リプレイ
葛葉・狐狛
心境:トループス級の作り方を知った後だと、なんともやりづらいもんさ。
朱雀門から南下して、噂話に興じてる御仁を探すね。
【料理】で用意した栗の蜜掛けや、持参したチョコ菓子[菌類の山]を振る舞いつつ、どんな人が河童の襲撃を受けたか聞いて回るよ。
女人か、子供か、はてまた酔っぱらいか。
なんで?なんて聞かれたら、陰陽師の活躍が見れるかも知れないだろ?って答えとくさ。
ついでにどこの水路で出たって話がありゃ聞いておこう。堀川か西堀川か、どの小路なのか聞けりゃ殆ど特定出来るからねぇ。
聞けたら仲間に【パラドクス通信】で正確な場所を伝えるよ。
【オーラ操作】【看破】で警戒もしとくよ。大袈裟かどうか、分からないからね。
ラウム・マルファス
Rewriterの物質変換で、空気を簪に変換すル。いくつか作って質屋へ行こウ。この後使う分を残してお金は返すヨ
「妻を妖怪に殺されてしまってね。河童を探してるんだ、ちょっと色々教えてよ」
河童の好物を売ってそうなお店と、お酒を売っているお店と、飲み屋街の場所を聞こウ。演技は苦手だけどほとんど事実だから多分大丈夫
河童の好物とお酒を買って、飲み屋街に行こウ。飲みたいけどお金がナイ、って感じの人に声かけてみるヨ。賭場とかあるのカナ?
「用水路から出る河童の噂とか、知らないかな?」
お酒を渡しつつ情報収集
「陰陽師様が強いのは知ってるけどさ。仇は自分の手で取りたいからね。刺し違えてでも、さ」
神山・光
やれやれ
とんだ三文芝居だね。こんなもんに付き合わされてなにも感じないのかね?
そこまで腐ってるんなら鉛弾の一発でもお見舞いしてやろうかね?
いや、銃弾の無駄だね。殴るのすら馬鹿馬鹿しい
とりあえず、どの辺りによく出没するのか、情報を集めるか
住民からよく妖怪と陰陽師が出現する場所を聞いて次の出現場所に目星をつける
女だからと舐めたり、げびた目で見てきたらアイアンクローで顔面を鷲掴みにして握り潰すほど力を込めて脅す
「おい、女だからって舐めてるんなら、次は脳天に風穴開けるよ?わかったら情報よこしな」
天星・雲雀
敵側の陰陽師一団とのプロパガンダ合戦ですね。
この先何時起こるかわかからない大事のために、シェア独占はさせませんよ!
カッパにサクラをやらせての芝居も、観客有りきです。
そしてその観客は、口コミで噂を広げてくれる。共同コミュニティーにおける、顔の広い人物もしくは有名人が狙われやすいのでしょうか?
組合や組織、芸能、噂が飛び交う情報の交差点です。潜入できる所から行ってみましょう。
陰陽師の噂大好きっ子として、陰陽師一団の正体と、被害者の共通点を洗い出して、次の被害者の目星をつけてそれとなく護衛警備に行きましょうか。
半乃目・丁
情報は宝。情報は命。しっかりと集めさせて頂きましょう。
纏った【モブオーラ】を更に【オーラ操作】で強化、現地で購入した衣類を身につけ潜入捜査開始です。
現れるのは河童のようですから、濃厚なのは水場、橋の周りでしょうね。
一度撃退された橋は警戒するでしょうし、そこそこの人通りがあって尚且つまだ河童が現れていない橋周辺、胡瓜でも齧りつつ聞き耳を。
事件の噂、陰陽師の噂。ネットはおろか文字も普及前の時代、情報伝達は口頭で、何度も都を救った英雄のことですから話題にも上がりやすい。通りすがりのボクの耳にも入るはず。
ある程度情報が集まれば、背中に隙見せ水路敷をフラフラと。
これで釣れてくれでもすれば有難いですが。
「なぁ聞いたか?」
「河童の噂かい?それなら聞いたさ。また陰陽師の旦那が……」
「ちょいとお二人さんお時間いいかい?」
道端で徳利を提げた男が二人、川辺を歩いていたところを葛葉・狐狛(狐憑き・g00840)が後ろから肩を叩く。
「いきなりなんだい、驚くじゃないか」
「祭りでもないのに仮面なんかつけて、あんた一体なんなんだ?」
「いやなに、陰陽師殿の活躍を一目見ようと奔走する物好きさ。通りすがりに河童と聞こえちゃ、話を聞かずにはいられないってもんだろう」
白い狐の面をつけた狐狛に訝し気な目を向ける男共だが、「まぁまぁ、そこで茶でも飲みながら」と、見慣れぬ菓子を出されて興味を引かれたのだろう。腰を落ち着けて言うことには。
「確か、そこの川辺の話だろう?酒を買って帰るときに河童が出たって騒ぎになったの」
「ほうほう、酒を持ってると狙われるのか」
「かもしれないねぇ。少し前は飲みながら歩いてたら、河童が立ちふさがって酒を溢しちまったなんて話も聞いた。もしかしたら、酒の匂いに寄ってくるのかねぇ……」
などと狐狛が頷き、男の片割れが顎を揉むと、もう一人がきょとりとして。
「え、そうなのかい?」
「お前はどんだけ食うんだ全く、俺の分も残しておけよ」
「いやいやこんな栗は見たことがない。こっちのキノコも不思議なもんだ。傘は甘いし石突まで食えると来た。いったいどこの山で獲ってきたんだい?」
狐狛が土産に持ってきた菓子を食ってばかりいた男が問えば、仮面の下で狐狛はにこり。
「獲りに行くなら京の都から出なきゃならんぜ?」
「コイツは驚いた、へたすりゃあんたもコレも、鬼か彩菓子【あやかし】かってわけだ」
などと笑う男に狐狛が詰め寄る。
「で、酒を狙ってくる以外に噂があるのかい?」
「おうともよ。俺の聞いた話じゃガキの前に立ちふさがって、「ここを通りたければ相撲しろ」って言うんだと。ところが子どもが河童に勝てるわけがない。出会っちまったら最期、投げ飛ばされて尻子玉を抜かれて、くたびれちまうらしい」
「ふむふむ、酒と子どもか……」
一見すると真逆に見える二つの情報。何か繋がらないかと問いを重ねて。
「ちなみに、子どもの話はどの辺りだい?」
「都の反対側の川さ。そこにかかってる橋の話だよ」
(別の川だと……?)
