リプレイ
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
各地で攻略を進める中で少しずつ情報が集まってきていますね
情報の真偽と現状を確かめる為にも、着実に先を目指しましょう
効率よく情報を集める為に、【パラドクス通信】を使用して一旦味方とは別の場所から観察を
市街地では被害が出ないよう市民が残っていそうな場所なども念のため確認しておきます
敵の位置や巡回経路の確認の後、遮蔽物などを利用しつつ奇襲の機を窺います
先手を取る〈計略〉によって初動から有利な状況に持ち込みましょう
パラドクス「マーシレスタクティクス」によって人形歩兵部隊を召喚し、『竜堕児・フクリュウ』の敵群に向けて一斉に攻撃を行います
反撃に対してはこちらも人形歩兵による群の力と連携で対応します
都度〈号令〉を発し臨機応変に動き、人形歩兵を盾に陣形を乱しつつ怪音波の集中直撃による致命傷を避けるよう努めます
周辺住民や近隣の建造物、市民が利用する船などを破損しないよう陣形と攻撃の方角に注意します
すみません、逃がして翔鶴のもとに加勢されても困るので…ここで全員倒れてもらいます!
ラキア・ムーン
……厄介な話だ
ヴァンパイアも言っていたが、硫黄島に秘密基地を建造しているというのも気になる
まあ少なくとも、翔鶴が其方に居るという以上攻めない訳にはいくまい
内陸に到着したら市街を望める高台等が無いか探り、あればそこから双眼鏡で市街を観察
敵の巡回経路を観察しよう
巡回経路が確認出来たら、市街地へと潜入
目立たないよう移動しながら確認した巡回経路を元に敵トループス級を捜索
先に補足してしまおう
フクリュウ達を補足したら迅速に仕掛ける
《RE》Incarnationを構えて戦闘態勢
【Call:Flame_Gust】起動
炎の塊を生成、即座に射出しフクリュウを奇襲攻撃
炎を射出すると同時に私も駆け出し『突撃』、距離を詰めよう
距離を詰め続け、敵の突進軌道を制限
槍で突撃をガードしつつ、斜めに流し敵の行動を制限していこう
迅速に討伐する為に、攻撃は集中
手傷を負っている者から確実に仕留めていこう
油断しているのであれば、遠慮なく利用させて貰う
速攻で仕掛けたいのでな悪く思うなよ
アドリブ連携等歓迎
月鏡・サヨコ
大本営の位置が判明したとはいえ、各地の制圧は引き続き重要だ
特に翔鶴は二度も仕留めきれず、復讐者の危険性を熟知した相手
制圧済み領域や最終人類史への反攻を企てる前に、始末しなければならない
……そのための一歩を、往こう
建物の影や茂みに身を隠しながら敵を尾行し、巡回ルートを把握していく
もし冥海機が機械油や火薬、もしくは何か別の匂いを発しているようなら
桂を呼び出し、パンツァーハウンドの嗅覚を利用して通った道を辿ろう
鉢合わせを防ぐため、隠れ場所を一時的に出る時は【未来予測】で安全確認してから動く
巡回ルートの確認後は敵を待ち伏せ、背後から不意打ち
真っ向から仕掛ける仲間がいるなら挟撃できるように動こう
――『人狗一心・散兵戦術』
桂が放つ≪怪力光線砲『狗號』≫からの砲撃で機先を制し
その直後に私が斬り込んで、≪対艦軍刀『銀鉤』≫による追撃を加える
敵が混乱から立ち直るまえに出来る限り多くを処理してしまおう
敵の突進は服の下に隠した≪水中装甲≫で受け止め
