リプレイ
サアシャ・マルガリタ
【蠍と狐】
んふふ、春の匂いがするですねぇ
持参したお弁当でタオちゃんとお花見するです!
今回は日本風に、唐揚げや卵焼き、青菜のごま和えなどを詰めてみました
サアシャの手作りですよう、えっへん!
ジュースを受け取って乾杯して
おかずを摘まむ様子をおにぎり片手に見守るです
どですかタオちゃん、おいしいです…?
太鼓判を押されたならホッと胸を撫で下ろすですよ
お口に合って良かったですー
えへへ、いっぱい食べて下さいですよーう
お嫁さん、です? んー…誰の?
もらってくれるなら喜んでーですけども…酔ってます、タオちゃん?
膝に頭が乗せられているのをこれ幸いと、ほっぺをつつくです
悪戯しながら、婚礼衣装に身を包んだタオちゃんを想像してみたりして
タキシードですかねぇ。それともサアシャの国の衣装とか…?
はっ、エジプト式の結婚だとどういうの着るんでしょう?
何着ても格好いいんでしょうねぇ…
いろいろ夢想して、にへにへ頬を緩めながらおにぎりを頬張るですよ
ふふり、今度は素面で聞きたいなーです
は、はぅぅ…
み、耳がとけちゃうですよーう…!
タオタオ・ザラ
【蠍と狐】
サアシャのお弁当のおかずをツマミに、買ってきた酒でひとりでへべれけ
お弁当箱の中身を覗き込んで豪華じゃなあと笑って
タオは酒、サアシャにはジュースを渡して乾杯
お酒のおかげでいつもに比べて表情がゆるゆる
おにぎり片手に心配そうなサアシャを見れば、
へんにゃりとした笑みを浮かべて
ぜんぶ美味いぞ、ゆっくりしてるとサアシャのぶんまで喰っちまうからな
なんて、けらけら笑いながら卵焼きを口に放り込む
……サアシャはいい嫁さんになりそうだな?
ンー? 誰のって、タオの?
そのまま勝手に膝枕借りてけらけら
酔ってますと聞かれればばその通りとやっぱり笑って
……いや実はそんなに酔っ払ってねえんだけど、ナイショ
素面であんなこと言えるかよ、酒の力ありがてえな万歳
頬を突くサアシャが何を考えているかは分からないけれど、幸せそうだからまあいっか
でもおにぎりを頬張るサアシャの頬突っついて仕返しはする
……ふむ
つまり素面じゃない今なら何を言ってもいいと
好きだよずっと傍にいて君のためなら死ねる愛してるよマイハニー? ……なぁんてな?
大自然に抱かれた美しくも壮大な山々を染めているのは、咲き綻ぶ春の彩り。
優しく吹き抜ける柔らかな風に、ちょっぴり擽ったそうにお耳をぴこりとさせながらも。
「んふふ、春の匂いがするですねぇ」
サアシャ・マルガリタ(えいえいお!・g05223)が満を持して、春色の草原に広げるのは。
唐揚げや卵焼き、青菜のごま和えなどなど……日本風なおかずがぎゅっと詰められた、春爛漫なお弁当。
そして、この美味しそうなお弁当は。
「サアシャの手作りですよう、えっへん!」
腕によりをかけて作ってきた、サアシャのお手製です!
そんな、ちょっぴり得意気に尻尾を揺らすサアシャの力作弁当の中身をひょこりと覗き込めば。
「豪華じゃなあ」
タオタオ・ザラ(大喰らい・g05073)はそう笑いつつ、彼女にも差し出す。
いや、タオタオの飲み物は勿論景気良く花見酒であるが、サアシャにはちゃんとジュースを渡して。
そしてふたり、春空に飲み物を掲げて――乾杯!
それからタオタオはツマミにと、サアシャの手作りおかずをひとつ、摘まみながら。
買ってきた酒で早速、ひとりでへべれけに……?
サアシャもおにぎりを手に取れば、いただきます……と口に運ぶ、その前に。
「どですかタオちゃん、おいしいです……?」
じいとドキドキ見守るのは、自分の作ったおかずを摘まむ、タオタオの様子。
そして酒のおかげで、いつもに比べてゆるゆるに緩んだ表情で。
ふと、おにぎり片手に心配そうなサアシャを見れば、へんにゃり。
笑みを浮かべれば……ひょいっと。
「ぜんぶ美味いぞ、ゆっくりしてるとサアシャのぶんまで喰っちまうからな」
……なんて、けらけら笑いながらタオタオが口に放り込むのは、さらに摘まんだ卵焼き。
そう太鼓判を押されたなら、ホッと胸を撫で下ろして。
「お口に合って良かったですー」
……えへへ、いっぱい食べて下さいですよーう、って。
ほわり嬉し気に咲いた笑みを向ける彼女を見つめればふと、こう紡ぎ落して。
「……サアシャはいい嫁さんになりそうだな?」
「お嫁さん、です? んー……誰の?」
ぱちりと瞳を瞬かせきょとりとしつつも返ってきたサアシャの声に、こたえる。
「ンー? 誰のって、タオの?」
そしてそのまま勝手にころり、膝枕を借りてけらけらと。
そんな彼の顔を見つめつつ、サアシャはこてりと首を傾けて。
「もらってくれるなら喜んでーですけども……酔ってます、タオちゃん?」
そう訊かれれば……その通り、なんて。
やっぱり笑ってみせるタオタオだけれど――でも、ナイショ。
(「素面であんなこと言えるかよ、酒の力ありがてえな万歳」)
……いや実はそんなに酔っ払ってねえんだけど、なんて、本当のことは。
そんな心の声は知らず、サアシャは重みと温もりを膝の上に感じながらも、これ幸いとつんつん。
ほっぺをつついて悪戯しつつ、思わずほわんと想像してみちゃうのは。
(「タキシードですかねぇ。それともサアシャの国の衣装とか……? はっ、エジプト式の結婚だとどういうの着るんでしょう?」)
何着ても格好いいんでしょうねぇ……なんて、婚礼衣装に身を包んだタオタオの姿。
そして、そんなことをいろいろ夢想しては頬をつんつんするサアシャを見上げて。
にへにへ頬を緩めつつおにぎりをもぐりと頬張る彼女が、今何を考えているかは分からないけれど。
(「幸せそうだからまあいっか」)
笑み咲かせているその様子を見れば、タオタオはそう思うし。
それに、おにぎりを頬張るサアシャの頬を、つんつんむにっと。
突っついたりなんたりと、ちょっかいをかけたり仕返しはするのです。
そして桜やタンポポが咲く中、サアシャがこう口にすれば。
「ふふり、今度は素面で聞きたいなーです」
「……ふむ。つまり素面じゃない今なら何を言ってもいいと」
刹那、タオタオはそっと両手を伸ばして。
彼女の顔を自分へとより近づければ、ぴこりと揺れる耳を擽るように囁く。
――好きだよずっと傍にいて君のためなら死ねる愛してるよマイハニー?
「……なぁんてな?」
「は、はぅぅ……み、耳がとけちゃうですよーう……!」
酒に酔ったふりをしてみるのも、紡がれる言葉に酔い痴れてしまうのも――きっとそう、春のせい。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
眞守・天彩
小鳥さん(g01304)と
スイスってどんな場所なんだっけ
日本じゃあまり見ない桜も、楽しみだね!
そう笑いながら話して、着いた先で咲いている桜に、わぁと声を上げる
遠目だとソメイヨシノとそう変わらなく見えるなぁ!
花色が淡くて青空に映えるね
小鳥さんみたい!
褒めすぎ、と返すあなたにそうかな、と笑う
ここの桜はさくらんぼが出来る木なんだっけ
花の季節だから実は食べれないねぇ
…そんなこと話してるとお腹空いてきちゃうなぁ
そう話していたら出てきたバスケット
お気遣いが出来る…!わぁ、小鳥さんの手作り!?
楽しみだなぁ、ありがとう!
ふふ、いつもは日本情緒あふれるお屋敷だもんねぇ
確かに2人で外国にいるのは不思議かも
でも俺、すっごく楽しい
誘ってくれてありがとう!
せっかく来たんだから、桜が綺麗に見えるところで食べたいね
ぴったりな場所、探さないとだ
とびっきり綺麗な場所、見つかるといいなぁ!
ヨキさんも手伝って、と声をかけてスイスの大地を走り出す
誘ってくれたあなたにも、とびっきりの思い出が渡せますように
そう思いながら
花喰・小鳥
天彩(g02572)と
「スイスは山の国、アルプス山脈があることで知られているでしょうか」
それにしても外国で桜を見るなんて、ちょっと不思議な気分です
桜は日本固有の植物のような、そんな感覚でした
「それは褒めすぎというものです」
桜に喩えられて私は言葉を返す
悪い気はしないが、正直なところ私には過分だろうとも思う
「私たちが普段見る桜の実は大きくならないそうですが、こちらのものは品種が違うみたいです」
天彩の様子に、さくらんぼはありませんがと言いながら、サンドイッチのバスケットと水筒を取り出して見せる
手作りと言ってもありふれたものです
天彩に勧めたところで、どこかに行っていたヨキが駆けてくる
お花見をしながらランチにしましょう
走り出す天彩にヨキも続く
「外国で天彩とお花見、何もかもが不思議な気持ちになります」
約一名(ヨキ)は花より団子のようですが、私は桜を見上げてそんなことを言う
でも天彩が楽しんでくれているならよかったと思う
「天彩、私こそありがとうございます」
天彩の感謝に、私は微かにまなじりを下げていた
同じ春でも、場所が異なればまた広がる風景も違っていて。
けれど、ふわりあたたかで優しい陽気や咲き誇る花たちは、知っている春の季節のもの。
そんな春空の下を歩きながらも、小さくこてりと首を傾けて。
「スイスってどんな場所なんだっけ」
「スイスは山の国、アルプス山脈があることで知られているでしょうか」
狐耳をぴこりとさせ言った眞守・天彩(くろきつね・g02572)に、花喰・小鳥(空虚のナハティガル・g01304)はそう返してから。
春色に染まる連なる山々を眺めつつ、続ける。
「それにしても外国で桜を見るなんて、ちょっと不思議な気分です」
……桜は日本固有の植物のような、そんな感覚でした、と。
今回、束の間の日常のひとときに楽しめると聞いたのは、満開に咲く桜の花。
とはいえ同じ桜でも、新宿島で咲くものとは、種類や色味が違うものだという。
けれど、今目にしている風景自体が、新宿島とは全く違うのだから。
天彩は小鳥と一緒に、折角だから存分に満喫しようと思う。
「日本じゃあまり見ない桜も、楽しみだね!」
この国の春を彩る、いつもとは少し違う桜のひとときを。
そして、そう笑いながら話していれば……わぁ、と。
天彩が声を上げたのは、見つけたから。着いた先で咲いている桜を。
「遠目だとソメイヨシノとそう変わらなく見えるなぁ!」
一目みれば、それが桜だということはすぐにわかるのだけれど。
じっと見つめてみれば、見慣れている淡いピンクではなく、白い色を讃えた桜。
そしてそんな透き通るような白の彩りを見れば、天彩は思うから。
「花色が淡くて青空に映えるね。小鳥さんみたい!」
隣にいる彼女のような彩りであると。
そして桜に喩えられた小鳥は言葉を返す。
「それは褒めすぎというものです」
美しく咲く眼前の桜を見れば、悪い気はしないのだけれど。
でも正直なところ、こうも思ってしまうのだ、私には過分だろうとも。
けれど、天彩はそんな小鳥へと紡ぎ返す……そうかな、と笑って。
同じ桜でも、新宿島で咲くものとは違う桜。それは花の色だけではなくて。
「ここの桜はさくらんぼが出来る木なんだっけ。花の季節だから実は食べれないねぇ」
「私たちが普段見る桜の実は大きくならないそうですが、こちらのものは品種が違うみたいです」
元々この桜は、日本のような観賞用ではなく、実を収穫するためのものであったりするようだ。
そして天彩は白い桜を眺めながら、こうぽつり。
「……そんなこと話してるとお腹空いてきちゃうなぁ」
思わずおなかの虫も鳴ってしまいそうになるも。
「さくらんぼはありませんが」
天彩の様子に、小鳥が取り出して見せるのは、サンドイッチのバスケットと水筒。
そんな万全の準備に、天彩は瞳をキラキラ、お耳をぴこん。
「お気遣いが出来る……! わぁ、小鳥さんの手作り!?」
「手作りと言ってもありふれたものです」
「楽しみだなぁ、ありがとう!」
花より団子……いえ、花も団子も一緒に楽しめることに、わくわく。
そんな彼の様子を見つめながらも、小鳥は改めて口にする。
「外国で天彩とお花見、何もかもが不思議な気持ちになります」
そして……約一名は花より団子のようですが、なんて。
バスケットを天彩に勧めた途端、どこかに行っていたヨキが、もきゅっ! と駆けてくるのを目にしながら。
桜を見上げてそんなことを言いつつも、思うのだった。
……でも天彩が楽しんでくれているならよかった、と。
天彩も、小鳥の言葉に頷いて。
「ふふ、いつもは日本情緒あふれるお屋敷だもんねぇ。確かに2人で外国にいるのは不思議かも」
こうやって一緒に同じ風景を見ることはあるのだけれど。
でもいつもと違う場所で、いつもとは違う風景をふたりで見るのは、新鮮で不思議で、ちょっぴり擽ったくて。
天彩は春のようにあたたかな気持ちを、言葉として咲かせる。
「でも俺、すっごく楽しい。誘ってくれてありがとう!」
そしてそう告げば、ヨキがきゅ~っと急かすように鳴くから。
「お花見をしながらランチにしましょう」
「せっかく来たんだから、桜が綺麗に見えるところで食べたいね。ぴったりな場所、探さないとだ」
どうせなら春の特等席で、花も団子も楽しみたいって。
「とびっきり綺麗な場所、見つかるといいなぁ!」
天彩はスイスの大地を走り出す――ヨキさんも手伝って、と声をかけて。
そんな走り出して揺れる天彩の尻尾を追いかけるように、ヨキももきゅっ! と張り切るように続いて。
小鳥は先程紡がれた彼の感謝に、ふわりと仄か咲かせて返す。
「天彩、私こそありがとうございます」
微かにまなじりを下げながら。
そして天彩は春色に染まる野をヨキと駆けつつ、眼前に咲く桜のような彼女を手招きながらも、そっと心に咲かせるのだった。
……誘ってくれたあなたにも、とびっきりの思い出が渡せますように、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV2になった!
レイ・シャルダン
【Fleurs】
戦乱のただ中で忘れかけていたけど
この世界はとても美しいのですよ。
今日は戦士としてでは無く、16歳の少女として
スイスの草原に咲き乱れるタンポポと桜を楽しみましょう。
ぽかぽかの日差しに、まだ少し涼しい春の風
心地よさに思わず
う~~~ん。
と大きく体をノビ。
タンポポの草原を歩いて桜の木の下まで歩き
各位が持って来たお弁当を披露しあいましょう。
ボクが作って来たのは…
じゃじゃーーん!漫画肉です。
骨にローストビーフを巻いて漫画肉を再現しました。
皆でかぶりつきましょう。
お腹が膨れた所で少し眠くなっちゃったな。
眠気を覚ます様に【アイテムポケット】からエトヴァさんからの贈り物であるギター
『Horizonte blau』を取り出してぽろんぱらんと奏でます。
雑な音色が重なって次第に音楽となり、澄んだ声が加わっていつの間にか春の歌に。
3人で奏で、歌い、楽しんで。
でも最後は結局、心地よ過ぎてお昼寝なんかしちゃったり。
あと少ししたら、この夢の様な一時も終わってまた戦いに戻るのだから。
今くらいは見逃してね。
シル・ウィンディア
【Fleurs】
グランダルメの奪還のための大一番も近いけど…。
でも、気を張り詰めているだけだとしんどいしね。
たまには、こうやってのんびりも大切ー♪
事前にお弁当を用意。
中身は
海苔に巻いたしおおにぎりに、たこさんウインナー、卵焼き、菜の花のお浸し。
朝早くから頑張りましたっ!
あとは、無糖の紅茶やほうじ茶を保温型の水筒に入れて、アイテムポケットに収めていくね。
ほんと、日差しがあったかいよねー。
わ、一面がたんぽぽってすごい…。
たんぽぽを眺めながら、桜の木の下へ向かっていくよ。
のんびり、ゆっくりと一歩ずつ…。
お弁当、みんなどんなものを作ってきたの?
わたしはね、こんなのっ♪
作ったお弁当をみせるよ。
みんなでシェアしておいしく頂きますっ!!
演奏付きの歌かぁ。いいね、せっかくだから歌いましょうか。
歌うのは、ルドヴィカの時に歌った、「ルーチェ・ソラーレ」のソロバージョン
二人の音に合わせて、楽しそうに、伸びるように…。
この空一杯に響け、太陽の歌っ♪
ふわぁ、ちょっと眠たく…。
少しおやすみしちゃうかも…(うとうと)
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【Fleurs】
桜爛漫と青空に映え、草原にタンポポ咲き乱れる
仲間と連れ立って歩けば
匂い立つ春に包まれるようだ
ああ、美しいな……春は祝福のようだと思う
グランダルメにも春は廻り、季節の訪れと経た時間を感じさせる
長い道程を思うよ
桜の木の下にシートを敷いたら
秘密で持ち寄った弁当をシェアしよう
俺はデザート
甘酸っぱい苺のムースに
サクランボのシロップを割った、ほんのり桜色の炭酸飲料
弁当をほおばったら、笑顔も咲く
わあ、シルさんの凝ってるなあ……
レイさんも料理上手だな
すごい美味しい
ギターの音色に耳を澄まし
俺も携えたチェロの弓を引く
シルさんの歌う曲、聴いたことある
懐かしい記憶に微笑み
即興で歌とギターと合わせ演奏し楽しもう
春風にのって、どこまでも翔けていく音色は
きっと世界の向こう側まで、記憶を運んでいくから
陽気が堪らないな……
写真とっていいかな?
Bécasseを構え
長閑な春の日を、仲間の笑顔と語らいを焼き付けるように
左胸に触れ、笑う
世界は廻っていくけれども、心にずっと残るから
仰向けに寝転がり、青天の下お昼寝だ
タンポポ咲き乱れる野原を横切る山々の風景、まるで雪のようにひらりと春空を舞うのは白を湛えた桜花弁。
巡らせる銀の煌めき秘めた蒼穹にもエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が咲かせるのは、春空に映え爛漫に咲く桜。
そして、そんな春めいた野を仲間と連れ立って歩けば、エトヴァは思う――匂い立つ春に包まれるようだ、と。
それから、こう耳に届いたレイ・シャルダン(SKYRAIDER・g00999)の声に、こくりと頷いて返す。
「戦乱のただ中で忘れかけていたけど、この世界はとても美しいのですよ」
「ああ、美しいな……春は祝福のようだと思う」
断頭革命グランダルメ――これまでも様々なことが起こり、その度に足を運んでは、数多くの案件を解決してきて。
ふと、もう幾度目かわからないほど訪れているこの地を改めて歩きながらも思うのは、そんな長い道程。
そしてやはり感じるのだ。このグランダルメにも春は廻り、季節の訪れと経た時間を。
シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)もふたりと並んで歩きつつ、春風吹く青空を見上げて。
「グランダルメの奪還のための大一番も近いけど……。でも、気を張り詰めているだけだとしんどいしね」
大きな戦いの気配を強く感じるも、だからこそ思うのだ。
……たまには、こうやってのんびりも大切ー♪ って。
そんなシルと、レイも同じ気持ちで。
(「スイスの草原に咲き乱れるタンポポと桜を楽しみましょう」)
今日は戦士としてでは無く、16歳の少女として――と。
迎えた春に心躍らせ、皆と楽しむ時間。
それは本来ならば何ものにも侵されることなどない、人として当然の日常なのだから。
そしてそんな時間こそ、ディアボロスの力にもなるのだ。
だから今は純粋に、春のひとときを思いきり満喫しようと思うし。
ぽかぽかの日差しに、まだ少し涼しい春の風は、とても心地良くて。
――う~~~ん。
思わず大きく体をノビーっとするレイの様子に頷きつつ。
「ほんと、日差しがあったかいよねー。わ、一面がたんぽぽってすごい……」
シルも春の陽光が降る中、野に咲くたんぽぽたちを眺めながら向かう。
この地を春の季節に彩る、桜の木の下まで……のんびり、ゆっくりと一歩ずつ。
そしてタンポポの草原を歩いて、満開に花を咲かせている桜の元へと辿り着けば。
エトヴァは木の下にシートを敷いた後、早速披露しシェアし合うことに。
秘密でそれぞれが持ち寄った弁当を。
「お弁当、みんなどんなものを作ってきたの?」
……わたしはね、こんなのっ♪ と。
シルがそう見せるのは、海苔に巻いたしおおにぎりに、たこさんウインナー、卵焼き、菜の花のお浸し――事前に用意して持ってきた、美味しさも春も爛漫なお弁当。
そして、レイとエトヴァもそれに続いて。
「ボクが作って来たのは……じゃじゃーーん! 漫画肉です」
「俺はデザートを」
シートの上に並べるのは、食欲をそそるような豪快ないわゆる漫画肉や、ほんのり桜色の炭酸飲料。
それからお披露目が終われば、お待ちかねのお楽しみ。
「みんなでシェアしておいしく頂きますっ!!」
皆で揃って、いざ――いただきます!
早速手を伸ばして摘まんだおかずをほおばれば、エトヴァの顔にも笑顔が咲いて。
「わあ、シルさんの凝ってるなあ……」
「朝早くから頑張りましたっ!」
シルの作った弁当は、見た目も味もお墨付き!
