リプレイ
レイ・シャルダン
忽(g00329)ちゃんと一緒に
1人だとボクっ子
人と話す時は私っ子で敬語です。
絡みやアレンジも歓迎です。
ディヴィジョン世界だから景色もちょっと違うんだろうけど
一応ここボクの故郷の昔の姿なんだよね。
折角だし、ボクも色々満喫しちゃおうかな。
フォーアライターの隣のテーブルに陣取り
「ブルスト盛り合わせくださーい!さぁ食べてください!美味しいですよ」
ソーセージを楽しみながら
フォーアライターに聞こえる様に会話を
「そーいえば、来月だったかなぁ?季節限定の新しいブルストが発表されるのって。」
「今まで体験した事の無い味ってどんなんなんだろうなー気になるなー。」
「あ~来月が待ちきれないな~~」
遠遠・忽
アドリブ・絡み歓迎やで
レイ・シャルダン(g00999)と参加
レイちゃんと呼ぶ
心残りかー。なんやっけ?
「めし・ふろ・ねる」?
お腹いっぱいになるまでに料理の上に水溢すとか……はやりたくないなあ
食べ物粗末にしたらあかんしな。まあ最終手段か
他は……オチが気になる話を途中まで聞かせるとか……
世間話で、来月美味しいブルスト出す店が開店するって聞かせる
「それやったら、ブルスト好きなら見逃すとか考えられへん期待度やな~」
とかとか、レイちゃんに話を合わせていくで
あ、それはそれとして、出てくる料理も楽しませてもらうで
ビール!はうちらにはまだ早いけどな
●心残り
「ディヴィジョン世界だから景色もちょっと違うんだろうけど、一応ここボクの故郷の昔の姿なんだよね」
レイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)は街並みを見渡す。自身の知るものとは差異があるが、それでも空気は同じように感じた。
「折角だし、ボクも色々満喫しちゃおうかな」
自然と笑顔になったレイは故郷を楽しむように店に到着するまで散策を始めた。
「心残りかー。なんやっけ? 「めし・ふろ・ねる」?」
その隣に並ぶように歩く遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)は、物珍しそうに周囲を見渡した。
「お腹いっぱいになるまでに料理の上に水溢すとか……はやりたくないなあ。食べ物粗末にしたらあかんしな。まあ最終手段か」
食べ物をダメにする方法は取りたくないと、他の良い方法がないかを考える。
「他は……オチが気になる話を途中まで聞かせるとか……世間話で、来月美味しいブルスト出す店が開店するって聞かせるとか……それやったら、ブルスト好きなら見逃すとか考えられへん期待度やな~」
あれこれ考えているとレイから声をかけられる。気付けば賑わうレストランの中に足を踏み入れていた。
「あっちの席が空いてますよ」
「ああ、ほんまや。あそこにしよか」
レイがさり気なく店内を観察し、目的のフォーアライターを見つけると忽と共に隣のテーブルに陣取る。
「いろいろメニューがあるなあ、レイちゃんのおすすめはなんなん?」
「これです! ブルスト盛り合わせくださーい!」
「はいはーいブルスト盛り合わせね」
きょろきょろと物珍しそうに周囲を見ていた忽が尋ねると、レイが慣れた態度で注文する。すぐに恰幅のいいウェイトレスが料理をテーブルに運んで来た。焼き上がったばかりの湯気が立つソーセージ。通常のものからハーブを練り込んだもの。それにカレー味といったどれも美味しそうな香りが漂う。
「さぁ食べてください! 美味しいですよ」
「おおー、これはほんまに美味しそうやなあ」
レイが勧めながらさっそくフォークに刺してかぶりついた。それを見て忽も続き、パリッと皮が破ける音と溢れ出す旨みの詰まった肉汁を味わう。
「これは美味いなあ! 絶品やで!」
「そうでしょうそうでしょう!」
忽が本場のソーセージの味に目を輝かすと、我がことのようにレイは喜んで、ぱくっと肉汁溢れるソーセージを頬張った。
レイはソーセージを楽しみながら、ちらりとフォーアライターに視線を向け、相手に聞こえる様に会話を始める。
「そーいえば、来月だったかなぁ? 季節限定の新しいブルストが発表されるのって」
その言葉が聞こえたのか、ビールを飲もうとしていたフォーアライターの手が止まった。
「へぇ、そうなんや!」
「今まで体験した事の無い味ってどんなんなんだろうなー気になるなー」
忽も合いの手を入れ、わざとらしい演技ではあるが、賑わう食堂でそのようなものを気にするものもいない。構わずレイは聞こえよがしに言葉を続ける。
「あ~来月が待ちきれないな~~」
「ほんまやな~。早く来月になってほしいわ~」
レイと忽がどんなソーセージだろうかと二人であれこれ想像して予想を立てて行く。
「来月……新作のブルストか……」
フォーアライターがビールのジョッキを置いて、どんなソーセージなのだろうかと釣られるように想像していた。その様子を確認してレイと忽は顔を合わせて微笑み、美味しいソーセージをかじった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
一角・實生
客として飯屋に入ることにするよ
良かった、居酒屋だったら未成年で追い出されるところだった
俺もカリーブルストと適当に他の品物を注文、彼の近くの席に座るよ
俺の格好や注文品を見たら興味を持ってくれそうだしさ
俺はこの世界にいたことは朧げに憶えてる
何をしていたかは忘れているけどこの格好だから彼と似たようなものなんだろう
美味そうに食べるんだな、任務明け?