体内に浸透する衝撃を削りながら吹き飛ばされることで距離を取る
「……厄介な話だ。ヴァンパイアも言っていたが、硫黄島に秘密基地を建造しているというのも気になる」
パラドクストレインを降りてそう呟くのは銀髪の髪をまとめた女性、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「まあ少なくとも、翔鶴が其方に居るという以上攻めない訳にはいくまい」
「あぁ。大本営の位置が判明したとはいえ、各地の制圧は引き続き重要だ。特に翔鶴は二度も仕留めきれず、復讐者の危険性を熟知した相手。制圧済み領域や最終人類史への反攻を企てる前に、始末しなければならない」
ラキアの言葉に色白の肌に灰色の髪が似合う女性、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)が頷く。
「各地で攻略を進める中で少しずつ情報が集まってきていますね。情報の真偽と現状を確かめる為にも、着実に先を目指しましょう」
二人の言葉を傾聴していた茶色の髪に黒い瞳の少年、三間・勲(漁火・g10186)もまた、二人の言葉に頷き、戦意を燃やす。
「……では、そのための一歩を、往こう」
サヨコが一歩踏み出すと、2人もそれに続いた。
まず、ラキアと勲の2人が、それぞれ別の高台に上り、そこから双眼鏡で敵の動きを探る。
【パラドクス通信】でお互いの観測結果を報告しあえば、やがてトループス級冥海機『竜堕児・フクリュウ』の巡回経路も見えてくる。
見通しのいい高台からの観測はともすれば逆に被発見の可能性もあるが、そこは対ディアボロスを警戒していない『竜堕児・フクリュウ』達。視線を下げることはあっても上げる事は滅多になく、2人が見つかる事はなかった。
そして、ある程度巡回経路が見えてきたら、次はサヨコの出番。
建物の陰や草むらに身を隠しつつ、2人が発見した『竜堕児・フクリュウ』群を追跡し、攻撃の機会と、2人の到着を待つ。
【未来予測】を交えての尾行は完璧で、『竜堕児・フクリュウ』が尾行を全く警戒していないこともあり、サヨコが見つかることもなかった。
そして、3人が合流すると、3人は発見されないように気を付けつつ、配置につき、待ち伏せする。
敵の巡回ルートは丸裸になっており、待ち伏せは非常に容易だった。
なお、勲が現地住民の居場所なども的確に把握していたため、戦闘に現地住民を巻き込まない場所を待ち伏せ場所に選ぶことも出来た。これで、ディアボロスは人々への被害を気にせず戦うことが出来る。
「複合術式展開」
ラキアが『竜堕児・フクリュウ』の行く手を阻むように、突撃槍『《RE》Incarnation』を構えて姿を晒す。
「ディ、ディアボロス!?」
驚愕する『竜堕児・フクリュウ』を余所に、ラキアはパラドクス『Call:Flame_Gust』を発動し、炎の塊を生成し、突風で射出しながら、一気に敵陣に突入する。
「ま、まずい、距離を取れ!!」
浮足立った『竜堕児・フクリュウ』に対し、炎の塊がジャストヒットし、その反撃を許さない。
接近してくるラキアに対し、『竜堕児・フクリュウ』は咄嗟に距離を取ることを選ぶが……。
「――往こう、桂!」
その背後から、サヨコとパンツァーハウンド『桂』が姿を現す。
『桂』がその背に装備した『怪力光線砲『狗號』』から高出力ビーム砲を放つ。
「う、後ろからもだと!?」
