リプレイ
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
オベリスク群とは、また……とんでもないものをいくつも隠していたものだ
悪魔のごとき『決戦兵器』だな
何という非道なことをする……
亡国の兵士をたたき起こし、あまつさえ操るとは……
……許せない
今は亡き、機械化ドイツ帝国の同胞よ
あなた方を、再び眠りに還そう
眠りを妨げ、騒がせた者には、俺達が鉄槌を下そう
どうか安らかに
戦場を偵察、観察しつつ状況を把握
パラドクス通信で仲間と声掛け連携を取り、情報共有
霧から現れる敵影を先行察知し、霧の名残に紛れつつ
タワーシールドを構え、魔力障壁を展開し先制攻撃に備え
先手をとれる場合は、PD攻撃を
仲間の死角を補うように立ち回り、狙いを合わせ
一撃で倒せる敵>消耗した敵を目安に優先し狙う
味方の死角や隙を狙う敵を攻撃し、必要に応じディフェンス
敵を観察しつつ、隙を看破し狙い澄ました銃撃を
攻撃動作を看破し、反撃に備え
魔力障壁で超密度の炎を防ぎつつ、タワーシールドの面で押し返し、直に炎が触れるのを防いで忍耐を
こんな事を、いつまでも許しはしないよ……
オベリスクを止めよう
ヴェルチ・アリ
…おい。何やってるんだ、お仲間たち(どうしてこのような呼びかけが自然と行えるんだろう)
復讐心に燃えてるみたいだね。その様じゃあ、まるでどっちが復讐者か、分かったもんじゃないや(自分はこいつらの事なんて何も知らないはずだ)
たださぁ。復讐の矛先はちょっと違うんじゃない?(どうしてこの様に俺は語り掛ける事が出来るんだろう)
思い出せよ、我が同胞。本当に復讐するべきは誰なのか。(ウチだって何も覚えていないくせによく言うよまったく)
【火炎使い】を使い、相手の炎を超える炎で呑み込み、燃やし尽くす。
【温熱適応】を使い、味方を敵の高温攻撃から少しでも護る。
誰がその烙印を押し付けた。誰が苦しめてくれと頼んだ。悲しむため、憎む為、辛い思いをするためにこの世界に産み落してくれ等、誰が願うというのか(これは相手の復讐心に違和感を覚えさせるための方便だ)
なぁ。そうだろ?本当に焼き尽くし焼き熔かすべきなのは、本当に憎いのは、この世界のシステムじゃあないか(なのにどうして私は、ここまで)
アドリブ、絡みを歓迎します
「オベリスク群とは、また……とんでもないものをいくつも隠していたものだ。悪魔のごとき『決戦兵器』だな」
パラドクストレインの中で、与えられた情報を聞き、呟くのは機械化ドイツ帝国出身のディアボロス、エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)だ。
「何という非道なことをする……。亡国の兵士をたたき起こし、あまつさえ操るとは……。……許せない」
エトヴァはその感情のままに拳を握りしめる。その許せないという気持ちはディアボロスとしての力になることだろう。
パラドクストレインを降り、エトヴァは霧へと突入する。
片手に銀色のタワーシールド『Hushed Audience』を構えながら、もう片手の【パラドクス通信】の通信機を持って。
「復讐を! 復讐を! 復讐を!」
やがて、霧の中から人影らしきものが見えてくる。
小さな機械の翼のようなものを持った影、間違いなく、事前情報にあった今回のトループス級。トループス級ゾルダート『失敗作たち』であろう。
一斉に霧の中から姿を出した『失敗作たち』は掌の上に熱量エネルギーを凝縮させ超密度の炎を以てエトヴァに迫る。
エトヴァはそれをタワーシールドで押し返して防御し、反撃としてパラドクス『Wunderfarber』を発動。タワーシールドから『Νέμεσις―β』と『Νέμεσις―α』を覗かせ、テクニカルな射撃で応じる。
そこに、【パラドクス通信】による情報共有を受けて、もう1人のディアボロスが合流してくる。
「…おい。何やってるんだ、お仲間たち」
姿を現すなり、『失敗作たち』に声をかけるのは過去の記憶を持たないサイボーグのディアボロス、ヴェルチ・アリ(火喰らい・g03614)だ。
「復讐を! 復讐を! 復讐を!」
「復讐心に燃えてるみたいだね。その様じゃあ、まるでどっちが復讐者か、分かったもんじゃないや」
しかし、『失敗作たち』から返ってくる言葉はがむしゃらに復讐を願う言葉ばかり。
「たださぁ。復讐の矛先はちょっと違うんじゃない? 思い出せよ、我が同胞。本当に復讐するべきは誰なのか」
「復讐を! 復讐を! 復讐を!」
ヴェルチは自分なりにトループス級に言葉をぶつけてみるものの、暖簾に腕押し、意味を為したようにはとても思えない。
