リプレイ
プターハ・カデューシアス
キプロス島は初めて来ますが、風光明媚な所ですね
人類史に戻った折には仲間と観光で来たいものです
さて、故郷のクロノヴェーダが前線に出て悪さをしないうちに
さっさと排除しておきましょう
電車から降りたらまず岩場や繁みを探して身を隠し
スムーズな連絡のため【パラドクス通信】をつけ
仲間と手分けして島を探索
道すがら戦闘に有利な地形も探していきます
私自身は、迷彩効果を持ったエグニママントを装備し望遠鏡で周囲を探りつつ
繁みを伝い偵察して敵の発見を急ぎます
色々暑苦しい敵ですから、気配だけも見つけられそうな気もしますが…
今後の為に「訓練場」の位置も探っておきたい所
訓練場は兵士を収容します、ある程度の大きさはありますし
警戒のため見晴らしの良い場所が選ばれるでしょう
逆を言えば、目立つ筈
目星をつけ探していきます
今回予見された敵を発見した場合は、充分距離を取りつつ仲間に連絡
巡回ルートを想定
訓練場近くでの戦闘は仲間を呼ばれて不利ですね
必要ならば、なるべく離れ奇襲に適した場所に誘導し
仲間と落ち合って襲撃する手筈を整えましょう
ハーリス・アルアビド
破壊と殺戮の神セクメトよ、罪人を逃さぬ鋭き目と牙のお力添えを。
【祈り】を捧げ、頼もしき仲間たちへの【幸運】を願いましょう。
周辺の景色に馴染みやすい布をまとい地面の凹凸や遮蔽物になるものなどに身を隠しながら偵察を行います。
風下を移動できればよいのですが、難しい場合は地面に低く伏せてできる限り発見しにくいように移動を。
【光学迷彩】を併せて身を隠したまま自分がいる周辺に動物のものとは思えない大きな痕跡や、遠くから不自然な砂煙、風に乗って飛んでくる物が見えないか、地面に耳を当てて振動がないかを注意深く【観察】します。
【完全視界】があれば使わせて頂きます。一定距離を移動し、また身を隠したまま周辺の確認を繰り返しながら偵察を続けます。
嵐柴・暁翔
外人部隊の訓練といえば聞こえはいいけど、実際にはどうなんだろうな…?
亜人達が思想の違う外様の部隊の扱いに困るか煙たがって纏めて島に放り込んで隔離していただけのようにも思えるけど…
訓練というのは斥候を含むのかは知らないけど、長期間訓練していたならある程度行動パターンは決まっているだろう
隠れ潜んでいる訳でもないし生活や移動の痕跡を探して辿れば外人部隊を見付けるのはそう難しくはない筈だ
現地到着後は身を隠せる個所を選んで目立たないように【エアライド】で最適な経路を移動しながら外人部隊を探します
「外人部隊の訓練といえば聞こえはいいけど、実際にはどうなんだろうな…? 亜人達が思想の違う外様の部隊の扱いに困るか煙たがって、纏めて島に放り込んで隔離していただけのようにも思えるけど…」
蹂躙戦記イスカンダルディヴィジョンの要衝「キプロス島」へ向かうパラドクストレインの中、新宿で入手した「西暦2015年の世界地図」で地形を確認しながら、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は半分独言のように呟く。
するとプターハ・カデューシアス(招福龍・g03560)が、しっかりと聞き取って丁寧な口調で応じる。
「いやいや、亜人連中に思想の違う者をわざわざ排斥するほどの頭も配慮もないでしょう。おそらく漂着初期に、誰かあの地域を仕切るジェネラル級亜人…たぶんアンティゴノスあたりですかね? それが適当に漂着者の滞在地を決めて、そのままずっと放置しているのではないでしょうか。あくまで私の推察ですが、いずれ亜人勢力に合流しようという考えも、そのための訓練も、漂着者の側…ある程度頭の回るアヴァタール級あたりから自主的に出てきたものではないかと思いますよ」
そう言って、プターハは小さく苦笑を浮かべる。
「いずれにしても、故郷…エジプトから逃れ出たクロノヴェーダたちが前線に出て悪さをしないうちに、さっさと排除しておきましょう」
「…破壊と殺戮の神セクメトよ、罪人を逃さぬ鋭き目と牙のお力添えを」
ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は、少し思い詰めたような表情で、呟き…いや、祈りを口にする。普段は、それほど口数は多くないとはいえ穏やかでユーモアも解する温和な人格者のディアボロスなのだが、今回はやや緊張の色が見える。