『竜堕児・フクリュウ』はその攻撃に完全に機先を取られ、浮足立つ。その隙を逃さず、サヨコは『対艦軍刀『銀鉤』』を抜刀し、一気に距離を詰めて攻撃を仕掛ける。
サヨコのパラドクス『人狗一心・散兵戦術』によるサーヴァントとの連携攻撃だ。
「ま、まずい、接近された、散開、散開しろ!」
密集していては負ける、とばかりに、なんとか散開を始める『竜堕児・フクリュウ』。しかし。
「そうはいきません」
突如、『竜堕児・フクリュウ』の左右に人形歩兵部隊が出現し、一斉に銃弾と砲弾を放ち始める。
屋根の上に潜み、奇襲のタイミングを伺っていた勲のパラドクス『マーシレスタクティクス』であった。
「ば、馬鹿な、包囲されただと」
かくして『竜堕児・フクリュウ』はその前後をディアボロスに、左右を人形歩兵部隊に挟撃され、容易に身動きが取れなくなる。
散発的ながらタツノオトシゴ型の乗騎を半ば暴走させることで突撃攻撃を敢行する『竜堕児・フクリュウ』であったが、浮足立ち連携も取れていないそんな攻撃はあっさりとあしらわれ、却って反撃側優勢の反撃を食らう結果に終わる。
結果、ディアボロス達は始終有利なまま戦いを終え、街を支配し監視するトループス級冥海機『竜堕児・フクリュウ』を殲滅するに至ったのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
各地で冥海機に見捨てられた一般人を見ると、安定した支配下に置かれていればこのような目に遭わずに済んだのかも…とつい考えてしまいます
でもその状態を許せばいずれ海戦の犠牲になってしまう
頑張って翔鶴を止めましょう
【アイテムポケット】に入る限りの薪と、排斥力の影響を受けない程度の薬品や乾パンなどの保存食を詰めて持ち込みます
いつもの士官服を纏い、軍から派遣された体で住民に物資の支援を申し出ます
急場しのぎの量ですみません
戒厳令はじきに解かれるはず…何とか持ちこたえて下さい
仲間と共に出来るだけ多くの人に労いの言葉をかけながら住民の様子をしっかり〈観察〉し、より弱っている方の援助を優先します
解体されてしまったという海軍施設に元々従事していた方がいらっしゃればその方にお話を伺います
現状把握の為に、翔鶴さんが引き連れていった艦隊の規模や、施設から持って行かれた物資についてご存知の事があればお聞かせ願いたいのですが…
その他どんな些細な情報でも助かります
月鏡・サヨコ
冥海機がこの地を放棄したのは、紛れもない私達の戦いの結果
ならば民間人の行く末についても、私達で責任を取るのが道理だ
最終人類史の食品をキャリーケースや【アイテムポケット】に入れ、トレインから持ち出す
食品の内容は『特製・海軍式咖哩』を作るための具材と、今後の為の保存食
集落の人々に窮状を鑑みて食糧支援を行うと声をかけ、炊き出しの場と調理具を貸してもらおう
カレーが出来上がったら皆を呼び、【口福の伝道者】を使用
当座の腹ごしらえをすると共に保存食も増やしておこう
復讐者が常駐できない以上、生産活動の復旧まで支援できるように
翔鶴以下、この一帯に布陣していた冥海機は硫黄島方面に向かったようだ
……彼らが小笠原諸島に戻れるかは分からない
食糧があるうちに農地や狩猟用具を整え、家畜に滋養を与え、今後の生活に備えてほしい
ところで皆の中に、翔鶴の移動以前から硫黄島にいた上位の冥海機を知っている者はいないだろうか?