「だったら……、迸れ、迸れ…奔流よ、炎よ、閃光よ、ホトバシレッ!!」
ヴェルチの体内で、魔力及び体内の熱エネルギーが凝縮、活性化していく。
瞳が蒼く輝き、活性化されたエネルギーが蒼炎のビームとして、『失敗作たち』に向かって放たれる。
それは己が内に滾り狂う凶火を制御しようとした無謀、その証。けれどもそれは人が追い求める導きの光のように美しかった。名を『ルッリョの閃焔』という。
「復讐を!!!!!」
しかし、そんな美しい光も『失敗作たち』の心には通じない。
対する『失敗作たち』も、全身をオーバーヒートさせ攻撃に転じる。
オーバーヒートしたその熱を周囲に放出し、一気にヴェルチを飲み込む。
「誰がその烙印を押し付けた。誰が苦しめてくれと頼んだ。悲しむため、憎む為、辛い思いをするためにこの世界に産み落してくれ等、誰が願うというのか」
ヴェルチはその熱を受け止めながら、さらに言葉を紡ぐ。
「なぁ。そうだろ?本当に焼き尽くし焼き熔かすべきなのは、本当に憎いのは、この世界のシステムじゃあないか」
「復讐を!!!!!」
「少なくともこのトループス級に対しては、無意味のようだな」
エトヴァはその様子を見て、残念そうに呟いた。
「今は亡き、機械化ドイツ帝国の同胞よ。あなた方を、再び眠りに還そう。眠りを妨げ、騒がせた者には、俺達が鉄槌を下そう。どうか安らかに」
だから、エトヴァは再び『Νέμεσις―β』と『Νέμεσις―α』をタワーシールドから覗かせ、今度は能動的に攻撃を敢行する。
「――道を、拓く」
エトヴァのテクニカルな射撃が周囲の復讐に燃える『失敗作たち』達を打ち倒していく。「復讐を! 復讐を! 復讐を!」
再び迫る反撃の一撃を、タワーシールドの面で押し返し、耐える。そうして、呟く。
「こんな事を、いつまでも許しはしないよ……。オベリスクを止めよう」
敵の数は着実に減少しているが、まだ完全に殲滅するにはもう一手必要になりそうだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【温熱適応】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
自分はドイツ開放戦には参加していません。ディアボロスになった時には、もう戦いは終わっていました。
それを語っても、自分に対する憎しみが削がれる事はないのでしょうね。自分だって、イスカンダルに関係のないクロノヴェーダでも許してはおきません。それが復讐者です。
……でも、彼等の復讐は偽物です。解き放って、もう一度眠らせるであります。
到着後【パラドクス通信】で仲間と交信、戦況や布陣を確認し、迅速に討ち漏らしを掃討します。
無双馬に騎乗し、長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを構えます。
【盾槍陣】のパラドクスで、槍と盾の複製を無数に具現化し、展開してファランクス陣形を組ませ、諸共に突撃します。
突進と共に叩き付ける盾群で敵を押し込み、体勢を崩したところへ、盾の間からの槍衾で刺し貫いてゆきます。
敵との射線上に並べたスクトゥムで反撃の火炎を防御し、威力を弱めてダメージに耐えます。
騎馬の機動力を活かして戦場を駆け回り、残る全てのトループスを殲滅するであります。
「自分はドイツ開放戦には参加していません。ディアボロスになった時には、もう戦いは終わっていました」
パラドクストレインから降り立ち、そんなことを嗄れ声で呟くのは不健康な顔立ちの女性ディアボロス、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)だ。
「復讐を! 復讐を! 復讐を!」
その視線の先には、壊れたテープレコーダーのようなことを呟きながら2人のディアボロスと交戦を続けるトループス級ゾルダート『失敗作たち』の姿。
「それを語っても、自分に対する憎しみが削がれる事はないのでしょうね」
バトラには自身の理屈が相手に通じないと思う根拠があった。それは。
「自分だって、イスカンダルに関係のないクロノヴェーダでも許してはおきません。それが復讐者です」
自分とて復讐者、ディアボロスだからだ。
「……でも、彼等の復讐は偽物です。解き放って、もう一度眠らせるであります」
だから、バトラは無双馬『青縞』に騎乗し、長槍『サリッサ』と魔力の盾『スクトゥム』を構え、臨戦体制を取る。
既に【パラドクス通信】による通信で戦況や敵の布陣は分かっている。
後は迅速に討ち漏らしを掃討するのみ。
「ファランクス、アグレシオ!」
パラドクス『盾槍陣(ファランクス)』が発動する。バトラの周囲に『サリッサ』と『スクトゥム』が無数に具現化し、空中に浮かび上がる。