俺はこれからだから腹ごしらえ中
カリーブルスト美味いよな
ビールはまだ飲めないからその内……飲める年齢まで生きていればいいんだが
明日にはもっと美味いブルストとビールが出来ているかもしれない
自分で選んだ道だけど正直ずっと生きていたいよな
感慨深そうに呟いてみる
「飯屋か。良かった、居酒屋だったら未成年で追い出されるところだった」
庶民的で家族連れもいるようなレストランを見て、ほっと安心して一角・實生(あざよいの鷲・g00995)は店内に入る。そして標的の近くへ向かうと、そこではレイや忽がお喋りしてフォーアライターの気を引こうとしているようだった。
「ご注文は?」
「カリーブルストと適当に付け合わせを」
「はいよ!」
ウェイトレスも注文し、フォーアライターの後ろの席に背中合わせに座る。するとカレースパイスの良い香りと共に焼き立てのソーセージと付け合わせのマッシュポテトが運ばれてきた。その腹が減る匂いに誘われるように早速一口食べる。
「確かに美味い。それに、どこかで食べたことがあるような懐かしい味……」
實生はソーセージを噛みしめ、マッシュポテトを口に運び、どこか懐かしさを感じる味を堪能する。
(「俺はこの世界にいたことは朧げに憶えてる。何をしていたかは忘れているけど、この格好だから彼と似たようなものなんだろう」)
實生は自分と同じような境遇であろうフォーアライターを見て、一つ道が違えばあそこに居たのは自分だったかもしれないと苦い感情をソーセージと共に飲み込み、今は任務に集中しようと気持ちを切り替えた。
「美味そうに食べるんだな、任務明け?」
レイと忽の話を気にしていたフォーアライターに、背中合わせの實生が振り返り気さくに話しかける。
「ああ、久々に休暇を貰ってな。そっちは?」
「俺はこれからだから腹ごしらえ中」
フォーアライターと会話しながら實生はソーセージをかじる。
「カリーブルスト美味いよな。ビールはまだ飲めないからその内……飲める年齢まで生きていればいいんだが」
そう言いながら實生が肩をすくめると、フォーアライターは苦そうにビールを呷った。
「明日にはもっと美味いブルストとビールが出来ているかもしれない。自分で選んだ道だけど正直ずっと生きていたいよな」
實生が感慨深そうに呟くと、フォーアライターが口を拭く素振りをして声を潜めこっそり話しかける。
「飯が終わったら街外れに行け。詳しくは言えんがここは危険だ。おーい! ビールお代わり!」
そう忠告して話を一方的に打ち切り、フォーアライターは嫌な事を忘れるようにビールをぐいっと飲み干しお代わりを注文した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
セーミス・エセーニン
無辜の人々と地獄へ団体予約ですか…
如何な理由でも此度は退いていただきます。
何、ゼンゼンマン(死神)も忙しいのは嫌でしょう
銀貨30枚の働きを目指し、諜報員らしく努めて丁寧に尽力します
※わたくしは信に足る人物故テーブルには手をつきません
軍部からの言伝の体で話しかけます。
「これは内密だが、来週この店に限定生産の高級古エールが入るらしい。
上官殿も貴公の貢献を陰で自慢していた故、休暇もとれるかもな。
ザワークラウトを忘れるなよ。」
…嘘ですが久方ぶりの休暇とのこと故市井の動きには疎い筈です。
連携・アドリブ歓迎
連携時は煩くしても見過ごして頂くよう可能なら店員に袖の下を通します。
地獄の渡し賃よりは安く済みますよ
「無辜の人々と地獄へ団体予約ですか……如何な理由でも此度は退いていただきます。何、ゼンゼンマン(死神)も忙しいのは嫌でしょう」
セーミス・エセーニン(собака・g05311)は銀貨30枚の働きを目指し、諜報員らしく違和感ない態度で一般人に紛れて店に足を踏み入れる。そして空いてる席を探すと、それに気付いた實生が立ち上がり店を出る。セーミスは会釈して入れ替わるようにフォーアライターと背中合わせの席に座った。
そして適当にブルストとドリンクを頼むと、新聞を開いて口を隠し背後に話しかけた。
「これは内密だが、来週この店に限定生産の高級古エールが入るらしい。上官殿も貴公の貢献を陰で自慢していた故、休暇もとれるかもな。ザワークラウトを忘れるなよ」
軍部からの言伝の体で話しかけ、暗号っぽくも聞こえる嘘の情報を伝える。
「それは、一体どう――」
「はい、ブルスト盛り合わせだよ!」
するとこれから自爆特攻する予定のフォーアライターが疑問を浮かべて問おうとしたところで、セーミスに注文が届き話が打ち切られた。
「これは美味しそうですね」
微笑んだセーミスは新聞を丁寧に畳み、緊張感の欠片も無く一般客として食事を堪能する。
その間にもフォーアライターの疑問が膨らみ、食事のペースが落ちてビールばかりを飲むようになっていた。
「ではわたしくはこれで……」
さっと食事を終えたセーミスが立ち去ろうとすると、フォーアライターが何か聞きたそうに口を開き、しかし諜報員とこんな人の多い場所で会話するのは拙いと考えて口を閉ざした。
セーミスは軽く会釈をして店の外に出ると、すぐに人ごみに紛れ姿を消す。
「今の伝言はなんだったんだ……?」
意味の分からぬ言伝に混乱し、フォーアライターは心に迷いを抱きながらソーセージに苛立ちをぶつけるように噛み千切った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
シュミット・ガドクレイジ
近くの席でも相席でもいいが適当に座る
そんでもって、ゾルダートと同じもんでも注文するか
後は趣味やら世間話とかを相手に合わせつつ
少しずつ誘導していく
……ここのブルストはもちろん旨いんだが
実はこの店に勝るとも劣らないところがあってな
そこの常連の身が知る裏メニューってのがすこぶる上等でよ
ただ、流石に一見さんには出してもらえねぇからな
もし食ってみたいってんなら俺が連れていってやってもいいぜ?
まぁ、俺はこの後用事があるからよ
流石に今から行くってのは無理でな
お前さん、予定の空いている日とかねぇのか?