そして存在感やボリュームも抜群、食欲もそそられるような。
「レイさんも料理上手だな」
「骨にローストビーフを巻いて漫画肉を再現しました。皆でかぶりつきましょう」
レイの漫画肉も皆で一緒に、はむりと口にしてみれば。
「すごい美味しい」
エトヴァも思わずそう紡ぐくらい、間違いない美味しさで。
「無糖の紅茶やほうじ茶も、よかったらどうぞ!」
そしてシルがアイテムポケットから取り出すのは、保温型の水筒。
そんな楽しくて美味しいお花見ごはんで、おなかも心も満たされるけれど……でもやはり甘いものは別腹。
美味な春の締めには、甘酸っぱい苺のムースにサクランボのシロップを割った、桜の彩りがしゅわり弾けるエトヴァのデザート。
それから今度こそ、満腹になれば。
(「少し眠くなっちゃったな」)
ぽかぽかあったか、おなかもいっぱい……レイは思わずこっくりと眠りに誘われそうになるけれど。
眠気を覚ます様にアイテムポケットから取り出したのは、エトヴァからの贈り物。
奏で歌えばそらに差すひかり、夜にきらめく星――柔かな音と青のアコースティックギター『Horizonte blau』。
そして、ぽろんぱらんと奏で始めれば。
ギターの音色に耳を澄まし、エトヴァも弓を引く――小夜啼鳥の如きうたう、携えたチェロを。
「演奏付きの歌かぁ。いいね、せっかくだから歌いましょうか」
そうシルがさらに重ねるのは、ルドヴィカの時に歌った、「ルーチェ・ソラーレ」のソロバージョン。
この曲が歌われたあの時、エトヴァも今と同じようにチェロを奏でていたから。
「シルさんの歌う曲、聴いたことある」
懐かしい記憶に微笑み、即興で歌とギターと合わせ演奏して。
レイも、3人で奏で、歌い、楽しむ――雑な音色が重なって次第に音楽となるさまを。
演奏に、澄んだ声が加わって……いつの間にか織りなされ咲き誇る春の歌になっていくのを。
シルも、二人の音に合わせて、楽しそうに、伸びるように……。
――太陽も飛び起きるほど声を上げて 見たことのない朝を奏でるよ
聴く民衆をも巻き込んで、彼らの絶望を希望へと導いた、明日を照らす太陽の光……未来に進む意志を忘れないために歌った曲を。
太陽と希望の歌を、空に、大地に響き渡らせ、世界を取り戻す願いを込めて――。
「――明日を歌おう!」
(「この空一杯に響け、太陽の歌っ♪」)
そんな、皆で奏でる音を春風にのせながら、エトヴァは確信する。
(「どこまでも翔けていく音色は、きっと」)
……世界の向こう側まで、記憶を運んでいくから、って。
それから、春の三重奏を楽しく響かせた後。
「陽気が堪らないな……写真とっていいかな?」
エトヴァは、レイから贈られた高性能なデジタルカメラ『Bécasse』を構えて、シャッターを切る。
長閑な春の日を、仲間の笑顔と語らいを焼き付けるように。
そして左胸に触れ、笑う。世界は廻っていくけれども、この心にずっと残るから。
けれど――結局は。
柔く降る春の陽光が心地よ過ぎて、レイはまた微睡んで、ほわふわ。
いや、それは何もレイだけではなくて。
「ふわぁ、ちょっと眠たく……」
シルも、少しおやすみしちゃうかも……なんて、うとうと。
だからエトヴァもふたりと共に、たんぽぽ咲く野にころんと、仰向けに寝転がれば。
眼前に広がった桜花弁舞う空を眺め、春のひとときに暫し身を委ねてみることにする――青天の下お昼寝だ、って。
レイもぽかぽか陽気に誘われるままに。
(「あと少ししたら、この夢の様な一時も終わってまた戦いに戻るのだから」)
……今くらいは見逃してね、って。
ゆうらりふわり、少しの間だけ――心地良い春に包まれた夢の中へ、皆と一緒に。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
伏見・逸
【秋逸】
(花見に誘われ、弁当を持ち寄ろうと言われて「作れと…?」と困り果てたが、何やら一応頑張った模様)
桜が外国にあるか、同じか違うか、なんざ考えた事もなかったな
実物を見ても、同じような違うような…そうか、色は少し違うのか
ガキの頃から何度も見てきたはずなのに、よくわかってねえもんだ
ぱっと咲いてぱっと散る、そんな様に憧れた…なんてのは、ありがち過ぎて恥ずかしいぐらいだが
(その憧れは今も、薄暗く歪んで残っている。それを知ったら、捌碁はやっぱり怒るだろうか)
…弁当…本当に出すのかよ…(物凄くためらいながら弁当を取り出す)
「弁当」っていったらなんか大体こんなような…というイメージで、作り方は携帯端末で調べてなんとか仕上げた
不格好なでっかいおにぎりと、少し焦げた卵焼きと、きっちりタコさんになっているウインナー
捌碁のは…また凝ってるな…猫…?
(彼女がいうところの「うちの猫」が自分の猫変身姿なのは察しているが、説明に困って言えずにいる)
おかずもちゃんとしてる…流石だな…(冷食という事には気付いてない)
捌碁・秋果
【秋逸】
伏見さんと手作りのお弁当を持ち寄ってお花見!
お花見をする場所は草原
桜、ほんとに白っぽい
日本の桜に慣れた私には少し物足りないような感じ
でもこれがスイスの桜、この国のひとは桜といったらこの色を連想するんだ…
ぱっと咲いて散る、ですか
…桜は花だけではなくて、葉桜も紅葉も綺麗ですよ
冬の、葉を落とした寂しげな様相も私は好きです
さあお楽しみのお弁当ですよ!オープン!
ふふっ、『伏見さんちのネコチャン弁当』です
伏見さんちのネコチャン(と秋果は思い込んでいるが伏見さんの猫変身した姿)の形に海苔をカットしたキャラ弁です
目の赤いとこはカニかまなんですよ
時間がかかったけど改心の出来!
おかずはこっちのタッパーに詰めてきました
ピーマンのおかか炒めに、ナゲット(冷食)、小さいグラタン(冷食)、昨日の晩御飯のおかずのスペイン風オムレツ
…ネコチャンに全力投球しすぎちゃいました
伏見さんのは王道って感じですね
おにぎりも伏見さんが握るとこんなに大きいんですね
タコさんウィンナー、よくできてますね。かわいい…!
いつもとは趣きが違う、眼前の風景を彩る春。
ひらり桜花弁舞う中、遠くに山々が連なる、そんなタンポポ色の野原を歩みながらも。
捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)は足取り軽く、うきうきご機嫌。
だって、今日のお出掛けは。
(「伏見さんと手作りのお弁当を持ち寄ってお花見!」)
伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)と一緒に、美味しく楽しい春を目一杯楽しむつもりだから。
いや、そんな秋果に花見に誘われたことは、ともかくだ。
逸は実は困り果てていたのである。
弁当を持ち寄って、ということは――「作れと……?」と。
でも、るんるんな秋果を見れば、仕方なく……何やら一応頑張った模様。
そんな手作り弁当のことは、ちょっぴり不安であるものの。
「桜が外国にあるか、同じか違うか、なんざ考えた事もなかったな」
気を取り直し、逸は春の野に満開に咲く桜を見つめてみてから。
いつの間にか花弁が少し積もっている伏見っぽ……竜の尾を無意識的にゆらりとさせつつ首を傾ける。
「実物を見ても、同じような違うような……」
けれど、花見をするために彼と草原へとやって来た後。
秋果も咲き誇る花に目を向け、紡ぐ。
「桜、ほんとに白っぽい」
「……そうか、色は少し違うのか」
秋果にそう言われて、逸は改めてもう一度、咲く桜を眺めてみれば……確かに、薄紅と言うよりは白い色をした花で。
そして思うのだった。
(「ガキの頃から何度も見てきたはずなのに、よくわかってねえもんだ」)
毎年春になれば、桜が咲くのは当たり前のように思っていたのに。
言われて初めて、眼前の桜が、いつも見ている色と違うかもしれない……くらいにしか、わかっていないことに気付いて。
秋果も、眼前に咲く白い桜たちを暫し見つめて。
(「日本の桜に慣れた私には少し物足りないような感じ」)
淡いピンク色をしているいつもの桜とはまた違った彩りに、そうは思うも。
でもふと、こう思い直す。
(「でもこれがスイスの桜」)
自分が、桜と言えば薄紅色だと思うのと同じように――この国のひとは桜といったらこの色を連想するんだ……って。
そんなことを考えていれば、ぽつりと呟くように聞こえる声。
「ぱっと咲いてぱっと散る、そんな様に憧れた……」
……なんてのは、ありがち過ぎて恥ずかしいぐらいだが、なんて。
秋果は、そう紡ぐ逸へと視線を映してから。
「ぱっと咲いて散る、ですか……桜は花だけではなくて、葉桜も紅葉も綺麗ですよ。冬の、葉を落とした寂しげな様相も私は好きです」
そんな彼女の言葉を聞きながらも、逸はそっと苦笑する。
刹那的な美しさを咲かせ、ぱっと散る桜。その花に自分が抱いているのは、憧れと。
(「その憧れは今も、薄暗く歪んで残っている」)
くすぶっていて消えない、歪な薄暗さ。
それからちらりと、桜を眺めている秋果を見遣りつつも考える。
……それを知ったら、捌碁はやっぱり怒るだろうか、と。
でも、絶好の花見スポットを見つけた秋果は、シートを広げつつも自分を手招きして。
「さあお楽しみのお弁当ですよ! オープン!」
「……弁当……本当に出すのかよ……」
うきうき言い放たれた声に物凄くためらいながらも、自分が作ってきた弁当を取り出す逸。
それから改めて、ぱかりと開いた弁当箱の中を見てみれば。
不格好なでっかいおにぎりと、少し焦げた卵焼きと。そして、きっちりタコさんになっているウインナー。
それは、「弁当」っていったらなんか大体こんなような……というイメージのものを。
携帯端末で作り方を調べて、なんとか仕上げたのである。
それから逸は、今度は秋果の作ってきた弁当へと視線を移して。
「ふふっ、『伏見さんちのネコチャン弁当』です」
「捌碁のは……また凝ってるな……猫……?」
「伏見さんちのネコチャンの形に海苔をカットしたキャラ弁です。目の赤いとこはカニかまなんですよ」
――時間がかかったけど会心の出来! と。
そう紡ぐ彼女の言葉に、再び逸は苦笑してしまう。
いや、秋果の弁当は確かに凝っていて、会心の出来なのも納得だ。
だが……彼女が言う『伏見さんちのネコチャン』。
それが実は、自分の猫変身姿なのは察してはいるが……説明に困って言えずにいる逸であった。
そして今日もやはり言えぬままに。
「おかずはこっちのタッパーに詰めてきました」
「おかずもちゃんとしてる……流石だな……」
逸は、秋果の弁当のおかずを見遣るも、気付かない。
ピーマンのおかか炒めに、ナゲット(冷食)、小さいグラタン(冷食)、昨日の晩御飯のおかずのスペイン風オムレツ。
(「……ネコチャンに全力投球しすぎちゃいました」)
何気に冷凍食品のおかずだということには。
とはいえ、冷凍食品だって万能で美味しいし、何より逸に気付かれていないから無問題。
秋果は今度は、彼の作ってきた弁当のおかずをひとつひとつ眺めて。
「伏見さんのは王道って感じですね。おにぎりも伏見さんが握るとこんなに大きいんですね」
四苦八苦しながらも一生懸命作っただろうことがわかるおかずに、にこにこしちゃうけれど。
ふと摘まんでみたタコさんに、きゅん。
「タコさんウィンナー、よくできてますね。かわいい……!」
やたら完成度の高いキュートなウィンナーのタコさんと、春の花咲く草原で見つめ合いながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV3になった!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【グロリアス】がLV3になった!
月見山・伊吹
【月日夫妻】
旦那の千隼と一緒
アドリブ歓迎だよ!
桜ってスイスでも見ることが出来るんだねぇ!
日本の和風で雅な淡紅色の桜とお花見とは違った趣きがあって素敵だよ!
山桜みたいに白い桜がいっぱい咲いてて草原の黄色のタンポポ畑と一緒だと
ヨーロッパらしいのどかさが出るんだねぇ
お弁当はサンドウィッチだよ
【アイテムポケット】に入れて持ち込んだお弁当、水筒(中身は紅茶)、シート、その他ピクニックに必要な物があるよ
サイダーありがと、乾杯!
カレーカツサンドにお野菜とローストビーフのサンドにサバサンドなどのお惣菜サンドも
フルーツと生クリームたっぷりのデザートサンドもあるからねぇ!
ぜーんぶ私の手作りさ!
千隼がより食事を楽しめるようにミニサイズを多めに用意したけど…どうかな?
シフォンには猫用サーモンサンド、チャンディラムにはバナナたっぷりフルーツボウルどうぞ!
ふわあぁ…お腹いっぱい食べたからお昼寝したいなぁ…
千隼いいのかい?そんじゃ遠慮なく
心地よいお天気で千隼に膝枕されてお昼寝はお腹も幸せもいっぱいだねぇ…(すやすや)
月見里・千隼
【月日夫妻】
※アドリブ歓迎
妻の伊吹と同行
外国で花見するとはな
まるで桜と言うよりも木々に降り積もった雪みたいだ
見慣れた日本の桜よりも白い。
だが、これはこれで風情があって良いものだ
暫くは夫婦で散歩してから、桜がよく見えるピクニックに丁度いい場所でシートを敷いて昼食にしよう
ん、伊吹の手作りサンドウィッチ美味そうだ
俺が持ち込んださくらんぼサイダーで乾杯してから頂きます
食べやすいミニサイズだから少食でも種類豊富な味を楽しめる
いつも気を遣ってくれてありがとうな
チャンディラムもどうやらフルーツボウルを気に入ったようだ
おや、眠いのか?膝枕しようか?
ピクニックの準備で朝早かったじゃないか
寝過ごさないように桜を眺めながらも周囲を見張るから安心して昼寝してくれ
一応だが【アイテムポケット】の中からもふもふミニ毛布(猫柄)を取り出してかけてあげよう
こうして伊吹に膝枕するのは俺にとっては役得だ
膝枕することにより伊吹に甘えられてると言う実感があって、間近で可愛い寝顔を見れる
琥珀色の髪…綺麗だな
再び巡ってきた春の季節が、今年もまた到来して。
満開に桜が咲いていると聞けば、やはり毎年欠かせないのはお花見! なのだけれど。
「桜ってスイスでも見ることが出来るんだねぇ!」
「外国で花見するとはな」
月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)と月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)の今年のお花見で眺めるのは、いつもとは違った外国の桜。
同じ桜には違いないのだけれど、咲き誇る花の彩りは知っている色とちょっと違っていて。
連なる山々の風景とも相まって、千隼はこう感じたままに紡ぐ。
「まるで桜と言うよりも木々に降り積もった雪みたいだ」
「日本の和風で雅な淡紅色の桜とお花見とは違った趣きがあって素敵だよ!」
伊吹も、桜と言えば自分が思い浮かべる色とは違う、この地ならではな新鮮な桜の彩に心躍らせて。
千隼が雪の様だと思ったのも、その色を見れば頷ける。
「見慣れた日本の桜よりも白い。だが、これはこれで風情があって良いものだ」
よく知っている桜色というよりは、もっと白い花が咲き誇っているのだから。
それに、日本で見るものと雰囲気が違うと感じるのは。
「山桜みたいに白い桜がいっぱい咲いてて草原の黄色のタンポポ畑と一緒だと、ヨーロッパらしいのどかさが出るんだねぇ」
山々が聳える大自然の風景と、桜だけでなく野原を染め上げる満開のタンポポの花の景色がまた、欧州の春らしい。
そんな春めいた陽光が降る中、千隼と伊吹は暫く夫婦で散歩してから。
ばさりとシートを敷いたのは、桜がよく見えるピクニックに丁度良い、絶好の場所。
そして伊吹がアイテムポケットから取り出すのは。
「お弁当はサンドウィッチだよ」
アイテムポケットに入れて持ち込んだサンドイッチのお弁当に、紅茶をいれてきた水筒、シートやその他ピクニックに必要な物。
そして千隼も、お手製のサンドイッチを眺めつつ、伊吹へと手渡す。
「ん、伊吹の手作りサンドウィッチ美味そうだ。俺が持ち込んださくらんぼサイダーで乾杯してから頂こう」
「サイダーありがと、乾杯!」
しゅわりと弾ける、さくらんぼサイダーで乾杯して。
「カレーカツサンドにお野菜とローストビーフのサンドにサバサンドなどのお惣菜サンドも、フルーツと生クリームたっぷりのデザートサンドもあるからねぇ!」
伊吹は胸を張って紡ぐ――ぜーんぶ私の手作りさ! って。
それに、見目華やかだったり美味しいことは勿論なのだけれど。
彼が少食であることはよく知っているから。
「千隼がより食事を楽しめるようにミニサイズを多めに用意したけど……どうかな?」
「いつも気を遣ってくれてありがとうな」
伊吹のそんな気遣いに、千隼は今日も感謝する。
……食べやすいミニサイズだから少食でも種類豊富な味を楽しめる、と。
そして、伊吹が用意してきたのは、千隼や自分のお弁当だけではなく。
「シフォンには猫用サーモンサンド、チャンディラムにはバナナたっぷりフルーツボウルどうぞ!」
シフォンとチャンディラム用のものもばっちり。
シフォンも尻尾をピンと立てて、ご機嫌であるし。
「チャンディラムもどうやらフルーツボウルを気に入ったようだ」
目を細めて頭や鼻面をすりすりさせてくるチャンディラムも嬉しそう。
それから、桜やタンポポ咲く春の野原で、皆で美味しいお弁当タイムを楽しめば。
おなかもいっぱい、春のぽかぽか陽気がとっても心地良くて。
伊吹が落とすのは、大きなあくびをひとつ。
「ふわあぁ……お腹いっぱい食べたからお昼寝したいなぁ……」
「おや、眠いのか? 膝枕しようか」
……ピクニックの準備で朝早かったじゃないか、って。
彼女が眠そうな理由を千隼はわかっているから。
「寝過ごさないように桜を眺めながらも周囲を見張るから安心して昼寝してくれ」
「千隼いいのかい? そんじゃ遠慮なく」
こてんと自分の膝に頭を預けて横になった伊吹に、アイテムポケットから取り出した、もふもふねこ柄ミニ毛布をそっとかけてあげつつ。
「心地よいお天気で千隼に膝枕されてお昼寝はお腹も幸せもいっぱいだねぇ……」
千隼は、すやすやとお昼寝を始めた彼女へと、大きなその手をふいに伸ばしながら。
(「膝枕することにより伊吹に甘えられてると言う実感があって、間近で可愛い寝顔を見れる」)
……こうして伊吹に膝枕するのは俺にとっては役得だ、なんて。
見つめる瞳を柔く細め、そして起こさないように。
――琥珀色の髪……綺麗だな。
そう思いながらも、指先で優しく摘まんで取ってあげる。
春の陽に煌めく、タンポポのような色の綺麗な髪に、ひらり――舞い降ってきた白い桜のひとひらを、そっと。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV4になった!
【通信障害】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【グロリアス】がLV4になった!
椿野・燕
アミさん(g00467)と
凪都さん、本日はお誘いありがとうございます
アミさんと同じくご挨拶をしてトレインへ
今回は海外での花見と言うことで日本の文化の一つ、野点でもしようかと
お湯はポットに入れて点てる直前に茶席用のやかんに入れるのが簡単です
ピクニックの様に緋毛氈を広げて和傘も立てて
シャカシャカと音を立てて抹茶を点てます
もちろん茶席はお茶とお菓子だけではありません
美味しいお弁当も頂きます
重箱の中身を覗いてどれから食べようかと悩みつつ
お菓子にはチェリーパイ
桜を見ながら食べるにはぴったりですね
膝の上のモラさんを時折撫でながら
抹茶にチェリーパイ、お花見弁当を食べて
西洋の桜は毎年見慣れてる桜とは違った風情が有ります
西洋実桜、ですね
わざわざ名前に実を付けるのは日本の桜が実をほとんど付けないからです
これはソメイヨシノは接ぎ木で増やしたことで同じ木では実が上手く成らない性質が影響して…と桜を見ながらいつものように蘊蓄を語って
アミさんの故郷の花を見ながら
これから先も一緒に見ようと心に誓い
シャルロット・アミ
椿野さん(g02761)と
凪都さん、今回も素敵なご案内をありがとうございます!
いつものご挨拶をしてトレインへ
【アイテムポケット】でお花見の準備は万端
今回は私の故郷、グランダルメで
椿野さんが野点をしてくださるの!
緋毛氈に朱の野点傘、茶器に茶筅にお抹茶
さすがにお湯は沸かせないからポットに入れて
折角こんなに綺麗な景色の場所だもの
お花見弁当もしっかり用意しましょう
お重箱に卵焼き、焼き魚、タコさんウィンナー
ロシアンおにぎりは中身はお楽しみ
モラさん用にはうさぎりんご!(「もきゅーっ」)
お抹茶に合わせるのはチェリーパイ
だって、桜の下ですもの
舌鼓を打ちながら(モラさんは椿野さんの膝の上)
今回もわくわくと聞きましょう
新宿島の桜と此処の桜は違うのね
こちらの色の淡い桜のほうが私には馴染があるの
新宿島の桜はもっとピンク色の気がするわ
椿野さんの蘊蓄は何度聞いても嬉しくて
この後のことも忘れて笑顔になるの
この地を取り返すの
それでも、椿野さんと一緒にいたいと思うのよ
いつものように案内人に挨拶をしてから、いってらっしゃい、と手を振られ見送られつつ。
乗り込んだパラドクストレインで今回向かう先は、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)の故郷・断頭革命グランダルメ。
大きな戦いの気配も強まっている中、奪還のために復讐者としてやるべきことも勿論沢山あるが。
けれどそれまで時間があるのなら、日常を楽しむことだって、ディアボロスの大きな力になるのだ。
現に、シャルロットの心はわくわくと弾んでいて、準備だって万端。
(「今回は私の故郷、グランダルメで、椿野さんが野点をしてくださるの!」)
そう……今回は、花見は花見でも、海外での花見と言うことで。
(「日本の文化の一つ、野点でもしようかと」)
椿野・燕(詭弁家・g02761)が考えているのは、ただ桜を眺めるだけではなく、ちょっぴり趣向を凝らした野点。
刻の列車を降りれば、新宿島とは違う、けれども桜やタンポポが満開の春の景色が広がっていて。
ピクニックの様に緋毛氈を広げて、春空にもよく映える朱の和傘も立てて。
茶器に茶筅にお抹茶、さすがにお湯は沸かせないからポットに入れてきたけれど、点てる直前に茶席用のやかんに入れれば大丈夫。
ということで準備が整えば、シャカシャカと。
耳触りの良い音を立てて、花咲く春の野で抹茶を点てる燕。
そして茶席に並ぶのはお茶とお菓子……だけではありません。
「折角こんなに綺麗な景色の場所だもの」
「どれから食べようか悩みますね」
シャルロットがしっかり用意してきたお花見弁当も並べて。
重箱を開けば、卵焼き、焼き魚、タコさんウィンナー等々、桜に負けないくらい美味も満開で。
「ロシアンおにぎりは中身はお楽しみ。モラさん用にはうさぎりんご!」
「もきゅーっ」
食べるまでお楽しみのおにぎりに、モラさんもぴょこりと跳ねて喜ぶうさぎりんごも。
そして濃い緑が綺麗なお抹茶に合わせるデザートは。
「だって、桜の下ですもの」
「桜を見ながら食べるにはぴったりですね」
まさに桜を眺めながら食べるのにぴったりなチェリーパイ!
