしようかと戸惑うクラヴィアンへと、挑発したのだ。
「ななな、なんだと!!」
もちろん、彼だけではない。
(「久しぶりにいい汗をかきましたの。湯浴みの前に……そこでヒソヒソと立ち去ろうとされている方々のお相手をいたしましょう」)
気持ちよく汗をばらまきながら、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)は、その豊かな金の髪を揺らす。
「まあ! 今の最高潮の盛り上がりにも加わるべきなのに、そんな急ぎ足でどこへ向かわれようとされていて?」
「うわ、ここにも出たっ!!」
そう叫ぶクラヴィアンに、ナイナは眉を顰めた。
「嫌ですわね。その、まるで化け物でも出たかのような口ぶりは。しっかりお仕置きしないと」
そんなナイナの言葉に思わず笑みが零れるマティアスだったが。
「気付いた時にはもう手遅れ……ってね」
やることはしっかりと。蟻地獄をイメージした楽しい悪戯が展開されると同時に、クラヴィアンの足元が泥濘の地へと変化させていく。
「ぬおおおおっ!!」
敵の1体がマティアスへとクラヴィアンタックルをかましてきた。
「情熱的なダンスだね。踊れるのなら最初から教えてくれたらいいのに」
泥濘の地を自らの周りにも配置し、飛び上がるようにクラヴィアンの攻撃を躱して見せる。
「……っわ、ごめんごめん。ダンスでは笑顔も重要なんだ。笑ってよ」
軽やかなステップを披露しながら、再び、地面に手を翳してアーマイゼン・レーヴェを発動させ、攻撃を重ねていった。
「――ほら、こんな風に! 次はステップだけじゃなく、スマイルの練習もしてきてね」
「ぐああああああ!!!」
一気に4体のクラヴィアンを巻き込み、蟻地獄の渦へと引きずり込んで見せたのだった。
一方、ナイナが受け持つクラヴィアン達はというと。
「思いつきになりますが、今日のお夕餉は蟹足ですわね! 蟹は食べ物ではなく、敵という方もいらっしゃるでしょうけども」
剣に姿を変えた妖精を携え、宮廷舞踊の如く足踏みしながら。
「妖武凱閃! 妖精と斬り結ぶ剣の舞!」
決闘剣術の技を併せた、華麗な連携攻撃で、敵を翻弄させていた。それが、ナイナのフェアリーフェンサーだ。
「そこががら空きだっ!!」
いつの間にかナイナの懐に入っていくクラヴィアンも。
「残念でしたわね!」
「ぐあっ!?」
それも想定済み。マジックグレネードを投擲・爆破しての目眩しで、エアライドで空中へジャンプし緊急離脱を図って見せる。
「蟹と踊る趣味はございませんが、跪いて命乞いをすればお相手してあげても宜しくてよ。オホホホホ!」
そう高笑いしてみせながら、ナイナは再び振るうフェアリーフェンサーで、次々とクラヴィアン達を倒していったのであった。
こうして、マティアスとナイナの活躍により、逃走を図ろうとしていたクラヴィアン達は、1体も逃すことなく討ち果たされた。
「さて……お客さんも待ってるし、ショーの再開といこうか」
「ええ」
マティアスの言葉に、ナイナは得意げな笑みで頷いて見せたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
シガー・キャメル
(トレインチケット)
●一方、集落では
「……なんなの、あの二人は……」
「仕方ないわ、仕切り直しよ」
デリディーナ達と泡沫のウェパル『幼体』は、優位性を失ったとはいえ、また踊ればなんとかなると思っているようだ。
先ほどの二人がいなくなった、この機を逃すわけには……。
「そうはさせんっ!!」
人々を庇うように前に出てきたのは、シガー・キャメル(元第3特別突撃隊「Lighter」隊長・g05245)。
眼光鋭い漆黒の瞳で睨みつけながら、改造された肉体の動力炉から、高熱の火炎を放つ。
「きゃあああ!!」
驚く人々へと叱咤するかのように。
「いいから逃げろ! こいつらは、敵だ!!」
シガーがクロノヴェーダ達を指さしながら、人々を避難させようとする。
「せっかく集めた人を逃しはしないわ!」
「だから、そんなことさせないと言っているっ!!」
人々を庇うようにデリディーナ達の前に立ちはだかると、榴弾砲で先制しながら、先ほど放ったメタリックプロミネンスで焼き払う。
「まさか、ディアボロスっ!?」
驚くデリディーナに、シガーは何も言わずに、ニッと笑みを深める。
「言っておくが」
咥えていた煙草の火を消して、シガーは持っていた榴弾砲を構え直す。
「彼らには指一本触れさせない」
シガーと、デリディーナ達との戦いが、今始まる!!