てな感じで、強引に約束でも入れちまおう。
答えないようなら適当に日付と待合せ場所を書いたメモでも握らせればいい。
「相席しても構わんか?」
周囲のテーブルがどこも埋まっているのを見て、シュミット・ガドクレイジ(ドラゴニアンのブラックスミス・g00026)がフォーアライターに話しかける。
「ああ、いいぜ。座りなよ」
何やら思案顔のフォーアライターが心ここにあらずといった態度で頷き、ソーセージをパリッとかじった。
「へぇ、美味そうだな。俺も同じものをもらおうか」
それを見たシュミットがフォーアライターの食べるブルストの盛り合わせを指さして注文する。
「はいよ、ブルスト盛り合わせだよ。はーい、ちょっと待ってねー!」
ウェイトレスが熱々のソーセージの乗った皿をテーブルに置いて、忙しなく次の注文を取りに行った。早速それをフォークに刺して口に運ぶと、たっぷりの肉汁が溢れ出し旨みが口を満たす。
「うめぇな」
「だろ!」
シュミットが感想を口にすると、これ以上考えても仕方ないと食べることに意識を戻したフォーアライターが笑って自分もまたソーセージを頬張った。そうして二人で差し合いで飲み食いしながら、取り留めの無い話をして打ち解ける。
「……ここのブルストはもちろん旨いんだが、実はこの店に勝るとも劣らないところがあってな。そこの常連の身が知る裏メニューってのがすこぶる上等でよ」
「へぇ、そいつは行ってみたいな」
シュミットがここだけの話ととある店の裏メニューのことを説明すると、フォーアライターが食いついてきた。
「ただ、流石に一見さんには出してもらえねぇからな。もし食ってみたいってんなら俺が連れていってやってもいいぜ?」
「いいのかよ。そりゃ行ってみたいな」
誘うとフォーアライターが興味を持って頷いた。
「まぁ、俺はこの後用事があるからよ。流石に今から行くってのは無理でな。お前さん、予定の空いている日とかねぇのか?」
「空いてる日……」
シュミットが尋ねると、フォーアライターは複雑そうな表情をして、何と答えたものかと目を泳がせた。
「じゃあ、一週間後だ。その日にこの店の前で待ち合わせにしよう」
一方的にシュミットが約束し、上手かったと金を置いて席を立った。
「あ、おい! ちょっと待てよ!」
フォーアライターが呼びかけるが、じゃあ来週なとシュミットは手を振って立ち去った。
「来週どころか、明日でも無理だって……」
それを見送るフォーアライターは伸ばしかけた手を下ろし、力無くビールを呷った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
菅原・小梅
◆行動
最後の晩餐に何を頂くかは人の命題と言えましょう。
私ならば白米のむすびですが、彼の兵士さんはブルストですか。
心残りを残す為にも先ずは晩餐を減らしましょう。
現地によくいる孤児っぽい格好に着替え
飯屋の近くで兵士さんが食べているブルスト盛り合わせを
ガン見……もとい【観察】します。
お肉はやや苦手なのですがとても良い香りです。
失礼致しました、私のことはお気になさらないでください(チラッ)
其は兵士さんが命懸けで得たお金で食べるお食事です(チラチラッ)
両親は既に居ませんが、独りで生きていけますので施しは受けなくとも大丈夫なのです(ジーッ)
えぇ、戦いで屋敷も家族も焼かれただけです、良くある話です(遠い目)
「最後の晩餐に何を頂くかは人の命題と言えましょう。私ならば白米のむすびですが、彼の兵士さんはブルストですか」
菅原・小梅(紅姫・g00596)は人生の最後に何を食べたいかは人ぞれぞれの歴史によって違うと、シンプルでありながら深い命題に思考を巡らせる。
「心残りを残す為にも先ずは晩餐を減らしましょう」
現地によくいるみすぼらしい戦災孤児っぽい格好に着替えると、店の窓からソーセージを美味しそうに頬張るフォーアライターを、じーっと小梅はガン見した。
「うーん。香辛料がしっかり効いてて美味い!」
「お肉はやや苦手なのですがとても良い香りです……」
ひと時も目を離さず、小梅は大きく開けた口に運ばれるソーセージを見つめる。
「……おい、嬢ちゃん。なんか用か?」
「失礼致しました、私のことはお気になさらないでください」
あまりにも見られ続けて、無視できなくなったフォーアライターが窓に顔を向けて尋ねると、小梅は横を向いて視線を外す。だがすぐにチラッと目をソーセージへと見た。
「嬢ちゃん。これが食いたいのか?」
「其は兵士さんが命懸けで得たお金で食べるお食事です」
首を横に振りながらも、小梅の視線はソーセージに固定されていた。
「両親は既に居ませんが、独りで生きていけますので施しは受けなくとも大丈夫なのです」
そう言いながらも、瞬きを忘れたようにじーっと目がソーセージを追い続ける。
「はぁ……嬢ちゃん独りもんか」
「えぇ、戦いで屋敷も家族も焼かれただけです、良くある話です」
少女らしからぬ遠い目をして生い立ちを語る。
「わかったわかった。俺の負けだ。ほらよ、こっち来て食いな」
両手を上げて降参だとフォーアライターがポーズを取り、手招きして小梅を店に招き入れると、ソーセージの乗った皿を差し出した。
「よろしいのですか? 決して私は強請った訳ではないのですが」
「ああ、いいよいいよ。もう俺は腹いっぱいだ。腹いっぱい食っていきな」
遠慮を口にしながらもソーセージから視線を逸らさぬ小梅に、諦め気味のフォーアライターはソーセージを譲った。
「ではいただきます」
美味しそうに食べる小梅を眺め、フォーアライターはなんだか温かな気分になってしまうのを、ごくごくとビールを飲んで誤魔化した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
●巨大化ゾルダート
「ああ、美味かった。これで心残りは……」
いい気分で店を出たフォーアライターは、心残りはないと言い切ろうとして言葉に詰まる。
「おかしいな……だが、休暇はこれで終わりだ。後は仕事の時間だぜ」
表情を隠すようにマスクをかぶり辺りを見渡す。知らず知らずに店から離れ、広場へと足を運んでいた。
「いい月夜だ。死ぬには悪くないだろ?」
空を見上げればすっかりと日は沈み冴える月が浮かんでいた。
「さあ、悪いが地獄まで付き合ってもらうとするか!」
覚悟を決めるとその体がどんどんと大きくなり、20mにまで達する。
「きゃあああああ!!」
「ば、化物!?」
巨大化ゾルダートが町中に出現し人々の悲鳴が轟いた。少しでも暴れればすぐに死者が出てしまうだろう。
だがそれを阻止するべく、ディアボロス達が店から追跡し近くに待機していた。
その巨体が人を害するのを阻止し、呼びかけによって巨大化の解除を試みようと、それぞれが行動を開始した――。
レイ・シャルダン
(仮プレです。)
引き続き参加させてもらうよ。
折角空飛べるんだしということで
フライトデバイスを起動して、ゾルダートの顔の近くに接近
あっつあつのブルストに新宿から持ってきた焼肉のタレをかけて
匂いをかがせてやりましょう。
こんな美味しそうな匂いこの時代の人知らないでしょ?
わーわーっすっごいなーーー。
来月の新作がまさか今なら試食出来るって??
これは美味しそうな匂いだなぁ~?
でもそんなに大きくなっちゃったら
パリってもうかぶりつけないねぇ?可哀そうだなぁ。
遠遠・忽
アドリブ・絡み歓迎や
百鬼斉唱、構成・蜃!
蜃は幻を見せる蛤の妖怪や
龍や、ゆー説やら夢魔の仲間やら色々言われとるで
ちゅーわけで、食堂での皆の仕込みを再上映や
レイちゃんに合わせて見せたろ、巨大ブルスト!!
