第二次マン島強襲作戦~吼える羅睺星(作者 坂本ピエロギ
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#幻想竜域キングアーサー  #第二次マン島強襲作戦  #王妃竜グィネヴィア  #マン島  #ミセス・モーガン  #アークデーモン 

 幻想竜域キングアーサー、マン島。
 かつて《七曜の戦》で戦場となった地に、いま、再び異形なる者共が集いつつあった。
 ドラゴン勢力が放棄した拠点に籠るのは、復讐者との戦いで敗軍となったアークデーモンたち。彼らに助力すべく拠点整備に忙しなく動き回る竜鱗兵たちに、指揮官の『ミセス・モーガン』がきびきびと指示を飛ばす。
『あの方々は、グィネヴィア様のお客様です。粗相があってはなりません』
 客人の望みがあれば、可能な限り応えるのが彼女の仕事だ。
 防衛の指揮のみならず、部屋を整え、掃除を行い、求められた嗜好品があれば速やかに届けさせ。それらの采配が奏功してか、放棄された拠点のあちこちは、急拵えながら攻撃の拠点に代わりつつあった。
『御客人からの要望があれば直ぐ伝えなさい。良いですね』
 竜鱗兵たちに指示を飛ばしながら、ミセス・モーガンは英国本土の方角を見遣る。
 全ては、来たる戦で、自分たちが勝利する為に。
 ドラゴン勢力とアークデーモンの軍勢は、いま着々と牙を研ぎつつあった――。

●新宿駅グランドターミナル
「お疲れ様です、皆さん。……今回は少し急ぎの依頼です」
 涯辺・こより(人間のガジェッティア・g03387)は常と変わらぬ信頼に満ちた瞳で、復讐者たちを見つめながら言った。
 その依頼とは、幻想竜域キングアーサー攻略旅団の提案により実行が決定した作戦。すなわち、王妃竜グィネヴィアに従うジェネラル級アークデーモンの所在地を調べ、各個撃破を行うものである。
「判明した所在地は、マン島。《七曜の戦》でアイルランド侵攻軍の拠点となっていた場所です」
 王妃竜グィネヴィアは南部を拠点としていたらしく、《七曜の戦》の敗北により支配地域の殆どを失っている。そのため、拠点に出来る場所も少なく、ジェネラル級アークデーモンの一部はマン島に拠点を構えているようだ。
 すべてのジェネラル級が揃っている訳では無いようだが、各個撃破という作戦を考えれば十分と言えるだろう。
 マン島を強襲し、アークデーモンの戦力を可能な限り削ること――それが今回の依頼だと、こよりは告げた。

 本作戦ではマン島内の敵拠点を攻撃し、防衛戦力であるアークデーモンを撃破することが目標となる。
「島の外縁部まではパラドクストレインで移動できます。皆さんはその後、敵拠点に攻撃を仕掛けて下さい」
 留意すべき点は、ジェネラル級アークデーモンの動きだ。
 彼らは復讐者が島に攻めて来た場合、急ぎ撤退するようにグィネヴィアより指示されている。
 その為、撤退を許さず決戦を挑むには、敵に行動の猶予を与えぬ程、一気呵成に攻め込まねばならない。
「皆さんは正面から戦いを挑んで、迎撃に出て来る敵を撃破していって下さい。迎撃戦力を削り続ければ、いずれ撤退しようとするジェネラル級にも隙が出来ます。そうなれば、精鋭部隊を編成して決戦を挑める筈です!」
 速く攻めて、多くを討つ。
 求められるのはその二つだと告げて、こよりは作戦の説明を終えた。

 キャメロット突入作戦が成功に終わりつつある今、キングアーサーに歴史の奪還戦を発動するのは時間の問題であろう。
 今のうちにグィネヴィアの手駒を削ることが出来れば、来たる奪還戦を有利に導ける筈だ。
「島の防衛には、前回取り逃がしたミセス・モーガンも携わっているようです。もしかすると、今回の作戦で撃破のチャンスが巡って来るかもしれません」
 TOKYOエゼキエル戦争から逃れたクロノヴェーダたちを滅ぼすため。
 ドラゴン勢力の支配に、完全な引導を渡すため。
 こよりは決意の宿った眼で復讐者たちを見遣り、話を締めくくるのだった。
「マン島の強襲は2度目ですが、今回もぜひ成功させて下さい。それでは、出発しましょう!」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
4
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

坂本ピエロギ
 坂本ピエロギです。
 幻想竜域キングアーサーのマン島を舞台に、再び戦いが始まろうとしています。
 来るであろう歴史の奪還戦を有利に導くためにも、島内の敵勢力を一体でも多く撃破しましょう。

🌍現地情報🌍
 マン島(幻想竜域キングアーサー)

✏作戦概要✏
 本シナリオでは、マン島に展開中のアークデーモン勢力に対する強襲作戦を行います。
 リプレイは島内に突入した時点から開始。迎撃を行う敵勢力と戦い、これを全滅させれば作戦成功です。
 撃破出来た敵が多いほど、より多くのジェネラル級アークデーモンに決戦を挑むことが可能となります。

 執筆順は①→②。シナリオの性質上、執筆は5日の8:30より開始し、公開はプレイング確定当日~翌日に行う予定です。
 各選択肢の採用は4~5名を予定。人数オーバーの場合はプレイングに問題が無くても不採用となる場合がございますので、予めご了承下さい。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしています。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ラキア・ムーン
ふん、不利と見ると尻尾を巻いて逃げだすか
だからTOKYOエゼキエル戦争の生き残りは嫌いだ
我等を滅ぼす為なら、矜持も何も無い
だが、そこに翼持つ者が居る……それだけで十分だ
奴等の生き残りは私が全て戮す
……いやまあ、心意気の話だがな

正面突破、小細工はせん
時間との勝負だ、多少の痛手はこの後に待ち受ける……ジェネラル共にツケを払わせる!

《RE》Incarnationを構えて戦闘開始
『ダッシュ』し駆け、一気に『突撃』して攻撃を仕掛けよう
【Call:Flame_Bullet】起動
炎弾形成……そして敵にばら撒く
『誘導弾』、照準はオートで狙い此方は敵の反撃に備える
未来予測で敵の攻撃を視て、此方に攻撃が当たる未来を確認
結果はそのまま、頭部や急所に当たる物だけ即座に槍を構え警戒
防げなくとも、少しでも威力を削ぐ
敵の攻撃を受けている間も前進し、只管前へと進もう

元より避けるつもりは無い
それに時間も惜しいからな、先に進ませて貰うぞ
逃がしはせんさ、アークデーモン
一気呵成、此処で少しでも敵戦力を削ぐ!

