リプレイ
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
小笠原諸島解放の時か、きっちりやって一般人を助けないとな
逃がしてなるものかよ。
【行動】
まずは周囲にある戦艦や船を探しておけるなら探しておく
それからパラドクスで敵を追跡する鬼火を製作し敵を探す
敵が逃げたとしても鬼火がある程度追跡してくれるはずだ
燃やしてくれるなら良いし鬼火は目立つから目につきやすいはず
俺は盾をジェットボードの形態にして追跡する
敵からの攻撃はジェットボードから盾に戻したフェイク・プリドゥエンで行い
鬼火を製作して攻撃させる
必要なら臨機応変に対処する
●巫女と鬼火と飛魚と。
小笠原諸島……季節は冬だと言うのに暖かい。
パラドクストレインを降りた荒田・誠司(雑草・g00115)は、周囲を警戒する。
「小笠原諸島解放の時か、きっちりやって一般人を助けないとな……。冥海機、逃がしてなるものかよ」
そう呟きながら島影や港に冥海機の軍艦が無いか探す誠司だが、船影は島民のと思われる小さな船しかなく、冥海機ヤ・ウマトの足取りを探すところから始めなくてはならなかった。
「相手はトループス級『艦内神社巫女』とか言ったな……さて、何処に隠れて居るのか」
彼はパラドクス……『模造製作:追行鬼火』でバスケットボールサイズの火の玉を作り出す。
ふわりと浮かんだ火の玉は、冥海機を探し飛んでいく。
「よし、追いかけるか」
盾にもなる一人乗りのジェットボード『フェイク・プリドゥエン』に飛び乗った誠司は火の玉を追跡し、空中を走る。
「うん、小笠原の風はなかなかだな……ん? あれは神社か」
風を切り、ジェットボードに乗っていた誠司だったが、前を行く火の玉が神社に反応すると急に速度を上げる。
そしてそのまま神社へと突入すると、暫くして炎に纏われた艦内神社巫女が飛び出してきた。
『ここは聖域と言うのに、ディアボロスは容赦ないのう……どれ、必勝祈祷じゃ』
飛び出した艦内神社巫女は地面に転がり、纏った巫女服らしき衣類についた炎を消すと、誠司の方を向き祈祷を始める。
するとトビウオ型の戦闘機たちが一斉に飛び立ち、フェイク・プリドゥエンを盾に戻した彼の周囲に襲い掛かる。
「くっ、制圧攻撃か……動けん」
攻撃を盾で防ぐことが精一杯の誠司は、攻撃が止むのを只管に耐える。
その姿を見て、袖で頬を隠しながら艦内神社巫女は楽しそうに微笑んだ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
白石・明日香
さて、まずはここを解放しないとね。
ささっとやっちゃおう。
短期でケリをつけるべく残像で攪乱しながらダッシュで接近。
絶望など精神集中しながら耐えて間合いに入り込み早業呪詛、捨て身の一撃で解体してあげる!
後は後続が来た時の為に可能な限り暴れまわって相手をひっかきまわしてあげる。
●沈め、沈め。
一方その頃、島の市街地では、白石・明日香(弔いの狩人・g02194)が、ピンクの髪を揺らしながら街中を駆けていた。
「さて、と……。まずは一般人にこれ以上我慢を強いらなくていいように、街を解放しないとね。ディアボロスを警戒してないって言うなら、直ぐに見つかる筈……ささっとやっちゃおう」
トループス級冥海機『舟幽霊』は、島の市街地を日常業務として支配している。
故にディアボロスに対する警戒は特にしていない。
「あれだね、行くよ!」