その様子はまさにパラドクスの名前の通り重装歩兵密集部隊(ファランクス)のようであった。
そして、バトラは『青縞』に拍車をかけ、一気に『失敗作たち』達に向けて突撃する。
初撃は密集した『スクトゥム』による押し込む。
対する『失敗作たち』も身体中から蒸気を噴き出して温度調節を行いながら、超高温の炎の塊を、敵目掛けて射出することで対抗する。
炎の塊と密集配置された『スクトゥム』がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
だが、逆説連鎖戦は概ね攻撃側に有利。バトラがぶつかり合いを制し、僅かに負傷を負いつつも、『スクトゥム』を押し付け、『失敗作たち』達のバランスを崩していく。
そうして、バランスを崩したところを『スクトゥム』の隙間から『サリッサ』で攻撃。
『失敗作たち』を串刺しへと変えていく。
騎馬の機動力を活かして戦場を駆け回るバトラは2人のディアボロスが討ち漏らした敵を着実に殲滅し、やがて全ての『失敗作たち』を殲滅したのであった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
「現れたましたね、ディアボロス!」
霧の中から一際大きい影が姿を現す。
アヴァタール級ゾルダート『撒布者・アルブレヒト』だ。
「よくも新しい我が部下達を……。必ず復習してくれましょう!!」
復讐を! と叫び、『撒布者・アルブレヒト』が臨戦体制を取る。
トループス級よりは言葉が通じそうだ、会話で揺さぶりをかけることも不可能ではないだろう。
どうするからディアボロス次第だ。
ヴェルチ・アリ
…新しい部下ならもうちょっとしっかり人の話聞くように教育しといてよまったく。僕だって色々言いたいことはあったのに見事に総スルー食らってかなーり辛いんですけど。
まぁいいや。ちょっと恨み言ついでに、あんたに聞きたいことがあるよ。
そのまさに、人の話を聞く間もなくぶつかってきた奴らの事なんだけどさ。
まぁ、復讐したいってのはそうなんだろう。自分がいた場所を滅ぼされたら、そんな気持ちにもなると思う。僕も新宿島を滅ぼされるときついし。
にしても。それにしたって、今の奴等の感情は明らかにおかしかったぞ。
復讐を!復讐を!復讐を!…いや、壊れたラジオでももうちょっと言葉の種類は多いって。流石にあんたもこれはちょっとどうかと思うよね?
…なぁ。知らず知らず、自分の脳みそを、思考を、心を、弄ってる誰かがいる。
さっきの奴等を、そしてあんたを、そうしている誰かがいる。
それってさぁ。
…嫌な気持じゃないか?
アドリブ、絡みを歓迎します。
「……新しい部下ならもうちょっとしっかり人の話聞くように教育しといてよまったく。僕だって色々言いたいことはあったのに見事に総スルー食らってかなーり辛いんですけど」
姿を現したアヴァタール級アビスローバー『撒布者・アルブレヒト』に対し、そう言葉をかけるのは先程のトループス級との戦いでも目覚ましい活躍をしたヴェルチ・アリ(火喰らい・g03614)だ。
「ディアボロスですか。あなた方は我々ゾルダートにとって我らが映えある『機械化ドイツ帝国』の仇。わざわざ交わす言葉などないでしょう」
そう言いつつ、『撒布者・アルブレヒト』が即座に攻撃を仕掛けてこないのは、お互いの攻撃の機会を伺っているからだろう。
「まぁいいや。ちょっと恨み言ついでに、あんたに聞きたいことがあるよ」
「答える義務はないですよ」
「そのまさに、人の話を聞く間もなくぶつかってきた奴らの事なんだけどさ」
釣れない返事をする『撒布者・アルブレヒト』にもめげず、ヴェルチは言葉を続ける。
『撒布者・アルブレヒト』も迂闊に攻撃を仕掛け手痛い反撃を受けたいわけではないので、睨み合いを続けながら、やむなくその言葉はその耳に入ってくる。
「まぁ、復讐したいってのはそうなんだろう。自分がいた場所を滅ぼされたら、そんな気持ちにもなると思う。僕も新宿島を滅ぼされるときついし」
「ほう、はじめてお互い理解し合える点があったようですね、まぁ無意味ですが」
『撒布者・アルブレヒト』が頷く。
それに対し、だが、とヴェルチは続ける。
「にしても。それにしたって、今の奴等の感情は明らかにおかしかったぞ」
「ほう、結局我らが誇り高きゾルダートを侮辱するのですか?」
そうではない、とヴェルチは首を横に振りながら話を続ける。
「復讐を! 復讐を! 復讐を! ……いや、壊れたラジオでももうちょっと言葉の種類は多いって。流石にあんたもこれはちょっとどうかと思うよね?」
「愚かな。それだけ彼らの怒りが大きいということですよ」
まだ、『撒布者・アルブレヒト』には届かない。