アドリブ連携等歓迎


秋風・稲穂
さてと、アークデーモンの尻尾を掴んだと思ったら今度は尻尾巻いて逃げるのか
……ま、確かに合理的だね
8体のジェネラル級をみすみす撃破されたら折角の戦力がダメになるしね
だからと言って素直に逃がすつもりは無いよ
そっちが逃げる速度より、こっちが攻める速度が上回ればそれで勝ちだ

Burn the darkとL・デルフェスを抜刀
小細工無し、正面から寄って斬る!
【ダッシュ】して駆け、敵の姿が見えたら地面から1m程上を飛翔し最大加速でガーゴイルガンナーに接敵
雷鳴閃波発動
両剣で【薙ぎ払い】剣戟と同時に稲妻を飛ばして敵へと攻撃を仕掛ける
攻撃後は敵の飛行軌道を観察
上空からの敵の襲撃に備えよう

避けはしない、最低限剣で迎撃……斬り払い動けなくならないように急所を守る
こっちも急ぎの仕事だからね、多少のダメージは……そっちの駄賃にしてあげるよ

TOKYOエゼキエル戦争から落ち延びた分際で、厄介な動きをしてくれるね
けれども、君たちの望み通りにはさせてあげないよ

アドリブ連携等歓迎


 幻想竜域キングアーサーのドラゴンと手を結び、再び最終人類史へと侵攻する。
 《七曜の戦》で断片の王を討たれ東京を追われたクロノヴェーダたちの、それは悲願と言って良い。
 勢力の片割れであるアークデーモンも無論例外ではない。彼らは今や復讐者たちへの復讐心に燃えて、ここマン島に設けた拠点から復仇の機を伺っていたのだ。

 だが、彼らアークデーモン勢力は、極めて重要な事実を見落としていたと言える。
 復讐者とは、即ち全てのクロノヴェーダを滅ぼし、奪われた大地を取り戻すことを誓った者たち。そんな彼らが滅ぼすべきアークデーモンどもを前に、攻められるまでの時間を徒に浪費する訳がないのだ。
 正にいま敵拠点に襲撃をかけた、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)と秋風・稲穂(剣鬼・g05426)のように――!

「小細工はせん、正面突破だ! 行くぞ!!」
「了解だよ。一体でも多く、一秒でも早く、作戦を完遂して見せよう」
 マン島に築かれたドラゴン勢力の拠点を、ラキアと稲穂が疾駆する。
 ジェネラル級のアークデーモンが逃げる前に可能な限りの敵を撃破すること――それが今回のオーダーだ。
 目につく敵を片端から討ち滅ぼさんと駆ける二人の周囲には、拠点防衛用と思しきバリケードが見て取れる。《七曜の戦》で破壊された壁や廃材を再利用したと思しきそれらは、傍目にも急拵えの造りが明らかで、アークデーモンやドラゴン勢力の追い詰められつつある現状を雄弁に物語っていた。
「奴等、こんな場所に潜んでいたとはね。……尻尾を掴んだと思ったら、今度は尻尾巻いて逃げるみたいだけど」
「むざむざ討死する気はない、ということだろうな。ここで我等に討たれればジェネラル級ともども無駄死にだ」
「違いないね。……おっと、気をつけて。前方に敵の気配がする。そこそこ多いよ」
「心得た! このまま突っ込む!!」
 果たして稲穂が注意を促した前方には、武装したガーゴイルガンナーの群れが見えた。
 復讐者の襲撃に多少動揺を見せたのも束の間、彼らはすぐに方針を迎撃に切り替えたらしい。弾を込めた銃を構えながら、先頭を行くラキアへ狙いを定める。
『ディアボロスどもめ! ここから先へは行かせ――』
「どけええぇぇぇぇっ!!」
 有無を言わさぬ、とは正にラキアの攻勢を言うのだろう。
 突撃槍『《RE》Incarnation』を構えたままダッシュで疾駆の速度を上げ、問答無用の攻撃を叩きつける。
「【Call:Flame_Bullet】起動、炎弾形成。――炎弾、広域掃射!」
 リミッター解除と同時、回転を伴う炎の魔力で構成された弾丸が、突撃槍の穂先より次々に射出された。
 紅蓮の炎を帯びた弾丸の嵐は、パラドクスの力によって自由自在に軌跡を変えながら、次々にガーゴイルガンナーに着弾。燃え盛る炎でアークデーモンをコート諸共焼き焦がす。
『ぐわぁっ!』『ぎゃあああぁぁぁっ!!』
 直撃を浴びたガンナーが4体、瞬く間に消し炭と化して転がった。
 だが、敵とて拠点を守るアークデーモンだ。嵐の如き銃撃を加えながらラキアに接近し、爪を用いた格闘を挑んできた。
 銃弾と鋭い爪が、ラキアの肉体に傷を刻む。だが、元より多少の怪我は覚悟の上だ。直撃を避けるよう突撃槍を振るい、なおも復讐者の勢いは止まらない。ラキアの攻勢を凌いだ彼らに、続け様の猛攻が襲い掛かる。
「小細工無し、正面から寄って斬る!」
 稲穂はBurn the darkとL・デルフェスを抜き放ち、ラキアを狙うガーゴイルガンナーたち目掛け一気呵成に仕掛けた。
 ここは敵の拠点、上空を飛行しての行動など自殺行為と同義だ。故に稲穂は疾駆する足で地面を蹴り、地上すれすれの高度で最大加速。二振りの剣に稲妻を宿し、渾身の薙ぎ払いを叩きつける。
「素直に逃がすつもりは無いよ。そっちが逃げる速度より、こっちが攻める速度が上回ればそれで勝ちだ」
『ち、畜生……ぐわっ!!』
 ラキアのパラドクスが焼き尽くす業火なら、稲穂のそれは打ち据える稲妻のごとく。
 拠点を守るトループスたちを逃すこと無く、一切合切滅ぼしていくのだった。

 熱気。雷鳴。銃撃。悲鳴。
 戦いの激しさを物語る響きはさらに激しさを増して、アークデーモンの拠点を包んでいく。
 復讐者二人の攻撃に、無論ガーゴイルガンナーたちは無策だった訳では無い。拠点を守るべく、随所に設けた遮蔽物に身を隠し、懸命かつ決死の抵抗を続けていた。だが、
『な、なんだこいつらは!?』『弾を浴びても、まるで止まらな……ぎゃあっ!』
「進むぞ、前へ! ただ前へ!!」
「こんな程度で、私たちを止められると思わないことだね!」
 そんなガンナーたちの抵抗を、ラキアと稲穂は物ともしなかった。
 いや――物ともしない、という表現は厳密には正しくないだろう。
 何故ならガンナーの攻撃は、確かに二人に命中しているのだから。身体のあちこちに走る銃創や爪の傷跡は、紛れもないその証拠。だが、その攻撃を浴びても尚、ラキアと稲穂は足を止めない。
「我等を滅ぼす為なら、矜持も何も無い。だが、そこに翼持つ者が居る……それだけで十分だ」
「本当、落ち延びた分際で厄介な動きをしてくれるよ。けど、それも此処で終わりだ」
 二人にそれを為させているのは、アークデーモンたちに抱く激しい怒りだ。奴等をこれ以上見逃す無念に比べれば、全身を苛む痛みなど大した苦痛では無かった。
「元より避けるつもりは無い。それに時間も惜しいからな、先に進ませて貰うぞ!」
『食い止めろ、ディアボロスを食い止めるんだ!』
 ラキアの脳天めがけて爪が振り下ろされる。急所への一撃を突撃槍で逸らし、返しざまに放つ炎弾で敵を焼き尽くした。
 脳天を避け、切り裂かれた肩が焼けるように熱く、痛い。悲鳴を上げる体を叱咤して稲穂に目を向ければ、彼女の発動したパラドクスは、最後に残った敵を今まさに消し飛ばすところだった。
「こっちも急ぎの仕事だからね、多少のダメージは……そっちの駄賃にしてあげるよ」
 そう言って刃に雷を宿す稲穂の体は、ガンナーの銃撃を浴びて傷だらけだ。
 だがラキア同様、ここで身の安全を優先することを稲穂は由としない。
 理由は至ってシンプルだ。今、アークデーモンたちは守りに入り、対する自分たちは攻めている。ここで守りに入るなど愚の骨頂、ひとたび攻めると決めたなら、最後の最後まで攻めて攻めて攻めまくるのみだ。
「稲妻よ、敵を焼け! 雷鳴閃波!」
 雷の一閃が、ガンナーの群れへと叩き込まれる。
 稲穂が決意を込めた切先は標的となったアークデーモンを逃がさず捉え、その全身を雷で原型も留めぬ程に破壊した。
 かくして先陣で遭遇した敵を全滅させると、二人は後続の仲間を先導するように、拠点の奥を目指して駆けて行く。