(「…そういや、敵の指揮官、アヴァタール級マミー『暴威を振るう者』セヘジュ』の元になっているクロノス級は、アルアビドと因縁のある宿敵らしいな…アヴァタール級はクロノス級の影で記憶の共有もない別人とはいうけれど、だからといってそうそう割り切れるもんじゃない。特にエジプトでは、奇怪な魔術でクロノス級とアヴァタール級が繋がりを持っていたと疑われるケースもあったようだし…」)
まあ、アヴァタール級にお目見えするには、まず大群のトループス級『ウーパー戦士』と、更に護衛のトループス級『狗頭神官』を潰さにゃならんわけだから、あまり先回りして気を回すこともないか、と、暁翔は言葉には出さずに呟く。
そして間もなく、パラドクストレインは「キプロス島」の沿岸部に到着する。時刻は夜のようで、空には細い三日月がかかり、燦然と輝く星が無数に散らばり、獣や夜鳥らしい声はするものの、周囲に怪しい気配はない。
(「…まあ、あの『ウーパー戦士』が近くに大群で屯してたら、怪しい気配というか、筋肉的にむんむん妖しい熱気が感じられるんじゃないかな、たぶん」)
声には出さずに呟いて、暁翔はパラドクストレインから降りる。月の位置や方位磁石の示すところから推定するに、どうやら島の南岸に着いたようだ。
「夜に到着するとは、少々予想外でしたね。風光明媚な景色が見られるかと思ったのですが…まあ、発見されにくいという点では良いのでしょうね」
プターハが【パラドクス通信】の通信機を通して、囁くような声で告げる。
「さて、どうしましょうか。私は茂み伝いに動こうかと思いますが」
「俺は【エアライド】で大きめの樹木の枝から枝へ跳んでみるよ」
暁翔が応じると、ハーリスが緊張した声で告げる。
「待ってください。地が囁いています。この足音…大勢が動いているようです」
「…む?」
ハーリスの指摘を受け、プターハも暁翔も、予定の行動を一時停止して地に伏せ地面に耳をつける。
「これは…内陸側が北だから、東…北東だな」
「ううむ。こちらに近づいてくるわけではないようですが…」
「震動だけでは、方角の見当はついても、距離がはっきりしませんね。こちらから近づいてみますか」
やや押し殺したような口調でハーリスが提案し、暁翔がうなずく。
「そうだな。向こうが地面を歩いているなら、やっぱり高い木の上の方を跳んでいくのが安全だろう」
そう言って暁翔は、予定通り【エアライド】でジャンプし、夜目にも確認できる巨木の上の方へ跳びつく。プターハとハーリスも、かなりの間隔を置いてではあるが、それぞれ巨木の枝へと跳んで、北東の方角へ移動する。
そして間もなく、彼らは窪地のようなところを、ぐるぐると回り歩いているトループス級エンネアド『ウーパー戦士』の大集団を発見した。訓練というよりは、何か宗教儀式でもしているようにも見えるが、正直、トループス級が何をやっていようと、それはどうでもいい。
肝心なのは、こちらがまったく存在を気取られていない状態で、敵の所在が掴めたということだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
プターハ・カデューシアス
…相変わらず謎行動をしているようですね、ウーパー戦士
何にせよ、相手に気付かれず近づけたのは僥倖
様子を観察して…観察…
(あの頭部と胴体のギャップを見続けるのも中々に精神的な苦痛が…しかも大群)
軽い目眩を覚えながらも、油断は大敵
かわいいアムリタで口直しならぬ、目を休めましょう
囲まれぬよう、位置取りも大切ですね
敵の隊列、動向の隙を見極めて最良の機を見て、仲間と連携し強襲
私は闇に紛れつつ幽艶たる闇月で攻撃
相手は大群
疲弊した敵を優先して狙い、数を減らしていく事に重点をおいた戦い方を
また残留効果の【ドレイン】で、こちらの体力の回復も狙って行きましょう
我らに目を付けられたのが運の尽き
ツキのない夜にはご注意下さい
こちらの幸運は、ハーリス様がセクメトに祈って下さいましたしね
彼の因縁の敵を炙り出すためにも、此処で立ち止まるわけにはいきません
大きな騒ぎになる前に、速やかに殲滅を
反撃の氷の槍は
なんなら、奴らを盾にして躱したいところですが
無理ならば、できるだけ敵を巻き込みましょう
共闘の2人にはwディフェンスを
嵐柴・暁翔
……なにかの訓練、なのか…?