燕は、もきゅもきゅとりんごを嬉しそうに食べる膝の上のモラさんを時折撫でながらも。
点てた抹茶にチェリーパイ、お花見弁当を食べながらも。
「西洋の桜は毎年見慣れてる桜とは違った風情が有ります」
満開に咲く桜の下、始まるのは、シャルロットもわくわく楽しみにしているお待ちかねの。
「此処に咲いているのは西洋実桜、ですね。わざわざ名前に実を付けるのは日本の桜が実をほとんど付けないからです」
そう、燕の蘊蓄タイム。
燕の言うように、今眺めているのは、薄紅色ではなく白い花を咲かせている西洋実桜で。
「これはソメイヨシノは接ぎ木で増やしたことで同じ木では実が上手く成らない性質が影響していて、ソメイヨシノの遺伝子をもった種はできないからです。なので接ぎ木で増やすほかないのですが、その変わりソメイヨシノは接ぎ木が他品種とくらべてとても容易であるんです」
「新宿島の桜と此処の桜は違うのね。こちらの色の淡い桜のほうが私には馴染があるの。新宿島の桜はもっとピンク色の気がするわ」
「桜には大きく分けてニ種類あり、綺麗な花を咲かせる観賞用の桜と立派なサクランボを実らせる食用の桜があります。前者がソメイヨシノ、後者が西洋実桜ですね。ソメイヨシノの花は少し大き目で花の個数が非常に多く見た目が豪華で、遺伝子が同じなため一斉に開花し、散る演出をもたらします。一方、西洋実桜は数千年前から人類に食されていたのですよ」
「今見ている桜は、そんなに前からあるのですね」
「ちなみに、食用桜の日本伝来は明治時代で、割と最近なんです」
シャルロットは、そんな彼の話にいつものように耳を傾けながらも。
(「椿野さんの蘊蓄は何度聞いても嬉しくて」)
今だけは、この後のことも忘れて笑顔になる
だって、話を聞くのも楽しいし、蘊蓄を語る彼もとても楽しそうだから。
燕も楽しいひとときを過ごしつつ、その心に咲かせる。
真剣にいつも聞いてくれる彼女の故郷の花を見ながら……これから先も一緒に見ようと――そう、誓いを。
そして、シャルロットも。
(「この地を取り返すの」)
でもそれも勿論なのだけれど。
それでもやはり、こう強く思うのだ――椿野さんと一緒にいたい、って。
巡る季節をこれからも何度でも一緒に……いつだってこうやって、すぐ傍で。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
レジーナ・ネイサン
【彩縁筆】
桜って日本だけじゃないんだ
ね、見慣れてるのとちょっと違う
凄いぞギィース、一面に野花が咲いてる
いいね、野花って好き
勝手に咲いてるようで調和して
人の手では敵わない色彩だ
お花見、早速始めようか
ふふふ、良くぞ聞いてくれました!
アイテムポケットからチェリーブランデーとグラス、炭酸水、氷を取り出して
サクランボのお酒をもってきたの
お花見なら桜に因みたくて
トトやブラシはサクランボのジュースね
おつまみも春めいてて美味しそう
早速乾杯しようか!
んふふ、食べたし飲んだね
ふわふわしてる
何かと笑いが溢れるのは酔いのせいだな
何も敷かずに草の上に横になれば
柔らかい草がひんやりと
濃い草と土の匂いも悪くない
ギィースもどう、結構気持ちいいよ
タンポポ…花輪の作り方って知ってる?
ちゃんと実物を見た事はなくって
おお…、器用なもんだね!ありがとう
私にも教えてくれない?
悪戦苦闘してる間に彼は2つも作ってる
トトもブラシも良かったね
私も何とか小さな花輪をひとつ
どうぞ王子様、と
彼の片角へと通そうか
そうだね、少なくとも3人にとっては
ギィース・エレクレ
【彩縁筆】
桜!桜!!
本当に日本の桜だけなのかのかと!
西洋の桜って少し白いんだね!
わぁ!!野花が凄い綺麗だね!!
確かに人の手では出来ない鮮やかさだ
あっ!レジーナちゃんお花見しよう
レジーナちゃんはお酒、俺はおつまみ担当!
何のお酒持って来てくれたの?
わぁ!!アイテム沢山出来て来たー
ふふっ、さくらんぼのお酒なんて美味しそうだね!
二人のジュースも美味しそう
ちっさな蛍イカの漬や色んなオカズを作ったよ
ブラシちゃんやトトは食べやすいのを
では皆でかんぱーい!
沢山食べた!!飲んだね!
何も敷かずにごろーん
本当に草と土の匂いがするねー
ん?花輪の作りかた?
良いよー
えっと、たんぽぽを数本と数本を編み編みして更に数本を編み編み
出来たー!!レジーナちゃん、はい
彼女の頭にそっと乗っける
ふふっ、可愛い!
ん?ブラシちゃんやトトもいる
ちょっと待っててね!
ちょい小さめを作って、二人にも
可愛い!!お姫様3人だね!
トトの肉球がてしてし
あはははっ、トトは男の子だったね
こうやって作るだよ!
俺に?ありがとう!
ふふっ、皆の王子様になれたかな
春の季節が訪れれば満開に咲き誇る、儚くも美しい和の趣きがある花……といえば。
「桜! 桜!!」
そう、ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)がはしゃぐように言ったように――桜。
けれど春の風景に桜を望む彼がいるのは実は日本ではなく、アジアですらないヨーロッパである。
レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)も連なる山々に咲く桜を眺め、ギィースと歩きながらも紡ぐ。
「桜って日本だけじゃないんだ」
「本当に日本の桜だけなのかのかと! 西洋の桜って少し白いんだね!」
「ね、見慣れてるのとちょっと違う」
よく見れば、新宿島などで見られるピンク色ではなく、眼前の桜は白っぽい花を咲かせた桜。
しかももう少し先の季節になれば実がなるのだという、同じ桜でも、日本のものとは種類が少し違うのだという。
それにやはり、くるりと見回す春の景色も、日本とは雰囲気が違っていて。
「凄いぞギィース、一面に野花が咲いてる」
「わぁ!! 野花が凄い綺麗だね!!」
桜と共に満開なのは、野原を染める黄色いたんぽぽ。
たんぽぽだけではなく、他の春の花も咲き誇っていて。
レジーナはそんな爛漫な春色を映し咲かせる瞳を細める。
「いいね、野花って好き。勝手に咲いてるようで調和して」
……人の手では敵わない色彩だ、って。
ギィースもそんな彼女の言葉を聞きながら、春の野へと改めて目を向けて。
「確かに人の手では出来ない鮮やかさだ」
ふたりで、自然が織りなす色彩の中を行きながら、そして見つける。
「お花見、早速始めようか」
「あっ! レジーナちゃんお花見しよう」
桜や野花が一望できる、絶好のお花見スポットを。
ということで、花見をするにあたって、事前に役割分担もばっちり。
「何のお酒持って来てくれたの?」
「ふふふ、良くぞ聞いてくれました!」
そう訊いたギィースに、レジーナは満を持して。
アイテムポケットから取り出したのは、チェリーブランデーとグラス、炭酸水、それに氷。
「わぁ!! アイテム沢山出来て来たー」
「サクランボのお酒をもってきたの。お花見なら桜に因みたくて」
「ふふっ、さくらんぼのお酒なんて美味しそうだね!」
それに勿論、自分達のものだけでなく。
「トトやブラシはサクランボのジュースね」
「二人のジュースも美味しそう」
トトやブラシのジュースも、サクランボのお揃い。
トトも尻尾をゆうらり、もきゅっと跳ねるブラシもわくわく嬉し気で。
レジーナがお酒や飲み物の担当であるならば。
「ちっさな蛍イカの漬や色んなオカズを作ったよ」
「おつまみも春めいてて美味しそう」
花見酒には欠かせないおつまみは、ギィースが担当。
そんなお酒にも合いそうなおかずも、ブラシやトトが食べやすいものも用意して。
準備が整えば、いざ!
「早速乾杯しようか!」
「では皆でかんぱーい!」
桜咲く春の野で乾杯! 楽しいお花見の始まりです。
そして、おつまみを肴に味わいながら、さくらんぼのお酒やジュースもすすんで。
「んふふ、食べたし飲んだね」
「沢山食べた!!飲んだね!」
ほどよくすいていたおなかも大満足。
さらに春のぽかぽかな陽気も心地良く、アルコールも入っているから。
……ふわふわしてる、って。
揺蕩うような気持ち良さを感じながら、ふにゃりご機嫌に笑みも咲いて。
(「何かと笑いが溢れるのは酔いのせいだな」)
酔い痴れるそんな春は、ゆうらりほわほわ、いい気分。
そしてそんな心地のまま、ころり。
何も敷かずに草の上に横になれば、柔らかい草がひんやりとして。
濃い草と土の匂いも悪くない……そう思うから。
「ギィースもどう、結構気持ちいいよ」
誘いの声を向ければ、同じように、何も敷かずにごろーん。
「本当に草と土の匂いがするねー」
ギィースも、そしてトトとブラシも、みんなで一緒に春の絨毯の上でころん。
それからレジーナは、目の前にいっぱい咲いている花たちを見つめて。
「タンポポ……花輪の作り方って知ってる? ちゃんと実物を見た事はなくって」
「ん? 花輪の作りかた? うん、知ってるよ! こうやってこうして……」
ギィースはたんぽぽを数本手にしては、器用にわっかにしていって。
「出来たー!! レジーナちゃん、はい」
彼女の頭にそっと、完成した花冠を乗っけてあげて、笑み咲かせる――ふふっ、可愛い! って。
そんな魔法のようにすらすらと花輪を作ってくれた彼の相変わらずの器用さに、レジーナは感心しつつ。
「おお……、器用なもんだね! ありがとう。私にも教えてくれない?」
そう教えを乞えば、ギィースはこくりと頷いて。
「良いよー。えっと、たんぽぽを数本と数本編み編みして、更に数本を編み編み――」
「編み編みして、さらに編み編み……」
真剣な表情で編み編みするレジーナに作り方を教えてあげながらも、ギィースがふと顔を上げれば。
「ん? ブラシちゃんやトトもいる」
……ちょっと待っててね! って。
そう今度は、ちょい小さめの花輪を編み編み、編み編みして。
ふたりの頭の上にもちょこんと乗せてあげれば。
「可愛い!! お姫様3人だね!」
お揃いのたんぽぽの冠がよく似合う、春のお姫様たち。
そんなギィースに、レジーナはぱちりと瞳を瞬かせて。
(「悪戦苦闘してる間に2つも作ってる」)
なかなか彼のようにはいかなくて、まずはひとつめを完成させるべく四苦八苦。
そうしている間にふいに、トトが花冠を乗せたまま、何だかてしてししてくるけれど。
「あはははっ、トトは男の子だったね」
お姫様ではない、と言わんばかりの様子に、思わずギィースは笑っちゃう。
そんな様子に、レジーナも瞳細めながらも。
「トトもブラシも良かったね。えっと……ギィース、ここはこう?」
「そこはね、こうやって作るんだよ!」
引き続き教えて貰いつつ――何とか小さな花輪をひとつ。
そして作った冠を通してあげる。彼の片角へと……どうぞ王子様、って。
「俺に? ありがとう! ふふっ、皆の王子様になれたかな」
そんな笑み咲かせる春の王子様に、レジーナは頷いて返す。
……そうだね、少なくとも3人にとっては、なんて。
お揃いのたんぽぽの冠をかぶった皆とふわり、桜のような笑みを咲かせながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV6になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
水蓮寺・颯
實生さん(g00995)と
籠には實生さんのお家にお邪魔して作ったお弁当。重たい方の籠は、さり気なく實生さんが持っていて
嬉しいけど…僕だってもう少しなら持てるのに。
わぁ…素敵、黄色い絨毯みたいですね!
これだけあると踏まないで歩くのもたいへん…!
疎らな所でシートを広げ、桜ソーダで乾杯
タンポポ畑に、薄紅色を透かして目を細め
……春の色ですね。
それから取り出したのはチキンやレタス、チーズを挟んだベーグル
僕、ベーグルサンド食べるの初めてなんです。いただきます!
んぐ…具まで至らなかった。でも生地がもちもちしてて美味しいですね。
僕がパン好きだから提案してくれたのかな、なんて、ちょっと自惚れたり
デザートは僕の提案。塩気を効かせた桜ぼた餅
實生さんが手伝ってくれたから、いつもより美味しくできました。
秋にはおはぎも手伝ってくださいね!なんて。
はふ…美味しくてちょっと食べ過ぎました。
大丈夫です。蒲公英は胃薬になるので、なんならちょっと貰って…
あはは、冗談ですよ!散策行きましょう!
子供っぽく笑って、両手を差し出す
一角・實生
水蓮寺さん(g08972)と
以前天正対戦国に紅葉を見に行った際はおにぎりを食べた
だから、今回は別のものにしようということで
それぞれ持ったバスケットの中で出番を待っている
……水蓮寺さんの好物でもあったはずだしな
桜も蒲公英も楽しめる眺めのいい場所でシートを広げよう
早起きした分先ずは腹ごしらえ
あとこちらも。白い桜に映えると思い持ってきた桜ソーダ
底では塩漬けの桜が揺れている
乾杯し心地良い炭酸を味わったらいよいよお弁当へ
俺はサンドイッチから食べる、その次はコッペパンサンド
たまごサンドの幸せな甘味、焼きそばコッペの安定の美味しさ
……そう、具材
手伝うと言ったのに、料理スキルマイナスを理由に断固拒否された
その代わりもち米を潰したりパンに具材を挟むのを頑張ったよ
桜のぼた餅も甘さと塩っ気が丁度良くて美味しい
秋? 気が早いな――勿論、俺で良ければ
一面に広がる蒲公英と白い桜
風に舞い上がる花弁も美しく
水蓮寺さん、少し散策してみるかい
屈託ない笑顔と仕草にこちらも笑顔になりつつ
仕方ないなあ
両手をひいて立ち上がらせるよ
以前もこうやって同じ様に、ふたり並んで歩いたけれど。
その時の彩りは、燃ゆるような秋の紅で。
でもあの時とはちょっとだけ違うのは、眼前に広がるのがヨーロッパの春の風景であるということと。
一角・實生(深い潭・g00995)が持っている、バスケットの中身。
天正対戦国に紅葉を見に行ったあの時はおにぎりを食べたけれど。
だから、今回は別のものにしようと、隣を歩く彼女に提案したのは實生であった。
そうして作った今日のごはんは、水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)とそれぞれ持ったバスケットの中で今は出番待ち。
その中身を思えば、實生はそっと待ち遠しく思う。
前回のおにぎりとは折角だから違ったものを、ということもなのだけれど。
(「……水蓮寺さんの好物でもあったはずだしな」)
そして颯も、實生の家にお邪魔して作った、お弁当の入った籠を同じく抱えながらも。
でも……ほんのちょっぴりだけ、複雑な気持ちも。
(「嬉しいけど……僕だってもう少しなら持てるのに」)
重たい方の籠を、さり気なく實生が持ってくれているから。
でもきっと優しい彼のことだから、半分半分にしてはくれないだろうし。
「わぁ……素敵、黄色い絨毯みたいですね!」
一面春色の野原が瞳に飛び込んでくれば、心もうきうきと躍って。
「これだけあると踏まないで歩くのもたいへん……!」
そうっとタンポポの花を合間を縫いつつ、疎らな場所を見つければ。
シートを広げて早速、早起きした分、まずは腹ごしらえ。
でも……その前に。
バスケットから取り出してお互い手にするのは、白い桜に映えると思って持ってきた桜ソーダ。
しゅわっと弾けるその底にも、塩漬けの桜がゆうらり揺れていて。
ふたり桜色を重ねて乾杯した後、颯は細めたその瞳にも移す。
「……春の色ですね」
タンポポ畑に透かした、淡く咲く薄紅色を。
そして口にすれば、心地良い炭酸と春の味わいが、ふわりしゅわりと花開いて。
いよいよ取り出すのは、ふたりで用意したお弁当。
「僕、ベーグルサンド食べるの初めてなんです。いただきます!」
颯がわくわく手にしたのは、チキンやレタス、チーズを挟んだベーグル。
實生も何から食べるかは決めているから、迷わない。
「俺はサンドイッチから食べる、その次はコッペパンサンド」
ということで、一緒にはむりと口にすれば。
實生は、白い花弁にいつの間にか飾られている翼を無意識的にぱたり。
たまごサンドの幸せな甘味と焼きそばコッペの安定の美味しさは、やはり間違いなくて。
颯も、待望のベーグルを口に……一応、したのだけれど。
「んぐ……具まで至らなかった」
まだパンの部分しか口にできませんでした。
けれど、とはいえ。
「でも生地がもちもちしてて美味しいですね」
そう、もぐもぐもちもちと食べながらも、ちらり。
そっと彼を見つつも、ちょっと自惚れたり。
(「僕がパン好きだから提案してくれたのかな、なんて」)
そんな視線にも気付かずに、具まで至らなかったという彼女の声を聞けば、實生は心の内でちょっとだけ苦笑する。
(「……そう、具材」)
手伝うと言ったのに断固拒否されたことを思い出して。料理スキルマイナスを理由に。
でもその代わり、パンに具材を挟むのは頑張ったし。
颯が取り出した、彼女の提案の塩気を効かせたデザートの桜ぼた餅。
そんなデザートのもち米を潰したりもしたのだから。
パンを美味しくいただいた後、花見にぴったりの甘味も口に運べば。
「桜のぼた餅も甘さと塩っ気が丁度良くて美味しい」
「實生さんが手伝ってくれたから、いつもより美味しくできました」
そう、もぐもぐ桜ぼた餅を味わう彼に、颯はこんな先の予約をひとつ。
「秋にはおはぎも手伝ってくださいね!」
「秋? 気が早いな――勿論、俺で良ければ」
また巡ってくる秋のお出掛けの時の約束を。
實生は美味しいお弁当やデザートを口にしながら、ふと空を見上げて。
野原一面に広がる蒲公英と山々に咲く白い桜、そして春風に舞い上がる花弁の美しさを眺めていれば。
「はふ……美味しくてちょっと食べ過ぎました」
聞こえた声に、こう提案を。
「水蓮寺さん、少し散策してみるかい」
「大丈夫です。蒲公英は胃薬になるので、なんならちょっと貰って……」
「……蒲公英を胃薬に?」
けれど返って来た言葉に、そう首を傾けつつも。
思わず真面目に、じいと咲く花を見遣ってしまうけれど。
「あはは、冗談ですよ! 散策行きましょう!」
そう子供っぽく笑って両手を差し出す、屈託ない彼女の笑顔と仕草につられるように。
ばさりと羽搏かせた翼からひらひら、桜花弁を降らせつつ。
實生は小さなその手を取って、両手をひいて立ち上がらせる。
……仕方ないなあ、なんて、一緒に小さく笑顔を咲かせながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【通信障害】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
一・百
【百夜】
のんびり散歩して楽しもう
蒲公英で花冠作れるかな…
細かい作業は得意
黄色のキレイな花を選んで作ったらシャムスの頭に
やっぱりシャムスはキレイだな…
月光の冠かな?
教えながら並んで作る
桜の眺めがいい場所に座ってお弁当タイム
俺も頑張ったよおにぎりいっぱい作ったんだ…
握るだけなら爆発しないからな…
こっちは鮭で、こっちは桜餅のおにぎりちゃんともち米だよ
後は豆とノリ、タケノコもあるぞ
選んで貰ったおにぎりを差し出したり、あーんしたり
サンドイッチ…タマゴの黄色に尻尾がぱたぱた
美味しそう、どのタマゴから食べてもいいのか?
しあわせの味だ…
小さい花が集まってこんな風に見えるなんて不思議だな…
すっかりお花見にも慣れたけど
何度見ても綺麗だよな
砂漠は1年中似たような気候だからな…
あたたかく感じるのは隣に大事な人が居るからだろう
まさか先に狐変身されるとは
妖狐の本領を見せてやろう…
まてまてーと狐変身し全力で春の中を追いかける
狐姿でじゃれ合いながら春を堪能し疲れたら
陽だまりの中で花に包まれながらお昼寝
また一緒にいこうな
シャムス・ライラ
【百夜】
春の野山には可愛いが詰まっている
(以前同じようなフレーズを想った気がするけど)
たんぽぽの花冠
上手だね
ありがとう
私にも作り方を教えてくれる?
ふふ
狐の王子様、冠をどうぞ
お日様色の冠がとてもよく似合って
桜の下でお弁当
こんなに料理上手になって
種類豊富なおにぎり達に目移りしてしまう
あーん
うん、美味しい!
美味しそうにサンドイッチを頬張るモモちゃん(可愛い)
卵焼きに目をきらきらさせるモモちゃん(可愛い)
頑張って手作りしたおにぎりを差し出すモモちゃん(以下略)
思えば
復讐者として蘇ってから季節を感じることが多くなった気がする
これも一緒に四季を楽しむ相手がいてくれるからこそ
「ところで百、でえとはお面禁止なのは知っているけれど
隠密な私はそろそろすっぴんから解放されたいのです」
ということで狐変身!
しっぽをふりふり
食後の運動だね
つかまえてごらん
追いつ追われつ駆け回りながら
二匹で春の景色を堪能
遊び疲れたら寄り添ってお昼寝
ぬくぬくふわふわ良い匂い
うん、また一緒に来たい
(むにゃむにゃ狐の寝言)
アドリブ等歓迎
柔らかな陽気が降り注ぎ、満開に咲いた花々が一面に咲き誇っている春の日。
シャムス・ライラ(極夜・g04075)は大きくひとつ頷き、やはり改めて思う。
――春の野山には可愛いが詰まっている。
以前同じようなフレーズを想った気がするのだけれど、何度でも思うから仕方ない。
可愛い蒲公英の花、ひらり舞う桜花弁、そして何よりも可愛いのは。
「蒲公英で花冠作れるかな……」
そうのんびり散歩して楽しもう、と尻尾をゆらりと揺らしつつも。
じいと、より綺麗な蒲公英を探している、一・百(気まぐれな狐・g04201)の姿。
そして百は、必要な分だけ黄色の花を摘んだ後、編み編み。
細かい作業は得意だから……春色に咲いた蒲公英たちを編み上げていって。
「たんぽぽの花冠、上手だね」
「やっぱりシャムスはキレイだな……」
……月光の冠かな? なんて。
月のように美しい黄色の花で冠を作れば、そうっとシャムスの頭を飾ってあげてから。
「ありがとう。私にも作り方を教えてくれる? これは……こう?」
「それをこう、くるっと巻きつけて……」
顔を近づけ合い寄り添いつつ、シャムスに教えながら、並んで編み編みしていく百。
そしてシャムスは、百へとお返しを。
「狐の王子様、冠をどうぞ」
想いを込めて編み上げた、彼にとてもよく似合っているお日様色の冠を。
それから、桜の眺めがいい場所を見つけてちょこりと座れば。
「俺も頑張ったよ、おにぎりいっぱい作ったんだ……」
握るだけなら爆発しないからな……なんて。
きっと今回は安心安全、美味しいお弁当タイムの始まりです。
それから、桜花弁がちょっぴり積もった尻尾をそわりと揺らしつつ。
「こっちは鮭で、こっちは桜餅のおにぎり。ちゃんともち米だよ」
百はそう、ひとつずつ作ったおにぎりを指さしていって。
「後は豆とノリ、タケノコもあるぞ」
「こんなに料理上手になって」
満開に咲く桜の下、種類豊富なおにぎり達に目移りしてしまうシャムスだけれど。
まずは定番と選んだ鮭おにぎりを、百から差し出されれば、あーん。
はむり、もぐもぐと味わった瞬間、ほわっと笑顔が咲いて。
「うん、美味しい!」
その声に、百も嬉しそうにほわほわ。
それから改めて、きょろりと見つめる先。
「サンドイッチ……美味しそう、どのタマゴから食べてもいいのか?」
自分達の冠とお揃いなタマゴの黄色に、尻尾がぱたぱた。
わくわく、はむ、と口にした百は、お耳をぴこり。
「しあわせの味だ……」
ほわわとそう満開に咲かせるのは、しあわせのいろ。
そしてシャムスはそんな様子を見つめながらも、改めて思う。
(「美味しそうにサンドイッチを頬張るモモちゃん」)
――可愛い。
(「卵焼きに目をきらきらさせるモモちゃん」)
――可愛い。
(「頑張って手作りしたおにぎりを差し出すモモちゃん」)
――以下略。
つまりは、そう……春の野山には可愛いが詰まりまくっている、と。
それから、ご機嫌に尻尾をふりふりさせながらも。
「小さい花が集まってこんな風に見えるなんて不思議だな……すっかりお花見にも慣れたけど、何度見ても綺麗だよな」
砂漠は1年中似たような気候だからな……なんて。
耳に届いたそんな声に、シャムスも頷いて返して。
「思えば、復讐者として蘇ってから季節を感じることが多くなった気がする」
でもふたりには、その理由は分かっているから。
――これも一緒に四季を楽しむ相手がいてくれるからこそ。
――あたたかく感じるのは隣に大事な人が居るからだろう。
まるで巡ってきた春の様な、あたたかなひとときを一緒に楽しみながら。
そして、美味しく揃って御馳走様をした後。
「ところで百、でえとはお面禁止なのは知っているけれど。隠密な私はそろそろすっぴんから解放されたいのです」
シャムスはそう言った瞬間――ぽふんっ。
ということで狐変身!
