🚊死の歴史を覆せ

 宿敵主、あるいは、宿敵主に意志を託してくれた過去の時代のディアボロスが、クロノス級(宿敵)に殺された時に戻り、クロノス級を撃破して死の歴史を覆します。
 なお、クロノス級を倒して死の歴史を覆しても、宿敵主のディアボロスとしての能力に悪影響が出ることはありません。

『襲われる被害者と、宿敵主が同一人物』で、『宿敵主が宿敵との戦闘の現場に現れる』と、襲われている被害者(この時代の宿敵主)が消え、その位置に宿敵主が瞬時に移動してしまいます。
 上記の現象が発生した場合、戦闘終了後に宿敵主がパラドクストレインに乗った時、被害者(この時代の宿敵主)がパラドクストレインの外に出現します。ですので、比較的安全に被害者を救出することが出来ます。
 宿敵主が同一人物では無い場合や、シナリオに参加しなかった(またはプレイングが採用されなかった)場合、この現象は発生しません。

リア充爆死すべし慈悲はない(作者 残念矜持郎
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#宿縁邂逅  #🚊死の歴史を覆せ 


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#宿縁邂逅
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#🚊死の歴史を覆せ


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「ぐぁああああ!?」
 過去の時代の復讐者が、爆殺されてしまった!!この後、最終人類史の復讐者に想いを託した、彼の最期の言葉は……。
「何故、俺が爆破されるんだ……ガクッ」
 なんか理不尽な殺され方したっぽいな、この人。

「諸君、お集まりいただき感謝する」
 一礼したダスク・ノーライズ(サイボーグの破軍拳士・g03370)は、何故か嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)の写真を提示して。
「新宿駅グランドターミナルに特別なパラドクストレインが現れた。このパラドクストレインで、クロノス級が活動していた過去の時代に向かい、クロノス級と決着をつける事が出来る。クロノス級を撃破すれば、新たなアヴァタール級の出現を抑えられるだけでなく、敵ディヴィジョンを弱体化させることも期待できる」
 この時点で、察しがいい復讐者は大体の事情を把握した。
「パラドクストレインで向かってもらう『クロノス級が活動する過去のTOKYOエゼキエル戦争』については、『歴史改竄が最終段階となり、信仰を確立する為にアークデーモンが虐殺事件を起こしている』という状態であるようだ。クロノス級クロノヴェーダが、暁翔に力を託した過去の時代の復讐者を殺害しようとしている。そこに駆け付けて、クロノス級を撃破して欲しい」
 過去のそっくりさん(?)の救出依頼ってことだね。

「敵は恋人同士や夫婦といった、仲睦まじい二人組を爆殺する事で信仰を獲得している」
 これが恐怖じゃなくて信仰、ってとこが厄介で。
「いわゆる『リア充』と呼ばれるカップルを、恋人のいない男性を中心に編成した、民間人による抹殺部隊を用いて虐殺しているようだ。爆弾を使うことで遠方から、直接被害者に触れることなく、かつ遺体も粉微塵になり自分がした事を直視しないため、罪悪感を感じにくい事で強力な崇拝……いや、洗脳を施されている。なんなら、自分達は世の独り身の為に正しい事をしているとまで思っているかもしれない」
 要はアレだよ、救いようがないから説得とか考えず、ぶん殴って気絶させちゃってOKって事。リア充を避難させることの方を優先しましょう。
「また、敵、及び爆殺部隊はリア充を狙うため、そのように見せかけることで狙いを民間人から君達に誘導する事ができるだろう。恋人同士のフリをしたり、恋人がいる様な素振り……幸せそうな顔でもしておけば、勝手に狙ってくれる。現地はバレンタインイベントの真っ最中で、チョコレートを用いた限定スイーツの移動販売がそこかしこにあるから活用してほしい」
 無論、それも爆殺部隊がリア充を炙り出すために用意した物なのだが、と加えてから、何故か時先案内人は首をかしげて。
「それから、女性の胸に飛び込む、尻や脚を撫でまわす、無理やりキスをするといったセクハラ行為をした場合もリア充として爆破されるようだが……まぁ、君達『は』関係ないだろう」
 復讐者は思った。写真が提示されているコイツと、コイツに想いを託した奴はやりかねないと。

「イベントを活用して、恐怖と崇拝を同時に植え付ける程度には知性のある相手だ。くれぐれも油断しないでほしい。ちなみに、現地のチョコの類は毒などは入っていないようだ。あくまでも、幸せそうな二人組を洗い出すための罠であるため、きちんと食べられるように作られているらしい。クロノス級との決戦に向けて、英気を養う意味でも、味わっておいて損はないだろう」
 そこまで語り、時先案内人は予知の時点で相当甘い空間を目視したのか、ブラックコーヒーをすするのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

残念矜持郎
残念です……

バレンタインイベ……間違えた

『宿縁邂逅』ですってよ!!