無警戒に街角に立つ舟幽霊たちを見つけた明日香は、柄で連結する赤い刃の双剣型仕掛け武器『彼岸・此岸』を構えると一気に加速する。
『ディアボロスです、迎撃致しましょう』
彼女に気付いた舟幽霊たちが声を上げ、迎撃態勢を取る。
もっと作戦を練れば完全な奇襲も出来たかもしれないが、明日香はそれよりも速度を優先した。
「瞬歩・加速……バラバラに解体してあげる!」
独特の歩法で瞬時に舟幽霊の一体へ間合いを詰めた明日香は刃を振るい、返す刀でもう一体の舟幽霊を両断する。
「ふう、終わり……」
『終わらせない……絶望に沈め』
刃を振り回し血糊を吹き飛ばす明日香に対し、残った舟幽霊たちは絶望の霧と瘴気で辺り一面を満たす。
「うっ、なによこれ……ああああああ!」
絶望が精神を蝕み、内側から明日香を破壊しようと暴れ回る。
地面に転がり、闇雲に赤い刃を振りまくる明日香。さらに彼女の精神を蝕むべく舟幽霊たちの不気味な笑い声が響く。
「くそっ、足掻いて、暴れてやるのよ……!」
汚い言葉を吐き、目まいのする視界で舟幽霊たちに刃を振り下ろそうと、両手に持った彼岸と此岸を構える明日香。
だが精神の限界が近いのか、振るう刃は易々と交わされてしまう。
『沈め、沈め、絶望に沈め……くく、くくくくっ』
深い絶望の霧の中、明日香の脳内に舟幽霊の声が響く……。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ミシェル・ラークリーズ
姉貴分の永久お姉さん(g01120)と参加
翔鶴か。大分長い間逃げ回っていたようだけど、そろそろ勝負つけないと被害が更に大きくなる。今時点で関係ある冥海機の配下が小笠原諸島の皆さんに被害を与えているからね。
舟幽霊・・・荒い海域が水難死が多いから、一杯出そうだけど、今は進まなきゃ。幽霊に足止め喰らってる訳にはいかないんだ。【水面歩行】【水中適応】を使って敵軍を見据える。
敵が怨みの機雷を爆発させるなら、僕は覚悟を決めて水上に足を踏み締め、【勇気】と【情熱】を込めてセイレーンヴォイスを歌う。連鎖爆発に身を打たれようと【残像】で致命傷を避けて【祈り】を込めて水塊に敵の群れを巻き込む。
たとえ水中に沈んでも【水中適応】で水上に顔だけ出してセイレーンヴォイスを歌い続ける。恨みを現世の人達に向けるのは筋違いだよ。もう冥海機の戦力に過ぎないなら海に還すしかないよ。
さて、初めからこれでは大変だね・・・うん、気を引き締めて挑もう、お姉さん。
有栖川宮・永久
弟分のミシェル(g03431)と参加
大分前から逃げてたからね、翔鶴。いい加減捕まえないと被害が大きくなる。ただでさえ海は敵のフィールドだ。逃げる隙間があれば存分に利用するだろうね。舟幽霊、か。海には不意の遭難死が多い。でも今は過去の亡霊に
足止めを喰らってる訳にはいかないんだ。ミシェル、恨みから来る攻撃は強烈だろうね。お互い気を引き締めて臨もう。
【水面歩行】を発動し、ミシェルの【水中適応】を使わせてもらうね。
機雷に巻き込まれるミシェルの無事が心配だけど、私は高速で接近してくる敵に対処しないとね。左手の蒼穹の剣で柄杓の攻撃受けて剣が少し欠けてびっくりする。この攻撃、まともに頭に喰らうと脳震盪起きそうだね。【残像】で頭に柄杓の攻撃を喰らうことを回避、返す剣でブラッドソードを発動!!また怒涛の柄杓攻撃喰らう前に薙ぎ払う!!
個人的に同情はしたいんだけど、冥海機の戦力では。ミシェル、また海に沈んで貰おう!!