「時間との勝負だ、多少の痛手はこの後に待ち受ける……ジェネラル共にツケを払わせる!」
「待っているといい、アークデーモンたち。君たちの望み通りにはさせてあげないよ」
 マン島を巡る戦いは未だ始まったばかりだ。
 砦を守るトループスを、その奥に控えるジェネラルたちを、一体残さず滅ぼすため。
 戦場を駆ける復讐者たちの足は、ますますその速度を上げていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!

フィーア・オルリア
うーん、これが所謂判断が早い!ってやつ
どっちかっていうと、流行りに則って判断が遅くして欲しかった……
けどまあ、少しでも敵のジェネラルを削れれば儲け物
ちょっと頑張ってこー

さて、んじゃまー今回は正面からのバトル
あんまり好みじゃ無いけど、好き嫌いは言ってられない
やーやー、エゼキエルの負け犬諸君
君たちの怨敵がやって来たよ?

正面から一気に駆け抜けて、敵と戦闘を始めようかな
ノーパソくん、戦術術式04起動
風のリングを生成……そしてシュート
『念動力』で軌道を制御、顔辺りに当たる様な軌道にしよう
ま、今回は一気呵成
狙うのは真正面に居る敵にしようかな
着弾と同時に風のリングを『爆破』
風をぶわっと顔周りに押し付けて、ちょっとした嫌がらせな『精神攻撃』
ふふん、風が顔に纏わり付くと嫌な感じでしょ?

石化は面倒……というよりそういう特殊性癖チックなのはちょっと……
身体とノーパソくんに当たらないよう服を石化させて、石化した服で敵の突撃も耐えよう
嫌らしい技
別のディヴィジョンにまで来て、変な性癖披露しないで欲しいな……


シル・ウィンディア
こんなところにアークデーモンが?
しかしまぁ、士気が高いもので…。ドラゴンに肩入れしてまで、わたし達を討ちたいのかしら?
まぁ、なんにせよ…。
ここは突破させてもらうっ!!

敵を視認したら一発お見舞いだねっ!
高速詠唱からの竜雪光風撃っ!
さぁ、竜の息吹を感じて凍えて眠りなさいっ!!

攻撃の対象は、弱って倒せそうな敵、味方が攻撃した敵がいればそちらをターゲットとして優先するね。
何せ、数を減らすことが大切だからね。
少しずつ、確実に落としていくよっ!

初撃後は足を止めずに移動砲台として動くね。
飛翔が出来ればいいんだけど、でも、敵が多いからなぁ…。
飛びたいけど我慢…。
飛べるなら遠慮せず飛ぶけどねっ!

敵の攻撃は、世界樹の翼type.Aを回転させて防御
致命的な箇所への被弾を防ぐ意味で防御を行うよ。

痛いけどね。
でも、そんなものでわたし達の歩みを止められるだなんて思わないことだよ。
反撃はしっかりと倍返しの気持ちで行っていくよ。

あとは、アヴァタール級っ!!
ここは押し通らせてもらうから!!


一ノ瀬・綾音
取り逃がしはしっかりと殲滅をしておかないと、後で何が起きるかわかったものじゃない。
とりわけ七曜の戦を生き延びた奴なら尚更ね。まぁ……TOKYO勢としてアークデーモン許すまじってのもあるけど!

島の中に突入して相手とエンゲージしたら『降り注ぐ流星剣』を展開、相手へ向けて突撃させていく。
反撃の魔弾をこの空からの剣で防ぎつつ、こちらに届きそうなものについては巨大魔導狙撃銃・零式でガードしつつ、遮蔽物があればそれに隠れることで対処。なんなら石化されたとしても逆にその硬さが活かせるはず、多分。
飛翔突撃についても空の剣や狙撃銃による銃撃で対処していくよ。本当は飛翔したいところだけどそれで囲まれたり一斉攻撃されたら元も子もないので飛翔はしない。

なるべく相手の陣の中心に攻撃して相手の陣形や戦意を乱しつつ、孤立した敵や部隊がいたらそこへ集中砲火することで確実に敵を減らし、次の陣形が元のような規模にできないのを狙っていく。
少しずつでも減らせばいつかは。

君達にあまり用はないんだ。
さあ、首魁を出してもらおうかな?


『ディアボロス、こんな所まで追って来やがったか……!』『好都合だ、返り討ちにしてやる!』
 復讐者の襲撃を受けたマン島の拠点は、瞬く間に混乱に包まれた。
 翼を広げて防衛拠点へ急行するのは、無骨な銃を手にしたガーゴイルガンナーの群れ。彼らの目的は、彼らに命令を下したジェネラル級が逃走するまでの時間を稼ぐことだ。
 元よりトループス級に過ぎないアークデーモンが、命令に背くことなど許されない。
 いまだ準備は十分と言い難い拠点を頼りに、侵入者を迎撃せんと出撃するガーゴイルガンナー。果たして其処へ怒涛の勢いで現れたのは、フィーア・オルリア(大流行・g05428)ら3名の復讐者たちだった。