「……なぁ。知らず知らず、自分の脳みそを、思考を、心を、弄ってる誰かがいる。さっきの奴等を、そしてあんたを、そうしている誰かがいる」
「笑止。我らがゾルダートの感情を弄るなど、そのような存在がいるわけ……いるわけが……」
言い切れず、『撒布者・アルブレヒト』の言葉がフェードアウトする。
「だが確かに、我らが『機械化ドイツ帝国』の科学者達が作ったゾルダートが、如何に失敗作と言っても、あそこまで理知を失ってしまうものだろうか」
『撒布者・アルブレヒト』の心に、僅かに自身の気持ちへの猜疑心が生まれる。
「それってさぁ。……嫌な気持じゃないか?」
『撒布者・アルブレヒト』は黙り込んだままだ。
だが、分かる。ディアボロスの言葉を信じ始めている。
もう一押しで、彼は真実を受け入れることだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
とうやら、完全に洗脳されてしまっている訳では無さそうでありますね。
誇り高い兵士を自認するのなら、復讐などという言葉は出てこないのであります。
自国を滅ぼした相手に、感情に任せて復讐したところで、自分達の気が晴れるだけです。
国に仕える軍人なら、冷静な作戦行動として報復を行うべきでありますよ。
グランダルメを守る為に、自動人形達と戦おうとしている自分達を阻止する作戦に、帝国軍人である貴方達が従う理由がありますか?
国が滅びても、貴方達が生きているなら復興は可能であります。ならば、復讐よりも帝国の復活の為に行動するのが軍人であります。
その上で、ディアボロスと戦いたいというのなら、受けて立ちます。自分達にも、貴方達と戦う理由はあるのです。
貴方達も、誰かに操られるのではなく、自分の意志で戦って下さい。
「とうやら、完全に洗脳されてしまっている訳では無さそうでありますね」
先のディアボロスとアヴァタール級ゾルダート『撒布者・アルブレヒト』のやり取りを見て、そう言葉を発するのは先のトループス級との戦いで見事な活躍をして見せたバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)だ。
黙り込んでしまった『撒布者・アルブレヒト』にバトラは語りかける。
「誇り高い兵士を自認するのなら、復讐などという言葉は出てこないのであります」
「そ、それは……」
端的に語りかけた一言に『撒布者・アルブレヒト』は目に見えて動揺する。
「自国を滅ぼした相手に、感情に任せて復讐したところで、自分達の気が晴れるだけです。国に仕える軍人なら、冷静な作戦行動として報復を行うべきでありますよ」
「…………」
バトラの言葉に反論が思いつかないのか、『撒布者・アルブレヒト』は思わず黙り込んでしまう。
「グランダルメを守る為に、自動人形達と戦おうとしている自分達を阻止する作戦に、帝国軍人である貴方達が従う理由がありますか?」
と、その言葉に『撒布者・アルブレヒト』はぴくりと顔を上げる。
「グランダルメ? 『断頭革命グランダルメ』か。我々は奴らに良いように利用されているよ?」
先ほど一笑に付した可能性。だが、『撒布者・アルブレヒト』はそれを笑えなかった。その程度には『撒布者・アルブレヒト』は自身の現状に無視できない猜疑心を抱くまでに至っており、それほどにディアボロスの言葉に真実味を感じていた。まぁ真実なのだから当然ではあるのだが。
「国が滅びても、貴方達が生きているなら復興は可能であります。ならば、復讐よりも帝国の復活の為に行動するのが軍人であります」
「ディヴィジョンの復興、か。面白い事を言う。だが、確かにそうだな。我ら栄えある『機械化ドイツ帝国』のゾルダート。『断頭革命グランダルメ』程度に良いように利用されるのは面白くない」
『撒布者・アルブレヒト』は再び戦闘態勢をとる。
「となれば、ここを切り抜けねばな。結局『断頭革命グランダルメ』の利になるのは業腹だが、貴様らとて我らと敵対するディアボロス。ここで孤立した私を見逃す理由はなかろう?」
「えぇ。自分達にも、貴方達と戦う理由はあるのです。貴方達も、誰かに操られるのではなく、自分の意志で戦って下さい」
「もちろんだ。我々は『断頭革命グランダルメ』の手駒などではない。『機械化ドイツ帝国』の忠実なる兵士なのだから!」
もはやその口から復讐などと言葉が出ることはなく。
復讐心を失った以上、彼に与えられた強化も消えたはず。
あとは、倒すだけだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
「兵士としての誇りを取り戻せたようでありますね。では自分も、兵士として真っ向からお相手しましょう」