あの容貌もあって本当に何を考えているのか分からないな…
……この季節でしかも夜なんだしそれなりに寒い筈なんだけど、なんだか見ているだけで暑苦しくなってきたような気が…。
一応の用心として攻撃するまでの間は【未来予測】も使用して警戒しておきます
此方に気付いていないなら攻撃の好機ではあるんだし他の方々とも【パラドクス通信】で連絡を取り合いながら夜陰に乗じて攻撃し易い場所まで移動します
全員の準備が整い次第タイミングを合わせて一斉攻撃を行い一気に仕留めます
……夜にあの集団に迫られるとか悪夢のような光景だろうし現実にされる前にさっさと終わらせよう…
プターハの今宵のウーパー戦士達には運も月もないという洒落には突っ込んでおきます
《伝承顕現》でゲイ・ボルグを作り出して攻撃します
ウーパー戦士達を仕留めた後に余裕があれば彼らが回り歩いていた窪地を確認しておきます
何かしらの意味がある行動だったのかもしれないしな
……俺が理解できるのかは別問題だけどな…
ハーリス・アルアビド
こちらには気付かれていないようですね…。あの体躯を見るに相応の膂力を持っているはず。数で押し切られることのないよう立ち回らなければ。
…御子よ、今しばらくお待ちください。
大地の神ゲブよ、お力添えを。いかなる大群をもってしても大地は神そのもの。逃れる術などありません。
祈りを捧げ共に戦う仲間達への【幸運】を。全ての敵を倒し、御子のもとへと道を拓きます。
【光学迷彩】で身を隠したまま【ゲブへの嘆願】による【衝撃波】で敵群を分断します。
分断した箇所から突入し、舞い上がる砂塵を【砂使い】でより巧みに操り砂の幕とし、【残像】を生み出す速度と併せて敵の目を欺き間を縫うように駆け抜けることで私を狙う敵同士が同じ個所に集まるよう誘導します。
密集し、互いの攻撃が邪魔にならぬよう動けば全体の動きが鈍り、仲間達の攻撃に対しても十分な注意を向けられなくなるでしょう。
動きを鈍らせた群に仲間と連携し【ゲブへの嘆願】を放ち片付けて行きます。
「…相変わらず謎行動をしているようですね、ウーパー戦士」
大きな窪地の縁を周回するようにぐるぐるぐるぐる歩き回っているトループス級エンネアド『ウーパー戦士』の大群を望見し、プターハ・カデューシアス(招福龍・g03560)が小声で唸る。
「何にせよ、相手に気付かれず近づけたのは僥倖です。様子を観察して…観察…」
ううっ、と、プターハは小さく呻いて口籠る。
(「一応、私が苦手な「外見だけ無駄に可愛い系エンネアド」ではないのですが、あの頭部と胴体のギャップを見続けるのも、中々に精神的な苦痛が…しかも大群…ううっ」)
「……なにかの訓練、なのか…?」
口籠ってしまったプターハに代わるような感じで嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が呟くが、こちらも正直言葉が続かず、声には出さずに内心で唸る。
(「あの容貌もあって、本当に何を考えているのか分からないな……この季節でしかも夜なんだしそれなりに寒い筈なんだけど、なんだか見ているだけで暑苦しくなってきたような気が…」)
そして『ウーパー戦士』の珍妙さに当てられたか、言葉に詰まってしまった他の二人とは対照的に、ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が、あくまで淡々と、あくまで実際的に、とはいえ何か激しい感情を抑えているような感じもする口調で告げる。
「こちらには気付かれていないようですね…。あの体躯を見るに相応の膂力を持っているはず。数で押し切られることのないよう立ち回らなければ」
「そ、そうですね。我らに発見されたのが運の尽き。ツキのない夜にはご注意下さい」
プターハが応じ、暁翔は内心、いや一応三日月は出ているぞと突っ込んだが、何か動揺しているプターハを更に揺さぶっても仕方ないので黙っておく。