「うーん、これが所謂判断が早い! ってやつ?」
 先頭を行くフィーアは前方に展開する敵の群れを見遣り、冗談めいて呟いた。
 フィーアら復讐者の襲撃は、敵にとってよほど寝耳に水だったのだろう。拠点から大慌てで出撃していくアークデーモンや竜鱗兵の群れは、いまだ彼らの迎撃態勢が十分に整っていない事実を物語る。
 とは言え、敵とて木偶の坊ではない。ここで復讐者たちが一気呵成に攻めきれなければ、指揮官のジェネラル級はマン島を捨てて英国本土へと逃げ出すことだろう。抵抗らしい抵抗をみせず、それでいて逃走は即決する――あまりの決断の早さに、フィーアは呆れ混じりの吐息を洩らした。
「どっちかっていうと、流行りに則って判断を遅くして欲しかった……けどまあ、ジェネラル級を削れたら儲け物かな」
「そうだね。何体いるのかは分からないけど、取り逃がしはしっかりと殲滅をしておかないと」
 決意を秘めた眼差しで、一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)が言う。
 いかに姑息で逃げ足が早かろうと――いや、そんな連中だからこそ、討ち損じれば何を起こすか分かったものではない。
 まして相手は《七曜の戦》を生き延びた連中、恥や外聞などとうに捨てているだろう。ここに来て彼らを逃がす気など綾音には一切なかった。
「まぁ……TOKYO勢としてアークデーモン許すまじってのもあるけど!」
「でも油断は禁物だね。奴等だって、追い詰められたら死に物狂いで攻撃してくるだろうし」
 そう言ってフィーアが目を向けた先では、銃を手に迎撃態勢を整えるガーゴイルガンナーの群れが見える。
 断片の王を失い敗軍の兵に落ちて久しい彼らだが、その眼はまだ死んではいなかった。せめて復讐者に一矢報いてやろうと戦意に目をぎらつかせ、虎視眈々と攻撃の機を伺っている。
『ここから先には進ませるな!』『リベンジのチャンスだ、逃がさねぇぞ!』
「ふーん。揃いも揃って、何とも士気が高いもので……」
 だが――そんな彼らを、彼ら以上に旺盛な戦意を宿した眼で睨み返す一人の復讐者がいた。
 シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術士・g01415)である。
「あなたたち。ドラゴンに肩入れしてまで、わたしたちを討ちたいのかしら?」
 シルの眼は先程から、前方に展開するガーゴイルガンナーの群れを一点に見据えていた。
 無論、目的は観察などではない。その証拠に、彼女の背には、すでに一対の光の羽が背中に顕現しているのだから。
 それは高速詠唱を終えたシルが攻撃準備を完了した証。討つべき敵の居場所を視認した今、彼女を阻むものは何もない。
「――さぁ、竜の息吹を感じて凍えて眠りなさいっ!!」
 シルから生じた光が、波動となって戦場を包む。
 それが、戦闘開始の狼煙となった。

「行くよっ、竜雪光風撃!」
 開幕直後、ガーゴイルランナーの群れ目掛けてシルの魔法が叩き込まれた。
 接敵と同時の全力攻撃である。対する敵はシルの行動が想定外だったのか、銃の引鉄を引く間もなく、パラドクスの吹雪を直撃するかたちで浴びていた。挨拶代わりの一撃に、全身を凍り付かせたガンナーの悲鳴が木霊する。
『こ、凍る! 身体が……!!』『舐めやがって……! おい、やっちまえ!』
 呪詛を込めた魔弾を乱射し、シルめがけ次々に飛翔突撃を開始するガンナーたち。
 たちまち嵐のようにパラドクスが飛び交う戦場を、フィーアは真正面から堂々と駆け抜けていく。
「正面突破はあんまり好みじゃ無いけど、ここで好き嫌いは言ってられないし?」
 標的を視界に捉えると同時、改造ノートパソコン『ノーパソくん』を起動。
 流れるような指さばきでキーボードをタイプしながら術式を起動すると、飄々とした口調で敵に挑発を投げる。
「やーやー、エゼキエルの負け犬諸君。君たちの怨敵がやって来たよ? 戦術ロード、広域攻撃開始!」
 同時、フィーアの周囲に次々と生成されたのは、パラドクスで動く風のリングであった。
 戦術術式04――フィーアがノーパソくんの実行キーを押すと同時、念動力で動く円盤状の風の輪がひとつ残らず高速回転、チャクラムめいてガンナーの群れに発射される。狙う相手は、彼女の真正面。銃撃を繰り返しながら障害物に身を隠す敵は、変幻自在の軌道が売りの術式04が得意とする相手だ。
「軌道制御完了。よし、いけーっ!」
 フィーアの意思を受けて、リングが一斉に飛翔を開始した。
 狙う先はガーゴイルガンナーの顔面だ。一発、二発……標的めがけ飛来したリングが着弾と同時に爆破され、ガンナーたちは悲鳴も上げられず骸に変わっていく。破れかぶれとばかり飛び出した一体の顔面で、小さなリングが軽く弾けた。殺傷力を抑えた風に、ガンナーの顔がぶわっと歪む。
「ふふん、風が顔に纏わり付くと嫌な感じでしょ?」
『何を――』
 刹那、後方から飛来した最後のリングが、ガンナーの頭部をスライスする。
 フェイントからの不意打ちを浴びて、敵は頭部が斜め切りされた瓜のようになって絶命した。フィーアは疾駆の速度を落とさずに走り続けながら、共に戦うシルと綾音に声を掛ける。
「二人とも、上手くやれてるー?」
「大丈夫っ! このまま、どんどん進むよ!」
「綾音ちゃんもだよ。流星剣、突撃―っ!」
 綾音の背中で藍色の翼が羽ばたき、光を帯びた剣が敵陣へ降り注ぐ。
 間を置かず、串刺しにされたガンナーたちの断末魔が、折り重なるように響き渡った。三人は撃破したアークデーモンには目もくれず、なおも駆けて駆けて駆け続ける。
 一秒でも早く、一体でも多く。それこそが、彼女たちの作戦を成功へと導くのだから。

 復讐者たちが撃破を重ねるにつれて、ガーゴイルガンナーの抵抗は次第に激しさを増し始めた。
 石化の魔弾に飛翔からの突撃――それらは一撃のダメージこそ高くないが、重なればダメージは馬鹿にならない。ガンナーたちもそう判断したからこそ、決死の突撃を敢行してまで三人の復讐者の迎撃に死力を尽くしていたのだ。だが、
『な、何故だ……!?』『奴等、ダメージを殆ど負ってない……!?』
 ガンナーたちの動揺も無理からぬことではあった。
 綾音にも、フィーアにも、シルにも、彼らの攻撃は間違いなく当たっているのだ。にもかかわらず同胞のガンナーが斃れるたび、彼女たちの身体からは傷が消えていくのである。
(「うん。残留効果、準備しておいて良かった」)
 シルは自らの判断が間違っていなかったことを確信し、小さく頷いた。
 シルたちの傷を癒しているのは、彼女が発動した残留効果『グロリアス』によるものだ。
 この効果は、復讐者が敵に与えたダメージが大きいほど多くの癒しを得る。撃破に成功すれば与えたダメージの20倍もの回復が可能となる。故に2体を攻撃できるパラドクスで2体のトループス級を撃破すれば、20倍の回復が2回分発動する。トループス級という下級クロノヴェーダの群れを相手取るこの戦場で、グロリアスの力は極めて有効に働いていた。
「ああもう、さっきから嫌らしい技……別のディヴィジョンにまで来て、変な性癖披露しないで欲しいな……えいっ!」
『ぐわっ!』『ぎゃあっ!』『げえっ!』
 その証拠にフィーアなどは魔弾と突撃のコンボを喰らっても、風のリングで敵を攻撃すれば傷は瞬時に回復していった。
 無論、それを為し得ているのはグロリアスの効果だけではない。ダメージアップを駆使した威力の底上げ、ガードアップを用いた防御力の上昇、そして多数を攻撃できるパラドクスを選択して使用したことも大きいだろう。
 綾音も状況は同様で、巨大魔導狙撃銃・零式を構えたガード体勢から浴びた傷も、攻撃で敵を倒せばすぐ治って行った。
 一撃で倒しきれない敵は極僅か。それさえ次の瞬間には、移動砲台さながらに戦場を駆けるシルが着実に撃破していく。
「よしっ、残りは後少し! 一気に片付けるよ!」
『くそっ、そうはいくか……!』
「君たちに用はないんだ。さあ、首魁を出してもらおうかな? ――天の星は剣となりて道切り拓かんと降り注ぐ!」
 戦いの終幕を告げるように、綾音の背中で藍色の翼が一際強く羽ばたいた。
 ガンナーたちの頭上、鋼属性の魔力で生じた無数の剣が光属性の魔力を帯びて、流星の如く射出されていく。
 直撃を浴びたガンナーが次々に斃れていく中、最後に残った一体が破れかぶれの魔弾を放った。シルは世界樹の翼type.Aを回転させながらその一撃に耐えると、戦闘開始の時と変わらぬ眼差しでガンナーを見据え、言う。
「こんなもので、わたしたちの歩みを止められるだなんて思わないことだよ」 
 光の翼を背中に顕現させながら、シルは思った。
 グロリアスは確かに傷を癒してくれる。だが、傷を受ける時の痛みまで無くしてはくれない。
 それでも自分と仲間たちが挫けず戦い続けた理由は、どこまでもシンプルなものだと。
「わたしたちは、アークデーモンを滅ぼす。ドラゴンを、竜鱗兵を、大天使を滅ぼす」
 すべてのクロノヴェーダを滅ぼして、奪われた大地を取り戻す。それが自分たち復讐者なのだから。
 そうして放つ『竜雪光風撃』の一撃が、吹雪となって吹き荒れる。
 パラドクスの嵐が敵を蹂躙した後には、討ち尽くされたガーゴイルガンナーの屍が累々と重なるのみだ。それは拠点防衛を担うトループスの一部隊を、シルたち5名の復讐者が撃破し尽くした瞬間であった。