都には大きく二つの水路がある。対照的に作られたこれらは大きく離れており、捜索範囲は大きく広がるかに思えたが。
「んで、あんたの追ってる陰陽師様はどっちの事件にも見事に間に合って見せるのさ」
「伝令やってる奴の脚が速いのもあるが、必ず間に合うんだからすげぇよなぁ」
「必ず、ね……」
狐狛の脳内地図に、大きな丸が描かれた。
「ふむ、それはまた奇妙な話だネ……?」
情報の伝達を受けたラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は首を傾げる。
「いや、むしろ当然なのかナ?マッチポンプのお芝居なら、間に合わなければならないからネ……」
しかし、そうなってくると狐狛の予測通り、河童の出現位置は『円形』になるはず。
「問題は、その基準がなんなのかって話かナ……?」
首を傾げると同時に空気を編み、手の中にはいくつかの簪。それを質屋で換金すると。
「男が女物の簪を持ってくるとは……訳アリかね?」
さては女に振られたか、などと苦笑する質屋の店主にラウムは微笑み。
「妻を妖怪に殺されてしまってね。河童を探してるんだ、ちょっと色々教えてよ」
「おっと、そうかい……」
少しだけ憐れむ目をした店主はそっと両手を合わせて。
「しかし、陰陽師さんが間に合わないとは、珍しい事もあるもんだ……」
「河童をおびき出す餌になりそうなものと、酒が欲しいんだけど、揃いそうな店はあるかい?」
「あぁ、それなら……」
と、道を聞いて真面目モードが抜けたラウムは独特の口調へ戻り。
「お酒持ってると襲われるって、どういうことかナ……?」
しかし、酒を買った帰り道に出会った、という話は既に聞いている。果たしてこんなものが餌になるのかと徳利を掲げて半眼になるラウムだが、ふと、見た目の汚らしい男に目をつける。
「やぁやぁお兄さん、一杯どうだイ?」
「な、なんだあんたは!?」
「どうでもいいでしょウ?それよりほら、お酒、欲しいんじゃないノ?」
「……何が目的だ?」
みすぼらしい男が酒屋を眺めている事に気づいたラウムは、酒を交渉材料に使えると判断して絡んでいったのである。話に裏があると察した男が厄介そうな顔をしつつも徳利を見つめていると。
「用水路から出る河童の噂とか、知らないかな?」
「知ってはいるが……」
「じゃあそれ全部吐いテ。そしたらお酒あげるヨ」
「そうは言ってもなぁ……」
男から引き出せた情報に目新しいものはなく、空振りかナ?とラウムが次の獲物を探し始めた時。
「しかし、なんで河童なんか探してるんだ?会ってもいい事なんてないだろう?」
「陰陽師様が強いのは知ってるけどさ。仇は自分の手で取りたいからね。刺し違えてでも、さ」
「そうかい……相当長い間、探して来たんだねぇ……」
「……ン?」
同情の目を向ける男の言葉に、ラウムは振り向いた。
「だってそうだろう?最近、河童の野郎は陰陽師さんに喧嘩を売るみてぇに、陰陽処の周りに出やがるんだ。おかげで陰陽師さんが必ず間に合うが……間に合わなかったって事は、陰陽処ができる前の話だろ?」
「……あぁ、そうだネ?」
内心、ラウムの口角が上がり、酒を男に渡して踵を返す。
「陰陽処……交番みたいなモノかナ?だとしたら、河童は必ず『そこから走って間に合う位置』に出てくることになるのかナァ?」
「やれやれ、とんだ三文芝居だね。こんなもんに付き合わされてなにも感じないのかね?そこまで腐ってるんなら鉛弾の一発でもお見舞いしてやろうかね?」
神山・光(銃神・g00638)はため息を溢しながら川沿いの道を歩き、ふと指先が腰元のホルスターに触れる。
「いや、銃弾の無駄だね。殴るのすら馬鹿馬鹿しい。とりあえず、どの辺りによく出没するのか、情報を集めるか」
目についた男を捕まえて、話を聞いてみたものの。
「いやぁ、さっぱりだねぇ……」
「はぁ?」
舐めているのかと光は片眉を上げるが。
「妖怪のよく出るところと言われても、最近噂に聞くのは河童でね。どこに出たかと言えばやれどこどこの川から出てきただの、やれどこどこの橋に立ってただの、その時々でどこがどうとは……」
言葉の途中、その口が握力に閉ざされる。
「おい、女だからって舐めてるんなら、次は脳天に風穴開けるよ?わかったら情報よこしな」
「いだだだだ!?いや、本当に知らないんだって!!」
要領を得ない男の顔面を掴み上げ、吊るし上げる光。その様子を見ていた周囲の誰かが叫ぶ。
「鬼だ!鬼が出たぞ!!陰陽師様を呼べ!!」
「誰が鬼よ!?」
ブチキレた光が掴んでいた男を投げつけると、騒々しい足音を立てて何かが迫ってくる……。
「あいつです!陰陽師様、やっちまってください!!」
「まるで人の女性ではないか……あれが、鬼?」
「……ウソでしょ?」
光を囲むのは、伝令と思しき男に誘導されてきた五人の狩衣姿。その全てが顔に垂れ幕をしていて、それぞれ『火』『木』『土』『金』『水』の文字が書かれていた。まさかの陰陽師との直接対決にもつれ込んだ光の指先が銃のグリップへ伸びる。
「悪しき鬼め……無辜の民をこれ以上傷つけさせはしない!!」
一斉に構えられる札を前に、光は呼吸を一つ。
(大丈夫。パラドクスが使えない民間人なんて……)
敵ではない。そう判断して、飛来する札へは無警戒に銃を抜こうとした瞬間だ。
「……え?」
一瞬の浮遊感と共に、視界に真っ赤な飛沫が舞う。鎖骨から乳房の下にかけて、大きく胸元に斬痕を刻まれた光の喉を、鉄臭い熱が駆け上る。
「カハッ!?」