重要拠点であれば、前々からの司令官がいてもおかしくない
……その者には、私達が小笠原諸島の状況を訴えに行こう
「各地で冥海機に見捨てられた一般人を見ると、安定した支配下に置かれていればこのような目に遭わずに済んだのかも…とつい考えてしまいます」
そんなことを呟くのは先程この市街地を解放するのに大きく貢献をした三間・勲(漁火・g10186)だ。
「冥海機がこの地を放棄したのは、紛れもない私達の戦いの結果。ならば民間人の行く末についても、私達で責任を取るのが道理だ」
その言葉に首肯するのは同じく先程この市街地を解放するのに大きく貢献した月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
「そうですね。そして、安定したその状態を許せばいずれ海戦の犠牲になってしまう。頑張って翔鶴を止めましょう」
サヨコの言葉に勲は頷き、そして決意を新たにする。
その言葉にサヨコもまた首肯するのだった。
勲はいつもの士官服を身に纏い、人々の元に姿を現した。
「軍から派遣されてきました。支援物資を持ってきましたよ」
そう言って、勲が取り出したのは1m×1m×1mの領域たる【アイテムポケット】に詰め込まれた沢山の薪。
「おぉ、燃料だ」
「ありがとうございます」
足りていなかった燃料が来たと分かると、人々は色めき立った。
「急場しのぎの量ですみません。戒厳令はじきに解かれるはず……何とか持ちこたえて下さい」
そう言って、勲は人々に薪を配っていく。
勲は持ち前の観察眼で住民をしっかり観察し、特に弱っている住民に隙間に詰めてきた薬や乾パンなども渡していく。
「おぉ、薬だ。これがあれば家内が助かる。ありがとうございます」
「食料も、ありがとうございます」
勲が感謝されている中、サヨコは炊き出しを申し出て、炊き出しの場と調理具を借り受けた。
燃料が心許ない様子なので、住民は少し不安そうだったが、サヨコはそれが杞憂だと知っていた。
【アイテムポケット】とキャリーケースから取り出した具材を取り出し、軍隊仕込みのカレーライス、『特製・海軍式咖哩』を作り始める。
完成すると、サヨコは勲に声をかけ、人を集めるように伝えつつ、カレーライスを皿に盛り始めた。
直後、サヨコは皿に盛ったそのカレーライスを自分で食べ始めた。
おおよそ奇行のように見えるその行動は、しかし、【口福の伝道者】のためのものだった。
サヨコが食べたカレーライスと同様のものが食器ごと400人前の量で周囲に出現する。
「おぉ」
と、人々の口から感嘆が漏れる。
人々は喜んで、カレーライスを食べ始めた。
そして、サヨコの工夫はそれで終わらない。
もう一つ持ってきた保存食たちを皿に並べ、それを食することで、保存食も増やし始めたのだ。
「翔鶴以下、この一帯に布陣していた冥海機は硫黄島方面に向かったようだ。……彼らが小笠原諸島に戻れるかは分からない。食糧があるうちに農地や狩猟用具を整え、家畜に滋養を与え、今後の生活に備えてほしい」
そう言って、サヨコは増やした保存食を渡し、今後の備えを開始するように住民たちに言い含めた。
食事も取れ、保存食も多く手に入り、安心した人々に対し、ディアボロスは問う。
「現状把握の為に、翔鶴さんが引き連れていった艦隊の規模や、施設から持って行かれた物資についてご存知の事があればお聞かせ願いたいのですが……」
勲が問うたのは、解体されてしまったという海軍施設に元々従事していた人々だった。
「あぁ、ありゃあとにかく根こそぎ持って行ったって感じだったな」
そう人々は語る。戦力も物資もとにかく根こそぎ持って行った、と。彼らの視点ではそれ以上に詳しい分類は出来ない様子だった。
「ところで皆の中に、翔鶴の移動以前から『硫黄島』にいた上位の冥海機を知っている者はいないだろうか? 重要拠点であれば、前々からの司令官がいてもおかしくない。……その者には、私達が小笠原諸島の状況を訴えに行こう」
サヨコが尋ねたのは、『硫黄島』の情報。
「あぁ、ありがとうございます、ですが、我々、この島を出たことがありませんで。硫黄島の冥海機様については詳しくありません」
「そうか、なら構わない。向かえば分かる事だろう」
サヨコは頷いて、そう言った。
あまり重要な情報は得られなかったが、命の危機に瀕する住民を助けることはできた。今はひとまず、それで十分だろう。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
ふむ、支援は十分そうか
ならば其方は任せ、先行して追撃する
誰一人として逃がしはせんさ
翔鶴に、余計な情報を渡す訳にはいかんからな
確実に仕留めるさ
水面走行で水上を駆け、逃走する敵を追撃
未来予測、僅か1秒であれ敵影が見えればどちらの方向へ逃げるか参考にはなるだろう
その情報を参考に、最短経路で接敵する!
《RE》Incarnationを構えて戦闘準備
距離を詰め、近接戦闘へ
これだけ詰めれば、敵も無視できまい!