●生と死。
「翔鶴、か……。大分長い間逃げ回っていたようだけど、そろそろ勝負つけないと被害が更に大きくなる」
パラドクストレインを降りたミシェル・ラークリーズ(彩光のグレイス・g03431)は、姉貴分の有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)と共に小笠原のとある島の市街地へと走る。
ディアボロスは『救援機動力』と言う特殊能力があり、同じ事件に関わる他のディアボロスの位置や状況、近い未来に起きる危機の予感を感じ取り、駆けつけることが出来る。
それによればこの先の市街地で、一人のディアボロスが危機に陥っているらしい。
「大分前から逃げてたからね、翔鶴。いい加減捕まえないと被害が大きくなる。ただでさえ海は敵のフィールドだ。逃げる隙間があれば存分に利用するだろうね」
永久もミシェルと同意見なのか、ジェネラル級の冥海機である『翔鶴』をいい加減捕まえないといけないと苛立っていた。
「なに、ここ……この霧はいったい?」
「気を付けて、永久お姉さん」
現着したミシェルと永久は、薄れているが周囲に漂う瘴気の霧に目を奪われる。
そしてその中心には、一人のディアボロスが周囲に破壊を撒き散らした跡が残っていた。
「大丈夫?」
駆け寄った永久に、少女はコクンと頷くと指を海の方へと向ける。
どうやら舟幽霊たちは移動したようだ……追いかけなければ。
「あとで迎えに来ます、今は休んでて」
少女を抱き抱えると、瘴気の霧を抜けて見えた建物にもたれ掛からせるミシェル。
助かった、そう伝えてきた彼女に笑みを返すと、二人は舟幽霊を追うべく再び走り出す。
「舟幽霊、か……海には不意の遭難死が多い。でも今は過去の亡霊に足止めを喰らってる訳にはいかないんだ」
走りながら永久はミシェルを見て、続きを口にする。
「ミシェル、見た通り恨みから来る攻撃は強烈だろうね。お互い気を引き締めて臨もう」
彼女がそう言うと、気遣う姉貴分に大丈夫とミシェルは返す。
「幽霊に足止め喰らってる訳にはいかないんだ、気を引き締めて挑もう、お姉さん」
そうして二人が追跡すると、今まさに海に入ろうかと言う舟幽霊たちを見つける。
「まて! 逃がさないぞ!!」
ミシェルが叫び、永久が剣を構え舟幽霊たちの群れへと飛び込んだ。
『ディアボロス……まだ来るか!』
舟幽霊の一体が、飛び込んだ永久に向かい高速で柄杓の一撃を加える。
咄嗟に左手で構えた『蒼穹の剣』で受け止めるが、その刃先が柄杓の一撃で少し欠ける。
「蒼穹の剣が……この攻撃、まともに頭に喰らうと脳震盪起きそうだね」
「脳震盪だけじゃ済まないだろう、お姉さん」
驚く永久の姿に呆れるミシェル……首を振ると、彼は『セイレーンヴォイス』のパラドクスを歌い出す。
ミシェルの歌声は、渦巻く海水の塊を出現させる。そして彼はその塊を歌声と共に舟幽霊へと叩きつける。
舟幽霊の集団を巻き込んだその一撃。何体もの敵を巻き込み、押し流す。
だが残った舟幽霊たちから増悪をエネルギー源とする機雷が大量に放出され、仲間に痛打を与えたミシェルへと迫る。
「く、空中を泳ぐ機雷とか聞いてない! うわっ!?」
連鎖爆発する機雷に飲み込まれたミシェルに、永久が叫ぶ。
「よくも……よくもミシェルを! 個人的にその存在に同情したかったけど、もう許さないの!」
怒りの意思を真紅のオーラに変え、巨大な剣を形成する永久……その刃を次々と振るい、残る舟幽霊を両断していく。
「ど、どうよ! ミシェルの仇、討ったわよ……!」
最後の舟幽霊を倒した永久……だがその顔は今にも泣き出しそうであった。
だが、そんな彼女に声が掛けられる。
「……勝手に殺さないでください、永久お姉さん」
「ミシェル! 無事だったの!?」
爆発で服はボロボロ、髪はぼさぼさになったが、それはミシェルその人であった。
機雷が爆発する瞬間、咄嗟に動いた身体が致命傷を避けたのだ。
だが痛みで動けなかった彼は、永久に無理させたこと、心配かけたことを謝る。
「そんなのいいの! ミシェルが無事だったんだから、それ以上はないよ!!」
「お、お姉さん……」
飛ぶように抱き着いてきた永久に力強く抱きしめられ、息が出来なくなるミシェル。
だがこの苦しさも、生きているって事なんだな、と命のありがたさを感じるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
九条・朔夜
救援機動力で駆けつけるぞ。どうやら籠城して粘っている奴らがいるようだし。巫女か。確かに神社は本丸だし、加護とかもありそうだよな。ああ、状況は把握してる。押し切ろう。
本丸からくる手数の多い射撃は確かに手こずるな。近づくのに苦労する。なら本丸ごと攻撃しよう。陽神破弓発動!!パラドクスの力で敵の位置を捉えて、【精神集中】も念の為使って巨大な矢を雨のように降らせるぜ。本丸も破壊する勢いでな。
でも本丸ごと敵を巻き込むことを狙っているので、反撃もその分飛んでくるんだよな。【残像】で致命傷を外しつつ、大太刀で攻撃を弾く。
俺も信仰の道歩んでいるので祈祷の力は偉大だよな。でもいつまでも籠城してられると困るんだよな。もう祈祷はしなくていいので、そろそろ倒れてくれないと戦略的に大変になる。容赦はしないぜ!!