そしてハーリスは冷静かつ真摯な口調でエジプトの大地神ゲブに祈りを捧げ、パラドクス「ゲブへの嘆願(ゲブヘノタンガン)」を発動させる。
「大地の神ゲブに奉る。いかなる大群をもってしても大地は神そのもの。逃れる術などありません。大地の神ゲブよ、お力添えを。全ての敵を倒し、御子のもとへと道を拓きます」
言い終えると、ハーリスは躊躇なく大地を強く打ち据える。
「…御子よ、今しばらくお待ちください」
(「…御子?」)
誰のことだ? と、暁翔は一瞬だけ内心で思ったが、ハーリスのパラドクス攻撃は即座に発動。衝撃と砂礫を迸らせて大地に巨大な亀裂を生じ、何が起きたか把握もさせず、もちろん反撃もさせずに、多数の『ウーパー戦士』を地中に呑みこみ押し潰す。
「今です!」
ほとんど同時にプターハがパラドクス「幽艶たる闇月」を発動。楽器の演奏を伴うので奇襲にはやや不向きなパラドクスではあるが、大地の震動と崩落でパニックになっている『ウーパー戦士』が流れる音楽に注意を向けるはずもなく、生命力を奪う漆黒の領域が広がってくるのに呑まれて、反撃も何もできないままばたばたと倒れる。
「ウーパー! ウーパー! ウーパー!」
何が起きているのかはさっぱりわからないまま『ウーパー戦士』たちは逞しい手足を無駄にばたばたとばたつかせる。もしかすると「きみょうなおどり」を踊っているのかもしれないが、彼らのパラドクス能力にそんなものはない。
そして、生き残りの『ウーパー戦士』がいるあたり…必然的に、ディアボロスたちから最も離れた場所を狙って、暁翔がパラドクス「伝承顕現(レジェンダリーウェポン)」で作成した「魔槍ゲイ・ボルグ」を投擲する。高々と投げ上げられたゲイ・ボルグは伝承通り空中でいくつもの槍に分散し、まさに雨霰という感じで『ウーパー戦士』たちの頭上から降り注ぐ。
「…ウウウウウー…パー…」
無駄に逞しい全身を伝説の魔槍でずたずたに裂き貫かれ、卜ループス級の大群は、結局何がどうなってるのかまったく把握できず反撃もできないまま、一体残らず潰れて消えた。地中に呑まれて消えたものはもちろん、生命力が尽きて倒れたものも、魔槍で裂き貫かれたもの(の残骸)も、シュウシュウと蒸気(?)をあげて消えていく。
(「…なんか、最期まで暑苦しい連中だったが…先手を打たれて夜闇の中であの集団に迫られるとか、そういう悪夢のような状況にならなくて良かった…」)
言葉には出さずに呟くと、暁翔は『ウーパー戦士』たちがぐるぐる回っていた窪地へと慎重に進み、何かの痕跡が残っていたりしないか調べようとする。
しかし調べはじめるより先に、東の方から猛々しい咆哮と声が飛んできた。
「ガウルルルルルル! 何の騒ぎだ! 何が起きた! 誰か返事をしろ! 何事だ! 敵襲なのか?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【傀儡】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
嵐柴・暁翔
気持ちは分かるしウーパー戦士達が全滅まではしていない可能性を考えれば大声で報告を求めるというのももっともではあるけど、敵襲を考慮しているのに夜闇の中で自分から居場所を伝えてしまうのは悪手だな
《伝承顕現》で雷霆を作り出して攻撃します
夜闇に慣れた目には雷撃の光は相当眩しいだろうし目晦ましにもなるだろうしな
プターハ・カデューシアス
暑苦しい敵を倒したら、いよいよメインディッシュのお出ましですね
…おっと、その前に付け合わせをなんとかせねばならぬようですが
仲間と協力して無粋な輩はさくさく倒していきましょう
敵の体制が整わぬうちに声と気配がした方に間髪入れず攻撃を
「はい そうですね、ご名答。敵襲ですよ!」
部下は答えられぬようなので、代わりに答えて差し上げましょう
こう言う時は先手必勝ですから
君へ紡ぐ言の葉で攻撃
滅びの唄で敵の精神をごりごり削っていきます
貴方の信じる「神」とは?
既に獣神王朝が崩壊した今、何に祈るのです?