一瞬遅れて自分が『攻撃』を受けたのだと理解した。同時、時を捻じ曲げ傷口を強引に塞ぐと足元に向かって白銀の銃身に青いラインが走る得物を抜き、引金を一つ。
「なんっ!?」
凄まじい轟音と共にその場の地面を抉り飛ばし、陰陽師達が目を庇っている隙に戦場から飛び出し、逃げ出してしまった。
「……どういうこと?」
十分に距離を稼ぎ、物陰に身を潜めた光は思案する。
「陰陽師の攻撃は大したことないはずよね?」
だとすれば、あの場にパラドクスを放てる存在がいた事になるが。
「あの場にいた誰かが、クロノヴェーダ……?」
「敵側の陰陽師一団とのプロパガンダ合戦ですね。この先何時起こるかわかからない大事のために、シェア独占はさせませんよ!」
ぎゅっと両手を握り、気合を入れた天星・雲雀(妖狐のシャーマン・g00400)。その足の向かう先は。
「カッパにサクラをやらせての芝居も、観客有りきです。そしてその観客は、口コミで噂を広げてくれる。共同コミュニティーにおける、顔の広い人物もしくは有名人が狙われやすいのでしょうか?」
座である。もちろん、座るための場所、というわけではなく、一種の同業者組合に相当する会合の場に、ひょこり。物陰から耳をそばだてて。
「今、陰陽師って言いました!?」
「なんだこの娘!?どこから入った!?」
キーワードが聞こえた瞬間に会合のど真ん中に、幼女のふりをして飛び込んだ。あっという間に首根っこを掴まれて、つまみだされてしまうものの。
「陰陽師さんの活躍が見たいんですよー!さっきなんのお話をしてたんですか!?」
「うちで話してたのは陰陽処であって、陰陽師さんの事じゃねぇ」
「陰陽処?」
仲間からの情報共有にあった単語に、眉を潜める雲雀。それをお目当ての話題とは違ったと、がっかりしたものと勘違いした男が言うことには。
「うちは大工の座だからな。今の陰陽処の庵を立て直すんだと。ほれみろ」
と、示した先には小さなお屋敷。
「陰陽師さんにお仕えする人が増えてきて、手狭になってきたらしくてな。近々、新しい屋敷を建てるんだと。ほら、分かったらとっとと行った行った。こんなところに一人でいると、河童に尻子玉を抜かれるぞ。最近多いからな……」
「こゃーん……」
放り出された雲雀がぺちょっと地面に落ちると、むむむと唸る。
「情報を総合すると、私の現在地から走って行ける範囲が河童の活動範囲ということでしょうか……それはそれとして」
最後の男の発言が引っかかる。
「河童は情報を広げやすいように、多人数の目につくように動くはず……なんで、『一人でいると』尻子玉を、なんて脅し文句が……?」
「……」
コリコリ。胡瓜をかじる半乃目・丁(妖狐のレジスタンス諜報員・g04619)は、気配を殺し、行き交う人々の中に息を潜めて、耳だけピンと張り雑踏に紛れる人々の噂話を聞き拾う。
「また河童が出たんだってなぁ……」
「酒なんか買いに夜に一人で出歩くから……」
「うちの子も帰りが遅いから見に行ったら、橋で倒れてて……」
「陰陽師様が来ていなかったら……」
(……?)
ふと、入ってくる情報が思っていたものと違っていて首を傾げる。
「おかしいですね……」
敵の目的は陰陽師の権威上昇を狙ったプロパガンダ。だというのに、話に聞く被害者は皆『一人の時』を狙われるという。ここならもしや、と人通りの多い橋の上、胡瓜を半分ほど口内に収め、未だ慣れぬ獣のような八重歯の嚙み合わせに緑の野菜を砕けば、丁の中で情報が繋がっていく。
「そうか……ボク達は『逆』だったんだ……!」
ネットはおろか文字も普及前の時代、情報伝達は口頭で、何度も都を救った英雄のこと故に話題にも上がりやすい。しかし聞こえてくる内容によると、河童はいつも人気のない時に現れるという。情報拡散なら多くの人に見せた方が効果的に見えるものだが。
「あちらの目的は、ただ広げるのではなく、民衆の中に英雄的な陰陽師の印象を植え付ける事だったんですね……!」
丁の予想通り、情報伝達は口頭が基本。であれば、それが人から人へ伝ううちに尾鰭が付くのも仕方がない。だが、その始まりが記憶よりも感情が先走る酔っ払いや、幼い故に物理的にも印象的にも大袈裟に見えてしまう子どもであったなら、噂はとんでもなく誇張された形で始まるだろう。
「そして、その現場を客観的に見る人がいない状況であれば、その誇張された話が現実として広がっていく……!」
だとすれば、河童が現れるのは人通りが少ない橋の上に絞られる。地図と現場を見比べて、大通りに沿った橋を潰す。続いて、陰陽処を基準にしてすぐさま駆け付けられる範囲に丸を書き、その中で既に河童が現れている橋に印をつけていくと……。
「次の出現場所は、ここですね!!」
一か所だけ、まだ現れていない橋が残された。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【壁歩き】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
天星・雲雀
選択肢は②か③で。
カッパ退治の話を英雄譚に仕立てることが第一目的でしたか。そうすることで陰陽師の偉大さが京の隅々に知れ渡れば、裏で暗躍し放題になっちゃいますね。
被害者は一人の時に、伝令なんてその場には居なかったはず。
ちょっと狐の半妖っぽい所見をせて、陰陽師さん達を尻尾でぽいぽい投げて、潜むクロノヴェーダには細心の注意をはらいつつ。特に伝令さんは怪しいですね。
敵なら本気出します。
カッパ相手の時は、ザクザク倒していきますよ!尻子玉は上げません!