……関わった人を逃がすくらいやったら、自爆特攻なんかやめぇな
死ぬのにええ時なんかあらへんよ
●心残り
「これが暴れたら洒落にならへんなぁ」
遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)が街中に現れた巨大ゾルダートを呆けたように見上げる。
「本当に大きいね。暴れ回ったら大変なことになりそうだよ」
隣で同じように見上げたレイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)は、街の壊滅を阻止すべくフライトデバイス〈アクロヴァレリア〉を起動して【飛翔】する。
「ちょろちょろと、鬱陶しい」
巨大ゾルダートは虫でも払うように腕を振るうが、それを躱してレイは顔の近くまで接近する。
「邪険に扱えなくなる魅力的な香りをお届けするよ!」
レイは先ほどの店で手に入れたあっつあつの湯気が立つブルストに、新宿から持ち込んだ焼肉のタレをかけた。すると肉にスパイシーな甘辛い匂いが混じる。そして鼻先を飛んでその香りをたっぷりと嗅がせてやった。
「ん……この匂いは………」
マスクの下から巨大ゾルダートはくんくんと鼻を鳴らし、大きくなった鼻でタレとブルストの混じった香りを吸い込む。
「こんな美味しそうな匂いこの時代の人知らないでしょ?」
美味しそうな香りに夢中になった巨大ゾルダートが動きを止めると、レイはほくそ笑んだ。
「わーわーっすっごいなーーー」
そして大袈裟に声を上げて宣伝のように説明セリフを喋り出した。
「来月の新作がまさか今なら試食出来るって?? これは美味しそうな匂いだなぁ~?」
熱々のブルストを見せびらかせ、その香りをかいで至福そうな表情をしてみせる。
「し、試食……だと! それがさっきの店で噂になっていた新作!!」
巨大ゾルダートの視線がじーっとレイの持つブルストにロックオンされた。
「でもそんなに大きくなっちゃったら、パリってもうかぶりつけないねぇ? 可哀そうだなぁ」
憐れみの視線を向けたレイはあーんと口を開け、ブルストをぱりっとかじった。
「ん~! これを食べないなんてありえな~い!」
美味しい美味しいと味わうソラを見て、ごくりと大きく巨大ゾルダートの喉が鳴った。
「く、食いたい……新作ブルスト!」
巨大ゾルダートが手を伸ばすと、ソラはひらりと躱してまた一口ブルストを食べて、戦いではなく食欲へと思考を誘導した。
「うちもレイちゃんをフォローせんとな。百鬼斉唱、構成・蜃!」
忽はパラドクス『百鬼斉唱』を発動し、記憶の中にある妖怪変化を作り出す。
「蜃は幻を見せる蛤の妖怪や。龍や、ゆー説やら夢魔の仲間やら色々言われとるで」
現れたのは蛤の妖怪。その能力を以ってして大きな幻を生み出す。
「ちゅーわけで、食堂での皆の仕込みを再上映や。レイちゃんに合わせて見せたろ、巨大ブルスト!!」
幻が映し出すは先ほど食べたブルスト。それが敵と同じく巨大化した超特大ブルストだった。
「なんという大きさのブルストだ!」
それを見た巨大ゾルダートがふらふらと超特大ブルストに向かって手を伸ばす。だが幻ゆえに手は空を切り何も掴めない。
「なにぃ!?」
何度もブルストを掴もうとするが、やはり無駄に終わる。
「……関わった人を逃がすくらいやったら、自爆特攻なんかやめぇな」
忽がぽつりと呟く。まだ心のどこかに良心のようなものが残っているのではと、巨大ゾルダートを止めてやりたい気持ちになっていた。
「死ぬのにええ時なんかあらへんよ」
生きてこそ美味しいものも食べられるし、楽しく笑顔で過ごす事もできる。死ねばその何もかもが失われるのだと忽は心を籠めて伝えた。
「死ねば食べれない……ブルストがもう……」
ディアボロスの作戦により心残りが残っている巨大ゾルダートは迷いを見せた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】がLV2になった!
【プラチナチケット】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
セーミス・エセーニン
【連携・アドリブ歓迎】
やれやれ、良い月夜だというなら、不浄な地獄など天に見せないでいただきたいものですね。
…というか20mって。でかすぎて月見えないんですが。上過ぎて首も痛いし。
味覚・視覚・嗅覚。あと良心(?)あたりは他の方々が呼びかけてらっしゃいますね。
では、わたくしは聴覚あたり揺さぶれれば御の字でしょう。
花形は譲り、バックアップに努めることこそ諜報の花形なれば。なんちゃって。
【飛翔】を使い肉薄し、「ビール瓶の栓を開ける音」、「炭酸の弾ける音」を聞かせるとします。
仕事中故、中身は強炭酸飲料にでもすり替えておきましょう。飲むのは仕事が終わってから。
戦闘面はわたくし役立たずなのが口惜しいですね…
「やれやれ、良い月夜だというなら、不浄な地獄など天に見せないでいただきたいものですね」
セーミス・エセーニン(собака・g05311)が気持ちのいい夜空を見上げる。
「……というか20mって。でかすぎて月見えないんですが。上過ぎて首も痛いし」
だがその視線を遮るほど巨大ゾルダートは大きかった。
「味覚・視覚・嗅覚。あと良心(?)あたりは他の方々が呼びかけてらっしゃいますね」
仲間達の行動を見て、セーミスは違う方面から攻めようと手管を考える。
「では、わたくしは聴覚あたりを揺さぶれれば御の字でしょう」
試してみようと【飛翔】して敵の耳の近くまで接近する。
「花形は譲り、バックアップに努めることこそ諜報の花形なれば。なんちゃって」
軽口を叩きながら、持ち込んだビール瓶の栓をポンッと開ける。
「この音は……!」
聞きなれた音に反応し、巨大ゾルダートが振り返るとセーミスの持つビール瓶を捉える。
「ブルストの後はやはりこの一杯でしょう」
ビール瓶を傾けるととくとくとくとグラスに注ぐ。するとシュワワッと炭酸の弾ける音がした。
「ビールか……」
「ええ、やはりブルストの油分をこのほろ苦いビールで流すのが、ブルストを味わう醍醐味でしょう」
セーミスがなみなみと注いだグラスに口をつけ、ごくごくの飲み干す。そしてぷはっと美味そうに息を吐いた。
「んん、堪りませんね」
もう一杯とまたビール瓶から注ぎ入れる。
(「本当にビールなら最高なのですが、仕事中ですので今は強炭酸飲料で我慢しましょう。飲むのは仕事が終わってから」)
終わったら一杯ひっかけて帰ろうと想像しながらグラスを空にした。
「……ああ、喉が渇いて来やがった……」
その飲みっぷりに、ブルストと共にビールを一杯やりたいと巨大ゾルダートは想像しごくりと唾を飲み込んだ。その様子にもう一押しで落ちるとセーミスは確信した。
「戦闘面はわたくし役立たずなのが口惜しいですね……」
この後の戦闘で皆の役に立てないかと思いながら、その場を退き次の仲間にバトンを渡した。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
菅原・小梅
◆行動
休日の時と同じ服装のまま兵士さんのそばで話しかけますね
そう言えば先程は何故お肉が苦手なのか話してませんでしたね
焼ける肉の臭いは思い出すのです……家族を(遠い目)
此処とは時も場所も、人さえも違いますけれど
貴方が此れからしようとしてるのと同じ光景が脳裏に焼き付いているのですよ。
それと……仕事の時間だと話されましたが仕事も一つだけではありません
今からでも別の道を選んでは如何ですか?