「これで、少しは敵の数も減ったかな?」
「みたいだね。少しずつでも減らせばいつかは……」
 ガーゴイルガンナーを掃討した戦場を見回して、フィーナと綾音が言葉を交わす。
 拠点を防衛するトループスは全滅し、これでジェネラル級の個体は一歩追い詰められたことだろう。後は、彼らを指揮するアヴァタール級の敵を撃破するのみだ。
 果たして、次の瞬間であった。
「おっと。噂をすれば……かな」
 フィーナが視線を向けた先、拠点の奥から現れた影がひとつ。
 ドラゴンにも似た頭部と翼を有するアークデーモン、『羅睺星ラーフ』の姿だった。
『見事な手並みと言っておこう、ディアボロス。だが、それもここまでだ!』
 怒りを露にラーフが告げる。
 だが、それで怯む復讐者など、この場には一人も存在しない。
 拠点の奥に居るであろうジェネラル級に刃を届かせるまで、彼女たちは立ち止まる訳にはいかないのだから。
「来たね、アヴァタール級っ!! ここは押し通らせてもらうから!!」
 シルの声を合図に、復讐者たちが一斉に戦闘態勢を取る。
 マン島を舞台とした作戦の一つが、今、決戦の火蓋を切ろうとしていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】がLV2になった!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

アンゼリカ・レンブラント
ドラゴンの支配を終わらせる時は迫っている
TOKYOエゼキエル戦争出身としても
翼持つ悪魔達は全て滅ぼすよ!

仲間と動きを合わせ攻撃開始
「ここからは私も加勢するよね!」
パラドクス通信を持ち込んだ仲間がいれば活用し、
連絡を密にして攻める

私はパラドクスの格闘攻撃で真向勝負っ!
反撃の咆哮もしっかり心を強く持って凌ぎ、
そのまま近接戦を挑む
気合い十分、技能もけして負けてない1
仲間と挟みこむように位置取って攻めていくよ

敵の隙を伺いつつ攻撃しながら
仲間を鼓舞する言葉をあげていくよ
こんな咆哮に皆の心が折れる訳はないよね
奪還の機は間近に迫っているんだから!

POWでも積極的にディフェンスを行い、
反撃の機会を得て痛打をラーフに入れていくよ

相手が弱る機が分かれば、今こそ攻め時だね!
みんなのラッシュに合わせ、最大まで力を溜めた
《光獅子闘拳》で粉砕を狙うよっ!

ジェネラル級を討ち果たし、キングアーサーを攻略する
奪還まで止まらない!
私達の心の光よ、最大まで輝けぇーっ!

なんとかなったかな。次は大物相手。気合い入れ直していくよ!


シル・ウィンディア
おほめにあずかり光栄です。
それじゃ、あなたを乗り越えさせてもらって、この先に進ませてもらうよ!
わたし達はこんなところで止められるわけにはいかないからっ!!

両手で世界樹の翼type.Bにモードを変化させた杖を構えて高速詠唱。
誘導弾を連射して目くらましにしつつ、着弾寸前に七芒星精霊収束砲を撃っていくよ!
こっちが本命だからねっ!いっけーーっ!

撃った後は、一か所にとどまらずに移動を開始。
戦法としては、トループス級と同じ形だね。
移動砲台で敵を撃つのみっ!!

パラドクス通信は常時展開。
敵がターゲットにする味方がわかれば情報伝達。
伝達して少しでも構えられるならそれに越したことはないしね。
そして、わたしの方に気が向いているなら、そのことも伝達していくよ。

敵のパラドクスも魔力砲。
魔力砲なら、わたしも負けてられないからね!
全力で対抗させてもらうからっ!

さて、これで一息かな?
それじゃ、この先のジェネラル級に向っていってみようか。
…待ってなさい。全力で立ち向かってあげるからっ!!


ラキア・ムーン
龍頭の悪魔……か
東京なんぞより、よっぽど此方の方が似合っているじゃあないか
ま、だからといってどうという訳ではないが
どの道貴様等は此処で滅ぶんだ、邪魔をしないで貰おうか

制限解除、形状変換……再誕の槍よ、その先へ
《RE》Incarnation:Extend、此れにて貴様を葬る!

残りは貴様のみ、遠慮なく行かせてもらう
高度を上げ飛距離を稼ぎ最大加速、飛翔で一気に懐まで距離を詰める
【Call:Dead_End】起動
飛翔の勢いを乗せ、そのまま穿ち貫く『貫通撃』
そしてそのまま、近接戦闘に移行
敵の動きを未来予測で観測しながらブロッキング
少しでも動きを阻害し、嫌がらせをしてやろう

こんな仕事だ
斬った張ったする事自体狂気じみたものだ
多少の狂気など貴様への……いや翼持つ者共への殺意の足しになる
『殺気』を高め、狂気の方向性を敵への殺意へと誘導し耐えよう

正直な所、ドラゴン共などどうでも良い
……どうでもよかった
だが、貴様等と組んだと言うのなら話は別だ
このディヴィジョンに居る貴様等の同胞のついでに優先して潰してやろう


一里塚・燐寧
竜鱗兵みたいな顔で、アーディティヤっぽい名前のアークデーモンたぁねぇ
それでいて地元は東京だってんだから、クロノヴェーダってふざけてるよぉ
あたしも大概テキトーだけど、きみらには負けちゃうねぇ

≪テンペスト・レイザー≫を手にアヴァタール級との戦闘に加勢
【飛翔】を重ねて、最高速で一気に高度を上げて敵の頭上を取るよぉ
取り巻きが捌けた今なら、集中攻撃を喰らう恐れも無いはずだよねぇ

そして仲間たちの攻撃に合わせて、上空から一気に仕掛けるよぉ
落下による加速を乗せて、刃を叩きつける捨て身の一撃――『屠竜技:真滅落陽斬』!
重厚な刀身が激突する衝撃で外皮を粉砕し、更に体内を回転鋸刃で切削
ギャリギャリ爆音唸らせて、真っ二つ目指しぶった斬るよぉ!
きみらのTOKYOエゼキエル戦争が終わってないってゆーなら、付き合ったげる
天使も悪魔もブッ殺す技……とくと味わいなよぉ!