それから、しっぽをふりふり……つかまえてごらん、って。
……食後の運動だね、なんて、しゅたっと春の野を駆け出せば。
まさか先に狐変身されるとは、と百は一瞬ぱちりと瞳を瞬かせるけれど。
「妖狐の本領を見せてやろう……」
すかさず続いて、ぽふりっ。
――まてまてー。
ふりふり誘うように揺れる尻尾を全力で追いかけて。
追いつ追われつ駆け回り、じゃれ合いつつ。
満ちる春色に、ぴょこり、ころころーと。
景色を堪能しながらも、蒲公英の絨毯にもふもふころりと一緒に転がれば。
ちょっぴり疲れてきたし、優しく降るお日様もぽかぽかだから。
陽だまりの中、いっぱいのお花に包まれながら寄り添い合えば……ぬくぬくふわふわ、春の良い匂いがして。
一緒にすやすや、お昼寝を。
それから、ゆうらり夢の世界に誘われながらも交わすのは。
――また一緒にいこうな。
――うん、また一緒に来たい。
仲良くむにゃむにゃ、しあわせの約束――狐たちのそんな、すややかな寝言。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【命中アップ】LV1が発生!
朝比奈・架恋
【野茉莉架恋】
アドリブ大歓迎です!
やってきた特別な今日!!大切な野茉莉さんとお花見なのっ♪
咲き誇る西洋桜も私たちを祝福してくれているよう。
何よりこうやって2人一緒に歩いてお話ができて、特別な時間を分かち合えていることがこの上なく幸せで――
今日のお花は普段よりずっとずっと綺麗だよねっ!!
会話の内容は、今日の素敵な天気のお話や心を癒す美しい鳥の囀りなど。
心の中からあふれ出てくる幸福感を自然と言葉に乗せていこう♪
休憩時間には西洋桜の素敵な世界をさらに満喫できるように用意してきた手作りのサクランボクッキーを振る舞うよっ♪
ふふっ♪2人の幸せな時間は穏やかに続いていくの…♪
そうして少しずつ身を寄せていって――
お姫さま抱っこして欲しいなって視線で野茉莉さんを見つめるよ。
気づいてくれるかなっ…?
抱き上げられた私は、大好きな人と寄り添い合う至上の幸せを身と心に刻むのでした。
もし私のほうが大きくなっちゃったら、その時は私が野茉莉さんをお姫さま抱っこしてあげるね♪
などとちょっと照れ隠しな感じで呟いてみたり…♪
遠野・野茉莉
【野茉莉架恋】
『設定情報』
基本、丁寧口調
かれん(g01789)に対してだけは砕けて話します
道中の会話などなど、アドリブ大歓迎です
「…うん。良い景色だね。それにとても良い天気…。かれん、誘ってくれてありがとね。」
初めて見る西洋の白桜に感動しつつ、道中の道をゆっくりと話しながら歩きます
素敵な桜を見つけたら、そこで休憩も兼ねてお花見
「こんなに綺麗なお花を見ていると、かれんの駄菓子屋での事を思い出すかな。
ふふっ。初めて会った時もこんなにいい天気だったからね。
あの時は…お休みの日に散歩をしていたら、綺麗なお花がある建物と、思って気になっちゃったからね。」
お花見後もゆっくり散歩をします
散歩の終わりがみえて、少し寂しく感じた時
何かかれんに対してお返しをしようと思って、サプライズをします
「…えい♪」
後ろから気づかれないようにお姫様だっこ
「ふふっ。驚いた…?」
誘った日から、指折り数えてわくわくそわそわ。
当日の天気も気になりつつ、随分と春めいてきた頃、迎えた出発の日。
逸るような足取りでパラドクストレインから降りるのは、朝比奈・架恋(駄菓子屋の少女・g01789)。
だって、この日を架恋はとても楽しみにしていたから。
(「やってきた特別な今日!! 大切な野茉莉さんとお花見なのっ♪」)
遠野・野茉莉(倖せを願う一人の少女・g05024)と一緒に、満開に咲く桜を見に来たのだ。
それに今回は、桜は桜でも、いつも見ている桜とは少しだけ違う桜。
桜と言えば薄紅色なイメージだけれど、眼前の山々の風景に咲いているのは、雪のように白い桜。
春風が吹けば、花弁がまるで雪のようにひらひらと舞い踊って。
(「咲き誇る西洋桜も私たちを祝福してくれているよう」)
野原一面を染めているタンポポの花も、春らしく可愛らしいし。
やはり、何よりも嬉しいのは。
「今日のお花は普段よりずっとずっと綺麗だよねっ!! それに今日はすごく暖かいね……!」
「……うん。良い景色だね。それにとても良い天気……。かれん、誘ってくれてありがとね」
こうやって2人一緒に歩いてお話ができて。
「野茉莉さん、こちらこそ本当にありがとう……! あっ、鳥の囀りが聴こえるよっ♪」
「うん、とても癒されるね。花満開の綺麗なお花畑……その辺にいるのかな?」
「どんな鳥なんだろう~♪ すっごくきれいな鳥なんじゃないかな?」
「ふふっ、それは凄く見てみたいっ」
「どこにいるのかなっ♪ こっちかな?」
架恋にとって、野茉莉と特別な時間を分かち合えていることが、この上なく幸せで――。
だから、心の中からあふれ出てくる幸福感を自然と言葉に乗せていきながら、春色の風景を歩いて。
野茉莉も、春と言えば一番お花見に行きたいと思っていたし。
架恋と一緒に、初めて見る西洋の白桜に感動しつつ、ゆっくりと話しながら、暫しお散歩を。
そして――見つけたのは、真っ白な花が満開な、素敵な桜の木。
鳥が歌う声を聴きながら、そんな桜の木の下で、休憩も兼ねてお花見をすることにして。
「西洋桜の素敵な世界をさらに満喫できるように、手作りのサクランボクッキーを用意してきたよっ♪」
「ゎ、すっごく嬉しいっ。私も、お気に入りの紅茶を持ってきたけれど……かれんに気に入って貰えたら、嬉しいな」
ひとやすみしつつ桜や春の花を見ながら、美味しくて楽しいひとときを。
野茉莉はそれから春の青空をそっと見上げつつ、口にする。
「こんなに綺麗なお花を見ていると、かれんの駄菓子屋での事を思い出すかな。ふふっ。初めて会った時もこんなにいい天気だったからね」
「うんっ、あの時もいい天気だったよね……!」
「あの時は……お休みの日に散歩をしていたら、綺麗なお花がある建物と、思って気になっちゃったからね」
「えへへっ♪ あの時、野茉莉さんが気になってくれてよかったっ♪」
初めて会った時のことをふたりで思い出しながらも。
それと同時に、今もこうやって一緒に楽しい時間を過ごせることが、嬉しくて。
だってお互いにとって、お互いが、私の特別なのだから。
そして架恋は桜の花のように、ふふっ♪ と満開に笑みを咲かせる。
穏やかに続いていく、ふたりのこんな幸せな時間に。
それから、サクランボクッキーと紅茶をお供に、ひと休憩のお花見をした後も。
優しい春風が頬をそっと撫ぜる中、ぽかぽか陽気の中を再びゆっくりと散歩して。
散歩の終わりがみえはじめた時、少し寂しく感じる野茉莉。
でもそれは架恋も一緒で、少しずつ野茉莉へと身を寄せていって――。
(「気づいてくれるかなっ……?」)
視線を向け、そっと見つめてみる。
けれど――それと同時に。
何か架恋に対してお返しをしようと思って、後ろから気づかれないように。
「……えい♪」
野茉莉がするのは、不意打ちのサプライズ。
「あっ……!」
「ふふっ。驚いた……?」
して欲しいなって、実は架恋が思っていた、お姫さま抱っこを。
そして抱き上げられた架恋はしっかりと、その身と心に刻む――好きな人と寄り添い合う至上の幸せを。
それから春色の風景の中、そっと架恋は野茉莉へと笑み咲かせる。
「もし私のほうが大きくなっちゃったら、その時は私が野茉莉さんをお姫さま抱っこしてあげるね♪」
ちょっと照れ隠しな感じで、そんなナイショ話のような呟きを。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】がLV2になった!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
犬神・百合
恋人の千草ちゃん(g03137)と
去年はおにぎりだったから、今年はサンドイッチのお弁当
えへへ、もちろんです
千草ちゃんが好きなのたくさん作ってきたよ
食べ終えたら二人でゆっくり桜を見よう
……わ、ほんと
白色だと雪みたいね…ふふ、わたしのお色なの?
わたしは千草ちゃんに思えちゃうよ
お互いの気持ちに笑みが溢れてまた舞い散る花弁を見る
ちっちゃな千草ちゃんがお空から、ふわふわ〜…
ぁわ(かわいい!想像したら思わずヘンテコな声が出ちゃったからサッと口元抑え)
ふと、名前を呼ばれて目線の先のあなた。
白色の桜、桃色に染まっちゃいそう
千草ちゃんがする、の?えと、あう…はい…
お角…平気?気をつけるね?
見上げれば言葉も息も詰まるくらいに綺麗で
空も咲き誇る花も降り注ぐ花弁もあなたの顔も全部──
所作を目で追う
今のわたし、それしか出来ない
あゝ、髪に咲かせてくれた桜の花
ずっと咲いてて欲しいな
ほんの少しだけ目を瞑る
優しく触れ撫ぜてくれる手のぬくもりも独り占め
我侭ばっかりね
心の中でそっと呟く
このあと何があっても忘れませんように──
雪定・千草
恋人の百合(g05341)さんと
サンドイッチのお弁当に、わぁい
百合さんのサンドイッチ大好きです
サーモンチーズをまた頂いてもいいですか
白い桜、まるで雪が舞っているみたい
西洋の桜もとっても綺麗ですね
それに白は俺にとって、百合さんのお色
早くも愛着が湧いてきそうですよ
ちっちゃな俺…?
じいっと百合さん見詰めて
何を想像したか詳しく聞かせてもらおうかな
俺もちっちゃな百合さんがふわふわ…を想像してみます
…ふへへ
お花見満喫したら、ぽんぽんと自分の膝叩いて微笑み
ね、百合さん
寝転がって桜見たら、きっとより綺麗だと思います
英気を養う為にも、是非どうぞ
お角は少しぐらい当たっても平気
舞い散る桜を上手く捕まえられたら
そっと百合さんの頭に飾りましょう
百合さんのお肌も白くて綺麗
長い睫毛も、赤い唇も
こうしていれば、他の人に百合さんを見られなくて済みますね
俺だけの、特別の…
照れくさくなったらまた桜を見上げて誤魔化し
本当、桜の花ずっと咲いてたら良いな
目を瞑るあなたの頭をそっと撫でて
ほんのひと時だけれど、心地良く微睡めますように
はらりひらり、桜花弁が舞う春は毎年巡って来るけれど。
いつだってその彩りは同じものではなくて。
迎えたふたりの春は、今年も爛漫。
だって、犬神・百合(ラストダンス・g05341)は知っているから。
「百合さんのサンドイッチ大好きです。サーモンチーズをまた頂いてもいいですか」
「えへへ、もちろんです。千草ちゃんが好きなのたくさん作ってきたよ」
このひととせ、一緒に季節を歩んできたのだから……わぁい、って雪定・千草(霞籠・g03137)が喜ぶものを。
ということで、去年はおにぎりだったから、今年はサンドイッチのお弁当。
彼が好きなサーモンチーズは多めにと作ってきたけれど、やっぱりほわほわ嬉しそうに食べてくれる姿を見たら嬉しくなるから。
そしておなかも舌も大満足になれば、改めて眺めることにする。
ふたりでゆっくり桜を見よう、って。
こうやってふたりで桜を見たことはこれまでもあったのだけれど。
でも、眼前に咲き誇る桜は、見慣れているものとは違っていて。
「白い桜、まるで雪が舞っているみたい。西洋の桜もとっても綺麗ですね」
薄紅色ではなく、白い花を咲かせる西洋桜。
そんな千草の声に、百合も彼の視線を追って春空を見上げるけれど。
「……わ、ほんと。白色だと雪みたいね……」
「それに白は俺にとって、百合さんのお色。早くも愛着が湧いてきそうですよ」
届いた声に、ふわりと咲かせ零す。
「……ふふ、わたしのお色なの? わたしは千草ちゃんに思えちゃうよ」
お揃いのような、そんなお互いの気持ちに溢れる笑みを。
それから再び、舞い散る花弁を見れば――。
「ちっちゃな千草ちゃんがお空から、ふわふわ〜……」
自分の元へと舞い降りてくる白い桜花弁が、ちっちゃな彼に見えちゃって。
そう想像したら、思わず。
「ぁわ」
――かわいい!
サッと口元抑えたのは、ついヘンテコな声が出ちゃったから。
そんな声に、千草はきょとり。
「ちっちゃな俺……?」
じいっと彼女を見詰めて、聞かせてもらうことにする。
ちっちゃな俺とは、一体何を想像したのかを詳しく。
そしてちょっぴり恥ずかしそうに告げる姿を可愛いと思いながらも。
「ちっちゃな百合さんがふわふわ……ふへへ」
千草も春空を見上げて想像してみれば……やっぱりついつい、ヘンテコな声と笑みが。
そんな桜を一緒に沢山眺めて満喫すれば、千草はふいに、自分の膝をぽんぽん。
それから、微笑みと共に彼女の名を呼ぶ――ね、百合さん、って。
そうふと名前を呼ばれた目線の先、彼を見れば。
――白色の桜、桃色に染まっちゃいそう。
百合の頬も思わず、仄か春めいてしまって。
「寝転がって桜見たら、きっとより綺麗だと思います」
「千草ちゃんがする、の?」
「英気を養う為にも、是非どうぞ」
そうっと見上げる千草が、そう笑み咲かせているものだから。
「えと、あう……はい……」
お言葉に甘えて、ころん……と身を預けようとする百合だけれど。
「お角……」
「お角は少しぐらい当たっても平気」
「……平気? 気をつけるね?」
お角の位置に気をつけつつ、今度こそあらためて――こてり。
そしてとびきりの特等席で見上げてみれば、百合は思わず見入ってしまう。
言葉も息も詰まるくらいに、綺麗だから。
(「空も咲き誇る花も降り注ぐ花弁もあなたの顔も全部――」)
それから、そっと彼が掌に招く春を目で追う。
だって今、それしか出来なくて。
千草はそんな彼女に咲かせてあげる。
上手に捕まえられた舞い散る桜を優しく、百合の頭にふわりと。
そして飾ってくれた春に、百合は思う。
あゝ、髪に咲かせてくれた桜の花――ずっと咲いてて欲しいな、って。
ほんの少しだけ、目を瞑って。
千草はそんな彼女へと改めて視線を落として。
(「百合さんのお肌も白くて綺麗」)
いや、肌も……長い睫毛も、赤い唇も、春を咲かせた髪も、全部。
全部、綺麗で――そして。
「こうしていれば、他の人に百合さんを見られなくて済みますね」
俺だけの、特別の……。
そう思えば、千草の頬も火照ってしまいそうだから。
照れくさくなったら誤魔化すようにまた、桜を見上げて。
「本当、桜の花ずっと咲いてたら良いな」
伏せられて長い睫毛が瞳にかかったあなたの頭を、そっと愛し気に撫でながらも。
千草はそっと心に願い咲かせる――ほんのひと時だけれど、心地良く微睡めますように、と。
そして百合も、優しく触れては撫ぜてくれる大きな手のぬくもりも、独り占め。
それから彼に身を委ね、しあわせの春に揺蕩いながらも、心の中でそっと呟く――我侭ばっかりね、って。
だって、どうしても思ってしまうのだから。
(「このあと何があっても忘れませんように――」)
忘れたくない、って――それがたとえ、我儘だとしても。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】がLV3になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV2が発生!
ラヴィデ・ローズ
ヤコウくん(g04118)と
今日のためじっくり考案した
『理想のお花見ごはん』――!
彼は和で攻めてくると思ったからね
オレは洋
タコさんウインナー
赤ワインソースのミニハンバーグ
甘口のミニオムレツ
春野菜のキッシュ
瑞々しいイチゴも添えて
あとチーズin油揚げ、
我ながら自信作!
ヤコウくんのは……やるねぇ、三色団子もばっちりだとっ
とはいえキミ、おやつばっかりじゃ……?
疑問を口にすると同時開かれた次の重箱
わ~~、理想だ!
途端にほわっと香るおいしい匂いに
腹の虫も鳴いてしまうというもの
……いただきますしよっか!
てへへ
って、二人分とは思えない量になっちゃったなぁ
なんとなく予想できたけれど
お互いの張り切りように笑っちゃう
花も団子もと楽しみながら乾杯もして
ごちそうさまの後には
大木に背を預けてすこし休憩
春風がきもちいい
いっとき瞼を閉じていると擽ったい感覚
……ヤコウくん~?
ほほう? なるほどなぁ
ふふっ、じゃあこれも桜のせい
桜の花弁を取るついで、彼の頭をわしゃわしゃっと撫でる
日差しでぽかぽかな黒い毛並みに
幸せだなぁと思う
永辿・ヤコウ
ラヴィデさん(g00694)
『理想のお花見ごはん』のお披露目
内緒にしていた重箱の中身を開く時
一段目は三色団子
二段目は草餅と豆餅
三段目は、ほっくりさくさくの油揚げに焼餅を入れた餅巾着
魅惑の餅尽くし
うっとり満足気に語る口調
…の、後に
悪戯な笑顔
これはこれで美味しいですが
実は他にもあるんです、と
アイテムポケットから取り出す、もう一つのお重
優しい味わいの煮物に
唐揚げ
肉巻き野菜
おにぎりは手毬型
お稲荷さんはいつものお約束なれども
筍ご飯を詰めた春仕様
洋食お重のタコさん、かわいい!
ハンバーグにも蕩けそう
どんどん腕を上げるラヴィデさんの料理センスに
感激の称賛を
自然発泡の日本酒の口当たりは柔らかで
食事ともよく合うから
沢山あったお弁当もあっという間に空っぽで、満腹
眠くなったらお昼寝もどうぞ、遠慮なく
傍らで本を開いて過ごす合間
眠るあなたの前髪を、頬の鱗を、そっと愛おしく撫でよう
擽ったさに目覚めたあなたと目があっても
桜の花弁をひとひら摘まんで
この子の悪戯ですよ、なんて
嘯きましょうか
じゃれ合う穏やかな時間に
心も満ちる
この日の為にじっくり考案して、そしてこの日を何と待ち遠しく思っていたか。
何せ、今こそお披露目――内緒にしていた重箱の中身を開く時。
そう! それは『理想のお花見ごはん』――!
というわけで。
ラヴィデ・ローズ(la-tta-ta・g00694)の読みと熟考の結果は、こうである。
(「彼は和で攻めてくると思ったからね。オレは洋」)
まずは、キュートなタコさんウインナーで心を掴んで。
かと思わせて、赤ワインソースのミニハンバーグという本格派の存在感。
さらに、ふわふわ甘口の見目も鮮やかなミニオムレツに。
春野菜のキッシュを加え、爛漫な春のお花見感もばっちり。
そしてデザートだって忘れずに、瑞々しいイチゴも添えて。
それから最後に、相手のことを思えば――。
(「あとチーズin油揚げ、我ながら自信作!」)
これできっと、ころりと首ったけなはず!
そうわくわくそわりと永辿・ヤコウ(繕い屋・g04118)の反応を楽しみに、ふと彼の取り出した重箱の中身を見遣れば。
「ヤコウくんのは……やるねぇ、三色団子もばっちりだとっ」
思わず、そう声を上げるラヴィデ。
まずは一段目、ラヴィデも大きく頷いたお花見の揺るがぬ定番・三色団子に。
二段目はほっこり素朴な、安定の草餅と豆餅。
そして三段目は、ほっくりさくさくの油揚げに香ばしい焼餅を入れた餅巾着。
そう、ヤコウが爛漫に咲かせたのは。
「魅惑の餅尽くしです」
まさにお花見のお供としての布陣としては心躍る魅惑の餅尽くし!
いや、確かに美味しそうで心浮かれるほど魅惑的……なのだけれど。
こてりと首を傾けながらもふとラヴィデが口にするのは、こんな疑問。
「とはいえキミ、おやつばっかりじゃ……?」
でも見遣った彼が、余りにもうっとり満足気な口調で語るものだから。
今回のお題はもしかして『理想のお花見おやつ』――?
なんて、そんなことを思うと同時に。
得意気な語り口……の、その後に。
「これはこれで美味しいですが、実は他にもあるんです」
悪戯な笑顔をふっと咲かせたヤコウは、もう一つ。
アイテムポケットから取り出すのは、次の重箱……?
そして、ぱかりと満を持して蓋が開かれれば。
「わ~~、理想だ!」
そう、実は此方が真打。
優しい味わいの煮物に、欠かせない唐揚げ、くるり肉巻き野菜。
並ぶおにぎりは手毬型にして、お稲荷さんはいつものお約束なれども、筍ご飯を詰めた春仕様。
ラヴィデの予想は大当たり、満載の和で彩られているヤコウの『理想のお花見ごはん』だけれど。
途端にほわっと香る予想以上のおいしい匂いに、思わず腹の虫も鳴いてしまうというもの。
ということで!
「……いただきますしよっか!」
和と洋、それに餅尽くしな、満開の美味を前に逸るように――いただきます!
ヤコウも、洋で攻めたラヴィデの、まさに『理想のお花見ごはん』を見つめれば、尻尾もゆうらりゆらり。
「洋食お重のタコさん、かわいい! ハンバーグにも蕩けそう」
瞳を輝かせ、口にせずにいられないのは、感激の称賛。
どんどん腕を上げる彼の料理センスに。
そう瞳をキラキラ、紡がれる褒め言葉を聞けば、てへへと。
ちょっぴり照れたような笑みを咲かせるラヴィデだけれど。
でもやっぱりこれも、予想通り。
「って、二人分とは思えない量になっちゃったなぁ」
なんとなく予想できたけれど、なんて、お互いの張り切りように笑っちゃう。
それからごはんと一緒に楽しむべく、花見酒でひらり、乾杯もして。
自然発泡の日本酒の口当たりは柔らかで、そして食事ともよく合うから。
ふたりで張り切って作った、沢山あったお弁当も、あっという間に空っぽ。
おなかも心もすっかり、春色で満腹に。
そしてごちそうさまの後には、こてんと。
春風がきもちいい――そう大木に背を預けてすこし休憩するラヴィデ。
そんな彼の傍らで、ぱらり。
「眠くなったらお昼寝もどうぞ、遠慮なく」
ヤコウは本を開いて過ごさんとするけれど。
でも――その合間。
瞼を閉じているラヴィデへと伸ばした指先が、手のひらが――眠るその前髪を、頬の鱗を、そっと愛おしく撫ぜて。
「……ヤコウくん~?」
いっときの隙に与えられた擽ったい感覚に、ラヴィデが再び瞳を開けば――ぱちり。
目覚めたその目と、目が合っても、ヤコウはしれっと嘯いてみせる。
「この子の悪戯ですよ」
……なんて、招くように摘まんだ、桜の花弁のせいにして。
そんな悪戯なひとひらを、ラヴィデはじいと見つめながらも。
「ほほう? なるほどなぁ」
ふふっ、と笑めば――じゃあこれも桜のせい、と。
桜の花弁を取るついでに、彼の頭をわしゃわしゃっ。
そう撫でられれば、柔く瞳細めるヤコウの心も満ちてほわほわ――仲良くじゃれ合う、こんな穏やかな時間に。
そして、青空から降る日差しを浴びて、ぽかぽかもふもふ。
ラヴィデも、黒い毛並みが纏う、春の温もりと香りに思う……幸せだなぁ、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】がLV2になった!