現地はクロノス級により洗脳された非リア充がリア充を探し出して爆殺する、ボンバーバレンタインの真っ最中

ほっといたら民間人が被害に遭う為、まずはリア充アピールをして狙いを復讐者に向けさせましょう


しかし、復讐者は普通の爆弾じゃ死なない為、異常性にビビった非リア充が逃走して、クロノス級が先に始末しようとしていた当時の復讐者を一旦放置して向かってきます

コイツを仕留めて帰ってくるまでがお仕事になります

ではでは、皆さまの甘々なプレをお待ちしております
42

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


嵐柴・暁翔
※他の方のネタには全て乗る勢いで

なにもされていなくても同じようなことを言っている方々はいるけど、中身は大違いだな
胸の奥に滾る熱い何かを感じるままに、己の意思で戦うことを選んだのが俺達RB団だ
間違っても誰かに利用されるのをよしとするようなことはない
孤高の狼としての誇りもなく、たとえ味方は自分一人で戦力差は絶望的であろうとも戦いを挑むだけの気概もなく、ただ徒党を組んで殺戮を繰り返すような方々と一緒くたにするな

まあそれはそれとして限定スイーツに罪はない
何の目的で用意したものであろうと食べ物を粗末にするのはよくないから適切に処理しておくとするさ
(要するに美味しく頂くだけですな)

リア充?
一体誰の事を言っているんだ?
相変わらず女の子相手におっぱいダイブを連発したり、胸を揉んだりお尻や太股を撫でまわしたりして袋叩きにされたりしていただけですな

抹殺部隊の方々もかつては孤高の狼だったに違いない
狼としての誇りを取り戻させるべく説得します
それでも止められなければRB魂を充填した拳での説得(物理)に切り替えます


「他の方のネタには全て乗る勢いで!」
 そう宣言した嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)を待ち構えていたモノは、単騎突撃の決死作戦だった……。
「オイマジかコレ!?」
 こうならないよう、部隊の編成を待っていたんだが、もう望み薄だから突っ込ませるしかないなって……。
「つまり、復讐者はこんな案件に関わらなくてもリア充っぷりを発揮できるほどにリアリアジュウジュウしているという事なのか……!?」
 まぁ、単に俺の情報処理能力では面白くなかったんだろう。というわけですまないが、暁翔には独りで逝ってもらう。
「なんかイントネーションおかしくなかったか!?」
 いつものノリで始まってしまった今回の案件だが、現場はリア充爆破に備えて爆弾を隠し持った連中がわんさか転がっている危険地域。そこはかとなく漂う幸せオーラと爆殺オーラを感じ取り、暁翔は小さくため息を溢す。
「なにもされていなくても同じようなことを言っている方々はいるけど、中身は大違いだな……胸の奥に滾る熱い何かを感じるままに、己の意思で戦うことを選んだのが俺達RB団だ。間違っても誰かに利用されるのをよしとするようなことはない」
 とまぁ、ここだけ聞くと軍人か何かかなって、思うやん?
「孤高の狼としての誇りもなく、たとえ味方は自分一人で戦力差は絶望的であろうとも戦いを挑むだけの気概もなく、ただ徒党を組んで殺戮を繰り返すような方々と一緒くたにするな」
 戦力差が発生するほどの集団リア充に挑むつもりなのかっていうと、そうではない事をご存じだろうか。最終人類史に残っているのかいないのか、怪しい所ではあるが、実は対抗勢力が存在しており、リア充本人たちのあずかり知らぬ所で激戦が繰り広げられていたのだが……そのリア爆戦記もまた、過去の歴史再編の折に消えてしまった内容なのかもしれない。
「まあそれはそれとして限定スイーツに罪はない。何の目的で用意したものであろうと食べ物を粗末にするのはよくないから適切に処理しておくとするさ……はっ!?」
 と、並んだ移動販売のクレープ屋のメニューを見て、何かを察してしまった暁翔。
「チョコレート単体で複数のメニュー、そしてなぜか同程度に売り込まれる果物の数々……これは、リア充クレープ……!?」
 ネタが伝わらない可能性があるため、説明しよう!カップルでクレープを頼む際に、片方がチョコクレープ、もう片方がフルーツクレープを注文する。そしていざ口にする時に、「あーん」でお互いに食べさせ合うことで、本来メニューには存在しないレシピを味わうことができるという隠された食べ方が存在するのだ……。
「定番の、ストロベリーとブルーベリーも並んでやがる……真のリア充は、提示されていないミックスベリー味を食べられるという、事実上の踏み絵ならぬ、食べクレープ……!まぁ、俺は一つしか食べられないわけだが」
 チョコレーズンなるクレープを注文して一人ベンチに腰掛けて、口に運ぶ。
「あぁ、美味い……」
 濃厚なチョコレートの中に香るレーズンの豊潤な香りが口いっぱいに広がり、それをほんのり甘い生地が包み込む。噛みしめるだけの硬さもないはずなのに、噛めば噛むほど甘味と香りがにじみ出て、すぐに蕩けるチョコクリームと、パリパリのチョコチップが濃厚ながら甘さに変化をつけて、潔い味を演出する……。
「あれ?」
 ふと、食べ終えてから暁翔は思う。
「このままだとクレープを食べに来ただけなのでは?」
 お気づきになられましたか。
「こうしちゃいられねぇ!いざ、おっぱいダイブ!!」
 と立ち上がったかと思えば、クレープの順番待ちをしていた女性グループに突撃。
「え……いやぁあああ!?」
 突然の事に一瞬固まった女性が悲鳴を上げるも、豊満な谷間に顔を埋めながら背中に回した腕を交差させて肩を掴み、しっかり抱き着いた暁翔は頬を擦り埋めて吸い付いてくるような柔肌を堪能し……。
「痴漢!」
「変態!!」
「社会のゴミッ!!」
 フルボッコだドン☆
「ゴフッ……だが、ナイス、おっぱい……」
 地面に叩き伏せられた暁翔は逃げていく女性達の背を見送りつつ、薄汚いザクロみたいな顔で、ガクリ。力尽きた所に導火線に火が付いた球体が投げられ……。
「これはまたコミカルな爆だ……爆弾!?」
 気づいた時には遅く、暁翔は吹き飛んでしまった!!
「おのれリア充め……平然と紛れ込んでいたとは……」
 クレープ屋の店主がやり切った顔をしていると。
「リア充?一体誰の事を言っているんだ?」
「何ッ!?」
 爆煙の向こうから、傷一つない暁翔が!!
「爆発で回復しただと……!?」
 いや違うんですよ。そもそも、民間人に殴られようが、爆弾を叩きつけられようが、ダメージは発生してないんですよ。暁翔が「報復もやむなし」って受け入れてるから(外見上は)痛い目に遭っているんであって、基本ただ単に痛いだけでノーダメージなんですよ。
「相変わらず女の子相手におっぱいダイブを連発したり、胸を揉んだりお尻や太股を撫でまわしたりして袋叩きにされたりしていただけですな」
 爆発に紛れて顔を元の形に戻していた暁翔が、やれやれと首を振って見せると、店主は再び爆弾を取り出して。
「女性とのスキンシップ……ていうかセクハラに慣れている……やはり貴様、リア充だな!?」
「どういう判定をされているんだ!?ていうかセクハラに慣れていたらそいつはただの屑だろう!?」
「ものっすごいブーメランじゃないか!?」
 敵さんからのツッコミに、暁翔はクールに笑う。
「俺のはセクハラではない……誇り高き漢の生き様よ……!」
「とりあえず爆破だな」
「まぁ待て」
 導火線に火を着けようとした店主を制して、暁翔は眼光を引き絞る。
「抹殺部隊の方々もかつては孤高の狼だったに違いない……誰かの命令に従ってリア充を爆破するだなんて、虚しくはないか?あなた方の胸に宿った嫉妬の炎は、そんな安っぽいライターなんかとは比べ物にならない熱も持っていたはずじゃないのか!?」
「うるせー!狼ってのは本来群れる生き物なんだよ!何をどうしたって我々非リア充はリア充の笑い物にしかならない!胸に宿した嫉妬の炎だと?否!我々の心は、リア充共の下等生物を見下す視線で憎悪の業火に焼かれている!!」
 しゅぼっ、じじじじ……燃え進む導火線に、説得の余地なしと見た暁翔は拳を握り。
「致し方ない……死なないよう、パラドクスは残留効果だけ出して実質通常攻撃してやるから歯を食いしばれ……!」
 投げられた爆弾の下を、掻い潜るように姿勢を落とし、打ち上げる拳を放つ。
「RB!!」
「ひりあっ!?」
 ぶっ飛んだ店主は天井に頭を打ち付けて、移動販売のクッキングカーごと吹き飛び、横倒しにガッシャーン!!
「……やべ、車ごとやっちまった」
 何故か降りてこなかった店主を店ごとぶん殴った暁翔は、慌てて助け起こしに行くのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