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
マティアス・シュトローマー
ここまで御膳立てして貰ったんだ
第二部もバッチリ盛り上げるから覚悟しててね
ダンスカーニバルの後は射撃大会なんてどう?
的はもちろん――
救援機動力で村へと戻りパラドクスを発動。雷撃を纏った弾丸を連続で放ち、敵群に麻痺を伴うダメージを与える
命中アップの効果を活用して狙うのは急所の頭部か反撃に使われるであろう四肢
さらに村人を守るように【防衛ライン】を引き、敵や攻撃の流れ弾が向かわないよう立ち回ろう。【士気高揚】を使いながら敵を挑発し、果敢に挑む姿を見せれば村人を勇気付ける事も出来るだろうか
中途半端なダンスをしている君達
見た目が派手なだけじゃ、人の心は動かせないよ
ダンスはおしまい
それに一緒に踊るパートナーは募集してないんだ
反撃としてこちらに向けられた手脚はライオットシールドで弾き、捕縛された場合も呼吸法を使う事で気道を確保。ダメージを最小限に抑えたい
さらに、敵が油断したところで反撃アップの効果を乗せ、至近距離から弾丸を撃ち込んでいく
的ならまだまだ…って、早くも残りはひとつだね
ラストは華々しく飾ろうか
ナイナ・ヴィラネスティズム
WIZ
味方との協力・連携可
この場から逃げ出そうとした輩には無事お帰りいただけましたし、
こちらは引き続きお祭りを楽しむといたしましょう
まあ!ダンスのお次は射撃大会とは趣向がガラリと変わられましたわね
ではでは私の腕を一つお見せするとしますわ
敵さんは的になるように誘われていらっしゃいますようなのでさりげなく中指を立てて挑発
敵の攻撃により過度な窒息状態に陥らないように腹式呼吸に切り替えてからヴィラネスト・デスペラード
氷の魔力で生成したLMG・64丁を念動力で操作して64丁分の氷製フルメタルジャケット弾による弾幕を以て蜂の巣にしていく(制圧射撃)
まだ生き残っているようなら追撃
呪い?立っていられないように仕留めていけばよろしい
祭りの主催たるこの場がしらけないほどの盛り立てていくだけでしてよ
的を確実に射抜ける快感こそ至高ですのよ
重量こそありますので扱いが難しいですが皆様もおひとついかがでして?
私にはこれ(魔銃)がありますのでトドメはこちらで十分ですし
派手かつ公明正大にやっていきましょう
●激しいカーニバルは続く?
「この場から逃げ出そうとした輩には無事お帰りいただけましたし、こちらは引き続きお祭りを楽しむといたしましょう」
ちょっぴり怖い顔をしているのは、気のせいだろうか?
次にナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)は、集落内へと視線を戻す。
「ああ、ここまで御膳立てして貰ったんだ。第二部もバッチリ盛り上げるから覚悟しててね」
にこっと笑みを浮かべて、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)が集落内にいるクロノヴェーダ達へと指差して、更に言葉を続けた。
「ダンスカーニバルの後は射撃大会なんてどう? 的はもちろん――」
物凄い勢いで、マティアスが集落へと入って、すぐさま放つのは、ブリッツシュラーク。
「はい、ストップ」
それは空を切り裂く稲光のように。閃光の中、狙いを定めて……早速、固まっているデリディーナ達へと放って見せた。
「いやあああああ!!!」
叫ぶデリディーナ達を見ながら、ナイナも口元に手を添えて、声を上げる。
「まあ! ダンスのお次は射撃大会とは趣向がガラリと変わられましたわね。ではでは、私の腕を一つお見せするとしますわ」
さりげなく、ちらりと中指を立てて、デリディーナ達を挑発した後、呼吸を整えつつ……。
「硝氷弾雨! 一帯を霜焼け野原にせし、豪雪の宴!」
氷の魔力で作られたLMGを山のように召喚、魔法による遠隔操作で氷製の弾をばら撒くように、デリディーナ達へと乱射したのだ。マティアスも派手な攻撃であったが、ナイナもまた負けないくらい派手な攻撃だ。