【Call:Flame_Edge】起動
炎の刃を穂先へと展開
伸ばした刃ですれ違い様に『薙ぎ払い』、炎の『斬撃』を叩き込む
そのまま敵を追い抜き、進路上へと位置取り
敵の撤退を阻むように立ち塞がろう
念の為現在位置をパラドクス通信で連絡もしておくかな
敵の海戦装を槍で斬り払いつつ、少しでも毒の浸食を防ぐ
全ては無理でも此方が少しでも長く立って入れればそれでいい
時間を稼ぐ……それも重要だからな
さて、逃がしはせんさ
小笠原の住民にしてくれたツケも払って貰わんといかんしな
それに硫黄島にも用がある、此処で立ち止まりはせん
「ふむ、支援は十分そうか。ならば其方は任せ、先行して追撃する」
支援に回っているディアボロスの様子を見て、自分が行っても人手が却って邪魔になる、と判断したのは、先の戦いで市街地を解放するのに大きく貢献をしたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「ディ、ディアボロス!?」
浮上していたトループス級冥海機『シーワスプ』がラキアの接近に気付き、急いで逃走を始める。
「誰一人として逃がしはせんさ。翔鶴に、余計な情報を渡す訳にはいかんからな。確実に仕留めるさ」
しかし、逃走を始めた時点でラキアはその進路を先回りし始めていた。
【未来予測】を使って逃走を始める1秒前にその兆候に気付けたのである。僅か1秒、されどアドバンテージには違いない。
突撃槍『《RE》Incarnation』を構えて一気に敵の進路を先回りして突撃し、接敵するラキア。
「焔の刃よ、我が敵を焼き尽くせ」
『《RE》Incarnation』に、長大な炎の刃が形成され、すれ違いざまに敵を薙ぎ払う。
そのまま、ラキアは敵を追い抜き、敵の前方を取った。
「これだけ詰めれば、敵も無視できまい!」
「くっ、逃げ切れないか!」
ラキアの狙いは成功した。『シーワスプ』は撤退を諦め、攻撃に対して反撃を開始する。
『シーワスプ』は特殊海戦装『キロネックス』でラキアを抑え込もうとする。ラキアも槍で切り払うが、全ての『キロネックス』を迎撃しきることは難しい。
ラキアに対し、非常に有害な毒を流し込まれる。
ラキアは耐えがたい苦痛に襲われたが、それでもラキアはひるまなかった。
(「全て防ぐのが無理でも此方が少しでも長く立って入れればそれでいい。時間を稼ぐ……それも重要だからな」)
ラキアが苦痛に苦しんでいる間、『シーワスプ』はそこに足止めされている。
つまり、逃がさないという目的は達せられているのだ。
「さて、逃がしはせんさ。小笠原の住民にしてくれたツケも払って貰わんといかんしな。それに硫黄島にも用がある、此処で立ち止まりはせん」
ラキアの覚悟の前に、『シーワスプ』は少しずつ、その数を減らしていった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
薬師寺・洸
(トレインチケット)
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が敵の数を減らしつつも絶え間ない攻撃に苦しめられる中。
「諦めちゃダメだよ。まだ希望はある!」
ラキアの位置情報を伝える【パラドクス通信】を聞き、救援機動力で増援にやってきたのは一見すると少年と思われがちな体格、体型の少女、薬師寺・洸(謎の存在・g00782)だ。
「まだ終わりじゃないよ、試合終了のゴングはまだ鳴ってない!」
洸の指先から、一直前に稲妻が撃ち出され、ラキアを方位する『シーワスプ』を攻撃する。
洸のパラドクス『ライトニングボルト』だ。
普段は潜水している彼ら、その表面はしっかりと濡れており、電撃が確実に『シーワスプ』を蝕んでいく。
『シーワスプ』は酸性霧が込められた魚雷を周囲に放ち、時限信管で爆発させ、自身の姿を隠し、ラキアと洸の視界を奪う。
敵を見失った洸に対し、『シーワスプ』は銃で攻撃を仕掛ける。
「ぐっ……」
だが、『シーワスプ』は目くらましの隙を逃走ではなく攻撃に使ってしまった。
そこに、ラキアのパラドクスが飛び、洸を援護する。