豪雨の視界も、義眼の雨粒除去リアルタイム視覚映像修正機能をオンで。視界スッキリクリアで、カッパさんも丸見えです。
【地形の利用】と【ダンス】の要領で迎撃です!
ラウム・マルファス
暗いようなら完全視界を使用
ヒーローってガラじゃないケド、まァ頑張ってみようカナ
お酒を買いなおして、特定できた橋へ行くヨ
ナノマシンを刀の形にして腰に差していこウ
飲みたいけど我慢ガマン
……帰る時に買っていこウ
欄干に肘ついて、徳利が川の上になるようにして、ボケーっと川を眺めていよウ
河童が出たら、破裂する薬品瓶を投げて人目を集めル
「見つけたよ。京の町を混乱させる妖怪。……仇、取らせてもらう」
誰のとは言えなかっタ
コレだけは、嘘はつけないからネ
懐から魔導ナイフを投げ、追うように刀を構えて走る
すれ違いざまに一閃
破壊錬成で身体の一部を空気に変えて斬ったたように見せかけル
「ボクは、陰陽師様ほどやさしくないヨ?」
「ヒーローってガラじゃないケド、まァ頑張ってみようカナ」
酒を買い直したラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は特定された橋の欄干に肘をつき、手首に巻いた紐から垂れる徳利を川の上で宙ぶらりん。
(飲みたいけど我慢ガマン……帰る時に買っていこウ)
手元に酒があるのに飲むことは許されない。美しく都に映える夕焼けを肴に、そんな事を思いながらぼーっと川を眺めていた時だった。
「おい貴様ァ!尻だ!尻を出せ!!今なら尻子玉だけで見逃してやろう!!」
「……見つけたよ」
ゆっくりと、ラウムが振り向くと。
「うわ近いナ!?」
チュドォオオオン!!
「かぱぁあああ!?」
目の前で緑の肌して嘴くっつけたバケモンがハァハァしてたものだから、咄嗟に薬瓶を投擲。大爆発を起こして出現した河童が丸焼きに!!
「……結構派手な音させたんだけどナァ」
ちらちらと、左右に素早く視線を滑らせるラウムだが、音を聞きつけて人々が集まってくる様子はない。
「人払いか、はたまた足止めか……何にせよ、お膳立てはされてるって事だネ」
「貴様ァ!いきなり花火を投げつけてくるなんて卑怯にもほどがあるだろォ!?」
派手な爆発こそ起こったが、所詮はパラドクスを伴わない通常兵器。立ち込める爆煙を振り払い、怒り心頭な河童には火傷一つありはしない。
「京の町を混乱させる妖怪……仇、取らせてもらう」
一瞬だけ、用意しておいたはずのセリフが詰まる。
(コレだけは、嘘はつけないからネ)
自嘲するように微かに口角を上げて、懐から計八本。黒い刃を持つナイフを投擲。続いて白衣の袖口から液体金属に似たものが這い出してくれば、ラウムの手元で一振りの刀を形成し。
「馬鹿め!我々に刃物は効かぬ!!」
「じゃあ試してみるかイ?」
河童が腕を薙ぎ、迫るナイフを全て弾き飛ばした瞬間、中空で高速回転した切先が一斉に妖怪の方を向き、停止。
「は?」
「ボクは、陰陽師様ほどやさしくないヨ?」
時間操作であれば、河童も即座に気づいただろうが、ラウムの放つそれは魔力で動くフライングナイフ。一度素手で投擲し、続けて魔力で操作する。寸分の違いなく同時に殺到するナイフが河童の肉を抉るが、すぐさま時が巻き戻り傷が癒える。その一瞬に刃を振り抜いたラウムが、河童を背にして刃を鞘に滑らせて。
「がぁああああ!?」
胴体を袈裟斬りにされて、滑り落ちていく妖怪の上半身が断末魔を響かせた。倒れた下半身の傍ら、河童は肉体を空気に再構築されて、肉体を薄く抜き取るようにして疑似的に切断されたなどと気づくはずもなく、目を白黒させるばかり。
「馬鹿な、この俺が斬られただと
……!?」
「信じられないなら、次は首で試してみるかイ?」
「おーっとそうはいかんぞ!!」
水の抵抗を軽減するためか、硬質化しざらついた河童の皮膚を見ていたラウム。不意に鞘を傾けて引き抜いた、下方居合が河童の首を狙うが刃が届く前に河童は両手で跳ねて距離をとり、むくり、立ち上がった下半身に飛び乗ると時が逆流し元に戻る。
「やってくれるではないか……次はこちらから行くぞ!!」
パン!両手で膝を叩き、片足を振り上げて橋を叩く。両足を開いて腰を落とし、低く構えた河童は、脚の筋肉を肥大化させて。
「はっきよい……」
膝のバネで自らを砲弾に、ラウムの懐に突っ込んだ。
「なんッ……!」
「残った残った残った残った残った残ったァ!!」
目を見開き、防御に入ろうとしたラウムの体を、河童の掌底が乱打する。一撃一撃は決して脅威ではない。そのはずだが。
「痛みはないのに、押し込まれル……!」
一発食らうたびにどんなに踏ん張っても、じりじりと押されていくラウム。速度を上げていく掌打が止み、河童が腕を引くと。
「吹き飛べッ!!」
「ゴフッ!?」
強烈な打撃がラウムの体を抉り、その衝撃が背中へ抜けた直後、遅れて彼自身が空高く打ち上げられてしまう。
(マズい、体勢を整えテ……!)