ラウム・マルファス
ソラ(g00968)と
暁翔の写真……ついに指名手配されちゃったんだネ。残当ってやつカナ。
残当って聞くと残業手当みたいだよネ。
ウンウン、痴漢行為ってやつだネ、普通に犯罪だヨ。

爆弾はパラドクスのシールドで防ぐヨ。痛いのヤだし、リア充爆破してくる人たちに混ざって狙ってくる復讐者がいるかも、って噂も聞いたしネ。
一般人にウッカリ反撃しちゃって危なそうなら、そっちの対応は汎用ドローンに鉄板付けたものにしておこウ。装備品はクロノ・オブジェクトらしいから爆弾くらい防げるデショ。

ソラとお話しながら、お散歩するヨ。
「チョコケーキどうだっタ?喜んでタ?」
「んふふ、チョコプリンも喜んでもらえたヨ。久々に2人でお酒も飲んだし」

「家族旅行とか行くノ?オーストラリアなら今は夏だッケ?」
「そうだねぇ。京都の温泉旅館とかもいいよネ」

そーいえば暁翔のソックリさん探して逮捕しないといけないんだっケ。
女性の悲鳴が聞こえる方に行ってみようカ。
酷いコトしてるようならロープで縛って簀巻きにしてから電柱に括りつけておくヨ。


ソラス・マルファス
兄貴(g00862)と
過去とはいえ、クロノヴェーダの邪魔ができるんならやってやるさ。

指名手配じゃねぇとは思うが……暁翔は何したんだ?
……いやまぁうん、同情の余地は無さそうだな。爆死はどうかと思うが。

結婚指輪をさりげなく見えるようにしつつ、兄貴と雑談。
「おぅ、喜んでくれてたぜ。息子がデカくなったんでな、意外とちょうどいい量だった。兄貴の所は?」
「料理下手な兄貴が嫁さんのためにチョコプリンを作るとはなぁ」

「あぁ、家族旅行は良いな。兄貴の所も一緒に行くかい?百合香さん(兄嫁)だってたまには遠出したいんじゃねぇのか?」
「おぉ、温泉も良いな。ゆっくりできそうだ」
会話しつつ周辺に気を配り、被害が出ないようにするぜ。

爆弾は爆発する前に、青龍偃月刀で導火線を斬ってしまおう。あまり街中で刃物を振り回したくは無いが、多少の脅しにもなるだろ。もし爆発したら、空輝石で局所的なつむじ風を起こして破片を弾き飛ばそう。流れ弾も洒落にならんだろうからな。

嫉妬だ憎悪だと言っちゃあいるようだが、信仰としては失敗してないか?