反撃の咆哮に対しては、狂気を復讐のために燃やして耐え
むしろ殺気を強めて更なる攻撃を仕掛けていくよぉ
あははっ……弱い犬ほどよく吼えるって、聞いたことなぁい?


秋風・稲穂
おっと満を持して……って所かな
けど残念、私達にしてみればまだまだ些事だ
時間を掛けるつもりも無い、早々に倒させて貰おうか
こっちの狙いは、君達が守ろうとしている奴等だからね

Burn the darkとL・デルフェスを構えて戦闘態勢
距離を詰める、駆けて接近し剣戟の間合いへ
一気に仕掛ける……蒼雷連撃発動
【電撃使い】の技……叩き込む!
雷を剣に纏わせ、連続して【斬撃】を放つ
【薙ぎ払い】……斬り刻む!
小細工無し、真っ向勝負で君に勝つ

仲間と連携し、近距離の間合いを保ちながら敵を囲む
移動を制限し少しでも奴がやり辛いように立ち回ろう
未来予測で敵が熱戦を吐くタイミングを見よう
回避は無理でも、正面からの直撃は避けダメージコントロール
少しでも長く戦闘を継続できるようにしよう

一気呵成、出来る限り最短で君を打倒しよう
安心して
君の上司も後で一緒に地獄へ送ってあげる
だからこそ、こんな所で時間を食っている訳にはいかないんでね
侮る気は無い
けれども、君程度に怖気づく程やわな鍛え方はしていない!

アドリブ連携等歓迎


 戦いの前線にアヴァタール級が単騎で現れるという事態は、往々にして敵部隊の崩壊とイコールであることが多い。
 いま復讐者たちの前に現れた『羅睺星』ラーフも、実際その例から漏れてはいなかった。
『こうも容易に強襲を許すとは……不手際ここに極まれり、か』
 無念と怒りの混じった呻きを漏らし、復讐者たちを睨みつけるラーフ。
 彼の部下であるガーゴイルガンナーは既に全員撃破され、無残な屍となって転がっていた。復讐者とアークデーモン、彼我の力量差を、それは明白に示す光景であった。
『だが、まだ終わりではない! 我等アークデーモンの悲願を果たす為、彼らが退く時間を稼がせて貰うぞ!』
 執念、憎悪、憤怒、信念。
 竜頭の双眸に宿した暗い情念は、このアヴァタール級が未だ勝負を諦めていないことの証左だ。
 ジェネラル級を逃そうと足掻く敵を確実に撃破するべく、復讐者たちは己が復讐心を燃え立たせる――!

「見事な手並み、ね……。おほめにあずかり光栄です」
 接敵時にラーフが投げた言葉に、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術士・g01415)は剣呑ささえ帯びた視線で返す。
 無闇な争いは好まないシルだが、ひとたび戦うと決めた敵には容赦をしない。
 その証拠に、彼女が構える世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』type.Bの銃口は、先程からラーフの眉間を捉えて片時も離さない。シルは今、無言の牽制をラーフに送りながら、仕掛ける機を探っているのだ。
「龍頭の悪魔か。東京なんぞより、よっぽど此方の方が似合っているじゃあないか」
「本当に。満を持して……って所かな? けど残念、私たちにとっては些事なんだよね」
 それは、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)と秋風・稲穂(剣鬼・g05426)の二人も同じだった。
 拠点を守るガーゴイルガンナー相手に、先陣を切って駆け抜けた彼女たちは、共にアークデーモンへの敵意を込めた視線でラーフに切先を突きつけている。
 ラキアが構えるのは『《RE》Incarnation:Extend』。リミッターを解除し、形状変換を行った突撃槍だ。
 一方の稲穂が構えるのは『Burn the dark』と『L・デルフェス』。ガーゴイルガンナーとの戦闘でも用いた二振りの剣だ。
「邪魔をしないで貰おう、翼持つ者よ。どの道貴様等は此処で滅ぶんだ」
「そういうこと。こっちの狙いは、君たちが守ろうとしている奴等だからね」
『ふん……黙って滅んでなど、やるものか!』
 ふてぶてしい笑みを浮かべ、ラーフもまた二人に言い返す。
 劣勢なのは承知の上、その上で死力を尽くして抵抗する――このアークデーモンはそう言っているのだ。
 彼の言葉が虚仮脅しではない証拠に、全身から放たれるドス黒い戦意は、いまだ一片の陰りも見せてはいない。
(「ガーゴイルガンナーと比べて明らかに強い相手……でも」)
 そんなラーフが放つ重圧を、シルは真正面から受け止めた。
 復讐者の猛攻は凄まじく、既にジェネラル級の逃走は困難となりつつある状況。つまりこの拠点の奥には、シルや仲間たちが討つべき強敵が居るはずなのだ。その為にも、此処で時間を取られるわけにはいかない――。
 と、その時であった。
「シル! ここからは私たちも加勢するよ!」
「よろしくねぇ~。あたしも頑張っちゃうよぉ」
 発動していたパラドクス通信機を介して、彼女の良く知る二人の声が届いたのだ。
 シルの双翼であるアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の声。
 そして、頼れる仲間の一人である一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)の声が。
「ごめん、遅れちゃって! よろしく!」
 救援機動力で戦場に駆けつけながら、シルたちに向かって手を振るアンゼリカ。
 その手には戦姫闘拳『Shine Fist』が装着され、すでに準備は万端だ。シルたちの隣に肩を並べると、アンゼリカは固めた拳をラーフにグッと突きつけ、告げる。
「私たちは、ドラゴンの支配を終わらせる。翼持つ悪魔たちも全て滅ぼすよ!」
「ふーん、きみがラーフ? 竜鱗兵みたいな顔で、アーディティヤっぽい名前のアークデーモンたぁねぇ」
 燐寧もまた、チェーンソー大剣≪テンペスト・レイザー≫をブンと構え、不敵な笑みを浮かべながら言う。
「それでいて地元は東京だってんだから、ふざけてるよぉ。あたしも大概テキトーだけど、きみらには負けちゃうねぇ」
 同時、無駄話は終わりとばかり、テンペスト・レイザーの刃が不気味な音を立てて回転を始めた。
 挑発とも冗談ともつかぬ軽い口調の燐寧だが、鎖鋸大剣を構えた彼女が放つ気配は軽薄とは程遠い。本気でアークデーモンを討ちに来た復讐者であることを、疑う者は誰もいないだろう。
「宜しくね、皆。島のジェネラル級を討つ為にも、頑張って勝とう!」
 胸の内に復讐心を燃え立たせ、アンゼリカが言った。
 TOKYOエゼキエル戦争出身の復讐者である彼女にとって、アークデーモンに抱く怒りは限りなく大きいものだ。
 そのことを良く理解しているシルもまた、ラーフに銃口を突きつけたまま、告げる。
「あなたを乗り越えさせてもらって、この先に進ませてもらうよ」
『言いたいことはそれだけか。……なら、死ぬがいい!』
 戦場の空気が、ラーフの殺気でどろりと濁る。
 シルは決意の光を宿した瞳で、それを跳ね除けるようにラーフを見据えた。
 この言葉を言い終えた瞬間が仕掛ける機となる。そんな、予知にも似た確信を胸に抱いて。
「わたしたちは――こんなところで止められる訳にはいかないからっ!!」