受け身を取ろうと身を捻るラウムが、もふっ。何かに突っ込んだ。
「こーんこん!お助け妖狐のお届けです♪」
吹き飛ばされるラウムの体を、伸ばした狐の尾で包んで受け止めた天星・雲雀(妖狐のシャーマン・g00400)が両手で狐を作り、片足を上げて茶目っ気を見せると河童は舌打ち。
「増援か……だが、ここで会ったが貴様等の運の尽き!」
河童が天を示せば、夕焼けが一瞬にして曇天に隠され、豪雨が降り注ぐ。瞬く間に氾濫した川は欄干を越えて迫る水の散弾と化し、二人の視界と動きを封じるのだが……。
「水辺が得意なのは自分だけだと思ってませんか?」
「あデッ!?」
ぼてっと落とされたラウムが若干不満そうな顔で見守る中、雲雀が駆ける。彼女の小さな体を飲み込もうと、川が橋を飛び越えてくるが。
「生憎、私にはスッキリクリアで丸見えです!」
左目の義眼に内蔵されたフィルターがかけ変わり、横殴りの雨と飛来する川の水による視界不良を無視して走る雲雀は、水圧に足を取られた瞬間に体を丸めて両手で着地。屈伸して前方宙返り。そのまま空中で回転しているうちに尾は長く伸び続けて。
「尻子玉はあげません!代わりに尻尾弾を食らってください!!」
「あばー!?」
踵落としの要領で雲雀が河童の皿に尾を振り下ろす。その一撃は遠心力に加えて、尾が降り注ぐ水を吸って重さを増したことで強烈な『重量』をもっており。
「皿は……アカンやろ……」
パキリ、河童の皿に亀裂を走らせて、よろめかせるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
神山・光
いやはや、油断したよ
まさかあの中の誰かに隠れてるとはね
とはいえ、参ったね。顔を覆われてちゃ判別がつかない
いや、それが狙いか
怪しいのは陰陽師と、あの呼び役か
最初から銃を抜き、呼び役が陰陽師を連れて着たら威嚇がわりにレッドアイズを発砲
銃器のない平安では遠距離からの攻撃はそれだけで脅威なので自分の間合いを保つ
陰陽師の符に混じって出された不可視の斬撃は符を目眩ましにしてると考えられるので、符ではなく陰陽師と呼び役の動きを注視し、符を飛ばしながらあるいは死角から斬るような動作を見せた奴に銃弾を撃ち込む
「さっきはよくもやってくれたね。おまけに人を鬼扱い。良いよ。怖い怖い鬼になってやろうじゃないか」
葛葉・狐狛
心境:至って冷静。いやはや、ニンゲンのフリするのも大変だ。
陰陽処と、目標地点の橋の間で待ち構えるよ。
妖怪の仕業と思って欲しいんで、妖狐(アヤカシ)の姿を隠さない。
【時間稼ぎ】しつつ【オーラ操作】と【看破】で連中と、周囲にクロノヴェーダが混じってないかを探るよ。
一般人に怪我人が出たら、【活性治癒】で治すさ。
……なんで怪我するかは考えないでおこう。
【九曜紋来寇】を立ち上げて、御霊の影だけお招き。
御霊はこの都にはご縁がありすぎるんで、制御出来なくなる前にお帰り願うけどね。
それでも一般人への【避難勧告】(借り物)には十分過ぎるんじゃないかな。
さて、残ったアンタのその刀。手にした由縁を聞いてもいいかい?
「お急ぎくだせぇ!妖怪が出たって騒ぎがあったのは……」
ガァン!伝令役の声を、一発の銃声がかき消して率いられてきた陰陽師達の視線を奪う。
「いやはや、油断したよ。まさかあなた達の中の誰かに隠れてるとはね。とはいえ、参ったね。顔を覆われてちゃ判別がつかない……いや、それが狙いか」
黒い銃身に赤いラインの走るカスタムガンをぶっ放した神山・光(銃神・g00638)を前に、陰陽師の一人が歯噛みした。
「またあなたか、鬼の女よ……」
「さっきはよくもやってくれたね。おまけに人を鬼扱い。良いよ。怖い怖い鬼になってやろうじゃないか」
体を斜に構え、腕を伸ばした先に朱を差した黒銃を、弓引くように体に沿えるは、青みを差した白銃。異なる特性を持つ二挺拳銃を構えた光と陰陽師が睨み合う最中、その様を隣接する民家の上から見下ろす影が一つ。
(火は違う。木も違う、土も違うな……金も人の気配しかしないし、水も……)
葛葉・狐狛(狐憑き・g00840)は戦闘を光に任せ、顔を隠した陰陽師達の気配を探っていた。
「となると、残るはあの伝令役だが……」
姿が見えない。陰陽師達は周囲の民間人を、文字通り命がけで守らせるために数十人の配下を連れている。その中に紛れてしまったのだろう。庇うべき民間人がいないこの現場では、有象無象の気配と化して個人の特定は困難を極める。
「仕方ない、まずは連中を追い払ってからだな」
狐狛がやれやれ、と首を振り、巨大な尻尾がふわりと伸びる。
「……曇ってきたな」
先ほどまで真っ赤に染まっていた夕焼け空が灰色に沈む。だが、薄暗い方が好都合というもの。
「さぁて、いっちょお帰り願おうか」
薄気味悪い雲を背に、狐面の向こうで金色の瞳が怪しく光る……その下方。
「弱い……!」
舞い散る符は陰陽五行を司り、それぞれが持つ特性を放ちながら光を包囲してくるが、パラドクスでない以上それは脅威足りえず、さらに言えば飛来する符を鉛弾で撃ち抜けば事足りる。
「どういうこと?」
昼間、痛手を負った光は陰陽師を隠れ蓑にしてパラドクスを放ってきた伏兵がいる者と思っていた。此度も陰陽師の符を目眩ましに斬撃が飛来すると警戒していたのだが、一向に斬ってこない。
「さっきと今で何が違うの?」
空になった弾倉を排出して、リロードの隙に飛んできた符を蹴り飛ばして迎撃した光の視線が滑る。
「それに、伝令役の姿が見えない……配下の陰に隠れてるのかしら?」
それはそれで奇妙な話だ。もし陰陽師の誰かが斬撃を放ったのなら、今こうして光と撃ち合う理由はない。昼間同様、さっさと斬ればいい。伝令役がクロノヴェーダだというのなら、最前線で戦況を確認し、隙あらば斬り殺しに来るはずである。
「考えたくなかった可能性なんだがね……」
光の半歩後ろに飛び降りた狐狛は、ゆらり、尾を振りながら奥歯を噛む。
「あちらの目的は、俺たちにこいつらを殺させる事なんじゃないか?」
「……は?」
新手の妖怪か!くそ、昼間は弱かったのに……!無数の焦燥が、どこか遠くで聞こえた気がするが、もはやどうでもいい。
「偉大なる御霊よ、我が復讐へ助力願う。九曜の紋より来たりて己が理を示せ……!」
狐狛を中心に円形に妖力が広がると、その周囲に小さな円が八つ。突如巻き起こる光の奔流が天を突き、姿を現したるは巨大な狐、その幻影。
――ォオオオオオン……!!