嵐柴・暁翔
殺戮部隊の注意を引き、イベントにやってきた方々を穏便にお帰り頂くためにも女性陣へのおっぱいダイブや、胸を揉んだりお尻や太股を撫でまわしたりする行為を続けます
巨乳普乳貧乳みんな違ってみんな良い、というやつです

殺戮部隊の方を捕まえて女性の胸に飛び込むような感じになるように突き飛ばします
リア充判定はやたら緩いし、この程度でもリア充認定されるだろう
そんな感じで殺戮部隊を仲間割れさせていきます
まあ勿論予め爆弾やらの物騒なものは取り上げて本当に殺し合ったりは出来ないようにはしておきますがね
多少やり過ぎているようなら【活性治癒】で治しておきます
……そういえば、集団になったり強力な武器を持つとかで自分達が有利な状況だと錯覚している間はやたらと強気だけど、その武器を奪われたりすれば急に弱気になるような方々って結構いるよな…
仮にも狼を自称するなら殺戮部隊の方々はそんな弱腰ではないと信じたい、けど…
もしそんな根性無しがリア充爆破と称して暴れていたのであれば、叩き直して孤高の狼としての気合と覚悟を取り戻させます


「暁翔の写真……ついに指名手配されちゃったんだネ……残当ってやつカナ。残当って聞くと残業手当みたいだよネ」
「指名手配じゃねぇとは思うが……暁翔は何したんだ?」
 ブリーフィングの際に見たラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)がしみじみと呟くと、ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)が速攻でツッコミを入れるも。
「ウンウン、痴漢行為ってやつだネ、普通に犯罪だヨ」
「……いやまぁうん、同情の余地は無さそうだな」
 速攻で掌返しやがった……まぁ、何も間違っていないとは思うが。そんなもんは置いといて、そういえバ……ラウムは思い出したように。
「チョコケーキどうだっタ?喜んでタ?」
「おぅ、喜んでくれてたぜ。息子がデカくなったんでな、意外とちょうどいい量だった。兄貴の所は?」
「んふふ、チョコプリンも喜んでもらえたヨ。久々に二人でお酒も飲んだし」
「料理下手な兄貴が嫁さんのためにプリンを作るとはなぁ」
 先日、それぞれ家族の為にチョコレートを用いた菓子を作り、持ち帰ったラウムとソラス。ラウムは笑う口元を隠すように、ソラスは顎を揉んで感慨深そうに……各々の左手薬指のシルバーリングをキラリ。
「家族旅行とか行くノ?オーストラリアなら今は夏だッケ?」
「あぁ、オーストラリアか。一度家族旅行ってのも良いな。兄貴の所も一緒に行くかい?百合香さんだってたまには遠出したいんじゃねぇのか?」
 帰って来た質問に、ラウムは腕組みをして小さく唸り。
「そうだねぇ。京都の温泉旅館とかもいいよネ」
「おぉ、温泉も良いな。ゆっくりできそうだ」
 このやりとりから、ソラスは察した。
(「兄貴の奴め、移動距離はあってないようなモンなのに、もやし根性を出して海外行きを面倒くさがったな?」)
 じとーっとした弟の視線に、ラウムはそっと目を逸らしたとか。
「れっつ、おっぱぁああああい!!」
「ウワァ……」
 そして逸らした先で嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)を発見。しかも「おっぱい」って叫びながらミニスカ女性の背後からまたぐらに首を突っこみ、太腿の間に頬すりするという不意打ちセクハラからの、命と貞操の危機を同時に感じた女性が暁翔を挟んだまま後方宙返り。全身を使ってグルンと投げられた暁翔て登頂からアスファルトに叩き落されて、その衝撃に体中をビリビリさせている間に逃げられてしまう瞬間だった。
「で、感想ハ?」
「もっちりプニプニで、良き脚であった……」
「お前は何を言ってるんだ、そして兄貴は何を聞いてるんだ……!」
 何気に付き合いが長い気がしないでもないこの二人、良くも悪くもお互いが分かっている雰囲気に、ソラスが兄貴のはずなのに弟が素行の悪い『お友達』を作ってしまったような顔で頭を抱える。
「いたぞ!結婚指輪を見せびらかしていたリア充だ!!」
「このタイミングで来やがった!?」
 なんか不都合があったかって言われるとそうでもないが、味方の不祥事(?)と血縁との絡みを見て、テンションが下がっていたソラスにとっては痛手だったのかもしれない。
「リア充め!爆破!!」
『爆破!!』
 代表っぽい奴の声に合わせて、ぞろぞろと集まって来たリア充爆破し隊が一斉に、投げた!
「だったらまとめて……」
「弾けばいいよネ」
 ブーン。ソラスが偃月刀を構えるも、復讐者の周りを鉄板ぶら下げたドローンが取り囲み、鉄壁(物理)状態に。飛んできた爆弾が壁の外側でカンコンドカン言ってるのを聞いてから、浮遊機の上を通してソラスな謎の石を投げ込むと。
「た、竜巻に爆煙が!?」
「そいつは旋風なんだが……それより兄貴、俺の出番は……?」
「逆説連鎖戦じゃないなら、全部防げちゃうんだからしょうがないよネ!」
 あっという間に晴れる視界の中、武器を構えたのに振るう前にラウムが全部処理しちゃった為、ぽつんと取り残されたようなソラスがジト目を向ける。その横を抜けていく暁翔が暴徒の一人をとっ捕まえると。
「うぉおおおお!」
 ぽよん……野次馬女性の胸に突っ込ませた。
「きゃぁあああ!?」
「なんでこっち!?」
 女性に頬をスパァン!された暁翔が吹っ飛びつつ、これで相手もリア充認定されて仲間割れしているだろうと振り向くが。
「おのれよくも我らが同志を!!」
 ぶっ倒れてピクリともしない元暴徒を庇うように取り囲み、むしろ団結力がアップ☆
「何故だ!?ていうか今、俺そんなに強くぶつけてないよな!?」
「暁翔……ついに人を手にかけちゃったんだネ……」
「いつかやる気はしてたぜ……」
「お前らまで何を言ってるんだ!?」
 ラウムとソラスの兄弟からも、悪い意味で信頼されている暁翔……しかし、ここで気づく。
「まさか、非リア充過ぎて、そもそも女性に耐性がなさすぎるというオチ……?」
 そうだが?
「そうだが?じゃねぇよ!分かるかそんなもん!!」
 セクハラもリア充判定って事は、『平然とそんなことができるくらい女性経験豊富』ってカウントされるってくらいは見抜いてもらえるかなって……。
「どっちにしたってこんなんやってられっか!全員纏めて指導してやらぁ!!」
 そこからはもー、彼のイメージダウンを避けるため(もはや底辺?いやそんなはずは……)、あえて詳細は省くが民間人相手にパラドクスを振るって一方的にフルボッコにした後、正座させて女体の素晴らしさ(意味深)を解き、その上でリア充爆破の神髄を叩き込むという、復讐者にとって貢献なのか裏切りなのか分からない事態に……。
「復唱!おっぱい!」
『おっぱい!!』
「嫉妬だ憎悪だと言っちゃあいるようだが、信仰としては失敗してないか?」
「ソラス……信じてる人達にはネ、それが分からないんだヨ……」
 暁翔が新手の教祖様になる経緯を見ていたソラスは虚ろ目になり、ラウムは「またカ」って顔でお茶をすするのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