「時間を稼いだ甲斐があったな。やはり私は常に正しいし、クロノヴェーダは常に間違っている。洸と言ったか、まだいけるか?」
「うん、ボク、ガンバル!」
ラキアが『《RE》Incarnation』を構えると、洸も右手に『ピストル』を左手に『バールのようなもの』をそれぞれ構える。
2人の再度の攻撃の前に、『シーワスプ』はとうとう殲滅されたのであった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
いよいよ残るは指揮官たるアヴァタール級冥海機『ヨロヅセナノ』だけだ。
直後、復讐者の意志が時空を飛び越え、アヴァタール級を媒介にクロノス級が眼の前に引きずり出される。
所謂「復讐召喚」の瞬間である。
「こ……ここは……」
突然、基準時間軸に引きずり出されたクロノス級冥海機『ヨロヅセナノ』は困惑し、周囲を見渡す。
「ここは小笠原の周辺? 基地は既に破棄されていますね。事情は不明ですが、支援は望めない、というわけですか」
そして、さらに自身を狙うディアボロスの視線にも気が付く。
「ディアボロスですか。……万に一つも私が敗れるわけにはまいりません、行く当てもありませんが、とにかくここから撤退しましょう」
『ヨロヅセナノ』は離脱の進路を取ろうとする。
だが、折角クロノス級を眼前に引きずり出したのだ。ここで撤退を許すわけにはいかない。
「サポート? 呼ばれるならいくらでも行くにゃ♪」
そう言いながら救援機動力で仲間と合流したのち、先んじて『ヨロヅセナノ』の撤退ルート上に姿を現すのは、ツインテールにまとめたピンクの髪が美しいミルディア・ディスティン(伝説の子・g01096)だ。
「喰らえにゃ!」
装備した『ガジェットウェポン』に「凍結弾精製装置」を取り付け、そこから放たれるのはミサイル。
「ディアボロス、追いかけてきましたか……」
命中したミサイルはそこに封じられていた冷気を解放し、『ヨロヅセナノ』の足元を凍結、その逃走する動きを止めた。
その間にもミルディアは距離を詰めようと駆けている。
「ディアボロスめ。だが、そう簡単にはやられはしません」
『ヨロヅセナノ』はまだ動く腕を操り、鉄扇の動きで、海蛇型使い魔を指揮し、接近するミルディアの迎撃に当たらせる。
海蛇型使い魔がミルディアに迫り、その牙が『強化軍服』を貫いてミルディアに負傷を与える。
だが、しっかりと鍛錬を積み、痛みには耐性があるミルディア。その程度の痛みなど気にせず、進撃を続ける。
「おのれ、ディアボロス、意外としつこいようですね、このままでは先回りされる。進路を変更します」
『ヨロヅセナノ』が逃走進路を変更する。
「全速全開でダッシュにゃ! あとはよろしくお願いするのにゃ!」
ミルディアはそれを追いかけながら、【パラドクス通信】で味方に呼びかける。
ミルディアの攻撃は撤退進路をコントロールするための攻撃に過ぎない。本命の攻撃はこれから始まるのだ。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
これが復讐召喚戦…
味方が繋いで下さった縁を逃さないよう、気を引き締めて行きましょう
一刻も早く撤退を阻止する為、敵を捕捉の後、遠隔から攻撃を行います
海上での戦闘時は【水面走行】をお借りします
こちらも可能であれば【未来予測】の効果をお借りし、『ヨロヅセナノ』が退路を取る方向を確認します
信号ラッパの〈演奏〉によってパラドクスを発動
まずは退路を塞ぐように『ヨロヅセナノ』の進行方向の少し先に火炎と雹の雨を降らせます
順に周囲を覆うように攻撃を加え、着実に敵を追い詰めます
使い魔による反撃は距離を取りながら焦らずに対処しますが、多少の怪我は厭いません
【ダメージアップ】を重ね、こちらの与える威力を上げてなるべく短期で決着を付けましょう
ラキア・ムーン
さて、残るは貴様だけだな
多少無茶はしたが、問題ない
クロノス級であろうが、貴様1人倒すくらいの力は残っているさ
覚悟しろ、ここが貴様の終わりの場所だ
限定解除、形状変換……再誕の槍よ更なる先へ!