【アイテムポケット】がLV7になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【グロリアス】がLV5(最大)になった!
海神・雫玖
桜でございますか
懐かしい記憶を思い出してしまいますね
屋敷の庭に桜の木が植わっておりましたので、幼少の頃はよく家族でお花見をしていたものです
父の顔だけは見た事がございませんが……あの頃は母も四人の兄も居りましたので
そういう訳もありまして
私にとって日本の桜は非常に馴染み深いものでございますが、西洋の桜は初めて拝見しました
真に真白いのですね
新雪の様な白さは新鮮に感じてしまいます
折角の機会でございますし、晴空の下を少々散策致しましょうか
落ちている花弁や葉がありましたら丁寧に拾ってハンカチに包みますね
栞やアクセサリーにしてみましょうか
舞い散ったばかりの花は勿論のこと、地に落ちて時間が経った花にもまた異なった美しさが感じられますから
タイミングが合いましたら、今枝から離れたばかりの花弁が地に届く前に上手にキャッチできますでしょうか、なんて
些か夢中になり過ぎてしまいましたね
この桜で作りました栞やアクセサリーが……いつの日か郷里の家族にも見せられます様に
こんな場所に行ったんですよって、お話ししたいんです
春夏秋冬巡るひととせ、どの季節に咲くどの花でも、様々な趣きを咲かせているけれど。
それでもやはり春を迎えれば、この花に目を惹かれてしまう。
「桜でございますか」
そう、今年も満開に咲き誇る桜。
海神・雫玖(夜湊ノクティルカ・g10880)は青空に楚々と咲く桜花を見上げながら、映す花弁舞うその瞳を細める。
……懐かしい記憶を思い出してしまいますね、と。
瞼の裏に蘇るのは、はらりひらひらと舞う薄紅の色。
春になれば、屋敷の庭に見事に咲き綻んでいた。
(「屋敷の庭に桜の木が植わっておりましたので、幼少の頃はよく家族でお花見をしていたものです」)
母、四人の兄、自分――父の顔だけは、それでも見た事がないのだけれど。
桜を愛でながら、花見をした幼き日の春のことを思い返す。
(「……あの頃は母も四人の兄も居りましたので」)
だから、雫玖にとって桜は、身近にあった花であるのだけれど。
でも――今、彼の眼前に咲いているのは、記憶に咲く花と違う彩りのもの。
「私にとって日本の桜は非常に馴染み深いものでございますが、西洋の桜は初めて拝見しました」
そう……桜は桜でも、日本の桜ではなく西洋の桜。
桜と言えば、淡い薄紅色を湛えているけれど。
「真に真白いのですね。新雪の様な白さは新鮮に感じてしまいます」
青空を舞い、野原に降り積もる桜花弁たちは、まるで溶けない春の雪のようで。
知っているものと違う桜、広がるタンポポ野原、山々が連なる異国の風景――そんな見慣れぬ春はどれも新鮮で。
(「折角の機会でございますし、晴空の下を少々散策致しましょうか」)
雫玖はゆるりと、柔らかな陽気が降る中を歩いてみる。
そしてひいらり、落ちては積もっている花弁や葉をその手で丁寧に拾ってから。
そっとハンカチに包んで、持ち帰ることに。
「栞やアクセサリーにしてみましょうか」
舞い散ったばかりの花は勿論のこと、地に落ちて時間が経った花にもまた雫玖は感じるから。
それぞれ、異なった美しさがあると。
それから、くるり舞い降る花弁たちをふと見上げれば。
タイミングを計るように、その手を伸ばしてみて。
(「今枝から離れたばかりの花弁が地に届く前に上手にキャッチできますでしょうか」)
……なんて、巧みに指の間をすり抜けんとするひとひらを、そうはさせぬと追いかければ。
「些か夢中になり過ぎてしまいましたね」
そうは思うも……でも、捕まえたひとひらも、ハンカチの中の春の仲間入り。
そして大切に包んで連れ帰りつつ、眼前の西洋桜の風景を確りと瞳に焼き付けておくことにして。
優しい春の陽光が降る中――そっと、その心に願い咲かせる。
(「この桜で作りました栞やアクセサリーが……いつの日か郷里の家族にも見せられます様に」)
……こんな場所に行ったんですよって、お話ししたいんです、と。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
湯上・雪華
【猟犬と華】
括毘・漸(g07394)と一緒に
わぁ、真っ白の桜です。よく見る薄桃色の桜とはまた違った雰囲気で可愛らしいのですよ
青空と白い桜、綺麗な景色です。上だけじゃなくて下も、タンポポの黄色も可愛らしいです
そうですね。ゆっくりのんびりしましょうか。ちょっとバタバタしてましたし
ピクニックみたいですし、桜のクッキー作ってみたんです
一緒に食べませんか?
そうですね。もう1年経つんですね。早いなぁ
ボクも漸と一緒にいれて楽しいし、安心するんです。還る場所があるっていいですよね
ん、同じだね。忘れていたぬくもりを思い出せたし、漸の隣を手放したくないですもん
ボクもありがとう。選んでくれて、傍にいる事を許してくれて
漸に寄りかかり、一緒に桜を見上げて
ふふ、いいですね
お互いにお酌しましょう
深い青色の杯を取り出して差し出す
はい、乾杯です
これからも隣にいますから
括毘・漸
【猟犬と華】
湯上・雪華(g02423)と共に
ほほう、こちらの桜は新宿島とのものと色づきが違いますね。
ボクの故郷では桜は見かけませんでしたので、新宿島で咲き誇る桜も青空に映える色合いで綺麗でしたが、こちらの桜も咲く様子は変わらず綺麗です。
いつも通りに共に散策もいいですが、腰を落ち着けて座ってこの桜を楽しむのも良さそうですかね。
新宿島から持ち込んだシートを敷いて、咲き誇る桜を並びあって眺めましょうか。
こうして共にいるのも一年が経ちましたが、ボクは雪華と共にいて楽しかったです。
ボクのことを支えてくれたのもありますが、こうして誰かが隣にいてくれる温かさも思い出させてくれました。
感謝しきれないくらいですよ。
桜を見ながらポツリポツリと思いの丈を紡いでいく。
雪華はどうでしたか?
答えを聞いた後に、懐からお酒の入った小瓶とオレンジ色の盃を取り出す。
度数が低めで少量のお酒ですが、景気づけにはいいでしょう。
それに雪華もコレ、あるでしょう?
それじゃ、ボクらのこれからに乾杯です。
春に咲く桜、それは淡く仄かな薄紅の彩りだと、日本では当たり前のように思われているけれど。
はらりひらりと春風に吹かれては降る眼前の花弁たちは、まるで雪のような。
「わぁ、真っ白の桜です」
そう……湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)の言う様に、真っ白な色を咲かせている桜。
同じ桜でも、日本の桜と今訪れている西洋の桜は、少し種類が違うとは聞いていたけれど。
括毘・漸(影歩む野良犬・g07394)も、満開を迎えた白い桜へと目を向けて。
「ほほう、こちらの桜は新宿島とのものと色づきが違いますね」
「よく見る薄桃色の桜とはまた違った雰囲気で可愛らしいのですよ」
「ボクの故郷では桜は見かけませんでしたので、新宿島で咲き誇る桜も青空に映える色合いで綺麗でしたが、こちらの桜も咲く様子は変わらず綺麗です」
ふたりで仲良く会話を交わしつつ、春の景色を並んで歩きながら。
「青空と白い桜、綺麗な景色です。上だけじゃなくて下も、タンポポの黄色も可愛らしいです」
青に白、そして一面の黄色という西洋の春らしい彩りに、そう瞳を細める雪華。
そんな風景の中をこうやってふたりで、お散歩するのも楽しそうなのだけれど。
今日は敢えて、こんな提案をしてみる漸。
「いつも通りに共に散策もいいですが、腰を落ち着けて座ってこの桜を楽しむのも良さそうですかね」
お花見らしく、満開桜を愛でながらゆったりとしたひとときをと。
そして雪華も、彼の提案にこくりと頷いて。
「そうですね。ゆっくりのんびりしましょうか。ちょっとバタバタしてましたし」
早速、桜咲く春の景色が満喫できる場所を見つければ、新宿島から持ち込んだシートを敷いてから。
「咲き誇る桜を並びあって眺めましょうか」
楽しむのは、春満開な桜のお花見。
そして雪華が取り出して手渡すのも、甘やかな桜。
「ピクニックみたいですし、桜のクッキー作ってみたんです。一緒に食べませんか?」
そんな彼の手作りの桜を味わいながら、漸は真白な桜を眺めつつも紡ぎ始める。
「こうして共にいるのも一年が経ちましたが、ボクは雪華と共にいて楽しかったです」
「そうですね。もう1年経つんですね。早いなぁ」
ぐるりと季節も巡り、共に過ごしたこのひととせ。
そんな一年が、漸にとって。
「こうして共にいるのも一年が経ちましたが、ボクは雪華と共にいて楽しかったです」
そう楽しかったと言えるのは、雪華と一緒だったからって思うから。
改めて漸は告げる――感謝しきれないくらいですよ、って。
そして、桜を見ながらポツリポツリと思いの丈を紡いでいく彼に、雪華も紡ぎ返して。
「ボクも漸と一緒にいれて楽しいし、安心するんです。還る場所があるっていいですよね」
「雪華はどうでしたか?」
そう訊かれれば、するりと自然と出てくるこたえ。
「ん、同じだね。忘れていたぬくもりを思い出せたし、漸の隣を手放したくないですもん」
だから雪華も、改めて漸を見つめて、告げる。
「ボクもありがとう。選んでくれて、傍にいる事を許してくれて」
それからそっと漸に寄りかかり、一緒に桜を見上げてふたり占め。
漸はそんな答えを聞いた後、ふと懐から取り出す。
「度数が低めで少量のお酒ですが、景気づけにはいいでしょう」
やはり桜といえば、花見酒――お酒の入った小瓶とオレンジ色の盃を。
そして、こう続ける。
「それに雪華もコレ、あるでしょう?」
「ふふ、いいですね。お互いにお酌しましょう」
雪華も深い青色の杯を取り出して差し出せば――掲げたオレンジと青の彩りを重ねる。
「それじゃ、ボクらのこれからに乾杯です」
「はい、乾杯です」
……これからも隣にいますから、って。
花のように想いを咲かせ紡いだ雪華は、漸と一緒にふわりと。
ほんの少し今だけ――ふたりだけの春に、酔い痴れる。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV5になった!
効果2【ダメージアップ】がLV8になった!
フウガ・ミヤビ
喜一君(g04498)と参加です。
外国の桜は見たことが無いので楽しみです。
ゆっくり鑑賞できるようにお弁当を用意しました。
なんとなく梅に似た色合いですが、此方の桜もとても綺麗ですね!
花の多い木は遠くから見ても美しいけど、近くで見ると可憐で可愛らしい。
眺めているだけで幸せな気持ちになれますね。
折角ですし、桜の下でお花見をしましょう!
レジャーシートやバスケットをアイテムポケットから取り出して、お花見の用意しますね。
おにぎりは梅と鮭を用意しました。
リクエストの卵焼きは甘い物を。
後はタコさんウインナーに、定番の唐揚げです。
お茶も有るので良かったら召し上がって下さい。
……喜一君のお弁当は凄いですね!
これは、僕が作らなくても良かったのでは?
では、遠慮なく頂きます。
色合いも綺麗だし、とても美味しいです。
ボクももっと料理の勉強をしないと……
なんとなく、風の香りや空の色が何時もと違って見えるのが新鮮です。
今年も一緒にお花見が出来て嬉しかったです。
お誘いありがとうございました。
一騎塚・喜一
フウガさん(g06359)と
2人で花を見に行くのは昨年、藤を見に行って以来でしょうか
西洋の桜は初めて見るので凄く楽しみです
春の訪れを告げる可憐な花であることには変わり無いようですね
ひとつひとつは小さな花ですが、寒い冬を耐えた生命力に溢れていて
何だか元気付けられているような気持ちになります
足元にはタンポポも!鮮やかな黄色も見ているだけで元気が出ます
フウガさんの髪の色にも似ていますね
今回のお弁当は桜に因んで洋風に
フウガさんを驚かせたくて気合入れて作ってきました
定番のサンドイッチは食べやすくロールサンドイッチに
春野菜を使用したミニキッシュ
桜の塩漬けを練り込んだクッキー
飲み物はレモングラスを足した温かい緑茶です
今回もお弁当交換しましょう
フウガさんの卵焼きは絶品ですので私、もう楽しみで楽しみで
うん、ふわふわでほんのり甘い優しいお味
作り手さんのお人柄が現れるようです
梅と鮭のおにぎりは塩加減バッチリです
タコさんウインナーも可愛らしくて癒やされます
こちらこそご一緒できて嬉しいです
ありがとうございます
春の野に咲く花、それはふたりで昨年も見に出かけたのだけれど。
「2人で花を見に行くのは昨年、藤を見に行って以来でしょうか」
あの時は美しく枝垂れ咲く藤の花、そして今日は。
「西洋の桜は初めて見るので凄く楽しみです」
春に満開に咲く花といえば桜、しかも普段見慣れているものとは少し違うという西洋の桜を愛でに。
一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)の声に、フウガ・ミヤビ(風来楽師・g06359)も頷いて返して。
「外国の桜は見たことが無いので楽しみです」
眼前に広がる異国の山々の風景に咲き誇る、満開の桜を改めて眺めてみれば。
「なんとなく梅に似た色合いですが、此方の桜もとても綺麗ですね!」
「春の訪れを告げる可憐な花であることには変わり無いようですね」
知っている薄紅色の桜とは少し違って、同じ桜でも、咲かせているのは白い花。
舞い降るような桜花弁は雪の様でありながらも、でも。
「ひとつひとつは小さな花ですが、寒い冬を耐えた生命力に溢れていて。何だか元気付けられているような気持ちになります」
「花の多い木は遠くから見ても美しいけど、近くで見ると可憐で可愛らしい。眺めているだけで幸せな気持ちになれますね」
それはやはり、彩りや場所が変わっても、迎えた春を彩る花に違いなくて。
愛らしさと美しさ、強さと儚さ……小さな花は同時に様々な印象を咲かせていて。
どこか特別な気がする桜を眺めていれば、春の訪れのように、ほわりと元気でしあわせな心地が花開く。
それに今回足を運んだのは、ヨーロッパの地。
桜咲く風景も、日本のものとは趣きがまた違っていて。
空から野へと視線を移せば、喜一は向けた瞳にも一面を染める花の色を咲かせる。
「足元にはタンポポも! 鮮やかな黄色も見ているだけで元気が出ます」
……フウガさんの髪の色にも似ていますね、なんて。
春風にふわりと揺れる金の色に目を細めながら。
黄色に染め上げられた野に、晴れ渡った青空、真白に咲き誇る西洋桜。
そんな、春爛漫だけれど新鮮な景色を眺めながらするのは、やはり。
「折角ですし、桜の下でお花見をしましょう!」
まさに春の醍醐味、満開に咲いた桜の下でのお花見!
アイテムポケットから取り出すのは、レジャーシートやバスケット。
そして最後に並べるのは、お花見には欠かせないこれ。
「ゆっくり鑑賞できるようにお弁当を用意しました」
そう、お花見弁当です!
「おにぎりは梅と鮭を用意しました。リクエストの卵焼きは甘い物を。後はタコさんウインナーに、定番の唐揚げです。お茶も有るので良かったら召し上がって下さい」
そんな彼のお花見弁当を見れば、喜一はわくわく心躍ってしてしまう。
「フウガさんの卵焼きは絶品ですので私、もう楽しみで楽しみで」
だって、大好物な彼の作る逸品もしっかりとリクエストしてあるのだから。
そしてばっちりとその姿を確認すれば、そわりと嬉しくなるけれど。
その前に、喜一も自分が作ってきたお弁当を広げる。
「今回のお弁当は桜に因んで洋風に。フウガさんを驚かせたくて気合入れて作ってきました」
腕によりをかけて作ってきた、お手製の洋風お花見弁当を。
それを見れば、フウガは思わず目を瞠ってしまう。
「……喜一君のお弁当は凄いですね!」
……これは、僕が作らなくても良かったのでは? なんて。
「定番のサンドイッチは食べやすくロールサンドイッチに。春野菜を使用したミニキッシュ、桜の塩漬けを練り込んだクッキー、飲み物はレモングラスを足した温かい緑茶です」
気合いを入れてきたというだけあり、手が込んでいる喜一の洋風お花見弁当に。
そしてふたりのお弁当を並べれば――レジャーシートの上が一瞬にして、豪華絢爛、美味満開。
「今回もお弁当交換しましょう」
「では、遠慮なく頂きます」
お互いのお弁当を今回も交換こしながら、花も美味も存分に満喫するべく……いただきます!
「うん、ふわふわでほんのり甘い優しいお味。作り手さんのお人柄が現れるようです」
早速、楽しみにしていた卵焼きを口にした喜一は、ふわり広がるやはり絶品な美味しさに幸せの声を咲かせて。
他のおかずもいただいてみれば、ほっこりほわほわ。
「梅と鮭のおにぎりは塩加減バッチリです。タコさんウインナーも可愛らしくて癒やされます」
フウガも喜一の力作を口に運べば、感心したような言の葉と笑みがほわり。
「色合いも綺麗だし、とても美味しいです。ボクももっと料理の勉強をしないと……」
そう紡ぎながらも箸を伸ばしては、ぱくりと。
また次の機会のためにも、見目も味も絶品の花見弁当を、じっくり存分に味わい楽しんで。
フウガは改めて、普段とはちょっぴり違う趣きの新鮮な春に柔く瞳を細めてから。
「なんとなく、風の香りや空の色が何時もと違って見えるのが新鮮です」
今年は、満開の西洋桜のお花見を、ふたりで目一杯堪能して。
春風に踊る白の桜花弁を眺めつつ、またひとつ増えた春の思い出を胸に、紡ぎ合う。
「今年も一緒にお花見が出来て嬉しかったです。お誘いありがとうございました」
「こちらこそご一緒できて嬉しいです。ありがとうございます」
共に過ごす穏やかな春に咲かせた満開の感謝を、交わしながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV8になった!
【通信障害】がLV6になった!
効果2【アヴォイド】がLV3になった!
朔・冥夜
【朱鴉】3名
少し早い花見逍遥にふらりと皆で
桜、といえば馴染み深いのは薄紅花だが
白い桜も可憐で可愛らしい
うちの屋敷でも桜は在るけれど
春が過ぎてサクランボもなるなら
西洋桜植えてみるのも良いだろうか
皆でサクランボ狩り、ってね
パイか、其れは名案!
次の季節も楽しみになった
休憩は西洋桜の木の下で
黄の花絨毯が微風と揺れるのを見つめ
タンポポって小さい頃によく摘んで遊んだ気がする
見様見真似で花冠作ってみたり
結果はほら…まあ…
今ならもう少しまともに…
ルリラと雪璃はそういう遊び何かしてた?
へえ、笛や風車……ルリラは料理にも出来るのか
花冠作るならご指導よろしく、雪璃
――そうだ、タンポポコーヒー飲んでみないか
今摘んだものは難しいから
ティーバッグのものになるけど
持参の水筒からお湯を注いで三人分
…!アップルパイ!俺好きなんだ、嬉しい
ふふ、豪華な花見になった
長閑な時間と懐かしい邂逅の景色
花に甘味、癒されるひとときに眦緩め
ルリラ・ラプソディア
【朱鴉】
咲き誇る春の花景色
時々吹き抜ける春風の香りを楽しみながら
サクランボの話にはふっと目許を綻ばせ
たくさん実ったら…サクランボパイも作れる、ね
植えてみましょう…?
わたし、お世話したことがあるからお手伝いするの
桜の木の下で黄色の花畑を臨む
この風景に懐かしさを感じながら
たんぽぽといえば、花冠を作ったり綿毛をとばしたり…
いろんな楽しみ方があるよね
風車や笛にしたりするのも、素敵ね
わたしも、花冠をつくったりはもちろん
遊ぶだけじゃなくて…茎や葉をお料理したりもするの
ちゃんとお料理すると、おいしかったの覚えてる
ん、もちろんよ。たんぽぽのお料理、いっしょに作りましょう
たんぽぽコーヒー
それなら、わたしは…これを
持参してたバスケットからアップルパイを取り出す
コーヒーに合わせて食べましょう
…ふふ、喜んでもらえてよかった
…こうしてたんぽぽを眺めながら、おいしいお菓子とコーヒーと…
のんびりおしゃべりをして、春をすごすの好き
ぽかぽかしてて
いつまでもこうしていたいなって優しい気持ちになれるの…
茜來・雪璃
【朱鴉】
同じ春って言っても、土地が違えば
風も雰囲気も違うもんだねえ
深呼吸しながらぐーっと伸びて
いいね、サクランボの木植えようよ
私もお世話手伝うから!
春はお花見、初夏は艶々のサクランボ狩り…
あっは、楽しくなりそう!
3人が座っても余裕のあるシートを広げたらお花見の準備完了
桜と蒲公英の組み合わせもいいね
なんかこう…のどかな時間が流れてる感じ
花冠は私も作ったよ
あとは茎で笛とか、風車もつくって遊んだかな!
ふふふ、みんなで花冠作りっこする?
ニヨリと悪戯っぽく笑み、二尾を揺らす
蒲公英の料理はやったことないや
ルリラ、今度教えてー
タンポポコーヒー持ってきてたの?
すごい!冥夜準備万端だねえ
わ、ルリラはアップルパイだ!いい匂いするー
ぐっとお花見度が倍増してきたね!