●戦場に祈る願い。
そして時間は少し戻る。
市街地でディアボロスと舟幽霊が対決していたころ、島の神社では『艦内神社巫女』との決戦が続いていた。
「どうやら神社に籠城して粘っている奴らがいるようだな」
トビウオ戦闘機の制圧攻撃が続く戦場に救援機動力で現れたのは、九条・朔夜(赫灼のスフィーダ・g09155)であった。
「あれは……艦内神社巫女か。確かに敵の本丸は神社だし、なんか加護とかもありそうだよな」
敵の猛攻で動きが取れないディアボロスの姿を見ながら、朔夜はパラドクスで生み出した弓を構える。
「……!」
「ああ、状況は把握してる。ここはオレが押し切ろう」
攻撃の音のなか、微かに聞こえる仲間の声に強く頷く朔夜。彼は巨大な矢を弦に番え、瞳に魔力を宿す。
「本丸からくる手数の多い射撃は確かに手こずるな……近づくのに苦労する。なら本丸ごと攻撃しよう、陽神破弓発動!!」
魔力で強化した視界。そしてその瞳は、攻撃に紛れ境内から逃走を計ろうとする艦内神社巫女の姿を捉える。
「逃がしてなる物か! それにそろそろ倒れてくれないと戦略的に大変になる。容赦はしないぜ!!」
そう告げると、朔夜は境内の艦内神社巫女に向けて巨大な矢を雨のように降らせる。
『伏兵ですか、しまっ……!』
末期の言葉も言い切れず、艦内神社巫女たちは昨夜のパラドクスの矢に突き刺される。
次々と降る雨のような矢が降り注ぎ終えた時、立っているのはディアボロスたちだけであった。
「ふぅ、てこずらせてくれやがって……だけど、不意を突いちまえばこんなもんだぜ」
朔夜は生存する敵がいないか左右を確認したあと、戦闘の余波でボロボロになった神社に向かう。
「お騒がせして申し訳ございません。どうぞこの地を改めて御守り下さい」
神は違えど同じく信仰の道を歩んでいる朔夜は、この地を守護する神に祈りを捧げる。
鎮魂の祈りは、小笠原諸島に平穏をもたらすのか……それは今は分からない。
だが、真摯な祈りはきっとこの地を見守る神に願いを届けることだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
白石・明日香
インフラを根こそぎ撤去とは・・・情報隠匿が徹底しすぎているというかなんというか
【アイテムポケット】に保存食とかを中心にして後は暖かいもの食べたいだろうからこの時代にありそうな・・・・炭火?いや木炭コンロも持ち込んでみるか暖房代わりにもなるし後は薬ね。
海軍将校の格好で舞鶴から来た士官を装って近づき
取り敢えずぶっ倒れている男に接触しましょうか。
とか言って用意していた食料をお腹すかしている男にふるまいながら世間話して愚痴にも付き合ってあげよう。
愚痴を吐き終えてすっきりした頃合いを見て聞いてみるか。
ねえ、ワタシは舞鶴からここら辺の状況を把握するように言われてきたの
翔鶴様がここにいたのは知っているけど元から小笠原にいた指揮官様がどこにいるか知らない?その方に状況の確認をしたいのだけど・・・
翔鶴が逃げ込んだことからも小笠原はそこそこ重要な拠点だったようだしもとから別のジェネラル級がいてもおかしくはない。
そんな奴がいたら一緒に硫黄島に向かっているだろうけど確認はしないと。
結果に関わらずお礼はするよ
有栖川宮・永久
ミシェルは大分ボロボロだから休んで貰って、と。これだけ混戦状態だと一般人の状況が気になるよね。情報収集してみよう。インフラ根こそぎ撤去!?凄い徹底してる。
インフラないならお腹空かせてるよね。海軍の制服に着替えて、舞鶴から状況の確認を命じられてきた、といい接触。帯剣もしておくかな。
木炭コンロあるなら炊き出ししよう。【アイテムポケット】から材料を出して鍋をコンロに掛け、カレーを作る。【口福の伝道者】で増やし、ご飯も炊いて、海軍の配給ですので気にせず食べてください、と配る。とにかくお腹空いていたら頭回らないし。
戒厳令が敷かれるなど由々しき事態だよね。舞鶴の方も様子を知りたがってる様だから、知ってる事を教えてくれないかな?翔鶴様が関わってる様だけど、どこ行ってるか知ってるかな?