鞍替えして異国の神に身を売るのですか、神官だというのに安い信仰ですね
信じていたモノが揺らぐ不安を呼び起こさせましょう
反撃の神官魔法の威力も、いくらか落ちるかも知れませんしね
同戦場の仲間に向うW攻撃にはディフェンスをし
反撃ダメージも狙っていきましょう
首魁に対して思い詰めたようなハーリス様を見ていると
思わず過去の自分を思い出してします
アヴァタールはクロノスに続く道標
いつか辿り着けると良いですね
ハーリス・アルアビド
連携、アドリブ歓迎
アヌビス神にお仕えする御子に侍るのがアヌビス神のお姿を真似た者であるとは。御子の欠片であるからには、御子のお心をまだ残しているとも…。
…今は戦わねばならぬ時、大地の神ゲブよ再びお力添えを。彼らをまことの冥界へと導くために御手をお貸し下さい。
祈りを捧げ仲間への【幸運】を願い、この戦の勝利を誓います。
【ゲブへの嘆願】による【衝撃波】で敵群を分断し、【衝撃波】と共に【強打】する砂礫の音と、舞い上がる砂塵を【砂使い】で巧みに操った砂の幕に敵を飲み込み、分断した内より少数になった方から片付けます。
【残像】を生み出す速度で敵の間を縫うように駆け、砂の幕と併せて敵を【撹乱】しながら召喚したスフィンクスが作る結界ごと【ゲブへの嘆願】で【破壊】し、ゲブ神の御手により冥界へと送ります。
(「…これは、卜ループス級『狗頭神官』の声だな」)
夜闇の中、獰猛な咆哮を伴いながらも、どこか不安と苛立ちを隠せない調子で状況を報告せよと命じる声が響き、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は言葉には出さずに呟く。
(「…気持ちは分かるしウーパー戦士達が全滅まではしていない可能性を考えれば、大声で報告を求めるというのももっともではあるけど。しかし、敵襲を考慮しているのに夜闇の中で自分から居場所を伝えてしまうのは、悪手だな」)
不用意な問いには、遠慮なくパラドクス攻撃で応えさせてもらうぞ、と、暁翔がパラドクス「伝承顕現(レジェンダリーウェポン)」を発動。ギリシア神話の主神ゼウスが使う「雷霆(ケラウノス)」を作成しようとした瞬間。
「はい そうですね、ご名答。敵襲ですよ! 貴方たちの部下は答えられぬようなので、代わりに答えて差し上げましょう!」
歌うような声でプターハ・カデューシアス(招福龍・g03560)が告げ、おいおいおい、なんで攻撃前にわざわざ警告するような真似を、と、暁翔は一瞬当惑した表情になる。しかし、これは返答すること自体がパラドクス「君へ紡ぐ言の葉(キミヘツムグコトノハ)」の発動であり、プターハは『狗頭神官』たちに向けて先手でパラドクス攻撃を仕掛けていたのである。
「貴方たちの信じる「神」とは? 既に獣神王朝が崩壊した今、何に祈るのです? 鞍替えして異国の神に身を売るのですか? 神官だというのに安い信仰ですね」
「な、な、何をぬかす、貴様、いったい…グゥルォオオオオ!」
プターハが放つ「滅びの唄」をまともに喰らい、卜ループス級たちが動物的な苦悶の呻きをあげたかと思うと、その狗頭が続けざまに破裂する。しかし、絶命の寸前に反撃のパラドクス「神官魔法」を発動。おそらく冥神アヌビスに由来するのであろう闇の魔風を放ちプターハにダメージを与えるが、その力は死に際の卜ループス級に相応する弱々しいものに過ぎない。
そしてハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が、先刻の『ウーパー戦士』に対するものとは多少ニュアンスを異にする呟きを漏らす。
「アヌビス神にお仕えする御子に侍るのが、アヌビス神のお姿を真似た者であるとは。御子の欠片であるからには、御子のお心をまだ残しているとも……いや、今は戦わねばならぬ時。大地の神ゲブに奉る」
沈痛と称しても良さそうな表情でハーリスは再びパラドクス「ゲブへの嘆願(ゲブヘノタンガン)」を発動、大地を強く打ち据える。たちまち衝撃と砂礫が迸り、地割れが生じて一群の『狗頭神官』たちを呑み込む。
「うわああっ!」
「ア、アヌビス様、偉大なる冥神よ、お助けを!」
絶叫も嘆願も虚しく、複数のトループス級が一瞬のうちに大地に呑まれて消える。中には反撃のパラドクス「冥き冥界の守護像」を発動して、黒き無貌のスフィンクスを召喚。周囲の守りを固める特殊な結界を展開させた者もいたようだが、パラドクスとしての威力が違いすぎたのか、結界及びスフィンクスもろとも地に呑まれて消える結果になった。
「な、なんということだ…いったい、何が起きている…」