どっちもおいしそー、なんて言いつつ配るのをお手伝い
ぽかぽか陽気と綺麗な景色の中で
友達と一緒に
美味しいものを食べて飲んで
のんびり時間が過ぎてって…
ふふ、これってすっごく幸せなことだねえ
にへり緩い笑みが浮かんだら
二尾も機嫌良さげにゆるりゆら
今年もまた巡ってきた、心躍る季節。
ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)が歩むのは、爛漫に彩られた、咲き誇る春の花景色。
その彩たちを時々優しくさわりと揺らす、吹き抜ける春風の香りを楽しみながら。
そして春の景色に咲いているのは、満開を迎えた桜の花。
けれど眼前に見ている景色は、いつも見ている趣きとは少し違っていて。
茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)もぽかぽか陽気の中、ぐーっと伸びて深呼吸。
「同じ春って言っても、土地が違えば、風も雰囲気も違うもんだねえ」
気持ちの良いあたたかな春の陽気には違いないのだけれど、新鮮な心地を覚えるのは。
目の前に広がるのは、連なる山々にタンポポ野原、真白な西洋桜が咲く異国の春の景色だから。
「桜、といえば馴染み深いのは薄紅花だが、白い桜も可憐で可愛らしい」
朔・冥夜(星朧・g06409)も、少し早い花見逍遥とふらりと皆で洒落込みながらも。
よく知っているいわゆる桜色とは違った、雪の如き桜吹雪が舞う春を堪能しつつ。
ふと浮かんだのは、こんな思いつき。
「うちの屋敷でも桜は在るけれど。春が過ぎてサクランボもなるなら、西洋桜植えてみるのも良いだろうか」
真白なこの桜は花の時期が過ぎれば、実をつけるというが。
桜の実といえばそう、サクランボ。
……皆でサクランボ狩り、ってね、なんて。
紫昏の双眸を冥夜が楽し気に細めれば、勿論もふもふの二尾をゆるりら。
「いいね、サクランボの木植えようよ。私もお世話手伝うから!」
雪璃も大賛成、改めてほわりと想像してみれば。
「春はお花見、初夏は艶々のサクランボ狩り……あっは、楽しくなりそう!」
やはりどう考えても、楽しそうに決まっているし。
サクランボの話を聞けば、ルリラもふっと目許を綻ばせて。
「たくさん実ったら……サクランボパイも作れる、ね」
「パイか、其れは名案!」
次の季節も楽しみになった、と今からわくそわする冥夜にこくりと頷いて返す。
「植えてみましょう……? わたし、お世話したことがあるからお手伝いするの」
ただでさえ心躍る春が、季節が過ぎても、もっと美味しくて楽しくなるのだから。
そして春の野を歩いていれば、一等見事に咲いている桜の木を見つけて。
バサリとその下に雪璃が広げるのは、皆で座っても余裕のある大きなシート。
そう……早速取り掛かるのは、春の行楽の醍醐味である、お花見の準備。
それに、今回楽しめる春の花は、桜だけではなく。
「桜と蒲公英の組み合わせもいいね」
野原一面を黄色に染めているたんぽぽも咲き乱れていて。
高い山々の合間を縫って広がる大自然の光景は、欧州の春らしい景色で。
「なんかこう……のどかな時間が流れてる感じ」
雪璃の声に、冥夜も黄色の花絨毯が微風と揺れるのを見つめながら紡ぐ。
「タンポポって小さい頃によく摘んで遊んだ気がする」
「たんぽぽといえば、花冠を作ったり綿毛をとばしたり……いろんな楽しみ方があるよね」
ルリラも桜の木の下で黄色の花畑を臨みつつ、この風景に感じるのは同じような懐かしさ。
ルリラの言う様に、冥夜も見様見真似で花冠作ってみたりしたものだ。
そう……花冠を……。
「結果はほら……まあ……今ならもう少しまともに……」
出来はええ、安定の御察しでしたけれど。
それはともかく、冥夜は気を取り直してふたりにも訊いてみる。
「ルリラと雪璃はそういう遊び何かしてた?」
「花冠は私も作ったよ。あとは茎で笛とか、風車もつくって遊んだかな!」
「風車や笛にしたりするのも、素敵ね」
やはり花冠作りは定番、他にも花一本で色々な遊びができたし。
「わたしも、花冠をつくったりはもちろん、遊ぶだけじゃなくて……茎や葉をお料理したりもするの。ちゃんとお料理すると、おいしかったの覚えてる」
「へえ、笛や風車……ルリラは料理にも出来るのか」
「蒲公英の料理はやったことないや。ルリラ、今度教えてー」
「ん、もちろんよ。たんぽぽのお料理、いっしょに作りましょう」
ルリラがしていたという珍しいたんぽぽ料理も、いずれ楽しくやってみる約束を。
それから雪璃はニヨリと悪戯っぽく笑んで、二尾をゆうらうら。
「ふふふ、みんなで花冠作りっこする?」
いえ、多分きっと、前みたいには……ならないとは、思いたいけれど。
「花冠作るならご指導よろしく、雪璃」
作るとなれば、冥夜は素直に教えを乞うつもり。
そんな春の野で、よりのんびり過ごすために。
冥夜はふと持参していたものを取り出しつつ、こうふたりへと声をかける。
――そうだ、タンポポコーヒー飲んでみないか、って。
「今摘んだものは難しいから、ティーバッグのものになるけど」
持参の水筒からお湯を注いで、ちゃんと三人分。
「タンポポコーヒー持ってきてたの? すごい! 冥夜準備万端だねえ」
「たんぽぽコーヒー。それなら、わたしは……これを」
そしてそうルリラが取り出して並べるのは、珈琲のような風味でありつつ、でももっと優しいその飲み物にぴったりなアップルパイ。
「コーヒーに合わせて食べましょう」
「わ、ルリラはアップルパイだ! いい匂いするー」
「……! アップルパイ! 俺好きなんだ、嬉しい」
アップルパイの登場にふたり同時に瞳をキラキラ、そんな歓喜の声が届けば。
ルリラも一緒に笑み咲かせて、ほわり。
「……ふふ、喜んでもらえてよかった」
「ぐっとお花見度が倍増してきたね!」
「ふふ、豪華な花見になった」
どっちもおいしそー、なんて言いつつお耳をぴこぴこ、配るお手伝いする雪璃に頷きつつ、冥夜は眦を緩める。
長閑な時間と懐かしい邂逅の景色、それに、花に甘味にと――そんな贅沢で、癒されるひとときに。
「ぽかぽか陽気と綺麗な景色の中で、友達と一緒に美味しいものを食べて飲んで、のんびり時間が過ぎてって……」
……ふふ、これってすっごく幸せなことだねえ、なんて。
改めて実感する雪璃にも、にへり緩い笑みが浮かんだら、春の陽気でふかふかになった二尾も機嫌良さげにゆるりゆら。
ルリラもふたりと過ごす、楽しくて美味しい春に、ほわふわ。
「……こうしてたんぽぽを眺めながら、おいしいお菓子とコーヒーと……のんびりおしゃべりをして、春をすごすの好き」
だって今、とってもぽかぽかしていて。
いつまでもこうしていたいなって優しい気持ちになれるの……って。
心にもふわり、桜やタンポポのように満開に咲き誇っているのは、訪れた春みたいなあたたかさ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
【植物活性】がLV4になった!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
シル・ウィンディア
楽しいひと時で英気は養ったから…。
だから、もうちょっと頑張ろうか。
スイスには合流させないからね。覚悟してっ!!
敵を視認したら速攻を仕掛けるよ。
高速詠唱で隙を減らしてから…。時空精霊収束砲!
ターゲットは味方が攻撃した敵がいるのなら、その敵を中心に攻撃を重ねていくよ。
いないのなら手近な敵から攻撃だね。
攻撃の対象は、味方と合わせて速攻を仕掛けるよ。
数が多い敵ならば、少しでも早く敵を倒す方が大切だからね。
敵の反撃は、左手に創世の光剣を構えて、噛みつき攻撃に対して防御を。
こちらからの反撃は…。
剣を敵に突き刺してからパラドクス。
近接砲撃もなかなかオツなものでしょ?
その後は、動かずに固定砲台みたいな形の動きをするよ。
さぁさぁ、どんどん撃ち抜いていっちゃうからねっ!!
油断したら消し飛ばしちゃうよっ!
敵の数が減ってきても油断はせずに。
アヴァタールのみになったら、一呼吸してから…。
さて、あとはあなただけだよ。
スイスには行かせないよ。ここでわたし達と踊ってもらうからねっ♪
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
心透きとおるようなひと時だった
さあ、お仕事して帰るか
グランダルメの地に、平和な春が訪れるまで
今は戦い続けよう
迷彩コートで経路に先回りして潜み、双眼鏡で敵の進軍を確認
PD通信で仲間と連携を取りつつ
【泥濘の地】で行軍を乱した瞬間に、警戒の薄い横合いから奇襲攻撃を仕掛ける
序盤は敵に囲まれないよう、味方と死角を補いあうように立ち回り
死角から狙ってくる敵を優先し撃破
両手の銃で煙幕弾を交えてPD攻撃、煙幕で視界を遮り迷わせて攻撃
仲間と狙いを合わせて
一撃で倒せる敵>消耗した敵を目安に狙い
ダメージアップで威力を高め、確実に倒そう
数が減ってきたら、こちらから包囲の位置を取り、退路を塞ぎつつ連携攻撃を撃ち込もう
味方との攻防の合間や、敵の動きの隙を看破し突いていく
シャルロットさんが敵の目を引いてくれたら、その隙を穿つ
敵の攻撃には、荊の魔力障壁で身を護りつつ
吶喊から密着されないように腕のタワーシールドを前にして間に挟み、盾を噛ませる
頭部など急所や手首など細い場所を避けるように、身を捻りつつ避ける
シャルロット・アミ
素敵なお花見で英気を養ったし
あとはグランダルメを取り戻すだけね
邪魔者は遠慮なく排除させていただくわ
覚悟してね?
【響風】をすらりと抜いて
弾幕を張る敵陣へと走りましょう
これは逆説連鎖戦
距離など関係ないから、遠方からでも一閃
最大の【グロリアス】で回復をしながら
【ダメージアップ】も含めて叩き込みましょう
実はね、さっきのお花見でお腹いっぱい胸いっぱい
今の私は最大限のフルパワー!(「もきゅー!」)
運動も兼ねて走り回りましょう
きっとそうしたら囮にもなれるわ
私に目が向いている間にシルさんとエトヴァさんなら
しっかり決めてくださるはず!
【泥濘の地】も使って敵の動きを落として
こちらは【エアライド】で上空から一閃するのもよさそう
ふふ、皆様の力が合わさっての一撃
さぞかし強く効くと思うわ
貴方達の道は此処で終わり
スイスなんかに行かせはしないわ
アドリブ、連携歓迎です
水蓮寺・颯
どたま…な、なんというか、直接的なお名前ですね。
その分、どこを狙ってくるかは分かりやすくていい、かな。
せっかく綺麗に咲いているんです。
このタンポポ畑をみすみす踏み荒らさせはしません。できるだけ早く、あの軍勢を止めましょう。
先行して防衛ラインを敷き、泥濘の地と合わせて人形兵の足止めを狙います。
あれだけの大群、押し寄せられたら読み上げている暇はないでしょうね…
ならば。
古書を開き、読み上げるのはとある針の来歴。
『其は――』
光輝く白い糸を尾のように引いた白銀の針を、自らの羽織と帯に刺し通して
『――縢がれ、“絲和比売”』
模すは高く空を舞う大鷲と、地を這い獲物を巻き締める蛇。
…以前、彼と赴いた依頼で使った戦法の再現。空と地、両方から敵軍を撹乱します。
っ、銃弾が雨みたいに…!
これでは的が小さいのも関係ありませんね…
うぅ、どたま割られたくない…
数珠を鳴らして手を合わせ、淑女の姿をしたアヴァタール級を見据えて
もう少し、花を愛でて行かれてはいかがでしょう。
僕達がおもてなしいたしますよ。
一角・實生
精鋭部隊ではないとしても、配置や状況によっては彼らも十分脅威となり得る存在だ
行軍速度を優先し警戒心が薄れている今
彼らを叩くには絶好の機会だね
木々をはじめとした遮蔽物に身を隠しつつスコープで敵集団の位置や状況を観察
仲間と情報を共有しながら待ち伏せるよ
警戒の薄い相手を効果的に叩くには不意打ちが効果的かな
敵がこちらに気付く前にパラドクスを発動
先行率アップと命中アップの加護をのせ、敵の統率や隊列を大きく乱してしまおう
混乱させるのが一番の目的だよ
統率だけではなく士気も下げてしまいたいね
敵が隊伍を整え切れないようグラナトゥムで連続した銃撃を
弾幕を張られるのは困る
ダッシュを織り交ぜ動き回って時間を稼ぎ、仲間の攻撃チャンスを生み続けたい
……あたまを割られるのも嫌だしさ
同じくあたまを気にする仲間にも笑いながら
仲間が集中攻撃されぬよう牽制の銃撃を放ちながら敵を殲滅しよう
アヴァタール級の姿を捉えれば進路上に立ち塞がるよ
ここを抜けられるのは困るんだ
俺達がさあどうぞと通すわけがないのは、お前も知っているだろう?
雪定・千草
百合(g05341)さんと連携第一
アドリブと他の方との連携◎
あぁ、この音は…
花見に来た他のお客さんではなさそうですね
寧ろ木を倒しかねない相手です
一体残らず倒さないといけません
起きてくださいな、百合さん
また膝枕しあげますから、ね?
優しく言って起きたのを見届けたら
俺も立ち上がり携行用火砲を構えます
ああ、百合さん…とっても綺麗ですよ
出来ればずっと見惚れていたいです
…そこ、百合さんに近付くな
援護するように泥濘で動きが鈍った敵を中心に攻撃
踊りを彩るのに相応しい、氷の花火を咲かせたいです
沢山居ますからね、継続ダメージも加えて削っていきましょう
反撃で百合さんや仲間も巻き込まないよう、立ち位置には注意
引き続き泥濘を活用しながら、連携の要となっていそうな敵を看破したり
フェイントをかけたりして連携を崩せるように狙ってみます
俺もあなたの夢を邪魔した敵を許しません
それに折角可愛い寝顔を堪能…いえ何でもないです
良いですよ、百合さん
跡形もなく粉々にぶっ壊しましょう
そしたらまた後で…
まだ敵が来るようですね
…百合さん?
犬神・百合
千草ちゃん(g03137)と連携第一
アドリブや他の方との連携◎
…もっと、小鳥の囀りや気配で目を覚ましたかったのだけれども
お空もお花も彩る全部全部、綺麗なのに
千草ちゃんの暖かいお座の上も素敵なのに
嫌な音ばかり立てないでほしいなぁ
起きなくちゃ駄目?千草ちゃん?
……むぅ……
瞑っていた目を開いて身を起こせば
真っ赤な鋼糸、楽器の弦弾くように括り
まだ舞散る数多の花弁で目眩ましの罠を張る
誘えるのなら泥濘へ
脚を止めてやりましょう
あら、くるみ割り人形なら囓り壊し中身を抉るは名前の通り胡桃だけにして頂戴な!
リリィの一片たりともおまえらに喰わせてやるものか
再度括る鋼糸で手元に喚ぶのは深紅の鎌刀
不意打ち狙い飛び込みながら解体しましょう
ね、千草ちゃん!みて!リリィ上手な踊れてるかしら?!
上手にステップ!
眠たいの…折角…良い夢を見ていたの
まだ、もっと…素敵な夢を見ていたいのに
邪魔するなら壊しちゃおうね
良いよね?千草ちゃん?
あゝ、何だか厭な気配がする
よいかおり。それはすき!!
でも…厭。
忘れたくない忘れないの絶対よ──
心地良い春風が吹き抜ける春の野原には、柔らかい陽光が降り注いで。
ふわり包まれるような感覚に身を委ねたまま、優しく起こされたい……のに。
(「……もっと、小鳥の囀りや気配で目を覚ましたかったのだけれども」)
まだ少しゆらり揺蕩う余韻に、できれば犬神・百合(ラストダンス・g05341)は浸りたかった。
だって、春のひとときはこんなにも。
(「お空もお花も彩る全部全部、綺麗なのに。千草ちゃんの暖かいお座の上も素敵なのに」)
けれど、雪定・千草(霞籠・g03137)もふと顔を上げて。
「あぁ、この音は……花見に来た他のお客さんではなさそうですね」
ふるりと小さく首を振り、花見に相応しくない音がする方向へと視線を向ける。
此処を通りかかるのは、これまでの穏やかなひとときを一瞬にして台無しにするような存在。
「寧ろ木を倒しかねない相手です」
そう、この美しい春の景色も壊しかねない輩たち。
だから……一体残らず倒さないといけません、と気を引き締めた後、そっと優しく揺り起こす。
「起きてくださいな、百合さん」
膝の上で身を預けている彼女へと。
百合も、聞こえ始めた不快な音に……嫌な音ばかり立てないでほしいなぁ、と紡ぎながら。
「起きなくちゃ駄目? 千草ちゃん?」
「また膝枕しあげますから、ね?」
……むぅ……と瞑っていた目を開いて身を起こせば。
優しく言えばきちんと起きた良い子の姿を見届けた後、千草は立ち上がり構える。
多岐に渡る搭載機能と各種砲弾を備えた携行用火砲『C-xxgkd8』を。
そして百合も、目眩ましの罠を春の野に張る。
まだ舞散る数多の花弁を躍らせ、真っ赤な鋼糸、楽器の弦弾くように括って。
誘えるのなら泥濘へ――脚を止めてやりましょう、って。
そんな不意に聞こえる不穏な音に気付いたのは、勿論ふたりだけではない。
迷彩コートで経路に先回りして潜むエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)は、双眼鏡で状況把握に務めて。
「敵の進軍を確認。泥濘の地で行軍を乱した瞬間に、警戒の薄い横合いから奇襲攻撃を仕掛けよう」
そうパラドクス通信で周囲の仲間へと連携を取りつつも。
ひらりと目の前で舞うひとひらに、銀の色纏う蒼をそっと細めて。
(「心透きとおるようなひと時だった」)
束の間の春のひとときを胸に抱きながらも、改めて確りと目標を見据える――さあ、お仕事して帰るか、と。
そして先程までの平穏を過ごしたからこそ思うのだ。今は戦い続けよう……グランダルメの地に、平和な春が訪れるまで、と。
一角・實生(深い潭・g00995)も木々の間に身を隠しつつ、スコープで敵集団の位置や状況を観察しながらも。
「情報の共有ありがとう、ヒンメルグリッツァさん。別方面からの進軍はないようだよ」
仲間と情報を共有し合い、待ち伏せる。
(「精鋭部隊ではないとしても、配置や状況によっては彼らも十分脅威となり得る存在だ」)
大きな戦いの気配がする今のうちに、少しでも脅威の芽を摘んでおこうと。
それに仲間との情報共有で、敵は一方向から何の工作などもなく行軍しているようで。
話にも聞いていた通り、スイスに向かうことばかりに意識が向いているようだから。
(「行軍速度を優先し警戒心が薄れている今、彼らを叩くには絶好の機会だね」)
此処で待ち伏せして叩く……そのためにも、仲間と攻めるタイミングは合わせたい。
そうディアボロス達が待ち構えているのも知らず、まず先陣をきってやって来たのは、トループス級『どたま割り人形』の大群。
まるでおもちゃ箱から飛び出した壊れた人形のような歪な敵の群れをそっと見遣りながら。
(「どたま……な、なんというか、直接的なお名前ですね」)
水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)は直球すぎるネーミングに瞳を瞬かせるも。
でも……その分、どこを狙ってくるかは分かりやすくていい、かな、なんて思い直しつつ。
もう一度だけくるりと春の野を見回した後、小さくひとつ頷く。
(「せっかく綺麗に咲いているんです。このタンポポ畑をみすみす踏み荒らさせはしません」)
……あの軍勢を止めましょう、と。
先行して防衛ラインを敷き、仲間が成した泥濘の地と合わせて狙うのは、人形兵の足止め。
そして――攻めこめる距離まで敵が来たことを視認した、瞬間。
(「素敵なお花見で英気を養ったし、あとはグランダルメを取り戻すだけね」)
(「楽しいひと時で英気は養ったから……。だから、もうちょっと頑張ろうか」)
戦場へと化す春の野に同時に躍り出るのは、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)とシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)。
「邪魔者は遠慮なく排除させていただくわ。覚悟してね?」
「スイスには合流させないからね。覚悟してっ!!」
『!? 敵ダ!! 敵ガ現レ……グギャッ!?』
――剣に乗せて歌う唄、月のように涼やかに。
弾幕を張らんとする敵陣へと駆ければ、すらりと抜いた響風で月白色の閃きをひびかせる。
私を見て――視線を離さないで?
これは逆説連鎖戦、故に遠方からでも一閃、歌いながら振るう春の野の如き刃で人形達を斬り伏せて。
最大のグロリアスで回復も抜かりなく、効果によって高めたダメージを叩き込みながら。
そしてさらに、高速詠唱で隙を減らしてから。
「世界を司る四界の精霊達よ、時を刻みし精霊の力よ、混じりて力となり――」
『ググゥ、敵、邪魔モノ……フギャアッ!!?』
――全てを撃ち抜きし光となれ!
シルがお見舞いするのは、時空精霊収束砲!