戒厳令って余程の事がないと発令しないんだ。なんか周りに変わった状況が起きている。保存食を手渡しながらお話を聞く。
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
包帯とか薬とか持ってきたぞ。手当もするから怪我した人はこっちに来てくれ
対価がないってのは不安な時もあるよな
実は俺たちは翔鶴を追っているんだ。どこへ行ったのか情報が欲しいから知っていることを教えてくれ
【行動】
食事は仲間に任せて
俺はアイテムボックスを使い包帯や市販薬を配ったり
怪我人の手当てをしよう
応急処置くらいならできるはずだ
もしも道端で倒れている人を見たら肩を貸して住居まで送ろう
その時に好意を疑う者もいるなら
翔鶴や他の敵の情報と交換だと言っておこう
ただの無償で助けられるって言うのは怖いって人もいるだろうから
対価を要求すれば安心する人もいるんじゃないだろうか?
もちろん、対価なんてなくても助けるが
建前ってのは悲しいが必要な時もある
呼ばれたら仲間を手伝おう
●空腹の住民たち。
そして視点は現在の市街地へと戻る。
住民たちと接触する前、白石・明日香(弔いの狩人・g02194)と有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)の二人は用意した冥海機軍の海軍士官が着る制服に似せた服へと着替えていた。
こうすることでこの島の住民たちに島の支配者である冥海機の一員だと思わせ、油断を誘う作戦であった。
「それにしても軍事施設を根こそぎ撤去とは……情報隠匿が徹底しすぎているというかなんというか」
士官服に袖を通しながら、明日香がぼやく。
彼女が言う通り、この島へと来たジェネラル級冥海機『翔鶴』は島中にある軍事施設を全て解体し運び出したのだ。
「うん、凄い徹底してる……住民たちは仕事がなくなり、お腹を空かせてる筈なの」
着替え終わった永久は腰に剣を差し、士官帽を被るとサイドテールに結んだ長い黒髪の位置を直すとコンパクトで身だしなみを確認する。
これで傍から見れば海軍士官に見える筈。パタンと鏡の蓋を閉じると、永久は脱いだ服と共に目の前に開いた空間へと仕舞う。
……彼女たちは一平方メートルの収納空間を作り出せる【アイテムポケット】の能力を持ち込んでおり、その空間に持ち込めるだけの食料や薬、それに木炭コンロを用意していたのだ。
なにせ仕事を奪われた住民たちは、細々と漁をするくらいしか食料を得る手段がなくなり、皆飢えていると言うことが時先案内人の予測で分かっている。
食料を一刻も早く届けなくては……明日香の方を見ると、彼女も準備を整え終わっていた。
「いい、ワタシたちは舞鶴から来た冥海機士官よ……この地の状況を把握するように言われて来た、いいわね」
明日香が自分たちの設定を確認するように永久へと話すと、彼女もうんと頷く。
「さあ、住民に海軍の配給を始めましょうなの!」
そう言って歩き出す永久と明日香。
市街に入ると、空腹で倒れている住民の姿が見えた。
「大丈夫? ワタシたちは舞鶴から食事や薬を持って来たよ。……戒厳令が敷かれているようだけど、何があったの? ワタシたちは小笠原の状況を把握するように言われて来たの」
取り出した乾パンを彼に手渡しながら、そう倒れている男に話しかける明日香。
その横では永久が炊き出しの準備を始めている。
「ああ、ありがたい……翔鶴様が硫黄島へ向かうと言って、この島の海軍設備を運べる物は運び出してしまったんだ。そのため生活が苦しくなって……う、美味い」
乾パンを涙ながらに食べる男。やはり硫黄島……明日香と永久は頷き合う。
「さあ、舞鶴からの配給ですので気にせず食べてください! 兎に角、お腹が空いていたら何も始まりません」
永久の声と共に米が炊ける匂いに釣られ、腹を空かせた住民がワラワラと集まって来る。