二人は息を合わせて、しかも集落の人々を守るように駆け回る。
「中途半端なダンスをしている君達! 見た目が派手なだけじゃ、人の心は動かせないよ」
「呪い? 立っていられないように仕留めていけばよろしいだけ。祭りの主催たるこの場がしらけないほど、盛り立てていくだけでしてよ!」
勇猛果敢に敵を蹂躙していく二人を見て、集落の人々も気づいたようで、逃げたり隠れたりする者も現れているようだ。
「早く、こいつらを止めましょう!!」
「じゃなきゃ、ここにいる人達が
……!!」
慌てて、デリディーナ達も、人魚の唄を歌い出し、マティアスを攻撃していこうとすると。
「ダンスはおしまい。それに一緒に踊るパートナーは募集してないんだ」
ライオットシールドで弾き、ダメージを最小限に抑えつつ、もう一度、お返しと言わんばかりにブリッツシュラークを放って見せる。
「的を確実に射抜ける快感こそ至高ですのよ! 重量こそありますので扱いが難しいですが……皆様もおひとつ、いかがでして?」
ナイナも召喚した銃を指さしながら、得意げに残りのデリディーナを始末していく。
「私にはこれがありますので、トドメはこちらで十分ですし。派手かつ公明正大にやっていきましょう」
ナイナは愛用の魔銃【SR45型・エレンスゲ】を大切そうに擦りながら、微笑んで見せていて。
「的ならまだまだ……って、早くも残りはひとつだね」
気が付けば、立っているのはナイナとマティアス。
そして、もう一人。
「な、なんで、ここにお前達が
……!?」
少しずつ焦り始めるアヴァタール級の泡沫のウェパル『幼体』だけ。
「ラストは華々しく飾ろうか」
そのマティアスの言葉に、ナイナも自信に満ちた笑みで頷いて見せるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
アンナ・ラークリーズ
家族の千歳(g10944)と参加
ここまで重要な決戦が色んな世界で重なってるとどうしても人が足りないところが出てくるねえ。少ない人数で良く頑張った。せめて最後は手伝わせて
くれ。【パラドクス通信】で連絡を取り合いながら戦う。
リオのカーニバルね。私の専門は歌だが、一族には優れた舞手がいたしねえ。最終人類史にきて、リオのカーニバルを知っての情熱な踊りは実に魅力的だった。あのパッション溢れる踊りはある意味すごく元気が出る。本当に戦友に感謝だ。
さて、戸惑っているところ悪いが、最後の戦いを挑ませてもらうよ。悪いがカーニバルはサプライズがつきものだ。
ただ、流石に蝕む毒は辛い。【忍耐力】【精神集中】で耐えるが、長くはもたないねえ・・でもこれでも長く戦場に立ってきたからね。目の前の敵見ればこの世界の住民がどんなに苦しめられてきたのかわかる。その住民からの
【託されし願い】を胸に【高速詠唱】で念球操術を発動。【全力魔法】でぶつける。
うう、この老体にこの毒は辛い。千歳、大丈夫かい?先陣は務められたかね?
近衛・千歳
家族のアンナさん(g09972)と参加
人手不足らしいし、救援機動力で加勢にきたよ。本当に色んな事が重なってるよね。戦友のみんな、遅くなってごめん。最後の締め、手伝うよ。
リオのカーニバルね。私はダンスの専門家ではないけど、家族に芸術家多いし、世界の習慣を理解するのも仕事だから、あのパッション溢れるダンスは大好きだなあ。まあ悪い儀式に使われちゃうのも皮肉だ。
これで幼体なんだ・・・良く気をつけないとどこまでも流されそうだね。で
もアンナさんの方がキツそうだし、どこまでも相手の動きを【観察】し、【追跡】。どこまでも【貫通撃】【連射】で黎明の導きで妨害してやる。いざという時は赤銅色のワイヤーで腕の【捕縛】も視野に入れるよ。
ただ、本当にアンナさんがピンチなら【高速詠唱】でダークネスフリップ発動!!容赦無く攻撃させてもらうよ。この世界の皆さんからの【託されし願い】【強運の加護】の力も借りる!!
状況によってはアンナさんを背負って撤退することも考える!!後は頼んだ!!
●初手は助太刀。新たに加わった力と共に!