シャルロットと標的を合わせ、その敵を中心に攻撃を重ねていくように。
時を司る精霊の力を乗せた4属性エネルギーを収束させた魔力が高出力でぶっばなされれば。
(「警戒の薄い相手を効果的に叩くには不意打ちが効果的かな」)
『!?ドウシタ、何ガオコッタ……ギャッ!』
――ここだね。
實生がノクテムヴィアムで撃ち抜くのは、こちらに気付く前の敵。
高い威力と、発動している効果によりアップした先行率や命中率を活かして。
(「混乱させるのが一番の目的だよ。統率だけではなく士気も下げてしまいたいね」)
敵群の統率や隊形を大きく乱し、態勢を整える前に果敢に攻勢に出て。
エトヴァも敵に囲まれないよう、味方と死角を補いあうような立ち回りを意識しながらも。
――絢爛と、咲き誇れ。
咲き乱れさせ、炸裂させるのは、両手の銃による煙幕弾を交えた銃撃。
『ナッ、周囲ガヨク見エナイ……グッ!?』
煙る色彩をエトヴァは戦場というキャンバスに自在に咲かせ描きながら、様々に彩られた花々が人形達の感覚を狂わせて。
事前に皆で積み上げた効果でダメージの威力を高め、一撃で倒せる敵や消耗した敵を目安に、確実に倒せる相手から狙い撃っていけば。
(「数が多い敵ならば、少しでも早く敵を倒す方が大切だからね」)
シルも味方と合わせて速攻を仕掛けては、積極的に攻めていく。
そんなディアボロス達の奇襲に、どたま割り人形達はいまだ混乱したまま。
『グギギッ、ドタマ割ってヤル!』
「あら、くるみ割り人形なら囓り壊し中身を抉るは名前の通り胡桃だけにして頂戴な!」
――リリィの一片たりともおまえらに喰わせてやるものか。
再度百合が括るのは、その指に繋がる赤い意図。
深紅の鎌刀を手元に喚び寄せたなら、引き起こすは美しくも鋭利な赤き嵐。
不意打ちを狙い飛び込みながらも解体し、人形遊戯に興じて。
『グギ!? グアッ!!』
「ね、千草ちゃん! みて! リリィ上手な踊れてるかしら!?」
上手にステップを踏んでみせながら彼へと紡げば。
「ああ、百合さん……とっても綺麗ですよ。出来ればずっと見惚れていたいです」
千草はそう柔く緑を帯びた薄藍を細めて返すも。
『コノ……!』
「……そこ、百合さんに近付くな」
歪なくるみ割り人形なんかに彼女と遊ばせたりはしない。
――冷やしましょうか。
刹那、澄んだ音を響かせながら弾け散るのは、乱反射する氷の欠片たち。
だって、千草は咲かせたいって思ったから。百合の踊りを彩るのに相応しい、氷の花火を。
だからステップの邪魔なんてさせないし。
「沢山居ますからね」
『グギギ……ッ!』
継続ダメージも加えつつ、確実に敵を削っていく。
奇襲が成功し、完全に態勢は崩れているどたま割り人形達ではあるが。
しかし、その数の多さは厄介。
(「あれだけの大群、押し寄せられたら読み上げている暇はないでしょうね……」)
……ならば、と。
颯が紐解く古書は『九十九奉納物詳録』卅八頁五項。
「其は嘗て神の手と称されし縫子の針。今ひとたび目を醒まし、その御業を成し給え」
そして読み上げるのは、とある針の来歴。
刹那、神にも愛された縫子の刺繍を施すかの如く、自らの羽織と帯へと。光輝く白い糸を尾のように引いた白銀の針で刺し通せば。
――縢がれ、“絲和比売”。
それは……以前、彼と赴いた依頼で使った戦法の再現。
模すは高く空を舞う大鷲と、地を這い獲物を巻き締める蛇。
『ナ、何ダ、コレハ……グウッ!』
空と地、両方から敵軍を撹乱し、人形どもへとその鋭き爪や牙を剥く。
だが、当然ながら一気に全てを倒すことはできないから。
『ドタマ割リ、ドタマ割リィィィィ! 突撃ィィィッ!!』
刹那、戦場に轟くのは、どたま割り人形の捨て身の吶喊。
そしてスタタッと密着してきて、ぱかりと開くのは口……いや、口から胸部にかけての万力型機構。
それから、ガブリと噛み付き攻撃をしてくるも。
敵の攻撃手段は判明しているから、エトヴァは身を護る荊の魔力障壁を成して。
『ガブッ! アガ!?』
敵が張り上げる声を聴けば、すかさず密着されぬよう間に挟むのは、銀色のタワーシールド。
腕の盾を噛ませることで、その名が示すように響く声を静かにさせたり。
『ドタマ、噛ミツイテヤル!』
そう言いつつも頭以外も狙って噛みついてくる人形の牙が向けられれば。
頭部や急所、手首など細い場所への攻撃を避けることを意識し、身を捻って。
シルも噛みついてくる敵に対し、左手に構える創世の光剣で凌がんと身を守る。
さらに数にものを言わせて大人数で隊伍を整え、マスケット銃をじゃきっと構える人形達が引き金を引けば。
「っ、銃弾が雨みたいに……!」
張られた弾幕に颯は瞳を見開いて。
「これでは的が小さいのも関係ありませんね……」
つい漏らすのはこんな本音。
うぅ、どたま割られたくない……なんて。
千草は引き続き泥濘を活用しながら、反撃の銃撃で百合や仲間も巻き込まないよう立ち位置に注意を払いつつも。
『撃テ、撃テェェェ! ……ッ!?』
連携の要になっている敵を看破すれば、フェイントをかけたりと。
数を集め整えた敵の隊伍の連携を崩せるように狙ってみて。
大群からの反撃はその数故に激しいけれど、でも。
(「実はね、さっきのお花見でお腹いっぱい胸いっぱい」)
シャルロットは戦場をモラさんと一緒に走り回る。
だって、モラさんともども。
「今の私は最大限のフルパワー!」
「もきゅー!」
『グッ、撃テェェェ!!』
運動も兼ねて……きっとそうしたら囮にもなれるわ、って。
それに、シャルロットもモラさんもわかっているし、信じているから。
(「私に目が向いている間にシルさんとエトヴァさんや皆さんなら、しっかり決めてくださるはず!」)
『噛ミツケ! 噛ミ……、ッ!!』
刹那、シルは眼前の人形へとお見舞いする。
相手から向けられる攻撃のお返しに……剣を敵に突き刺してからの、時空精霊収束砲!
『! ガァッ!?』
「近接砲撃もなかなかオツなものでしょ?」
1対の青白い魔力翼が展開するほどの反動がある、ゼロ距離からの強烈な砲撃を。
そしてエトヴァも数の数が減ってきたことを確認しつつ、今度は皆と包囲の位置を取りながら。
味方との攻防の合間や、敵の動きの隙を看破するべく確りと目を凝らしていれば。
『グ、チョロチョロト……ナッ!?』
シャルロットとモラさんに敵の目が向いた刹那、その隙を穿って。
敵の数をまた1体、的確に減らす。
そして實生も、敵が隊伍を整え切れないよう、グラナトゥムの引き金を引いて。
(「弾幕を張られるのは困る」)
連続した銃撃を見舞い、シャルロットと別方向にダッシュしたりと動き回って。
時間を稼ぐべく立ち回って、仲間の攻撃チャンスを生み続けるよう心掛けながらも。
『ドタマ割ッテヤルゥ!』
「……あたまを割られるのも嫌だしさ」
同じくあたまを気にしていた彼女にも笑いながら、確りと牽制の銃撃を。
仲間が集中攻撃されぬよう、そして敵を殲滅するべく、仲間と連携をはかって。
そして煩い人形達に、百合はふるりと首を横に振る。
「眠たいの……折角……良い夢を見ていたの」
まだ、もっと……素敵な夢を見ていたいのに――って。
その言葉に、そっと髪を撫でてあげながら千草も紡ぎ返して。
「俺もあなたの夢を邪魔した敵を許しません。それに折角可愛い寝顔を堪能……いえ何でもないです」
耳を擽るそんな声に、百合は彼を見上げてわらう。
「邪魔するなら壊しちゃおうね」
……良いよね? 千草ちゃん? って。
そんな百合に、勿論優しく千草は頷き返してから。
「良いですよ、百合さん。跡形もなく粉々にぶっ壊しましょう」
『突撃ィィィッ!! ッ!?』
そしたらまた後で……って。
敵を引き裂く赤き嵐が巻き起こるのに合わせて、冷気の花火を弾けさせ、容赦なく散らせる。
彼女の夢を邪魔する、不躾な人形どもを。
そして、シャルロットも泥濘の地を使って敵の動きを落とすべく試みつつも。
『ドタマ割ワラセロ……ッ、!?』
エアライドで上空へと飛び上がった瞬間、一閃。
月白色の音色を涼やかに空気を震わせ、剣唄の一撃を繰り出しながら。
あれだけ沢山いた敵の数も、既にもう数える程度。
共に戦場を駆ける仲間との連携もばっちりだから、シャルロットも皆と標的を合わせて。
(「ふふ、皆様の力が合わさっての一撃」)
……さぞかし強く効くと思うわ、って。
『グギャッ!?』
また1体、皆で集中攻撃をお見舞いして沈めれば。
シルはそれから動かずに固定砲台の如く魔力を撃ち出し、敵の数が減ってきても油断はせずに。
「さぁさぁ、どんどん撃ち抜いていっちゃうからねっ!!」
……油断したら消し飛ばしちゃうよっ!
『ドタマァァ……ギャアッ!!』
最後の1体のどたま割り人形へと思い切り、時空精霊収束砲をぶっ放す。
そして、わらわらといたトループス級が1体たりともいなくなれば。
『シャロンのお人形さん達は、いなくなってしまったのね。それなら……お話がしたいわ、あなたのこと聴かせて頂戴』
ふと聞こえたのは――淑やかな口調の声。
千草はその存在、行軍を指揮しているアヴァタール級に目を向けて。
「まだ敵が来るようですね」
そう紡いだ刹那、ふと視線を移して紡ぐ。
「……百合さん?」
「あゝ、何だか厭な気配がする。よいかおり。それはすき!!」
でも……厭、って。
いつもと少し様子が違う気がする、隣の百合へと。
そしてシルも、敵がアヴァタール級のみになった今、一呼吸してから……。
「さて、あとはあなただけだよ」
そうはっきりと告げて。
その姿を捉えれば、相手の進路上に立ち塞がる實生。
「ここを抜けられるのは困るんだ。俺達がさあどうぞと通すわけがないのは、お前も知っているだろう?」
「もう少し、花を愛でて行かれてはいかがでしょう。僕達がおもてなしいたしますよ」
颯も實生と並んで数珠を鳴らし手を合わせ、淑女の姿をしたアヴァタール級を見据えて。
エトヴァとシャルロット、シルも彼女――アヴァタール級『いばら姫』シャロンの前に立ち塞がる。
「悪いが、スイスに合流はさせないよ」
「貴方達の道は此処で終わり。スイスなんかに行かせはしないわ」
「スイスには行かせないよ。ここでわたし達と踊ってもらうからねっ♪」
そして、ただひとりになったというのに――シャロンとお喋りしましょう? なんて淑やかに紡ぐ相手を見つめて。
百合はもう一度、ふるりと首を小さく振って呟きを落とすのだった。
縁咲く相手を眼前に――忘れたくない忘れないの絶対よ……って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【士気高揚】がLV2になった!
【動物の友】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV9になった!
【反撃アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV3になった!
シル・ウィンディア
さて、あとはあなただけだよ。
スイスへは、誰一人していかせることはさせないからっ!
それじゃ…。
終わりを始めるために、やりましょうかっ!!
世界樹の翼type.Aを両手で握って構えて対峙だね。
大切な想い出…。
両親との素敵な暖かい想い出があるんだ。
それを穢されたらね…。
わたし、すっごく怒るからね。
…そのまままっすぐ行って敵に当たるような動きをするけど、冷静さは失わずに、だね。
杖の攻撃間合いに入る前に、ジャンプして惑わせつつ高速詠唱。
エアライドでさらにジャンプして、敵の真上を取るように動くよ。
それから杖を突き出してパラドクスを…。
全力魔法の十芒星精霊収束砲!
後悔する間も与えない。
わたしの全力、遠慮せずにもってけーーーっ!!
真上から地面に向って撃ち出します。
撃つことに全力だから、着地は失敗しちゃうかも。
失敗しても…。
しっかり立ち上がるよ。
ふぅ…。
これでスイスに向う戦力は少しでも削れたよね。
あとは…。奪還戦の為に少し休憩かな?
早く新宿島に帰っておいしいスイーツ食べたいなっ♪
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
連携アドリブ歓迎
理想郷……か
その影で、スイスで行われているのは、クロノヴェーダにさえ非道な兵器の運用だ……
他国の兵を意に添わぬまま傀儡にして、何が戦争か
可能ならば、仲間とPD通信併用し連携し、攻撃の相乗を
戦況を観察し、敵味方の位置を把握し、包囲が取れる立ち位置へ
Seraphim(チェロ)を演奏し、PD攻撃
音色に描き出す楽園が、彼女の理想を塗り替えていく
それは平和な春、人々が高らかに歌い、笑いあうこの地の姿
音色で惹きつけて、離さない
お話をするように
自動人形の支配なき世を、情感込めて音色で歌い上げよう
敵の攻撃は、記憶への介入は、精神攻撃対決になりそうか
黄金の荊の魔力障壁で影響を緩衝し、幻影からの攻撃を軽減
胸の痛みも、平和への祈りに変えて、音色に込める
演奏に集中し、干渉を退けよう
貴女も国のために戦った
人々を虐げた自動人形の支配も、終わりを告げる刻
貴女も、向こう側で、王の到着を待っていてやってくれ
そして、貴女自身も、二度と呼び覚まされることのないように
俺は、グランダルメの美しい春を忘れないだろう
精鋭部隊ではない、それは『彼女』の所作や言動を見れば、分かる気はするのだけれど。
でも、彼女――アヴァタール級『いばら姫』シャロンも間違いなく。
「さて、あとはあなただけだよ。スイスへは、誰一人していかせることはさせないからっ!」
『そうはいかないの。理想郷の名の元に、シャロンもナポレオンの元へと向かわなければいけないのだから』
淑やかな口調ながらも、いばら姫も此処で倒しておくべき敵。
そして、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)の声にも、おっとりと返すそんなシャロンの言葉に。
「理想郷……か」
エトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)はそう呟きを落とした後。
すぐに、彼女の思想を否定する。
「その影で、スイスで行われているのは、クロノヴェーダにさえ非道な兵器の運用だ……」
……他国の兵を意に添わぬまま傀儡にして、何が戦争か、と。
いばら姫や他の大陸軍が目指すのは、スイスのベルン。
断片の王・ナポレオンが在るという場所……大きな戦いの気配をひしひしと感じるが。
だからこそ、スイスに行かせるわけにはいかないから。
「それじゃ……。終わりを始めるために、やりましょうかっ!!」
そうシルがぐっと両手で持って構えるのは、風翼の装飾と杖頭に藍鉱石の蕾を鏤めた白銀の長杖。
そんな、世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』type.Aの花を咲かせ風翼を開かんと。
魔力を集わせるべく、シルが集中せんとした、その時。
『あなたたちとお話がしたいわ、聴かせて頂戴』
ふわりとシャロンが咲かせるのは、穏やかな響き。
けれどエトヴァは、聞いていた敵の攻撃手段を思い返して。
(「記憶への介入は、精神攻撃対決になりそうか」)
茨は茨でも、シャロンの色の無い茨ではなく……エトヴァが成すのは、黄金の荊の魔力障壁。
精神への影響を緩衝し、幻影からの攻撃を軽減するべく、金のいろを讃える茨を形成すれば。
……胸の痛みも、平和への祈りに変えて、音色に込める。
大切な思い出や人を、そして記憶へと不躾に干渉してこんとする幻惑に屈せぬよう。
手にするのは、艶やかな光沢を帯びるチェロ。情熱秘めたその音色を響かせ、演奏に集中し、干渉を退けんとするけれど。
「大切な想い出……」
そうぽつりと紡ぎ落すシル。
大切なものや想い出や人物、これまで大事に育てられてきたシルにとって。
「両親との素敵な暖かい想い出があるんだ。それを穢されたらね……」
沢山ある大事なものであるし、だからこそ……穢されれば、強く感じてしまう。
――わたし、すっごく怒るからね。
いつもは明るく元気な彼女に生じる感情、そう……それは怒り。
世界が崩れるあの時に、感謝と別れを告げた両親。そんな両親との思い出は、何にもかえられない宝物で。
ぐっと世界樹の翼を握り締めて顔を上げた瞬間、シルはシャロンへ目掛け大きく地を蹴っていた。
その動きはいつもとは少し違って……そのまままっすぐ行って敵に当たるようなものだけれど。
でも、怒りを感じて許せないからこそ、シルはその心に確りと意識する。
……冷静さは失わずに、だね、と。
それに、戦況を観察し、敵味方の位置を把握し、包囲が取れる立ち位置を取って。
攻撃の相乗を狙い、連携し攻撃を合わせてくれるエトヴァの美しくも圧倒的な演奏が聴こえるから。
――Willkommen,
Seraphim――彼の愛用のチェロの旋律が、いばら姫の理想を塗り替えていく。音色に描き出す楽園が。
そう、それは平和な春。人々が高らかに歌い、笑いあうこの地の姿。
それを取り戻すために、これまで長きに渡って様々な案件をひとつずつ解決し、乗り越えてきたのだから。
『! 素敵な演奏ですの……』
エトヴァは奏でる音色で惹きつけて、いばら姫を離さない。
そう、彼女が所望している、お話をするように。
情感込めて音色でエトヴァは歌い上げる――自動人形の支配なき世を、と。
そしてシルも怒りを力に変えて、杖の攻撃間合いに入る前に大きく地を蹴ったかと思えば。
ジャンプしてシャロンを惑わせつつも高速詠唱。
エアライドでさらに天高くジャンプしてから、敵の真上を取れば。
花咲き風翼開いた杖を突き出して――。
「世界を司る六界の精霊達よ、宇宙に集いし天体の守護者達よ、過去と未来を繋ぐ時よ、集いて力となり全てを撃ち抜きし虹光となれっ!」
――全力魔法の十芒星精霊収束砲!
『……!』
後悔する間だって、与えないくらいに。
「わたしの全力、遠慮せずにもってけーーーっ!!」
大型の一対の光の翼が発現した瞬間、真上から地面に向って撃ち出す。
限界突破の超出力のエネルギー砲撃魔法を!
そして撃つことに全力だから、思わず地面にぺたん、うまく着地はできなかったけれど。
(「失敗しても……。しっかり立ち上がるよ」)
それから砲撃を受けて微かよろけながらも、ふるふると首を横に振るいばら姫。
『っ、シャロンが聞きたいのは、そういう話ではないわ』
これでスイスに向う戦力が少しでも削れれば、あとは奪還戦の為に少し休憩もできるだろうから。
……早く新宿島に帰っておいしいスイーツ食べたいなっ♪ なんて、いつも通り明るく笑ってみせるシル。
エトヴァも、シャロンへと蒼穹の双眸を向けて。
「貴女も国のために戦った。人々を虐げた自動人形の支配も、終わりを告げる刻」
彼女が望むように、お喋りをしてあげる。
「貴女も、向こう側で、王の到着を待っていてやってくれ。そして、貴女自身も、二度と呼び覚まされることのないように」
だって、エトヴァの胸の中には、確りと彩られているのだから。
――俺は、グランダルメの美しい春を忘れないだろう、と。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【液体錬成】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
月見山・伊吹
【月日夫妻】
旦那の千隼と一緒!
連携とアドリブOKだよ!
ん、ふああぁぁぁ…いつの間にかもうこんな時間だねぇ…
お花見してご飯もいっぱい食べてぐっすりとお昼寝もしたから元気いっぱい!英気養えた、よし!
あの悪い薔薇頭の化け物がスイスでも咲かないように
この場で摘んで間引いてやっつければいいんだよねぇ?
『太陽の騎士』で多機能シャベルに太陽光の魔力と【ダメージアップ】をたっぷりと纏わせたら炎の聖剣に!
この間のキングアーサー奪還戦でガウェインを溶かしてやっつけた後に新たに習得した炎の聖剣のパラドクスを喰らえー!
この程度の蔓の鞭なんてへっちゃらだよ!
地に伏せられてもしつこく何度でも立ち上がるさ!
ほーら無闇矢鱈にべしべし振るうと、太陽光の魔力に斬られて導火線みたいに蔓の鞭から太陽光の魔力が伝って本体に燃え移っちゃうかもねぇ?
荊棘みたいな薔薇の蔓の鞭なんか太陽光の魔力障壁で防御しながらも
全部切って斬って斬りまくってあんたごと太陽光みたいに煌々と燃え盛る
灼熱の炎の聖剣で消し炭も残らず燃やして溶かしちゃうから!
月見里・千隼
【月日夫妻】
妻の伊吹と同行、連携&アドリブ歓迎
長閑な野山のタンポポの花畑を踏み荒らしながらも
歪に狂い咲く薔薇のクロノヴェーダとは…なんと無粋で物騒な
ほら起きろ伊吹、敵どもが現れたぞ
スイスにたどり着く事も叶わずに惨めに枯れるか
間引く手折るすら生温いくらい俺達によって惨たらしく伐採されてしまえ
伊吹が炎の聖剣を振るうパラドクスを使うならば
俺は天岑昌運を使う『赫月』にしよう
炎を纏った刀身…ん、伊吹とお揃いだ(何だか嬉しそうな様子)
頭が薔薇そのものだから、視線などの動きで推測が難しい
全身の僅かな挙動をも見逃さないように敵を観察し
【命中アップ】での補助を使いながらも臨機応変に動き攻撃出来るようにしていこう
【泥濘の地】で動きを鈍らせながらも炎の刀身の天岑昌運で剣舞のような不規則な動きをしながらも敵を斬るぞ
む、舞い散る花弁をナイフのような鋭い破片にしたのか
ならば鞘で防御したり天岑昌運で薙ぎ払いして燃やすなど
いくつか破片を打ち落としたりとなるべく受けるダメージを抑えるぞ
麗らかな春の野に咲く花々の彩りが、晴れた青空によく映えていて。
ぽかぽか陽気が降る中、すやりと寝息を立ててお昼寝すれば、とても良い心地……だったのだけれど。
周囲を見張っていた月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は、甘えるように膝に頭を預ける妻――月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)を見つめていた視線を、ふと道の先へと向けて。
瞳に映るその姿に、小さく首を横に振る。
「長閑な野山のタンポポの花畑を踏み荒らしながらも、歪に狂い咲く薔薇のクロノヴェーダとは……なんと無粋で物騒な」
やって来たのは、どたま割り人形を率いている一見お淑やかなふるまいのいばら姫。
そしてどたま割り人形達と仲間が交戦すしている間、膝枕で寝ている伊吹のことを起こして。
「ほら起きろ伊吹、敵どもが現れたぞ」
「ん、ふああぁぁぁ……いつの間にかもうこんな時間だねぇ……」
身を起こし、大きく春空に伸びをした後。
伊吹はタンポポ咲く中、ひとつ大きくこくりと頷く。
「お花見してご飯もいっぱい食べてぐっすりとお昼寝もしたから元気いっぱい!」
……英気養えた、よし! って。
それから、夫婦で満を持して立ちはだかるのは。
『シャロンも早くスイスに向かわねばですの』
「スイスにたどり着く事も叶わずに惨めに枯れるか」
アヴァタール級『いばら姫』シャロンの前。
「あの悪い薔薇頭の化け物がスイスでも咲かないように、この場で摘んで間引いてやっつければいいんだよねぇ?」
伊吹の言葉に、千隼は頷いて返してから。
「間引く手折るすら生温いくらい俺達によって惨たらしく伐採されてしまえ」
春の野に不似合いな、いばらはいらない。
伊吹が手にする多機能シャベルが、太陽光の魔力とダメージアップの効果をたっぷりと纏えば。
刹那発動した『太陽の騎士』によって、炎の聖剣に似た切断力の高い灼熱の太陽光の剣へと変じて。
「この間のキングアーサー奪還戦でガウェインを溶かしてやっつけた後に新たに習得した炎の聖剣のパラドクスを喰らえー!」
――跡形もなく、溶けて消えちゃって!!
跡形もなくなるほど溶かすほど焼き尽くさんと炎が燃え盛って。
「伊吹が炎の聖剣を振るうパラドクスを使うならば、俺は天岑昌運を使う『赫月』にしよう」
千隼がれにするのは、討伐した島津豊久の太刀。その刃は折れて短くなっているが、魔力を注げば炎の刀身となって。
「炎を纏った刀身……ん、伊吹とお揃いだ」
何だか嬉しそうな様子でそう紡ぎつつ、剣舞めいた連撃で、伊吹と共に敵を燃やすべく炎の斬撃を閃かせながらも。
(「頭が薔薇そのものだから、視線などの動きで推測が難しい」)
千隼は、命中率を高める効果を駆使しつつ臨機応変に動けるようしつつも。
相手の全身の僅かな挙動をも見逃さないように観察していれば。
『赤色の薔薇も見たいわ』
「む、舞い散る花弁をナイフのような鋭い破片にしたのか」
シャロンが繰り出してくるのは、鋭利な花弁たち。
だが慌てることなどなく、ならば、と。
鞘で防御し、天岑昌運で薙ぎ払いして燃やして。
迫る破片を打ち落としたりしながら、なるべく受けるダメージを抑えるよう反撃を凌がんとする千隼。
いや、ナイフの破片の如き花弁だけではない。
『触れないでちょうだい』
身に纏った薔薇の蔦をまるでを鞭のようにしならせ、容赦なく地に伏せ落とすべく、伊吹へと振るわれるけれど。
「この程度の蔓の鞭なんてへっちゃらだよ!」
……地に伏せられてもしつこく何度でも立ち上がるさ!