一つ、空を嘆くように鳴いた。大気を震わせて響く遠吠えの中、ゆっくりと陰陽師達を深紅の双眸が見下ろして……。
「退け!退けー!!」
「これほどまでの大妖怪とは……!」
「皆急ぐのです!私が殿を務めます!!」
瞬く間に陰陽師達が姿を消し、静かになった通りの真ん中。空気に溶けるように消えていった御霊を見送り狐狛が振り返る。
「派手なパフォーマンスをしてやったんだ、これで『陰陽師ですら勝てない大妖怪が現れた』って噂になる」
「!」
狐狛の言わんとしている事を、光も察して苛立たし気に銃を納めた。
「そしてクロノヴェーダが私達を皆殺しにして、どこの誰かも分からない陰陽師が仕留めたって事にして首を掲げれば、陰陽師の権威がさらに跳ね上がるってわけね」
「……急ごう。橋の方でまだ二人が戦ってるはずだから」
人気のなくなった道を、二人の復讐者が駆け抜けていく……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【壁歩き】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
神山・光
あー、あんたらが八百長の相手かい
悪いね。今のあたしは機嫌が悪いんだ
油断してた自分もそうだけど、不意打ちして勝った気でいる奴が一番気に入らない
あいつに鉛弾をさっさとぶちこみたいんだ。あんたらはさっさと消えな
水妖相撲術で組付いてこようとしたら、組付かれる前に徹甲弾を雨あられと打ち込んで、河童を蜂の巣にする
背後から近づこうとするのがいたら、乱射しながらデス・ホーラーを振り回し、どこから着ても蜂の巣にする
「さて、あの一撃の借りを返しに行かせてもらおうか。女の肌を傷つけた報い、受けてもらうよ」
「あー、あんたが八百長の相手かい?悪いね。今のあたしは機嫌が悪いんだ」
「誰が八百屋だ胡瓜は川沿いの百姓のとこのが美味い!!」
皿を割られておかしなことを言いだす河童を前に、神山・光(銃神・g00638)は興味もなさげに銃を構えて。
「油断してた自分もそうだけど、不意打ちして勝った気でいる奴が一番気に入らない。あいつに鉛弾をさっさとぶちこみたいんだ。あんたはさっさと消えな」
「なぁにぃ?誰の話をしているのか知らないが、この俺を雑魚扱いするとはいい度胸だ!!」
両脚で橋を踏みつけて、大荒れの天候により水浸しになった足場から水飛沫を上げた河童が腰を落とす。
「はっきよ……」
「うるさい」
「かっぱぁ!?」
不意打ちどころの話ではない。敵が構えている最中に、眉間にマグナム弾染みた一発を叩き込み、河童を吹き飛ばした光は棺桶のような武装を構える。中心部分にフレームが付いたそれは、両手で持ち、武装を体側につけて反動に備えるためのもの。河童に向けた先端が展開すると、姿を現したのは複数の銃身を束ねたような機関砲。
「二秒あげるから、何か言い残したいことがあるならいいわよ?」
「馬鹿め!我々にとって数秒の時は大きな隙に等し……」
「じゃあそれが遺言ってことで」
本来、ガトリング砲は砲身の回転速度が安定するまでわずかに隙ができるもの。それをパラドクスによりスキップした光は、けたたましい轟音と共に貫通性の高い砲弾をばら撒く。連続発射による反動で微かに集弾性が悪い故に、弾幕として迫る徹甲弾は、無慈悲に妖怪の肉を食いちぎり、着弾と同時に爆ぜる。
「これが……人間の……することか……?」
微細な肉片と化し、かろうじて形を保っていた河童の首が恨み言を吐いて消えていく……少しずつ晴れていく夜空の下、光は髪をかき撫でて。
「生憎、今日の私は鬼って事になってるから」
ツンと言い残して、踵を返す。
「さて、あの一撃の借りを返しに行かせてもらおうか。女の肌を傷つけた報い、受けてもらうよ」
時先案内人によれば、帰り道に光を斬ったクロノヴェーダが現れるはず。周囲を警戒しながら、復讐者達は帰路につくのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
サクサクサク……夜の路地裏を進む復讐者達の背後から、足音がついてくる。草履のせいか、はたまた乾いた地面のせいか、微かであるが近づいてくる気配がある。
「確実について来てるネ?」
「俺たちを仕留めに来たんだろう……この先までいけば、別の橋に出る。そこなら十分に戦えるだけの広さがある」
「まずはそこまで誘導しようってわけね……橋で襲われた私達が、今度は橋で反撃する、と」
息を潜め、川を渡ろうと橋の真ん中まで来たところで、バッと復讐者が振り返り。
「出ましたね妖怪さん!今こそお仕置きの時です!!」
対峙していたのは、伝令の男。その顔は嫌悪感に歪んでおり。
「まんまとここまでおびき出されてたってわけか……まぁいい」
スラリ、手にしていた刀を抜けば、文字通り化けの皮を脱ぎ捨てて、実体を持たぬ『影』が構える。
「ばれた以上は仕方がない……ここで皆殺しにさせてもらおう……!」
神山・光
あぁ、やっぱりあんただったか
人を隠すなら人の中、木を隠すなら森の中とはよく言ったもんだ
最初の不意打ちであたしを斬り殺せなかったのは残念だったね
さぁ、その分利子つけて返してあげるよ