「リオのカーニバルね。私の専門は歌だが、一族には優れた舞手がいたしねえ。最終人類史にきて、リオのカーニバルを知っての情熱な踊りは実に魅力的だった。あのパッション溢れる踊りはある意味すごく元気が出る。本当に戦友に感謝だ」
そう先ほどの仲間達の活躍を呟きながら、救援に駆けつけるのは、アンナ・ラークリーズ(清光のフィエリテ・g09972)と。
「私はダンスの専門家ではないけど、家族に芸術家多いし、世界の習慣を理解するのも仕事だから……あのパッション溢れるダンスは大好きだなあ。まあ悪い儀式に使われちゃうのも皮肉なことだけど」
アンナに付き添い、やってきた近衛・千歳(暁紅のチェルカトーレ・g10944)だ。
「少ない人数で良く頑張った。せめて最後は手伝わせてくれ」
「戦友のみんな、遅くなってごめん。最後の締め、手伝うよ」
少ない人数でここまでやり切れたのは、ディアボロス達の守りたいという力が成したこと。
そして、今、新たな助っ人を加え、いよいよ、アヴァタール級である泡沫のウェパル『幼体』との戦いが始まる。
「さて、戸惑っているところ悪いが、最後の戦いを挑ませてもらうよ。悪いがカーニバルはサプライズがつきものだ」
にっと笑みを深めながら、アンナはさっそく念珠操術を泡沫のウェパル『幼体』へと放っていく。
「くっ……まだ、まだ負けるわけにはいかぬのだ!」
泡沫のウェパル『幼体』もまた、触れると肉を腐敗させる穢れ泡を放って、反撃してくる。
「これで幼体なんだ……良く気をつけないと、どこまでも流されそうだね」
千歳もまた、真紅の望遠鏡兼銃である黎明の導きで、牽制を掛けるものの、思った効果は得られない様子。
泡沫のウェパル『幼体』が放つ、荒れ狂う大海を、嵐のような海水の流れを避けることで、更に阻害されている。
と、その間にも、アンナも泡沫のウェパル『幼体』からの穢れ泡を浴びて、何とか耐え忍ぶものの、それも限界はある。
「長くはもたないねえ……でも、これでも長く戦場に立ってきたからね」
と、そのとき、アンナの脳裏にこの島の住人たちの姿が浮かび上がってきた。
「助けてくれてありがとう」
「あともう一体だよ!」
「頑張って
……!!」
倒れた人々を守りながらも、ディアボロス達へと声援を送る姿が見えた。
「これは……この期待に応えなくてはならないな」
「アンナさん!!」
そうやら、この島の人達の姿は、付き添いできた千歳にも届いた様子。二人は顔を見合わせ、息を合わせる。
「これでも……」
「喰らうんだよっ!!」
アンナの渾身の力を込めた念珠操術と、千歳のアンナを守りたい思いが込められたダークネスフリップが、泡沫のウェパル『幼体』へと降り注がれて。
「うああああああ!!!」
その場から離れる泡沫のウェパル『幼体』を見送りながら、アンナは膝をつく。
「うう、この老体にこの毒は辛い。千歳、大丈夫かい? 先陣は、務められたかね?」
「ええ、しっかりと。後は頼んだよ!!」
千歳は傷ついたアンナに肩を貸しながら、その場を離れていったのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!
マティアス・シュトローマー
お、いいところに!
頼もしい援軍も駆け付けてくれたし、負ける気がしないな
逃げようとしても無駄だよ
この弾丸はちょっと変わってるから
パラドクスを発動。敵が狼狽えている機を逃さないよう速攻を仕掛け、具現化した氷の柱達を足場に高く跳躍。見通しの良い高所から、ウェパルの『幼体』に数多の氷柱を放ち攻撃していくよ
命中アップの効果も乗せて狙うのは、急所である頭部や動きを封じるのに有効な関節部分。ダメージアップとダブルの効果も合わせて効率良く敵の体力を削れるよう立ち回ろう
俺をアシストしてくれる足場にも、敵を貫く刃にもなる――驚いて貰えたかな?
せっかくのお祭りなんだ
雨だろうが大嵐だろうが最後まで楽しもうよ
こちらへと向かってくる海水は、パラドクスで具現化した氷の柱か戦場にある障害物を足場に【エアライド】で跳び回る事で回避を試みる
さらにライオットシールドを盾にすれば大嵐をやり過ごすのに一役買ってくれるだろうか
TOKYOエゼキエル戦争から遠路遥々ご苦労様
今度会う時まで本物のカーニバルについてきちんと予習して来てね
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
味方との協力・連携可
まあ!さてはダンスを楽しまれる機を逃されましたのね?