「驚いている場合か! 急ぎ、主様に報告せねば!」
そう言って身を翻しかけた『狗頭神官』を狙って、暁翔が用意の「雷霆(ケラウノス)」を満を持して投擲する。まさに落雷を思わせる、爆発的閃光と耳を聾せんばかりの轟音が響き渡り、狙われた一体のみならず、周囲のトループス級全員を巻き添えにして、反撃も許さず黒焦げの炭に変える。
(「…これで、全滅か?」)
気配を窺いながら、暁翔が言葉には出さずに呟いた時。
「…間に合わなかったか。取るに足らぬ力しか持たぬ小者ばかりとはいえ、吾が滅びの地から直々に連れ出した者たちを、よくも残さず滅ぼしてくれたな。貴様らが何者かは知らぬが、その報い、決して軽くは済まぬと心得よ」
沈痛な声が響くと、神杖を手に、黄金の装身具をいくつも身につけ、赫い長髪を肩掛けのように逞しい裸の上半身に流し、エジプト高位神官の艶やかな紫衣を腰から脚にかけてまとった若い…少なくとも外見は美しい若者のように見える偉丈夫、アヴァタール級マミー『『暴威を振るう者』セヘジュ』が、ディアボロスたちの前に姿を現す。夜闇の中、その姿は三日月の光と星の光のみに照らし出されているはずなのだが、まるで身の内に何らかの光源…いや、炎を宿しているかのように、揺らめく微光を放ってはっきりと全貌が見えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【未来予測】がLV2になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【動物の友】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
ハーリス・アルアビド
連携、アドリブ歓迎
お別れした時御子はまだ幼く奥方様そっくりでしたが、成長なされたお姿はやはり主にも似ていらっしゃる。
御子の欠片と見えるのはこれで二度、あなたを倒せば大元の御子に近付けるでしょう。
…幾度覚悟を決めても心を乱してしまうのは私の弱さのためか。私の弱さで戦場を共にする仲間に負担をかけるわけにはいきません。
天空の神ホルスよ、お力添えを。我がもう一人の主、大切な御子を冥界へと導くために翼をお授けください。
【祈り】を捧げ精神を集中し【幸運】を願い、戦の勝利を誓いましょう。
最高速度の【飛翔】で注意を引き【空中戦】の技能を駆使して不規則な軌道で飛び、舞い上がる砂塵を【砂使い】で操り砂の幕とし【残像】と併せてこちらの攻撃のタイミングを捉えられぬように。
構わず魔法で圧倒しようとなされるならば【残像】を魔法から逃れる動きで、私自身は魔法の中をあえて突っ切りましょう。
いくら傷つこうとも御子を手に掛ける罰にもなりません。最高速度で魔法の中を突貫し【ホルスへの請願】による【貫通撃】で御子を貫きます。
プターハ・カデューシアス
さて、いよいよメインディッシュですね
ハーリス様には縁深い敵のようですし
私は、なるべく彼のサポートが出来るよう立ち回りましょう
とはいえ、訓練が済んだアヴァタールは手を抜けぬ敵
全力で戦うことに変わりは無いのですが
と、言うわけで
使える手段は何でも使っていきますよ
復讐心を力に変えてネメシス化(形態変化無しの闘気を纏うのみ)
私は、青龍乱舞で「青龍」を呼び出し攻撃を
どうやら敵のP技は炎技
パラドクス戦ですから攻撃自体の防ぎようは無いかも知れませんが
炎が戦場に燃え移った際には延焼で炎に巻かれることも無く、消火に役立つでしょう
とはいえ、この攻撃への反撃は雷技ですね
なんというか…三つ巴戦をしている気になります
しかし残念ながら私も電撃耐性はそこそこあるのですよ
攻撃を操る「青龍」で受け
そのまま電気を乗せて【ダメージアップ】し敵に攻撃としてお返ししましょう
同戦場の仲間にはwのディフェンスをし
反撃での高ダメージも積極的に狙っていきます
嵐柴・暁翔
配下ともども獣神王朝エジプトから蹂躙戦記イスカンダルに流れ着いたのならもう一年以上は一緒に過ごしていたのか…
異国の地で残り少ない同郷者を全滅させられれば怒るのも当然ではあるな
《悪魔召喚》を発動
単純な興味もないとはいわないけど夜でそこら中に影や闇があるなら強化されそうな気もするし二人には闇魔法での攻撃をお願いします
これだけ派手に戦っているんだし他の外人部隊が斥候の一つも出していてもおかしくはない
ここで時間を掛け過ぎても問題だし速やかに決着を付けるまでだ
なんというか無茶をしている方がいればディフェンスします