盾破断煌刃で斬ろうとして来たら、その刃の威力と自分の砲撃の威力のどちらが上か比べるため、デス・ホーラーから展開した巨大銃二丁の砲撃を集中する
「あんたの刀とあたしの銃、どっちが強いか、はっきり白黒つけようじゃないか!」
ラウム・マルファス
【完全視界】で視界を確保スル。
まずは狐狛と手分けして、巻き込まれる人がいないか確認。橋の下とか、人がいたら危ないからネ。
大丈夫そうなら早業で手持ちのドローンに多めに爆薬を搭載。もし人がいるなら巻き込まない程度に火薬と指向性を調整するヨ。
フライトドローンに乗って、川の上を飛びながら戦おウ。
「サァ、最後ダ。派手にいこウ」
周囲の建物や味方を巻き込まないよう気を付けながらドローンで爆撃するヨ。橋にも被害が出るかもだケド、その方が『陰陽師より強い何か』の印象は付くだろウ。ボクたちが帰った後も痕跡は残るかもしれないしネ。
時間があれば陰陽処へ、伝令は妖怪だったと投書しておこうカナ。
さァ、お酒を買って帰ろウ。
葛葉・狐狛
心境:意図的に一般人に擬態する、か。面倒だねぇ。
マルファスさんと【パラドクス通信】で連携しつつ、【オーラ操作】と【看破】で手短に周りを確認するよ。
一般人が居たら【避難勧告】で遠ざける。見てはダメとは言わないけどね。
仕込みの間も、【完全視界】を借りて敵と味方の動きは把握しておくさ。
戦闘に参加したら【捕縛】で【犬神招来】使って相手の後の先を取って邪魔するよ。
決定打入れるのは味方に頼るさ。
その分意識は【未来予測】に割り振って、万が一一般人が巻き込まれるそうな時は身体張ってでも護るね。
勝ちを拾ったら、縁斬りをへし折って「河童騒ぎを引き起こした妖刀、討ち取ったり」とでも張り紙して帰るかね。
半乃目・丁
おびき出して頂けるのでしたら好都合、橋を中心に「化かし狐の罠隠し」。
踏めば鳴子が鳴る簡易罠を橋の両端程度にぐるりと一周、一般の方々はお引き取りを。
強度に優れた金属ワイヤー、靭性に優れたゴムワイヤーを張り巡らせ太刀筋の妨害、【隔離眼】で橋板の一部を異空間に隔離し移動妨害、等々。
橋という一本道の【地形を利用】をし、仕込ませてもらいましょうか。
妖刀相手にどこまで効果があるかわかりませんが、少しでも戦力を削げればこちらのもの。
切った張ったの正面突撃は専門外でして、これがボクの戦い方です。
天星・雲雀
英雄譚の最後の舞台の開幕です。主役はおなじみの『復讐者』にバトンタッチ、いきますよ!
暗躍に次ぐ暗躍。京の人々は騙せても、雲雀ちゃんの赤い義眼は欺けませんよ!
【戦闘】パラドクス光の粒子の操り糸と、橋の【地形の利用】しての映画さながらのワイヤーアクションで翻弄します。
戦いながらいたる所に糸を張ってどこからでも攻撃の始点に出来るように準備万端!端から端まで、逃げ場なんて有りません!
糸を使って、橋の下を立体的にくぐって反対側へ。でも下から飛び上がってくるのは入れ替わった丸太です。
下ですよ。
足元の橋板のつなぎの隙間を縫う様に走らせた、光の糸を伸ばして、伝令さんを真下から攻撃です!
大妖怪役は、譲りますね。
「あぁ、やっぱりあんただったか」
さして驚く様子もなく、神山・光(銃神・g00638)は背負っていた棺桶を降ろす。
「人を隠すなら人の中、木を隠すなら森の中とはよく言ったもんだ。最初の不意打ちであたしを斬り殺せなかったのは残念だったね」
両端がスライドして三分割された棺桶は、更に中心から二つに割れる。細くなった二段目の部位が左右に開き、側面に銃と同じ色彩が施された方へカスタマイズされた得物を押し込んだ。それが、彼女の武装の起動キー。
「さぁ、その分利子つけて返してあげるよ」
銃を飲み込んだ武装箱はその銃口を開き、超大型の二挺拳銃へと姿を変える。
(意図的に一般人に擬態する、か。面倒だねぇ)
光が橋の上で正体を現した妖刀『縁斬り』と対峙している隙に、葛葉・狐狛(狐憑き・g00840)は周囲の気配を探る。
「周囲に反応なし。そっちはどうだ?」
「こっちも大丈夫だヨ。周囲に人気はなシ、こっちに向かって歩いてくる人影なんかもないネ」
復讐者専用のイヤーデバイスを通して連絡を取り合うラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)からの反応に、狐狛は頭上で蠢く黒雲を見遣る。それは日が落ちた今飛んでいるはずのない鴉の軍勢……ラウムの従魔兵器である。
「英雄譚の最後の舞台の開幕です。主役はおなじみの『復讐者』にバトンタッチ、いきますよ!」
光と縁斬りが睨み合う側面から、天星・雲雀(妖狐のシャーマン・g00400)が飛び出すとゆったりと舞い上がり反対側の欄干へ飛び移る。それは実際に跳躍しているのではなく、周りに張り巡らせた糸を伝ったもの。
「何か仕掛けてあるな……ちょこまか動き回られても厄介だ」
「こゃ?」
縁斬りが軽く刀を振り、構え直すと雲雀の体が浮かび上がる……その様子を見て、自分が何を食らったのかを察した光の目が見開いた。
「追撃が来るわよ!構えて!!」
「地に足つかぬ今の状況で、どう構えるというのかね?」
顔もないのに、声音で笑う縁斬りが踏み込んだのは雲雀。橋の上に浮かび上がってしまい、両の手足と尻尾をパタパタさせてもがく彼女へ、刃を振りかざし。