《RE》Incarnation:Extend、顕現
敵の撤退はさせん、此処で仕留める!
未来予想で常に敵の行動の始まりを観測
撤退に繋がる動きを特に注視し潰していこう
引き続き水面を駆け奴へと接近
槍を構え、【Call:Breaker_Lance】起動
穂先を拡張……そのまま『突撃』し一撃を放つ!
そして距離を詰めたら、常に奴の進路を妨害するよう立ち位置を取ろう
海蛇の締め付けは体や足など移動に制限の掛かりそうな部分を回避
右手に槍を持ちそれで払いつつ、左腕に隙を作る事でそこへ巻き付かせる
これなら後は、私が耐えれば良いだけだ
攻撃に耐えながら、再度突撃態勢を取りながら次の行動に備えよう
貴様がどの時代で何をしていたかなど、興味はないさ
だが、クロノヴェーダである以上私の敵だ
此処で確実に仕留めさせて貰うぞ!
アドリブ連携等歓迎
月鏡・サヨコ
硫黄島の現状は、私達にとって差し迫った懸念だ
ここで足を止めて、翔鶴に猶予を与えることは許容できない
例え相手がクロノス級であろうと……道を切り開くのみ
敵は随伴する海蛇型兵装の扱いに特化しているようだ
常に【水面走行】状態で移動しつつ、海中に海蛇が潜んでいないかよく観察
仲間の死角にその姿を見つけたら、【パラドクス通信】で注意を促す
攻撃時は『高出力殺傷電波砲「Z」』を使用
遠距離から敵の機体を激しく加熱し、融解させていく
クロノス級の召喚を果たした仲間が決着を狙いやすくなるように、守りを崩すための支援に徹する
距離を取ることで戦場を広く見て、海蛇の動きに気づきやすい状態を保とう
自分の近くに蛇を見つけたら、《対艦軍刀『銀鉤』》を抜刀し巻き付きを迎撃
あわよくば斬り払って撃退し、仕留めきれなくても刃に巻き付かせることで身体へのダメージを抑えよう
逆説連鎖戦では兵装も私の一部という扱いだろうけれど、直接骨格を潰されるよりはいい
平穏を取り戻した海に、戦争の亡霊が在るべきではない
……波に抱かれて、静かに眠れ
「これが復讐召喚戦……。味方が繋いで下さった縁を逃さないよう、気を引き締めて行きましょう」
そう呟くのは、住民への支援を終えて合流してきた三間・勲(漁火・g10186)だ。
【水面走行】の力で水面を駆けつつ、味方からの【パラドクス通信】で判明した敵の撤退ルート上に先回りする。
(「一刻も早く撤退を阻止する為、敵を捕捉の後、遠隔から攻撃を
……!」)
勲は『ヨロヅセナノ』を補足すると同時、真鍮製の『信号ラッパ』を吹き鳴らす。
それがパラドクス発動のトリガーとなり、『ヨロヅセナノ』の進路をふさぐように火炎と雹の雨が降り注ぐ。
「ぐあっ、……ディアボロス、こちらにもいましたか」
『ヨロヅセナノ』はあくまで冷静に術式により海蛇型使い魔を召喚し、勲に向けてけしかける。
勲は海蛇型使い魔の攻撃に備えるため周囲を警戒する。
(「なるほど、敵は随伴する海蛇型兵装の扱いに特化しているようだ」)
その様子をさらにやや遠方から見ていたのは勲と同じく住民への支援を終えて合流してきた月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)。そして、遠くにいたが故、却って全体の様子がよく見えた。
「9時方向だ」
「ありがとうございます」
サヨコが【パラドクス通信】で勲に連絡を入れると、勲は素早く反応し、海蛇型使い魔が放つ術式による爆撃に対して回避行動をとり、ダメージを可能な限り軽減する。