無双馬に騎乗して対峙します。
先程は偉そうな事を言いましたが、自分は祖国の復興に興味はありません。特に良い思い出は無いのです。
それでも、聡明で公平で優しかったご主人様を殺したクロノヴェーダは存在ごと許しません。無関係な帝国軍人だろうと鏖殺です。
【炎の双槍】を具現化します。ピルム=ムルスやツインランサー等と呼ばれる双刃槍を頭上で旋回させながら突撃します。
突撃の勢いと遠心力を加えた斬撃を叩き込み、刃から放つ炎で焼き切ります。
槍の旋回の勢いを殺さず、反撃のマシンアームを打ち払い、高熱には炎で対抗しダメージを弱めて耐え抜きます。
突進の勢いのまま距離を取り、追撃に備えましょう。
「ラ・ショー=ド=フォンの攻略という任務の邪魔はさせませんよ。」
内心の復讐心は隠して、冷静な兵士として行動します。
本物の復讐や憎悪や怨嗟は、軽々しく表に出すものではないのです。
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
機械化ドイツ帝国の忠実なる兵士として、か……
祖国を同じくする者として、複雑な思いはあるが
ディアボロスとして、手を抜かず対峙するまでだ
戦況を観察しつつ、敵の位置と動きを把握
パラドクス通信を併用し、味方と連携を取り
包囲や、敵の攻撃を散らせる立ち位置を取ろう
連携を重視し、両手の銃でPD攻撃
仲間との攻防の合間や、攻撃直後の隙を看破し、的確に狙い澄ました弾丸を穿つ
アルブレヒトが焦りや隙をみせれば看破し、銃弾を連射し叩き込もう
十字を描く弾丸は、武装を取り回す腕の付け根や胴、頭部を狙い
ダメージアップを重ねて、速やかに倒そう
敵の攻撃には、茨の魔力障壁で全身を包むように護りつつ
毒ガス噴出の動作を看破し、濃度の高い直撃方向を避けて、腕のタワーシールドを掲げて防ぐ
装備のガスマスクとコートで直接接触をなるべく避けて忍耐を
貴方を倒したディアボロスが、断頭革命グランダルメを討ち果たす
敵国に良いように使われた、その無念くらいは、置いていってもいいだろう
安らかに眠ってくれ
「もちろんだ。我々は『断頭革命グランダルメ』の手駒などではない。『機械化ドイツ帝国』の忠実なる兵士なのだから!」
ディアボロスの揺さぶりにより、見事復讐心を克服し、ディアボロスとの戦いに生き残らんとマシンアームを展開しつつ、そう告げるのはアヴァタール級ゾルダート『撒布者・アルブレヒト』だ。
「兵士としての誇りを取り戻せたようでありますね。では自分も、兵士として真っ向からお相手しましょう」
その言葉も頷きながら、揺さぶりの話し相手となっていたディアボロス、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)もまた、無双馬『青縞』に騎乗し、戦いに備える。
(「機械化ドイツ帝国の忠実なる兵士として、か……」)
と一人独白するのはトループス級との戦いを主導した後、会話の様子を伺っていたエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)だ。
機械化ドイツ帝国出身であるエトヴァはその言葉に複雑な思いを抱きつつ、戦いになった以上は手は抜かぬ、とばかりに両手に銃、『Νέμεσις―α』と『Νέμεσις―β』を構える。
(「ディアボロスとして、手を抜かず対峙するまでだ」)
エトヴァとて熟練のディアボロス。その辺りの覚悟はとうの昔に決まっている。
「クリス カリドゥス!」
バトラがパラドクス『炎の双槍』を発動させ、2本の長剣を柄で繋いだ形状をした異形とも言うべき見た目の魔槍を具現化させる。
(「先程は偉そうな事を言いましたが、自分は祖国の復興に興味はありません。特に良い思い出は無いのです」)
それでも、とバトラは独白する。
(「それでも、聡明で公平で優しかったご主人様を殺したクロノヴェーダは存在ごと許しません。無関係な帝国軍人だろうと鏖殺です」)
構えるは先ほど具現化させた異形の魔槍。バトラはこれを双刃槍と呼んでいる。
これを旋回させながら、『青縞』に拍車をかけ、バトラは一気に突撃する。
「来ますか。覚悟なさい、ディアボロス」
バトラの突進の勢いと双刃槍を旋回させる遠心力を加えた斬撃とそこから放たれる炎による焼き切り攻撃に対し、『撒布者・アルブレヒト』は右手のマシンアームを稼働させ、受け止める。
双刃槍とマシンアームがぶつかり合い、そして、マシンアームの先端についた高音の鉄棒の熱と双刃槍から放たれる炎がぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