話していて感じました、貴方は兵士にしておくには惜しいぐらい優しいです
きっと父親とかの方が向いていると思いますよ
自分だけで食べてた時よりも、私が食べている姿を見てた方が
満足そうな顔をしてましたから(優しく微笑む)
「ブルストをご馳走していただきありがとうございました」
孤児のみすぼらしい恰好が似合わぬ丁寧なお辞儀で菅原・小梅(紅姫・g00596)が礼を言って巨大ゾルダートを見上げる。
「お前はさっきの……」
ブルストを食わせてやった少女を見下ろし、巨大ゾルダートの動きが鈍る。
「そう言えば先程は何故お肉が苦手なのか話してませんでしたね」
淡々と小梅は巨大な相手を前にしても恐れずに語りかける。
「焼ける肉の臭いは思い出すのです……家族を」
遠い目をして家族のことを思い出す。
「此処とは時も場所も、人さえも違いますけれど。貴方が此れからしようとしてるのと同じ光景が脳裏に焼き付いているのですよ」
脳裏に浮かぶのは全てが炎と血の紅に染まった光景。それは凄惨で忘れたくとも忘れられない記憶――。
「それと……仕事の時間だと話されましたが仕事も一つだけではありません。今からでも別の道を選んでは如何ですか?」
「なんだと?」
小梅が転職を進めると、巨大ゾルダートが何を言い出すのかと困惑した声を漏らす。
「話していて感じました、貴方は兵士にしておくには惜しいぐらい優しいです。きっと父親とかの方が向いていると思いますよ」
「俺が父親だと? 何を馬鹿なことを」
先ほどの食事の時の事を思い出し小梅が提案すると、巨大ゾルダートは鼻で笑い飛ばす。
「いいえ、私は向いていると思います。貴方は自分だけで食べてた時よりも、私が食べている姿を見てた方が満足そうな顔をしてましたから……」
小梅はそのときの顔と同じように優しく微笑んだ。
「俺が……そんな訳がない! 俺は! 俺は!!」
心がその言葉に反応すると、激しい頭痛がして巨大ゾルダートは頭を抱える。改造されている脳が悲鳴を上げるように軋む。我慢できない痛みに巨大ゾルダートはうずくまった。
その様子を見た小梅が微笑みを消して悲しそうな表情になる。どれだけ言葉を重ねようとも脳まで改造されクロノヴェーダと化したものを救う事はできないと理解していた……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
一角・實生
街外れにいるはずの俺を見て彼はなんて言うだろうか
飛んで互いの声が聞こえる位置まで移動するよ
どうせ死ぬなら俺ひとりくらい巻き込んでも問題無かった筈
今も自暴自棄になっているようには見えない
それを揺さぶるのが俺達の役目なんだけど
なあ、本当はやり残したことがまだあるんじゃないのか
心残りなんてひとつに絞る必要ないだろ
これじゃ俺は君を「ビールとブルストが好きな奴」としか憶えられない
約束や大事なものだってあるだろう
黙って彼のことばを待つよ
ことばは口にすることで形を持ち力を持つものだ
顔には出ないし出さないが自嘲的な笑みが出そうだ
対象に残る人の心を無理やり引きずり出す行為
卑怯で卑劣なのは俺も大して変わらないよな
「街外れにいるはずの俺を見て彼はなんて言うだろうか……」
一角・實生(あざよいの鷲・g00995)は【飛翔】して街の中央の広場でうずくまる巨大ゾルダートに近づく。
「お前は……逃げなかったのか」
實生に気付いた巨大ゾルダートが頭痛に耐えながら立ち上がり溜息混じりの声を出す。
互いの声が聞こえる位置で實生は制止した。
(「どうせ死ぬなら俺ひとりくらい巻き込んでも問題無かった筈。今も自暴自棄になっているようには見えない。それを揺さぶるのが俺達の役目なんだけど」)
敵の様子を観察し、理性を失っていないように見えた。それならば言葉が通じると話しかける。
「なあ、本当はやり残したことがまだあるんじゃないのか。心残りなんてひとつに絞る必要ないだろ」
「心残り……」
問われれば先ほど飯屋で聞いたいろいろな話しが思い出され、巨大ゾルダートは動きを止めて心残りを思い浮かべた。
「これじゃ俺は君を「ビールとブルストが好きな奴」としか憶えられない。約束や大事なものだってあるだろう」
語りかけた實生は黙って相手のことばを待つ。ことばは口にすることで形を持ち力をもつものだとよく知っていた。
「俺は……」
巨大ゾルダートは口ごもる。そして激しく打ち鳴らすような頭痛に苦悶の表情を浮かべ、悩んだ末に大きな口を開けた。
「俺はただ……美味い飯を誰かと一緒に食って、賑やかに過ごしたかった。それだけなのかもしれん……」
心のどこかに孤独を感じていたのかもしれないと、巨大ゾルダートはぽろりと本音を零した。
そんな僅かに残る人の心を無理やり引きずり出す行為をしていることに、實生は自嘲的な笑みがでそうになるのを堪える。
(「卑怯で卑劣なのは俺も大して変わらないよな」)
それでも多くの犠牲を出さぬためならば、罵られようと泥に塗れようとも構わないと覚悟してことばを返す。
「その心残りはまだ果たせてないだろ?」
「そうだ。まだ心残りは残っている……」
實生の言葉に本能的に頷いてしまう。すると巨大ゾルダートの身体がどんどんと小さくなり、あっという間に元の大きさにまで戻った。
「ぐぅおおおおおお!!」
無理なサイズ変更に身体のあちこちが痛み、叫んだフォーアライターは膝をついた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
●フォーアライター
「はぁはぁ……馬鹿なっ! 巨大化が解けただと!」
フォーアライターが荒々しく息をして、小さくなった己の手を見た。そこで稲妻が落ちたようにビクンッと体が震える。
「ぐぅっがぁっ! ……任務は果たさなくては! 街を焦土に変える!! 邪魔するものは全て殺す!!」
改造された脳が命令通りに動けと身体に指示を出し、手にした火炎放射器から火を噴く。
「そうだ、心残りなど全て燃やしてしまえばいいんだ! 燃えろ燃えろ!!」
目が狂気に染まり、フォーアライターは炎をばら撒く。どんどんと正気が失われ、殺戮を楽しむ兵士として生きたまま人間をブルストのようにこんがり焼いてしまおうとする。
せめて正気を完全に失ってしまう前に倒し、誰も傷つけることなく終わらせようとディアボロス達がその前に立ち塞がった――。
レイ・シャルダン
忽(g00329)ちゃんと一緒に参加
絡みやアレンジ歓迎です。
うん、巨大化は防げた。
それは非常にいい事だ。
でもなぁ、やっぱやるせないよね。
本当は…彼だって…。
いや、こんな事を考えるのは
軍人としての彼に失礼か?