決して春の野に沈まぬよう、立ち上がり続けて。
むしろ、薔薇の蔦を振るういばら姫へと紡ぐ。
『……!』
「ほーら無闇矢鱈にべしべし振るうと、太陽光の魔力に斬られて導火線みたいに蔓の鞭から太陽光の魔力が伝って本体に燃え移っちゃうかもねぇ?」
さらに、泥濘の地でその動きを鈍らせながらも。
千隼も舞うかの如き不規則な動きから伊吹と連携をはかり、炎の刀身の天岑昌運で敵を斬りつけて。
太陽光の魔力障壁で蔦を防御しつつ、千隼と一緒に。
『! 触れないでちょうだい、と言っているでしょう?』
「あんたごと太陽光みたいに煌々と燃え盛る灼熱の炎の聖剣で、消し炭も残らず燃やして溶かしちゃうから!」
伊吹は握る太陽光の剣を、いばら姫へと容赦なく振り下ろす。
全部、切って斬って斬りまくって――その花弁のひとひらも残さずに、燃やし尽くし溶かしてしまうために。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【命中アップ】がLV4になった!
捌碁・秋果
【秋逸】
ゆっくりお花見しすぎてしまいましたね
では、お花見弁当でチャージした元気をいばら姫にぶつけましょうか
伏見っぽで出された合図で連携をとって戦います
いばら姫は顔が薔薇
目がなくてどこを見てるかわからない。攻撃の予測がつきづらい
挙動を見てから動くことになりそう。すぐに反応できるように集中!
蔦で攻撃してきたら藍色の槍で薙ぎ払い。剪定!伐採!
パラドクスで攻撃
瓶から放出された色水を敵に浴びせます
お花には水が大事だけど、少しあげすぎてしまいましたか?
追撃に空き瓶もぽい!
『ぱっと咲いてぱっと散る、そんな様に…』
伏見さん、遠い目をして何を…
あっ、体の端から花びらのように散って。わわ、待って待って!
…いや、ちょっと綺麗すぎて違和感
これは敵が見せる幻影ですね間違いない
なら、何してもいいよね?
幻影なら…本音をぶつけてもいいよね?
伏見ぃ!なに綺麗に終わろうとしてるんです!歯ぁ食いしばれ!
リボンをバンテージのように拳に巻いてぶん殴ります
おや、私がそんな猛々しい言葉遣いをすると思います?
困った伏見さん…
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
だいぶのんびりしちまったが
これだけしっかり休めば、存分に暴れられるってもんだ
捌碁をPOWでディフェンス
連携を重視、声掛けで情報共有
2方向から見る方が、相手の出方も読みやすい
尻尾の動きで色々察してくれるのも、やりやすくていい
【黒爪連斬】使用
一見無防備な状態で敵の攻撃を誘い、一気に攻撃を叩き込むカウンター技
蔦や花弁も、長ドスで切り払い叩き落とす
気付けば、一緒に戦っていた筈の捌碁が冷たくなって目の前に横たわっている
花に埋もれて目を閉じて、とても綺麗だけれど、普段の捌碁からは考えられないぐらい静かで
(待ってくれ、俺を置いていかないでくれ)
(俺の命はいくらでもやる、こいつを返してくれ)
へたり込んだ所で、幻影をぶちのめす捌碁の声が聞こえて、我に返る
…ひでえ夢を見た
こいつは礼だ、とっておけ。釣りはいらねえよ
(全力で攻撃をぶちこみ敵を叩き潰しにかかる)
…歯ぁ食いしばれとかなんとか聞こえた気がするが、何を見たんだ捌碁?
(自分が何の幻影を見たのかは言えず、訊かれたら適当にはぐらかす)
穏やかなピクニック日和だった春の野も、随分と騒がしくなって。
「ゆっくりお花見しすぎてしまいましたね」
「だいぶのんびりしちまったが。これだけしっかり休めば、存分に暴れられるってもんだ」
捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)はそう返す伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)を……桜花弁舞うタンポポ畑で揺れる春の伏見っぽを、写真に何気に撮った後。
「では、お花見弁当でチャージした元気をいばら姫にぶつけましょうか」
『シャロンがスイスに向かうのを邪魔しないでちょうだい』
逸は秋果を庇えるような位置取りを心掛けながらも。
「目がなくてどこを見てるかわからない……攻撃の予測がつきづらいですね、伏見さん。挙動を見てから動くことになりそう」
「捌碁、そっちから頼んだ。俺はこっちから見る」
彼女と声を掛け合って情報共有を……2方向から見る方が、相手の出方も読みやすい、と。
そしていざ仕掛ける機が訪れれば、満を持して――ふりふりゆらゆら。
何かと興味を持たれ、いつも秋果にデコデコお洒落にされる逸の尻尾こと伏見っぽであるが。
今日はそんな尻尾へ抱く彼女の興味に、逸は思う……色々察してくれるのも、やりやすくていい、と。
そう、連携を重視するべく、伏見っぽで合図をしながら。
秋果は、すぐに反応できるように集中! 勿論、伏見っぽの動きの機微も見逃すわけはないから。
――剪定! 伐採!
蔦で攻撃してきたら、ざっと藍色の槍で薙ぎ払ってやるつもり。
そしてまた伏見っぽで合図してから、逸は何故か構えを解いた無防備な状態に。
いや……これは敢えての行動、敵の攻撃を誘って。
――てめえは全力で、ぶった斬る。
『なっ、ッ!』
一気に攻撃を叩き込むカウンター技、黒爪連斬で両断する。
長ドスと硬化させた翼による斬撃で、蔦や花弁も切り払い叩き落としながら、己の身体を張った罠の一撃を。
そんな逸からの尻尾の合図を見た秋果も、同時に絶妙のタイミングでいばら姫へと仕掛ける。
『! 何ですの、これは……?』
「お酒かと思った? 残念、色水でした!」
瞬時に作った洋酒の酒瓶らしき物からシャロンへと浴びせるのは、緑色の水。
噴流アブサントを展開し、その瓶の容量を優に超えるほどの色水を放出させてから。
『色水……!?』
「お花には水が大事だけど、少しあげすぎてしまいましたか?」
追撃に空き瓶もぽい!
けれど――その時。
『お話がしたいわ、聴かせて頂戴』
そう、いばら姫が紡いだかと思えば。
秋果の目の前には、逸の姿が。
そして――ぱっと咲いてぱっと散る、先程聞いたそんな言葉の様に……。
「伏見さん、遠い目をして何を……あっ、体の端から花びらのように散って。わわ、待って待って!」
はらりひらりとまるで桜の如く、ぱっと咲いてはぱっと散って、儚げに――。
(「……いや、ちょっと綺麗すぎて違和感」)
そう首を傾けつつも、秋果は確信する。
「これは敵が見せる幻影ですね間違いない」
それから、そうと分かれば。
「なら、何してもいいよね? 幻影なら……本音をぶつけてもいいよね?」
――同じ時、逸は瞳を思わず見開いてしまう。
だって、気付けば、一緒に戦っていたはずなのに。
「……捌碁?」
目の前にあるのは、冷たくなって横たわっている秋果の姿。
花に埋もれて目を閉じて、とても綺麗だけれど――でも、普段の彼女からは考えられないぐらい静かで。
一気に血の気が引き、その心に落ちる絶望。
手を伸ばしたくてもそんな勇気も出ずに、ただへたり込んで心の中で叫ぶことしかできない。
――待ってくれ、俺を置いていかないでくれ。
――俺の命はいくらでもやる、こいつを返してくれ――。
「伏見ぃ! なに綺麗に終わろうとしてるんです! 歯ぁ食いしばれ!」
「……!?」
逸は俯いていた顔を瞬間、ハッと上げて我に返る。
リボンをバンテージのように巻いた拳で、幻影をぶちのめすべくぶん殴っている、秋果の声が聞こえたから。
そして、ふるりとふり払うように首を振った後。
「……ひでえ夢を見た」
『もっとお話がしたいわ、聴かせて頂戴……、ッ!』
「こいつは礼だ、とっておけ。釣りはいらねえよ」
逸は眼前の敵を叩き潰しにかかる。酷いモノを見せた礼にと、全力で攻撃をぶちこんで。
それから、ちらりと視線を移して。
「……歯ぁ食いしばれとかなんとか聞こえた気がするが、何を見たんだ捌碁?」
自分が何の幻影を見たのかは適当にはぐらかすかのように、尻尾をゆらりと揺らしながらもそう訊いてみれば。
秋果は、大きく首をこてり。
「おや、私がそんな猛々しい言葉遣いをすると思います?」
何のことかと言わんばかりに傾けてみせつつも紡ぐ――困った伏見さん……なんて。
そんなあれそれは気になりつつも、でも。
そっともう一度確認するように目を向け、そして逸は内心ホッとする。
花に埋もれた彼女が――自分の手の届かない何処かに、攫われてはいないことに。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】がLV3になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!
水蓮寺・颯
實生さん(g00995)と
分かりました、僕も足止めを。
實生さんに確と頷いて古書を広げる
『其は嘗て―』
ゆったりと歩む淑女に何故か寒気を覚えて
選んだのは唱え慣れた“友”の記述
『碾け、“宗定喜代松”』
實生さん、今のうちに―
金属の擦れる音は常と変わらず、しかし相手に刃が触れたと思った瞬間
振り返った彼の、緑の瞳に映るのは…どこか見覚えのある嫌悪と失望。
『お前のような者を娶ってやるのだ、精々修行とやらに励むがいい』
『呪いを友だと?…穢らわしい、近寄るな』
『この役立たずめ』
『お前など―』
い、や…!
右目と頭を押さえてよろめく
僕の“友人”を面白いと言ってくれたのに、甘えてもいいって、そう言ってくれたのに
實生さんにだけは…!
『颯さん』
ぱしん
切羽詰まったような、聞き慣れぬ声音と呼び名
腕を引かれる感覚と
肩を打った、柔らかな何かは
はぁ…は、ぅ…
良かっ、た…實生さんじゃ、なかった…
体が凍りついたように動かなくて、でも心底安心した笑みを浮かべる
もう、大丈夫です。
ごめんなさい、遅れを取りました。
……うん
實生さん、僕も。
一角・實生
水蓮寺さん(g08972)と
いばらをまとった白い薔薇
その姿はつい先ほどまで花満ちる風景を楽しんでいたことを思い起こさせる
けれど、お前は花である前にクロノヴェーダ
お前のナポレオンへと至る道はここで途切れる
敵と縁のつながる仲間がいるみたいだ
ならば俺は露払いに回ろう
水蓮寺さんもいいかい?
グラナトゥムを構え彼女よりやや前方へ
水蓮寺さんのパラドクスに続き俺も――水蓮寺さん?
いつもは澄んだ薄水色が濁っていて
俺を見ているのに、焦点は俺ではない何かを映している
……颯さん!
水底から水面を見上げた時のように、瞳にひとすじの光が差すようにと
名を呼んで、腕を掴んで引き寄せて
ついでに彼女が気に入っているらしい己の翼でひとはたき
パラドクスを発動し敵の意識を強制的に俺に向かせよう
花弁もグラナトゥムで全て破壊するつもりで攻撃の手を止めない
命中アップとダメージアップのちからを使い、徹底的に
水蓮寺さんを背に庇いつつ、気丈な声を耳が捉えれば
敵が散り落ちるまでそう遠くない
――頼りにしてる
片手で彼女の背を軽く叩いて勇気づけるよ
春の景色に咲き誇る美しい花々は、心にも穏やかな彩りを咲かせ、癒してくれて。
そして今、目の前に咲いている花は。
『スイスに行く邪魔をしないでちょうだい、シャロンは行かないといけないの』
いばらをまとった白い薔薇。
その姿はつい先ほどまで花満ちる風景を楽しんでいたことを思い起こさせる……って。
一角・實生(深い潭・g00995)はそうは思うも、でも。
はっきりと、眼前の白い薔薇――『いばら姫』シャロンへと告げる。
「けれど、お前は花である前にクロノヴェーダ。お前のナポレオンへと至る道はここで途切れる」
それから、隣に在る水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)へと声を向ける。
「敵と縁のつながる仲間がいるみたいだ。ならば俺は露払いに回ろう。水蓮寺さんもいいかい?」
グラナトゥムを構え、彼女よりやや前方へとさり気なく出ながら。
そんな彼の言葉に、颯はこくりと。
「分かりました、僕も足止めを」
確と頷いて広げるは、古書『永代御預品目録』。
――其は嘗て不老の薬師が用いし薬研。今ひとたび目を醒まし、その呪禍を示し給え。
ゆうらりふわり、まるで春風に揺蕩うように……ゆったりと歩む淑女に、何故か寒気を覚えながらも。
「碾け、“宗定喜代松”」
選んだのは唱え慣れた“友”の記述。
其の薬研の凶禍は悪しき魂を持つ者を微塵に碾き裂き、善なる魂持つ者の傷を癒す――はずだから。
「實生さん、今のうちに――」
そう告げた颯に続き、實生も――。
「――水蓮寺さん?」
いや、その瞬間、實生は気付いたのだ。彼女の異変に。
……金属の擦れる音は常と変わらず、しかし相手に刃が触れたと思った瞬間であった。
『シャロンはお話がしたいわ。あなたのこと……聴かせて頂戴?』
咲いた穏やかな淑女の声は、するりと記憶を侵して。
颯は思わず、瞳を見開いてしまう。
振り返った彼の、緑の瞳に映るのは……そう、どこか見覚えのある嫌悪と失望。
そして向けられた数々の声。
『お前のような者を娶ってやるのだ、精々修行とやらに励むがいい』
『呪いを友だと? ……穢らわしい、近寄るな』
『この役立たずめ』
『お前など――』
――い、や……!
刹那、右目と頭を押さえてよろめく颯。
だって――言ってくれたのに。
「僕の“友人”を面白いと言ってくれたのに、甘えてもいいって、そう言ってくれたのに――」
そしてふるふると小さく首を横に振りながら、緑金の瞳から目を逸らしてしまう。
――實生さんにだけは……! って。
けれど……その時だった。
「……颯さん!」
そう名を呼んで、腕を掴んで引き寄せて。
ついでに彼女が気に入っているらしい己の翼でもふりと、ひとはたき。
だって、いつもは澄んでいる薄水色が濁っていて。
(「俺を見ているのに、焦点は俺ではない何かを映している」)
そのことに實生は気付いたから……だから、水底から水面を見上げた時のように、瞳にひとすじの光が差すようにと。
そして、ぱしんと。
肩を打った、もっふり柔らかな何かと。
『颯さん』
切羽詰まったような、聞き慣れぬ声音と呼び名が、確かに届いたから。
ハッと我に返って顔を上げれば、やっぱり自分よりも前に出て。
――蝕む痛みを。
眼前の敵を、己と哭戒に宿る呪いの力を込めた銃弾で狙撃する彼の姿。
相手の意識を強制的に自分に向かせようと。
それに、花弁もグラナトゥムで全て破壊するつもりで――實生は、攻撃の手を止めない。
そう、命中とダメージを高めるちからを使い、徹底的に。
そんな姿をみれば、颯は絞り出すように紡ぎ落す。
「はぁ……は、ぅ……良かっ、た……實生さんじゃ、なかった……」
体が凍りついたように動かなくて、でも、心底安心した笑みを浮かべて。
それから、必死に気を取り直して。
「もう、大丈夫です。ごめんなさい、遅れを取りました」
そう彼へと紡いでみせれば。
彼女を背に庇いつつも、気丈な声を耳が捉えれば。
『シャロンはお話がしたいの。なのに、こんなの……嫌だわ』
實生はそう紡ぐいばら姫を見て思う――敵が散り落ちるまでそう遠くない、って。
だから、片手でその背を軽く叩いて勇気づける。
「――頼りにしてる」
眼前の白薔薇を一緒に、散らせるために。
そんな声に、颯は再び返して。
「……うん」
今度は、優しく向けられた緑金の彩りを見つめながら、続ける。
……實生さん、僕も、って。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
犬神・百合
千草ちゃん(g03137)と連携第一
アドリブや他の方との連携◎
ふふ、本当ね?お喋りが好きみたい
良い香りがする
お家の温室で育てた薔薇みたいだわ
でも他のお花もきれいに咲かせなくちゃいけないの
間引かなきゃいけないのよ
シャロンみたいなのは特に
…リリィも大概にお喋りさんだね?おかしいね?
何かあったら、容赦なく打ち抜いても構わないから
笑顔であなたへ告げよう
まだ先程の罠の名残はあるかしら?あるようならば再利用!
泥濘混じりでも美しい桜の花弁をたっぷりとお姫様にあげる
足が縺れたり怯んだり嫌がって気を逸らせれば良いなぁ
あはは、お洋服汚れちゃうね?
リリィと泥遊びしてくれても…ぁ──
目の前真っ暗
千草ちゃん?どこ?あれ、千草ちゃんって、誰?
違うの、やめて忘れたくない両手が真赤だわ?
足許、冷たい身体、リリィの、わたしの
大切な人
暗闇が晴れても滲む視界
歌声と程遠く金切声
許さない許さない許さない
すぐに間引いてやる
真白蒼炎。荼毘に付せ
無惨に往ね
千草ちゃん、居るよね?
おうち…かえろ…
うん、膝枕のつづきもして…とってもねむいの
雪定・千草
百合(g05341)さんと連携第一
アドリブと他の方との連携◎
随分とお喋りな敵のようです
…百合さんの様子が気になります
腕を掴んで引き離したくなる
でもきっと、あなたはそれを望まない
だから一緒に戦います
あの花の棘は痛いから、摘み取りましょう
L-uW6Xdを構えたら未来予測を使い敵の隙を突けるか試みます
百合さんがくれた力で生み出した弾丸を込めて攻撃
俺の赤色が見たいのなら、お好きにどうぞ
でもその代償は高くつくぞ
百合さん、百合さん
許されるのなら手を握り
見させられている悪夢から目を覚まさせてあげたい
あなたには桜の近くで微睡んで見る夢を
敵の攻撃が再び百合さんに向かうようなら俺が盾となって守ります
グロリアスの効果頂きつつ、堪え抜きましょう
『わたしで創って。』
百合さんに触れながらもう一度弾丸を
スイスへ行かせない
百合さんを傷つけさせない
もう何も奪わせないって、決めたから…俺は此処に居る
戦いが終わったら百合さんの身体を支えて帰ります
うん、俺は此処にいますよ
…帰りましょう、百合さん
膝枕の続きを是非、させてください
その花は、今にも散りそうなほど衝撃を受けてきているのだけれど。
でも、それでも尚。
『シャロンはスイスに行かなければいけないの。でもね……その前に、あなたのお話を聴きたいの。聴かせて頂戴?』
淑やかでお喋り好きないばら姫は、幼さ交じる響きでそう甘くおねだりを。
いや……逆らえば力づくで従わせる狂気をその声色に纏わせ、咲かせながら。
雪定・千草(霞籠・g03137)は何処となく不穏な心のざわつきを微か感じながらも、前に立って。
「随分とお喋りな敵のようです」
「ふふ、本当ね? お喋りが好きみたい」
犬神・百合(ラストダンス・g05341)は瞳を細め、わらって。
「良い香りがする。お家の温室で育てた薔薇みたいだわ」
眼前のいばら姫を見つめたまま、紡ぎ咲かせ続ける。
「でも他のお花もきれいに咲かせなくちゃいけないの。間引かなきゃいけないのよ」
――シャロンみたいなのは特に、って。
それからふと千草を見上げて、こてりと首を傾けてみせる。
「……リリィも大概にお喋りさんだね? おかしいね?」
(「……百合さんの様子が気になります」)
千草はそう思いながらも、彼女を見つめる――腕を掴んで引き離したくなる、と。
けれど同時に、こうもわかっているから。
……でもきっと、あなたはそれを望まない、って。
それならば、間引かなきゃいけないって、百合も言っているし。
彼女の前に在ってほしくないと、何故か思うから。
(「だから一緒に戦います」)
そして千草は、百合へと柔く告げる。
「あの花の棘は痛いから、摘み取りましょう」
失われた歴史を語る品々を繋ぎ重ね、形作られた『L-uW6Xd』を携えて。
未来予測を使い敵の隙を突けるか試みつつ、籠める力によって変化するという弾丸で眼前の花を摘み取ってやる。
彼女がくれた力で生み出した弾丸を込めて。
「何かあったら、容赦なく打ち抜いても構わないから」
そう告げるあなたが、笑顔でそんなことを言わなくていいように。
『お話もしたいのだけれど、でも……シャロンは、赤色の薔薇も見たいわ』
「俺の赤色が見たいのなら、お好きにどうぞ」
そして、千草は続ける――でもその代償は高くつくぞ、と。
苛烈な視線と声色で射貫くように。
百合はそんな彼の隣で、もう一度首を傾けつつも。
「まだ先程の罠の名残はあるかしら? あるようならば再利用!」
――泥濘混じりでも美しい桜の花弁をたっぷりとお姫様にあげる、って。
足が縺れたり怯んだり嫌がって気を逸らせれば良いなぁ、なんて思えば。
『! シャロンは、こんな遊びはイヤなの。嫌いだわ』
ふるりと咲かせている薔薇を嫌がるように揺らす様子に、百合はわらっちゃうのだけれど。
「あはは、お洋服汚れちゃうね? リリィと泥遊びしてくれても……ぁ──」
『ね、やっぱりシャロンはお話がしたいわ――だから、聴かせて頂戴』
でも――次の瞬間。
(「目の前真っ暗」)
そして闇の中に、探るように手を伸ばしてみるけれど。
「千草ちゃん? どこ? あれ、千草ちゃんって、誰?」
……忘れたくない忘れないの、違うの、やめて忘れたくない――両手が真赤だわ?
それから百合が、視線を落とせば……その、足許。
(「冷たい身体、リリィの、わたしの……」)
――大切な人。
――嫌、イヤ……いやあぁぁぁっ!!
暗闇が晴れても滲む視界、刹那歌声とは程遠く響く金切声。
「百合さん、百合さん」
そんな彼女の名前を呼びながら、千草はすかさず優しく取る。
虚空を彷徨う震えるその手を――見させられている悪夢から目を覚まさせてあげたい、と。
そして、見せてあげたいって、思うから。
(「あなたには桜の近くで微睡んで見る夢を」)
だから、皆で積み上げたグロリアスの癒しを受けつつも、千草は堪え抜く。
『きれいな赤色の薔薇が見たいわ』
「……!」
向けられる攻撃に決して屈せず、そして敵の攻撃が再び彼女に向かうようなら。
(「俺が盾となって守ります」)
けれど、約束したから。あの花の棘は痛いから、摘み取りましょう、って。
だから千草は、百合に優しく触れて頬を撫ぜながら――もう一度。
「スイスへ行かせない。百合さんを傷つけさせない」
あなたが望む、どんな弾丸にだってなれる。
あなたの弾丸で、どんな時だって守る。
――『わたしで創って。』
「もう何も奪わせないって、決めたから……俺は此処に居る」
『……っ、!!』
撃ち抜かれ、大きく揺らぐお姫様へと百合は咲かせる。
……許さない許さない許さない、すぐに間引いてやる。
真白蒼炎。荼毘に付せ。
「無惨に往ね」
そして――スイスに辿り着くことなく散った薔薇の花など見向きもせずに。
「千草ちゃん、居るよね?」
「うん、俺は此処にいますよ」
千草はそうそっと、百合の身体を支える。
「おうち……かえろ……」
「……帰りましょう、百合さん」
ふたりで一緒に、帰るために。
そして、今度こそまた、みてもらいたいから。
「膝枕の続きを是非、させてください」
桜の近くで微睡んで見た、春の夢を。
その声に、百合はこくりと頷いてから。
「うん、膝枕のつづきもして……」
伝わる熱に身を委ねて微睡む――とってもねむいの、って。
静けさが戻ってきた、花々が織り成す春の彩りの中で。
🎖️🎖️🎖️🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!