搦手無しの正攻法によるぶつかり合い。これがもし、復讐の心に囚われたままの『撒布者・アルブレヒト』相手であれば、戦闘は拮抗、もしくは最悪の場合反撃側有利で終わっていたかもしれない。
だが、相手にはもはや復讐心による強化はない。
逆説連鎖戦はディアボロスの有利に終わり、バトラは多少の熱によるダメージを受けながらも、『撒布者・アルブレヒト』に炎と切断による大きなダメージを与える。
「やるな、ディアボロス。そしてこれは……なるほど、そう言うことか」
『撒布者・アルブレヒト』はこの攻防でようやく自身が先ほどまで強化されており、そしてそれが解除されたことに気付いた。
僅かに慌てた『撒布者・アルブレヒト』は判断力を僅かに低下させ、思わず能動的にバトラを追い、追撃せんとするが、バトラはそれより早く、突撃の勢いに任せ距離を取り、追撃に備えていた。
「――結束を力と成せ」
端的に言おう、『撒布者・アルブレヒト』は慌てた結果として、失念していた。
『撒布者・アルブレヒト』の注意は自身を説得してきた2人のディアボロスに向いていた。それ以外のもう1人のディアボロスのことは注意から外れていた、と言っても良い。
その失念されていたもう1人のディアボロスことエトヴァはやや戦場から離れたところにいたし、それも無理からぬことだろう。
だが、決してエトヴァは戦闘を放棄してなどいない。油断なく敵を観察し、攻撃の好機を狙っていたのだ。
そして、バトラを追って、自身に背後を向けたその瞬間をこそ、エトヴァは見逃さなかった。
完全に無防備な背後に対し、2つの銃から合計5つもの弾丸が放たれる。
それは両肩、鳩尾、頭、そして心臓と人間であれば急所となるであろう場所を矢継ぎ早に撃ち抜いた。
「ぐっ!?」
『撒布者・アルブレヒト』は慌てて再度振り返り、左手のガス噴出口をエトヴァに向ける。
その動きは素早く、流石と言ってもいいだろう。だが、それはエトヴァからすれば遅く、既にその動きを先読みした本命の一撃が放たれたところだった。
ガス噴出口から放たれた無色透明感知不能の毒ガスと銃弾がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
だが、『撒布者・アルブレヒト』が咄嗟にはなった反撃に対し、狙い澄ました本命の一撃が負けるはずもない。
結果は攻撃側有利に終わり、狙い澄ました弾丸は『撒布者・アルブレヒト』の体に突き刺さる。
「くぅ、見事だ」
2人のディアボロスによる連携の前に、『撒布者・アルブレヒト』はただ、そう言う他なかった。
「貴方を倒したディアボロスが、『断頭革命グランダルメ』を討ち果たす。敵国に良いように使われた、その無念くらいは、置いていってもいいだろう。安らかに眠ってくれ」
「ふん、その言葉には感謝しよう。だが、私はまだ立っている、眠るつもりは毛頭ない」
エトヴァの優しい言葉に、『撒布者・アルブレヒト』は首を振り、再びマシンアームを構える。
「ラ・ショー=ド=フォンの攻略という任務の邪魔はさせませんよ」
その様子を見て、バトラはそう言いながら、双刃槍を構え直す。
本物の復讐や憎悪や怨嗟は、軽々しく表に出すものではない、とばかりに、内心の復讐心は隠して、冷静な兵士としてバトラは言い放つ。
戦いはまだ、始まったばかりだ。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
レイ・シャルダン
連携・アドリブ歓迎です。
思い出しますね、貴方達と戦ったあの日々を
決して相容れぬ存在ではありましたが
国の為に忠実に戦い続けた貴方達の事を憎く思う事は無かった。
むしろ、違う世界の、違う空の過去と未来であったとしても
最後まで忠義に生きて散って行ったドイツの先人達の姿が、
最後は何処か誇らしくもあった。
ゴーグル型電脳デバイス『Boeotia』のテンプルをノックして起動
≪ - 人機接続:Lynx of Boeotia - ≫
『Boeotia』と精神と全武装をリンクさせ
人と機械が互いを補い合い、相乗効果を発揮した『人機一体』の状態へ。
右手には煌剣『シュトライフリヒト』
飛行ユニット『アクロヴァレリア』を最大出力で噴射し
その推進力で敵に迫り、パラドクスを発動
境界線ごと敵を横一文字に一閃します。
反撃のガスはアルヴァーレから展開する『結界術』で遮断して護ります
またこうして、相対する事になるとは思いませんでした。
違う世界の先人達、貴方達の望むそれとは違うでしょうが、
100年後のドイツはとても平和で良い国ですよ。
シル・ウィンディア
帝国の兵士として、か。
それじゃ、その想いに応えるためにも…。
わたしも、わたしのできる全力を尽くさせてもらうよ。
それじゃ、やろっかっ!