彼女たちは食べた物を400人前に増やす【口福の伝道者】も活用しながら、住民たちに持ち込んだ食料を次々と振る舞う。
そして神社から遅れて到着した荒田・誠司(雑草・g00115)は、途中の道で怪我をして倒れていた住民を背負って市街地へとやって来ていた。
「おっさん、村が見えて来たぜ。アンタの家はどの辺りだ?」
「ああ、あっちだ」
背負われた住民は誠司の肩越しに自分の家の方向を指差す。
彼はヨっと言う声をあげて背中の男を背負い直すと、指示された方角へと脚を向ける。
「いやー、アンタが来てくれて本当に助かったよ、ありがとう。だが冥海機様が居なくなって仕事も無くなり、お礼なんて出来ないぞ?」
貴重な薬を無償で分け与えてくれたことに感謝しつつも、それを不審がる男。
タダより高い物はない、何か裏があるのではと警戒している様子だ。
「そうだな、ならその冥海機たちが何処へ行ったのかを教えてくれ。実は俺たちは翔鶴を追っているんだ。何処へ行ったか情報が欲しいから、知っていることを教えてくれないか?」
それで助けた礼にする……そう告げた誠司に、背中の男は戒厳令が敷かれていることもあるのだろう、少し悩んだあと左右を見渡し他の住民が居ないことをを確認してから、彼の耳元だけに聞こえるように話し出す。
「翔鶴様は、小笠原諸島の艦隊を引き連れて硫黄島へ向かった……それと翔鶴様が台湾から連れて来た住民は、一部はハワイ方面に向かったらしいが、残りは東南アジア方面に連れていかれたらしい」
なるほど、と頷いた誠司は改めて住民に感謝を述べる。
「戒厳令のなか話してくれてありがたいぜ。これで翔鶴を追える……おっさんたちももうすぐ自由にしてやるからな」
背中の男にそう告げると、誠司は送り届ける足取りを少し早くする。
硫黄島……史実の第二次世界大戦では血で血を洗う激戦となった島。そこが翔鶴との決戦の舞台になるのであろうか?
今はこの情報を無事持ち帰ることを考えよう、そう誠司は思うのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
有栖川宮・永久
弟分のミシェル(g03431)と参加
リュウカクという戦艦は実際に存在せず、敵対戦力がでっち上げた名前とか。実存しなかった存在は海に沈めるのが適当だね。幻は幻のままで十分。
あ、ミシェル、着替えてきたんだ。アヴァタール戦行ける?実存してなかった戦艦ベースにしただけあって攻撃自体が幻みたいで視認しにくいみたいだね。不意の痛打に注意して。ただでさえミシェルは怪我してるし。【パラドクス通信】ありがとう。これで戦友と連絡が取れるね。
無数の幻のエネルギー弾に不意に本物混ぜてくるとか流石幻の戦艦。でもそのエネルギー弾で弾幕張って逃走される訳には行かないんだなあ。
これ以上好き勝手させないよ!!進軍はここまでだ!!
致命傷を受けないように【残像】で致命傷を外し、【水面歩行】【水中適応】を発動しながら【ダッシュ】でエネルギー弾を掻い潜る。パラドクスが届く範囲まで接近したら全力で無銘の聖剣を振りかぶって叩き斬る!!逃走の暇も与えず海に沈めるよ!!
ミシェル・ラークリーズ
姉貴分の永久お姉さん(g01120)と参加
ちゃんと着替えてきたし、十分休めた。アヴァタール戦には参戦するよ。
リュウカク、実際には存在しなかったらしいね。技の性質が不確かな幻を伴うのが多いのはその謂れがあるからかな。うん、幻は幻のままで海に沈んだ方がいい。実際に被害を広げる前に。
敵の攻撃って見えたり見えなかったり対処が大変なので【パラドクス通信】発動しておくね。惑わせる攻撃盾にして逃走を計る厄介極まる敵だけど、逃したら確実に後に響くから、なんとかして倒そう。
【水中適応】【水面歩行】を使わせてもらって、とっても痛い上からの爆撃の痛みを【忍耐力】と持ち前の【情熱】【勇気】で耐えながら、【精神集中】でしっかり敵の本体を狙って念珠操術!!【全力魔法】も併せて全力で本体を撃ち抜く!!