 色々あった……本当に色々あったが、リア充爆破を試みていた人々から、本来の『教祖様』の居場所を聞いて、辿り着いたその先は、廃ビルに囲まれた内側に、ぽっかりと開いた空き地で。
「リア充爆死すべし慈悲はない」
「俺のどこがリア充ってんだ!?」
 なんか物凄く見覚えのあるそっくりさんが殺されかけている。彼がやられる前に敵を仕留めるのがお仕事だぞ!なお、襲われてる人はほっといても逃げるから、庇う必要はないものとする。

※今回の敵さんはリア充判定した相手にアホみたいな火力を放ってきます。が、基本的にギャグ寄りの依頼であるため、そういう雰囲気だけ楽しみましょう
嵐柴・暁翔
他に狙われている方がいる場合、《悪魔召喚》を使用して大天使姉妹に攻撃をお願いして本人は狙われている方のフォローに入るという、復讐者として考えても充分合理的で特に問題は無さそうな行動を取ります
そしてお約束として「俺のどこがリア充ってんだ!?」と叫んで爆破される羽目に…
(本人の認識がどうであろうと、大天使姉妹に普通に話しかけたり、女性からの貰い物を平然と身に着けていたりと、そういう疑いの目で見てくる相手からどう見えるかは実はそれなりに爆破対象と認定する根拠はありそうです)

襲われている人が砂糖を大量に吐きそうなやり取りをしている二人にどういう反応をするのかは知りませんがね…

リア充爆破を望む方はどこにでも、そして幾らでもいる
RBうにうにVは散ったとしても、きっと第二第三の刺客が…


有栖川宮・永久
恋人(なったばかり)のミシェル(g03431)と参加

なんかまたうにうにが出現してると聞いてしばきにきた!!リア充狙ってくるのなら堂々と立ち向かえるね!!まだ慣れないんだけど、リア充のパワー
を見せつけてやろう!!

とても聞き覚えのある声のする方へ救援機動力で駆けつける。件のそっくりさんはそう簡単に死なない気はするけど、理不尽な目に遭ってることは間違いないので助けるか。ミシェル、いいね?

敵の目の前でカッコよくなった恋人を自慢する。背が凄く伸びたし、顔もいいし、それに真っ直ぐで誠実な子なんだよ。これほど王子様の要素持った男の子は希少だよね〜とルンルン気分で腕を組む。あ、ミシェルが真っ赤になってる可愛いなあ。

リア充憎しの攻撃が飛んできても余裕の顔で避ける。直撃してもミシェルが傍にいるからね〜。人の幸せを恨むような奴の攻撃に屈する訳にはいかないんだ。無銘の聖剣で爆弾を逆に叩き斬る!!

プリンが爆弾持ってるのも物騒すぎるので、世の中のカップル達の為、隙をみてミシェルと連携して無銘の聖剣でぶった斬るね!!


ミシェル・ラークリーズ
恋人(なったばかり)の永久さん(g01120)と参加

またうにうにが暴れ回ってると聞いて駆けつけてきた!!今回の僕らはリア充なりたてで幸せパワー満杯だ!!さあ、人の幸せを邪魔する奴をぶっ飛ば
そう!!いこう、永久さん(何気に呼び方が変わっている)


とっても聞き覚えのある声が聞こえてきたので駆けつけるね。見覚えがとってもある人は爆殺しようとしても死ななそうだけど、危ない状況なのは確かなので助けるか。リア充を見せつけて注意を引きつけるんだね。

僕も永久さんのいいところを自慢する。もちろん腕組んで。何よりキラキラした笑顔が素敵なんだ。突っ走る所あるけど、きっちりやることやるし。何気に面倒見もいいんだよ。こんな恋人できて僕は幸せだ!!



嫉妬した攻撃飛んできても愛の力で耐え、物騒な集団の攻撃を瑞光の一閃で捌きながら、永久さんへの愛の言葉を叫びながら立ち回る。これが愛の力だよ!!

人の幸せ壊すような奴は馬に蹴られるといいよ。瑞光の一閃で胴体を切断するよ!!