相手になにかしらの思い入れがあるんだろうけど、アヴァタール級相手に相打ちしても本人に気持ちが届くわけでもないしな
「…お別れした時、御子はまだ幼く奥方様そっくりでしたが、成長なされたお姿はやはり主にも似ていらっしゃる。御子の欠片と見えるのはこれで二度、あなたを倒せば大元の御子に近付けるでしょう」
アヴァタール級マミー『『暴威を振るう者』セヘジュ』の姿を目にしたハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が、独言のように呟く。
しかし『セヘジュ』は、その言葉を耳ざとく聞き咎めて不機嫌そうに応じる。
「御子の欠片? それは吾のことか? 吾が何者かの欠片だとぬかすか? 貴様が何者かは知らぬし、知りたいとも思わぬが、ずいぶんとまた不遜なことだな」
(「不遜…あなたから見れば、その通りかもしれません…しかし幾度覚悟を決めても、その姿を見て、その声を聞けば、心を乱してしまうのは私の弱さのためでしょう。それによって、戦場を共にする仲間に負担をかけるわけにはいきません…」)
これは声には出さずに呟き、ハーリスは悲痛な表情で身構える。しかし、まるでその内心の呟きを聞いたかのように、プターハ・カデューシアス(招福龍・g03560)がハーリスに向かって穏やかに告げる。
「どうか御自重を。かのアヴァタール、どうやらハーリス様に縁深い者のようなので、私はなるべくサポートが出来るよう立ち回ります。もちろん、訓練が済んだアヴァタールは油断ならぬ敵。全力で戦うことに変わりは無いのですが、最後のとどめは可能な限りハーリス様にお願いしたい。それによって、クロノスへの道が開けることもあるでしょう」
「…かたじけない」
アヴァタール級に対して隙にならない程度に、ハーリスはわずかに目を伏せて礼を行う。
すると、その間に嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が前に出て仕掛ける。
「配下ともども獣神王朝エジプトから蹂躙戦記イスカンダルに流れ着いたのなら、もう一年以上は一緒に過ごしていたのか…異国の地で残り少ない同郷者を全滅させられれば、怒るのも当然ではあるな」
敢えて言葉に出して告げながら、暁翔はパラドクス「悪魔召喚(サモン)」を発動する。すると『セヘジュ』は、面白くもなさそうな口調で応じる。
「実にその通りだ。しかし貴様は、吾を怒らせたらどれほど破滅的な事態が起こるのかは知らぬのだろうな」
「それは知らないし、知りたいとも思わない…セレスティア、アリスティア、頼んだぞ」
先刻アヴァタール級がハーリスに告げた言葉を意図的に真似、暁翔はパラドクス「悪魔召喚(サモン)」を発動する。契約した大天使の姉妹「セレスティア」と「アリスティア」(の召喚存在)が出現し、強力な闇魔法を放って『セヘジュ』を攻撃する。しかし攻撃されたアヴァタール級は、少なくとも外見はまったく平然として応じる。
「ふん、冥神アヌビスの神官たる吾に対し闇の魔法を使うか。笑わせる。貴様らに、闇に由来する魔法の神髄を見せてやろう」
言い放つと『セヘジュ』は反撃のパラドクス「冥界より昇る月」を発動。月の船を召喚し、船に掲げられた三日月から月光を放つ。鋭い刃と化した月光に直撃された大天使姉妹は、アヴァタール級同様、特にダメージを受けた様子を見せなかったが、強大な跳ね返りダメージが召喚者の暁翔に及び、かろうじて戦闘不能には陥らなかったものの、大天使姉妹の召喚は解けてしまい、更に地面にがくりと片膝をついてしまう。
(「きついな…けど『関羽』ほどじゃない」)
あの時は一撃で失神させられたからな、と、暁翔は声には出さずに呟いたが、暁翔自身が当時より格段に強くなっているので、この比較は公平ではない。
そして『セヘジュ』が暁翔に追い討ちを仕掛けるより早く、プターハがパラドクス「青龍乱舞(セイリュウランブ)」を発動する。
「青龍よ、全てを飲み込め」
形態変化はしないものの闘気を纏ってネメシス化して、プターハは地を割って聖なる清流を呼び出し、そのまま青龍を象りアヴァタール級へと喰らいつかせる。
「ふん、貴様は少しはやるようだな。しかし!」
青龍に襲いかかられた『セヘジュ』は、反撃のパラドクス「死をもたらす雷」を発動する。緊急発動タイプなのか雷雲の発生は伴わず、アヴァタール級自身から強烈な雷が放たれ、青龍の勢いを完全にとは言わないまでも止め、ダメージを軽減する。しかし雷を防御的に使った分、プターハまで及ぶダメージも、ないとは言わないが比較的小さい。