ボクはボクの役割を果たそう!
フライトデバイス『アクロヴァレリア』含む全ての武装を起動する。
空中からフォーアライターに向けて斉射を行う。
地上での攻撃は頼んだよ忽ちゃん!
【情報収集】によりフォーアライターの行動パターンを読み取り
【空中戦】により相手を翻弄
ドンナーランツェによる攻撃を行い。
反撃に備えて【一撃離脱】による回避行動を試みよう。
遠遠・忽
アドリブ・絡み歓迎や
レイちゃん(g00999)と行くで
あとは何も考えずに倒すのみ!や
フェーゲフォイアーが誘発されたら、空におるレイちゃんに迎撃してもらおか
無差別攻撃は、注意深く対応すれば怖くないで
仲間の援護があれば、余計やな
稼いだ時間を使って【観察】【看破】でしっかり分析
それを元に【攪乱】や
伝承戦術・敵を知り己を知れば百戦百勝危うからず!
(鈍器でぶん殴る)
……どないや?
●狂える兵士
「うん、巨大化は防げた。それは非常にいい事だ」
レイ・シャルダン(人間のガジェッティア・g00999)は飯屋で見た時の大きさに戻ったフォーアライターに視線を向ける。これで街が破壊される可能性は減ったと安堵した。
「でもなぁ、やっぱやるせないよね。本当は……彼だって……」
クロノヴェーダになる前は普通の人間だったのではないかと、先ほどでの交流で考えてしまった。
「いや、こんな事を考えるのは軍人としての彼に失礼か?」
あれこれと勝手にこっちが想像して決めつけるのもどうかと、レイは頭を振って答えの出ない問題に悩むのを止める。
「ボクはボクの役割を果たそう!」
クロノヴェーダを倒さねば街の平和は守れない。そして倒す為にこの場に自分はいるのだと、役割を全うしようと戦いを挑む。
「そうやな。あとは何も考えずに倒すのみ! や」
その意見に同意して、遠遠・忽(抜きっぱなしの伝家の宝刀・g00329)もフォーアライターを倒して任務を完了させようと遠遠家に伝わる祭器とされる品〈謎の巨大鈍器〉を構えた。
「燃やす! 街もなにもかも! 燃えろ燃えろ!!」
フォーアライターが火炎放射器で周囲に炎をばら撒いているところへ、レイはフライトデバイス〈アクロヴァレリア〉を含む全ての武装を起動する。
「こっちは空中から叩く。地上での攻撃は頼んだよ忽ちゃん!」
「任せといて!」
レイが【飛翔】して頭上から3連射式のバズーカ砲台〈グラッドオンジャルダー〉を発射した。
「邪魔だ!!」
フォーアライターが上に向けて火炎放射器を放ち、炎に包まれたロケット弾が空中で爆発した。
「レイちゃんに注意を向けよったな。今がチャンスやで!」
上を向いている隙に側面から忽が突っ込み、巨大鈍器を叩きつける。だが振り返ったフォーアライターは破壊槌で受け止めた。
「邪魔する奴は全員ぶっ殺す!」
「バレてもうてた!」
フォーアライターが反撃に破壊槌をフルスイングすると、忽は慌てて飛び退き躱す。だが衝撃波が襲い掛かり吹き飛ばされそうになるのを、巨大鈍器を地面に突き立ててガリガリと削りながら耐える。
「元のサイズに戻っても強いで!」
気を付けるように忽は大きな声でレイに伝える。
「流石はクロノヴェーダの軍人。ですがこちらも負けてはいない!」
見ればフォーアライターが忽に向けて手榴弾を投げようとしていた。そうはさせないとレイはパラドクス『閃星の一矢(ドンナーランツェ)』を発動し、目標に向けて3つの魔法陣を重ねて展開して機械魔導弓〈ACRO〉を構えた。
「必殺必中の矢を受けてみろ!」
放つ魔力で編んだ矢は3つの魔法陣を通過するたびに属性、力、加速と加護を与えられ、必殺の魔弾となって敵を狙う。
「星だろうと叩き落とす!」
見上げたフォーアライターが落ちて来る流星の如き魔弾に破壊槌を叩き付ける。だが弾かれたのは破壊槌の方だった。魔弾は右脇腹を貫き大きな穴を穿つ。
「がはぁっ」
口から血を吐いてマスクが血に濡れる。赤く光る眼でフォーアライターはレイを睨むと、無数の手榴弾を空中にばら撒き、花火のように空で連続して爆発が起こり無差別爆撃を行った。
「面攻撃は危険だね」
すぐにレイは両足のブースターを吹かしてその範囲から逃れる。
「レイちゃんのお蔭でしっかり分析できたで!」
忽はパラドクス『伝承戦術・縁堂式』を使い、無差別爆撃を観察して癖を見抜き、次に投げる可能性が一番低い右後方に回り込んで巨大鈍器で殴り掛かった。
「敵を知り己を知れば百戦百勝危うからず!」
振り下ろす鈍器が敵の後頭部に直撃し、フォーアライターはぐらりと態勢を崩して片膝をついた。
「……どないや?」
手応えはあったと忽がフォーアライターを見下ろす。そこで空から違う角度で見ていたレイが叫んだ。
「気を付けて忽ちゃん! 火炎放射器を構えてるよ!」
「焼け死ね!」
蹲ったフォーアライターが脇の下から火炎放射器を背後に向けていた。
「まだ元気やんか!」
慌てて忽が地面を転がるように身を投げ出すと、先ほどまで立っていた場所に炎が噴射された。
「ふぅうううう!」
ふらりとよろけながらもフォーアライターは立ち上がり、頭から血を流しマスクが真っ赤に染まっていた。
「ダメージは受けとるみたいやな。もう一押しってところやけど――」
忽が脚を踏み出そうとしたところで、フォーアライターがずらりと手榴弾を取り出し、纏めて辺りに放り投げた。
「迎撃するから一度下がって!」
「無茶苦茶やな!」
後退しながらレイが相殺するようにバズーカを撃って爆発に爆発をぶつける。その間に頭を抱えた忽が爆発の効果範囲から逃れた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
アイザック・グレイ
(サポート)
「幻想竜域キングアーサー」出身の撃竜騎士。
普段は、幻想竜域の依頼を中心に参加しているが、武者修行的に強者との闘いを求めて、他ディヴィジョンに赴く。
敵の数に応じて、使用するパラドクスを決める。基本的にPOW参照のパラドクスを使用するが、敵のSPD/WIZが低ければ、SPD/WIZ参照のパラドクスを使用。