不惑・明日法
九条・桜雪(人間のスノウメイジ・g08800)くんと

おっと出遅れたか。リア充を偽装して一般人を避難させる予定だったが、その必要もなくなってしまったなあ。まあせっかくだし意味あるか知らんけど予定通り桜雪くんと偽装リア充するか。

(結果未経験な事態のため超絶緊張で固まっている)

さて……今回の相手はリア充死ねか。私もリア充死ね死ね団として悪(=リア充)を憎み正義(独り身的な意味で)を示すために戦っている人間として、お前とは違う世界で出会っていれば良き友になったかもしれないなあ。てかお前とは戦えんッッッどこへなりとも去るがいいッッッ

(だがそんな展開を許さぬための偽装リア充である)

……お、おのれやはりクロノヴェーダという時点でリア充であり悪であり相容れぬ存在であったか。やつがなぜリア充なのかの理屈はまあ適当に考える。
くらえ!ふわっくあすほう!!(武器名にしてパラドクス名であり猥褻は一切ない)

生まれ変わってきた時には今度こそ光の嫉妬戦士になっている事を願っている。その時はリア充死ね死ね団で待ってるぞ。


九条・桜雪
【明日法さん(g02378)と偽カップルとして参加】
えーと、とにかく、カップルを演じて敵の注意をひけばいいんだよね!
明日法さんと完璧なカップルを演じなきゃ!(※大根役者です)

「キャー、誰かが襲われてるわー! こわーい! 明日法さん守ってー!(棒読み)」
見覚えのある人が襲われているのを見て、ぎこちない動きで明日法さんの影に隠れる。
(明日法さんが緊張で硬直してても、演技に必死で気付かない)
万が一にも偽カップルと疑われたら
「明日法さんはわたしの好きピだもん!(彼ピとは言ってない)どこが好きかとか聞かれると、分からな……(もごもご)と、とにかく好きなんだもん!」
と演技ではなく本心で反論します。

可能であれば、敵の攻撃を受けて「あぁーれぇー!?」と一回吹っ飛ぶ。
リア充だもの(?)。
「この程度の攻撃には負けません! リア充は不滅です!」
攻撃は管狐影縛法でサーヴァントの朽葉に任せます。

アドリブ・絡み等歓迎。


「おっと出遅れたか。リア充を偽装して一般人を避難させる予定だったが、その必要もなくなってしまったなあ」
 終わったっていうかここからが本番っていうか……説明が地味に難しいタイミングで不惑・明日法(放送禁止・g02378)が現れた。日頃の行い(意味深)的に、どっちかってーと復讐者よりクロノヴェーダ勢力の様な気もするが、まぁその辺は一旦置いといて。
「えーと、とにかく、カップルを演じて敵の注意をひけばいいんだよね!明日法さんと完璧なカップルを演じなきゃ!」
 と、気合十分なお嬢様。こちらの名前を九条・桜雪(人間のスノウメイジ・g08800)といい、どういうわけか芝居を打ちに来たとのたもうている。
「まあせっかくだし意味あるか知らんけど、予定通り桜雪くんと偽装リア充するか」
 いいのか明日法、仮にも『リア充死ね死ね団』なんて旅団を預かる長として、偽装とはいえリア充になってしまっていいのか!?
 が、こちらのそんな疑問に明日法が答えてくれるわけもなく、無情にも(?)敵さんの姿が見える。ついでに何か旅団に似たような奴が顔出してた気がするバンダナとジャケットと刀と青髪も見える。
「キャー、誰かが襲われてるわー、こわーい、明日法さん守ってー!」
 声だけ大きくて敵には気づかれたようだが、用意してきたセリフをそのまま口にしただけであった為に思いっきり棒読みな桜雪。そして事前に相談してきた通り、明日法の後ろにくっつくのだが、台本的には。

「キャー!誰かが襲われてるわ!?」両手を口元に添えて目を見開き、ビックリのポーズ。
「こわぁい……!」涙目で明日法のジャンパーの袖をつまみ。
「明日法さん……」そっと彼の陰に隠れて。
「守って……!」ふるふると怯えながら潤んだ瞳で上目遣い。