「と、見せかけてぇ……」
ぎょろり、雲雀の赤い目が不自然な動きをした。
「暗躍に次ぐ暗躍。京の人々は騙せても、雲雀ちゃんの赤い義眼は欺けませんよ!悪戯妖狐の本領発揮です!!」
「なっ!?」
振り下ろされる斬撃より先に、雲雀の体が橋の下へ消えていく。振り子の要領で橋の下を通過していく雲雀を目で追った縁斬りは、タイミングを合わせて逆側に斬撃を飛ばそうとするが。
「ッ!?」
ギシリ、腕が何かに絡めとられている……縁斬りが勘付いたもう一つの気配。暗がりに姿を隠し、息を潜めた罠使いの伏兵。
「切った張ったの正面突撃は専門外でして、これがボクの戦い方です」
半乃目・丁(妖狐のレジスタンス諜報員・g04619)は、その十指に絡めた糸を操り、楽団を指揮するように締め上げ動きを封じる。
「強度に優れた金属ワイヤーと、靭性に優れたゴムワイヤーの組み合わせです。例え優れた切れ味と怪力を持ち合わせていようとも、金属の硬度とゴムの延性がその両者を殺す……そう簡単には逃がしません……!」
「チィ!!」
真っ向から相手にしてはいられないと、時間操作能力を消費して囚われた現在を打ち消し、自由を得た縁斬りは橋の上に再び現れて風の宝珠を翳す雲雀を斬り捨てるが……何故か血が出ない。
「しまった、変わり身か!」
気づいた瞬間に目の前の雲雀の遺体は丸太に姿を変えて、縁斬りが後退すると同時、糸を空振りにされて指が自由になった丁は橋板を見つめて指を鳴らす。
「今です!」
フッと、音もなく橋板が一枚消える。突然開いた落とし穴を、縁斬りは咄嗟に跳び越えるが、その刹那に垣間見たものは見えざる糸を蜘蛛の巣状に張り、橋の下の空間に立っている雲雀の姿。
「年貢の納め時です……さぁ、お縄ならぬお糸についてください!!」
真上を通過する瞬間に投げつけた無数の糸が、縁斬りの体を絡めとった瞬間に合わせてラウムが滑空。
「サァ、最後ダ。派手にいこウ」
不敵に笑い、黒翼の絨毯に立っていた彼が橋の外へ飛び降りると、無数の羽音を響かせる鴉の群れはそのまま飛来。縁斬りに向かって突っ込んでいくが、衝突の寸前に眩い光を放ち。
「川辺と言えば、花火大会だよネ」
にっこり笑ったラウムの眼前で、一斉に起爆。眷属の形をとっていた飛行する爆弾が妖刀目掛けて熱波と爆風を叩きつけ、余波を受けた橋は木端微塵に砕け散る……。
「周囲に人の気配なし。戦闘音で駆け付ける野次馬の到達予測時間は戦闘終了後……このまま勝ちに行くぞ!」
短期未来予知を終えた狐狛の眼光が、舞い踊る破片の向こうで怪しく煌く。
「螺旋の塔に住まう猟犬、疾く来たりて己が理を示せ」
その瞬間、縁斬りは無数の目を感じた。
「急々如律令」
「な……」
暗がりゆえに見えなかったのだろうか。ソレは青い肌をしていたようで、黒かったような気もする。何故か濡れた体を持ち、飛び掛かる獣……否。アレは二足二腕の人のようでもあった。しかし捻じれた頭部は長く、鋭い舌、あるいは口を突き刺して顎のような何かで食らいつき、引きちぎる者共であった。不明瞭なそれらは万華鏡のように姿をゆらゆらと変えていたが、一つだけ確かなのは妖刀の周囲で舞い散る木端が、一瞬黒煙と異臭を放っていたことだ。時間への干渉で何らかの熱が発生していたのか、その煙と臭いこそがその者共の本来の姿だったのか、私【記録者】には分からない。
「くそ……邪魔だ!!」
一閃。縁斬りの刃が獣とも人ともつかぬ異形を斬り捨てて、自由を得た。足場たる橋を破壊されていたために、落下する妖刀は斬り伏せた亡骸を蹴り飛ばして川の外へと飛び移るが。
「あんたの刀とあたしの銃、どっちが強いか、はっきり白黒つけようじゃないか!」
待ち構えていた光の二つの銃口が、縁斬りを捉える。
「斬れるものなら斬ってみな!!」
響く砲撃音、迫る弾丸。大型の口径に合わせられたそれは巨大な金属塊に等しい。呪詛を纏った刀を翳し、斬り捨てようとして……。
『俺は……陰陽師様の助けになりたかっただけだ……!』
「貴……様ァ
……!!」
動きを止めた縁斬り、その実体なき肉体を二つの弾丸が食い破り、首と爪先ばかりが残された死骸が、陸地へ届く事なく川へと消えていく……遅れて、吹き飛ばされた刀が狐狛の目の前へと突き立った。
「……終わった、んだよな?」
もはや呪詛を感じなくなった『刀』をへし折り、「河童騒ぎを引き起こした妖刀、討ち取ったり」の貼り紙をしたところで、横からひょいとラウムが取り上げる。
「それじゃ、これを陰陽処とやらにでも投げ込んでくるヨ。ついでに伝令の正体の投書もネ」
「やれやれ、面倒な奴だった……」
光がため息をつきながら、拳銃を棺桶に戻す傍らで丁が跡形もなくなってしまった橋を前にあわあわしていると。
「面倒ごとは歴史の修正力が何とかしてくれます!多分!!私達は今度こそ帰りましょう!」
雲雀が先導して、復讐者達は帰路へ着くのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【フライトドローン】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【トラップ生成】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!