 次の瞬間、燦と輝くパラドクスの光が攻撃の嚆矢となった。

 世界樹の翼type.Bが発射した無数の誘導弾が、煌めく流星の如くラーフへと襲い掛かる。同時、シルは高速詠唱を完了し、収束した6属性のエネルギーに時空の力を込めた。
「こっちが本命だからねっ! いっけーーっ!」
 シルの背後に四対の魔力翼が展開する。
 そうして放つはシルの超高出力型複合魔力砲撃――『七芒星精霊収束砲』だ。
 フェイントの弾幕に気を取られるよう誘導し、ダメージアップで増幅した怒りをありったけ込めた一撃は、恐るべき威力を帯びてラーフの全身を焼き焦がしていく。
『ぐうう、やってくれる……だが!!』
 刹那、ラーフの肉体が崩壊の速度を増したかと思うと、時間を巻き戻すように再生を始めた。
 それは決して回復ではない。アークデーモンたる彼が駆使するパラドクス、『不滅の竜頭』の前動作である。
『砲撃を使えるのが、貴様だけだと思うな!!』
 大きく開かれたラーフの口から放たれた魔力砲が、反撃となってシルに襲い掛かった。
 衝撃で吹き飛んだ体勢をすぐに立て直すシル。立て続けに迫る砲撃の嵐を彼女はガードアップで凌いでいく。一撃浴びれば体の芯まで痺れるような衝撃は、術者であるラーフの肉体をも自壊させていた。死を免れているのは、砲撃で崩れた部分の体がパラドクスで再生しているからだ。
「どういう能力なんだろう、あれ……シル、大丈夫?」
「うん、平気っ!」
 アンゼリカの言葉に頷くと、シルは息を揃えるようにして、戦場を自在に駆けまわり始めた。
 自身を移動砲台と化しつつ仲間との連携で敵を翻弄する――トループス級との戦闘で彼女が見せた戦法であった。
 だが、あの時とは違う点がひとつある。それは連携する仲間たちの中に、シルの双翼であるアンゼリカがいるという事実。どれだけ砲撃を浴びようと今のシルに不安や恐怖はない。阿吽の呼吸で、双翼の攻勢はさらに激しさを増していく。
 いや、激しさを増したのはシルとアンゼリカだけではなかった。
「昼だろうが夜だろうが、あたしがいる時が逢魔が時だよぉ?」
『なに……?』
 ふいにラーフの頭上から、燐寧の声が響く。
 次の瞬間、けたたましく鳴り響くのはチェーンソーの駆動音。ヒュウと空を切る音と共に、重い一撃が叩きつけられる。
 それは燐寧の≪テンペスト・レイザー≫が放つパラドクス、『屠竜技:真滅落陽斬』の一撃であった。
『ぐおぉっ!?』
「あははっ、きみの命も、地平線に沈めたげる! 真っ二つ目指しぶった斬るよぉ!」
 驚きに目を見開くラーフに、燐寧が振り下ろした鎖鋸大剣が更に不穏な唸りを上げて迫る。
 体重と落下速度を込めて斬りつける屠竜技は、シンプルながら極悪な威力を誇るパラドクスだ。ギャリギャリと爆音を唸らせる回転刃に、咄嗟に頭を庇ったラーフの腕から肉体の破片が氷片めいてボロボロと剥がれ落ちていく。外皮を砕かんばかりの勢いで重い刃を押し込みながら、燐寧の猛攻はなおも止まらない。
「きみらのTOKYOエゼキエル戦争が終わってないってゆーなら、付き合ったげる。
 天使も悪魔もブッ殺す技……とくと味わいなよぉ!」
『ぐ、おおおおおおおおおおっ!!』
 このままでは両断される――そう直感したのか、咆哮をあげながら力ずくで刃を弾き飛ばすラーフ。
 だが、そこへ休む間を与えるほど復讐者は甘くない。肉薄してチャンスを伺っていたアンゼリカと稲穂が、すぐさま次なる攻撃を繰り出していく。
「稲穂さん!」
「任せて。ラーフ、覚悟!」
 アンゼリカと息を合わせ、肉薄した稲穂が二振りの剣で斬撃を放つ。
 剣に雷を帯びて放つパラドクス『蒼雷連撃』だ。稲妻を帯びたBurn the darkとL・デルフェスが、蒼色の軌跡を描きながら縦横無尽にラーフへと食らいつく。斬りつけ、薙ぎ払い、稲穂が刃を振るうたび、蒼雷はラーフを焦がし切り裂いた。
「小細工なし、真っ向勝負で君に勝つ!」
『……いい度胸だ。消し炭になれ!!』
 刹那、切傷を負ったラーフの放つ熱線が、稲穂の身体を捉えた。
 太陽の熱を収束させた高熱は、大抵の物ならば易々と溶断する威力を誇る。復讐者とて真面に浴びればただでは済まない。それを稲穂はそれを俊敏な足さばきとガードアップで受けながら、巧みに直撃を逸らしていく。
 多少のダメージなど気にならない、戦いはこれからだ。稲穂も彼女の仲間たちも、その猛攻はますます止まらない――!