強者との闘いが目的であるため、現地のイザコザには触れないスタンス。(心情的な介入をしない)
気だるげで、態度もあまり良くないが、他人を貶したり、粗暴な行為はしない。ふらりと闘いに参入し、戦いが終われば、ふらりと去っていく。
朱月・花梨奈
(サポート)
『あたしに付いて来てね!』
人間のガジェッティア×カースブレイド、女の子です。
普段の口調は「元気っ子(あたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝言は「眠い(あたし、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
元気で明るく、リーダーシップを発揮してくれる女の子。
武器は拳銃型ガジェットを好んで使う。
色んな事々に興味津々で、冒険も好き。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「ほぉ、ドラゴンではないがなかなか強そうな敵だな」
アイザック・グレイ(竜狩り・g01717)は強者の気配を感じて、爆発の中心地へと歩み寄る。
「ふぅうう……全て、街も人も何もかも焼き払ってやるぞ!!」
そこには血を流しながらも闘争心を猛らせるフォーアライターの姿があった。
「正面からやり合うタイプか。悪くない」
気だるげな態度でアイザックは堂々とクロノヴェーダへと近づく。
「燃やす相手を探してるんだろ? 俺も闘う相手を探してたんだ。さぁ、やり合うとしようか」
正面に立ったアイザックは〈竜狩りの大鉈〉を構える。
「燃えろ!!」
問答無用でフォーアライターが火炎放射器を発射する。放たれる炎をアイザックは大鉈を盾にして受け止めた。
「ドラゴンのブレスに比べればどうってことはない」
炎を防ぎながら前に踏み出し間合いを詰める。
「ふざけやがって! なら叩き潰してミンチにしてやる!!」
接近されるとフォーアライターも炎を止めて右手に持った破壊槌を振り下ろす。それに合わせてアイザックも大鉈を振るい、得物がぶつかり合って火花が散る。
「ぶっ潰れやがれ!」
「重い一撃だが、俺を倒すには足りないな」
両者が得物を押し合い、反動で大きく離れた。
「大人しく街ごと燃えてりゃいいんだよ!」
距離が離れるとフォーアライターが火炎放射器をばら撒き、辺りを火の海に変える。放置すれば火は街中に回ってしまうだろう。
「街を燃やさせはしない!」
そこへ元気いっぱいに朱月・花梨奈(化石ハンター・g01280)が飛び込み、拳銃型ガジェット〈エレメンタル・オーパーツ〉の銃口を向けて発砲した。放たれた弾丸が火炎放射器に命中して炎を止めた。
「また邪魔する奴が現れたか。次から次へと、火に群がる虫みたいな奴だな!」
フォーアライターが悪態を吐き、花梨奈に向けて新たに炎を放つ。
「街に火をつける放火魔に虫扱いされる筋合いは無いよ!」
言い返しながら花梨奈は炎を避けて弾丸を放って応戦する。
「ちょろちょろしやがって!」
苛立つフォーアライターが接近して叩き潰そうと、破壊槌を手に駆け出す。
「近づかせない!」
そこへ花梨奈は銃弾を連射して足を止めようとする。しかし被弾しようともフォーアライターは止まらずに距離を詰めた。
「おら! ミンチになりやがれ!」
「いいや、ミンチになるのはお前だ」
そこに割り込んだアイザックがパラドクス『竜骨砕き』を放ち、竜をも砕く大鉈の一撃が振るわれる。それに対してフォーアライターも破壊槌がぶつかった瞬間に爆発機構を使用し、爆発が起こり両者が吹き飛ばされる。
「ぐっがはっ」
地面を転がり、内蔵がやられたようにフォーアライターが大量の血を吐く。それでものろのろと起き上がろうとしていた。
「あたしも近接戦ができないわけじゃないよ! これでどうだ!」
駆け出した花梨奈が〈妖刀【竜牙】〉を抜いてパラドクス『神蝕呪刃』を使う。妖刀の呪いを解放し、禍々しい呪詛を纏った刃を振り抜く。左肩から袈裟斬りに切り裂き、フォーアライターの体から血が噴き出した。
「ぐぁ、痛っっっ!!!」
さらに呪詛が傷口から侵食し、激痛を与えて肉体を黒く変色させて朽ちさせていった。
「次で止めを刺してあげる!」
花梨奈が竜牙を振り上げ、ふらつくフォーアライターの首を落そうとする。
「死ぬなら……全員道連れにしてやる!!」
フォーアライターが足元に火炎放射器を向けて炎を放つ。自らを巻き込むような攻撃に慌てて花梨奈は跳び下がった。
「燃えろ燃えろ! ハーッハッハッハ!!!」
狂ったようにフォーアライターは嗤い、何もかもを焼き尽くそうと炎で自分ごと辺りを埋め尽くした。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
一角・實生
狂気に染まる彼に少しだけ安堵するよ
倒すべき対象として遠慮なく攻撃できるからな
あの破壊槌や火炎放射器の攻撃が直撃すればただでは済まないだろう
基本は飛翔を交え≪パニッシャー≫で距離を取った戦いを
離れすぎても周囲に被害が出そうだ
持ち前の[戦闘知識]で彼の間合いを分析・導き出しつつ戦う
あの状態ならその内痺れを切らして突っ込んでくるだろう
その瞬間に【飛翔】効果と翼の両方を使い滑空、すれ違うように彼の背後を取ろう
脳裏に思い浮かべるのは己に憑依した大天使の姿
君も思うだろ、彼にこれ以上の苦しみは不要だと
生み出すのは右手と接合した鋭い刃
背中から渾身の力を込めて貫くよ
恨んで貰って構わない
俺は君を斃そうとしている
チロル・エイディア
心残りはあなたが思うよりずっと不燃物だわ
最後の最後まで残るものよ
……とは言ったものの正直とても怖い
でもやらないと成せないものね
ララルーには「星の息」と呼ばれる鉱石交じりのブレスで時々あの人の邪魔をしたり注意を逸らして貰うわ
ワタシは鉈を手に戦う
木だらけ虫だらけのど田舎山奥育ち、鉈の扱いなら得意よ!