 と、全力でヒロインアピールして恋人風を装うはずだったのだが、まー、酷い。そしてもっと酷いのがその彼氏役の明日法である。
「……っ」
 あの野郎、女の子が自分の背中にくっつくという、初めての状況に緊張しすぎて台本が全部吹っ飛びやがったな?先ほどから、何かを言おうとしているのだろうが、口をパクパクと動かすばかりで目が泳ぎ回り、打ち上げられた無惨な恋……間違えた。鯉の様な顔つきである。
 さすがにクロノヴェーダこと、うにうにも疑念の眼差しを向けざるを得ない。が、女の子が一緒という若干のリア充味がなくもないだけに判断に迷っているようだが……。
「明日法さんはわたしの好きピだもん!」
「ッ!?」
 桜雪のこの発言に、一番びっくりしたのが明日法である。え、ちょ、何言ってんのこの娘!?って顔で肩越しに振り返り。
「どこが好きかとか聞かれると、分からな……と、とにかく好きなんだもん!」
 途中で言い淀んだ桜雪はぼろが出る前に押し切ろうと、ギュッと両目を瞑って必死に叫んだ。正直、敵さんへの意思表明よりも明日法へのメンタルダメージの方が大きい気がするんだが……「好きピ」であって「彼ピ」でない辺り、お察し頂きたい。
 変に嘘をつくよりも、本心でぶつかった方がごまかせると思った桜雪の判断だが、その結果は……。
「よし、死ね」
「しまっ……」
 衝撃の連続で呆然自失していた明日法は、うにうにがリア充判定を下すと同時に桜雪を抱きしめる。
「ほぇ……?」
 その意味が分からず、今度は桜雪が呆けていると……チュドーン!!
「ぎゃぁあああ!?」
「あぁーれぇー!?」
 二人まとめて吹き飛ばされて、ギャグ依頼だからって本来は色々通さないといけない法則を無視して、先制食らってカバーリングを挟んだ明日法が二人分の爆発を受けきり、割と致命傷を負いつつ庇われた桜雪の方はおめめくるくる状態ですっ飛んでいく。コンクリートの壁に叩きつけられた明日法はついでに腰をやりつつ、時間操作能力により焼け焦げて削ぎ落とされた肉を補填した。
「ふぅ……リア充ですもの、やはり一度は爆破されないとですよね!」
「そ、そうだねぇ桜雪くん……」
 まだ若干フラフラしつつも満足気な桜雪に対し、自分とこの団員に、それも子どもに怪我をさせるわけにはいくまいと、ビビりであるが故に変な責任感を背負い込んでしまったオッサンは思いっきり生命力を持っていかれつつ、ついでに打ち付けた衝撃で腰を痛めてプルプルしながら。
「さて……今回の相手はリア充死ねか。私もリア充死ね死ね団としてリア充【悪】を憎み(独り身的な意味で)正義を示すために戦っている人間として、お前とは違う世界で出会っていれば良き友になったかもしれないなあ。てかお前とは戦えんッッッ!どこへなりとも去るがいいッッッ!!」
 と、その辺の瓦礫に手をついて膝をがっくがくに揺らしながら叫ぶ明日法だが。
「喧しい!リア充死すべし和解はない!!」
「……お、おのれやはりクロノヴェーダという時点でリア充であり悪であり相容れぬ存在であったか。やつがなぜリア充なのかの理屈はまあ適当に考える」
 いや考えてから来いよ。お前の復讐者としての根源はそこじゃねぇか。
 何はともあれ、敵はパラドクスをぶっ放して時間を捻じ曲げた。さすれば復讐者側もまたそれを辿り敵の歴史にパラドクスをねじ込むことができる。
「この程度の攻撃には負けません!リア充は不滅です!」
 ぺいっ。桜雪がダイナマイトの様なものを投げつけるが、それに火はついていない。それもそのはず、投げたのはリア充爆破の想いを込めた朱塗りの竹管。ポン、栓が抜け飛び、内部より姿を見せたクダギツネ、朽葉。飛び出た獣が影に牙を突き立てれば、うにうにはびくりと身を震わせて、動きを止める。その隙に明日法の両腰に大型の砲台が現れると、自分の現状的に反動に耐える自信がなかった彼は叩きつけられたコンクリに背を預けて固定。
「くらえ!ふわっくあすほう!!」
 両サイドに抱え込むようにして構えた砲塔を同時にぶっ放す。引金を引く度に自動装填される砲弾を四連射。累計八発の榴弾がうにうにを中心に散らばり、着地と同時に大爆発を起こす。連鎖した爆発は互いの酸素を食らい合い、より燃料を求めて激しく燃え盛る……戦場諸共敵を呑み込んだ爆風を見届けて、砲台を送還した明日法は背を向けた。
「生まれ変わってきた時には、今度こそ光の嫉妬戦士になっている事を願っている。その時はリア充死ね死ね団で待ってるぞ……」
 まぁ、まだ敵さん倒れてないんだけどね。
「!?」
「あ、えっと、明日法さん、かっこよかったですよ!」
「桜雪くん……後学として覚えておきたまえ。こういう状況で下手にフォローを入れられると、逆に傷を抉るのだと……」
 羞恥心で真っ赤になった明日法がいそいそと引っ込んだところで。
「なんかまたうにうにが出現してると聞いてしばきにきた!!リア充を狙ってくるのなら、堂々と立ち向かえるね!!まだ慣れないんだけど、リア充のパワーを見せつけてやろう!!」
「またうにうにが暴れ回ってると聞いて駆けつけてきた!!今回の僕らはリア充なりたてで幸せパワー満杯だ!!」
 有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)とミシェル・ラークリーズ(彩光のグレイス・g03431)が参戦!リア充パワーに満ち溢れた二人が……待って、え、マジで?付き合ってたの!?いつの間に!?
「「リア充死すべし慈悲はない!!」」
「「……あれ?」」
 が、しかし、こちらよりも困惑を隠せていないのがクロノヴェーダと襲われていた某そっくりさん。きれーにハモって向き合って、反対方向に首(と、プリン)を傾げると。
「貴様も死ねェ!!」
「思い出したようにこっちを狙って来た!?」
 触手的なサムシングを追加して生やし、爆弾の束を構えたクロノヴェーダことうにうに。しかし、攻撃が実行される前に大天使の姉妹が彼を掻っ攫い、戦場から離脱させて。
「すまない、セレスティア、アリスティア、手間をかける」
 嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が戦場に駆け付けると。
「死ねェ!!」
「いきなり!?」
 チュドーン!!まだ何もしてない(わけじゃないけど、一応)のに爆破された暁翔。これにはさすがに暁翔もプンスコ。