 パラドクスの砲撃が飛び交う。
 戦場を轟音が包み、魔力を帯びた衝撃が剣戟と共に荒れ狂う。
 アンゼリカは砲撃を掻い潜りながらラーフへ肉薄すると、牽制を交えながら相手の動きを巧みに封じていった。
「シル、今っ!」
「うん! 魔力砲なら、わたしも負けてられないからね!」
 通信機を介して合図を送り合えば、次の瞬間にはシルの砲撃がすかさず飛来する。
 攻撃を受け続けたラーフの体は黒く焦げ付いて、傍目にも明らかな程にダメージを重ねている状態だ。彼を蝕むのはシルの魔法だけではない。オーラを帯びたアンゼリカの拳は、繰り出すたびにパラドクスを帯びてラーフの体にめり込んだ。外見でこそ分からないが、重くなった敵の足取りはダメージの着実な蓄積を物語っていた。
『まだ一人も倒れん、だと……? ちっ、しぶとい奴等め……!!』
「侮る気は無い。けれども、君程度に後れを取るほど柔な鍛え方はしていないよ、ラーフ!」
 稲穂が投げた言葉は、その場の全員の心を代弁するものであったろう。
 クロノヴェーダは確かに手強い。稲穂たちが狙うジェネラル級となれば猶更だ。
 だが、そんな強い敵を相手に何度も戦い、死線を潜り抜け、勝利して来たのが復讐者だ。故に稲穂は確信する。この戦いは自分たちが勝つと。ラーフだけではない、島のジェネラル級の一体も逃がすこと無く、滅ぼしてみせると!
「皆、もう一息だ。頑張ろう!」
「ああ。……残るは貴様のみだ、遠慮なく行かせてもらうぞ、ラーフ!」
 次の刹那、ラキアが高度を下げた飛翔で加速する。
 『Call:Dead_End』発動。リミッターを解除して速度を乗せた突撃槍は漆黒の尾を引いてラーフを穿ち、傷を刻んだ。着地と同時、ラキアは接近戦へとなだれ込む。アンゼリカや稲穂らと共に敵を挟み込む位置取りだ。
 復讐者の猛攻は止まらない。ラキアに続き、シルの砲撃が、アンゼリカの拳が、更には稲穂の斬撃が浴びせられ、ラーフはじわじわと窮地に追い込まれていく。燐寧などは反撃で浴びた悪星の咆哮を物ともせず、狂気を心の中で残らず薪に変えて、復讐の炎に投げ込んでいた。夥しい殺気を溢れるに任せ、捨て身で鎖鋸剣を振るい続けている。
「あははっ……弱い犬ほどよく吼えるって、聞いたことなぁい?」
 そんな燐寧と息を合わせ、ラキアがラーフに言う。
「翼持つ者共は残らず滅殺してやる。貴様も、ジェネラル級も、残らずだ!」
『貴様ら、この程度で……調子に乗るな! ガアアアアアアアッ!!』
 その直後、しかしラーフは月の光を吸収すると、最後の悪あがきとばかりラキアへ悪星の咆哮を浴びせてきた。
 だが、所詮は悪足掻きだ。魔力を宿した咆哮に精神を蝕まれながら、ラキアはいまだ倒れない。他の復讐者たちも同様だ。
 戦いの流れは完全に復讐者の側にある。アンゼリカはそれを示すように拳を天に突き上げると、高々と鼓舞の声をあげた。戦場の仲間みんなに届くように。この戦いを勝利で締めくくれるように。
「こんな咆哮に皆の心が折れる訳はないよね。奪還の機は間近に迫っているんだから!」
「もちろんだよぉ~。じゃ、そろそろ終わりにしちゃおうかぁ」
「……そうだな。幕引きと行こうか」
 咆哮を振り払ったアンゼリカと燐寧の言葉に微笑を浮かべ、ラキアは己の精神を蝕む狂気にふと愛おしさを覚えた。
 元より斬った張ったする事自体狂気じみたもの。多少の狂気など望むところだ。
 好きなだけ蝕むがいい。自分はそれら全てを翼持つ者共への殺意に変えて、いくらでも戦い続けてやる。
「制限解除、形状変換……再誕の槍よ、その先へ。此れにて貴様を葬る!」
 《RE》Incarnation:Extendを構えたラキアが、『Call:Dead_End』の術式を発動。
 翼持つ者――大天使やアークデーモンへの限りない怒りを込め、反撃の刺突を叩き込む。加速からの命中と同時、肉を裂き骨を砕く手応えを槍を介して感じながら、ラキアはどこか穏やかな口調でラーフに言った。
「正直な所、私はドラゴン共などどうでも良い……どうでもよかった」
『ぐ……ううううう!』
「だが、貴様等と組んだと言うのなら話は別だ。貴様等の同胞のついでに優先して潰してやろう!」
 ラキアが脇腹に穿った大穴は、もはや修復されることはない。
 其れは同時に、ラーフの命が終わりを迎えつつある証でもあった。ラキアの刺突とシルの砲撃が間断なく繰り出される中、アンゼリカは最大まで力を溜めた一撃を叩き込む!
「私たちはジェネラル級を討ち果たし、キングアーサーを攻め落とす! 心の光よ、最大まで輝けぇーっ!」
 アンゼリカの拳に、黄金獅子状のオーラが凝縮する。
 腰を落として真っ直ぐに放つ『光獅子闘拳』の正拳突きは、パラドクスの輝きに導かれるようにラーフの心臓を打ち砕き、跡形も残らず粉砕した。
 その一撃が、とどめ。
『ここまで……か……くそおぉぉぉぉぉぁっ!!』
 禍々しい星の光に包まれた敵の肉体が、無念の叫びだけを遺して跡形も無く崩れ去る。
 後にはただ激闘を物語る壊れかけの拠点と、朽ち行くガンナーの骸が残るのみ。
 それがアヴァタール級アークデーモン『羅睺星』ラーフとの、戦いの終わりであった。

「ふう、なんとかなったかな? 次は大物相手。気合い入れ直していくよ!」
 そうして戦いの決着を確認すると、アンゼリカは四人を振り返った。
 戦闘不能者は出ていないが、それに安心している暇はない。復讐者たちの戦いは、むしろここからが本番と言って良い。
 無論、それは全員承知の上。攻勢が佳境を迎えつつある今、ここで踏ん張れるか否かは今後の展開を大きく変えるだろう。
「この先に居るのはジェネラル級か……待ってなさい、全力で立ち向かってあげるからっ!!」
「ああ、終わらせはしないとも。翼持つ者共も、キングアーサーの奴等も、残さず滅ぼしてやろうじゃないか」
「あはっ、次はどんな奴が出て来るかなぁ。クロノヴェーダはみーんなバラバラにしてあげるよぉ!」
「……さよなら、ラーフ。君の上司も、すぐに一緒に地獄へ送ってあげるよ」
 立ち止まっている暇はない。振り返る暇もない。
 マン島のジェネラル級を残らず滅ぼすため、復讐者たちは新たな戦場を目指して疾駆していった。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【飛翔】がLV4になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年11月06日

第二次マン島強襲作戦

 攻略旅団の提案により、王妃竜グィネヴィアに従うジェネラル級アークデーモンを狙う作戦を行ないます。
 攻撃を行うのは、《七曜の戦》で王妃竜グィネヴィアによるアイルランド奪還軍の拠点となっていたマン島です。
《七曜の戦》において、マン島にいたアイルランド奪還軍は壊滅させたのですが、アークデーモンの軍勢の一部が、放棄された拠点を拠点を再利用しているようなのです。

 マン島に向かい、アークデーモンの軍勢に対して攻撃を仕掛けてください。
 マン島には、アークデーモンの他に、護衛戦力として竜鱗兵も配置されているようです。

※マン島決戦について
 ディアボロスがマン島に攻め寄せた場合、マン島にいるジェネラル級は、配下を見捨ててマン島から撤退を行います。
 撤退を阻止して決戦を行う為には、一気呵成にマン島に攻め寄せる必要があるでしょう。
 11月8日までに、この事件の全てのシナリオで獲得した、総🔵数が20を超えた場合、撤退が間に合わなかったジェネラル級との決戦に挑む事が出来ます。
 🔵数が多ければ多い程、決戦を行えるジェネラル級の数が増えていきます。
(🔵20で1体、🔵40で2体、🔵80で3体、🔵160で4体となります)


王妃竜グィネヴィア

ミセス・モーガン


タグの編集

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 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#幻想竜域キングアーサー
🔒
#第二次マン島強襲作戦
🔒
#王妃竜グィネヴィア
🔒
#マン島
🔒
#ミセス・モーガン
🔒
#アークデーモン


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選択肢👾拠点防衛のトループス級『ガーゴイルガンナー』のルール

 防衛拠点でディアボロスを迎撃するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 クロノヴェーダは、砦に布陣したり、城壁やバリケードを利用する為、有利に戦いを進めていきます。
 なんの工夫も無く漠然と戦うだけでは、苦戦(🔴を得やすくなる)してしまうでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは👿のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『『羅睺星』ラーフ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「冰室・冷桜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。