ララルーの支援を活かしながら攻撃するわ
攻撃は尻尾や鉈で防ぎたいけど【活性治癒】の残留効果を信じて多少の負傷は気にしない
手榴弾が視界に入ったら即座にパラドクスを発動
簡易拠点で周囲の味方や街を爆撃から防げたら
こんなに八つ当たりするなんて心残りありまくりじゃない
これ以上無関係の人達を巻き込んじゃ駄目よ
「狂気に染まる彼に少しだけ安堵するよ」
一角・實生(あざよいの鷲・g00995)はただ戦うためのマシーンのように狂気に染まり炎を放つフォーアライターを見て小さく息を吐いた。
「倒すべき対象として遠慮なく攻撃できるからな」
食堂での普通の男としての面影を追い払い、今は暴虐に街を焼こうとするクロノヴェーダとして対処すると意識を切り替えた。
「あの破壊槌や火炎放射器の攻撃が直撃すればただでは済まないだろう。ならば……」
距離を取った實生は、大型狙撃銃〈パニッシャー〉を構え発砲する。
「ああ? 邪魔すんじゃねえ!」
その弾丸をフォーアライターが破壊槌で弾いた。だが實生は確かめるように弾丸を続けて撃ち込んでいく。
「邪魔だっつたろうが!!」
フォーアライターが痺れを切らして突撃し、破壊槌を叩き込もうと振り上げる。
「予想通りだ」
対して實生はすぐに翼を羽ばたかせて【飛翔】し飛び上がると、破壊槌は空を切り地面に叩きつけられた。大地に穴を穿つと共に爆発し、その衝撃波が周囲に迸ってクレーターを作り土煙が上がった。
「逃げるな! 燃えやして燃やして、全部なくせばこの頭痛が消えるはずなんだよお!!」
フォーアライターが炎を上に向けてばら撒いた。
「心残りはあなたが思うよりずっと不燃物だわ。最後の最後まで残るものよ」
チロル・エイディア(鉛竜娘・g00902)はまだその心の内に燃え切らずに残っている心残りを見抜くように目を細めた。
(「……とは言ったものの正直とても怖い。でもやらないと成せないものね」)
口では強がってみたものの、敵の宿す狂気が伝わるように肌が粟立つ。
「ワタシは正面から行くから、ララルーは注意を逸らしてね」
ミニドラゴン『ララルー』にお願いして、自らは凶悪で大きな鉈を手に近付く。
「お前も燃えとけえ!」
チロルの姿を捉えるとすぐさまフォーアライターは火炎放射器を向ける。だがそれを邪魔するようにララルーが「星の息」と呼ばれる鉱石交じりのブレスを吐いて火炎放射器と持つ腕に穴を穿った。
「このチビが!」
フォーアライターの鋭い視線がララルーへと向けられ、破壊槌を叩き込もうと迫り振り下ろした。しかしそれを横からの斬撃が弾き軌道を変える。顔を向ければ接近したチロルが鉈を振るっていた。
「木だらけ虫だらけのど田舎山奥育ち、鉈の扱いなら得意よ!」
再度振るわれる鉈がフォーアライターの右腕を切り裂く。
「戦場に鉈なんかで来るんじゃねぇ!」
怒鳴りつけながらフォーアライターが破壊槌をフルスイングすると、チロルは鉈で受け止め後退させられる。
「ここは戦場じゃなくって街中よ!」
言い返しながらチロルも踏み込んで鉈を思い切り叩き込み、今度はフォーアライターが受け止め傷だらけの体では踏ん張りが効かずに後退させられた。
「街が戦場になってんだよお! 全部ぶっ壊して、更地にしてやる!」
フォーアライターが大量の手榴弾を取り出した。
「させないわ!」
それを見たチロルがパラドクス『インスタントトーチカ』を発動し、敵を囲い込むように簡易拠点を作る。それと同時に手榴弾が爆発し、味方や街を爆撃から守った。
「こんなに八つ当たりするなんて心残りありまくりじゃない。これ以上無関係の人達を巻き込んじゃ駄目よ」
チロルが鉈を振り抜き、先ほど切った右腕に刃を走らせ切断した。
「ううおおおおおお!!」
腕と一緒に破壊槌が地面を転がり、フォーアライターが咆えて獣のような視線を向けた。
「何もいらねえ! 俺の命も何もかも灰燼と化してやる!!」
フォーアライターは火炎放射で炎をばら撒き自分ごと全てを燃え上がらせる。
「もう完全に狂ってしまったようだな」
荒れ狂う様を見て實生が脳裏に思い浮かべるのは己に憑依した大天使の姿。
「君も思うだろ、彼にこれ以上の苦しみは不要だと」
そう大天使に話かけながら、パラドクス『ブラッドスミス』によって大天使が持っていた刃を右手と接合した状態で生み出す。そして空を飛び急降下で加速しながらフォーアライターの背中に渾身の力を込めて刃を突き入れた。背中から入った切っ先が胸から突き出る。
「がはぁっ!!」
「恨んで貰って構わない。俺は君を斃そうとしている」
血を吐くフォーアライターに實生が背後から声をかける。
「ごふっ……その声、どこかで聞いたことが……」
致命傷を受けたフォーアライターの目から狂気が失われていく。
「ああ、そうだ。ブルスト。カリーブルストとビール……」
苦痛がなくなり清々しい気分でフォーアライターがうわごとを口にする。
「飲めるようになったら……試してみろよ……最高の組み合わせだ……」
「……ああ。それまで生き抜いてみせよう」
實生がそう呟くと、フォーアライターが仮面の下で笑ったように思えた。
「もっとブルストが、食いたかっ――」
声が途切れ、突き刺していた腕の感触が無くなると、フォーアライターの体は消滅してしまった。
チロルが憐れみの視線を残り火に向け、實生は言葉なく静かに背を向ける。だが今日の戦いを記憶に留め、いずれ約束を果たそうと夜空に浮かぶ月に誓った……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!