左手に創世の光剣をもって敵に向って走りつつ高速詠唱を開始。
敵の大型ハンマーには注意しつつ…。
間合いに入る直前にサイドステップのフェイントを入れて攪乱していくよ。
ちょっとでも気を惹けたらそれでいいの。
その間に味方が攻撃してくれたらいいしね。
わたしも、サイドステップの着地と同時に…。
全力魔法の十芒星精霊収束砲を撃つよっ!
全力全開、遠慮せずにもってけーーーっ!!
撃った後は、サイドステップとバックステップを組み合わせて敵からの離脱を行うね。
動いて動いて、簡単に的は絞らせないっ!
敵パラドクスはマントで体と口を覆って防御体勢を取るよ。
ガードアップもあるから多少は軽減できるでしょう。
…ね、何かいい残すことはない?
代わりのナポレオンに言って来てあげるよ。
ないなら…。
おもいっきりぶん殴ってくるだけでいいかな?
それじゃ、ゆっくり休んでね。
わたし達は先に行くから…
「思い出しますね、貴方達と戦ったあの日々を」
攻防が一度ひと段落し、お互いがパラドクスの発動タイミングを測り合う睨み合いの状況に反転する中、そう言ってアヴァタール級ゾルダート『撒布者・アルブレヒト』に語りかけるのは、銀髪が美しい、柔和な表情の少女、レイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)だ。
「私にとってはつい先日の事のようだが。その口ぶりからするに、あれから随分と時が経っているようだな」
『撒布者・アルブレヒト』は油断なく周囲を警戒しつつも、レイの言葉に応じる。
「決して相容れぬ存在ではありましたが、国の為に忠実に戦い続けた貴方達の事を憎く思う事は無かった」
「ほう」
「むしろ、違う世界の、違う空の過去と未来であったとしても、最後まで忠義に生きて散って行ったドイツの先人達の姿が、最後は何処か誇らしくもあった」
「散っていくかは、まだ分からんぞ、ディアボロスよ。我らはここからでもやり直してみせよう。帝国の兵士として」
復讐心を失った『撒布者・アルブレヒト』の戦意は衰えず、まだ戦いを諦める様子はない。
「帝国の兵士として、か」
その言葉に青い髪に大きな青い瞳の少女、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が呟く。
「それじゃ、その想いに応えるためにも……」
そう言って、シルは淡い碧色の刀身を持つショートソード『創世の光剣』を左手に構える。
「わたしも、わたしのできる全力を尽くさせてもらうよ。それじゃ、やろっかっ!」
「あぁ、私も全力を尽くすのみだ」
頷きあうと同時、シルが『創世の光剣』を構えたまま、敵に向かって前進する。
同時、レイもゴーグル型電脳デバイス『Boeotia』を、テンプルをノックすることで起動する。
≪ - 人機接続:Lynx of Boeotia - ≫
『Boeotia』と精神と全武装をリンクさせ、人と機械が互いを補い合い、相乗効果を発揮した『人機一体』の状態へとレイは到達する。
右手に構えるは蒼き光の刀身を持つサイバーレイピア、もしくは単に煌剣と呼ばれる『シュトライフリヒト』。そして、背部に背負う高出力の飛行ユニット『アクロヴァレリア』の出力を上げ、一気に『撒布者・アルブレヒト』へ肉薄する。
どう見ても先に到達するのは高出力ユニットで最短距離を超加速してくるレイ。
『撒布者・アルブレヒト』はそう判断し、まずレイの方へと向き直る。
「これより攻勢に出ます」
『シュトライフリヒト』が持ち上げられ、攻撃体制に入ったのを見逃さず、『撒布者・アルブレヒト』もまた左腕のガス噴出口をレイに向ける。
直後、レイの斬撃と『撒布者・アルブレヒト』の黄緑色の毒ガスが放たれたのは同時だった。