「俺のどこがリア充ってんだ!?」
「やかましい!女性の胸やら尻やらに突撃する貴様の日頃の行いを省みるがいい!全てはリア充ゆえに、女慣れしている証拠である!!」
「待て、なんでお前が俺の事を知ってるんだ……?」
 と、暁翔は初見のはずなのに顔見知りであるかの様な事態に困惑するが、チラッと大天使姉妹に任せた本日の被害者の方を見たら、これがまー奇跡的に顔から服からとことん似てるんですわ。昔っからこの格好だもんな、お前……。
「まさか、今まさに抹殺しようとしていた本人と勘違いされている……!?」
 救助の為に一瞬で入れ替わったから、気づいてないっぽい。仕方ないね、ギャグ依頼だもの。
「件のそっくりさんはそう簡単に死なない気はするけど、理不尽な目に遭ってることは間違いないので助けるか。ミシェル、いいね?」
「見覚えがとってもある人は爆殺しようとしても死ななそうだけど、危ない状況なのは確かなので助けるか。リア充を見せつけて注意を引きつけるんだね」
 と、うなずき合う永久とミシェル……復讐者の二人がどう見ても暁翔を見てる辺り、仲間ですら見間違うほどのそっくり具合らしい。
「いやさすがにおかしいだろコレ!?」
 暁翔のツッコミをほっぽって、永久はミシェルに体を寄せて、そっと腕を組む。触れ合うだけで一瞬目を丸くして、悪戯っぽく微笑んだ永久に赤面してしまい、ソッポを向いてごまかそうとするミシェル。成長した所と、変わらない所と、その両方をよく知っている永久は愛おしさから自然と笑みをこぼして。
「ミシェルは背が凄く伸びたし、顔もいいし、それに真っ直ぐで誠実な子なんだよ。これほど王子様の要素持った男の子は希少だよね〜」
「そういう永久さんは、何よりキラキラした笑顔が素敵なんだ。突っ走る所あるけど、きっちりやることやるし。何気に面倒見もいいんだよ。こんな恋人できて僕は幸せだ!!」
 永久に応える為に言い切って、元が色白なために耳までピンク色になってしまったミシェル。勢いで叫んだ彼の周りを相棒のリーリエが飛び回り、籠一杯に入れて来た花弁をまき散らして祝福の雰囲気を……。
「おのれリア充!!」
 プリンモドキの凄まじい憎悪が台無しにした。
「我等リア充爆殺派を前にして何をイチャコライチャコラと……」
「あの日の夜、ミシェルの方からエスコートしてくれて……前々から、大きくなったんだなぁって実感はしてたけど、すっかり頼もしくなっちゃって……」
「そういう永久さんは昔から変わらないよね。僕が好きになった『お姉さん』だった時から、やっと想いを伝えられた『永久さん』になった、今でも……」
 見つめ合う二人。寄せ合った体は互いの鼓動を伝えて同調させて、外界の音を断ち二人の心音が空間を包み込む。視線の先、見上げる永久が目蓋を降ろし、ミシェルは視線を泳がせながらも意を決して……。
「って、だから私を無視するなァアアアア!!」
 うにうにが伏兵を出し、同時に自身も爆弾を構えるのだが。
「「あーもー、邪魔(です)ッ!!」」
 十文字一閃。ミシェルの横薙ぎの一振りと永久の唐竹割の一撃が、時を重ねて同時に放たれる。パラドクスによる時空の上書きを引き起こした二振りの剣を交えた一撃はうにうにのパラドクスを打ち消して、その身を四つに切り分けた……。
「これが愛の力だ!!」
「ば、馬鹿な……!」
 真っ二つになった眼球を驚愕で染め上げながら、カップルに二分割された視線を向けるうにうにへ、ミシェルは残身と共に刃を払い。
「人の幸せ壊すような奴は馬に蹴られるといいよ……」
「恋人に手を出すってのがそもそもの間違いだったわね!」
 今度は永久に抱きしめられて、背筋をピンと張って固まってしまうのだった。
「おのれ……おのれぇ……!」
 憎悪のあまり、四体のチビうにうにに再構築されたうにうにが、機をうかがうべく物陰に隠れようとすると。
「アナタはカッフィを信じマースカ?」
 胡散臭い宣教師風の暁翔が待ち構えていた。
「「「「は?」」」」
 理解の及ばないうにうにを前に、暁翔は「リア充砂糖」と書かれた十キロ麻袋を積み重ねて。
「こちとらリア充爆破が本業のはずなのに、クロノヴェーダが絡んじまったせいで砂糖吐きっぱなしで口の中ジャリッジャリなんだよ!お前のせいで俺の爆破欲はフルマックスッ!!」
 そして、本来の被害者もまた砂糖の吐き過ぎでサトウキビの搾りかすみたいな状態になっていた為、ほっぽり出して来た姉妹天使がササッと爆弾とライターを手渡し、危機感を覚えたうにうにが合体☆元のサイズに戻る。
「セレスティアとアリスティアが手を貸してくれたことでこの一撃は、今回に限りパラドクスとして扱われる……その意味が分かるな!?」
「ちょ、待て待て待て!まさか貴様……!?」
「リア充は爆発しやがれッ!!」
 シュボッ、ジジジジジ……。
「そのセリフをよりによって私に言うのかぁあああああ!!」
 チュドーン!!
「……ふぅ、雨が降ってやがる」
 甘ったるく仄黒い雨が降り注ぐ中、暁翔の頬には非リア充の雫が……伝ってはいなかった。そんな彼の視線の先、後は帰還のトレイン待ちなカップルはあまあまのいちゃいちゃをしているわけだが。
「リア充爆破を望む方はどこにでも、そして幾らでもいる。RBうにうにVは散ったとしても、きっと第二第三の刺客が……」
 フッ。小さく笑い、黒幕みたいな顔をして……。
「何を終わった顔をしているんだ暁翔くん」
「むしろここがスタートラインですよねっ!」
 暁翔の左右に明日法と桜雪が顔を出し。
「私達のリア充爆破は、まだ始まったばかりですよっ!」
「ていうか君、最後のはリア充爆破っていうか八つ当たりだしね」
「じゃあ、あそこに突っ込めるか?」
 と、暁翔が示したのは並んで座って、生き残っていた(?)クレープ屋さんの味違いを食べさせ合っている永久とミシェル……。
「まぁ、我々はリア充死ね死ね団である以前に、責任ある社会人だからな……」
「あ、私は未成年ですよ!」
 しゅぴっと手を挙げた桜雪のおててを、明日法と暁翔が二人で降ろさせて。
「世の中には色々とあるんだよ……」
「時には爆破しない事が正解って事もあるんだぜ……」
「?」
 二人が言っていることがよくわからず、首を傾げる桜雪なのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年02月24日
宿敵 『RBうにうにV』を撃破!