そしてプターハが攻撃している間に、ハーリスがパラドクス「ホルスへの請願(ホルスヘノセイガン)」を発動。天高く舞い上がり、そして青龍と雷が激突して消えた直後のタイミングを狙って急降下し、鋭く正確無比な一撃で『セヘジュ』を貫く。
「ぐわっ!」
天空神ホルスの力を得た渾身の一撃をまともに喰らい、アヴァタール級の全身が粉微塵に砕ける。しかしマミーの肉体が砕けた後に、燦然と燃え上がる炎が残り『セヘジュ』の声で告げる。
「…いや、まだだ。吾は、まだ終わらぬ」
そして反撃のパラドクス「冥界より昇る月」が発動。再び召喚された月の舟から刃と化した月光が放たれ、ハーリスの身体を両断こそしなかったものの、深々と裂いて傷つける。ちなみにこの時、暁翔がディフェンスを試みていたが発動していない。もしも発動していたら、重ねて大ダメージを受け、死にはしないまでも重傷は間違いなかっただろう。
そしてハーリスは深手を負って血を流しながらも、意識を失って戦闘不能になることもなく、炎と化した『セヘジュ』を見据えて呟く。
「…あなたは御子の瞋恚そのもの…悲しみ怒る心そのもの…いくら傷つこうとも、御子を手に掛ける罰にもなりません…」
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
ハーリス・アルアビド
流石に一筋縄ではいきませんね…。ですが、あなたを倒す一撃は誰にも譲れません。我がもう一人の主、大切な御子…あなたを手に掛ける罪は私一人のものです。
大いなるラーよ、お力添えを。輝ける陽光にて御子の欠片をお導きください。
【祈り】を捧げ、ネメシス形態になり手足をより鋭く駆けられるよう【肉体変異】を行います。
【残像】を生み出す速度で駆け抜け、舞い上がる砂塵を【風使い】でより激しく舞わせ砂の幕とし、【残像】と併せて的確に動きを捉えにくいように【忍び足】で緩急をつけ、背後からの不意打ちを狙う、そのように見せます。先ほど正面から挑み勝負がつかなかったので、次は死角からと。
急接近と離脱を繰り返しながら死角へと注意を引き付けながら狙いを【撹乱】し、御子が纏めて薙ぎ払わんとする時を見定め、死角に回り込みます。
攻撃の直前に【飛翔】し、その速度で一気に間合いを詰めて軌道を変え、【ラーへの誓願】を放ちます。
「流石に一筋縄ではいきませんね…ですが、あなたを倒す一撃は誰にも譲れません。我がもう一人の主、大切な御子…あなたを手に掛ける罪は私一人のものです」
肉体を粉砕され、炎の本体をさらけ出したアヴァタール級マミー『『暴威を振るう者』セヘジュ』を見据えたハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は独言のように呟きながら肉体を変異させ、ネメシス形態を取る。この変異で、アヴァタール級の反撃で負わされた深い傷が少なくとも外見上は塞がり出血も止まる。
一方『セヘジュ』は、粉砕された肉体の残滓や塵灰を炎の周囲に寄せ集め、再び人間の姿に戻ろうとする。しかし、ぼんやりとした形ができたかできないうちに、ハーリスがパラドクス「ラーへの誓願(ラーヘノセイガン)」を発動する。
「大いなるラーに願い奉る。輝ける陽光にて、御子の欠片をお導きください」
恭しく祈りを捧げると、ハーリスは猛スピードでアヴァタール級の周囲を疾走する。まだ肉体を再生しきれず塵芥の集合体のような中途半端な姿の『セヘジュ』は、反応するにもしきれないのか、ゆらゆらと頼りなく揺れ動く。そしてハーリスは、太陽神ラーの加護を籠めた眩く輝く勇気の炎をアヴァタール級へと叩きつける。
「大いなるラーよ、お力添えを!」
「!!!!!」
再生途中の肉体が一瞬にして吹き飛び、後は炎と炎が巴状態になって渦巻く。冷静に考えれば、炎を本体とする相手に炎で攻撃するのは悪手かもしれないが、ハーリスはそうは思わない。アヴァタール級『セヘジュ』の本体が瞋恚の炎だからこそ、より強い太陽の炎で圧倒しなければ浄化はなし得ない。そしてパラドクス攻撃においては、理屈よりも信念こそが力となる。
そして、しばらく渦巻いていた炎は、反撃や再生の動きを見せないまま、小さくなって消えていく。これで確かに『セヘジュ』を斃すことができたのか、何ともわかりにくい状況ではあったが、やがてアヴァタール級消滅の証である強大な排斥力が発動し、作戦に参加したディアボロスは全員、新宿に帰還するパラドクストレインへと強制移送された。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!