ですがこちらの機を作っていただいたことには感謝しますの
敵の放つ呪いの歌声への対策としてこちらも大声で歌唱(ただし奇声を上げているかの如く音痴)を披露
敵の歌声を耳と心の内に入れて精神を蝕まれないように自身の口より紡ぐ清廉なる歌声でうまく相殺していく(精神攻撃を防御に転用)
そんな歌よりも私の金切り声の方が数万倍上手でしてよ!
万が一聴き入れてしまう恐れがあればマジックグレネードを敵に向けて投擲・爆破、爆音と爆風の衝撃を利用してのかき消しを狙う
攻撃の機会が巡ればハイパーブラスター
手に持つ魔銃に私と妖精の魔力を乗せた必殺の光線を敵にお見舞いする(貫通撃)
光線を放ちながら敵にじわじわと近づいていき、距離を詰めたところで敵の喉元を光線で切り払うように一閃
下手で耳障りなお歌はそこまででしてよ
ここから先は私を守る勝利に向けたファンファーレのお時間ですの
●響き渡る歌(?)と共に、最後のフィナーレをあなたに
「まあ! さては、ダンスを楽しまれる機を逃されましたのね? ですが、こちらの機を作っていただいたことには感謝しますの」
予期せぬ援軍にナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)は、嬉しそうにそう笑顔を返す。
「お、いいところに! 頼もしい援軍も駆け付けてくれたし、負ける気がしな……」
そう、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)も言葉を返そうとした、次の瞬間。
泡沫のウェパル『幼体』が、人魚の唄を歌い出し。
「ならば、こちらもっ!! きぇぇぇーーー!!!」
ナイナも反抗して歌……いや、奇声……? けれど、一応、音程があるのでやはり歌唱? を披露していた。
「……ま、負ける……かも?」
少し耳を塞ぎながら、思わず、マティアスが呟く。もう少し、塞ぐ手が遅かったら、自身の耳も危うかっただろう。
「そんな歌よりも、私の金切り声の方が数万倍上手でしてよ!」
「なんですってっ!!」
ナイナと泡沫のウェパル『幼体』の激しい口論が巻き起こっている。敵の歌を相殺するためか、金切り声だけでなく、マジックグレネードを敵に向けて投擲、爆破もしていくので、マティアスの耳が悪くなりそうだ。
いや、それよりも。
「逃げようとしても無駄だよ。この弾丸はちょっと変わってるから」
気持ちを切り替えて、アイスツァプフェン(アイスツァプフェン)で、見通しの良い高所から数多の氷柱を放ち、攻撃を重ねていく。
「くっ……!! なんなの、なんだっていうのよっ!!」
「俺をアシストしてくれる足場にも、敵を貫く刃にもなる――驚いて貰えたかな?」
そういうマティアスに、泡沫のウェパル『幼体』は睨みつけてくる。
「せっかくのお祭りなんだ。雨だろうが大嵐だろうが最後まで楽しもうよ」
「うるさい、黙れっ!!」
怒り心頭な泡沫のウェパル『幼体』が、これでもかと荒れ狂う大海を放ってきた。
「うわ、やってきたね。おっとっと……」
マティアスは華麗に飛び上がり、持っているライオットシールドを展開しながら、なんとか敵の攻撃を耐え切って見せる。
と、そこに。
「下手で耳障りなお歌は、そこまででしてよ。ここから先は、私を守る勝利に向けたファンファーレのお時間ですの」
魔銃【SR45型・エレンスゲ】で、自身と妖精の魔力を込めた強力な光線を魔銃から撃ち出すと。
「破弾一閃! 我と妖精の魔力を併せし、光の一撃!」
そのまま妖精刀【カノー】へと持ち替え、泡沫のウェパル『幼体』を切り伏せる。
それだけではない。その攻撃に合わせるように。
「狙いを定めて――」
マティアスのアイスツァプフェンが放たれたのだ。ナイナとマティアス、二人の攻撃が泡沫のウェパル『幼体』を捉え、切り刻み貫いていく。
「あああああああっ!!!」
断末魔を上げて、倒れる泡沫のウェパル『幼体』に、マティアスは告げた。
「TOKYOエゼキエル戦争から遠路遥々ご苦労様。今度会う時まで、本物のカーニバルについてきちんと予習して来てね」
こうして、ディアボロス達の活躍により、恐ろしいフィスティバルは止められ、それを起こしていたクロノヴェーダ達を打ち倒すことが出来た。
倒れていた人々も無事だった人々に救われ、怪我はしているが命に別状はない様子。
ディアボロス達は彼らの救援を行った後、人々に見送られながら、その場を後にしたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!