正直前の怪我もあるので敵が倒れる前に海中に沈む可能性が高いなあ・・・でも絶対一矢報いてみせる!!復讐者の意地を舐めるなよ!!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
翔鶴の居場所も分かった。あとは奴に情報を渡さないようにすればいい
このまま逃すわけにはいかない。海の藻屑と消えてもらうぞ
【行動】
仲間とは声を掛け合いながら積極的に連携していく
水面走行で海上をかけて敵の元に向かう
海上から見えない場合は水中適応に切り替えて索敵する
敵を補足したらパラドクスを使用し風で可燃物を巻き上げた後着火し爆発する弾丸を製作、発砲して攻撃する
敵からの攻撃は盾のフェイク・プリドゥエンで防ぐ
出来ればパラドクスで広範囲を爆発で攻撃し巻き込みたい
そうすればある程度防げないかな
翔鶴に情報が伝わる前に倒したいから遠距離攻撃を選択した
ここから絶対に逃してはおけないとはいえ
仲間の邪魔になるタイミングで攻撃するのは避けよう
巻き込まれないにしても視界の邪魔になる可能性がある
必要なら臨機応変に対処する
白石・明日香
それじゃけりをつけに行きますか!
【水面走行】と【水中適応】を使っておいて
残像で攪乱しながらダッシュで接近。幻覚とか小細工なんぞ気にしてもしょうがないし間合いを詰めながら水面をたたきつけて刎ねる水しぶきを纏って結界術で結界となして攻撃をしのぎながら懐に入り込み切れ味と強度重視で武器改造して早業呪詛、捨て身の一撃で解体してあげる!
ワタシは追撃しないわ。まだ小笠原に用があるしね
●逃亡者。
「翔鶴の居場所も分かった……硫黄島だ。あとは奴に情報を渡さないようにすればいい。『リュウカク』、このまま逃すわけにはいかない。お前には海の藻屑と消えてもらうぞ!」
小笠原の住民へ食料や薬の支援をしたディアボロスたち。
住民から得た情報で、ジェネラル級冥海機『翔鶴』の向かった先が判明した。
あとは、戦場を離脱し彼女に合流しようとするアヴァタール級冥海機『リュウカク』を逃さず倒すだけ……そう荒田・誠司(雑草・g00115)は海を見る。
太陽に照らされ輝き、静かで美しい海。
……だが、数刻後にはここはディアボロスと冥海機による戦場となる。
「ミシェル! 着替えて来たんだね、大丈夫? アヴァタール級戦いける?」
「うん、永久お姉さん。ちゃんと着替えて来たし、充分休めた。アヴァタール戦には参戦するよ」
そう話し合うのは有栖川宮・永久(燦爛のアンフィニ・g01120)と、彼女の弟分であるミシェル・ラークリーズ(彩光のグレイス・g03431)の二人。
先の戦闘でダメージを受けたミシェルは、大事を取り住民の救援の間休んでおり、その分気力体力ともに回復していた。
「元気なのはいいことだね。……それじゃ、ケリを付けに行きますか!」
海上を地面のように動ける【水面走行】のパラドクス効果を使い、海面に飛び出すのは白石・明日香(弔いの狩人・g02194)だ。
彼女はツインテールにしたピンクの長い髪を風に流しながら、飛ぶように水面を蹴る。
「俺たちも続くぞ!」
先頭を行く明日香に続き、ディアボロスたちは次々と海面へと降り立ち、沖へと目指す。
そこに待ち受ける『リュウカク』の姿を探して。
「リュウカク、実際には存在しなかったらしいね。技の性質が不確かな幻を伴うのが多いのはその謂れがあるからかな」
海上を警戒しながら、ディアボロス同士の通信機である【パラドクス通信】でそう永久に話しかけるミシェル。
『実存してなかった空母をベースにしただけあって、攻撃自体が幻みたいで視認しにくいみたいだね。不意の痛打に注意して! ただでさえミシェルは怪我してるのよ?』
通信機から返って来る永久の声に、心配性だなぁと笑みを浮かべながら、怪我はもう大丈夫だよと答えるミシェル。
『居たぞ、リュウカクだ!』
そんな時だ、誠司の声が通信に割り込んで来たのは。
ジェットボードになる盾、『フェイク・プリドゥエン』で広範囲を探索していた彼は、最初にリュウカクの姿を捉える。
だがリュウカクも誠司の姿を見つけると、踵を返し一目散に離れようと走り出す。
「逃がさないよっ! こっちはお前の配下の攻撃で、フラストレーションが溜まってるの!」