「限定解除、形状変換……再誕の槍よ更なる先へ!」
そして、反撃のために足を止めた『ヨロヅセナノ』の元へ、単独でトループス級の足止めをしてみせたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が突撃槍『《RE》Incarnation:Extend』を構え、一気に肉薄する。
「さて、残るは貴様だけだな。多少無茶はしたが、問題ない。クロノス級であろうが、貴様1人倒すくらいの力は残っているさ。覚悟しろ、ここが貴様の終わりの場所だ」
「おのれ、ディアボロス……」
だが、そのラキアの動きは『ヨロヅセナノ』の視線を釘付けにするための陽動。
本命の一撃目は勲のすぐそばまで合流してきたサヨコが放つ。
「燃え尽きて、溶け落ちろ」
『試製型攻性電探』から強烈な指向性電磁波が放たれる。これは本来は電探の名前の通りレーダー装置なのだが、パラドクスにより強力な電波を浴びせ、標的を急速に加熱・殺傷する武装としても使用可能だ。
「しまっ……!」
指向性電磁波が『ヨロヅセナノ』の体内まで破壊を始める。
不意打ちとなったこの一撃は『ヨロヅセナノ』にとって痛打となる。
「硫黄島の現状は、私達にとって差し迫った懸念だ。ここで足を止めて、翔鶴に猶予を与えることは許容できない。例え相手がクロノス級であろうと……道を切り開くのみ」
さらに、勲が先手を取った理由でもあるのだが、【ダメージアップ】が蓄積しておりその一撃の重みは通常より重い。
『ヨロヅセナノ』は咄嗟に海蛇型使い魔を召喚し、サヨコへとけしかけるが、『対艦軍刀『銀鉤』』で迎撃することでその巻き付き攻撃のダメージを軽減する。
結果的に『対艦軍刀『銀鉤』』と腕に海蛇型使い魔が巻きつき締め付けてくるが、その程度なら許容範囲内、とサヨコは受け入れる。逆説連鎖戦において一方だけがダメージを負うという状況は稀であることを理解しているからだ。
そして、不意打ちを受け、硬直している『ヨロヅセナノ』を見逃すラキアではない。肉薄自体は陽動であれど、攻撃の意志に嘘はないのだから。
「廻り紡ぐは破壊者の槍……」
二重螺旋状に回転する炎と風の魔力が『《RE》Incarnation:Extend』に宿り、巨大な槍を形成する。
「貴様がどの時代で何をしていたかなど、興味はないさ。だが、クロノヴェーダである以上私の敵だ。此処で確実に仕留めさせて貰うぞ!」
「そんな……、私が、私がこのようなところで……っ!」
ラキアの巨大な槍が『ヨロヅセナノ』を貫く。残された海蛇型使い魔が反撃としてラキアの左腕に纏わりつく。これもサヨコがやったのと同じ意図的に影響の少ない部位を囮にすることでダメージを軽減する作戦だ。
そして、『ヨロヅセナノ』の消滅に伴い、海蛇型使い魔も消えていった。
ここにクロノス級は討たれた。
以降、『ヨロヅセナノ』のアヴァタール級が生まれてくることはないだろう。
「平穏を取り戻した海に、戦争の亡霊が在るべきではない。……波に抱かれて、静かに眠れ」
もはや冥海機のいない海にサヨコは静かにそう言った。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
最終結果:成功 |
完成日 | 2024年01月09日 |
宿敵 |
『ヨロヅセナノ』を撃破!
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