斬撃と毒ガス、本来ならお互いに通り抜けるはずの2つが、それらがパラドクスにより放たれていることで逆説連鎖戦を発生させ、時空が軋みをあげて拮抗する。
「またこうして、相対する事になるとは思いませんでした」
『アクロヴァレリア』の出力を全開に維持しながら、レイが言葉を紡ぐ。
「違う世界の先人達、貴方達の望むそれとは違うでしょうが、100年後のドイツはとても平和で良い国ですよ」
「貴様らのディヴィジョンが平和であろうと、私にはなんの慰めにもならない。覚えていろ、必ず我らが奪い返してみせる」
その言葉と同時、レイの斬撃が『撒布者・アルブレヒト』に届いた。
「くっ、先ほどまでのパワーが出ない。やはりあれはディアボロスの言う通り『断頭革命グランダルメ』の策略によるものであったか、我ら誇り高き帝国軍人を弄ぶとは、許さぬぞ」
レイは麻痺毒による激しい痛みを受けつつも、『アクロヴァレリア』の出力全開で通り抜けることでそのダメージを最小限に抑える。
そして、その間に接近していたシルが『創世の光剣』を構え、ついにその射程に入る。
『撒布者・アルブレヒト』はいよいよシルのパラドクスが来ると考え、咄嗟に左腕のガス噴出口をシルに向ける。
だが、シルはそこでサイドステップのフェイントを入れ、『撒布者・アルブレヒト』の虚を突いた。
平時の『撒布者・アルブレヒト』なら見抜けただろう。だが、レイとの真っ向勝負と論戦で多少なりとも頭に血が上った直後、つい単純な動きに騙されてしまった。
「何っ!?」
それは僅かに隙を作るだけの行動。『撒布者・アルブレヒト』とて即座にその照準を補正するだろう。
だが、僅かでも、隙は、隙だ。
「世界を司る六界の精霊達よ、宇宙に集いし天体の守護者達よ、過去と未来を繋ぐ時よ、集いて力となり全てを撃ち抜きし虹光となれっ!」
シルの周囲で火・水・風・土・光・闇の6属性が旋回し、それらがぶつかり合い、消滅エネルギーが生じる。
それらが純粋な魔力エネルギーとして形成され、今度は太陽・星・月の魔法陣が出現し、それらの魔力エネルギーを増幅。最後に時の魔法陣がその先に出現し、エネルギーを収束していく。
「全力全開、遠慮せずにもってけーーーっ!!」
超出力のエネルギー砲撃が放たれる。同時、その反動を抑えるため、背中に一対の大きな光の翼が出現する。
「ぐっ、おのれ……」
なんとか『撒布者・アルブレヒト』もガス噴出口を間に合わせ、無色透明な毒ガスを放つ。
超出力のエネルギー砲撃と無色透明な毒ガス、2つのパラドクスがぶつかり合い、再び時空が軋みをあげる。
だが、咄嗟に放たれた無色透明な毒ガスは超出力のエネルギー砲撃を防ぐにはあまりに脆弱。
だから。
「……ね、何かいい残すことはない?」
「なに?」
シルは最後に尋ねることにした。
「代わりのナポレオンに言って来てあげるよ」
「貴様らディアボロスに頼む伝言などない」
だが、『撒布者・アルブレヒト』はあくまで言葉に応じない。
「ないなら……。おもいっきりぶん殴ってくるだけでいいかな?」
「ふっ。確かにな。我々を利用され、まんまとお前達が負けようものなら、誇り高き帝国軍人の名が泣く。言ったからには必ずぶん殴ってくるがいい」
シルはその言葉に頷いて。
「それじゃ、ゆっくり休んでね。わたし達は先に行くから……」
その言葉と同時、超出力のエネルギー砲撃が無色透明な毒ガスをこじ開け、『撒布者・アルブレヒト』を飲み込む。
やがてそれが晴れた時、そこにはもう、誰も立ってはいなかった。
ディアボロスの勝利である。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!