明日香は禍々しさと神々しさが同居した魔鎌、『哀悼の刃』を構えると、おもむろにその刃で腹を突き差す。
体内へと入り込み、溢れて来る赤い血を吸った刃は切れ味と強度が増す。
……自らの血を媒体とし、武器を強化する明日香のパラドクス、『血の盟約』だ。
「うぐっ……さ、さぁ行くよ……リュウカク、ワタシが解体してあげる!」
距離を詰めようとする明日香に対し、リュウカクは大量の航空機型エネルギー群を放って来た。
「幻覚とか小細工なんぞ、気にしてもしょうがないの!」
その大半は立体映像による幻……だがそれに紛れた本物のエネルギー弾が明日香を襲う。
彼女は海面を蹴ると、飛ばした水飛沫で迫る航空機型エネルギー弾が本物か偽物かを見極め、最短距離を突破する。
「ほらほら、解体してあげる! 海の藻屑になるのよっ!」
接近した明日香は血に染まった大鎌を振るう……紅い閃光が走り、リュウカクの腕が落ちる。
『くっ……ディアボロス、やりますね』
そう告げるとリュウカクは反撃を諦め、逃走を計ろうとする。
だが明日香は追撃はしない……仲間に任せると、海上にへたり込む。
「お、思ったより深かったなの……それにワタシはまだ小笠原に用があるしね」
ぴちょん、ぴちょんと赤い雫が零れ落ち、青い海に広がっていく。
真っ赤に染まった海面で、明日香は青い空を見上げる。
『まだ着いてきますか、ディアボロス……これでもくらいなさい、幻翼祥鳳!』
「それはさっき見せて貰ったぜ!」
リュウカクとの追撃戦、誠司に向かい放たれた幻の航空機型エネルギー群……だが、その攻撃は明日香との戦いで見せて貰った。
そう告げる誠司は、『フェイク・プリドゥエン』をジェットボードから盾に戻すとエネルギー弾の中へ突っ込む。
「お前はここから絶対に逃がしてはおけない、嵐だけだと思うなよ!」
ホルスターから引き抜いた周囲に満ちる属性の力を吸収し、それを弾丸や鋭い刃として放つ銃『エレメントリボルバー』を構えた彼はトリガーを引き絞る。
放たれた銃弾は海の風を吸い込み、嵐を巻き起こすとその場で着火した。
「燃え上がれ! 特殊弾『嵐炎』!」
誠司の放ったパラドクスの一撃が起こした嵐を中心に炎を巻き上げ、燃え上がる旋風がリュウカクを焼き尽くそうとする。
『燃える……ワタシが燃える
……!?』
炎に巻かれたリュウカクは燃えながら逃亡する。
反撃を警戒し遠距離を維持していた誠司は、飛び出すのが一歩遅れてしまう。
このままでは逃げられる……そんな危機を防いだのは、永久とミシェルの二人だ。
「無数の幻のエネルギー弾に不意に本物混ぜてくるとか流石幻の空母、でもそのエネルギー弾で弾幕張って逃走される訳には行かないんだなあ!」
永久は神聖なる光の剣を伸ばし、頭上に掲げる。
「ミシェル、止めは任せたわよ! ……これ以上好き勝手させないよ、逃走はここまでだ!!」
息を止め、気合いと共に振り下ろす永久は、飛行機型エネルギー群を切り分けリュウカクの残る腕を斬り落とす。
「任せて、永久お姉さん! ……復讐者の意地を舐めるなよ!!」
永久の攻撃に続き、祈りを球状のエネルギー弾に具現化させるパラドクス、『念珠操術』を発動させたミシェル。
彼は姉貴分である永久の攻撃で動きを止めたリュウカクに向け、宙に浮かべたエネルギー弾を次々と投げつけるように放つ。
「僕の全力だ、どうだ!」
『そ、そんな……あと少し、でしたのに……』
ディアボロスめ……そう言い残し、ミシェルのパラドクスで穴だらけになったリュウカクは海に沈む。
もう少し、もう少し沖に出られていたら、逃げられたかも知れない。
「はぁ、はぁ、はぁ……やった、やった」
「やったね、ミシェル!」
全力でパラドクスを放ち、疲労困憊のミシェルを永久が抱きしめる。
「永久お姉さん……うん、僕、やったんだ!」
「偉い、偉いの! さっすが私の自慢の弟!」
嬉しさのあまりミシェルを振り回す永久に、彼は目を回しフラフラになりながらも、楽しそうな彼女の笑顔に、ミシェルの顔も笑みで溢れるのであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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